JP4579659B2 - イオン濃度測定装置及び薬品濃度制御装置 - Google Patents

イオン濃度測定装置及び薬品濃度制御装置 Download PDF

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本発明は、イオン濃度測定装置及び薬品濃度制御装置に関し、更に詳しくは、イオン電極を用いて循環水などの溶液中に含まれるイオン成分を定量するイオン濃度測定装置、及び、これを用いた薬品濃度制御装置に関する。
工業用水は、製造業を含む多くの工業分野において、重要な役割を果たしており、循環水系で用いられることも多い。循環水系には、例えば、ボイラー水系や、開放系又は閉鎖系の冷却水系などがある。これら循環水系には、腐食、スケール、スライム等の配管系統における障害を防ぐために、防蝕剤、分散剤、スケール防止剤、殺菌剤、スライム防除剤などの種々の水処理用薬品が使用されている。
循環水系で、各種の薬品によって適切な水処理を行い、これら薬品が有する効果を持続させるためには、薬品の濃度を正確に把握し、適切な濃度制御を行うことが重要である。薬剤濃度を把握する方法としては、例えば、イオン電極を用いて、薬品などに含まれるイオン成分を検出する方法が用いられている。例えば特許文献1には、リチウムイオン電極を用い、トレーサー物質として水処理用薬品に添加したリチウムイオン濃度を測定することにより、循環水中に含まれる水処理用薬品の濃度を制御する方法が記載されている。また同様の技術として、特許文献2には、水処理用薬品に添加した不活性トレーサー(カリウムイオン)を、同様にイオン電極を用いて測定する手法が記載されている。
イオン電極を用いるイオン濃度測定法では、イオン選択性電極と参照電極の組合せからなる一対のイオン電極が用いられる。イオン選択性電極は特定のイオンに対して選択的に応答する感応膜を備え、この感応膜が被測定溶液中の特定イオンに接すると、その濃度に応じた膜電位を発生させる。溶液中に浸漬させた参照電極を、イオン選択性電極の対極として用い、これら電極を直流電位差計に接続し、両電極間の電位差を測定することにより、膜電位が測定される。このとき直流電位差計により測定される相対電位が応答電位と呼ばれる。
応答電位Eと被測定溶液中のイオン濃度Cとの間には次式に示す関係がある。
Figure 0004579659
この式はネルンスト式と呼ばれる。ここでE0は25℃での標準電極電位、Rは気体定数、Tは絶対温度、Zは測定対象イオンの電荷数、Fはファラデー定数、Logは常用対数である。式1中の2.303RT/ZFをネルンスト定数と呼び、イオン濃度が10倍変化したときの式1の右辺の変化値を理論応答勾配又はネルンスト勾配という。例えば1価イオンの25℃でのネルンスト勾配理論値は約59mVとなる。イオン電極測定法については、例えばイオン電極測定方法通則(JIS K 0122・日本規格協会発行)に詳しい。
図14は、特許文献1に記載された従来の薬品濃度制御装置の構成を示すブロックである。イオン選択性電極11及び参照電極12から成るイオン電極間に発生する応答電位は、ポンプ制御部50に入力され、ポンプ制御部50のOPアンプ22により増幅された後に、A/D変換(ADC)30によりデジタル化され、演算部40に入力される。演算部40は、デジタル化された応答電位信号をイオン濃度に変換し、循環水中に含まれる水処理用薬品の濃度を算出した後に、薬液注入ポンプ67の動作状態を決定する。駆動部51は、演算部40で決定された動作状態に従い、薬液注入ポンプ67を駆動する。ポンプ制御部50のグランド53は大地グランド55に接続され、循環水は、冷却塔、冷却水貯槽、冷却水配管等を介して大地グランド15に導通している。
図14の薬品濃度制御装置では、循環水と大地グランド15との間には接地抵抗Rが、また、この大地グランド15とポンプ制御部50のグランド53が接続されている大地グランド55との間には、接地間抵抗Rgが存在する。これらの抵抗にノイズ電流I及びIgが流れると、
Figure 0004579659
のノイズ電圧が発生する。接地抵抗Rや接地間抵抗Rgは、設置場所、設置方法、天候、気温、湿度などによって変化し、ノイズ電流IやIgも設備機器の稼働状態などによって大きく変動する。特に冷却塔では、冷却水がビル内の空調やプラントの冷却に利用されて循環していることから、運転状態による接地抵抗の変動が激しく、ノイズ混入が生じやすいという問題がある。この場合、イオン電極と大地との間、及び、双方のイオン電極間には、極めて大きな抵抗、例えば数百MΩ〜1GΩ程度と大きな抵抗があること、及び、双方のイオン電極の構造が大きく異なるため、それらと大地グランドとの間の抵抗値も大きく異なることが、このノイズの問題を複雑にする。
特許文献2には、イオン選択性電極及び参照電極に加えて、接地電極を用いたイオン濃度計が記載されている。図15は、このような型式のイオン濃度計を用いた薬品濃度制御装置の構成を示す。接地電極17は大地グランド18に接続されている。大地グランド55と接地電極17とを同じ電位に保つことにより、循環水とポンプ制御部50の信号グランド53との間に発生するノイズ電圧が抑制される効果が期待される。
しかし、一般に、冷却塔はビル屋上などの屋外に設置されており且つポンプ制御部50には風雨対策が必要なこと、及び、循環水系中でイオン電極11、12が設置できる場所(循環水系の開放部分)は限られていることなどから、イオン電極11、12とポンプ制御部50とは離れた場所に設置される。その結果、接地電極17からポンプ制御部50までの信号線13は長くなり、大地グランド55と接地電極17とを同じ電位に保つことは、現実には困難である。
式1から明らかな通り、例えば1価イオンの濃度を周囲温度25℃の条件で測定する場合には、1mVの測定誤差はイオン濃度の測定誤差約4%に相当し、また2価イオンの濃度を周囲温度25℃の条件で測定する場合には、1mVの測定誤差はイオン濃度の測定誤差約8%に相当する。従って、イオン電極を用いて溶液中のイオン濃度を測定する薬品濃度制御装置では、応答電位の測定精度が極めて重要であり、図14及び15に示した従来技術では、限られた精度によるイオン濃度の制御のみが可能であり、実用的に充分な精度で循環水中の薬品濃度の制御を行うことは困難である。
図15に示した薬品濃度制御装置では、更に、接地電極17の表面の腐食やスケール等の付着により、表面抵抗が発生するため、接地電極17を頻繁に新しい物に交換する必要があり、費用がかさむという問題もある。
本発明は、上記従来技術における問題点に鑑み、高い精度で且つ安定的にイオン濃度の測定が可能なイオン濃度測定装置、及び、これを利用した薬品濃度制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のイオン濃度測定装置は、溶液中に浸漬され、溶液中のイオン成分の濃度に応答する応答電位を発生する、イオン選択性電極および参照電極からなる一対のイオン電極と、
前記一対のイオン電極が発生する応答電位を増幅して応答電位信号を発生する増幅回路と、
前記増幅回路から出力される応答電位信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路と、
前記A/D変換回路でデジタル化された応答電位信号に基づいて溶液中に含まれるイオン濃度を算出する演算回路とを備えるイオン濃度測定装置において、
前記増幅回路の2つの入力のうちの一方の入力と前記参照電極とを結ぶ信号線に接続されたグランドである、増幅回路のグランドを大地グランドから絶縁すると共に、前記増幅回路のグランドと大地グランドとの間を所定の周波数以上で又は所定の電位差以上でカップリングするカップリング手段で接続することを特徴とする。
また、本発明の薬品濃度制御装置は、イオン成分を含む薬品を循環水中に添加する薬液注入ポンプと、
前記循環水中に浸漬され、前記イオン成分の濃度に応答する応答電位を発生する、イオン選択性電極および参照電極からなる一対のイオン電極と、
前記イオン電極が発生する応答電位を増幅し応答電位信号を発生する増幅回路と、該増幅回路から出力される応答電位信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路と、該A/D変換回路でデジタル化された応答電位信号に基づいて循環水中に含まれる薬品濃度を算出し、該薬品濃度に基づいて前記薬液注入ポンプを駆動するための制御信号を生成する演算回路とを有する制御部とを備え、
前記演算回路によって生成された制御信号に基づいて前記薬液注入ポンプを駆動することによって、循環水中の薬品の濃度を制御する薬品濃度制御装置において、
前記増幅回路の2つの入力のうち、一方の入力と前記参照電極とを結ぶ信号線に接続されたグランドである、前記増幅回路のグランドを大地グランドから絶縁すると共に、前記増幅回路のグランドと大地グランドとの間を所定の周波数以上で又は所定の電位差以上でカップリングするカップリング手段で接続することを特徴とする。
本発明のイオン濃度測定装置及び薬品濃度制御装置によると、増幅回路のグランドと大地グランドとの間を絶縁する構成により、増幅回路の外部から、増幅回路のグランドを経由して増幅回路の入力側に侵入するノイズが低減すると共に、増幅回路のグランドに侵入するサージ性の過電圧は、カップリング手段を経由して大地グランドに逃がされるので、高い精度で且つ安定的にイオン濃度の測定が可能である。また、薬品濃度制御装置は、高い精度で薬品濃度の制御を行うことが出来る。
本発明のイオン濃度測定装置及び薬品濃度測定装置における特に好ましい態様では、前記カップリング手段としてアレスタを採用して、増幅回路のグランドと他の回路のグランド及び大地グランドとの間を接続する。また、アレスタに代えてキャパシタを採用すること、又は、アレスタにキャパシタを並列に接続することも本発明の好ましい態様である。
本発明の更に好ましい態様では、前記イオン電極と前記増幅回路とを結ぶ信号線のシールドを前記増幅回路のグランドに接続する。この場合、イオン電極と増幅回路との間を接続する信号線に侵入するノイズが低減可能である。
更に、前記増幅回路の電源と前記A/D変換回路及び演算回路の電源との間、前記増幅回路の出力と前記A/D変換回路の入力との間、及び、前記A/D変換回路と前記演算回路との間を、それぞれ絶縁することも本発明の好ましい態様である。この場合、電源線を経由して増幅回路に回り込むノイズや、信号線を経由してデジタル回路からアナログ回路である増幅回路に回り込むノイズが低減するため、増幅回路の出力におけるノイズが低減し、より精度が高いイオン濃度の計測が可能である。
特に、A/D変換回路と演算回路との間を絶縁(アイソレーション)する構成は、A/D変換回路のコンパレータで使用する基準電位が、コンピュータ側から逆流する信号ノイズによって影響を受けることを防止するものと考えられる。このアイソレータとしてフォトカプラを用いると、フォトカプラは電流駆動であるため、配線長が長くてもノイズの影響を受けにくく、特に好ましい。
図1は、本発明の一実施形態に係る薬品濃度制御装置を示す。薬品濃度制御装置100は、冷却塔内の冷却水中に浸漬されるイオン選択性電極11及び参照電極12から成る一対のイオン電極と、冷却水中に水処理用の薬液を注入する薬液注入ポンプ67と、イオン電極11、12から応答電位を受信し、また、薬品流量計から流量信号を、循環ポンプの制御回路から循環ポンプの運転信号をそれぞれ受信し、薬液注入ポンプ67の回転を制御する制御信号を生成するポンプ制御部50とから構成される。
ポンプ制御部50には、イオン電極11、12から応答電位を入力する増幅部20と、増幅部20で増幅された応答電位である応答電位信号を入力しこれをデジタル信号に変換するA/D変換器(ADC)30と、A/D変換器30から入力されるデジタル応答電位信号と、外部から入力される流量信号及び循環ポンプ運転信号と所定のアルゴリズムとに基づいて演算を行い、薬液注入ポンプ67を制御するポンプ制御信号を生成する演算部40と、演算部40が出力するポンプ制御信号に基づいて薬液注入ポンプを駆動する駆動部51と、ポンプ制御部50内の各回路に電源ライン54を介して、DC電源V1、V2、−V1を供給する電源回路52とが配設される。
増幅部20は、ポンプ制御部50の電源回路52から供給されるDC電源V2を増幅部20に専用のDC電源に変換する電源部(DC−DCコンバータ)21と、DC−DCコンバータ21からDC電源を受け、応答電位を増幅するオペレーションアンプ(OPアンプ)22と、OPアンプ22の出力信号を絶縁するアイソレータ23と、増幅部20に専用の増幅部グランド25とポンプ制御部50のグランド53との間に挿入されるアレスタ24とを備える。アイソレータ23には、例えばアイソレーションアンプが使用される。
OPアンプ22には、増幅部20のDC−DCコンバータ21から正極性及び負極性の電源が電源ライン26を経由して入力される。OPアンプ22の出力は、アイソレータ23を介して、A/D変換器30に入力される。
演算部40は、A/D変換器30から入力されるデジタルの応答電位信号(イオン濃度信号)、外部から入力される流量計信号及び循環ポンプ運転信号に基づいて演算して薬液注入量を求め、それに基づいてポンプ制御信号を生成して駆動部51に入力する機能を有する。
図2は、上記実施形態の薬品濃度制御装置100が設置される冷却水循環系の構成を示している。冷却水循環系60は、冷却水貯槽61と、冷却水を循環させる循環ポンプ62と、循環ポンプ62によって冷却水貯槽61から送られる冷却水と室内の空調に利用される冷水との間で熱交換を行う熱交換器63と、熱交換器63で熱交換によって温められた冷却水を冷却する冷却塔64と、冷却塔64に付属し冷却水中にイオン電極11、12を収容する冷却水ピット65と、水処理用の薬液を貯蔵する薬液タンク66と、図1に示した構成を有するポンプ制御部50と、ポンプ制御部50によって制御されて薬液タンク66から冷却水貯槽61に向けて薬液を注入する薬液注入ポンプ67とを有する。駆動部51は、ポンプ制御信号に基づいて薬液注入ポンプ67を駆動する。
上記実施形態の薬品濃度制御装置100では、イオン電極11、12間に発生した応答電位は、信号線13を経由してOPアンプ22に入力され、OPアンプ22によって増幅される。OPアンプ22で増幅された応答電位は、A/D変換器30によってデジタル信号に変換されて、演算部40に入力する。演算部40では、入力したデジタル信号の応答電位(E)から、式1を利用した演算を行って、冷却水中のイオン濃度(C)を求め、冷却水中に含まれている水処理用薬品の濃度を算出する。演算部40は、演算された冷却水中の薬品濃度と、循環ポンプ62の運転状態と、冷却水中に導入される薬液の流量信号と、予め定められた制御アルゴリズムとに従い、薬液注入ポンプ67の動作を決定して、ポンプ制御信号を生成し、駆動部51に与える。駆動部51は、それに従って、薬液注入ポンプ67を駆動する。
上記実施形態の薬品濃度制御装置100は、増幅部グランド25とポンプ制御部50全体のグランド53とをアレスタ24によって分離した構成により、増幅部グランド25と、冷却水ピット65のグランド15との間で回り込む電流がなく、従ってノイズの侵入が防止できる。アレスタ24は、信号線13などを介して静電誘導や電磁誘導などによって侵入するサージ電圧等の過電圧から増幅部20を保護する。アレスタ24に代えて、或いは、アレスタ24と並列に、キャパシタを増幅部グランド25とポンプ制御部50のグランド53との間に接続しても良い。
上記実施形態では、ポンプ制御部50の電源ライン54と増幅部20の電源ライン26とをDC−DCコンバータ21を介して分離し、且つ、OPアンプ22の出力とA/D変換器30の入力との間にアイソレータ23を挿入したので、ポンプ制御部50の増幅部20外の信号ラインや電源ラインから、増幅部20内の電源ラインや信号ラインを経由して、OPアンプ22に回り込むノイズが低減できる。このため、精度が高い応答電位の測定が可能となる。
イオン選択性電極11としては、検出目的のイオンに対して選択的に応答する感応部があり、この感応部が被測定溶液中のイオンに接すると、その濃度に応じた膜電位を生じる材料を使用する。一例として、ナトリウムイオン電極、リチウムイオン電極、カルシウムイオン電極、カリウムイオン電極、塩化物イオン電極、フッ素イオン電極、銅イオン電極等が挙げられる。イオン電極については、特許文献1に詳細な記載がある。
参照電極12としては、基準電位を発生する材料を使用したものであれば良く、例えば銀/塩化銀電極が好適に用いられる。
OPアンプ22は、OPアンプ22からイオン電極側を見たインピーダンスが数百MΩ〜1GΩ程度と極めて高いので、特に高入力インピーダンスのOPアンプが好ましい。アイソレータ23としては、入力と出力の回路間が絶縁されるものであればよく、アイソレーションアンプ、アイソレーショントランス等が用いられる。
演算部40としては、デジタル化された応答電位信号をイオン濃度に変換する機能、イオン濃度を薬品濃度に換算する機能、及び、求めた薬品濃度から薬液注入ポンプ67の動作を決定する機能とを有し、例えばマイクロコンピュータにより構成される。しかし、特にマイクロコンピュータに限定されない。
駆動部51は、演算部40により決定された薬液注入ポンプ67の制御信号に従って、薬液注入ポンプ67を駆動する機能を有するものであればよく、例えば、無電圧接点出力、パルス出力、ロジック出力等、使用する薬液注入ポンプ67の入力仕様に応じて用いることができる。これらの出力は、リレー、フォトカプラー等を用い、演算部40の出力信号線と絶縁することにより、薬液注入ポンプ67を駆動するモータからのノイズを低減することが好ましい。
駆動部51は、単に薬液注入ポンプ67の電源をオン/オフする回路でもよい。この場合、リレー回路を用い薬液注入ポンプ67の電源ラインと演算部40からの信号線とを静電的及び電磁誘導的に切り離すことが好ましい。例えば、リレー動作時のノイズ低減のために、ゼロクロス式ソリッドステート・リレーを用いることが好ましい。
図3は、本発明の第2の実施形態に係る薬品濃度制御装置100Aの構成を示す。本実施形態例の薬品濃度制御装置の構成は、信号線13としてシールド線を使用し、そのシールド14を増幅部20の専用グランド25に接続した点において、図1に示した薬品濃度制御装置と異なり、その他の構成は同様である。本実施形態では、信号線13を静電遮蔽するシールド14を、参照電極12からの信号線13と共通に増幅部グランド25に接続する構成により、信号経路が長い信号線13から静電誘導などによって侵入する静電ノイズを効果的に低減する。また、シールド14を経由して過電圧が侵入する場合には、その内静電性の過電圧は、信号線13及びイオン電極11、12を経由して大地グランド15に逃がされ、また、サージ性の過電圧は、アレスタ24によって制御部のグランド53を経由して大地グランド55に逃がされる。
図4は、本発明の第3の実施形態に係る薬品濃度制御装置100Bの構成を示す。本実施形態の薬品濃度制御装置の構成は、A/D変換器30と演算部40との間にアイソレータを構成するフォトカプラ31を挿入した点において、図1に示した薬品濃度制御装置と異なり、その他の構成は同様である。本実施形態では、フォトカプラ31を挿入したことにより、デジタル回路を構成する演算部40からA/D変換器30を介してアナログ回路を構成する増幅部20にノイズが侵入することによって、イオン濃度の検出精度が低下することを防止している。
以下、本発明の実施例について具体的に説明する。実施例では、水処理用薬品にトレーサー物質としてリチウムイオンを添加し、リチウムイオン濃度をリチウムイオン電極により測定することで、冷却水中に含まれる水処理用薬品の濃度を制御した例を示す。しかし、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
実施例1〜3の薬品濃度制御装置として図5〜図7に示した構成のものを製作した。
制御部
OPアンプ22には、ICL7611DCPA(Intersil社製)とOP177DS(Analog Devices社製)を直列に接続した回路を、アイソレータ23には、アイソレーションアンプISO124P(BurrBrown社製)を、A/D変換器30には、ICL7135CPI(Intersil社製)を、演算部40のマイクロコンピュータには、H8(日立製作所社製)をそれぞれ用いた。MPU41には、キー入力回路42、液晶表示回路43が接続してあり、外部から操作入力が可能となるようにした。タイマー回路44は、現在時刻をMPU41に入力するために用いた。メモリー回路45には、薬品濃度制御装置100の様々な設定値や経時データを保存させることとした。
駆動部51には、ソリッドステートリレーを用い、これによって薬液注入ポンプ67を駆動することとした。各種警報を出力するための警報出力回路46、薬品濃度の測定値を4−20mV又は1−5V信号として出力するためのデジタル−アナログ変換回路47、メモリー回路に保存された経時データを外部に取り出すためのシリアル通信回路48を備えた。ポンプ制御部50への電源供給は電源回路52により行われ、増幅部20のDC−DCコンバータ21には、NMA0505D(C&D Technologies)を使用した。
MPU41には、予め検量しておいた式を用い、入力された応答電位からリチウムイオン濃度を算出し、リチウムイオン濃度と薬品濃度換算係数とに基づいて、冷却水中に含まれる薬品濃度を計算し、さらに、予め設定された目標薬品濃度と比較することにより、薬液注入ポンプ67のOn/Offを制御する信号を発生するようプログラミングを行った。
また、より確実な濃度制御を行うため、薬液注入ポンプ67の吐出側流量を計測する流量計から出力される流量計信号、及び、循環ポンプの運転信号をMPU41に入力させている。流量計信号の入力は、薬液注入ポンプの故障を検出するため、循環ポンプ運転信号の入力は、冷却塔の運転停止時に薬液注入ポンプを止め、過剰な薬品の投入を防止するためである。
イオン電極
イオン選択性電極11は、感応膜、内部溶液、内部参照電極から構成される。内部参照電極には、銀−塩化銀電極を用いた。内部溶液には0.01mol/Lの塩化リチウム溶液を用いた。感応膜は、リチウムイオン選択性配位分子とアニオン排除剤とを膜溶媒に溶解し、これにポリ塩化ビニルを溶解したテトラヒドロフラン溶液を加え、よく攪拌した後にガラスシャーレ上に展開して一昼夜の間乾燥させ、製膜した。その後、直径6mmの膜を切り出し、外筒に取り付けた。なお、内部参照電極及び外筒は市販の液体膜型イオン電極キット(東亜ディーケーケー社製)を用いた。
感応膜は液体膜であり、その組成は表1の通りとした。アニオン排除剤としてはK−TCPB(同仁化学研究所社製)を、膜溶媒としてはNPOE(同仁化学研究所社製)を用いた。また、リチウムイオン選択性配位分子としては、2,2,3,3ーテトラメチル−9−テトラデシル−1,4,8,11ーテトラオキサシクロテトラデカン(同仁化学研究所社製)を用いた。
Figure 0004579659
参照電極12には、内部液無補給型比較電極(東亜ディーケーケー社製・品番4401L型)を使用した。
冷却塔
開放循環冷却水系で試験を実施した。試験のセットアップは図2に示すとおりである。また実験を行った開放循環冷却水系の運転条件を以下に示す。
原水:埼玉県戸田市工業用水
保有水量:2トン
循環水量:1トン/分
熱交換器の冷却水入口水温:25℃
熱交換器の冷却水出口水温:35℃
なお、蒸発水量、及び、飛散水相当分は戸田市工業用水で補給した。
水処理用薬品
試験に供した水処理用薬品の配合は表2の通りである。
Figure 0004579659
トレーサー物質であるリチウムイオン源としては塩化リチウムを使用した。塩化リチウム12重量%をリチウムイオンに換算すると約2重量%なので、表2の水処理用薬品のリチウムイオン濃度に対する水処理用薬品濃度の換算係数は50倍となる。また、この水処理用薬品の目標管理濃度は50mg/Lであり、従って冷却水中でのリチウムイオン濃度は1.0mg/Lに保持すればよい。
実施例1
上記水処理用薬品を薬液タンク66に投入し、図5に示す薬品濃度制御装置により、冷却水中に含まれる薬品濃度の制御を行った。測定された薬品濃度は10分毎に記録され、メモリー回路45に保存した。また経時的に冷却水をサンプリングし、トレーサーとして含まれるリチウムイオン濃度を原子吸光法(JIS K 0101の工業用水試験方法47.2に記載のナトリウムイオンの測定方法に準じて行い、Naの原子吸光波長589.0nmに代えてのLiの原子吸光波長670.8nmを用いた)を用い分析した。
約1日間の試験終了後、薬品濃度制御装置のメモリー回路45に保存された記録を、シリアル通信回路48に接続したパーソナルコンピューターに取り出した。その結果、及び、原子吸光法により分析されたリチウムイオン濃度より算出した水処理用薬品濃度を図9に示す。折れ線が薬品濃度制御装置により測定された水処理用薬品濃度の測定値、黒丸がリチウムイオン濃度を原子吸光法により分析した後に濃度換算係数を乗じて算出した水処理用薬品濃度である。
実施例2
図6に示す第2の実施形態の薬品濃度制御装置により実施例1と同様の実験を行った。本装置は、図5の薬品濃度制御装置の信号線にシールド線を使用したものである。結果を図9と同様に図10に示す。
実施例3
図7に示す第3の実施形態の薬品濃度制御装置により実施例1と同様の実験を行った。本装置は、図5の薬品濃度制御装置のA/D変換器30とMPU41との間にフォトカプラ31を挿入したものである。結果を図9と同様に図11に示す。
比較例1
図8に示す薬品濃度制御装置により実施例1と同様の実験を行った。本装置は、増幅部20の構成が従来と同じものである。結果を図9と同様に図12に示す。
実施例1〜3及び比較例1の各薬品濃度制御装置により測定された水処理用薬品濃度の変動幅(最大値−最小値)を表3に示す。
Figure 0004579659
実施例1〜3及び比較例1の、原子吸光法により測定された水処理用薬品濃度の変動幅(最大値−最小値)を表4に示す。
Figure 0004579659
表3及び表4から明らかな通り、実施例1〜3は水処理用薬品濃度が良好に制御されているのに対し、比較例1は変動幅が大きく、正確かつ安定な濃度制御が行われなかった。
実施例4
図7の薬品濃度制御装置を用い、冷却水中に含まれる薬品濃度の制御を行った。その結果、3ヶ月間にわたり安定して動作した。
比較例2
図13に示す薬品濃度制御装置を用い、冷却水中に含まれる薬品濃度の制御を行った。本装置は、図7の薬品濃度制御装置におけるアレスタ24を除いたものである。その結果、14日目にMPU41が停止し、濃度制御が不可能になった。薬品濃度制御装置の電源を入れ直したところ、正常な動作に戻った。正常な運転に復帰した後、さらに12日後に再びMPU41が停止した。この障害が発生したのは、増幅部グランド25を大地グランド55から絶縁した構成により、OPアンプ22の入力に侵入するノイズが低減できたものの、サージ性の過電圧により増幅部グランド25の電位上昇が生じたからであると推測される。
上記実験結果より、アレスタ24に代えて、キャパシタを採用してもサージ性の過電圧が除去できるので、良好な制御が可能になると考えられる。イオン電極の応答電位は、時間的に緩やかな変動の低周波信号であるため、キャパシタを介して侵入する所定の周波数以上のノイズは、適当なフィルタ手段で除去できる。従って、キャパシタによって、所定の周波数以上で増幅部グランド25を大地グランド55にカップリングしても、測定精度の上で障害にはならない。シールド線のシールドは、これを増幅部グランド25に接続することにより、この目的を持つキャパシタとして利用することも出来る。なお、アレスタ及びキャパシタを並列に接続してグランド間に挿入すれば更に良好な制御が可能になる。
以上、本発明をその好適な実施態様に基づいて説明したが、本発明のイオン濃度検出装置及び薬品濃度制御装置は、上記実施態様の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施態様の構成から種々の修正及び変更を施したものも、本発明の範囲に含まれる。また、本発明の好適な態様として記載した各構成や実施形態で記載した各構成については、本発明の必須の構成と共に用いることが好ましいが、単独であっても有益な効果を奏する構成については、必ずしも本発明の必須の構成として説明した全ての構成と共に用いる必要はない。
本発明の第1の実施形態の薬品濃度制御装置のブロック図。 図1の薬品濃度制御装置を有する循環冷却水系の系統図。 本発明の第2の実施形態の薬品濃度制御装置のブロック図。 本発明の第3の実施形態の薬品濃度制御装置のブロック図。 第1の実施形態の薬品濃度制御装置の具体例のブロック図。 第2の実施形態の薬品濃度制御装置の具体例のブロック図。 第3の実施形態の薬品濃度制御装置の具体例のブロック図。 比較例1の薬品濃度制御装置のブロック図。 実施例1の結果を示すグラフ。 実施例2の結果を示すグラフ。 実施例3の結果を示すグラフ。 比較例1の結果を示すグラフ。 比較例2の実験に用いた薬品濃度制御装置のブロック図。 従来の薬品濃度制御装置のブロック図。 従来の薬品濃度制御装置のブロック図。
符号の説明
11:イオン選択性電極
12:参照電極
13:信号線
14:シールド
15:大地グランド
17:接地電極
18:大地グランド
20:増幅部
21:DC−DCコンバータ
22:OPアンプ
23:アイソレータ
24:アレスタ
25:増幅部グランド
26:増幅部電源ライン
30:A/D変換器
31:フォトカプラ
40:演算部
41:MPU
42:キー入力回路
43:液晶表示回路
44:タイマー回路
45:メモリー回路
46:警報出力回路
47:D/A変換器
48:シリアル通信装置
50:ポンプ制御部
51:駆動部
52:電源回路
53:制御部グランド
54:制御部電源ライン
55:大地グランド
60:循環冷却水系
61:冷却水貯槽
62:循環ポンプ
63:熱交換器
64:冷却塔
65:冷却水ピット
66:薬液タンク
67:薬液注入ポンプ

Claims (8)

  1. 溶液中に浸漬され、溶液中のイオン成分の濃度に応答する応答電位を発生する、イオン選択性電極および参照電極からなる一対のイオン電極と、
    前記一対のイオン電極が発生する応答電位を増幅して応答電位信号を発生する増幅回路と、
    前記増幅回路から出力される応答電位信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路と、
    前記A/D変換回路でデジタル化された応答電位信号に基づいて溶液中に含まれるイオン濃度を算出する演算回路とを備えるイオン濃度測定装置において、
    前記増幅回路の2つの入力のうちの一方の入力と前記参照電極とを結ぶ信号線に接続されたグランドである、増幅回路のグランドを大地グランドから絶縁すると共に、前記増幅回路のグランドと大地グランドとの間を所定の周波数以上で又は所定の電位差以上でカップリングするカップリング手段で接続する
    ことを特徴とするイオン濃度測定装置。
  2. 前記カップリング手段がアレスタであることを特徴とする請求項1に記載のイオン濃度測定装置。
  3. 前記カップリング手段がキャパシタであることを特徴とする請求項1に記載のイオン濃度測定装置。
  4. 前記カップリング手段がアレスタおよびキャパシタが平行に接続された構成であることを特徴とする請求項1に記載のイオン濃度測定装置。
  5. 前記一対のイオン電極と前記増幅回路とを結ぶ信号線のシールドを前記増幅回路のグランドに接続することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のイオン濃度測定装置。
  6. 前記増幅回路の電源と前記A/D変換回路及び演算回路の電源との間、及び、前記増幅回路の出力と前記A/D変換回路の入力との間を、それぞれ絶縁したことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のイオン濃度測定装置。
  7. 前記A/D変換回路と前記演算回路との間を絶縁したことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のイオン濃度測定装置。
  8. イオン成分を含む薬品を循環水中に添加する薬液注入ポンプと、
    前記循環水中に浸漬され、前記イオン成分の濃度に応答する応答電位を発生する、イオン選択性電極および参照電極からなる一対のイオン電極と、
    前記一対のイオン電極が発生する応答電位を増幅し応答電位信号を発生する増幅回路と、該増幅回路から出力される応答電位信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路と、該A/D変換回路でデジタル化された応答電位信号に基づいて循環水中に含まれる薬品濃度を算出し、該薬品濃度に基づいて前記薬液注入ポンプを駆動するための制御信号を生成する演算回路とを有する制御部とを備え、
    前記演算回路によって生成された制御信号に基づいて前記薬液注入ポンプを駆動することによって、循環水中の薬品の濃度を制御する薬品濃度制御装置において、
    前記増幅回路の2つの入力のうち、一方の入力と前記参照電極とを結ぶ信号線に接続されたグランドである、前記増幅回路のグランドを大地グランドから絶縁すると共に、前記増幅回路のグランドと大地グランドとの間を所定の周波数以上で又は所定の電位差以上でカップリングするカップリング手段で接続する
    ことを特徴とする薬品濃度制御装置。
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