JP4578559B1 - 水浸入抑制部を有する水着 - Google Patents

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Abstract

【課題】胸元からの水の浸入を抑制することができる水着を提供すること。
【解決手段】襟ぐり部及び左右の袖ぐり部、並びに第1の水浸入抑制部を有する水着であって、上記第1の水浸入抑制部が、上記左右の袖ぐり部を連結するように配置されており、そして上記第1の水浸入抑制部が、水着の素材の10%伸張時の引張強さを、上記第1の水浸入抑制部がない場合と比較して、少なくとも0.2N大きくすることを特徴とする水着。
【選択図】図6

Description

本発明は、胸元からの水の浸入を抑制する水浸入抑制部を有する水着に関する。本発明は、さらに、胸元からの水の浸入を防止する水浸入抑制部を有する水着に関する。
水着、特に競泳用水着の分野では、軽く、吸水率が少なく、そして水に対する抵抗が小さい布帛、例えば、平織りの生地を用いて、体の大部分を覆うタイプの水着が開発されはじめている。当該水着は、伸びにくく、泳者の体型を保持する等の機能を有する。
例えば、特許文献1には、着用時に人の胴の少なくとも一部を覆う胴部分を有する、ストレッチ可能な伸縮性のある生地からなるベース層と、上記ベース層の外面に貼り合わせた複数のパネルとを有する衣服、例えば、水着が開示されている。
上記水着は、大胸筋上部から足首部までを覆うタイプの水着であるが、特に、平泳ぎ等の泳法において、腕を引いて脇をしめる動作等の際に、胸元から水が浸入することが、特に大胸筋の発達した選手で見られることがあった。胸元からの水の浸入は、水の抵抗が増し、泳ぐ速度が遅くなることにつながるので、100分の1秒を争う競泳の世界では改良することが好ましい。
水着内に水が浸入する問題に対する技術として、特許文献2に、胸部乳房間部位、背中腰椎部位等の着用時に人体表面と間隙を生じる少なくとも一部生地の裏側部位に、人体の表面に沿う形状に弾性体ポリマーを肉盛りすることを特徴とする水着が開示されている。しかし、特許文献2に記載される水着は、肉盛り部により、胸元の隙間を防ぐものであるので、静止時に胸元の隙間を防ぐことができても、泳者の激しい体の動き及び筋肉の膨張には追従することができず、水の浸入を効果的に抑制することができない。
また、特許文献3には、伸縮性織物で形成された材料本体;ならびに材料本体に固定され、かつユーザの体の身体構造上高い点の間の領域を少なくとも部分的に覆うように構成されたサイズおよび形状を有する伸縮性材料片を含む水着が開示されている。しかし、特許文献3に開示される水着は、水着の腹部付近の張力を高くして、体の張出し部を押さえつけるものであって、胸元からの水の浸入を抑制することを目的としていない。
さらに、特許文献4には、伸縮性を有する各種繊維生地材料またはシート生地材料により縫製した女性用水着において、泳時において水流と対向する部分に、泳時の水流と並行となる方向に設けた塩化ビニル、合成ゴム、ポリウレタン及びシリコン等の伸縮性を有する樹脂材によって生地の繊維と密着するように生地の表面に一体成形してなる微細な突条列によって構成した引き締め整流構造と、泳時において水が侵入する開口部分の近傍に位置して、伸縮性ネット生地によって縫製した水抜き構造を構成したことを特徴とする女性用競泳水着が開示されている。
しかし、特許文献4に記載される女性用競泳水着における「引き締め整流構造」は、胸部の整流を目的とするものであり、さらに「水抜き構造」は、水着内に浸入した水を排出するためのものであって、胸元からの水の浸入をある意味容認するものであって、胸元からの水の浸入を抑制することを目的とするものではない。
特開2008−150767号公報 特開平6−101102号公報 特開2005−299070号公報 特開平8−120507号公報
以上のように、従来の水着内に水が浸入する問題に関する先行技術は、胸元からの水の浸入を防ぐ目的を有していないか、又は胸元からの水の浸入を防ぐ目的を有するものであっても、体の動きに追従し、効果的に水の浸入を防止できるものではなかった。
従って、本発明は、クロール、背泳ぎ、バタフライ及び平泳ぎの4泳法において、胸元からの水の浸入を抑制することができる水着を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、襟ぐり部及び左右の袖ぐり部、並びに第1の水浸入抑制部を有する水着であって、上記第1の水浸入抑制部が、上記左右の袖ぐり部を連結するように配置されており、そして上記第1の水浸入抑制部が、水着の布帛の10%伸張時の引張強さを、上記第1の水浸入抑制部がない場合と比較して、少なくとも0.2N大きくすることを特徴とする水着により、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
具体的には、本発明は以下の態様に関する。
[態様1]
襟ぐり部及び左右の袖ぐり部、並びに第1の水浸入抑制部を有する水着であって、
上記第1の水浸入抑制部が、上記左右の袖ぐり部を連結するように配置されており、そして
上記第1の水浸入抑制部が、水着の布帛の10%伸張時の引張強さを、上記第1の水浸入抑制部がない場合と比較して、少なくとも0.2N大きくすることを特徴とする、
上記水着。
[態様2]
上記第1の水浸入抑制部の形状が、略直線型、略円弧型、略V字型、略逆V字型、略U字型、又はこれらの組み合わせから選択される、態様1に記載の水着。
[態様3]
上記第1の水浸入抑制部が、縫製部である、態様1又は2に記載の水着。
[態様4]
上記縫製部が、フラットシームである、態様3に記載の水着。
[態様5]
上記第1の水浸入抑制部が、水着の布帛に接着されたポリマーである、態様1又は2に記載の水着。
[態様6]
上記第1の水浸入抑制部から股間部及び/又は足先部まで延びる、第2の水浸入抑制部をさらに有する、態様1〜5のいずれか1つに記載の水着。
[態様7]
上記袖ぐり部の、頂部から背中部を通って底部に至る範囲に切替部がない、態様1〜6のいずれか1つに記載の水着。
[態様8]
足首部までのロングスーツ、膝下までのロングスーツ若しくは膝上までのロングスーツ、又はハイレッグタイプのスーツである、態様1〜7のいずれか1つに記載の水着。
本発明の水着は、クロール、背泳ぎ、バタフライ及び平泳ぎの4泳法、特に平泳ぎにおいて、泳者の体の動きに追従することができ、胸元からの水の浸入を抑制することができる。
図1は、本発明の水着の一態様である、男性用の足首部までのロングスーツの正面図である。 図2は、本発明の水着の一態様である、男性用の足首部までのロングスーツの左側面図である。 図3は、本発明に用いられる第1の水浸入抑制部のバリエーションの例を示す図である。 図4は、本発明に用いられる第1の水浸入抑制部のバリエーションの例を示す図である。 図5は、本発明に用いられる第2の水浸入抑制部のバリエーションの例を示す図である。 図6は、実施例1で製造した男性用水着を示す図である。 図7は、実施例2で製造した女性用水着を示す図である。
本発明の水着について、図面を用いて、以下、詳細に説明する。
図1は、本発明の水着の一態様である、足首部までのロングスーツの正面図であり、そして図2は、上記足首部までのロングスーツの左側面図である。
本発明の水着の布帛としては、水着用として一般的に用いられている布帛、例えば、織物、編物を用いることができるが、織物、特に平織り生地が好ましく、例えば、スピード・インターナショナル社からレーザーパルス(商標)の名称の下で供給されているナイロン70質量%及びポリウレタン30質量%から成る平織り生地を用いることができる。
本明細書において、襟ぐり部1には、着用者の首の根本まで覆うような浅いものから、着用者の鎖骨相当部分が露出されるような深いものが含まれる。襟ぐり部1としては、胸元から水の浸入を抑制するために寄与するものであれば特に制限されず、水着分野で通常用いられている仕上げであることができるが、伸縮性を有する仕上げ、特に、ゴム部分を有する仕上げであることが好ましい。
本明細書において、袖ぐり部2は、水着分野で通常用いられている仕上げであることができ、例えば、伸縮性を有する仕上げ、例えば、ゴム部分を有する仕上げであることができる。
本明細書において、「第1の水浸入抑制部」(図1及び図2における第1の水浸入抑制部3)は、泳ぐ際に、襟ぐり部1の大胸筋付近から水が浸入することを抑制する部材を意味する。なお、「水が浸入することを抑制する」の用語には、特に記載がない限り、水が浸入することを防止することも含まれる。
第1の水浸入抑制部3は、左右の袖ぐり部2を連結するように配置され、そして水着の布帛を10%伸張した場合の引張強さを、第1の水浸入抑制部3がない場合と比較して、少なくとも0.2N大きくする。上記要件を満足することにより、第1の水浸入抑制部3は、着用者が、平泳ぎ等の泳法において、腕を引いて脇をしめる動作等の際であっても、体にぴったりと張り付いて、胸元への水の浸入を抑制することができる。
従来の水着では、着用時に胸元から水が浸入することを防止することを目的の一つとして、襟ぐり部に伸縮性を持たせることが多いが、脱着時及び着用時に着用者が苦しくない範囲で襟ぐり部に伸縮性を持たせるのみでは、特に、平泳ぎ等の泳法において、腕を引いて脇をしめる動作等の際に、胸元に大きな隙間が生じ、当該隙間に水が浸入することを効果的に抑制することができなかった。
本発明の水着では、水着の布帛の10%伸張時の引張強さを、第1の水浸入抑制部3がない場合と比較して、少なくとも0.2N大きくすることができる第1の水浸入抑制部3を、左右の袖ぐり部2を連結するように配置することにより、胸元から水が浸入することを効果的に抑制することができる。
本発明において、10%伸張時の引張強さを対象とするのは、水着は、一般的に、左右の袖ぐり部の間の布帛が、着用時に10%程度伸張するように設計されているためである。
なお、第1の水浸入抑制部3は、襟ぐり部1の近くを通ることが好ましい。
本発明に用いられる第1の水浸入抑制部3は、水着の布帛を10%伸張した場合の引張強さを、第1の水浸入抑制部3がない場合と比較して、少なくとも0.2N大きくすることができるので、着用者が、平泳ぎ等の泳法において、腕を引いて脇をしめる動作等の際であっても、体にぴったりと張り付いて、胸元への水の浸入を抑制することができる。
本発明に用いられる第1の水浸入抑制部3は、胸元への水の浸入を効果的に防止するためには、水着の布帛を10%伸張した場合の引張強さを、第1の水浸入抑制部3がない場合と比較して、少なくとも0.3N大きくすることが好ましく、0.4N大きくすることがより好ましい。
本発明に用いられる第1の水浸入抑制部3は、脱着のしやすさ及び着用時の息苦しさを考慮すると、水着の布帛を10%伸張した場合の引張強さは、第1の水浸入抑制部3がない場合と比較して、最大3.0N大きくすることが好ましく、最大2.0N大きくすることがより好ましく、そして最大1.5N大きくすることが好ましい。
さらに、襟ぐり部1が伸縮性を有する場合には、胸元からの水の浸入が、より効果的に抑制される。
水着の布帛を10%伸張した場合の引張強さは、JIS L 1096の「8.12 引張強さ及び伸び率」のB法に準拠して測定することができる。原則として、JIS L 1906に従うが、異なる点は、以下の通りである。
試料:長さ15cm×幅10cm
*第1の水浸入抑制部を有する試料の場合には、第1の水浸入抑制部を中心とし、左右の幅5cm×長さ15cmである試料を準備する。
つかみ間隔:10cm
引張速度:100mm/分
測定:伸び率30%まで3回伸張し、3回目に測定した値を採用
測定機器としては、定速伸張型引張試験器、例えば、ORIEN TEC社製のRTC−1210Aを用いることができる。
第1の水浸入抑制部3の形状は、左右の袖ぐり部2を連結するように配置され且つ胸元からの水の浸入を防ぐような形状であれば、特に制限されないが、例えば、図3及び図4に示すように、略直線型、略円弧型、略V字型、略逆V字型、略U字型、又はこれらの組み合わせから選択される形状を有することができる。
図3(a)は、直線型の第1の水浸入抑制部の例である。図3(b)は、円弧型の水浸入抑制部の例である。図3(c)は、V字型の水浸入抑制部の例である。図3(d)は、略V字型の水浸入抑制部の例である。図3(e)は、逆V字型の水浸入抑制部の例である。図3(f)は、略U字型の水浸入抑制部の例である。図3(g)は、2つのV字型を組み合わせた水浸入抑制部の例である。図3(h)は、2つの略V字型を組み合わせた水浸入抑制部の例である。図3(i)は、2つの逆V字型を組み合わせた水浸入抑制部の例である。
図4(a)は、2つの略逆V字型を組み合わせた水浸入抑制部の例である。図4(b)は、2つの直線型を組み合わせた水浸入抑制部の例である。図4(c)は、略V字型及び直線型を組み合わせた水浸入抑制部の例である。図4(d)は、2つの円弧型を組み合わせた水浸入抑制部の例である。図4(e)は、円弧型及び略V字型を組み合わせた水浸入抑制部の例である。図4(f)は、3つのV字型を組み合わせた水浸入抑制部の例である。図4(g)は、2つのV字型と、2つの略円弧型とを組み合わせた水浸入抑制部の例である。
第1の水浸入抑制部3は、水着の布帛を10%伸張した場合の引張強さを、第1の水浸入抑制部3がない場合と比較して、少なくとも0.2N高くすることができるものであれば、特に制限されないが、例えば、縫製部であることができる。第1の水浸入抑制部3が縫製部である場合には、当該縫製部が、水着のパーツ同士の縫合部を兼ねることができるので好ましい。なお、当該縫製部は、水着のパーツ同士の縫合部を兼ねることができるが、必ずしもパーツ同士の縫合部である必要はなく、引張強さを高めるための縫製であることができる。
縫製部としては、特に制限されず、種々の縫製方法を用いて縫製された縫製部であることができ、例えば、フラットシーム、例えば、4本針フラットシーム(両面飾り扁平縫いミシンにより縫製されたもの)、2本針両面飾り扁平縫いミシンにより縫製されたもの、3本針両面飾り扁平縫いミシンにより縫製されたものであることができる。特に、フラットシームが好ましい。水浸入抑制部の厚みを薄くすることができるからである。
上記縫製部においては、少なくとも1枚の補強用の布帛を共に縫い込んだ縫製部であることができる。補強用の布帛を共に縫い込むことにより、水着の布帛を10%伸張した場合の引張強さをより大きくすることができる。上記布帛としては、上述の水着の布帛から選択することができる。上記布帛は、水着の布帛と同一であってもよく、又は異なることもできる。
また、第1の水浸入抑制部3は、水着の布帛に接着されたポリマーであってもよい。当該ポリマーは、水着の外側に接着されたものであることができ、又は水着の内側に接着されたものであってもよい。水着の内側に接着される場合には、脱着のしやすさを考慮して、2枚の布帛の間に適用されるホットメルトであることができる。
上記ポリマー又はホットメルトとしては、水着の布帛を10%伸張した場合の引張強さを、当該ポリマーがない場合と比較して、少なくとも0.2N大きくするものであれば、特に制限されないが、例えば、ポリウレタン、ポリエステル、アクリル、例えば、エチレンと酢酸ビニルとのコポリマー、ポリオレフィン、ポリアミド、合成ゴム等が挙げられる。
本発明の水着は、図1及び図2に示すように、第1の水浸入抑制部3から、股間部5及び/又は足先部6まで延びる第2の水浸入抑制部4を有することができる。
本明細書において、「第2の水浸入抑制部」は、第1の水浸入抑制部3を足方向に引張ることにより第1の水浸入抑制部3を胸部に押さえつけ、胸元からの水の浸入をより効果的に抑制するための部材を意味する。第2の水浸入抑制部4は、第1の水浸入抑制部3と同一の素材から選択することができるが、第1の水浸入抑制部3とは独立して選択される。
第2の水浸入抑制部4は、第1の水浸入抑制部3の下寄りの部分と連結することが好ましい。また、第2の水浸入抑制部4は、股間部及び/又は足先部まで延びているが、股間部及び足先部の両方に連結していることが、胸元の水の侵入を防止する観点から望ましい。また、第2の水浸入抑制部4は、胸部外延を通ることが好ましい。
図5に、第2の水浸入抑制部4の例を示す。点線部分は、第1の水浸入抑制部3である。また、第2の水浸入抑制部4のうち、足首部に至る部分は、省略した。
本発明の一態様では、本発明の水着はまた、図2に示すように、袖ぐり部2において、頂部7から背中部8を通って底部9に至る範囲に切替部を配置しない。袖ぐり部2において、頂部7から背中部8を通って底部9に至る範囲に切替部を配置しないことによって、着用時に、腕の締め付けを感じにくく、動きにくさを感じない利点がある。
本発明の水着は、水着の表面に、表面摩擦抗力の低減、形状抗力の低減及び/又は水中での安定性の改善をもたらす、特開2008−150767号公報に記載されるようなパネルをさらに有することができる。
上記パネルとしては、ポリウレタンが好適であり、好ましくは50μm〜100μm、より好ましくは60μm〜90μm、さらにより好ましくは70μm〜80μmの範囲の厚さを有することができ、さらに、上記パネルは、接着層と厚いフィルムの見えがかり層とを有する2層のポリウレタンフィルムであることができる。
本発明の水着は、図1及び図2に示すような足首部までのロングスーツであることができる。また、本発明の水着は、膝下までのロングスーツ又は膝上までのロングスーツであることができる。さらに、本発明の水着は、足部を有しないハイレッグタイプのスーツであることができる。
[実施例1]
布帛として、レーザーパルス(スピード・インターナショナル社製)を用いて、図6に示すような男性用水着を製造した。第1の水浸入抑制部の形状は、V字型であり、当該V字型の第1の水浸入抑制部の中心から、左右の袖ぐり部と連結し且つ股間部及び足先部まで延びる第2の水浸入抑制部を有していた。第1の水浸入抑制部は、水着の裏側に補強用の幅1cmのレーザーパルスを当てて縫製したフラットシームであった。
上記水着の引張強さを、ORIEN TEC社製のRTC−1210Aにより、上述のJIS L 1096に準拠する試験方法に従って測定した。試料は、レーザーパルス、及びフラットシームを1本有するレーザーパルスであった。レーザーパルスの引張強さは、0.11Nであり、一方、フラットシームを有するレーザーパルスの引張強さは、0.48Nであった。
複数名の男性競泳選手に上記水着を着用して泳いでもらったところ、特に平泳ぎにおいて、襟ぐり部から水が入りにくいとの報告を得た。
[実施例2]
布帛として、レーザーパルス(スピード・インターナショナル社製)を用いて、図7に示すような女性用水着を製造した。第1の水浸入抑制部の形状は、略円弧型であり、当該略円弧型の第1の水浸入抑制部の中心から、左右の胸部外延を通って股間部及び足先部まで延びる第2の水浸入抑制部を有していた。第1の水浸入抑制部は、水着の裏側に補強用の幅1cmのレーザーパルスを当てて縫製したフラットシームであった。
上記水着の引張強さをORIEN TEC社製のRTC−1210Aにより、上述のJIS L 1096に準拠する試験方法に従って測定した。試料は、レーザーパルス、及びフラットシームを1本有するレーザーパルスであった。レーザーパルスの引張強さは、0.11Nであり、一方、フラットシームを有するレーザーパルスの引張強さは、0.48Nであった。
複数名の女性水泳選手に上記水着を着用して泳いでもらったところ、特に平泳ぎにおいて、襟ぐり部から水が入りにくいとの報告を受けた。
1 襟ぐり部
2 袖ぐり部
3 第1の水浸入抑制部
4 第2の水浸入抑制部
5 股間部
6 足先部
7 頂部
8 背中部
9 底部
10 パネル

Claims (8)

  1. 襟ぐり部及び左右の袖ぐり部、並びに第1の水浸入抑制部を有する水着であって、
    前記第1の水浸入抑制部が、前記左右の袖ぐり部を連結するように配置されており、そして
    前記第1の水浸入抑制部が、水着の布帛の10%伸張時の引張強さを、前記第1の水浸入抑制部がない場合と比較して、少なくとも0.2N大きくすることを特徴とする、
    前記水着。
  2. 前記第1の水浸入抑制部の形状が、略直線型、略円弧型、略V字型、略逆V字型、略U字型、又はこれらの組み合わせから選択される、請求項1に記載の水着。
  3. 前記第1の水浸入抑制部が、縫製部である、請求項1又は2に記載の水着。
  4. 前記縫製部が、フラットシームである、請求項3に記載の水着。
  5. 前記第1の水浸入抑制部が、水着の布帛に接着されたポリマーである、請求項1又は2に記載の水着。
  6. 前記第1の水浸入抑制部から股間部及び/又は足先部まで延びる、第2の水浸入抑制部をさらに有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の水着。
  7. 前記袖ぐり部の、頂部から背中部を通って底部に至る範囲に切替部がない、請求項1〜6のいずれか一項に記載の水着。
  8. 足首部までのロングスーツ、膝下までのロングスーツ若しくは膝上までのロングスーツ、又はハイレッグタイプのスーツである、請求項1〜7のいずれか一項に記載の水着。
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