JP2004292979A - 水着 - Google Patents

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JP2004292979A JP2003086492A JP2003086492A JP2004292979A JP 2004292979 A JP2004292979 A JP 2004292979A JP 2003086492 A JP2003086492 A JP 2003086492A JP 2003086492 A JP2003086492 A JP 2003086492A JP 2004292979 A JP2004292979 A JP 2004292979A
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swimming suit
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Katsuya Tsujinaka
克弥 辻中
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Mizuno Corp
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Mizuno Corp
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Abstract

【課題】体長方向に筒状となるように連続して編まれた丸編地で構成された水着において、水着内でバストカップ袋がめくり上がるという不具合を解消し、中当ての縦方向の寸法を充分に確保すると共に、人体へのあたりを解消した水着を提供する。
【解決手段】体長方向に筒状となるように連続して編まれた丸編地からなり、肩部および股部のみを縫着した水着1において、バストカップ袋31および中当て32を一体化して一つの部材3で構成し、前記部材3の側端部3cを、人体の脇下後部付近から乳房の外下側を通り、腹直筋鞘と外腹斜筋の中間部を経て、腰骨の上前腸骨棘の内側を通り、鼠径部にいたる領域内に配置したことを特徴とする水着。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は体長方向に筒状となる丸編地で構成された水着に関するものであり、詳しくは前記の水着に取り付けるバストカップ袋および中当てに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のワンピース型水着は、図3に示すように前身頃71と後身頃72とを縫製によって一体化するので、脇73、肩74および股75に縫い目を有している。
このタイプの水着では、バストカップ袋および中当てを水着本体に安定して取り付けるためには、図4に示すようにバストカップ袋90の縁部を水着本体の肩の縫い目84、首ぐり81、脇ぐり82および脇部の縫い目86に縫着し、また中当て91の縁部を水着本体の足ぐり83、股部の縫い目85および脇部の縫い目86に縫着していた。
しかしながら、(特許文献1)のように身体へのフィット性や着心地を向上させる目的で、体長方向に筒状となるように連続して編まれた丸編地で構成された水着では、脇部に縫い目がないためにバストカップ袋や中当てを水着本体に安定して取り付けることができない。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−163601号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
つまり、(特許文献1)のように丸編地で構成された水着では、バストカップ袋を水着本体に取り付ける場合、水着本体の肩の縫い目、首ぐりおよび脇ぐりに縫着するだけでは、バストカップ袋の上部のみが水着本体に固定されて水着本体にぶらさがっている状態で不安定となり、水着着用時に水着内でバストカップ袋がめくり上がるという不具合が生じる。
また、中当てを水着本体に取り付ける場合は、水着本体の足ぐりおよび股の縫い目に縫着するだけでは、水着本体に固定はできるものの、中当ての縦方向の寸法を水着本体の股の縫い目から足ぐりの上端部までの高さまでの寸法分しか確保できない。(中当ての縦方向の寸法は16cm以上であることが好まれる。)
そこで本発明は、前記従来技術の問題点を解消するために、体長方向に筒状となるように連続して編まれた丸編地で構成された水着において、バストカップ袋および中当てを一体化して一つの部材で構成して水着本体に取り付けると共に、前記部材の側端部を人体の凹部にあたる領域に配置することで、人体へのあたりを解消した水着を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る水着は、体長方向に筒状となるように連続して編まれた丸編地からなり、肩部および股部のみを縫着した水着において、バストカップ袋および中当てを一体化して一つの部材で構成し、前記部材を水着本体裏側に取り付けたことを特徴としている。
また、前記部材の側端部を、人体の脇下後部付近から乳房の外下側を通り、腹直筋鞘と外腹斜筋の中間部を経て、腰骨の上前腸骨棘の内側を通り、鼠径部にいたる領域に配置したことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図1を用いて本発明に係る水着1の実施の形態について説明する。
水着本体1は、体長方向に筒状となるように連続して編まれた丸編地で構成され、肩部及び股下部がそれぞれ縫製等で接合されている。
水着本体1に用いる生地は、縦横方向にストレッチ性を有するものなど従来の水着と同等のものを用いれば良く、繊維および組織については特に限定はされない。水着本体1は丸編地によって構成されるが、部位ごとに、例えば胸部、臀部、ウエスト部などは編み組織を変えることで凹凸を設けてもよい。
【0007】
バストカップ袋31と中当て32については、両者を一体化して一つの部材3で構成し、水着本体1の裏側に取り付ける。前記部材3の形状については、上端部3aは水着本体2前面の肩の縫い目4a、首ぐり5aおよび脇ぐり5bの形状をとり、下端部3bは、水着本体2前面の股の縫い目4bおよび足ぐり5cの形状をとる。
前記部材3の側端部3cについては、1本針オーバーロック又は2本針オーバーロックの縫い目を形成するミシンで縁縫いをする。または、平2本片面飾り又は平2本両面飾りの縫い目を形成するミシンで折り返し縫いをする。その他、1本針オーバーロック又は2本針オーバーロックの縫い目を形成するミシンで縁縫いした後、平2本片面飾り又は平2本両面飾りの縫い目を形成するミシンで折り返し縫いをする。折り返し縫いをする際に折り返す縫い代は、着用した人体の肌側ではなく、水着本体側に折り返すようにする。
【0008】
人体の胴体部の形状は、前後面に比べて側面の方が曲率が小さくなっている。従って、前記部材3の側端部3cを単純に人体の側面に上下に配置していしまうと、着用者は側端部3cに起因する所謂あたりを感じることとなる。このあたりは違和感や着心地の悪さの原因となるだけでなく、激しい運動時には肌の炎症等を引き起こす可能性がある。
本発明に係る水着では、あたりを解消する目的で、丸編地を用いて水着本体を構成し、背中や脇の縫い目をなくしており、加えて前記部材3の側端部3cについてもあたりを感じにくい位置に配置する必要がある。
つまり、図2(a)〜図2(e)に示すように、人体の脇下後部50付近から乳房の外下側51を通り、腹部脂肪中心帯にある腹直筋鞘52と外腹斜筋53との中間にある凹部54を経て、腰骨の上前腸骨棘55の内側を通り、鼠径部56(皮下脂肪が減少している部位)にいたる領域は、胴体部の中でも比較的へこんだ領域であり、この領域内に前記部材3の側端部3cを配置すれば、あたりは解消される。
【0009】
バストカップ袋31と中当て32を一体化した部材3に用いる生地は、縦横方向にストレッチ性を有するものなど従来の水着の中地と同等のものを用いれば良く、特に限定はされないが、繊維としてはナイロン繊維糸とポリウレタン繊維糸とを混合したものや、ポリエステル繊維糸とポリウレタン繊維糸とを混合したものなどが考えられる。また編み組織としては、一般的に公知のラッセル経編機によって編成される編物、トリコット経編機によって編成される編物およびニット緯編機によって編成される編物等が可能であり、例えば、トリコット経編機によって編成されるハーフ組織の編物、ラッセル経編機によって編成されるパワーネット組織の編物、ニット緯編物である天竺編、ゴム編、パール編、スムース編等が考えられる。
【0010】
前記部材3と水着本体2とは、水着本体2における肩の縫い目4a、首ぐり5a、脇ぐり5b、股の縫い目4bおよび足ぐり5cで一体化する。その方法としては縫着や接着が可能である。縫着方法としては、環縫い、1本針オーバーロック、2本針オーバーロック等の縫い目を形成するミシンで縫着する方法があげられるが、縫い目の種類は特にこれらに限定されるものではない。ただ、縫い目もストレッチ性を有し、着用時に違和感を感じにくい1本針オーバーロック、2本縫いオーバーロックを採用するのが好ましい。
接着方法としては、一体化したい二種類の生地(部材)にのりしろを設け、熱によって融解し、冷却後生地に浸透して凝固するポリウレタン製の熱融解性のシームテープをのりしろの生地の間にはさみ、熱プレスすることで生地を接着できる熱圧着法があげられるが、縫着同様のりしろにストレッチ性をもたせ、着用時の違和感をなくすことが好ましい。
【0011】
【実施例】
次に本発明に係る実施例について説明する。水着本体に用いた生地は、繊度が64デシックス(dtex)、フィラメント数34のナイロンフィラメント双糸を表側に、繊度が64デシックス(dtex)、のポリウレタンベアヤーンの周囲を繊度が11デシテックス(dtex)、フィラメント数が7のナイロンフィラメント糸でカバーしたカバーリングヤーンを裏側に配した天竺編み組織で、混率はナイロン80重量%、ポリウレタン20重量%、丸編機のゲージ数26Gで構成され、体長方向に筒状となるように連続して編まれた丸編地とした。この丸編地を、首ぐり、脇ぐり、足ぐりの形状に裁断し、肩部および股部のみを縫着して水着本体とした。
【0012】
次にバストカップ袋および中当ては同一の生地を一体化して一つの部材とした。この部材に用いた生地は、繊度が45デシックス(dtex)、フィラメント数30のナイロンフィラメント糸100%使いアトラス編み組織で、混率はナイロン100重量%、ゲージ数28Gで構成した。
また前記部材の上端部、下端部、側端部の形状については、図1および図2で説明したところと同様とした。側端部ついては1本針オーバーロックの縫い目を形成するミシンで縁縫いした後、平2本片面飾りの縫い目を形成するミシンで折り返し縫いによる処理を行い、またバストカップ袋はバストカップが入るようにポケット袋状に縫製した。
【0013】
以上のように構成した水着本体と前記部材とを本縫い又は環縫いによって肩の縫い目、首ぐり、脇ぐり、股の縫い目、足ぐりの各縫い代に仮縫いして一体化した後、2本針オーバーロックの縫い目を形成するミシンで、前後の肩の縫い目の縫い代および前後の股の縫い代を縫製した。最後にゴムを、首ぐり、脇ぐり、足ぐりを1本針オーバーロックの縫い目を形成するミシンで縫着し、平2本片面飾りの縫い目を形成するミシンで折り返し縫いによる処理を行った。
【0014】
【発明の効果】
本発明に係る水着によれば、バストカップ袋および中当てを一体化して一つの部材で構成することで、丸編地で構成された水着であっても、バストカップ袋がめくり上がるという不具合が解消されると共に中当ての縦方向の寸法を充分に確保することができる。
さらに、前記部材の側端部を人体の凹部にあたる領域に配置することで、人体へのあたりを解消することも可能となる。
【0015】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明に係る水着の正面図、図1(b)は同じく側面図である。
【図2】図2(a)は本発明の説明に用いるの人体正面図、図2(b)は同じく側面図、図2(c)は図2(a)中のX−X線断面図、図2(d)は図2(a)中のY−Y線断面図、図2(e)は図2(a)中のZ−Z線断面図である。
【図3】図3(a)は、従来の水着の正面図、図3(b)は同じく側面図、図3(c)は同じく背面図である。
【図4】図3(a)は、従来の水着の正面図、図3(b)は同じく側面図である。
【符号の説明】
1 水着、2 水着本体、3 部材、31 バストカップ袋、32 中当て、3a 上端部、3b 下端部、3c 側端部、4a 縫い目、4b 縫い目、5a 首ぐり、5b 脇ぐり、5c 足ぐり、50 脇下後部、51 外下部、52 腹直筋鞘、53 外腹斜筋、54 凹部、55 上前腸骨棘、56 鼠径部、71 前身頃、72 後身頃、73 脇、74 肩、75 股、81 首ぐり、82 脇ぐり、83 足ぐり、84 縫い目、85 縫い目、86 縫い目、90 バストカップ袋、91 中当て

Claims (2)

  1. 体長方向に筒状となるように連続して編まれた丸編地からなり、肩部および股部のみを縫着した水着において、バストカップ袋および中当てを一体化して一つの部材で構成し、前記部材を水着本体裏側に取り付けたことを特徴とする水着。
  2. 前記部材の側端部を、人体の脇下後部付近から乳房の外下側を通り、腹直筋鞘と外腹斜筋の中間部を経て、腰骨の上前腸骨棘の内側を通り、鼠径部にいたる領域に配置したことを特徴とする請求項1に記載の水着。
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