JP4578118B2 - コイル巻線用シャトルおよびこれを用いたトロイダルコイルの巻線装置とトロイダルコイルの巻線方法 - Google Patents

コイル巻線用シャトルおよびこれを用いたトロイダルコイルの巻線装置とトロイダルコイルの巻線方法 Download PDF

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Description

本発明は、環状のコア(トロイダルコア)の周方向に線材が巻き付けられたトロイダルコイルの巻き線に使用するシャトル、およびこれを用いたトロイダルコイルの巻線装置とトロイダルコイルの巻線方法に関する。
トロイダルコイルの巻線装置としては、所要の長さの線材を糸巻状のシャトル(貯線リング)に貯えた後に、外周部分を保持されたトロイダルコアの中央孔を通してシャトルを旋回させながらコイルを巻き付けてゆく装置(例えば特許文献1参照)や、線材供給部から繰り出されてきた線材を複数のチャックで掴み換えて反転させながら、トロイダルコアの中央孔を通して順次巻き付けてゆく装置(例えば特許文献2参照)が提案されている。
前者の巻線装置は、トロイダルコイルを回動可能に保持するアームおよびコア駆動手段と、予め所要の長さの線材を巻き付けておく貯線リングと、貯線リングを回動自在に保持するC字形状の巻線リングと、この巻線リングを回転させる複数の駆動ローラを備えた基板とで構成され、巻線リングの軸に貯線リングを装着し、貯線された線材を巻線リングに設けられたガイド部材の溝を挿通した後に、この貯線リングを巻線リングとともにトロイダルコアの周囲を周回させながら巻き付けてゆく装置である。
一方、後者の巻線装置は、コアホルダに固定されたトロイダルコアの近傍に一対のアームと、巻き掛け部材(ローラ)と、トロイダルコアの中央孔に線材を通す通し手段(チャック)と、この線材の先端を保持して再びトロイダルコア中央孔の入口側に線材を戻す戻し手段(チャック)とで構成されたものであり、線材供給部から繰り出されてきた線材を通し手段である複数のチャックで掴んでトロイダルコアの入口から出口に通し、出口側から出てくる線材の先端を戻し手段であるチャックで掴み換えて、再びトロイダルコアの入口側に戻して順次巻き付けてゆく装置である。
特許第2670078号 特許第3341870号
しかしながら、上述した従来の技術には以下のような課題があった。すなわち特許文献1の巻線装置においては、糸巻状の貯線リングをC字形状の巻線リングとともにトロイダルコアの中央孔を通して周回させながら巻き付けてゆかねばならないので、トロイダルコアは大きなサイズに構成された貯線リングと巻線リングの断面寸法よりもさらに大きい内径を持ったものでなければならない。したがって、トロイダルコイルの小型化を図ることには限界があった。
また本装置は、貯線リングをC字形状の巻線リングの軸に装着し、トロイダルコアを巻線リングの切欠部から挿通し、さらに貯線リングの線材を巻線リングに設けられたガイド部材の溝を挿通した上で、貯線リングを保持した巻線リングを回転させるものである。このためトロイダルコイルの巻線完了までの工数が多く、かつこれらの複数の部品を駆動する機構も複雑となるので、巻線に時間がかかり、かつ巻線装置が高価なものとなっている。
さらに、特許文献2の巻線装置においては、線材をトロイダルコアに巻き付けてゆくために、一対のアームと、一対の巻き掛け用ローラと、トロイダルコアの中央孔に線材を通しかつ線材の先端を保持して再びトロイダルコア中央孔の入口側に線材を戻す複数のチャックを3次元方向に移動させる複雑な駆動装置と制御装置を必要とするので、巻線装置が複雑かつ高価なものとなる。
また、従来から一般的に普及しているバトンタッチ式(シャトルをトロイダルコアの中央孔に通す際に、入口側のチャックから出口側のチャックに受け渡しながら巻線を行う方式)では、線材に弛みや張りが繰り返される結果、線材の捩れや折れ曲がり(キンク)が生じ易いため、線材の暴れ防止機構を必要とする。本発明は上記の課題に鑑みてなされたもので、非常に小型のものも含めた多様な寸法のトロイダルコイルを巻線可能とする簡単な構造の巻線用シャトルと、このシャトルを使用する構造が簡単で安価な巻線装置、およびその方法を提供するものである。
本発明におけるトロイダルコイル巻線用のシャトルは、所定の長さの線材で形成され、ヘリカル状に巻かれたコイル部と、このコイル部の一端から延設された同一線材の導出部を有する構成である。このシャトルは、ヘリカル状で細径に巻かれた線材自体をシャトルとして利用するので、シャトルそのものの断面寸法を小さくでき、内径の小さい小型のトロイダルコアにも容易にコイルを巻くことができる。
また本発明のシャトルは、前記コイル部の巻回外径と略同寸法の外径を有し、かつ前記線材の導出用の孔または溝を備えた鍔部が前記コイル部の一端に配され、前記導出部の線材を前記導出用の孔または溝を通して引き出す構成である。前記コイル部の一端に配設されたこの鍔部を把持してトロイダルコアの周軸に沿って周回させることにより、線材をその導出用の孔または溝から容易に引き出すことができる。
この鍔部はさらにその中央部から突出する軸芯を備えており、この軸芯の周囲に線材が巻き付けられることによってコイル部が形成される。この軸芯により、巻かれた線材の形状が乱れることを防止するため、トロイダルコアへのシャトルの周回とコイルの形成が容易になる。
さらにこの軸芯の先端が先細りの形状を有することにより、小さい内径の小型トロイダルコアにも容易にシャトルを周回させてコイルを巻くことが可能になる。
本発明における別なトロイダルコイル巻線用のシャトルは、直方体形状を有する芯部材からなり、その長手方向に沿って線材が巻き付けられた構成である。このシャトルは簡単な構造でありながら、小さな内径の小型トロイダルコアに容易にコイルを巻くことができる。
またこのシャトルを構成する直方体芯部材は、線材の巻き付け方向に直交する両側部分に線材の外れを防止する一対の突出部を備えているので、シャトルをトロイダルコアの周軸に沿って周回させる際に線材が直方体芯部材から外れてしまうことがない。
また前記線材の外れを防止する一対の突出部は、線材の巻き付け方向に直交する両側部分に代えて、直方体芯部材の長手方向の両端面のそれぞれの両側端に備えている。したがって、シャトルをトロイダルコアの周軸に沿って周回させる際の線材の外れを防止することができる。
そしてこの直方体芯部材の長手方向の両端面のエッジは湾曲形状に加工されているので、巻き付けられた線材はシャトルからスムースに引き解かれ、また線材が傷つくことを防止できる。
またこの直方体芯部材の長手方向の両端面の線材が接する面には、金属めっきかフッ素系樹脂塗装のいずれかの処理を施してもよい。これによりエッジを湾曲形状に加工した場合と同様に線材に対する抵抗の少ないシャトルを得ることができる。
また、この直方体芯部材の長手方向の両端面のそれぞれに線材を巻きつけるローラを回動自在に設ければ、線材はよりスムースにシャトルから引き解かれることができる。
一方でこの直方体芯部材の長手方向の一端面には、引き出される線材の導出用の孔または溝を備える構成である。この直方体シャトルを把持してトロイダルコアの周軸に沿って周回させる際に、導出用の孔または溝から線材を容易かつスムースに引き出すことができる。
またこの直方体芯部材には、その側面の少なくとも一部分を覆うように、カバー板が着脱自在に固定されている。このカバー板によって巻き付けられた線材の脹らみが抑えられ、線材の外れを防止することができる。
本発明におけるさらに別なトロイダルコイル巻線用のシャトルは、少なくとも一端が開口されている筒形状の外容器で構成されたものである。この外容器は、ヘリカル状に巻かれた線材をその内部の長手方向に収納する空洞と、線材の一端を導出可能な開孔部を備えた構造を有している。このシャトルは、ヘリカル状に細長く巻かれた線材を空洞内部の長手方向に収納するので、外容器の断面寸法を小さくでき、小型のトロイダルコアにも容易にコイルを巻くことができる。また線材の一部、又はすべてが外容器の内部に収納されているので、シャトルをトロイダルコアの周軸に沿って周回させる作業が容易であり、線材の損傷を確実に防止することができる。
またこの外容器は、線材を収納する筒状部と、筒状部の開口されている一端に着脱自在でかつ線材の一端を導出可能な孔または溝を有する鍔部で構成される。このシャトル構造により、ヘリカル状に巻かれた線材を外容器の内部に収納する前工程が容易になる。
またこの外容器において、線材の一端を引き出す側と反対の端部を先細り形状とすることが望ましい。先端を先細り形状にすることによって、シャトルをトロイダルコアに挿通しながら周軸に沿って周回させる作業をさらに容易にすることができる。
さらにこの外容器の空洞内には、その一端から前記外容器と同軸状に略円形断面を有する軸芯を延設させた構造として、ヘリカル状に巻かれた線材を外容器と軸芯とで形成される空間内に収納する。この軸芯により線材のヘリカル形状を安定して維持できるので、導出孔または溝から線材を引き出す際に線材に強い引張テンションが加わった場合でも線材が捩れて折れ曲がり(キンク)が生じるのを防止し、線材をスムースに引き出すことが可能になる。
本発明のトロイダルコイルの巻線装置は、トロイダルコアを保持してその軸線を中心に回転させるコア保持部と、少なくとも2軸方向に移動自在な巻付けアームと、線材を有するシャトルを挟持自在な第一のチャックと第二のチャックから構成されるもので、これら第一および第二のチャックは、トロイダルコアの軸方向の厚さ寸法よりも大きくかつシャトルの長さ寸法よりも小さい所定の間隔で巻付けアームに固定されている。上記の構造により、第一および第二のチャックで前記のシャトルをトロイダルコアの中央孔を通して送りながらコイルの巻き付け作業を容易に行うことができる。この装置は簡単な構造でありながら、小型のトロイダルコアに確実にコイルを形成することができる。
またこの巻付けアームをトロイダルコアの軸線と平行な面に沿って回転可能とし、第一および第二のチャックを巻付けアームの回転する端部に固定することによって、より簡単な構造のトロイダルコイル巻線装置を実現できる。
また本発明のトロイダルコイルの巻線方法は、所定の長さを有する線材を巻回して上記いずれかのシャトルを形成する工程と、前記シャトルの外径よりもやや大きい内径を有するトロイダルコアを所定の速度で送り回転させながら、シャトルをトロイダルコアの周軸に沿って周回させて線材をその導出部から引き出しつつ順次巻き付けてゆく工程からなる。
本発明のトロイダルコイル巻線用シャトルは、トロイダルコイルの線材をヘリカル状に細長く巻いて形成するので、シャトルそのものの断面寸法を極めて小さくでき、内径の小さな小型のトロイダルコアにも容易にコイルを巻くことができる。
また、本発明における別なトロイダルコイル巻線用のシャトルにおいては、線材を直方体形状の細長い部材の長手方向に沿って巻き付ける構成である。このため簡単な構造のシャトルでありながら、小さな内径の小型トロイダルコアにも容易にコイルを巻くことができる。
さらに本発明の別なトロイダルコイル巻線用シャトルは、ヘリカル状に巻かれた線材を外容器の長手方向に収納する構造を有しているので、小さい断面の外容器に十分な長さの線材を収めることができる。この簡単な構造のシャトルにより、小さい内径のトロイダルコアに巻線を施すことができるので、小型のトロイダルコイルを容易に製作することが可能となる。上述のような本発明のシャトルはその簡単な構造により、巻線装置を使用する場合に限らず、トロイダルコイルを手巻きする場合でも極めて容易かつ効率的に巻線を行うことができる。
また、本発明のトロイダルコイル巻線装置は、前記の巻線用シャトルを使用することにより、簡単な構造の駆動機構と制御装置とで構成することができる。このため信頼性の高い巻線装置を安価に製作できるとともに、トロイダルコイルの巻線を効率的に行うことが可能となる。
そして本発明のトロイダルコイルの巻線方法は、所定の長さを有する線材をヘリカル状に巻回してシャトルを形成する工程と、このシャトルの外径よりもやや大きい内径のトロイダルコアを所定の速度で送り回転させながら、シャトルをトロイダルコアの周軸に沿って周回させて線材をその導出部から引き出しつつ順次巻き付けてゆく工程からなる。このため、上述の巻線装置でも、また手巻きする場合でも極めて容易かつ効率的にトロイダルコイルの巻線を行うことができる。
以下本発明に係わるコイル巻線用のシャトル、およびこれを用いたトロイダルコイルの巻線装置について添付図面を参照して説明する。
図1A〜1Fは、本発明の実施例1におけるトロイダルコイル巻線用の各種シャトルの斜視図である。図1Aにおいて、本シャトルは、所定の長さの線材がヘリカル状に巻かれたコイル部1と、このコイル部1の一端から略直線状に延設された同一線材の導出部2を有する構成である。コイル部1を形成する線材は一般的に可とう性を有する銅線の表面にポリウレタン、ポリエステル、ポリアミド等の塗膜が施されているので、トロイダルコイルを製作する工程において、このシャトルのコイル部1を把持して環状のトロイダルコア(図示せず)の中央孔を通しながら引いてゆくと、その螺旋形状が導出部2部分から容易にほどけて、トロイダルコアの周囲に線材を巻き付けてゆくことができる。このシャトルは、ヘリカル状で細径に巻かれた線材自体がシャトルの外形を形成するので、シャトルそのものの断面寸法が小さく、小型トロイダルコアの小さな穴を通して内径の小さいにも容易にコイルを巻くことができる。
また本実施例のシャトルは、図1Bおよび図1Cに示すように、コイル部1の巻回外径と略同一寸法の外径を有する鍔部3Aまたは3Bがコイル部1の一端に配された構造である。この鍔部3Aには、線材の導出部2を引き出す孔4Aが、また鍔部3Bには溝4Bを備えており、前記導出部2をこれら導出用の孔4Aまたは溝4Bを通して引き出す構成である。したがって巻線装置を使用してトロイダルコイルを製作する際には、この鍔部3Aまたは3Bを挟持してトロイダルコアの周軸に沿って周回させることができるので、手巻きする場合に限らず、線材をその導出用の孔4Aまたは溝4Bから容易に引き出すことができる。
さらに図1Dに示すように、鍔部3Cはその中央部から突出する軸芯5Aを備えており、この軸芯5Aの周囲に線材が巻き付けられることによってコイル部1が形成される。この軸芯5Aにより、コイル部1の線材の形状が乱れることを防止するため、トロイダルコアの周軸に沿ってシャトルを周回させる際に、線材に折れ曲がり(キンク)を生じさせることなくコイル部1をスムースに引きほどいて、容易にトロイダルコイルを製作することができる。
また図1Eや図1Fに示すように、この軸芯の先端を先細りの形状5Bまたは5Cのようにすることもできる。このような形状によって、小さい内径の小型トロイダルコアにも容易にシャトルを周回させてコイルを巻くことが可能になる。
なお本実施例の図に示す鍔部は円形状をしているが、この形状に限定されるものではなく、トロイダルコイルの巻線用に適するものであれば、略四角形や多角形など各種の形を取ることもできる。またコイル部に接する鍔部の表面はできるだけ滑らかでコイル部の線材との摩擦が少ないことが好ましいが、その材料は、金属や合成樹脂など得に制限されない。
図2A〜2Iは、本発明の実施例2におけるトロイダルコイル巻線用の各種シャトルの斜視図である。図2Aにおいて、本シャトルは直方体形状を有する芯部材13Aから構成されている。この芯部材13Aには、その長手方向に沿って所定の長さの線材11が巻き付けられており、線材11の一端である導出部12がトロイダルコア(図示せず)に巻き付けられてゆくにしたがって、線材11は芯部材13Aを滑りながらほどかれてゆく。このシャトルは線材11が芯部材13Aの長手方向に蓄えられているので、簡単な構造でありながら、小さな内径の小型トロイダルコアに容易に挿通しながらコイルを巻くことができる。
また図2Bに示すように、このシャトルを構成する芯部材13Bは、線材の巻き付け方向に直交する両側部分に線材の外れを防止する一対の突出部14Aを備えている。これらの突出部14Aにより、シャトルをトロイダルコアの周軸に沿って周回させる際に線材11が芯部材13Bから外れてしまうことがない。なお図2Bにおいては、芯部材13Bの両側部分の一部に長方形の突出部14Aが設けられた例を示しているが、突出部14Aは線材11の脱落を防止できるものであれば、どのような形状であってもよい。さらにこれら突出部14Aは芯部材13Bの両側部分の一部のみでなく、両側部の全長に沿って設けられても同様の効果を有する。
図2Cは芯部材13Cの長手方向の両端面の形状を変えた例を示す。この実施例では、両端面のそれぞれの両側端に突出部15Aが形成されるように両端面を湾曲させた形状を備えている。したがってこれらの突出部15Aにより、シャトルをトロイダルコアの周軸に沿って周回させる際の線材11の脱落を防止することができる。また図2Dは芯部材13Dの両端面のそれぞれの両側端に突出部15Bが形成されており、図2Cの例と同様に線材11の脱落を防止する効果を有する。
さらに図2Eに示される直方体芯部材13Eにおいては、その長手方向の両端面のエッジ16が湾曲形状に加工されている。この芯部材13Eに巻き付けられた線材11は、湾曲形状のエッジ16によりシャトルからスムースに引き解かれるので、トロイダルコイルを容易に巻くことができ、また線材11が傷つくことを防止できる。またこれら両端面は線材11がスムースに引き解かれるように摩擦や引っ掛かりを少なくした構造であればよいので、線材11が接するエッジに面取りを施したり、表面に金属めっきかフッ素系樹脂塗装などの処理を施しても同様の効果を得ることができる。
図2Fはまた別なシャトル形状を示すもので、直方体芯部材13Fの長手方向の両端面のそれぞれに線材を巻きつけるローラ17Aが回動自在に設けられている。ローラ17Aは、芯部材13Fに設けられた穴に円柱形のピンを回動自在に挿入しても、固定されたピンに円筒形のローラを回動自在に設けてもよい。さらにこのようなシャトルの異なる例を図2Gに示す。図2Gのシャトルでは、芯部材13Gの両側部の全長に沿って設けられた突出部14Bの先端に回動自在なローラ17Bが設けられたものである。これらのローラ17Aまたは17Bにより、線材11に対する摩擦が極めて少なくなり、よりスムースにシャトルから引き解かれることができる。
図2Hに示すシャトルは、直方体芯部材13Hの長手方向の端面の一部に突出部が形成され、ここに、線材11の導出部12を引き出すための導出用の孔18が設けられた構成である。この導出孔18は、線材11がシャトルから脱落するのを防止し、かつ線材11を所定の方向に引き出すガイドの機能を果たすことができる。またこの導出孔18に代えて同じ位置に導出用の溝を設ける構成であっても、同様に線材11を容易かつスムースに引き出すことができる。
さらに図2Iに示すシャトルは、直方体芯部材13Iの両側面の一部分を覆うように、カバー板19が着脱自在に固定されている。このカバー板19は、線材11が巻き付けられた後に、芯部材13Iの側辺に設けられたピン状の突起にカバー板19に穿孔された穴を嵌合させて固定するものである。線材11の脹らみはこのカバー板19によって抑えられるので、線材11の外れを防止し、またシャトルの断面形状がトロイダルコアの中央孔よりも大きく膨らんでしまうことを防止する。図2Iに示すカバー板19は単なる一例であって、線材11の脹らみが防止できるものであればその形状はどのようなものでも構わない。またカバー板19の固定方法も、上記の手段に限定されない。
図3A〜図3Dは本発明におけるさらに別な実施例のトロイダルコイル巻線用のシャトルの断面図である。図3Aのシャトルは、一端が開口されている円筒形状の外容器23Aで構成されている。この外容器23Aは、ヘリカル状に巻かれた線材21をその内部の長手方向に収納する空洞と、線材の一端22を導出可能な開孔部24Aを有している。線材21は一般的に可とう性を有する銅線の表面にポリウレタン、ポリエステル、ポリアミド等の塗膜が施されているので、トロイダルコイルの巻線工程においてその導出部22に張力が加わると、その螺旋形状が解けながら容易に開孔部24Aから引き出される。このシャトルは、ヘリカル状に細長く巻かれた線材21を空洞内部の長手方向に収納するので、外容器の断面寸法を小さくでき、小型のトロイダルコアにも容易にコイルを巻くことができる。また線材のすべてが外容器の内部に収納されているので、シャトルをトロイダルコアの周軸に沿って周回させる作業が容易であり、線材の損傷を確実に防止することができる。なお、この外容器23Aは、線材21を収納して巻線装置(図示せず)に装着されて使用するものであり、この目的に適った強度を有するものであれば金属や合成樹脂等その材料は制限されない。
また図3Bに示されるシャトルは、線材21を収納するための筒状部を構成する外容器23Bと、外容器23Bの開口されている一端に着脱自在でかつ線材21の導出部22を導出可能な孔または溝24Bを有する鍔部25Aからなる。外容器23Bへの鍔部25Aの着脱は、これらの材料の弾力性を利用した嵌め込み、またはねじ込みなどにより行える。このようなシャトル構造により、ヘリカル状の線材21を外容器23Bの内部に収納する前工程が容易になる。
図3Cに示されるシャトルでは、外容器23Cにおける線材21の導出部22を引き出す側と反対の先端部を先細り形状としている。先端を先細り形状にすることによって、シャトルをトロイダルコアの周軸に沿って周回させる作業をさらに容易にすることができる。この先端部は、円錐状に閉じた構造であっても差し支えはない。
さらに図3Dに示されるシャトルにおいて、外容器23Dの空洞内には、その一端から外容器23Dと同軸状に略円形断面を有する軸芯26Aを延設させた構造とし、ヘリカル状に巻かれた線材21を外容器23Dと軸芯26Aとで形成される空間内に収納する。軸芯26Aは外容器23Dと一体に同一材料で成形されてもよく、また外容器23Dの閉鎖端もしくは別に設けられた鍔部25Bの孔に別部品の軸芯26Aを圧入、ねじ込み、かしめ、溶接、接着等の方法で固定してもよい。この軸芯26により線材21のヘリカル形状を安定して維持できるので、導出孔または溝24Dから線材の一端22を引き出す際に、線材21に強い引張テンションが加わった場合でも線材21が捩れて折れ曲がり(キンク)が生じるのを防止し、線材21をスムースに引き出すことが可能になる。
上述した実施例の各シャトルにおいては、線材の導出部を引き出す孔または溝は外容器の閉鎖端または鍔部の外周近傍に設けているが、この位置に限定されるものではない。この孔または溝を外容器の閉鎖端または鍔部の中央部を含むどの位置に設けても線材を容易に引き出すことが可能である。
本実施例のシャトルが巻線装置に装着されて線材が引き出される際には、線材は外容器の内周壁面を摺動しながら解けてゆく。この際に線材と外容器の内周壁面との間に生じる摩擦はわずかなため問題とはならないが、図3Eに示すように線材21を外容器23Aの開放端側から伸ばして閉鎖端中央の孔24Eから引き出すようにすれば、線材21は外容器23Aの内周壁面を摺動する必要がないので、スムースな引き出しを行うことができる。このような線材の引き出しを行う場合には、ヘリカル状に巻かれている線材21はその1ターン毎に長手方向の捩れが生じるが、線材21の物理的性能に影響を及ぼすことはない。
図4は、本実施例のトロイダルコイル巻線用のシャトルを変形させた応用例を示す断面図および下部平面図である。このシャトルは、外容器23Fの空洞内に、その一端から外容器23Fと同軸状に略円柱形の軸芯26Bと、その外側に円筒形の中軸27を延設させた構造である。このシャトルでは、外容器23Fと中軸27が形成する空間内に第一のコイル状線材21Aが収納され、中軸27と軸芯26Bが形成する空間内に第二のコイル状線材21Bが収納される。そして、それぞれの線材の一端を各々に対応する開孔部24Fと24Gから引き出すことにより、2本の線材を同時に利用可能なトロイダルコイル巻線用のシャトルを実現できる。このように構成されたシャトルを使用すれば、1個のトロイダルコアに同時に2本の線材を巻き付けることが可能である。
なお上記の各実施例では、外容器を円筒形状の構成としているが、これに限定されるものではなく、四角形や六角形などの多角断面を持つ筒状の外容器を採用すれば、巻線装置のチャックで容易、確実に狭持することができる。
以上のように、本発明のトロイダルコイル巻線用のシャトルは、線材をヘリカル状に巻いて収納する簡単な構造を有しているので、トロイダルコアの中央孔を通過する断面部分の外径が極めて小さく構成できる。したがって、このシャトルを使用すると、小型のトロイダルコイルを容易に製作することが可能である。
図5は、本実施の形態によるトロイダルコイルの巻線装置の概略斜視図である。図5において、環状のコア31は、駆動軸32A、32Bとの摩擦によりその軸線を中心に自在にインデックス回転されるように、磁力等の吸引力を発生させるコア保持部35によって保持されている。コア保持部35の近傍には、図示しない駆動機構によって少なくともX軸とY軸の2方向に移動自在な巻付けアーム33が設けられ、所定の長さの線材を有するシャトル(図示せず)を挟持自在な第一のチャック34Aと第二のチャック34Bが、コア31の軸方向の厚さ寸法よりも大きくかつ前記シャトルの長さ寸法よりも小さい所定の間隔で巻付けアーム33に固定されている。
以下、図6を参照しながら本巻線装置の動作を説明する。図6Aにおいて、第一のチャック34Aに挟持されたシャトル36から引き出された線材37の先端は、トロイダルコア31の一部に固定されている。次に、図6Bに示すように、シャトル36はさらに第二のチャック34Bによって挟持され、X軸方向に移動し、次いでY軸の下方向に移動してゆく。巻付けアーム33がさらにX軸方向をトロイダルコア31の真下まで戻ると、図6Cに示すように第一のチャック34Aが開放し、シャトル36はトロイダルコア31の中央孔を通って上方向に移動する。そして、シャトル36が図6Dに示す位置まで上昇すると、第一のチャック34Aが再びシャトル36を挟持し、第二のチャック34Bは開放してトロイダルコア31に線材37を巻きつける。この間、駆動軸32A、32Bはトロイダルコア31を低速度でインデックス回転しているので、線材37は所定のピッチでトロイダルコア31の周囲を巻かれてゆく。以上の動作をコイルの巻数に応じた所定回数繰り返すことによって、トロイダルコイルが完成する。
また、図7は、本実施の形態によるトロイダルコイルの巻線装置の別な構造の動作概念を示す斜視図である。この巻線装置における巻付けアーム43は駆動部48によりトロイダルコア31の軸線と平行な面に沿って回転可能であり、第一のチャック34Aおよび第二のチャック34Bは前記巻付けアーム43の回転する端部に固定されている。図7Aに示すように、シャトル36は第二のチャック34Bに挟持されてトロイダルコア31の下側から中央孔に挿入される。巻付けアーム43が上方向に回転移動してシャトル36の上端が中央孔から出てくると、第一のチャック34Aがシャトル36を挟持し、第二のチャック34Bは開放して図7Bのように巻付けアーム43の回転が継続する。このようにして巻付けアーム43の回転を所定回数繰り返すことにより、トロイダルコイルが巻き付けられる。なお、巻付けアーム43の回転と同時にトロイダルコア31が低速度でインデックス回転されることも図6の例と同じである。この動作中における巻付けアーム43の回転軌跡は、図8に示す通りである。
このように本巻線装置は、少ない構成部品と簡単な駆動機構で構成されるので、故障も少なく安価にできるという利点を有する。そしてこの巻線装置によって製作されるトロイダルコイルも安価で信頼性の高いものが得られるという効果が得られる。
本発明におけるトロイダルコイルの巻線方法は、所定の長さを有する線材をヘリカル状に巻回して実施例1〜3に詳述されたシャトルを形成する工程と、このシャトルの外径よりもやや大きい内径を有するトロイダルコアを所定の速度で送り回転させながら、シャトルをトロイダルコアの周軸に沿って周回させて線材をその導出部から引き出しつつ順次巻き付けてゆく工程からなる。上述のシャトルはその外径が極めて小さく構成できるため、小型のトロイダルコアにも容易かつ効率的にコイルの巻線を行うことができる。
以上説明したように、本発明にかかるコイル巻線用のシャトルは形状が小さく構造も簡単であり、これを用いたトロイダル巻線装置と巻線方法は、多様なサイズのトロイダルコイルを高い信頼度で安価に製作することが可能となるので、各種の電気設備や電子機器用の部品の製造事業に有効に活用できるものである。
本発明の実施例1によるトロイダルコイル巻線用のシャトルの斜視図。 本発明の実施例2による別のトロイダルコイル巻線用のシャトルの斜視図。 本発明の実施例3によるさらに別なトロイダルコイル巻線用のシャトルの断面図および下部平面図。 本発明の実施例3によるトロイダルコイル巻線用のシャトルの別な例を示す断面図および下部平面図。 本発明の実施例4によるトロイダルコイル巻線装置の概略斜視図。 同じ実施例4によるトロイダルコイル巻線装置の動作工程を示す斜視図。 本発明の実施例4によるトロイダルコイル巻線装置の別な動作概念を示す斜視図。 本発明の実施例5によるトロイダルコイル巻線装置の動作中における巻付けアームの回転軌跡を示す図。
符号の説明
1 コイル部(線材)
2 導出部
3A〜3C 鍔部
4A 導出孔
4B 導出溝
5A〜5C 軸芯
11 線材
12 導出部
13A〜13I 芯部材
14A、14B 突出部
15A、15B 突出部
16 湾曲状エッジ
17A、17B ローラ
18 導出孔
19 カバー板
21 線材
21A 第一のコイル状線材
21B 第二のコイル状線材
22 導出部
23A〜23F 外容器
24A〜24G 開孔部(導出孔または溝)
25A、25B 鍔部
26A、26B 軸芯
27 中軸
31 トロイダルコア
32A、32B 駆動軸
33、43 巻付けアーム
34A 第一のチャック
34B 第二のチャック
35 コア保持部
36 シャトル
37 線材
48 駆動部

Claims (4)

  1. 少なくとも一端が開口されている筒形状の外容器で構成され、
    前記外容器はヘリカル状に巻かれた線材をその内部の長手方向に収納する空洞と、閉鎖端または鍔部に前記線材の一端導出可能な開孔部を有し、
    前記外容器の空洞内には、閉鎖端または鍔部から前記外容器と同軸状に延設させた略円形断面を有する軸芯を備え、前記ヘリカル状に巻かれた線材を前記外容器と前記軸芯とで形成する空間内に収納する構造である
    ことを特徴とするトロイダルコイル巻線用のシャトル。
  2. 前記軸芯はその先端が先細りの形状を有している請求項に記載のトロイダルコイル巻線用のシャトル。
  3. 前記外容器の閉鎖端または鍔部が、着脱自在でかつ前記線材の一端導出可能な孔または溝を有する鍔部で構成されている請求項1又は2に記載のトロイダルコイル巻線用のシャトル。
  4. 所定の長さを有する線材を巻回して収納する請求項1から請求項3のいずれか一に記載のシャトルと、
    環状のコアを保持してその軸線を中心に回転させるコア保持部と、
    少なくとも2軸方向に移動自在な巻付けアームと、
    前記シャトルを挟持自在な第一のチャックと第二のチャックから構成され、
    前記巻付けアームは前記コアの軸線と平行な面に沿って回転可能であり、
    前記第一および第二のチャックは前記巻付けアームの回転する端部に固定されており、
    前記第一および第二のチャックの固定される間隔は、前記コアの軸方向の厚さ寸法よりも大きくかつ前記シャトルの長さ寸法よりも小さい所定の間隔で前記巻付けアームに固定されている
    ことを特長とするトロイダルコイルの巻線装置。
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