JP4577796B2 - 重構造のボディパネル構成を有する全地形万能車 - Google Patents

重構造のボディパネル構成を有する全地形万能車 Download PDF

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マイケル ヴィー ピーターソン
慎一 軽部
マシュー アレグザンダー
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スコット トマス ブランフォード
光哉 河村
寛之 宮崎
スコット ダニエル バットドーフ
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Description

関連出願の参照
本発明は、2006年7月27日出願の米国仮出願第60/833885号の優先権を主張するもので、参照することにより同じ出願を本明細書に含む。本発明は、また、それぞれ2007年6月26日出願の米国非仮出願第11/821909号、第11/821921号、第11/821922号、第11/821959号、第11/821963号、第11/821964号、第11/821970号、第11/821972号、及び、第11/823065号の優先権を主張するもので、参照することによりこれら同じ出願のそれぞれを本明細書に含む。
本発明は、車両を製造する方法とともに、例えば全地形万能車(all terrain vehicles、「ATV」)等の車両に関する。本発明は、また、例えばATV等の車両に使用するための構成部品及び組立品に関する。
ATV用の従来のボディは、例えばプラスチックまたは繊維ガラスからなる材料の一体成形品から、1枚のパネルとして形成され得る。かかるATVのボディは、ホイールフェンダー、サイドパネル、ガスタンクカバー、及び、他の特徴部を含み得る。そのようなものとして、ATVボディは、サイズが極めて大きくなる可能性があり、それにより、効果的にかつ効率的に製造することが困難かつ高価になる。特に、プラスチックは、ATV用のボディを製造する場合に、多くの場合選択される材料であるが、かかる大きな構成部品を、プラスチックから製造することは(例えば射出成形の制限によって)困難であり得る。
また、従来のATV用のボディは、多くの場合単一の構成部品として形成されるため、ATVの使用の間におけるボディに対するいかなるダメージも、相当な作業とともに、高価な交換部品を要する可能性がある。その上、ATVのエンジンまたは他の構成部品の修理を行うために、ボディを取り外す必要があり、それが困難であり時間を消費する可能性がある。
ATVの製造者は、顧客に選択肢を提供すべく、多くの場合、任意のATVのために異なる色のボディをストックする必要がある。しかしながら、従来のATV用のボディは比較的大きく、異なる色のストックは費用がかかり、大容量の倉庫スペースを要する可能性がある。
従来のATVにおけるホイールフェンダーは、典型的には、ステー構造(stay structures)の使用により、フレームに取り付けられる。例えば、図13に示されるように、従来のATVのリヤフェンダーアセンブリ556は、ステー(stay)557の使用によって、ATVのフレーム541に取り付けられるリヤフェンダーパネル561を有する。ステー557は、バネ型鋼から形成され、リヤフェンダーパネル561の下面に従属する脚部503に取り付けられる。リヤフェンダーパネル561はまた、シート596により隠される取付け位置で、フレーム541に直接にボルト締結されるように示される。シート596は、ATVのオペレータを支持するために構成されている。ステー557は、リヤフェンダーパネル561の外周部563が、垂直たわみ(vertical deflection)に耐える助けをし、フレーム541に関してリヤフェンダーパネル561へ少なくともいくつかの剛性及び硬直性を提供する。しかしながら、ステーがリヤフェンダーパネル561から別個でありながら、ステー557の製造及び設置は時間がかかり高価である可能性がある。また、ステー557は審美的に魅力がなく、岩屑(debris)に関して妨げ(snagging)になる傾向があり得る。ステーの支持力がリヤフェンダーパネル561の脚部503に局限されるため、リヤフェンダーパネル561の脚部503及び/または他の部分へのダメージが、リヤフェンダーパネル561の外周部563の繰り返される垂直たわみからの応力よって生じ得る。
従来のATVは、また、図33に示されるように、ステー・アセンブリ520の使用によって、ATVのフレームに対して支持され得る泥よけ512及び513を有する。ステー・アセンブリ520は、バネ型鋼から形成される細長い金属ワイヤ522及び524を有する。細長い金属ワイヤ522及び524は、ATVのフレームへ泥よけ512を取り付けるように構成されている。具体的には、ボルト530、532、534、536及び対応する旋回クリップ529、531、533及び535が、細長い金属ワイヤ522及び524を泥よけ512へ取り付けるべく提供される。細長い金属ワイヤ524の一端部525は、ATVのフレームへの端部525の取付けを容易にするように、ボルト568を受けるべく曲げられる。細長い金属ワイヤ524の反対側の端部は、フレーム取付け式の(frame-mounted)フットレスト(不図示)にスライド可能に係合するように構成されている。細長い金属ワイヤ522の一端部542は、フットレストに対する端部542の取付けを容易にするように、ボルト543を受けるべく曲げられる。細長い金属ワイヤ522の反対側の端部540は、ボルト532及び旋回クリップ531の使用によって泥よけ512に取付け可能である。細長い金属ワイヤ、ボルト及び旋回クリップの同様の構成が、ATVのフレームへの泥よけ513の取付けに関して示される。別の細長い金属ワイヤ526がステー・アセンブリ520から別個であり、各端部527と528との間に延びる。端部527は、左リヤフェンダーパネル558の下側端部に付随し、一方、端部528は、右リヤフェンダーパネル559の下側端部に付随する。細長い金属ワイヤ526はまた、ブラケット538及び539の使用によって、ATVのシートに取り付けられる。図33では、細長い金属ワイヤの構成が、複雑で、費用がかかり、不格好で、また、設置するのに時間がかかることが見てとられる。
従来のATVは、多くの場合、オペレータのシートがまずフェンダー・アセンブリに取り付けられ、続いて、フェンダー・アセンブリがATVのフレームに取り付けられるようにして製造される。したがって、ATVのフレームに対するフェンダー・アセンブリの取付けは、複雑化され、時間がかかる可能性があり、ATVのシート及び/または他の部分の下にあるATVの構成部品へのアクセスが困難であり得る。
本発明によれば、フレーム;
跨るタイプの車両のオペレターの両足によって跨られるように構成される跨るタイプのシートであって、該フレームに対して支持される跨るタイプのシート;
該フレームに対して支持される第1のホイール;
該フレームに対して支持され、該第1のホイールから横方向に間隔をおかれた第2のホイール;
該フレームに対して支持され、該第1のホイール及び第2のホイールから長手方向に間隔をおかれた第3のホイール;
該フレームに取り付けられ、該第1のホイール及び第2のホイールの各々にわたり少なくとも部分的に延びる第1のフェンダーパネルであって、該第1のフェンダーパネルが、第1の上面及び第1の底面を有し、該第1の上面の一部が、装飾的なボディ面を規定し、また、該第1の底面の少なくとも一部が、該第1のホイール及び第2のホイールの各々により投げ出される岩屑からの接触を受けるために配置される第1のフェンダーパネル;並びに
該第1のフェンダーパネルを少なくとも部分的に覆い、該第1のホイール及び第2のホイールの各々にわたり少なくとも部分的に延びる第2のフェンダーパネルであって、該第2のフェンダーパネルが、第2の上面及び第2の底面を有し、該第2の上面の少なくとも一部が、装飾的なボディ面を規定し、また、該第2の底面の一部が、該第1のホイール及び第2のホイールの各々により投げ出される岩屑からの接触を受けるために配置される第2のフェンダーパネル
を有する跨るタイプの車両であって;
該第1のフェンダーパネル及び該第2のフェンダーパネルが、該第3のホイールから長手方向に間隔をおかれており、かつ、該第2のフェンダーパネルの一部が、該第1のフェンダーパネルの外周部の一部を越えて延びる、跨るタイプの車両が提供される。
一実施形態によれば、全地形万能車は、フレーム、第1のホイール、第2のホイール、第1のフェンダーパネル(以下、「下側フェンダーパネル」ともいう)及び第2のフェンダーパネル(以下、「上側フェンダーパネル」ともいう)を有する。第1のホイール及び第2のホイールはそれぞれフレームに対して支持される。第1のフェンダーパネルは、フレームに取り付けられ、少なくとも部分的に第1のホイール及び第2のホイールにわたり延びている。第2のフェンダーパネルは、第1のフェンダーパネルを少なくとも部分的に覆い、少なくとも部分的に第1のホイール及び第2のホイールの各々にわたり延びている。
他の実施形態によれば、全地形万能車は、フレーム、フレームに対して支持される複数のホイール、第1のパネル及び第2のパネルを有する。第1のパネルは、フレームに取り付けられ、第1の上面及び第1の底面を有する。第1の上面の一部は、全地形万能車用の装飾的なボディ面を提供する。第1のパネルは、全地形万能車の左側から全地形万能車の右側へ連続的に延び、ホイールの少なくとも2つにわたり延びる。第1の底面は、前記ホイールの少なくとも2つにより投げ出される岩屑からの接触を受けるべく配置される。第2のパネルは、第1のパネルに取り外し可能に取り付けられ、第2の上面及び第2の底面を有する。第2の上面の少なくとも一部は、全地形万能車用の装飾的なボディ面を提供する。第2の底面の一部は、少なくとも第1の上面の一部に隣接している。第2の底面の他の部分は、ホイールの少なくとも1つにより投げ出される岩屑からの接触を受けるべく配置される。
さらに他の実施形態によれば、全地形万能車が、フレーム、フレームに対して支持される複数のホイール、第1のフェンダーパネル及び第2のフェンダーパネルを有する。第1のフェンダーパネルは、フレームに取り付けられ、第1の上面及び第1の底面を有する。第1の底面は、ホイールの少なくとも1つにより投げ出される岩屑からの接触を受けるべく配置される。第2のフェンダーパネルが第1のパネルに対して取り付けられ、第2の上面及び第2の底面を有する。第2の底面の一部は、第1の上面の少なくとも一部に隣接している。第2の底面の他の部分は、前記ホイールの少なくとも1つにより投げ出される岩屑からの接触を受けるべく配置される。
さらに別の実施形態によれば、パネルアセンブリが、第1のパネル、Tナット、第2のパネル及びボルトを有する。第1のパネルは孔部(aperture)を規定する。Tナットは、ベース部及びネック部を有する。ネック部は、ネジ付き孔部を規定する。第2のパネルは、第2のパネルを通じて延びる開口部(opening)を規定するポケットを有する。ポケットは、スナップ式構成(snap-fit arrangement)でTナットのベース部を受けるように構成される。それに伴い、Tナットのネック部が開口部内に延びる。ボルトは、第2のパネルへの第1のパネルの取付けを容易にするために、第1のパネルにおける孔部内とTナットにおけるネジ付き孔部内とへの挿入用に構成される。
さらに別の実施形態によれば、パネルがポケットを有する。ポケットは、パネルを通じて延びる開口部を規定する。ポケットは、スナップ式構成でTナットのベース部を受けるように構成される。それに伴い、Tナットのネック部が開口部内に延びる。
さらに別の実施形態によれば、車両が、第1のボディパネル、Tナット、第2のボディパネル及びボルトを有する。第1のボディパネルは、孔部を規定する。Tナットは、ベース部及びネック部を有する。ネック部は、ネジ付き孔部を規定する。第2のボディパネルは、ポケットを有する。ポケットは、第2のボディパネルを通じて延びる開口部を規定する。ポケットは、スナップ式構成でTナットのベース部を受けるように構成される。それに伴い、Tナットのネック部が開口部内に延びる。ボルトは、第2のボディパネルへの第1のボディパネルの取付けを容易にするために、第1のボディパネルにおける孔部内とTナットにおけるネジ付き孔部内とへの挿入用に構成される。
他の実施形態によれば、全地形万能車が、第1のプラスチックフェンダーパネル、Tナット、第2のプラスチックフェンダーパネル及びボルトを有する。第1のプラスチックフェンダーパネルは孔部を規定する。Tナットはベース部及びネック部を有する。ネック部は、ネジ付き孔部を規定する。第2のプラスチックフェンダーパネルは、ポケットを有する。ポケットは、第2のボディパネルを通じて延びる開口部を規定する。ポケットは、スナップ式構成でTナットのベース部を受けるように構成される。それに伴い、Tナットのネック部が開口部内に延びる。ボルトは、第2のボディパネルへの第1のボディパネルの取付けを容易にするために、第1のボディパネルにおける孔部内とTナットにおけるネジ付き孔部内とへの挿入用に構成される。
さらに別の実施形態によれば、車両を製造する方法が、少なくとも部分的に重なる構成で、第1及び第2のボディパネルを提供する工程を有する。第1のボディパネルは、孔部を規定し、第2のボディパネルは、ポケットを規定し、また、ポケットは、第2のパネルを通じて延びる開口部を規定する。Tナットは、スナップ式構成でポケット内に挿入され、それに伴い、Tナットのネック部が、第2のボディパネルにおける開口部内に延びる。第1のボディパネルは、第1のボディパネルにおける孔部内とTナットのネック部におけるネジ付き孔部内とにボルトを挿入することにより、第2のボディパネルに取り付けられる。
さらに別の実施形態によれば、全地形万能車が、フレーム、フレームに対して支持されるホイール、及びフェンダーアセンブリを有する。フェンダーアセンブリは、下側フェンダーパネル及び上側フェンダーパネルを有する。上側フェンダーパネルは、下側フェンダーパネルに少なくとも部分的に重なる。上側フェンダーパネルの一部は、間隔をおかれた関係で、下側フェンダーパネルの一部と共同し、アクセス開口部及び溝部(channel)の両方を規定する。溝部は、少なくとも部分的にホイールの上に位置し、アクセス開口部から所定の出口開口部(egress opening)への所定の通路に沿った流体の通過を容易にするように構成される。
さらに別の実施形態によれば、フェンダーアセンブリが、全地形万能車用に提供される。フェンダーアセンブリは、下側フェンダーパネル及び上側フェンダーパネルを有する。上側フェンダーパネルは、上側フェンダーパネルの一部が、間隔をおかれた関係で、下側フェンダーパネルの一部と共同し、アクセス開口部及び溝部の両方を規定するように、部分的に重なる関係での下側フェンダーパネルへの取付け用に構成される。溝部は、アクセス開口部から所定の出口開口部への所定の通路に沿った流体の通過を容易にするように構成される。
またさらに別の実施形態によれば、全地形万能車が、フレーム、フレームに対して支持される左ホイール、フレームに対して支持される右ホイール、及びフェンダーアセンブリを有する。フェンダーアセンブリは、下側フェンダーパネル及び上側フェンダーパネルを有する。上側フェンダーパネルは、下側フェンダーパネルに少なくとも部分的に重なる。上側フェンダーパネルの左部分は、間隔をおかれた関係で、下側フェンダーパネルの左部分と共同し、左アクセス開口部及び左溝部の両方を規定する。左溝部は、少なくとも部分的に左ホイールの上に位置し、左アクセス開口部から所定の出口開口部への左の所定の通路に沿った流体の通過を容易にするように構成される。上側フェンダーパネルの右部分は、間隔をおかれた関係で、下側フェンダーパネルの右部分と共同し、右アクセス開口部及び右溝部の両方を規定する。右溝部は、少なくとも部分的に右ホイールの上に位置し、右アクセス開口部から所定の出口開口部への右の所定の通路に沿った流体の通過を容易にするように構成される。
別の実施形態によれば、全地形万能車が、フレーム、フレームに対して支持されるホイール、及びフェンダーアセンブリを有する。フェンダーアセンブリは、下側フェンダーパネル及び上側フェンダーパネルを有する。下側フェンダーパネルは、第1の上面及び第1の底面を有し、第1の内側端部から第1の外側端部へ延びる。第1の内側端部は、フレームに取り付けられる。第1の底面は、ホイールにより投げ出される岩屑からの接触を受けるべく配置される。上側フェンダーパネルは、第2の上面及び第2の底面を有し、第2の内側端部から第2の外側端部へ延びる。第2の内側端部は、フレームに取り付けられる。上側フェンダーパネルは、第1の外側端部及び第2の外側端部の少なくとも一方に隣接した取付け位置で、下側フェンダーパネルに取り付けられる。第2の底面は、ホイールから投げ出される岩屑からの接触を受けるべく配置される。下側フェンダーパネル及び上側フェンダーパネルの各々は、少なくとも部分的にホイールにわたり延びる。下側フェンダーパネル及び上側フェンダーパネルは共同して、垂直たわみに対する取付け位置の抵抗を促進する。
さらに別の実施形態によれば、全地形万能車が、フレーム、フレームに対して支持されるホイール、及びフェンダーアセンブリを有する。フェンダーアセンブリは、下側フェンダーパネル及び上側フェンダーパネルを有する。下側フェンダーパネルは、第1の内側端部から第1の外側端部へ延びる。上側フェンダーパネルは、第2の内側端部から第2の外側端部へ延びる。上側フェンダーパネルは、第1の外側端部及び第2の外側端部の少なくとも一方に隣接した取付け位置で、下側フェンダーパネルに取り付けられる。下側フェンダーパネル及び上側フェンダーパネルの各々は、少なくとも部分的にホイールにわたり延びる。上側フェンダーパネルの一部は、間隔をおかれた関係で、下側フェンダーパネルの一部と共同し、アクセス開口部及び溝部の両方を規定する。溝部は、少なくとも部分的にホイールの上に位置し、第1の内側端部と取付け位置との間に配置される。溝部は、アクセス開口部から所定の出口開口部への所定の通路に沿った流体の通過を容易にするように構成される。下側フェンダーパネル及び上側フェンダーパネルは、フレームに対する取付け位置を支持するために共同し、垂直たわみに対する取付け位置の抵抗を促進する。
さらに別の実施形態によれば、全地形万能車が、フレーム、フレームに対して支持される左ホイール、フレームに対して支持される右ホイール、及びフェンダーアセンブリを有する。フェンダーアセンブリは、下側フェンダーパネル及び上側フェンダーパネルを有する。下側フェンダーパネルは、第1の内側端部から第1の外側端部へ延びる。第1の内側端部は、フレームに取り付けられる。上側フェンダーパネルは、第2の内側端部から第2の外側端部へ延びる。第2の内側端部は、フレームに取り付けられる。上側フェンダーパネルは、第1の外側端部及び第2の外側端部の少なくとも一方に隣接した取付け位置で、下側フェンダーパネルに取り付けられる。下側フェンダーパネル及び上側フェンダーパネルの各々は、少なくとも部分的に左ホイール及び右ホイールの各々にわたり延びる。下側フェンダーパネル及び上側フェンダーパネルは、取付け位置を支持するために共同し、垂直たわみに対する取付け位置の抵抗を促進する。
さらに別の実施形態によれば、全地形万能車が、フレーム、リヤホイール、フェンダーアセンブリ、フットレスト、泥よけ、及びステーアセンブリを有する。リヤホイールは、フレームに対して支持される。フェンダーアセンブリは、少なくとも部分的にリヤホイールにわたり延びる。ステーアセンブリは、第1の細長い金属ワイヤ及び第2の細長い金属ワイヤを有する。第1の細長い金属ワイヤ及び第2の細長い金属ワイヤの各々は、フレーム、フェンダーアセンブリ、フットレスト、及び、泥よけの各々に取り付けられる。
さらに別の実施形態によれば、全地形万能車が、フレーム、フェンダーアセンブリ、泥よけ、並びに、フレーム、フェンダーアセンブリ及び泥よけの各々に取り付けられる細長い金属ワイヤを有する。細長い金属ワイヤは、泥よけとフェンダーアセンブリとの間の一貫した間隔の開きを容易にするように構成される。
またさらに別の実施形態によれば、全地形万能車が、フレーム、フェンダーアセンブリ、泥よけ、並びに、フレーム、フェンダーアセンブリ及び泥よけの各々に取り付けられるステーアセンブリを有する。
またさらに別の実施形態によれば、全地形万能車が、フレーム、ホイール、フェンダーアセンブリ、及びシートを有する。ホイールは、フレームに対して支持される。フェンダーアセンブリは、少なくとも部分的にホイールにわたり延び、内側エッジ部を有する。シートは、圧縮面を有し、フレームへの選択的な取付けのために構成される。圧縮面は、フレームへのシートの取付け時に、フェンダーアセンブリの内側エッジ部に接触し、圧縮面とフレームとの間にフェンダーアセンブリの内側エッジ部を挟み込むように構成される。
さらに別の実施形態によれば、全地形万能車が、フレーム、ホイール、フェンダーアセンブリ、及びシートを有する。ホイールは、フレームに対して支持される。フェンダーアセンブリは、それぞれ少なくとも部分的にホイールにわたり延びる上側フェンダーパネル及び下側フェンダーパネルを有する。上側フェンダーパネルは、上側内側エッジ部を有する。下側フェンダーパネルは、下側内側エッジ部を有する。上側内側エッジ部は、下側内側エッジ部に重なる。シートは、圧縮面を有し、フレームへの選択的な取付けのために構成される。圧縮面は、フレームへのシートの取付け時に、上側内側エッジ部に接触し、圧縮面とフレームとの間に上側内側エッジ部及び下側内側エッジ部の両方を挟み込むように構成される。
他の実施形態によれば、全地形万能車が、フレーム、左ホイール、右ホイール、フェンダーアセンブリ、及びシートを有する。左ホイール及び右ホイールの各々は、フレームに対して支持される。フェンダーアセンブリは、左上側フェンダーパネル、左下側フェンダーパネル、右上側フェンダーパネル、及び、右下側フェンダーパネルを有する。左上側フェンダーパネル及び左下側フェンダーパネルは、それぞれ少なくとも部分的に左ホイールにわたり延びる。右上側フェンダーパネル及び右下側フェンダーパネルは、それぞれ少なくとも部分的に右ホイールにわたり延びる。左上側フェンダーパネルは、左上側内側エッジ部を有する。左下側フェンダーパネルは、左下側内側エッジ部を有する。左上側内側エッジ部は、左下側内側エッジ部に重なる。右上側フェンダーパネルは、右上側内側エッジ部を有する。右下側フェンダーパネルは、右下側内側エッジ部を有する。右上側内側エッジ部は、右下側内側エッジ部に重なる。シートは、左圧縮面及び右圧縮面を有し、フレームへの選択的な取付けのために構成される。シートは、フレームへのシートの取付け時に、左圧縮面が、左圧縮面とフレームとの間に左上側内側エッジ部及び左下側内側エッジ部の両方を挟み込むべく左上側内側エッジ部に接触するように、また、右圧縮面が、右圧縮面とフレームとの間に右上側内側エッジ部及び右下側内側エッジ部の両方を挟み込むべく右上側内側エッジ部に接触するように構成される。
さらに別の実施形態によれば、全地形万能車が、フレーム、フロントフェンダーアセンブリ、リヤフェンダーアセンブリ、及び中間ファスナー(midpoint fastener)を有する。フレームは、前方端部から後方端部へ延びる。フレームは、前方端部に隣接して配置された前方取付け構造、後方端部に隣接して配置された後方取付け構造、及び、前方端部と後方端部との間の中間付近に配置された中間取付け構造を有する。フロントフェンダーアセンブリは、前方取付け構造及び中間取付け構造の各々に取り付けられ、少なくとも部分的にフロントホイールにわたり延びる。リヤフェンダーアセンブリは、中間取付け構造及び後方取付け構造の各々に取り付けられ、少なくとも部分的にリヤホイールにわたり延びる。中間ファスナーは、フロントフェンダーアセンブリ、リヤフェンダーアセンブリ、及び、中間取付け構造の各々により規定される第1の位置合わせ孔部内に挿入される。
またさらに別の実施形態によれば、全地形万能車を組み立てる方法が、前方端部から後方端部へ延びるフレームを提供する工程を有する。フレームは、前方端部に隣接して配置された前方取付け構造、後方端部に隣接して配置された後方取付け構造、及び、前方端部と後方端部との間の中間付近に配置された中間取付け構造を有する。フロントフェンダーアセンブリは、フロントフェンダーアセンブリが少なくとも部分的にフロントホイールにわたり延びるよう構成されるように、前方取付け構造及び中間取付け構造の各々に取り付けられる。リヤフェンダーアセンブリは、リヤフェンダーアセンブリが少なくとも部分的にリヤホイールにわたり延びるよう構成されるように、中間取付け構造及び後方取付け構造の各々に取り付けられる。中間ファスナーは、フロントフェンダーアセンブリ、リヤフェンダーアセンブリ、及び、中間取付け構造の各々により規定される第1の位置合わせ孔部内に挿入される。
さらに別の実施形態によれば、車両が、フレーム、第1のボディパネル、第2のボディパネル、スリーブ、グロメット(grommet)、及びファスナーを有する。フレームは、ネジ付き孔部を規定する。第1のボディパネルは、第1の孔部を規定する。第2のボディパネルは、第2の孔部を規定する。スリーブは、長手方向に延びるスリーブ穴を規定する。スリーブは、第1のボディパネルにおける第1の孔部内に延びる。グロメットは、グロメット外面を有し、第1の端部から第2の端部へ長手方向に延びるグロメット穴を規定する。グロメット穴は、スリーブを取り囲む。グロメット外面は、環状溝部(annular channel)を規定し、環状溝部は、環状溝部の両側に配置される長手方向に隣接するグロメットの環状部に比べて、縮小された直径を有する。長手方向に隣接する環状部の一方は、第1の端部を規定し、長手方向に隣接する環状部の他方は、第2の端部を規定する。第2の孔部は、第2のボディパネルの一部が環状溝部内に保持されるように環状溝部を取り囲む。第1の端部は、第1の孔部に隣接する第1のボディパネルに接触する。ファスナーは、第1の孔部及びスリーブ穴を通じて、フレームにおけるネジ付きの孔部内に延びる。ファスナーは、第1のボディパネルとフレームとの間にグロメットを押し込むように構成される。
さらに別の実施形態によれば、車両が、フレーム、第1のボディパネル、第2のボディパネル、ファスナー、及びグロメットを有する。フレームは、ネジ付き孔部を規定する。第1のボディパネルは、第1の孔部を規定する。第2のボディパネルは、第2の孔部を規定する。第1のボディパネルは、第1の孔部が第2の孔部と整列するように、少なくとも部分的に第2のボディパネルに重なる。ファスナーは、フレームに対する第1のボディパネル及び第2のボディパネルの取付けを容易にすべく、第1の孔部、第2の孔部、及びネジ付き孔部の各々内に延びる。グロメットは、ファスナーの一部を取り囲む。グロメットは、第1のボディパネルが、ファスナーに隣接する第2のボディパネルに接触することを防止すべく、第1のボディパネルと第2のボディパネルとの間に配置される。グロメットは、第2のボディパネルが、ファスナーに隣接するフレームに接触することを防止すべく、第2のボディパネルとフレームとの間に配置される。
さらに別の実施形態によれば、車両を組み立てる方法が、第1のボディパネルにおける第1の孔部が、第2のボディパネルにおける第2の孔部に整列するように、各第1及び第2のボディパネルを重ねる工程を有する。グロメットは、第1の孔部に隣接する第1のボディパネルの一部と第2の孔部に隣接する第2のボディパネルの一部との間に配置される。グロメットは、フレームと第2の孔部に隣接する第2のボディパネルの一部との間に、付加的に配置される。グロメットは、グロメット穴を規定する。スリーブは、グロメット穴を通じて挿入される。スリーブは、第1の孔部及び第2の孔部に整列するスリーブ穴を規定する。ファスナーは、フレームに対する第1のボディパネル及び第2のボディパネルの取付けを容易にするために、第1の孔部、スリーブ穴、及びフレームにおけるネジ付き孔部内に挿入される。
他の実施形態によれば、全地形万能車が、フレーム、ボディパネル、細長い金属ワイヤ、及びリボンを有する。細長い金属ワイヤは、ボディパネルに取り付けられ、長手部分を有する。リボンは、第1の端部から第2の端部へ延びる。リボンは、第1の端部が第2の端部に重なるように、細長い金属ワイヤの長手部分を少なくとも部分的に取り囲む。第1の端部及び第2の端部は、細長い金属ワイヤがリボンによりフレームに対して可動に取り付けられるように、フレームに取り付けられる。
さらに別の実施形態によれば、全地形万能車が、フレーム、フェンダーアセンブリ、泥よけ、細長い金属ワイヤ、及び旋回クリップ(swivel clip)を有する。細長い金属ワイヤは、長手部分を有する。細長い金属ワイヤは、長手部分の両側でフェンダーアセンブリ及び泥よけに取り付けられる。旋回クリップは、保持部及び取付け部を有する。保持部分は、細長い金属ワイヤの長手部分を少なくとも部分的に取り囲む。取付け部は、細長い金属ワイヤがフレームに対して可動に取り付けられるように、フレームに取り付けられる。
さらに別の実施形態によれば、全地形万能車のフレームへボディパネルを取り付ける方法が、ボディパネルに細長い金属ワイヤを取り付ける工程を有する。リボンは、細長い金属ワイヤの長手部分のまわりに少なくとも部分的に巻き付けられる。リボンの各端部における各孔部が位置合わせされる。ファスナーは、全地形万能車のフレームに対する細長い金属ワイヤの可動の取付けを容易にすべく、リボンにおける各孔部を通じて全地形万能車のフレームに設けられた他の孔部内に挿入される。
本明細書は、本発明を詳しく指摘するとともに明確に請求する特許請求の範囲をもって結論付けられるが、同じものが、添付図面と併用される以下の説明からより良く理解されるであろうと考えられる。
一実施形態によるATVを示す前方斜視図である。 図1のATVを示す後方斜視図である。 図1のATVのフレーム、下側フロントフェンダーパネル及び下側リヤフェンダーパネルを示す前方斜視図である。 図3の構成部品を示す後方斜視図である。 図3及び4の構成部品と分解された関係にある、図1のATVの上側フロントフェンダーパネル及び上側リヤフェンダーパネルを示す前方斜視図である。 組み立てられた状態の、ボルトと関係した図5の構成部品を示す前方斜視図である。 図6の構成部品のいくつかを示す後方斜視図である。 フレームから離れた図3の下側フロントフェンダーパネル及び下側リヤフェンダーパネルを示す平面図である。 説明図の明瞭さのためシートが除去された、図1及び2のATVのリヤ部分を示す平面図である。 説明図の明瞭さのためシート及び他の構成部品が除去された、図1及び2のATVのリヤ部分を示す斜視図である。 図1及び2のATVのリヤ部分を示す下方斜視図である。 図9中の断面線12−12に沿った断面図である。 従来のATVのフェンダーアセンブリを示す断面図である。 図9のリヤフェンダーアセンブリの一部を示す平面図である。 図14の他の構成部品から離れた下側リヤフェンダーパネルの一部を示す上方斜視図である。 図15の下側リヤフェンダーパネルの一部を示す下方斜視図である。 Tナットと関係した図15の下側リヤフェンダーパネルの一部を示す上方斜視図である。 Tナット及びボルトと関係した図16の下側リヤフェンダーパネルの一部を示す下方斜視図である。 両方のボルトが立面図で示され、ボルトの一方が部分的に除去されるように示される、図14中の断面線19−19に沿った断面図である。 図1及び2のATVの選択された構成部品を示す側面図である。 図20の一部の拡大物を示す側面図である。 フレームの一部と関係した図20の構成部品を示す後方斜視図である。 説明図の明瞭さのため燃料タンクカバーが取り除かれる、図22の構成部品を示す後方斜視図である。 ボルト及びプッシュピンが立面図で示される、図21中の断面線24−24に沿った断面図である。 ボルトが立面図で示される、図21中の断面線25−25に沿った断面図である。 ボルト及びカラー(collar)が除去されるように示される、図10の一部の拡大物を示す斜視図である。 図1及び2のATVから取り外されたシートの下方斜視図である。 図1及び2のATVのリヤフェンダーアセンブリ及びフレームと関係したシートを示す側面図である。 図1及び2のATVの選択された構成部品を示す斜視図である。 図29の構成部品を示す底面図である。 図29の一部の拡大物を示す斜視図である。 ボルトが立面図で示される、図31中の断面線32−32に沿った断面図である。 従来のリヤフェンダーアセンブリ、泥よけ、及び、従来のATVに設けられるようないくつかの他の構成要素を示す分解斜視図である。 ボルトが立面図でまた締め付けられていない姿勢で示される、2つの重なるパネルを含むファスナー構成の断面図である。 ボルトが立面図でまた締め付けられた姿勢で示される、図34の構成部品の断面図である。 他の実施形態によるATVのフレーム、下側フロントフェンダーパネル及び下側リヤフェンダーパネルを示す前方斜視図である。 図36の構成部品を示す後方斜視図である。 図36及び36aの構成部品と分解された関係にある、上側フロントフェンダーパネル及び上側リヤフェンダーパネルを示す前方斜視図である。 組み立てられた状態の図37の構成部品を示す前方斜視図である。 図38の構成部品のいくつかを示す後方斜視図である。
以下、図1〜12、14〜32、34〜36、36a、37〜38及び38aの図や例に関連して、実施形態が説明される。ここでは、同様の番号が、各図を通じて同じまたは対応する要素を示し得る。いくつかの実施形態が、ATVに関して、本明細書にて説明される。ATVが、オフロード、スポーツ及び/またはドライバ及びおそらくは1人または複数の乗員による実用的な利用に適したサドルタイプの車両を有し得ることを理解されるであろう。本明細書にて提供される例の多くは、ATVに関するが、いくつかの実施形態がまた、例えば、自動車、トラック、バン、水上バイク(personal watercraft)、飛行機、オートバイ、ボート、おもちゃ、及び、建設機械等の他のタイプの車両への適用性を有し得ることを理解されるであろう。
例えば図1及び2に示されるもの等の一実施形態では、ATV40が、ATV40のフレーム41に対して支持される4つのホイールを有する。具体的には、ATV40が、左フロントホイール42、右フロントホイール43、左リヤホイール44及び右リヤホイール45を有するように示される。しかしながら、代替的な実施形態では、ATVが、異なる数のホイールを有し得る。例えば、ATVは、計3つのホイールを有してもよく、この場合、1つのホイールがフロントホイールであり、残りの2つのホイールがリヤホイールである。他の例として、ATVが計5つのホイールを有してもよく、この場合、1つのホイールがフロントホイールであり、残りの4つのホイールがタンデム車軸形態にあるリヤホイールである。さらに別の例では、ATVが計6つのホイールを有してもよく、この場合、2つのホイールがフロントホイールであり、残りの4つのホイールがタンデム車軸形態にあるリヤホイールである。
ATVに設けられたホイールの数にかかわらず、ATVは、フェンダーアセンブリを有し得る。フェンダーアセンブリは、ATVの走行中に、ATVのホイールからまたATVのオペレータ及び/または乗員に岩屑が投げ出されることを防止するように構成され得る。かかる岩屑は、例えば、泥(dirt)、枝(brush)、岩(rocks)または水滴(moisture)を含み得る。一実施形態では、フェンダーアセンブリが、ATV上に存在する各ホイールの少なくともいくつかの被覆を提供するように構成され得る。しかしながら、他の実施形態では、フェンダーアセンブリは、ATV上に存在するいくつかのホイールの少なくともいくつかの被覆を提供するのみであり得る。例えば図1及び2における一実施形態では、ATV40は、フロントフェンダーアセンブリ46及びリヤフェンダーアセンブリ56を有するように示される。フロントフェンダーアセンブリ46は、ATV40の走行中に、左及び右フロントホイール42及び43からまたATV40のオペレータ及び/または乗員に岩屑が投げ出されることを防止するよう構成されるように示される。同様に、リヤフェンダーアセンブリ56は、ATV40の走行中に、左及び右リヤホイール44及び45からまたATV40のオペレータ及び/または乗員に岩屑が投げ出されることを防止するよう構成されるように示される。フェンダーアセンブリが、様々な他の適切な形態または構成のいずれかにおけるATVまたは他の車両に設けられ得ることを理解されるであろう。
ATV40のフロント及びリヤフェンダーアセンブリ46、56の構造が、図1〜12及び14〜32を参照しながら説明されるであろう。図1〜12をまとめて参照すれば、フロント及びリヤフェンダーアセンブリ46、56の各々が、少なくとも部分的に互いに重なるフェンダーパネルを含む重構造の構成を有し得ることが見てとられる。具体的には、フロントフェンダーアセンブリ46が、ATV40の左及び右フロントホイール42及び43用のフェンダーを共に提供する下側フロントフェンダーパネル47及び上側フロントフェンダーパネル50を有するように示される。下側フロントフェンダーパネル47は、左下側フロントフェンダー部48及び右下側フロントフェンダー部49を有するように示される。下側フロントフェンダーパネル47は、左下側フロントフェンダー部48が少なくとも部分的に左フロントホイール42にわたり延びるように、また、右下側フロントフェンダー部49が少なくとも部分的に右フロントホイール43にわたり延びるように、フレーム41に取り付けられ得る。下側フロントフェンダーパネル47は、上面48a及び底面48bを有するように示される。左及び右下側フロントフェンダー部48及び49の各々と対応する上面48aの部分は、ATV40用の装飾的なボディ面を提供し得る。装飾的なボディ面が、ATVの見物者にも容易に明らかであるそれらのボディパネル部であることは十分に理解されるであろう。ATVの審美的な外観を改善するために、かかる表面を洗い、ワックスがけし、おそらくさらに磨くのはオペレータにとって一般的であろう。左及び右下側フロントフェンダー部48及び49の各々と対応する底面48bの部分は、左フロントホイール42及び右フロントホイール43によりそれぞれ投げ出される岩屑からの接触を受けるべく配置されるように示される。
上側フロントフェンダーパネル50は、下側フロントフェンダーパネル47を少なくとも部分的に覆うように、また、左上側フロントフェンダー部51及び右上側フロントフェンダー部52を有するように示される。上側フロントフェンダーパネル50は、左上側フロントフェンダー部51が少なくとも部分的に左フロントホイール42にわたり延びるように、また、右上側フロントフェンダー部52が少なくとも部分的に右フロントホイール43にわたり延びるように、フレーム41及び/または下側フロントフェンダーパネル47に取り付けられ得る。上側フロントフェンダーパネル50は、上面51a及び底面51bを有するように示される。左及び右上側フロントフェンダー部51及び52の各々と対応する上面51aの少なくとも一部は、ATV40用の装飾的なボディ面を提供し得る。左及び右上側フロントフェンダー部51及び52の各々と対応する底面51bの部分は、左フロントホイール42及び右フロントホイール43からそれぞれ投げ出される岩屑からの接触を受けるべく配置されるように示される。このように、下側及び上側フロントフェンダーパネル47及び50の両方が、左及び右フロントホイール42及び43から投げ出される岩屑からの接触をそれぞれ受けることが可能であり、また、装飾的なボディパネルとしての役割をそれぞれ果たし得ることが理解されるであろう。
下側及び上側フロントフェンダーパネル47及び50が、上側フロントフェンダーパネル50の底面51bの一部が、下側フロントフェンダーパネル47の上面48aの少なくとも一部に隣接するように、ATV40の残りに対して取り付けられ得る。一実施形態では、上側フロントフェンダーパネル50の底面51bの少なくとも一部が、下側フロントフェンダーパネル47の上面48aの少なくとも一部に接触する。また、上側フロントフェンダーパネル50は、ATV40の左側からATV40の右側へ連続的に延びるように示される。いくつかの他の実施形態では、下側及び上側フロントフェンダーパネルの一方または両方は、ATVの左側からATVの右側へ連続的に延びてもまたは延びなくてもよい。図6に示されるように、例えば、下側フロントフェンダーパネル47は、外周部53まで延びることが可能であり、また、下側フロントフェンダーパネル47の一部は、上側フロントフェンダーパネル50の外周部54の一部を越えて延びることが可能である。付加的にまたは代替的に、上側フロントフェンダーパネルの異なる一部が、下側フロントフェンダーパネルの外周部の一部を越えて延びてもよい。
一実施形態では、下側及び上側フロントフェンダーパネル47及び50が、同様の材料(例えばプラスチック)から形成されることが可能であり、さらに同じ色を有してもよい。他の実施形態では、下側及び上側フロントフェンダーパネル47及び50が、異なる材料から(例えば一方がプラスチックから、また、他方が鋼から)、及び/または、異なる色を有するために、形成され得る。上側フロントフェンダーパネル50は、上側フロントフェンダーパネル50を単に交換することにより、また、下側フロントフェンダーパネル47を交換することなしに、オペレータがATV40の色プロファイル(color profile)を簡単に迅速に安価に変更することを可能とするために、フレーム41及び/または下側フロントフェンダーパネル47に取り外し可能に取り付けられ得る。加えて、本明細書に記載されるような重構造のボディパネル構成が、いくつかの構造上の利点、審美的な利点、及び、ATV40またはそれ以外の本明細書に記載されるもののいくつかを製造するまたは修理する際の他の利点をもたらし得ることが理解されるであろう。
リヤフェンダーアセンブリ56は、ATV40の左及び右リヤホイール44及び45用のフェンダーを共に提供する下側リヤフェンダーパネル57及び上側リヤフェンダーパネル60を有するように示される。下側リヤフェンダーパネル57は、左下側リヤフェンダー部58及び右下側リヤフェンダー部59を有するように示される。下側リヤフェンダーパネル57は、左下側リヤフェンダー部58が少なくとも部分的に左リヤホイール44にわたり延びるように、また、右下側リヤフェンダー部59が少なくとも部分的に右リヤホイール45にわたり延びるように、フレーム41に取り付けられ得る。下側リヤフェンダーパネル57は、上面58a及び底面58bを有するように示される。左及び右下側リヤフェンダー部58及び59の各々と対応する上面58aの部分は、ATV40用の装飾的なボディ面を提供し得る。左及び右下側リヤフェンダー部58及び59の各々と対応する底面58bの部分は、左リヤホイール44及び右リヤホイール45によりそれぞれ投げ出される岩屑からの接触を受けるべく配置されるように示される。
上側リヤフェンダーパネル60は、下側リヤフェンダーパネル57を少なくとも部分的に覆うように、また、左上側リヤフェンダー部61及び右上側リヤフェンダー部62を有するように示される。上側リヤフェンダーパネル60は、左上側リヤフェンダー部61が少なくとも部分的に左リヤホイール44にわたり延びるように、また、右上側リヤフェンダー部62が少なくとも部分的に右リヤホイール45にわたり延びるように、フレーム41及び/または下側リヤフェンダーパネル57に取り付けられ得る。上側リヤフェンダーパネル60は、上面61a及び底面61bを有するように示される。左及び右上側リヤフェンダー部61及び62の各々と対応する上面61aの少なくとも一部は、ATV40用の装飾的なボディ面を提供し得る。左及び右上側リヤフェンダー部61及び62の各々と対応する底面61bの部分は、左リヤホイール44及び右リヤホイール45からそれぞれ投げ出される岩屑からの接触を受けるべく配置されるように示される。このように、下側及び上側リヤフェンダーパネル57及び60の両方が、左及び右リヤホイール44及び45からの岩屑からの接触をそれぞれ受けることが可能であり、また、装飾的なボディパネルとしての役割をそれぞれ果たし得ることが理解されるであろう。
下側及び上側リヤフェンダーパネル57及び60が、上側リヤフェンダーパネル60の底面61bの一部が、下側リヤフェンダーパネル57の上面58aの少なくとも一部に隣接するように、ATV40の残りに対して取り付けられ得る。一実施形態では、上側リヤフェンダーパネル60の底面61bの少なくとも一部が、下側リヤフェンダーパネル57の上面58aの少なくとも一部に接触する。また、下側及び上側リヤフェンダーパネル57及び60の各々は、ATV40の左側からATV40の右側へ連続的に延びるように示される。いくつかの他の実施形態では、下側及び上側リヤフェンダーパネルの一方または両方は、ATVの左側からATVの右側へ連続的に延びなくてもよい。図9及び12に示されるように、例えば、下側リヤフェンダーパネル57は、外周部63まで延びることが可能であり、また、下側リヤフェンダーパネル57の一部は、上側リヤフェンダーパネル60の外周部64の一部を越えて延びることが可能である。付加的にまたは代替的に、上側リヤフェンダーパネル60の異なる一部が、下側リヤフェンダーパネル57の外周部63の一部を越えて延びてもよい。
一実施形態では、下側及び上側リヤフェンダーパネル57及び60が、同様の材料(例えばプラスチック)から形成されることが可能であり、さらに同じ色を有してもよい。他の実施形態では、下側及び上側リヤフェンダーパネル57及び60が、異なる材料から(例えば一方がプラスチックから、また、他方がスチールから)、及び/または、異なる色を有するために、形成され得る。上側リヤフェンダーパネル60は、上側リヤフェンダーパネル60を単に交換することにより、また、下側リヤフェンダーパネル57を交換することなしに、オペレータがATV40の色プロファイルを簡単に迅速に安価に変更することを可能とするために、フレーム41及び/または下側リヤフェンダーパネル57に取り外し可能に取り付けられ得る。
フロントフェンダーアセンブリ46は、リヤフェンダーアセンブリ56とは別個に提供されるように示される。しかしながら、代替的な実施形態では、フロントフェンダーアセンブリの少なくとも一部が、リヤフェンダーアセンブリの少なくとも一部と一体的に(例えば共通の成形プロセスによって)提供されてもよい。例えば、1つの代替的な実施形態においては、下側フロントフェンダーパネルが、(例えば、パネルがATVの前方端部からATVの後方端部へ延び得るように)下側リヤフェンダーパネルと一体的に形成されてもよい。上側フロントフェンダーパネルは、付加的にまたは代替的に、(例えば、パネルがATVの前方端部からATVの後方端部へ延び得るように)上側リヤフェンダーパネルと一体的に形成されてもよい。しかしながら、別個のフロント及びリヤフェンダーアセンブリの提供を容易にすることにより、フェンダーアセンブリの製造可能性が、例えば、より小さい成形装置の使用を可能にすることによって、より効率的にまたより低コストにされることが理解されるであろう。また、いくつかのフェンダーパネルが、ATVの2つの各ホイールにわたり少なくとも部分的に延びるように説明される及び/または示されるものの、いくつかの状況では、1つまたは複数のフェンダーパネルが、ATVの1つのホイールのみにわたり、または、その代わりとして、ATVの3つまたはそれ以上の各ホイールにわたり、少なくとも部分的に延び得ることが理解されるであろう。
一実施形態による、また、フロントフェンダーアセンブリ46及びリヤフェンダーアセンブリ56に関して前述されるような重構造のフェンダーアセンブリは、ATV上でフェンダーアセンブリを支持するために従来採用される細長い金属ワイヤ・ステー(例えば前述されたような図13中の557)のいくつかまたはすべての必要をなくするために、十分な強度及び剛性を示し得る。ワイヤ・ステーは、扱いにくく、導入が困難であり、障害になりやすく、高価であるので、一実施形態によるフェンダーアセンブリが、いくつかまたはすべての支持用のワイヤ・ステーの必要をなくすることにより、顕著な利点をもたらし得ることが理解されるであろう。例えば、図3、5及び12を参照すれば、左下側リヤフェンダー部58が、内側端部58cから外側端部58dへ延びることが見てとられる。同様に、左上側リヤフェンダー部61が内側端部61cから外側端部61dへ延びる。内側端部58c及び61cの各々が、ATV40のフレーム41に取り付けられるように、図12に示される。具体的には、左下側リヤフェンダー部58の内側端部58cが、左上側リヤフェンダー部61の内側端部61cに接触するように、図12に示され、また、ボルト122が、カラー(collar)123を通じて、内側端部58c、61c及びフレーム41の各々における整列された孔部内に通過するように示される。しかしながら、内側端部58c及び61cは、ボルト等のファスナーを含むまたは含まなくてもよい種々の適切な代替的な形態のいずれかで、ATV40のフレーム41に直接にまたは間接的に取り付けられ得る。
一実施形態では、左下側リヤフェンダー部58が、内側端部58cに隣接して左下側リヤフェンダー部58の下方に付属する脚部103を一体的に有するように、図12に示される。脚部103は、図12に示されるように、例えば、(重い物体が、リヤフェンダーアセンブリ56上に落とされた場合など)リヤフェンダーアセンブリ56の下方への垂直たわみから生じるフレーム41への力を伝達するために、フレーム41を横方向に押圧するように構成され得る。脚部103は、フレーム41と接触するように構成されるラバーバンパー104を有するように示される。
左上側リヤフェンダー部61は、取付け位置90で、左下側リヤフェンダー部58に取り付けられ得る。取付け位置90が外側端部58d及び61dの少なくとも一方に隣接して提供され得るものの、図12の実施形態では、取付け位置90が、左上側リヤフェンダー部61の外側端部61dに隣接すること、また、左下側リヤフェンダー部58の外側端部58dが、リヤフェンダーアセンブリ56の外周部の少なくとも一部を規定することが見てとられる。代替的な実施形態では、取付け位置が、左下側リヤフェンダー部の外側端部に隣接することが可能であり、また、左上側リヤフェンダー部の外側端部が、リヤフェンダーアセンブリの外周部の少なくとも一部を規定することが可能である。
左上側リヤフェンダー部61は、種々の適切な形態のいずれかで、取付け位置90で左下側リヤフェンダー部58に取り付けられ得る。これらの形態の1つが、図14〜19に関連して以下に詳細に説明される。一実施形態では、図19に示されるように、例えば、左上側リヤフェンダー部61が、取付け位置90で左下側リヤフェンダー部58に接触する。
しかしながら、左上側リヤフェンダー部61が取付け位置90にてどのように左下側リヤフェンダー部58に取り付けられるかにかかわらず、左上側リヤフェンダー部61及び左下側リヤフェンダー部58が、(すなわち、図13中の557等の従来の細長い金属ワイヤ・ステーなしに)垂直たわみに対する取付け位置90及び/またはリヤフェンダーアセンブリ56の外周部の抵抗を促進するために共同し得ることが理解されるであろう。内側端部58c、61cにて、また、取付け位置90にて、左上側リヤフェンダー部61を左下側リヤフェンダー部58に取り付けることにより、この間隔を橋渡しする左上側リヤフェンダー部61及び左下側リヤフェンダー部58の部分が、垂直負荷がリヤフェンダーアセンブリ56の左部分に加えられるように、引張/圧縮関係(tension/compression relationship)に入ることが理解されるであろう。この引張/圧縮関係は、図13中の557等の細長い金属ワイヤ・ステーの存在なしに、かかる垂直たわみから回復するための十分な復元力とともに、垂直たわみに対する抵抗を促進する。例えば、重い物体がフェンダーアセンブリ上に落ちた場合、オペレータがフェンダーアセンブリ上にもたれるまたは座る場合、過剰な積み荷がフェンダーアセンブリ上で引きずられる場合、または、車両が衝突した場合等に、フェンダーアセンブリは、垂直たわみを受けることが可能であることが理解されるであろう。
リヤフェンダーアセンブリ56の右部分が、垂直たわみに対するフェンダーアセンブリの抵抗を促進すべく従来採用されるような1つまたは複数の細長い金属ワイヤ・ステーの存在を回避するために、リヤフェンダーアセンブリ56の左部分に関して前述されたものと同様の構成で提供され得ることが理解されるであろう。具体的には、右下側リヤフェンダー部59及び右上側リヤフェンダー部62の各々が、各内側端部及び各外側端部を有し得る。各内側端部は、フレーム41に取り付けられることが可能であり、また、右下側リヤフェンダー部59及び右上側リヤフェンダー部62が、各外側端部の少なくとも一方(例えば、図6に示されるような右上側リヤフェンダー部62の外側端部)に隣接して配置される取付け位置91にて共に取り付けられることが可能である。
その上、フロントフェンダーアセンブリ46が、フェンダーアセンブリの垂直たわみに抵抗するために従来採用されるような1つまたは複数の細長い金属ワイヤ・ステーの存在を回避するために、リヤフェンダーアセンブリ56と同様に構成され得ることが理解されるであろう。例えば、左下側フロントフェンダー部48及び左上側フロントフェンダー部51の各々は、各内側端部48c、51c及び各外側端部48d、51dを有し得る。各内側端部48c、51cは、内側端部58c、61cに関して前述されたようにフレーム41に取り付けられ得る。左下側フロントフェンダー部48及び左上側フロントフェンダー部51は、左上側フロントフェンダー部51の外側端部51dに隣接して配置される取付け位置88にて共に取り付けられ得る。
同様に、右下側フロントフェンダー部49及び右上側フロントフェンダー部52の各々が、従来採用されるような1つまたは複数の細長い金属ワイヤ・ステーの存在を回避する同様の構成で提供され得る。具体的には、右下側フロントフェンダー部49及び右上側フロントフェンダー部52の各々が、各内側端部及び各外側端部を有し得る。各内側端部は、フレーム41に取り付けられることが可能であり、また、右下側フロントフェンダー部49及び右上側フロントフェンダー部52が、各外側端部の少なくとも一方(例えば、図6に示されるような右上側フロントフェンダー部52の外側端部)に隣接して配置される取付け位置89にて共に取り付けられ得る。
1つまたは複数の溝部が、1つまたは複数の所定の通路に沿った流体の通過を容易にすべく、フロントフェンダーアセンブリ46及び/またはリヤフェンダーアセンブリ56にて提供され得る。かかる流体は、例えば、泥、空気及び水を含み得る。溝部は、ATV40における重なりフェンダー間の泥の洗浄を容易にするように構成されることが可能であり、また、ATV40の構成部品(例えば、ラジエータ、トランスミッション、エンジンまたは電子機器)の冷却用エアの通過を容易にすることが可能であり、さらにその上、審美的な値を提供することが可能である。
一実施形態では、リヤフェンダーアセンブリ56が、2つの溝部73、76を規定し得る。具体的には、左上側リヤフェンダー部61が、間隔をおかれた関係で左下側リヤフェンダー部58と共同し、アクセス開口部72及び溝部73の両方を規定するように示される。アクセス開口部72は、ATV40の前方端部106に向かうように示される。溝部73は、下側リヤフェンダーパネル57におけるくぼみ部分により部分的に規定されるように示される。溝部73は、左上側リヤフェンダー部61が、溝部73の両側で左下側リヤフェンダー部58に取り付けられるように、内側端部58c、61cと取付け位置90との間に配置されるよう示される。溝部73は、少なくとも部分的に左リヤホイール44の上に位置し、また、アクセス開口部72から所定の出口開口部74(図9及び11参照)及び77(図9参照)への所定の通路80に沿った流体の通過を容易にすべく構成されるように示される。溝部73は、図9に最もよく示されるように、所定の通路80がルート付けられるように、ATV40の前方端部106からATV40の後方端部107へ全体として長手方向に方向付けられる方向に延び得る。しかしながら、溝部が、種々の他の形態のいずれかで、重なり合うボディパネル間に規定され得ることが理解されるであろう。
アクセス開口部72及び溝部73に関して前述したとおり、右上側リヤフェンダー部62が、間隔をおかれた関係で、右下側リヤフェンダー部59と共同し、アクセス開口部75及び溝部76の両方を規定するように示される。溝部76は、少なくとも部分的に右リヤホイール45の上に位置するように、また、アクセス開口部75から所定の出口開口部74(図9及び11参照)と所定の出口開口部87(図9参照)とへの所定の通路81に沿った流体の通過を容易にすべく構成されるように示される。溝部76は、図9に最もよく示されるように、所定の通路81がルート付けられるように、ATV40の前方端部106からATV40の後方端部107へ全体として長手方向に方向付けられる方向に延び得る。
所定の出口開口部74は、下方に方向付けられるように、また、ATV40の後方端部107付近の位置で下側リヤフェンダーパネル57により少なくとも部分的に規定され、ATV40の左側と右側との間の途中に配置されるように、図9及び11に示される。所定の出口開口部74は、付加的にまたは代替的に、上側リヤフェンダーパネル60により少なくとも部分的に規定され得る。この形態において、アクセス開口部72、75及び溝部73、76により捕らえられる流体の実質的な部分が、所定の出口開口部74を通じてATV40の裏側の位置へ向けられ得ることが理解されるであろう。アクセス開口部72、75及び溝部73、76により捕らえられる残りの流体の多くまたはすべて(例えば、ゆっくりと移動する流体)が、所定の出口開口部77、87を通じてATV40の下方の位置へ向けられ得る。このような流体が、例えば、ATV40のエンジン用のエア取入れボックスなどのATV40のシート96の下方に配置される所定の領域にアクセスすることを防止すべく、(例えば、以下に説明される左下側及び上側内側エッジ部84、83に隣接する)下側及び上側リヤフェンダーパネル57、60の内側部分が隆起または別の方法により形成されることが可能である。しかしながら、1つまたは複数の所定の出口開口部が、種々の代替的な位置及び構成のいずれかで(例えば、図36、36a、37、38及び38aの実施形態参照)提供され得ることが理解されるであろう。
リヤフェンダーアセンブリ56に関して前述したように、フロントフェンダーアセンブリ46は、2つの溝部67、70を規定し得る。具体的には、左上側フロントフェンダー部51が、間隔をおかれた関係で左下側フロントフェンダー部48と共同し、アクセス開口部66及び溝部67の両方を規定するように示される。溝部67は、少なくとも部分的に左フロントホイール42の上に位置するように、また、アクセス開口部66から所定の出口開口部68への所定の通路78に沿った流体の通過を容易にすべく構成されるように示される。溝部67は、所定の通路78がルート付けられるように、ATV40の前方端部106からATV40の後方端部107へ全体として長手方向に方向付けられる方向に延び得る。
アクセス開口部66及び溝部67に関して前述したように、右上側フロントフェンダー部52が、間隔をあけられた関係で、右下側フロントフェンダー部49と共同し、アクセス開口部69及び溝部70の両方を規定するように示される。溝部70は、少なくとも部分的に右フロントホイール43の上に位置するように、また、アクセス開口部69から所定の出口開口部71(図4に示される)への所定の通路79に沿った流体の通過を容易にすべく構成されるように示される。溝部70は、所定の通路79がルート付けられるように、ATV40の前方端部106からATV40の後方端部107へ全体として長手方向に方向付けられる方向に延び得る。
前述したように、下側及び上側リヤフェンダーパネル57、60は、ファスナー(例えば図12中のボルト122)を、フェンダー部(例えば58、61)の内側端部(例えば58c、61c)における位置合わせされた孔部を通じて、フレーム41における孔部(例えばネジ付き孔部)内に通過させることにより、フレーム41に取り付けられ得る。一実施形態によれば、下側及び上側リヤフェンダーパネル57、60が、フレーム41に対するシート96の取付け前に、フレーム41に取り付けられ得る。シート96は、図10に示されるようなフレーム41に取り付けられるキャッチ94及び95をそれぞれ選択的につなぎ合わせるためのフック92及び93を有するように、図27に示される。例えば、フック92、93及びキャッチ94、95の使用によって、シート96は、フレーム41への選択的な取付けのために構成され得る。図10に示されるように、シート96がフレーム41に取り付けられない場合に、シートの下方の領域が、例えば、修理及び清掃のためにアクセス可能であり得ることが見てとられる。したがって、このようにシートを都合よく取り除きまた取り付けるための能力が好都合であり得ることが理解されるであろう。
シート96は、それぞれシート96の底面に付属する左バンパー部材97及び右バンパー部材99を有するように、図27に示される。左バンパー部材97は、左圧縮面98を有するように示され、また、右バンパー部材99は、右圧縮面100を有するように示される。一実施形態では、左及び右圧縮面98、100の各々がラバー(rubber)を有する。他の実施形態では、左及び右バンパー部材97、99の各々が、部分的にまたは完全にラバーから形成される。圧縮面及び/またはバンパー部材の1つまたは複数が、シートの他の部分と一体的に提供され得る一方で、それらは、代替的に、接着剤、ファスナー、連結機械構造またはその同様のもので、シートの他の部分に取り付けられ得ることが理解されるであろう。
図28に示されるように、シート96がフレーム41に取り付けられるときに、左圧縮面98が、左上側リヤフェンダー部61の内側端部61cにて設けられた左上側リヤフェンダー部61の左上側内側エッジ部83に接触するように示される。左上側内側エッジ部83は、左下側リヤフェンダー部58(図12も参照)の内側端部58cにて設けられた左下側リヤフェンダー部58の左下側内側エッジ部84に重なり、接触するように示される。左圧縮面98と対応する左下側内側エッジ部84の一部が、左圧縮面98と対応する左上側内側エッジ部83の一部に接触するとともに、フレーム41に接触するように、図28に示される。このように、図28に示されるようなフレーム41に対するシート96の取付けに際して、左バンパー部材97は、左圧縮面98とフレーム41との間に、左上側内側エッジ部83及び左下側内側エッジ部84を挟み込む。同様に、フレーム41に対するシート96の取付けに際して、右バンパー部材99は、右圧縮面100とフレーム41との間に、右上側内側エッジ部85(図5参照)及び右下側内側エッジ部86(図3参照)を挟み込む。そうすることで、また、前述したファスナー(例えば図12中のボルト122)を補助することにより、左及び右バンパー部材97、99が、フレーム41に対するリヤフェンダーアセンブリ56の固定を容易にすべく、各フェンダー部61、58、62、59の各エッジ部83、84、85、86を挟み込む。左及び右バンパー部材97、99はまた、フレーム41に対するリヤフェンダーアセンブリ56の振動を防止する役目を果たし得る。
重なるフェンダーパネルの取付け位置は、種々の適切な形態のいずれかで達成され得る。それらの形態の1つが、取付け位置90に関して、また、図14〜19の図に関連して説明されるであろう。取付け位置91(図10参照)が、取付け位置90に関して以下に説明されるものと同様の構成で提供され得ることが理解されるであろう。取付け位置88及び89もまた、取付け位置90に関して示されるような2本のボルト(すなわち図19に示される330、380)及びポケット(すなわち図19にまた示される312、362)の代わりに、取付け位置88及び89の各々が、(それに応じてそれぞれ単一のポケットを必要とするであろう)単一のボルトのみ有するように示されることを除いて、取付け位置90に関して以下に説明されるものと同様の構成で提供され得ることも理解されるであろう。しかしながら、重なったパネルを伴う取付け位置がいかなる数のボルト及びポケットをも含み得ることが理解されるであろう。
具体的には、取付け位置90にて、ボルト330及び380が、左上側リヤフェンダー部61における各孔部310及び360を通過するように示される。左上側リヤフェンダー部61は、孔部310及び360の各々を取り囲み、内側に規定する環状部(annular portion;例えば図19中の358)を有し得る。環状部は、環状部に外側で隣接する左上側リヤフェンダー部61の部分に対して隆起させられ、及び/または、左上側リヤフェンダー部61の部分より大きい厚さを有することが可能である。環状部は、各ボルト(例えば図19中の380)の各圧縮面(例えば図19中の384)に接触するように構成されることが可能であり、また、ボルト(例えば380)の締結からもたらされる左上側リヤフェンダー部61におけるクリープ効果(creep effect)を緩和させるように構成され得る。例えば、図19を参照すれば、ボルト380のパンヘッド(pan head)382が、(ボルト330及びTナット320に関して示されるように)圧縮面384がTナット370に接触するまで締結されるときに、環状部358が圧縮され、それにより、ボルト380の圧縮面384の下方以外の領域における左上側リヤフェンダーパネル部61に対するいかなる実質的な変形をもたらすことなく、ボルト380とTナット370との間の接続において張力(tension)がもたらされる。したがって、これらの環状部(例えば図19中の358)の存在により、(図19中のボルト330に対して示されるように)ボルト330、380の完全な締結にもかかわらず、顕著な審美的な変形が何も左上側リヤフェンダー部61に生じることはほとんどない。
左下側リヤフェンダー部58は、取付け位置90にて2つのポケット312及び362を有するように、図15〜19に示される。ポケット312及び362の各々は、左下側リヤフェンダー部58を通じて延びる各開口部314、364を規定する。開示事項の明確さのため、図8では各取付け位置88、89、90及び91に対応するポケットが現れるものの、重なり合うフェンダーパネルがポケットの使用なしに取り付けられ得るように(例えば図34〜35に示されるように)、図3〜5ではそれらのポケットが示されないことが留意される。
例えば、ポケット312は、Tナット320のネック部324が開口部内に延びるように、スナップ式構成でTナット320のベース部322を受けるべく構成されるように示される。ポケット362は、Tナット370を受けるべく同様に構成され得る。各Tナット(例えば320)のネック部(例えば324)は、対応するボルト(例えば330)のネジ付き端部が、ネック部が開口部(例えば314)を通過するときに、ネック部により受けられ得るように、ネジ付き孔部(例えば326)を規定し得る。
ポケット312は、図16及び18に示されるように、Tナット320を受けるべく構成される周囲部(perimeter)313を有し得る。周囲部313は、2つの斜角コーナ(beveled corner)317及び318を有し得るが、それ以外は、図16及び18にも示されるように、全体として矩形であり得る。ポケット312は、壁部343及び2つのコーナ・ストップ315及び316を有するようにも示される。具体的には、壁部343は、周囲部313から延びることが可能であり、斜角コーナ317及び318の各々に隣接した切欠き部345及び346を有することが可能である。一実施形態では、図15〜18に示されるように、切欠き部345及び346が、左下側リヤフェンダー部58を通じて全体に延びる孔部を有し得る。斜角コーナ317及び318及び切欠き部345及び346は、コーナ・ストップ315及び316を共に規定するように示される。
一旦Tナット320がポケット312内に挿入されると、コーナ・ストップ315及び316は、壁部343及び孔部310と共同して、ポケット312内におけるスナップ式構成でのTナット320の保持を容易にし得る。具体的に、一旦Tナット320がポケット312内に挿入されると、孔部310とのネック部324の相互作用、及び、壁部343及びコーナ・ストップ315、316とのベース部322の相互作用が、Tナットがポケット312から容易に取り除かれることを防止し得る。ポケット362は、例えば、図15〜19に示されるように、ポケット312と同様に構成され得る。
取付け位置90における左下側リヤフェンダー部58への左上側リヤフェンダー部61の取付けを容易にするために、Tナット320、370は、前述されたようなスナップ式構成で、各ポケット312、362内に挿入され得る。その後、ボルト330、380が、左上側リヤフェンダー部61における各孔部310、360内に、また、左下側リヤフェンダー部58の各ポケット312、362内に配置された各Tナット320、370のネジ付き孔部(例えば326)内に、挿入され得る。前述されたように、一旦Tナット320、370が各ポケット312、362内に挿入されると、各ポケット312、362からのTナット320、370の取り外しは容易に実現されないことがある。したがって、典型的には、ポケット312、362が、この保持機能をもたらすべく構成され得るため、Tナット320、370の各ネジ付き孔部(例えば326)内へのボルト330、380の挿入の間に、Tナット320、370を手作業で保持する必要はない。この構成が、Tナット320、370の自動的なハンズフリーの保持をもたらすため、取付け位置90にて左下側リヤフェンダー部58及び左上側リヤフェンダー部61を組み立てるプロセスが、極めて簡単とされる。
重なり合うパネルが、種々の代替的なファスナー構成のいずれかの使用によって、(例えば取付け位置にて)取り付けられ得ることが理解されるであろう。例えば、1つの代替的な実施形態では、図34〜35に示されるように、各パネル657及び660(例えばフェンダーパネル等の車両用ボディパネル)が、ボルト630、ラバーブーツ(rubber boot)619、及び、ボルト630のネジ付き端部を受けるためのネジ付き孔部を規定するナット620の使用によって取り付けられ得る。ラバーブーツ619は、パネル660における孔部を通じて挿入されることが可能であり、パネル657は、パネル657における孔部がパネル660における孔部と位置合わせされるように配置され得る。その後、ボルト630が、図34に示されるように、ナット620内に捩じ込まれ得る。ボルト630が締結されるとき、ナット620は、パネル657、660に向かって引き寄せられ、それにより、ラバーブーツ619が圧縮され、直径方向に拡大し、そして、結果的にパネル657、660が共に固定される。
ATV用のボディパネルは、典型的には、所定の許容範囲内で製造される(例えば成形される)ため、ボディパネルは、さらになお容認可能な許容限度内に含まれる最適な所望値(optimally desired)よりもわずかに大きくまたは小さくなり得る。したがって、ボディパネルに設けられる取付け孔部(例えばボルト用の)は、多くの場合、許容範囲変動に適応すべく長くされる。許容範囲内のボディパネルの寸法における変動は、多くの場合、車両の見物者には見えない。しかしながら、これらの変動は、特に、各ボディパネルが、許容限界に近づく寸法を有するボディパネルの一方または両方が原因で、不規則な境界面にて集まるときに目立ち得る。
ATV40における各ボディパネル間の1つの境界面が、後述されるように、フロントフェンダーアセンブリ46がリヤフェンダーアセンブリ56に接触するATV40の中心付近で(すなわち、図20に示される中間ファスナー118にて)提供されるように示される。フロント及びリヤフェンダーアセンブリ46、56の各々は、この境界面にて、ATV40のフレーム41に取り付けられ得る。この境界面の位置がATV40の共通の焦点であり得るため、この境界面における不規則は、実質的にまったく受け入れられない。そのようなものとして、また、ATV40が品質及び耐久性のイメージを一貫して示すために、最小限の変動/不規則が、この境界面にてフロント及びリヤフェンダーアセンブリ46、56間にもたらされることが重要であり得る。フロント及び/またはリヤフェンダーアセンブリ46、56のいずれかが許容限度に近づく程度まで、いかなる変動も、後述されるように、ATV40の各前方及び後方端部106、107に隣接して設けられる調整可能なファスナーの構成(例えば、ボディパネルにおける細長い孔部を含む)によって、適応され得る。この構成では、フロント及びリヤフェンダーアセンブリ46、56とATV40の前方及び後方端部106、107付近に配置されるATV40の他の部分との間の境界面が、ATV40の見物者に対して特に目立たないため、フロントまたはリヤフェンダーアセンブリ46、56のいずれかの許容範囲におけるいかなる変動もATV40の見物者の目を引くことになることはほとんどない。
具体的には、フレーム41が、例えば、前方端部108から後方端部109へ延びるように図3に示される。フレーム41は、フレーム41の前方端部108に隣接して配置される前方取付け構造(例えば図6中の110)を有するように示される。フレーム41はまた、フレーム41の後方端部109に隣接して配置される後方取付け構造(例えば図26中の111)を有するように示される。フレーム41は、フレーム41の前方端部108とフレーム41の後方端部109との間の中間付近に配置される中間取付け構造(例えば図22〜23中の112)を有するように付加的に示される。
フロントフェンダーアセンブリ46は、前方取付け構造110及び中間取付け構造112の各々への取付けのために構成されるように示される。リヤフェンダーアセンブリ56は、中間取付け構造112及び後方取付け構造111の各々への取付けのために構成されるように示される。図21、24及び25に示されるように、また、以下でさらに詳細に記述されるように、中間ファスナー118(例えばネジ付きボルト)が、中間取付け構造112により、また、中間取付け構造112にこれらの重なり部分を取り付けるために、フロント及びリヤフェンダーアセンブリ46、56の重なり部分(例えば、それぞれ左下側フロント及びリヤフェンダー部48及び58)により、それぞれ規定される位置合わせ孔部113、115、116内に挿入され得る。一実施形態では、図24及び25に示されるように、中間取付け構造112における孔部113が、中間ファスナー118のネジ付け端部を受けるように構成されたネジ付き孔部を有する。図24及び25に示される実施形態では、例えば、フロントフェンダーアセンブリ46及びリヤフェンダーアセンブリ56により規定される位置合わせ孔部115及び116が、フロントフェンダーアセンブリ46の後方端部に対するリヤフェンダーアセンブリ56の前方端部の位置決めに関して、もしあっても、ほんの少ししかない変動性を可能とすべく、実質的に丸いように示される。一実施形態では、また、図2及び20を参照すれば、位置合わせ孔部115、116及び113及び中間ファスナー118が、シート96の最下部の垂直下方の位置に、また、シート96の最上部の水平前方の位置に配置され得る。しかしながら、これらの特徴部が、車両における種々の適切な形態及び構成のいずれでも配置され得ることが理解されるであろう。
また、中間ファスナー118が、ATV40の左側におけるフロントフェンダーアセンブリ46及びリヤフェンダーアセンブリ56の取付けに関して示されるものの、他の中間ファスナーが、フロントフェンダーアセンブリ46及びリヤフェンダーアセンブリ56をATV40の右側に同様に取り付けるために提供され得ることが理解されるであろう。具体的には、中間ファスナーが、ATV40の両側に対応して配置される左中間ファスナー(例えば118)及び右中間ファスナーを含み得る。この場合、左中間ファスナー(例えば118)が、フロントフェンダーアセンブリ(例えば46)、リヤフェンダーアセンブリ(例えば56)及び中間取付け構造(例えば112)の各々の左部分により規定される各位置合わせ孔部(例えば115、116、113)内に挿入され、また、右中間ファスナーが、フロントフェンダーアセンブリ(例えば46)、リヤフェンダーアセンブリ(例えば56)及び中間取付け構造(例えば112)の各々の右部分により規定される各位置合わせ孔部内に挿入される。
この構成では、リヤフェンダーアセンブリ56の前方端部とフロントフェンダーアセンブリ46の後方端部との間の境界面は、実質的に均一または密接であることが可能であり、また、フロント及びリヤフェンダーアセンブリ46、56の寸法におけるいかなる変動性も、フレーム41の前方及び後方端部108、109の各々にて説明されることができ、その場所では、フロント及びリヤフェンダーアセンブリ46、56が、一般的には他のボディ構成部品と密接に接合すること(interface)が期待されず、(例えばフェンダーアセンブリを成形するあいだに不規則に生じる)適合性のわずかな変化が目立つことはほとんどない。この柔軟性を提供するために、フロントフェンダーアセンブリ46の前方端部は、細長いスロット孔部(例えば図6中の114)を備えることが可能であり、また、リヤフェンダーアセンブリ56の後方端部は、細長いスロット孔部(例えば図26中の117)を備えることが可能である。ファスナー(例えば図6中のボルト121)は、フロントフェンダーアセンブリ46における細長いスロット孔部(例えば図6中の114)を通じて、フレーム41の前方取付け構造110におけるネジ付き孔部内に通過し得る。同様に、ファスナー(例えば図10、12及び26中のボルト122)は、リヤフェンダーアセンブリ56における細長いスロット孔部(例えば図26中の117)を通じて、フレーム41の後方取付け構造111におけるネジ付き孔部(例えば図26中の136)内に通過し得る。したがって、中間ファスナー118は、フロントフェンダーアセンブリ46及びリヤフェンダーアセンブリ56の少なくとも一方における許容範囲の変動性が、(中間取付け構造112への代わりに)前方取付け構造110及び後方取付け構造111の少なくとも一方への取付けにおける変動をもたらすように、フロントフェンダーアセンブリ46とリヤフェンダーアセンブリ56との間の一貫した接合(interface)を容易にすべく、基準を規定する。
中間ファスナー(例えば118)は、フレーム41に対するフロント及びリヤフェンダーアセンブリ46、56の各部分を取り付けるために、種々の適切な構成のいずれかで、提供され得る。例えば、1つの特定の実施形態では、図21〜25に示されるように、中間ファスナー118が、ヘッド120及びネジ付き端部119を有するボルトを有するように示される。グロメット216が、中間ファスナー118の一部分を取り囲むように示される。グロメット216は、フロントフェンダーアセンブリ46が、中間ファスナー118に隣接するリヤフェンダーアセンブリ56に接触することを防止すべく、フロントフェンダーアセンブリ46(例えば左下側フロントフェンダー部48)とリヤフェンダーアセンブリ56(例えば左下側リヤフェンダー部58)との間に配置され得る。かかる接触を防止するために、グロメット216は、フロント及びリヤフェンダーアセンブリ46、56の接触からもたらされる各フロント及びリヤフェンダーアセンブリ46、56に対する擦り傷(abrasion)を防止する。グロメット216はまた、フロント及びリヤフェンダーアセンブリ46、56の各々がフレーム41に接触することを防止すべく、フロント及びリヤフェンダーアセンブリ46、56の各々とフレーム41との間に配置され得る。この構成では、(例えばATVのエンジンから最初に発散される)フレーム41からの熱が、あまりフロント及びリヤフェンダーアセンブリ46、56に伝導されそうになく、それにより、フロント及びリヤフェンダーアセンブリ46、56の反り及び変色が防止され得る。したがって、図21〜25の締結用の構成では、フロント及びリヤフェンダーアセンブリ46、56の両方の部分が、フレーム41の共通の場所に取り付けられることが可能であるが、互いやフレーム41に接触しない。
一実施形態によれば、図22〜25に示されるように、グロメット216が、外面218を有することが可能であり、また、第1の端部222から第2の端部224まで長手方向に延びる穴220を規定することが可能である。中間ファスナー118は、図24〜25に示されるように、穴220を通過し得る。外面218は、環状溝部226を規定することが可能であり、環状溝部226は、その環状溝部226の両側に配置される長手方向に隣接するグロメット216の環状部分228、230と比較して小さな直径を有する。長手方向に隣接する環状部分の一方(例えば230)は、第1の端部222を規定するように示され、他方、長手方向に隣接する環状部分の他方(例えば228)は、第2の端部224を規定するように示される。図22〜25に示されるように、グロメット216は、フロントフェンダーアセンブリ46における孔部115が、環状溝部226を取り囲むように、また、フロントフェンダーアセンブリ46の一部(例えば左下側フロントフェンダー部48の一部)が環状溝部226内に保持されるように、配置され得る。一実施形態では、図22〜25に示されるように、グロメット216の第1の端部222が、リヤフェンダーアセンブリ56における孔部116に隣接して、リヤフェンダーアセンブリ56(例えば左下側リヤフェンダー部58の一部)に接触し得る。グロメット216は、種々の材料のいずれかを含み得るが、一実施形態では、グロメット216が、ラバー等の弾性材料を含み得る。
一実施形態では、スリーブ210が、穴220がスリーブ210を取り囲むように、グロメット216の穴220内に提供され得る。スリーブ210は、長手方向に延びる穴212を規定し得る。図24〜25に示されるように、中間ファスナー118は、スリーブ210が中間ファスナー118の一部を取り囲み、グロメット216と中間ファスナー118との間に配置されるように、スリーブ210における穴212を通過し得る。この実施形態では、中間ファスナー118が、リヤフェンダーアセンブリ56とフレーム41の中間取付け構造112との間でグロメット216を圧縮するように構成される。
スリーブ210は、中間ファスナー118によりグロメット216の圧縮を制限するように配置され構成され得る。一実施形態では、図24〜25に示されるように、スリーブ210が、フレーム41の中間取付け構造112に接触することが可能であり、また、中間ファスナー118の締結に際して中間ファスナー118のヘッド120と接触すべく、リヤフェンダーアセンブリ56における孔部116内に付加的に延びることが可能である。ヘッド120はまた、図24〜25に示されるように、リヤフェンダーアセンブリ56に接触し得る。また図24〜25に示されるように、スリーブ210は、フレーム41の中間取付け構造112のより大きな表面領域にわたり接触し力を分散させるために、径方向に延ばされた部分214を有し得る。かかる環境において、グロメット216の第2の端部224は、グロメット216がリヤフェンダーアセンブリ56とスリーブ210の径方向に延ばされた部分214との間で圧縮されるように、径方向に延ばされた部分214に接触し得る。スリーブ210は、種々の材料のいずれかを含み得るが、一実施形態では、スリーブ210がステンレス鋼等の金属を含み得る。前述したような圧縮の制限に加えて、スリーブ210は、また、フレーム41及び/または中間ファスナー118からフロント及びリヤフェンダーアセンブリ46、56への熱の移動を防止することを助ける役割を果たし得る。他の実施形態では、フロント及びリヤフェンダーアセンブリ46、56の位置が、中間ファスナー118、グロメット216、及び/または、スリーブ210に対して逆にされてもよいことが理解されるであろう。
燃料タンクカバー190が、左下側リヤフェンダー部58及び左下側フロントフェンダー部48に隣接して配置されるボディパネルを有するように、図20〜22に示される。一実施形態では、燃料タンクカバーが、上側フロントフェンダーパネル50により一体的に提供され得る。しかしながら、別の実施形態では、燃料タンクカバーが、上側フロントフェンダーパネル50とは別個の構成部品として提供され得る。どちらの環境でも、燃料タンクカバー190が、孔部191を規定するタブ194を有し得る。ファスナー(例えばプッシュピン192)が、フレーム41の中間取付け構造112に対する燃料タンクカバー190の間接的な取付けを容易にすべく、孔部191を通じて、また、左下側フロントフェンダー部48における孔部196(図23)を通じて挿入され得る。具体的には、プッシュピン192が、燃料タンクカバー190が中間ファスナー118及び左下側フロントフェンダー部48によってフレーム41に間接的に取り付けられるように、中間ファスナー118に隣接して配置されるように示される。一実施形態では、図21に示されるように、プッシュピン192が、左下側リヤフェンダー部58によって、視界から隠され得る。別の実施形態では、燃料タンクカバーが、付加的にまたは代替的に、1つまたは複数のプッシュピンまたは他のファスナーを用いて、左下側フロントフェンダー部48以外のATV40の1つまたは複数の構成部品に取り付けられてもよい。
リヤフェンダーアセンブリ56は、フェンダーを支持するために、従来のATVにて存在する場合よりも少ない細長い金属ワイヤ・ステーの使用によって、フレーム41に対して支持され得る。しかしながら、いくつかの環境では、リヤフェンダーアセンブリ56の部分を支持するために、制限された数の細長い金属ワイヤ・ステーが提供されることがある。具体的には、図29〜30に示されるように、左下側リヤフェンダー部58の最下位部分が、フレーム41に対して、また、隣接する泥よけ412及びフットレスト410に対して、ステーアセンブリ420により支持され得る。同様の構成は、ATV40の右側において提供され得る。
具体的には、図29〜30に示されるように、ステーアセンブリ420が、2つの細長い金属ワイヤ422及び424を有し得ることが見てとられる。細長い金属ワイヤ422、424が、バネ型の鋼から形成され得ることが予期されるが、細長い金属ワイヤ422、424が、代替的に、いくつかの他の材料から形成されてもよいことが理解されるであろう。細長い金属ワイヤ422、424の各々が、フレーム41、左下側リヤフェンダー部58、フットレスト410及び泥よけ412の各々に取り付けられるように示される。他の実施形態では、ステーアセンブリが、1つのみの細長い金属ワイヤを有してもよく、または、代替的に、2つ以上の細長い金属ワイヤを有してもよいことが理解されるであろう。
細長い金属ワイヤ422、424の各々が、共通の場所で左下側リヤフェンダー部58に取り付けられるように示される。具体的には、ボルト428が、左下側リヤフェンダー部58における孔部を通じて、細長い金属ワイヤ422の端部440を通じて、また、細長い金属ワイヤ424の一部に巻き付く旋回クリップ427内へ通過するために提供されるように示される。他の実施形態では、ステーアセンブリの細長い金属ワイヤは、代替的な構成(例えば異なる場所で)でフェンダー部に取り付けられ得る。
細長い金属ワイヤ422、424が、異なる場所でフレーム41に取り付けるように示される。具体的には、細長い金属ワイヤ424が、フレーム41におけるネジ付き孔部内に挿入され得るボルト426まわりに巻き付けられる端部425を有するように示される。この構成が、細長い金属ワイヤの端部を車両のフレームに取り付けるのに効果的であるものの、それは、細長い金属ワイヤの過度に複雑な曲げを要し、また、取り付けられた構成部品により動作の不十分な柔軟性を促進するように、細長い金属ワイヤの中間部分をフレームに取り付けるのに効果的な構成を提供しない。細長い金属ワイヤの中間部分へ取り付けブラケットを溶接する試みは、細長い金属ワイヤの弾力性及び引張強度への悪影響をもたらし得る。
そのようなものとして、細長い金属ワイヤ422が、細長い金属ワイヤ422の長手部分423を取り囲む旋回クリップ454の使用によって、フレーム41に取り付けられるように示される。さらに詳細に後述されるように、旋回クリップ454は、フレーム41に対する細長い金属ワイヤ422の取付けを容易にし得るが、また、フレーム41に対する細長い金属ワイヤ422の少なくともいくらかの動作を容易にし得る。細長い金属ワイヤ422は、細長い金属ワイヤ422の長手部分423の両側で、左下側リヤフェンダー部58、及び、泥よけ412に取り付けられるように示される。細長い金属ワイヤ422はまた、細長い金属ワイヤ422の長手部分423の両側で、泥よけ412に取り付けられるように示される。旋回クリップ454が、例えば、ボルト468の使用によって、フレーム41に取り付けられ得る。他の実施形態では、各細長い金属ワイヤが、種々の代替的な構成のいずれかで、フレームに取り付けられてもよい。
細長い金属ワイヤ422、424が、異なる場所で泥よけ412に取り付けられるように示される。具体的には、細長い金属ワイヤ424が、泥よけ412における孔部を通じて、各旋回クリップ429、433内に挿入されるボルト430、434で、泥よけ412に取り付けられるように示される。細長い金属ワイヤ422は、泥よけ412における孔部を通じて、各旋回クリップ431、435内に挿入されるボルト432、436で、泥よけ412に取り付けられるように示される。他の実施形態では、各細長い金属ワイヤが、ATVのフットレスト、フレーム及びリヤフェンダーアセンブリに対して少なくとも部分的に泥よけを支持するために、種々の代替的な構成のいずれかで、泥よけに取り付けられてもよい。
細長い金属ワイヤ422、424が、異なる場所でフットレスト410に取り付けられるように示される。具体的には、細長い金属ワイヤ424の一端部が、フットレスト410に対する固定のために、フットレスト410における孔部内に挿入されるように示される。細長い金属ワイヤ422の一端部442は、フットレスト410におけるネジ付き孔部内に挿入され得るボルト443まわりに巻き付けられるように示される。他の実施形態では、各細長い金属ワイヤは、種々の代替的な構成のいずれかで、フットレストに取り付けられてもよい。
ステーアセンブリ420、また、具体的には、細長い金属ワイヤ422、424が、泥よけ412とリヤフェンダーアセンブリ56の左下側リヤフェンダー部58との間の一貫した間隔の開きを容易にするように構成され得ることが見てとられる。そのようなものとして、ATV40の使用の間に、泥よけ412の位置は、リヤフェンダーアセンブリ56に対して顕著に移動する見込みがなく、また、岩屑が、泥よけ412とリヤフェンダーアセンブリ56の左下側リヤフェンダー部58との間のギャップ内に捕らえられることはほとんどない(例えば、図33に示される構成を有する従来のATVと比較して)。
前述されたように、また、図31〜32にさらに詳細に示されるように、細長い金属ワイヤ422が、旋回クリップ454の使用によって、フレーム41に取り付けられるように示される。旋回クリップ454は、保持部分456及び取付け部分458を有するように示される。一実施形態では、旋回クリップ454が、金属またはいくつかの他の材料から形成されるリボン462を有し得る。リボン462は、第1の端部464から第2の端部466へ延び得る。リボン462の一部(例えば保持部分456)は、第1の端部464が第2の端部466に重なるように、細長い金属ワイヤ422の長手部分423を少なくとも部分的に取り囲み得る。保持部分456は、第1の端部464と第2の端部466との間のリボン462に沿った中間付近に配置されるように示される。
このように、また、図31〜32に示されるように、一旦重ねられれば、第1及び第2の端部464、466が、細長い金属ワイヤ422が、リボン462によりフレーム41に可動に取り付けられるように、フレーム41に取り付けられ得る。具体的には、リボン462の取付け部分458が、孔部465を規定するリボン462の第1の端部464、及び、孔部467を規定するリボン462の第2の端部466を有し得る。フレーム41はネジ付き孔部470を規定し得る。ボルト468は、フレーム41の旋回クリップ454の取付けを容易にすべく、ワッシャ469、孔部465、467を通じてネジ付き孔部470内に通過し得る。
旋回クリップ454によるフレーム41に対する細長い金属ワイヤ422のこの可動の取付けが、フレーム41に対する長手部分423の少なくともいくらかの回転、及び/または、フレーム41に対する長手部分423の少なくともいくらかの長手方向の動作を含み得ることが理解されるであろう。フレーム41に対する長手部分423のいくらかの動作を可能とすることにより、もし長手部分423がフレーム41に堅固に固定されれば、旋回クリップ454が、曲げ、または、それ以外にリヤフェンダーアセンブリ56及び/またはフットレスト410に付与され得る他の力の大きさを抑制することが理解されるであろう。
ATV40のフレーム41に左下側リヤフェンダー部58の最下位端部を取り付けるために、細長い金属ワイヤ422が、図29〜30に示されるように、細長い金属ワイヤ422の長手部分423の両側で、左下側リヤフェンダー部58に、また、泥よけ412に取り付けられ得る。細長い金属ワイヤ422はまた、図29〜30に示されるように、細長い金属ワイヤ422の長手部分423の両側で、泥よけ412に取り付けられ得る。リボン462は、リボン462の第1及び第2の端部464、466における各孔部465、467が位置合わせされるように、細長い金属ワイヤ422の長手部分423のまわりに少なくとも部分的に巻き付けられ得る。その後、ボルト468が、ATV40のフレーム41に対する細長い金属ワイヤ422の可動の取付けを容易にすべく、リボン462における孔部465、467を通じてATV40のフレーム41に設けられたネジ付き孔部470内に挿入され得る。
フェンダーパネルが、種々の他の適切な構成のいずれかで、ATV等の車両用に提供され得ることが理解されるであろう。例えば、1つの代替的な実施形態では、図36、36a、37、38及び38aに示されるように、ATVが、フレーム741並びに重なり合う構成で設けられたフロント及びリヤフェンダーアセンブリ746、756を有し得る。具体的には、フロントフェンダーアセンブリ746が、下側フロントフェンダーパネル747及び上側フロントフェンダーパネル750を有するように示される。下側フロントフェンダーパネル747は、外周部753まで延びるように示され、また、上側フェンダーパネル750は、外周部754まで延びるように示される。下側フロントフェンダーパネル747は、左下側フロントフェンダー部748及び右下側フロントフェンダー部749を含むように、また、上面748a及び底面748bを有するように示される。上側フロントフェンダーパネル750は、左上側フロントフェンダー部751及び右上側フロントフェンダー部752を含むように、また、上面751a及び底面751bを有するように示される。下側及び上側フロントフェンダーパネル747及び750の両方が、ATVの左及び右フロントホイールのためにフェンダーを共に提供することが可能であり、左及び右フロントホイールから投げ出される岩屑からの接触をそれぞれ受けることが可能であり、そして、図1〜12及び14〜32の実施形態に関して前述されたように、装飾的なボディパネルとしてそれぞれ役割を果たすことが可能である。
リヤフェンダーアセンブリ756は、下側リヤフェンダーパネル757及び上側リヤフェンダーパネル760を有するように示される。下側リヤフェンダーパネル757は、外周部763へ延びるように示され、また、上側リヤフェンダーパネル760は、外周部764へ延びるように示される。下側リヤフェンダーパネル757は、左下側リヤフェンダー部758及び右下側リヤフェンダー部759を含むように、また、上面758a及び底面758bを有するように示される。上側リヤフェンダーパネル760は、左上側リヤフェンダー部761及び右上側リヤフェンダー部762を含むように、また、上面761a及び底面761bを有するように示される。図1〜12及び14〜32に関する前述の構成と同様に、下側及び上側リヤフェンダーパネル757及び760の両方が、ATVの左及び右リヤホイールのためにフェンダーを共に提供することが可能であり、左及び右リヤホイールから投げ出される岩屑からの接触をそれぞれ受けることが可能であり、装飾的なボディパネルとしてそれぞれ役割を果たすことが可能である。溝部が、図1〜12及び14〜32の実施形態に関する前述のような1つまたは複数の所定の通路に沿った流体の通過を容易にすべく、フロント及びリヤフェンダーアセンブリ746及び756に設けられるように図36、36a、37、38及び38aに示される。図1〜12及び14〜32の実施形態に関する前述の他の特徴部のいくつかまたはすべてがまた、図36、36a、37、38及び38aの実施形態にて設けられてもよく、そのいくつかが図36、36a、37、38及び38aに示される。
前述の特徴部の多くが各フェンダーパネルを有する一方、他の実施形態が、車両に設けられ得るようなボディパネルを有してもよくまたは有さなくてもよい他のタイプの各パネルを有し得ることが理解されるであろう。
実施形態及び例の前述の説明は、例証及び説明のために提供されてきた。それは、排他的であること、または、記載された形式に本発明を限定することを目的とするものでない。多くの変更が、前記の教示に照らして可能である。それらの変更のいくつかが記述されてきたが、その他は、当業者に理解されるであろう。実施形態は、意図される特定の用途に適したような種々の実施形態を最良に例示するために選択され説明された。本発明の範囲が本明細書に添付される特許請求の範囲により規定されることがここに意図される。

Claims (30)

  1. フレーム;
    跨るタイプの車両のオペレターの両足によって跨られるように構成される跨るタイプのシートであって、該フレームに対して支持される跨るタイプのシート;
    該フレームに対して支持される第1のホイール;
    該フレームに対して支持され、該第1のホイールから横方向に間隔をおかれた第2のホイール;
    該フレームに対して支持され、該第1のホイール及び第2のホイールから長手方向に間隔をおかれた第3のホイール;
    該フレームに取り付けられ、該第1のホイール及び第2のホイールの各々にわたり少なくとも部分的に延びる第1のフェンダーパネルであって、該第1のフェンダーパネルが、第1の上面及び第1の底面を有し、該第1の上面の一部が、装飾的なボディ面を規定し、また、該第1の底面の少なくとも一部が、該第1のホイール及び第2のホイールの各々により投げ出される岩屑からの接触を受けるために配置される第1のフェンダーパネル;並びに
    該第1のフェンダーパネルを少なくとも部分的に覆い、該第1のホイール及び第2のホイールの各々にわたり少なくとも部分的に延びる第2のフェンダーパネルであって、該第2のフェンダーパネルが、第2の上面及び第2の底面を有し、該第2の上面の少なくとも一部が、装飾的なボディ面を規定し、また、該第2の底面の一部が、該第1のホイール及び第2のホイールの各々により投げ出される岩屑からの接触を受けるために配置される第2のフェンダーパネル
    を有する跨るタイプの車両であって;
    該第1のフェンダーパネル及び該第2のフェンダーパネルが、該第3のホイールから長手方向に間隔をおかれており、かつ、該第2のフェンダーパネルの一部が、該第1のフェンダーパネルの外周部の一部を越えて延びる、跨るタイプの車両。
  2. 該第1のフェンダーパネルが、第1の内側端部から第1の外側端部へ延び、かつ、該第1の内側端部がフレームに取り付けられ、
    該第2のフェンダーパネルが、第2の内側端部から第2の外側端部へ延び、かつ、該第2の内側端部がフレームに取り付けられ、
    該第2のフェンダーパネルが、第1の外側端部及び第2の外側端部の少なくとも一方に隣接した取付け位置で第1のフェンダーパネルに取り付けられ、
    該第1のフェンダーパネル及び第2のフェンダーパネルが、共同して垂直たわみに対する取付け位置の抵抗を促進する
    請求項1記載の跨るタイプの車両。
  3. 該第1のフェンダーパネルの一部が、該第2のフェンダーパネルの外周部の一部を越えて延びる請求項1記載の跨るタイプの車両。
  4. 該第1のホイール及び第2のホイールの各々が、跨るタイプの車両のリヤホイールを有し、該第3のホイールが、フロントホイールを有し、該第1のフェンダーパネルが、下側リヤフェンダーパネルを有し、該第2のフェンダーパネルが、上側リヤフェンダーパネルを有するものである請求項1記載の跨るタイプの車両。
  5. 左側及び右側をさらに有する請求項1記載の跨るタイプの車両であって、
    該第1のフェンダーパネル及び第2のフェンダーパネルの各々が、該左側から該右側へ連続して延びる請求項1記載の跨るタイプの車両。
  6. 側及び右側をさらに有し、
    該第1のフェンダーパネルが、該フレームに締結され、該左側から該右側へ連続して延び
    該第2のフェンダーパネルが、該第1のフェンダーパネル及び該フレームに締結され、かつ、
    該第2の底面の他の部分が、該第1の上面の少なくとも一部に隣接する
    請求項1記載の跨るタイプの車両。
  7. 該第1のフェンダーパネルの一部が、該第フェンダーパネルの外周部の一部を越えて延びる請求項記載の跨るタイプの車両。
  8. 該第2のフェンダーパネルが、該左側から該右側へ連続して延びる請求項記載の跨るタイプの車両。
  9. 該第1のホイール及び第2のホイールの各々が、フロントホイールを有し、該第3のホイールが、リヤホイールを有し、該第1のフェンダーパネルが、下側フロントフェンダーパネルを有し、該第2のフェンダーパネルが、上側フロントフェンダーパネルを有するものである請求項1記載の跨るタイプの車両。
  10. 該第2のフェンダーパネルの一部、間隔をおかれた関係で第1のフェンダーパネルの一部と共同してアクセス開口部及び溝部の両方を規定し、該溝部が、該第1のホイールと第2のホイールの一つに少なくとも部分的に重なり、該アクセス開口部から第1のフェンダーパネルによって少なくとも部分的に規定される所定の出口開口部への所定の通路に沿った流体の通過を容易にするように構成され、該所定の出口開口部が、下方に向けられ、かつ、第1のフェンダーパネルを通って延び、該所定の出口開口部が、跨るタイプの車両の外部環境と直接流体連通しており、該所定の出口開口部が、跨るタイプの車両の運転中に該アクセス開口部によって捉えられる如何なる液体または液体−固体混合物の少なくとも一部を受け入れるように構成され配置されており、該アクセス開口部によって捉えられる該液体または液体−固体混合物の一部が、該所定の出口開口部を通って、跨るタイプの車両の裏側位置に向けられる、請求項1記載の跨るタイプの車両
  11. 該溝部が、跨るタイプの車両の前方端部から跨るタイプの車両の後方端部へ全体として長手方向に方向付けられた方向に延びる請求項10記載の跨るタイプの車両
  12. 該アクセス開口部が、跨るタイプの車両の前方端部に向かって指向させられる請求項10記載の跨るタイプの車両
  13. 跨るタイプの車両が、左側及び右側をさらに有し、所定の出口開口部が、該左側と右側との間の中間に配置される請求項10記載の跨るタイプの車両
  14. 該第1のホイールが、左ホイールであり
    該第2のホイールが、右ホイールでありかつ
    該第2のフェンダーパネルの左部分が、間隔をおかれた関係で該第1のフェンダーパネルの左部分と共同して左アクセス開口部及び左溝部の両方を規定し、該左溝部が、少なくとも部分的に左ホイールの上に位置し、左アクセス開口部から第1の所定の出口開口部への流体の通過を容易にするように構成され、該第2のフェンダーパネルの右部分が、間隔をおかれた関係で該第1のフェンダーパネルの右部分と共同して右アクセス開口部及び右溝部の両方を規定し、該右溝部が、少なくとも部分的に右ホイールの上に位置し、右アクセス開口部から第2の所定の出口開口部への流体の通過を容易にするように構成され、該第1及び第2の所定の出口開口部が、それぞれ、該左ホイール及び右ホイールの各々の横方向内側にあり、かつ、第1のフェンダーパネルを通って延び、該第1及び第2の所定の出口開口部が、跨るタイプの車両の外部環境と直接流体連通しており、該第1の所定の出口開口部が、跨るタイプの車両の運転中に該左アクセス開口部によって捉えられる如何なる液体または液体−固体混合物の少なくとも一部を受け入れるように構成され配置されており、該第2の所定の出口開口部が、跨るタイプの車両の運転中に該右アクセス開口部によって捉えられる如何なる液体または液体−固体混合物の少なくとも一部を受け入れるように構成され配置されており、該左アクセス開口部及び右アクセス開口部によって捉えられる該液体または液体−固体混合物の一部のそれぞれが、該第1及び第2の所定の出口開口部をそれぞれ通って、跨るタイプの車両のそれぞれの下方位置に向けられる、
    請求項1記載の跨るタイプの車両
  15. 該左溝部が、跨るタイプの車両の前方端部から跨るタイプの車両の後方端部へ全体として長手方向に方向付けられる方向に延び、また、該右溝部が、跨るタイプの車両の前方端部から跨るタイプの車両の後方端部へ全体として長手方向に方向付けられる方向に延びる請求項14記載の跨るタイプの車両
  16. 該左アクセス開口部及び右アクセス開口部の各々が、跨るタイプの車両の前方端部に向かって指向させられる請求項14記載の跨るタイプの車両
  17. 第3の所定の出口開口部をさらに有し、
    該左溝部が、該左アクセス開口部から第1及び第3の所定の出口開口部への流体の通過を容易にするように構成され、
    該右溝部が、該右アクセス開口部から第2及び第3の所定の出口開口部への流体の通過を容易にするように構成され、
    該左ホイール及び右ホイールが、リヤホイールを有る請求項14記載の跨るタイプの車両
  18. 第2のフェンダーパネルの一部が、間隔をおかれた関係で該第1のフェンダーパネルの一部と共同してアクセス開口部及び溝部の両方を規定し、該溝部が、少なくとも部分的に第1ホイールと第2のホイールの一つの上に位置し、該第1の内側端部と取付け位置との間に配置される請求項2記載の跨るタイプの車両
  19. 該アクセス開口部が、跨るタイプの車両の前方端部の方向に向けられ、所定の出口開口部が、該下側フェンダーパネルにより少なくとも部分的に規定される請求項18記載の跨るタイプの車両
  20. 該溝部が、跨るタイプの車両の前方端部から跨るタイプの車両の後方端部へ全体として長手方向に方向付けられた方向に延びる請求項19記載の跨るタイプの車両
  21. 第1の内側端部が、該第2の内側端部に接触し、ファスナーが、該第1の内側端部、該第2の内側端部及びフレームの各々における位置合わせされた孔部内に通過し、また、該第2のフェンダーパネルが、該取付け位置にて第1のフェンダーパネルに接触する請求項2記載の跨るタイプの車両
  22. 第1のフェンダーパネルが、該第1の内側端部に隣接して該第1の底面の下方に付属する脚部を有し、該脚部が、該フレームを横方向に押圧するように構成される請求項18記載の跨るタイプの車両
  23. 該第1のフェンダーパネルが、該第1の内側端部に隣接して該第1の底面の下方に付属する脚部を有し、該脚部が、該フレームを横方向に押圧するように構成され、
    該脚部が、該フレームに接触するように構成されるラバーバンパーを有するものである請求項2記載の跨るタイプの車両
  24. 取付け位置が、該第2の外側端部に隣接す請求項2記載の跨るタイプの車両
  25. 第2のフェンダーパネルの一部が、間隔をおかれた関係で、第1のフェンダーパネルの一部と共同してアクセス開口部及び溝部の両方を規定し、該溝部が、少なくとも部分的に第1のホイールと第2のホイールの一つの上に位置し、第1の内側端部と取付け位置との間に配置され、該溝部が、アクセス開口部から所定の出口開口部への所定の通路に沿った流体の通過を容易にするように構成される請求項24記載の跨るタイプの車両
  26. 該溝部が、跨るタイプの車両の前方端部から跨るタイプの車両の後方端部へ全体として長手方向に方向付けられた方向に延びる請求項25記載の跨るタイプの車両
  27. 該アクセス開口部が、跨るタイプの車両の前方端部の方向に向けられ、該所定の出口開口部が、該第1のフェンダーパネルにより少なくとも部分的に規定される請求項26記載の跨るタイプの車両
  28. 該第1の内側端部が、該第2の内側端部に接触し、ファスナーが、該第1の内側端部、該第2の内側端部及び該フレームの各々における位置合わせされた孔部内に通過し、該第2のフェンダーパネルが、該取付け位置で該第1のフェンダーパネルに接触する請求項25記載の跨るタイプの車両
  29. 第1のフェンダーパネル及び第2のフェンダーパネルの少なくとも一方が、跨るタイプの車両の左側から跨るタイプの車両の右側へ連続して延びる請求項25記載の跨るタイプの車両
  30. 該第1の内側端部が該第2の内側端部に接触し、ファスナーが、該第1の内側端部、該第2の内側端部及び該フレームの各々における位置合わせされた孔部内に通過し、該第2のフェンダーパネルが、該取付け位置で該第1のフェンダーパネルに接触する請求項24記載の跨るタイプの車両
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