JP4574483B2 - 内燃機関 - Google Patents

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本発明は、内燃機関に関するものである。
従来、この種の内燃機関としては、例えば特許文献1に開示されているように、チェーンを介して駆動側プーリーに駆動される吸気用および排気用の第1,第2カムシャフトと、これら両方を軸支する唯一のカムシャフトハウジングと、を備え、カムシャフトハウジングのシリンダヘッドとの併せ面に主オイル通路から第1および第2カムシャフト支持部へ潤滑油を分配するオイル分配通路を設けたものが提案されている。
この内燃機関では、カムシャフトハウジングをシリンダヘッドに組み付けることでオイル分配通路が形成されるので、簡易な構成で第1カムシャフトおよび第2カムシャフトの支持部を潤滑できるものである。
特開平5−280319号公報
一般に、シリンダヘッド上に吸気用カムシャフトと排気用カムシャフトとを備える内燃機関では、カムシャフトがバルブスプリングのスプリング力により機関上方向の力を受けるため、カムシャフトはこれを軸支するカムシャフトハウジングとは全周で接触せずに機関上方向のみ接触するものである。
こうした内燃機関では、カムシャフトとカムシャフトハウジングとの接触部である機関上方向側の充分な潤滑が必要となる。
しかしながら、上記した内燃機関では、オイル分配通路をカムシャフトハウジングとシリンダヘッドとの併せ面に形成した構成であることから、同方向に回転する吸,排気カムシャフトの何れか一方側にしか機関上方向の接触部に潤滑油を充分に供給できないものであった。
本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、簡易な構成でカムシャフト軸受面の必要潤滑部位に充分な潤滑油を供給することを目的の1つとし、またコンパクトな内燃機関を提供することを目的の1つとするものであり、その請求項1は、
吸気弁を開閉駆動可能な吸気側カムシャフトと、
排気弁を開閉駆動可能な排気側カムシャフトと、
シリンダヘッドと協働して前記吸気側カムシャフトおよび前記排気側カムシャフトを回転可能に支承する吸気側軸受面および排気側軸受面を形成するカムブラケットと、前記吸気側軸受面および前記排気側軸受面を潤滑する潤滑油を前記シリンダヘッドから供給する潤滑油供給手段と、
を備える内燃機関であって、
前記カムブラケットは前記吸気側軸受面および前記排気側軸受面が形成された下側部材と、該下側部材を介して前記シリンダヘッドに取り付けられる上側部材とからなり、
前記潤滑油供給手段は、前記シリンダヘッドに形成された前記潤滑油の給油路と該給油路に連通する前記下側部材の下端から上端に貫通形成された第1貫通孔と、前記下側部材の上端から前記吸気側軸受面および前記排気側軸受面のほぼ最上部に貫通形成された供給路としての第2貫通孔と、前記カムブラケットを前記シリンダヘッドに取り付け固定するためのボルトを挿入するために前記下側部材の吸気側軸受面と排気側軸受面との間であって吸気側軸受面側と排気側軸受面側とにそれぞれ下端から上端に貫通形成された吸気側軸受面側ボルト孔および排気側軸受面側ボルト孔と
前記上側部材と前記下側部材との併せ面に形成され、前記第1貫通孔から前記吸気側軸受面側ボルト孔または前記排気側軸受面側ボルト孔を通って前記第2貫通孔までを接続する接続路と、
前記下側部材の下端に形成され、前記吸気側軸受面側ボルト孔と吸気側軸受面および前記排気側軸受面側ボルト孔と排気側軸受面とをそれぞれ連通接続する連通溝と、
前記給油路に前記潤滑油を送給する送給手段を備えることである。
また請求項2は、前記接続路は、前記下側部材および/または前記上側部材に形成された潤滑溝であることである。
また請求項3は、前記カムブラケットは、前記シリンダヘッドにボルトにより締結され、前記潤滑油供給手段は、前記第1貫通孔として前記吸気側カムシャフトと前記排気側カムシャフトとの間に配置された前記ボルトのボルト孔を用いる手段であることである。
また請求項4は、前記シリンダヘッドと協動して前記吸気側カムシャフトおよび前記排気側カムシャフトを回転可能に支承する第2吸気側軸受面および第2排気側軸受面を形成する前記カムブラケットとは異なる第2カムブラケットを備え、前記潤滑油供給手段は、前記吸気側カムシャフトおよび前記排気側カムシャフトの軸中心に形成された前記潤滑油の流路と、前記第2貫通孔からの前記潤滑油の少なくとも一部を該流路に導入可能な該流路に形成された導入孔と、該流路に導入された前記潤滑油を前記第2吸気側軸受面および前記第2側排気側軸受面に供給可能な該流路に形成された供給孔を備える手段であることである。
また、1つの気筒に2つの吸気弁および排気弁を有する請求項1ないし請求項4いずれかに記載の内燃機関であって、前記シリンダヘッド側に形成された前記吸気側軸受面および前記排気側軸受面の軸方向寸法が、前記カムブラケットに形成された前記吸気側軸受面および前記排気側軸受面の軸方向寸法よりも小さく形成されてなることである。
本発明の内燃機関は、吸気弁を開閉駆動可能な吸気側カムシャフトと、
排気弁を開閉駆動可能な排気側カムシャフトと、
シリンダヘッドと協働して前記吸気側カムシャフトおよび前記排気側カムシャフトを回転可能に支承する吸気側軸受面および排気側軸受面を形成するカムブラケットと、前記吸気側軸受面および前記排気側軸受面を潤滑する潤滑油を前記シリンダヘッドから供給する潤滑油供給手段と、
を備える内燃機関であって、
前記カムブラケットは前記吸気側軸受面および前記排気側軸受面が形成された下側部材と、該下側部材を介して前記シリンダヘッドに取り付けられる上側部材とからなり、
前記潤滑油供給手段は、前記シリンダヘッドに形成された前記潤滑油の給油路と該給油路に連通する前記下側部材の下端から上端に貫通形成された第1貫通孔と、前記下側部材の上端から前記吸気側軸受面および前記排気側軸受面のほぼ最上部に貫通形成された供給路としての第2貫通孔と、前記カムブラケットを前記シリンダヘッドに取り付け固定するためのボルトを挿入するために前記下側部材の吸気側軸受面と排気側軸受面との間であって吸気側軸受面側と排気側軸受面側とにそれぞれ下端から上端に貫通形成された吸気側軸受面側ボルト孔および排気側軸受面側ボルト孔と
前記上側部材と前記下側部材との併せ面に形成され、前記第1貫通孔から前記吸気側軸受面側ボルト孔または前記排気側軸受面側ボルト孔を通って前記第2貫通孔までを接続する接続路と、
前記下側部材の下端に形成され、前記吸気側軸受面側ボルト孔と吸気側軸受面および前記排気側軸受面側ボルト孔と排気側軸受面とをそれぞれ連通接続する連通溝と、
前記給油路に前記潤滑油を送給する送給手段を備えることにより、簡易な構成でカムシャフトの吸気側軸受面および排気側軸受面を上部側から潤滑するとともに、吸気側軸受面および排気側軸受面を側面側からも潤滑することができる。即ち軸受面に充分な潤滑油を供給することができるものとなる。
また、前記接続路は、前記下側部材および/または前記上側部材に形成された潤滑溝であることにより、簡易な構成で接続路を形成できるものとなる。
また、前記カムブラケットは、前記シリンダヘッドにボルトにより締結され、前記潤滑油供給手段は、前記第1貫通孔として前記吸気側カムシャフトと前記排気側カムシャフトとの間に配置された前記ボルトのボルト孔を用いる手段であることにより、ボルト孔を供給路として利用できるから、加工工数を低減できるものとなる。
また、前記シリンダヘッドと協動して前記吸気側カムシャフトおよび前記排気側カムシャフトを回転可能に支承する第2吸気側軸受面および第2排気側軸受面を形成する前記カムブラケットとは異なる第2カムブラケットを備え、前記潤滑油供給手段は、前記吸気側カムシャフトおよび前記排気側カムシャフトの軸中心に形成された前記潤滑油の流路と、前記第2貫通孔からの前記潤滑油の少なくとも一部を該流路に導入可能な該流路に形成された導入孔と、該流路に導入された前記潤滑油を前記第2吸気側軸受面および前記第2側排気側軸受面に供給可能な該流路に形成された供給孔を備える手段であることにより、カムシャフトが複数のカムブラケットで支承されている場合に、シリンダヘッドからは1つのカムブラケットの軸受面に潤滑油を供給するだけで、残りのカムブラケットの軸受面を潤滑できるため、軸受面の潤滑を簡易な構成で確保できるものとなる。
また、1つの気筒に2つの吸気弁および排気弁を有する請求項1ないし請求項4いずれかに記載の内燃機関であって、前記シリンダヘッド側に形成された前記吸気側軸受面および前記排気側軸受面の軸方向寸法が、前記カムブラケットに形成された前記吸気側軸受面および前記排気側軸受面の軸方向寸法よりも小さく形成されてなることにより、1つの気筒に2つの吸気弁および排気弁を有する内燃機関において、各吸気弁および各排気弁を近接して配置できるため、内燃機関をコンパクト化できるものとなる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、シリンダヘッドを上から見た要部拡大平面構成図であり、図2は、図1のA−A線断面構成図である。
図において、内燃機関1のシリンダヘッド2には、1つの気筒毎に2つの吸気弁3a,3bと、2つの排気弁4a,4bが設けられており、シリンダヘッド2の上面側には、吸気弁3aを開閉するためのカム5aと吸気弁3bを開閉するためのカム5bを備えた吸気側カムシャフト5が設けられ、この吸気側カムシャフト5と平行状に、排気弁4aを開閉するカム6aと排気弁4bを開閉するカム6bを備えた排気側カムシャフト6が配設されている。
また、シリンダヘッド2には、オイルポンプ(図示せず)からシリンダブロックに形成されたメインオイル通路を通って供給されるオイルが流れる給油路16が形成されている。
この吸気側カムシャフト5は、2つの吸気弁3a,3bの間がシリンダヘッド2の上面に窪み状に形成された軸受面8aによって受けられ、排気側カムシャフト6は2つの排気弁4a,4bの間がシリンダヘッド2の上面に窪み状に形成された軸受面8bによって受けられており、シリンダヘッド2の上面からカムブラケット9が覆設されて吸気側カムシャフト5および排気側カムシャフト6が回転可能に支承されている。即ち、吸気側カムシャフト5および排気側カムシャフト6は、シリンダヘッド2およびカムブラケット9により気筒毎に支承されている。
ここで、吸気側カムシャフト5および排気側カムシャフト6には、吸気弁3a,3bおよび排気弁4a,4bに配設されたバルブスプリング(図示せず)により常に吸気弁3a,3bおよび排気弁4a,4bを閉じる方向の力、即ち、吸気側カムシャフト5および排気側カムシャフト6を上方向へ押す力が作用しているため、吸気側カムシャフト5および排気側カムシャフト6は、常にカムブラケット9側に当接して回転する。
このため、図3の要部平面概略構成図で示すように、シリンダヘッド2の上面に窪み状に形成された軸受面8a,8bの軸方向幅寸法aは、カムブラケット9側に形成される軸受面(後述する吸気側軸受面10a,排気側軸受面10b)の軸方向幅寸法bよりも小さく形成することができる。即ち、2つの吸気弁3a,3bおよび2つの排気弁4a,4bをそれぞれ近接して配置することができるものとなる。これにより、内燃機関1をコンパクトなものとすることができる。
また、吸気側カムシャフト5および排気側カムシャフト6のそれぞれの軸心には、軸方向に沿って流路5R,6Rが形成されており、軸受面8a,8bに支承される部分において流路5R,6Rから径方向外側に貫通して1個または複数個の径方向孔5d,6dが形成されている。
カムブラケット9は、吸気側カムシャフト5が嵌り込む吸気側軸受面10aと排気側カムシャフト6が嵌り込む排気側軸受面10bとが下面に一体形成されており、吸気側カムシャフト5を挟む2本のボルト12および排気側カムシャフト6を挟む2本のボルト12の計4本のボルト12でシリンダヘッド2に取り付けられている。
気筒毎に配設されるカムブラケット9のうち、吸気側カムシャフト5および排気側カムシャフト6を駆動するためのチェーンが配置されるチェーン室から最も離れた位置に配設されるカムブラケット9’は、吸気側軸受面10aと排気側軸受面10bとが下面に一体形成された下側部材10と、この下側部材10の上面に設けられる上側部材11との2部材から構成されており、下側部材10には、吸気側カムシャフト5と排気側カムシャフト6との間のほぼ中央位置に上端面から下端面に貫通して給油路16に連通する第1貫通孔16aと、上端面から吸気側軸受面10aおよび排気側軸受面10bのそれぞれのほぼ最上部に貫通する第2貫通孔14a,14bとが形成されている。
また、下側部材10の上端面には、第1貫通孔16aから第2貫通孔14a,14bにかけて溝15aが形成されており、カムブラケット9の上側部材11が組み付けられることで第1貫通孔と第2貫通孔とを接続する接続路15となる。
なお、実施例においては、上側部材11の下端面にも溝15aに対応する位置に溝15bを形成して、溝15aと溝15bとにより接続路15が形成されるものとしたが、上側部材11または下側部材10の何れか一方側に溝15aまたは溝15bを形成するものとしても良い。
また、下側部材10には、4本のボルト12のうち吸気側カムシャフト5と排気側カムシャフト6との間に配置された2本のボルト12が挿入される吸気側カムシャフト5側のボルト孔13aと排気側カムシャフト6側のボルト孔13bとがボルト12の径よりやや大きく形成されており、下側部材10の下端面には、ボルト孔13aと吸気側軸受面10aおよびボルト孔13bと排気側軸受面10bをそれぞれ連通する連通溝15cが形成されている。
次に、こうして構成された実施例の内燃機関1の動作に伴って、吸気側カムシャフト5および排気側カムシャフト6の軸受面に供給される潤滑油の動きについて説明する。
オイルポンプ(図示せず)からシリンダブロックに形成されたメインオイル通路を介して給油路16に供給された潤滑油は、カムブラケット9’に形成された第1貫通孔16aから接続路15を通って第2貫通孔14a,14bに流れて吸気側軸受面10aおよび排気側軸受面10bを上部側から潤滑する。このように、常に上方向へ押す力が作用しながら吸気側カムシャフト5および排気側カムシャフト6が当接する部位に充分な潤滑油を供給することができる。
また、接続路15を通る潤滑油は、ボルト孔13a,13bを通って連通溝15cに流れて吸気側軸受面10aおよび排気側軸受面10bの側面側からも潤滑する。
こうして吸気側軸受面10aおよび排気側軸受面10bを上部側から潤滑した潤滑油は、その一部が吸気側カムシャフト5および排気側カムシャフト6の径方向孔5d,6dから流路5R,6Rに導入されて、流路5R,6Rを軸方向に流れていく。そして、カムブラケット9’以外のカムブラケット9の位置まで到達すると、図4の断面構成図で示すように、その位置に形成された径方向孔5d,6dからカムブラケット9における吸気側軸受面10aおよび排気側軸受面10b、さらにシリンダヘッド2に形成された軸受面8a,8bの潤滑を行なう。
このような構成とすることで、カムブラケット9’を除く残りのカムブラケット9における軸受面(吸気側軸受面10a,排気側軸受面10b,軸受面8a,8b)の潤滑を簡易な構成で行なうことができる。
以上、説明した実施例の内燃機関1によれば、吸気側軸受面10aおよび排気側軸受面10bの上部側から潤滑油を供給するから、常に上方向へ押す力が作用しながら吸気側カムシャフト5および排気側カムシャフト6が当接する部位に充分な潤滑油を供給することができる。しかも、カムブラケット9’を下側部材10と上側部材11との2部材から構成し、下側部材10に第1貫通穴16aと第2貫通孔14a,14bを形成し、下側部材10および上側部材11の併せ面に第1貫通穴16aと第2貫通孔14a,14bとを接続する接続溝15a,15bからなる接続路15を形成するだけであるから、軸受面の潤滑を簡易な構成で確保することができる。
また、カムブラケット9’を除く残りのカムブラケット9における軸受面の潤滑を、カムブラケット9’における軸受面を潤滑した潤滑油を用いて、流路5R,6Rおよび径方向孔5d,6dにより行なうものとしたから、残りのカムブラケット9における軸受面の潤滑を簡易な構成で確保することができる。
実施例の内燃機関1では、下側部材10に給油路16に連通する第1貫通孔16aを貫通形成するものとしたが、例えば、図5の平面構成図および図6の断面構成図に示すように、カムブラケット9’が3本のボルト12,12,12でシリンダヘッド2に固設するような構成である場合には、吸気側カムシャフト5と排気側カムシャフト6との間の中央部のボルト12を通すためのボルト孔13の径をボルト12の径よりもやや大きめに形成しておき、これを給油路16に連通させて第1貫通孔16aとして用いるものとしても良い。こうすれば、第1貫通孔16aを別途設ける必要がないから、加工工数を低減することができる。
実施例の内燃機関1では、ボルト孔13aと吸気側軸受面10aおよびボルト孔13bと排気側軸受面10bとをそれぞれ連通する連通溝15cを形成するものとしたが、連通溝15cはなくても構わない。
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
シリンダヘッドの上面側から見た要部拡大平面構成図である。 図1のA−A線断面構成図である。 2つの吸気弁とカムシャフトとカムブラケットとの関係を示す平面要部概略構成図である。 図1のC−C線断面構成図である。 変形例を示す図1に対応させた平面構成図である。 図5のB−B線断面構成図である。
1 内燃機関
2 シリンダヘッド
3a,3b 吸気弁
4a,4b 排気弁
5 吸気側カムシャフト
5a,5b,6a,6b カム
5d,6d 径方向孔
5R,6R 流路
6 排気側カムシャフト
8a,8b 軸受面
9,9’ カムブラケット
10 下側部材
10a 吸気側軸受面
10b 排気側軸受面
11 上側部材
12 ボルト
13,13a,13b ボルト孔
14a,14b 第2貫通孔
15 接続路
15a,15b 溝
15c 連通溝
16 給油路
16a 第1貫通孔

Claims (5)

  1. 吸気弁を開閉駆動可能な吸気側カムシャフトと、
    排気弁を開閉駆動可能な排気側カムシャフトと、
    シリンダヘッドと協働して前記吸気側カムシャフトおよび前記排気側カムシャフトを回転可能に支承する吸気側軸受面および排気側軸受面を形成するカムブラケットと、前記吸気側軸受面および前記排気側軸受面を潤滑する潤滑油を前記シリンダヘッドから供給する潤滑油供給手段と、
    を備える内燃機関であって、
    前記カムブラケットは前記吸気側軸受面および前記排気側軸受面が形成された下側部材と、該下側部材を介して前記シリンダヘッドに取り付けられる上側部材とからなり、
    前記潤滑油供給手段は、前記シリンダヘッドに形成された前記潤滑油の給油路と該給油路に連通する前記下側部材の下端から上端に貫通形成された第1貫通孔と、前記下側部材の上端から前記吸気側軸受面および前記排気側軸受面のほぼ最上部に貫通形成された供給路としての第2貫通孔と、前記カムブラケットを前記シリンダヘッドに取り付け固定するためのボルトを挿入するために前記下側部材の吸気側軸受面と排気側軸受面との間であって吸気側軸受面側と排気側軸受面側とにそれぞれ下端から上端に貫通形成された吸気側軸受面側ボルト孔および排気側軸受面側ボルト孔と
    前記上側部材と前記下側部材との併せ面に形成され、前記第1貫通孔から前記吸気側軸受面側ボルト孔または前記排気側軸受面側ボルト孔を通って前記第2貫通孔までを接続する接続路と、
    前記下側部材の下端に形成され、前記吸気側軸受面側ボルト孔と吸気側軸受面および前記排気側軸受面側ボルト孔と排気側軸受面とをそれぞれ連通接続する連通溝と、
    前記給油路に前記潤滑油を送給する送給手段と、
    を備える内燃機関。
  2. 前記接続路は、前記下側部材および/または前記上側部材に形成された潤滑溝である請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記カムブラケットは、前記シリンダヘッドにボルトにより締結され、
    前記潤滑油供給手段は、前記第1貫通孔として前記吸気側カムシャフトと前記排気側カムシャフトとの間に配置された前記ボルトのボルト孔を用いる手段である請求項1または請求項2に記載の内燃機関。
  4. 前記シリンダヘッドと協動して前記吸気側カムシャフトおよび前記排気側カムシャフトを回転可能に支承する第2吸気側軸受面および第2排気側軸受面を形成する前記カムブラケットとは異なる第2カムブラケットを備え、
    前記潤滑油供給手段は、前記吸気側カムシャフトおよび前記排気側カムシャフトの軸中心に形成された前記潤滑油の流路と、前記第2貫通孔からの前記潤滑油の少なくとも一部を該流路に導入可能な該流路に形成された導入孔と、該流路に導入された前記潤滑油を前記第2吸気側軸受面および前記第2側排気側軸受面に供給可能な該流路に形成された供給孔と、を備える手段である請求項1ないし請求項3いずれかに記載の内燃機関。
  5. 1つの気筒に2つの吸気弁および排気弁を有する請求項1ないし請求項4いずれかに記載の内燃機関であって、前記シリンダヘッド側に形成された前記吸気側軸受面および前記排気側軸受面の軸方向寸法が、前記カムブラケットに形成された前記吸気側軸受面および前記排気側軸受面の軸方向寸法よりも小さく形成されてなる内燃機関。
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