JPH09236004A - エンジンの動弁装置 - Google Patents

エンジンの動弁装置

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JPH09236004A
JPH09236004A JP4144796A JP4144796A JPH09236004A JP H09236004 A JPH09236004 A JP H09236004A JP 4144796 A JP4144796 A JP 4144796A JP 4144796 A JP4144796 A JP 4144796A JP H09236004 A JPH09236004 A JP H09236004A
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JP
Japan
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cylinder head
cam
oil
engine
bearing surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP4144796A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshifumi Nishimura
利文 西村
Junichi Kawashima
純一 川島
Seiji Niinuma
精二 新沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンの動弁装置において、構造の簡素化
をはかりつつ、潤滑性を確保する。 【解決手段】 シリンダヘッド1上に吸・排気弁を開閉
駆動する2本のカムシャフトを備え、シリンダヘッド1
上に各カムシャフトを回転可能に支承するカムブラケッ
トを締結するエンジンの動弁装置において、1つのカム
ブラケット2に2本のカムシャフトに対する2つの軸受
面22,32を一体形成し、カムブラケット2の内部に
各軸受面22,32に潤滑油を供給する給油孔56,5
7を分岐形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの動弁装
置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のエンジンの動弁装置として、例え
ば図4に示すように、シリンダヘッド61上に2本のカ
ムシャフト62,63を備え、吸・排気弁64,65を
開閉駆動するものがある。
【0003】オイルポンプ66から吐出される潤滑油の
一部は、図中矢印で示すように、シリンダヘッド61内
に設けられた左右のオイルギャラリ67,68を通り、
各カムシャフト62,63の軸受部等に供給され、潤滑
が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のエンジンの動弁装置にあっては、各カムシャ
フト62,63を潤滑するのにシリンダヘッド61の左
右に2本のオイルギャラリ62,63を形成する必要が
あり、シリンダヘッド61の構造が複雑化して、生産性
が悪いという問題点があった。
【0005】直噴式ディーゼルエンジンの場合、吸・排
気カムシャフトが互いに近接しているため、鋳造時のガ
ス抜き穴を適切な位置に形成することができないという
問題点があった。
【0006】また、カムシャフトが摺接する軸受面にシ
リンダヘッドボルトを締結する工具等を通すための欠落
穴が開口する場合、潤滑油が欠落穴から排出されて、カ
ムシャフトの潤滑性を確保することが難しいという問題
点が考えられる。
【0007】本発明は上記の問題点を鑑みてなされたも
のであり、エンジンの動弁装置において、構造の簡素化
をはかりつつ、潤滑性を確保することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のエンジ
ンの動弁装置は、シリンダヘッド上に吸・排気弁を開閉
駆動する2本のカムシャフトを備え、シリンダヘッド上
に各カムシャフトを回転可能に支承するカムブラケット
を締結するエンジンの動弁装置において、前記1つのカ
ムブラケットに2本のカムシャフトに対する2つの軸受
面を一体形成し、カムブラケットの内部に各軸受面に潤
滑油を供給するオイル通路を分岐形成する。
【0009】請求項2に記載のエンジンの動弁装置は、
請求項1に記載の発明において、前記カムブラケットを
シリンダヘッドに締結する3本のボルトを備え、カムブ
ラケットに各ボルトを挿通させる3つのボス部を形成
し、中央のボルトを各カムシャフトの間に配置し、中央
のボルトの外周面とボス部の間に前記オイル通路を構成
する間隙を形成し、間隙と各軸受面を結ぶ2つの給油孔
をボス部について略対称的に形成する。
【0010】請求項3に記載のエンジンの動弁装置は、
請求項2に記載の発明において、前記各給油孔から供給
される潤滑油が各カムシャフトの回転によって各軸受面
の上部に運ばれるように各カムシャフトの回転方向を互
いに逆転させる。
【0011】請求項4に記載のエンジンの動弁装置は、
請求項2または3に記載の発明において、前記シリンダ
ヘッドにウォータジャケットを画成するアッパデッキを
形成し、アッパデッキの中央部に鋳造時のガス抜き穴を
形成し、中央のボルトをガス抜き穴から離れるように軸
受面に対してオフセットし、シリンダヘッドに中央のボ
ルトを螺合させるボス部とアッパデッキを結ぶ中央壁部
を形成する。
【0012】
【作用】請求項1に記載のエンジンの動弁装置におい
て、カムブラケットの内部に各軸受面に潤滑油を供給す
るオイル通路を分岐形成する構造により、1本のオイル
ギャラリから導かれる潤滑油を各カムベアリングに分配
することが可能となる。この結果、従来装置のように、
シリンダヘッドの左右に2本のオイルギャラリを形成す
る必要がなく、構造の簡素化がはかれる。
【0013】請求項2に記載のエンジンの動弁装置にお
いて、中央のボルトの外周面とボス部の間隙がオイル通
路を構成することにより、各給油孔および各カムベアリ
ングの軸受面をボス部(ボルト穴)について略対称的に
配置することが可能となり、潤滑油を各給油孔を通して
各カムベアリングに均等に供給することができる。
【0014】請求項3に記載のエンジンの動弁装置にお
いて、各給油孔から供給される潤滑油が各カムシャフト
の回転によって各軸受面の上部に運ばれることにより、
各軸受面の最も面圧が高くなる上部の潤滑性が確保され
る。
【0015】請求項4に記載のエンジンの動弁装置にお
いて、中央のボス部がガス抜き穴を避けるように各軸受
面に対してオフセットして形成される構造により、ガス
抜き穴をアッパデッキの中央上部に配置することが可能
となり、鋳造時におけるガス抜きが各ガス抜き穴を介し
て十分に行われ、鋳造歩留りの向上がはかれる。
【0016】中央のボス部がガス抜き穴を避けるように
して形成される構造により、中央のボス部とアッパデッ
キを結ぶ中央壁部を形成することが可能となり、シリン
ダヘッドの剛性を有効に高めて、エンジン本体から発生
する振動および騒音の低減がはかれる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を直噴式ディーゼル
エンジンに適用した実施形態を添付図面に基づいて説明
する。
【0018】図1に示すように、シリンダヘッド1のア
ッパデッキ16上には、ヘッドボルト装着穴12、鋳物
中子のガス抜き穴(コアホール)13、燃料噴射ノズル
装着穴14、リフタ装着穴15、オイル落とし穴18等
がそれぞれ開口している。
【0019】アッパデッキ16によってエンジン冷却水
が循環するウォータジャケット7と動弁室8が仕切られ
る。
【0020】図3に示すように、ガス抜き穴13は各リ
フタ装着穴15等を避けるようにしてアッパデッキ16
の中央上部に位置して形成される。ガス抜き穴13には
ガスケットを介してコアホールプラグ41が締結され、
ウォータジャケット7の密封がはかられている。
【0021】図示しない燃料噴射ノズルは燃焼室の中央
に臨み、燃料噴射ノズルを取り囲むように2本の吸気バ
ルブと、2本の排気バルブがそれぞれ設けられる。燃料
噴射ノズル装着穴14はシリンダ中心線上に配置され、
燃料噴射ノズル装着穴14を取り囲むように4つのリフ
タ装着穴15が配置される。
【0022】各吸・排気バルブを開閉駆動するために、
シリンダヘッド1上には、図示しない2本の吸・排気カ
ムシャフトが設けられる。吸・排気カムシャフトは、エ
ンジン回転に同期して回転して、各カムに摺接するリフ
タを往復動させ、各吸・排気バルブを各バルブスプリン
グに抗して開閉させる。
【0023】図示しないピストンが下降する行程で各吸
気バルブが開かれるのに伴って各吸気ポートからシリン
ダに空気を吸入し、この空気をピストンで圧縮して着火
燃焼させる。燃焼したガスはピストンが上昇する行程で
各排気バルブが開かれるのに伴って各排気ポートに排出
される。これらの各行程が連続して繰り返される。
【0024】図2に示すように、シリンダヘッド1上に
カムブラケット2が締結され、吸・排気カムシャフトを
回転可能に支承する吸・排気カムベアリング20,30
が設けられる。吸・排気カムベアリング20,30は、
シリンダヘッド1に一体形成された軸受面21,31
と、カムブラケット2に形成された軸受面22,32と
によって構成される。
【0025】シリンダヘッド1の各軸受面21,31に
は欠落穴24,34がそれぞれ開口している。各欠落穴
24,34はヘッドボルトに対する座面17の上方に配
置され、座面17の機械加工時に、切削工具が各欠落穴
24,34を通るようになっている。
【0026】一つのカムブラケット2には吸・排気カム
シャフトに摺接する軸受面22,32が並んで形成され
る。各軸受面22,32は、図1の平面図において、気
筒列方向(クランクシャフトの軸方向)に対して直交す
る矩形に形成される。
【0027】カムブラケット2は3本のボルト3を介し
てシリンダヘッド1に締結される。カムブラケット2に
は各ボルト3を挿通させるボス部42,43,44が一
体形成される。
【0028】各ボス部42,43,44は2つの軸受面
22,32を挟むように配置される。すなわち、ボス部
42,44はカムブラケット2の両端部に配置され、中
央のボス部43は各軸受面22,32の間に配置され
る。
【0029】シリンダヘッド1には、中央のボルト3を
螺合させるボス部53とアッパデッキ16を結ぶ中央壁
部49が形成される。これにより、シリンダヘッド1の
各軸受面21,31が形成される部位は、左右側壁4
5,46および中央壁部49によってアッパデッキ16
に連結される。
【0030】両端の各ボス部42,44はシリンダヘッ
ド1の左右側壁45,46に連接して形成される。シリ
ンダヘッド1には左右側壁45,46の上端には図示し
ないロッカカバーに対するフランジ部47が一体形成さ
れる。
【0031】カムブラケット2は、図1の平面図上にお
いて、鋳物中子のガス抜き穴13を避けるようにくの字
形に形成される。すなわち、両端のボス部42,44
は、各軸受面22,32に対して図1の下方(エンジン
後方)にオフセットして形成される。一方、中央のボス
部43は、各軸受面22,32に対して図1の上方(エ
ンジン前方)にオフセットして形成される。カムブラケ
ット2の側面には中央のボス部43に隣接してガス抜き
穴13を避けるように窪む逃げ部44が形成される。
【0032】シリンダヘッド1の左側壁45にはオイル
ギャラリ51が形成される。オイルギャラリ51は気筒
列方向に延び、その一端が図示しないオイルポンプの吐
出側に連通している。
【0033】オイルギャラリ51に送られた潤滑油は、
カムブラケット2の内部に形成されたオイル通路を通し
て各カムベアリング20,30に供給される。すなわ
ち、オイルギャラリ51に送られた潤滑油は、シリンダ
ヘッド1に形成された通孔52、カムブラケット2に形
成された通孔53,54、中央のボス部43とボルト3
の間隙55、カムブラケット2に形成された給油孔5
6,57を通して各カムベアリング20,30に供給さ
れる。
【0034】中央のボス部43に開口したボルト穴19
とボルト3の外周面の間には、オイル通路を構成する間
隙55が画成される。
【0035】各給油孔56,57はそれぞれの上端がボ
ルト穴19に開口し、それぞれの下端が軸受面22,3
2に開口している。各給油孔56,57および各軸受面
22,32はボルト穴19について対称的に配置され
る。
【0036】各給油孔56,57から供給される潤滑油
が各カムシャフトの回転によって各軸受面22,32の
上部に運ばれるように各カムシャフトの回転方向を互い
に逆転させる。
【0037】すなわち、吸気カムシャフトは図2におい
て矢印で示すように反時計回り方向に回転し、給油孔5
6は軸受面22の上部に対して右側に位置して開口して
いる。これにより、吸気カムシャフトは給油孔56に面
して摺接した後、軸受面22の上部に摺接し、その後に
欠落穴24へと移行するようになっている。
【0038】一方、排気カムシャフトは図2において矢
印で示すように時計回り方向に回転し、給油孔57は軸
受面32の上部に対して左側に位置して開口している。
これにより、排気カムシャフトは給油孔57に面して摺
接した後、軸受面32の上部に摺接し、その後に欠落穴
34へと移行するようになっている。
【0039】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0040】中央のボス部43がガス抜き穴13を避け
るように各軸受面22,32に対してオフセットして形
成される構造により、ガス抜き穴13を各リフタ装着穴
15等を避けるようにしてアッパデッキ16の中央上部
に配置することが可能となり、鋳造時におけるガス抜き
が各ガス抜き穴13を介して十分に行われ、鋳造歩留り
の向上がはかれる。
【0041】シリンダヘッド1は、中央のボス部53が
ガス抜き穴13を避けるように各軸受面21,31に対
してオフセットして形成される構造により、ボス部53
とアッパデッキ16を結ぶ中央壁部49を形成すること
が可能となる。これにより、シリンダヘッド1は、各軸
受面21,31が形成される部位が左右側壁45,46
および中央壁部49によってアッパデッキ16と連結さ
れ、その剛性を有効に高めて、エンジン本体から発生す
る振動および騒音の低減がはかれる。
【0042】カムブラケット2の内部に各カムベアリン
グ20,30に連通するオイル通路を形成する構造によ
り、1本のオイルギャラリ51から導かれる潤滑油を各
カムベアリング20,30に分配することが可能とな
る。この結果、従来装置のように、シリンダヘッドの左
右に2本のオイルギャラリを形成する必要がなく、構造
の簡素化がはかれる。
【0043】オイルギャラリ51に送られた潤滑油は、
シリンダヘッド1に形成された通孔52、カムブラケッ
ト2に形成された通孔53,54、中央のボス部43と
ボルト3の間隙55、カムブラケット2に形成された給
油孔56,57を通して各カムベアリング20,30に
供給される。
【0044】中央のボルト3の外周面とボス部43間の
間隙55がオイル通路を構成することにより、各給油孔
56,57および各軸受面22,32をボルト穴19に
ついて対称的に配置することが可能となり、潤滑油を各
給油孔56,57を通して各カムベアリング20,30
に均等に供給することができる。
【0045】給油孔56からカムベアリング20に供給
された潤滑油は、吸気カムシャフトの回転に伴って軸受
面22の上部に運ばれた後、軸受面21に開口した欠落
穴24から排出される。
【0046】一方、給油孔57からカムベアリング30
に供給された潤滑油は、排気カムシャフトの回転に伴っ
て軸受面32の上部に運ばれた後、軸受面31に開口し
た欠落穴34から排出される。
【0047】こうして、各給油孔56,57から供給さ
れる潤滑油が各カムシャフトの回転によって各軸受面2
2,32の上部に運ばれることにより、各軸受面22,
32の最も面圧が高くなる上部の潤滑性が確保される。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載のエ
ンジンの動弁装置は、カムブラケットの内部に各軸受面
に潤滑油を供給するオイル通路を分岐形成する構造によ
り、1本のオイルギャラリから導かれる潤滑油を各カム
ベアリングに分配する構成により、従来装置のようにシ
リンダヘッドの左右に2本のオイルギャラリを形成する
必要がなく、シリンダヘッドの機械加工数が減り、製品
のコストダウンがはかれる。
【0049】請求項2に記載のエンジンの動弁装置は、
中央のボルトの外周面とボス部の間隙がオイル通路を構
成し、各給油孔および各カムベアリングの軸受面をボル
ト穴について略対称的に配置することにより、潤滑油を
各給油孔を通して各カムベアリングに均等に供給するこ
とができる。
【0050】請求項3に記載のエンジンの動弁装置は、
各給油孔から供給される潤滑油が各カムシャフトの回転
によって各軸受面の上部に運ばれることにより、各軸受
面の最も面圧が高くなる上部の潤滑性が確保される。
【0051】請求項4に記載のエンジンの動弁装置は、
中央のボス部がガス抜き穴を避けるように各軸受面に対
してオフセットして形成され、中央のボス部とアッパデ
ッキを結ぶ中央壁部を形成する構成により、シリンダヘ
ッドの剛性を有効に高めて、エンジン本体から発生する
振動および騒音の低減がはかれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すシリンダヘッドの平面
図。
【図2】同じく図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】同じく図1のB−B線に沿う断面図。
【図4】従来例を示すエンジンの潤滑系システム図。
【符号の説明】
1 シリンダヘッド 2 カムブラケット 3 ヘッドボルト 7 ウォータジャケット 8 動弁室 12 ヘッドボルト装着穴 13 ガス抜き穴 14 燃料噴射ノズル装着穴 15 リフタ装着穴 16 アッパデッキ 18 オイル落とし穴 20 カムベアリング 21 軸受面 22 軸受面 30 カムベアリング 31 軸受面 32 軸受面 42 ボス部 43 ボス部 44 ボス部 45 側壁部 46 側壁部 49 中央壁部 51 オイルギャラリ 52 ボス部 53 ボス部 54 ボス部 55 間隙 56 給油孔 57 給油孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダヘッド上に吸・排気弁を開閉駆動
    する2本のカムシャフトを備え、 シリンダヘッド上に各カムシャフトを回転可能に支承す
    るカムブラケットを締結するエンジンの動弁装置におい
    て、 前記1つのカムブラケットに2本のカムシャフトに対す
    る2つの軸受面を一体形成し、 カムブラケットの内部に各軸受面に潤滑油を供給するオ
    イル通路を分岐形成したことを特徴とするエンジンの動
    弁装置。
  2. 【請求項2】前記カムブラケットをシリンダヘッドに締
    結する3本のボルトを備え、 カムブラケットに各ボルトを挿通させる3つのボス部を
    形成し、 中央のボルトを各カムシャフトの間に配置し、 中央のボルトの外周面とボス部の間に前記オイル通路を
    構成する間隙を形成し、 間隙と各軸受面を結ぶ2つの給油孔をボス部について略
    対称的に形成したことを特徴とする請求項1に記載のエ
    ンジンの動弁装置。
  3. 【請求項3】前記各給油孔から供給される潤滑油が各カ
    ムシャフトの回転によって各軸受面の上部に運ばれるよ
    うに各カムシャフトの回転方向を互いに逆転させたこと
    を特徴とする請求項2に記載のエンジンの動弁装置。
  4. 【請求項4】前記シリンダヘッドにウォータジャケット
    を画成するアッパデッキを形成し、 アッパデッキの中央部に鋳造時のガス抜き穴を形成し、 中央のボルトをガス抜き穴から離れるように軸受面に対
    してオフセットし、 シリンダヘッドに中央のボルトを螺合させるボス部とア
    ッパデッキを結ぶ中央壁部を形成したことを特徴とする
    請求項2または3に記載のエンジンの動弁装置。
JP4144796A 1996-02-28 1996-02-28 エンジンの動弁装置 Pending JPH09236004A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007032448A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Aichi Mach Ind Co Ltd 内燃機関

Cited By (2)

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JP2007032448A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Aichi Mach Ind Co Ltd 内燃機関
JP4574483B2 (ja) * 2005-07-27 2010-11-04 愛知機械工業株式会社 内燃機関

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