JP4572201B2 - 施錠装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ドアまたはハッチを戸口またはハッチ・オープニングのフレーム構造にロックするような、2つの部分を互いにロックする(施錠する)ための施錠装置に関する。
図1は、ロック・ユニット4および対応部品5を有する通常の施錠装置を示している。通常、ロック・ユニットがドア1に取り付けられ、対応部品5がドア・フレーム2に取り付けられるが、他の取り付け方法も可能である。ラッチ(掛け金)6がロック・ユニットから対応部品、すなわちストライカー・プレートまで移動され(押し込まれ、または回転され)る。図1の実施例では、ストライカー・プレートはドア・フレームに取り付けられており、ドアをロックすると、ラッチがドア・フレームの孔およびストライカー・プレートに押し込まれることが分かる。
必要なラッチの移動は、例えば破壊行為を受けた場合に、ドアのクリアランス、すなわちドアとフレームの間の隙間8にかかわらず、ドアを閉じた状態に保つのに十分なものでなければならず、一方、このクリアランスは、ドアのタイプ、取り付け公差、温度などに基づいて変動する。典型的には、ドアのクリアランスは1〜5mmである。通常、ラッチの移動は14mmであり、あるいは安全定格がより高いドアでは20mmである。ラッチは、例えば鍵(キー)、電気モータ、またはボタンによって動かされる。
通常、ラッチの移動はドアの移動(開閉方向)に対して横方向であり、したがってシール3によって生じる封止力、あるいはドアを押すことによるような、開放の際にドアに加えられる力がラッチの移動をより一層困難にする。これは、ラッチと、例えばストライカー・プレートとの間に摩擦があるためである。その上、ロックの内部構成要素、ラッチとロック・ユニットの他の構成要素の間7にも摩擦が存在する。このことは、鍵または電気モータによって錠を開けるとき、力および摩擦があれば、それを克服するために多くの力が必要になることを意味している。
さらに、不法侵入の際には、ラッチにかなりの曲げ応力が加えられる。したがって各構成要素は大きい寸法とされる必要がある。
ラッチを移動させるのに必要な大きい力、およびラッチの比較的大きい移動量のため、必要とされるエネルギーは通常、電池での動作には大きすぎる。さらに、強力で高価なモータ用伝動装置が必要とされる。エネルギー消費が必要である限り、パニック時の出口規定(標準の欧州規格(standard EN)1125)を考慮しなければならず、それによれば、ドアの中心部分に102キログラム(1000ニュートン)の横方向の力が加えられても、ロックされたドアが開放可能でなければならない。現在公知の解決策を用いてこの要件を満たすのはきわめて困難であり且つ費用がかかる。
さらに、ドアなどのロックする対象物の状態を検知するために多くセンサが予め用いられてきた。例えばドアが開いているか、施錠されているか、および解錠されているかを示すために別個のセンサが用いられてきた。本発明の目的は、前述の従来技術の問題を軽減することである。その目的は、特許請求の範囲に開示したようにして達成される。
本発明によるシステムは新しい機構を有し、それによってラッチ・ベースの周知の施錠を置き換えることができる。本発明はラッチの代わりに、ロック・ユニットに取り付けられた第1のロック要素、対応部品(すなわち最も単純にはストライカー・プレート)に取り付けられた第2のロック要素、およびロック・ユニットの一部であることが好ましい作用要素を使用する。
第1および第2のロック要素はグリップ・ブラケットであり、これらは、例えばドアを戸口で閉めるときなどロック・ユニットと対応部品がそれらの取り付け位置で互いに接すると、互いに鉤状のグリップ部(把持部)を形成する。したがってロック要素が互いに重なり合う位置にあるとき(互いに接触し、これらの部分がある種の外力に関係ないとき、あるいはむしろ接触を維持しやすくする外力によって本質的に互いに接触したままであるとき)には、ロック要素を、互いを把持する2つの止めとして記述することができる。ドアを戸口で閉めるときなど、回転させる部分がその対応部品に接していると、(例えば各ユニットがドアおよびフレームに固定された)取り付け位置では、グリップ・ブラケットは主に(ドアなど)回転させる部分の揺動軸線に対して横向き、すなわち、グリップ・ブラケットは本質的に移動経路の方向になる。グリップ・ブラケットの鉤形はその設計によって決まる。適切な設計を用いると、ブラケット内のただの浅い曲線など、鉤形をきわめて小さくすることができる。
作用要素の役割は、本発明による施錠装置がロックされたとき、グリップ・ブラケットを重なり合う位置に保つことである。作用要素の位置は変更可能であり、施錠装置の現在の状態はその位置によって決まる。作用要素と第1のロック要素の間には隙間があり、その幅は前記位置によって決まる。第2のグリップ・ブラケットは、ブラケットが互いに重なり合っているときには、この隙間の中にある。
隙間が最も狭いときには、第2のグリップ・ブラケットのための空間しかない。したがって、作用要素および/または第1のグリップ・ブラケットは第2のグリップ・ブラケットを押圧することが可能であり、あるいは第2のグリップ・ブラケットの両側に小さい隙間が残る。グリップ・ブラケットおよび作用要素は、隙間が最も狭くなり(そのとき作用要素は前方位置にある)、作用要素がロックされると、第2のグリップ・ブラケットを引いて作用要素と第1のグリップ・ブラケットの間から離すことはできないが、ブラケットが重複位置にとどまるように形成される。グリップ・ブラケットがその一端でロック・ユニットおよび対応部品に固定されると(例えばドアおよびドア・フレームにそれぞれ固定されると)、所望の施錠が実施される。
作用要素がロックされず且つ隙間が最も狭い場合、第2のグリップ・ブラケットを引いて作用要素と第1のグリップ・ブラケットの間から離すことが可能であり、それによって第2のグリップ・ブラケットが同時に作用要素を前方位置から待避位置へ押して、隙間が最も広くなる。実際には、実際の取り付け状態でグリップ・ブラケットを引いて隙間から離すことは、ドアを開けることを意味する。この場合、開いているドアを閉じるときには、第2の把持要素が隙間に入ること、すなわち第1のグリップ・ブラケットと重なり合うことがより容易になるため、作用要素を待避位置に保つこと、すなわち隙間が広いことが好ましい。第2のグリップ・ブラケットが隙間に入るのと同時に、作用要素を待避位置から解放することが可能であり、それによって作用要素が前方位置へ移動することが可能になる。
本質的に且つ好ましくは、作用要素は、その第1の端部(本明細書の実施例では上端)でヒンジによってロック・ユニット本体に取り付けられた垂直アームである。ヒンジは支持体を形成し、アームはその周りを回転することができる。前方位置では、アームは第1のロック要素に最も近い位置にあり、それによって前述の隙間は最も狭くなる。待避位置では、アームは第1のロック要素に対してさらに遠くにあり、それによって前述の隙間は最も広くなる。第1のロック要素に面したアームの面は、ロック要素の形に従った形のグリップつまみを含む。
アームは溝を含むことも可能であり、その中にアームを前述の待避位置に保つための保持ばねが配置される。保持ばねの解放ブラケットに押圧力が加えられると、保持ばねが溝から離れ、それによってアームが前方位置へ移動することが可能になる。
作用要素のアームの後縁を押す止め金によって、作用要素をその前方位置にロックすることができる。止め金はリールを有し、止め金が作用していると、リールの中心は作用要素のアームの後縁の辺に位置し、ロールの周縁がアームの後縁を押す。止め金が作用していないと、リールの中心部分はアームの後縁の外側にあり、それによってリールは、外力によってアームがその待避位置に移動することを可能にする。
リールは(好ましくは中心部分で)止め金のアームに固定される。アームは(例えばヒンジによって)一端、すなわち固定端でロック・ユニット本体に固定される。アームの他端は、ヒンジによって駆動構造に取り付けられる。駆動構造は、例えば電気モータ、あるいは鍵(キー)やロック・ハンドルなどの機械的な出力装置から力を伝動して、断続的に止め金(リール)を移動させる。
止め金が作用していない場合、作用要素に押圧力を加える(実際には、グリップ・ブラケットを作用要素に押し付ける)と、作用要素が待避位置に移動することが可能になる。より詳細には、止め金および駆動構造の機構が作用力のために移動して、作用要素のアームが待避位置に移動することが可能になる。アームを待避位置から前方位置に戻すと、止め金および駆動構造の機構は、その開始状態、すなわち作用要素を押す力がアームを待避位置に移動させる前の状態に戻る。
したがって本発明は、第1の自由端を有し、取り付け位置において主に回転させる部分の揺動軸線に対して横向きである第1のロック要素、および対応部品に属する第2のロック要素であって、第2の自由端を有し、取り付け位置において主に回転させる部分の揺動軸線に対して横向きである第2のロック要素を有する施錠装置に関する。ロック要素は一緒に働いて、前記ユニットが取り付け位置で互いに接し、ドアやハッチなどが閉鎖位置にあるとき、それらが互いに重なり合うように構成される。さらに装置は、施錠を実施するために制御可能に支持される作用要素を有し、この作用要素は、施錠を実施するために前記ロック手段に対して横方向に作用して、前記ユニットを互いに把持させることにより、前記位置で重なり合うロック要素および作用要素は、ロック・ユニットおよび対応部品が移動して前記接触位置から離れるのを妨げるように構成される。
以下、添付図面を参照して、本発明を例示的なものとして説明する。
図2は、上から見た、施錠装置がドア1およびドア・フレーム2に取り付けられた本発明による構造の簡単な実施例を示している。図2の実施例では、ロック・ユニット4がドアに取り付けられ、対応部品26がドア・フレームに取り付けられている。第1のロック要素、すなわちグリップ・ブラケット22がロック・ユニット(の本体)に固定され、第2のロック・ユニット、すなわちグリップ・ブラケット23は対応部品に固定されている。戸口にドアが閉じられた図示する状態では、グリップ・ブラケット22、23は互いに重なり合っている。
ロック・ユニットはまた作用要素21を有し、そのグリップ・ブラケット24は、グリップ・ブラケット22、23の形に従って形成されている。したがって第1のロック要素のブラケット22と作動要素の間の隙間が最も狭いとき、すなわち作用要素が前方位置にあるとき、第2のロック要素23は、開口部に位置する過不足ない余地を有し、それによって作用要素がロックされると作用要素およびブラケットの形により第2のロック要素のブラケットが隙間内に保持される。
作用要素のロックは、作用要素の背面を押す止め金(セーフティ・キャッチ)によって実施することができる。止め金は、作用要素の制御された支持を提供するために用いられる。止め金は、作用要素をある特定の位置、この場合には前方位置にロックするための手段である。したがって作用要素に働く外力によって止め金が他の位置に移動することはない。止め金はこの位置で作用すると言える。より詳細には、止め金は、作用要素を押すリール部品25を有している。止め金が作用していない場合、すなわちリールが作用要素の背面をしっかりと押していない場合(例えば図4の410)、ドアを引いて開けると、第2のロック要素23が作用要素を押し、それによってリールがしっかりと支持しなくなり、作用要素がその待避位置の方へ移動することが可能になる。同時に、第1のロック要素22と作用要素の間の隙間が広がり、第2のロック要素が隙間から出られるようになる。したがってドア1を開くことができる。言い換えれば、作用要素が前方位置にあり、止め金が作用してロック要素が重なり合っているとき、錠は閉じている。止め金は作用していないが、作用要素が依然として前方位置にあってロック要素が重なり合っているとき、錠は開いている。この状態では、ロック要素または対応部品に作用してユニットを引き離す力が第2のロック要素を隙間から引き出し、それによって第2のロック要素が同時に作用要素を待避位置へ引き込み、他の自由端が第1の自由端を通り越して移動する。
図3は、上から見た、施錠装置がドアおよびドア・フレームに取り付けられた本発明による構造の他の簡単な実施例を示しているが、この装置ではロック要素は図2のものとは異なる形をしている。第2のロック要素32の自由端36は、自由端から始まるブラケットの内縁35が傾斜され、ブラケットの反対側の外縁39が湾曲されるように形成されている。ブラケットはヒンジ33などによって対応部品に固定され、このヒンジによってブラケットが所望の角度範囲内で移動可能になっている。この移動はまた、様々なドアのクリアランスおよびクリアランスの変動に適応することを可能にする。第1のブラケット31にも自由端37が形成され、それによってその内縁38が傾斜されている。
ドアを閉めるとき、斜面35、38がブラケットを重なりやすくしている。一方、曲面39は、ドアを開けようとした場合に、第2のロック要素と第2のロック要素の間に常に有効な接触面が存在することを保証する。施錠中は、作用要素21を待避位置に移動させることはできないが、ドアを開けると、そのグリップ・ブラケット34が第2のロック要素32を押し、それに応じて第2のロック要素が第1のロック要素31を押す。図3から、作用要素と2つのロック要素の形が施錠装置の操作性に影響を及ぼす可能性があることが分かる。さらに、第2のロック要素を対応部品に固定するためには、例えばヒンジ33で固定し、それによって第2のロック要素がある程度移動できるようにすることが好ましいことが分かる。第2のロック要素を弾性材料から製造することも可能であり、それによってロック要素自体がある程度移動することができるようになるため、ヒンジによる固定または同様の固定が不要になる。ロック要素の底部など、ロック要素のある特定部分だけ材料を弾性とすることもできる。
対応部品の構造が、ドアが開く所望の位置に第2のロック要素を保持するためのばねを含むことも好ましい。
図2および図3では、分かりやすいようにブラケットと作用要素の間の隙間を拡大してある。実際には隙間はずっと小さい。したがって図2および図3は本発明の原理を示すものであり、形状および縮尺に関する限り正確な実施例ではない。
図4は、ロック・ユニット48の側面から見た、本発明による作用要素40の簡単な例示的状態を示している。この図は第1のロック・ユニットを示すものではなく、単に作用要素および止め金43の動作を示すものである。図4では、作用要素40は前方位置にあり、そのためその前面411側のグリップ・ブラケット41は前方にあり、それと第1のロック要素の隙間は最小になっている。作用要素はステム状の構造(アーム)で形成され、アームの第1の端部、すなわちその上部において、ヒンジ手段42の位置でロック・ユニット本体に固定されている。したがってアームはヒンジ手段によって形成されたヒンジ点の周りで回転することができる。
前述のことに加えて、図4(および他の図面)に関して錠を上下反対に取り付け、それによってヒンジ手段42をアーム下端の取り付け位置に配置することも可能である。しかし、添付図面に示すようにヒンジ手段が上方にある方が本発明の説明が容易になる。したがって本明細書では、アームのヒンジが上端にある取り付け位置について述べる。さらに構造の幅が十分である場合には、アームを水平位置に配置することも可能である。この別法は主に、ロック・ユニットをドアのフレーム構造に取り付けることが望ましい(すなわち、壁の厚さを利用して施錠装置を所望の位置に取り付けることができる)ときに検討される。
作用要素を前方位置にロックすることができる止め金43がロック・ユニット内に配置されることが好ましく、それによって止め金のリール47がアームの背面410をその下端(すなわち、アームの他端)でしっかりと押圧する。したがって背面は対応面であり、その上を止め金が押圧する。止め金のリールの半径が対応面に垂直に向いたとき、対応面上への圧力が最も強い。止め金が作用しているとき、すなわちそれがアームを前方位置に係止しているとき、リールの中心44はアームの背面の平面上またはその内側にある。したがって、後縁とは対応面(作用時に止め金が押す面)の縁部のことであり、後縁の内側の領域とは対応面の領域のことである。止め金はまた、その他端でヒンジ45によってロック・ユニット本体に取り付けられたアーム49を有し、それによってアームは、ヒンジによって決まるヒンジ点に関して動くことが可能になる。ヒンジの他端はヒンジ46によって、図4には示されていない駆動構造に取り付けられる。
図5は、側面から見た、本発明による作用要素の他の簡単な例示的状態を示している。この場合、止め金43は作用しておらず、すなわち作用要素40は前方位置にロックされていない。駆動構造からヒンジ46を介して伝えられる力が止め金のアームを下方へ移動させ(51)、固定用のアームのヒンジ点45の関係によって他端が適当な位置に保たれる。したがって、リール47の中心44は作用要素の外縁に移動し、そのためリールはもはやアームの背面をしっかりと押さなくなる。この動作状態では、錠は開いており、作用要素は待避位置に移動することができる。これは実際の取り付け状態では、このロック・ユニットをドアに取り付けたとき、ドアが閉じているが、それを押して/引いて開けることが可能であることを意味している。
図6は、側面から見た、本発明による作用要素の第3の簡単な例示的状態を示している。この実施例では、実際の取り付け状態においてドアは押して/引いて開けられる。それによって、作用要素40のグリップ・ブラケット41に作用するドアの開放力がアームを待避位置の方へ押し、一方でヒンジ点42はアームの上端を適当な位置に保つ。アームの下端が後方へ移動すると、同時にその背面がリール47を押し、それによってリールの中心が背面の外側にあるとリールが移動可能になり、同時に止め金のアームが下方へ移動する。(ロック・ユニットを反対に取り付けた場合、動作の方向が反対になることに留意されたい。)止め金43のこの動作によって、作用要素が図に示した待避位置に(好ましくは約10度)移動すること(62)が可能になる。固定用の止め金のヒンジ点45は止め金の固定端を適当な位置に保ち、駆動構造によってアームの他端を下方へ移動すること(61)を可能にする。
実際の取り付け状態では、アームが待避状態にあるとき、これはドアが開いていることを意味する。したがって、再びドアを閉めるまでアームを待避状態に保ち、それによってアームが移動して前方位置に戻ることができることが好ましい。止め金のリリース(release)を(例えば止め金に属するばねまたは駆動構造によって)その上方位置に同時に配置することが好ましく、それによってドアが再び閉じられ、ロック・ユニットが図5に示した状態にされる。図4〜6は本発明の原理を示すものであり、したがって形状および縮尺に関する限り正確な実施例ではない。
図7は、グリップ・ブラケットの形、および様々なドアのクリアランスに対する施錠装置の調整に関する実施例を示している。図7は、図4〜6に概略的に示した同じ構造を、上から見てさらに詳しく示したものである。ロック・ユニット48がドアに取り付けられ、対応部品74がドア・フレームに取り付けられている。この実施例では、ドアおよびロックは閉じられている。他のロック要素72が、第1のロック要素と作用要素40の間に過不足のない空間を有している。止め金のリール47は作用要素を適当な位置に保っている。ここでドアを開けようとすると、第2のロック要素の形によって作用要素のグリップ・ブラケット41に垂直な力Fが作用する。この力は、作用要素を待避位置へ移動させようとするが、止め金のリールがそれを妨げる。
力Fの一部は、摩擦面76を介してロック・ユニットの本体へ移される。ロックの操作性を摩擦面の特性によって与えることができる。摩擦面の摩擦係数が小さい場合、ドアを開けると作用要素は簡単に移動するが、同時に止め金に大きい力が作用する。止め金に作用する力が大きいほど、ロックを開くのに大きいエネルギーが、すなわち止め金を移動させて作用しないようにするのに大きいエネルギーが必要になる。このことは、例えばパニック状態において重要になる(先に言及したパニック時の出口規定に留意されたい)。一方、摩擦部分の摩擦係数が大きくなると、ドアの開放力のより多くの部分が摩擦面に対して使用され、それによって止め金を移動させるのに必要なエネルギーは小さくなる。現実的な解決策では、摩擦係数は約0.3が好ましい。開放力が作用要素のグリップ・ブラケットに作用するとき、摩擦面は支持面として働く作用アームの側面に位置し、前記開放力Fの作用中、摩擦面および支持面は互いに接触している。開放力は本質的に、作用要素のグリップ面の平面上にある。構造上、摩擦面はロック本体の実際の構造の一部、作用要素、あるいは本体または作用要素に固定された摩擦部分とすることができる。
施錠装置は様々なドアのクリアランスZ(ドアとドア・フレームの間の隙間)に適している。これは特にヒンジ73によるものであり、第2のロック要素はヒンジ73を介して対応部品74に固定されている。ヒンジ、および対応部品の構造によって、ロック要素がある一定の角度領域内(好ましくは約10〜15度)を移動することが可能になり、それによって第1および第2のロック要素を重ね合わせることが可能になる。さらに、ロック要素の形状によって、重ね合わせをより容易にすることもできる。図7に見られるように、この実施例のクリアランスZの場合、対応部品74には、ドアが閉じているとき内部にロック要素が入るくぼみ75が存在しなければならない。クリアランスが大きくなると、くぼみが不要になることがある。ドアのクリアランスは一般に1〜5mmである。くぼみの形状、大きさ、また必要性も、ロック要素の形状および位置によって影響される。
図7および図3では、第1の自由端(図3の37)から見て、傾斜の後に、ロック要素のブラケットの内縁がノッチを有していることが分かる。第2のロック要素の外縁は、第2の自由端に隣接する、すなわち第2の自由端から始まる凸曲面を有している。第2のロック要素のこの曲面および内面の両方の傾斜面は、ブラケットのアームの、アームが外側へ湾曲し始める点で終わり、第2のロック要素のブラケットの固定端の前にカーブを形成し、それによって曲面とカーブの間にくぼみが形成される。作用要素のグリップ・ブラケットは、隙間が最も狭くなりブラケットが重なり合っているときに第2のロック要素のブラケットのくぼみの位置にあるタブを有し、それによってこの位置で、第2のロック要素のくぼみの位置にある内面が第1のロック要素のノッチの中にさらに収まる。グリップ手段のタブの面は、稜線の両側、または第2のロック要素からの力があればそれが作用するタブの側で、本質的にまっすぐである。
図8は止め金が作用しているロック・ユニットの駆動構造81の第1の実施例を示している。図8では、断面図である図10に対する断面線および方向に印を付けてある。図9は、同じ方向から見た図8の断面図である。図9では、図11が部分拡大図になっている部分を点線で示してある。図8〜11は図4〜7の構造をさらに詳しく示したものである。
第1の実施例では、駆動構造81はトランスファー・アーム112を有し、このトランスファー・アーム112は、ヒンジ46によってその一端で止め金のアーム49に、その他端で他の駆動構造に取り付けられている。この他の駆動構造は、伝動ねじ92、伝動アーム84および支持アーム82を有し、支持アーム82は、この実施例では支持体83を介して、ヒンジによってその一端でロック・ユニット本体に、その他端で伝動アーム84の別の端部に取り付けられている。
より詳細には、伝動ねじは、その他端で伝動ねじのねじ山に対して支持され、その中央部分でヒンジによってトランスファー・アーム112に取り付けられており、そのため、ねじを回転させる動力があれば、この動力がねじ山にある伝動アームの他端を移動させ、その結果、伝動アームの移動によってトランスファー・アームが移動し、それによって止め金のアームも移動する。この実施例では、伝動ねじは軸111を介して電気モータ91に接続されている。この電気モータは、力を発生させる場合には、ねじを回転させる力を発生させる。電気モータを制御ユニットに接続することもできる。一般に、制御ユニットは外部信号に応答してモータの動作を制御する。外部信号は、制御信号、パニック状態などを知らせる信号とすることができる。別法としてあるいは追加として、伝動ねじを機械的動力装置に接続することもできる。
図8〜11は、作用要素が前方位置にあり錠が閉じている状態、すなわち止め金が作用している状態を示している。電気モータを用いて伝動ねじを回転させれば、止め金の位置を変えることができる。図12〜15は、第1の駆動構造が第2の位置にあり、止め金が作用せず作用要素40が前方位置にある状態を示している。止め金のリール47の中心点が作用要素の下縁より下になるように、止め金が伝動ねじによって押し下げられる。したがって、作用要素を外力によって待避位置に移動させることができる。
一方、図16〜19は、作用要素が外力によって待避位置に移動され、止め金が作用していない状態を示している。この状態では、止め金のリールは完全に作用要素より下にある。実際の動作では、例えばドアを閉めるとき、作用要素が再び前方位置に移動することが可能になるまで、作用要素を待避位置に保つことが好ましい。このためにばねが用いられるが、このばねについては後で詳しく説明する。図8〜10、図12〜14および図16〜18では、部品82の周りに部品83と84を離れるように押すばねがあることに留意されたい。作用要素が待避位置から前方位置へ移動すると、このばねによって自動的に駆動構造が所望の位置に戻る。
図20〜22は他の駆動構造208の実施例を示している。この構造では、駆動構造はトランスファー・アーム201を有し、このトランスファー・アーム201は、ヒンジ46によってその一端で止め金のアーム49に、その他端202で他の駆動構造に取り付けられている。この他の駆動構造は、伝動ねじ92、伝動ばね205および支持アーム203を有し、支持アーム203は、ヒンジ204によってその一端でロック・ユニット本体に、その他端で前記トランスファー・アームに取り付けられている。
伝動ばねは本質的にU字型であり、その一端で伝動ねじ92のねじ山に対して、その他端で支持アームの中央部分、より詳細には締結ノッチ206に対して支持されており、このばねの締結端は締結ノッチ206内を移動することができる。さらに、ばね(好ましくはコイルばね)は、カーブのところでロック・ユニット本体に対して支持されている(207)。
ねじ92を回転させる力は、もし生じると、ねじ山に支持されたばねの端部を移動させ、それによってばね205が移動して、支持アーム203およびトランスファー・アーム201を支持アームの締結を介して移動させ、それによって止め金のアーム49も移動する。図20では、止め金が作用し、作用要素は前方位置にある。図21では、止め金は作用しておらず、また作用要素は前方位置にあり、図22では、止め金は作用しておらず、また作用要素は待避位置にある。
図23は、例えばドアが開いているときに作用要素を待避位置に保つことを目的とする施錠装置の保持ばね231の実施例を示している。保持ばねは、例えば金属などで作製することができるが、適切なプラスチックなど他の材料で作製することもできる。保持ばねの保持面と呼ばれる部分233が、作用要素を待避位置に保つ。ばねの動作を容易にするために、ばねの保持面に面取り234があることが好ましい。ドアなどを閉じると、第2のロック要素72の自由端が、ばねの解放ブラケットの解放面と呼ばれる部分232に接触し、それによってロック要素が解放面を押す。ばねは弾性材料でできているため、第2のロック要素で押すとばねが歪み、それによって保持面が移動して、作用要素が前方位置に移動することが可能になる。上から見た図24は、第2のロック要素が保持ばねにどのように影響を及ぼすかを示している。保持ばねは作用要素を前方位置の方へ押す押圧部236も有し、したがって作用要素の前方への移動が得られる。
図25は、第2のロック要素72および作用要素40と共に、保持ばね231の動作の実施例を示している。この図では、作用要素が傾斜面251を含み、作用要素が待避位置にあるときにばねの保持面233が傾斜面251と接触することが分かる。この実施例では、作用要素は依然として待避位置にあり、第2のロック要素はちょうどばねの解放面232を押したところであるが、それによってばねが歪められ、保持面233が移動して傾斜面251から離れる。ここで作用要素は前方位置に移動することが可能になる。ばねの押圧部236によってこの移動が得られる。
図26は、本発明による方法の例示的なフロー・チャートである。本発明による施錠装置は従来技術の装置にはない動作を含むため、本発明は本発明による施錠装置の動作方法にも関する。この方法は、ロック・ユニット内の第1のロック要素と作用要素の間の隙間を変化させる可能性を与え(126)、ロックの様々な動作モードを容易にする(226)。このように隙間の幅を変化させることは、作用要素の位置を変化させること意味し、各動作モードを可能にすることは、前述の作用要素の位置および止め金の状態(作用している、作用していない、押し下げられている)が共にロックの動作モードを形成することを意味する。これらの動作126、226は他の動作によって完全なものになり得る基本的な動作である。
ロックを施錠するために、先に言及した取り付け位置で対応部品の第2のロック要素が隙間の中にとどまるような幅に隙間を固定する(326)。ロック・ユニットと対応部品を互いに係止させることが必要である。
さらに、解錠するために第2のロック要素が移動して隙間から離れることができるように、隙間の幅が大きくなることを可能にすることによって解錠の可能性を与える(426)。この方法は、隙間が広い間は保持が解放されるまで隙間を広く保つ補助動作であって、保持が解放されると隙間の幅が小さくなることができる補助動作をさらに含む(526)。
図27〜29は、他の駆動構造262および止め金261の実施例を説明するものである。これらの図から分かるように、止め金261は2つのアーム265、268を有し、これらはヒンジ266によって互いに他方のアームの端部に取り付けられている。第1のアーム265はまた、ヒンジによって作用要素40の下端263に取り付けられている(264)。下端263は面取りされていることが好ましい。第2のアーム268に取り付けるためのヒンジ266を有する第1のアーム265の端部はまた、第2のアームの他端269と共にトグル継手を形成するブラケット267を有している。第2のアームの他端269は、第1のアームのブラケット267用のロック面を有し、またロック本体に対する支持継手を形成している(図示せず)。この支持継手は、例えば第2のアームの端部269の回転を可能にするねじによって固定されている(図示せず)。
図27〜29の駆動構造262は、トランスファー・アーム2610によって止め金261に接続されている。駆動構造はまた、駆動ホイール2614およびウォーム・ホイール2611を有している。トランスファー・アーム2610の端部は、止め金のアームのヒンジ点266に接続されている。トランスファー・アームの他端は駆動ホイール2614、より具体的には、駆動ホイールの接続ピン2615に接続されている。
駆動ホイールは、中心孔および駆動孔2616を有している。ウォーム・ホイールは、中心ピン2613、駆動ピン2612、およびホイールの縁部に歯切り291を有している。駆動ホイールは、駆動ピン2612が駆動孔2616を、中心ピン2613が中心孔を貫通するようにウォーム・ホイールに取り付けられている。ウォーム・ホイールの縁部が、駆動ホイールの縁部を覆っている。図30は駆動ホイールおよびウォーム・ホイールを示している。両ホイールの間には、ばね2617がある。図27〜29に示すように、ばねはウォーム・ホイールの中心ピン2613の周りに置かれ、ばねの第1の端部は駆動ホイールに取り付けられ、第2の端部はウォーム・ホイールに取り付けられる。
ウォーム・ホイールの歯切り291は、伝動ねじ92のねじ山、すなわち連結ギア2618によって電気モータ91の軸線上に固定されたウォームねじと噛み合っている。電気モータの軸線とウォームねじの間の連結ギア2618は、ねじがブロックされるのを妨げるため、および電気エネルギーを節約するためのものである。連結ギアは、電気モータからウォーム・ホイールへの駆動力が遮断される所望の状態で摺動する。
図27では、作用要素40は前方位置にある。止め金261は、トグル継手が安全角度になるとロックされる。ウォーム・ホイールは、駆動ピン2612が所望の位置にあるとき、電気モータによって反時計回りにロック位置まで駆動される。この位置まで駆動されたとき、同時にばね2617が歪まされる。ドアが閉じられたときこのひずみは解放され、駆動ホイールを回転させ、トランスファー・アームを移動させ、トグル継手をロックする。ばね2617にはわずかな予ひずみが残る。言い換えれば、図27はドアが閉まり、施錠された状態を示している。
図28は、止め金261が電気モータ91によって駆動されて開放された状態を示している。ウォームねじは、ねじ山と歯切り291の間の接続によってウォーム・ホイール2611を時計回りに回転させる。さらに駆動孔2616内のウォーム・ホイールの駆動ピン2612が、駆動ホイールを回転させる。駆動ホイールが回転するとトランスファー・アーム2610が移動し、それがトグル継手を移動させて開放する。ばね2617は移動するが、余計に歪んだ状態にはならない。言い換えれば、図28はドアが閉まり、解錠された状態を示している。
解錠されているときにドアを移動させて開けた場合、作用要素40は図29で述べる後方位置へ移動する。止め金261のアーム265、268がアームのヒンジ点に対して回転して、作用要素が後方へ移動することが可能になる。さらにトランスファー・アーム2610が移動し、同時に駆動ホイールを時計回りに回転させる。この時、ウォーム・ホイールは回転しない。駆動ピンは依然として、駆動ホイールに沿って移動する長い駆動孔2616内にとどまっている。ただしこの時、ばね2617は余計にひずんだ状態になる。言い換えれば、図29はドアが開き、解錠された状態を示している。
作用要素40は、保持ばね231の助けによって依然として後方位置にとどまっているが、ドアを閉じると、ばねの余計なひずみが解放されて、駆動ホイールを反時計回りに回転させる。駆動ホイールが回転すると、止め金261が図27のロック位置または図28の開放位置へ移動する。ドアを開けるときまたはドアを閉めるときに、ウォーム・ホイールを反時計回りに図29に示した係止位置まで駆動させた場合、止め金261はロック位置へ移動する。このように、ばねがより多くのひずみを得て、止め金をロック位置まで移動させる。
先に述べたように、固定された隙間の幅は、第2のロック要素がそこに過不足ない空間を有するようになっており、それによって第2のロック要素は、ロック要素および作用要素の設計による隙間の形のために隙間の中にとどまる。設計には多くの代替形態がある。例えば、前述のグリップ・ブラケットの面がまっすぐ(ブラケットの両側または別の側でまっすぐ)である必要はなく、他のものの形に従うことも可能である、すなわち、例えば凹形であってもよい。したがってロック要素および作用要素を、例えば円筒状に成形することができる(一方の側で凹形、もう一方の側で凸形)。
本発明によるロックの各部分の形状、幾何学的配置、相互動作および摩擦面によって、例えば約51キログラム(500ニュートン)の開放力が、より小さい力(好ましくはわずか約8〜9キログラム(80〜90N)の力)で止め金のリールに作用する。このとき、止め金が1mm移動すれば、かなり小さい力、好ましくはわずか1キログラム(10N)の力が摩擦力および転がり抵抗を克服するのに必要である。駆動構造が電気モータからの必要な出力をさらに低減し、また止め金の移動が短いので、必要なエネルギー量は100mJ未満、好ましくはわずか10mJ程度になる。したがって、短い移動および小さい力によって、電気モータに高価で複雑な伝動装置が不要になり、その代わり、単純なスクリュー・ピニオンおよびレバーによってモータの回転が止め金の必要な移動に変えられる。例えば小型のDCモータを用いて必要なトルクを容易に発生させることができる。必要なモータの回転はわずかであり、またトルクが低いので別個の減速伝動装置が不要であるため、1回の開放/閉鎖に対するモータの動作時間はきわめて短い。
したがって、本発明によるシステムがロックの開閉に使用するエネルギーは、従来技術のロックよりかなり少ない。ラッチなどロック要素自体を移動させるのではなく、止め金のみを短い距離(数ミリメートル)だけ移動させる。さらに、本発明によるロック装置は、ドアが開閉する力を利用する。開放力によってロックの作用要素を待避位置に押し込み、閉鎖力によって作用要素を解放して前方位置へ戻す。本発明による要素はドアとドア・フレームとを互いにロックして、施錠した状態でドアの隙間に何かを押し込んでドアを開けようとした場合、押し込むことによって実際には施錠が押されて、同時により厳重になる。
さらに本発明による施錠装置では、例えばドアが開いているか、施錠されているか、解錠されているかを示すために別々のセンサを使用する必要はなく、1つのセンサでこのすべてを示すことができる。センサが止め金の位置を観測しているときには、施錠状態について十分な量の情報がもたらされる。
本発明による施錠装置は、いくつかの解決策によって製造することができる。施錠装置は、例えば1つのドアなどについて2つ以上のロックを有することができる。ロック・ユニットをドア・フレームに配置し、対応部品をドアに配置することができるが、逆も同様である。ロックが無線接続装置(小型の無線送信機/受信機など)を有している場合、ロックは、恒久的にロックに接続されたワイヤに加えて、さらに空気を介して制御することができる。したがって大型住宅の施錠を集中制御することも可能である。ドアが施錠されているとき、ドアまたはドア・フレームの接触面を介してロックに電圧供給および/または制御を導入することができる。
前述のグリップ・ブラケットは、いくつかの方法でロック本体に固定することができる。例えば、グリップ・ブラケットをその一端で固定することに加えて、その上下で固定することもできる。さらに、グリップ・ブラケット、特にロック・ユニットに固定されたグリップ・ブラケットを、所定の方法でロック本体に埋め込むことができる。別の解決策では、第1のロック要素と作用要素の間に隙間があり、第2のロック要素がその中に入り、またその中でそれをロックする(第2のロック要素を隙間に割り込ませると言うこともできる)ことができることが重要である。
作用要素のグリップ面、すなわちグリップ・ブラケットを突出したタブとして説明してきたが、それを溝とすることも可能である。この実施例では、溝の形は第1のロック要素の形に従う。したがってこの文脈では、グリップ・ブラケットを作用要素のタブまたは溝と理解すべきである。グリップ・ブラケットは構造上、別の部品とすることもできる。この場合、グリップ・ブラケットを別に製造し、後でアームに固定することができる。
止め金は必ずしもリールを含まない。アームは、止め金が作用していると作用要素に十分な支持を与え、止め金が作用していないと作用要素が待避位置へ移動できるようにする他の形の部品を含むこともできる。言い換えれば、止め金の構造は本開示に記載したものと異なっていてもよい。
ロックの動作に必要な力を、電気モータによって発生させる必要はないが、ソレノイドを用いるなど他の方法で同様に、あるいは機械的に発生させる(従来の機械的な鍵)こともできる。
これまで記載したことに基づき、本発明を本明細書に記載した以外の方法で実施することが可能であることが明らかであろう。したがって、本発明は本明細書に記載された実施例に限定されず、本発明の範囲内でいくつかの異なる解決策によって実施することが可能である。
従来技術、すなわち通常のラッチ・ロックの実施例を示す図である。 施錠装置がドアおよびドア・フレームに取り付けられた本発明による構造の簡単な実施例を上から見た図である。 施錠装置がドアおよびドア・フレームに取り付けられ、ロック要素が図2とは異なる形をした本発明による構造の他の簡単な実施例を上から見た図である。 本発明による作用要素の簡単な例示的状態を側面から見た図である。 本発明による作用要素の他の簡単な例示的状態を側面から見た図である。 本発明による作用要素の第3の簡単な例示的状態を側面から見た図である。 グリップ・ブラケットの形、および様々なドアのクリアランスに対する施錠装置の調整についての実施例を示す図である。 止め金が作用しているロック・ユニットの駆動構造の第1の実施例を示す図である。 同じ方向から見た図8の断面図である。 示した方向および位置からの図8の断面図である。 図9に示した部分の部分拡大図である。 止め金が作用していないロック・ユニットの駆動構造の第1の実施例を示す図である。 同じ方向から見た図12の断面図である。 示した方向および位置からの図12の断面図である。 図13に示した部分の部分拡大図である。 止め金が作用せず、作用要素が待避位置にあるロック・ユニットの駆動構造の第1の実施例を示す図である。 同じ方向から見た図16の断面図である。 示した方向および位置からの図16の断面図である。 図17に示した部分の部分拡大図である。 止め金が作用しているロック・ユニットの駆動構造の他の実施例を示す図である。 止め金が作用していないロック・ユニットの駆動構造の他の実施例を示す図である。 止め金が作用せず、作用要素が待避位置にあるロック・ユニットの駆動構造の他の実施例を示す図である。 施錠装置の保持ばねの実施例を示す図である。 第2のロック要素が保持ばねにどのように作用するかについての実施例を示す図である。 ロック要素および作用要素と協働している保持手段の動作の実施例を示す図である。 本発明による方法の例示的なフロー・チャートである。 作用要素が前方位置にある場合の、駆動構造および止め金の他の実施例を示す図である。 止め金が駆動されて開放された、図27の駆動構造および止め金を示す図である。 作用要素が後方位置にある、図27の駆動構造および止め金を示す図である。 図27〜29の駆動構造の駆動ホイールおよびウォーム・ホイールを示す図である。

Claims (37)

  1. 回転ドアやハッチなどの回転可能な部品とドア・フレームなどのフレーム構想とを互いにロックするためのロック・ユニットおよび対応部品を有する施錠装置であって、前記ロック・ユニットおよび前記対応部品が前記回転可能な部品およびフレーム構造に取り付け可能である施錠装置において、
    前記ロック・ユニットが、第1の自由端を有する第1のロック要素であって、取り付け位置において、前記回転可能な部品の揺動軸線に対して主として横向きであり、且つ前記回転可能な部品の主平面に垂直である第1のロック要素を含み、
    前記対応部品が、第2の自由端を有する第2のロック要素であって、取り付け位置において、前記回転可能な部品の揺動軸線に対して主として横向きであり、且つ前記回転可能な部品の主平面に垂直である第2のロック要素を含み、
    前記複数のロック要素が共に働くよう配置され、それによって前記複数のロック要素がそれらの取り付け位置で互いに接触すると同時に前記回転可能な部品がその閉鎖位置にあるときに、それらは互いに重なり合い、
    前記施錠装置が作用要素をさらに有し、該作用要素は、第1の端部がヒンジ手段を含むアームを有し、該アームはグリップ・ブラケットを含み、一方、前記作用要素は前記ヒンジ手段によって前記ロック・ユニット本体に締結され、それによって前記アーム前記ヒンジ手段によって形成されたヒンジ点に関して回転することができ、
    前記アームの位置に応じてロックの様々なモードがもたらされ、また前記アームは制御可能に支持されて前記ロック達成
    前記アームは、前記ロックを達成するために前記ロック要素に対して交差方向に作用するように構成され、それによって前記ロック要素を互いにグリップさせることにより、前記位置において互いに重なり合っている前記ロック要素と前記作用要素とが協働して、前記ロック・ユニットおよび前記対応部品が互いに接している前記位置から離れるように移動することを妨げることを特徴とする施錠装置。
  2. 前記ロック・ユニットは、前記作用要素の制御された支持のために前記作動要素のための止め金を有し、
    それを用いて、前記ロックを達成するために前記作動要素が前方位置にロックされ、それによって前記止め金がオンに作用し、
    それを用いて、前記ロックの解放が可能にされ、それによって前記止め金が作用しなくなり、前記作用要素が待避位置に移動することが可能になる請求項1に記載の装置。
  3. 前記第1のロック要素が、その一端で前記ロック・ユニットの本体に固定されたブラケットであり、第2のロック要素が、その一端で前記対応部品の本体に固定されたブラケットであり、前記ブラケットの自由端は、該ブラケットが前記重複位置にあることを可能にする請求項2に記載の装置。
  4. 前記第1のロック要素と前記作用要素の間に隙間があり、その幅が前記作用要素の位置によって決まり、
    それによって前記隙間は、前記作用要素が前記待避位置にあるときに最も広く、前記作用要素がその前方位置にあるときに最も狭く、該前方位置における前記隙間は、前記第2のロック要素が前記重複位置においてそれ自体のために十分な空間を有するように配置されている請求項2または3に記載の装置。
  5. 前記作用要素が前記前方位置にあり、前記止め金が作用して前記ロック要素が重なり合ってロックが閉じられ、
    前記作用要素が依然として前記前方位置にあると同時に前記止め金が作用しないとき、そして前記2つのロック要素が互いに重なり合っているとき、ロックは解放され、その状態において前記ロック・ユニットまたは前記対応部品に作用して前記ユニットを引き離す力が、前記第2のロック要素を前記隙間から引き出し、それによって前記第2のロック要素が同時に前記作用要素を前記待避位置に引き込み、前記第2の自由端が前記第1の自由端を通り越して移動する請求項4に記載の装置。
  6. 前記作用要素を前記待避位置に保つための保持ばねを有し、それによって前記待避位置の前記作用要素によって前記ロックが解放される請求項5に記載の装置。
  7. 前記止め金がリールを有し、前記止め金が作用しているとき、前記リールの中心点が前記作用要素の側に位置すると同時に、前記リールの周縁が、前記アームの後縁によって形成される対応面を押し、
    前記止め金が作用していないとき、前記リールの中心部分が前記アーム後縁の外側にあり、それによって前記リールは、外力によって前記アームがその待避位置に移動することを可能にする請求項2、3、3、5または6に記載の装置。
  8. 前記止め金は、リールがその上に固定されたアームを有し、
    該アームは、その固定端によって第2のヒンジを介して前記ロック・ユニット本体に固定され、その他端によって前記駆動構造の構造体に固定され、
    前記作用要素に作用する動力、あるいは前記駆動構造を介して伝えられる動力がもしあるとそれによって前記止め金のアームは、前記第2のヒンジによって形成される第2のヒンジ点に関して移動されることができる請求項7に記載の装置。
  9. 前記駆動装置によって伝えられる力がもしあるとそれが前記止め金のアームを移動させ、それによって前記リールの中心点が前記アームの後縁側またはその外側に位置する請求項8に記載の装置。
  10. 前記駆動構造がトランスファー・アームを有し、前記トランスファー・アームは、その一端で前記止め金のアームにヒンジ取り付けされ、その他端で他の駆動構造にヒンジ取り付けされている請求項9に記載の装置。
  11. 前記他の駆動構造が、伝動ねじ、伝動ばねおよび支持アームを有し、該アームは、その一端で前記ロック・ユニット本体にヒンジ取り付けされ、その他端で前記トランスファー・アームにヒンジ取り付けされ、
    前記伝動ばねが本質的にU字型であり、その一端で前記伝動ねじのねじ山に対して、その他端で前記支持アームの中央部分に対して支持されており、前記ばねはさらに、そのカーブのところで前記ロック・ユニット本体に対して支持され、
    それによって、もし前記ねじを回転させる力があるとそれが、前記ねじ山に支持された前記ばねの端部を移動させ、それによって前記ばねの移動が前記支持アームの固定を介して前記支持アームおよび前記トランスファー・アームを移動させ、それによって前記止め金のアームも移動する請求項10に記載の装置。
  12. 前記他の駆動構造が、伝動ねじ、伝動アームおよび支持アームを有し、該アームが、その一端でロック・ユニット本体に、その他端で前記伝動アームにヒンジ取り付けされ、
    前記伝動アームが、その一端で前記伝動ねじのねじ山に固定され、その中央部分で前記トランスファー・アームにヒンジ取り付けされ、
    それによってもし前記ねじを回転させる力があるとそれが、前記ねじ山に支持された前記伝動アームの他端を移動させ、それによって、これにより引き起こされた移動が前記トランスファー・アームを移動させ、したがって前記止め金のアームも移動する請求項10に記載の装置。
  13. 前記伝動ねじが、もし前記ねじを回転させる力があればそれを発生させるための電気モータに接続される請求項10から12までのいずれかに記載の装置。
  14. 前記止め金が第1および第2のアームを有し、前記アームが、該アーム間にトグル継手を形成する各アームの第1の端部で互いにヒンジ取り付けされ、前記第1のアームの第2の端部が前記作動要素の下端にヒンジ取り付けされ、前記第2のアームの第2の端部が前記ロック本体にヒンジ取り付けされる請求項2、3、4、5または6に記載の装置。
  15. 前記システムが、トランスファー・アーム、駆動ホイール、ウォーム・ホイール、前記ホイール間の案内手段、および伝動ねじを有する駆動構造を有し、
    前記トランスファー・アームが、前記第1のアームと前記第2のアームの間のヒンジ、および前記駆動ホイールに接続され、
    前記駆動ホイールが前記ウォーム・ホイールに挿入され、且つ前記ウォーム・ホイールに関して回転可能であり、両ホイールが共通軸点を有し、且つ前記軸点に関して回転可能であり、前記ホイールが、前記案内手段によって所望の方法で相互に回転可能であり、
    潜在的なねじれ力が前記ウォーム・ホイールを回転させ、次いで該ウォーム・ホイールが前記駆動ホイールおよび前記トランスファー・アームを回転させて前記止め金を所望の方法で移動させたとき、前記駆動ホイールが前記伝動ねじに接続される請求項14に記載の装置。
  16. 前記駆動ホイールが、前記トランスファー・アームのための接続ピン、中央孔および駆動孔を有し、前記ウォーム・ホイールが、中央ピン、駆動ピン、および該ホイールの縁部に歯切りを有し、
    前記駆動ホイールは、前記駆動ピンが前記駆動孔を、前記中央ピンが前記中央孔を貫通するように、前記ウォーム・ホイールに取り付け可能であり、
    前記システムが、前記ホイール間の前記中央ピンの周りに位置するばねをさらに有し、
    前記中央孔および前記中央ピンが共通の軸点を形成し、
    前記駆動孔、前記駆動ピンおよび前記ばねが前記案内手段を形成する請求項15に記載の装置。
  17. 前記システムが、前記伝動ねじを電気モータに接続可能にする連結ギアを有する請求項15または16に記載の装置。
  18. 前記電気モータに接続された制御ユニットを有する請求項13または17に記載の装置。
  19. 前記制御ユニットが、外部信号に応答して前記電気モータを制御することができる請求項18に記載の装置。
  20. 前記伝動ねじが機械的な動力装置に接続される請求項11から19までのいずれかに記載の装置。
  21. 前記第1の自由端が、前記第1のロック要素のブラケットの内縁側に対して傾斜し、
    前記第2の自由端が、前記第2のロック要素のブラケットの内縁側に、ブラケットが重なり合って移動しやすいようにする傾斜面を有する請求項4から20までのいずれかに記載の装置。
  22. 傾斜後の前記第1の自由端から見て、前記第1のロック要素の内縁がノッチを有し、
    前記第2のロック要素の外縁が、前記第2の自由端に隣接する凸曲面、または前記第2の自由端から始まる凸曲面を有し、
    前記第2のロック要素の前記曲面および前記内縁の前記傾斜面は、前記ブラケットのアームが外側へ湾曲し始める点で終わり、前記第2のロック要素のブラケットの固定端の前にカーブを形成し、
    それによって前記曲面と前記カーブの間にくぼみが残り、
    前記作用要素は、前記隙間が最も狭くなり前記ブラケットが重なり合っているときに前記第2のロック要素のブラケットのくぼみの位置にある前記ブラケットのタブを有し、それによってこの位置においてさらに、前記第2のロック要素のくぼみの位置にある内面が前記第1のロック要素のノッチ内に収まる請求項21に記載の装置。
  23. 前記グリップ・ブラケットのタブの前記表面が、タブの両側、または前記第2のロック要素からの力があればそれが作用するタブの側で本質的にまっすぐである請求項22に記載の装置。
  24. 前記アームは、該アームが前記待避位置に移動するとき、前記保持ばねの保持面がその中に配置される溝を有し、それによって前記アームが前記待避位置にとどまる請求項6から23までのいずれかに記載の装置。
  25. 前記保持ばねが解放ブラケットを有し、該解放ブラケットに作用する力がもしあればその力が該解放ブラケットを介して前記保持面を移動させて前記溝から離し、それによって前記アームが前記前方位置へ移動することが可能になる請求項24に記載の装置。
  26. 前記第2の自由端が前記第1の自由端を通過し、且つ前記ブラケットが前記重複位置に移動したときに、前記第2の自由端が前記保持ばねの解放ブラケットを押す請求項25に記載の装置。
  27. 前記ロック・ユニットは、もし開放力があればそれが前記作用要素のグリップ・ブラケットに作用するときに支持面として働く作用アームの側縁側に位置する摩擦面を有し、前記開放力の作用中、前記摩擦面および前記支持面が互いに接触している請求項3から26までのいずれかに記載の装置。
  28. 前記摩擦面が、本質的に前記作用要素のグリップ・ブラケットの平面上にある請求項25に記載の装置。
  29. 前記第2のロック要素が第2のヒンジを介して前記対応部品に固定され、前記第2のロック要素が、このヒンジによって形成されるヒンジ点に関して移動することが可能である請求項3から28までのいずれかに記載の装置。
  30. 前記対応部品は、前記ユニットが前記取り付け位置にあるとき、前記第1のロック要素が内部に収まるくぼみを備えている請求項3から29までのいずれかに記載の装置。
  31. 前記ロック要素および前記作用要素の設計は、前記ロック・ユニットおよび前記対応部品が前記位置から離れるように互いに移動することを妨げる請求項3から30までのいずれかに記載の装置。
  32. 前記施錠装置が、前記止め金の位置を観測するためのセンサを有する請求項2から31までのいずれかに記載の装置。
  33. 前記対応部品が、前記第2のロック要素を所望の位置に保つためのばねを有する請求項3から32までのいずれかに記載の装置。
  34. 施錠装置の動作方法であって、前記施錠装置が、互いにロックされる構造体に取り付け可能なロック・ユニットおよび対応部品を有する動作方法において
    前記ロック・ユニットが間に隙間を有する第1のロック要素および作用要素を備え、前記対応部品が第2のロック要素を備
    前記第1のロック要素が第1の自由端を有し、前記第2のロック要素が第2の自由端を有し、それによって前記ロック・ユニットおよび対応部品が取り付け位置で互いに接しているとき、すなわち前記構造体がそれらの閉鎖位置で互いに接しているとき、前記ロック要素が互いに重なり合って配置され、
    また前記施錠装置によって、
    前記第1のロック要素と前記作用要素の間の隙間を変化させる可能性が提供され、
    ロックの様々な動作モードが可能にされ、
    前記取り付け位置において前記隙間に位置する前記対応部品の前記第2のロック要素が該隙間の中にとどまるような幅に前記隙間をロックして、前記ロック・ユニットと前記対応部品を互いにロックする可能性が提供され
    ることを特徴とする方法。
  35. 前記ロックされた隙間の幅は、前記第2のロック要素がそこに過不足のない空間を有するようなものであり、それによって前記第2のロック要素が、前記ロック要素および作用要素の設計による前記隙間の形のために前記隙間の中にとどまる請求項34に記載の方法。
  36. ロックが解放され、それによって前記隙間の幅が大きくなることを可能にし、それによって前記第2のロック要素が移動して前記隙間から離れることが可能である請求項34または35に記載の方法。
  37. 前記隙間が広いとき、保持が解放されるまで広く維持し、それによって前記隙間が狭くなることが可能である請求項36に記載の方法。
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