JP4571752B2 - 超大入熱溶接熱影響部の靭性に優れた溶接用高張力鋼の製造方法 - Google Patents

超大入熱溶接熱影響部の靭性に優れた溶接用高張力鋼の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高層建築のボックス柱の組み立てで適用されるエレクトロスラグ溶接などの超大入熱溶接における熱影響部(以下、HAZと称する)靭性に優れた溶接用高張力鋼の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近の建築構造物の高層化に伴い、鋼製柱が大型化し、これに使用される鋼材の板厚も増してきた。このような板厚の大きな鋼を高能率で溶接するために、入熱量の大きなエレクトロスラグ溶接が広く用いられるようになってきた。その際の入熱量は500〜1500kJ/cmであり、このような超大入熱溶接では、HAZは1350℃以上の高温に長時間さらされるためオーステナイト粒の粗大化が著しく、HAZの高靭性を確保することが困難であった。最近の大地震を契機に、建築構造物の信頼性確保が大きな課題となってきており、超大入熱溶接におけるHAZの靭性向上が望まれている。
【0003】
従来のHAZ靭性向上技術は大きく二つに分類される。一つはピン止め粒子によるオーステナイト粒の粗大化抑制技術であり、他の一つはオーステナイト粒内フェライト変態を利用した有効結晶粒微細化技術である。
オーステナイト粒の粗大化抑制に有効な粒子として、TiNやMg含有酸化物がある。例えば、鉄と鋼vol.61、No.11、68頁には、TiNの微細分散によりオーステナイト粒粗大化が抑制されることが示されている。しかしながら、本発明が対象とする超大入熱溶接ではHAZは1350℃以上の高温に長時間さらされるため、ほとんどのTiNは固溶し、オーステナイト粒粗大化抑制効果を失う。従って、TiNの微細分散技術は本発明が目的とする超大入熱溶接におけるHAZ靭性向上には適用できない。
【0004】
一方、Mg含有酸化物は1350℃以上の高温でも安定であり、超大入熱溶接のHAZにおけるオーステナイト粒の粗大化抑制に適用可能であることが、特開平9−157787号公報に示されている。しかし、オーステナイト粒の粗大化抑制だけでは超大入熱溶接におけるHAZ靭性向上は十分でなく、オーステナイト粒内フェライト変態を利用した有効結晶粒微細化技術を併用する必要がある。
前記特開平9−157787号公報では、オーステナイト粒内フェライト変態を起こさせる目的でTi含有酸化物とMnSの複合体を利用することを開示しているが、Ti含有酸化物とMnSの複合体ではオーステナイト粒内フェライト変態を発生させる能力が十分でなく、その結果、超大入熱溶接におけるHAZ靭性を十分に向上させるに至らない。
【0005】
また、特開平8−170145号公報では、オーステナイト粒内フェライト変態を起こさせる目的でTi、Mn、Al含有酸化物を利用することを開示しているが、Ti、Mn、Al含有酸化物ではオーステナイト粒内フェライト変態を発生させる能力が十分でない。さらには、Alを添加した鋼ではAlの脱酸力がTiの脱酸力よりも強いため、Tiが還元され、Ti含有酸化物を鋼中に分散させることが困難である。このため、十分なオーステナイト粒内フェライト変態を発生させることができず、超大入熱溶接におけるHAZ靱性を十分に向上させるに至らなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上のような問題点を解決し、高層建築のボックス柱の組み立てで適用されるエレクトロスラグ溶接などの超大入熱溶接におけるHAZ靭性に優れた溶接用高張力鋼を提供することをその課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は鋼中にMnを30at%含有する粒子径が0.1〜μmのTi、Mg含有酸化物を20〜1000個/mm2 含ませ、オーステナイト粒内フェライト変態を促進することで超大入熱溶接熱影響部の靭性に優れた溶接用高張力鋼を得るものであり、その要旨とするところは以下の通りである。
【0009】
)質量%で、
C :0.01〜0.2%、 Si:0.02〜0.15%、 Mn:0.6〜2%、
P :0.02%以下、 S :0.002〜0.008%、
Al:0.0005〜0.02%、 Ti:0.005〜0.025%、
Mg:0.0003〜0.01%、 N :0.002〜0.008%、
O :0.0005〜0.008%
を含有し、Ba:0.0003〜0.01%、Sr:0.0003〜0.01%の1種または2種を、さらに含有し、残部Feおよび不可避的不純物よりなる鋼であって、Mnを30at%含有し、粒子径が0.1〜μmのTi、Mg含有酸化物を20〜1000個/mm2み、前記Ti、Mg含有酸化物がペロブスカイト型結晶構造を有する超大入熱溶接熱影響部の靭性に優れた溶接用高張力鋼を製造するにあたり、酸素濃度を0.002〜0.015質量%とした後、Tiを添加し、次に、Mgを添加し、その後他の脱酸元素であるBa、Srの1種または2種を添加した溶鋼を鋳造し圧延することを特徴とする超大入熱溶接熱影響部の靭性に優れた溶接用高張力鋼の製造方法
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳細に説明する。
発明者らは、超大入熱溶接HAZの組織と靭性に関する詳細な研究を実施した結果、Mnを0.5〜50at%含有するTi含有酸化物がオーステナイト粒内フェライト変態発生を著しく促進することを見出し、本発明を完成した。
Mnを0.5〜50at%含有するTi含有酸化物がオーステナイト粒内フェライト変態発生を著しく促進する原因は、鋼中Mnが酸化物中に吸収され、酸化物周辺にMn濃度の希薄な領域を形成するためである。
【0012】
酸化物がMnを吸収する機構としては、酸化物中に陽イオン空孔が多数存在し、陽イオン空孔にMnが吸収されるとする陽イオン空孔説、あるいは酸化物中のMgやCa、Ba、Sr、Laなどの陽イオンとMnが置換する陽イオン置換説が考えられる。いずれにしても、酸化物中のMn濃度が50at%以上になると、介在物中の陽イオン空孔あるいはMgやCa、Ba、Sr、Laなどの陽イオンがほとんど無くなるためMn吸収能は低下する。逆に、酸化物中に含有できるMn量が0.5at%未満では十分に鋼中Mnを吸収できず、オーステナイト粒内フェライト変態を発生することが難しくなる。従って、酸化物中Mn含有量は0.5〜50at%とした。ただし、Mn吸収能は酸化物の大きさにも依存するため通常の鋼で最も多くみられる3μm以下の酸化物の場合、Mn含有量は2〜30at%が望ましい。
【0013】
また、特に900〜1200℃での酸化物中Mn含有量が大きい酸化物が望ましい。900℃以下の温度では、鋼中Mnはほとんど拡散しないため、900℃以下での酸化物中Mn含有量は特性にほとんど影響しない。また、1200℃以上ではMnの拡散が非常に速いため、一時的に鋼中でMn濃度の低い領域が形成されてもすぐにMn濃度は均一になってしまう。従って、1200℃以上での酸化物中Mn含有量は特性にほとんど影響しない。
【0014】
また、HAZにおいて溶接終了後の冷却中にオーステナイト粒内フェライト変態を発生させるには、溶接中のHAZの温度(約1300℃〜1450℃)での酸化物中Mn含有量に比べて、それよりも低温(約900℃〜1200℃)での酸化物中Mn含有量が大きいことが望ましい。
【0015】
Mnを含むTi含有酸化物のうち、特にスピネル型結晶構造またはペロブスカイト型結晶構造を有するTi含有酸化物は上記の条件を満たしており、Mnの吸収能に優れ、周囲の鋼におけるMn濃度の低下量が大きく、オーステナイト粒内フェライト変態の発生が著しく容易である。また、酸化物がMgを含むTi、Mg酸化物の場合は、前記の効果を一層高めることができ好ましい。
【0016】
前記Mn含むTi含有酸化物もしくはTi、Mg含有酸化物を鋼中に分散させるには、Tiを添加し、その後Mgと他の脱酸元素を添加した溶鋼を鋳造して製造しなければならない。これは、Tiを先に添加することでTi酸化物を晶出させ、その後他の脱酸元素を添加することでTi含有酸化物を生成させることができる。Ti含有酸化物はMnを固溶しやすく、鋳造工程で前記Mn含有酸化物となる。Mgなどの他の脱酸元素を先に添加すると、Mgの脱酸力がTiの脱酸力よりも強いためMg酸化物となり、Ti含有酸化物ができないものと考えられる。
【0017】
前記Mn含むTi含有酸化物もしくはTi、Mg含有酸化物の粒子径を変化させてオーステナイト粒内フェライト変態発生率を調べたところ、0.1μm未満ではオーステナイト粒内フェライト変態発生率が急激に減少した。従って、粒子径は0.1μm以上であることが必要である。一方、5μmを超える粒子は脆性破壊の起点となりやすく、靭性を劣化させる。従って、粒子径は5μm以下である必要がある。
【0018】
また、粒子密度が20個/mm2 未満では十分なHAZ靭性向上を達成できない。従って粒子密度の下限を20個/mm2 とした。一方、粒子密度が1000個/mm2 を超えると延性低下を示すため、粒子密度の上限を1000個/mm2 とした。ここで、粒子密度の測定は、製造した鋼の断面をCMA分析装置で元素マッピングを行い、粒子個数を計測し、粒子密度に換算した。なお、CMA(Computer−aided Micro Analysis)は、電子線により励起された原子の特性X線によって元素を特定し画像処理によりその分布を表示する解析手法である。溶接の入熱量が得に高く、700kJ/cm以上となる場合には、さらに靱性が要求されるため、粒子密度は100〜500個/mm2 が望ましい。
【0019】
また、本発明鋼はオーステナイト粒粗大化抑制効果のあるTiNやAlMg酸化物などの分散と組み合わせることにより、一層のHAZ靱性向上が可能である。
【0020】
次に、成分元素の限定理由を示す。なお、%は質量%を表す。
C:0.01%未満では母材強度が確保できないので下限を0.01%とした。また、0.2%を超えると脆性破壊起点となるセメンタイトが増加するため靱性が低下する。このため上限を0.2%とした。
【0021】
Si:0.02%未満では母材強度が確保できないので下限を0.02%とした。また、0.15%を超えるとHAZ中に島状マルテンサイトが生成し、靱性が低下する。このため上限を0.15%とした。
【0022】
Mn:オーステナイト粒内フェライト変態を発生させるにはMnが必須である。0.6%以下ではオーステナイト粒内フェライト変態率が著しく減少するため、0.6%を下限とした。また、2%を超えるとオーステナイト粒内フェライト変態が発生しても、母材の靱性劣化が激しく、良好なHAZ靱性が得られない。
従って2%を上限とした。
【0023】
P:粒界脆化をもたらすため低い方が望ましい。0.02%を超えると靱性低下が顕著になるため0.02%以下とした。
【0024】
S:SはMnSとして析出することにより、本発明のTi含有酸化物もしくはTi、Mg含有酸化物の効果と併せてオーステナイト粒内フェライト変態を促進させる効果がある。0.002%未満ではオーステナイト粒内フェライト変態促進効果がほとんどなくなるため、下限を0.002%とした。ただし、0.008%を超えると板厚方向の延性低下が顕著となるため、上限を0.008%とした。
【0025】
Al:AlはTi含有酸化物の生成を抑制するため、低い方が望ましい。0.02%を超えるとTiおよびMg含有酸化物の生成が著しく低下するため、0.02%以下とした。ただし、特に著しいオーステナイト粒内フェライト変態が求められる場合には0.005%以下とすることが好ましい。また、十分な酸素濃度が得られた状態で、酸素を使いきらない程度のAl添加は靱性向上に効果がある。従って、下限値を0.0005%とした。
【0026】
Ti:TiはMnを固溶しやすいTi含有酸化物を生成し、オーステナイト粒内フェライト変態を発生させるために必須である。0.005%未満では酸化物密度が低すぎるため0.005%を下限とした。逆に0.025%を超えると、破壊起点となる粗大なTi酸化物を生成し靱性低下をもたらす。従って上限を0.025%した。ただし、0.008%未満の場合、酸化物のTi含有量が低く、酸化物へのMn固溶量が減少するため、オーステナイト粒内フェライト変態の発生率が低くなる。また、0.02%を超えると、粗大なTi酸化物が生成しはじめるので靱性が低下する。従って、特に良好な靱性値が要求される場合のTi含有量は0.008〜0.02%が望ましい。
【0027】
N:NはTiNを析出するために必要である。TiNは高温では溶融しオーステナイト粒粗大化抑制の効果を失うが、溶接融合線から離れた部分では加熱温度が低くなりオーステナイト粒粗大化抑制に効果を発揮する。HAZ全域にわたって靱性を向上させるにはTiNの利用が必要である。Nが0.002%未満では十分なTiNが析出しないため、下限を0.002%とした。0.008%を超えるとフェライト鋼中に固溶して靱性低下をもたらすため、上限を0.008%とした。
【0028】
Mg:MgはTi、Mg含有酸化物を生成しオーステナイト粒内フェライト変態を発生させるために必要である。0.0003%未満では酸化物密度が低すぎるため0.0003%を下限とした。逆に0.01%を超えると、酸化物が多くなりすぎて延性低下をもたらす。従って、上限を0.01%とした。ただし、0.001%未満では酸化物の大きさが小さいためMn吸収能は低い。また、0.005%以上では、酸化物の一部がMg含有酸化物となり、Ti、Mg含有酸化物の数が減少するためMn吸収能は低下する。従って、特に良好な靱性値が要求される場合のMg含有量は0.001〜0.005%が望ましい。
【0029】
O:酸化物を生成するために必要である。0.0005%未満では酸化物の個数が不足するため、下限を0.0005%とした。逆に0.008%を超えると、酸化物が多くなりすぎて延性低下をもたらす。従って、上限を0.008%とした。
【0030】
Ca、Ba、Sr、La:これらの元素は、溶鋼へのTi添加後に添加することで、ペロブスカイト型結晶構造やスピネル型結晶構造を有するTi含有酸化物を生成しやすいため、1種以上をそれぞれ0.0003%以上含有する。逆に0.01%を超えると酸化物が多くなりすぎ、また粗大化しやすくなり、延性や靱性の低下をもたらす。従って、上限を0.01%とした。
【0031】
【実施例】
転炉により鋼を溶製し、連続鋳造により厚さ240mmのスラブを製造した。比較例として、ほぼ同一の組成でAl、Ti、Mg量のみ変化させた鋼および本発明鋼と同じ組成であるがMgを先に添加した後Tiを添加した鋼を製造した。それらの化学組成を表1に示す。これらの鋼を用いて、図1に示すエレクトロスラグ溶接により溶接試験体を作成した。溶接の電流は380A、電圧は46V、速度は1.14cm/分とした。入熱は920kJ/cmである。図1に示すように、溶接融合線および溶接融合線から3mmの位置がノッチ位置に一致するようにシャルピー試験片を採取した。シャルピー衝撃試験を0℃で行い、靱性を評価した結果を表2に示す。
【0032】
また、エレクトロスラグ溶接部融合線近傍のHAZの光学顕微鏡組織観察を行い、オーステナイト粒径と粒内変態フェライト分率を測定した。さらに、Al、Ti、Mg、Mnを含有する酸化物の組成、大きさ、密度をCMA分析装置により調べた。また、酸化物の結晶構造を調べるため、TEM(透過型電子顕微鏡)を利用して電子線回折図形の解析を実施した。これらの結果も併せて表2に示す。
【0033】
表2から明らかなように、本発明鋼は比較鋼に比べて超大入熱溶接におけるHAZ靱性が優れている。本発明鋼では、Mnを0.5at%以上50at%以下含有し粒子径が0.1〜5μmである酸化物が20〜1000個/mm2 の密度で存在し、粒内変態フェライト分率が著しく高いことが判る。スピネル型結晶構造またはペロブスカイト型結晶構造を有する酸化物では粒内変態フェライト分率が特に大きいことが判る。
【0034】
一方、比較鋼において、Mnを0.5at%以上含有するTi含有酸化物が存在しないかあるいは20個/mm2 未満の分布密度の場合には粒内変態フェライト分率は低い。このため、オーステナイト粒径が小さい鋼(表2の番号27と30)でも靱性はそれほど良くない。
Mnを0.5at%以上含有するTi含有酸化物の分布密度が1000個/mm2 を超える場合(表2の番号33、35、37、39)、粒内変態率は高いが、靱性値は低くなっている。
また、MgをTiよりも先に添加した鋼(番号32)では、酸化物はMg酸化物となっており、Ti、Mg含有酸化物は見られない。このMg酸化物はMnを含有せず、粒内変態率は低く、靱性は悪い。
【0035】
【表1】
Figure 0004571752
【0037】
【表2】
Figure 0004571752
【0038】
【発明の効果】
本発明は、高層建築のボックス柱の組み立てで適用されるエレクトロスラグ溶接などの500kJ/cm以上の超大入熱溶接におけるHAZ部で、粒内変態フェライト分率を著しく高くし、オーステナイト粒径を小さくすることができ、その結果HAZ靭性に優れた溶接用高張力鋼を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例におけるエレクトロスラグ溶接条件を示す模式図である。

Claims (1)

  1. 質量%で、
    C :0.01〜0.2%、
    Si:0.02〜0.15%、
    Mn:0.6〜2%、
    P :0.02%以下、
    S :0.002〜0.008%、
    Al:0.0005〜0.02%、
    Ti:0.005〜0.025%、
    Mg:0.0003〜0.01%、
    N :0.002〜0.008%、
    O :0.0005〜0.008%を含有し、
    Ba:0.0003〜0.01%、
    Sr:0.0003〜0.01%の1種または2種を、さらに含有し、残部Feおよび不可避的不純物よりなる鋼であって、
    Mnを30at%含有し、粒子径が0.1〜μmのTi、Mg含有酸化物を20〜1000個/mm2み、前記Ti、Mg含有酸化物がペロブスカイト型結晶構造を有する超大入熱溶接熱影響部の靭性に優れた溶接用高張力鋼を製造するにあたり、酸素濃度を0.002〜0.015質量%とした後、Tiを添加し、次に、Mgを添加し、その後他の脱酸元素であるBa、Srの1種または2種を添加した溶鋼を鋳造し圧延することを特徴とする超大入熱溶接熱影響部の靭性に優れた溶接用高張力鋼の製造方法
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