JP4570779B2 - 粗ガス流の液体精製のための方法及び装置 - Google Patents
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Description
1つの周期的に脈動する(pulsating)ノズル(hybrid nozzle)を通してスクラビング液(scrubbing liquid)を噴霧される1つのベンチュリースロートを通して粗ガス流(crude gas stream)を流すことを含む粗ガス流を湿式洗浄する(wet−clean)ための方法及び装置。
【0002】
粗ガス流を湿式洗浄するために、ベンチュリースクラバーがしばしば使用される(米国特許第4,152,126号及び第4,193,778号)。これらは、絞りを有する流れ管、ベンチュリースロート及び該スロートの上又はスロートに配置された加圧ノズルの形態にあるスクラビング液の供給手段からなる。
【0003】
かくして粉塵(dust)は0.1μm以下の粒度(particle size)に制限されうる。粉塵の除去は3つの段階(phases)で起こる。即ち、1.粒子が液体表面に衝突する。2.粒子が液体表面に付着する。3.液滴を除去する。
【0004】
本発明は、段階1の改良による粉塵除去の改良に関する。液滴が粉塵粒子と接触すると常に捕獲(capture)が想定されるので段階2は問題はない。段階3は別々の液体分離器、例えばサイクロンで行われる。
【0005】
液滴による段階1での粉塵の粒子の捕集(collection)は高い速度低下での慣性分離により主として行われる。慣性分離は、滴と粉塵の粒子との間の相対的速度の増加及び滴直径の減少と共に改善される。
【0006】
慣用のノズル化(nozzling)を備えたベンチュリーにおいては、使用するノズルの型(単一流体ノズル、二流体ノズル又は中空コーンノズル(swell nozzle))及びノズル入口圧に依存して30〜2000μmの寸法範囲を有する滴が発生する。ノズルの近くでは、これらの滴のすべてはノズル圧に依存して3〜50m/秒の範囲にある同じ初期速度を有する。ベンチュリースロートにおいては、これらの相対的に大きい滴は、ベンチュリースロートにおける高いガス加速及び剪断流(shear flow)により極めて微細な小滴に砕かれ(broken off)そして乱流により撹乱される(turbulated)。今や小さい小滴及びガス流に対する大きさ及び方向に関して小滴の大きな速度の多様性(velocity scatter)は、多くの粉塵粒子を液体表面と遭遇させて、液体表面における粉塵の高い捕集効率をもたらす。次いで凝縮物として粉塵を含んだ(dust−laden)液体小滴の分離が液体分離器で行われる。捕集効率は湿式洗浄後のクリーンガス中及び湿式洗浄前に粗ガス中の捕集されるべき成分のレベルの割合として測定される。
【0007】
慣用のノズル化を有するベンチュリースクラバーにおいて、捕集効率は、スクラビング液の滴がベンチュリースロートにおいて微粒化され(atomized)そして粗ガスで撹乱され(turbulated)、それにより、できるかぎり多くの粉塵粒子が液体表面に衝突しそして捕集される程度に依存する。ベンチュリースロートにおける粗ガス/液体混合物の剪断力及び撹乱(turbulation)の程度はベンチュリースロートの寸法の増加と共に減少する。ベンチュリースロートの寸法及び粗ガス流の速度は粗ガス流のベンチュリー圧力降下を規定する。圧力降下は、ベンチュリースロートがより小さくなるにつれて増加しそして粗ガス流がより大きくなるにつれて増加する。捕集効率はベンチュリー圧力降下の増加と共に増加する。
【0008】
すべての既知のベンチュリースクラバーの欠点は、高いベンチュリー圧力降下のみが良好な捕集効率をもたらすであろうということである。典型的なベンチュリースクラバーは2000〜3000Pa(20〜30ミリバール)の圧力降下から15000Pa(150ミリバール)まで操作される。高い圧力降下は粗ガス流のための必要なポンピング容量を達成するための高いエネルギー要求を意味する。
【0009】
他の欠点は、ベンチュリースロートは一定の寸法でありながら粗ガス流速が変化する場合に、粗ガスの速度の変化がベンチュリー圧力降下の変化を引き起こすであろうということである。DE4331301は、結果として2つの調節可能なベンチュリースロートを有する管間ギャップ(tube−gap)型ベンチュリースクラバーを記載している。この管間ギャップ型ベンチュリースクラバーはほぼ長方形断面の管間ギャップを有する。スクラバー水ため(scrubber sump)の上に該管間ギャップの後ろに下流に配置されているのは変位部材(displacer)であり、この変位部材はギャップの全長にわたり延びておりそして管間ギャップの方に向けて及び管間ギャップから遠ざかるように並進可能である(translatable)ように取り付けられている。管間ギャップの壁と変位部材の壁との間に、平行に延びている2つのベンチュリースロートが形成されている。これらの2つのベンチュリースロートの断面は変位部材を滑らせることにより調節することができる。スクラビング液のフィーダ手段として提唱されているのは中空コーンノズル(スエルノズル)である。
【0010】
圧力降下を制御するためのこの解決方法の欠点は、それが機械的摩耗を受けそして調節手段は特にベンチュリースロートの下の水ためを通って延びていなければならならず、そのためシーリングの問題を生じるということである。
【0011】
本発明の目的は、圧力降下なしで又は低い圧力降下を伴ってベンチュリースクラバーにおける高い捕集効率を達成すること及び捕集効率を制御するための簡単な選択(option)を提供することである。このような制御は、特により高いガス流速をもたらす手段を改装する(retrofitting)場合に必要である。
【0012】
本発明の目的は、微粒化されたスクラビング液を使用して粗ガス流を洗浄するための方法及び装置により達成される。
【0013】
本発明に従う方法によれば、粗ガス流は、微粒化されたスクラビング液を脈動ノズルによって噴霧され、次いで圧力降下なしで又は3000Pa(30ミリバール)まで、好ましくは2000Pa(20ミリバール)までの低い圧力降下を伴って1つ又はそれより多くのベンチュリースロートに通される。脈動ノズルはDE4315385からそれ自体知られている。
【0014】
脈動ノズルは絶えずスクラビング液及び微粒化助剤としてのガスを供給される。液体入り口及びガス入り口は第1共鳴室に接続されており、該第1共鳴室にはその下流側で絞りを介して少なくとも1つの更なる共鳴室が接続されている。流れ方向に見て最後の共鳴室は脈動ノズルの出口オリフイスに接続されている。
【0015】
使用される微粒化助剤は例えば空気又は不活性ガスであることができる。
【0016】
脈動ノズルは、加圧ノズルの操作モード及び二流体ノズルの操作モードの両方を採用することができる。脈動ノズルの特徴は、絶えず特定の量の液体及び特定の量の空気を供給されるならば、それはこれらの量の液体及び空気を均一に微粒化しないでその代わりに脈動方式(pulsating manner)でその操作モードを連続的に変えるであろうということである。
【0017】
加圧ノズルモードでは、相対的に大きい平均滴直径(mean drop diameter)を有する滴が連続的に生成される。平均滴直径は本質的にノズル出口オリフィス寸法により決定される。滴の有効範囲はその初期モーメントにより決定される。滴の初期速度はすべての滴で同じである。大きな滴は、それらのより高い質量により、より高い初期モーメントを有しており、その結果としてより高い有効範囲を有する。液体の微粒化された量の99%はその直径が互いに1:20までの比だけ異なる滴により形成される。
【0018】
二流体ノズルはそれが更に空気を供給されて加圧ノズルと比べて小さな平均滴直径を有する滴を連続的に発生するという点で加圧ノズルとは異なる。平均滴直径は、ノズルにおける微粒化空気対液体の質量流量比により決定されそして微粒化空気流速の増加と共に減少する。滴の有効範囲は微粒化空気のモーメント及び全体の滴集団へのこのモーメントの移行により決定される。加圧ノズルの場合と同じく、液体の微粒化された量の99%はその直径が1:20までの比だけ互いに異なる滴により形成される。
【0019】
脈動ノズルの場合の操作モードの脈動的変化は、脈動周波数に依存して、加圧ノズルモードと二流体モードとの間で又は供給される微粒化空気の流速の点で異なっている異なる二流体モード間で起こり得る。
【0020】
圧縮空気と液体の脈動ノズルの供給が時間にわたり一定であるならば、操作モードの脈動変化は周期的始動現象(periodic start−up phenomena)(自動脈動(autopulsation))により脈動ノズル自体において発生される。
【0021】
脈動は好ましくは5〜70Hz、特に好ましくは10〜20Hzの周波数で起こる。周波数は、液体が第1共鳴室に入る点の後ろの、流れの方向における第1共鳴室の寸法対第2共鳴室の寸法の比により決定される。第1共鳴室に液体が入る点を変えることにより、流れ方向における該共鳴室の容積を変え、かくして周波数を変えることが可能である。第2共鳴室の寸法に対して流れ方向における第1共鳴室の容積が小さければ小さい程、脈動周波数は高いであろう。
【0022】
脈動ノズルからの脈動排出は広い範囲の滴寸法及び滴速度を発生する。同じ寸法の滴すら、慣用のノズルとは極めて対照的に、全く異なる速度を有することがある。あるいは、大きい平均滴直径及び大きい有効範囲を有する粗大な滴(coarse drops)を含む噴霧コーン(spray cone)、及び小さな平均滴直径及び小さな有効範囲を有する微細な滴を含む噴霧コーンが発生させられる。発生した滴スペクトルは1:1000までの滴の寸法比を包含する。
【0023】
排出される噴霧ジェットにおける液体と空気の割合は、約20Hzまでの低い脈動周波数で、0%及び100%液体フラクションの極端な値の間で周期的に変化する。より高い脈動周波数では、70Hzの範囲の液体フラクションのみが45%と55%との間で周期的に変化するまで、振幅はより小さくなる。
【0024】
脈動の故に、非定常状態微粒化モードが確立され、それにより噴霧ジェットはすべての時間に局所的に始動流(start−up flows)を含む。結果として、小滴の寸法減少及び乱流がスクラビング液フィーダ手段とベンチュリースロートとの間でベンチュリースロートにおけると同様に早く達成されそしてベンチュリースロートにおいて最初にではなく達成される。かくして、ベンチュリースロート寸法及びその寸法に依存するベンチュリー圧力降下は、今や実質的に捕集効率に対して効果を及ぼさないてあろう。そしてベンチュリースクラバーはベンチュリースロートにおいて圧力降下なしで操作することができる。ベンチュリースロートはもはや小滴の寸法減少及び撹乱のために役立たない。小
滴の寸法、速度及び形状に関して脈動ノズルにより発生したスペクトルはベンチュリースロートにおいて特に有効な粉塵捕集をもたらす。
【0025】
ベンチュリースロートにおける捕集効率は、液体の脈動ノズルへの一定の供給が与えられると、脈動ノズルにおける追加的に供給された量の圧縮空気を介して及び脈動周波数を介して制御することができる。
【0026】
特定の量の水に対して脈動ノズルに供給される微粒化空気の量は、かくして脈動ノズルに誘導される特定のエネルギー入力(微粒化エネルギー)に比例する。脈動ノズルに供給される微粒化空気の量を変えることにより、エネルギー入力を0.5kWh/1000m3ガス〜50kWh/1000m3ガスの範囲、好ましくは1kWh/1000m3ガス〜30kWh/1000m3ガスの範囲の値に調節するこことが可能である。
【0027】
本発明に従う装置は、1つ又はそれより多くのベンチュリースロートが配置されている流れ管及びベンチュリースロートの上流に配置された1つ又はそれより多くの脈動ノズルからなる。脈動ノズルとベンチュリースロート(1つ又は複数)間の距離は調節可能である。脈動ノズルとベンチュリースロートとの距離は達成される捕集効率に関して最適化されうる。
【0028】
ノズル出口と下流に位置したベンチュリースロートの中心間の距離は脈動ノズルの下に位置したベンチュリースロートの区域(area)が脈動ノズルの噴霧ジェットにより好ましくは110%覆われる(covered)ように選ぶことができる。
【0029】
本発明に従う装置の好ましい態様では、1つ又はそれより多くのベンチュリースロートが少なくとも2つの平行なシリンダにより形成され、該シリンダは平面内で水平に並置されておりそして該シリンダにおいて各スロートに各々少なくとも1つの脈動ノズルが割り当てられている。特に好ましくは、ベンチュリースロートは、平行なシリンダの下流に配置されている1つ又はそれより多くの変位部材と協同して平行なシリンダにより形成される。変位部材は軸線方向に移動可能である。
【0030】
粉塵を含んだ(dust−laden)水滴を捕集するためのベンチュリーの下流のミスト捕集器(mist collector)の出口の測定システムは、捕集効率の関数として脈動ノズルにおける圧縮空気流速及び脈動周波数を制御することができる。
【0031】
本発明に従う方法の利点は捕集効率が脈動ノズルにおけるガス流速及び周波数を制御することにより簡単な方法で制御することができるということである。慣用のベンチュリースクラバーを使用して高い捕集効率のために必要な狭いベンチュリースロートよりベンチュリースクラバーが詰まる危険はあてはまらない。脈動ノズル自体において、脈動により固体の付着(accreting)の危険は同様にない。
【0032】
必要なスクラビング液の量は慣用のシステムと比べて明らかに減少する。
【0033】
驚くべきことに、脈動ノズルを備えた本発明に従うベンチュリースクラバーから生じる捕集効率は比較して慣用のノズルを備えたものより明らかに高い。
【0034】
脈動ノズルを備えた本発明に従うベンチュリースクラバーは粉塵を含んだ廃ガスの湿式脱塵(dedusting)又は廃ガスからSO2及び他のガス状成分を除去するために使用することができる。
【0035】
【実施例】
本発明を図面及び特定の態様に関して更に詳細に説明する。
【0036】
図1は脈動ノズルを示す。液体分配管101を介して、脈動ノズルはスクラビング液を供給される。液体を第1共鳴室(resonance chamber)103に導入する。第1共鳴室103は、脈動ノズルの外側管に対して移動させることができる液体分配管101により寸法を変えることができる。微粒化空気、例えば、圧縮空気又はスチームはフィーダ102を介して送り込まれそして同様に共鳴室103へと送られる。絞り104により分離された第2共鳴室105が第1共鳴室103の後ろに配置されている。第2共鳴室105は一定寸法である。第2共鳴室105の後ろに配置されそして絞り106により分離されているのは噴霧ヘッド107である。脈動ノズルを使用する微粒化は略図で示される。粗い噴霧108は微細な噴霧109と周期的に交互に発生される。
【0037】
実施例1
慣用のベンチュリースクラバー及び本発明に従うベンチュリースクラバーの捕集効率を比較するために、排出空気(exhaust air)150m3/hの公称処理量で設計されている2つの調節可能なベンチュリースロートを有するスクラバーを使用した。図2は水分離のための下流サイクロン2及び慣用の水ノズル3を有するこのようなベンチュリースクラバー1の斜視図を示す。大体長方形の管間ギャップ4が2つのシリンダ5により形成される。
【0038】
管間ギャップの下に配置されているのは変位部材6であり、変位部材6はギャップ全長にわたって延びておりそして管間ギャップ4の方に向けて及び管間ギャップ4から遠ざかるように並進可能である(translatable)ように取り付けられている。シリンダ5の壁と変位部材6の壁との間には相互に隣り合って平行に延びている2つのベンチュリースロート7が形成されている。クリーンガスは水ミストと共にベンチュリースクラバーを去りそしてサイクロン2に到達し、そこで水は分離されそして水排出管8を通して排出され、クリーンガスは出口9を通ってサイクロンを去る。
【0039】
図3は試験装置のフローダイアグラムである。
【0040】
ファン28を使用して室内空気29を2000m3/hで吸い込んだ。該室内空気に供給されているのは粉塵−空気混合物であり、粉塵は推進剤空気25を供給されたインジェクタ22に比例計量器(proportioning weigher)21によって重量測定により配分される。使用した試験粉塵27は、1.7μmの平均粒径(mean grain diameter)を有するシリチンZ86ホワイト(Sillitin Z86 white)(二酸化ケイ素)であった。ブロワ24を使用して、室内空気及び粉塵−空気混合物から形成された粗ガスの部分流(substream)を取り出しそして多くても10000Pa(100ミリバール)までの負圧でベンチュリースクラバー1を通して吸引した。ベンチュリースクラバーにおいて、ノズル3はフィーダ36を通して水を供給された。使用したスクラビング液は500mg/lの塩含有率を有する処理された水であった。供給された水の容積及び圧力を機器32及び35によって測定した。更に、脈動ノズルはフィーダ37から圧縮空気を供給され、圧力及び容積は機器33及び34により測定された。ベンチュリー圧力降下は機器Δp1を使用して決定され、そしてサイクロンにおける圧力降下は機器Δp2を使用して決定された。
【0041】
サイクロン2において、スクラビング液は捕集された粉塵と一緒に、廃水ダクト38に導かれ(directed)そして洗浄されたガスは粗ガスと一緒に単一段階回転スクラバ(single−stage rotary scrubber)23を通して備え付けの排出空気システム(in−house exhaust air system)に供給された。
【0042】
クリーンガス粉塵含有率の連続的測定をサイクロンの出口でSigristからの散乱光光度計(scattered−light photometer)30を使用することにより行った。
【0043】
図4は管間ギャップ4の上に配置されている慣用の加圧ノズル(LechlerからのNo.460.683)31を備えた管間ギャップ型ベンチュリースクラバーの流れ管の詳細を示す。加圧ノズルは45゜の噴霧角度を有するソリッドコーン噴霧パターン(solid−cone spray pattern)を有する。流入管(inflow tube)の位置は管間ギャップ区域内の管断面全体(entire tube cross−section)を湿潤するように選ばれた。300000Pa(3バール)の圧力降下でノズルの処理容量は水353l/hであった。この加圧ノズルの噴霧における平均滴直径は280l/hの水処理量で270μmであった。
【0044】
図5は管間ギャップ4の上に配置されている脈動ノズル41を備えた管間ギャップ型ベンチュリースクラバーの流れ管43の詳細を示す。脈動ノズル41は流れ管43において中心軸線に(central axially)微粒化ランス42上に座っている。管間ギャップからの距離を変えることができそして流れ管の管壁に対するノズルの位置をセンタリングロッド44によって調節することができる。圧縮空気はポート45を通して介して送り込むことができ、そして液体はポート46を通して送り込むことができる。脈動ノズルは狭い長方形(narrow rectangle)の形態にあるファン噴霧パターン(fan spray pattern)を発生する。長方形の長辺の間の噴霧角度は18゜でありそして短辺の間の噴霧角度は40〜160゜であり、最善の捕集効率は160゜で達成される。管間ギャップに対する距離は噴霧ジェットがギャップの110%を覆うこと(coverage)を達成するように調節された。
【0045】
図6はベンチュリーでの圧力降下Δpventuri対する並びに100m3/hの粗ガス処理量、vWD=280l/hの加圧ノズルでの水処理量及びvWZ=150l/hの脈動ノズルにおける水処理量での粗ガス粉塵含有率に対する、%で表す粉塵捕集効率ηの測定された依存性を示す。加圧ノズルを使用する捕集効率は増加するベンチュリー圧力降下と共に顕著に増加し、そして脈動ノズルを使用する捕集効率はベンチュリー圧力降下に対して僅かにのみ依存する。
【0046】
250mg/m3の粗ガス粉塵含有率での絶対捕集率(absolute efficiency rates)は加圧ノズルで1100Pa(11ミリバール)のベンチュリー圧力降下で84%であり、そして5400Pa(54ミリバール)の圧力降下で92.5%である。
【0047】
同じ粗ガス粉塵含有率が与えられると、脈動ノズルは100〜9300Pa(1〜93ミリバール)の全圧力降下範囲にわたり99〜99.5%の捕集効率を達成する。同時に、加圧ノズルで必要とされる280l/h水流速は、脈動ノズルで必要とされる150l/hの水流速の殆ど2倍である。
【0048】
例えば550mg/m3のより高い粗ガス粉塵含有率では、加圧ノズルを使用する捕集率は全体として幾分高いが、脈動ノズルを使用して達成される
捕集効率にははるかに及ばない。
【0049】
図7は特定の量の水(40、80、120、150、270l/h)を供給される場合に、脈動ノズルを使用する捕集率が微粒化空気を介して増加するエネルギー入力Wと共にいかに増加するかを示す。かくして捕集率は、エネルギー入力に比例する微粒化空気流速を介して制御することができる。ベンチュリーにおける圧力降下はゼロPa(0ミリバール)であり、
即ちベンチュリースロートは広く開いていた。示された実験におけるベンチュリーを通るガス処理量は120m3/hであった、これは図6におけるよりは僅かに低い捕集効率をもたらした。粗ガスの粉塵含有率は図6における如く250mg/m3であった。
【0050】
実施例2
図3に示された実験的装置に一体化されているのは、実施例1のベンチュリースクラバーの代わりに、約1000m3/hのガス処理量で設計されそして8つのベンチュリースロートを有する異なる管間ギャップ型ベンチュリースクラバーである。この別のスクラバーは図8に示される。流入側で、それは5つの円筒体5により形成される4つの管間ギャップ4(一次ギャップ)を有している。8つのベンチュリースロート7が形成されるように一次ギャップの下に配置されているのは4つの変位部材6である。変位部材はねじ山付きロッド(示されていない)によって軸線方向に並進可能な管上に取り付けられている。かくして、全部で8つのベンチュリースロートが寸法を変えられること、従ってベンチュリースクラバーの圧力降下を調節することが可能である。一次ギャップより上に、4つの脈動ドノズル74が配置されており、これらは加圧モード(pressure mode)(液体のみで)で操作することができ又は脈動ノズルとして操作することができる。フィーダ81を介してノズルはスクラビング液を供給され、そしてフィーダ82を介して脈動ノズルは必要に応じて加圧された空気を供給される。ノズルはファン形状の噴霧パターンを有しそして下に位置したそれぞれの一次ギャップを噴霧で完全に覆う。ベンチュリースロートの寸法の変化による最大の調節可能な圧力降下はこのベンチュリースクラバーにおいては2300Pa(23ミリバール)である。
【0051】
図9は図8に示されたベンチュリースクラバーにおいて加圧ノズルを使用した場合及び脈動ノズルを使用した場合に達成されたベンチュリー圧力降下に対する%での捕集効率ηとして測定された結果のプロットを示す。粗ガスは粉塵380mg/m3を含んでいた。粗ガス流は900m3/h〜1100m3/hであった。更に、比較のため、実施例1からのベンチュリースクラバーで達成された結果を長点線としてプロットする。
【0052】
同じ挙動が実施例1からのベンチュリースクラバーを使用する実験における如く図9においてそれ自体明らかになる。加圧ノズルモード(平行線で陰影を付けた区域)における捕集率はベンチュリー圧力降下の増加と共に顕著に増加する。この依存性は使用されるノズル及び管間ギャップの数とは無関係である。最も高い捕集率は、2つのノズル及び2つのギャップが最も高い可能なベンチュリー圧力降下で使用される時に達成されそして92.2%であった。そうする際に、微粒化された液体(L)対粗ガスの量(G)の割合、L/G=2.9l/m3であった。これは、380mg/m3を含んだ粗ガスが2300Pa(23ミリバール)のベンチュリー圧力降下で30mg/m3のレベルに洗浄されうることを意味する。二流体ノズルにおいてこの方法で使用された水流速は1000m3/hの粗ガス処理量で2900l/hである。
【0053】
脈動ノズルを使用した場合には、4つのノズル及び2つ又は、4つの管間ギャップを使用して、微粒化された液体(L)体粗ガスの量(G)の比を変えそしてノズルにおける種々の圧力降下でベンチュリースクラバーを操作した。
【0054】
図9に示されているのは、実際に図6に先に示されたように、脈動ノズルを使用した場合における捕集率は実質的にベンチュリー圧力降下とは無関係であり、そして全体的に加圧ノズルを使用した場合におけるよりは明らかに高いということである。測定値はη=99%における長点線として示されている実施例1で行った測定と継目なしで合体している。
【0055】
更に、結果は、脈動ノズルを使用した場合でのノズルにおける捕集率はノズル圧Δpno
zzleの増加と共に増加することを示す。ノズル圧力は200000Pa、350000Pa、530000Pa、550000Pa及び560000Pa(2バール、3.5バール、5.3バール、5.5バール及び5.6バール)の値に調節した。L/G比を0.4l/m3と1.7l/m3との間で変え、かくしてすべての時間に加圧ノズルモードにおけるL/G比=2.9l/m3より下であった。
【0056】
脈動ノズルを使用して、380mg/m3を含んだ粗ガスを、530000Pa(5.3バール)のノズル入口圧で、L/G=0.8l/m3でベンチュリー圧力降下なしで3.8mg/m3のレベルに洗浄することが可能であった。この方法において、全体量で800l/hの水が、1000m3/hの粗ガス処理量で4つのノズルで消費された。
【0057】
実施例3
管間ギャップ型ベンチュリースクラバーを使用して廃ガスからSO2をストリッビングした。
【0058】
図10は排出空気1000m3/hで設計された実施例2からの管間ギャップ型ベンチュリー1を備えたパイロットプラントのフローダイアグラムを示す。ベンチュリースクラバー1を通って流れているのは室内空気20lとSO2含有混合空気からなる合成排出空気(SEA)である。
【0059】
スタティックミキサー92において、圧縮空気格子(compressed−air grid)からの混合空気202を圧縮ガスシリンダ91からのSO2と混合する。SO2の容積流速はロータメータFlにより指示される。SO2含有混合空気は、大気圧でベンチュリースクラバーのフィーダ99に流入し、そしてそれがスクラバに入るまで配管203において室内空気と混じる。室内空気及びSO2含有混合空気は合成排出空気(SEA)を形成する。SEA処理量及びSO2濃度は必要に応じてプラントル管(Prandtl tube)及びIR測定機器(Hartman and BrownからのURAS
3E)205によって決定される。容積流速測定はDIN 2066に規定された基準に従って行う。
【0060】
スクラバー水ため98'から、吸収溶液は速度制御式ポンプ100によってベンチュリースクラバーヘッドにおける微粒化ノズル39に送られる。容積流速、pH及び圧力は機器pH、Flw及びpwを使用して連続的に測定される。必要ならば、pHは水性NaOHの添加により吸収に有利な範囲内に維持される。ノズルに空気を供給するために、圧力PLの圧縮空気はフィーダ204を通して送られる。
【0061】
SO2含有室内空気がベンチュリースクラバー1に噴霧された後、捕集された液滴は吸収装置水ため98に到達する。サイクロン2で捕集された液体も吸収装置水ため98'と連通している吸収装置水ため98に到達する。洗浄されたガスは、備え付け排出空気システムを通して大気に排出される前に単一段階回転スクラバー23に供給される。
【0062】
ベンチュリー圧力降下は測定機器Δp1によって決定されそしてサイクロンにおける圧力降下は測定機器Δp2によって決定された。
【0063】
使用したベンチュリースクラバー1は図8に示されたスクラバーであり、管壁に近い2つの外側ギャップは包含されている。軸線に近い2つの管間ギャップは4つのすべてのノズルにより又は軸線に近い第1ギャップの上に設置された2つのノズルにより噴霧された。使用したノズルは脈動ノズル及び比較のための市販の二流体ノズル(Lachlerからのseries KSD,寸法1×150.008及び1×150.013)であった。
【0064】
二流体ノズルでは、微粒化は2つの段階(phase)で起こる。供給された液体は最初に加圧ノズルによって中心で微粒化されて、100゜の噴霧角度を有する中空コーンを形成する。加圧ノズルの近くに配置された環状ギャップから角度モーメントを持って出てくる微粒化空気は、圧力微粒化により発生した滴のより大きなものを優先的に粉砕する(disrupt)。もしも微粒化空気の代わりに水が環状ギャップを通して導かれるならば、スロットによる角度モーメントの発生に対応して、8つの噴霧ジェットが環状ギャップから上昇する(rise)。そのコアにおける各個々のジェットは寸法が1mmまでの滴からなり、そしてより小さい滴の集団により取り囲まれる。反対側に出てくる2つの噴霧ジェット間の角度は40゜である。ノズルにおいて同一の圧力降下を与えられると、これは1:4.5の中心で微粒化された水対噴霧された環状ギャップ水の比をもたらす。
【0065】
粗ガスのSO2濃度は、ベンチュリースクラバーに入る前に、100mg/m3又は500mg/m3であった。吸収装置を通しての全処理量は1000m3/hであった。
【0066】
脈動ノズルは、550000Pa(5.5バール)のノズル圧力でのSO2濃度及びL/G=0.9l/m3の微粒化液体対粗ガス流速の比の両方についてベンチュリースクラバーでの圧力降下なしに、99%の捕集効率を達成した。慣用の二流体ノズルは同じパラメーターで且つ100mg/m3の粗ガス中のSO2濃度で、95.5%の捕集効率を達成した。
【0067】
2300Pa(23ミリバール)までのベンチュリースクラバーでの圧力降下において、脈動ノズルを使用した捕集効率は一定であった。二流体ノズルを使用すると、それは95.5%と93%との間でばらついた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 略図の形態で示された特徴的微粒化を伴う脈動ノズルを示す。
【図2】 下流のサイクロンを有する管間ギャップ型ベンチュリースクラバーの斜視図である。
【図3】 ベンチュリースクラバーを使用して湿式除塵のための試験装置のフローダイアグラムである。
【図4】 慣用の加圧ノズルを備えた管間ギャップ型ベンチュリースクラバーの流れ管の詳細を示す。
【図5】 脈動ノズルを備えた管間ギャップ型ベンチュリースクラバーの流れ管の詳細を示す。
【図6】 加圧ノズル及び脈動ノズルについてベンチュリースクラバーにおける圧力降下に対する粉塵捕集効率の依存性を示す。図の横軸目盛において、1ミリバールは100Paに相当する。
【図7】 脈動ノズルを備えたベンチュリースクラバーでの微粒化エネルギーに対する粉塵捕集効率の依存性を示す。
【図8】 8つのベンチュリースロートを有する管間ギャップ型ベンチュリースクラバーを示す。
【図9】 8つのベンチュリースロートを有するスクラバーによる加圧ノズル及び脈動ノズルについてベンチュリースクラバーにおける圧力降下に対する粉塵捕集効率の依存性を示す。図の横軸目盛において、1ミリバールは100Paに相当する。
【図10】 ベンチュリースクラバーを使用するSO2吸収のための試験装置のフローダイアグラムである。
Claims (10)
- 粗ガス流に微粒化されたスクラビング液を脈動ノズルにより噴霧し、次いで粗ガス流を圧力降下なしに又は低い圧力降下を伴って1つ又はそれより多くのベンチュリースロート(7)に通すことを特徴とする微粒化されたスクラビング液の使用による粗ガス流の洗浄方法。
- 粗ガス流の圧力降下は、それがベンチュリースロート(7)を通って流れるにつれて、多くても3000Pa(30ミリバール)であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 脈動ノズルの脈動周波数が5〜70HZであることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
- 流れ管(43)を具備し、該流れ管(43)には1つ又はそれより多くのベンチュリースロート(7)が配置されている、請求項1〜3のいずれか1つに記載の方法を実施するための粗ガスを洗浄するための装置であって、1つ又はそれより多くの脈動ノズル(41)がベンチュリースロートの上流に配置されていることを特徴とする装置。
- 脈動ノズル(41)が、第1共鳴室(103)であってそれに液体分配管(101)及び微粒化助剤のフィーダ(102)が通じている第1共鳴室(103)と、次に続く第2の共鳴室(105)であって絞り(104)により第1共鳴室(103)から分離されている第2共鳴室(105)と、第2共鳴室に続く噴霧ヘッド(107)であって更なる絞り(106)により第2共鳴室(105)から分離されている噴霧ヘッド(107)から成ることを特徴とする請求項4に記載の装置。
- 脈動ノズルの第1共鳴室(103)に液体が入る点が可変的に調節可能であることを特徴とする請求項5に記載の装置。
- 脈動ノズル(41)はベンチュリースロート(7)からのその距離に関して調節可能であることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1つに記載の装置。
- 1つ又はそれより多くのベンチュリースロート(7)が少なくとも2つの平行なシリンダ(5)により形成され、そして平面において水平に並置され、そして各ベンチュリースロート(7)に各々少なくとも1つの脈動ノズル(41)が割り当てられていることを特徴とする請求項4〜7のいずれか1つに記載の装置。
- 平行なシリンダ(5)の下流に配置されている1つ又はそれより多くの変位部材(6)と協同して平行なシリンダ(5)によりベンチュリースロートが形成されていることを特徴とする請求項4〜8のいずれか1つに記載の装置。
- 変位部材(1つ又は複数)(6)が軸線方向に移動可能であることを特徴とする請求項9に記載の装置。
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