JP4566823B2 - 飲料容器の殺菌ノズル、飲料容器の殺菌方法、及び飲料容器の殺菌装置 - Google Patents

飲料容器の殺菌ノズル、飲料容器の殺菌方法、及び飲料容器の殺菌装置 Download PDF

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Description

本発明は、飲料等の容器を消毒洗浄するときの殺菌剤水溶液、洗浄水を噴出するノズルと、このノズルを使用した殺菌洗浄方法及び装置に関し、特に、無菌室内で使用する殺菌洗浄ノズルとこれらのノズルを使用して発生させた殺菌剤水溶液のバブルによる容器の殺菌方法、洗浄水のバブルによる洗浄方法及び装置に関する。
飲料を充填する設備において、飲料の容器の内外を殺菌、洗浄工程は、従来は、クリーンルームを使用しない通常の生活雰囲気内で行われていたため、複数種類の殺菌剤を併用し、殺菌剤の濃度を高くし、洗浄工程も長時間かけて、専ら殺菌、洗浄後の汚染機会を減らすように努めていた。このような環境において、特許文献1に示したような殺菌装置、殺菌方法が提案された。以下に、この殺菌装置、殺菌方法について、要点を説明する。
殺菌工程には過酸化水素水(又は過酢酸水溶液)を使用し、予備洗浄及び殺菌後の後洗浄にオゾン水を使用する殺菌、洗浄方法であり、オゾン水は放置するだけで、自然に無害な水に変化することを利用したものである。この装置に使用される噴射ノズルは、殺菌剤水溶液を直接容器の内外に噴射して流下させ、ドレンさせる。しかし、このような直接の殺菌剤水溶液の噴射方式は大量の殺菌剤水溶液と洗浄水が要るので、この問題を解決する手段として、殺菌剤水溶液と洗浄水の量を減らし、設備を小型にするために、市販の殺菌剤水溶液と高圧エアを使用した2流体方式のミスト噴霧ノズルを使った方法も提案されている。
特許文献2において提案された従来の噴霧ノズルは、除草剤薬液の散布に用いるもので、散布対象物以外の植物には薬液が付着しないように、薬液に空気を混合したバブルを形成して、薬液の噴霧より重く、直液より軽くして、柔らかに対象物に薬液を散布しようとしたものである。バブルの形成は薬液の流動負圧により空気を吸い込み、ノズル内で均一に混合してノズル先端口から噴出するようになっており、バブルの形成を助けるために、薬液に適当な発泡助剤を混入することも言及されている。
特許第2695694号公報(第1図) 実公昭62−9958号公報(第1図)
容器の殺菌処理工程において、特許文献1の従来の殺菌方法は、殺菌剤水溶液だけを直接噴射する殺菌用ノズルは殺菌剤水溶液の流量が多く、回収再利用しても消耗量が多く不経済である。また、従来のミスト式の殺菌ノズルは殺菌剤水溶液の流量が少ないが噴霧速度が遅いので容器内の噴霧むらが生じやすい懸念があるとともに、噴霧を形成するため極小のオリフィスを用いているので、殺菌剤水溶液の中の不純物が詰まりやすい。また、特許文献2の従来の殺菌剤用ノズルは、除草剤薬液の散布に用いるもので、流量が少なく、噴射速度が遅い等の問題点があり、容器殺菌用としては使い勝手が悪い。本発明は上記不具合などを解決するために提案するものである。
上記の問題点に対し、本発明は以下の各手段により課題の解決を図る。
(1)第1の手段の飲料容器の殺菌ノズルは、殺菌剤水溶液の供給配管に連通し先端の通路が絞られて開口する液通路が設けられたノズル本体と、該ノズル本体の液通路に設けられた狭窄部(オリフィス)と、該狭窄部の下流に開口しノズル本体の外部に通じるエア通路と、該エア通路のエア流量を調整するエア流量調整手段と、により構成され、ノズル本体の液通路の狭窄部を流れるときの流速負圧によりノズル周囲の圧縮されていないエアを吸い込み、前記エア流量調整手段により圧縮されていないエアの吸い込み量を調整して殺菌剤水溶液とエアを混合したバブル状液体を、倒立容器に噴出して殺菌することを特徴とする。
(2)第2の手段の飲料容器の殺菌ノズルは、上記(1)の飲料容器の殺菌ノズルのエア流量調整手段が、前記ノズル本体のエア通路が設けられる位置のリング状断面において所定の角度範囲内に等角度に明けられた複数の貫通孔とした空気通路と、該ノズル本体の貫通孔を覆いノズル本体の外周に回転可能に嵌装し内周側にリング溝状空気室と該空気室と外部とを通じる空気通路とを有するリングバルブとにより構成され、リングバルブを回転させることにより前記空気室とノズル本体のエア通路数が選択されて通じることを特徴とする。
(3)第3の手段の飲料容器の殺菌ノズルは、上記(1)の飲料容器の殺菌ノズルのエア流量調整手段が、前記エア通路が通じるノズル本体の液通路と同心2重に設けたリング状空間と、該リング状空間から外部に通じるエア吸入通路に設置した絞り調整弁とにより構成されていることを特徴とする。
(4)第4の手段の飲料容器の殺菌方法は、殺菌処理した清浄な圧縮されていないエアで満たしたクリーンルーム内に搬入された倒立容器の殺菌方法において、上記(1)〜(3)の何れかの飲料容器の殺菌ノズルを用い、ノズル本体内を流れる殺菌剤水溶液の流速負圧によりノズル周囲の圧縮されていない清浄エアをエア流量調整手段でバブルの殺菌剤水溶液とエアの混合比を調整して吸い込み、殺菌剤水溶液とエアを混合したバブル状液体を容器に噴出し殺菌することを特徴とする。
(5)第5の手段の飲料容器の殺菌方法は、上記(4)の飲料容器の殺菌方法において、殺菌剤水溶液に適量の殺菌性に影響しない発泡助剤を加えて殺菌剤水溶液と圧縮されていないエアを混合しバブル状殺菌剤として容器内部に満たし、容器外部を包み一定時間保持して殺菌することを特徴とする
)第の手段の飲料容器の殺菌装置は、殺菌処理した清浄な圧縮されていないエアで満たされたクリーンルーム内に設置され、倒立容器を一定間隔に保持し連続で回動するロータリー容器搬送機構と該ロータリー容器搬送機構の容器中心線に合わせて同じ間隔ピッチに設置され同調して回動しながら所要角度範囲に殺菌剤水溶液を容器に噴出する複数の上記(1)〜(3)の何れかの飲料容器の殺菌ノズルを備えたノズル回動機構とよりなるロータリー殺菌装置と、上記と同じクリーンルーム内に設置され、倒立容器を一定間隔に保持し連続で回動するロータリー容器搬送機構と該ロータリー容器搬送機構の容器中心線に合わせて同じ間隔ピッチに設置され同調して回動しながら洗浄水を容器内外に噴出する複数の洗浄ノズルを備えたノズル回動機構とよりなるロータリー洗浄装置とで構成され、上記(4)又は(5)の飲料容器の殺菌方法により殺菌することを特徴とする。
)第の手段の飲料容器の殺菌方法は、上記(1)〜(3)の何れかの飲料容器の殺菌ノズルを用い、上記(4)又は(5)の飲料容器の殺菌方法により飲料容器の殺菌をするとき、前記ノズルに温度50℃以上で濃度500ppm以上の過酢酸水溶液を送り、前記ノズルにクリーンルーム内の圧縮されていない清浄エアを吸い込んで過酢酸水溶液バブルを形成しながら容器に噴出し、容器に一定時間、過酢酸水溶液を接触保持することを特徴とする。
請求項1〜3に係わる発明は上記第1〜第3の手段の飲料容器の殺菌ノズルであり、請求項4に係わる発明は第1〜第3の何れかの手段の飲料容器の殺菌ノズルを使用した上記第4の手段の飲料容器の殺菌方法であり、容器の殺菌処理工程において、同じ容器を処理するとき、従来の殺菌剤水溶液だけを直接噴射する殺菌用ノズルと殺菌方法に比べ、殺菌剤水溶液の流量を半分以下に、また、殺菌剤の消費を1/3〜1/2にすることができる。ドレン量も少ないので殺菌剤水溶液の回収、調整再使用のための設備も小さくコストも少なくて済む。
また、従来のミスト式の殺菌ノズルは殺菌剤水溶液の流量、消費量は少ないが、噴霧速度が遅いので大きな容器の場合に、容器内の噴霧むらが生じやすい懸念がある。また、ミスト式は高圧エアを必要とするので高圧エア源と高圧エア配管を要し、また、噴霧を形成するため極小のオリフィスを用いるので、殺菌剤水溶液の中の不純物、凝固物のため詰まりやすいが、本発明のバブル形成ノズルは特別なエア配管は不要で、バブル形成のための手段も極小の配管通路部分がないので、管路が詰まる虞は少ない。また、殺菌剤水溶液バブルはミストより重く、殺菌剤水溶液の直接流れよりはずっと軽いので大サイズの容器でも十分に隅々まで殺菌剤水溶液を行き渡らせることができる。
請求項5に係わる発明は上記第5の手段の飲料容器の雑菌方法であり、上記第4の手段の飲料容器の殺菌方法において、殺菌剤水溶液に適量の発泡助剤を加えることにより、殺菌剤水溶液の発泡を促し、一定時間、容器内外に殺菌剤が確実に密着保持される効果がある
請求項に係わる発明は上記第1〜第3の何れかの手段の飲料容器の殺菌ノズルを使用したロータリー殺菌装置であり、上記第4又は第5の手段の飲料容器の殺菌方法により容器の殺菌、洗浄が行われるので、上記の第1〜第の手段で述べたものと同様の作用効果を有している。
請求項に係わる発明は上記第4又は第5の手段の飲料容器の殺菌方法時における、より具体的な殺菌条件を特定したものであり、更に満足できる殺菌効果が得られる。
本実施形態は、クリーンブース、クリーンチャンバ等のクリーンルーム内で、飲料等のプラスチック容器を消毒洗浄するときの殺菌剤水溶液ノズルと、このノズルを使用して発生させた殺菌剤水溶液のバブルによる殺菌洗浄方法に関するもので、殺菌剤水溶液のバブルを発生させるためにノズル内に吸い込むエアの分量を調整する手段を備えたノズルの構成と作用と、このノズルを備えた殺菌装置と洗浄装置と、充填装置等を設置したクリーンルームのレイアウトの概略とを、図に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
図1は第1の実施の形態に係る殺菌ノズルの側面断面図、図2は図1のA−A断面図である。図において、殺菌ノズル20は、殺菌剤水溶液の供給配管に連通するノズル下部21にパッキン29を挟んで液通路筒23とノズル本体22がナット24により締付けて取付けられ、液通路の中間の狭窄部にオリフィス23aが形成された液通路筒23はノズル本体22の中に嵌装された構成である。26はシーリリングである。ノズル本体22は液通路の先端が絞られて開口して噴射口22aとなっている。オリフィス23aの下流の液通路に開口するエア通路23bが明けられ、ノズル本体22側のエア通路22bと通じてノズル本体22の外部のクリーンルームに通じている。このエア通路23bとエア通路22bは、図2に示すように、液通路に直角のリング状断面において所定の角度範囲、本実施の形態では180度の角度範囲内に等角度に複数明けられている。
ノズル本体22の外周に回転可能に嵌装しているリングバルブ25は、ノズル本体22のエア通路22bを覆い、内周側に約180度のリング溝状空気室25aとこの空気室25aと外部とを通じるエア通路25cとを有する。殺菌ノズル20内を殺菌剤水溶液が高速で流通するとき、オリフィス23aの下流に負圧を生じ、エア通路23bとエア通路22bからエアが吸い込まれるが、エア通路22bとリングバルブ25は、ノズル本体22に吸い込まれるエアの流量を調整するエア流量調整手段を構成している。27はエアシール用のシーリリング、28はリングバルブ25の抜け止めとなるスナップリングである。
殺菌剤水溶液の流速負圧により、エア通路22b、エア通路23bとリングバルブ25の空気通路25cとを通じて外側のクリーンルームの清浄なエアを吸い込むとき、リングバルブ25の把手25bを使ってリングバルブ25を回し、リング溝状空気室25aとノズル本体22の複数のエア通路22bの任意の幾つかを通じることにより、エアの吸い込み量を調整することができ、殺菌剤水溶液又は洗浄水とエアの混合比を調整することができる。殺菌ノズル20は殺菌剤水溶液とエアを混合したバブル状液体を容器内外に噴出し殺菌する。このとき、殺菌剤水溶液に発泡助剤と界面活性剤とが加えられていると、バブルの発生を促進し、殺菌能力を助成する効果を有する。
リング溝状空気室25aとノズル本体22の複数のエア通路22bが通じない位置に置かれたときは、エアは遮断され、殺菌剤水溶液又は洗浄水はエア混合の無い状態で噴射させることができる。
(第2の実施の形態)
図3は第2の実施の形態に係る殺菌ノズルの側面断面図、図4は図3のB−B断面図である。この殺菌ノズル30の構成は、エア流量調整手段以外は第1の実施形態の殺菌ノズル20の構成と殆ど同じであるが、エア通路の配置が異なるため、ノズル本体22がノズル本体32に、液通路筒23が液通路筒33と部品番号を変えている。
この殺菌ノズル30のエア流量調整手段は、液通路筒33の液通路のオリフィス33aの下流に明けられたエア通路33bが通じるノズル本体32のエア通路32bと、同心2重に設けたリング状空間35aを有するエア通路リング35と、リング状空間35aから外部に通じるエア吸入通路35bに設置した絞り部雌ネジ35cと絞り調整弁36とにより構成されている。35dはエア通路リング35に設けられたエア通路である。ノズル本体32は、液通路の先端が絞られて開口して噴射口32aとなっている。その他の構成は全て第1の実施形態の殺菌ノズル20と同様である。
この殺菌ノズル30における吸い込まれるエア量の調整は、絞り調整弁36を回してエア吸入通路35bと絞り調整弁36との隙間を調整することで行われる。
殺菌ノズル30も第1の実施形態と同じように、殺菌剤水溶液とエアを混合したバブル状液体を容器内外に噴出し殺菌する。このとき、殺菌剤水溶液に発泡助剤と界面活性剤とが加えられていると、バブルの発生を促進し、殺菌能力を助成することができる。絞り調整弁36を締め切れば、エアは遮断され、殺菌剤水溶液又は洗浄水はエア混合の無い状態で噴射させることができる。
(実施例)
図5は、クリーンルームとその室内の殺菌装置と洗浄装置のレイアウトを示す平面図で、上述した殺菌ノズル20又は殺菌ノズル30を備え、水平に連続回転するロータリー殺菌装置7、殺菌ノズル20又は殺菌ノズル30を洗浄ノズルとして用いた洗浄ホイール8、同様に殺菌ノズル20又は殺菌ノズル30を洗浄ノズルとして用いたロータリー洗浄装置9、ロータリー飲料充填装置12、キャッパ13等をクリーンルーム1内にレイアウトした図である。クリーンルーム1にはエア入り口2aから常時クリーンエアが送り込まれ、室内を若干の正圧に保持して外部からの通常エアの侵入を防いで室内をクリーンに保っている。クリーンルーム1は隔壁3a、4b、4cにより、殺菌処理室2、洗浄処理室3、飲料充填室4とに分けられ、各処理室の処理水が他の装置に飛び散らぬように、また、殺菌処理室2、洗浄処理室3は50度以上の温度に室温調整し、飲料充填室4は充填飲料の種類によっては、低温に室温調整している。クリーンルーム1への容器コンベア5の入口2b、充填済容器コンベア14の出口4aは2重の仕切りを設け、この仕切りの間の空間にクリーンエアを送って、PETボトル等の容器15の出入り時に外部からの通常エアの連れ込みを防止している。
殺菌処理をするとき、クリーンルーム1内の清浄エアは温度50〜60℃に暖められ、
容器コンベア5に1列に接して並んで載せられた空の容器15は、入口2bからクリーンルーム1の殺菌処理室2内に入り、容器割り出しスクリュ16の作用により、容器15の間隔をスターホイール6の容器ポケットのピッチに広げ、受け渡しのタイミングを合わせる。スターホイール6に移載された容器15は180度回転して倒立状態となり、倒立のまま次のロータリー殺菌装置7に移載され、ここで殺菌ノズル20又は30からバブル状の殺菌剤水溶液が容器15内外に噴射される。図6は容器15内にバブル状の殺菌剤水溶液を噴射している状態を示す図である。
殺菌剤水溶液バブルはミストより重く、殺菌剤水溶液の直接流れよりはずっと軽いので、大サイズの容器でも十分に隅々まで殺菌剤水溶液を行き渡らせることができ、容器15内ではバブル状殺菌剤水溶液が比較的緩慢な早さで容器15の内壁を流れ落ち、容器15の外側もバブル状殺菌剤水溶液が緩慢に容器15の外を流れ落ちる。バブル状殺菌剤水溶液は緩慢に流下するので、容器に対する殺菌剤の接液保持時間が長く、エアを含まない殺菌剤水溶液を直接噴射した場合より少ない(略半分の量の)殺菌液でも容器15に接触し続けることができる。
図5に示すロータリー殺菌装置7において、角度mはバブル状殺菌液の噴射時間を示し、角度nはバブル状殺菌液が容器15の内外に保持される時間を示している。殺菌試験によると、温度50°C以上、好ましくは60〜65℃で、濃度500ppm以上、好ましくは1800ppm以上の過酢酸水溶液が容器15に、一定時間、例えばT=15秒以上接触していれば、十分に殺菌できるという結果が得られている。前記の環境条件で、ロータリー殺菌装置7を、容器15が角度mとnを合わせた角度を時間T(15秒)以上かかるように回動すれば、殺菌の条件を満たすことができる。
殺菌処理を終わった容器15は、倒立のままロータリー殺菌装置7から洗浄ホイール8に受け渡され、ここで清浄水により、殺菌剤水溶液のバブルを洗い流し、次の洗浄装置9において完全に洗浄され、クリーンエアで水切りをする。洗浄のときはバブルを発生させなくてもよいので、殺菌ノズル20を使用したときは、リングバルブ25を回し、リング溝状空気室25aとノズル本体22の複数のエア通路22bを閉じ、殺菌ノズル30を使用するときは、絞り調整弁36を締め切ってエア通路32bを遮断する。図7は容器15内にエアを混入していない洗浄水を噴射している状態を示す図である。次のスターホイール11で容器15を180度回転して正立させ、ロータリー充填装置12で飲料を充填し、キャッパ13でキャップを被せ密封し、充填済容器コンベア14でクリーンルーム1の外に送り出される。
図8は殺菌処理と洗浄処理の工程を示している。ロータリー殺菌装置7における(バブル状)殺菌剤水溶液噴射と保持の時間が15秒、この処理と洗浄1(洗浄ホイール8の洗浄処理)のドレーンは、同じドレーン槽に回収され、真空タンクを通して殺菌剤水溶液内のバブルを除去し、殺菌剤水溶液の過酢酸濃度、発泡助剤濃度を調整した後、殺菌剤水溶液タンクに貯蔵され、再び殺菌ノズル20又は30によるバブル噴射殺菌に使用される。ロータリー洗浄装置9で使用した洗浄2のドレーンはドレーン槽から中和処理され、フィルターで濾過され、洗浄水タンクに貯蔵され、ロータリー洗浄装置9に送られて殺菌ノズル20又は30による洗浄に使用される。なお、洗浄工程としてロータリー洗浄装置を2台使用する場合、第1洗浄時間1.5秒、ドレン時間1秒、第2洗浄時間1.5秒、ドレン時間2秒の様に処理することで、更に洗浄効果を高めることができる。
上述の殺菌用ノズル20(30)を使用して飲料用PETボトルにおける殺菌試験を行った。
試験環境条件
供試ボトル:2リットルPETボトル
殺菌剤: 1800ppmの濃度の過酢酸水溶液
殺菌時間: 15sec
温度: 63℃
使用殺菌剤:上記の過酢酸水溶液にエアを混合したバブル状殺菌剤水溶液
流量: 4.11L/min
において、
殺菌性能: 供試菌 Bacillus subtilis が初発菌数I= 3.1×10のとき、
殺菌性能 Sterilizing Powor=log{I/(M V+3Σ)}は 6.7<
供試菌 Chaetomium globosum が初発菌数I= 2.4×10のとき、
殺菌性能は log{I/(MV+3Σ)}は 6.4
という成績が得られた。
また、上記の殺菌試験と同じ、2リットルPETボトル、1800ppmの濃度の過酢酸水溶液、殺菌時間15sec、温度63℃で、上述の殺菌用ノズル20(30)によるバブル状殺菌剤水溶液使用時の流量と、従来の直射ノズルと殺菌剤水溶液の使用流量、ドレーン性を比較した(表1参照方)。表1はノズル1種類につき各5回計測した平均値を示す。
Figure 0004566823
本発明の第1の実施の形態に係る殺菌ノズルの側面断面図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る殺菌ノズルの側面断面図である。 図3のB−B断面図である。 クリーンルームとその室内の殺菌装置と洗浄装置等のレイアウトを示す平面図である。 容器内にバブル状の殺菌剤水溶液を噴射している状態を示す図である。 容器内に洗浄水を噴射している状態を示す図である。 図5のクリーンルーム内のロータリー殺菌装置とロータリー洗浄装置の処理工程とドレーン回収工程を示すブロック図である。
符号の説明
1 クリーンルーム
2 殺菌処理室
3 洗浄処理室
4 飲料充填室
6 スターホイール
7 ロータリー殺菌装置
8 洗浄ホイール
9 ロータリー洗浄装置
12 ロータリー飲料充填装置
15 容器
20、30 殺菌ノズル
21 ノズル下部
22、32 ノズル本体
22b、23b エア通路
23、33 液通路筒
23a、33a オリフィス
25 リングバルブ
25a リング溝状空気室
35 エア通路リング
35a リング状空間
35b エア吸入通路
36 絞り調整弁

Claims (7)

  1. 殺菌剤水溶液の供給配管に連通し先端の通路が絞られて開口する液通路が設けられたノズル本体と、該ノズル本体の液通路に設けられた狭窄部(オリフィス)と、該狭窄部の下流に開口しノズル本体の外部に通じるエア通路と、該エア通路のエア流量を調整するエア流量調整手段と、により構成され、ノズル本体の液通路の狭窄部を流れるときの流速負圧によりノズル周囲の圧縮されていないエアを吸い込み、前記エア流量調整手段により圧縮されていないエアの吸い込み量を調整して殺菌剤水溶液とエアを混合したバブル状液体を、倒立容器に噴出して殺菌することを特徴とする飲料容器の殺菌ノズル。
  2. 請求項1に記載された飲料容器の殺菌ノズルにおいて、前記エア流量調整手段は、前記ノズル本体のエア通路が設けられる位置のリング状断面において所定の角度範囲内に明けられた複数の貫通孔とした空気通路と、該ノズル本体の貫通孔を覆いノズル本体の外周に回転可能に嵌装し内周側にリング溝状空気室と該空気室と外部とを通じる空気通路とを有するリングバルブとにより構成され、リングバルブを回転させることにより前記空気室とノズル本体のエア通路数が選択されて通じることを特徴とする飲料容器の殺菌ノズル。
  3. 請求項1に記載された飲料容器の殺菌ノズルにおいて、前記エア流量調整手段は、前記エア通路が通じるノズル本体の液通路と同心2重に設けたリング状空間と、該リング状空間から外部に通じるエア吸入通路に設置した絞り調整弁とにより構成されていることを特徴とする飲料容器の殺菌ノズル。
  4. 殺菌処理した清浄な圧縮されていないエアで満たしたクリーンルーム内に搬入された倒立容器の殺菌方法において、請求項1ないし請求項3の何れかに記載する飲料容器の殺菌ノズルを用い、ノズル本体内を流れる殺菌剤水溶液の流速負圧によりノズル周囲の圧縮されていない清浄エアをエア流量調整手段でバブルの殺菌剤水溶液とエアの混合比を調整して吸い込み、殺菌剤水溶液とエアを混合したバブル状液体を容器に噴出し殺菌することを特徴とする飲料容器の殺菌方法。
  5. 請求項4に記載する飲料容器の殺菌方法において、殺菌剤水溶液に適量の殺菌性に影響しない発泡助剤を加えて殺菌剤水溶液と圧縮されていないエアを混合しバブル状殺菌剤として容器内部に満たし、容器外部を包み一定時間保持して殺菌することを特徴とする飲料容器の殺菌方法。
  6. 殺菌処理した清浄な圧縮されていないエアで満たされたクリーンルーム内に設置され、倒立容器を一定間隔に保持し連続で回動するロータリー容器搬送機構と該ロータリー容器搬送機構の容器中心線に合わせて同じ間隔ピッチに設置され同調して回動しながら所要角度範囲に殺菌剤水溶液を容器に噴出する複数の請求項1ないし請求項3の何れかに記載する飲料容器の殺菌ノズルを備えたノズル回動機構とよりなるロータリー殺菌装置と、上記と同じクリーンルーム内に設置され、倒立容器を一定間隔に保持し連続で回動するロータリー容器搬送機構と該ロータリー容器搬送機構の容器中心線に合わせて同じ間隔ピッチに設置され同調して回動しながら洗浄水を容器内外に噴出する複数の洗浄ノズルを備えたノズル回動機構とよりなるロータリー洗浄装置とで構成されることを特徴とする飲料容器の殺菌装置。
  7. 請求項1ないし請求項3の何れかに記載する飲料容器の殺菌ノズルを用い、請求項4又は請求項5の飲料容器の殺菌方法により飲料容器の殺菌をするとき、前記ノズルに温度50℃以上で濃度500ppm以上の過酢酸水溶液を送り、前記ノズルにクリーンルーム内の圧縮されていない清浄エアを吸い込んで過酢酸水溶液バブルを形成しながら容器に噴出し、容器に一定時間、過酢酸水溶液を接触保持することを特徴とする飲料容器の殺菌方法。
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