JPH07204270A - 噴霧器 - Google Patents

噴霧器

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JPH07204270A
JPH07204270A JP6305404A JP30540494A JPH07204270A JP H07204270 A JPH07204270 A JP H07204270A JP 6305404 A JP6305404 A JP 6305404A JP 30540494 A JP30540494 A JP 30540494A JP H07204270 A JPH07204270 A JP H07204270A
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JP
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baffle
spray
chimney
container
opening
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JP6305404A
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Stephan Brugger
ブルガー ステファン
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PAURU RITSUTSUAU PARI WERK GmbH
Ritzau Pari Werk Paul GmbH
Paul Ritzau Pari Werk GmbH
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PAURU RITSUTSUAU PARI WERK GmbH
Ritzau Pari Werk Paul GmbH
Paul Ritzau Pari Werk GmbH
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 噴霧ノズル部分での吸入可能エーロゾル粒子
に関して、さらに効率を向上させる。 【構成】 本発明は、圧縮気流によって液体あるいは粉
末物質を、噴霧し、散布し、混合する装置に関するもの
であり、これは特に吸入目的のエーロゾルを発生させる
のに役立つ。ベンチュリの原理に従って作動するノズル
ヘッド(5)を用いて、エーロゾルは容器(1)に貯蔵
されている噴霧物質から発生する。拡張バッフル(4)
は、ノズルヘッドの開口部のレベルで流入する周囲空気
のためのチムニー(3)の下端に配置されている。チム
ニー(3)のまわりに環状間隙を形成する円筒形挿入部
(7)は、迷路を形成するためにある。バッフルの拡張
によって、(直径0.5〜5μmの)吸入可能エーロゾ
ル粒子の割合は、かなり増加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、請求項1の前文に述べ
られた性質を有する噴霧器、すなわち特に吸引目的のた
めに、圧縮気流によって液体、あるいは粉末物質を、噴
霧し、散布し、混合するものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】このような噴霧器は、欧州特許EP−A
−0,170,715号公報により既知であり、これを
図3に示す。既知の噴霧器は、噴霧すべき物質のための
容器36と、容器上に設置された噴霧フード45とで構
成され、この両方がほぼ回転対称形をした基本型の噴霧
器のケーシング30に固定されている。周囲空気は基本
型と同軸のチムニー38を通って噴霧室に入り、患者は
吸引部39から発生済エーロゾルを吸入する。
【0003】ノズルヘッド33が、容器36の中央に配
置されている。ガス状の圧縮された物質が圧縮ガスチャ
ンネル32を通り、ノズル開口部を通って最上部に出
る。吸引チャンネル34と35のノズル開口部が、圧縮
ガスチャンネル32のノズル開口部の隣に配置されてい
るので、圧縮された物質は隣接する吸引チャンネル34
と35を通る噴霧物質を吸引する。気流調節器(エアフ
ローコントール)37が、圧縮空気チャンネル32のノ
ズル開口部の反対側の開口部のレベル近くにあり、開口
部の反対側で楔形に配置されている。外側および下側に
延びているバッフル(じゃま板)44を備えた円筒形挿
入部43が、チムニー38の下端に配置されている。
【0004】ガス状の圧縮物質が接合部 31に導かれ
ると、エーロゾルファン27と28は気流調節器37の
両側で回転する。ファン27と28から出たエーロゾル
粒子の一部はバッフル44の内側に当り、それによって
さらに小さくなる。大きなエーロゾル粒子はバッフル4
4の縁部40から滴下し、容器36の噴霧物質16に還
流する。
【0005】チムニー38をできるだけ短くするため
に、既知の噴霧器には容器36に環状挿入部42があ
り、出口部39まで(流れる)エーロゾル流に対し、一
種の迷路を形成している。さらに大型の粒子は挿入部4
2の縁部41でエーロゾル流から濾過で取り除かれ、容
器36に戻る。大きな粒子が濾過で取り除かれたエーロ
ゾルは、出口部39を通り噴霧部ヘッドを離れるが、
(この場合エーロゾルの)大部分は吸入可能エーロゾル
粒子、すなわち0.5〜5μmの吸入可能エーロゾル粒
子である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図4は、この噴霧器の
小滴の範囲を確定するための測定の結果を示す。0.9
%NaCl溶液を噴霧物質として用いた(作動圧1.5
バール、総出力(総生産量)0.49g/min)。空
気流量は毎分20リットルであった。図4の曲線が示す
ように、発生したエーロゾルの71%は直径が5μm以
下であり、バッフルのない、また気流調節器のない噴霧
器と比較して、発生量は非常に高い。(しかし)ベンチ
ュリの原理に従って機能するノズルを備えた噴霧器で
は、これ以上の発生量の増大は期待できなかった。
【0007】この結果に基づき、本発明の課題(目的)
は噴霧ノズル部分での吸入可能エーロゾル粒子に関し
て、さらに効率を向上させることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題は、請求項1の
特徴を有し、発生量をきわめて大きく増大させる噴霧器
によって解決される。従属クレイムから(さらに)有利
な変形例が得られる。
【0009】本発明では、バッフルを噴霧部分にまで拡
張させ、その結果吸入可能エーロゾル粒子の発生量を予
想外に増大させることができる。既知の噴霧器の最適設
計によって、噴霧プロセス(の効率)をわずかに改善で
きると考えられるかもしれないが、約20%向上させる
ことも期待できなかった。本発明では噴霧の結果が大幅
に増大したが、これは本発明による拡張バッフルのある
噴霧器について行った一連の測定に基づき説明される。
【0010】
【実施例】一連の測定で用いた噴霧器に対応する本発明
の一つの実施例を、図面に基づき以下により詳しく説明
する。図1に示す本発明による噴霧器は、その基本設計
において、冒頭で説明した先行技術の噴霧器の設計に対
応している。噴霧物質のための容器1の他に、容器に設
置される噴霧フード2があり、これは空気が噴霧室に入
るためのチムニー3と一体である。チムニーは、容器1
と噴霧フード2からなるほぼ回転対称形の基本型噴霧器
と同軸である。気流調節器6を備えた噴霧ノズル5が容
器1の中央に配置され、この両方は設計および機能にお
いて冒頭で説明した既知の噴霧器に対応している。本発
明による噴霧器には挿入部7があり、その設計と機能は
冒頭で説明した既知の噴霧器の挿入部に対応している。
【0011】図3に関して述べた先行技術の(噴霧器
の)記述の各部分と、図3自体について説明する。本発
明による拡張バッフル4は、噴霧ノズル5の開口部の高
さでチムニー3の下端に配置されている。したがって、
本発明による噴霧器にも、チムニー3と、本発明による
拡張バッフル4と、挿入部7とによって形成されるエー
ロゾルのための迷路がある。気流調節器の両側部分で発
生するエーロゾルは、迷路を通って吸引部8に達する。
【0012】しかし、本発明による噴霧器によって発生
したエーロゾルは、拡張バッフル4があるために吸入可
能エーロゾル粒子の割合がきわめて大きい。図2は本発
明による拡張バッフルを備えた噴霧器について行った一
連の測定の結果を示している。この線図によれば、明ら
かにエーロゾル粒子の90%は直径が5μm以下であ
り、したがって吸入可能である。この上と下でMMD
(累積質量中央径:累積質量分布総和が50%である直
径。VDI3491、1頁による)は 1.2μmに減
少している。これとは対照的に、図4では値はそれぞれ
71%と3.1μmである。吸入可能エーロゾル粒子が
予想外に増加したことについての決定的説明はまだでき
ていない。この増加は、挿入部7を通る迷路と拡張バッ
フル4の効果を組み合わせによるものと考えられる。さ
らに、改良による拡張バッフル4の分離効果は噴霧結果
に影響を及ぼすと思われる。
【0013】図1に示すように、バッフル4の拡張部分
4aを円筒状リングに形成し、これを円錐形部分4bを
経て円筒形挿入部4cに接続すると、最良の結果が得ら
れた。ある程度の相対的な大きさが維持されることも重
要である。したがって、この部分の高さHに対する円筒
形拡張部4aの直径Dの比は1〜4とすべきであり(す
なわちD/H=1〜4)、好ましくは1.25〜2.5
の範囲内とすべきである(すなわちD/H=1.25〜
2.5)。実施した測定値に基づき、さまざまな形状と
大きさの比によって望み通りの結果が得られると考えら
れる。
【0014】拡張部4aの下端の面取り縁が特に重要で
ある。この面取りによって、エーロゾル粒子が大きすぎ
る場合、バッフル4から容器への滴下が改善される。し
かし、これは拡張部4aのデザインに応じて吸入可能エ
ーロゾル粒子の割合をわずかに増加させるにすぎない。
【0015】これとは対照的に、特に円筒形挿入部7の
デザインとチムニー3のまわりの環状間隙の大きさは、
効果はあるもののあまり重要ではない。挿入部を完全に
取り除いた場合のみ結果が非常に悪くなる。これは、拡
張バッフル4と円筒形挿入部7を組み合わせた相乗効果
が考えられるためである。
【0016】既知の噴霧器の場合のように、円筒形挿入
部7はボーダーフランジ7aと、噴霧室へ向かって上方
に細くなっている円錐形の壁部7bによって構成され、
その縁部は縁部7cの下でチムニー3に向かって内側に
引っ込んでいる。挿入部を、適切に設計された容器の縁
部に固定するよう、外側に突き出たリップ7dがボーダ
ーフランジ7aと壁部7bの間に配置されている。組み
立てた場合、図1に示すようにチムニー3の外壁と縁部
7cの間には環状間隙だけが残っている。したがって、
大きな粒子も縁部7cで分離でき、容器1に滴下する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による噴霧器の図である。
【図2】本発明による噴霧器について行った一連の測定
の結果を示す線図である。
【図3】既知の噴霧器の図である。
【図4】既知の噴霧器についての結果を示す線図であ
る。
【符号の説明】
1、36 容器 2、45 噴霧フード 3、38 チムニー 4、44 バッフル 4a 拡張部 4b 円錐部 4c、43 円筒形挿入部 5 噴霧ノズル 6、37 気流調節器 7 挿入部 7a ボーダーフランジ 7b 円錐形の壁部 7d 縁部 8、39 吸引部 16 噴霧物質 27、28 エーロゾルファン 30 ケーシング 31 接合部 32 圧縮ガスチャンネル 33 ノズルヘッド 34、35 吸引チャンネル 39 出口部 40、41 縁部 42 環状挿入部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】−噴霧すべき物質(噴霧物質)(16)の
    ための容器(1)と、 −容器上に設置された噴霧フード(2)と、 −容器の中央に配置され、圧縮空気チャンネルを通って
    流れる圧縮物質が、開口部が圧縮空気チャンネルの開口
    部の隣に配置されている吸引チャンネルを通る噴霧物質
    を吸引する噴霧ノズル(5)と、 −周囲空気が装置の内側に入ることのできる、噴霧ノズ
    ルと同軸のチムニー(3)と、 −吸引チャンネルの反対側で、開口部の近くに配置さ
    れ、ノズル開口部のもう一方の側で楔形に形成されてい
    る気流調節器(6)と、 −チムニーのまわりに環状間隙を形成し、エーロゾル流
    を方向転換させる挿入部(7)と、 −チムニーの下端にあり、噴霧室内に拡張しているバッ
    フル(4)とによって構成される、 特に吸引目的のために、圧縮気流によって液体、あるい
    は粉末物質を、噴霧し、散布し、混合する噴霧器であっ
    て、 −前記バッフル(4)が、前記噴霧ノズル(5)の開口
    部レベルに配置されたほぼ回転対称形の拡張部(4a)
    であり、その直径が高さ(H)の1〜4倍であることを
    特徴とする噴霧器。
  2. 【請求項2】 前記バッフル(4)の前記拡張部(4
    a)の直径(D)がその高さ(H)の1.25〜2.5
    倍であることを特徴とする、請求項1に記載の噴霧器。
  3. 【請求項3】 前記バッフル(4)の前記拡張部(4
    a)が円筒形であることを特徴とする、請求項1又は2
    に記載の噴霧器。
  4. 【請求項4】 前記バッフル(4)の前記拡張部(4
    a)が円筒形挿入部(4c)に接続され、これが円錐部
    (4b)を経て前記チムニー(3)に取り付けられてい
    ることを特徴とする、請求項3に記載の噴霧器。
  5. 【請求項5】 前記バッフルの前記拡張部(4a)が噴
    霧室に突き出た端部に面取り部分を有することを特徴と
    する、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の噴霧器。
  6. 【請求項6】 前記挿入部(7)が回転対称形であり、
    ボーダーフランジを備え、噴霧室に向かって細くなり、
    縁部がリムを形成した後、チムニーに向かって内側に引
    っ込んでいる円錐台形の壁部を備え、またボーダーフラ
    ンジと壁部の間に容器および/あるいは噴霧フードの対
    応するよう設計された縁部に挿入部を固定するよう外側
    に突出してるリップがあることを特徴とする、請求項1
    乃至5のいずれか1つに記載の噴霧器。
JP6305404A 1993-11-15 1994-11-15 噴霧器 Withdrawn JPH07204270A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE93118465.9 1993-11-15
EP93118465A EP0653218B1 (de) 1993-11-15 1993-11-15 Zerstäubervorrichtung

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Publication Number Publication Date
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Family

ID=8213419

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6305404A Withdrawn JPH07204270A (ja) 1993-11-15 1994-11-15 噴霧器

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JP (1) JPH07204270A (ja)
AT (1) ATE171381T1 (ja)
DE (2) DE59309013D1 (ja)
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