JP4570449B2 - 浮上油回収ノズルおよび浮上油回収装置 - Google Patents

浮上油回収ノズルおよび浮上油回収装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4570449B2
JP4570449B2 JP2004335142A JP2004335142A JP4570449B2 JP 4570449 B2 JP4570449 B2 JP 4570449B2 JP 2004335142 A JP2004335142 A JP 2004335142A JP 2004335142 A JP2004335142 A JP 2004335142A JP 4570449 B2 JP4570449 B2 JP 4570449B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction
floating
oil
oil recovery
floating oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004335142A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006142194A (ja
Inventor
圭士 藤見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2004335142A priority Critical patent/JP4570449B2/ja
Publication of JP2006142194A publication Critical patent/JP2006142194A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4570449B2 publication Critical patent/JP4570449B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Removal Of Floating Material (AREA)
  • Water Treatment By Sorption (AREA)
  • Physical Water Treatments (AREA)

Description

この発明は、液体、例えば水の表層に浮上する油を吸引回収するための浮上油回収ノズルおよびそれを用いた浮上油回収装置に関する。詳しくは、浮上油回収ノズルは、油を吸引する吸引管と、吸引管の端部に配置され、該吸引管の管口を水面上に浮かせる浮体と、該浮体の上部に配置される吸引部カバーとを備え、この吸引部カバーの周縁には、吸引部カバーと液体表面の間の吸引隙間を調整するための遮蔽板が設けられる構成とすることによって、回収油の含水率を低下させることができるようにした浮上油回収ノズル等に係るものである。
従来、工作機器から排出される廃油を回収するには、ベルトコンベヤや円板状回収装置を使用するものであった。このいずれの装置も、廃油の中にコンベヤベルトや回収用円板を投入し、このコンベヤベルトや回収用円板に廃油を付着させて取り出し、この付着した廃油を除去した後に、再びコンベヤベルトや回収用円板を廃油の中へ投入するものであった。ベルトコンベヤや円板状回収装置の場合、付着した廃油を除去するのが困難である。
また、フロート式吸引ノズルに水中ポンプのホースを取り付けたもので、表層浮上油を地上に位置する油水分離槽から吸引回収するものがあった。
例えば、油水分離槽中の浮上油を回収するための浮上油吸引ノズル及びそれを用いた油水分離装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この場合、水表層に浮上する油の吸引ノズルに対して、フロートとウエイト取り付け装置を設けて、吸引ノズルの水面上位置を調整可能としたものである。
実開平6−34792号公報(第4,5頁、第1図)
しかしながら、上述したフロート式吸引ノズルを使用する場合は、浮上油回収においてスカムや粘度の高くなった油・劣化した油は吸引部を塞ぎ処理水の流れ込みを阻害したり、比較的少量の浮上油では、回収した処理水の含水率が高く、後処理の効率が悪いなど問題があった。
また、上述した特許文献1の場合、水表層に浮上する油の吸引ノズルに対して、フロートとウエイト取り付け装置を設けて、吸引ノズルの水面上位置を調整するため、吸引ノズルの水面上の位置調整が困難である。また、円板状のフロート板を用いる構成で、フロート板上部位置は水面下まで沈んだ状態になるように設置され、常に水が流入状態であるため、回収した処理水の含水率が高く、後処理の効率が悪いなど問題があった。
そこで、この発明は、回収油の含水率を低減させることができるようにした浮上油回収ノズルおよび浮上油回収装置を提供することを目的とする。
この発明に係る浮上油回収ノズルは、液体の表層に浮上する油を吸引回収するための浮上油回収ノズルにおいて、上部に口を有し、当該口から液体の表層に浮上する油を吸引する吸引管と、上部に吸引口を有し、吸引口が当該吸引口に配置され、吸引管の管口を水面上に浮かせる浮体と、浮体の上方に、吸引気流を均等にするための整流板を介して配置される吸引部カバーとを備え、吸引部カバーの周縁には、吸引部カバーと液体表面の間の吸引隙間を調整するための遮蔽板が設けられるものである。
この発明においては、浮上油回収ノズルは、吸引管と、吸引管の管口を水面上に浮かせる浮体と、該浮体の上部に配置される吸引部カバーとを備え、吸引部カバーの周辺には、吸引部カバーと液体表面の間の吸引隙間を調整するための遮蔽板が設けられる。例えば、遮蔽板は、所定の重量を有し、吸引管からの吸気量により液体表面との間隔を調整する。また、吸引部カバーの内側には、吸引気流を均等にするための複数の整流板が設けられる。また、浮体下部の上記吸引管の周りに空気供給装置をさらに備えるようになされる。
また、吸引部カバーと上記浮体の間に遮蔽板の代わりに、中空ローラが設けられ、この中空ローラの一部は液面に接触するように配置される。
これにより、回収油の含水率を低減させることが可能となる。また、液体中に空気供給装置が設けられて、浮上分離法と合わせた機能とすることにより処理水に混濁した油も効率よく回収することが可能となる。
この発明においては、浮上油回収装置は、液体の表層に浮上する油を吸引回収する浮上油回収装置において、浮上油回収ノズルと、浮上油回収ノズルが配置される処理槽と、パイプを介して浮上油回収ノズルと接続され、吸気により油を吸引する吸引手段と、吸引手段から排出される回収される油−水混合液を分離する油水分離槽とを有し、浮上油回収ノズルは、上部に口を有し、当該口から液体の表層に浮上する油を吸引する吸引管と、上部に吸引口を有し、吸引口が当該吸引口に配置され、吸引管の管口を水面上に浮かせる浮体と、浮体の上方に、吸引気流を均等にするための整流板を介して配置される吸引部カバーとを備え、吸引部カバーの周縁には、吸引部カバーと液体表面の間の吸引隙間を調整するための遮蔽板が設けられるものである。
例えば、吸引部カバーと浮体の間に遮蔽板の代わりに、中空ローラが設けられ、該中空ローラの一部は液面に接触するように配置される。
この発明においては、浮上油回収ノズルには本発明に係る浮上油回収ノズルが応用されるものであり、この浮上油回収ノズルは、吸引管と、吸引管の管口を水面上に浮かせる浮体と、該浮体の上部に配置される吸引部カバーとを備え、吸引部カバーの周辺には、吸引部カバーと液体表面の間の吸引隙間を調整するための遮蔽板が設けられる。また、例えば吸引管による揺れを吸収するための補助浮体物をさらに備える。
これにより、回収油の含水率を低減させることが可能となる。また、液体中に空気供給装置が設けられて、浮上分離法と合わせた機能とすることにより処理水に混濁した油も効率よく回収することが可能となる。
また、補助浮体物を用いるため、吸引ノズル本体に対して、吸引管の揺れによる影響を抑えることが可能となる。
この発明に係る浮上油回収ノズルによれば、浮上油回収ノズルは、吸引管と、吸引管の管口を水面上に浮かせる浮体と、該浮体の上部に配置される吸引部カバーとを備え、吸引部カバーの周辺には、吸引部カバーと上記液体表面の間の吸引隙間を調整するための遮蔽板が設けられるものであり、回収油の含水率を低減させることができる。
この発明に係る浮上油回収装置によれば、浮上油回収ノズルと、浮上油回収ノズルが配置される処理槽と、パイプを介して浮上油回収ノズルと接続される吸引手段と、該吸引手段から排出される回収される油−水混合液を分離する油水分離槽とを有し、浮上油回収ノズルには本発明に係る浮上油回収ノズルが応用されるものであり、回収油の含水率を低減させることができる。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態の浮上油回収ノズルおよびそれを用いた浮上油回収装置について説明する。
図1は、実施の形態の浮上油回収装置の構成例を示す図である。この浮上油回収装置100は、水力発電所において水車・発電機の回転部からの廃油と水車部等から漏洩した水とを含む液体から浮上油を回収する装置である。
図1に示すように、浮上油回収装置100は、浮上油回収ノズル10と、処理槽11と、吸引管12と、補助浮物A13と、補助浮物B14と、連結バー15と、油水分離槽20と、バキュームポンプ30とを備える。
浮上油回収ノズル10は、水面上の浮上油を吸引し回収するためのものであり、浮体1と、吸引カバー2と、整流板3と、遮蔽板4と、空気供給装置5とから構成されている。この浮上油回収ノズル10は、処理槽11内の水面に浮くように配置されている。浮上油回収ノズル10の下部には、吸引管12が接続される。
処理槽11は、含油水を蓄積する貯槽である。例えば水力発電所において、水車・発電機の回転部から排出した油および水車部等から漏洩した水を貯蔵する貯槽の場合、処理槽11は発電機の水平面より低く設置され、大きさ約5×5mである。槽内水面に薄い浮上油層が形成されている。
吸引管12は、浮上油回収ノズル10から吸入した浮上油を油水分離槽16に輸送するための配管である。吸引管12の一端は浮体1に接続され、他端は油水分離槽16に接続されている。
補助浮物A13と補助浮物B14は、浮上油回収ノズル10を水面に所定高度に保つため、吸引する際に吸引管12の振動による揺れを吸収するための補助手段である。補助浮物A13と補助浮物B14は、連結バーなどにより吸引管12に固定されている。
連結バー15は、補助浮物A13、補助浮物B14および浮上油回収ノズル10を固定するものである。これにより吸引管12の振動による影響を抑えられ、浮上油回収ノズル10を安定化することが可能である。
油水分離槽20は、浮上油回収ノズル10により回収された浮上油を水と分離するための装置である(後述図3参照)。この油水分離槽20では、油吸着剤を用いて浮上油を吸着し、油水分離を行う。
バキュームポンプ30は、油水分離槽20に接続される。吸気することで、浮上油回収ノズル10より浮上油を吸引し回収する。
図2は、実施の形態の浮上油吸引ノズルの構成例を示す図である。図2(A)は、浮上油吸引ノズルの断面図であり、図2(B)は、浮上油吸引ノズルの上から見た図である。
図2(A)に示すように、浮上油吸引ノズル10は、浮体1と、吸引部カバー2と、整流板3と、遮蔽板4と、空気供給装置5とから構成されている。
浮体1は、樹脂等材料を用いて形成されたものである。この浮体1の中心部に吸引管12が配置されている。また、浮体1の上部には吸引口が設けられており、この吸引口の上方に吸引部カバー2が設けられている。
吸引部カバー2は、四角形に形成され、内側に整流板3が設けられている。また吸引部カバー2の周辺に遮蔽板4が設けられている。整流板3は、吸引する際に、吸引気流の流れを均等に分配するために設けられた複数の板である(図2(B)参照)。整流板3は、吸引部カバー2と浮体1との間に配置される。
遮蔽板4は、吸引部カバー2の周縁部に設けられた複数の板であり、この例の場合、4つである。これらの遮蔽板4は、樹脂板、例えばアクリル板から形成され、回動自由に吸引部カバー2に取り付けられている。例えば、遮蔽板4を回動可能にするために遮蔽板4と吸引部カバー2の周縁部との間に、シャフトが設けられる。また、遮蔽板4は所定の重量を有し、水面との距離は数mm程度とされる。浮上油を吸引する際に、吸引力によって遮蔽板4の底辺と液面との間隔を調整することが可能である。なお、遮蔽板4には、湾曲可能な樹脂板等を用いてもよい。この場合、遮蔽板4と吸引部カバー2の周縁部との間にシャフトを設けなくてもよい。浮上油を吸引する際に、吸引力によって遮蔽板4が内側に曲がることで底辺と液面との間隔を調整することができる。
空気供給装置5は、浮体1の下方に設けられ、複数の細孔を有する配管と空気ポンプ(図示せず)とから構成される。空気供給装置5から空気を吹き出すとき、水中に混入した油は気泡の表面に付着し、気泡と共に水面に浮上することにより水中の油を分離することができる。
また、図2(B)に示すように、吸引気流は各方向から吸い込まれる。この場合、整流板3により吸引気流が各部分において均等に流れるようになされる。
図3は、油水分離槽20の構成を示す図である。図3に示すように、油水分離槽20には、浮上油導入用多孔管21と油吸着剤22が配置されている。油水分離槽20の上部には、空気吸引用パイプが配置され、空気吸引用パイプはバキュームポンプ30と接続されている。また、空気吸引用パイプと多孔管21との間に遮蔽板23が水平に設けられている。この遮蔽板23により多孔管21からの浮上油等をバキュームポンプ30に吸い込むことを防止する。油水分離槽20の下部にオーバーフロー用排水管が設けられ、また、排水用排水バルブ24が設けられている。
浮上油回収ノズル10により回収された浮上油は、多孔管21から油吸着剤22に散布される。油水分離槽20では、顆粒状の油吸着剤22により浮上油を吸収し、水と分離する。分離された水は槽下部の排水管から排出される。
浮上油を回収する際に、吸引装置としてのバキュームポンプ30により吸引管12を通じ空気を吸引すると浮上油回収ノズル10の吸引部では高速気流により発生する負圧(エゼクタ効果)で浮上油を含む表層水が吸引される。吸引された浮上油は油水分離槽20で分離処理される。
このように本実施の形態においては、浮上油回収装置100は、浮上油回収ノズルと、この浮上油回収ノズル10が配置される処理槽11と、吸引管12を介して浮上油回収ノズル10と接続されるバキュームポンプ30と、回収される油−水混合液を分離する油水分離槽20とを有する。浮上油回収ノズル10は、油を吸引する吸引管12と、吸引管12の端部に配置され、吸引管12の管口を水面上に浮かせる浮体1と、浮体1の上部に配置される吸引部カバー2とを備え、吸引部カバー2の周辺には、吸引部カバー2と液体表面の間の吸引隙間を調整するための遮蔽板4が設けられる。
これにより、回収油の含水率を低減させることができる。また、液体中に空気供給装置5が設けられて、浮上分離法と合わせた機能とすることにより処理水に混濁した油も効率よく回収することができる。
また、補助浮体物A13,補助浮体物B14を用いるため、浮上油吸引ノズル本体に対して、吸引管12の揺れによる影響を抑えることができる。
次に、浮上油吸引ノズルの他の実施形態について説明する。図4は、実施の形態の浮上油吸引ノズルの他の構成例を示す図である。図4(A)は、浮上油吸引ノズル10Aの断面図であり、図4(B)は、浮上油吸引ノズル10Aの上から見た図である。この図4において、図2と対応する部分には、同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
図4(A)に示すように、浮上油吸引ノズル10Aは、浮体1Aと、吸引部カバー2Aと、整流板3Aと、中空ローラ4Aと、空気供給装置5とから構成されている。
浮体1Aは、樹脂等材料を用いて形成されたものである。この浮体1Aの中心部に吸引管12が配置されている。浮体1Aの上部には吸引口が設けられており、この吸引口の上方に吸引部カバー2Aが設けられている。
吸引部カバー2Aは、四角形に形成され、内側に整流板3Aが設けられている。また吸引部カバー2Aの周辺に4つの中空ローラ4Aが設けられている。整流板3Aは、吸引する際に、吸引気流の流れを均等に分配するために設けられた複数の板である(図4(B)参照)。
中空ローラ4Aは、吸引部カバー2Aの周辺に設けられた複数のローラであり、これらの中空ローラ4Aはメッシュ状表面を有し、両端にかさ歯車により接続され、回転自由に吸引カバー2の内側に取り付けられている。中空ローラ4Aの一部は水面下に漬けられている。中空ローラ4Aは、吸引気流により回転させる。吸引気流は、中空ローラ4Aの両端および中空ローラ4A外部より流入しメッシュを通して浮上油吸引ノズル10Aに吸入される。吸引気流の流れは、図4(B)に示している。なお、モータを用いて中空ローラ4Aを回転させるようにしてもよい。
吸引する際に、吸引気流により中空ローラ4Aが回転し、液面にある浮上油を含む処理水を回転する中空ローラ4Aに付着させ、吸引気流により吸い込み回収する。なお、中空ローラ4Aの表面には、吸油紙を巻き、浮上油を吸着するようにしてもよい。
図5は、ローラ部の他の構成例を示す図である。図5(A)は、浮上油吸引ノズル10Aのローラ部においては、中空ローラ4Aと浮体との間に、補助ローラ4Bが設けられている場合を示している。図5(B)は、中空ローラ4Aと吸引部カバー2の周縁との間に、補助ローラ4Bが設けられている場合を示している。なお、中空ローラ4Aの両側に補助ローラ4Bを設けてもよい。
図5に示すローラ部の構成の場合、補助ローラ4Bは、ゴミ等の付着物を除去する機能を有している。この構成により、吸引回収した浮上油中のゴミ等の付着物を除去することができる。
このように本実施の形態においては、浮上油吸引ノズル10Aは、浮体1Aと、吸引カバー2Aと、整流板3Aと、中空ローラ4Aと、空気供給装置5とを備え、吸引する際に、吸引力によって中空ローラ4Aが回転し、液面にある浮上油を含む処理水を回転する中空ローラ4Aに付着させ、それを吸引気流に乗せ吸引され回収するようになされる。
これにより、回収油の含水率を低減させることができる。また、液体中に空気供給装置5が設けられて、浮上分離法と合わせた機能とすることにより処理水に混濁した油も効率よく回収することができる。
また、補助ローラ4Bを設ける場合、中空ローラ4Aに付着した浮上油中のゴミ等の付着物を除去することができる。
なお、上述実施の形態においては、吸引部カバー2,2Aは、遮蔽板4を作りやすくするために、角型に形成されたものとしたが、これに限定されるものではない。吸引部カバーを円型にしてもよい。
また、上述実施の形態においては、吸引部カバー2,2Aの内側には、整流板3,3Aが設けられたものとしたが、これに限定されるものではない。整流板3,3Aを設けなくてもよい。
また、上述実施の形態においては、空気供給装置5が設けられたものとしたが、これに限定されるものではない。例えば、処理水に混濁した油がない場合には、空気供給装置5を設けなくてもよい。
以上のように、この発明に係る浮上油回収ノズルおよび浮上油回収装置は、液体表面に浮き上がった油を回収する際に、回収油の含水率を低減させ、効率良く油を回収する目的に利用できる。
実施の形態の浮上油回収装置100の構成例を示す図である。 実施の形態の浮上油吸引ノズルの構成例を示す図である。 油水分離槽の構成例を示す図である。 実施の形態の浮上油吸引ノズルの他の構成例を示す図である。 ローラ部の構成例を示す図である。
符号の説明
1・・・浮体、2・・・吸引部カバー、3・・・整流板、4・・・遮蔽板、5・・・空気供給装置、10,10A・・・浮上油吸引ノズル、11・・・処理槽、12・・・吸引管、13・・・補助浮体物A、14・・・補助浮体物B、15・・・連結バー、20・・・油水分離槽、21・・・多孔管、22・・・油吸着剤、23・・・遮蔽板、24・・・排水バルブ、30・・・バキュームポンプ、100・・・浮上油回収装置

Claims (7)

  1. 液体の表層に浮上する油を吸引回収するための浮上油回収ノズルにおいて、
    上部に口を有し、当該口から上記液体の表層に浮上する上記油を吸引する吸引管と、
    上部に吸引口を有し、上記吸引の上記口が当該吸引口に配置され、上記吸引管の上記管口を水面上に浮かせる浮体と、
    上記浮体の上方に、吸引気流を均等にするための整流板を介して配置される吸引部カバーとを備え、
    上記吸引部カバーの周縁には、上記吸引部カバーと上記液体表面の間の吸引隙間を調整するための遮蔽板が設けられる
    ことを特徴とする浮上油回収ノズル。
  2. 上記遮蔽板は、所定の重量を有し、上記吸引管からの吸気量により液体表面との間隔を調整する
    ことを特徴とする請求項1に記載の浮上油回収ノズル。
  3. 上記浮体下部の上記吸引管の周りに空気供給装置をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の浮上油回収ノズル。
  4. 上記吸引部カバーと上記浮体の間に上記遮蔽板の代わりに、中空ローラが設けられ、
    上記中空ローラの一部は上記液面に接触するように配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載の浮上油回収ノズル。
  5. 液体の表層に浮上する油を吸引回収する浮上油回収装置において、
    浮上油回収ノズルと、
    上記浮上油回収ノズルが配置される処理槽と、
    パイプを介して上記浮上油回収ノズルと接続され、吸気により上記油を吸引する吸引手段と、
    上記吸引手段から排出される回収される油−水混合液を分離する油水分離槽とを有し、
    上記浮上油回収ノズルは、
    上部に口を有し、当該口から上記液体の表層に浮上する上記油を吸引する吸引管と、上部に吸引口を有し、上記吸引の上記口が当該吸引口に配置され、上記吸引管の上記管口を水面上に浮かせる浮体と、上記浮体の上方に、吸引気流を均等にするための整流板を介して配置される吸引部カバーとを備え、
    上記吸引部カバーの周縁には、上記吸引部カバーと上記液体表面の間の吸引隙間を調整するための遮蔽板が設けられる
    ことを特徴とする浮上油回収装置。
  6. 上記吸引部カバーと上記浮体の間に上記遮蔽板の代わりに、中空ローラが設けられ、
    上記中空ローラの一部は上記液面に接触するように配置される
    ことを特徴とする請求項5に記載の浮上油回収装置。
  7. 上記吸引管による揺れを吸収するための補助浮体物をさらに備える
    ことを特徴とする請求項5に記載の浮上油回収装置。
JP2004335142A 2004-11-18 2004-11-18 浮上油回収ノズルおよび浮上油回収装置 Expired - Fee Related JP4570449B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004335142A JP4570449B2 (ja) 2004-11-18 2004-11-18 浮上油回収ノズルおよび浮上油回収装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004335142A JP4570449B2 (ja) 2004-11-18 2004-11-18 浮上油回収ノズルおよび浮上油回収装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006142194A JP2006142194A (ja) 2006-06-08
JP4570449B2 true JP4570449B2 (ja) 2010-10-27

Family

ID=36622476

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004335142A Expired - Fee Related JP4570449B2 (ja) 2004-11-18 2004-11-18 浮上油回収ノズルおよび浮上油回収装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4570449B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100922174B1 (ko) 2009-04-23 2009-10-19 정삼규 수조의 거품 및 부유물질 제거장치
JP5608425B2 (ja) * 2010-05-27 2014-10-15 中国電力株式会社 水面浮遊油自走式回収装置
JP5770776B2 (ja) * 2012-04-27 2015-08-26 眞一 渡部 オイルエクセプター
JP2015211952A (ja) * 2014-05-07 2015-11-26 合同会社U.Eng 浮上する異物の回収装置。
CN105457340A (zh) * 2015-12-09 2016-04-06 榆林学院 一种从油水混合物中提取油的装置
CN105561632A (zh) * 2016-01-28 2016-05-11 徐星 一种节能、节水抽真空系统
CN113476897B (zh) * 2021-07-21 2023-05-16 三马紧固件(浙江)股份有限公司 一种油水分离装置
CN115569410B (zh) * 2022-10-12 2024-04-26 中国农业科学院兰州畜牧与兽药研究所 一种牦牛骨胶原蛋白溶液油水分离装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53125280U (ja) * 1977-03-12 1978-10-05
JPH02273590A (ja) * 1989-04-12 1990-11-08 Ueda Serbo Kikai Kk 浮上油吸引排除装置
JPH11350465A (ja) * 1998-06-03 1999-12-21 Modekku:Kk 高粘度油回収可能な流出油回収装置
JP2004216257A (ja) * 2003-01-14 2004-08-05 Tamagawa Seiki Co Ltd 浮上油回収装置の吸引ノズル構造及び分離油排出構造

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53125280U (ja) * 1977-03-12 1978-10-05
JPH02273590A (ja) * 1989-04-12 1990-11-08 Ueda Serbo Kikai Kk 浮上油吸引排除装置
JPH11350465A (ja) * 1998-06-03 1999-12-21 Modekku:Kk 高粘度油回収可能な流出油回収装置
JP2004216257A (ja) * 2003-01-14 2004-08-05 Tamagawa Seiki Co Ltd 浮上油回収装置の吸引ノズル構造及び分離油排出構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006142194A (ja) 2006-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4290221B2 (ja) 工作機械用クーラント液浄化装置
JP4570449B2 (ja) 浮上油回収ノズルおよび浮上油回収装置
JP2018065075A (ja) 油膜回収装置及び油膜回収方法
KR101196471B1 (ko) 여과사 분리세척수거 장치
JP4231901B2 (ja) クーラント清浄装置
JP2012061374A (ja) 汚染土壌の浄化方法および浄化装置
JP2011025226A (ja) 湿式集塵装置
JP2008178969A5 (ja)
SA08290459B1 (ar) وسيلة ونظام لاستخلاص رغوة
WO2013150901A1 (ja) 浮上油、浮上スラッジの回収装置およびその方法
JP5961851B2 (ja) グリーストラップ掃除機
JP6391559B2 (ja) 浮遊物回収装置
JP2009254940A (ja) 浮遊物回収装置及び浮遊物回収方法
CN205850312U (zh) 油水分离处理系统
JP3175865U (ja) 浮上油回収装置
CN111847695A (zh) 一种海洋油污用高效收油机
KR101276636B1 (ko) 부유물 회수펌프
CN106223290A (zh) 一种水库除污装置
JP2004194501A (ja) 海苔混合液の異物分離装置
JPH09155340A (ja) 液面浮遊物の除去装置
KR102573240B1 (ko) 녹조 흡입기 및 이를 활용한 녹조 회수장치
KR200327638Y1 (ko) 진공 흡입식 부유물 제거장치
KR100531512B1 (ko) 진공 흡입식 부유물 제거장치
CN109574139A (zh) 一种仿生式水面悬浮物清除装置
JP2009082789A (ja) 油水分離装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060614

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100316

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100601

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100625

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100803

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100810

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130820

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4570449

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130820

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130820

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees