JP4570367B2 - プラズマディスプレイパネルの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、プラズマディスプレイパネル(PDP:Plasma Display Panel)の前面基板と背面基板とを封着して内部空間を排気するプラズマディスプレイパネルの製造方法に関し、特に、封着処理及び排気処理を連続的に行うプラズマディスプレイパネルの製造方法に関する。
通常、プラズマディスプレイパネル(PDP)は、以下のようにして製造される。一の絶縁基板上に走査電極及び共通電極を形成し、この走査電極及び共通電極を覆うように誘電体層及びMgOからなる保護層を形成して前面基板を作製する。一方、他の絶縁基板上にデータ電極を形成し、このデータ電極上に誘電体層、隔壁及び蛍光体層を形成して背面基板を作製する。そして、この前面基板と背面基板とを低融点ガラスからなるシールフリットを介して重ね合わせて仮固定し、加熱することによりシールフリットを軟化させて、前面基板と背面基板とをシールフリットを介して封着する。その後、前面基板と背面基板との間に形成される放電空間内を排気し、この放電空間内に放電ガスを充填してPDPを製造する。
従来、前述の前面基板と背面基板との封着は大気圧中で行なわれていた。そして、封着後、前面基板又は背面基板に設けられた排気孔を介して、放電空間内の排気を行っていた(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、この方法では、封着処理を大気圧中で行っているため、封着処理後の排気処理において、前面基板及び背面基板の表面に吸着している水分及びガスが放出され、放電空間内を十分な真空度まで排気するのに時間を要してしまう。
また、他の従来技術として、前面基板と背面基板とをシールフリットを介して重ね合わせて仮固定した構造体(以下、パネル構造体という)を、封着処理の前に、炉に装入して真空雰囲気中でシールフリットの軟化点未満の温度に加熱し、吸着ガスを脱離させ、その後、同じ炉内に不活性ガス等を充填して炉内の圧力を所定の圧力まで増加させた後、シールフリットの軟化点以上の温度に加熱して封着する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。この方法によれば、封着処理の前に脱ガス処理を行っているため、脱ガス処理を行わない場合と比較して、放電空間内を速やかに排気することができる。
特開平11−079768号公報 特開平9−251839号公報
しかしながら、上述の従来の技術には以下に示す問題点がある。特許文献2に記載された技術においては、脱ガス処理、封着処理及び排気処理をバッチ炉により行っているため、生産性が低い。また、特許文献1に記載されているような連続炉を使用して、特許文献2に記載されているような処理を行おうとしても、パネル構造体に脱ガス処理を施すための真空炉内に、パネル構造体の内部を排気するための真空ポンプを入れられないため、脱ガス処理、封着処理及び排気処理を一貫して行うことはできない。
そこで、次善の方策として、熱効率は低下するが、脱ガス処理をバッチ炉により行い、その後、封着処理及び排気処理をインラインで連続的に行うことも考えられる。しかしながら、このためには、生産性を向上させるために、複数のパネル構造体を搬送台車(カート)に積載したまま脱ガス処理を行うことが好ましいが、この場合、複数のパネル構造体を積載したカートを、脱ガス処理の真空炉に入れる必要があるため、カートを真空雰囲気に耐えうる部品により構成しなければならず、設備費用が増大する。加えて、真空炉を、パネル構造体を積載したカート及びこのカートを搬送する搬送装置が入る大きさにしなくてはならず、大型の真空ポンプが必要になると共に、排気時間も延びてしまう。この結果、封着排気装置の設備費用が増大すると共に、生産効率が低下する。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、PDPのパネル構造体に対する脱ガス処理、封着処理及び排気処理を連続的に効率よく行うことができ、且つ設備費用が低いプラズマディスプレイパネルの製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係るプラズマディスプレイパネルの製造方法は、プラズマディスプレイパネルの前面基板と背面基板とを封着し、前記前面基板と背面基板との間に形成される放電空間を排気するプラズマディスプレイパネルの製造方法において、前記前面基板と背面基板とをシールフリットを介して重ね合わせたパネル構造体を前記シールフリットの軟化点未満の温度に加熱する第1の炉、この第1の炉に連結され前記パネル構造体を前記シールフリットの軟化点以上の温度に加熱して前記前面基板と背面基板とを前記シールフリットを介して封着する第2の炉、及びこの第2の炉に連結され前記パネル構造体を前記シールフリットの軟化点未満の温度にする第3の炉を備えた連続炉と、前記パネル構造体の前記放電空間を排気する内部真空ポンプと、排気後の前記パネル構造体の前記放電空間内に放電ガスを供給する放電ガスボンベと、複数の前記パネル構造体を搭載する載置板を上部に備え、内部に前記内部真空ポンプ及び前記放電ガスボンベを搭載した排気カートと、この排気カートを前記第1の炉内を移動させた後前記第2の炉内を移動させその後第3の炉内を移動させる搬送装置と、前記連続炉の第1の炉内における前記排気カート移動域の上方に上下動可能に配置され且つ下降位置にあるときに前記載置板に当接して前記載置板との間で前記パネル構造体を収納する気密空間を形成する真空チャンバーと、前記真空チャンバーが下降位置にあるときに前記気密空間に配管を介して連結され前記気密空間内を排気する外部真空ポンプと、を有する封着排気装置を使用し、前記排気カートの載置板の上方に前記パネル構造体を搭載し、前記内部真空ポンプを前記パネル構造体の前記放電空間に連結する工程と、前記排気カートを前記連続炉の第1の炉内で移動させて前記パネル構造体を前記シールフリットの軟化点未満の温度に加熱する工程と、前記第1の炉内において前記排気カートに対して前記真空チャンバーを下降させて前記載置板に当接させ前記真空チャンバーと前記載置板とにより前記パネル構造体を収納する気密空間を形成する工程と、前記第1の炉内において前記外部真空ポンプにより前記配管を介して前記気密空間内を排気することにより前記前面基板及び背面基板表面に脱ガス処理を行う工程と、前記第1の炉内において前記排気された気密空間の圧力を大気圧まで復圧して前記真空チャンバーを上昇させて前記排気カートから離隔させる工程と、前記排気カートを前記第1の炉内からこの第1の炉に連結された第2の炉内に移動させる工程と、前記排気カートを前記第2の炉内で移動させて前記パネル構造体を前記シールフリットの軟化点以上の温度に加熱して前記前面基板と背面基板とを前記シールフリットを介して封着する工程と、前記排気カートを前記第2の炉内からこの第2の炉に連結された第3の炉内に移動させる工程と、前記排気カートを前記第3の炉内で移動させて前記パネル構造体を前記シールフリットの軟化点未満の温度にしながら、前記内部真空ポンプにより前記放電空間を排気する工程と、前記放電空間を排気した後、前記放電ガスボンベにより前記放電空間内に放電ガスを供給する工程と、を有することを特徴とする。
本発明においては、排気カートにおける内部真空ポンプから載置板によって隔てられた位置にパネル構造体が保持されており、真空チャンバー及び載置板によりパネル構造体を収納する気密空間を形成することができるため、内部真空ポンプを気密空間内に入れることなく、パネル構造体の周囲のみを真空雰囲気とすることができる。これにより、パネル構造体を、内部真空ポンプを内蔵した排気カートに搭載したまま、パネル構造体に対して脱ガス処理を施すことができる。また、脱ガス処理終了後、排気カートが第2の炉に移動することにより、パネル構造体に封着処理を施すことができ、更に、第3の炉内において、内部真空ポンプによりパネル構造体の内部を排気することにより、パネル構造体に排気処理を施すことができる。この結果、脱ガス処理、封着処理及び排気処理をインラインで連続して行うことができ、PDPを作製する際の時間効率及び熱効率を高めることができる。
また、気密空間内に排気カートを入れる必要がないため、真空チャンバーの容積は1台の排気カートに搭載されたパネル構造体を収納できる程度の大きさであればよく、必要以上に大きくする必要がない。このため、外部真空ポンプを小型化することができると共に、排気時間を短くでき、排気処理の効率を向上させることができる。更に、排気カートを真空雰囲気に耐えられる部品により構成する必要がないため、設備費用が増大することがない。
更に、外部真空ポンプを排気カート内の配管を介して気密空間に連結できるため、真空チャンバーに外部真空ポンプを直接連結する必要がなく、真空チャンバーの上下動が容易になる。更にまた、前記排気カートが前記放電空間内に放電ガスを供給する放電ガスボンベを有するため、排気処理の後、インラインで放電ガスの封入を行うことができる。
本発明によれば、排気カートにおける内部真空ポンプから載置板によって隔てられた位置に、PDPの前面基板と背面基板が重ね合わされたパネル構造体が保持されており、真空チャンバー及び載置板によりパネル構造体を収納する気密空間を形成することができるため、内部真空ポンプを気密空間内に入れることなく、パネル構造体の周囲のみを真空雰囲気とすることができ、脱ガス処理、封着処理及び排気処理をインラインで連続して効率よく行うことができる。また、真空チャンバーの容積を必要以上に大きくする必要がなく、設備費用が増大することがない。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して具体的に説明する。先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る封着排気装置を示す模式図、並びに横軸にこの封着排気装置における位置をとり縦軸にパネル構造体の温度及びパネル構造体内部の真空度をとってこの封着排気装置中におけるパネル構造体の温度プロファイル及び真空プロファイルを示すグラフ図である。なお、図1の横軸(封着排気装置における位置)は、ほぼ直線的に時間に対応している。図2は、本実施形態に係る封着排気装置の排気カート及び昇降式真空チャンバーを示す断面図である。なお、図2において、連続炉の構成部材は図示を省略されている。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る封着排気装置21は、PDPのパネル構造体5に対して連続的に脱ガス処理、封着処理、排気処理及び放電ガス封入処理を行う装置である。なお、パネル構造体とは、PDPの前面基板と背面基板とを例えば低融点ガラスからなるシールフリットを介して重ね合わせ、クリップ等の治具5aにより仮固定したものである。また、パネル構造体5の前面基板又は背面基板には、パネル構造体5の内部の空間を外部に連通する排気管4が取り付けられている。
封着排気装置21においては、搬送装置として、パネル構造体5が搭載される排気カート31が一方向に周回されるループ状の搬送路22が設けられている。そして、図2に示すように、搬送路22には、搬送路22が延びる方向に直交する方向に延びるシャフト22aが張架されている。そして、シャフト22aには1対の搬送ローラー11が回転可能に軸支されている。
排気カート31においては、上面が開口されたコ字形状又は箱形状の車体32が設けられており、車体32の下面が搬送ローラー11に転接するようになっている。また、車体32上には気密部材としての載置板33が設けられている。車体32の内部には、内部真空ポンプ10及び放電ガスを貯蔵する放電ガスボンベ12が設けられている。内部真空ポンプ10の排気管10aは排気マニホールド9により複数の排気管10bに分岐されている。そして、各排気管10bには、この排気管10bを導通させるか遮断するかを切り換える排気弁8が連結されており、排気弁8には、T字管16の第1の管端部が連結されている。また、放電ガスボンベ12に連結された給気管12aは、ガスマニホールド7により複数の給気管12bに分岐されている。そして、各給気管12bには、この給気管12bを導通させるか遮断するかを切り換えるガス導入弁6が連結されており、ガス導入弁6はT字管16の第2の管端部に連結されている。
更に、T字管16の第3の管端部は載置板33に形成された孔部(図示せず)を挿通して載置板33の上方に引き出されており、排気ポート3に連結されている。更にまた、排気カート31には、車体32の側面部材に形成された開口部32aを載置板33に形成された開口部33aに連通する配管17が設けられている。
排気カート31においては、載置板33上に複数のパネル構造体5が垂直方向に配列されて積載されるようになっており、排気カート31にパネル構造体5が積載されたときには、各パネル構造体5の排気管4が排気ポート3に連結されるようになっている。これにより、排気カート31においては、載置板33の上方においてパネル構造体5が保持され、載置板33の下方に内部真空ポンプ10が配置される。即ち、排気カート31は、内部真空ポンプ10から載置板33によって隔てられた位置で、複数の構造体5を保持するようになっている。なお、ガス導入弁6及び排気弁8により、排気管4を内部真空ポンプ10に接続するか、放電ガスボンベ12に接続するか、内部真空ポンプ10及び放電ガスボンベ12のいずれにも接続しないかを切り換える切換装置が形成されている。
図1に示すように、封着排気装置21においては、搬送路22上の一部に、未処理のパネル構造体5が供給され、このパネル構造体5を排気カート31上に積載するパネル供給部23が設けられており、搬送路22上の他の部分に、処理済みのパネル構造体5、即ち完成したPDPを排気カート31から取り外すパネル取出部24が設けられている。また、搬送路22におけるパネル供給部23とパネル取出部24との間には、パネル構造体に対して脱ガス処理、封着処理及び排気処理を連続的に施す連続炉25が設けられており、搬送路22における連続炉25の下流側には放電ガス封入処理を行うガス導入部26が設けられており、ガス導入部26の下流側には、パネル構造体5から排気管4を取り外すチップオフ部27が設けられている。即ち、封着排気装置21においては、搬送路22に沿って、パネル供給部23、連続炉25、ガス導入部26、チップオフ部27及びパネル取出部24がこの順に配列されている。
連続炉25においては、上流側から下流側に向かって炉41、炉42及び炉43がこの順に設けられている。各炉は夫々、搬送路22に沿って1列に配列された複数の炉室を備え、各炉室の内部を搬送路22に沿って排気カート31が順に通過するようになっている。
炉41は炉室A1、A2及びA3がこの順に配列されて構成されている。炉室A1及びA2は、パネル構造体5を大気中において熱処理するものである。なお、本明細書において、大気圧とは、封着排気装置21の周囲の圧力であり、例えば、封着排気装置21がクリーンルーム内に設置されている場合、このクリーンルーム内の圧力を指す。なお、通常、クリーンルーム内の圧力は、外気圧よりも若干高めに設定されている。炉41の炉室A1及びA2は例えば、ヒータ(図示せず)、循環ファン(図示せず)及び排気ファン(図示せず)を備えた熱風循環式の炉であり、パネル構造体を室温からシールフリットの軟化点未満の温度、例えば350℃の温度まで加熱する部分である。
図2に示すように、炉41の炉室A3は、パネル構造体5の温度を炉室A2における到達温度、例えば350℃に保持したまま、パネル構造体5の周囲の雰囲気を真空雰囲気にすることにより、パネル構造体5に対して脱ガス処理を施す真空脱ガス室である。炉室A3においては、搬送路22の上方に、上下動可能な昇降式真空チャンバー1が設けられている。昇降式真空チャンバー1の形状は、下面、即ち、排気カート31の移動域に対向する面に開口部1aが形成された箱状の形状であり、下端部、即ち開口部1aの辺部には、弾性材料からなる気密シール2が貼付されている。そして、昇降式真空チャンバー1が上昇位置にあるときには、昇降式真空チャンバー1の下方を排気カート31が通過できるようになっており、昇降式真空チャンバー1が下降位置にあるときには、排気カート31の載置板33の上面が気密シール2に当接して開口部1aを塞ぎ、昇降式真空チャンバー1の内部に気密空間を形成するようになっている。なお、このとき、載置板33の開口部33aは昇降式真空チャンバー1の内部に位置するようになっている。
また、連続炉25の外側における炉室A3の側方に相当する位置には、外部真空ポンプ13が設けられており、外部真空ポンプ13の排気管13aの途中には、排気管を導通させるか遮断するかを切り換えるチャンバー排気弁14が設けられている。排気管13aは炉室A3の内部に導入されており、排気管13aの先端には、排気ジョイント15が取り付けられている。排気ジョイント15は伸縮自在な管状部品であり、伸びた状態のときに炉室A3内に停車している排気カート31の開口部32aに結合し、縮んだ状態のときに排気カート31から離隔するようになっている。更に、炉室A3の外側には、クリーンエアを加熱して昇降式真空チャンバー1内に供給する気体加熱装置を備えた復圧装置(図示せず)が設けられている。
図1に示すように、炉42は炉室B1、B2及びB3がこの順に配列されて構成されている。炉42は例えば、ヒータ(図示せず)、循環ファン(図示せず)及び排気ファン(図示せず)を備えた熱風循環式の大気圧炉であり、パネル構造体5に対して封着処理を施す部分である。炉42において、炉室B1は昇温部であり、パネル構造体5を真空脱ガス室(炉室A3)における保持温度、例えば350℃からシールフリットの軟化点以上の温度、例えば450℃の温度まで加熱する部分である。炉室B2はキープ部であり、パネル構造体5の温度を前記シールフリットの軟化点以上の温度、例えば450℃に保持する部分である。炉室B3は徐冷部であり、PDPパネル5を例えば450℃から排気温度、例えば400℃まで冷却する部分である。
炉43は炉室C1乃至C8がこの順に配列されて構成されている。炉43は例えば、ヒータ(図示せず)、循環ファン(図示せず)及び排気ファン(図示せず)を備えた熱風循環式の大気圧炉であり、パネル構造体5に対して排気処理を施す部分である。炉43において、炉室C1乃至C4はキープ部であり、パネル構造体5の温度を例えば400℃に保持する部分である。炉室C5乃至C8は徐冷部であり、パネル構造体5を例えば400℃から室温まで冷却する部分である。
次に、上述の如く構成された本実施形態に係る封着排気装置の動作、即ち、プラズマディスプレイパネルの製造方法について、図1及び図2を参照して説明する。先ず、1枚の絶縁性透明基板、例えばガラス基板上に走査電極及び共通電極を形成する。次に、このガラス基板上に、走査電極及び共通電極を覆うように誘電体層及びMgOからなる保護層を形成する。これにより、前面基板を作製する。一方、他の1枚の絶縁性透明基板、例えば他のガラス基板上にデータ電極を形成する。次に、この他のガラス基板上にデータ電極を覆うように誘電体層を形成し、この誘電体層上に隔壁及び蛍光体層を形成する。これにより、背面基板を作製する。このとき、排気管4を前面基板又は背面基板に取り付ける。
次に、この前面基板における走査電極及び共通電極を形成した面、又は、背面基板におけるデータ電極を形成した面に、表示領域を囲むように低融点ガラスからなるシールフリットを被着させる。次に、このシールフリットを介して、前面基板と背面基板とを重ね合わせてクリップ等の治具5aにより仮固定し、パネル構造体5を作製する。
次に、このパネル構造体5をパネル供給部23に搬入し、排気カート31に積載する。このとき、複数枚、例えば3枚のパネル構造体5を1台の排気カート31に搭載し、各パネル構造体5の排気管4を排気カート31の排気ポート3に連結する。この段階では、パネル構造体5の温度は例えば室温である。
その後、搬送路22の搬送ローラー11が回転することにより、パネル構造体5を積載した排気カート31が搬送路22上を移動し、連続炉25内に進入する。このとき、排気カート31は先ず炉41の炉室A1に入る。そして、炉室A1のヒータ(図示せず)が空気を加熱し、循環ファン(図示せず)及び排気ファン(図示せず)が炉室A1内に気流を形成することにより、熱風を循環させ、この熱風によりパネル構造体5を加熱する。次に、排気カート31が炉室A1から炉室A2に移動する。そして、炉室A2において、炉室A1と同様な方法により、パネル構造体5を更に加熱する。この結果、炉室A1及びA2において、パネル構造体5の温度が室温からシールフリットの軟化点未満の温度、例えば、350℃まで上昇する。
次に、排気カート31が炉室A2から真空脱ガス室である炉室A3に移動する。このとき、昇降式真空チャンバー1は上昇位置にある。そして、炉室A3において、排気カート31は、昇降式真空チャンバー1の直下において停止する。次に、昇降式真空チャンバー1が下降し、チャンバー1の気密シール2が排気カート31の載置板33の上面に当接し、チャンバー1の開口部1aが載置板33により塞がれる。これにより、昇降式真空チャンバー1の内部に気密空間が形成され、排気カート31上に積層されたパネル構造体5がこの気密空間内に収納される。このとき、載置板33の開口部33aは、気密空間内に位置する。そして、排気ジョイント15が伸びることにより、排気カート31の車体32の開口部32aに結合する。
この状態で、外部真空ポンプ13が動作を開始し、チャンバー排気弁14を開ける。これにより、外部真空ポンプ13は、排気管13a、チャンバー排気弁14、排気ジョイント15及び配管17を介して、昇降式真空チャンバー1内を排気する。これにより、昇降式真空チャンバー1内の真空度は、例えば数十Pa乃至数百Paとなる。また、このとき、パネル構造体5の温度は例えば350℃に保持する。この結果、パネル構造体5は、真空雰囲気中においてシールフリットの軟化点未満の温度に加熱されるため、パネル構造体5の前面基板及び背面基板の表面に吸着している水分及びガスが脱離し、脱ガス処理が行われる。
脱ガス処理終了後、気体加熱機構を備えた復圧装置(図示せず)が、クリーンエアを加熱して昇降式真空チャンバー1内に供給する。これにより、チャンバー1の内部が大気圧まで復圧される。その後、昇降式真空チャンバー1が上昇し、排気カート31から離脱する。
次に、排気カート31が炉室A3から炉42の炉室B1に移動する。そして、炉室B1がパネル構造体5を炉室A3の保持温度、例えば350℃から、シールフリットの軟化点以上の温度、例えば450℃まで加熱する。次に、排気カート31が炉室B2に移動する。排気カート31が炉室B2内に位置している間、パネル構造体5の温度は例えば450℃に保持される。これにより、パネル構造体5のシールフリットが軟化し、前面基板と背面基板とが封着される。即ち、パネル構造体5に封着処理が施される。なお、このとき、シールフリットは大気圧中で軟化するため、発泡することはない。次に、排気カート31が炉室B3に移動する。そして、炉室B3が、パネル構造体5を例えば450℃から排気温度、例えば400℃まで徐冷する。
次に、排気カート31が炉室B3から炉43の炉室C1に移動する。このとき、排気カート31内において、内部真空ポンプ10が動作を開始すると共に、排気弁8が開く。一方、ガス導入弁6は閉じている。これにより、内部真空ポンプ10は、排気管10a、排気マニホールド9、排気管10b、排気弁8、T字配管16、排気ポート3及び排気管4を介して、パネル構造体5内部の排気を開始する。そして、排気カート31はパネル構造体5の内部を排気しつつ、炉室C1から炉室C8まで移動する。このとき、炉室C1乃至C4においては、パネル構造体5の温度は排気温度、例えば400℃に維持される。その後、炉室C5乃至C8において、パネル構造体5は例えば400℃から室温付近の温度まで冷却される。これにより、排気処理が行われる。
次に、排気カート31が連続炉25から出て、搬送路22上をガス導入部26まで移動する。ガス導入部26において、排気カート31の排気弁8が閉じられ、内部真空ポンプ10が停止され、ガス導入弁6が開けられる。この結果、放電ガスボンベ12に貯蔵されている放電ガスが、給気管12a、ガスマニホールド7、給気管12b、ガス導入弁6、T字配管16、排気ポート3及び排気管4を介して、パネル構造体5内に供給され、放電ガスの封入が行われる。
次に、排気カート31がガス導入部26からチップオフ部27まで移動し、パネル構造体5から排気管4が切除され、封止される。これにより、プラズマディスプレイパネル(PDP)が製造される。そして、排気カート31がパネル取出部24まで移動し、排気カート31から処理済のパネル構造体5、即ち、PDPが取り外される。そして、パネル構造体5が取り外された後の排気カート31は、搬送路22上をパネル供給部23まで移動し、再びパネル構造体5の搬送に使用される。封着排気装置21においては、同時に複数の排気カート31が搬送路22を周回し、複数のパネル構造体5の封着・排気処理を連続的に行っている。
本実施形態によれば、排気カート31における内部真空ポンプ10から載置板33によって隔てられた位置に、パネル構造体5が保持されているため、昇降式真空チャンバー1及び載置板33により気密空間を形成したときに、この気密空間内にパネル構造体5のみを収納し、内部真空ポンプ10を気密空間内に入れないようにすることができる。これにより、パネル構造体5の周囲のみを真空雰囲気とすることができる。このため、内部真空ポンプ10を内蔵した排気カート31にパネル構造体5を搭載したまま、パネル構造体5に対して脱ガス処理を施すことができる。また、脱ガス処理終了後、排気カート31が炉室42に移動することにより、パネル構造体5に封着処理を施すことができ、更に、排気カート31が炉室43に移動して内部真空ポンプ10を動作させることにより、パネル構造体5に排気処理を施すことができ、更にまた、排気カート31がガス導入部26に移動することにより、パネル構造体5に放電ガス封入処理を施すことができる。この結果、脱ガス処理、封着処理、排気処理及び放電ガス封入処理をインラインで連続して行うことができ、PDPを作製する際の時間効率及び熱効率を高めることができる。また、脱ガス処理を行うことにより、排気処理に要する時間を短縮でき、PDPの生産効率をより一層向上させることができる。
また、昇降式真空チャンバー1には排気カート31を入れる必要がないため、昇降式真空チャンバー1の容積は1台の排気カート31に搭載されたパネル構造体5を収納できる大きさであればよく、必要以上に大きくする必要がない。このため、昇降式真空チャンバー1内を真空雰囲気にするために大型の真空ポンプを備える必要がなく、設備費用が増大することがない。また、排気時間を短くできるため、脱ガス処理の効率を向上させることができる。更に、排気カート31を真空雰囲気に耐えられる部品により構成する必要がないため、設備費用が増大することがない。
更に、排気カート31において、この内部真空ポンプ10の排気管及び放電ガスボンベ12の給気管を夫々排気マニホールド9及びガスマニホールド7により複数の配管に分岐しているため、各排気カート31には各1台の内部真空ポンプ10及び放電ガスボンベ12を設ければよく、排気カート31の小型化及び設備費用の低減を図ることができる。
更にまた、外部真空ポンプ13を排気カート31内の配管17を介して昇降式真空チャンバー1内に形成される気密空間に連結しているため、昇降式真空チャンバー1に外部真空ポンプ13を直接連結する必要がなく、昇降式真空チャンバー1の上下動が容易である。
更にまた、昇降式真空チャンバー1内に形成される気密空間にクリーンエアを供給して大気圧まで復圧する復圧装置には、クリーンエアを加熱する気体加熱装置が設けられているため、気密空間内を急速に大気圧まで復圧してもパネル構造体5に熱応力が加わることが無く、割れが発生しない。この結果、復圧に要する時間を短縮できると共に、PDPの歩留が向上し、生産性が向上する。
このように、本実施形態によれば、低コストな設備により、PDPのパネル構造体に対する脱ガス処理、封着処理及び排気処理を連続的に効率よく行うことができるため、PDPを生産性よく製造することができる。
なお、本実施形態においては、外部真空ポンプ13を連続炉25の外部に設ける例を示したが、外部真空ポンプ13は連続炉25の炉室A3内に設けてもよく、排気カート31の車体32内に設けてもよい。外部真空ポンプ13を排気カート31に搭載すれば、外部真空ポンプ13を開口部33aに常時接続することができ、排気ジョイント15が不要になると共に、外部真空ポンプ13を排気カート31に着脱する工程を省略できる。これに対して、外部真空ポンプ13を排気カート13の外に配置すれば、排気カート31を小型化することができる。また、外部真空ポンプ13を連続炉25の外部に配設すれば、外部真空ポンプ13を耐熱部品により構成する必要がなくなると共に、炉室A3を小型化することができ、設備費用を低減することができる。
また、排気カート31に複数本の放電ガスボンベ12を設け、複数の種類の放電ガスをパネル構造体5内に封入できるようにしてもよい。このとき、封入する放電ガスの選択は、給気管に設けられた電磁弁等により行うことができる。
3は本実施形態に係るプラズマ表示装置を示すブロック図である。本実施形態は、前述の実施形態により製造されたプラズマディスプレイパネル(PDP)を使用して、プラズマ表示装置を製造するプラズマ表示装置の製造方法の実施形態である。
図3に示すように、先ず、前述の第1又は第2の実施形態により、PDP50を製造する。次に、このPDP50を1枚の基板(図示せず)に実装する。そして、PDP50の走査電極に信号を入力する走査ドライバ51をこの基板に実装してPDP50の走査電極に接続し、走査ドライバ51に高圧パルス信号を供給する高圧パルス回路52を前記基板に実装して走査ドライバ51に接続する。また、PDP50の共通電極に高圧パルス信号を入力する高圧パルス回路53を前記基板に実装してPDP50の共通電極に接続する。更に、PDP50のデータ電極に信号を入力するデータドライバ54を前記基板に実装してPDP50のデータ電極に接続する。これにより、1枚の基板上に実装されたパネル部位55が作製される。なお、走査ドライバ51、高圧パルス回路52及び53、データドライバ54により、PDP50の駆動回路が形成されている。
また、入力されたデジタル信号を処理してPDP駆動用の信号を作成する入力信号処理回路56を作製する。入力信号処理回路56はパネル部位55から機械的に独立するように作製する。更に、パネル部位55に電力を供給するモジュール内電源57を作製する。モジュール内電源57はパネル部位55及び入力信号処理回路56から機械的に独立するように作製する。そして、パネル部位55、入力信号処理回路56及びモジュール内電源57を1つのモジュールとして組み立てて、PDPモジュール58を作製する。このとき、モジュール内電源57がパネル部位55に対して電力を供給し、入力信号処理回路56から出力されたPDP駆動用の信号がパネル部位55のPDPの駆動回路に入力するように、各部品を接続する。
一方、Y/C分離回路61、A/D変換回路62、画像フォーマット変換回路63及び逆γ変換回路64を備えたアナログインターフェイス65を作製する。Y/C分離回路61は、入力されたアナログの映像信号をRGB各色のアナログの輝度信号に分解する回路である。また、A/D変換回路62は、Y/C分離回路61から出力された各色の輝度信号をデジタル信号に変換する回路である。更に、画像フォーマット変換回路63は、Y/C分離回路61に入力されたアナログの映像信号の画素構成がPDP50の画素構成と異なる場合に、適正な画像フォーマットに変換する回路である。更にまた、逆γ変換回路64は、画像フォーマット変換回路63から出力されたデジタル信号に対して、逆γ変換を行う回路である。
次に、PDPモジュール58及びアナログインターフェイス65を1つの筐体内に固定して、アナログインターフェイス65をPDPモジュール58に接続する。このとき、逆γ変換回路64の出力信号が入力信号処理回路56に入力するように接続する。これにより、図3に示すようなプラズマ表示装置71が製造される。
本発明の実施形態に係る封着排気装置を示す模式図、並びに横軸にこの封着排気装置における位置をとり縦軸にパネル構造体の温度及びパネル構造体内部の真空度をとってこの封着排気装置中におけるパネル構造体の温度プロファイル及び真空プロファイルを示すグラフ図である。 本実施形態に係る封着排気装置の封着排気装置の排気カート及び昇降式真空チャンバーを示す断面図である。 本発明の実施形態に係るプラズマ表示装置を示すブロック図である。
符号の説明
1;昇降式真空チャンバー
1a;開口部
2;気密シール
3;排気ポート
4;排気管
5;パネル構造体
5a;治具
6;ガス導入弁
7;ガスマニホールド
8;排気弁
9;排気マニホールド
10;内部真空ポンプ
10a、10b;排気管
11;搬送ローラー
12;放電ガスボンベ
12a、12b;給気管
13;外部真空ポンプ
14;チャンバー排気弁
15;排気ジョイント
16;T字管
17;配管
21;封着排気装置
22;搬送路
22a;シャフト
23;パネル供給部
24;パネル取出部
25;連続炉
26;ガス導入部
27;チップオフ部
31;排気カート
32;車体
32a、33a;開口部
33;載置板
41、42、43;炉
50;PDP
51;走査ドライバ
52、53;高圧パルス回路
54;データドライバ
55;パネル部位
56;入力信号処理回路
57;モジュール内電源
58;PDPモジュール
61;Y/C分離回路
62;A/D変換回路
63;画像フォーマット変換回路
64;逆γ変換回路
65;アナログインターフェイス
71;プラズマ表示装置
A1〜A3、B1〜B3、C1〜C8;炉室

Claims (1)

  1. プラズマディスプレイパネルの前面基板と背面基板とを封着し、前記前面基板と背面基板との間に形成される放電空間を排気するプラズマディスプレイパネルの製造方法において、
    前記前面基板と背面基板とをシールフリットを介して重ね合わせたパネル構造体を前記シールフリットの軟化点未満の温度に加熱する第1の炉、この第1の炉に連結され前記パネル構造体を前記シールフリットの軟化点以上の温度に加熱して前記前面基板と背面基板とを前記シールフリットを介して封着する第2の炉、及びこの第2の炉に連結され前記パネル構造体を前記シールフリットの軟化点未満の温度にする第3の炉を備えた連続炉と、
    前記パネル構造体の前記放電空間を排気する内部真空ポンプと、
    排気後の前記パネル構造体の前記放電空間内に放電ガスを供給する放電ガスボンベと、
    複数の前記パネル構造体を搭載する載置板を上部に備え、内部に前記内部真空ポンプ及び前記放電ガスボンベを搭載した排気カートと、
    この排気カートを前記第1の炉内を移動させた後前記第2の炉内を移動させその後第3の炉内を移動させる搬送装置と、
    前記連続炉の第1の炉内における前記排気カートの移動域の上方に上下動可能に配置され且つ下降位置にあるときに前記載置板に当接して前記載置板との間で前記パネル構造体を収納する気密空間を形成する真空チャンバーと、
    前記真空チャンバーが下降位置にあるときに前記気密空間に配管を介して連結され前記気密空間内を排気する外部真空ポンプと、
    を有する封着排気装置を使用し、
    前記排気カートの載置板の上方に前記パネル構造体を搭載し、前記内部真空ポンプを前記パネル構造体の前記放電空間に連結する工程と、
    前記排気カートを前記連続炉の第1の炉内で移動させて前記パネル構造体を前記シールフリットの軟化点未満の温度に加熱する工程と、
    前記第1の炉内において前記排気カートに対して前記真空チャンバーを下降させて前記載置板に当接させ前記真空チャンバーと前記載置板とにより前記パネル構造体を収納する気密空間を形成する工程と、
    前記第1の炉内において前記外部真空ポンプにより前記配管を介して前記気密空間を排気することにより前記前面基板及び背面基板表面に脱ガス処理を行う工程と、
    前記第1の炉内において前記排気された気密空間の圧力大気圧まで復圧して前記真空チャンバーを上昇させて前記排気カートから離隔させる工程と、
    前記排気カートを前記第1の炉内からこの第1の炉に連結された第2の炉内に移動させる工程と、
    前記排気カートを前記第2の炉内で移動させて前記パネル構造体を前記シールフリットの軟化点以上の温度に加熱して前記前面基板と背面基板とを前記シールフリットを介して封着する工程と、
    前記排気カートを前記第2の炉内からこの第2の炉に連結された第3の炉内に移動させる工程と、
    前記排気カートを前記第3の炉内で移動させて前記パネル構造体を前記シールフリットの軟化点未満の温度にしながら、前記内部真空ポンプにより前記放電空間を排気する工程と、
    前記放電空間を排気した後、前記放電ガスボンベにより前記放電空間内に放電ガスを供給する工程と、
    を有することを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
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