JP4570289B2 - 多心多段光コネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、1段当たり複数の光ファイバが複数段重ねて配列固定された多心多段光コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の光ファイバが所定ピッチで複数段配列固定され、ピン孔に挿通されるガイドピンによって互いに位置決めされて突合せ接続される多心多段光コネクタ用のフェルール、例えば、図9及び図10に示すフェルール1は、本体1aの後部に鍔部1bが形成されると共に、略中央に前後方向に延び、鍔部1bの後端面Frに開く導入孔1cが形成されている。フェルール1は、本体1aの上面に導入孔1cに連通し、接着剤を注入する注入窓と呼ばれる開口1dが形成されている。また、フェルール1は、両側に、長手方向に沿ってガイドピンを挿通する2つのピン孔1eが形成され、本体1a前部の2つのピン孔1e間には、光ファイバを挿通する1段当たり8本のファイバ孔1fが厚さ方向に3段、階段状にずらして形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、フェルール1は、金型に合成樹脂を注入して成形されるが、上記のようにファイバ孔1fを階段状に形成すると、下段になる程ファイバ孔1fが長くなる。これに伴い、フェルール1は、ファイバ孔1fを形成するコアピンが長くなり、成形時の樹脂圧によってはコアピン、従って成形されるファイバ孔1fが曲がってしまうことがある。このため、このようなフェルール1を用いた光コネクタは、接続損失が増大する等、所期の光学特性を発揮することができなくなるという問題がある。
【0004】
また、フェルール1は、通常、コアピンを金型のV溝で高精度に位置決めしてファイバ孔1fを成形している。しかし、ファイバ孔1fが3段以上になると、金型の構造が複雑になる。このため、ファイバ孔1fが3段以上のフェルールを成形するときは、図11に示す位置決めプレート5を用い、コアピン2の先端を位置決めプレート5の位置決め孔5aに挿通して位置決めしている。ここで、位置決めプレート5は、ピン孔1eを形成するコアピン3を位置決め孔5bで位置決めしている。
【0005】
しかし、位置決めプレート5は、図11に示したように、コアピン2の先端が位置決め孔5aに所定のクリアランスをもって挿通されるため、コアピン2の位置決め精度が低く、ファイバ孔1fを高精度に成形することができない。従って、位置決めプレート5は、低挿入損失が要求される光コネクタ用フェルールの成形には使用することができない。
【0006】
更に、フェルール1は、開口1dから目視しながら光ファイバをファイバ孔1fへ挿入するため、ファイバ孔1fの段数が増える程、開口1dを大きく形成する必要がある。しかし、開口1dが大きくなると、フェルール1は、開口1d側と、開口1dの反対側とにおける成形樹脂の有無により、成形後における樹脂収縮のバランスが悪くなり、ファイバ孔1fの成形精度が低下するという問題がある。しかも、ファイバ孔1fが多段であると、光ファイバを挿入する作業が非常に煩雑となる。
【0007】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、ファイバ孔を高精度に成形でき、ファイバ孔へ光ファイバが挿入し易く組立作業性が良好で、所期の光学特性を発揮することが可能な多心多段光コネクタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明においては上記目的を達成するため、複数の光ファイバが所定ピッチで複数段配列固定され、ピン孔に挿通されるガイドピンによって互いに位置決めされて突合せ接続される多心多段光コネクタであって、複数の光ファイバが所定ピッチで配列固定され、ピン孔と凹溝状の配置溝を有する第1のサブコネクタと、複数の光ファイバが所定ピッチで配列固定され、前記凹溝状の配置溝に配置される第2のサブコネクタとを備えた構成としたのである。
【0009】
好ましくは、前記第1及び第2のサブコネクタには、互いの位置を位置決めする位置決め部を形成する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の多心多段光コネクタに係る一実施形態を図1乃至図8に基づいて詳細に説明する。
多心多段光コネクタ10は、図1及び図2に示すように、第1サブコネクタ11と第2サブコネクタ13,15とを備えている。
【0011】
第1サブコネクタ11は、フェルール11aにテープファイバ12の複数の光ファイバ12aが所定ピッチで配列固定されている。フェルール11aは、後部に鍔部11bが形成されると共に、中央に第2サブコネクタ13,15を配置する凹溝状の配置溝11cが長手方向に形成され、配置溝11cには断面三角形の2条の位置決め突条11dが幅方向両側に形成されている。また、フェルール11aは、配置溝11cの両側にガイドピンを挿通する2つのピン孔11eが長手方向に沿って形成されている。第1サブコネクタ11は、図3に示すように、後端面に開く導入孔11fに挿通した各光ファイバ12aを対応するファイバ孔11gに挿通する。そして、配置溝11cの上面に開いた開口11hから導入孔11fに接着剤Adを注入し、光ファイバ12aをテープファイバ12と共にフェルール11aに接着固定して製造される。
【0012】
第2サブコネクタ13,15は、図2に示すように、配置溝11cに当該順に配置されて多心多段光コネクタ10に組み立てられる。
第2サブコネクタ13は、フェルール13aにテープファイバ14の複数の光ファイバ14aが所定ピッチで配列固定されている。フェルール13aは、上面に断面三角形の2条の位置決め突条13bが、下面に断面三角形の2条の位置決め溝13cが、それぞれ形成されている。第2サブコネクタ13は、図3に示すように、後端面に開く導入孔13dに挿通した各光ファイバ14aを対応するファイバ孔13eに挿通する。そして、上面に開いた開口13fから導入孔13dに接着剤Adを注入し、光ファイバ14aをテープファイバ14と共にフェルール13aに接着固定して製造される。
【0013】
第2サブコネクタ15は、フェルール15aにテープファイバ16の複数の光ファイバ16aが所定ピッチで配列固定されている。フェルール15aは、後部に鍔部15bが形成されると共に、下面に断面三角形の2条の位置決め溝15cが形成されている。但し、フェルール15aは、第2サブコネクタ13の位置決め突条13bに対応した位置決め突条は形成されていない。第2サブコネクタ15は、図3に示すように、後端面に開く導入孔15dに挿通した各光ファイバ16aを対応するファイバ孔15eに挿通する。そして、上面に開いた開口15fから導入孔15dに接着剤Adを注入し、光ファイバ16aをテープファイバ16と共にフェルール15aに接着固定して製造される。
【0014】
ここで、各サブコネクタ11,13,15は、図1及び図2に示すように、複数の光ファイバ12a,14a,16aが積層方向に等間隔となるように、それぞれのフェルール11a,13a,15aに固定されている。
以上のように構成される多心多段光コネクタ10は、第1サブコネクタ11及び第2サブコネクタ13,15を用いて以下のようにして組み立てられる。
【0015】
先ず、第1サブコネクタ11の配置溝11cに接着剤Ad(図3参照)を塗布し、位置決め突条11dのそれぞれに、対応する位置決め溝13cを重ね合わせ、第2サブコネクタ13を第1サブコネクタ11に位置決め固定する。
次に、第2サブコネクタ13の上面に接着剤Ad(図3参照)を塗布し、2条の位置決め突条13bに対応する位置決め溝15cを重ね合わせ、第2サブコネクタ15を第2サブコネクタ13に位置決め固定する。
【0016】
これにより、図1に示すように、それぞれ複数の光ファイバ12a,14a,16aが配列方向に所定ピッチで配列されると共に、等間隔に3段固定された多心多段光コネクタ10が組み立てられる。
このとき、多心多段光コネクタ10は、個々に製造した第1サブコネクタ11及び第2サブコネクタ13,15を用いて組み立てられる。このため、多心多段光コネクタ10は、第1サブコネクタ11及び第2サブコネクタ13,15のファイバ孔11g,13e,15eを高精度に成形できる。また、第1サブコネクタ11及び第2サブコネクタ13,15は、ファイバ孔11g,13e,15eが1段であるので、光ファイバ12a,14a,16aが挿入し易く組立作業性が良好で、所期の光学特性を発揮することが可能な多心多段光コネクタ10を提供することができる。
【0017】
ここで、多心多段光コネクタ10は、図4(a)に示すように、第1サブコネクタ11と第2サブコネクタ13、第2サブコネクタ13と第2サブコネクタ15を、それぞれ位置決め突条11dと位置決め溝13c、位置決め突条13bと位置決め溝15cによって幅方向の適正な位置に位置決めした。
しかし、第1サブコネクタ11と第2サブコネクタ13は、位置決め突条11d,13bに代えて、図4(b)に示すように、位置決め溝11j,13gを形成する。そして、第1サブコネクタ11と第2サブコネクタ13、第2サブコネクタ13と第2サブコネクタ15を、それぞれ位置決め溝11j,13c並びに位置決め溝13g,15cの間に配置した位置決めピン17によって幅方向の適正な位置に位置決めしてもよい。
【0018】
次に、本発明の多心多段光コネクタに係る他の実施形態を図5乃至図7に基づいて説明する。
多心多段光コネクタ20は、図5に示すように、第1サブコネクタ21と第2サブコネクタ23,25とを備えている。
第1サブコネクタ21は、フェルール21aにテープファイバ22の複数の光ファイバ22aが所定ピッチで配列固定されている。フェルール21aは、後部に鍔部21bが形成されると共に、中央上下に第2サブコネクタ23,25を配置する凹溝状の配置溝21cがそれぞれ長手方向に形成されている。ここで、各配置溝21cには2条の位置決め突条(図示せず)が幅方向に位置をずらして長手方向に形成されている。また、フェルール21aは、配置溝21cの両側にガイドピンを挿通する2つのピン孔21eが長手方向に沿って形成されている。第1サブコネクタ21は、図6に示すように、後端面に開く導入孔21fに挿通した各光ファイバ22aを、対応するファイバ孔21gに挿通する。そして、配置溝21cの上面に開いた開口21hから導入孔21fに接着剤Adを注入し、光ファイバ22aをテープファイバ22と共にフェルール21aに接着固定して製造される。
【0019】
第2サブコネクタ23,25は、図5に示すように、第1サブコネクタ21の上下の配置溝21cのそれぞれに配置されて多心多段光コネクタ20に組み立てられる。
第2サブコネクタ23は、フェルール23aにテープファイバ24の複数の光ファイバ24aが所定ピッチで配列固定されている。フェルール23aは、後部に鍔部23bが形成されると共に、下面に2条の位置決め溝(図示せず)が形成されている。第2サブコネクタ23は、図6に示すように、後端面に開く導入孔23dに挿通した各光ファイバ24aを、対応するファイバ孔23eに挿通する。そして、上面に開いた開口23fから導入孔23dに接着剤Adを注入し、光ファイバ24aをテープファイバ24と共にフェルール23aに接着固定して製造される。
【0020】
第2サブコネクタ25は、フェルール25aにテープファイバ26の複数の光ファイバ26aが所定ピッチで配列固定されている。フェルール25aは、後部に鍔部25bが形成されると共に、上面に2条の位置決め溝(図示せず)が形成されている。第2サブコネクタ25は、図6に示すように、後端面に開く導入孔25dに挿通した各光ファイバ26aを対応するファイバ孔25eに挿通する。そして、下面に開いた開口25fから導入孔25dに接着剤Adを注入し、光ファイバ26aをテープファイバ26と共にフェルール25aに接着固定して製造される。
【0021】
ここで、各サブコネクタ21,23,25は、図6に示すように、複数の光ファイバ22a,24a,26aが積層方向に等間隔となるように、それぞれのフェルール21a,23a,25aに固定されている。
以上のように構成される多心多段光コネクタ20は、第1サブコネクタ21及び第2サブコネクタ23,25を用いて以下のようにして組み立てられる。
【0022】
先ず、第1サブコネクタ21の上側の配置溝21cに接着剤Ad(図6参照)を塗布し、前記位置決め突条のそれぞれに、対応する前記位置決め溝を重ね合わせ、第2サブコネクタ23を第1サブコネクタ21に位置決め固定する。
次に、第2サブコネクタ25の下側の配置溝21cに接着剤Ad(図6参照)を塗布し、前記位置決め突条のそれぞれに、対応する前記位置決め溝を重ね合わせ、第2サブコネクタ25を第1サブコネクタ21に位置決め固定する。
【0023】
これにより、図6に示すように、それぞれ複数の光ファイバ22a,24a,26aが配列方向に所定ピッチで配列されると共に、等間隔に3段固定された多心多段光コネクタ20が組み立てられる。
このとき、多心多段光コネクタ20は、個々に製造した第1サブコネクタ21及び第2サブコネクタ23,25を用いて組み立てられる。このため、多心多段光コネクタ20は、多心多段光コネクタ10と同様に、第1サブコネクタ21及び第2サブコネクタ23,25のファイバ孔21g,23e,25eを高精度に成形でき、光ファイバ22a,24a,26aが挿入し易く組立作業性が良好で、所期の光学特性を発揮することができる。
【0024】
ここで、本発明の多心多段光コネクタは、複数の光ファイバが所定ピッチで複数段配列固定されていれば、第1サブコネクタや第2サブコネクタは、上記実施形態と異なり光ファイバが複数段固定されていてもよい。
従って、多心多段光コネクタ20は、図7に示すように、それぞれ2本のテープファイバ24,26を用い、第2サブコネクタ23,25に複数の光ファイバ24a,26aを2段に固定した構成としてもよい。
【0025】
また、本発明の多心多段光コネクタは、例えば、多段多心光コネクタ10のように、第1サブコネクタ11と第2サブコネクタ13、第2サブコネクタ13と第2サブコネクタ15を、それぞれ2条の位置決め突条11dと位置決め溝13c、それぞれ2条の位置決め突条13bと位置決め溝15cによって幅方向の適正な位置に位置決めした。しかし、多段多心光コネクタ10は、第1サブコネクタ11に位置決め突条11dに代えて位置決め溝を、第2サブコネクタ13,15に位置決め溝13c,15cに代えて位置決め突条を、第2サブコネクタ13に位置決め突条13bに代えて位置決め溝を、それぞれ設けてもよい。
【0026】
また、これらの位置決め突条や位置決め溝は、本発明の多心多段光コネクタにおいて第1サブコネクタと第2サブコネクタとを適正な位置に位置決めできれば、2条に限定されるものではなく、3条以上あるいは1条であってもよい。
更に、本発明の多心多段光コネクタは、図8(a),(b)に示す多心多段光コネクタ30のように、第1サブコネクタ31と第2サブコネクタ33,35とを備えた構成としてもよい。
【0027】
第1サブコネクタ31は、フェルール31aにテープファイバ32の複数の光ファイバ32aが所定ピッチで配列固定されている。フェルール31aは、後部に鍔部31bが形成されると共に、上面の幅方向両側にガイドピンを挿通するピン孔を形成する断面半円形の2つの凹部31eが長手方向に沿って形成されている。第1サブコネクタ31は、他の部分は第1サブコネクタ11と略同様に構成され、上面に開いた開口(図示せず)から注入する接着剤によって、複数の光ファイバ32aをフェルール31aに接着固定して製造される。
【0028】
第2サブコネクタ33は、第1サブコネクタ31と第2サブコネクタ35との間に配置され、フェルール33aとサイド部材33b,33cの3つの分割体から構成されている。フェルール33aは、テープファイバ34の複数の光ファイバ34aが所定ピッチで配列固定されている。第2サブコネクタ33は、適切に配置すると、図8(a)に示すように、フェルール33aとサイド部材33b,33cとの間にガイドピンを挿通するピン孔を形成する2つのスリットSが形成される。フェルール33aは、上面に開いた開口(図示せず)から注入する接着剤によって、複数の光ファイバ34aを接着固定して製造される。
【0029】
第2サブコネクタ35は、フェルール35aにテープファイバ36の複数の光ファイバ36aが所定ピッチで配列固定されている。フェルール35aは、後部に鍔部35bが形成されると共に、下面の幅方向両側にガイドピンを挿通するピン孔を形成する断面半円形の2つの凹部35cが長手方向に沿って形成されている。第2サブコネクタ35は、他の部分は第2サブコネクタ15と略同様に構成され、上面に開いた開口35fから注入する接着剤Adによって、複数の光ファイバ36aをフェルール35aに接着固定して製造される。
【0030】
多心多段光コネクタ30は、凹部31e,35c及びスリットSによって形成される2つのピン孔のそれぞれにガイドピン38(図8(b)参照)を挿通して位置決めし、第1サブコネクタ31と第2サブコネクタ33,35とを接着剤で接着して組み立てられる。
このとき、多心多段光コネクタ30は、接続端面となる第1サブコネクタ31及び第2サブコネクタ33,35前面に接着剤が付着して汚れることがないように組み立てることは言うまでもない。
【0031】
また、多心多段光コネクタ30は、組み立ての際に、予めガイドピン38にグリース等の離型剤を塗布しておき、組立後にガイドピン38を引き抜き、前面の接続端面を所望形状に研磨してもよい。このようにして組み立てられた多心多段光コネクタ30は、前記ピン孔に挿通するガイドピン38によって他の多心多段光コネクタ30と突き合せ接続される。
【0032】
ここで、多心多段光コネクタ30は、第2サブコネクタ33が、第1サブコネクタ31と第2サブコネクタ35との間に配置され、フェルール33aとサイド部材33b,33cの3つの分割体から構成されているため、全体で5つの部材からなる。このため、多心多段光コネクタ30は、第1サブコネクタ31及び第2サブコネクタ33,35を、多心多段光コネクタ10の第1サブコネクタ11及び第2サブコネクタ13,15のように構成すると、全体で3つの構成部材とすることができる。
【0033】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、ファイバ孔を高精度に成形でき、ファイバ孔へ光ファイバが挿入し易く組立作業性が良好で、所期の光学特性を発揮することが可能な多心多段光コネクタを提供することができる。
請求項2の発明によれば、請求項1における効果に加え、第1及び第2のサブコネクタを適正な位置に位置決めした多心多段光コネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多心多段光コネクタに係る一実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1の多心多段光コネクタを組み立てる様子を示す分解斜視図である。
【図3】図1の多心多段光コネクタの断面図である。
【図4】図1の多心多段光コネクタを正面から見たときの位置決め部を左半側を拡大して示す正面図(a)と、位置決め部の変形例を同様にして示す正面図(b)である。
【図5】本発明の多心多段光コネクタに係る他の実施形態を示す分解斜視図である。
【図6】図5の多心多段光コネクタの断面図である。
【図7】本発明の多心多段光コネクタに係る更に他の実施形態を示す分解斜視図である。
【図8】本発明の多心多段光コネクタに係る他の実施形態を示す分解斜視図(a)と、組立後の斜視図(b)である。
【図9】従来の多心多段光コネクタ用のフェルールの平面図である。
【図10】図9のフェルールの断面図である。
【図11】従来のフェルールを成形する金型で用いられ、ファイバ孔を成形するコアピンを位置決めする位置決めプレートの正面図である。
【符号の説明】
10 多心多段光コネクタ
11 第1サブコネクタ
11a フェルール
11c 配置溝
11d 位置決め突条(位置決め部)
11e ピン孔
11h 開口
12 テープファイバ
12a 光ファイバ
13 第2サブコネクタ
13a フェルール
13b 位置決め突条(位置決め部)
13c 位置決め溝(位置決め部)
13f 開口
14 テープファイバ
14a 光ファイバ
15 第2サブコネクタ
15a フェルール
15c 位置決め溝(位置決め部)
15f 開口
16 テープファイバ
16a 光ファイバ
20 多心多段光コネクタ
21 第1サブコネクタ
21a フェルール
21c 配置溝
21e ピン孔
21h 開口
22 テープファイバ
22a 光ファイバ
23 第2サブコネクタ
23a フェルール
23f 開口
24 テープファイバ
24a 光ファイバ
25 第2サブコネクタ
25a フェルール
25f 開口
26 テープファイバ
26a 光ファイバ
30 多心多段光コネクタ
31 第1サブコネクタ
31a フェルール
31b 鍔部
31e 凹部
32 テープファイバ
32a 光ファイバ
33 第2サブコネクタ
33a フェルール
33b,33c サイド部材
34 テープファイバ
34a 光ファイバ
35 第2サブコネクタ
35a フェルール
35b 鍔部
35c 凹部
35f 開口
36 テープファイバ
36a 光ファイバ
38 ガイドピン
Ad 接着剤
S スリット

Claims (2)

  1. 複数の光ファイバが所定ピッチで複数段配列固定され、ピン孔に挿通されるガイドピンによって互いに位置決めされて突合せ接続される多心多段光コネクタであって、複数の光ファイバが所定ピッチで配列固定され、ピン孔と凹溝状の配置溝を有する第1のサブコネクタと、複数の光ファイバが所定ピッチで配列固定され、前記凹溝状の配置溝に配置される第2のサブコネクタとを備えたことを特徴とする多心多段光コネクタ。
  2. 前記第1及び第2のサブコネクタは、互いの位置を位置決めする位置決め部が形成されている、請求項1の多心多段光コネクタ。
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