JP4568108B2 - 真空薄膜装置 - Google Patents

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Description

本発明は、真空容器内で薄膜加工を行う真空薄膜装置に関するものである。
従来の真空薄膜装置としては、異なる複数のプロセスにて処理を行う場合、処理源ごとに密封され独立した真空容器にて処理されていた。
図6は従来の複数の処理源をもつ真空薄膜装置の平面図である。
真空容器101の内部に処理源102が複数備え付けられ、各処理源102には真空容器101内部への汚染を防止する防着板103が真空容器101に取付けられている。トレー104上に基板105が設置され、トレー104の搬送系の駆動によって基板105はトレー104と共に各処理源102に対向して所定位置まで搬送される。各処理源102はプロセス条件を分けるためにゲートバルブ106で個別空間に区切られており、基板処理中ゲートバルブ106は閉である。基板105の処理を行った後ゲートバルブ106を開にし、トレー104と共に基板105を駆動によって次の処理源に移動し、ゲートバルブ106を閉じ同様の処理を行う。この処理源102、防着板103、トレー104、基板105で処理空間107を構成している。真空容器101の個別空間には、必要に応じて排気口108が設置されている。トレー104の搬送系の制御、処理源102による処理や排気口108による排気の制御、およびゲートバルブ106の開閉制御等は制御装置109によって行われる。
特開平06−173001号公報
しかしながら、従来の構成では、真空容器101内の空間を、各処理源102を含む個別空間に分割するには、各処理源102を有する真空容器101間にゲートバルブ106を設ける必要があった。また処理する基板105が各真空容器101内に搬送される際に、ゲートバルブ106を開閉しなければならないという課題を有していた。
また処理によって発生するダストおよび付着物によって、防着板103および処理空間107が汚染されるため、真空容器101内のメンテナンスを行わなければならず、このために真空容器101を大気開放する必要があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するもので、簡素な構造により、固定空間を複数の処理を行える個別空間に区分する機能を備えると共に、ダストや付着物のメンテナンスを大気開放することなく行える真空薄膜装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、真空内で複数の処理源により基板の成膜処理またはエッチング処理を行う真空薄膜装置において、真空容器と、この真空容器内に設けられ、かつ前記基板を搬送するトレーと、このトレーに設けたトレー仕切り板と、前記真空容器内に設けられ、前記トレーの移動を許容する容器側仕切り板とを備え、連通する前記真空容器を、前記トレー仕切り板と前記容器側仕切り板とによって個別容器に分割することを特徴とする。
また本発明は、前記基板を各処理源に対向させるように前記トレーを移動させるトレー駆動機構を設けたことを特徴とする。このように構成することにより、容器側仕切り板とトレー仕切り板とによって、処理源ごとに必要とする個別のプロセス空間を得ることが可能になる。
また本発明は、前記容器側仕切り板と前記トレー仕切り板との間隙によって、それぞれの個別容器の間に差圧を発生させ、処理源ごとに必要とする圧力を生成することを特徴とする。
また本発明は、前記トレー仕切り板に前記処理源を覆うように防着板を設置したことを特徴とする。このように構成することにより、処理による真空容器本体への付着を軽減することができる。また、真空容器外へのトレーの搬出と共に付着物を真空容器外に搬出することができ、真空容器の真空を破らずに前記防着板を交換可能になる。
また本発明は、複数の処理源の制御、前記トレーの搬送制御、および前記真空容器の排気制御を行う制御装置を有することを特徴とする。このように構成することにより、従来のゲートバルブ制御に伴う制御を省略することができ、制御装置の簡素化が図れる。
以上のように、本発明は、真空容器内でトレー仕切り板を備えた前記基板を搬送するトレーと、前記真空容器内の前記トレーの移動を許容する容器側仕切り板とを有し、処理基板を搭載したトレーごと各処理源間を移動するものであり、本構成によって、処理源ごとにプロセス上必要とする個別空間を得ることができ、ゲートバルブを省略することにより装置構成および制御構成を簡素化できる。
また、このトレー仕切り板に防着板を設置することにより、処理による真空容器本体への付着を軽減し、真空容器外へのトレーの搬出と共に付着物を真空容器外に搬出することができるようになり、ダストおよび付着物を、基板の処理終了と共にトレーごと装置外に搬出することにより、メンテナンスのために真空容器を大気開放する回数が減少し生産性が向上する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における真空薄膜装置の真空容器内の平面図である。図1において、図6と同じ構成または同じ機能の構成については同じ符号を用い、説明を省略する。
図1において、トレー仕切り板201はトレー104本体に処理基板105の移動方向に対して垂直に設置された平板であり、トレー104本体と関連して基板105の搬送トレーを構成している。容器側仕切り板202は真空容器101内にトレー104の移動を許容する寸法で設置した平板であり、処理源102ごとにトレー104との間隙が調整されている。
かかる構成によれば、トレー仕切り板201および容器側仕切り板202によって、個別空間を構成することが可能になり、従来のようにゲートバルブ106を設ける必要がない。
なお、本実施の形態において、トレー仕切り板201および容器側仕切り板202として平板を設けたが、平板にスリットを設けたルーバーおよびブロックとしても良い。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2の真空薄膜装置の処理空間を示す説明図である。図2において、図1または図6に示す部材と同一の構成要素については同じ符号を付して、説明を省略する。
図2において、トレー104とトレー仕切り板201が、搬送系の駆動によって基板105ごと連動して処理源102間を移動することにより、トレー仕切り板201および容器側仕切り板202によって、処理する基板105に対して処理源102ごとに個別空間を設けることができる。
これにより、各処理源102が必要とする処理空間203を個別に得ることができる。
(実施の形態3)
図3は本発明の実施の形態3における真空薄膜装置のトレー仕切り板と容器側仕切り板とよる間隙の部分を示す説明図である。なお、図2に示す部材と同一の構成要素については同じ符号を付して、説明を省略する。
図3において、容器側仕切り板202を処理源102ごとに、トレー仕切り板201と容器側仕切り板202にコンダクタンスが発生するように異なる間隙204を設けたものである。この間隙204を調整することにより、各処理源102の個別空間において差圧が発生し、処理源102ごとに必要とする圧力を得ることができる。
(実施の形態4)
図4は本発明の実施の形態4における真空薄膜装置のトレーに設置した防着板を示す説明図である。なお、図2に示す部材と同一の構成要素については同じ符号を付して、説明を省略する。
図4において、防着板301が処理源102および処理空間203を覆うように、トレー104およびトレー仕切り板201に設置する。この際、防着板301は処理源102に対して基板105の被処理範囲を覆わない形状とする。基板105の処理にて発生したダストおよび付着物は防着板301に付着し、基板の処理終了と共に真空薄膜装置の駆動により、トレー104、トレー仕切り板201、防着板301ごと装置外に搬出される。
(実施の形態5)
図5は本発明の実施の形態1〜3における真空薄膜装置の制御形態の簡略図である。実施の形態1〜3においては、トレー104の搬送系の制御、処理源102による処理や排気口108による排気の制御が制御装置109によって行われる。
そのため、従来のゲートバルブを設けた装置形態に比較し、各ゲートバルブ制御に伴うセンサーおよびインターロックなどを制御的に省略できる。またこれにより制御におけるトラブルが低減する。
本発明は、薄膜加工の分野において利用可能である。
本発明の実施の形態1における真空薄膜装置の真空容器内の平面図 本発明の実施の形態2の真空薄膜装置の処理空間を示す説明図 本発明の実施の形態3における真空薄膜装置のトレー仕切り板と容器側仕切り板とよる間隙の部分を示す説明図 本発明の実施の形態4における真空薄膜装置のトレーに設置した防着板を示す説明図 本発明の実施の形態5における真空薄膜装置の制御概要を示す説明図 従来の真空薄膜装置の平面図
符号の説明
101 真空容器
102 処理源
103 防着板
104 トレー
105 基板
106 ゲートバルブ
107 処理空間
108 排気口
109 制御装置
201 トレー仕切り板
202 容器側仕切り板
203 処理空間
204 間隙
301 トレー防着板

Claims (5)

  1. 真空内で複数の処理源により基板の成膜処理またはエッチング処理を行う真空薄膜装置において、真空容器と、この真空容器内に設けられ、かつ前記基板を搬送するトレーと、このトレーに設けたトレー仕切り板と、前記真空容器内に設けられ、前記トレーの移動を許容する容器側仕切り板とを備え、連通する前記真空容器を、前記トレー仕切り板と前記容器側仕切り板とによって個別容器に分割することを特徴とする真空薄膜装置。
  2. 前記基板を各処理源に対向させるように前記トレーを移動させるトレー駆動機構を設けたことを特徴とする請求項1記載の真空薄膜装置。
  3. 前記容器側仕切り板と前記トレー仕切り板との間隙によって、それぞれの個別容器の間に差圧を発生させ、処理源ごとに必要とする圧力を生成することを特徴とする請求項1記載の真空薄膜装置。
  4. 前記トレー仕切り板に前記処理源を覆うように防着板を設置したことを特徴とする請求項1記載の真空薄膜装置。
  5. 複数の処理源の制御、前記トレーの搬送制御、および前記真空容器の排気制御を行う制御装置を有することを特徴とする請求項4記載の真空薄膜装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05286800A (ja) * 1991-08-19 1993-11-02 Praxair Technol Inc 加工物を周囲空気を排除した特定の選択ガスの雰囲気中で処理するための装置及び方法
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JP2002194538A (ja) * 2000-12-27 2002-07-10 Shibaura Mechatronics Corp 多層膜の形成装置

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