JP4567135B2 - 貼合せ製品の一体化物及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば電子写真装置においてトナーの飛散漏れを防止するためのシール材に使用される貼合せ製品を出荷等のために複数個を一体化した貼合せ製品の一体化物及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記のような貼合せ製品としてのシール材は基布上に複数の毛羽の束を備えてなるベロアと、接着層を介してベロアの裏面に接合された支持層と、支持層の裏面に形成された貼付層より構成されている。このシール材を製造する際には、まずシート状をなすベロアを作製した後、その裏面側に両面粘着テープにて支持層を接合する。さらに、その支持層の裏面側に両面粘着テープを貼り付けて貼付層を形成した後、この貼付層に離型紙が貼付されたままの状態でキスカット加工法又はダイカット加工法により所定形状に裁断することで形成されている。
【0003】
前記キスカット加工法は離型紙を残し、製品のみを裁断した後、余剰部分となるシール材以外の箇所を離型紙から剥がし、取り除く方法である。この方法により形成されたシール材はシート状をなす離型紙上に複数個が一体化された状態で得られる。前記ダイカット加工法は製品を離型紙とともに裁断し、シート状をなす製品から複数のシール材を切り抜く方法である。この方法により形成されたシール材はそれぞれの裏面に離型紙が貼付されたままの状態で各個別に単品として回収される。そして、これらの方法による裁断後のシール材は切断箇所からの毛羽の抜け落ち等を防止するため、その切断面に対する切れ毛処理等といった後加工処理が施される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記キスカット加工法によれば、ベロアを無駄なく使用するように裁断するため離型紙上で隣接するシール材の間隔が狭くなり、後加工処理がしづらいという問題があった。また、ダイカット加工法によれば各シール材が単品であることから後加工処理は容易に行うことができるが、電子写真装置の所定箇所に貼り付ける際、シール材の裏面からそれぞれ1枚ずつ離型紙を剥がさねばならず、このような作業が煩雑なものとなるという問題があった。
【0005】
この発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、後加工処理を容易に行うことができるとともに、離型紙を容易に剥がすことができる貼合せ製品の一体化物及びその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の貼合せ製品の一体化物の発明は、電子写真装置において粉粒体に接触する可動体又はその可動体に対向する支持体に貼付層を介して接合した状態で毛羽が支持体又は可動体に接触することにより、可動体及び支持体間の間隙からの粉粒体の漏れをシールする粉粒体の漏れ防止用のシール材を構成する基布上に複数の毛羽の束を備えたベロアを含む製品本体と、当該製品本体の裏面に設けられたアクリル系若しくはゴム系粘着剤よりなる貼付層とを有する複数の貼合せ製品と、当該貼合せ製品ごとに前記貼付層に剥離可能に貼付された離型紙と、前記複数の貼合せ製品を、前記離型紙を介して支持する基材とを備えて構成された貼合せ製品の一体化物であって、前記離型紙は前記貼付層側及び前記基材側のいずれにもシリコーンが含浸され、当該離型紙が前記基材の表面に設けられたシリコーン系の粘着剤よりなる粘着層に貼付されることにより複数の貼合せ製品を基材上に貼り合わせて一体化するとともに、当該貼合せ製品を基材からはがした際に、前記シリコーンが含浸された離形紙が、前記基材側に残ることにより、前記貼合せ製品のみを前記基材に対して剥離可能に構成したものである。
【0008】
請求項に記載の貼合せ製品の一体化物の発明は、請求項1に記載の発明において、前記基材は帯状をなし、この基材上に複数の貼合せ製品が内側に位置するように巻き取ることによりロール状に形成したものである。
【0009】
請求項に記載の貼合せ製品の一体化物の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記基材をシート状に形成し、その基材上に複数の貼合せ製品を配置したものである。
【0010】
請求項に記載の貼合せ製品の一体化物の製造方法の発明は、電子写真装置において粉粒体に接触する可動体又はその可動体に対向する支持体に貼付層を介して接合した状態で毛羽が支持体又は可動体に接触することにより、可動体及び支持体間の間隙からの粉粒体の漏れをシールする粉粒体の漏れ防止用のシール材を構成する基布上に複数の毛羽の束を備えたベロアを含む製品本体の裏面にアクリル系若しくはゴム系粘着剤よりなる貼付層を設け、この貼付層に、当該貼付層側及び基材側のいずれにもシリコーンが含浸された離型紙が剥離可能に貼付された状態で製品本体を離型紙とともに所定形状に切断して複数の切断物品を形成し、裁断後の切断物品の切断箇所から毛羽が抜け落ちるのを防止するための後加工処理が施された後、これら複数の切断物品をその表面にシリコーン系の粘着剤よりなる粘着層が設けられた基材に対し、離型紙側が貼付されるように貼り合わせて形成するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の貼合せ製品として電子写真装置における粉粒体としてのトナーの漏れ防止用のシール材を構成した場合の実施形態を詳細に説明する。
【0012】
図1及び図3に示すように、貼合せ製品の一体化物を構成する巻取芯40は円筒状をなす芯筒41と、互いに対向するように配置された状態で芯筒41の両側端部にその中央部が接合された円板状をなす一対のガイド板42とから形成されている。帯状をなす基材43は、例えば紙、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂製のフィルム等から形成されるとともに、透明又は半透明なものが好ましい。基材43の表面にはシリコーン系の粘着剤が塗布されることにより粘着層44が形成されている。この実施形態の基材43及び粘着層44はシリコーン系の粘着剤が塗布された紙製の粘着テープ((株)寺岡製作所製商品名ノーメックス粘着テープ561S、厚さ0.15mm)により形成されている。
【0013】
この基材43上にはダイカット加工法により得られた複数個のシール材30がその長さ方向に沿って直線状に並ぶように配設されている。ここでシール材30の構成について説明する。
【0014】
図2に示すように、シール材30は弾力性を有する合成樹脂製の支持層31及び支持層31の表面に接着膜32を介して接合された摺接層33からなるベロアを含む部材である製品本体と、支持層31の裏面に形成された貼付層34とから形成されている。前記支持層31は耐久性及び耐熱性が高く、接着剤で接着可能な弾力性を有する材料により形成されている。この実施形態の支持層31は難燃性のポリウレタン発泡体(イノアック社製の商品名モルトプレンSM−55)から形成されている。
【0015】
前記接着膜32は、接着剤が硬化した後でも柔軟性を有するとともに、耐熱性を有するゴム系、アクリル系等の接着剤により形成されるのが好ましい。この実施形態の接着膜32はアクリル系の接着剤を使用した両面粘着テープにより形成される。前記摺接層33は合成樹脂製の基布35と、その基布35上に起毛するように形成された毛羽36とからなるベロアによって構成されている。
【0016】
前記貼付層34は柔軟性を有する粘着剤により形成される。さらに貼付層34は耐熱性を有するとともに、曲げた状態でも使用することができるように曲面状に変形可能な材料により形成されるのが好ましい。このような性質を有する粘着剤として、ゴム系、アクリル系等の感圧接着剤が用いられる。この貼付層34は支持層31の裏面に感圧接着剤を塗布して形成するか、あるいは伸びのある芯材の両面に感圧接着剤を塗布してなる両面粘着テープを支持層31の裏面に貼付して形成される。この実施形態の貼付層34はアクリル系の感圧接着剤を使用した両面粘着テープ(住友スリーエム社製商品名F−9469PC、VHB接着剤転写テープ、厚さ0.125mm)により形成されている。
【0017】
図1及び図3に示すように、シール材30の貼付層34には離型紙45が貼付されるとともに、シール材30は離型紙45を介装した状態で基材43の表面の粘着層44に貼付されている。離型紙45にはシリコーンが含浸されており、これと異なる系統であるアクリル系の粘着剤よりなる貼付層34は離型紙45に対して弱い粘着力しか発揮せず、貼付層34に対して離型紙45が剥離しやすいように構成されている。これに対し、同じ系統であるシリコーン系の粘着剤より形成された粘着層44は離型紙45に対して強い粘着力を発揮するようになっている。図3中に2点鎖線で示すように、シール材30の両側部を手で持って基材43を湾曲させると、弱い粘着力で貼付された貼付層34と離型紙45との間で剥離されるとともに、強い粘着力で貼付された離型紙45及び基材43が貼付されたままの状態となり、シール材30のみが基材43に対して剥離されるようになっている。
【0018】
上記の巻取芯40、基材43、離型紙45、複数個のシール材30等から貼合せ製品の一体化物が構成されている。そして、複数個のシール材30が基材43上に貼付されることにより一体化されるとともに、シール材30が内側に位置するように基材43を芯筒41の外周面上に巻き取り、両ガイド板42間に収容することにより、貼合せ製品の一体化物はロール状に形成されている。
【0019】
上記構成による貼合せ製品の一体化物は、図4(a),(b)に示すような装置を使用して製造されている。すなわち、装置を構成する支持台51は装置の一側部に配設されるとともに、支持台51の支軸51a上には円環状に巻回された基材43が回転可能に支持されている。支持台51と対向する位置には巻取芯40が配設されるとともに、この巻取芯40は図示しない駆動装置により図4(a)の時計方向に回転可能に構成されており、支持台51側から巻取芯40側に基材43を引き込み、芯筒41の外周面上に巻き取るようになっている。
【0020】
支持台51及び巻取芯40の間には長四角台状をなす貼付台52が配設されている。この貼付台52の上面には長板状をなす一対のガイド壁53が貼付台52の長さ方向に延びるように対向配置されている。これらガイド壁53は基材43の幅の長さ分だけ離間して配置されており、基材43は貼付台52を介して支持台51から巻取芯40へと移動する際、両ガイド壁53の間を通過することによりその移動方向を案内されるようになっている。
【0021】
両ガイド壁53の間において、貼付台52の上面には位置指示手段として四角枠状をなす貼付指示線54が描かれている。この貼付指示線54を作業者が透明又は半透明な基材43を透かして見るとともに、貼付指示線54の枠内にシール材30を配置することにより、基材43上におけるシール材30の貼付位置が指示される。そして、離型紙45が貼付された状態で平面横L字状に裁断されることにより切断物品として形成されたシール材30は、基材43が貼付台52上を通過する際、離型紙45側が基材43側となるように手作業で基材43上に貼付される。
【0022】
上記シール材30は基材43上から剥がされた後、電子写真装置内の所定箇所に貼り付けて使用される。ここで、電子写真装置の構成について説明する。
図5は電子写真装置を概念的に示した図である。電子写真装置内において感光ドラム11は支軸11aにより回転可能に支持され、その表面において帯電可能に構成されている。感光ドラム11の周囲にはその上方位置から回転方向に向かって順番に帯電部12、露光装置13、現像部14、転写部16、クリーニング部18及びイレーサ19が配設されている。この感光ドラム11は回転時に帯電部12でその表面が帯電されるとともに、露光装置13により静電潜像が形成された後、現像部14の現像ブラシ14bからトナー15が供給される。そして、転写部16により感光ドラム11及び転写部16間に供給された記録用紙17にトナー15による可視像が転写される。この後、クリーニング部18で感光ドラム11の表面に残留するトナー15が除去され、イレーサ19で残留する電荷が消去される。
【0023】
図6に示すように、前記クリーニング部18を構成するハウジング23は前面が開口されたほぼ四角箱状をなすとともに、天板内面には支持板20を介してクリーニングブレード21が揺動可能に支持されており、クリーニングブレード21の先端縁で感光ドラム11の表面に残留するトナー15が掻き取られる。クリーニングブレード21の先端縁とハウジング23の開口底縁との間にはトナー回収通路22が形成され、掻き取られたトナー15がここからハウジング23内へ回収される。ハウジング23の両側壁には一対の保持板23aが折り曲げ形成されるとともに、保持板23a及び感光ドラム11の間には間隙24が形成されている。この間隙24を塞ぐようにシール材30が保持板23a上に貼付されるとともに、シール材30の摺接層33が感光ドラム11に接触することでトナー15の漏出が防止される。
【0024】
なお、シール材30によりシールされる粉粒体はトナー15のみに限定されず、例えば紙粉、埃等であってもよい。また、前記現像部14を構成するハウジング14aはクリーニング部18のハウジング23とほぼ同一の形状となるように構成されており、このハウジング14aと感光ドラム11の間に形成される間隙24を塞ぐようにシール材30を貼付してもよい。
【0025】
次に、前記貼合せ製品の一体化物の作用について以下に記載する。
さて、貼合せ製品の一体化物を製造する際には、まずダイカット加工法により平面L字状をなす複数個のシール材30が形成される。このダイカット加工法とは摺接層33及び支持層31を貼り合わせてシート状をなす製品本体を形成し、製品本体の裏面に貼付層34を離型紙45が貼付された状態で形成した後、離型紙45とともに平面L字状に製品本体を切り抜いて切断部品を形成する方法である。そして、ダイカット加工法により形成された複数個のシール材30を回収し、各シール材30ごとにそれぞれの切断面に切れ毛処理、ベロアのほつれ防止処理等の後加工処理が施される。
【0026】
後加工処理が施されたシール材30は回収された後、図4(a)に示すような装置を使用して基材43上に貼付される。シール材30を基材43上に貼付するときには、まず支持台51から引き出された基材43の中間部が貼付台52の上面において両ガイド壁53の間に配置されるとともに、その一端が粘着層44の粘着力により巻取芯40の芯筒41に貼付される。この状態で巻取芯40を回転させると、基材43が支持台51から巻取芯40へと所定速度で移動しはじめる。次に、図4(b)に示すように、作業者の手作業により貼付台52の上方からシール材30が貼付指示線54の枠内に位置するように貼付される。その後、貼付されたシール材30が内側に位置するように基材43が芯筒41上に巻き取られることにより、ロール状をなす貼合せ製品の一体化物が形成される。
【0027】
図1に示すように、形成された貼合せ製品の一体化物は機械により所定量だけ巻取芯40から基材43が引き出され、シール材30のみが剥離されて、電子写真装置のクリーニング部18に貼付される。シール材30の基材43からの剥離は、図3中に2点鎖線で示すように、シール材30の両側部において基材43を手で持ち、湾曲させることで行われる。このとき、剥離紙は基材43に貼付されたままの状態で湾曲されるとともに、シール材30はそのままの形状が維持されるため、シール材30の基材43からの剥離が容易に行われる。
【0028】
前記実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
・ 複数個のシール材30に対して各個毎にそれぞれ後加工処理を施すことができるため後加工処理を容易に行うことができる。加えて、シール材30を電子写真装置に貼付する際、小さな剥離紙を1つ1つ剥離させずとも、シール材30を基材43から剥離させる作業のみで離型紙45をシール材30から容易に剥がすことができる。
【0029】
・ 貼合せ製品の一体化物としてシール材30を構成したことにより、小さな部品であるシール材30を貼付する作業の短時間化を図ることができる。
・ 貼合せ製品の一体化物をロール状に形成したことにより、工場内等において機械で必要な分のみを引き出すことができる。加えて、未使用のものは基材43の内側に位置し、保護されることから未使用のシール材30にごみ、埃等が付着することを防止することができる。
【0030】
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 図7に示すように、基材43をシート状に形成し、その基材43上に複数のシール材30を碁盤目状に配置して貼付してもよい。このように構成した場合には基材43を湾曲させることにより複数のシール材30を剥離させることができ、一度の作業で複数のシール材30を手作業で貼付しなければならない場合、作業の短時間化を図ることができる。
【0031】
・ 手作業ではなくマニュピレータ等の自動配設装置により基材43上にシール材30を貼付してもよい。このように構成した場合、貼付作業をより容易なものとすることができる。
【0032】
・ 貼合せ製品はシール材30に限定されるものではなく、例えば情報読取り装置等のレンズをクリーニングするクリーニング材、引き違いサッシの隙間等を塞ぐためのシール材等としてもよい。
【0033】
・ シール材30の製品本体はベロアを含む部材であれば、例えば支持層31を省略し、ベロアよりなる摺接層33のみで構成したり、あるいは摺接層33の裏面にエマルション等のコーティング剤を塗布することによりベロアのほつれを防止するコーティング層を形成したものであってもよい。このように構成した場合、シール材30の部品点数を減少させることができる。
【0034】
・ シール材30を感光ドラム11の端部に接合し、その毛羽36の毛先がハウジング23の外周面に接触するように貼付してもよい。
・ 前記位置指示手段は四角枠状の貼付指示線54に限定されず、色を塗った絵、文字、けがき線等としてもよい。
【0035】
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
・ 前記貼付層をシリコーン系とは異なる系統であるゴム系又はアクリル系の粘着剤により形成した請求項1から請求項4のいずれかに記載の貼合せ製品の一体化物。このように構成した場合、異なる系統である貼付層及び離型紙の間の粘着力を弱く、同じシリコーン系統である離型紙及び粘着層の間の粘着力を強く設定することができ、基材上に離型紙を残した状態で貼合せ製品のみを基材からより容易に剥離させることができる。
【0036】
・ 前記基材上に切断物品を貼付するとき、基材を支持するための貼付台を設けるとともに、この貼付台には切断物品の貼付位置を指示するための位置指示手段を設け、切断物品を手作業又は自動配設装置により位置指示手段により指示された基材上の所定位置に貼り合わせた請求項5に記載の貼合せ製品の一体化物の製造方法。このように構成した場合、基材上に貼合せ製品を貼り合わせるとき、無駄なスペースを無くすことができる。
【0037】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、次のような効果を奏する。
請求項1に記載の発明の貼合せ製品の一体化物によれば、後加工処理を容易に行うことができるとともに、離型紙を容易に剥がすことができる。
【0038】
えて、電子写真装置に使用される小さな部品であるシール材の後加工処理を容易に行うことができるとともに、電子写真装置への貼付を容易に行うことができる。
【0039】
請求項に記載の発明の貼合せ製品の一体化物によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、貼合せ製品を工場内等において機械で必要な分のみ引き出して使用することができる。
【0040】
請求項に記載の発明の貼合せ製品の一体化物によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、貼合せ製品を工場内等において手作業で必要な分のみを剥離させて使用することができる。
【0041】
請求項に記載の発明の貼合せ製品の一体化物の製造方法によれば、後加工処理を容易に行うことができるとともに、離型紙を容易に剥がすことができる貼合せ製品の一体化物を容易に製造することができる。加えて、電子写真装置に使用される小さな部品であるシール材の後加工処理を容易に行うことができるとともに、電子写真装置への貼付を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の貼合せ製品の一体化物を示す分解斜視図。
【図2】 シール材を示す斜視図。
【図3】 シール材が基材上に貼付された状態を示す断面図。
【図4】 (a)は貼合せ製品の一体化物の製造装置を示す概念図、(b)は貼付台を示す平面図。
【図5】 電子写真装置を示す概念図。
【図6】 クリーニング部を示す斜視図。
【図7】 別形態の貼合せ製品の一体化物を示す斜視図。
【符号の説明】
11…可動体としての感光ドラム、23…支持体としてのハウジング、24…間隙、30…シール材、33…ベロアを構成する摺接層、34…貼付層、36…毛羽、43…基材、44…粘着層、45…離型紙。

Claims (4)

  1. 電子写真装置において粉粒体に接触する可動体又はその可動体に対向する支持体に貼付層を介して接合した状態で毛羽が支持体又は可動体に接触することにより、可動体及び支持体間の間隙からの粉粒体の漏れをシールする粉粒体の漏れ防止用のシール材を構成する基布上に複数の毛羽の束を備えたベロアを含む製品本体と、当該製品本体の裏面に設けられたアクリル系若しくはゴム系粘着剤よりなる貼付層とを有する複数の貼合せ製品と、 当該貼合せ製品ごとに前記貼付層に剥離可能に貼付された離型紙と、
    前記複数の貼合せ製品を、前記離型紙を介して支持する基材とを備えて構成された貼合せ製品の一体化物であって、 前記離型紙は前記貼付層側及び前記基材側のいずれにもシリコーンが含浸され、 当該離型紙が前記基材の表面に設けられたシリコーン系の粘着剤よりなる粘着層に貼付されることにより複数の貼合せ製品を基材上に貼り合わせて一体化するとともに、 当該貼合せ製品を基材からはがした際に、前記シリコーンが含浸された離形紙が、前記基材側に残ることにより、前記貼合せ製品のみを前記基材に対して剥離可能に構成した貼合せ製品の一体化物。
  2. 前記基材は帯状をなし、この基材上に複数の貼合せ製品が内側に位置するように巻き取ることによりロール状に形成した請求項1に記載の貼合せ製品の一体化物。
  3. 前記基材をシート状に形成し、その基材上に複数の貼合せ製品を配置した請求項1又は請求項2に記載の貼合せ製品の一体化物。
  4. 電子写真装置において粉粒体に接触する可動体又はその可動体に対向する支持体に貼付層を介して接合した状態で毛羽が支持体又は可動体に接触することにより、可動体及び支持体間の間隙からの粉粒体の漏れをシールする粉粒体の漏れ防止用のシール材を構成する基布上に複数の毛羽の束を備えたベロアを含む製品本体の裏面にアクリル系若しくはゴム系粘着剤よりなる貼付層を設け、この貼付層に、当該貼付層側及び基材側のいずれにもシリコーンが含浸された離型紙が剥離可能に貼付された状態で製品本体を離型紙とともに所定形状に切断して複数の切断物品を形成し、裁断後の切断物品の切断箇所から毛羽が抜け落ちるのを防止するための後加工処理が施された後、これら複数の切断物品をその表面にシリコーン系の粘着剤よりなる粘着層が設けられた基材に対し、離型紙側が貼付されるように貼り合わせて形成する貼合せ製品の一体化物の製造方法。
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