JP4566609B2 - 穿刺針 - Google Patents

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本発明は血液検査のために、人体の皮膚(たとえば手指の皮膚)を刺して血液を玉状に出させる検体採取用の穿刺針に関するものである。
従来から糖尿病患者などが自宅において血液検査のための検体採取用として使用する穿刺針は、針を固定したスライダーをアウター部材でカバーしたものである。この穿刺針は使用に際し、セットとして市販されている所定の穿刺補助具に装着し、該穿刺補助具の機能により針をアウター部材の針先出口から勢いよく突出させて手指などの皮膚に痛みを与えない程度に突き刺して血液を玉状(小豆大)に出させるものである。この穿刺針は衛生上の問題から使い捨てが義務付けられ、再使用しないことになっている。このため、アウター部材を穿刺補助具から脱却させると該アウター部材内にスライダーの針先が完全に没するように構成されている。
このアウター部材内に没したスライダーの針先は、アウター部材を振っても再突出しないように構成することが重要であることから、本出願人は、先に、アウター部材内に没っしたスライダーが針先が傾斜するように構成し、スライダーの針先がアウター部材の先端口の周囲壁に突き刺さって再突出しないように工夫した新技術を開示した(特願2003−433804)。
特願2003−433804
しかしながら、上記新技術に係る穿刺針は、充分に初期の目的を達し、上記衛生上の問題を確実に排除し、血液を媒介とした感染の危険をより確実に規制するものであったが、スライダーの針先を再突出させるように意識してアウター部材を振ると、偶然的にスライダーの針先がアウター部材から再突出することも全く無いとは言えなかった。
本発明は上記の点に鑑み創出したもので、その目的とするところは、アウター部材内にいったん没入した針の針先が偶然的にも再突出しないように構成した新規な穿刺針を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、突部の突端に針を設けたスライダーと、該スライダーをその針先が先端口より出没可能に収容したアウター部材とからなり、該スライダーが針先の突出後再収容されたときにアウター部材内で傾斜するようになる穿刺針において前記スライダーの針側に設けた突部にリング部材を遊嵌したことを特徴とするものである
本発明に係る穿刺針は、突部の突端に針を設けたスライダーと、該スライダーをその針先が先端口より出没可能に収容したアウター部材とからなり、該スライダーが針先の突出後再収容されたときにアウター部材内で傾斜するようになる穿刺針において、前記スライダーの針側に設けた突部にリング部材を遊嵌したことを特徴としているから、前記リング部材はスライダーの再収容時に突部より針側に脱落し、スライダーの針先がアウター部材の先端口から再び突出させることを邪魔する結果、スライダーの再突出は偶然的にもなくなる。すなわち、スライダーの針先がアウター部材の先端口から再突出するには、スライダーの突部が脱落したリング部材の内孔に嵌入しなければならないが、針側に脱落したリング部材は倒れ込むため、その内孔の軸方向の向きとスライダーの突部の軸方向の向きとがズレてしまうためである。したがって、スライダーの針先はアウター部材の先端口から偶然的にも再突出せず、上記の衛生上の問題や血液を媒介とした感染の危険を確実に排除できるという優れた効果を奏するものである。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本願穿刺針と穿刺補助具との対峙状態を示す断面図、図2は本願穿刺針を穿刺補助具にセットした状態を示す断面図、図3は本願穿刺針の使用状態を示す断面図、図4はスライダーをアウター部材内に再収容した状態の断面図、図5は本願穿刺針を穿刺補助具に再セットした状態を示す断面図である。
本願穿刺針1は、スライダー2とそのアウター部材3とからなる。スライダー2は先端側に突部2aを設け、その突端面に針4を植設している。また、該スライダー2の後端側は拡大部5になっている。該拡大部5は最後端から針側に向けて下り傾斜のテーパ面になっている。このテーパ面はスライダー2が前記アウター部材3内において傾斜できるように構成している。前記アウター部材3の先端側には前記スライダー2の針4が突出する先端口6が設けられている。また、アウター部材3の後端側は、前記スライダー2の初期位置において、拡大部5の後端面5aを露出させるために開放されている。
前記スライダー2の突部2aには、リング部材7が遊嵌している。該リング部材7は図において2枚重ねになっているが、その枚数は限定されない。このスライダー2は、前記アウター部材3の内面に、前記リング部材7の外周と、前記拡大部5の最大径の外周とで摺接し、軸芯同士が一致するように安定的に保持されている。この場合、スライダー2の初期位置における前記リング部材6が摺接するアウター部材3の内面8aに対し、前記拡大部7が摺接するアウター部材3の内面8bの方が径大になっている。この両内面8a、8bの境界には段部9が設置され、スライダー2がその初期位置から前進するときに拡大部5の前端エッジ5bが当接してスライダー2の最前進点(針先の突出量)を規制できるようにしている。
前記アウター部材3の後端側に露出するスライダー2の拡大部5の後端面5aには、穿刺補助具10の可動部10aの嘴部10bが嵌合する凹溝5cが設けられている。図1に示す、穿刺補助具10は、予め、可動部10aをバネ(図示せず)に抗して後退させてセットした状態のもので、前記穿刺補助具10の外套10′の適所に設けた押しボタン(図示せず)の押操作で前記バネの作用で可動部10aが勢い良く前進するように構成されている。
しかして、前記アウター部材3の後端側を、図1の如く、穿刺補助具10に対峙させたのち、図2の如く、穿刺補助具10の外套10′の前端部がアウター部材3の外面に周設した鍔片11に突き当たるまで差し込み、該スライダー2の拡大部5の後端面5aの凹溝5cを穿刺補助具10の可動部10aの嘴部10bに嵌合(セット)すると、スライダー2はその針先4aがアウター部材3の先端口6内に一部嵌入するように前進する。この状態で穿刺補助具10の外套10′の適所に設けた押しボタンを操作すると、可動部10aが作動してスライダー2の針先2aを、図3の如く、アウター部材3の先端口6より突出させる。この針先2aの突出により人体の皮膚を刺して血液を玉状に出させる。
前記スライダー2の突部2aに遊嵌したリング部材7は、穿刺補助具10の操作により前進したスライダー2とともに脱落することなく移動する。しかして、そのスライダー2の最前進点は前記段部9と拡大部5の前端エッジ5bとの当接により規制されることは上述のとおりである。この場合、リング部材7はアウター部材3の先端口6の内面側の傾斜壁12のエッジ12′に当接するまで前進するが、針先2aの突出量は保たれている(図3参照)。
前記傾斜壁12のエッジ12′に当接しているリング部材7は、アウター部材3を穿刺補助具10より引き抜くと、これに連動してスライダー2が後退するから、アウター部材3の内面との摩擦により針側に、図4の如く、ズリ落ちる。このリング部材7の突部2aからの脱落は、スライダー2の突部2aによる支えがなくなることからアウター部材3内で倒れることとなる。なお、リング部材7の突部2aからの脱落をより有効にするため、アウター部材3の内面の適所(図1における一点鎖線<符号13>付近)に、僅かな高さの環状突子あるいは環状凹溝からなる段部(図示せず)を設けておくこともある。
前記リング部材7は、スライダー2の突部2aからいったん針側に脱落したときは、その内孔7aは針4に対して径大であって倒れ込む結果、図5の如く、アウター部材3を無理に穿刺補助具10に再結合させてもスライダー2の突部2aとリング部材7の内孔7aとを自然な状態で元の結合状態に戻すことはできない。すなわち、針側に脱落したリング部材7の倒れによりその内孔7aの軸方向の向きと、スライダー2の突部2aの軸方向の向きとがズレるため、リング部材7の内孔7aがスライダー2の突部2aに再嵌入することはあり得ないからである。したがって、穿刺補助具10の操作によりスライダー2をたとえ前進させても、リング部材7が邪魔になり、針4の針先4aはアウター部材3の先端口6より突出させることは皆無となる(図5参照)。
次に、本願穿刺針1の作用について説明する。まず、穿刺補助具10を操作可能状態にセットする。つまり、可動部10aをバネ(図示せず)に抗して後退させ、外套10′の適所に設けた押しボタン(図示せず)の押操作で可動部10aが勢い良く前進する状態にセットする。次に、本願穿刺針1のアウター部材3の後端側を、図1の如く、穿刺補助具10の外套10′の先端に対峙させた後、本願穿刺針1を、図2の如く、差し込んで、アウター部材3の後端側に露出した凹溝5cを穿刺補助具10の可動部10aの嘴部10bに嵌合させる。この嵌合によりスライダー2は前進し、針先4aがアウター部材3の先端口6に一部嵌入し、本願穿刺針1の、穿刺補助具10へのセットが完了する。
次いで、本願穿刺針1の先端部を人体の皮膚に当てて穿刺補助具10の外套10′の適所に設けた押しボタンを操作する。これにより可動部10aが作動してスライダー2の針先2aがアウター部材3の先端口6より、図3の如く、突出する。この場合、スライダー2の最前進点は拡大部5が当接する段部9により規制される。したがって、針先4aが人体の皮膚に痛くない程度に刺され血液を出させる。
前記スライダー2の前進により突部2aに遊嵌したリング部材7も前進するが、本願穿刺針1を穿刺補助具10より引き抜くと、これに連動してスライダー2が後退する。これによりアウター部材3の内面に触れているリング部材7は摩擦(段部による摩擦を含む)により針2側に、図4の如く、ズリ落ちて倒れる。したがって、その後、図5の如く、アウター部材3を無理に穿刺補助具10に再結合させてもスライダー2の突部2aは倒れたリング部材7の内孔7aに自然な状態で結合できず、該リング部材7が邪魔になって針4の針先4aをアウター部材3の先端口6より突出させることは皆無となり、スライダー3の針2の針先の再突出は確実に禁止されるとともに、衛生上の問題及び針先に付着した血液を媒介とする感染の危険も払拭できることとなる。
本願穿刺針1は、針2を金属製、スライダー3及びアウター部材7をプラスチック製にすることができる。また、スライダー3は、針2を含めてオールプラスチックにすることも可能である。なお、前記穿刺補助具10の構造は本図において詳細に示していないが、前記可動部10aをバネに抗して後退させたときにセットされ、押ボタンの操作により可動部10aが前進するようになっているものであれば、いかなる型式のものでもよい。
本願穿刺針と穿刺補助具との対峙状態を示す断面図である。 本願穿刺針を穿刺補助具にセットした状態を示す断面図である。 本願穿刺針の使用状態を示す断面図である。 スライダーをアウター部材内に再収容した状態の断面図である。 本願穿刺針を穿刺補助具に再セットした状態を示す断面図である。
符号の説明
1 本願穿刺針
2 スライダー
2a 突部
3 アウター部材
4 針
5 拡大部
5a 後端面
5b 前端エッジ
5c 凹溝
6 先端口
7 リング部材
8a、8b アウター部材の内面
9 段部
10 穿刺補助具
10a 可動部
10b 嘴部
10′ 外套
11 鍔片
12 傾斜壁
12′ エッジ

Claims (1)

  1. 突部の突端に針を設けたスライダーと、該スライダーをその針先が先端口より出没可能に収容したアウター部材とからなり、該スライダーが針先の突出後再収容されたときにアウター部材内で傾斜するようになる穿刺針において、前記スライダーの針側に設けた突部にリング部材を遊嵌したことを特徴とする穿刺針。
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