JP4565308B2 - エラー検出装置及びエラー検出方法並びに記録再生装置及び記録再生方法 - Google Patents

エラー検出装置及びエラー検出方法並びに記録再生装置及び記録再生方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はエラー検出装置及びエラー検出方法並びに記録再生装置及び記録再生方法に関し、例えばデジタルBS(Broadcast Satellite )放送やデジタルCS(Communication Satellite)放送等の衛星デジタル放送を受信する受信装置に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、衛星デジタル放送用の放送局は、複数チャンネル分のデジタルテレビジョン番組の映像データ及び音声データをそれぞれMPEG(Moving Picture Experts Group)2と呼ばれる圧縮符号化方式で圧縮符号化することにより順次188〔byte〕単位のTS(Transport Stream)パケットデータを生成する。
【0003】
因みに、図7に示すように、TSパケットデータは、ヘッダ部及びデータ部から構成されており、当該ヘッダ部には同期バイトやパケット識別子(すなわち、PID(Packet IDentification ))、その他の各種パケット制御データが格納され、データ部には圧縮符号化された映像データ又は音声データが格納されている。
【0004】
なお、同期バイトはTSパケットデータの開始を示すデータであり、PIDはTSパケットデータに格納されている情報の内容(チャンネル番号やそのチャンネルの映像データ及び音声データのうちいずれが格納されているか等)を示すデータである。
【0005】
そして、放送局は、このように生成した複数チャンネル分のTSパケットデータを時分割多重化し、得られたトランスポートストリーム(すなわち、TSパケットデータ列)を所定の変調方式で変調することによりその結果得られた送信信号を放送衛星に向けて送信する。
【0006】
これにより衛星デジタル放送用の放送局は、放送衛星を利用して複数チャンネル分のデジタルテレビジョン番組を同時に放送し得るようになされている。
【0007】
また、衛星デジタル放送を受信する受信装置は、放送局から放送衛星を介して送信された送信信号を衛星用アンテナで受信し、当該受信した送信信号を所定の復調方式で復調することによりトランスポートストリームを生成する。
【0008】
そして、受信装置は、トランスポートストリームに含まれる複数チャンネル分のTSパケットデータのうちユーザの所望するチャンネルのTSパケットデータを選択して復号化し、得られた映像データ及び音声データを例えばテレビジョン受像機に送出する。
【0009】
これにより受信装置は、テレビジョン受像機を介して所望のデジタルテレビジョン番組を視聴させ得るようになされている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近では、この種の受信装置にハードディスクドライブを設け、所望のデジタルテレビジョン番組を保存用や留守録用等としてハードディスクに録画することにより放送日時以降にも当該所望のデジタルテレビジョン番組を視聴させ得るようにすることが提案されている。
【0011】
実際上、かかる構成の受信装置においては、所望のデジタルテレビジョン番組の録画が指定されると、放送衛星を介して取得したトランスポートストリームからそのデジタルテレビジョン番組のTSパケットデータを順次抽出してハードディスクに記録し、その後、再生命令に応じてハードディスクからTSパケットデータを順次再生して復号化し、得られた映像データ及び音声データをテレビジョン受像機に送出する。
【0012】
このようにしてかかる受信装置においては、所望のデジタルテレビジョン番組を適宜録画及び再生し得るようになされている。
【0013】
ところで、かかる受信装置においては、ハードディスクに対するTSパケットデータの記録時及び再生時等にそのTSパケットデータにエラーが生じる場合があり、当該TSパケットデータを復号化してデジタルテレビジョン番組を視聴し得るようにするには、TSパケットデータにエラーが生じているか否かを適確に検出する必要がある。
【0014】
このため、TSパケットデータに誤り訂正符号を付加してハードディスクに記録し、当該ハードディスクからTSパケットデータを再生したときに、その誤り訂正符号に基づいてTSパケットデータにエラーが生じているか否かを検出するエラー検出方法がある。
【0015】
ところが、かかるエラー検出方法によれば、誤り訂正符号の生成及びエラーが生じているか否かの判断にTSパケットデータに対する演算処理が必要となり、エラー検出処理に対する処理負荷が増大する問題があった。
【0016】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、記録媒体から再生したデータに対するエラー検出処理の処理負荷を低減し得るエラー検出装置及びエラー検出方法並びに記録再生装置及び記録再生方法を提案しようとするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、所定単位の複数のデータを並べて生成されたデータ列が所定の記録媒体に記録される際に、時間情報付加手段がデータ列を構成する各データにそれぞれ構成状態を表す時間情報を付加し、差分値算出手段が記録媒体から各データと共に再生された各時間情報のうち時間軸に沿って順次隣り合う2つの各時間情報同士の差分値を算出し、エラー検出手段が差分値の算出結果に基づいて、時間情報の付加されたデータにエラーが生じているか否かを検出して、当該エラーの検出結果を後段に出力すると共に、出力手段が記録媒体から各データと共に再生された各時間情報に従って当該各データを記録前の構成状態を復元して後段に出力するようにして、エラー検出手段が、差分値の算出結果に基づいて、時間情報の付加されたデータにエラーが生じていることを検出した場合、当該エラーが生じていることを検出したデータに時間軸に沿って後で隣り合う1つのデータについては、エラーが生じているか否かを検出せずに、出力手段の後段でエラーが生じているか否かを検出させるようにした。
【0018】
従って本発明では、誤り検出の処理負荷が増大する誤り訂正符号を必要とせずに、記録媒体から再生した各データにエラーが生じているか否かを時間軸に沿って順次隣り合う時間情報同士の差分値に基づいて容易に検出することができると共に、差分値の算出結果に基づいてエラーが生じていることを検出したデータに、時間軸に沿って後で隣り合う1つのデータについては、当該エラーが生じているデータに付加された時間情報に基づき、エラーが生じていると誤検出することを回避して出力手段の後段でエラーが生じているか否かを適確に検出することができる
【0019】
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0020】
図1において、1は全体として本発明を適用した受信装置を示し、システムコントローラ2が各回路ブロックを統括的に制御することにより受信装置1全体の各種機能を実現し得るようになされている。
【0021】
実際上この受信装置1においては、放送衛星(図示せず)から送信された各種送信信号を衛星用アンテナ3で受信する。
【0022】
衛星用アンテナ3は、LNB(Low Noise Block Down Converter)を有し、当該LNBにおいて各種送信信号を例えば1〔GHz 〕帯の中間周波数信号に変換してチューナ部4に送出する。
【0023】
チューナ部4は、放送衛星に搭載されている複数のトランスポンダのうち所望のトランスポンダに割り当てられている搬送周波数とほぼ等しい周波数がシステムコントローラ2によって指定されている。
【0024】
従って、チューナ部4は、衛星用アンテナ2から中間周波数信号が与えられると、当該中間周波数信号からシステムコントローラ2によって指定された周波数とほぼ等しい周波数の中間周波数信号を選択する。
【0025】
これによりチューナ部4は、衛星デジタル放送用の放送局(図示せず)から放送衛星を介して送信された所望のチャンネルのデジタルテレビジョン番組を含む中間周波数信号を復調部5に送出する。
【0026】
ところで、衛星デジタル放送においては、トレリス8PSK(Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)及びBPSK(Binary Phase Shift Keying)を用いた階層化伝送が行われている。
【0027】
この場合、放送局でトレリス8PSKを用いてトランスポートストリームを変調することにより得られた送信信号は、1シンボル当たりの情報量が比較的増加するものの、送信経路の降雨によって減衰すると、エラーレートが悪化する場合がある。
【0028】
これに対して、放送局でQPSK及びBPSKを用いてトランスポートストリームを変調することにより得られた送信信号は、1シンボル当たりの情報量が比較的減少するものの、送信経路の降雨によって減衰してもエラーレートがさほど悪化しない。
【0029】
従って、復調部5は、チューナ部4から与えられた中間周波数信号のCN(Career to Noise ratio )比(すなわち、中間周波数信号の搬送波電力と雑音電力との比)を検出する。
【0030】
そして、復調部5は、降雨による送信信号の減衰がなくCN比が所定の閾値以上で良好なときには、その中間周波数信号をトレリス8PSKで復調し、得られた復調信号をエラー訂正部6に送出する。
【0031】
また、復調部5は、降雨によって送信信号が減衰することによりCN比が所定の閾値よりも小さくなって悪化しているときには中間周波数信号をQPSK又はBPSKで復調し、得られた復調信号をエラー訂正部6に送出する。
【0032】
因みに、復調部5は、CN比の悪化の度合い(すなわち、所定の閾値)に応じてQPSK及びBPSKを選択的に用いるようになされている。
【0033】
エラー訂正部6は、復調部5から与えられた復調信号に対して例えばリードソロモン符号によるエラー訂正処理を施し、得られたエラー訂正信号をデスクランブラ7に送出する。
【0034】
デスクランブラ7は、限定受信(CA:Conditional Access )制御を行うようになされており、エラー訂正部6から与えられたエラー訂正信号が放送局で予めスクランブル処理された信号であり、そのエラー訂正信号に基づくデジタルテレビジョン番組の視聴が許可されているときには当該エラー訂正信号をデスクランブル処理してトランスポートストリームを生成し、当該生成したトランスポートストリームを記録再生処理部8に送出する。
【0035】
また、デスクランブラ7は、エラー訂正部6から与えられたエラー訂正信号が放送局でスクランブル処理されていない信号であるときにはそのエラー訂正信号をそのままトランスポートストリームとして記録再生処理部8に送出する。
【0036】
記録再生処理部8は、デジタルテレビジョン番組を録画しないときにはデスクランブラ7から与えられたトランスポートストリームをそのままデマルチプレクサ9に送出する。
【0037】
デマルチプレクサ9は、記録再生処理部8から与えられたトランスポートストリームから、当該トランスポートストリームを構成する複数チャンネル分のTSパケットデータのヘッダ部に格納されているPIDに基づいて、ユーザの所望するデジタルテレビジョン番組のTSパケットデータを分離すると共にデータ部に格納されているデータの種類を識別する。
【0038】
この結果、デマルチプレクサ9は、トランスポートストリームから分離したTSパケットデータのうちデータ部に圧縮符号化された映像データが格納されているTSパケットデータ(以下、これを映像パケットデータと呼ぶ)についてはビデオ処理部10に送出し、データ部に圧縮符号化された音声データが格納されているTSパケットデータ(以下、これを音声パケットデータと呼ぶ)についてはオーディオ処理部11に送出する。
【0039】
ビデオ処理部10は、デマルチプレクサ9から与えられた映像パケットデータをMPEG2方式に従って復号化し、得られた映像データをビデオ出力端子12からテレビジョン受像機(図示せず)に送出する。
【0040】
また、オーディオ処理部11は、デマルチプレクサ9から与えられた音声パケットデータをMPEG2−AAC(Advanced Audio Coding )方式に従って復号化し、得られた音声データをオーディオ出力端子13からテレビジョン受像機に送出する。
【0041】
これにより受信装置1においては、放送局によって放送されている複数チャンネル分のデジタルテレビジョン番組のうちユーザの所望するデジタルテレビジョン番組を視聴させ得るようになされている。
【0042】
また、記録再生処理部8は、デジタルテレビジョン番組の録画時、デスクランブラ7から与えられたトランスポートストリームをデマルチプレクサ9に送出しながら、当該トランスポートストリームから各TSパケットデータのヘッダ部に格納されているPIDに基づいて録画対象のデジタルテレビジョン番組のTSパケットデータを抽出し、当該抽出したTSパケットデータをハードディスクドライブ15のハードディスクに記録する。
【0043】
そして、記録再生制御部8は、録画したデジタルテレビジョン番組の再生命令がシステムコントローラ2から与えられると、ハードディスクドライブ15のハードディスクから指定されたデジタルテレビジョン番組のTSパケットデータを再生し、当該再生したTSパケットデータを、デスクランブラ7から与えられたトランスポートストリームに代えてデマルチプレクサ9に送出する。
【0044】
このときデマルチプレクサ9は、記録再生処理部8から与えられたTSパケットデータをヘッダ部に格納されているPIDに基づいて、映像パケットデータと音声パケットデータとに分離し、当該映像パケットデータをビデオ処理部10に送出すると共に、音声パケットデータをオーディオ処理部11に送出する。
【0045】
また、ビデオ処理部10及びオーディオ処理部11は、上述したデジタルテレビジョン番組を録画しないときと同様に映像パケットデータ及び音声パケットデータを復号化し、得られた映像データ及び音声データをテレビジョン受像機に送出する。
【0046】
これにより受信装置1においては、一旦録画したデジタルテレビジョン番組をユーザの要求に応じて再生して視聴させ得るようになされている。
【0047】
ここで、図2に示すように、トランスポートストリームは、複数チャンネル分(例えば、4チャンネル分)のTSパケットデータが時間軸に沿って並べられており、これら各TSパケットデータのうち例えば 100〔msec〕程度の時間間隔毎のTSパケットデータに図示しないPCR(Program Clock Reference :プログラム時刻基準参照値)が格納されている。
【0048】
受信装置1は、デスクランブラ7においてトランスポートストリームを得ると、各TSパケットデータからPCRを抽出し、当該抽出したPCRに装置内の動作クロックを同期させる。
【0049】
そして、受信装置1は、PCRに同期させた動作クロックに従ってトランスポートストリームから所望のTSパケットデータを分離すると共に、当該分離したTSパケットデータをその分離前の時間間隔Δtを維持して復号化する。
【0050】
これにより受信装置1は、デマルチプレクサ9、ビデオ処理部10及びオーディオ処理部11においてデータのオーバーフローやアンダーフローの発生を防止して映像データ及び音声データのアイソクロナス(Isochronous)性(すなわち、等時性)を補償することができ、かくして所望のデジタルテレビジョン番組を適確に再現して視聴させ得るようになされている。
【0051】
また、図3に示すように、記録再生処理部8は、動作クロックに従ってトランスポートストリームからTSパケットデータを抽出するものの、当該抽出したTSパケットデータをその抽出前の時間間隔を詰めてハードディスクドライブ15のハードディスクに記録し、当該ハードディスクからTSパケットデータをその時間間隔を詰めた状態で再生する。
【0052】
このため、図4に示すように、記録再生処理部8は、トランスポートストリームを構成する各TSパケットデータの時間軸に沿った並び方(以下、これを構成状態と呼ぶ)を表すために内部のカウンタで所定のクロックに同期してカウントしており、トランスポートストリームから所望のTSパケットデータを順次抽出すると、当該抽出したTSパケットデータにその抽出した時点のカウント値をタイムスタンプとして付加してハードディスクに記録する。
【0053】
そして、記録再生処理部8は、ハードディスクからTSパケットデータを再生すると、当該再生したTSパケットデータをこれに付加しているタイムスタンプに応じたタイミングでデマルチプレクサ9に送出することにより各TSパケットデータの時間間隔をトランスポートストリームから抽出したときの状態に復元する。
【0054】
これにより記録再生処理部8は、デマルチプレクサ9、ビデオ処理部10及びオーディオ処理部11においてデータのオーバーフローの発生を防止して映像データ及び音声データのアイソクロナス性を補償し、かくして録画したデジタルテレビジョン番組を再生するときにも当該デジタルテレビジョン番組を適確に再現して視聴させ得るようになされている。
【0055】
実際上、図5に示すように、記録再生処理部8は、デスクランブラ7から与えられたトランスポートストリームを入力インターフェース20に取り込む。
【0056】
入力インターフェース20は、デジタルテレビジョン番組を録画しないときにはデスクランブラ7から与えられたトランスポートストリームをセレクタ21及び出力インターフェース22を順次介してデマルチプレクサ9に送出する。
【0057】
また、入力インターフェース20は、デジタルテレビジョン番組の録画時には、デスクランブラ7から与えられたトランスポートストリームをセレクタ21及び出力インターフェース22を順次介してデマルチプレクサ9に送出しながら、入力PIDパーサ23にも送出する。
【0058】
入力PIDパーサ23は、入力インターフェース20から与えられたトランスポートストリームから各TSパケットデータのヘッダ部に格納されているPIDに基づいて、システムコントローラ2によって指定された記録対象のTSパケットデータを順次抽出し、当該抽出したTSパケットデータをその抽出前の時間間隔を維持した状態でタイムスタンプ付加回路24に送出する。
【0059】
この場合、タイムスタンプ付加回路24には、カウンタ構成の入力タイマ25が接続されている。
【0060】
入力タイマ25は、デジタルテレビジョン番組の録画が開始されると、トランスポートストリームの構成状態を表すために、例えば50〔MHz 〕のクロック(周期が20〔nsec〕)に同期してカウントし始め、そのカウント毎に32〔bit 〕で表すカウント値を順次タイムスタンプ付加回路24に送出する。
【0061】
因みに、入力タイマ25は、50〔MHz 〕のクロックに同期して32〔bit 〕で表すカウント値をカウントすることにより0から85〔sec 〕(ヘキサ表示では「0」から「0xffffffff」)までの時間を順次繰り返して表現し得るようになされている。
【0062】
そして、タイムスタンプ付加回路24は、入力PIDパーサ23からTSパケットデータが与えられる毎に、その時点で入力タイマ25から与えられたカウント値をタイムスタンプとしてTSパケットデータに付加し、当該タイムスタンプを付加したTSパケットデータ(以下、これをスタンプ付加パケットデータと呼ぶ)をアービター26に送出する。
【0063】
アービター26は、FIFO(Fast In First Out )コントローラ27の制御のもとに、入力FIFO28A及び出力FIFO28BからなるSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)28に対してスタンプ付加パケットデータの入出力の調停を行っており、タイムスタンプ付加回路24から与えられたスタンプ付加パケットデータをSDRAMコントローラ29に送出する。
【0064】
SDRAMコントローラ29は、FIFOコントローラ27の制御のもとに、アービター26から与えられたスタンプ付加パケットデータをSDRAM28の入力FIFO28Aに一旦記録し、所定のタイミングでその入力FIFO28Aからスタンプ付加パケットデータを読み出してアービター26からインデックス付加回路30に送出する。
【0065】
インデックス付加回路30は、サーチタイマ31からハードディスクに対するデータサーチ用のタイムスタンプが与えられると共に、DMA(Direct Memory Access)コントローラ32からハードディスクに対するLBA(Logical Block Address )等の各種情報が与えられている。
【0066】
そして、インデックス付加回路30は、アービター26から与えられたスタンプ付加パケットデータをハードディスクの記録単位であるクラスタ単位にまとめると共に、当該クラスタ単位のスタンプ付加パケットデータにデータサーチ用のタイムスタンプ及びLBA等のインデックス情報を付加してセレクタ33に送出する。
【0067】
このとき、システムコントローラ2(図1)は、記録命令や記録用の各種データをホストバスインターフェース34を介してDMAコントローラ32及びセレクタ33に送出している。
【0068】
また、DMAコントローラ32は、システムコントローラ2から与えられた記録命令や各種データに基づいて、DMA転送を実現するための各種命令及びデータをセレクタ33に送出している。
【0069】
そして、セレクタ33は、DMAコントローラ32の制御のもとに、インデックス付加回路30から与えられたクラスタ単位のスタンプ付加パケットデータ及びインデックス情報を記録命令及びアドレス等と共にIDE(Integrated Device Electronics )インターフェース35を介してハードディスクドライブ15に送出する。
【0070】
ハードディスクドライブ15は、IDEインターフェース35から与えられたクラスタ単位のスタンプ付加パケットデータ及びインデックス情報並びに記録命令等をハードディスクコントローラ37に取り込む。
【0071】
これによりハードディスクコントローラ37は、そのクラスタ単位のスタンプ付加パケットデータ及びインデックス情報をハードディスク38の指定されたアドレス位置に記録する。
【0072】
このようにして記録再生処理部8は、ハードディスクに対してユーザの所望するデジタルテレビジョン番組を録画することができる。
【0073】
因みに、IDEインターフェース35には、CRC(Cyclic Redundancy Check )回路36が接続されている。
【0074】
CRC回路36は、セレクタ33からIDEインターフェース35を介してハードディスクドライブ15に送出されるクラスタ単位のスタンプ付加パケットデータを順次取り込み、当該取り込んだスタンプ付加パケットデータに対して所定の生成多項式を用いて演算処理を施し、得られた演算結果をIDEインターフェース35及びセレクタ33を順次介してホストバスインターフェース34に送出する。
【0075】
また、ハードディスクコントローラ37は、セレクタ33からIDEインターフェース35を介してクラスタ単位のスタンプ付加パケットデータが与えられる毎に、当該スタンプ付加パケットデータに対してCRC回路36が用いた生成多項式と同じ生成多項式を用いて演算処理を施し、得られた演算結果をIDEインターフェース35及びセレクタ33を順次介してホストバスインターフェース34に送出する。
【0076】
そして、ホストバスインターフェース34は、記録対象の全てのスタンプ付加パケットデータがハードディスク38に記録された時点でCRC回路36及びハードディスクコントローラ37から与えられている演算結果を比較し、当該演算結果同士が同じであれば、IDEインターフェース35からハードディスクドライブ15に送出した全てのクラスタ単位のスタンプ付加パケットデータにエラーが生じていないと判断し、その旨をシステムコントローラ2に通知する。
【0077】
また、ホストバスインターフェース34は、比較した演算結果同士が異なれば、IDEインターフェース35からハードディスクドライブ15に送出した全てのクラスタ単位のスタンプ付加パケットデータのうち異なる演算結果が得られたスタンプ付加パケットデータにエラーが生じていると判断し、その旨をシステムコントローラ2に通知する。
【0078】
これによりシステムコントローラ2は、ホストバスインターフェース34から与えられた通知に従って、ハードディスクドライブ15に送出した全てのクラスタ単位のスタンプ付加パケットデータにエラーが生じていないときにはデジタルテレビジョン番組の再生時にハードディスク38からこれら全てのクラスタ単位のスタンプ付加パケットデータを再生するように制御する。
【0079】
また、システムコントローラ2は、ハードディスクドライブ15に送出したクラスタ単位のスタンプ付加パケットデータにエラーが生じているときには当該エラーの生じたスタンプ付加パケットデータを例えばデジタルテレビジョン番組の再生時にハードディスク38から再生しないように制御する。
【0080】
なお、システムコントローラ2は、ハードディスクドライブ15に送出した全てのクラスタ単位のスタンプ付加パケットデータのうち所定数以上のスタンプ付加パケットデータにエラーが生じていることによりデジタルテレビジョン番組を適確に再生し難いときには受信装置1(又は記録再生処理部8)内に故障等の不具合が生じていると判断し、その旨を図示しない表示部等を介してユーザに通知する。
【0081】
また、記録再生処理部8は、デジタルテレビジョン番組の再生時、システムコントローラ2から再生命令や再生用の各種データがホストバスインターフェース34を介してDMAコントローラ32及びセレクタ33に与えられる。
【0082】
このときDMAコントローラ32は、システムコントローラ2から与えられた再生命令や各種データに基づいて、DMA転送を可能にするための各種命令及びデータをセレクタ33に送出する。
【0083】
そして、セレクタ33は、DMAコントローラ32の制御のもとに、IDEインターフェース35を介してハードディスクドライブ15に再生命令や再生すべきデータのアドレス等を送出する。
【0084】
ハードディスクドライブ15は、セレクタ33からIDEインターフェース35を介して与えられた再生命令及びアドレス等をハードディスクコントローラ37に取り込む。
【0085】
これによりハードディスクコントローラ37は、再生命令及びアドレス等に応じてハードディスク38から指定されたクラスタ単位のスタンプ付加パケットデータ及びインデックス情報を再生し、当該再生したクラスタ単位のスタンプ付加パケットデータ及びインデックス情報をIDEインターフェース35及びセレクタ33を順次介してインデックス検出回路40に送出する。
【0086】
因みに、CRC回路36は、このときハードディスクドライブ15からIDEインターフェース35を介してセレクタ33に送出されるクラスタ単位のスタンプ付加パケットデータを順次取り込み、当該取り込んだスタンプ付加パケットデータに対して所定の生成多項式を用いて演算処理を施し、得られた演算結果をIDEインターフェース35及びセレクタ33を順次介してホストバスインターフェース34に送出する。
【0087】
また、ハードディスクコントローラ37は、ハードディスク38からクラスタ単位のスタンプ付加パケットデータを再生する毎に、当該スタンプ付加パケットデータに対してCRC回路36が用いた生成多項式と同じ生成多項式を用いて演算処理を施し、得られた演算結果をIDEインターフェース35及びセレクタ33を順次介してホストバスインターフェース34に送出する。
【0088】
そして、ホストバスインターフェース34は、ハードディスク38から再生対象の全てのスタンプ付加パケットデータが再生された時点でCRC回路36及びハードディスクコントローラ37から与えられている演算結果を比較し、当該演算結果同士が同じであれば、ハードディスクドライブ15からIDEインターフェース35に送出した全てのクラスタ単位のスタンプ付加パケットデータにエラーが生じていないと判断し、その旨をシステムコントローラ2に通知する。
【0089】
また、ホストバスインターフェース34は、比較した演算結果同士が異なれば、ハードディスクドライブ15からIDEインターフェース35に送出した全てのクラスタ単位のスタンプ付加パケットデータのうち異なる演算結果が得られたスタンプ付加パケットデータにエラーが生じていると判断し、その旨をシステムコントローラ2に通知する。
【0090】
これによりシステムコントローラ2は、ホストバスインターフェース34から与えられた通知に従って、ハードディスクドライブ15からセレクタ33に送出した全てのクラスタ単位のスタンプ付加パケットデータにエラーが生じていないときには当該セレクタ33からこれら全てのクラスタ単位のスタンプ付加パケットデータをインデックス検出回路40に送出するように制御する。
【0091】
また、システムコントローラ2は、ハードディスクドライブ15からセレクタ33に送出したクラスタ単位のスタンプ付加パケットデータにエラーが生じているときには当該エラーの生じたスタンプ付加パケットデータを例えばセレクタ33からインデックス検出回路40に送出しないように制御する。
【0092】
なお、システムコントローラ2は、ハードディスクドライブ15からセレクタ33に送出した全てのクラスタ単位のスタンプ付加パケットデータのうち所定数以上のスタンプ付加パケットデータにエラーが生じていることによりデジタルテレビジョン番組を適確に再生し難いときには受信装置1(又は記録再生処理部8)内に故障等の不具合が生じていると判断し、その旨を表示部等を介してユーザに通知する。
【0093】
このようにしてインデックス検出回路40は、セレクタ33からクラスタ単位のスタンプ付加パケットデータ及びインデックス情報が与えられると、これらクラスタ単位のスタンプ付加パケットデータとインデックス情報とを分離し、当該インデックス情報をDMAコントローラ32に送出すると共に、クラスタ単位のスタンプ付加パケットデータを本来のスタンプ付加パケットデータ単位でアービター26に送出する。
【0094】
DMAコントローラ32は、インデックス検出回路40から与えられたインデックス情報を内部のレジスタに記憶し、当該レジスタに記憶したインデックス情報に基づいて、ハードディスク38から引き続き読み出すべきクラスタ単位のスタンプ付加パケットデータの読み出しを制御する。
【0095】
また、アービター26は、FIFOコントローラ27の制御のもとに、インデックス検出回路40から与えられたスタンプ付加パケットデータをSDRAMコントローラ29に送出する。
【0096】
そして、SDRAMコントローラ29は、FIFOコントローラ27の制御のもとに、アービター26から与えられたスタンプ付加パケットデータをSDRAM28の出力FIFO28Bに一旦記録し、所定のタイミングでその出力FIFO28Bからスタンプ付加パケットデータを読み出してアービター26からタイムスタンプ検出部41に送出する。
【0097】
この場合、タイムスタンプ検出部41には、カウンタ構成の出力タイマ42が接続されている。
【0098】
出力タイマ42は、デジタルテレビジョン番組の再生が開始されると、入力タイマ25が動作したクロックと同じ50〔MHz 〕のクロック(周期が20〔nsec〕)に同期してカウントし始め、そのカウント毎に32〔bit 〕で表すカウント値を順次タイムスタンプ検出部41に送出する。
【0099】
因みに、出力タイマ42は、50〔MHz 〕のクロックに同期して32〔bit 〕で表すカウント値をカウントすることにより上述した入力タイマ25と同様に0から85〔sec 〕(ヘキサ表示では「0」から「0xffffffff」)までの時間を順次繰り返して表現し得るようになされている。
【0100】
タイムスタンプ検出部41は、図6に示すように、アービター26から与えられたスタンプ付加パケットデータを分離回路50に取り込む。
【0101】
分離回路50は、そのスタンプ付加パケットデータをタイムスタンプ及びTSパケットデータに分離し、当該TSパケットデータをFIFO51に送出して一旦記録すると共に、タイムスタンプを第1のラッチ回路52を介して所定時間遅延させて読出用比較器53に送出する。
【0102】
読出用比較器53は、出力タイマ42から順次カウント値が与えられており、分離回路50から第1のラッチ回路52を介して与えられたタイムスタンプの値とカウント値とを比較する。
【0103】
そして、読出用比較器53は、タイムスタンプの値がカウント値と一致したタイミングでFIFO51に読出命令を送出することにより当該FIFO51からTSパケットデータを読み出してセレクタ21(図5)に送出する。
【0104】
これによりタイムスタンプ検出部41は、デジタルテレビジョン番組の録画のために各TSパケットデータに対して一旦詰めたこれらの時間間隔を、FIFO51の読み出しを制御することにより抽出前の元の時間間隔に復元し得るようになされている。
【0105】
セレクタ21(図5)は、タイムスタンプ検出部41からTSパケットデータが与えられると、当該TSパケットデータを入力インターフェース20から与えられるトランスポートストリームに代えて出力インターフェース22からデマルチプレクサ9(図1)に送出する。
【0106】
このようにして記録再生処理部8は、一旦録画した所望のデジタルテレビジョン番組を再生し、映像データ及び音声データのアイソクロナス性を補償した状態でデマルチプレクサ9に送出することができる。
【0107】
ところで、トランスポートストリームが例えば比較的低い4〔Mbps〕程度のビットレートで放送局から送信されると、(1)式
【0108】
【数1】
Figure 0004565308
【0109】
で表されるように、当該トランスポートストリーム内で時間軸に沿って隣り合う前後の188〔byte〕のTSパケットデータ間の時間間隔は 376〔μsec 〕(ヘキサ表示では「0x758」)となる。因みに、(1)式では、ビットレートをバイト(1バイトが8ビット)単位に変換して計算している。
【0110】
このため、トランスポートストリームから抽出したTSパケットデータの時間軸に沿った前後の時間間隔は、当該トランスポートストリームに含まれるデジタルテレビジョン番組のチャンネル数(例えば4チャンネル)及びそのチャンネル毎のTSパケットデータの並び方に応じて376〔μsec 〕以上の時間間隔に変化する。
【0111】
そして、このようにトランスポートストリームから抽出したTSパケットデータに対してハードディスク38における記録再生時にエラーが生じる場合には、そのエラーがハードディスク38の記録領域に生じた傷や汚れ等に起因していることにより当該TSパケットデータに付加しているタイムスタンプにもエラーが生じ、この結果タイムスタンプの値が変化する。
【0112】
従って、図6に示すように、タイムスタンプ検出部41において、第1のラッチ回路52は、所定時間遅延させたタイムスタンプをエラー検出回路55の差分検出器56に送出すると共に、第2のラッチ回路57介して所定時間遅延させて差分検出器56に送出する。
【0113】
これにより差分検出器56は、第1及び第2のラッチ回路52及び57から時間軸に沿って順次隣り合う2つのTSパケットデータに付加されていたタイムスタンプが与えられる。
【0114】
そして、差分検出器56は、時間的に後のタイムスタンプから時間的に先のタイムスタンプを減算することにより、時間軸に沿って隣り合う前後のTSパケットデータ間の時間間隔を算出し、当該算出した時間間隔をエラー検出用比較器58に送出する。
【0115】
因みに、差分検出器56は、ハードディスク38(図5)から再生された各TSパケットデータのうち先頭のTSパケットデータに付加されていたタイムスタンプのみについては時間間隔を算出するための相手となるタイムスタンプが存在しないため、当該先頭のTSパケットデータに付加されていたタイムスタンプをそのままエラー検出用比較器58に送出する。
【0116】
エラー検出用比較器58は、トランスポートストリームに含まれるデジタルテレビジョン番組のチャンネル数及びそのチャンネル毎のTSパケットデータの並び方に応じて適宜選定されたエラー検出用の時間間隔(すなわち、TSパケットデータにエラーが生じていなければ、存在し得ない時間間隔)でなる閾値(例えばヘキサ表示で基準の「0x758」を6倍した「0x3000」)がシステムコントローラ2(図1)から与えられている。
【0117】
そして、エラー検出用比較器58は、ハードディスク38から再生された各TSパケットデータのうち先頭のTSパケットデータに付加されていたタイムスタンプのみが差分検出器56から与えられたときには、当該タイムスタンプが付加されていたTSパケットデータに便宜上エラーが生じていないものとして、その旨をシステムコントローラ2に通知する。
【0118】
また、エラー検出用比較器58は、差分検出器56から先頭のTSパケットデータに付加されていたタイムスタンプに続いて時間間隔が与えられたときには、当該時間間隔が時間軸に沿って隣り合う前後のTSパケットデータに付加されていたタイムスタンプの減算結果であるため、その時間間隔をシステムコントローラ2から与えられた閾値と比較する。
【0119】
この結果、エラー検出用比較器58は、閾値よりも時間間隔の値が小さければ、時間軸に沿って隣り合う前後のTSパケットデータのうち時間的に後のTSパケットデータにエラーが生じていないと判断し、その旨をシステムコントローラ2に通知する。
【0120】
また、エラー検出用比較器58は、閾値よりも時間間隔の値が大きいときには、時間軸に沿って隣り合う前後のTSパケットデータのうち時間的に後のTSパケットデータにエラーが生じていると判断し、その旨をシステムコントローラ2に通知する。
【0121】
ここで、時間的に後のTSパケットデータにエラーが生じているときには、当該TSパケットデータに付加されていたタイムスタンプの値が元の値から変化している。
【0122】
そして、読出用比較器53がそのタイムスタンプを用いてFIFO51からのTSパケットデータの読み出しを制御すると、当該TSパケットデータの読み出しタイミングに誤差が生じると共に、これに伴い続くTSパケットデータの読み出しタイミングにも誤差が生じる可能性がある。
【0123】
このため、エラー検出用比較器58は、時間的に後のTSパケットデータにエラーが生じていると判断したときには、その旨を読出用比較器53にも通知することによりそのタイミングで当該読出用比較器53によりFIFO51を制御してエラーの生じているTSパケットデータを強制的に読み出す。
【0124】
これにより読出用比較器53は、時間的に後のTSパケットデータにエラーが生じているときでも、当該TSパケットデータに続くTSパケットデータに対して元の時間間隔を適確に復元してセレクタ21に送出し得るようになされている。
【0125】
また、エラー検出用比較器58は、このように時間的に後のTSパケットデータにエラーが生じていると、差分検出器56において次にそのタイムスタンプと共にこれに続くタイムスタンプとを用いて時間間隔を算出することによりエラーの生じているTSパケットデータに続くTSパケットデータにエラーが生じていなくても、誤ってエラーが生じている判断する可能性がある。
【0126】
従って、エラー検出用比較器58は、差分検出器56から与えられた時間間隔に基づいて時間的に後のTSパケットデータにエラーが生じていると判断したときには、当該差分検出器56から続いて時間間隔が与えられても、その時間的に後のTSパケットデータに続くTSパケットデータには便宜上エラーが生じていないと判断してその旨をシステムコントローラ2に通知する。
【0127】
これによりエラー検出用比較器58は、エラーの生じていないTSパケットデータに誤ってエラーが生じていると判断することを防止し得るようになされている。
【0128】
因みに、エラー検出用比較器58は、以上説明した処理内容からも明らかなように、ハードディスク38(図5)から再生された各TSパケットデータのうち先頭のTSパケットデータや、実際にエラーが生じていると判断したTSパケットデータに続くTSパケットデータ等については、実際にはエラーが生じていてもエラーが生じていないと判断する可能性がある。
【0129】
従って、この受信装置1においては、デマルチプレクサ9、ビデオ処理部10及びオーディオ処理部11に所定の誤り検出機能を設けており、エラー検出用比較器58において処理の都合上エラーを検出することができなかったTSパケットデータについては、実際にエラーが生じているか否かを検出するようになされている。
【0130】
また、エラー検出用比較器58においてTSパケットデータにエラーが生じているか否かを検出した場合、システムコントローラ2は、当該エラー検出用比較器58からTSパケットデータにエラーが生じていないことが通知されると、そのTSパケットデータをそのまま処理するようにデマルチプレクサ9(図1)、ビデオ処理部10(図1)及びオーディオ処理部11(図1)を制御する。
【0131】
また、システムコントローラ2は、エラー検出用比較器58からTSパケットデータにエラーが生じていることが通知されると、当該エラーの生じているTSパケットデータのみを処理しないようにデマルチプレクサ9、ビデオ処理部10及びオーディオ処理部11を制御する。
【0132】
そして、システムコントローラ2は、再生したデジタルテレビジョン番組の全てのTSパケットデータのうち所定数以上のTSパケットデータにエラーが生じていることにより当該デジタルテレビジョン番組を適確に再生し難いときにはハードディスクドライブ15(又は記録再生処理部8)内に故障等の不具合が生じていると判断し、その旨を表示部等を介してユーザに通知する。
【0133】
なお、この実施の形態の場合、ハードディスクドライブ15には、データの再生時に再生エラーが発生すると、そのデータに対する再生を再度試みるリトライ機能が付加されているものの、クラスタ単位のスタンプ付加パケットデータの再生時には、そのリトライ処理を実行しないように設定されている。
【0134】
従って、この受信装置1においては、ハードディスクドライブ15において再生のリトライ処理により時間的に隣り合う前後のTSパケットデータ間に元の時間間隔以上の時間間隔が生じることを適確に防止し、かくして映像データ及び音声データのアイソクロナス性を補償し難くなることを防止することができる。
【0135】
また、この受信装置1においては、ハードディスクドライブ15においてデータの再生時にリトライ処理を実行すると、そのリトライ処理によってデータを再生することができたか否かに応じて当該データにエラーが生じているか否かを判断することが可能であるが、当該ハードディスクドライブ15において再生時のリトライ処理を実行しないことによりデータにエラーが生じているか否かを判断することはできない。
【0136】
しかしながら、この受信装置1においては、ハードディスクドライブ15のリトライ処理を利用したエラー検出機能を用いなくとも、タイムスタンプに基づいてTSパケットデータにエラーが生じているか否かを容易に検出し得るようになされている。
【0137】
以上の構成において、この受信装置1では、デジタルテレビジョン番組の録画時にトランスポートストリームから抽出した録画対象のデジタルテレビジョン番組の複数のTSパケットデータにこれらの構成状態を表すタイムスタンプを付加してハードディスク38に記録する。
【0138】
そして、この受信装置1では、デジタルテレビジョン番組の再生時にハードディスク38からTSパケットデータと共にタイムスタンプを再生すると、時間軸に沿って順次隣り合う前後のタイムスタンプ同士の差分値から当該時間軸に沿って隣り合う前後のTSパケットデータ間の時間間隔を算出し、その時間間隔がトランスポートストリームからTSパケットデータを抽出したときの時間間隔であるかどうかに応じてTSパケットデータにエラーが生じているか否かを検出するようにした。
【0139】
従って、この受信装置1では、誤り検出の処理負荷が増大する誤り訂正符号を必要とせずに、ハードディスク38から再生したTSパケットデータにエラーが生じているか否かを容易に検出することができる。
【0140】
また、この受信装置1では、TSパケットデータと共にタイムスタンプにエラーが生じたために当該タイムスタンプの値が記録前の元の値と異なる値に変化したときには、そのエラーを検出したタイミングで対応するTSパケットデータを記録再生処理部8からデマルチプレクサ9に送出するため、当該タイムスタンプに生じたエラーによりTSパケットデータの時間間隔を記録前の元の時間間隔に復元し難くなることをほぼ確実に防止することができる。
【0141】
従って、TSパケットデータと共にタイムスタンプにエラーが生じても、当該TSパケットデータに基づいて得られる映像データ及び音声データのアイソクロナス性を補償してデジタルテレビジョン番組を適確に再生することができる。
【0142】
以上の構成によれば、複数のTSパケットデータをハードディスク38に記録する際に、これら各TSパケットデータにそれぞれ構成状態を表すタイムスタンプを付加し、当該ハードディスク38から各TSパケットデータと共に再生された各タイムスタンプのうち時間軸に沿って順次隣り合う2つのタイムスタンプ同士の差分値を算出し、当該算出した差分値に基づいてTSパケットデータにエラーが生じているか否かを検出するようにしたことにより、誤り検出の処理負荷が増大する誤り訂正符号を必要とせずに、ハードディスク38から再生した各TSパケットデータにエラーが生じているか否かを時間軸に沿って順次隣り合うタイムスタンプ同士の差分値に基づいて容易に検出することができ、かくして記録媒体から再生したデータに対するエラー検出処理の処理負荷を低減し得る受信装置を実現することができる。
【0143】
なお、上述の実施の形態においては、受信装置1において複数チャンネル分のデジタルテレビジョン番組を有するトランスポートストリームを処理するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、受信装置1において1チャンネル分のデジタルテレビジョン番組のみを有するトランスポートストリームを処理するようにしても良く、このようにしてもTSパケットデータにエラーが生じているか否かをタイムスタンプに基づいて適確に検出することができる。
【0144】
また、上述の実施の形態においては、本発明を図1乃至図6について上述した衛星デジタル放送用の受信装置1に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、所定単位のデータを並べて生成されたデータ列を所定の記録媒体から再生したときにこれら各データにエラーが生じているか否かを検出するものであれば、携帯型及び据置型の記録再生装置、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistance )、パーソナルコンピュータ等のように、この他種々のエラー検出装置及び記録再生装置に広く適用することができる。
【0145】
さらに上述の実施の形態においては、所定単位の複数のデータを並べて生成されたデータ列を記録する所定の記録媒体として、図1及び図5について上述したハードディスクドライブ15のハードディスク38を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、所定単位の複数のデータを並べて生成されたデータ列を記録することができれば、フロッピーディスク、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory )、DVD−ROM(Digital Video Disc-Read Only Memory )及び半導体メモリ等のように、この他種々の記録媒体を広く適用することができる。
【0146】
さらに上述の実施の形態においては、所定単位の複数のデータを並べて生成されたデータ列として、図2及び図7について上述した複数チャンネル分のデジタルテレビジョン番組のTSパケットデータを並べて生成されたトランスポートストリームを適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、所定単位の複数のデータを並べて生成されたデータ列であれば、所定単位の複数のプラグラムデータや、所定単位の複数の映像又は音声データ、所定単位の制御データ等の所定のコンテンツデータを並べて生成されたプログラムストリーム(PS:Program Stream)等のように、この他種々のデータ列を広く適用することができる。
【0147】
さらに、上述の実施の形態においては、所定単位の複数のデータを並べて生成されたデータ列を所定の記録媒体に記録する際に、当該データ列を構成する各データにそれぞれ構成状態を表す時間情報を付加する時間情報付加手段として、図5について上述したTSパケットデータにカウント値でなるタイムスタンプを付加するタイムスタンプ付加回路24を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、所定単位の複数のデータを並べて生成されたデータ列を所定の記録媒体に記録する際に、当該データ列を構成する各データにそれぞれ構成状態を表す時間情報を付加することができれば、所定単位のデータにタイムスタンプに代えて計時した実時間を時間情報として付加するもの等のように、この他種々の時間情報付加手段を広く適用することができる。
【0148】
さらに、上述の実施の形態においては、記録媒体に各データ及び各時間情報が記録された後、当該記録媒体から各データと共に再生された各時間情報のうち時間軸に沿って順次隣り合う2つの各時間情報同士の差分値を算出する差分値算出手段として、図6について上述した差分検出器56を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、記録媒体に各データ及び各時間情報が記録された後、当該記録媒体から各データと共に再生された各時間情報のうち時間軸に沿って順次隣り合う2つの各時間情報同士の差分値を算出することができれば、CPU(Central Processing Unit )やマイクロプロセッサ等のように、この他種々の差分値算出手段を広く適用することができる。
【0149】
さらに、上述の実施の形態においては、差分値の算出結果に基づいて時間情報の付加されたデータにエラーが生じているか否かを検出するエラー検出手段として、図6について上述したエラー検出用比較器58を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、差分値の算出結果に基づいて時間情報の付加されたデータにエラーが生じているか否かを検出することができれば、CPUやマイクロプロセッサ等のようにこの他種々のエラー検出手段を広く適用することができる。
【0150】
さらに、上述の実施の形態においては、記録媒体から各データと共に再生された各時間情報に従って、当該各データを記録前の構成状態を復元して出力する出力手段として、図6について上述したFIFO51を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、記録媒体から各データと共に再生された各時間情報に従って当該各データを記録前の構成状態を復元して出力することができれば、FIFOの機能を持たない記録媒体等のように、この他種々の出力手段を広く適用することができる。
【0151】
さらに、上述の実施の形態においては、エラーの検出結果に基づいて、エラーが生じているデータを当該データと時間軸に沿った前後で隣り合う2つのエラーの生じていないデータ間の時間間隔内で出力するように出力手段を制御する制御手段として、図6について上述した読出用比較器53を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、エラーの検出結果に基づいて、エラーが生じているデータを当該データと時間軸に沿った前後で隣り合う2つのエラーの生じていないデータ間の時間間隔内で出力するように出力手段を制御することができれば、CPU及びマイクロプロセッサ等のように、この他種々の制御手段を広く適用することができる。
【0152】
さらに上述の実施の形態においては、各データ及び各時間情報を所定の記録媒体に記録する記録手段として、図5について上述したハードディスクドライブ15のハードディスクコントローラ37を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、各データ及び各時間情報を所定の記録媒体に記録することができれば、各データ及び各時間情報の記録に用いる記録媒体に応じてこの他種々の記録手段を広く適用することができる。
【0153】
さらに上述の実施の形態においては、記録媒体から各データ及び各時間情報を再生する再生手段として、図5について上述したハードディスクドライブ15のハードディスクコントローラ37を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、記録媒体から各データ及び各時間情報を再生することができれば、各データ及び各時間情報の再生に用いる記録媒体に応じてこの他種々の再生手段を広く適用することができる。
【0154】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、所定単位の複数のデータを並べて生成されたデータ列が所定の記録媒体に記録される際に、時間情報付加手段がデータ列を構成する各データにそれぞれ構成状態を表す時間情報を付加し、差分値算出手段が記録媒体から各データと共に再生された各時間情報のうち時間軸に沿って順次隣り合う2つの各時間情報同士の差分値を算出し、エラー検出手段が差分値の算出結果に基づいて、時間情報の付加されたデータにエラーが生じているか否かを検出して、当該エラーの検出結果を後段に出力すると共に、出力手段が記録媒体から各データと共に再生された各時間情報に従って当該各データを記録前の構成状態を復元して後段に出力するようにして、エラー検出手段が、差分値の算出結果に基づいて、時間情報の付加されたデータにエラーが生じていることを検出した場合、当該エラーが生じていることを検出したデータに時間軸に沿って後で隣り合う1つのデータについては、エラーが生じているか否かを検出せずに、出力手段の後段でエラーが生じているか否かを検出させるようにしたことにより、誤り検出の処理負荷が増大する誤り訂正符号を必要とせずに、記録媒体から再生した各データにエラーが生じているか否かを時間軸に沿って順次隣り合う時間情報同士の差分値に基づいて容易に検出することができると共に、差分値の算出結果に基づいてエラーが生じていることを検出したデータに、時間軸に沿って後で隣り合う1つのデータについては、当該エラーが生じているデータに付加された時間情報に基づき、エラーが生じていると誤検出することを回避して出力手段の後段でエラーが生じているか否かを適確に検出することができ、かくして記録媒体から再生したデータに対するエラー検出処理の処理負荷を低減させて、当該データにエラーが生じているか否かを適確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による受信装置の回路構成の一実施の形態を示すブロック図である。
【図2】トランスポートストリームからのTSパケットデータの分離の説明に供する略線図である。
【図3】記録再生時のTSパケットデータの時間間隔の説明に供する略線図である。
【図4】TSパケットデータへのタイムスタンプの付加の説明に供する略線図である。
【図5】記録再生処理部の回路構成を示すブロック図である。
【図6】タイムスタンプ検出部の回路構成を示すブロック図である。
【図7】TSパケットデータの構造を示す略線図である。
【符号の説明】
1……受信装置、2……システムコントローラ、8……記録再生処理部、15……ハードディスクドライブ、24……タイムスタンプ付加回路、25……入力タイマ、38……ハードディスク、41……タイムスタンプ検出部、52……第1のラッチ回路、55……エラー検出回路、56……差分検出器、57……第2のラッチ回路、58……比較器。

Claims (8)

  1. 所定単位の複数のデータを並べて生成されたデータ列が所定の記録媒体に記録される際に、当該データ列を構成する各上記データにそれぞれ構成状態を表す時間情報を付加する時間情報付加手段と、
    上記記録媒体に各上記データ及び各上記時間情報が記録された後、当該記録媒体から各上記データと共に再生された各上記時間情報のうち時間軸に沿って順次隣り合う2つの各上記時間情報同士の差分値を算出する差分値算出手段と、
    上記差分値の算出結果に基づいて、上記時間情報の付加された上記データにエラーが生じているか否かを検出して、当該エラーの検出結果を後段に出力するエラー検出手段と
    上記記録媒体から各上記データと共に再生された各上記時間情報に従って当該各データを記録前の構成状態を復元して上記後段に出力する出力手段と
    を具え
    上記エラー検出手段は、
    上記時間情報の付加された上記データにエラーが生じていることを検出した場合、当該エラーが生じていることを検出した上記データに上記時間軸に沿って後で隣り合う1つの上記データについては、上記エラーが生じているか否かを検出せずに、上記出力手段の上記後段で上記エラーが生じているか否かを検出させるようにする
    ラー検出装置。
  2. 上記エラー検出手段は、
    上記記録媒体から再生された各上記データのうち、先頭の当該データについても、上記エラーが生じているか否かを検出せずに、上記出力手段の上記後段で上記エラーが生じているか否かを検出させるようにする
    請求項1に記載のエラー検出装置。
  3. 所定単位の複数のデータを並べて生成されたデータ列が所定の記録媒体に記録される際に、当該データ列を構成する各上記データにそれぞれ構成状態を表す時間情報を付加する時間情報付加ステップと、
    上記記録媒体に各上記データ及び各上記時間情報が記録された後、当該記録媒体から各上記データと共に再生された各上記時間情報のうち時間軸に沿って順次隣り合う2つの各上記時間情報同士の差分値を算出する差分値算出ステップと、
    上記差分値の算出結果に基づいて、上記時間情報の付加された上記データにエラーが生じているか否かを検出して、当該エラーの検出結果を出力するエラー検出ステップと
    上記記録媒体から各上記データと共に再生された各上記時間情報に従って当該各データを記録前の構成状態を復元して出力するデータ出力ステップと
    を具え
    上記エラー検出ステップは、
    上記差分値の算出結果に基づいて、上記時間情報の付加された上記データにエラーが生じていることを検出した場合、当該エラーが生じていることを検出した上記データに上記時間軸に沿って後で隣り合う1つの上記データについては、上記エラーが生じているか否かを検出せずに、上記データ出力ステップによる上記データの出力先で上記エラーが生じているか否かを検出させるようにする
    ラー検出方法。
  4. 所定単位の複数のデータを並べて生成された記録対象のデータ列の当該各データにそれぞれ構成状態を表す時間情報を付加する時間情報付加手段と、
    各上記データ及び各上記時間情報を所定の記録媒体に記録する記録手段と、
    上記記録媒体から各上記データ及び各上記時間情報を再生する再生手段と、
    上記記録媒体から各上記データと共に再生された各上記時間情報のうち時間軸に沿って順次隣り合う2つの各上記時間情報同士の差分値を算出する差分値算出手段と、
    上記差分値の算出結果に基づいて、上記時間情報の付加された上記データにエラーが生じているか否かを検出して、当該エラーの検出結果を後段に出力する第1のエラー検出手段と
    上記記録媒体から各上記データと共に再生された各上記時間情報に従って当該各データを記録前の構成状態を復元して上記後段に出力する出力手段と、
    上記出力手段の上記後段で、当該出力手段から出力された上記データに上記エラーが生じているか否かを検出する第2のエラー検出手段と
    を具え
    上記第1のエラー検出手段は、
    上記差分値の算出結果に基づいて、上記時間情報の付加された上記データにエラーが生じていることを検出した場合、当該エラーが生じていることを検出した上記データに上記時間軸に沿って後で隣り合う1つの上記データについては、上記エラーが生じているか否かを検出せず、
    上記第2のエラー検出手段は、
    上記第1のエラー検出手段により上記エラーが生じているか否かが検出されなかった上記データに当該エラーが生じているか否かを検出する
    録再生装置。
  5. 上記第1のエラー検出手段は、
    上記記録媒体から再生された各上記データのうち、先頭の当該データについても、上記エラーが生じているか否かを検出せず、
    上記第2のエラー検出手段は、
    上記第1のエラー検出手段により上記エラーが生じているか否かが検出されなかった先頭の上記データについても当該エラーが生じているか否かを検出する
    請求項4に記載の記録再生装置。
  6. 上記記録媒体は、
    ディスク状記録媒体であり、
    上記再生手段は、
    上記ディスク状記録媒体からの各上記データ及び各上記時間情報の再生時に再生エラーが発生した場合、当該再生エラーの発生した上記データ及び上記時間情報に対する上記再生リトライ処理を実行しないように設定された
    請求項5に記載の記録再生装置。
  7. 上記出力手段から出力された各上記データに対して所定の処理を施す処理手段と、
    表示部と、
    上記第1のエラー検出手段による上記エラーの検出結果に基づき、各上記データのうち、所定数より少ない各上記データに上記エラーが発生していることが検出されたときには、当該エラーの発生している上記データのみを処理しないように上記処理手段を制御し、各上記データのうち、所定数以上の各上記データに上記エラーが発生していることが検出されたときには、上記再生手段に不具合が生じていると判断して、当該再生手段に不具合の生じている旨を上記表示部を介して通知する処理制御手段
    を具える請求項6に記載の記録再生装置。
  8. 所定単位の複数のデータを並べて生成された記録対象のデータ列の当該各データにそれぞれ構成状態を表す時間情報を付加する時間情報付加ステップと、
    各上記データ及び各上記時間情報を所定の記録媒体に記録する記録ステップと、
    上記記録媒体から各上記データ及び各上記時間情報を再生する再生ステップと、
    上記記録媒体から各上記データと共に再生された各上記時間情報のうち時間軸に沿って順次隣り合う2つの各上記時間情報同士の差分値を算出する差分値算出ステップと、
    上記差分値の算出結果に基づいて、上記時間情報の付加された上記データにエラーが生じているか否かを検出して、当該エラーの検出結果を出力する第1のエラー検出ステップと
    上記記録媒体から各上記データと共に再生された各上記時間情報に従って当該各データを記録前の構成状態を復元して出力するデータ出力ステップと、
    上記データ出力ステップで出力された上記データに上記エラーが生じているか否かを検出する第2のエラー検出ステップと
    を具え
    上記第1のエラー検出ステップは、
    上記差分値の算出結果に基づいて、上記時間情報の付加された上記データにエラーが生じていることを検出した場合、当該エラーが生じていることを検出した上記データに上記時間軸に沿って後で隣り合う1つの上記データについては、上記エラーが生じているか否かを検出せず、
    上記第2のエラー検出ステップは、
    上記第1のエラー検出ステップにより上記エラーが生じているか否かを検出しなかった上記データに当該エラーが生じているか否かを検出する
    録再生方法。
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