JP2003087734A - エラー検出装置及びエラー検出方法並びに記録再生装置及び記録再生方法 - Google Patents

エラー検出装置及びエラー検出方法並びに記録再生装置及び記録再生方法

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JP2003087734A
JP2003087734A JP2001278443A JP2001278443A JP2003087734A JP 2003087734 A JP2003087734 A JP 2003087734A JP 2001278443 A JP2001278443 A JP 2001278443A JP 2001278443 A JP2001278443 A JP 2001278443A JP 2003087734 A JP2003087734 A JP 2003087734A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、記録媒体から再生したデータのエラ
ー検出の処理負荷を低減する。 【解決手段】本発明は、TSパケットデータ列でなるト
ランスポートストリームがハードディスク38に記録さ
れる際にタイムスタンプ付加回路24が各TSパケット
データにそれぞれ構成状態を表すタイムスタンプを付加
し、差分検出器56がハードディスク38から各TSパ
ケットデータと共に再生された各タイムスタンプのうち
時間軸に沿って順次隣り合う2つの各タイムスタンプ同
士の差分値を算出し、エラー検出用比較器58が差分値
の算出結果に基づいて、タイムスタンプの付加されたT
Sパケットデータにエラーが生じているか否かを検出す
る。これにより誤り検出用の誤り訂正符号を必要とせず
に、TSパケットデータにエラーが生じているか否かを
容易に検出でき、かくしてハードディスク38から再生
したTSパケットデータに対するエラー検出処理の処理
負荷を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエラー検出装置及び
エラー検出方法並びに記録再生装置及び記録再生方法に
関し、例えばデジタルBS(Broadcast Satellite )放
送やデジタルCS(Communication Satellite)放送等
の衛星デジタル放送を受信する受信装置に適用して好適
なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、衛星デジタル放送用の放送局は、
複数チャンネル分のデジタルテレビジョン番組の映像デ
ータ及び音声データをそれぞれMPEG(Moving Pictu
re Experts Group)2と呼ばれる圧縮符号化方式で圧縮
符号化することにより順次188〔byte〕単位のTS(Tra
nsport Stream)パケットデータを生成する。
【0003】因みに、図7に示すように、TSパケット
データは、ヘッダ部及びデータ部から構成されており、
当該ヘッダ部には同期バイトやパケット識別子(すなわ
ち、PID(Packet IDentification ))、その他の各
種パケット制御データが格納され、データ部には圧縮符
号化された映像データ又は音声データが格納されてい
る。
【0004】なお、同期バイトはTSパケットデータの
開始を示すデータであり、PIDはTSパケットデータ
に格納されている情報の内容(チャンネル番号やそのチ
ャンネルの映像データ及び音声データのうちいずれが格
納されているか等)を示すデータである。
【0005】そして、放送局は、このように生成した複
数チャンネル分のTSパケットデータを時分割多重化
し、得られたトランスポートストリーム(すなわち、T
Sパケットデータ列)を所定の変調方式で変調すること
によりその結果得られた送信信号を放送衛星に向けて送
信する。
【0006】これにより衛星デジタル放送用の放送局
は、放送衛星を利用して複数チャンネル分のデジタルテ
レビジョン番組を同時に放送し得るようになされてい
る。
【0007】また、衛星デジタル放送を受信する受信装
置は、放送局から放送衛星を介して送信された送信信号
を衛星用アンテナで受信し、当該受信した送信信号を所
定の復調方式で復調することによりトランスポートスト
リームを生成する。
【0008】そして、受信装置は、トランスポートスト
リームに含まれる複数チャンネル分のTSパケットデー
タのうちユーザの所望するチャンネルのTSパケットデ
ータを選択して復号化し、得られた映像データ及び音声
データを例えばテレビジョン受像機に送出する。
【0009】これにより受信装置は、テレビジョン受像
機を介して所望のデジタルテレビジョン番組を視聴させ
得るようになされている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近では、
この種の受信装置にハードディスクドライブを設け、所
望のデジタルテレビジョン番組を保存用や留守録用等と
してハードディスクに録画することにより放送日時以降
にも当該所望のデジタルテレビジョン番組を視聴させ得
るようにすることが提案されている。
【0011】実際上、かかる構成の受信装置において
は、所望のデジタルテレビジョン番組の録画が指定され
ると、放送衛星を介して取得したトランスポートストリ
ームからそのデジタルテレビジョン番組のTSパケット
データを順次抽出してハードディスクに記録し、その
後、再生命令に応じてハードディスクからTSパケット
データを順次再生して復号化し、得られた映像データ及
び音声データをテレビジョン受像機に送出する。
【0012】このようにしてかかる受信装置において
は、所望のデジタルテレビジョン番組を適宜録画及び再
生し得るようになされている。
【0013】ところで、かかる受信装置においては、ハ
ードディスクに対するTSパケットデータの記録時及び
再生時等にそのTSパケットデータにエラーが生じる場
合があり、当該TSパケットデータを復号化してデジタ
ルテレビジョン番組を視聴し得るようにするには、TS
パケットデータにエラーが生じているか否かを適確に検
出する必要がある。
【0014】このため、TSパケットデータに誤り訂正
符号を付加してハードディスクに記録し、当該ハードデ
ィスクからTSパケットデータを再生したときに、その
誤り訂正符号に基づいてTSパケットデータにエラーが
生じているか否かを検出するエラー検出方法がある。
【0015】ところが、かかるエラー検出方法によれ
ば、誤り訂正符号の生成及びエラーが生じているか否か
の判断にTSパケットデータに対する演算処理が必要と
なり、エラー検出処理に対する処理負荷が増大する問題
があった。
【0016】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、記録媒体から再生したデータに対するエラー検出処
理の処理負荷を低減し得るエラー検出装置及びエラー検
出方法並びに記録再生装置及び記録再生方法を提案しよ
うとするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、所定単位の複数のデータを並べて
生成されたデータ列が所定の記録媒体に記録される際
に、時間情報付加手段がデータ列を構成する各データに
それぞれ構成状態を表す時間情報を付加し、差分値算出
手段が記録媒体から各データと共に再生された各時間情
報のうち時間軸に沿って順次隣り合う2つの各時間情報
同士の差分値を算出し、エラー検出手段が差分値の算出
結果に基づいて、時間情報の付加されたデータにエラー
が生じているか否かを検出するようにした。
【0018】従って、誤り検出の処理負荷が増大する誤
り訂正符号を必要とせずに、記録媒体から再生した各デ
ータにエラーが生じているか否かを時間軸に沿って順次
隣り合う時間情報同士の差分値に基づいて容易に検出す
ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0020】図1において、1は全体として本発明を適
用した受信装置を示し、システムコントローラ2が各回
路ブロックを統括的に制御することにより受信装置1全
体の各種機能を実現し得るようになされている。
【0021】実際上この受信装置1においては、放送衛
星(図示せず)から送信された各種送信信号を衛星用ア
ンテナ3で受信する。
【0022】衛星用アンテナ3は、LNB(Low Noise
Block Down Converter)を有し、当該LNBにおいて各
種送信信号を例えば1〔GHz 〕帯の中間周波数信号に変
換してチューナ部4に送出する。
【0023】チューナ部4は、放送衛星に搭載されてい
る複数のトランスポンダのうち所望のトランスポンダに
割り当てられている搬送周波数とほぼ等しい周波数がシ
ステムコントローラ2によって指定されている。
【0024】従って、チューナ部4は、衛星用アンテナ
2から中間周波数信号が与えられると、当該中間周波数
信号からシステムコントローラ2によって指定された周
波数とほぼ等しい周波数の中間周波数信号を選択する。
【0025】これによりチューナ部4は、衛星デジタル
放送用の放送局(図示せず)から放送衛星を介して送信
された所望のチャンネルのデジタルテレビジョン番組を
含む中間周波数信号を復調部5に送出する。
【0026】ところで、衛星デジタル放送においては、
トレリス8PSK(Phase Shift Keying)、QPSK
(Quadrature Phase Shift Keying)及びBPSK(Bin
ary Phase Shift Keying)を用いた階層化伝送が行われ
ている。
【0027】この場合、放送局でトレリス8PSKを用
いてトランスポートストリームを変調することにより得
られた送信信号は、1シンボル当たりの情報量が比較的
増加するものの、送信経路の降雨によって減衰すると、
エラーレートが悪化する場合がある。
【0028】これに対して、放送局でQPSK及びBP
SKを用いてトランスポートストリームを変調すること
により得られた送信信号は、1シンボル当たりの情報量
が比較的減少するものの、送信経路の降雨によって減衰
してもエラーレートがさほど悪化しない。
【0029】従って、復調部5は、チューナ部4から与
えられた中間周波数信号のCN(Career to Noise rati
o )比(すなわち、中間周波数信号の搬送波電力と雑音
電力との比)を検出する。
【0030】そして、復調部5は、降雨による送信信号
の減衰がなくCN比が所定の閾値以上で良好なときに
は、その中間周波数信号をトレリス8PSKで復調し、
得られた復調信号をエラー訂正部6に送出する。
【0031】また、復調部5は、降雨によって送信信号
が減衰することによりCN比が所定の閾値よりも小さく
なって悪化しているときには中間周波数信号をQPSK
又はBPSKで復調し、得られた復調信号をエラー訂正
部6に送出する。
【0032】因みに、復調部5は、CN比の悪化の度合
い(すなわち、所定の閾値)に応じてQPSK及びBP
SKを選択的に用いるようになされている。
【0033】エラー訂正部6は、復調部5から与えられ
た復調信号に対して例えばリードソロモン符号によるエ
ラー訂正処理を施し、得られたエラー訂正信号をデスク
ランブラ7に送出する。
【0034】デスクランブラ7は、限定受信(CA:Condi
tional Access )制御を行うようになされており、エラ
ー訂正部6から与えられたエラー訂正信号が放送局で予
めスクランブル処理された信号であり、そのエラー訂正
信号に基づくデジタルテレビジョン番組の視聴が許可さ
れているときには当該エラー訂正信号をデスクランブル
処理してトランスポートストリームを生成し、当該生成
したトランスポートストリームを記録再生処理部8に送
出する。
【0035】また、デスクランブラ7は、エラー訂正部
6から与えられたエラー訂正信号が放送局でスクランブ
ル処理されていない信号であるときにはそのエラー訂正
信号をそのままトランスポートストリームとして記録再
生処理部8に送出する。
【0036】記録再生処理部8は、デジタルテレビジョ
ン番組を録画しないときにはデスクランブラ7から与え
られたトランスポートストリームをそのままデマルチプ
レクサ9に送出する。
【0037】デマルチプレクサ9は、記録再生処理部8
から与えられたトランスポートストリームから、当該ト
ランスポートストリームを構成する複数チャンネル分の
TSパケットデータのヘッダ部に格納されているPID
に基づいて、ユーザの所望するデジタルテレビジョン番
組のTSパケットデータを分離すると共にデータ部に格
納されているデータの種類を識別する。
【0038】この結果、デマルチプレクサ9は、トラン
スポートストリームから分離したTSパケットデータの
うちデータ部に圧縮符号化された映像データが格納され
ているTSパケットデータ(以下、これを映像パケット
データと呼ぶ)についてはビデオ処理部10に送出し、
データ部に圧縮符号化された音声データが格納されてい
るTSパケットデータ(以下、これを音声パケットデー
タと呼ぶ)についてはオーディオ処理部11に送出す
る。
【0039】ビデオ処理部10は、デマルチプレクサ9
から与えられた映像パケットデータをMPEG2方式に
従って復号化し、得られた映像データをビデオ出力端子
12からテレビジョン受像機(図示せず)に送出する。
【0040】また、オーディオ処理部11は、デマルチ
プレクサ9から与えられた音声パケットデータをMPE
G2−AAC(Advanced Audio Coding )方式に従って
復号化し、得られた音声データをオーディオ出力端子1
3からテレビジョン受像機に送出する。
【0041】これにより受信装置1においては、放送局
によって放送されている複数チャンネル分のデジタルテ
レビジョン番組のうちユーザの所望するデジタルテレビ
ジョン番組を視聴させ得るようになされている。
【0042】また、記録再生処理部8は、デジタルテレ
ビジョン番組の録画時、デスクランブラ7から与えられ
たトランスポートストリームをデマルチプレクサ9に送
出しながら、当該トランスポートストリームから各TS
パケットデータのヘッダ部に格納されているPIDに基
づいて録画対象のデジタルテレビジョン番組のTSパケ
ットデータを抽出し、当該抽出したTSパケットデータ
をハードディスクドライブ15のハードディスクに記録
する。
【0043】そして、記録再生制御部8は、録画したデ
ジタルテレビジョン番組の再生命令がシステムコントロ
ーラ2から与えられると、ハードディスクドライブ15
のハードディスクから指定されたデジタルテレビジョン
番組のTSパケットデータを再生し、当該再生したTS
パケットデータを、デスクランブラ7から与えられたト
ランスポートストリームに代えてデマルチプレクサ9に
送出する。
【0044】このときデマルチプレクサ9は、記録再生
処理部8から与えられたTSパケットデータをヘッダ部
に格納されているPIDに基づいて、映像パケットデー
タと音声パケットデータとに分離し、当該映像パケット
データをビデオ処理部10に送出すると共に、音声パケ
ットデータをオーディオ処理部11に送出する。
【0045】また、ビデオ処理部10及びオーディオ処
理部11は、上述したデジタルテレビジョン番組を録画
しないときと同様に映像パケットデータ及び音声パケッ
トデータを復号化し、得られた映像データ及び音声デー
タをテレビジョン受像機に送出する。
【0046】これにより受信装置1においては、一旦録
画したデジタルテレビジョン番組をユーザの要求に応じ
て再生して視聴させ得るようになされている。
【0047】ここで、図2に示すように、トランスポー
トストリームは、複数チャンネル分(例えば、4チャン
ネル分)のTSパケットデータが時間軸に沿って並べら
れており、これら各TSパケットデータのうち例えば 1
00〔msec〕程度の時間間隔毎のTSパケットデータに図
示しないPCR(Program Clock Reference :プログラ
ム時刻基準参照値)が格納されている。
【0048】受信装置1は、デスクランブラ7において
トランスポートストリームを得ると、各TSパケットデ
ータからPCRを抽出し、当該抽出したPCRに装置内
の動作クロックを同期させる。
【0049】そして、受信装置1は、PCRに同期させ
た動作クロックに従ってトランスポートストリームから
所望のTSパケットデータを分離すると共に、当該分離
したTSパケットデータをその分離前の時間間隔Δtを
維持して復号化する。
【0050】これにより受信装置1は、デマルチプレク
サ9、ビデオ処理部10及びオーディオ処理部11にお
いてデータのオーバーフローやアンダーフローの発生を
防止して映像データ及び音声データのアイソクロナス
(Isochronous)性(すなわち、等時性)を補償するこ
とができ、かくして所望のデジタルテレビジョン番組を
適確に再現して視聴させ得るようになされている。
【0051】また、図3に示すように、記録再生処理部
8は、動作クロックに従ってトランスポートストリーム
からTSパケットデータを抽出するものの、当該抽出し
たTSパケットデータをその抽出前の時間間隔を詰めて
ハードディスクドライブ15のハードディスクに記録
し、当該ハードディスクからTSパケットデータをその
時間間隔を詰めた状態で再生する。
【0052】このため、図4に示すように、記録再生処
理部8は、トランスポートストリームを構成する各TS
パケットデータの時間軸に沿った並び方(以下、これを
構成状態と呼ぶ)を表すために内部のカウンタで所定の
クロックに同期してカウントしており、トランスポート
ストリームから所望のTSパケットデータを順次抽出す
ると、当該抽出したTSパケットデータにその抽出した
時点のカウント値をタイムスタンプとして付加してハー
ドディスクに記録する。
【0053】そして、記録再生処理部8は、ハードディ
スクからTSパケットデータを再生すると、当該再生し
たTSパケットデータをこれに付加しているタイムスタ
ンプに応じたタイミングでデマルチプレクサ9に送出す
ることにより各TSパケットデータの時間間隔をトラン
スポートストリームから抽出したときの状態に復元す
る。
【0054】これにより記録再生処理部8は、デマルチ
プレクサ9、ビデオ処理部10及びオーディオ処理部1
1においてデータのオーバーフローの発生を防止して映
像データ及び音声データのアイソクロナス性を補償し、
かくして録画したデジタルテレビジョン番組を再生する
ときにも当該デジタルテレビジョン番組を適確に再現し
て視聴させ得るようになされている。
【0055】実際上、図5に示すように、記録再生処理
部8は、デスクランブラ7から与えられたトランスポー
トストリームを入力インターフェース20に取り込む。
【0056】入力インターフェース20は、デジタルテ
レビジョン番組を録画しないときにはデスクランブラ7
から与えられたトランスポートストリームをセレクタ2
1及び出力インターフェース22を順次介してデマルチ
プレクサ9に送出する。
【0057】また、入力インターフェース20は、デジ
タルテレビジョン番組の録画時には、デスクランブラ7
から与えられたトランスポートストリームをセレクタ2
1及び出力インターフェース22を順次介してデマルチ
プレクサ9に送出しながら、入力PIDパーサ23にも
送出する。
【0058】入力PIDパーサ23は、入力インターフ
ェース20から与えられたトランスポートストリームか
ら各TSパケットデータのヘッダ部に格納されているP
IDに基づいて、システムコントローラ2によって指定
された記録対象のTSパケットデータを順次抽出し、当
該抽出したTSパケットデータをその抽出前の時間間隔
を維持した状態でタイムスタンプ付加回路24に送出す
る。
【0059】この場合、タイムスタンプ付加回路24に
は、カウンタ構成の入力タイマ25が接続されている。
【0060】入力タイマ25は、デジタルテレビジョン
番組の録画が開始されると、トランスポートストリーム
の構成状態を表すために、例えば50〔MHz 〕のクロック
(周期が20〔nsec〕)に同期してカウントし始め、その
カウント毎に32〔bit 〕で表すカウント値を順次タイム
スタンプ付加回路24に送出する。
【0061】因みに、入力タイマ25は、50〔MHz 〕の
クロックに同期して32〔bit 〕で表すカウント値をカウ
ントすることにより0から85〔sec 〕(ヘキサ表示では
「0」から「0xffffffff」)までの時間を順
次繰り返して表現し得るようになされている。
【0062】そして、タイムスタンプ付加回路24は、
入力PIDパーサ23からTSパケットデータが与えら
れる毎に、その時点で入力タイマ25から与えられたカ
ウント値をタイムスタンプとしてTSパケットデータに
付加し、当該タイムスタンプを付加したTSパケットデ
ータ(以下、これをスタンプ付加パケットデータと呼
ぶ)をアービター26に送出する。
【0063】アービター26は、FIFO(Fast In Fi
rst Out )コントローラ27の制御のもとに、入力FI
FO28A及び出力FIFO28BからなるSDRAM
(Synchronous Dynamic Random Access Memory)28に
対してスタンプ付加パケットデータの入出力の調停を行
っており、タイムスタンプ付加回路24から与えられた
スタンプ付加パケットデータをSDRAMコントローラ
29に送出する。
【0064】SDRAMコントローラ29は、FIFO
コントローラ27の制御のもとに、アービター26から
与えられたスタンプ付加パケットデータをSDRAM2
8の入力FIFO28Aに一旦記録し、所定のタイミン
グでその入力FIFO28Aからスタンプ付加パケット
データを読み出してアービター26からインデックス付
加回路30に送出する。
【0065】インデックス付加回路30は、サーチタイ
マ31からハードディスクに対するデータサーチ用のタ
イムスタンプが与えられると共に、DMA(Direct Mem
oryAccess)コントローラ32からハードディスクに対
するLBA(Logical BlockAddress )等の各種情報が
与えられている。
【0066】そして、インデックス付加回路30は、ア
ービター26から与えられたスタンプ付加パケットデー
タをハードディスクの記録単位であるクラスタ単位にま
とめると共に、当該クラスタ単位のスタンプ付加パケッ
トデータにデータサーチ用のタイムスタンプ及びLBA
等のインデックス情報を付加してセレクタ33に送出す
る。
【0067】このとき、システムコントローラ2(図
1)は、記録命令や記録用の各種データをホストバスイ
ンターフェース34を介してDMAコントローラ32及
びセレクタ33に送出している。
【0068】また、DMAコントローラ32は、システ
ムコントローラ2から与えられた記録命令や各種データ
に基づいて、DMA転送を実現するための各種命令及び
データをセレクタ33に送出している。
【0069】そして、セレクタ33は、DMAコントロ
ーラ32の制御のもとに、インデックス付加回路30か
ら与えられたクラスタ単位のスタンプ付加パケットデー
タ及びインデックス情報を記録命令及びアドレス等と共
にIDE(Integrated Device Electronics )インター
フェース35を介してハードディスクドライブ15に送
出する。
【0070】ハードディスクドライブ15は、IDEイ
ンターフェース35から与えられたクラスタ単位のスタ
ンプ付加パケットデータ及びインデックス情報並びに記
録命令等をハードディスクコントローラ37に取り込
む。
【0071】これによりハードディスクコントローラ3
7は、そのクラスタ単位のスタンプ付加パケットデータ
及びインデックス情報をハードディスク38の指定され
たアドレス位置に記録する。
【0072】このようにして記録再生処理部8は、ハー
ドディスクに対してユーザの所望するデジタルテレビジ
ョン番組を録画することができる。
【0073】因みに、IDEインターフェース35に
は、CRC(Cyclic Redundancy Check )回路36が接
続されている。
【0074】CRC回路36は、セレクタ33からID
Eインターフェース35を介してハードディスクドライ
ブ15に送出されるクラスタ単位のスタンプ付加パケッ
トデータを順次取り込み、当該取り込んだスタンプ付加
パケットデータに対して所定の生成多項式を用いて演算
処理を施し、得られた演算結果をIDEインターフェー
ス35及びセレクタ33を順次介してホストバスインタ
ーフェース34に送出する。
【0075】また、ハードディスクコントローラ37
は、セレクタ33からIDEインターフェース35を介
してクラスタ単位のスタンプ付加パケットデータが与え
られる毎に、当該スタンプ付加パケットデータに対して
CRC回路36が用いた生成多項式と同じ生成多項式を
用いて演算処理を施し、得られた演算結果をIDEイン
ターフェース35及びセレクタ33を順次介してホスト
バスインターフェース34に送出する。
【0076】そして、ホストバスインターフェース34
は、記録対象の全てのスタンプ付加パケットデータがハ
ードディスク38に記録された時点でCRC回路36及
びハードディスクコントローラ37から与えられている
演算結果を比較し、当該演算結果同士が同じであれば、
IDEインターフェース35からハードディスクドライ
ブ15に送出した全てのクラスタ単位のスタンプ付加パ
ケットデータにエラーが生じていないと判断し、その旨
をシステムコントローラ2に通知する。
【0077】また、ホストバスインターフェース34
は、比較した演算結果同士が異なれば、IDEインター
フェース35からハードディスクドライブ15に送出し
た全てのクラスタ単位のスタンプ付加パケットデータの
うち異なる演算結果が得られたスタンプ付加パケットデ
ータにエラーが生じていると判断し、その旨をシステム
コントローラ2に通知する。
【0078】これによりシステムコントローラ2は、ホ
ストバスインターフェース34から与えられた通知に従
って、ハードディスクドライブ15に送出した全てのク
ラスタ単位のスタンプ付加パケットデータにエラーが生
じていないときにはデジタルテレビジョン番組の再生時
にハードディスク38からこれら全てのクラスタ単位の
スタンプ付加パケットデータを再生するように制御す
る。
【0079】また、システムコントローラ2は、ハード
ディスクドライブ15に送出したクラスタ単位のスタン
プ付加パケットデータにエラーが生じているときには当
該エラーの生じたスタンプ付加パケットデータを例えば
デジタルテレビジョン番組の再生時にハードディスク3
8から再生しないように制御する。
【0080】なお、システムコントローラ2は、ハード
ディスクドライブ15に送出した全てのクラスタ単位の
スタンプ付加パケットデータのうち所定数以上のスタン
プ付加パケットデータにエラーが生じていることにより
デジタルテレビジョン番組を適確に再生し難いときには
受信装置1(又は記録再生処理部8)内に故障等の不具
合が生じていると判断し、その旨を図示しない表示部等
を介してユーザに通知する。
【0081】また、記録再生処理部8は、デジタルテレ
ビジョン番組の再生時、システムコントローラ2から再
生命令や再生用の各種データがホストバスインターフェ
ース34を介してDMAコントローラ32及びセレクタ
33に与えられる。
【0082】このときDMAコントローラ32は、シス
テムコントローラ2から与えられた再生命令や各種デー
タに基づいて、DMA転送を可能にするための各種命令
及びデータをセレクタ33に送出する。
【0083】そして、セレクタ33は、DMAコントロ
ーラ32の制御のもとに、IDEインターフェース35
を介してハードディスクドライブ15に再生命令や再生
すべきデータのアドレス等を送出する。
【0084】ハードディスクドライブ15は、セレクタ
33からIDEインターフェース35を介して与えられ
た再生命令及びアドレス等をハードディスクコントロー
ラ37に取り込む。
【0085】これによりハードディスクコントローラ3
7は、再生命令及びアドレス等に応じてハードディスク
38から指定されたクラスタ単位のスタンプ付加パケッ
トデータ及びインデックス情報を再生し、当該再生した
クラスタ単位のスタンプ付加パケットデータ及びインデ
ックス情報をIDEインターフェース35及びセレクタ
33を順次介してインデックス検出回路40に送出す
る。
【0086】因みに、CRC回路36は、このときハー
ドディスクドライブ15からIDEインターフェース3
5を介してセレクタ33に送出されるクラスタ単位のス
タンプ付加パケットデータを順次取り込み、当該取り込
んだスタンプ付加パケットデータに対して所定の生成多
項式を用いて演算処理を施し、得られた演算結果をID
Eインターフェース35及びセレクタ33を順次介して
ホストバスインターフェース34に送出する。
【0087】また、ハードディスクコントローラ37
は、ハードディスク38からクラスタ単位のスタンプ付
加パケットデータを再生する毎に、当該スタンプ付加パ
ケットデータに対してCRC回路36が用いた生成多項
式と同じ生成多項式を用いて演算処理を施し、得られた
演算結果をIDEインターフェース35及びセレクタ3
3を順次介してホストバスインターフェース34に送出
する。
【0088】そして、ホストバスインターフェース34
は、ハードディスク38から再生対象の全てのスタンプ
付加パケットデータが再生された時点でCRC回路36
及びハードディスクコントローラ37から与えられてい
る演算結果を比較し、当該演算結果同士が同じであれ
ば、ハードディスクドライブ15からIDEインターフ
ェース35に送出した全てのクラスタ単位のスタンプ付
加パケットデータにエラーが生じていないと判断し、そ
の旨をシステムコントローラ2に通知する。
【0089】また、ホストバスインターフェース34
は、比較した演算結果同士が異なれば、ハードディスク
ドライブ15からIDEインターフェース35に送出し
た全てのクラスタ単位のスタンプ付加パケットデータの
うち異なる演算結果が得られたスタンプ付加パケットデ
ータにエラーが生じていると判断し、その旨をシステム
コントローラ2に通知する。
【0090】これによりシステムコントローラ2は、ホ
ストバスインターフェース34から与えられた通知に従
って、ハードディスクドライブ15からセレクタ33に
送出した全てのクラスタ単位のスタンプ付加パケットデ
ータにエラーが生じていないときには当該セレクタ33
からこれら全てのクラスタ単位のスタンプ付加パケット
データをインデックス検出回路40に送出するように制
御する。
【0091】また、システムコントローラ2は、ハード
ディスクドライブ15からセレクタ33に送出したクラ
スタ単位のスタンプ付加パケットデータにエラーが生じ
ているときには当該エラーの生じたスタンプ付加パケッ
トデータを例えばセレクタ33からインデックス検出回
路40に送出しないように制御する。
【0092】なお、システムコントローラ2は、ハード
ディスクドライブ15からセレクタ33に送出した全て
のクラスタ単位のスタンプ付加パケットデータのうち所
定数以上のスタンプ付加パケットデータにエラーが生じ
ていることによりデジタルテレビジョン番組を適確に再
生し難いときには受信装置1(又は記録再生処理部8)
内に故障等の不具合が生じていると判断し、その旨を表
示部等を介してユーザに通知する。
【0093】このようにしてインデックス検出回路40
は、セレクタ33からクラスタ単位のスタンプ付加パケ
ットデータ及びインデックス情報が与えられると、これ
らクラスタ単位のスタンプ付加パケットデータとインデ
ックス情報とを分離し、当該インデックス情報をDMA
コントローラ32に送出すると共に、クラスタ単位のス
タンプ付加パケットデータを本来のスタンプ付加パケッ
トデータ単位でアービター26に送出する。
【0094】DMAコントローラ32は、インデックス
検出回路40から与えられたインデックス情報を内部の
レジスタに記憶し、当該レジスタに記憶したインデック
ス情報に基づいて、ハードディスク38から引き続き読
み出すべきクラスタ単位のスタンプ付加パケットデータ
の読み出しを制御する。
【0095】また、アービター26は、FIFOコント
ローラ27の制御のもとに、インデックス検出回路40
から与えられたスタンプ付加パケットデータをSDRA
Mコントローラ29に送出する。
【0096】そして、SDRAMコントローラ29は、
FIFOコントローラ27の制御のもとに、アービター
26から与えられたスタンプ付加パケットデータをSD
RAM28の出力FIFO28Bに一旦記録し、所定の
タイミングでその出力FIFO28Bからスタンプ付加
パケットデータを読み出してアービター26からタイム
スタンプ検出部41に送出する。
【0097】この場合、タイムスタンプ検出部41に
は、カウンタ構成の出力タイマ42が接続されている。
【0098】出力タイマ42は、デジタルテレビジョン
番組の再生が開始されると、入力タイマ25が動作した
クロックと同じ50〔MHz 〕のクロック(周期が20〔nse
c〕)に同期してカウントし始め、そのカウント毎に32
〔bit 〕で表すカウント値を順次タイムスタンプ検出部
41に送出する。
【0099】因みに、出力タイマ42は、50〔MHz 〕の
クロックに同期して32〔bit 〕で表すカウント値をカウ
ントすることにより上述した入力タイマ25と同様に0
から85〔sec 〕(ヘキサ表示では「0」から「0xff
ffffff」)までの時間を順次繰り返して表現し得
るようになされている。
【0100】タイムスタンプ検出部41は、図6に示す
ように、アービター26から与えられたスタンプ付加パ
ケットデータを分離回路50に取り込む。
【0101】分離回路50は、そのスタンプ付加パケッ
トデータをタイムスタンプ及びTSパケットデータに分
離し、当該TSパケットデータをFIFO51に送出し
て一旦記録すると共に、タイムスタンプを第1のラッチ
回路52を介して所定時間遅延させて読出用比較器53
に送出する。
【0102】読出用比較器53は、出力タイマ42から
順次カウント値が与えられており、分離回路50から第
1のラッチ回路52を介して与えられたタイムスタンプ
の値とカウント値とを比較する。
【0103】そして、読出用比較器53は、タイムスタ
ンプの値がカウント値と一致したタイミングでFIFO
51に読出命令を送出することにより当該FIFO51
からTSパケットデータを読み出してセレクタ21(図
5)に送出する。
【0104】これによりタイムスタンプ検出部41は、
デジタルテレビジョン番組の録画のために各TSパケッ
トデータに対して一旦詰めたこれらの時間間隔を、FI
FO51の読み出しを制御することにより抽出前の元の
時間間隔に復元し得るようになされている。
【0105】セレクタ21(図5)は、タイムスタンプ
検出部41からTSパケットデータが与えられると、当
該TSパケットデータを入力インターフェース20から
与えられるトランスポートストリームに代えて出力イン
ターフェース22からデマルチプレクサ9(図1)に送
出する。
【0106】このようにして記録再生処理部8は、一旦
録画した所望のデジタルテレビジョン番組を再生し、映
像データ及び音声データのアイソクロナス性を補償した
状態でデマルチプレクサ9に送出することができる。
【0107】ところで、トランスポートストリームが例
えば比較的低い4〔Mbps〕程度のビットレートで放送局
から送信されると、(1)式
【0108】
【数1】
【0109】で表されるように、当該トランスポートス
トリーム内で時間軸に沿って隣り合う前後の188〔byt
e〕のTSパケットデータ間の時間間隔は 376〔μsec
〕(ヘキサ表示では「0x758」)となる。因み
に、(1)式では、ビットレートをバイト(1バイトが
8ビット)単位に変換して計算している。
【0110】このため、トランスポートストリームから
抽出したTSパケットデータの時間軸に沿った前後の時
間間隔は、当該トランスポートストリームに含まれるデ
ジタルテレビジョン番組のチャンネル数(例えば4チャ
ンネル)及びそのチャンネル毎のTSパケットデータの
並び方に応じて376〔μsec 〕以上の時間間隔に変化す
る。
【0111】そして、このようにトランスポートストリ
ームから抽出したTSパケットデータに対してハードデ
ィスク38における記録再生時にエラーが生じる場合に
は、そのエラーがハードディスク38の記録領域に生じ
た傷や汚れ等に起因していることにより当該TSパケッ
トデータに付加しているタイムスタンプにもエラーが生
じ、この結果タイムスタンプの値が変化する。
【0112】従って、図6に示すように、タイムスタン
プ検出部41において、第1のラッチ回路52は、所定
時間遅延させたタイムスタンプをエラー検出回路55の
差分検出器56に送出すると共に、第2のラッチ回路5
7介して所定時間遅延させて差分検出器56に送出す
る。
【0113】これにより差分検出器56は、第1及び第
2のラッチ回路52及び57から時間軸に沿って順次隣
り合う2つのTSパケットデータに付加されていたタイ
ムスタンプが与えられる。
【0114】そして、差分検出器56は、時間的に後の
タイムスタンプから時間的に先のタイムスタンプを減算
することにより、時間軸に沿って隣り合う前後のTSパ
ケットデータ間の時間間隔を算出し、当該算出した時間
間隔をエラー検出用比較器58に送出する。
【0115】因みに、差分検出器56は、ハードディス
ク38(図5)から再生された各TSパケットデータの
うち先頭のTSパケットデータに付加されていたタイム
スタンプのみについては時間間隔を算出するための相手
となるタイムスタンプが存在しないため、当該先頭のT
Sパケットデータに付加されていたタイムスタンプをそ
のままエラー検出用比較器58に送出する。
【0116】エラー検出用比較器58は、トランスポー
トストリームに含まれるデジタルテレビジョン番組のチ
ャンネル数及びそのチャンネル毎のTSパケットデータ
の並び方に応じて適宜選定されたエラー検出用の時間間
隔(すなわち、TSパケットデータにエラーが生じてい
なければ、存在し得ない時間間隔)でなる閾値(例えば
ヘキサ表示で基準の「0x758」を6倍した「0x3
000」)がシステムコントローラ2(図1)から与え
られている。
【0117】そして、エラー検出用比較器58は、ハー
ドディスク38から再生された各TSパケットデータの
うち先頭のTSパケットデータに付加されていたタイム
スタンプのみが差分検出器56から与えられたときに
は、当該タイムスタンプが付加されていたTSパケット
データに便宜上エラーが生じていないものとして、その
旨をシステムコントローラ2に通知する。
【0118】また、エラー検出用比較器58は、差分検
出器56から先頭のTSパケットデータに付加されてい
たタイムスタンプに続いて時間間隔が与えられたときに
は、当該時間間隔が時間軸に沿って隣り合う前後のTS
パケットデータに付加されていたタイムスタンプの減算
結果であるため、その時間間隔をシステムコントローラ
2から与えられた閾値と比較する。
【0119】この結果、エラー検出用比較器58は、閾
値よりも時間間隔の値が小さければ、時間軸に沿って隣
り合う前後のTSパケットデータのうち時間的に後のT
Sパケットデータにエラーが生じていないと判断し、そ
の旨をシステムコントローラ2に通知する。
【0120】また、エラー検出用比較器58は、閾値よ
りも時間間隔の値が大きいときには、時間軸に沿って隣
り合う前後のTSパケットデータのうち時間的に後のT
Sパケットデータにエラーが生じていると判断し、その
旨をシステムコントローラ2に通知する。
【0121】ここで、時間的に後のTSパケットデータ
にエラーが生じているときには、当該TSパケットデー
タに付加されていたタイムスタンプの値が元の値から変
化している。
【0122】そして、読出用比較器53がそのタイムス
タンプを用いてFIFO51からのTSパケットデータ
の読み出しを制御すると、当該TSパケットデータの読
み出しタイミングに誤差が生じると共に、これに伴い続
くTSパケットデータの読み出しタイミングにも誤差が
生じる可能性がある。
【0123】このため、エラー検出用比較器58は、時
間的に後のTSパケットデータにエラーが生じていると
判断したときには、その旨を読出用比較器53にも通知
することによりそのタイミングで当該読出用比較器53
によりFIFO51を制御してエラーの生じているTS
パケットデータを強制的に読み出す。
【0124】これにより読出用比較器53は、時間的に
後のTSパケットデータにエラーが生じているときで
も、当該TSパケットデータに続くTSパケットデータ
に対して元の時間間隔を適確に復元してセレクタ21に
送出し得るようになされている。
【0125】また、エラー検出用比較器58は、このよ
うに時間的に後のTSパケットデータにエラーが生じて
いると、差分検出器56において次にそのタイムスタン
プと共にこれに続くタイムスタンプとを用いて時間間隔
を算出することによりエラーの生じているTSパケット
データに続くTSパケットデータにエラーが生じていな
くても、誤ってエラーが生じている判断する可能性があ
る。
【0126】従って、エラー検出用比較器58は、差分
検出器56から与えられた時間間隔に基づいて時間的に
後のTSパケットデータにエラーが生じていると判断し
たときには、当該差分検出器56から続いて時間間隔が
与えられても、その時間的に後のTSパケットデータに
続くTSパケットデータには便宜上エラーが生じていな
いと判断してその旨をシステムコントローラ2に通知す
る。
【0127】これによりエラー検出用比較器58は、エ
ラーの生じていないTSパケットデータに誤ってエラー
が生じていると判断することを防止し得るようになされ
ている。
【0128】因みに、エラー検出用比較器58は、以上
説明した処理内容からも明らかなように、ハードディス
ク38(図5)から再生された各TSパケットデータの
うち先頭のTSパケットデータや、実際にエラーが生じ
ていると判断したTSパケットデータに続くTSパケッ
トデータ等については、実際にはエラーが生じていても
エラーが生じていないと判断する可能性がある。
【0129】従って、この受信装置1においては、デマ
ルチプレクサ9、ビデオ処理部10及びオーディオ処理
部11に所定の誤り検出機能を設けており、エラー検出
用比較器58において処理の都合上エラーを検出するこ
とができなかったTSパケットデータについては、実際
にエラーが生じているか否かを検出するようになされて
いる。
【0130】また、エラー検出用比較器58においてT
Sパケットデータにエラーが生じているか否かを検出し
た場合、システムコントローラ2は、当該エラー検出用
比較器58からTSパケットデータにエラーが生じてい
ないことが通知されると、そのTSパケットデータをそ
のまま処理するようにデマルチプレクサ9(図1)、ビ
デオ処理部10(図1)及びオーディオ処理部11(図
1)を制御する。
【0131】また、システムコントローラ2は、エラー
検出用比較器58からTSパケットデータにエラーが生
じていることが通知されると、当該エラーの生じている
TSパケットデータのみを処理しないようにデマルチプ
レクサ9、ビデオ処理部10及びオーディオ処理部11
を制御する。
【0132】そして、システムコントローラ2は、再生
したデジタルテレビジョン番組の全てのTSパケットデ
ータのうち所定数以上のTSパケットデータにエラーが
生じていることにより当該デジタルテレビジョン番組を
適確に再生し難いときにはハードディスクドライブ15
(又は記録再生処理部8)内に故障等の不具合が生じて
いると判断し、その旨を表示部等を介してユーザに通知
する。
【0133】なお、この実施の形態の場合、ハードディ
スクドライブ15には、データの再生時に再生エラーが
発生すると、そのデータに対する再生を再度試みるリト
ライ機能が付加されているものの、クラスタ単位のスタ
ンプ付加パケットデータの再生時には、そのリトライ処
理を実行しないように設定されている。
【0134】従って、この受信装置1においては、ハー
ドディスクドライブ15において再生のリトライ処理に
より時間的に隣り合う前後のTSパケットデータ間に元
の時間間隔以上の時間間隔が生じることを適確に防止
し、かくして映像データ及び音声データのアイソクロナ
ス性を補償し難くなることを防止することができる。
【0135】また、この受信装置1においては、ハード
ディスクドライブ15においてデータの再生時にリトラ
イ処理を実行すると、そのリトライ処理によってデータ
を再生することができたか否かに応じて当該データにエ
ラーが生じているか否かを判断することが可能である
が、当該ハードディスクドライブ15において再生時の
リトライ処理を実行しないことによりデータにエラーが
生じているか否かを判断することはできない。
【0136】しかしながら、この受信装置1において
は、ハードディスクドライブ15のリトライ処理を利用
したエラー検出機能を用いなくとも、タイムスタンプに
基づいてTSパケットデータにエラーが生じているか否
かを容易に検出し得るようになされている。
【0137】以上の構成において、この受信装置1で
は、デジタルテレビジョン番組の録画時にトランスポー
トストリームから抽出した録画対象のデジタルテレビジ
ョン番組の複数のTSパケットデータにこれらの構成状
態を表すタイムスタンプを付加してハードディスク38
に記録する。
【0138】そして、この受信装置1では、デジタルテ
レビジョン番組の再生時にハードディスク38からTS
パケットデータと共にタイムスタンプを再生すると、時
間軸に沿って順次隣り合う前後のタイムスタンプ同士の
差分値から当該時間軸に沿って隣り合う前後のTSパケ
ットデータ間の時間間隔を算出し、その時間間隔がトラ
ンスポートストリームからTSパケットデータを抽出し
たときの時間間隔であるかどうかに応じてTSパケット
データにエラーが生じているか否かを検出するようにし
た。
【0139】従って、この受信装置1では、誤り検出の
処理負荷が増大する誤り訂正符号を必要とせずに、ハー
ドディスク38から再生したTSパケットデータにエラ
ーが生じているか否かを容易に検出することができる。
【0140】また、この受信装置1では、TSパケット
データと共にタイムスタンプにエラーが生じたために当
該タイムスタンプの値が記録前の元の値と異なる値に変
化したときには、そのエラーを検出したタイミングで対
応するTSパケットデータを記録再生処理部8からデマ
ルチプレクサ9に送出するため、当該タイムスタンプに
生じたエラーによりTSパケットデータの時間間隔を記
録前の元の時間間隔に復元し難くなることをほぼ確実に
防止することができる。
【0141】従って、TSパケットデータと共にタイム
スタンプにエラーが生じても、当該TSパケットデータ
に基づいて得られる映像データ及び音声データのアイソ
クロナス性を補償してデジタルテレビジョン番組を適確
に再生することができる。
【0142】以上の構成によれば、複数のTSパケット
データをハードディスク38に記録する際に、これら各
TSパケットデータにそれぞれ構成状態を表すタイムス
タンプを付加し、当該ハードディスク38から各TSパ
ケットデータと共に再生された各タイムスタンプのうち
時間軸に沿って順次隣り合う2つのタイムスタンプ同士
の差分値を算出し、当該算出した差分値に基づいてTS
パケットデータにエラーが生じているか否かを検出する
ようにしたことにより、誤り検出の処理負荷が増大する
誤り訂正符号を必要とせずに、ハードディスク38から
再生した各TSパケットデータにエラーが生じているか
否かを時間軸に沿って順次隣り合うタイムスタンプ同士
の差分値に基づいて容易に検出することができ、かくし
て記録媒体から再生したデータに対するエラー検出処理
の処理負荷を低減し得る受信装置を実現することができ
る。
【0143】なお、上述の実施の形態においては、受信
装置1において複数チャンネル分のデジタルテレビジョ
ン番組を有するトランスポートストリームを処理するよ
うにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、受信装置1において1チャンネル分のデジタルテレ
ビジョン番組のみを有するトランスポートストリームを
処理するようにしても良く、このようにしてもTSパケ
ットデータにエラーが生じているか否かをタイムスタン
プに基づいて適確に検出することができる。
【0144】また、上述の実施の形態においては、本発
明を図1乃至図6について上述した衛星デジタル放送用
の受信装置1に適用するようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、所定単位のデータを並べて
生成されたデータ列を所定の記録媒体から再生したとき
にこれら各データにエラーが生じているか否かを検出す
るものであれば、携帯型及び据置型の記録再生装置、携
帯電話機、PDA(Personal Digital Assistance )、
パーソナルコンピュータ等のように、この他種々のエラ
ー検出装置及び記録再生装置に広く適用することができ
る。
【0145】さらに上述の実施の形態においては、所定
単位の複数のデータを並べて生成されたデータ列を記録
する所定の記録媒体として、図1及び図5について上述
したハードディスクドライブ15のハードディスク38
を適用するようにした場合について述べたが、本発明は
これに限らず、所定単位の複数のデータを並べて生成さ
れたデータ列を記録することができれば、フロッピー
(登録商標)ディスク、CD−ROM(Compact Disc-R
ead Only Memory )、DVD−ROM(Digital Video
Disc-Read Only Memory )及び半導体メモリ等のよう
に、この他種々の記録媒体を広く適用することができ
る。
【0146】さらに上述の実施の形態においては、所定
単位の複数のデータを並べて生成されたデータ列とし
て、図2及び図7について上述した複数チャンネル分の
デジタルテレビジョン番組のTSパケットデータを並べ
て生成されたトランスポートストリームを適用するよう
にした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
所定単位の複数のデータを並べて生成されたデータ列で
あれば、所定単位の複数のプラグラムデータや、所定単
位の複数の映像又は音声データ、所定単位の制御データ
等の所定のコンテンツデータを並べて生成されたプログ
ラムストリーム(PS:Program Stream)等のように、こ
の他種々のデータ列を広く適用することができる。
【0147】さらに、上述の実施の形態においては、所
定単位の複数のデータを並べて生成されたデータ列を所
定の記録媒体に記録する際に、当該データ列を構成する
各データにそれぞれ構成状態を表す時間情報を付加する
時間情報付加手段として、図5について上述したTSパ
ケットデータにカウント値でなるタイムスタンプを付加
するタイムスタンプ付加回路24を適用するようにした
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、所定単
位の複数のデータを並べて生成されたデータ列を所定の
記録媒体に記録する際に、当該データ列を構成する各デ
ータにそれぞれ構成状態を表す時間情報を付加すること
ができれば、所定単位のデータにタイムスタンプに代え
て計時した実時間を時間情報として付加するもの等のよ
うに、この他種々の時間情報付加手段を広く適用するこ
とができる。
【0148】さらに、上述の実施の形態においては、記
録媒体に各データ及び各時間情報が記録された後、当該
記録媒体から各データと共に再生された各時間情報のう
ち時間軸に沿って順次隣り合う2つの各時間情報同士の
差分値を算出する差分値算出手段として、図6について
上述した差分検出器56を適用するようにした場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、記録媒体に各デ
ータ及び各時間情報が記録された後、当該記録媒体から
各データと共に再生された各時間情報のうち時間軸に沿
って順次隣り合う2つの各時間情報同士の差分値を算出
することができれば、CPU(Central Processing Uni
t )やマイクロプロセッサ等のように、この他種々の差
分値算出手段を広く適用することができる。
【0149】さらに、上述の実施の形態においては、差
分値の算出結果に基づいて時間情報の付加されたデータ
にエラーが生じているか否かを検出するエラー検出手段
として、図6について上述したエラー検出用比較器58
を適用するようにした場合について述べたが、本発明は
これに限らず、差分値の算出結果に基づいて時間情報の
付加されたデータにエラーが生じているか否かを検出す
ることができれば、CPUやマイクロプロセッサ等のよ
うにこの他種々のエラー検出手段を広く適用することが
できる。
【0150】さらに、上述の実施の形態においては、記
録媒体から各データと共に再生された各時間情報に従っ
て、当該各データを記録前の構成状態を復元して出力す
る出力手段として、図6について上述したFIFO51
を適用するようにした場合について述べたが、本発明は
これに限らず、記録媒体から各データと共に再生された
各時間情報に従って当該各データを記録前の構成状態を
復元して出力することができれば、FIFOの機能を持
たない記録媒体等のように、この他種々の出力手段を広
く適用することができる。
【0151】さらに、上述の実施の形態においては、エ
ラーの検出結果に基づいて、エラーが生じているデータ
を当該データと時間軸に沿った前後で隣り合う2つのエ
ラーの生じていないデータ間の時間間隔内で出力するよ
うに出力手段を制御する制御手段として、図6について
上述した読出用比較器53を適用するようにした場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、エラーの検出
結果に基づいて、エラーが生じているデータを当該デー
タと時間軸に沿った前後で隣り合う2つのエラーの生じ
ていないデータ間の時間間隔内で出力するように出力手
段を制御することができれば、CPU及びマイクロプロ
セッサ等のように、この他種々の制御手段を広く適用す
ることができる。
【0152】さらに上述の実施の形態においては、各デ
ータ及び各時間情報を所定の記録媒体に記録する記録手
段として、図5について上述したハードディスクドライ
ブ15のハードディスクコントローラ37を適用するよ
うにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、各データ及び各時間情報を所定の記録媒体に記録す
ることができれば、各データ及び各時間情報の記録に用
いる記録媒体に応じてこの他種々の記録手段を広く適用
することができる。
【0153】さらに上述の実施の形態においては、記録
媒体から各データ及び各時間情報を再生する再生手段と
して、図5について上述したハードディスクドライブ1
5のハードディスクコントローラ37を適用するように
した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、記
録媒体から各データ及び各時間情報を再生することがで
きれば、各データ及び各時間情報の再生に用いる記録媒
体に応じてこの他種々の再生手段を広く適用することが
できる。
【0154】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、所定単位
の複数のデータを並べて生成されたデータ列が所定の記
録媒体に記録される際に、時間情報付加手段がデータ列
を構成する各データにそれぞれ構成状態を表す時間情報
を付加し、差分値算出手段が記録媒体から各データと共
に再生された各時間情報のうち時間軸に沿って順次隣り
合う2つの各時間情報同士の差分値を算出し、エラー検
出手段が差分値の算出結果に基づいて、時間情報の付加
されたデータにエラーが生じているか否かを検出するよ
うにしたことにより、誤り検出の処理負荷が増大する誤
り訂正符号を必要とせずに、記録媒体から再生した各デ
ータにエラーが生じているか否かを時間軸に沿って順次
隣り合う時間情報同士の差分値に基づいて容易に検出す
ることができ、かくして記録媒体から再生したデータに
対するエラー検出処理の処理負荷を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による受信装置の回路構成の一実施の形
態を示すブロック図である。
【図2】トランスポートストリームからのTSパケット
データの分離の説明に供する略線図である。
【図3】記録再生時のTSパケットデータの時間間隔の
説明に供する略線図である。
【図4】TSパケットデータへのタイムスタンプの付加
の説明に供する略線図である。
【図5】記録再生処理部の回路構成を示すブロック図で
ある。
【図6】タイムスタンプ検出部の回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】TSパケットデータの構造を示す略線図であ
る。
【符号の説明】
1……受信装置、2……システムコントローラ、8……
記録再生処理部、15……ハードディスクドライブ、2
4……タイムスタンプ付加回路、25……入力タイマ、
38……ハードディスク、41……タイムスタンプ検出
部、52……第1のラッチ回路、55……エラー検出回
路、56……差分検出器、57……第2のラッチ回路、
58……比較器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 29/02 H04N 7/13 A H04N 7/24 H04L 13/00 301B Fターム(参考) 5C053 FA20 FA23 GA20 GB14 GB15 GB19 HA40 LA06 LA15 5C059 KK15 MA00 RB02 RC04 RF01 SS02 SS11 UA02 UA05 UA38 5K034 AA07 CC03 DD02 EE03 HH10 MM01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定単位の複数のデータを並べて生成され
    たデータ列が所定の記録媒体に記録される際に、当該デ
    ータ列を構成する各上記データにそれぞれ構成状態を表
    す時間情報を付加する時間情報付加手段と、 上記記録媒体に各上記データ及び各上記時間情報が記録
    された後、当該記録媒体から各上記データと共に再生さ
    れた各上記時間情報のうち時間軸に沿って順次隣り合う
    2つの各上記時間情報同士の差分値を算出する差分値算
    出手段と、 上記差分値の算出結果に基づいて、上記時間情報の付加
    された上記データにエラーが生じているか否かを検出す
    るエラー検出手段とを具えることを特徴とするエラー検
    出装置。
  2. 【請求項2】上記記録媒体から各上記データと共に再生
    された各上記時間情報に従って当該各データを記録前の
    構成状態を復元して出力する出力手段と、 上記エラーの検出結果に基づいて、当該エラーが生じて
    いる上記データを当該データと上記時間軸に沿った前後
    で隣り合う2つの上記エラーの生じていない上記データ
    間の時間間隔内で出力するように上記出力手段を制御す
    る制御手段とを具えることを特徴とする請求項1に記載
    のエラー検出装置。
  3. 【請求項3】所定単位の複数のデータを並べて生成され
    たデータ列が所定の記録媒体に記録される際に、当該デ
    ータ列を構成する各上記データにそれぞれ構成状態を表
    す時間情報を付加する時間情報付加ステップと、 上記記録媒体に各上記データ及び各上記時間情報が記録
    された後、当該記録媒体から各上記データと共に再生さ
    れた各上記時間情報のうち時間軸に沿って順次隣り合う
    2つの各上記時間情報同士の差分値を算出する差分値算
    出ステップと、 上記差分値の算出結果に基づいて、上記時間情報の付加
    された上記データにエラーが生じているか否かを検出す
    るエラー検出ステップとを具えることを特徴とするエラ
    ー検出方法。
  4. 【請求項4】上記記録媒体から各上記データと共に再生
    された各上記時間情報に従って当該各データを記録前の
    構成状態を復元して出力し、上記データに上記エラーが
    生じているときには、当該データと上記時間軸に沿った
    前後で隣り合う2つの上記エラーの生じていない上記デ
    ータ間の時間間隔内で出力するデータ出力ステップを具
    えることを特徴とする請求項3に記載のエラー検出方
    法。
  5. 【請求項5】所定単位の複数のデータを並べて生成され
    た記録対象のデータ列の当該各データにそれぞれ構成状
    態を表す時間情報を付加する時間情報付加手段と、 各上記データ及び各上記時間情報を所定の記録媒体に記
    録する記録手段と、 上記記録媒体から各上記データ及び各上記時間情報を再
    生する再生手段と、 上記記録媒体から各上記データと共に再生された各上記
    時間情報のうち時間軸に沿って順次隣り合う2つの各上
    記時間情報同士の差分値を算出する差分値算出手段と、 上記差分値の算出結果に基づいて、上記時間情報の付加
    された上記データにエラーが生じているか否かを検出す
    るエラー検出手段とを具えることを特徴とする記録再生
    装置。
  6. 【請求項6】上記記録媒体から各上記データと共に再生
    された各上記時間情報に従って当該各データを記録前の
    構成状態を復元して出力する出力手段と、 上記エラーの検出結果に基づいて、当該エラーが生じて
    いる上記データを当該データと上記時間軸に沿った前後
    で隣り合う2つの上記エラーの生じていない上記データ
    間の時間間隔内で出力するように上記出力手段を制御す
    る制御手段とを具えることを特徴とする請求項5に記載
    の記録再生装置。
  7. 【請求項7】所定単位の複数のデータを並べて生成され
    た記録対象のデータ列の当該各データにそれぞれ構成状
    態を表す時間情報を付加する時間情報付加ステップと、 各上記データ及び各上記時間情報を所定の記録媒体に記
    録する記録ステップと、 上記記録媒体から各上記データ及び各上記時間情報を再
    生する再生ステップと、 上記記録媒体から各上記データと共に再生された各上記
    時間情報のうち時間軸に沿って順次隣り合う2つの各上
    記時間情報同士の差分値を算出する差分値算出ステップ
    と、 上記差分値の算出結果に基づいて、上記時間情報の付加
    された上記データにエラーが生じているか否かを検出す
    るエラー検出ステップとを具えることを特徴とする記録
    再生方法。
  8. 【請求項8】上記記録媒体から各上記データと共に再生
    された各上記時間情報に従って当該各データを記録前の
    構成状態を復元して出力し、上記データに上記エラーが
    生じているときには、当該データと上記時間軸に沿った
    前後で隣り合う2つの上記エラーの生じていない上記デ
    ータ間の時間間隔内で出力するデータ出力ステップを具
    えることを特徴とする請求項7に記載の記録再生方法。
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