JPH11296986A - ディジタル信号の記録及び再生装置 - Google Patents

ディジタル信号の記録及び再生装置

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JPH11296986A
JPH11296986A JP10100793A JP10079398A JPH11296986A JP H11296986 A JPH11296986 A JP H11296986A JP 10100793 A JP10100793 A JP 10100793A JP 10079398 A JP10079398 A JP 10079398A JP H11296986 A JPH11296986 A JP H11296986A
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JP
Japan
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recording
data
packet
digital signal
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JP10100793A
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Seiichi Saito
清一 斉藤
Hiroo Okamoto
宏夫 岡本
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ディジタル放送から送られてくる、圧縮した映
像信号や音声信号の基準クロックは変動する。この変動
幅にある程度同期できる様にPLLを設けるが、同期の
変動幅を超える場合が考えられる。本発明の目的は、上
記のような問題の発生を検出し、これに対応可能なディ
ジタル信号記録再生装置を提供することにある。 【解決手段】受信側の放送局と同期した基準クロック
で、伝送された時間を示す時間情報を生成し、パケット
に付加したディジタル信号を記録する際に、時間情報
と、内部クロックで生成する内部時間情報を一致させた
後、所定の期間毎に比較し、比較結果が、所定の誤差範
囲を超えた場合に同期エラーとして出力する時間情報比
較手段と、比較結果を補正値として内部時間情報を補正
する内部時間情報補正手段を備えることにより実現でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル映像信
号を記録再生するディジタル映像信号記録再生装置に関
し、特にディジタル圧縮映像信号を記録再生する記録再
生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】日経エレクトロニクス 1996.9.
2(no.669)149頁から164頁に記載のよう
に、衛星を用いたディジタル放送が実用化されている。
この技術に記載のように、送信側では、所謂MPEGの
ような圧縮方式で圧縮した映像信号や音声信号をパケッ
ト形式のディジタル信号に変換し、これを複数チャンネ
ル多重して送信する。受信側では、選局したチャンネル
のパケットのみを選択して映像信号や音声信号の伸長を
行うことにより、高品質で多チャンネルの番組サービス
を実現している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記記載の従来の技術
のように、受信側で選択したパケットは、圧縮した映像
信号なのでデータレートは任意であり、チャンネルや同
じチャンネルでも番組内容によって異なる。また、デー
タレートの異なるチャンネルと時分割されて送られてく
るので、パケットの間隔は一定間隔にならない。ここ
で、受信側で伸長処理を行う際に受信側の基準クロック
と放送局側の基準クロックとを同期させる必要がある
が、ここで用いられている様な圧縮方式では、パケット
の中に書き込まれている基準信号の値とパケットの間隔
からPLLを用いて放送局側の基準クロックを再生し、
これを基に映像信号と音声信号のデコード処理を行って
いる。
【0004】この為、記録媒体として、例えばVTRに
記録再生する場合、パケット内容と、パケットの間隔を
正確に記録し、再現する必要がある。また、基準クロッ
クの偏差も規定されており、例えば基準クロック27M
Hz、偏差が30ppmなどと規定されている場合が多
く、偏差が大きい場合は受信側で基準クロックの同期が
かからず、映像や音声に乱れが生じる。このため、記録
に於いては、基準クロックが受信側で同期可能な範囲か
どうかを確認する必要がある。また、再生に於いては、
別のシステムで記録されたものや、データ誤りによる誤
動作にも対応する必要がある。
【0005】本発明の目的は、上記のような問題の発生
を検出し、これに対応可能なディジタル信号記録及び再
生装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、受信側の放
送局と同期した基準クロックで、伝送された時間を示す
時間情報を生成し、パケットに付加したディジタル信号
を記録する際に、時間情報と、内部クロックで生成する
内部時間情報を一致させた後、所定の期間毎に比較し、
比較結果が、所定の誤差範囲を超えた場合に同期エラー
として出力する時間情報比較手段と、比較結果を補正値
として内部時間情報を補正する内部時間情報補正手段を
備えることにより実現できる。
【0007】また、記録したパケットを再生する際に、
パケットと共に記録した時間情報と、読み出した時点の
内部時間情報を比較し、内部時間情報と時間情報が所定
の時間以上離れている時に、パケットの出力を制御する
再生制御手段を備えることにより実現できる。
【0008】また、他の実施例に於いては、記録したパ
ケットを再生する際に、パケットと共に記録した時間情
報が所定の範囲内の時間情報であるかを確認し、所定の
時間外の時間情報であるならば、パケットの出力を制御
する再生制御手段を備えることにより実現できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図を用い
て説明する。
【0010】まず、実施例1について説明する。図1は
本発明のディジタル信号記録装置の構成を示す図であ
る。図1において、101はディジタル信号入力端子、
102はデータ入力I/F回路、103はバッファRA
M、104はタイムスタンプ処理回路、106は記録信
号処理回路、107はマイコン、108は記録制御回
路、109は記録データ出力端子である。
【0011】まず、ディジタル信号入力端子101に入
力される信号の形態について,図2を用いて説明する。
図2において、200はパケット、201は時間情報、
202は制御情報を示している。図2(a)が、圧縮さ
れた映像信号や音声信号または情報信号がまとめられ、
放送局から送られてくるパケット形式のディジタル信号
でパケットデータ200である。パケットの長さはディ
ジタル放送の形態により異なり、例えば188バイト、
あるいは140バイトで送られてくる。パケットの構成
もディジタル放送の形態により異なり、例えば図2
(b)のように、パケットデータ200の先頭に4バイ
トのヘッダーを設け、受信器等で時間情報201と制御
情報202を付加して送られる場合がある。時間情報2
01にはパケットデータ200が送られてきたタイミン
グを、放送局側の基準クロックに同期した受信器の基準
クロックで書き込まれており、時間情報201と制御情
報202は、パケットデータ200と共に記録する。そ
して、再生時は、時間情報201を基準にパケットデー
タ200を出力することによって、記録時のパケットの
時間間隔を再現することが出来る。
【0012】次に、図1の動作について説明する。ディ
ジタル信号入力端子101から入力された図2(a)に
示すようなパケットデータ200は、データ入力I/F
回路102に入力される。データ入力I/F回路102
では、内部のタイミングで時間情報を生成するためのパ
ケット入力タイミングをタイムスタンプ処理回路104
に出力し、パケットデータをバッファRAM103のデ
ータバス幅に対応したワード形式のデータに変換してデ
ータをデータバスに出力し、データに同期した書込みタ
イミングを生成して記録信号処理回路106に出力す
る。タイムスタンプ処理回路104では、データ入力I
/F回路102から出力された時間情報出力タイミング
に基づいて、データバス上の時間情報を取り込み、内部
時間情報と比較し、補正したトラックタイミングを記録
信号処理回路106へ出力し、比較結果の誤差が大きい
場合に同期エラー信号をマイコン107に出力する。
【0013】記録信号処理回路106では、図3のタイ
ミング図に示すように、図3(a)の様に入力されたパ
ケットを、データに同期した書込みタイミングからバッ
ファRAM103のライトイネーブル信号を生成し、図
3(b)の様にパケットデータをバッファRAM103
に書き込む。そして、補正したトラックタイミングに基
づいて書き込まれたパケットのデータを読み出し、誤り
訂正符号を生成してデータに付加して図4に示すデータ
フレーム400を構成し、図3(c)のタイミングで一
定レートの記録データを生成して記録制御回路108に
出力する。なお、図4で、401はパケットデータが含
まれるブロックデータ、402はC1パリティ、403
はC2パリティである。記録制御回路108ではマイコ
ン107の制御に従い、記録データの制御を行う。記録
データは記録データ出力端子109から出力されて、こ
こでは図示していないが記録媒体に記録する。
【0014】次に、図5は、マイコン107の制御例を
示したフローチャート図である。記録開始前からステッ
プ501で外部/内部時間情報誤差確認処理を行い、ス
テップ502で誤差が超過したかどうかの比較を行う。
ここで、例えば、基準クロックが27MHzで許容偏差
を100ppm、誤差の検出周期を60Hzとすると、
45クロック以上の誤差が同期エラーとなる。同期エラ
ーを検出したときは記録処理に進まずに確認処理を続
け、同期エラーを検出しなければステップ503で記録
処理を行う。記録中に於いてもステップ504とステッ
プ505で誤差の検出処理を行い、エラーがなければ記
録を継続し、同期エラーを検出した場合はステップ50
6で記録中止処理を行う。記録中止処理では、例えば記
録制御回路108で記録データをゲートし、記録データ
の出力を止める処理を行う。あるいは、同期エラーが一
時的なものであることを想定して、図5の点線のように
ステップ501の記録開始処理に戻って記録を再開する
ようにし、これを何度か繰り返した後に記録データを止
めるようにしてもよい。また、これらの処理を実施例で
はマイコンで行っているが、ハードウェア的に行っても
よい。
【0015】次に、タイムスタンプ処理回路104につ
いて、図6と図7を用いて説明する。図6の構成図にお
いて、601は時間情報入力端子、602は外部時間情
報レジスタ、603は内部時間情報レジスタ、604は
時間情報出力タイミング入力端子、605は誤差検出回
路、606は時間情報カウンタ、607はタイミング生
成回路、608は同期エラー出力端子、609は補正値
出力端子である。データバス上に出力された最初のパケ
ットの時間情報を、時間情報出力タイミング入力端子6
04からのタイミングで時間情報入力端子601から、
外部時間情報レジスタ602に保持し、その値を時間情
報カウンタ606にロードする。次に、2番目のパケッ
トの時間情報を同様に外部時間情報レジスタに保持し、
同時に、時間情報カウンタ606の値を内部時間情報レ
ジスタ603に保持し、外部時間情報レジスタ602と
内部時間情報レジスタ603の値を誤差検出回路605
で比較する。タイミング生成回路607では、誤差検出
回路605の比較結果を判定する周期を生成する。周期
はトラック周期で行い、前に述べたように例えば60H
zで行う。このトラック周期で比較結果が許容偏差以上
だった場合、誤差検出回路605は同期エラー出力端子
608から同期エラー信号を出力する。そして、トラッ
ク周期毎に誤差検出回路605の誤差を、補正値として
トラック周期と時間情報カウンタ606の補正を行う。
【0016】これらの動作を図7を用いて説明する。図
7(a)は入力されるパケットのタイミングを示してお
り、中の数字は時間情報を表している。時間情報は受信
器で放送局と同期した基準クロックで付けられたもので
ある。図7(b)は、放送局と同期した基準クロックつ
まり外部時間情報と、時間情報カウンタ606で作られ
た内部時間情報が制御される様子を示したものである。
ここでは、1トラックの期間を10とし、内部時間情報
が外部時間情報に対してカウントが早い場合について説
明する。内部時間情報で作られたトラックは、何もしな
ければ外部時間情報に対して短い周期になるが、内部時
間情報とパケットの時間情報を比較することによって補
正値を求めトラックの期間を補正する。さらに、トラッ
クの変化点で内部時間情報を補正して外部時間情報との
同期を行う。図では、時間情報9のパケットが入力され
た時に、内部時間情報は10となっており、トラック周
期図7(c)を+1の11とし、内部時間情報はトラッ
クの変化点で−1補正する。このような制御を行うこと
により、外部時間情報にトラック周期を同期させること
ができる。図7(c)のトラック周期にあわせてパケッ
トを図7(d)のように記録する。
【0017】次に、以上述べた記録装置で記録した信号
の再生処理について、実施例2で説明する。図8は本発
明のディジタル信号再生装置の構成図である。図8にお
いて、801はディジタル信号出力端子、802はデー
タ出力I/F回路、803はバッファRAM、804は
タイムスタンプ処理回路、806は再生信号処理回路、
807はマイコン、809は再生データ入力端子であ
る。
【0018】再生データ入力端子809から入力された
再生データは、再生信号処理回路806で誤り訂正処理
を行ってデータをデータバスに出力し、誤り訂正処理し
たデータをバッファRAM803に書き込む。バッファ
RAM803に書き込まれたデータの読み出しは、ま
ず、マイコン807から出力開始フラグを再生信号処理
回路806に出力し、再生信号処理回路806で時間情
報の書き込まれているアドレスをバッファRAM803
に出力し、そのタイミング信号をタイムスタンプ処理回
路804に出力する。タイムスタンプ処理回路804で
は、再生信号処理回路806からのタイミング信号によ
りバッファRAM803から出力した時間情報をデータ
バスから取り込み、時間情報と内部時間情報の比較を行
い一致を検出したらタイミングをデータ出力I/F回路
802に出力し、データ出力I/F回路802から読み
だしタイミング信号を再生信号処理回路806に出力し
て、バッファRAM803から出力したデータをデータ
バスから取り込み元のパケットデータ200を出力す
る。パケットデータ200の出力が終わったら再び次の
パケットの時間情報を読み出し、次のパケットの読み出
しに備える。
【0019】次に、タイムスタンプ処理回路804でタ
イムスタンプにエラーを検出した場合、タイムスタンプ
エラーフラグをマイコン807に出力してマイコン80
7でパケットの出力制御を行う。パケットの出力制御は
例えば、タイムスタンプエラーを検出したパケットを出
力せずに破棄する制御、あるいは、タイムスタンプエラ
ーを検出した時点でエラーの発生したパケットを出力す
る制御、あるいは、タイムスタンプエラーを検出した時
点でパケットを出力するが、特定のパケットを出力しな
い制御等を行う。この特定のパケットとは例えば、基準
クロックを再生するための基準信号の値が書き込まれた
パケットである。パケットの間隔からPLLを用いて放
送局側の基準クロックを再生するので、タイムスタンプ
エラーによりタイムスタンプの値と関係なく出力される
パケットに基準信号の値が書き込まれていると、基準ク
ロックが誤動作する。このパケットを出力しない様にす
れば、誤動作を防止出来る。また、連続してタイムスタ
ンプエラーを検出した場合に、内部のタイムスタンプカ
ウンタを再生したタイムスタンプに同期させる制御を行
ってもよい。
【0020】次に、タイムスタンプ処理回路804の動
作について、図9を用いて説明する。図9で、901は
タイムスタンプ入力端子、902は再生タイムスタンプ
レジスタ、903はタイムスタンプ取込タイミング入力
端子、904はタイムスタンプカウンタ、905はタイ
ムスタンプエラー出力端子、906は再生タイムスタン
プ不正検出回路、907は差分・一致検出回路、908
は一致検出タイミング出力端子である。
【0021】まず、端子903からのタイムスタンプ取
込タイミングによって、端子901からのタイムスタン
プを再生タイムスタンプレジスタ902に取り込み、そ
の値を再生タイムスタンプ不正検出回路906と差分・
一致検出回路907とタイムスタンプカウンタ904に
出力する。再生タイムスタンプ不正検出回路906で
は、再生したタイムスタンプの値が所定の範囲にあるか
どうかを検出する。例えばタイムスタンプの値が0〜2
24999までの繰り返しであるときに225000以
上の値が再生された時等である。この時、再生タイムス
タンプ不正検出回路906からタイムスタンプエラーフ
ラグを端子906より出力する。差分・一致検出回路9
07では、タイムスタンプとタイムスタンプカウンタ9
04の値を比較し、出力可能な値であるかどうかを検出
する。例えば、タイムスタンプカウンタ904に対して
過ぎてしまった値が再生された時や、所定の値以上に離
れた値が再生された場合等である。この所定の値は、バ
ッファRAM容量で決まってくる。例えば、バッファR
AM容量を1トラック分とすると、1トラック以上離れ
たタイムスタンプのパケットは、書き込みアドレスの追
い越しが発生し、新しいパケットで上書きされて出力で
きなくなり、バッファエラーが発生する。
【0022】この様に出力不可能な場合は、エラーフラ
グを再生タイムスタンプ不正検出回路906に送り、再
生タイムスタンプ不正検出回路906のエラーフラグと
OR論理でタイムスタンプエラーフラグとして出力す
る。タイムスタンプカウンタ904では、例えば何回か
連続して差分・一致検出回路907でタイムスタンプエ
ラーが検出される場合、再生タイムスタンプの値をタイ
ムスタンプカウンタ904にセットして再生タイムスタ
ンプに同期させる。こうすることで、記録したタイムス
タンプのずれ等に対応出来る。
【0023】この様に、タイムスタンプエラーを検出し
たパケットのタイムスタンプは、出力可能な範囲を超え
ていたり、不正な値であるので、そのままタイムスタン
プカウンタ904の一致を待機した場合、バッファエラ
ーが発生してバッファRAM上でパケットが破棄された
り、書き込みアドレスの追い越しが発生しアドレス制御
が誤動作する。
【0024】次に、この再生処理の動作の様子を図10
と図11に示す。図10の(a)はタイムスタンプカウ
ンタ904の値である。この例では簡単のため0から2
0までの周期にしている。(b)が、再生したパケット
のタイムスタンプの値である。誤りなく再生されれば
(c)に示すように、タイムスタンプカウンタの値と一
致したタイミングで出力される。(d)は、再生したパ
ケットの中にタイムスタンプエラーが発生した場合であ
る。(e)は、タイムスタンプエラーの発生したパケッ
トを削除した場合の動作で、(f)は、エラーを検出し
た時点で強制的に出力した場合の動作を示している。図
11の(a)は、タイムスタンプが途中でずれる場合の
制御である、ずれの発生した部分で連続してタイムスタ
ンプエラーが発生するので、(b)のタイムスタンプカ
ウンタの値を再生タイムスタンプの値と同期させる。
(c)がパケットの出力タイミングで、この様に制御す
ることで、タイムスタンプのずれにも対応出来る。
【0025】次に、本発明をアナログ信号の記録再生と
共用したディジタル信号の記録再生装置に応用した実施
例3について説明する。実施例3はディジタルとアナロ
グの記録再生を共用したもので、同じ磁気テープにディ
ジタルとアナログの記録を混在することも可能である。
図12は本発明のディジタル信号記録再生装置の構成図
である。
【0026】図12において、1201はデータ入出力
端子、1202はバッファRAM、1203は記録再生
信号処理回路、1204はマイコン、1205はディジ
タル記録制御回路、1206はサーボ回路、1207は
キャプスタン、1208は磁気テープ、1209はシリ
ンダ、1210アナログ記録制御回路、1211はアナ
ログ信号記録再生回路、1212はアナログ入出力端
子、1213はタイムスタンプ処理回路である。データ
バスI/F回路001は、実施例1のデータバス入力I
/F回路102とデータバス出力I/F回路602とタ
イムスタンプ処理回路102と802を共用したもので
あり、タイムスタンプ処理回路1213や記録再生信号
処理回路1203も記録と再生処理を共用したもので、
実施例1と同様な動作である。また、バッファRAM1
202は、シリンダ1209を用いて磁気テープ120
8に記録再生する装置であることから、1トラック分の
容量を保持している。
【0027】次に動作について説明する。ここでは、タ
イムスタンプ処理回路1213からマイコン1204に
出力される差分超過フラグと、マイコン1204から出
力される出力制御信号と記録制御信号について説明す
る。まず、記録時の動作について説明する。ディジタル
記録時に、タイムスタンプ処理回路1213からのタイ
ムスタンプエラーフラグをマイコン1204が検出した
場合は、マイコン1204からディジタル記録制御回路
1205にディジタル記録制御信号を出力して、ディジ
タル記録制御回路1205でディジタル記録データをゲ
ートし、記録データの出力を止める処理を行う。次にタ
イムスタンプエラーの検出が一時的なものであることを
想定して、記録を再開するようにし、これを何度か繰り
返した後に記録データを止めるようする。この後、アナ
ログ記録制御信号をアナログ記録制御回路1211に出
力して、アナログ信号を記録するようにしてもよい。
【0028】ここで、これらの確認処理をディジタル記
録制御信号で記録データを止めたまま行い、タイムスタ
ンプエラーをマイコン1204で一定時間監視して、基
準クロックが同期可能な周波数範囲であるかを判断し、
可能な場合に上記の記録動作を行うようにしてもよい。
また、記録不可能な場合はディジタル記録のモードにし
ないようにするなどの制御を行う。再生時の動作は、実
施例1と同様な動作になる。再生の場合、データの誤り
によってタイムスタンプエラーが検出される場合が多い
ので、検出が一時的なものであることを想定して、タイ
ムスタンプエラーを検出した時点でエラーの発生したパ
ケットを出力するようにする。あるいは、記録時に誤っ
たタイムスタンプが付けられる場合もあるが、基本的に
パケットの時系列順が壊れることはないのでタイムスタ
ンプエラーを検出した時点でパケットを出力するように
する。このときに、基準クロックを再生するための基準
信号の値が書き込まれたパケットを検索し、このパケッ
トがタイムスタンプエラーになったときだけパケットを
削除するようにしてもよい。
【0029】以上のように、記録時において、記録中に
番組やチャンネルが変わるなどして基準クロックが記録
不可能な周波数に変化した時でもタイムスタンプエラー
フラグで検出できるので、誤った記録データを記録する
ことがない。また、記録前において、アナログ記録に切
り替えるなどの処理が可能になる。また、再生時におい
ては、タイムスタンプの誤りをタイムスタンプエラーで
検出出来るので、パケットを破棄する処理や、強制的に
出力する処理を行うことができる。これにより、バッフ
ァRAMの誤動作を防止出来る。
【0030】なお、実施例3の記録媒体として磁気テー
プを用いたが、光ディスクなど他の記録媒体に於いても
同様な効果が得られる。また、実施例3は記録再生兼用
の装置であるが、もちろん、記録と再生の信号処理が独
立していても同様である。
【0031】なお、前記実施例はディジタル圧縮映像信
号を記録再生する場合について、説明を行ったが、その
他のディジタル信号を記録再生する場合でも同様の効果
を得ることができる。
【0032】
【発明の効果】本発明のディジタル信号記録再生装置に
よれば、記録時に入力するパケット形式のディジタル信
号の基準クロックが、記録中に番組やチャンネルが変わ
るなどして変動し、同期不可能な周波数になったとして
もこれを検出でき、誤った記録データを記録するのを防
止できる。また、記録する前に同期可能な周波数かどう
かを確認できるので、誤った記録データを記録すること
がなく、アナログ記録に切り替えるなどの処理が可能に
なる。また、再生時に、タイムスタンプの誤りを検出で
き、そのパケットを破棄したり、強制的に出力出来るの
で、タイムスタンプの誤りに起因して発生するバッファ
RAMの書込みアドレスの追い越しや、パケットが記憶
保持範囲を超えてしまうのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のディジタル信号記録装置の
構成図である。
【図2】パケットデータの一例を示す図である。
【図3】記録処理の動作を示すタイミング図である。
【図4】データフレームの一構成例を示す図である。
【図5】タイムスタンプ処理回路の制御を示すフローチ
ャートを示す図である。
【図6】タイムスタンプ処理回路の構成を示す図であ
る。
【図7】タイムスタンプ処理回路の動作を示すタイミン
グ図である。
【図8】本発明の実施例2のディジタル信号再生装置の
構成図である。
【図9】タイムスタンプ処理回路の一構成例を示す図で
ある。
【図10】タイムスタンプ処理回路の動作を示すタイミ
ング図である。
【図11】タイムスタンプ処理回路の動作を示すタイミ
ング図である。
【図12】本発明の実施例3のディジタル信号記録再生
装置の構成図である。
【符号の説明】
101…ディジタル信号入力端子、102…データ入力
I/F回路、103…バッファRAM、104…タイム
スタンプ処理回路、106…記録信号処理回路、107
…マイコン、108…記録制御回路、109…記録デー
タ出力端子、200…パケット、201…時間情報、2
02…制御情報、601…時間情報入力端子、602…
外部時間情報レジスタ、603…内部時間情報レジス
タ、604…時間情報出力タイミング入力端子、605
…誤差検出回路、606…時間情報カウンタ、607…
タイミング生成回路、608…同期エラー出力端子、6
09…補正値出力端子、801…ディジタル信号出力端
子、802…データ出力I/F回路、803…バッファ
RAM、804…タイムスタンプ処理回路、806…再
生信号処理回路、807…マイコン、809…再生デー
タ入力端子、901…タイムスタンプ入力端子、902
…再生タイムスタンプレジスタ、903…タイムスタン
プ取込タイミング入力端子、904…タイムスタンプカ
ウンタ、905…タイムスタンプエラー出力端子、90
6…再生タイムスタンプ不正検出回路、907…差分・
一致検出回路、908…一致検出タイミング出力端子、
1201…データ入出力端子、1202…バッファRA
M、1203…記録再生信号処理回路、1204…マイ
コン、1205…ディジタル記録制御回路、1206…
サーボ回路、1207…キャプスタン、1208…磁気
テープ、1209…シリンダ、1210アナログ記録制
御回路、1211…アナログ信号記録再生回路、121
2…アナログ入出力端子、1213…タイムスタンプ処
理回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定バイト数のディジタル信号に、前記デ
    ィジタル信号の伝送された時間を示す時間情報が付加さ
    れたパケットを受信し、記録媒体上に記録するディジタ
    ル信号記録装置において、 前記時間情報と、内部クロックで生成する内部時間情報
    を一致させた後、所定の期間毎に比較し、比較結果が所
    定の誤差範囲を超えた場合に同期エラーとして出力する
    時間情報比較手段と、 前記所定の期間毎の前記比較結果を補正値として前記内
    部時間情報を補正する内部時間情報補正手段を備えるこ
    とを特徴とするディジタル信号記録装置。
  2. 【請求項2】前記時間情報と、内部クロックで生成する
    内部時間情報を一致させた後、所定の期間毎に比較し、
    比較結果が所定の誤差範囲を超えた場合に、記録開始し
    ない制御を行う記録制御手段を備えることを特徴とする
    請求項1に記載のディジタル信号記録装置。
  3. 【請求項3】記録媒体上に記録された時間情報とパケッ
    ト形式のディジタル信号を、再生してバッファに書き込
    み、内部クロックで生成する内部時間情報と前記時間情
    報に基づいて前記ディジタル信号を前記バッファから読
    み出し、出力するディジタル信号再生装置において、 前記時間情報と前記時間情報を読み出した時点の前記内
    部時間情報を比較し、前記内部時間情報と前記時間情報
    が所定の時間以上離れている時に、前記パケットを前記
    時間情報を無視して出力する制御を行う再生制御手段を
    備えることを特徴とするディジタル信号再生装置。
  4. 【請求項4】記録媒体上に記録された時間情報とパケッ
    ト形式のディジタル信号を、再生してバッファに書き込
    み、内部クロックで生成する内部時間情報と前記時間情
    報に基づいて前記ディジタル信号を前記バッファから読
    み出し、出力するディジタル信号再生装置において、 前記時間情報が所定の範囲内の時間情報であるかを確認
    し、所定の範囲外の時間情報である場合、前記パケット
    を前記時間情報を無視して出力する制御を行う再生制御
    手段を備えることを特徴とするディジタル信号再生装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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