JP4565065B2 - エンジンの吸入空気流量計測装置 - Google Patents

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Description

本発明はエンジンの吸入空気流量計測装置に係わり、吸気管内の圧力計測から空気の質量流量を求める計測装置である。
最近自動車用エンジンでは排ガスや燃費の低減のために空燃比を精度良く制御する必要があり燃料噴射を行うものが主流である。燃料噴射エンジンでは吸入空気量と目標空燃比とから噴射量を決定するので吸入空気量計測には高い精度が要求され、特に多気筒エンジンでは各気筒毎の吸入空気量を応答良く計測することが求められる。自動車用エンジンに過去採用されたか現在採用されている主な空気流量計にはベーン式、熱線式、カルマン渦式がある。
ベーン式は原理的には質量流量を計測できるがベーンフラップは吸気抵抗を増加させまたベーンの慣性質量のため応答が悪いので現在はほとんど採用されていない。
熱線式流量計は質量流量を直接計測することが可能であり応答性もよく脈動流計測が可能であるという利点がある一方順逆両方向の流れが発生する流れ場で使用する場合には何らかの方法により方向を検知する必要があることや熱線の表面が汚損されると計測誤差を生じるという問題がある。図17は熱線式流量計を使用する多気筒吸気管独立噴射エンジンの例を示す。図17において19はシリンダ、13は吸気弁、17は排気弁、12は吸気管、28は排気集合管、14は空気溜まり、15は絞り弁、27は燃料噴射器、42は熱線式流量計を表す。吸入空気は熱線式流量計42で計測されたあと絞り弁15を通り空気溜まり14に溜められたあと吸気管12を通ってシリンダ19に吸入される。各気筒毎の吸入空気量を応答良く計測するため熱線式流量計42の取り付け位置は各気筒の吸気管12内とするのが望ましいのであるが吸気管12内はシリンダからの吹き返しガス中の固体微粒子や燃料噴射器27によって噴射された燃料粒子が浮遊ししかも順逆両方向の流れが発生しやすいので実際の取り付け位置はほとんどの場合吸気管12上流に設けられた空気溜り14よりさらに上流となる。したがって各気筒毎の吸入空気量のばらつきや過渡時の吸気量変化を応答良く計測することは難しい。
カルマン渦式は応答性がよく汚損にも強いという利点がある一方原理的に空気の体積流量を計測するので温度や圧力を別途計測して質量流量に換算する必要があること、また熱線式と同様順流、逆流の方向検知はできず何らかの方法により方向を検知する必要があること、さらにセンサー出力と流量の関係が管通路内に設置するカルマン渦発生用円錐体の位置と大きさおよび円錐体周りの管通路形状によって決まることから吸気管に取り付ける場合吸気管形状の自由度が制限されるなどの問題がある。したがってカルマン渦式流量計も前記熱線式流量計と同様の位置に取り付けられることが多く、したがって各気筒毎の吸入空気量のばらつきや過渡時の吸気量変化を応答良く計測することは難しい。
一方エンジン台上試験において吸入空気量計測に用いられる流量計に絞り流量計や層流式などの差圧式流量計がある。圧力センサは安価で応答性が良く汚損による性能劣化も少ないという利点があるが前記差圧式流量計はいずれも原理的に流れの抵抗を発生させるのでエンジン性能を低下させること、また絞り流量計は出力が流量の2乗に比例し、層流式は流量変化に対する出力変化が位相遅れをもつなどいずれも脈動計測には適していないことから自動車に搭載された状態(オンボード)でのエンジンの吸入空気流量計としては採用されていない。
また差圧を用いて脈動を伴う流れの質量流量を計測する手段として特開平10−111159[湧き出し式質量流量計]の例もあるがこの場合は主流に対し脈動する湧き出し流を発生させるための発生器が必要であり構造が複雑となりコストも高くなる。
従って本発明はエンジン吸入空気流量計測用の流量計に要求される項目は第1に計測された流量値を空燃比制御に用いることから質量流量を計測できること、第2は吸気の順流逆流を含む脈動流を高応答で計測できること、第3は流量計自体が吸気流の抵抗とならないこと、第4は大気やEGRガス中に含まれる塵や微粒子などによる汚損に強いこと、そして第5は各気筒毎の吸入空気量を高応答で計測するため各気筒の吸気管に取り付けることが可能なことなどが挙げられるが従来の流量計にはいずれもこれらの要求すべてを満足するものはない。
本発明は圧力センサを用いてエンジン吸気管内の2点の圧力差と1点の圧力を検知しこれらの圧力データに基づいて空気の質量流量を算出することを特徴としエンジン各気筒の吸入空気量を吸気抵抗を増加させることなく応答良く計測することができしかも汚損による性能劣化の少ないエンジンの吸入空気量計測装置を実現するものである。
原理と作用
本発明の吸入空気量計測装置は圧力計測から質量流量を求める質量流量計である。以降の説明において流量とは空気の瞬間の質量流量、流量微分値とは該質量流量の時間微分値、流量積分値とは該質量流量の時間積分値を意味し流量はF,流量微分値はF’,流量積分値はMの各符号を用いて表す。基本原理は第1に吸気管内2点の圧力差から該2点の中間点における空気の流量微分値を求めること、第2は該流量微分値を積分して流量を求めること、第3に該流量を積分して流量積分値を求めること、そして第4に管内任意点の圧力の時間微分値から該中間点において流量がゼロである瞬間を検知し、該検知の度に前記流量および前記流量積分値を補正することである。
まず圧力差から空気の流量微分値F’を求める原理を図13を用いて説明する。図13の点1,2は断面積S,管径dが一定の管の距離ΔXだけ離れた2つの点とし点3は点1と2の中間点とする。点1,2での圧力を各P1,P2とし圧力差(P1−P2)をΔP、空気密度をρ、管摩擦係数をλとすると点3における流量微分値F’は数式1で求められることがわかっている。
Figure 0004565065
2点間の差圧ΔPは距離ΔXが大きい程大きくなるので圧力計測上はΔXが大きい方が望ましいが(ΔP/ΔX)は点3における厳密な圧力勾配(∂P/∂X)の近似値でありΔXが大きくなると近似精度が悪くなる。例えば数式1が厳密計算に比べ99%以上の精度を有するためにはΔXは音速をa,脈動の角速度をωとすると数式2が成立する必要がある。
Figure 0004565065
該ωを長さLの吸気管内空気の自由振動における1次共振成分の角速度とすると概ねΔXは数式3で与えられる範囲内とする必要がある。
Figure 0004565065
数式1の右辺第2項の粘性摩擦項が右辺第1項の圧力勾配項に比べて小さければF’は2点間の圧力勾配ΔP/ΔXに完全に比例する。 実際に吸気流は数百Hzの周波数で急加速、急減速を繰り返す変動流でありΔX≒dとしブラジウスの実験式による管摩擦係数λを用いて計算すると前記粘性摩擦項は前期圧力勾配項に対し平均で概略1%以下でありほぼ無視し得る。したがって近似的に数式4が成立する。
Figure 0004565065
数式4でS,ΔXは幾何学寸法であるのでΔPを計測すればF’が求まる。
一方図14は管断面積が変化する管における圧力から空気の流量微分値を求める原理を示す。図14において点4,5は断面積が変化する管の距離ΔXだけ離れた2つの点とし点6は点4と点5の中間点とし、点4における管径、管断面積を各d1,S1,点5における管径、管断面積を各d2,S2とする。点4,5での圧力を各P1,P2とし圧力差(P1−P2)をΔP、空気密度をρ、管摩擦係数をλとすると点6における流量微分値F’は前記粘性摩擦項を無視すると数式5が成立する。
Figure 0004565065
数式5から判るように断面積が変化する管では流量微分値F’を求めるために圧力差ΔPのほか空気密度ρの値が必要となる。したがって圧力差ΔP計測のための2点は管断面積Sが一定の区間に取ることが望ましい。またもし管断面積Sが一定の区間に2点を取ることができない場合は空気温度Taを別途計測しP1またはP2とTaから密度ρを求める。
次に流量Fは数式6によって求めることができる。
Figure 0004565065
つまり流量微分値F’の時間積分値に積分開始時点tsの流量F0を加えることで求められる。したがって流量Fがゼロである瞬間tsを別途何らかの方法で検知できればその瞬間から積分を開始すればF’の積分値そのものが流量Fに等しくなる。
本発明は流量Fがゼロである瞬間を吸気管内圧力データから検知することに特徴がある。該検知の原理を図15を用いて説明する。図15(a)は吸気管内の4点M0,M1,M2,M3、M4を示す。図15(b)はM0,M1、M3,M4における圧力P0,P1,P3,P4を示す。図15(b)からわかるとおり吸気管内圧力P0,P1,P3,P4はいずれも吸気弁が開き吸気が行われている期間は複雑な変化をするが吸気弁が閉じると自由振動に推移する。自由振動時の圧力はいくつかの共振成分が重畳したものとなるがそのうち1次共振成分を基本振動という。実験やコンピュータ解析によると基本振動の振動数fbは音速をa、吸気管長をLとすると数式7で求められ吸気管位置やエンジンの運転速度にはほとんど影響されない。
Figure 0004565065
詳細は略すが吸気管圧力の自由振動時には管内位置によらず振動成分のほとんどが基本振動であり吸気管開口端に近い側の位置においてfbの3倍の振動数をもつ2次共振成分が少し重畳する程度で3次以上の共振成分はごくわずかである。そこで高域遮断フィルタをとおしてfbの概ね2倍以上の高周波数成分を除去すると吸気管位置によらず圧力振動は基本振動のみとなり正弦波状の圧力波形が得られる。図15(c)は前記圧力振動において前記基本振動数fbの2倍以上の高周波数成分を除去したあとの圧力の時間微分値、図15(d)はM0,M2、M4における流量F0、F2,F4を示す。図15(b)、(c)、(d)からわかるとおり吸気弁が閉じている期間は前記圧力の時間微分値がゼロになる瞬間に流量F0、F2,F4がいずれもゼロになることがわかる。これは吸気弁が閉じている期間においては管内任意点の圧力の時間微分値がゼロになる瞬間をもって管内任意点における流量Fがゼロになる瞬間を検知できることを意味する。なお以降前記高周波数成分を除去したあとの圧力の時間微分値を圧力微分値と表現する。
また前記圧力微分値がゼロになる瞬間とは例えばアナログ微分器を備える場合は該微分器出力が正から負または負から正に転じた時点、また微分器を備えていない場合はサンプルした圧力値の時系列変化を知る手段により圧力値が増加から減少または減少から増加に転じたと判定された時点など計測した圧力の変化率がゼロに達したと判定された時点を意味する。
本発明では以上の原理に基づき流量微分値F’の積分を開始すべき瞬間(流量計測点で流量Fがゼロとなる瞬間)を検知するために管軸方向の任意点の圧力を計測し吸気弁が閉じている期間において該圧力の微分値がゼロとなった瞬間を積分開始点tsとし次に同じく吸気弁が閉じている期間において圧力微分値がゼロとなった瞬間を積分終了点teとするとともに該積分終了点teを新たな積分開始点tsとし流量Fの初期値F0をゼロとして新たに積分を開始するという手順で流量Fを求める。勿論前記任意点とは差圧計測のための2点のいずれか一方でもよい。
次に求めた流量Fを積分して流量積分値Mを求める。ただし一般に圧力を計測するための圧力センサは受圧面の熱ひずみや感圧素子の温度特性等が原因でゼロ点移動が生じる。特にエンジン吸気管に取り付けられた圧力センサは最低−30℃から最高+80℃レベルの温度範囲で使用されるのでたとえ電気的にゼロ点補償がなされたセンサであってゼロ点移動を完全になくすことは難しい。したがってFを積分して求めたMには誤差が含まれ、F、Mを補正することなく積分を続けると誤差が蓄積していくおそれがある。
そこで前記積分終了点teにおいて積分区間T(前記積分開始点tsから前記積分終了点teまでの時間)のMの値を補正する。該補正の原理を図16を用いて説明する。図16(a)は圧力計測点における圧力微分値を示す。図16(b)でFiは流量微分値F’を積分して求めた補正前の流量、Fcは補正後の流量、tsは積分開始点、teは積分終了点、Tは積分区間の長さ(積分開始点tsから積分終了点teまでの時間)、tはtsからの経過時間、Eは積分終了点teでのFiの値を示す。もし計測が正しく行われていればEの値はゼロになるはずでありもしゼロでない場合、Eの値は積分区間の計測誤差の集積の結果となっている。圧力変動を応答良く計測できる圧力センサを用いる限り誤差の要因のほとんどは前記ゼロ点移動であり該移動の主な原因は圧力センサ周辺の温度変化であることから例えばエンジン1サイクル程度の短時間スパンでは前記ゼロ点移動量は一定であると考えられる。そこで長くともエンジン1サイクル程度の時間毎に補正を行えば前期ゼロ点移動による誤差を修正することができる。積分区間の任意時間tにおけるFの誤差ΔFは数式8で表される。
Figure 0004565065
よって積分区間TにおけるMの誤差はΔMは数式9で求められる。
Figure 0004565065
したがって積分区間TにおけるMの補正値は数式10で求められる。
Figure 0004565065
ゼロ点移動量が一定でない場合でも該移動量が既知の関数で与えられるならば同様にして積分終了点でのFの値と積分区間長さTを用いてMの値を補正できる。
多気筒エンジンにおいて吸気管内で各気筒毎の吸入空気の流量を計測するという目的をコストが安く汚損にも強い圧力センサを用いて実現した。
吸入空気量計測装置の実施方法を示した説明図である。(第1の実施例) 第1の実施例を適用した多気筒エンジンの平面図である。 第1の実施例における圧力センサの取り付け方法を示した説明図である。 データ処理方法を示す説明図である。 データ処理方法を示す説明図である。 データ処理方法を示す説明図である。 吸入空気量計測装置の実施方法を示した説明図である。(第2の実施例) 吸入空気量計測装置の実施方法を示した説明図である。(第3の実施例) 吸入空気量計測装置の実施方法を示した説明図である。(第4の実施例) 吸入空気量計測装置の実施方法を示した説明図である。(第5の実施例) データ処理方法を示す説明図である。 データ処理方法を示す説明図である。 計測原理を示す説明図である。 計測原理を示す説明図である。 計測原理を示す説明図である。 計測原理を示す説明図である。 熱線式流量計の取り付け位置を示す説明図である。
符号の説明
1 差圧センサ 2 圧力センサ 3 増幅器
4 高域遮断フィルタ 5 微分演算器 6 積分演算器
7 A−D変換器 8 クランク角信号処理部 9 1回積分演算部
10 2回積分演算部 11 出力部 12吸気管
13 吸気弁 14 空気溜まり 15 絞り弁
16 カム 17 排気弁 18 シリンダヘッド
19 シリンダ 20 ピストン 21 コンロッド
22 クランク 23 吸気ポート 24 クランク角センサ
25 圧縮上死点センサ 26 多気筒エンジンの内の1気筒
27 燃料噴射器 28 排気集合管 29、31 導圧孔
30,32 受圧室 33 ダイアフラム 34,35 電極
36,37 圧力センサ 38 差圧演算器 39 エアクリーナ
40 エアフィルタ 41 温度センサ 42 熱線式流量計
Δt:サンプル時間間隔 ΔC:クランク角パルスの角度間隔
n:クランク角パルスカウント数 CA:圧縮上死点基準のクランク角
TIO:吸気開始時のクランク角 TIC:吸気終了時のクランク角
Vf:A−D変換器でデジタル化された差圧値
Vp:A−D変換器でデジタル化された圧力値
Vd:A−D変換器でデジタル化された圧力微分値
Ta:温度(絶対温度) S:Vf・Δtの値の積算値
SS:S・Δtの積算値 t:積分値補正を最後に行ってからの経過時間
f(S,T):SおよびTに関する関数 ΔSS:SSの補正値
T:積分区間の長さ RST:補正判定変数
RO:空気密度 N:N回目のサンプル
N−1:N−1回目のサンプル K1,K2,Kr,Ks: 比例定数
図1〜12はこの発明によるエンジンの吸入空気量計測装置の実施例を示すものである。図において1は差圧センサ、2は圧力センサ、3は増幅器、4は高域遮断フィルタ、5は微分演算器、6は積分演算器、7はA−D変換器、8はクランク角信号処理部、9は1回積分演算部、10は2回積分演算部、11は出力部、12は吸気管、13は吸気弁、14は空気溜まり、15は絞り弁、16はカム、17は排気弁、18はシリンダヘッド、19はシリンダ、20はピストン、21はコンロッド、22はクランク、23は吸気ポート、24はクランク角センサ、25は圧縮上死点センサ、26は多気筒エンジンの内の1気筒、27は燃料噴射器、28は排気集合管、29,31は導圧孔、30,32は受圧室、33はダイアフラム、34,35は電極、36,37は圧力センサ、38は差圧演算器、39はエアクリーナ、40はエアフィルタ、41は温度センサを示す。またΔtはサンプル時間間隔、ΔCはクランク角パルスの角度間隔、nはクランク角パルスカウント数、CAは圧縮上死点基準のクランク角、TIOは吸気開始時のクランク角、TICは吸気終了時のクランク角、VfはA−D変換器でデジタル化された差圧値、Vpはデジタル化された圧力値(添え字数字は圧力センサ符号を示す。)、Vdはデジタル化された圧力微分値(添え字NはN回目のサンプル、N−1はN−1回目のサンプルを意味する。)、Taは温度(絶対温度)、K1,K2,Kr,Ksは比例定数、SはVf・Δtの値の積算値、SSはS・Δtの積算値、tは積分値補正を最後に行ってからの経過時間を意味する積分時間、f(S,T)はSSの値を補正するためのSおよびTに関する関数、ΔSSはf(S,T)により計算したSSの補正値、Tは積分区間の長さ、RSTは補正判定変数、ROは空気密度、Neはエンジン回転数、Ncは圧力センサ切り替え回転数を示す。
図1は本発明の第1の実施例を示す断面図である。(同図は図2のA−A‘断面図に相当する。)図1は多気筒エンジンの1気筒分の詳細構造を示すもので同図に示すエンジン構造は基本的にすべての気筒に関し共通である。 図1においてシリンダ19は吸気ポート23、吸気管12、吸気溜まり14、絞り弁15および図には示さないエアクリーナから形成される吸気系と連通しており該吸気系とシリンダ19はカム16によって決められた揚程にしたがい往復運動を行う吸気弁13によって間欠的に開閉される。また吸気管12には各気筒毎に計測された吸入空気量と目標空燃比を基に演算された量の燃料を噴射するための燃料噴射器27が取り付けられている。また吸気管12には管路断面積一定の区間があり該区間には差圧センサ1と圧力センサ2が設置されている。差圧センサ1および圧力センサ2は半導体ゲージ型、圧電型や静電容量型などの中から変動圧計測用として十分高い固有振動数、応答性をもつものを用いる。
次に第1の実施例における差圧センサ1と圧力センサ2から得られた圧力データから流量を求める手順について述べる。なお本発明の主体はデータ処理の手順にあるので以下の説明文中にある演算器や演算部の回路構成や構造に関する詳細説明は省略する。
まず差圧センサ1と圧力センサ2の出力信号を増幅器3で増幅する。出力信号には管通路断面内で局部的にしか存在しない流れの乱れや渦など高周波成分が含まれておりしかも流量計測においては該高周波成分はノイズとして作用するので増幅器3の出力は高域遮断フィルタ4を通して前記基本振動数fbの概ね5倍以上の高周波成分を除去する。高域遮断フィルタ4を通ったあと差圧センサ1の出力信号は積分演算器6に入力される。
積分演算器6はデジタル方式でもアナログ方式でもよいがここではデジタル方式について述べる。積分演算器6にはA−D変換器7、クランク角信号処理部8、1回積分演算部9、2回積分演算部10および出力部11がある。
A−D変換器7は高域遮断フィルタ4を通った差圧センサ1および微分演算器5のアナログ出力信号をデジタル値に変換する。以降デジタル化された差圧センサ出力信号を差圧値Vf、圧力センサ出力信号を圧力値Vp、微分演算器出力信号を圧力微分値Vdと表現する。クランク角信号処理部8はカム角度センサ25から出力された圧縮上死点パルスとクランク角センサ24から出力されたクランク角パルスを入力し圧縮上死点からのクランク角パルス数nをカウントする。
1回積分演算部9はA−D変換器7から出力された差圧値を与えられたプログラムにより1回積分する部分、2回積分演算部10は該1回積分値をさらに積分し2回積分値を求める部分、出力部11は前記1回積分値および2回積分値を各流量および流量積分値に換算し演算結果を出力する部分である。
一方圧力センサ2の出力信号は増幅器3で増幅し高域遮断フィルタ4で前記基本振動数fbの概ね2倍以上の高周波成分を除去したあと微分演算器5に入力する。
図4、図5、図6を用いて積分演算器6のデータ処理手順について説明する。図4は積分演算器6の処理の基本フローを示す。エンジン運転中、A−D変換器7出力とクランク角演算部8出力は時間Δt毎にサンプルされ1回積分演算部9、2回積分演算部10で演算処理され出力部11に出力されるループを繰り返す。
図5は1回積分演算部9、2回積分演算部10および出力部11でのデータ処理の詳細フローチャートを示す。
1回積分演算部9ではクランク角パルスの角度間隔ΔCにクランク角パルスカウント数nを乗じて求めた現時点のクランク角CAが吸気開TIOと吸気閉TICの間にあるか否かおよび圧力微分値Vdがゼロか否かという条件判断を行い積分演算および補正演算のどちらかの演算を実行する。 前記積分演算とは積分値SにVf・Δtを加算するとともに補正判定変数RST=0とすることを意味し、前記補正演算とは積分値Sを0(ゼロ)にリセットするとともに補正判定変数RST=1とすることを意味する。
前記出力Vdがゼロか否かの判定方法を図6に示す。現時点のサンプルをN回目としVdの値をVdN、N−1回目の値をVdN−1としVdN・VdN−1の積をXとするとX=0またはX<0となった場合に現時点でのVd=0と判定する。
1回積分演算部9ではクランク角CAが吸気開TIOと吸気閉TICの間にある場合は積分演算を行い2回積分演算部10に飛び越す。一方クランク角CAが吸気開TIOと吸気閉TICの間にない場合はVd=0ならば前記補正演算を行い、Vd=0でないならば前記積分演算をおこない2回積分演算部10に進む。
2回積分演算部10では補正判定変数RSTの値がゼロか否かの条件判断を行い2回積分演算および積分補正演算のどちらかの演算を実行する。前記2回積分演算とは積分値SSにS・Δtを加算するとともに積分時間TにΔtを加算することを意味し、前記積分補正演算とはSの値とTの値を用いて与えられた関数f(S,T)によりSSの推定誤差ΔSSを求めSSからΔSSを減算することによりSSの値を補正するとともに積分時間Tを0(ゼロ)にリセットすることを意味する。2回積分演算部ではRST=0の場合は前記2回積分演算を行い、RST=1の場合は前記積分補正演算を行い出力部11に進む。
出力部11はS、SSの値に係数K1、K2を乗じることにより各流量および流量積分値に換算して出力する。K1,K2は圧力センサ感度や増幅器の利得から決められる比例係数である。
なおデジタル式の前記積分演算器6は積分回路とスイッチング回路を組み合わせた回路構成をもつアナログ積分器で代替することができる。
図2は第1の実施例による多気筒吸気管独立燃料噴射エンジンの形態例を示す平面図である。同図は4気筒エンジンの例を示しており該エンジンは気筒毎に独立した吸気管12と集合排気管28と前記吸気管に吸気を等分配するための空気溜まり14と該空気溜まり上流に吸気量を制御するための絞り弁15を有しており各吸気管には燃料噴射器27、差圧センサ1と圧力センサ2が設けられている。
図3は第1の実施例における差圧センサ1および圧力センサ2の取り付け部の断面図(管中心軸方向の断面)を示す。同図の差圧センサ1は静電容量型の例を示すものであり吸気管12と導圧孔29によって連通する受圧室30と吸気管12と導圧孔31によって連通する受圧室32をもち受圧室30、32の両受圧室は可撓性を持つダイアフラム33により仕切られておりダイアフラム33は両受圧室側からの圧力荷重差によって撓むよう取り付けられており、該撓み量をダイアフラム33上および受圧室32を挟んで対面する平面上に設けた電極34、35間の静電容量変化を計測し差圧を検知する構造となっている。同図に示す静電容量型を含めいずれの形式の差圧センサにおいても導圧孔29,31、受圧室30,32およびダイアフラム33をもつ基本構造は同じであり導圧孔29,31の長さが長く受圧室30,32の容積が大きくなると吸気管12の導圧孔29,31の入り口部の圧力変化に対し受圧室内30,32の圧力変化の応答性が低下するので導圧孔29,31の長さは極力短く、受圧室30,32の容積は極力小さくする。また吸気流の動圧を受けないよう導圧孔29,31の開口部は管中心軸に直交する向きに設ける。
圧力変動計測用の圧力センサ2は吸気管12の管内壁と同一面をなすよう取り付け(フラッシュマウント)また吸気流の動圧を受けないよう管中心軸に対し受圧面が平行になるように取り付ける。
図7に本発明の第2の実施例の断面図を示す。第2の実施例は差圧計測に差圧センサを使用せず替わりに対圧力感度の等しい2つの圧力センサ36,37を用い該2つの圧力センサの出力から圧力差を求めいずれか一方の圧力センサの出力から圧力微分値を求めることを特徴とし第1の実施例のように吸気管内2点の差圧計測のために差圧センサ1を使用すると吸気管12の形状や差圧センサ1のサイズなどの制約により導圧通路29,31が長くならざるを得ず差圧計測の応答性が低下する場合などに適用する。図7に示すとおり圧力センサ36の出力信号は増幅器3および高域遮断フィルタ4を通ったあと差圧演算器38に入力され圧力センサ37の出力信号は増幅器3および高域遮断フィルタ4を通ったあと2経路に別れ一方は微分演算器5に、残りの一方は差圧演算器38に入力される。
図8に本発明の第3の実施例の断面図を示す。第3の実施例は対圧力感度の等しい3つ以上の圧力センサを備え差圧計測のために用いる2つのセンサの組み合わせをエンジン運転条件により選択的に切り替えることを特徴とする。例えばエンジンの低速運転時は吸気脈動の平均周波数は低く管軸方向の圧力勾配は小さいので取り付け位置間距離の長いセンサの組み合わせとし逆に高速運転時は平均周波数は高く管軸方向の圧力勾配は大きいので取り付け位置間距離の短いセンサの組み合わせとする。図8は3つの圧力センサ2,36,37を備える例であり該3つの圧力センサの出力信号は増幅器3、高域遮断フィルタ4をとおりA−D変換器7で各デジタル値Vd2、Vd36,Vd37に変換されたあと差圧演算器38に入力される。差圧演算器38内では図12に示すとおりエンジン運転回転数Neが切り替え回転数Nc以下の場合はVf=Vd36−Vd37,Ncより大きい場合はVf=Vd36−Vd2として差圧値Vfを演算する。また圧力センサ2の出力信号は高域遮断フィルタ4を通ったあと前記差圧演算器8に入力される経路と微分演算器5に入力される経路にわかれ、微分演算器5に入力された信号は実施例1と同じ方法で処理される。
図9に本発明の第4の実施例の断面図を示す。第4の実施例は例えばオートバイ、レースカーやスポーツカーのエンジンなどに見られるように絞り弁15が各吸気管12に配されているエンジンに適用する場合の実施例であり圧力差計測のための2点の位置をともに絞り弁15の上流または下流とするところに特徴がある。図9は圧力差を差圧センサを用いて計測する場合の例を示しており差圧センサ1の導圧孔29,31の開口部をともに絞り弁15の上流に設けている。圧力差計測のための2点を該位置とする理由は絞り弁15を挟んだ2点の圧力差は流量微分値F’に比例しないからである。第2、第3の実施例のように差圧センサを使用せずに圧力センサを2つもしくは3つ用いる場合も圧力差計測に用いる圧力センサはともに絞り弁15の上流または下流に設ける。
図10に本発明の第5の実施例の断面図を示す。第5の実施例は例えば体積効率向上のため吸気動的効果の利用を図った結果吸気管12の最適形状が管吸入口端に向けて一方的に拡大するものとなり吸気管12に管断面積一定の区間を設けることができない場合、つまり圧力差計測のための2点を管通路断面積が変化する区間に設けた場合に適用する。圧力センサ2に近接した管壁に設けた温度センサ41により空気温度を計測する。温度センサ41の出力は積分演算器6のA−D変換器7に入力される。また圧力センサ2の出力信号は増幅器3、高域遮断フィルタ4を通ったあと2つの経路に分かれ一方は微分演算器5に、残りの一方は積分演算器6のA−D変換器7に入力される。次に図11に第5の実施例における積分演算器6の1回積分部9でのデータ処理フローを示す。第1の実施例と異なるのは1回積分部9において前記積分演算に際し先にVpとTaを用いて空気密度ROを求め該ROを用いて積分演算を行う点である。
以上説明したように本発明のエンジンの吸入空気流量計測装置は圧力センサを用いてエンジンの気筒毎の吸入空気量を計測するので自動車用をはじめとする多気筒エンジンにおいて熱線式やカルマン渦式の流量計を使用するシステムに比べ高精度でコストも安く性能劣化の少ない空燃比制御システムが実現できる。またエンジンの吸入空気量計測用のみならず塵や微粒子が浮遊する劣悪な計測環境にある流れ場においても脈動流量を計測できる質量流量計にも応用できる。

Claims (2)

  1. エンジン吸気管内の2点の圧力差と1点の圧力を検知しこれらの圧力データに基づいて空気の質量流量を算出するという方法を用いるものであり吸気管の管長さ方向に離れた位置関係にある2点の圧力差を検知する手段と該2点のいずれかの1点または該2点とは異なる第3の点の圧力を検知する手段と前記圧力差の積分値および該積分値をさらに積分して2回積分値を求める手段を備え、前記圧力の時間微分値に基づいて流量がゼロになる時点を知り該時点において前記積分値と前記2回積分値を補正し該補正後の前期積分値から瞬時の質量流量を算出し前記2回積分値から積算流量を算出することを特徴とするエンジンの吸入空気流量計測装置。
  2. 請求項1において前記流量がゼロとなる時点を吸気弁が閉じている期間に前記圧力の時間微分値がゼロになる時点とすることを特徴とするエンジンの吸入空気流量計測装置。
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