JP2003120406A - 空気流量計 - Google Patents

空気流量計

Info

Publication number
JP2003120406A
JP2003120406A JP2001318444A JP2001318444A JP2003120406A JP 2003120406 A JP2003120406 A JP 2003120406A JP 2001318444 A JP2001318444 A JP 2001318444A JP 2001318444 A JP2001318444 A JP 2001318444A JP 2003120406 A JP2003120406 A JP 2003120406A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air flow
flow rate
throttle
flow meter
throttle valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001318444A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Sugaya
菅家  厚
Kohei Sakurai
康平 櫻井
Masatoshi Hoshino
雅俊 星野
Nobuyasu Kanekawa
信康 金川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2001318444A priority Critical patent/JP2003120406A/ja
Priority to EP02022997A priority patent/EP1302756A3/en
Priority to US10/270,497 priority patent/US6904793B2/en
Publication of JP2003120406A publication Critical patent/JP2003120406A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D9/00Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
    • F02D9/08Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits
    • F02D9/10Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits having pivotally-mounted flaps
    • F02D9/1035Details of the valve housing
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F1/00Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
    • G01F1/68Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using thermal effects
    • G01F1/684Structural arrangements; Mounting of elements, e.g. in relation to fluid flow
    • G01F1/6842Structural arrangements; Mounting of elements, e.g. in relation to fluid flow with means for influencing the fluid flow
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F1/00Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
    • G01F1/68Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using thermal effects
    • G01F1/696Circuits therefor, e.g. constant-current flow meters
    • G01F1/698Feedback or rebalancing circuits, e.g. self heated constant temperature flowmeters
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F15/00Details of, or accessories for, apparatus of groups G01F1/00 - G01F13/00 insofar as such details or appliances are not adapted to particular types of such apparatus
    • G01F15/02Compensating or correcting for variations in pressure, density or temperature
    • G01F15/04Compensating or correcting for variations in pressure, density or temperature of gases to be measured

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】逆流による誤差を低減できる空気流量計を提供
することにある。 【解決手段】内燃機関の吸気通路内には、吸気通路を開
閉するスロットルバルブ17が設けられる。スロットル
バルブ17の上流の吸気通路内には、第1のセンサ部1
61が設けられる。また、スロットルバルブ17の下流
の吸気通路内には、第2のセンサ部141が設けられ
る。脈動補償手段671は、内燃機関の各気筒に基づい
た第1と第2のセンサ部161,141の出力信号よ
り、第1のセンサ部によって検出される空気流量信号の
脈動を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気流量を測定す
る空気流量計に係り、特に、内燃機関の吸気量を制御す
るスロットルに一体化した構成を有する空気流量計に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車などの内燃機関の吸入空気
量を測定する空気流量計としては、熱式のものが質量空
気量を直接検知できることから多数使われている。ここ
で、発熱抵抗体としては、白金線をボビンに巻きつけて
ガラスでコーティングしたものや、薄膜抵抗体をセラミ
ック基板上やシリコン基板上に形成したものが用いられ
ている。流量の検出方法としては、発熱抵抗体を一定温
度に加熱するために発熱抵抗体に流れる電流を直接検出
する方式や、発熱抵抗体の上流側と下流側に温度検出抵
抗体を配置し、これらの温度検出抵抗体の温度差により
検出する方式等が知られている。
【0003】一方、吸入空気量を制御する手段として
は、スロットルバルブを用いて吸気通路を開閉する方式
が用いられている。特に、制御性能の良さからモータを
用いて電気的にスロットルバルブを制御する電子制御ス
ロットル装置が一般化しつつある。
【0004】ここで、自動車においては、4気筒以下の
エンジンの低回転数,高負荷時のように、吸入空気量の
脈動振幅が大きく一部逆流を伴う脈動流の場合、従来の
熱式の空気流量計では精度が低下するという問題があっ
た。それに対して、例えば、特許第2855401号公
報に記載されているように、スロットル上流に複数の熱
式空気流量計を配置し、これらの空気流量計の位相によ
り逆流を判定して、誤差を低減するものが知られてい
る。また、例えば、特開平6−288291号公報や、
特開平8−218934号公報に記載されているよう
に、スロットル上流に配置された熱式空気流量計によっ
て測定された空気流量の脈動影響を含む誤差を、スロッ
トルの下流に配置された圧力センサの出力で補正するこ
とにより、誤差を低減するものが知られている。
【0005】また、スロットル装置を空気流量計と一体
化すると、スロットルバルブの開度変化によって空気流
量の測定誤差が大きくなるという問題がある。それに対
しては、例えば、特開平9−53482号に記載されて
いるように、スロットルバルブに対する空気流量計の配
置を工夫することにより、測定誤差を小さくすることが
知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特許第
2855401号公報,特開平6−288291号公
報,特開平8−218934号公報に記載されている方
式では、可変バルブ機構を用いた内燃機関の場合に、逆
流による誤差が大きくなるため、逆流による誤差を十分
に低減できないという第1の問題があった。
【0007】また、特開平9−53482号に記載され
ている方式では、スロットルバルブの開度変化に対する
測定誤差を十分に低減できないという第2の問題があっ
た。
【0008】さらに、従来の空気流量計では、電子制御
スロットルを用いた場合のスロットル装置の動作状態の
診断はなされていないという第3の問題があった。
【0009】また、さらに、従来の空気流量計では、、
内燃機関の気筒数が多い場合の質量空気量を直接検知し
て気筒別空気流量を検出することができないという第4
の問題があった。
【0010】本発明の第1の目的は、逆流による誤差を
低減できる空気流量計を提供することにある。
【0011】本発明の第2の目的は、スロットルバルブ
の開度変化に対する測定誤差を低減できる空気流量計を
提供することにある。
【0012】本発明の第3の目的は、スロットル装置の
動作状態の診断を行える空気流量計を提供することにあ
る。
【0013】本発明の第4の目的は、気筒別空気流量を
検出できる空気流量計を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】(1)上記第1の目的を
達成するために、本発明は、内燃機関の吸気通路内に設
けられ、吸気通路を開閉するスロットルバルブと、この
スロットルバルブの上流の吸気通路内に設けられた第1
の空気流量検出手段と、上記スロットルバルブの下流の
吸気通路内に設けられた第2の空気流量検出手段と、上
記内燃機関の各気筒に基づいた上記第1と第2の空気流
量検出手段の出力信号より、上記第1の空気流量検出手
段の空気流量信号の脈動を補正する脈動補償手段とを備
えるようにしたものである。かかる構成により、逆流に
よる誤差を低減し得るものとなる。
【0015】(2)上記(1)において、好ましくは、
上記脈動補償手段は、上記第1の空気流量検出手段によ
って検出された空気流量信号Qfの応答遅れを補償し
て、応答補償信号Qfdを求め、この応答補償信号Qfdか
ら第2の空気流量検出手段によって検出された空気流量
信号Qdを差し引いて、偏差信号dQfdbを求め、上記第
1の空気流量検出手段によって検出された空気流量信号
Qfから上記偏差信号dQfdbを差し引いて、脈動補正さ
れた空気流量信号Qrefを求めるようにしたものであ
る。
【0016】(3)上記第2の目的を達成するために、
上記(1)において、好ましくは、さらに、上記スロッ
トルバルブの開度に応じて変化する変流の影響を補正す
るスロットル開度補償手段を備え、このスロットル開度
補償手段によって求められたスロットル変流補正値に基
づいて、上記脈動補償手段によって補正された空気流量
信号のスロットル変流を補正するようにしたものであ
る。かかる構成により、スロットルバルブの開度変化に
対する測定誤差を低減し得るものとなる。
【0017】(4)上記(1)において、好ましくは、
上記スロットルバルブの第1及び第2の空気流量検出手
段の少なくとも一つ以上が、上記スロットルバルブのボ
ディに一体化したものである。
【0018】(5)上記(1)において、好ましくは、
上記スロットルバルブの第1及び第2の空気流量検出手
段は、発熱抵抗体による空気流量検出手段であり、少な
くとも一つ以上が、逆流を検出可能なセンサとしたもの
である。
【0019】(6)上記(1)において、好ましくは、
上記スロットルバルブの第1及び第2の複数の空気流量
検出手段のいずれかは、上記スロットルボディに対して
着脱可能であり、製造時に装着して、特性調整に用いる
ものである。
【0020】(7)上記第3の目的を達成するために、
本発明は、内燃機関の吸気通路内に設けられ、吸気通路
を開閉するスロットルバルブと、このスロットルバルブ
の上流の吸気通路内に設けられた第1の空気流量検出手
段と、上記スロットルバルブの下流の吸気通路内に設け
られた第2の空気流量検出手段と、上記スロットルバル
ブのスロットル開度指令と、この開度指令と上記内燃機
関の各気筒に基づいた上記第1と第2の空気流量検出手
段の出力信号により、上記スロットルバルブの動作診断
を行うスロットル診断処理手段を備えるようにしたもの
である。かかる構成により、スロットル装置の動作状態
の診断し得るものとなる。
【0021】(8)上記(7)において、好ましくは、
上記スロットル診断処理手段は、上記スロットル開度指
令に対する上記第1の空気流量検出手段によって検出さ
れた空気流信号Qfと、上記第2の空気流量検出手段に
よって検出された空気流信号Qdの偏差信号dQfbが所
定レベルsH,sLを越える時間幅が所定値より大きい
ときスロットル異常と判断するようにしたものである。
【0022】(9)上記(7)において、好ましくは、
上記スロットルバルブの第1及び第2の空気流量検出手
段の少なくとも一つ以上が、上記スロットルバルブのボ
ディに一体化したものである。
【0023】(10)上記第4の目的を達成するため
に、本発明は、内燃機関の吸気通路内に設けられ、吸気
通路を開閉するスロットルバルブと、このスロットルバ
ルブの上流の吸気通路内に設けられた第1の空気流量検
出手段と、上記スロットルバルブの下流の吸気通路の分
岐部より下流の吸気通路内に設けられた第2の空気流量
検出手段と、上記記第1と第2の空気流量検出手段の出
力信号の差により、1気筒分の空気流量を求める演算手
段とを備えるようにしたものである。かかる構成によ
り、気筒別空気流量を検出し得るものとなる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図10を用いて、本
発明の第1の実施形態による空気流量計の構成及び動作
について説明する。最初に、図1を用いて、本実施形態
による空気流量計を備えた内燃機関の全体構成について
説明する。図1は、本発明の第1の実施形態による空気
流量計を備えた内燃機関の全体構成を示すシステム構成
図である。
【0025】エンジン1は、コンロッド4およびクラン
クシャフト5からなるクランク機構を備えている。クラ
ンク機構に連結されたピストン2と、エンジン1のエン
ジンヘッド8によって、燃焼室3が形成されている。燃
焼室3は、エンジンヘッド8に装着されている吸気バル
ブ10,排気バルブ11および点火プラグ12によって
密閉される。吸気バルブ10,排気バルブ11は、可変
バルブ機構40,41で動作される。エンジン1は、ス
ロットルバルブ17の操作とピストン2の往復動作によ
って、燃焼に必要な空気を燃焼室3に吸入する。エンジ
ン1に吸入される空気は、エアクリーナ15で空気中に
含まれる埃やごみが除去され、スロットル一体流量計2
0内の空気流量計のセンサ部161,141で燃料噴射
量の演算に基となる吸入空気量が計測される。センサ部
161は、スロットルバルブ17の上流側に配置され、
センサ部141は、スロットルバルブ17の下流側に配
置される。スロットルバルブ17の開度が小さい場合
は、スロットルバルブ17より下流の吸気ポート19お
よび燃焼室3内は大気圧より低い負圧となるため、スロ
ットルバルブ17の下流側のセンサ部141では、吸気
管内の圧力による吸入空気量の変動を常に計測し、エン
ジン1の制御に反映させている。エンジン1を制御する
コントロールユニット(CU)60は、各種のセンサか
らの信号を基にエンジン1の運転状態を検出し、エンジ
ン1に装着されている可変バルブ機構40,41の動作
を制御し、また、燃料噴射弁13から噴射される燃料量
と噴射時期を制御する。
【0026】エンジン1を搭載した車両の運転者70に
よって操作されたアクセルペダル71の操作量は、ポテ
ンショメータ72によって電気信号に変換され、コント
ロールユニット60に入力される。コントロールユニッ
ト60には、運転状態を検出する信号として、その他に
は、例えばクランクシャフト5に装着されたクランク角
度センサ6,7からのエンジン回転数信号と、スロット
ル一体流量計20内のセンサ部161,141からの空
気流量信号と、排気管23内に取り付けられた空燃比セ
ンサ24からの空燃比信号と、排気触媒26の温度を検
出する温度センサ25からの排気温信号と、燃焼室3に
取り付けられ燃焼室3内の圧力を検出する圧力センサ2
1の筒内圧力信号と、ノッキングを検出するノックセン
サ22からのノッキング信号とがある。コントロールユ
ニット60は、入力された運転状態の信号に制御信号を
出力し、スロットルバルブ17を動作させるモータ18
や、吸気バルブ10を動作させる可変バルブ機構40を
制御して、エンジン1に吸入される空気量を調整する。
コントロールユニット60は、運転状態に応じて、燃料
噴射弁13に制御信号を出力し、燃料噴射量と噴射時期
を調整する。
【0027】次に、図2を用いて、本実施形態による空
気流量計の構成について説明する。図2は、本発明の第
1の実施形態による空気流量計の構成を示すシステム構
成図である。
【0028】スロットルバルブ17は、モータ18によ
って駆動される。スロットルバルブ17の上流には、発
熱抵抗体161aを含む第1のセンサ部161が設けら
れている。スロットルバルブ17の下流には、発熱抵抗
体141aを含む第2のセンサ部141が設けられてい
る。第1のセンサ部161及び第2のセンサ部141
は、スロットルバルブ17及びモータ18と一体構成さ
れ、スロットル一体流量計20を構成している。
【0029】コントロールユニット60には、センサア
クチェータ駆動手段(S-Act Drv)66と、空気流量補
正手段(Q-CMP)67と、エンジンコントロールユニッ
ト(ECU)65が設けられている。センサアクチェータ
駆動手段66の中には、第1センサ部161を駆動する
第1センサ駆動回路(1st-S Drv)662と、第2セン
サ部141を駆動する第2センサ駆動回路(2st-S Dr
v)663と、スロットルバルブ17を駆動するスロッ
トル駆動回路(TH Drv)661が備えられている。な
お、第1センサ駆動回路662と、第2センサ駆動回路
663と、スロットル駆動回路661は、コントロール
ユニット60と別に、スロットル一体流量計20内に設
けられる構造であってもよいものである。各センサ駆動
回路662,663の出力Vin1,Vin2と、スロットル
駆動回路661の出力θTHは、空気流量補正手段67に
入力される。空気流量補正手段67は、図5以降を用い
て後述する方法により、測定された空気流量の誤差を補
正し、補正済み空気流量Qrefの信号をエンジンコント
ロールユニット65に出力する。エンジンコントロール
ユニット65は、空気流量補正手段67から出力した補
正済み空気流量Qrefや、スロットル駆動回路661の
出力θTHや、その他の信号に基づいて、エンジンを制御
する。
【0030】次に、図3を用いて、本実施形態による第
1の空気流量計の構成について説明する。図3は、本発
明の第1の実施形態による第1の空気流量計の構成を示
す回路図である。
【0031】第1のセンサ部161は、図2に示した発
熱抵抗体161aの他に、温度補償抵抗体161bを備
えている。第1センサ駆動回路662は、抵抗R1,R
2と、誤差増幅器AMP1と、前置増幅器P−AMP1
と、トランジスタTR1を備えている。発熱抵抗体16
1aと、温度補償抵抗体161bと、抵抗R1,R2
は、ブリッジ回路を構成している。第1のセンサ部16
1と、第1センサ駆動回路662により、図5で後述す
る第1の空気流量計16を構成している。
【0032】誤差増幅器AMP1は、ブリッジ回路が平
衡するように、トランジスタTR1を導通制御し、発熱
抵抗体161aの温度が温度補償抵抗体161bの温度
よりも一定温度高くなるように制御する。ここで、発熱
抵抗体161aは、吸入空気A1によって熱を奪われる
温度が変化すると、ブリッジ回路が平衡するように発熱
抵抗体161aに流れる電流が変化し、発熱抵抗体16
1aの温度が一定に保たれるので、発熱抵抗体161a
に流れる電流によって、吸入空気量を計測することがで
きる。発熱抵抗体161aに流れる電流は、前置増幅器
P−AMP1によって増幅され、第1のセンサ出力Vin
1として、出力される。温度補償抵抗体161bは、吸
入空気の温度を検出しているので、吸入空気の温度によ
る誤差を補正することができる。
【0033】ここで、発熱抵抗体161aは、例えば、
白金線をボビンに巻きつけてガラスでコーティングした
ものや、薄膜抵抗体をセラミック基板上やシリコン基板
上に形成したものが用いられている。すなわち、比較的
熱容量が大きいものであり、流れの向きの計測や高速な
応答性を有する計測には適さないが、静特性の検知に優
れたものである。
【0034】次に、図4を用いて、本実施形態による第
2の空気流量計の構成について説明する。図4は、本発
明の第1の実施形態による第2の空気流量計の構成を示
す回路図である。
【0035】第2のセンサ部141は、図2に示した発
熱抵抗体141aの他に、温度補償抵抗体141bと、
温度検出抵抗体141d,141e,141f,141
gを備えている。第2センサ駆動回路663は、抵抗R
1,R2と、誤差増幅器AMP1と、誤差増幅器AMP
2と、トランジスタTR1を備えている。発熱抵抗体1
41aと、温度補償抵抗体141bと、抵抗R1,R2
は、ブリッジ回路を構成している。第2のセンサ部14
1と、第2センサ駆動回路664により、図5で後述す
る第2の空気流量計14を構成している。
【0036】誤差増幅器AMP1は、ブリッジ回路が平
衡するように、トランジスタTR1を導通制御し、発熱
抵抗体141aの温度が温度補償抵抗体141bの温度
よりも一定温度高くなるように制御する。ここで、発熱
抵抗体141aは、吸入空気A2によって熱を奪われる
温度が変化すると、ブリッジ回路が平衡するように発熱
抵抗体141aに流れる電流が変化し、発熱抵抗体14
1aの温度が一定に保たれる。温度補償抵抗体161b
は、吸入空気の温度を検出しているので、吸入空気の温
度による誤差を補正することができる。
【0037】温度検出抵抗体141d,141eは、発
熱抵抗体141aに対して空気流A2の上流側に配置さ
れ、温度検出抵抗体141f,141gは、発熱抵抗体
141aに対して空気流A2の下流側に配置されてい
る。温度検出抵抗体141d,141eと、温度検出抵
抗体141f,141gとは、ブリッジ回路を構成して
いる。空気流A2の流れの向きが、矢印A2で示される
向き,すなわち、エアクリーナからエンジンに空気が吸
入される順流であるときは、温度検出抵抗体141d,
141eの温度は、温度検出抵抗体141f,141g
の温度よりも低くなり、誤差増幅器AMP2は、正の出
力を出力する。出力の絶対値は、流れる空気量に対応し
ている。一方、空気流A2の流れの向きが、矢印A2と
逆の向き,すなわち、エンジンからエアークリーナに空
気が逆流するときは、温度検出抵抗体141f,141
gの温度は、温度検出抵抗体141d,141eの温度
よりも低くなり、誤差増幅器AMP2は、負の出力を出
力する。出力の絶対値は、流れる空気量に対応してい
る。したがって、誤差増幅器AMP2の出力Vin2は、
吸入空気の流れが順流のときは正の出力となり、逆流の
ときは負の出力となり、吸入空気の脈動を含む吸入空気
量を計測することができる。
【0038】なお、発熱抵抗体141aは、例えば板型
のガラスやセラミック、シリコンなどの基盤上に、発熱
体として白金やタングステン、ポリシリコン抵抗体の薄
膜や厚膜が形成されたものである。したがって、発熱抵
抗体141aは、熱容量が小さく、応答性が向上したも
のである。また、温度検出抵抗体141d,141e,
141f,141gを用いることで、流れの向きといっ
た逆流を含む双方向の流れの検知が可能となる。なお、
流れの変動を検知しやすい反面、空気流量を平均化する
際に高速でサンプリングをする等しないと、脈動影響に
より静特性に誤差を生じやすいと言う点もある。
【0039】以上説明したように、本実施形態では、ス
ロットルバルブ17の上流側に、静特性の検知に優れた
第1の空気流量計16を配置し、下流側には逆流検知が
可能な過渡特性に優れた第2の空気流量計14を配置し
た構成としている。2つの種類の違う空気流量計をその
計測の特徴をうまく用いることで計測精度を全体的に向
上させることができる。
【0040】次に、図5を用いて、本実施形態によるス
ロットル一体化空気流量計における空気流量補正手段の
構成について説明する。図5は、本発明の第1の実施形
態によるスロットル一体化空気流量計における空気流量
補正手段の構成を示すブロック図である。
【0041】空気流量補正手段(Q-CMP)67は、脈動
補償手段(P-CMP)671と、スロットル開度補償手段
(θTH-CMP)672と、スロットル診断処理手段(TH-D
AG)673とを備えている。空気流量補正手段67に
は、第1空気流量計16の出力Vin1や、第2空気流量
計14の出力Vin2や、図2に示したスロットル駆動回
路661が出力するスロットル開度θTHや、図1に示し
たクランク角度センサ6,7が出力するエンジン回転数
Neやクランク角θTHや、カム位相φcが入力する。空
気流量補正手段67は、これらの入力信号に基づいて、
補正済み空気流量Qrefや、スロットルの診断結果TAd
agを、エンジンコントロールユニット65に出力する。
【0042】次に、図6及び図7を用いて、本実施形態
によるスロットル一体化空気流量計における脈動補償手
段671の動作について説明する。図6は、本発明の第
1の実施形態によるスロットル一体化空気流量計におけ
る脈動補償手段の動作を示すフローチャートである。図
7は、本発明の第1の実施形態によるスロットル一体化
空気流量計における脈動補償手段の動作を説明する波形
図である。図7(A)〜(D)において、縦軸は空気流
量Qを示し、横軸は時間Tを示している。
【0043】脈動補償手段671は、逆流を含む脈動時
の補償を行うものであり、特にエンジンの各気筒に吸入
される空気流を正確に測定するために用いられる。可変
バルブ動作等によって、逆流が発生した場合の誤差低減
のために用いられる。応答性の違うセンサを複数組み合
わせることで逆流を含む脈動時の特性を向上させること
ができる。
【0044】ステップs10において、脈動補償手段6
71は、第1の空気流量計16の出力Vin1と、第2の
空気流量計14の出力Vin2を取り込む。
【0045】次に、ステップs20において、脈動補償
手段671は、第1の空気流量計16の出力Vin1と、
第2の空気流量計14の出力Vin2とを、それぞれ、空
気流量Qf,Qbに変換する。空気流量計の出力Vinか
ら空気流量Qへの変換は、予め両者の関係を求めて記憶
しておいたマップ等を用いて行われる。
【0046】次に、ステップs30において、脈動補償
手段671は、第1の空気流量計16によって測定され
た空気流量Qfの信号の応答補償を行う。
【0047】ここで、図7(A)に示すように、真の空
気流量QTRは、正の流量と負の流量が交互に現れる脈動
流である。それに対して、第1の空気流量計16によっ
て検出された空気流量Qfは、図7(A)に示すよう
に、逆流(負の流量)を検出することができず、また、
応答遅れを有するものである。これは、第1の空気流量
計16は、前述したように、比較的熱容量が大きく、静
特性の検知に優れたものであるが、流れの向きの計測に
は不向きであり、また、応答性が高速でなく、その分、
応答遅れを有しているためである。
【0048】そこで、ステップs30において、脈動補
償手段671は、第1の空気流量計16によって測定さ
れた空気流量Qfの信号に対して、応答遅れの補償演算
を行い、応答遅れの回復した応答補償信号Qfdを得る。
応答遅れの補償演算は、例えば、次のようにして行う。
空気流量Qfを所定の時間間隔でサンプリングし、その
ときの値を、それぞれ、Qf(t1),Qf(t2),Qf(t3),
…とすると、Qfd(t1)=(Qf(t1)−Qf(t2)×k1+Q
f(t1))として演算する。ここで、k1は任意の定数で
ある。なお、応答遅れの補償演算は、他の方法を用いて
もよいものである。
【0049】応答補償信号Qfdは、図7(A)に示すよ
うに、真の流量QTRの逆流の部分(負の部分)が正とな
った信号となっている。
【0050】次に、ステップs40において、脈動補償
手段671は、偏差演算を行う。図7(B)に示すよう
に、第2の空気流量計14の出力Qbは、真の流量に対
して逆流時の位相関係は良く保っているが、順流逆流の
レベルがセンサの流量依存性等により影響し、平均値が
多少ずれているものである。特にスロットルの下流は、
逆流により波形に変動が生じやすいものである。
【0051】ステップs40の偏差演算では、ステップ
s30で求めた応答補償信号Qfdと、第2の空気流量計
14の出力Qbの差分(Qfd−Qb)を演算して、脈動補
正信号dQfdbを求める。脈動補正信号dQfdbは、図7
(C)に示すように、逆流時の誤差のみを強調した信号
である。
【0052】次に、ステップs50において、脈動補償
手段671は、補正演算を行う。補正演算は、第1の空
気流量計16の出力Qfと、脈動補正信号dQfdbの差分
を求めるものであるが、そのとき、脈動補正信号dQfd
bに所定の係数k2を掛けて、差(Qf−k2・dQfd
b)として、補正済み空気流量Qrefを求める。これによ
って、逆流誤差の内包した信号から逆流誤差を低減する
ことができる。
【0053】以上のステップs10〜s50の演算処理
を、各サンプリングの時間ごとに瞬時にすることで、各
気筒ごとの吸入空気量を正確に測定することができる
る。
【0054】なお、以上の説明では、2つの流量計の差
分を用いて脈動補正しているが、空気流量計14の出力
Qbの逆流位相関係に着目して補正しても同様の効果を
得ることができる。これは、空気流量計14の出力Qb
が逆流位相の期間(例えば、図7(B)の時間t1〜t
2の間)、応答遅れの回復した信号Qfdの極性を反転
させる(図7(A)の脈動信号Qfd-pの極性を反転させ
て、補正済み空気流量Qref’を得る)ものである。
例えば、空気流量計14の出力Qbが逆流位相の期間,
例えば、図7(B)の時間t1〜t2の間、応答遅れの
回復した信号Qfd,図7(A)の脈動信号Qfd-pの極
性を反転させて、補正済み空気流量Qref’を得るもの
である。このようにすれば、空気流量計14の直流レベ
ルが変動しても空気流量の補正内容対する影響を少なく
することができる。
【0055】以上説明したように、脈動補償手段671
を用いることにより、第1の空気流量計16の出力に含
まれる脈動分の誤差を、第2の空気流量計14の出力を
用いて補正して、脈動分の補正された空気流量信号Qre
fを得ることができる。
【0056】次に、図8を用いて、本実施形態によるス
ロットル一体化空気流量計におけるスロットル開度補償
手段672の動作について説明する。図8は、本発明の
第1の実施形態によるスロットル一体化空気流量計にお
けるスロットル開度補償手段の動作の説明図である。
【0057】図2に示したように、スロットルバルブ1
7と、空気流量計のセンサ部161,141を一体構造
とすると、空気流量計16,14は、スロットルバルブ
17の近傍に配置されるためスロットル開度の違いによ
る影響を受けやすくなる。すなわち、スロットル開度が
全開付近では、スロットルボディの壁面近くを除いて、
流速はほぼ一定である。しかし、スロットルバルブを閉
じると、空気流は、スロットルバルブとスロットルボデ
ィの隙間からのみ流れるため、スロットルボディの中央
付近の流速が小さく、その両側の空気の流れのある付近
の流速が大きく、さらに、スロットルボディの壁面近く
では流速が小さくなるという流速分布となる。吸入空気
量が一定の場合でも、スロットル開度に応じて流速が変
わると、空気流量計による空気流量の測定結果に誤差が
生じることとなる。
【0058】そこで、図5に示したスロットル開度補償
手段672は、図8に示すスロットル変流補正値を用い
て、スロットル開度による誤差分を補償する。図8は、
スロットル開度θTHと、スロットルバルブ変流による誤
差の補正値kTHを示している。スロットル開度の変流に
よる誤差は、スロットル開度の全閉,全開側に対して、
スロットル開度中間時において大きくなる傾向にある。
また、スロットル開度による誤差は、エンジンの回転数
の条件によっても変わるので、図8に示すように、スロ
ットル開度θTHと、エンジン回転数N(N1,N2,N
3)によって、スロットル変流補正値kTHを求められる
マップを、スロットル開度補償手段672は備えてい
る。スロットル開度補償手段672は、図8に示すマッ
プを用いて、スロットル開度θTHと、エンジン回転数N
によって、スロットル変流補正値kTHを求められる。空
気流量補正手段67は、脈動補償手段671によって求
められた補正済み空気流量に対して、スロットル開度補
償手段672によって求められた補正値を掛けることに
より、さらに補正された空気流量Qrefを出力すること
ができる。
【0059】図8に示す補正データは、一定の条件下で
2つの空気流量計の差を一定になるように自動的に学習
計測し、データを保存することで得られる。これは、例
えばエンジン始動時等に毎回実行することで、常に変流
誤差を低減することもできる。
【0060】なお、出荷前の調整時のみ変流誤差を補正
する場合には、スロットル下流の空気流量計14を着脱
可能な構造とし、先の脈動時の誤差と共に変流誤差を補
正データとして記憶し、補正することもできる。空気流
量計をスロットルバルブの上下に配置すると、発熱抵抗
体の数が増えるため、製造コストが高くなるが、調整時
のみ着脱可能な空気流量計14を備えることにより、製
造コストを低減して、なおかつ、変流誤差を補正して、
空気流量の測定精度を向上することができる。
【0061】以上説明したように、本実施形態では、ス
ロットル開度補償手段を用いることにより、変流誤差を
低減することができる。
【0062】次に、図9及び図10を用いて、本実施形
態によるスロットル一体化空気流量計におけるスロット
ル診断処理手段673の動作について説明する。図9
は、本発明の第1の実施形態によるスロットル一体化空
気流量計におけるスロットル診断処理手段の動作を示す
フローチャートである。図10は、本発明の第1の実施
形態によるスロットル一体化空気流量計におけるスロッ
トル診断処理手段の動作を説明する波形図である。図1
0(A)〜(D)において、横軸は時間Tを示してい
る。図10(A)の縦軸はスロットル開度指令Tnを示
し、図10(B)の縦軸は空気流量Qを示し、図10
(C)の縦軸は偏差信号dQfbを示し、図10(D)
は、診断信号幅信号Tdnを示している。
【0063】スロットル診断処理手段673は、スロッ
トルバルブ17の開閉動作時に上下流に配置した空気流
量計14,16の信号を比較することで、スロットル開
度指令に対する動作具合を判断し、スロットル開度セン
サ等を用いなくともスロットルバルブ17の動作診断を
行うものである。
【0064】図9のステップs20において、スロット
ル診断処理手段673は、スロットル開度指令値Tnを
出力する。スロットル開度指令値Tnは、図10(A)
に示すように、スロットル開度を示す時間Tを、T1,
T2,…のように複数段階に切り替えるものである。ス
テップs20〜s30の処理は、最初にスロットル開度
指令値T1が出力されると、その指令値に対して順次実
行され、スロットル開度指令値T1に対する診断処理が
終了すると、次に、再びステップs20において、次の
スロットル開度指令値T2を出力し、その指令値に対し
て順次実行され、スロットル開度指令値T1に対する診
断処理が終了すると、次にスロットル開度指令値T3に
対する処理を実行するというように、複数のスロットル
開度指令値Tnに対して順次実行される。
【0065】次に、ステップs21において、スロット
ル診断処理手段673は、第1,第2の空気流量計1
6,14の出力信号Vin1,Vin2をそれぞれ検出する。
【0066】次に、ステップs22において、スロット
ル診断処理手段673は、検出された出力信号Vin1,
Vin2をそれぞれ空気流量Qf,Qbに変換する。スロッ
トル開度指令T1に対して、空気流量Qfが、例えば、
図10(B)に示すように変化すると、スロットルバル
ブが正常な動作をする場合には、スロットルバルブの下
流の空気流量は、図10(B)の空気流量Qbのように
変化する。それに対して、スロットルバルブが開く際の
応答遅れ等があると、スロットルバルブの下流の空気流
量は、図10(B)の空気流量Qb’のように変化す
る。
【0067】次に、ステップs23において、スロット
ル診断処理手段673は、その指令時間T1内の空気流
量の偏差分dQfb(=Qf−Qb)を求める。スロットル
バルブの開きが正常な場合の偏差分dQfbは、図10
(C)に示すように変化する。それに対して、スロット
ルバルブの開きが異常な場合の偏差分dQfb’は、スロ
ットルバルブの下流の空気流量の増加が遅れるため、図
10(C)に示すように、正常な場合に比べて大きな偏
差分として変化する。
【0068】次に、ステップs24において、スロット
ル診断処理手段673は、空気流量の偏差分dQfbを、
一定の診断レベルsHと比較して、診断レベルsHより
も大きなレベルの部分の幅を、図10(D)に示すよう
に、診断信号幅信号Td1として、出力する。スロット
ルバルブの応答遅れがある場合は、異常時の診断信号幅
信号Td1’が出力される。同様に、負の診断レベルs
Lが設けられており、この診断レベルsLを用いて、同
様に、診断信号幅信号Td1も求められる。
【0069】次に、ステップs25において、スロット
ル診断処理手段673は、診断信号幅信号Td1が、ス
テップs20におけるスロットル開度指令T1より大き
いか否かを判定する。診断信号幅信号Td1が、スロッ
トル開度指令T1よりも大きい場合とは、例えば、モー
タの故障等によりスロットルバルブが全く開かないよう
な場合であり、このときは、ステップs26において、
スロットル診断処理手段673は、異常判定Aと判定す
る。異常判定Aとは、モータ等の故障の場合である。
【0070】一方、診断信号幅信号Td1が、スロット
ル開度指令T1よりも大きくない場合には、ステップs
27において、スロットル診断処理手段673は、診断
信号幅信号Td1と、スロットル開度指令T1の比t1r
(=Td1/T1)を求める。
【0071】次に、ステップs28において、スロット
ル診断処理手段673は、比t1rが、所定の基準レベル
Tsより小さいか否かを判定する。小さい場合には、ス
テップs29において、スロットル診断処理手段673
は、スロットルバルブの上流と下流とで空気流の差が少
ないため、スロットルバルブは正常に動作しているもの
と判定する。
【0072】一方、比t1rが、所定の基準レベルTsよ
り小さくない場合には、ステップs30において、スロ
ットル診断処理手段673は、スロットルバルブの異常
判定Bと判定する。異常判定Bとは、制御回路の応答ゲ
インが悪い場合などであり、スロットルバルブが応答性
良く動作していない場合である。
【0073】なお、見かけ上正常に動作しながらも、空
気流量計を含む異常の場合もあるため、ステップs20
では、スロットル開度指令値Tnを複数出力して、異な
る条件下での動作状態を把握することで、異常判定の精
度を向上することができる。
【0074】以上のように、本実施形態では、スロット
ル開度信号を用いなくとも、スロットルの動作診断が可
能となり、システムの安全性が向上する。スロットルの
変流や逆流を含む脈動時の精度向上が図れると行った効
果がある。可変バルブの診断等にも応用が可能である。
【0075】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、スロットルバルブの上流と下流にそれぞれ空気流量
計を設け、空気流量補正手段によって、第1の空気流量
計の出力に含まれる脈動分の誤差を、第2の空気流量計
の出力を用いて補正して、脈動分の補正された空気流量
信号を得ることができる。また、変流誤差を低減するこ
とができる。さらに、スロットル開度信号を用いなくと
も、スロットルの動作診断が可能となり、システムの安
全性が向上する。
【0076】次に、図11〜図13を用いて、本発明の
第2の実施形態による空気流量計の構成及び動作につい
て説明する。最初に、図11を用いて、本実施形態によ
る空気流量計を備えた内燃機関の全体構成について説明
する。図11は、本発明の第2の実施形態による空気流
量計を備えた内燃機関の全体構成を示すシステム構成図
である。なお、図1と同一符号は同一部分を示してい
る。
【0077】本実施形態では、エンジン1Aは、4気筒
を越えるものであり、図示する例では、4気筒が2バン
クの8気筒のものである。本実施形態では、スロットル
バルブの上流と下流に空気流量計を備えることにより、
各気筒の信号の分別を可能とするものである。
【0078】吸気ポート19には、スロットルバルブ1
7と、モータ18と、第1センサ部161からなるスロ
ットル一体化空気流量計20Aが取り付けられている。
第1センサ部161は、スロットルバルブ17の上流に
配置されている。スロットル一体化空気流量計20A
は、コントロールユニット60Aに接続されている。コ
ントロールユニット60Aの内部には、図2に示したよ
うに、センサアクチェータ駆動手段66と、空気流量補
正手段67と、エンジンコントロールユニット65が設
けられている。センサアクチェータ駆動手段66の中に
は、第1センサ部161を駆動する第1センサ駆動回路
662と、スロットルバルブ17を駆動するスロットル
駆動回路661が備えられている。さらに、スロットル
バルブの下流側であって、4気筒分づつの分岐部の下流
で、各気筒の分岐部の上流側に、それぞれ、第2のセン
サ部141A,141Bが設けられている。コントロー
ルユニット60Aの内部のセンサアクチェータ駆動手段
66には、第2センサ部141A,141Bをそれぞれ
駆動する第2センサ駆動回路が設けられている。
【0079】なお、以上の説明では、スロットルバルブ
の下流側の二つの空気流量計を設けているが、最低一つ
あれば各気筒の信号の分別が可能となる。
【0080】次に、図12及び図13を用いて、本実施
形態によるスロットル一体化空気流量計におけるコント
ロールユニットの動作について説明する。
【0081】図12は、本発明の第2の実施形態による
スロットル一体化空気流量計におけるコントロールユニ
ットの動作を示すフローチャートである。図13は、本
発明の第2の実施形態によるスロットル一体化空気流量
計におけるコントロールユニットの動作を説明する波形
図である。
【0082】図12のステップs40において、コント
ロールユニット60Aは、第1センサ部161,第2セ
ンサ部141A,141Bを含む第1,第2の空気流量
計の出力信号Vin1,Vin2,Vin3をそれぞれ検出す
る。
【0083】次に、ステップs42において、コントロ
ールユニット60Aは、検出された出力信号Vin1,Vi
n2,Vin3をそれぞれ空気流量Qf,Qb1,Qb2に変換す
る。空気流量Qfは、図13(A)にしめすようになっ
ている。ここで、第1の空気流量計では、下流側の4気
筒,4気筒のそれぞれの干渉により、各気筒では逆流が
生じている場合でも、スロットルの上流では波形が合成
されたようになり検知ができないものである。一方、空
気流量Qb1,Qb2は、それぞれ、図13(B),(C)
に示すようになる。
【0084】次に、ステップs44において、コントロ
ールユニット60Aは、第1の空気流量計の出力Qf
と、一方のバンクの出力Qb1との差dQfb1(=Qf−Q
b1)を求める。これによって、他方のバンクの一気筒
(1cylind)の逆流を含む流量が検知できる。
【0085】さらに、差dQfb1(=Qf−Qb1)と、他
方のバンクの出力Qb2を比較し、例えば差をとることで
上流側の空気流量計との計測の差(Qb2−dQfb1)も
求められる。すなわち、一方のバンクから他方のバンク
に流れる空気流量は、上流の空気流量計では、測定でき
ないものであるが、本実施形態では、差(Qb2−dQfb
1)として求めることができる。この差信号を用いてエ
ラー補正することにより、さらに、各気筒に対する分別
信号の精度を向上することができる。
【0086】特に熱式の空気流量計は多数の演算、マッ
プ等を用いなくとも直接質量流量が図れるという特徴が
ある。このため簡単な演算により、多機能のエンジンで
の気筒に分別した空気流量が得られるという特徴があ
る。よって、自動車のエンジン制御における最適化が図
られエンジンからの排ガスを低減できるといった効果が
ある。
【0087】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、4気筒以上のエンジンにおいて、各気筒の信号の分
別が可能となる。
【0088】次に、図14を用いて、本発明の第3の実
施形態による空気流量計を備えた内燃機関の全体構成に
ついて説明する。図14は、本発明の第3の実施形態に
よる空気流量計を備えた内燃機関の全体構成を示すシス
テム構成図である。なお、図1と同一符号は同一部分を
示している。
【0089】吸気ポート19には、スロットルバルブ1
7と、モータ18と、第2センサ部141からなるスロ
ットル一体化空気流量計20Bが取り付けられている。
第21センサ部141は、スロットルバルブ17の下流
に配置されている。スロットル一体化空気流量計20B
は、コントロールユニット60Bに接続されている。コ
ントロールユニット60Bの内部には、図2に示したよ
うに、センサアクチェータ駆動手段66と、空気流量補
正手段67と、エンジンコントロールユニット65が設
けられている。センサアクチェータ駆動手段66の中に
は、第2センサ部141を駆動する第1センサ駆動回路
663と、スロットルバルブ17を駆動するスロットル
駆動回路661が備えられている。スロットル一体化流
量計20Bは、エンジンのシリンダ分岐の直前に配置さ
れている。さらに、スロットルバルブ17の上流であっ
て、比較的脈動影響の小さいエアクリーナ直後に第2の
センサ部161を配置している。コントロールユニット
60Bの内部のセンサアクチェータ駆動手段66には、
第1センサ部161を駆動する第1センサ駆動回路が設
けられている。
【0090】このように構成することで、各空気流量計
の特徴をより効果的に用いることも可能となる。シリン
ダの直前に配置することで、気筒別の流量の変動影響を
より大きく検出して補正することが可能となる。
【0091】次に、図15を用いて、本発明の第4の実
施形態による空気流量計を備えた内燃機関の全体構成に
ついて説明する。図15は、本発明の第4の実施形態に
よる空気流量計を備えた内燃機関の全体構成を示すシス
テム構成図である。なお、図1と同一符号は同一部分を
示している。
【0092】本実施形態では、スロットル一体化流量計
20は、図2に示したスロットルボディに、センサと、
モータ等のアクチュエータのみで構成したものに、セン
サドライブ66bを加えて一体化構成している。この場
合でも、結線の場所が異なるのみで、上述した各実施形
態と同様の効果を得ることができる。また、このよう
に、センサの機能を最低限として実装することで、セン
サの個別の調整を容易に行い得るものとなる。
【0093】次に、図16を用いて、本発明の第5の実
施形態による空気流量計を備えた内燃機関の全体構成に
ついて説明する。図16は、本発明の第5の実施形態に
よる空気流量計を備えた内燃機関の全体構成を示すシス
テム構成図である。なお、図1と同一符号は同一部分を
示している。
【0094】本実施形態では、エンジンコントローラ6
5を外部に設け、スロットルを制御し、センサの信号に
より空気流量に変換する部分のみを実行するコントロー
ラ60を、スロットル一体化流量計20と一体化してい
る。
【0095】図2に示した構成では、スロットル一体化
流量計20とコントローラ60の間は、一般にワイヤー
ハーネス等で接続されるため、ノイズ等の外乱の影響を
受ける恐れがある。それに対して、本実施形態では、ノ
イズ等の外乱に対して強い構成となり、センサのアナロ
グ信号を高速なサンプリングにより精度良く読み取るこ
とが可能となる。また、エンジンコントローラ65との
やりとりは、デジタル通信手段を用いることで、一度空
気流量に変換した値を正しく再現性良くエンジンコント
ローラ65に伝達することができる。以上のようにし
て、本実施形態では、ノイズ等を低減し、高精度が計測
が可能となる。
【0096】次に、図17を用いて、本発明の第6の実
施形態による空気流量計を備えた内燃機関の全体構成に
ついて説明する。図17は、本発明の第6の実施形態に
よる空気流量計を備えた内燃機関の全体構成を示すシス
テム構成図である。なお、図1と同一符号は同一部分を
示している。
【0097】本実施形態では、コントローラ60を含め
て、スロットル一体化流量計20と一体化している。こ
のように構成することにより、図2に示した例で必要で
あったセンサとコントローラ65の間の外部配線(ワイ
ヤーハーネス)を無くすことができる。本実施形態の構
成とすることで、デジタル通信手段を用いた場合のワー
ヤハーネスによる通信遅れや、装置間のノイズ等を低減
することができる。また、全体を一体構成してシールド
することにより、外部に対する電磁ノイズが発生しにく
くなり、外部からの影響も受けにくくなるものである。
また、コントローラを分散せず、一体構成とすること
で、製造コストを低減することができる。また、構成要
素を少なくすることで、不具合が生じた場合でも、吸気
系の主な要素を含むため、部品メーカもサポートしやす
く、品質管理も容易に行える。
【0098】
【発明の効果】本発明によれば、逆流による誤差を低減
できる。また、本発明によれば、スロットルバルブの開
度変化に対する測定誤差を低減できる。さらに、本発明
によれば、スロットル装置の動作状態の診断を行える。
また、さらに、本発明によれば、気筒別空気流量を検出
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による空気流量計を備
えた内燃機関の全体構成を示すシステム構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態による空気流量計の構
成を示すシステム構成図である。
【図3】本発明の第1の実施形態による第1の空気流量
計の構成を示す回路図である。
【図4】本発明の第1の実施形態による第2の空気流量
計の構成を示す回路図である。
【図5】本発明の第1の実施形態によるスロットル一体
化空気流量計における空気流量補正手段の構成を示すブ
ロック図である。
【図6】本発明の第1の実施形態によるスロットル一体
化空気流量計における脈動補償手段の動作を示すフロー
チャートである。
【図7】本発明の第1の実施形態によるスロットル一体
化空気流量計における脈動補償手段の動作を説明する波
形図である。
【図8】本発明の第1の実施形態によるスロットル一体
化空気流量計におけるスロットル開度補償手段の動作の
説明図である。
【図9】本発明の第1の実施形態によるスロットル一体
化空気流量計におけるスロットル診断処理手段の動作を
示すフローチャートである。
【図10】本発明の第1の実施形態によるスロットル一
体化空気流量計におけるスロットル診断処理手段の動作
を説明する波形図である。
【図11】本発明の第2の実施形態による空気流量計を
備えた内燃機関の全体構成を示すシステム構成図であ
る。
【図12】本発明の第2の実施形態によるスロットル一
体化空気流量計におけるコントロールユニットの動作を
示すフローチャートである。
【図13】本発明の第2の実施形態によるスロットル一
体化空気流量計におけるコントロールユニットの動作を
説明する波形図である。
【図14】本発明の第3の実施形態による空気流量計を
備えた内燃機関の全体構成を示すシステム構成図であ
る。
【図15】本発明の第4の実施形態による空気流量計を
備えた内燃機関の全体構成を示すシステム構成図であ
る。
【図16】本発明の第5の実施形態による空気流量計を
備えた内燃機関の全体構成を示すシステム構成図であ
る。
【図17】本発明の第6の実施形態による空気流量計を
備えた内燃機関の全体構成を示すシステム構成図であ
る。
【符号の説明】
1…エンジン 13…燃料噴射弁 14…第2空気流量計 16…第1空気流量計 19…吸気ポート 20…スロットル一体化流量計 40…吸気バルブ用可変バルブ機構 41…排気バルブ用可変バルブ機構 60…コントロールユニット 67…空気流量補正手段 141…第2センサ部 141a,161a…抵抗発熱体 141b,161b…温度補償抵抗 141d,141e,141f,141g…温度検出抵
抗体 161…第1センサ部 662,663…センサ駆動回路 661…スロットル駆動回路 671…脈動補償手段 672…スロットル開度補償手段 673…スロットル診断処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 35/10 F02D 35/00 366E (72)発明者 星野 雅俊 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 金川 信康 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 3G065 CA00 CA34 CA39 DA05 DA06 DA15 EA07 FA12 GA00 GA05 GA08 GA10 GA16 GA41 GA46 HA06 HA21 HA22 JA04 JA09 JA11 KA02 3G084 BA04 BA05 BA14 BA15 BA23 DA04 DA27 DA30 DA33 EA04 EA11 EB12 EC01 EC03 FA08 FA10 FA25 FA26 FA27 FA33 3G301 HA19 JA20 JB01 JB02 JB09 LA03 LB01 LC03 MA11 MA18 NA08 NB13 NC02 ND02 NE01 NE06 PA04Z PA11A PA11B PA11Z PC01Z PC08Z PD01Z PD12Z PE01Z PF03Z

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の吸気通路内に設けられ、吸気通
    路を開閉するスロットルバルブと、 このスロットルバルブの上流の吸気通路内に設けられた
    第1の空気流量検出手段と、 上記スロットルバルブの下流の吸気通路内に設けられた
    第2の空気流量検出手段と、 上記内燃機関の各気筒に基づいた上記第1と第2の空気
    流量検出手段の出力信号より、上記第1の空気流量検出
    手段の空気流量信号の脈動を補正する脈動補償手段とを
    備えたことを特徴とする空気流量計。
  2. 【請求項2】請求項1記載の空気流量計において、 上記脈動補償手段は、上記第1の空気流量検出手段によ
    って検出された空気流量信号Qfの応答遅れを補償し
    て、応答補償信号Qfdを求め、 この応答補償信号Qfdから第2の空気流量検出手段によ
    って検出された空気流量信号Qdを差し引いて、偏差信
    号dQfdbを求め、 上記第1の空気流量検出手段によって検出された空気流
    量信号Qfから上記偏差信号dQfdbを差し引いて、脈動
    補正された空気流量信号Qrefを求めることを特徴とす
    る空気流量計。
  3. 【請求項3】請求項1記載の空気流量計において、さら
    に、 上記スロットルバルブの開度に応じて変化する変流の影
    響を補正するスロットル開度補償手段を備え、 このスロットル開度補償手段によって求められたスロッ
    トル変流補正値に基づいて、上記脈動補償手段によって
    補正された空気流量信号のスロットル変流を補正するこ
    とを特徴とする空気流量計。
  4. 【請求項4】請求項1記載の空気流量計において、 上記スロットルバルブの第1及び第2の空気流量検出手
    段の少なくとも一つ以上が、上記スロットルバルブのボ
    ディに一体化されていることを特徴とする空気流量計。
  5. 【請求項5】請求項1記載の空気流量計において、 上記スロットルバルブの第1及び第2の空気流量検出手
    段は、発熱抵抗体による空気流量検出手段であり、 少なくとも一つ以上が、逆流を検出可能なセンサである
    ことを特徴とする空気流量計。
  6. 【請求項6】請求項1記載の空気流量計において、 上記スロットルバルブの第1及び第2の複数の空気流量
    検出手段のいずれかは、上記スロットルボディに対して
    着脱可能であり、製造時に装着して、特性調整に用いら
    れることを特徴とする空気流量計。
  7. 【請求項7】内燃機関の吸気通路内に設けられ、吸気通
    路を開閉するスロットルバルブと、 このスロットルバルブの上流の吸気通路内に設けられた
    第1の空気流量検出手段と、 上記スロットルバルブの下流の吸気通路内に設けられた
    第2の空気流量検出手段と、 上記スロットルバルブのスロットル開度指令と、この開
    度指令と上記内燃機関の各気筒に基づいた上記第1と第
    2の空気流量検出手段の出力信号により、上記スロット
    ルバルブの動作診断を行うスロットル診断処理手段を備
    えたことを特徴とする空気流量計。
  8. 【請求項8】請求項7記載の空気流量計において、 上記スロットル診断処理手段は、上記スロットル開度指
    令に対する上記第1の空気流量検出手段によって検出さ
    れた空気流信号Qfと、上記第2の空気流量検出手段に
    よって検出された空気流信号Qdの偏差信号dQfbが所
    定レベルsH,sLを越える時間幅が所定値より大きい
    ときスロットル異常と判断することを特徴とする空気流
    量計。
  9. 【請求項9】請求項7記載の空気流量計において、 上記スロットルバルブの第1及び第2の空気流量検出手
    段の少なくとも一つ以上が、上記スロットルバルブのボ
    ディに一体化されていることを特徴とする空気流量計。
  10. 【請求項10】内燃機関の吸気通路内に設けられ、吸気
    通路を開閉するスロットルバルブと、 このスロットルバルブの上流の吸気通路内に設けられた
    第1の空気流量検出手段と、 上記スロットルバルブの下流の吸気通路の分岐部より下
    流の吸気通路内に設けられた第2の空気流量検出手段
    と、 上記記第1と第2の空気流量検出手段の出力信号の差に
    より、1気筒分の空気流量を求める演算手段とを備えた
    ことを特徴とする空気流量計。
JP2001318444A 2001-10-16 2001-10-16 空気流量計 Withdrawn JP2003120406A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001318444A JP2003120406A (ja) 2001-10-16 2001-10-16 空気流量計
EP02022997A EP1302756A3 (en) 2001-10-16 2002-10-15 Air flow meter with reduced error due to backflow
US10/270,497 US6904793B2 (en) 2001-10-16 2002-10-16 Air flow meter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001318444A JP2003120406A (ja) 2001-10-16 2001-10-16 空気流量計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003120406A true JP2003120406A (ja) 2003-04-23

Family

ID=19136145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001318444A Withdrawn JP2003120406A (ja) 2001-10-16 2001-10-16 空気流量計

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6904793B2 (ja)
EP (1) EP1302756A3 (ja)
JP (1) JP2003120406A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6971358B2 (en) 2004-04-22 2005-12-06 Keihin Corporation Intake system for internal combustion engine and method of controlling internal combustion engine
US6973912B1 (en) 2004-09-29 2005-12-13 Keihin Corporation Method of controlling operation of internal combustion engine
EP1666717A3 (en) * 2004-04-22 2009-04-08 Keihin Corporation Intake system for internal combustion engine and method of controlling internal combustion engine
US7523731B2 (en) 2004-09-29 2009-04-28 Keihin Corporation Intake system for internal combustion engine
JP2010223111A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Miura Co Ltd 圧縮機の負荷分析方法およびこれに用いる風速センサの取付構造

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3964347B2 (ja) 2003-04-18 2007-08-22 株式会社ケーヒン 内燃機関の吸気装置
DE102004018676B4 (de) * 2004-04-17 2013-11-07 Robert Bosch Gmbh Verfahren zum Betreiben einer Brennkraftmaschine und Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens
DE102004026583B3 (de) * 2004-05-28 2005-11-24 Robert Bosch Gmbh Verfahren zur Optimierung von Kennfeldern
US20060000541A1 (en) * 2004-07-01 2006-01-05 3M Innovative Properties Company Method of masking or protecting a substrate
JP5201187B2 (ja) * 2010-09-30 2013-06-05 株式会社デンソー 空気流量計測装置
FR3017946B1 (fr) 2014-02-27 2017-07-14 Continental Automotive France Procede de determination d'un debit traversant une vanne
KR102150579B1 (ko) * 2014-03-31 2020-09-01 히타치 긴조쿠 가부시키가이샤 열식 질량 유량 측정 방법, 당해 방법을 사용하는 열식 질량 유량계 및 당해 열식 질량 유량계를 사용하는 열식 질량 유량 제어 장치
JP5936744B1 (ja) * 2015-05-15 2016-06-22 三菱電機株式会社 流量測定装置
KR102274101B1 (ko) * 2017-09-18 2021-07-07 현대자동차주식회사 흡기 맥동 보정 방법 및 보정 장치
JP7268533B2 (ja) * 2019-08-23 2023-05-08 トヨタ自動車株式会社 エンジン制御装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4303129A (en) * 1980-02-04 1981-12-01 The Hamby Company Furrow damming implement
JPS5753622A (en) * 1980-09-17 1982-03-30 Nippon Soken Inc Gas flow rate measuring device
JPS5791343A (en) * 1980-11-28 1982-06-07 Mikuni Kogyo Co Ltd Electronically controlled fuel injector for ignition internal combustion engine
EP0313089B1 (en) * 1987-10-23 1996-09-18 Hitachi, Ltd. Hot wire type of air flow meter and internal combustion engine using the same
JPH06288291A (ja) 1993-04-05 1994-10-11 Toyota Motor Corp 内燃機関の吸入空気量検出装置
JP2855401B2 (ja) 1993-11-18 1999-02-10 株式会社ユニシアジェックス エンジンの吸入空気流量検出装置
EP0695928A3 (en) * 1994-08-02 1996-11-27 Hitachi Ltd Suction air flow meter for an internal combustion engine
JPH08218934A (ja) 1995-02-09 1996-08-27 Mazda Motor Corp エンジンの吸入空気量検出装置
JPH0953482A (ja) 1995-08-18 1997-02-25 Hitachi Ltd スロットルボディ一体形空気流量測定装置
KR970059713A (ko) * 1996-01-17 1997-08-12 가나이 쯔도무 발열 저항체 타입 공기 유속 측정 장치
JP3283800B2 (ja) * 1997-09-11 2002-05-20 株式会社日立製作所 発熱抵抗体式空気流量測定装置
WO2000077376A1 (fr) * 1997-12-17 2000-12-21 Hitachi, Ltd. Dispositif de mesure de debit d'air faisant partie integrante d'un corps a etranglement a commande electronique
JPH11264332A (ja) * 1997-12-17 1999-09-28 Hitachi Ltd 電制スロットルボディ一体型空気流量測定装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6971358B2 (en) 2004-04-22 2005-12-06 Keihin Corporation Intake system for internal combustion engine and method of controlling internal combustion engine
EP1666717A3 (en) * 2004-04-22 2009-04-08 Keihin Corporation Intake system for internal combustion engine and method of controlling internal combustion engine
US6973912B1 (en) 2004-09-29 2005-12-13 Keihin Corporation Method of controlling operation of internal combustion engine
US7523731B2 (en) 2004-09-29 2009-04-28 Keihin Corporation Intake system for internal combustion engine
JP2010223111A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Miura Co Ltd 圧縮機の負荷分析方法およびこれに用いる風速センサの取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
US20030070494A1 (en) 2003-04-17
EP1302756A2 (en) 2003-04-16
EP1302756A3 (en) 2003-11-19
US6904793B2 (en) 2005-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003120406A (ja) 空気流量計
US4705001A (en) Device for controlling engine and method thereof
CN100491932C (zh) 发热电阻器式空气流量测定装置及其计测误差校正方法
JP2796432B2 (ja) 熱薄膜式空気重量測定器の測定誤差補正方法
JP5772956B2 (ja) 排気センサの劣化診断装置および劣化診断方法
JPH0733803B2 (ja) 電子燃料噴射エンジンの燃料制御装置
JP5201187B2 (ja) 空気流量計測装置
US4945883A (en) Control device for internal combustion engine
JPS6278449A (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2008002833A (ja) 吸気流量補正装置
JPH0323348A (ja) 熱線式エアフローメータの劣化検出装置
JP2001153702A (ja) 発熱抵抗体式空気流量測定装置の計測誤差補正方法
JPH06265385A (ja) 空気流量測定装置
JP2612386B2 (ja) 過給機付内燃機関の過給圧検出装置
JP2000097101A (ja) 発熱抵抗体式空気流量測定装置を備えたエンジンの制御装置及び発熱抵抗体式空気流量測定装置の計測誤差補正方法
JP2518667B2 (ja) 内燃機関の吸入空気流量計測装置
JPS6344938B2 (ja)
JP2753108B2 (ja) 車両用エンジンの吸気装置
JP2586135B2 (ja) 内燃機関の排ガス再循環量制御装置
JPH10169499A (ja) エンジン制御方法及び装置
JPS63140854A (ja) 排気ガス再循環率検出装置
JP3974209B2 (ja) 測定エラー補正装置
JPH0634590Y2 (ja) 電子燃料噴射エンジンの燃料制御装置
JP2518666B2 (ja) 内燃機関の吸入空気流量計測装置
JP2764868B2 (ja) 内燃エンジンの蒸発燃料制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20031211