JP4564450B2 - 立体集積光導波路素子及びその製造方法 - Google Patents

立体集積光導波路素子及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4564450B2
JP4564450B2 JP2006002235A JP2006002235A JP4564450B2 JP 4564450 B2 JP4564450 B2 JP 4564450B2 JP 2006002235 A JP2006002235 A JP 2006002235A JP 2006002235 A JP2006002235 A JP 2006002235A JP 4564450 B2 JP4564450 B2 JP 4564450B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
etching
core
buried layer
optical waveguide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006002235A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007183463A (ja
Inventor
篤史 須田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Aviation Electronics Industry Ltd filed Critical Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority to JP2006002235A priority Critical patent/JP4564450B2/ja
Publication of JP2007183463A publication Critical patent/JP2007183463A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4564450B2 publication Critical patent/JP4564450B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Optical Integrated Circuits (AREA)

Description

本発明は、光導波路が3次元にて集積配置された立体集積光導波路素子とその製造方法に関する。
一般に、3次元ICは、電子回路並びに配線を3次元的に積層して集積した構造を有する。この構造と同様に光導波路回路の分野で高集積化ひいては超小型化を目差したものとして、立体集積光導波路素子がある。この立体集積光導波路素子は、光導波路を3次元的に積層して集積した構造を有し、例えば基板の積層方向を分割して模式的に表した図6に示すように、基板1内に第1導波路回路のコア200、第2導波路回路のコア300、及び第3導波路回路のコア400からなる3段の導波路層が積層方向に間隔を空けて埋め込まれた構造を有する。
立体集積光導波路素子を通常の結晶成長技術にて作成する場合の具体例を図7にて例示する。すなわち、図7(a)に示すようにアンダークラッド層となる平坦な基板1上に第1コア層2を被着する。この第1コア層2をフォトリソグラフィ技術を用いてパターニングするため、第1コア層2上にレジスト(図示省略)を塗り図7(b)に示すようにマスク3をかけて露光し、ついで図7(c)に示すようにエッチングにて第1コア層2内にてコア2aを残す。この後、図7(d)に示すようにコア2aを含む基板1を覆うようにしてオーバクラッド層である埋め込み層4を被着形成する。この場合、コア2aに当たる埋め込み層4には、このコア2aの厚さに応じた盛り上り部4aが形成されることになる。こうして、基板1(アンダークラッド層)、コア2a、埋め込み層4(オーバクラッド層)からなる第1導波路層が形成される。
更に、第2導波路層の形成にあたっては、この埋め込み層4をアンダークラッド層としてその上に第2コア層5を被着する。その後、この第2コア層5上にレジスト(図示省略)を塗り図7(e)に示すようにマスク6をかけて露光し、ついで図7(f)に示すようにエッチングにて第2コア層5内にて例えばコア5a、5bを残す。この後、図7(g−1)に示すようにコア5a、5bを含む埋め込み層4を覆うようにしてオーバクラッド層として埋め込み層7を被着形成する。この場合、埋め込み層4の盛り上り部4a上に形成されたコア5aと盛り上り部4a以外の部分に形成されたコア5bとは、盛り上り部4aの厚さ分の段差8が存在することとなる。また、図7(g−2)に示すように埋め込み層4の図中左右方向にわたってコア5cを形成する場合には、盛り上り部4aに沿ってコア5cが積層方向に曲げられて被着されることになる。こうして、埋め込み層4(第2導波路層のアンダークラッド層)、コア5a、5b、あるいは5c、埋め込み層7(オーバクラッド層)からなる第2導波路層が形成される。
特開平9−252165号公報 特開2001−91779号公報 特開2002−198616号公報 特開平7−161682号公報 Kokubun, et al,: IEEE Photon.Techn.Lett.16,437,2004
上述の図7に示すような工程を有する立体集積光導波路素子の構造にあっては、第1導波路層での埋め込み層4の盛り上り部4a上にそのまま第2導波路層が形成されるため、図7(g−1)に示すコア5a、5b相互間が積層方向に段差8を有することとなって、これらコア5a、5bを例えば接続する場合、この段差8によって積層方向に接続部分の曲がりが発生する。また、図7(g−2)に示すようにコア5cが盛り上がり部4a上を通るためコア5cが積層方向に曲がって被着される場合もある。そして、これら接続部分やコアの積層方向の曲がりは、接続の不都合や光の放射損失の増大をもたらす。
このような積層方向の曲がりを無くすために、図7の埋め込み層4の盛り上り部4aに例示されるような導波路における突出部分を平坦化しようとする技術が考えられる。具体例として、非特許文献1には、複数段の導波路回路にそれぞれリングと直線導波路とを配置し、この直線導波路間を薄いクラッドを介して光結合するというリング共振器波長フィルタの構造が開示されており、この集積方向に複数段の導波路層を有する構造では、下段の導波路層のSiO2系材料からなるコア及びクラッドを形成する際の凹凸をSOG(Spin on Glass)を用いて平坦化する手法が採られる。しかし、この技術は、ガラス導波路に適用される技術であって、SOG膜上に例えば化合物半導体を成長させることはできない。
また、特許文献1には、化合物半導体結晶基板の表面をエッチングによりメサ状の凸部とし、ついで選択成長により結晶成長させて表面を平坦化する方法が開示されている。この技術はいわゆる選択成長を利用し平坦性を向上するものであるが、選択的気相成長について2次元形状により導波路の厚さが変化するため3次元の積層構造には適用しにくい。
また、特許文献2には、化合物半導体のメサ型導波路をシリカ保護膜で覆い、その上にSOGを用いて平坦化する技術が開示されている。この特許文献2に示す技術は、SOG膜上に化合物半導体を3次元的に積層させることはできない。
また、特許文献3には、メサ型化合物半導体導波路のエッチングによる平坦化技術が開示されるが、この技術は埋め込み型化合物半導体導波路には適用できない。
このように、従来平坦化のための技術は、上述の文献を含めて種々存在するのであるが、ガラス導波路のように材料が限定され、3次元積層構造になじまない、あるいは埋め込み型ではなくメサ型構造である、というようにそれぞれ問題を残しており、図7に示すような埋め込み型の3次元積層構造の光導波路についての平坦化技術については、所望のものがないという現状である。
本発明は、例えば単結晶InGaAsP/InP系の材料のように発光・受光・増幅等の能動機能を持つような単結晶成長によって形成され集積化が可能である埋め込み型の導波路層について所望の精度を有する表面平坦化技術を得ることにより、コアの接続を確実に行いあるいは放射損失を減少させたものである。
本発明は、上述の問題に鑑み発明されたもので、 アンダークラッド層とこのアンダークラッド層上にパターニングされたコアとこのコアを覆うオーバクラッド層とからなる埋め込み型の導波路層が複数段積層された立体集積光導波路素子において、最上段以外の少なくとも一つの段の上記導波路層の上記オーバクラッド層は、上記コアを覆う下部埋め込み層、エッチングストップ層あるいはエッチングモニタ層、及び上記下部埋め込み層の上記コアに当たる盛り上り部の領域を除いた一部上部埋め込み層を順に有し、上記オーバクラッド層の上面は、上記盛り上り部の上記エッチングストップ層あるいはエッチングモニタ層と上記一部上部埋め込み層の上面とによって構成されて平坦面とされていることを特徴とする。
この発明によれば、盛り上り部上でのエッチングストップ層あるいはエッチングモニタ層を検出してエッチング処理を停止させることにより、下部埋め込み層の盛り上り部の上面と一部上部埋め込み層の上面とで平坦面を形成することが可能になり、このためこの盛り上り部及び埋め込み層からなる平坦面上に新たな導波路層が積層可能となる。従って、導波路として積層方向に曲がる構造とはならないので、接続の不都合を防止でき放射損失を減少させることができる。
以下、図1〜図5を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は、本実施形態の立体集積光導波路素子の断面を示す。なお、図1〜図5において図7と同一部分には同符号を付す。
〔実施形態〕
図1は、立体集積光導波路素子の一例を示し、2段の導波路層を形成した場合の構造を示す。ここでは、単結晶InGaAsP/InP系材料を用いて、光導波路として発光、受光、増幅からなる各機能を有する能動素子の集積化を可能とした化合物半導体光導波路を例にとって説明する。なお、化合物半導体光導波路は、種々な光導波路の中でも能動光素子との単結晶による集積化を可能とする導波路であり、この導波路の3次元である立体となる集積化を達成できたことによる技術的効果はきわめて大きい。
図1において、1段目の導波路層の構造は、InPからなる基板(アンダークラッド層)1上にフォトリソグラフィによって形成したInGaAsPからなるコア(導波路)2aが形成され、このコア2a上にInPを材料とし下部埋め込み層4d及び上部埋め込み層4uからなるオーバクラッド層4が形成されるという構造である。このオーバクラッド層4内には、下部埋め込み層4dを覆うようにInGaAsPからなるエッチングストップ層10が形成されている。このエッチングストップ層10は、後述するオーバクラッド層4の盛り上り部4aに当たる上部埋め込み層4uのエッチングに際しこのエッチングストップ層10の露出によっていわゆるエッチング処理を停止するためにある。なお、下部埋め込み層4dの膜厚は、コア2aによる光の封じ込めに影響を及ぼさない程度に厚く、またコア2aと同一材のInGaAsPからなるエッチングストップ層10の厚さは、コア(光導波路)として作用しない厚さであり、光が拡散しないように光の封じ込めに影響を及ぼさない程度に薄いことが必要である。
また、コア2aに当る下部埋め込み層4dの盛り上り部4aの領域を除くエッチングストップ層10上の上部埋め込み層4uの膜厚は、この下部埋め込み層4dの盛り上り4aの厚さと同じ膜厚となるように形成されている。従って、盛り上り部4aの領域を除く一部上部埋め込み層4uと盛り上り部4aとは、略平坦面を形成するような膜厚となっている。この場合、略平坦面は、後述のコア5a、5bにて放射損失が所定の値に収まるような平坦性を有する面という意味である。なお、コア2aに対する盛り上り部は、上部埋め込み層4uにも形成されるが(図1では図示省略)、ここでは盛り上り部4aは下部埋め込み層4dの盛り上り部を指示する。
更に、この平坦面上には、InPからなるバッファ層11が形成されている。このバッファ層11は、平坦面を形成する上部埋め込み層4uと盛り上り部4aとの上面に残留するわずかな凹凸を緩和して更に好適な平坦面を形成するものである。そして、このバッファ層11を含む1段目の導波路層のオーバクラッド層4は、2段目の導波路層のアンダークラッド層であり、その上にInGaAsPからなるコア(導波路)5a、5bが形成されている。この場合、バッファ層11の表面は好適な平坦面となっており、このためコア5a、5bは同一平坦面上に形成されることになる。従って、例えばコア5a、5b同士を接続するにしても従来説明にて述べた図7(g−1)(g−2)に示すような積層方向の曲がりは生じない。そして、このコア5a、5bを覆うようにしてバッファ層11上には、オーバクラッド層としてInPからなる埋め込み層7が形成される。
次に、図2を参照して立体集積光導波路素子の通常の結晶成長技術による製造方法について説明する。ここでは、InP基板1上に有機金属化学堆積法によって、各導波路層が形成される。図2(a)では、まずInPの基板1上にInGaAsPの第1コア層2が積層される。次に、フォトリソグラフィ技術を用いて基板1上の第1コア層2にレジスト(図示省略)を塗布し、図2(b)に示すようにレジスト上にマスク3をかけて露光し、その後エッチングを行い、図2(c)に示すようにコア2aのパターンを形成する。この後、コア2aのパターン及び基板1を覆うように図2(d)に示すInPのオーバクラッド層4のうちの下部埋め込み層4dの気相成長を行う。この場合、コア2aに当たる下部埋め込み層4dの部分は、この気相成長によって盛り上り部4aが形成されることになる。
オーバクラッド層4内の下部埋め込み層4d上には、InGaAsPを材料としたエッチングストップ層10が形成される。そして、このエッチングストップ層10上には、上部埋め込み層4uが成長される。この場合、上部埋め込み層4uの膜厚は、下部埋め込み層4dの盛り上り部4aの厚さと、この盛り上り部4aを除く領域の上部埋め込み層4u(一部上部埋め込み層)の厚さとが、同じなるように成長させる。
次に、図2(e)に示すようにオーバクラッド層4の上部埋め込み層4u上に盛り上り部4aの領域を除いてマスク12を施す。この場合、マスク12の開口は、図2(b)に示すコアの回路パターンに対応するマスク3について、例えばその回路パターンの幅を所定幅広げることにより得られる。このマスク12の広がり幅の決定方法は、図2(d)に示すようにコア2aに対し下部埋め込み層4d及び上部埋め込み層4uからなるオーバクラッド層4を実際に成膜して盛り上り部4aを測定し、この盛り上り部4a応じて成膜装置ごとに条件出しをして決定することになる。なお、回路パターンの幅の広がりは、必ずしも一様に拡張すればよいわけではなく、例えば基板面の結晶方向に応じて拡張する程度を変化させるようなマスクパターンの設計も場合によっては必要である。
このマスク12を通してエッチングを行い、盛り上り部4aの領域の上部埋め込み層4uをエッチングストップ層10が露出するまで除去する。このエッチングによる除去工程後マスク12を外すことにより、図2(f)に示すエッチングストップ層10が露出された盛り上り部4aとこの盛り上り部4a以外の部分の上部埋め込み層4uとにより平坦面を有するオーバクラッド層4の上面が得られる。ここで、エッチングストップについて述べるに、オーバクラッド層4のInP材料とエッチングストップ層10のInGaAsP材料とは、エッチング速度が大きく異なり、例えば塩酸・リン酸系のエッチング液を用いた場合、InPが良好にエッチングされ、InGaAsP材料にて停止する(エッチング速度が極めて遅くなる)。因みに、図2(c)に示すようなコア2aのエッチング等InGaAsP材料のみのエッチングは、硫酸・過酸化水素水系のエッチング液を用いることで可能である。
また、エッチングストップ層10が露出された盛り上り部4aとこの盛り上り部4a以外の部分の上部埋め込み層4uとにより平坦面を得るためには、盛り上り部4aの厚さと上部埋め込み層4uの厚さとの一致が必要となる。すなわち、図3(a)に示すように下部埋め込み層4dの盛り上り部4aの厚さpと上部埋め込み層4uの厚さtとを同じにすることで、盛り上り部4aに当る部分の上部埋め込み層4uをエッチングストップ層10が露出するまでエッチングすることにより、上述の平坦面が得られる。図3(b)に示すように盛り上り部4aの厚さpと上部埋め込み層4uの厚さtとが一致しない、例えばt>pの程度が大きい場合には、盛り上り部4aに当る部分の上部埋め込み層4uをエッチングストップ層10が露出するまでエッチングすると、厚さpよりも厚さtが大きいことから凹部ができて平坦面とはならない。従って、厚さpとtを一致させるためには、成膜装置ごとに試作と測定を繰り返し、成膜条件の条件出しをする必要がある。
更に、図2(e)(f)に示す工程を部分的に拡大して示すと、図4に示す工程となる。すなわち、図4(a)に示すように盛り上り部4aの周縁部分の斜面構造に起因してこの周縁部分とマスク12の縁との位置関係により、上部埋め込み部4uの縁に例えば図4(b)(c)のような凹凸が残る。この凹凸上にコアを形成する場合、コアの歪によって伝送光に若干の放射損失が生ずることがある。この図4(c)に示す凹凸を微細化してこの放射損失を減少するために、図5に例示するように複数層のエッチングストップ層(図5では2層)10,101を設けて異なる開口を有するマスク12,121にてエッチングを施すことにより凹凸を微細化している。すなわち、下部埋め込み層4d上に第1のエッチングストップ層10を形成し、その上に第1の上部埋め込み層4u1を成長させ、更に第2のエッチングストップ層101を形成し、そしてその上に第2の上部埋め込み層4u2を形成するのである。エッチングに際しては、図5(b)に示すようにマスク12にてまず第2の上部埋め込み層4u2を除去して第2のエッチングストップ層101を露出させ、図5(c)に示すようにマスク12を外し、ついで図5(d)に示すように盛り上がり部4aに当る第1の上部埋め込み層4u1の傾斜部よりも内側の高い傾斜部に新たなマスク121の縁が位置するような、言い換えればマスク12よりも開口の狭いマスク121を載せ、第1の上部埋め込み層4u1を第1のエッチングストップ層10が露出するまでエッチングする。このマスク12の開口及びマスク121の開口の狭め量については、第1の上部埋め込み層4u1の厚さ、結晶面方位、エッチング条件等によってマスク下部に回りこむエッチング幅を勘案してマスク寸法を決定することになる。このような工程を採ることにより、図5(f)に示すように上部埋め込み層4uには複数の微細化した凹凸が形成されることになり、光の放射損失の更なる減少を図ることができる。
この後、図2(g)に示すようにこの上部埋め込み層4uの上面に凹凸を緩和して更に好適な平坦面を形成するInPのバッファ層11が成長され、この平坦なバッファ層11の上面に第2コア層5が積層される。ついで、図2(b)(c)(d)に示す工程と同様に、フォトリソグラフィ技術を用いてバッファ層11上の第2コア層5にレジスト(図示省略)を塗布し、図2(h)に示すようにレジスト上にマスク13をかけて露光し、その後エッチングを行い、図2(i)に示すようにコア5a、5bのパターンを形成する。この後、コア5a、5bのパターン及びバッファ層11を覆うように図2(j)に示すInPの埋め込み層(オーバクラッド層)7の気相成長を行う。
以上の説明では、盛り上り部4aの上面露出のためにエッチング速度の異なるエッチングストップ層を形成したのであるが、このエッチングストップ層の変わりに特許文献4に示すような例えばInGaAsP系の発光特性を有するエッチングモニタ層を形成してこのエッチングモニタ層の検出にてエッチング処理を停止させるようにしても良い。
また、上記説明においては、能動素子を搭載しやすい等の点からInP/InGaAsP系材料からなる化合物半導体光導波路を例示して述べたのであるが、エッチングマスクを利用してエッチングストップ層によるエッチング制御が可能な埋め込み型の光導波路を立体的に集積できる構造であれば他の材料でも良い。
本発明の実施形態を示す断面構成図である。 図1の断面構成を製造する製造工程図である。 平坦面を形成する場合の説明図である。 凹凸が発生する場合の説明図である。 2層のエッチングストップ層を形成した場合の説明図である。 立体集積光導波路素子の一例の基礎概念図である。 従来の製造工程図である。

Claims (5)

  1. アンダークラッド層とこのアンダークラッド層上にパターニングされたコアとこのコアを覆うオーバクラッド層とからなる埋め込み型の導波路層が複数段積層された立体集積光導波路素子において、
    最上段以外の少なくとも一つの段の上記導波路層の上記オーバクラッド層は、上記コアを覆う下部埋め込み層、エッチングストップ層あるいはエッチングモニタ層、及び上記下部埋め込み層の上記コアに当たる盛り上り部の領域を除いた一部上部埋め込み層を順に有し、上記オーバクラッド層の上面は、上記盛り上り部の上記エッチングストップ層あるいはエッチングモニタ層と上記一部上部埋め込み層の上面とによって構成されて平坦面とされていることを特徴とする立体集積光導波路素子。
  2. 上記一部上部埋め込み層は、第1上部埋め込み層、エッチングストップ層あるいはエッチングモニタ層、第2上部埋め込み層を有することを特徴とする請求項1に記載の立体集積光導波路素子。
  3. 上記エッチングストップ層あるいはエッチングモニタ層は、上記コアと同一材であり、その厚さは、光導波路として作用しない厚さであることを特徴とする請求項1または2に記載の立体集積光導波路素子。
  4. アンダークラッド層上にパターニングされたコアを形成した後このコアを含むアンダークラッド層を覆うオーバクラッド層を成長させる工程にて形成される導波路層を複数段積み重ねた立体集積光導波路素子の製造方法において、
    最上段以外の少なくとも一つの段の上記導波路層の上記オーバクラッド層の形成には、上記コアが形成された上記アンダークラッド層上に下部埋め込み層を形成する工程と、この下部埋め込み層上にエッチングストップ層あるいはエッチングモニタ層を形成する工程と、このエッチングストップ層上あるいはエッチングモニタ層上に上記下部埋め込み層の上記コアに当たる盛り上り部の厚さに一致する膜厚の上部埋め込み層を形成する工程と、上記盛り上り部の領域の上記上部埋め込み層を上記エッチングストップ層あるいはエッチングモニタ層が露出するまでエッチングして除去する工程と、を加えたことを特徴とする立体集積光導波路素子の製造方法。
  5. 上記上部埋め込み層を形成する工程は、第1上部埋め込み層を形成する工程と、この第1上部埋め込み層上に更なるエッチングストップ層あるいはエッチングモニタ層を形成する工程と、このエッチングストップ層あるいはエッチングモニタ層上に第2上部埋め込み層を形成する工程とを有し、
    上記更なるエッチングストップ層あるいはエッチングモニタ層除去工程は、上記盛り上り部上の上記第2上部埋め込み層をエッチング除去する工程と、上記第2上部埋め込み層の除去により露出された上記更なるエッチングストップ層あるいはエッチングモニタ層を除去する工程と、上記盛り上り部の傾斜部における上記除去された上記第2上部埋め込み層の縁より高い傾斜位置より内側の上記第1上部埋め込み層を除去する工程とを有することを特徴とする請求項4に記載の立体集積光導波路素子の製造方法。
JP2006002235A 2006-01-10 2006-01-10 立体集積光導波路素子及びその製造方法 Active JP4564450B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006002235A JP4564450B2 (ja) 2006-01-10 2006-01-10 立体集積光導波路素子及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006002235A JP4564450B2 (ja) 2006-01-10 2006-01-10 立体集積光導波路素子及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007183463A JP2007183463A (ja) 2007-07-19
JP4564450B2 true JP4564450B2 (ja) 2010-10-20

Family

ID=38339619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006002235A Active JP4564450B2 (ja) 2006-01-10 2006-01-10 立体集積光導波路素子及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4564450B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6296909A (ja) * 1985-10-24 1987-05-06 Sumitomo Electric Ind Ltd 多層光回路及びその製造方法
JPH05307200A (ja) * 1992-04-30 1993-11-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 導波路型光スイッチ及びその製造方法
JP2001091775A (ja) * 1999-09-21 2001-04-06 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 積層型石英系光導波路の製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6296909A (ja) * 1985-10-24 1987-05-06 Sumitomo Electric Ind Ltd 多層光回路及びその製造方法
JPH05307200A (ja) * 1992-04-30 1993-11-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 導波路型光スイッチ及びその製造方法
JP2001091775A (ja) * 1999-09-21 2001-04-06 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 積層型石英系光導波路の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007183463A (ja) 2007-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101435731B1 (ko) 도파관 격자 결합기를 포함하는 광자 집적 회로
US8126301B2 (en) Optical waveguide and method for producing the same
JP2007286340A (ja) 光導波路デバイス及びその製造方法
JPH1184156A (ja) テーパされた導波路の製造方法
JP6065663B2 (ja) 半導体光導波路素子を作製する方法
US20090238514A1 (en) Optical waveguide having grating and method of forming the same
KR20090010930A (ko) Mems 장치를 위한 붕소 도핑 쉘
CN112582255A (zh) 使用应力控制制造厚电介质膜的方法
US20040020893A1 (en) Method of producing a rib waveguide
Kuramochi et al. A new fabrication technique for photonic crystals: nanolithography combined with alternating-layer deposition
KR100757233B1 (ko) 광도파로 플랫폼 및 그 제조 방법
JP4564450B2 (ja) 立体集積光導波路素子及びその製造方法
JP3890046B2 (ja) 平面回路型光学素子の製造方法
CN115185038B (zh) 一种半导体器件及其制作方法
JP2752851B2 (ja) 光導波路の製造方法
JP2005345630A (ja) 光導波路およびその製造方法
JP2005215075A (ja) 光導波路及びその製造方法
CN112925059A (zh) 一种片上集成波导的微盘腔及其制备方法
JP4235179B2 (ja) 光導波路デバイスの製造方法および光導波路デバイス
JP5080227B2 (ja) 光導波路素子及びその作製方法
JP4313772B2 (ja) 光導波路の製造方法
JP2005156674A (ja) 複合光導波路
KR100440257B1 (ko) 광집적 회로의 제작 방법
JP3795848B2 (ja) 光平面回路型光学素子の製造方法
CN215494219U (zh) 一种片上集成波导的微盘腔

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081027

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100427

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100622

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100720

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100730

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4564450

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250