JP4564020B2 - 縁石ブロック - Google Patents

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本発明は、縁石ブロックに関するものである。
従来より、走行車両が車線をはみ出して歩道側へ進入することを防止するために、車道と歩道との境界には、複数個の縁石ブロックが列状に配設されていた。
この列状に配設される各縁石ブロックは、一般に長さが1m程度で高さ及び幅が30cm程度の細長い箱型のコンクリート製ブロックにより構成されていた。
そして、この縁石ブロックを配設する際には、予めコンクリートを所定形状に整形して製造した複数個の縁石ブロックを、車道と歩道の境界線に沿って所定間隔を空けて据付施工した後、据付施工した隣接する縁石ブロック間に形成されている所定間隔の目地部分に目地用のモルタルを充填することによって、隣接する縁石ブロック同士を連結していた。(たとえば、特許文献1参照。)
特開2001−26907号公報
ところが、上記従来の縁石ブロックは、移設することが必要になった場合に、その作業に多くの手間と費用が必要であり、且つ、走行車両が歩道を突き抜けることを抑制する機能に関しては改良の余地が残されていた。
すなわち、縁石ブロックは、通常使用時において移動させる必要性はないが、車道の改修工事やイベント等により車線の規制や車線の変更を行う場合には、それに伴って縁石ブロックを移設する必要性が生じる。
しかし、上記のように従来の縁石ブロックは、コンクリート製のブロックを据付施工により道路と一体に配設していたため、移設する際には、既設の縁石ブロックを重機により破砕除去すると共に、縁石ブロックの移設場所に新たな縁石ブロックを据付施工しなければならず、この破砕除去作業、新たな据付施工作業、破砕した縁石ブロックの廃棄処理に多大な手間とコストが必要であった。
また、従来の縁石ブロックは、隣接する縁石ブロック同士を目地用モルタルにより連結していたため、車線をはみ出した走行車両が縁石に衝突した場合に、その衝突力に逃げ場がなくなり、走行車両に衝突された部分の縁石ブロックにその衝突力が集中して、隣接する縁石ブロックとの連結が破砕され、そこから走行車両が歩道を突き抜ける恐れがあり、走行車両が歩道を突き抜けることを抑制する機能に関しては改良の余地が残されていた。
そこで、請求項1に係る本発明では、列状に配置する移動可能に構成した各縁石ブロックの隣接する左右端面に、それぞれ隣接する縁石ブロックと連結するための連結具を突設すると共に、各連結具は、隣接した各縁石ブロックを折曲自在に配置連結可能に構成し、縁石ブロックは、下半部ブロックを断面略山型に形成し、同略山型の上端頂部に断面長方形の上半部ブロックを形成して構成し、前記連結具を前記下半部ブロック及び前記上半部ブロックの端面より突設し、隣接する各縁石ブロックの各端面に突設したそれぞれの連結具は、中央を空白とした略環形状に形成した円環部とアンカーとよりなり、縁石ブロックの端面から前記アンカーを斜め下側から斜め上側へ向けて挿入固定し、縁石ブロックを隣接配置した状態で前記円環部が同心円状の上下位置となるように突設した縁石ブロックを提供することとした。
また、請求項2に係る本発明では、請求項1に記載の縁石ブロックにおいて、前記円環部は、鉄筋のリングの表面に比較的硬質のゴムを所定の厚さにコーティングしたものであることを特徴とする。
請求項1に係る本発明では、列状に配置する移動可能に構成した各縁石ブロックの隣接する左右端面に、それぞれ隣接する縁石ブロックと連結するための連結具を突設すると共に、各連結具は、隣接した各縁石ブロックを折曲自在に配置連結可能に構成し、縁石ブロックは、下半部ブロックを断面略山型に形成し、同略山型の上端頂部に断面長方形の上半部ブロックを形成して構成し、前記連結具を前記下半部ブロック及び前記上半部ブロックの端面より突設し、隣接する各縁石ブロックの各端面に突設したそれぞれの連結具は、中央を空白とした略環形状に形成した円環部とアンカーとよりなり、縁石ブロックの端面から前記アンカーを斜め下側から斜め上側へ向けて挿入固定し、縁石ブロックを隣接配置した状態で前記円環部が同心円状の上下位置となるように突設した縁石ブロックを提供することとしたため、当該縁石ブロックを移設する際には、隣接する縁石ブロック同士の連結を解除して、各縁石ブロックを移設先まで個別に移動させて列状に配置した後、再度隣接する縁石ブロック同士を連結具により連結するだけで縁石ブロックの移設を行うことができ、移設作業に要する手間を大幅に低減することができる。しかも、移設作業の際に廃材が出ることがないので、廃材の廃棄処理に要するコストを削減することができ、移設に要するコストを低減することができる。さらに、走行車両が縁石ブロックに衝突した場合に、衝突された縁石ブロックは、その衝突力の作用方向へ押し動かされることとなるが、この際、押し動かされる縁石ブロックは、隣接する縁石ブロックと折曲自在に連結されているため、連結された縁石ブロック列が折曲することにより衝突力を衝突された縁石ブロックから逃がすことができると共に、他の縁石ブロックが押し動かされる縁石ブロックのアンカーとして機能することとなるので、走行車両が歩道を突き抜けることを抑制する機能が向上する。また、連結具が縁石ブロックの端面から斜め下側から斜め上側へ向けて挿入固定されることから、連結具が引き抜かれる方向へ加わる力を軽減することができ、連結具を縁石ブロックから抜け落難くすることができる。また、一方の縁石ブロックの端面に突設した環状の連結具と、この縁石ブロックと隣接する他方の縁石ブロックの端面に突設した環状の連結具とを同心円状の上下位置となるように位置合わせを行い、これら二つの連結具に閂を挿入するだけで、簡易な構造でありながら、容易に隣接する縁石ブロック同士を連結することができる。
また、請求項2に係る本発明では、請求項1に記載の縁石ブロックにおいて、前記円環部は、鉄筋のリングの表面に比較的硬質のゴムを所定の厚さにコーティングしたものであることを特徴とするため、走行車両の衝突による引っ張り応力を、鉄筋のリングにコーティングしたゴムにより緩和することができる。しかも、ゴムの弾力性を利用して、列状に配置した縁石ブロック列を左右方向だけではなく、上下方向へも若干折曲させることができ、これにより、平坦な車道と上り坂又は下り坂との境界部分や、途中で勾配の変わる車道に対しても好適に対応して上下折曲した列状に配置することができる。
以下、本発明に係る縁石ブロックの一実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。ここで、図1は、本実施形態に係る縁石ブロックの使用形態を示す説明図であり、図2は、本実施形態に係る縁石ブロックを示す斜視図であり、図3(a)は、本実施形態に係る縁石ブロックの正面視による説明図であり、図3(b)は、縁石ブロックの平面視による説明図であり、図3(c)は、縁石ブロックの側面視による説明図であり、図4及び図5は、本実施形態の縁石ブロック同士の連結部分を示す説明図であり、図6は、連結具の変形例を示す説明図である。
図1に示すように、本実施形態に係る縁石ブロック1は、車道2を走行する車両3が誤って車道2から外れて歩道4側へ侵入することを防止することを目的として、車道2と歩道4との境界線に沿って多数列状に配置されて使用されるものである。
特に、各縁石ブロック1は、それぞれ独立して移動可能に構成されており、隣接配置される他の縁石ブロック1と対面する両端面(以下、左右端面という。)に、隣接する他の縁石ブロック1と折曲自在に配置連結するための連結具5をそれぞれ備えている。
そのため、縁石ブロック列を設置する際には、この縁石ブロック1をクレーン等の重機を用いて車道2と歩道4との境界線に沿って所定間隔おきに順次配置してゆき、列状に配置した隣接する各縁石ブロック1同士間を各縁石ブロック1が備える連結具5を用いて連結するだけで、容易に列状に設置することができる。
また、車道2の改修工事やイベント等により車線の規制や車線の変更を行うために縁石ブロック列を移設する際には、隣接する縁石ブロック1同士の連結を解除して、各縁石ブロック1を移設先まで移動させて列状に配置した後、再度隣接する縁石ブロック1同士を連結具により連結するだけで縁石ブロック列の移設を容易に行うことができ、移設作業に要する手間を大幅に低減することができる。
しかも、本実施形態の縁石ブロック1を多数連結具5で連結して設置するので、移設作業の際に、従来のように一体の長蛇の縁石を道路から破砕して除去する必要がなく、破砕に伴い生起する廃材が出ることがないので、廃材の廃棄処理に無駄な費用を費やす必要がなく、縁石ブロック列の移設に要するコストを可及的に低減することができる。
この縁石ブロック1は、図2及び図3に示すように、下半部ブロック6を断面略山型に形成し、同略山型の上端頂部に断面長方形の上半部ブロック7を形成して構成し、長手状のブロックとしている。
また、図2及び図3に示す符号8は、上半部ブロック7の上端面左右に突設した手掛け用のフックである。
また、図2及び図3に示す符号9は、上半部ブロック7の上端面左右端部に穿設したポール立設用の継孔であり、この継孔9は、本実施形態の縁石ブロック1の上端に立設するガード用ポール12(図4参照。)の挿入固定に用いるものである。
また、図2及び図3に示す符号10は、上半部ブロック7の側面に所定間隔を保持して貼設した反射板である。符号11は、下半部ブロック6の底面に刻設した水抜き用の溝である。
特に、この縁石ブロック1の各端面に突設したそれぞれの連結具5は、鉄筋により構成され、中央を空白とした略環形状に形成した円環部5aとアンカー5bとよりなり、当該連結具5を縁石ブロック1に取付け固定する場合には、予め下半部ブロック6及び上半部ブロック7の隣接する縁石ブロック1と対面する各端面にそれぞれ一つずつ穿設したアンカー孔に、アンカー5bを挿入固定することにより、縁石ブロック1に取付け固定する。
このように、縁石ブロック1の端面に連結具5のアンカー5bを挿入固定することにより、連結具5の円環部5aを下半部ブロック6及び上半部ブロック7の端面より突設した構造としている。
さらに、縁石ブロックを隣接配置した状態で、隣接する縁石ブロック1の対面する各端面に突設された各連結具5の円環部5aが同心円状の上下位置となるように構成している。
また、本実施形態において、縁石ブロック1の片側端面に突設した二つの連結具5は、下半部ブロック6の端面に突設した連結具5の円環部5aと、上半部ブロック7の端面に突設した連結具5の円環部5aが、平面視同心円状となる向きになるように、それぞれ突設している。
そして、本実施形態では、図3(a)に示すように、下半部ブロック6の一端面に突設した連結具5(図3(a)中左下に配設された連結具5)の突設位置を、下半部ブロック6の他端面に突設した連結具5(図3(a)中右下に配設された連結具5)の突設位置よりも低くすると共に、上半部ブロック7の一端面に突設した連結具5(図3(a)中左上に配設された連結具5)の突設位置を、上半部ブロック7の他端面に突設した連結具5(図3(a)中右上に配設された連結具5)の突設位置よりも高くするように構成している。
このように、本実施形態では、各連結具5を縁石ブロック1の両端面に配設することによって、縁石ブロック1を隣接配置した状態で、一方の縁石ブロック1の一端面に突設した二つの連結具5と、隣接する他方の縁石ブロック1の他端面に突設した二つの連結具5とが、全て同心円状の上下位置となるように各縁石ブロック1の両端面にそれぞれ突設されるのである。
ここで、上記のように構成した各縁石ブロックを列状に複数個連結する際の連結態様について説明する。隣接配置した縁石ブロック1同士を連結する場合には、図4(a)に示すように、まず、隣接する縁石ブロック1の各端面同士を所定間隔を空けて対面させるようにして配置する。なお、図4(a)中に示す符号12は、ガード用ポール12であり、符号13は、一対のガード用ポール12間に架設されたガード板である。
このとき、一方の縁石ブロック1において、同一端面に突設された二つの連結具5の上下間隔が広い側の端面と、他方の縁石ブロック1において、同一端面に突設された二つの連結具5の上下間隔が狭い側の端面とが対面するように、二つの縁石ブロック1を列状に配置するようにしている。
さらに、対面するそれぞれの端面に突設された四つの連結具5の各円環部5aが全て同心円状となるように二つの縁石ブロック1の位置合わせを行う。
その後、全てが同心円状となるように位置合わせした四つの円環部5aの空白部に連結用ポール14を閂として挿入することによって、隣接する二つの縁石ブロック1同士を連結するのである。
この連結用ポール14には、予め連結用ポール14の抜けを防止するために、ボルト挿入孔が設けられており、このボルト挿入孔に抜け防止用ボルト14aを螺着する。
こうすることにより、何らかの要因で連結用ポール14が上側へ摺動しても、ボルトの頭部が連結具5の円環部5aに引っ掛かるので、連結用ポール14が抜けることを防止することができる。
このように、本実施形態の縁石ブロック1は、複数個の縁石ブロック1を列状に所定間隔を空けて配置すると共に、隣接する縁石ブロック1にそれぞれ突設した連結具5の円環部5aに連結用ポール14を閂として挿入するだけで、容易に列状に設置することができ、走行車両3が車道2側から歩道4側へ侵入することを防止することができる。
さらに、本実施形態の縁石ブロック1による縁石ブロック列は、連結用ポール14を回動軸として両側の縁石ブロック1をそれぞれ個別に回動自在に構成しているため、たとえば、車両3が車線をはみ出す可能性が高いカーブした車道2に沿って縁石ブロック列を折曲させて配置することも容易に行うことができる。
しかも、このように縁石ブロック列を折曲自在に構成したため、例えば、走行車両3が縁石ブロック1に衝突した場合に、衝突された縁石ブロック1が、その衝突力の作用方向へ押し動かされることとなるが、縁石ブロック列が折曲することによって、この際の衝突力を連結されている他の縁石ブロック1へ逃がすことができる。
その上、走行車両3に衝突された縁石ブロック1は、上記のように隣接する縁石ブロック1と折曲自在に連結されているため、他の縁石ブロック1が、衝突された縁石ブロック1のアンカーとして機能することとなり、これにより走行車両3が歩道を突き抜けることを抑制する機能を向上する。
また、本実施形態では、連結用ポール14の直径を各連結具5が備える円環部5aの内径よりも小さく構成している。そのため、列状に配置した縁石ブロック列を左右方向だけではなく、上下方向へも若干折曲させることができ、これにより、平坦な車道2と上り坂又は下り坂との境界部分や、途中で勾配の変わる車道2に対しても好適に対応して上下折曲した列状に配置することができる。
また、本実施形態の縁石ブロック1では、各連結具5のアンカー5bをそれぞれ縁石ブロック1の端面から底面と並行な方向へ向けて挿入固定しているが、アンカー5bの挿入方向は、これに限定するものではなく、例えば、図4(b)に示すように、アンカー5bを斜め下側から斜め上側へ向けて挿入固定してもよい。
このように各アンカー5bを挿入固定することによって、縁石ブロック列に走行車両3が衝突したことにより生じる引っ張り応力が連結具5に作用しても、連結具5を縁石ブロック1から抜け落難くすることができる。
すなわち、図4(b)に示すように、アンカー5bを斜め下側から斜め上側へ向けて挿入固定した場合、連結具5が抜け落ちる方向は斜め下側方向であるのに対して、引っ張り応力は連結具5に対して横向き(縁石ブロック1の長手方向)に加わることとなる。
このように、連結具5が抜け落ちる方向と、連結具5にかかる引っ張り応力の方向とを異ならせたことによって、連結具5が引き抜かれる方向へ加わる力を軽減することができ、その結果、連結具5を縁石ブロック1から抜け落難くすることができるのである。
また、本実施形態では、図4に示したように、隣接する縁石ブロック1の各端面に配設した四つの連結具5の円環部5a同士を同心円状の上下位置となるように縁石ブロック1を配置し、四つの連結具5の円環部5aに連結用ポール14を閂として、その下側端部が地表に達するまで挿入することにより、隣接する縁石ブロック1同士を連結するようにしているが、縁石ブロック1同士の連結方法は、これに限定するものではなく、例えば、図5に示すように、連結用ポール14を円環部5aに挿入する場合、連結用ポール14の下側端部を地表よりも深い位置まで埋め込んで、隣接する縁石ブロック1同士を連結するように構成してもよい。
この場合、図5に示すように、隣接する縁石ブロック1の対面する端面の間における地面に、予め連結用ポール14の下側端部を所定の深さまで挿入可能な連結用ポール挿入孔を掘設しておき、この連結用ポール挿入孔に、連結用ポール14を挿入可能な内径を有するカップ形状の受け具14bを埋設しておく。なお、この受け具14bとしては、地面に含まれる水分による腐食を防止すると共に、所定の強度を持たせるために、ステンレス等の耐腐食性を有する金属により構成することが望ましい。
そして、隣接する縁石ブロック1同士を連結する際には、縁石ブロック1を所定位置に配置した後、四つの連結具5の円環部5aに連結用ポール14を閂として、その下側端部が受け具14bの底面に達するまで挿入する。
このように、連結用ポール14の下側端部を地表よりも深い位置まで埋め込んで、隣接する縁石ブロック1同士を連結することにより、縁石ブロック1に走行車両3が衝突した際に、この連結用ポール14の地中に埋め込まれている部分がアンカーとして機能し、縁石ブロック列が大きくずれることを防止することができる。
なお、図5では、連結用ポール挿入孔内に受け具14bを埋設しているが、この受け具14bは、必須ではなく、地面に掘設した連結用ポール挿入孔内に連結用ポール14を直接挿入して隣接する縁石ブロック1同士を連結してもよい。
このように、連結用ポール挿入孔に連結用ポール14を直接挿入する場合には、連結用ポール挿入孔の内径を、受け具14bを埋設する場合よりも小さく形成する。
また、縁石ブロック列を配置する地面がコンクリートやアスファルト等により舗装されていない場合には、連結用ポール挿入孔を予め掘設しておく必要はなく、連結用ポール14を連結具5の円環部5aに挿入した後、連結用ポール14の上側端部をハンマー等で打って、連結用ポール14の下側端部を地中に打ち込むことにより、隣接する縁石ブロック1同士を連結してもよい。
このように、受け具14bを省略すれば、縁石ブロックの設置に要する工事費を削減することができる。
また、本実施形態では、連結具5の円環部5aを鉄筋により構成しているが、本発明はこれに限定するものではなく、例えば、図6に示す縁石ブロック1Aのように、鉄筋のリング5dの表面に比較的硬質のゴム5cを所定の厚さにコーティングした円環部により構成することもできる。
このように円環部5aを構成した連結具5Aを縁石ブロック1の両端面に突設することによって、走行車両3の衝突による引っ張り応力を、鉄筋のリング5dにコーティングしたゴム5cにより緩和することができる。
しかも、このゴム5cの弾力性を利用して、列状に配置した縁石ブロック列を左右方向だけではなく、上下方向へも若干折曲させることができ、これにより、平坦な車道2と上り坂又は下り坂との境界部分や、途中で勾配の変わる車道2に対しても好適に対応して上下折曲した列状に配置することができる。
また、本実施形態の縁石ブロック1は、その高さを少なくとも大型トラックやトレーラ等の大型車両の車軸よりも高く700mm程度にすると共に、その重量を少なくとも1tよりも重く形成することによって、走行車両が縁石ブロック1を乗り越えることを可及的に防止するようにしている。
また、本実施形態では、各説明図において、連結具5が備える円環部5aの形状をリング状としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、隣接する縁石ブロック1同士を連結する際に、連結用ポール14を閂として挿入可能な形状であれば、任意の形状とすることができる。
さらに、連結具5についても、円環部5aとアンカー5bとからなるものに限らず、複数の縁石ブロック1を列状に連結可能であって、且つ、縁石ブロック列を折曲自在に配置できる構成のものであれば、任意の形状とすることができ、たとえば、互いが係止合うフック形の連結具5としてもよい。
本実施形態に係る縁石ブロックの使用形態を示す説明図である。 本実施形態に係る縁石ブロックを示す斜視図である。 本実施形態に係る縁石ブロックの正面視、平面視、側面視による説明図である。 本実施形態の縁石ブロック同士の連結部分を示す説明図である。 本実施形態の縁石ブロック同士の連結部分を示す説明図である。 連結具の変形例を示す説明図である。
符号の説明
1、1A 縁石ブロック
2 車道
3 走行車両
4 歩道
5、5A 連結具
5a 円環部
5b アンカー
5c ゴム
5d リング
6 下半部ブロック
7 上半部ブロック
8 フック
9 継孔
10 反射板
11 溝
12 ガード用ポール
13 ガード板
14 連結用ポール
14a 抜け防止用ボルト
14b 受け具

Claims (2)

  1. 列状に配置する移動可能に構成した各縁石ブロックの隣接する左右端面に、それぞれ隣接する縁石ブロックと連結するための連結具を突設すると共に、各連結具は、隣接した各縁石ブロックを折曲自在に配置連結可能に構成し
    縁石ブロックは、下半部ブロックを断面略山型に形成し、同略山型の上端頂部に断面長方形の上半部ブロックを形成して構成し、前記連結具を前記下半部ブロック及び前記上半部ブロックの端面より突設し、
    隣接する各縁石ブロックの各端面に突設したそれぞれの連結具は、中央を空白とした略環形状に形成した円環部とアンカーとよりなり、縁石ブロックの端面から前記アンカーを斜め下側から斜め上側へ向けて挿入固定し、縁石ブロックを隣接配置した状態で前記円環部が同心円状の上下位置となるように突設したことを特徴とする縁石ブロック。
  2. 前記円環部は、鉄筋のリングの表面に比較的硬質のゴムを所定の厚さにコーティングしたものであることを特徴とする請求項1に記載の縁石ブロック。
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