JP4563357B2 - 携帯電子機器 - Google Patents
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Description
よって、特許文献1に開示された、貼り付けメモをユーザ自身が設定して表示させる通信装置では、端末装置の購入直後のようにユーザにとって使い始めたばかりの初期状態では、ユーザには各種機能が備わっていることが端末装置からは何もアナウンスされないために、端末装置に各種機能が備えられていることがユーザに認知されにくく、使い勝手が悪い、という不利益があった。
図1は、携帯端末100の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、携帯端末100は、表示部2、操作部3、電源部4、制御部5が筐体1に内包されている構造となっている。
また、図1に示すように、制御部5は、表示制御部51と、機能設定制御部52と、電力供給制御部53とを有する。
筐体1は、例えば図2に示すように第1筐体11と第2筐体12とからなり、図2(a)に示すように、第1筐体11と第2筐体12とが開いた状態(第1状態)と、図2(b)に示すように第1筐体11と第2筐体12とが閉じた状態(第2状態)とを遷移可能であるように、第1筐体11と第2筐体12とは、例えばヒンジ部13等によって開閉可能に接続されている。
操作部3は、主操作部(第1操作部)31と副操作部(第2操作部)32とからなる。
主操作部31は、図2(a)に示すように、第1筐体11の一方側の面(正面)11aに配置されている。図2(b)に示すように、主操作部31が配置された面11aは、上述した第2状態(閉じた状態)になったときに隠れて見えなくなる面であり、第2状態では主操作部31は第2筐体12によって被覆される。
主操作部31は、例えば、文字入力キーも兼ねたテンキー、上下左右の操作を行う十字キー、決定キー、各種機能キー等からなる。
また、制御部5は、表示制御部51と、機能設定制御部52と、電力供給制御部53とを有する。
表示制御部51は、画像や各種情報を表示する表示部2での表示を制御する。
表示制御部51は、表示部2に表示される画面が待ち受け画面(標準画面)であるときに、従来技術と同様に、待ち受け画面上に貼り付けメモを、所定の大きさのウインドウ(データ表示領域)で複数個表示可能としている。
表示部2に貼り付けメモとしてショートカットアイコンが表示されているときに、ユーザが操作部3の操作によって表示されているショートカットアイコンの1つを選択すると、この選択されたショートカットアイコンが所定の機能を起動させるための起動ショートカットアイコンである場合には、当該起動ショートカットアイコンに関連付けられている所定の機能が制御部5によって起動され、選択されたショートカットアイコンが所定の機能の設定動作を行うための設定ショートカットアイコンである場合には、後述する機能設定制御部51によって、当該設定ショートカットアイコンに関連付けられている所定の機能が予め決定されている動作状態に設定されたり、所定の機能の動作状態を設定するための設定画面が表示部2に表示されたりする。
これらショートカットアイコンについては、後に詳しく説明する。
電力供給制御部53は、電源部4を制御して、二次電池から表示部2等の携帯端末100内の各電子機器への電力供給を制御する。
図3は、表示制御部51が表示部2に表示させたショートカットアイコンの一例を示す図である。
図3(a)に示すように、ショートカットアイコン21が待ち受け画面上に表示されている。ショートカットアイコン21の数は、図3(a)においては4個であるが、これは一例であり、本発明においては初期状態において表示されるショートカットアイコン21の数は何個でも良い。ただし、この数は待ち受け画面に表示可能なショートカットアイコンの最大数より少なくする必要がある。
例えば、起動ショートカットアイコンには、アラーム機能、カレンダ機能、スケジュール機能、タスクリスト機能、メモ機能、マナーモード機能、等の複数の機能のうちの任意の機能の起動が割り当てられており、ユーザが起動ショートカットアイコンを選択することによって、制御部5が、上述したような各種機能のうちの関連付けられた所定の機能を起動することができる。
省電力設定の場合には、省電力モードに移行されて、通常状態に対して各電子機器(電子部品)への電力供給量や各電子機器(電子部品)の消費電力量が抑制される状態である省電力状態に設定される。この省電力モードでは、無操作時の表示部2の表示時間や表示部2のバックライトの点灯時間や主操作部31のバックライトの点灯時間が短縮されたり、各バックライトの光量が低減されたり、制御部5内での制御処理の実施回数が抑制されるなどして、各電子機器(電子部品)での電力消費が抑えられたり、各電子機器への電力供給量が抑えられたりする。
副操作部動作設定の場合には、サイドキー32a又はワンタッチキー32bの操作による動作内容が予め決定されている動作内容に設定される。例えば、副操作部32の操作による動作が、第2筐体12の背面12bのワンタッチキー32bの隣に配置されているサブディスプレイ2aの表示や、着信の応答保留などの動作に設定される。
アラーム設定の場合には、アラーム時刻やアラーム状態が予め設定されているアラーム(例えば、アラーム時刻:月〜金の午前7時00分、音量:5、アラーム音:パターン1のアラーム)をオン状態に設定する。
マナーモード設定の場合には、マナーモードがオン状態となって、予め決定されたマナー設定状態(例えば、着信音量:サイレント、バイブレータ:オン、簡易留守録:オンのマナー設定状態)となる。
省電力設定の場合には、携帯端末100の省電力機能を設定するための設定画面が表示される。この省電力機能の設定画面が表示されると、ユーザは当該機能における各項目(例えば、表示部2をブラックアウトさせるための無操作時間や、主操作部31のバックライトの表示時間や、サブディスプレイ2aの表示時間等)を任意に設定して、任意の省電力状態に設定することができる。なお、設定画面では、上述した省電力モードをオン状態とするかオフ状態とするかを選択させるように構成してもよい。
副操作部割り当て設定の場合には、例えば副操作部32のワンタッチキー32bの操作に対する動作内容を設定するための設定画面が表示される。このワンタッチキー32bの操作設定画面が表示されると、ユーザは各種状態でのワンタッチキー32bの押下操作時の動作内容を任意に設定することができる。例えば、待ち受け状態での着信時における押下操作による動作内容を設定(例えば、着信応答、着信保留、簡易留守録、マナーモード移行、などの複数の動作内容から任意の動作内容を選択)したり、待ち受け状態での長押し押下操作による動作内容を設定(例えば、音楽再生機能の起動、ラジオ機能の起動、テレビ機能の起動、カメラ機能の起動、マナーモード機能の設定/解除等の複数の動作内容から任意の動作内容を選択)したりすることができる。サイドキー32aの操作時の動作内容も同様に任意に設定することができるようにしてもよい。このように、表示される設定画面に副操作部32に割り当て可能な機能(動作内容)をリストアップして表示し、ユーザに選択・決定させた後には、副操作部32に選択・決定された機能(動作内容)が割り当てられることとなり、副操作部32に割り当てる機能をユーザが任意に設定することができ、利便性が向上される。
マナーモード設定の場合には、マナーモード機能でのマナーモード状態における各種動作内容の設定画面が表示される。すなわち、電話着信時、eメール着信時、キー操作時等の音の出力状態や音量を設定したり、着信時のバイブレータの動作状態や簡易留守録の動作状態を設定したりすることができる。
なお、上述した、ショートカットアイコン21に割り当て可能な機能は本発明では限定しない。携帯端末100の実行可能な機能であれば、割り当てることができる。
図3(a)に示した初期状態での待ち受け画面において、例えばユーザが主操作部31の上下キーを押下することにより、図3(b)に示すように、ショートカットアイコン21のいずれか1つにカーソルが当たった状態になる。なお、ここでは「カーソルが当たった」と表現したが、実際には、ショートカットアイコン21のうち1つが選択されていることが見て理解できるように表示すればよい。例えば、反転表示する、色を変えて表示する、等でもよい。以下では、ショートカットアイコン21の内の1つが選択されていることを見て理解できるように表示されたことを、「カーソルが当たる」と表現することにする。
なお、ユーザにより決定されたショートカットアイコンが「省電力機能設定」以外の場合には、それぞれのアイコンに対応した機能の動作内容を設定するための設定画面を表示制御部51が表示部2に表示する。例えば、「ワンタッチキー割り当て設定」の場合は、副操作部32のワンタッチキー32bに対して割り当てる機能をリストアップし、ユーザに選択・決定させる画面を表示すればよいし、「アラーム設定」の場合は、ユーザがアラームのなる時刻、曜日等を設定できるアラーム設定画面を表示制御部51が表示部2に表示すればよい。
また、メモ機能のように、設定終了後に待ち受け画面上に表示されるものがある場合には、表示制御部51は、設定終了後には図3(d)に示すような待ち受け画面を表示部2に表示させる。すなわち、表示欄22を新たに表示させる。
なお、図3(d)では表示欄22は枠を有しており、メモの内容がこの枠内に表示されるようになっている。この枠は通常時は不透明であり、背景の待ち受け画像の表示を妨げるはが、この枠を半透明或いは透明に設定することも可能である。メモ機能だけでなく、スケジュール機能、タスクリスト機能等でも表示枠22内にユーザが設定した内容が表示される。
また、メモの内容が長く、当該枠内にメモの内容を表示しきることができない場合には、例えばユーザが操作部3を介して当該表示枠22にカーソルを当てた際に、メモの内容をスクロール表示するようにしてもよい。
さらに、機能の設定に関する設定ショートカットアイコンに対しては、ユーザによってショートカットアイコンの非表示が選択された後でも、ユーザが設定を完了するまでは非表示にしないこともできる。すなわち、例えばユーザが「ワンタッチキー割り当て設定」を実施せずに「ワンタッチキー割り当て設定」に関する設定ショートカットアイコンを非表示に設定した(表示の解除操作が行われた)場合にも、「ワンタッチキー割り当て設定」のショートカットアイコンが待ち受け画面上に依然として表示され、ユーザにサイドキー割り当て設定を強いることによって、結果的に携帯端末100の使い勝手がよくなる、といった効果が生じることも考えられる。特に、「ワンタッチキー割り当て設定」の設定ショートカットアイコンを表示させることにより、ワンタッチキーに割り当てられる機能を任意に設定できることや、ワンタッチキーに割り当てられる機能を設定しなければならないことをユーザに認識させることができる。
なお、メモ機能やスケジュール機能等、テキスト表示用の表示枠22が表示されるような機能の場合には、表示枠22が表示されている際には当該機能のショートカットアイコンを表示しないようにしてもよいが、1つの表示枠内にメモやスケジュール等を表示させた後、ユーザがさらにメモやスケジュール等を登録したくなることも考えられるので、これら登録後に表示枠22が表示される機能の場合には、登録後にもショートカットアイコンを表示させることが望ましい。
図4は、ショートカットアイコン表示時の携帯端末100の処理について説明するためのフローチャートである。
ステップST1:
制御部5は、携帯端末100が初期状態であるか否かを判別する。初期状態とは、上述した通り、工場出荷時や販売時の設定、あるいはユーザによって全設定をリセットされた状態を指す。なお、初期状態であるかそうでないかの判別方法は、本発明では限定しない。初期設定であった場合はステップST2に進み、そうでない場合はステップST4に進む。
プリセットされた設定に従って、表示制御部51は表示部2にショートカットアイコンを表示させる。プリセットされた設定とは、初期状態において待ち受け画面に表示されるショートカットアイコン、その数等の設定である。
ステップST3:
操作部3を介してユーザがショートカットアイコンのいずれか1つを選択した場合にはステップST4に進み、そうでない場合はステップST2に戻る。
制御部5は、操作部3を介して、ステップST3において選択されたショートカットアイコンに対応した機能の設定動作を実施する。特に、機能設定制御部52は、選択された設定ショートカットアイコンに対応した機能を所定の動作状態に設定(移行)させたり、表示制御部51に選択された設定ショートカットアイコンに対応した機能の設定画面を表示させる処理を実行したりする。
ステップST5:
ステップST4において、ショートカットアイコンに対応した機能の設定動作がオン状態に設定された場合はステップST6に進み、オン設定がなされずに設定動作がオフ状態に設定された場合には、ステップST7に進む。
表示制御部51は、ステップST5においてオン状態に設定された機能のショートカットアイコンを除いて、他のショートカットアイコンを含む待ち受け画面を表示部2に表示させる。
ただし、上述したように、設定された機能が表示枠22に設定(登録)した内容を表示するメモ機能・スケジュール機能・タスクリスト機能の場合には、そのショートカットアイコンを表示したままの待ち受け画面を表示させてもよい。
ステップST7:
表示制御部51は、ステップST5においてオフ状態に設定された機能のショートカットアイコンを含む待ち受け画面を表示部2に表示させる。
すなわち、本発明の実施に際しては、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
また、設定ショートカットアイコンだけでなく起動ショートカットアイコンを表示させるようにしてもよい。
さらに、携帯端末100の一例である携帯電話機は、折り畳み式携帯電話に限定されることなく、スライド式携帯電話機やストレート式携帯電話機などの他の携帯電話に適用することも可能である。
また、本発明における携帯電子機器は、上述した携帯電話機に限定されることなく、他の携帯電子機器であってもよい。
Claims (6)
- 筐体と、
前記筐体に配置された表示部と、
前記筐体に配置された操作部と、
所定の機能に関する設定動作のためのショートカットアイコンを前記表示部に初期状態で表示させる表示制御部と、
前記操作部による操作によって前記表示部に表示された前記ショートカットアイコンが選択されると、前記所定の機能に関する設定動作を行う機能設定制御部と、
を備え、
前記表示制御部は、前記操作部によって前記ショートカットアイコンの表示を解除する操作が行われると当該表示を解除し、前記機能設定制御部によって前記ショートカットアイコンに関する設定動作が行われていない状態で前記表示解除の操作が行われた場合には前記表示解除を規制する
ことを特徴とする携帯電子機器。 - 筐体と、
前記筐体に配置された表示部と、
前記筐体に配置された操作部と、
所定の機能に関する設定動作のためのショートカットアイコンを前記表示部に初期状態で表示させる表示制御部と、
前記操作部による操作によって前記表示部に表示された前記ショートカットアイコンが選択されると、前記所定の機能に関する設定動作を行う機能設定制御部と、
を備え、
前記表示制御部は、前記ショートカットアイコンに関する設定動作が実施されたことが検出されると、前記ショートカットアイコンの前記表示部への表示を抑制する
ことを特徴とする携帯電子機器。 - 前記筐体に収納される二次電池と、
前記筐体内に配置されて前記表示部を含む電子部品への前記二次電池からの電力の供給を制御する電力供給制御手段と、
を備え、
前記表示制御部は、前記二次電池から前記電子部品への電力供給または前記電子部品の消費電力に関する設定動作のためのショートカットキーを前記表示部に初期状態で表示させる
ことを特徴とする請求項1または2に記載の携帯電子機器。 - 前記操作部は、第1操作部と第2操作部とを有して構成され、
前記筐体は、前記第1操作部が配置される第1筐体と前記表示部が配置される第2筐体とを備え、前記第1筐体と前記第2筐体とは前記第1操作部が前記第2筐体によって被覆されない第1状態と被覆される第2状態との間で移動可能に構成され、
前記第2操作部は、前記筐体が前記第2状態にあるときに前記筐体の露出した位置に配置されて操作可能とされるとともに、複数の動作のうちの任意の動作を選択可能に構成され、
前記表示制御部は、前記第2操作部の前記複数の動作の中から選択可能な任意の動作の設定動作のためのショートカットアイコンを前記表示部に初期状態で表示させる
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯電子機器。 - 前記表示制御部は、前記操作部によって前記表示部に表示されている前記ショートカットアイコンが選択操作されると、前記表示部に選択されたショートカットアイコンに関するテキストを表示する
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の携帯電子機器。 - 前記表示制御部は、前記ショートカットアイコンに関する設定動作の実施によって前記所定の機能がオン状態に設定されると、前記ショートカットアイコンの前記表示部への表示を抑制し、前記所定の機能がオフ状態に設定されると、前記ショートカットアイコンを前記表示部に再表示する
ことを特徴とする請求項2に記載の携帯電子機器。
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