JP4563357B2 - 携帯電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、表示機能を有する携帯電子機器に関する。
携帯電話等の端末装置において、標準画面(待ち受け画面)に位置調整およびサイズ調整可能な複数のメモを貼り付けることができるものがある。特に、特許文献1には、表示部に貼り付けメモと呼ばれる所定の大きさのウィンドウ(データ表示領域)を複数個表示させることができる端末装置が開示されている。
特開2005−51316号公報
特許文献1に開示された技術では、標準画面において、貼り付けメモを表示する際にウインドウサイズを選択することが可能であった。すなわち、貼り付けメモの内容に関連するアイコンのみを表示させる態様と、貼り付けメモの内容(の一部)がテキストとして表示される態様とである。アイコンのみが表示されている場合、アイコンを選択することにより、そのアイコンに対応付けられたテキストが表示されるようになっている。
しかし、特許文献1に開示された端末装置は、端末のユーザが任意に選択した機能に関するアイコンを貼り付けメモとして標準画面にユーザ自身によって表示させる構成であった。
よって、特許文献1に開示された、貼り付けメモをユーザ自身が設定して表示させる通信装置では、端末装置の購入直後のようにユーザにとって使い始めたばかりの初期状態では、ユーザには各種機能が備わっていることが端末装置からは何もアナウンスされないために、端末装置に各種機能が備えられていることがユーザに認知されにくく、使い勝手が悪い、という不利益があった。
本発明は、上述した不利益を解消するために、ユーザに所定の機能の存在が認知されやすく、使い勝手が良い携帯電子機器を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、第1の発明の携帯電子機器は、筐体と、前記筐体に配置された表示部と、前記筐体に配置された操作部と、所定の機能に関する設定動作のためのショートカットアイコンを前記表示部に初期状態で表示させる表示制御部と、前記操作部による操作によって前記表示部に表示された前記ショートカットアイコンが選択されると、前記所定の機能に関する設定動作を行う機能設定制御部と、を備え、前記表示制御部は、前記操作部によって前記ショートカットアイコンの表示を解除する操作が行われると当該表示を解除し、前記機能設定制御部によって前記ショートカットアイコンに関する設定動作が行われていない状態で前記表示解除の操作が行われた場合には前記表示解除を規制する
第2の発明の携帯電子機器は、筐体と、前記筐体に配置された表示部と、前記筐体に配置された操作部と、所定の機能に関する設定動作のためのショートカットアイコンを前記表示部に初期状態で表示させる表示制御部と、前記操作部による操作によって前記表示部に表示された前記ショートカットアイコンが選択されると、前記所定の機能に関する設定動作を行う機能設定制御部と、を備え、前記表示制御部は、前記ショートカットアイコンに関する設定動作が実施されたことが検出されると、前記ショートカットアイコンの前記表示部への表示を抑制する
本発明によれば、ユーザに所定の機能の存在が認知されやすく、使い勝手が良い携帯電子機器を提供することができる。
以下、本実施形態の携帯端末100について説明する。なお、本実施形態では、携帯端末の一例として携帯電話機を用いて説明する。
図1は、携帯端末100の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、携帯端末100は、表示部2、操作部3、電源部4、制御部5が筐体1に内包されている構造となっている。
また、図1に示すように、制御部5は、表示制御部51と、機能設定制御部52と、電力供給制御部53とを有する。
図2は、携帯端末100の外観を示す図である。
筐体1は、例えば図2に示すように第1筐体11と第2筐体12とからなり、図2(a)に示すように、第1筐体11と第2筐体12とが開いた状態(第1状態)と、図2(b)に示すように第1筐体11と第2筐体12とが閉じた状態(第2状態)とを遷移可能であるように、第1筐体11と第2筐体12とは、例えばヒンジ部13等によって開閉可能に接続されている。
表示部2は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)等の表示デバイスであり、図2(a)に示すように、第2筐体12の一方側の面(正面)12aに配置されている。図2(b)に示すように、表示部2が配置された面12aは、上述した第2状態(閉じた状態)になったときに隠れて見えなくなる面であり、第2状態では表示部2は第1筐体11によって被覆される。
操作部3は、主操作部(第1操作部)31と副操作部(第2操作部)32とからなる。
主操作部31は、図2(a)に示すように、第1筐体11の一方側の面(正面)11aに配置されている。図2(b)に示すように、主操作部31が配置された面11aは、上述した第2状態(閉じた状態)になったときに隠れて見えなくなる面であり、第2状態では主操作部31は第2筐体12によって被覆される。
主操作部31は、例えば、文字入力キーも兼ねたテンキー、上下左右の操作を行う十字キー、決定キー、各種機能キー等からなる。
副操作部32は、図2(a)及び(b)に示されるように、第1筐体11の側面部に配置されているサイドキー32aと第2筐体12の表示部2が配置された面12aとは反対側の面(背面)12bに配置されているワンタッチキー32bとを有して構成される。すなわち、副操作部32は、筐体1が第2状態になったときにでも露出される位置に配置されて操作可能に構成されている。なお、副操作部32の位置については、筐体1が第2状態になったときにでも操作可能に露出される位置に配置されていればどこでもよく、本発明では限定しない。例えば、第2筐体12の側面部、第1筐体の背面11bやヒンジ部13等に配置されていてもよい。
電源部4は、例えば第1筐体11内に内蔵(収納)された二次電池(リチウムイオン電池等)4aを有し、後述する電力供給制御部53の制御に従って携帯端末100内の各電子機器(電子部品)に電力を供給する。
制御部5は、携帯端末100全体の動作を統括的に制御する。
また、制御部5は、表示制御部51と、機能設定制御部52と、電力供給制御部53とを有する。
表示制御部51は、画像や各種情報を表示する表示部2での表示を制御する。
表示制御部51は、表示部2に表示される画面が待ち受け画面(標準画面)であるときに、従来技術と同様に、待ち受け画面上に貼り付けメモを、所定の大きさのウインドウ(データ表示領域)で複数個表示可能としている。
そして、表示制御部51は、制御部5によって動作制御される複数の機能(例えば、マナー機能、メール機能、アドレス帳機能、アラーム機能、スケジュール機能、電卓機能、音楽再生機能等)のいずれかの所定の機能を起動するためのショートカットアイコンや当該複数の機能のうちのいずれかの所定の機能の設定動作を行うためのショートカットアイコンを貼り付けメモとして表示したり、任意のテキストメモを貼り付けメモとして表示したりする。
表示部2に貼り付けメモとしてショートカットアイコンが表示されているときに、ユーザが操作部3の操作によって表示されているショートカットアイコンの1つを選択すると、この選択されたショートカットアイコンが所定の機能を起動させるための起動ショートカットアイコンである場合には、当該起動ショートカットアイコンに関連付けられている所定の機能が制御部5によって起動され、選択されたショートカットアイコンが所定の機能の設定動作を行うための設定ショートカットアイコンである場合には、後述する機能設定制御部51によって、当該設定ショートカットアイコンに関連付けられている所定の機能が予め決定されている動作状態に設定されたり、所定の機能の動作状態を設定するための設定画面が表示部2に表示されたりする。
これらショートカットアイコンについては、後に詳しく説明する。
機能設定制御部52は、上述したように、表示部2に表示された設定ショートカットアイコンが操作部3を介してユーザに選択されると、選択された設定ショートカットアイコンに対応した所定の機能を所定の動作状態に設定したり、対応する所定の機能の動作状態を設定するための設定画面を表示部2に表示させるように表示制御部51に指示したりする。
電力供給制御部53は、電源部4を制御して、二次電池から表示部2等の携帯端末100内の各電子機器への電力供給を制御する。
次に、表示制御部51が表示部2に表示させるショートカットアイコンについて説明する。
図3は、表示制御部51が表示部2に表示させたショートカットアイコンの一例を示す図である。
図3(a)は、携帯端末100の初期状態における待ち受け画面を示している。初期状態とは、工場から出荷された直後や携帯端末100がユーザに販売される直前の状態であり、あるいは、ユーザの操作によって携帯端末100の各種設定がリセットされた状態である。
図3(a)に示すように、ショートカットアイコン21が待ち受け画面上に表示されている。ショートカットアイコン21の数は、図3(a)においては4個であるが、これは一例であり、本発明においては初期状態において表示されるショートカットアイコン21の数は何個でも良い。ただし、この数は待ち受け画面に表示可能なショートカットアイコンの最大数より少なくする必要がある。
ショートカットアイコン21には、種々の機能を割り当てることができる。
例えば、起動ショートカットアイコンには、アラーム機能、カレンダ機能、スケジュール機能、タスクリスト機能、メモ機能、マナーモード機能、等の複数の機能のうちの任意の機能の起動が割り当てられており、ユーザが起動ショートカットアイコンを選択することによって、制御部5が、上述したような各種機能のうちの関連付けられた所定の機能を起動することができる。
また、設定ショートカットアイコンには、省電力設定、副操作部動作設定、アラーム設定、マナーモード設定、等の各種機能に関する動作状態の設定が割り当てられており、ユーザが設定ショートカットアイコンを選択することにより、機能設定制御部52が関連付けられた所定の機能の動作状態の設定を行う。この設定ショートカットアイコンの選択による所定の機能の動作状態の設定は、所定の機能の動作状態を予め決定された動作状態に設定したり、所定の機能の動作状態を設定するための設定画面を表示部2に表示させて設定操作をユーザに促して認識させたりするものである。この設定ショートカットアイコンの選択による所定の機能の動作状態の設定を両者のいずれかとするかは、設定ショートカットアイコンの表示設定を行う際にユーザによって任意に選択されることができるとともに、初期状態で表示される設定ショートカットアイコンは所定の機能の動作状態を設定するための設定画面を表示させる機能とされる。
まず、設定ショートカットアイコンが所定の機能を予め決定された動作状態に設定する(移行させる)機能である場合について説明する。
省電力設定の場合には、省電力モードに移行されて、通常状態に対して各電子機器(電子部品)への電力供給量や各電子機器(電子部品)の消費電力量が抑制される状態である省電力状態に設定される。この省電力モードでは、無操作時の表示部2の表示時間や表示部2のバックライトの点灯時間や主操作部31のバックライトの点灯時間が短縮されたり、各バックライトの光量が低減されたり、制御部5内での制御処理の実施回数が抑制されるなどして、各電子機器(電子部品)での電力消費が抑えられたり、各電子機器への電力供給量が抑えられたりする。
副操作部動作設定の場合には、サイドキー32a又はワンタッチキー32bの操作による動作内容が予め決定されている動作内容に設定される。例えば、副操作部32の操作による動作が、第2筐体12の背面12bのワンタッチキー32bの隣に配置されているサブディスプレイ2aの表示や、着信の応答保留などの動作に設定される。
アラーム設定の場合には、アラーム時刻やアラーム状態が予め設定されているアラーム(例えば、アラーム時刻:月〜金の午前7時00分、音量:5、アラーム音:パターン1のアラーム)をオン状態に設定する。
マナーモード設定の場合には、マナーモードがオン状態となって、予め決定されたマナー設定状態(例えば、着信音量:サイレント、バイブレータ:オン、簡易留守録:オンのマナー設定状態)となる。
次に、設定ショートカットアイコンが、所定の機能の動作状態を設定するための設定画面を表示部2に表示させる機能である場合について説明する。
省電力設定の場合には、携帯端末100の省電力機能を設定するための設定画面が表示される。この省電力機能の設定画面が表示されると、ユーザは当該機能における各項目(例えば、表示部2をブラックアウトさせるための無操作時間や、主操作部31のバックライトの表示時間や、サブディスプレイ2aの表示時間等)を任意に設定して、任意の省電力状態に設定することができる。なお、設定画面では、上述した省電力モードをオン状態とするかオフ状態とするかを選択させるように構成してもよい。
副操作部割り当て設定の場合には、例えば副操作部32のワンタッチキー32bの操作に対する動作内容を設定するための設定画面が表示される。このワンタッチキー32bの操作設定画面が表示されると、ユーザは各種状態でのワンタッチキー32bの押下操作時の動作内容を任意に設定することができる。例えば、待ち受け状態での着信時における押下操作による動作内容を設定(例えば、着信応答、着信保留、簡易留守録、マナーモード移行、などの複数の動作内容から任意の動作内容を選択)したり、待ち受け状態での長押し押下操作による動作内容を設定(例えば、音楽再生機能の起動、ラジオ機能の起動、テレビ機能の起動、カメラ機能の起動、マナーモード機能の設定/解除等の複数の動作内容から任意の動作内容を選択)したりすることができる。サイドキー32aの操作時の動作内容も同様に任意に設定することができるようにしてもよい。このように、表示される設定画面に副操作部32に割り当て可能な機能(動作内容)をリストアップして表示し、ユーザに選択・決定させた後には、副操作部32に選択・決定された機能(動作内容)が割り当てられることとなり、副操作部32に割り当てる機能をユーザが任意に設定することができ、利便性が向上される。
アラーム設定の場合には、アラーム機能のアラーム動作を設定するための設定画面が表示される。すなわち、アラームを鳴らす時間、アラームを鳴らす日(日付指定、曜日指定等)、鳴動時間、鳴動回数等をユーザが任意に設定することができる。ユーザが設定したアラーム設定を基に、携帯端末100のアラーム機能が起動・実行される。
マナーモード設定の場合には、マナーモード機能でのマナーモード状態における各種動作内容の設定画面が表示される。すなわち、電話着信時、eメール着信時、キー操作時等の音の出力状態や音量を設定したり、着信時のバイブレータの動作状態や簡易留守録の動作状態を設定したりすることができる。
なお、上述した、ショートカットアイコン21に割り当て可能な機能は本発明では限定しない。携帯端末100の実行可能な機能であれば、割り当てることができる。
そして本実施形態では、初期状態において「メモ設定」、「省電力設定」、「アラーム設定」、「ワンタッチキー割り当て設定」の4つの設定ショートカットアイコンが待ち受け画面に表示されるように構成されている。
図3(a)に示した初期状態での待ち受け画面において、例えばユーザが主操作部31の上下キーを押下することにより、図3(b)に示すように、ショートカットアイコン21のいずれか1つにカーソルが当たった状態になる。なお、ここでは「カーソルが当たった」と表現したが、実際には、ショートカットアイコン21のうち1つが選択されていることが見て理解できるように表示すればよい。例えば、反転表示する、色を変えて表示する、等でもよい。以下では、ショートカットアイコン21の内の1つが選択されていることを見て理解できるように表示されたことを、「カーソルが当たる」と表現することにする。
表示制御部51は、図3(b)に示すように、カーソルが当たったショートカットアイコン21の右側の表示領域に、当該ショートカットアイコンに対応するテキストを表示する。具体的には、選択されているショートカットアイコンに対応付けられている機能の名称等を表示する。すなわち、例えば図3(b)に示すように、省電力機能のショートカットアイコンにカーソルが当たっている場合には、「省電力機能設定」というテキストをショートカットアイコンの右側の表示領域に表示する。これによって、どのアイコンにどのような機能が割り当てられているかがユーザにとって分かりにくい、という事態を回避することができる。なお、省電力機能以外のショートカットアイコンにカーソルが当たっている場合には、カーソルが当たったアイコンに対応したテキストが表示される。例えば、副操作部割り当て機能の場合は、「ワンタッチキー割り当て設定」、アラーム機能の場合は、「アラーム設定」等の表示がなされる。
次に、ユーザによって操作部3が操作され図3(b)においてカーソルが当てられているショートカットアイコン(「省電力機能設定」)の選択が決定された場合には、機能設定制御部52が、省電力機能の設定画面を表示制御部51に表示させる。省電力機能の設定画面においてユーザは、省電力機能での動作内容を設定する。電力供給制御部54は、設定された省電力機能の動作内容に応じて、携帯端末100の各電子機器に供給する電力量や各電子機器で消費される電力量を制御する。省電力機能の設定画面についてはどのような形態の画面であってもよく、説明を省略する。
なお、ユーザにより決定されたショートカットアイコンが「省電力機能設定」以外の場合には、それぞれのアイコンに対応した機能の動作内容を設定するための設定画面を表示制御部51が表示部2に表示する。例えば、「ワンタッチキー割り当て設定」の場合は、副操作部32のワンタッチキー32bに対して割り当てる機能をリストアップし、ユーザに選択・決定させる画面を表示すればよいし、「アラーム設定」の場合は、ユーザがアラームのなる時刻、曜日等を設定できるアラーム設定画面を表示制御部51が表示部2に表示すればよい。
次に、ユーザが操作部3を介して省電力機能の設定動作を行い、省電力機能の設定が完了した場合には、表示制御部51は図3(c)に示すように、待ち受け画面を表示部2に表示させる。図3(c)に示すように、省電力機能の設定がなされた後の待ち受け画面においては、省電力機能の設定に関するショートカットアイコンが表示されない。なお、図3(c)においては、図3(a)においては省電力機能のアイコンが表示されていた位置が空欄になっているが、本発明はこれには限定されず、例えば省電力機能のアイコンがあった位置を詰めて表示するようにしても良い。
また、メモ機能のように、設定終了後に待ち受け画面上に表示されるものがある場合には、表示制御部51は、設定終了後には図3(d)に示すような待ち受け画面を表示部2に表示させる。すなわち、表示欄22を新たに表示させる。
なお、図3(d)では表示欄22は枠を有しており、メモの内容がこの枠内に表示されるようになっている。この枠は通常時は不透明であり、背景の待ち受け画像の表示を妨げるはが、この枠を半透明或いは透明に設定することも可能である。メモ機能だけでなく、スケジュール機能、タスクリスト機能等でも表示枠22内にユーザが設定した内容が表示される。
また、メモの内容が長く、当該枠内にメモの内容を表示しきることができない場合には、例えばユーザが操作部3を介して当該表示枠22にカーソルを当てた際に、メモの内容をスクロール表示するようにしてもよい。
なお、ユーザによって予めショートカットアイコン表示・非表示についての設定を行うことができるようにしてもよい。すなわち、初期設定状態の携帯端末100に対し、待ち受け画面上に表示させるショートカットアイコン21を自由に選択可能にしておくことができる。この場合には、例えばユーザにとって省電力機能が不要であり使用するつもりがない場合に、当該ユーザにとって不要な省電力機能のショートカットアイコン21が待ち受け画面上にいつまでも表示されている、といった事態を避けることができる。
さらに、機能の設定に関する設定ショートカットアイコンに対しては、ユーザによってショートカットアイコンの非表示が選択された後でも、ユーザが設定を完了するまでは非表示にしないこともできる。すなわち、例えばユーザが「ワンタッチキー割り当て設定」を実施せずに「ワンタッチキー割り当て設定」に関する設定ショートカットアイコンを非表示に設定した(表示の解除操作が行われた)場合にも、「ワンタッチキー割り当て設定」のショートカットアイコンが待ち受け画面上に依然として表示され、ユーザにサイドキー割り当て設定を強いることによって、結果的に携帯端末100の使い勝手がよくなる、といった効果が生じることも考えられる。特に、「ワンタッチキー割り当て設定」の設定ショートカットアイコンを表示させることにより、ワンタッチキーに割り当てられる機能を任意に設定できることや、ワンタッチキーに割り当てられる機能を設定しなければならないことをユーザに認識させることができる。
また、ショートカットアイコン21の表示・非表示についての設定をしなくとも、ショートカットアイコン21に関する機能がオン状態に設定されている場合には当該機能のショートカットアイコン21を待ち受け画面に表示しないようにし、当該機能がオフ状態になったらショートカットアイコンを表示するようにしてもよい。すなわち、例えば、省電力機能がオン(省電力モード)になっている場合には待ち受け画面上から省電力設定のショートカットアイコンを消し、省電力機能がオフ(通常モード)になり通常状態に戻った際には省電力設定のショートカットアイコンを待ち受け画面上に表示すればよい。
なお、メモ機能やスケジュール機能等、テキスト表示用の表示枠22が表示されるような機能の場合には、表示枠22が表示されている際には当該機能のショートカットアイコンを表示しないようにしてもよいが、1つの表示枠内にメモやスケジュール等を表示させた後、ユーザがさらにメモやスケジュール等を登録したくなることも考えられるので、これら登録後に表示枠22が表示される機能の場合には、登録後にもショートカットアイコンを表示させることが望ましい。
次に、携帯端末100のショートカットアイコン表示時の処理について、図4に示すフローチャートに関連付けて説明する。
図4は、ショートカットアイコン表示時の携帯端末100の処理について説明するためのフローチャートである。
ステップST1:
制御部5は、携帯端末100が初期状態であるか否かを判別する。初期状態とは、上述した通り、工場出荷時や販売時の設定、あるいはユーザによって全設定をリセットされた状態を指す。なお、初期状態であるかそうでないかの判別方法は、本発明では限定しない。初期設定であった場合はステップST2に進み、そうでない場合はステップST4に進む。
ステップST2:
プリセットされた設定に従って、表示制御部51は表示部2にショートカットアイコンを表示させる。プリセットされた設定とは、初期状態において待ち受け画面に表示されるショートカットアイコン、その数等の設定である。
ステップST3:
操作部3を介してユーザがショートカットアイコンのいずれか1つを選択した場合にはステップST4に進み、そうでない場合はステップST2に戻る。
ステップST4:
制御部5は、操作部3を介して、ステップST3において選択されたショートカットアイコンに対応した機能の設定動作を実施する。特に、機能設定制御部52は、選択された設定ショートカットアイコンに対応した機能を所定の動作状態に設定(移行)させたり、表示制御部51に選択された設定ショートカットアイコンに対応した機能の設定画面を表示させる処理を実行したりする。
ステップST5:
ステップST4において、ショートカットアイコンに対応した機能の設定動作がオン状態に設定された場合はステップST6に進み、オン設定がなされずに設定動作がオフ状態に設定された場合には、ステップST7に進む。
ステップST6:
表示制御部51は、ステップST5においてオン状態に設定された機能のショートカットアイコンを除いて、他のショートカットアイコンを含む待ち受け画面を表示部2に表示させる。
ただし、上述したように、設定された機能が表示枠22に設定(登録)した内容を表示するメモ機能・スケジュール機能・タスクリスト機能の場合には、そのショートカットアイコンを表示したままの待ち受け画面を表示させてもよい。
ステップST7:
表示制御部51は、ステップST5においてオフ状態に設定された機能のショートカットアイコンを含む待ち受け画面を表示部2に表示させる。
以上説明したように、本実施形態の携帯端末100によれば、ユーザにとって使い始めたばかりの初期状態においても、所定の機能についての設定を行うことができるショートカットアイコンが待ち受け画面上に表示されているので、ショートカット機能をユーザに認知させることができ、また、ユーザに対して所定の機能の存在及び所定の機能の設定の必要性を認識させることもできるので、携帯端末100の使い勝手が向上する。また、所定の機能の設定動作を簡単に行うことが可能であり、便利である。
また、本実施形態の携帯端末100によれば、省電力機能の設定に対応付けたショートカットアイコンを初期状態で待ち受け画面に表示させるため、ユーザに対して省電力機能の存在を強く訴えることができるとともに、省電力機能の設定を簡単に行うことができる。そして、省電力状態の設定を容易に行うことができ、省電力化を好適に図ることができる。
さらに、本実施形態の携帯端末100によれば、携帯端末100が閉じた状態で外側に露出した位置に配置された副操作部32に割り当てる動作をユーザが任意に設定することができる副操作部割り当て設定機能を有し、当該副操作部割り当て設定機能に対応したショートカットアイコンが初期状態の待ち受け画面に表示されているので、副操作部割り当て設定機能の存在をユーザに強く訴えることができ、ユーザが副操作部に割り当てる機能を簡単に設定することができるとともに、携帯端末100の折り畳み状態(主操作部31が露出していない状態)での操作性が向上し、使い勝手が良くなる。
さらに、メモ機能やスケジュール機能等、内容を待ち受け画面上に表示する機能の場合には、表示枠を設け、当該表示枠は半透明或いは透明にすることができるので、待ち受け画像の表示が妨げられる、という不利益を軽減できる。さらに、登録した内容が表示枠内に表示しきれない場合には、ユーザが操作部を操作し当該表示枠にカーソルをあてた際には、テキストがスクロール表示するので、メモ機能等をいちいち起動せずとも内容を確認することができる。
本発明は上述した実施形態には限定されない。
すなわち、本発明の実施に際しては、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
上述した各実施形態では、初期状態の待ち受け画面に「メモ設定」、「省電力設定」、「アラーム設定」、「サイドキー割り当て設定」の4つのショートカットアイコンが表示されている場合について説明したが、本発明はこれには限定されない。すなわち、初期状態のショートカットアイコンの数は4個でなくてもよく、表示されるショートカットアイコンについても、省電力機能及び副操作部割り当て設定機能に対応したショートカットアイコンさえ表示されていれば、他のショートカットアイコンに対応する機能はどれでも良い。
また、初期状態での待ち受け画面に表示されるショートカットアイコン21を設定ショートカットアイコンとして、当該アイコンが選択されると対応する機能の動作内容を設定する設定画面を表示させるように構成したが、これに限定されることなく、当該アイコンが選択されると対応する機能を所定の動作内容に設定(移行)するように構成してもよい。
また、設定ショートカットアイコンだけでなく起動ショートカットアイコンを表示させるようにしてもよい。
さらに、携帯端末100の一例である携帯電話機は、折り畳み式携帯電話に限定されることなく、スライド式携帯電話機やストレート式携帯電話機などの他の携帯電話に適用することも可能である。
また、本発明における携帯電子機器は、上述した携帯電話機に限定されることなく、他の携帯電子機器であってもよい。
図1は、携帯端末100の構成を示すブロック図である。 図2は、携帯端末100の外観を示す図である。 図3は、表示制御部51が表示部2に表示させたショートカットアイコンの一例を示す図である。 図4は、ショートカットアイコン表示時の携帯端末100の処理について説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1…筐体、11…筐体、12…筐体、13…ヒンジ部、2…表示部、21…ショートカットアイコン、22…表示欄、3…操作部、31…主操作部、32…副操作部、4…電源部、5…制御部、51…表示制御部、52…機能設定制御部、53…電力供給制御部

Claims (6)

  1. 筐体と、
    前記筐体に配置された表示部と、
    前記筐体に配置された操作部と、
    所定の機能に関する設定動作のためのショートカットアイコンを前記表示部に初期状態で表示させる表示制御部と、
    前記操作部による操作によって前記表示部に表示された前記ショートカットアイコンが選択されると、前記所定の機能に関する設定動作を行う機能設定制御部と、
    を備え
    前記表示制御部は、前記操作部によって前記ショートカットアイコンの表示を解除する操作が行われると当該表示を解除し、前記機能設定制御部によって前記ショートカットアイコンに関する設定動作が行われていない状態で前記表示解除の操作が行われた場合には前記表示解除を規制する
    ことを特徴とする携帯電子機器。
  2. 筐体と、
    前記筐体に配置された表示部と、
    前記筐体に配置された操作部と、
    所定の機能に関する設定動作のためのショートカットアイコンを前記表示部に初期状態で表示させる表示制御部と、
    前記操作部による操作によって前記表示部に表示された前記ショートカットアイコンが選択されると、前記所定の機能に関する設定動作を行う機能設定制御部と、
    を備え、
    前記表示制御部は、前記ショートカットアイコンに関する設定動作が実施されたことが検出されると、前記ショートカットアイコンの前記表示部への表示を抑制する
    ことを特徴とする携帯電子機器。
  3. 前記筐体に収納される二次電池と、
    前記筐体内に配置されて前記表示部を含む電子部品への前記二次電池からの電力の供給を制御する電力供給制御手段と、
    を備え、
    前記表示制御部は、前記二次電池から前記電子部品への電力供給または前記電子部品の消費電力に関する設定動作のためのショートカットキーを前記表示部に初期状態で表示させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の携帯電子機器。
  4. 前記操作部は、第1操作部と第2操作部とを有して構成され、
    前記筐体は、前記第1操作部が配置される第1筐体と前記表示部が配置される第2筐体とを備え、前記第1筐体と前記第2筐体とは前記第1操作部が前記第2筐体によって被覆されない第1状態と被覆される第2状態との間で移動可能に構成され、
    前記第2操作部は、前記筐体が前記第2状態にあるときに前記筐体の露出した位置に配置されて操作可能とされるとともに、複数の動作のうちの任意の動作を選択可能に構成され、
    前記表示制御部は、前記第2操作部の前記複数の動作の中から選択可能な任意の動作の設定動作のためのショートカットアイコンを前記表示部に初期状態で表示させる
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
  5. 前記表示制御部は、前記操作部によって前記表示部に表示されている前記ショートカットアイコンが選択操作されると、前記表示部に選択されたショートカットアイコンに関するテキストを表示する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の携帯電子機器。
  6. 前記表示制御部は、前記ショートカットアイコンに関する設定動作の実施によって前記所定の機能がオン状態に設定されると、前記ショートカットアイコンの前記表示部への表示を抑制し、前記所定の機能がオフ状態に設定されると、前記ショートカットアイコンを前記表示部に再表示する
    ことを特徴とする請求項に記載の携帯電子機器。
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