JP4560714B2 - 内燃機関の燃料レベル制御装置 - Google Patents

内燃機関の燃料レベル制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4560714B2
JP4560714B2 JP2004228119A JP2004228119A JP4560714B2 JP 4560714 B2 JP4560714 B2 JP 4560714B2 JP 2004228119 A JP2004228119 A JP 2004228119A JP 2004228119 A JP2004228119 A JP 2004228119A JP 4560714 B2 JP4560714 B2 JP 4560714B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
combustion engine
internal combustion
remaining
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004228119A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006047100A (ja
Inventor
裕之 釜付
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP2004228119A priority Critical patent/JP4560714B2/ja
Priority to US11/195,278 priority patent/US7204141B2/en
Publication of JP2006047100A publication Critical patent/JP2006047100A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4560714B2 publication Critical patent/JP4560714B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M37/00Apparatus or systems for feeding liquid fuel from storage containers to carburettors or fuel-injection apparatus; Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
    • F02M37/0076Details of the fuel feeding system related to the fuel tank
    • F02M37/0082Devices inside the fuel tank other than fuel pumps or filters
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D33/00Controlling delivery of fuel or combustion-air, not otherwise provided for

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)

Description

この発明は、内燃機関の燃料レベル制御装置に係り、特に燃料タンク内の燃料残量を、バッテリ電圧や燃料揺れ等の外乱に影響されないようにして正確に測定する内燃機関の燃料レベル制御装置に関するものである。
内燃機関を備えた車両においては、内燃機関に供給する燃料を貯留する燃料タンクを搭載している。この燃料タンクには、該燃料タンク内に残留する燃料の残量(燃料レベル)を検出する燃料残量検出手段を設けている。
従来、燃料タンク内の燃料残量を検出する燃料残量検出手段が設けられた装置には、燃料残量に応じて電圧を出力する燃料ゲージを設け、この燃料ゲージの最大出力値若しくは最小出力値をバックアップRAMに学習させ、この学習値と燃料ゲージの出力値との比率から、相対的な燃料残量を算出するものがある。
また、燃料タンク内の燃料残量を検出する燃料残量検出手段が設けられた装置には、燃料残量データを、所定数にひとまとめにブロック化して、ブロックデータとしてRAMに順次記憶し、このブロックデータを適宜読み出し、単純平均、重ね付き平均、又は異常値除去等のデータ処理を適宜施し、このデータ処理後の燃料残量を燃料計に表示させるものがある。
更に、内燃機関の空燃比制御装置において、回転変動検出手段により検出された回転変動量から内燃機関の燃焼変動に起因する成分を抽出し、この抽出された成分に基づいて内燃機関に供給する混合気の空燃比を限界リーン空燃比に制御し、そして、回転変動量の算出にあっては、1次及び2次バタワースフィルタにより移動平均値をフィルタリングし、1の時には、1次フィルタリングした結果に基づいて回転変動量を算出し、0の時には、2次フィルタリングした結果に基づいて回転変動量を算出するものがある。
特開平7−91332号公報 特開平9−287997号公報 特開平10−122016号公報
ところで、従来、内燃機関の燃料レベル制御装置においては、内燃機関のオン・オフ等で、燃料残量検出手段が燃料残量に応じて出力した電圧が変動し、燃料残量を誤認識してしまうことがあった。つまり、燃料の増減が無い状態において、給油を行ったのと、誤認識してしまう場合があった。このため、OBD診断(停車中リーク診断)を行う上で、給油判定を行っている診断に関しては、誤診断を惹起してしまうという不都合があった。
この発明は、燃料タンク内の燃料残量を検出する燃料残量検出手段を設け、この燃料残量検出手段により検出された燃料残量の値を補正する内燃機関の燃料レベル制御装置において、イグニッションスイッチのオン時から第一設定時間が経過するまでは、燃料残量の検出を停止し、前記第一設定時間が経過した後に、前記燃料残量検出手段により燃料残量の値を検出し、この検出した燃料残量の値を追従性の高い弱フィルタによりフィルタリング補正し、この弱フィルタによる燃料残量の値のフィルタリング補正時間が第二設定時間を経過した後は、前記検出した燃料残量の値を前記弱フィルタによるフィルタリング補正から追従性の低い強フィルタによるフィルタリング補正し、前記イグニッションスイッチをオフにした内燃機関の停止時から第三設定時間が経過するまでは、前記追従性の低い強フィルタによるフィルタリング補正する燃料レベル補正部が備えられた制御手段を設け、前記第二設定時間は前記内燃機関の始動までには終了するように設定され、加速時又は減速時には強さの異なる複数の強フィルタが用いられていることを特徴とする。
この発明の内燃機関の燃料レベル制御装置は、燃料残量の値(燃料レベル)にフィルタ処理を行っているフィルタの強さを変化させて、バッテリ電圧や燃料揺れ等の外乱に影響されないようにすることにより、車両の状態に応じて、異なった性能を備えた複数のフィルタを用いて、燃料残量の値(燃料レベル)を補正することができるので、精度の高い燃料レベル計測を行うことが可能であり、これにより、正確で且つ計測時間の短い燃料レベルの計測を行うことができ、燃料残量の値をパラメータとして使用する蒸発燃料のリーク診断制御の診断時間を短縮することができる。
この発明は、精度の高い燃料レベル計測を行うために、車両の状態に応じて、異なった性能を備えた複数のフィルタを用い、燃料レベルを補正して実現するものである。
以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細且つ具体的に説明する。
図1〜図3は、この発明の実施例を示すものである。
図3において、2は車両(図示せず)に搭載される内燃機関、4は吸気通路、6は排気通路である。
内燃機関2は、一側の第1シリンダバンク8と他側の第2シリンダバンク10とをV字形状に配置して構成されている。
吸気通路4には、上流側から順次に、エアクリーナ12と、内燃機関2の吸入空気温度を検出する吸気温センサ14と、内燃機関2の吸入空気量を検出するエアフローセンサ16と、スロットルバルブ18とが配設されている。吸気通路4の下流側は、2本の第1、第2分岐吸気通路4−1、4−2に分岐されている。第1分岐吸気通路4−1は第1シリンダバンク8側の燃焼室(図示せず)に接続されるとともに、第2分岐吸気通路4−2は第2シリンダバンク10側の燃焼室に接続されている。
また、吸気通路4には、スロットルバルブ18のスロットル開度を検出するスロットル開度センサ20が設けられている。更に、吸気通路4には、吸入空気量制御装置を構成するように、スロットルバルブ18を迂回してこのスロットルバルブ18に上流側の吸気通路4と下流側の吸気通路4とを連通するバイパス通路22が設けられている。このバイパス通路22途中には、該バイパス通路22の吸入空気量を制御するアイドル制御弁(ISCバルブ)24が設けられている。
排気通路6は、上流側が2本の第1、第2分岐排気通路6−1、6−2に分岐されている。第1分岐排気通路6−1は第1シリンダバンク8側の燃焼室に接続されるとともに、第2分岐排気通路6−2は第2シリンダバンク10側の燃焼室に接続されている。
第1分岐排気通路6−1途中に一側の触媒として一側触媒コンバータ26−1が設けられるとともに、第2分岐排気通路6−2途中には他側の触媒として他側触媒コンバータ26−2が設けられている。第1分岐排気通路6−1途中の一側触媒コンバータ26−1よりも上流側部位には、一側で、第1分岐排気通路6−1の排気中の酸素濃度を検出する一側フロント酸素(排気)センサ28−1が設けられている。また、第1分岐排気通路6−1途中の一側触媒コンバータ26−1よりも下流側部位には、一側リア酸素(排気)センサ30−1が設けられる。
第2分岐排気通路6−2途中の他側触媒コンバータ26−2よりも上流側部位には、他側で、第2分岐排気通路6−2の排気中の酸素濃度を検出する他側フロント酸素(排気)センサ28−2が設けられる。また、第2分岐排気通路6−2途中の他側触媒コンバータ26−2よりも下流側部位には、他側リア酸素(排気)センサ30−2が設けられる。
一側、他側リア酸素(排気)センサ30−1、30−2よりも下流側部位においては、第1、第2分岐排気通路6−1、6−2が合流され、この合流部位よりも下流側の排気通路6途中には三元触媒コンバータ32が配設される。
内燃機関2には、燃焼室に指向させて燃料噴射弁34が設けられている。この燃料噴射弁34は、燃料供給通路36を介して燃料タンク38に連絡されている。この燃料タンク38内の燃料は、燃料ポンプ40によって圧送され、燃料フィルタ42で塵埃が除去されて燃料供給通路36によって燃料噴射弁34に供給される。
燃料供給通路36途中には、燃料の圧力を調整する燃料圧力調整部44が連絡して設けられている。この燃料圧力調整部44は、吸気通路4に連通する導圧通路46から導入される吸気圧力である吸気管圧力によって燃料圧を一定値に調整し、余剰の燃料を燃料戻り通路48から燃料タンク38に戻させるものである。
燃料タンク38には、該燃料タンク38内に残留する残量燃料を検出する燃料残量検出手段としての燃料レベルゲージ50と、該燃料タンク38内の燃料の圧力を検出する燃料圧力センサ52とが配設されている。
燃料タンク38内は、蒸発燃料用通路54を介してスロットルバルブ18よりも下流側の吸気通路4に連通している。蒸発燃料用通路54の途中には、キャニスタ56が設けられている。
内燃機関2には、EGR装置58が設けられている。このEGR装置58には、排気系から吸気系に還流される排気のEGR量を調整するEGRバルブ60が設けられている。このEGRバルブ60は、排気系の他側フロント側O2センサ28−2よりも上流側の第2分岐排気通路6−2と吸気系の第1、第2分岐吸気通路4−1、4−2の合流部位とを連通するEGR通路62とに設けられ、電子的に制御されてEGR量を調整するものである。
内燃機関2の第2シリンダバンク10には、PCVバルブ64が設けられている。
吸気温センサ14と、マスエアフローセンサ16と、スロットル開度センサ20と、アイドル制御弁24と、一側フロント酸素(排気)センサ28−1と、一側リア酸素(排気)センサ30−1と、他側フロント酸素(排気)センサ28−2と、他側リア酸素(排気)センサ30−2と、燃料噴射弁34と、燃料ポンプ40と、燃料レベルゲージ50と、圧力センサ52と、EGRバルブ60とは、制御手段(ECM)66に連絡している。
また、この制御手段66には、内燃機関2のカム軸(図示せず)の回転角を検出してカム信号を出力するカム角センサ68と、吸気管圧力を検出する吸気圧センサ70と、イグニションコイルアッセンブリ72−1・72−2と、内燃機関2の冷却水温度を内燃機関水温として検出する内燃機関水温検出手段である水温センサ74と、内燃機関2のクランク軸(図示せず)の回転角を検出してクランク信号を出力するクランク角センサ76と、インジケータランプ78と、接続端子80と、パワーステアリング圧力スイッチ82と、ヒータブロアファンスイッチ84と、クルーズ・コントロール・モジュール86と、車速を検出する車速センサ88と、コンビネーションメータ90と、バッテリ92に連絡されているメインリレー94及び内燃機関キーを回すとオンしてイグニション信号を出力するイグニションスイッチ(IG)96とが連絡している。
制御手段66は、燃料残量検出手段である燃料レベルゲージ50により検出された燃料残量の値(燃料レベル)を補正する燃料レベル補正部66Aを備えている。この燃料レベル補正部66Aは、通常、燃料レベルを、燃料レベルゲージ50から出力された電圧の値より計算し、そして、この燃料レベルゲージ50から出力された電圧が、バッテリ電圧の影響を受けやすいため、現在は、13.5Vを基準にして、以下の式で示すように、バッテリ電圧による補正を行っている。
燃料レベル=燃料レベルゲージから出力された電圧*13.5/バッテリ電圧
また、制御手段66の燃料レベル補正部66Aは、イグニッションスイッチ96のオン時から第一設定時間が経過するまでは、燃料残量の検出を停止し、前記第一設定時間が経過した後に、前記燃料残量検出手段である燃料レベルゲージ50により燃料残量の値を検出し、この検出した燃料残量の値を、追従性の高い弱フィルタ(1次フィルタ)によりフィルタリング補正し、この弱フィルタによる燃料残量の値のフィルタリング補正時間が第二設定時間を経過した後は、前記検出した燃料残量の値を、前記弱フィルタによるフィルタリング補正から追従性の低い強フィルタ(2次フィルタ)によるフィルタリング補正するものである。
前記追従性の高い弱フィルタ(1次フィルタ)は、燃料レベル補正用のもので、検出された燃料残量の値におけるバッテリ電圧や燃料揺れ等の外乱を除去するものであり、検出された燃料残量の値に対して位相遅れが小さく、追従性(レスポンス)が高いが、安定度が比較的低いものである。また、前記追従性の低い強フィルタ(2次フィルタ)は、燃料レベル補正用のもので、検出された燃料残量の値におけるバッテリ電圧や燃料揺れ等の外乱を除去するものであり、検出された燃料残量の値に対して位相遅れが大きく、追従性(レスポンス)が低いが、安定度が比較的高いものである。
次に、この実施例の作用を、図1のフローチャートに基づいて説明する。
イグニッションスイッチ96がオンになり、プログラムがスタートすると(ステップ102)、先ず、このイグニッションスイッチ96のオン時から第一設定時間が経過したか否かを判断する(ステップ104)。このステップ104がNOの場合には、この判断を継続する。
このステップ104がYESの場合には、燃料レベルゲージ50により燃料残量の値を検出し、この検出した燃料残量の値を、追従性の高い弱フィルタ(1次フィルタ)によりフィルタリング補正する(ステップ106)。
そして、この弱フィルタ(1次フィルタ)による燃料残量の値のフィルタリング補正時間が、第二設定時間経過したか否かを判断する(ステップ108)。このステップ108がNOの場合には、この判断を継続する。
このステップ108がYESの場合には、前記弱フィルタ(1次フィルタ)によるフィルタリング補正から、追従性の低い強フィルタ(2次フィルタ)によるフィルタリング補正を行う(ステップ110)。この追従性の低い強フィルタ(2次フィルタ)によるフィルタリング補正は、内燃機関2の始動時(クランキング)、車両の走行中、内燃機関2の停止時(オフ)等の全てで、実行される。
そして、プログラムをエンドとする(ステップ112)。
次いで、この残量燃料の値の補正制御を、図2のタイムチャートに基づいて説明する。
イグニッションスイッチ96をオフからオンにすると(時間t1)、バッテリ電圧がオフ(0V)からオンになる。
このイグニッションスイッチ96のオン時のバッテリ電圧がオフ(0V)から立ち上がるときに、バッテリ補正により燃料残量の値を0%と誤認識してしまう。
この燃料残量の値の誤認識を回避する対策としては、イグニッションスイッチ96のオン時からの一定時間(時間t1〜時間t2)は、燃料残量(燃料レベル)を計測することを、一時的に停止する(第一設定時間:D区間で示す)。
そして、このように、イグニッションスイッチ96のオン時からの一定時間(時間t1〜時間t2)を、燃料残量(燃料レベル)の計測を停止する制御を導入することにより、燃料残量の値の誤認識は無くすことはできる。
しかし、燃料残量(燃料レベル)の値を認識するまでの時間がかかるために、OBD診断(停車中リーク診断)の判定終了時間が遅れることになる。このように判定時間が遅れることにより、診断終了タイミングが正規の終了タイミングより大幅にずれることになってしまう。
前記OBD診断(停車中リーク診断)において、車両停車中のリーク診断には、誤診断を無くすために、車両停車中に給油されたかどうか判定を行っている。また、米国法規で定められている1ドライビングサイクルで1回診断するということは、内燃機関のオンから次回の内燃機関のオンまで指すものであるが、終了タイミングが大幅にずれると、良くないものである。
この給油判定方法においては、イグニッションスイッチ96のオフ時とイグニッションスイッチ96のオン時との燃料残量(燃料レベル)の差を確認することによって判定している。故に、イグニッションスイッチ96のオン時の燃料残量(燃料レベル)を確認したときに、初めてリーク診断を終了したことになる。
この対策としては、前記第一設定時間の経過後で、イグニッションスイッチ96のオン後の燃料レベル計測開始時(一定時間:時間t2〜時間t3)には、1次フィルタ(弱フィルタ)を使用し、追従性の高い燃料残量(燃料レベル)を計測することにする(第二設定時間:B区間で示す)。
これにより、バッテリ電圧が低い状態から早期に正常状態に移行するので、燃料計測停止時間を短くすることができ、リーク診断の終了を速くすることができる(第二設定時間:B区間で示す)。
そして、内燃機関2の始動時(時間t4)等で、バッテリ電圧が急激に変化(低い側)するとき、又は、内燃機関2の始動後の車両走行中の燃料揺れが大きいときには、バッテリ電圧の補正による修正で補えない場合もあり、燃料残量(燃料レベル)の値の誤認識を行うことがある。
この誤認識を回避するための対策としては、第二設定時間の経過後(時間t3)から、内燃機関2の始動時(時間t4)を経て、内燃機関2の停止時(時間t5)までは、2次フィルタ(強フィルタ)を使用して、バッテリ電圧や燃料揺れに反応しないようにすることにより、燃料残量(燃料レベル)の値の誤認識を回避する(C区間で示す)。
さらに、イグニッションスイッチ96をオフにした内燃機関2の停止時(時間t5)で、バッテリ電圧が急激に変化(低い側)するときには、バッテリ電圧の補正による修正で補えない場合もあり、燃料残量(燃料レベル)の値の誤認識を行うことがある。
この誤認識を回避するための対策としては、内燃機関2の停止時からの一定時間(時間t5〜時間t6)には、2次フィルタ(強フィルタ)を使用して、バッテリ電圧や燃料揺れに反応しないようにすることにより、誤認識を回避する(E区間で示す)。
この結果、イグニッションスイッチ96のオン時から第一設定時間が経過するまでは、燃料残量の検出を停止し、前記第一設定時間が経過した後に、燃料残量検出手段である燃料レベルゲージ50により燃料残量の値を検出し、この検出した燃料残量の値を追従性の高い弱フィルタ(1次フィルタ)によりフィルタリング補正し、この弱フィルタによる燃料残量の値のフィルタリング補正時間が第二設定時間を経過した後は、前記検出した燃料残量の値を前記弱フィルタによるフィルタリング補正から追従性の低い強フィルタ(2次フィルタ)によるフィルタリング補正することから、燃料残量の値(燃料レベル)にフィルタ処理を行っているフィルタの強さを、車両の条件に合わせて変化させ、バッテリ電圧や燃料揺れ等の外乱に影響されないようにし、つまり、車両の状態に応じて、異なった性能を備えた複数のフィルタを用いて、燃料残量の値(燃料レベル)を補正することができ、よって、精度の高い燃料レベル計測を行うことが可能であり、これにより、正確で且つ計測時間の短い燃料レベルの計測を行うことができるので、燃料残量の値をパラメータとして使用する蒸発燃料のリーク診断制御の診断時間を短縮することができる。
なお、この発明においては、2次フィルタ(強フィルタ)には強さが異なる複数の2次フィルタを用い、車両の走行中で、加速時や減速時等で外乱が生じ易いときに、この外乱の大きさに応じて前記複数の2次フィルタを適正に使い分け、燃料残量の値をさらに正確に補正することができる。
車両の状態に応じて、異なった性能を備えた複数のフィルタを用い、燃料残量の値(燃料レベル)を補正することを、他の制御にも適用することができる。
燃料残量の値の補正制御のフローチャートである。 燃料残量の値の補正制御のタイムチャートである。 内燃機関の燃料レベル制御装置のシステム構成図である。
符号の説明
2 内燃機関
38 燃料タンク
50 燃料レベルゲージ
66 制御手段
92 バッテリ
96 イグニションスイッチ

Claims (1)

  1. 燃料タンク内の燃料残量を検出する燃料残量検出手段を設け、この燃料残量検出手段により検出された燃料残量の値を補正する内燃機関の燃料レベル制御装置において、イグニッションスイッチのオン時から第一設定時間が経過するまでは、燃料残量の検出を停止し、前記第一設定時間が経過した後に、前記燃料残量検出手段により燃料残量の値を検出し、この検出した燃料残量の値を追従性の高い弱フィルタによりフィルタリング補正し、この弱フィルタによる燃料残量の値のフィルタリング補正時間が第二設定時間を経過した後は、前記検出した燃料残量の値を前記弱フィルタによるフィルタリング補正から追従性の低い強フィルタによるフィルタリング補正し、前記イグニッションスイッチをオフにした内燃機関の停止時から第三設定時間が経過するまでは、前記追従性の低い強フィルタによるフィルタリング補正する燃料レベル補正部が備えられた制御手段を設け、前記第二設定時間は前記内燃機関の始動までには終了するように設定され、加速時又は減速時には強さの異なる複数の強フィルタが用いられていることを特徴とする内燃機関の燃料レベル制御装置。
JP2004228119A 2004-08-04 2004-08-04 内燃機関の燃料レベル制御装置 Expired - Fee Related JP4560714B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004228119A JP4560714B2 (ja) 2004-08-04 2004-08-04 内燃機関の燃料レベル制御装置
US11/195,278 US7204141B2 (en) 2004-08-04 2005-08-02 Fuel level control system for internal combustion engine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004228119A JP4560714B2 (ja) 2004-08-04 2004-08-04 内燃機関の燃料レベル制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006047100A JP2006047100A (ja) 2006-02-16
JP4560714B2 true JP4560714B2 (ja) 2010-10-13

Family

ID=35756079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004228119A Expired - Fee Related JP4560714B2 (ja) 2004-08-04 2004-08-04 内燃機関の燃料レベル制御装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7204141B2 (ja)
JP (1) JP4560714B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4438875B2 (ja) 2008-02-27 2010-03-24 三菱自動車工業株式会社 車両の貯蔵燃料量推定装置
US7865317B2 (en) * 2008-12-10 2011-01-04 Gm Global Technology Operations, Inc. System and method for measuring a fuel level in a vehicle fuel tank
SE533697C2 (sv) * 2009-04-22 2010-12-07 Scania Cv Ab Anordning och förfarande för detektering och visning av bränslevolym i en tank hos ett motorfordon.
US9732714B2 (en) 2010-08-20 2017-08-15 General Electric Company Method and system for water drainage in fuel system
US20120042961A1 (en) * 2010-08-20 2012-02-23 Larry Gene Anderson Method and system for water drainage in fuel system
JP5768569B2 (ja) * 2011-08-01 2015-08-26 スズキ株式会社 燃料残量表示装置
US9267835B2 (en) * 2012-08-02 2016-02-23 Nissan Motor Co., Ltd. Failure diagnosis apparatus for fuel level sensor and failure diagnosis method for fuel level sensor
JP6180918B2 (ja) 2013-12-19 2017-08-16 愛三工業株式会社 液量検出装置
JP6172367B1 (ja) * 2016-10-28 2017-08-02 トヨタ自動車株式会社 自動運転車両の制御装置
KR20220040057A (ko) * 2020-09-23 2022-03-30 현대자동차주식회사 연료 측정 시스템 및 이에 의한 연료 게이지의 오차 개선 방법
WO2023154025A1 (en) * 2022-02-10 2023-08-17 Trakya Universitesi Rektorluk Ozel Kalem Air filter cleaning equipment for internal combustion engines

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6430416U (ja) * 1987-08-17 1989-02-23
JPH05332793A (ja) * 1991-04-12 1993-12-14 Mazda Motor Corp フューエルメータ装置
JPH0634419A (ja) * 1992-07-20 1994-02-08 Nippondenso Co Ltd 交差コイル式指示計器の駆動回路
JPH0666618A (ja) * 1992-08-19 1994-03-11 Nippondenso Co Ltd 交差コイル式指示計器の駆動回路
JPH10280974A (ja) * 1997-04-09 1998-10-20 Nissan Motor Co Ltd 車両用燃料計
JP2004203156A (ja) * 2002-12-25 2004-07-22 Fuji Heavy Ind Ltd 燃料残量表示装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0791332A (ja) 1993-09-28 1995-04-04 Nippondenso Co Ltd 燃料蒸発ガス拡散防止装置における自己診断装置
JP3660051B2 (ja) 1996-04-19 2005-06-15 矢崎総業株式会社 燃料タンクの燃料残量計測装置
JPH10122016A (ja) 1996-10-17 1998-05-12 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の空燃比制御装置
US7373817B2 (en) * 2004-07-09 2008-05-20 Touchsensor Technologies, Llc Solid state fluid level sensor

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6430416U (ja) * 1987-08-17 1989-02-23
JPH05332793A (ja) * 1991-04-12 1993-12-14 Mazda Motor Corp フューエルメータ装置
JPH0634419A (ja) * 1992-07-20 1994-02-08 Nippondenso Co Ltd 交差コイル式指示計器の駆動回路
JPH0666618A (ja) * 1992-08-19 1994-03-11 Nippondenso Co Ltd 交差コイル式指示計器の駆動回路
JPH10280974A (ja) * 1997-04-09 1998-10-20 Nissan Motor Co Ltd 車両用燃料計
JP2004203156A (ja) * 2002-12-25 2004-07-22 Fuji Heavy Ind Ltd 燃料残量表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006047100A (ja) 2006-02-16
US20060027017A1 (en) 2006-02-09
US7204141B2 (en) 2007-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7483781B2 (en) Engine control apparatus
JP2724387B2 (ja) 内燃エンジンの排気二次空気供給装置の故障検知方法
US7204141B2 (en) Fuel level control system for internal combustion engine
JP4975986B2 (ja) 下流側排気ガスセンサの故障診断装置
JP2004036544A (ja) 内燃機関の故障検出装置
JP2007010574A (ja) 燃料レベルゲージの故障診断装置
US8240298B2 (en) Abnormality diagnosis apparatus for secondary air supply assembly of internal combustion engine
JP6673790B2 (ja) エンジンシステム
JPH07293317A (ja) 内燃機関の失火判定制御装置
JP2905820B2 (ja) 内燃機関の失火検出装置
WO2011129267A1 (ja) バイフューエルエンジンの空燃比学習制御装置
JP2010156295A (ja) 多気筒内燃機関の診断装置及び制御装置
US7260928B2 (en) Diagnostic device for secondary air supply system
JP2010048125A (ja) 内燃機関のセンサ故障判定装置
JP2001329894A (ja) 内燃機関の燃料系異常診断装置
JP2007009849A (ja) 車両の給油検出装置
JP2011089457A (ja) アルコール濃度センサの異常診断装置
JP2004150302A (ja) エンジンの異常判定装置
JP2008215113A (ja) 内燃機関制御システムの異常診断装置
JP2006138261A (ja) 内燃機関の二次空気供給システムの異常診断装置
JP2005090242A (ja) エンジンの失火検出制御装置
JPH10306740A (ja) 熱式エアフローメータを有する内燃機関の制御装置
JP2002310006A (ja) Egrシステムの故障診断装置
JP2009013905A (ja) 内燃機関の制御装置
JPH04265457A (ja) 蒸発燃料処理装置の故障診断装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070718

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090907

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100318

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100512

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100701

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100714

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4560714

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140806

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees