JP4559195B2 - 洗濯機の保守支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、洗濯機の保守支援システムに関し、特に洗濯機の故障や不具合に対する保守作業時に参照して有効に利用できるデータを出力できるようにした洗濯機の保守支援システムに関するものである。
従来から、電気機器に故障の自己診断手段を設け、保守サービス端末にて、電気機器の自己診断データを読み出すとともに、通信回線を介して保守サービスサーバにアクセスし、保守に必要な部品や修理業者や納期や費用などの保守に必要な情報を入手するようにしたものは知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、洗濯機において、そのコントローラに、異常や故障が生じた時に、その状態における必要なデータを入力して自己診断する自己診断機部と、その自己診断結果などに関するデータを記憶するメモリを設け、異常発生により運転停止した時に、その自己診断結果を洗濯機の表示部に表示するように構成したものは知られている。
特開2002−297809号公報
ところで、上記従来の洗濯機の構成において、異常発生により運転停止し、かつ表示された自己診断結果とユーザーの取り扱い説明書の説明からユーザーでは対応できず、保守サービスマンによる保守・修理を行うことになった場合に、保守サービスマンは、自己診断結果及びコントローラを操作し若しくは保守端末などを用いてメモリから読み出した異常発生時のデータと、ユーザーによる異常発生時の使用状態の説明と、保守マニュアル及び自らの経験などに基づいて異常発生の原因を想定し、異常発生部に対する必要な修理作業を行うことになるが、異常発生に至る前の運転状態が、ユーザーの説明では情報が不十分或いは不正確であるため明確にならず、直接の故障部位は修理しても根本原因を解消することができない場合があるという問題があった。
また、異常発生によって運転が停止した訳ではないが、例えば洗濯時間が長過ぎるなどのクレームを受けて保守サービスマンが派遣された場合に、保守サービスマンはユーザーの使用状態の説明と種々の経験から、その原因を探求することになるが、特に保守サービスマンの経験が浅い場合などには、的確な対応策を提示できず、ユーザーを十分に納得させることができない場合が発生するという問題があった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、異常が発生したり、クレームを受けた場合に、それ以前のユーザーの使用状態を客観的に把握でき、原因について適切な判断や説明を行うことを可能にする洗濯機の保守支援システムを提供することにある。
本発明の洗濯機の保守支援システムは、コントローラにて各動作部を制御し、給水・攪拌を行う洗い行程と、排水・脱水・給水・攪拌を行うすすぎ行程と、排水・脱水を行う脱水行程と、乾燥・送風を行う乾燥行程を行う乾燥機能付き洗濯機において、コントローラに、過去の複数回の洗濯時の電源電圧とともに乾燥時間データを記憶する記憶手段と、所定の指示信号を入力された時に記憶されている電源電圧とともに乾燥時間データを出力するデータ出力手段とを設けたことを特徴とする。
この構成によれば、ユーザーの乾燥環境を客観的なデータとして表示することができる。それによって、例えば突然乾燥時間が長くなった場合にはヒータや送風ファンなどの故障などと判断でき、以前から乾燥時間が長い場合には乾燥機能自体ではなく、乾燥時の換気状況やフィルタの目詰まりなどの影響によって乾燥時間が長くなっていると判断でき、そのために乾燥時間が長くなっている実態をユーザーに納得してもらうことができ、洗濯機設置の改善やフィルタ掃除状況の改善提案をするなど、異常発生やクレームの原因について適切な判断や説明を行うことができる。
た、コントローラが、検出した電源電圧を乾燥時間データとともに記憶手段に記憶し、電源電圧を乾燥時間データとともにデータ出力手段により出力することにより、電源電圧が低いために乾燥熱エネルギーが得られ難く、そのために乾燥時間が長くなっている場合に、運転時間が長い原因をユーザーに容易に納得してもらうことができる。
また、コントローラと保守サービスマンが携帯するパソコンとを接続する接続手段を備え、コントローラにパソコンを接続した状態で、パソコンからの指令により出力手段を介して記憶手段に記憶されたデータをパソコンに取り出し、パソコンにてデータ処理して故障状態の説明や故障修理に必要な情報を表示画面上に表示するようにすると、例えば各種情報を一覧表などにしてパソコンの表示画面に表示し、ユーザーに見てもらうことでユーザーの納得が一層得られ易くなり、また故障状態や修理に必要な情報を的確に表示するようにすることで、不慣れな保守サービスマンであっても、的確な判断を行って修理を行い、判断ミスや余分な部品交換を削減することができ、無駄な修理コストを削減することができる。
本発明によれば、異常発生又はクレームを受ける前の複数回の洗濯時の電源電圧とともに乾燥時間に関するデータを、洗濯機の表示部やパソコンの表示画面に表示することができるので、それによって異常発生の原因を絞り込むことができるとともに、電源電圧が低いために乾燥熱エネルギーが得られ難く、そのために乾燥時間が長くなっている場合に、運転時間が長い原因をユーザーに容易に納得してもらうことができ、異常発生やクレームの原因について適切な判断や説明を行うことができる。
本発明の洗濯機の保守支援システムの一実施形態が適用されるドラム式洗濯機の要部構成を示す断面図。 同実施形態が適用される乾燥機能付きドラム式洗濯機の要部構成を示す断面図。 同ドラム式洗濯機の制御ブロック図。 同実施形態のシステム構成を示す斜視図。 同実施形態の異常発生時の表示画面の一例の説明図。 同実施形態の正常クレーム時の表示画面の一例の説明図。
以下、本発明の洗濯機の保守支援システムの一実施形態について、図1〜図6を参照しながら説明する。
まず、図1〜図3を参照して、本実施形態に係るドラム式洗濯機の全体構成について説明する。図1において、洗濯機筐体1内に図示しないサスペンション構造により水槽2が支持され、この水槽2内には有底円筒形に形成された回転ドラム3がその回転軸方向を水平方向から傾斜させて配置されている。回転ドラム3は、有底円筒形の開口部側を洗濯機筐体1の正面側に、底面側を洗濯機筐体1の背面側にして、回転軸方向が正面側から背面側に向けて下向き傾斜となるようにして水槽2内に配置され、回転ドラム3の底面軸心位置から延出された支持軸4を介して水槽2の背面に取り付けられたドラム駆動モータ5によって回転駆動される。
水槽2の正面側には洗濯物を回転ドラム3内から出し入れするための開口部6が形成され、この開口部6に対向させて洗濯機筐体1の正面側に形成された傾斜面には開閉自在に扉体7が設けられている。前記開口部6は上向きに開口し、扉体7は上向き傾斜面に設けられているので、扉体7を開くことにより回転ドラム3に対して洗濯物を出し入れする作業を容易に行うことができ、扉体7の一部あるいは全体を透明体によって形成することにより、回転ドラム3内を外部から透視することも容易となる。
また、回転ドラム3の内周壁の複数位置に攪拌突起8が設けられ、この攪拌突起8の形状とドラム駆動モータ5による回転ドラム3の回転駆動制御とによって、洗濯物の位置入れ替えを行い、回転ドラム3内の最も低い位置となる底面側の下部に集まり勝ちな洗濯物個々の位置を入れ替え、すべての洗濯物に満遍なく洗浄力を与え、また脱水動作において洗濯物が回転ドラム3の内周壁に均等に張り付く状態が得られるようにしている。また、洗濯機筐体1内には、水槽2内に水を給水するための給水弁9を有する給水部10、水槽2内の水を排水するための排水弁11若しくは排水ポンプを有する排水部12が配設されている。
また、乾燥機能付きの洗濯機の場合には、図2に示すように、水槽2の上部に形成した排気口13から排気した水槽2内の空気を除湿管路14、糸屑回収フィルタ15、送風管路16、加熱管路17を通して、送風口18から再び水槽2内に送風する乾燥用空気循環経路が設けられている。除湿管路14内には、冷却水を散水する注水ノズル19と、注水ノズル19から散水された水が流れる熱交換器20とを備えた除湿手段21が配設されている。散水された冷却水は、破線矢印で示すように、水槽2の底面に沿って流れ、排水部12から外部に排出される。送風管路16と加熱管路17の連結部位には送風ファン22が配設され、乾燥用空気循環経路に一方通行の空気の流れが形成される。加熱管路17内には、ヒータ23が配設され、除湿された空気を加熱して水槽2内に送給する。加熱管路17には、送風管路16から送風されてきた空気の温度を検出する送風温度センサ24とヒータ23にて加熱されて送風口18に送り出す空気の温度を検出する温風温度センサ25とが配設されている。26は注水ノズル19に対する注水弁、27は排出される冷却水温度を検出するように排水部12に設けられた冷却水温度センサである。
以上の構成のドラム式洗濯機は、図3に示すように構成されたコントローラ30による制御動作により、洗濯行程、すすぎ行程、脱水行程を実行するとともに、必要に応じて乾燥行程が実行される。
図3において、マイクロコンピュータにて構成された制御部31は、設定部32から入力される運転コースの選択などの設定入力に応じて記憶部34に記憶された制御プログラムを用いてパワースイッチング部35に制御指令を出力し、また動作状態などの情報を表示部33に表示する。また、記憶部34には、動作時の状態や動作履歴等に関するデータが記憶される。パワースイッチング部35は、SCR等のスイッチング素子を用いて構成され、制御部31から出力された制御指令に応じてドラム駆動モータ5、給水弁9、排水弁11若しくは排水ポンプ、送風ファン22、ヒータ23、注水弁26などをオン/オフ制御する。
また、制御部31には、布量検知部36、布バランス判定部37、及び温度検知部38による検出信号が入力されている。布量検知部36は、ドラム駆動モータ5にて回転ドラム3を所定回転速度で回転駆動する際に洗濯物の量に対応して受ける負荷状態を駆動回路の入力電流から検出するように構成されている。検出した布量は、制御動作に用いるために、記憶部34に記憶される。布バランス判定部37は、後に詳しく説明するように、回転ドラム3の回転むらの検出によって脱水時に回転ドラム3の内面に均一に洗濯物が張り付いているか否かを判定する。温度検知部38は、送風温度センサ24、温風温度センサ25及び冷却水温度センサ26からの検出信号を受けてそれぞれの温度を検出し、検出温度信号を制御部31に出力する。制御部31は、乾燥時の温風温度を制御するとともに、送風温度と冷却水温度から乾燥度を検出し、乾燥時の運転制御を行う。すなわち、送風温度と冷却水温度の温度差を求め、冷却水温度の変化量に対応する温度差の基準値を越える温度差の検出により、乾燥終了の状態を検知することで、過度の乾燥を継続させることなく、電力の消費を抑えるようにしている。また、制御部31には、水槽2に設けられた水位検知センサ(図示せず)から検出信号が入力され、規定水位にまで達したか否かを判定する機能を有している。
次に、以上の構成のドラム式洗濯機の動作を説明する。扉体7を開いて回転ドラム3内に洗濯物を投入し、給水部10に設けられた洗剤投入口から洗剤を投入し、設定部32の電源入ボタンを押し、洗濯物の種類に応じた運転コースの選択を入力し、運転開始の操作入力を行うと、制御部31による運転制御が開始される。運転制御は基本的に、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程の順に実行され、乾燥機能が設けられている場合には、任意に乾燥工程が実行される。
まず、制御部31は回転ドラム3内に投入された洗濯物の量を検知するために、回転ドラム3を所定回転速度で回転駆動する制御指令を出力し、回転ドラム3を回転させることにより、布量検知部36にて洗濯物の量を検知し、記憶部34に記憶する。次に、制御部31は、給水弁9を開く制御指令を出力し、給水弁9が開かれて給水部10に投入されている洗剤を混入させながら水槽2内に給水される。水槽2内への給水量は布量検知部36によって検知された洗濯物の量に対応する給水時間に設定される。また、水槽2内に給水された水の水位は水位検知センサ(図示せず)にて検出され、規定水位にまで達すると給水を停止させる。水槽2内に給水された水は回転ドラム3に形成された透孔を通じて回転ドラム3内に収容された洗濯物に吸水される。また、その結果水槽2内の水位が低下すると補給のための給水が同様に実施される。
次に、洗い行程を開始し、ドラム駆動モータ5により回転ドラム3を回転駆動する。回転ドラム3は所定回転速度で正方向に所定時間回転駆動された後、所定時間回転駆動が停止され、次いで、逆方向に所定時間回転駆動された後、所定時間回転駆動が停止される制御動作を1サイクルとして所要時間繰り返す第1攪拌制御動作が実行される。第1攪拌制御動作における所定回転速度は、回転ドラム3の内周面の複数位置に設けられた攪拌突起8によって引っ掛けられた洗濯物が回転ドラム3の回転により回転方向に持ち上げられ、遠心力より自重が勝る高さ位置から落下する挙動を示す回転速度である。持ち上げられた洗濯物が落下することにより洗濯物には叩き洗いの作用、及びこれが繰り返されることにより洗剤を含む水を吸水している洗濯物から汚れを落とす洗浄作用がなされる。また、積み重なる洗濯物から攪拌突起8に接するものだけが抜き出されるので、洗濯物の位置を入れ替える作用がなされる。また、回転ドラム3の回転方向を反転させることにより、洗濯物に捩れが生じることが抑制され、位置の入れ替えも効果的になされる。この洗濯物を持ち上げて落す叩き洗いの作用は、回転ドラム3内に収容された洗濯物の量によって影響を受けるので、洗濯物の量によって所定回転速度を変化させるのが、より好ましい制御方法となる。
以上の第1攪拌制御動作を所要時間実行した後、第2の攪拌制御動作を実行するとより好ましい効果を得ることができる。第2の攪拌制御動作では、回転ドラム3は第1の攪拌制御動作より速い所定回転速度で正方向に所定時間回転駆動された後、所定時間回転駆動が停止され、次いで、逆方向に正方向と同じ所定回転速度で所定時間回転駆動された後、所定時間回転駆動が停止される制御動作を1サイクルとして、これが所要時間繰り返される。この第2の攪拌制御動作における所定回転速度は、回転ドラム3を回転させることによる遠心力によって洗濯物を回転ドラム3の内周壁に張り付かせることができる回転速度である。洗濯物が回転ドラム3の内周壁に張り付くことにより、塊状になっていた洗濯物も展開状態に広げられ、回転ドラム3の上方に移動していた洗濯物は所定時間で回転が停止されたとき、惰性で回転する回転ドラム3の内周壁から離れて落下する。この張り付きによる広がりと落下の挙動がなされることにより、洗濯物の位置移動や形の変化が生じ、叩き洗いの作用も効果的になされる。
上記第1及び第2の各攪拌制御動作を交互に実行する制御動作が所要時間継続されることにより、洗濯物は回転ドラム3内で前後に位置入れ替えがなされると同時に、挙動が異なる叩き洗いの作用が及び、傾斜配置された回転ドラム3にあっても洗浄性能を低下させることなく、全ての洗濯物に均等な洗浄力を与えることができる。
上記のようにして洗い工程が終了すると、制御部31はすすぎ行程に移行し、排水弁11を開く制御指令を出力し、水槽2内にある汚れた洗濯水を排出する。更に、制御部31はドラム駆動モータ5を高速回転させて洗濯物に含まれた洗濯水を脱水させる脱水動作が実施される。所定時間の脱水動作が実施された後、制御部31は排水弁11を閉じ、給水弁9を開いて水槽2内に新たに水を給水した後、回転ドラム3を正逆方向に反転させて攪拌動作させ、前述した洗い工程における第1の攪拌制御動作及び/又は第2の攪拌制御動作を実行することにより、同様に洗濯物の位置の入れ替えによりすすぎムラのないすすぎ洗いが実施される。このすすぎ工程は通常は2回実施され、各すすぎ工程の後に脱水動作が実行されて洗濯物に含まれた水の脱水がなされ、2回目のすすぎ工程における脱水動作は脱水工程となる。
以上の各工程における脱水動作を確実に行わせるためには、洗濯物を回転ドラム3の内周壁に均等に張り付けた状態にして、洗濯物に含まれた水が遠心力により透孔から水槽2内に抜け出るようにする必要がある。洗濯物が回転ドラム3内で偏った状態にあると脱水が円滑になされないばかりでなく、重心位置の偏りにより回転ドラム3に振れや振動が発生するので、脱水動作の開始にあたっては脱水立ち上げ動作が実行される。
次に、脱水動作における立ち上げ動作を説明する。脱水動作が開始されると、布バランス判定部37にて布バランスの良否を判定する。布バランスの判定は、回転ドラム3の回転ムラを検出することによりなされ、回転ムラの検出は、直流ブラシレスモータから成るドラム駆動モータ5のステータに、ロータが有する永久磁石に対峙できるように電気角で120度の間隔でホール素子からなる位置検出手段を配設し、これら3つの位置検出手段から出力されるパルスが所定間隔で出力されないと、回転ドラム3に回転ムラが生じている状態として検出し、布バランスが悪い状態として検知する。具体的には、まず、布バランスの良否を判定する所定の初期判定値を設定し、判定繰り返し回数を初期化した後、ドラム駆動モータ5を第1の所定回転速度(例えば、90r/min)に立ち上げる。このドラム駆動モータ5を第1の所定回転速度に立ち上げるまでの所要時間は記憶されている布量データに基づいて制御される。洗濯物の量が多いときには、第1の所定時間t1で第2の所定回転速度(例えば、40r/min)まで立ち上げたドラム駆動モータ5の回転速度を、第2の所定時間t2まで維持して、第3の所要時間t3までの時間で第1の所定回転速度に立ち上げる。また、洗濯物の量が少ないときには、第2の所定時間t2から第1の所定回転速度に達するまでの時間が短くなるように制御される。この制御により洗濯物に作用する重力より遠心力が大きくなるので、洗濯物が回転ドラム3の内周壁に張り付いた状態になりやすくなる。
回転ドラム3の内周壁に洗濯物が均等に張り付いた状態にあれば、回転ドラム3は回転ムラなく正常に回転するので、その後の布バランスの判定において、バランス良好と判定されるので、制御部31はドラム駆動モータ5を高速回転させる脱水動作により洗濯物から脱水させることができる。一方、上記布バランスの判定において回転ドラム3に回転ムラが生じる状態、即ち洗濯物の偏りがある状態と判定されると、制御部31は回転ドラム3の回転を停止し、適宜設定された判定繰り返し回数になるまで、上記立ち上げ動作を繰り返し実行する。なお、布バランスの良否の判定値は、上記繰り返し途中で変更するようにしても良い。そして、上記動作を繰り返した後、布バランスが良好と判定されれば、脱水動作を行い、洗濯物を脱水する。その際、判定値を変更した場合は、脱水回転速度も変更するようにするのが好ましい。
なお、布バランスが良好と判断されない場合には、立ち上げ動作の繰り返しによっても洗濯物の状態が改善されない、即ち洗濯物に複雑な絡まりなどがある状態と判断し、異常報知により使用者に洗濯物の絡まりなどを解消するように促す。また、第1の所定回転数まで立ち上げるときの回転ドラム3の回転駆動方向を繰り返し回数毎に変更するようにすると、洗濯物に加わる作用方向が異なるため洗濯物が絡み合った状態がより解消されやすくなる。
次に、乾燥機能付きの洗濯機においては、脱水行程後に必要に応じて乾燥行程を行うことができる。設定部32で乾燥行程の実施が選択入力された場合には、ドラム駆動モータ5により回転ドラム3を回転駆動し、送風ファン22及びヒータ23をオン動作させるとともに、注水弁26を開き、水槽2内の空気を乾燥用空気循環経路に通して循環させて除湿及び加熱を行うことで洗濯物を乾燥させる。その際、送風温度センサ24と冷却水温度センサ27からの検出信号に基づいて温度検知部38にて送風温度と冷却水温度を検出し、制御部31でそれらの温度差を求め、冷却水温度の変化量に対応する温度差の基準値を越える温度差の検出により、乾燥終了の状態を検知するまで継続することで、乾燥行程が終了する。
以上のような基本構成の洗濯機において、本実施形態では、コントローラ30は、その制御部31にて、前回と前々回、若しくはそれ以上の複数回の洗濯時における、給水時間、排水時間、乾燥時間を計時し、それらの時間データを、布量検知部36で検知した布量データとともに記憶部34に記憶させるように構成されている。また、選択された洗濯コースや布バランス不良発生回数データについても、上記時間データとともに記憶させ、さらに電源電圧を検出し、その検出した電源電圧を乾燥時間データとともに記憶させるように構成されている。
また、保守サービスマンが、コントローラ30に設けられた保守設定部39から所要の設定操作を行うことで、データ出力指令信号が制御部31に入力され、記憶部34に記憶されている上記各データが表示部33に表示されるように構成されている。
また、図4に示すように、コントローラ30には、保守サービスマンが携帯するパソコン40など、外部との間でデータをやり取りするためのコネクタ42が設けられ、このコネクタ42とパソコン40に設けられているRS232CポートやUSBポート等の汎用ポートを接続手段41を介して接続できるように構成されている。また、コントローラ30には、図3に示すように、コネクタ42と制御部31との間に、制御部31と指令やデータをやり取りするための送受信部43が介装されている。また、コントローラ30には、異常や故障が発生した時に制御部31から必要なデータを入力して自己診断する自己診断部44を備え、その結果を記憶部34に記憶させ、また運転停止した時の自己診断結果を表示部33に表示するように構成されている。
以上の構成においては、保守サービスマンがコントローラ30を操作し、又はコントローラ30に接続したパソコン40などを操作することで、異常発生又はクレームを受ける前の複数回の洗濯時の給水時間、排水時間、乾燥時間に関するデータを、洗濯機の表示部33やパソコン40の表示画面45に表示することができるので、ユーザーの給水環境、排水環境、乾燥環境を客観的なデータとして表示することができる。それによって、例えば突然給水時間が長くなった場合には給水弁9の故障或いは外部給水弁の開け忘れなどと判断でき、以前から給水時間が長い場合には洗濯機自体ではなく給水環境の影響によって給水時間が長くなっていると判断でき、そのために運転時間が長くなっている等の実態をユーザーに納得してもらうことができる。また、突然排水時間が長くなった場合には排水弁11の故障などと判断でき、以前から排水時間が長い場合には洗濯機自体ではなく、排水ホースの取り回しなど、排水環境の影響によって排水時間が長くなっていると判断でき、そのために運転時間が長くなっている等の実態をユーザーに納得してもらい、洗濯機設置の改善提案をすることができる。また、突然乾燥時間が長くなった場合にはヒータ23や送風ファン22などの故障などと判断でき、以前から乾燥時間が長い場合には乾燥機能自体ではなく、乾燥時の換気状況やフィルタ15の目詰まりなどの影響によって乾燥時間が長くなっていると判断でき、そのために乾燥時間が長くなっている実態をユーザーに納得してもらうことができ、洗濯機設置の改善やフィルタ掃除状況の改善提案をするなど、異常発生やクレームの原因について適切な判断や説明を行うことができる。
また、コントローラ30が、布量検知部36を有し、かつ判定した布量データを時間データとともに記憶部34に記憶するようにしているので、ユーザーが客観的なデータに基づいて洗濯容量を認識することができ、またそれとの関連で上記各時間データを理解することができるので、洗濯容量が多いことにより運転時間が長い場合にユーザーの納得を容易に得ることができる。特に、乾燥時は、容量が分かり難いために、洗濯物の入れ過ぎによって乾燥時間が長くなったり、しわが多く発生することがあるので効果的である。また、効率的に運転するための洗濯容量の提案も行うことができる。
また、コントローラ30が、洗濯の各行程の種々の組み合わせを設定した複数の洗濯コースから所望の洗濯コースを選択する機能を有し、かつ選択された洗濯コースを時間データとともに記憶部34に記憶するようにしているので、洗濯コースとの関連で上記各時間データを理解することができるので、ユーザーの納得を容易に得ることができる。また、洗濯コースの使用実態について、アンケートやモニターなど特定の人からの情報でしか判断できなかったものが、多くの人々から客観的で正確なデータを得ることもでき、商品開発に生かすことができる。
また、コントローラ30が、脱水時のドラム内の布バランスを判定する布バランス判定部37を有し、かつ布バランス不良発生回数データを時間データとともに記憶部34に記憶するようにしているので、アンバランス回数が多いために運転時間が長くなっている場合に、運転時間が長い原因をユーザーに容易に納得してもらうことができ、またアンバランス回数は洗濯機の設置水平度などの設置環境によって大きく影響されるので、設置環境の改善などをユーザーに提案することができる。
また、コントローラ30が、電源電圧検出機能を有し、検出した電源電圧を乾燥時間データとともに記憶部34に記憶するようにしているので、電源電圧が低いために乾燥熱エネルギーが得られ難く、そのために乾燥時間が長くなっている場合に、運転時間が長い原因をユーザーに容易に納得してもらうことができる。
また、図4に示すように、コントローラ30にパソコン40を接続した状態で、パソコン40からの指令により記憶部34に記憶されている上記各種データをパソコン40に取り出し、パソコン40にてデータ処理し、例えば異常発生時には、パソコン40の表示画面45上に図5に示すようなデータ状態にして表示するように構成することができる。図5では、異常発生がどの運転行程で生じたか、その運転時に選択された運転コース、洗濯布量や乾燥布量、異常の繰り返し回数を表示するとともに、前回又は前々回の運転回数、給水時間、排水時間、乾燥時間、脱水時のアンバランス検知回数などを行程毎の平均値で表示するようにしている。
また、異常を生じたわけではないが、洗濯に時間がかかり過ぎるなどのクレームを受けて保守サービスマンが派遣された場合などには、図6に示すように、最近の運転時の給水時間、排水時間、乾燥時間、アンバランス検知回数、選択された運転コース、洗濯布量や乾燥布量などを表示するとともに、前回と前々回の運転回数、給水時間、排水時間、乾燥時間、アンバランス検知回数などを行程毎の平均値で表示するようにしている。これによって、故障状態や故障修理に必要な情報を表示画面45から明瞭に知ることができ、また洗濯機自体の故障でない場合にも、表示画面45から設置環境等によるクレーム発生であることをユーザーに理解してもらえるように説明したり、対策を提案したりすることができる。
なお、本実施形態では、ドラム式洗濯機を用いて説明したが、洗濯方式には影響されないため縦型洗濯機や縦型洗濯乾燥機でも利用できる。
また図4にて接続手段41をコントローラ30とは別にして説明したが、接続手段41をコントローラ30に内蔵してもよい。
本発明によれば、異常発生又はクレームを受ける前の複数回の洗濯時の給水時間、排水時間、乾燥時間などに関するデータを、洗濯機の表示部やパソコンの表示画面に表示することができるので、ユーザーの給水、排水、換気環境などの影響を客観的なデータとして表示することができ、それによって異常発生やクレームの原因について適切な判断や説明を行うことができるので、各種洗濯機の保守に有効に利用できる。
1 洗濯機筐体
3 回転ドラム
30 コントローラ
31 制御部
32 設定部
33 表示部
34 記憶部
36 布量検知部
37 布バランス判定部
40 パソコン
41 接続手段
45 表示画面

Claims (2)

  1. コントローラにて各動作部を制御し、給水・攪拌を行う洗い行程と、排水・脱水・給水・攪拌を行うすすぎ行程と、排水・脱水を行う脱水行程と、乾燥・送風を行う乾燥行程を行う乾燥機能付き洗濯機において、コントローラに、過去の複数回の洗濯時の電源電圧とともに乾燥時間データを記憶する記憶手段と、所定の指示信号を入力された時に記憶されている電源電圧とともに乾燥時間データを出力するデータ出力手段とを設けたことを特徴とする洗濯機の保守支援システム。
  2. コントローラと保守サービスマンが携帯するパソコンとを接続する接続手段を備え、コントローラにパソコンを接続した状態で、パソコンからの指令によりデータ出力手段を介して記憶手段に記憶されたデータをパソコンに取り出し、パソコンにてデータ処理して故障状態の説明や故障修理に必要な情報を表示画面上に表示するようにしたことを特徴とする請求項1記載の洗濯機の保守支援システム。
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