JP4558473B2 - 端子付き平面回路およびその製造方法 - Google Patents
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Description
1)先ず、ベースフィルム2上に線状の導体部3を形成し、該導体部3に貫通孔4を設ける。次いで、ピン端子1を前記貫通孔4に貫通させて配設する(図7(a))。
2)次いで、複数の前記貫通部4を連ねる鎖線部分6で前記ベースフィルム2を折り返し、前記ベースフィルム2の前記折り返し部でピン端子1の後部を挟み込み,予め塗布された接着剤5でピン端子1を接着・固定する。最後にピン端子1の連結部1aを鎖線部分7で切断する(図7(b))。
1)導体部3とピン端子1との接合を行う場合、信頼性の高いはんだ付け・溶接等の加熱手段を用いた接合方法で行うと、ベースフィルム2の加熱したピン端子1と接触している部分の近傍に熱的劣化を引き起こしたり、あるいは、ベースフィルム2を溶かしたりする。このような端子付き平面回路を装置に組み込むと、平面回路がその劣化部分で他の装置部品と短絡等の電気的不具合を生じる恐れがある。
2)導体部3上に貫通孔4を開けため、その機械的強度が低下する。また、導体部3が線材の場合には、導体部3上に貫通孔4を開け、その部分にピン端子1を挿入することは困難である。
本発明は、上述した問題に鑑みなされたもので、電気的に信頼性があり、十分な機械的強度を有する端子付き平面型回路基板およびその製造方法を提供することを目的とする。
図1(a)〜(g)は、本発明にかかる端子付き平面回路の一実施形態の製造工程を示す図である。その製造工程は以下の通りである。即ち、
1)先ず、連結された端子11(例えば、厚さ0.5mmのスズメッキされたりん青銅からなる)を用意する(図1(a))。
2)次いで、前記端子11の上に、回路基板となる粘着層付きPETフィルム12(例えば厚さ0.1mm)を粘着層を上側にして載置する。この際、端子11の先端部11aがPETフィルム12の外側に延出するように、PETフィルム12を位置決めする(図1(b))。
3)次いで、PETフィルム12の粘着層の上に、線材(例えば、径0.3mmの銅線)で布線装置(例えば、特開2001−126942に示すもの)を用いて導体パターン13を形成する(図1(c))。この際、導体パターン13の端末13aをPETフィルム12の外側に延出し、端子11の先端部11a上に位置するようにする。
4)次いで、端子11の先端部11aと導体パターン13の端末13aをPETフィルム12の外側で抵抗溶接にて、溶接、固定する(図1(d))。
5)次いで、連結された端子11を、PETフィルム12の側縁線(A)を軸にして上側に回転し、前記溶接部14をPETフィルム12の粘着層上に接着、固定する(図1(e))。
6)次いで、回路保護のため保護カバーとなるフィルム15を導体パターン13上および溶接部14上にラミネートし、端子11の連結部11bを切り離す(図1(f))。
7)最後に、PETフィルム12およびフィルム15を所望の形状に裁断する(図1(g))。
1)先ず、ばらばらな端子11をフィルム16の上に並べ、接着固定する(図2(a))。
2)次いで、前記端子11の上に、回路基板となる粘着層付きPETフィルム12を粘着層を上側にして載置する。この際、端子11の先端部11aがPETフィルム12の外側に延出るように、PETフィルム12を位置決めする(図2(b))。
3)次いで、PETフィルム12の粘着層の上に、線材で布線装置を用いて導体パターン13を形成する(図2(c))。この際、導体パターン13の端末13aがPETフィルム12の外側に延出されて端子11の先端部11a上に位置するようにする。
4)次いで、端子11の先端部11aと導体パターン13の端末13aをPETフィルム12の外側で抵抗溶接にて、溶接、固定する(図2(d))。この際、端子11を固定しているフィルム16は加熱により損傷を受ける場合がある。
5)次いで、端子11付きフィルム16を、PETフィルム12の側縁線(A)を軸にして回転し、フィルム16と端子11の溶接部14をPETフィルム12の粘着層に接着、固定する(図2(e))。
6)次いで、導体パターン13と損傷を受けている恐れのあるフィルム16を保護するために、保護カバーとなるフィルム15を導体パターン13上および溶接部14上にラミネートする(図2(f))。
7)最後に、PETフィルム12およびフィルム15,16を所望の形状に裁断する(図2(g))。
1)先ず、フィルム17上に接着された銅箔をエッチングすることにより形成された端子11を用意する(図3(a))。
2)次いで、前記フィルム17上に、線材からなる導体パターン13を有する板状回路基板18を位置決めし、載置する(図3(b))。
3)次いで、導体パターン13の回路基板18から延出した端末13aと端子11をはんだ付けして溶接し、溶接部14を形成する(図3(c))。
4)最後に、フィルム17と端子11を回路基板18の側縁線(A)を軸にして回転し、フィルム17と回路基板18を接着し、溶接部14をフィルム17と回路基板18の間に固定して、保護する(図3(d))。
1)先ず、端子11を用意する(図4(a))。
2)次いで、上側に粘着層を塗布したABS回路基板21(厚み1mm)を前記端子11の上に、端子11の先端部11aが回路基板21の外側に延出するように位置決めし、載置する(図4(b))。
3)次いで、前記回路基板21の上に、線材(例えば径0.2mmのAl線)で導体パターン13を布線装置を用いて形成する。この際、導体パターン13の端末13aは、回路基板21の外側の端子11の先端部11a上に位置するようにする(図4(c))。
4)次いで、端子11の先端部11aと導体パターン13の端末13aを、回路基板21の外側でフュージングにより溶接固定し、溶接部14を形成する(図4(d))。
5)最後に、端子11を回路基板21の側縁線(A)を軸にして接合部位が内側になるようにU字状に折り曲げて、接合部位を前記回路基板21に接するにし、端子11を回路基板21上に接着固定する。この状態で、接合部位は回路基板21と端子11の間に位置し、端子11面が露出している(図4(e))。
1)回路基板となる粘着層付きフィルム31の上に線材を布線して導体パターン13を形成する。この際、前記導体パターン13の端末13aがフィルム31の外側に延出するようにする(図5(a))。
2)次いで、端子11を前記端末13aの下側に位置決めし、端子11と端末13aをフィルム31の外側ではんだ接合し、溶接部14を形成する(図5(b))。
3)次いで、保護カバーとなるフィルム32をフィルム31上および溶接部14上に被せて接着し、溶接部14をフィルム32に固定する(図5(c))。
4)最後に、全体を反転させて、フィルム32を下側にし、フィルム31を上側にして、所望の形状に切り抜く。この状態で、導体パターン13はフィルム32で被われ、溶接部14は,接合部位がフィルム32と端子11の間に位置し、端子11面が露出している(図5(d))。
1)先ず、回路基板となる粘着層付きフィルム31の上に線材を布線して導体パターン13を形成し、その上に保護カバーとなるフィルム32をラミネートする。この際、前記導体パターン13の端末13aがフィルム31の外側に延出するようにする。次いで、前記端末13aに端子11を接合する(図6(a))。
2)次いで、端末13aをフィルム31の側縁線を軸にして折り曲げ(図6(b))、溶接部14の接合部位がフィルム32に接するように、フィルム32上に端子11を固定し、所望の形状に切り抜く。この状態で、溶接部14は,接合部位がフィルム32と端子11の間に位置し、端子11面が露出している(図6(c))。
11a 先端部
11b 連結部
12、15、16、17、31、32 フィルム
13 導体パターン
13a 端末
14 溶接部
18、21 回路基板
Claims (6)
- 端子が平面回路に取り付けられた端子付き平面回路であって、回路基板上には、部分的に前記回路基板から延出した導体パターンが形成されており、前記端子と前記導体パターンの延出部との接合部は、接合部位が前記回路基板面に接し前記接合部位の反対側端子面が露出して、前記回路基板上に固定されていることを特徴とする端子付き平面回路。
- 端子が平面回路に取り付けられた端子付き平面回路であって、回路基板上には、部分的に前記回路基板から延出した導体パターンが形成されており、前記端子と前記導体パターンの延出部との接合部は、接合部位が前記回路基板上の前記導体パターンを覆った保護カバーに接し前記接合部位の反対側端子面が露出して、前記保護カバー上に固定されていることを特徴とする端子付き平面回路。
- 前記端子は前記導体パターンの前記延出部に溶接により接合されていることを特徴とする請求項1または2記載の端子付き平面回路。
- 端子を平面回路に取り付ける端子付き平面回路の製造方法であって、
回路基板の上に導体パターンを部分的に前記回路基板外に延出するように形成した平面回路を用い、前記端子を前記導体パターンの延出部に接合する工程と、
前記端子と前記延出部との接合部を、接合部位が前記回路基板面に接し前記接合部位の反対側端子面が露出するように、前記回路基板上に固定する工程と、を有することを特徴とする端子付き平面回路の製造方法。 - 端子を平面回路に取り付ける端子付き平面回路の製造方法であって、
回路基板の上に導体パターンを部分的に前記回路基板外に延出するように形成した平面回路を用い、前記端子を前記導体パターンの延出部に接合する工程と、
前記端子と前記延出部との接合部を、接合部位が前記回路基板上の前記導体パターンを覆った保護カバーに接し前記接合部位の反対側端子面が露出するように、前記保護カバー上に固定する工程と、を有することを特徴とする端子付き平面回路の製造方法。 - 前記端子を前記導体パターンの前記延出部に溶接により接合することを特徴とする請求項4または5記載の端子付き平面回路の製造方法。
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JP2004015064A (ja) * | 2002-06-10 | 2004-01-15 | Samsung Techwin Co Ltd | 両面の端子が連結された基板及びこれを製造する方法 |
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