JP4556742B2 - 車両直下画像表示制御装置および車両直下画像表示制御プログラム - Google Patents

車両直下画像表示制御装置および車両直下画像表示制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、車両底部の直下の撮影画像に基づく画像を表示装置に表示させるための車両直下画像表示制御装置および車両直下画像表示制御プログラムに関する。
従来、車両の周囲を撮影する車載カメラ(例えば後方監視カメラ)の撮影画像を取得し、その撮影画像を加工することで、車両および車両周囲を含む鳥瞰画像を生成し、それを画像表示装置に表示させる装置が提案されている(例えば特許文献1、2参照)。このような装置を用いることで、ドライバーは、自車両と周辺の障害物や駐車スペースとの位置関係を容易に把握することができる。
また、車両が移動することを利用して、車両の周囲を撮影する車載カメラの過去の撮影画像から、現在の車両底部の直下に当たる部分、すなわち、鳥瞰画像中では車両の陰に隠れている部分の画像を生成し、その画像を車両の画像と共に透過的に表示する装置が提案されている(特許文献3参照)。
特開2002−87160号公報 特開2002−120675号公報 特開2004−336613号公報
しかし、このようにして生成した車両底部直下の画像は、あくまでも過去の撮影画像に基づく推定画像であって、リアルタイム性が乏しい。したがって、移動物体が車両底部直下に進入することや、何らかの理由で車両底部直下の地形が変形することがあっても、それが直ちに画像表示装置の表示に反映されることがない。また、このような推定画像の配置は、車両の移動量等に基づく位置計算によって間接的に算出されるものであるので、不正確となりがちである。
本発明は上記点に鑑み、車両底部直下の画像を画像表示装置に表示させる装置において、その車両底部直下の画像のリアルタイム性および正確性を従来よりも高めることを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の特徴は、車両直下画像表示制御装置が、自車両底部直下を撮影する直下用車載カメラによって撮影された画像(以下、直下撮影画像という)および自車両周囲を撮影する周囲用車載カメラによって撮影された周囲撮影画像を取得するインターフェース回路を有し、さらに、このインターフェース回路が取得した直下撮影画像および周囲撮影画像に基づいて、自車両および自車両周囲を含む鳥瞰画像を、直下撮影画像に基づく自車両の陰となる部分の画像が視認できるような表現で生成して表示用画像とし、さらに、こ表示用画像を画像表示装置に表示させることである。
このように、車両直下画像表示制御装置は、自車両の陰となる部分の画像を、直下用車載カメラによる、自車両底部を直接撮影した画像に基づいたものとすることで、画像表示装置に表示させる車両直下の画像のリアルタイム性および正確性を高めるようになっている。なお、ここでいう「撮影」とは、外部の風景を画像信号に変換することをいう。
また、車両直下画像表示制御装置は、自車両の近傍に障害物があることを検出することができる場合、その障害物の検出に基づいて、上述の直下撮影画像に基づく自車両の陰となる部分の画像を画像表示装置に表示させるようになっていてもよい。このように、後に自車両底部の直下に障害物が進入する可能性が高い状況において、直下撮影画像を用いた自車両底部の直下の画像表示を画像表示装置に行わせることで、その障害物が直下に進入したときに、ドライバーは、その障害物に対するより正確な位置認識を行うことができるようになる。なお、ここでいう「自車両の近傍」とは、短時間内(例えば30秒以内)に自車両の直下に入る可能性のあるような位置をいう。
また、車両直下画像表示制御装置は、自車両の周囲または直下に移動物体があることを検出することができる場合、その移動物体の検出に基づいて、上述の直下撮影画像に基づく自車両の陰となる部分の画像を、画像表示装置に表示させるようになっていてもよい。このように、後に移動物体が自車両の底部直下に進入する可能性高い状況において、直下撮影画像を用いた自車両底部の直下の画像表示を画像表示装置に行わせることで、その移動物体が実際に直下に入ってしまった場合に、ドライバーは、その移動物に対してリアルタイムで位置認識を行うことができるようになる。
また、車両直下画像表示制御装置は、自車両の近傍に障害物があることを検出することができ、かつ、自車両の周囲または直下に移動物体があることを検出することができる場合、その障害物の検出および移動物体の検出に基づいて、上述の直下撮影画像に基づく自車両の陰となる部分の画像を画像表示装置に表示させるようになっていてもよい。
さらに、インターフェース回路周囲撮影画像取得するようになっている場合、車両直下画像表示制御装置は、そのインターフェース回路が取得した周囲撮影画像に基づいて、自車両および自車両周囲を含む鳥瞰画像を、過去の周囲撮影画像に基づく現在の自車両の陰となる部分の画像が視認できるような表現で生成すると共に、移動物体を検出しなかったことに基づいて、上述の過去の周囲撮影画像に基づく自車両の陰となる部分の画像を画像表示装置に表示させるようになっていてもよい。
このように、移動物体を検出した場合には直下撮影画像を用い、移動物体を検出しない場合には周囲撮影画像を用いて、自車両の陰となる部分の画像を画像表示装置に表示させることで、リアルタイム性がより必要な状況と比較的必要でない状況の違いに対応した表示制御を行うことができる。
また、車両直下画像表示制御装置は、直下撮影画像を用いた、自車両の陰となる部分の画像を含む表示用画像の生成においては、その直下撮影画像に基づく画像中の、検出した移動物体を強調するような表現で、当該表示画像を生成するようになっていてもよい。
このようになっていることで、ドライバーの移動物体に対する注意をより強く喚起することができる。
また、車両直下画像表示制御装置は、自車両の主電源オン直後に、上述の直下撮影画像に基づく自車両の陰となる部分の画像を、画像表示装置に表示させるようになっていてもよい。なお、自車両の「主電源オン」としては、例えばIGオン、ACCオンがある。このような、自車両の主電源オン直後は、車両を長時間駐車した後である可能性が高く、利用できる過去の周囲撮影画像が非常に古いものとなっている可能性があるので、周囲撮影画像ではなく、直下撮影画像を用いた車両底部直下の画像を表示させることで、車両底部直下の画像のリアルタイム性が大きく向上する。
またこの場合も同様に、車両直下画像表示制御装置は、直下撮影画像を用いた、自車両の陰となる部分の画像を含む表示用画像の生成においては、その直下撮影画像に基づく画像中の、検出した移動物体を強調するような表現で、当該表示画像を生成することで、ドライバーの移動物に対する注意をより強く喚起することができる。
また、障害物検知の方法としては、自車両に搭載された無線受信機が、自車両後部近傍の障害物に取り付けられた無線送信装置からの信号を受信したことに基づいて、自車両の近傍に障害物があることを検出するようになっていてもよい。
また、このような本発明の特徴は、自車両底部直下を撮影する直下用車載カメラによって撮影された直下撮影画像および自車両周囲を撮影する周囲用車載カメラによって撮影された周囲撮影画像を取得するインターフェース回路が取得した直下撮影画像および前記周囲撮影画像に基づいて、自車両および自車両周囲を含む鳥瞰画像を、当該直下撮影画像に基づく自車両の陰となる部分の画像が視認できるような表現で生成して表示用画像とする第1表示用画像生成機能、インターフェース回路が取得した周囲撮影画像に基づいて、自車両および自車両周囲を含む鳥瞰画像を、過去の前記周囲撮影画像に基づく現在の自車両の陰となる部分の画像が視認できるような表現で生成して表示用画像とする第2表示用画像生成機能、自車両の周囲または直下に移動物体があることを検出する移動物体検出機能、および、移動物体検出機能の検出に基づいて、第1表示用画像生成機能によって生成した表示用画像を画像表示装置に表示させ、移動物体検出機能が移動物体を検出しなかったことに基づいて、第2表示用画像生成機能が生成した表示用画像を画像表示装置に表示させる画像表示制御機能を、コンピュータに実現させる車両直下画像表示制御プログラムとして捉えることもできる。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について説明する。図1に示す本実施形態の車両用ナビゲーション装置1は、以下詳述する通り、自車両の後退時に、自車両の後方および自車両を含む鳥瞰画像を、自車両の底部直下が視認できるように、ドライバーに表示するようになっている。
図1に、本実施形態に係る車両用ナビゲーション装置1のハードウェア構成を示す。この車両用ナビゲーション装置1は、位置検出器11、操作スイッチ群12、画像表示装置13、スピーカ14、インターフェース回路15、RAM16、ROM17、外部記憶媒体18、シフト位置センサ19、操舵角センサ20、後方監視カメラ21、直下監視カメラ22、および制御回路23を有している。
後方監視カメラ21および直下監視カメラ22は、それぞれ車両に取り付けられ、車両外部を撮影し、その撮影の結果生成した画像信号を、繰り返し(例えば1/30秒間隔で)インターフェース回路15に出力するようになっている。図2に、車両用ナビゲーション装置1が搭載された車両2における、後方監視カメラ21および直下監視カメラ22の取り付け位置を示す。この図に示す通り、後方監視カメラ21は、車両2の後部上方に取り付けられ、車両2の後部の路面等を撮影するように配置されている。また、直下監視カメラ22は、車両2の後部(より具体的には後輪と後端の間)の底面に取り付けられ、その底面の直下の路面等を撮影するように配置されている。
位置検出器11は、いずれも周知の図示しない地磁気センサ、ジャイロスコープ、車速センサ、およびGPS受信機等のセンサを有しており、これらセンサの各々の性質に基づいた、車両の現在位置や向きを特定するための情報を制御回路23に出力する。
操作スイッチ群12は、車両用ナビゲーション装置1に設けられた複数のメカニカルスイッチ、画像表示装置13の表示面に重ねて設けられたタッチパネル等の入力装置から成り、ユーザによるメカニカルスイッチの押下、タッチパネルのタッチに基づいた信号を制御回路23に出力する。
画像表示装置13は、制御回路23から出力された映像信号に基づいた映像をユーザに表示する。
インターフェース回路15は、後方監視カメラ21、直下監視カメラ22から受けた画像信号から撮影画像データを生成し、その生成した撮影画像データを制御回路23に出力する。以下、後方監視カメラ21からの画像信号に基いて生成された撮影画像データを、後方撮影画像(周囲撮影画像に相当する)といい、直下監視カメラ22からの画像信号に基いて生成された撮影画像データを、直下撮影画像という。また、インターフェース回路15は、制御回路23からの制御信号に基づいて、後方監視カメラ21および直下監視カメラ22の作動のオン・オフ(例えば電力供給のオン・オフ)を制御するようになっている。
外部記憶部18は、DVD,CD、HDD等の不揮発性の記憶媒体およびそれら記憶媒体に対してデータの読み出し(および可能ならば書き込み)を行う装置から成り、制御回路23が読み出して実行するプログラム、経路案内用の地図データ等を記憶している。
地図データは、リンクおよびノードの位置、種別、ノードとリンクとの接続関係情報等を含む道路データ、および施設データを有している。施設データは、施設毎のエントリを複数有しており、各エントリは、対象とする施設の名称情報、所在位置情報、施設種類情報等を示すデータを有している。
シフト位置センサ19は、車両のシフト位置、またはドライブレンジ(D、R、N、P等)を検出し、その検出したシフト位置またはドライブレンジの信号をシフト位置センサ19に出力する。
操舵角センサ20は、車両のステアリングの回転量を検出し、その検出結果に基づく信号をシフト位置センサ19に出力する。
制御回路(コンピュータに相当する)23は、ROM17および外部記憶媒体18から読み出した車両用ナビゲーション装置1の動作のためのプログラムを実行し、その実行の際にはRAM16、ROM17、および外部記憶媒体18から情報を読み出し、RAM16および外部記憶媒体18に対して情報の書き込みを行い、位置検出器11、操作スイッチ群12、画像表示装置13、スピーカ14、インターフェース回路15、シフト位置センサ19、後方監視カメラ21、および直下監視カメラ22等と信号の授受を行う。
制御回路23がプログラムを実行することによって行う具体的な処理としては、現在位置特定処理、誘導経路算出処理、経路案内処理等がある。
現在位置特定処理は、位置検出器11からの信号に基づいて、周知のマップマッチング等の技術を用いて車両の現在位置や向きを特定する処理である。誘導経路算出処理は、操作スイッチ群12からユーザによる目的地の入力を受け付け、現在位置から当該目的地までの最適な誘導経路を算出する処理である。経路案内処理は、外部記憶媒体18から地図データを読み出し、算出された誘導経路、目的地、経由地および現在位置等をこの地図データの示す地図上に重ねた画像を、画像表示装置13に出力し、案内交差点の手前に自車両が到達した等の必要時に、右折、左折等を指示する案内音声信号をスピーカ14に出力する処理である。
また、本実施形態の制御回路23は、図3にフローチャートとして示す画像表示制御プログラム100を、繰り返し実行するようになっている。この画像表示制御プログラム100の実行において、制御回路23は、まずステップ105で、自車両が後退状態にあるか否かを判定する。自車両が後退状態にあるか否かは、具体的には、シフト位置センサ19からの信号に基づいて、現在のシフト位置またはドライブポジションが、R(すなわち後退)であるか否かによって判定する。自車両が後退状態にある場合、続いてステップ110を実行し、後退状態にない場合、画像表示制御プログラム100の一回分の実行を終了する。
ステップ110では、後方監視カメラ21を起動させるための制御信号をインターフェース回路15に出力する。
続いてステップ115では、自車両の予想進行領域を推定する。具体的には、操舵角センサ20からの信号に基づいて、現在の車輪の向きを推定し、さらにこの推定した車輪の向きに基づいて車両の回転半径および回転中心を推定する。そして、車両の後端から、その推定した回転半径および回転中心によって決まる円の周方向に沿って基準長さだけ続く領域を、自車両の予想進行領域とする。ここで、基準長さは、あらかじめ記憶された一定値(例えば5メートル、車両の全長の3倍等)であってもよいし、車速等の各種条件に基づいて変動する値であってもよいし、一定の範囲内でランダムに決まる値であってもよい。
続いてステップ120では、ステップ115で推定した予想進行領域中に障害物があるか否かを判定する。ここでいう障害物とは、車止め、石、壁、窪み等、路面と面を同じくしない、車両に対して邪魔になる可能性が高い立体物をいう。
ある物が路面であるか障害物があるかは、例えば後方監視カメラ21が、車両後端の離れた2点において後方を撮影できるようになっていれば、それら2点で撮影された画像を取得して比較することで、判別することができる。このためには、後方監視カメラ21がステレオカメラとなっていてもよいし、後方監視カメラ21は、車両後右端および車両後左端に取り付けられた2つのカメラから成っていてもよい。
また、2点で撮影された画像の比較は、取得した後方撮影画像の色分布や輝度分布に基づいて、個々の物(路面、路面上のペイント等)の表面の輪郭を抽出し、両画像において抽出した輪郭間の同定を、あらかじめROM17または外部記憶媒体18に記録されている後方監視カメラ21の両撮影位置および両撮影方向の情報に基づいて行う。そして、同定された輪郭の、両撮影画像中の形状の変化が、両撮影位置および両撮影方向に基づいて決まる、道路表面と面を同じくする表面の変化の特徴と相違するか否かに基づいて、その輪郭に対応する物体が、障害物であるか否かを判定する。また、その障害物が予想進行領域中にあるか否かは、後方撮影画像中のその障害物の位置が、予想進行領域の路面を後方撮影画像に投影した領域内にあるか否かで判定する。
また、平坦な路面に照射すると、その路面上に直線が描かれるようなレーザーを、車両後方の路面の指定された部分に照射するレーザー照射器が、車両に設置されている場合、制御回路23がこのレーザー照射器に対し、車両の予想進行領域の各部を順次照射するよう指定し、このレーザー照射器によって描かれた線を後方撮影画像から抽出し、その抽出した線が直線であれば、その部分は路面であると判定し、その抽出した線が折れ線または曲線であれば、その部分は障害物であると判定するようになっていればよい。そして、1つでも障害物がある部分を検出した場合、ステップ120で障害物があると判定すればよい。なお、平坦な路面に直線が描かれるようなレーザー照射器は、光を特定の方向にのみ拡散させるシリンドリカルレンズまたはシリンドリカルな反射板に対してビーム状の光線を当て、その拡散光を車両後方に射出するような構成のものを用いることによって、実現することができる。
また、ある物が路面であるか障害物があるかは、車両からその物の位置への方向と、車両からその物の位置への距離とを検出し、その物が路面と同じ面の位置にあるか否かで判別することができる。ここで、車両からその物への位置の距離は、例えば車両用ナビゲーション装置1が、指定された方向に音波を発射し、その発射時から、その発射した音波の反射波を受けるまでの待ち時間を検出する音波発射器を有する場合は、制御回路23が、その音波発射器を、車両進行領域の各部に音波を順次発射するよう制御し、それぞれの待ち時間を取得することで、各部の自車両からの距離を検出することができる。
予想進行領域中に障害物があることを検出した場合、続いてステップ125を実行し、障害物を検出しなかった場合、続いてステップ123を実行する。
ステップ125では、取得した撮影画像中に移動物体、すなわち路面に対して移動している物体が存在するか否かを判定する。ここでいう撮影画像とは、後方監視カメラ21のみが起動している場合は、後方撮影画像であり、後方監視カメラ21および直下監視カメラ22が起動している場合は、後方撮影画像および直下撮影画像である。撮影画像中に移動物体があるか否かの判定は、(1)車両の移動に伴って発生する、隣り合う時刻に撮影された2つの撮影画像間の撮影位置の移動ベクトルの特定、(2)順番に撮影された複数の撮影画像中の、同一物体の同定、(3)およびその同一物体の撮影間隔当たりの移動ベクトルが、(1)で特定した移動速度ベクトルと異なるか否かの判定という、3つの手順によって実現する。
ここで、(1)の移動ベクトルの特定は、例えば特開2004−283913号公報に記載のブロックマッチング法用いることで実現する。すなわち、ある時刻に撮影された撮影画像A中の一部画像aと、その次の時刻に撮影された撮影画像Bの、当該一部画像aと合同な形状の一部画像bと、を一致するように重ね、そのとき互いに重なった画素の輝度差を一部画像aの全画素に渡る総和を算出する。そのような輝度誤差総和の算出を、一部画像bの位置を撮影画像B中で順次ずらしながら複数回行い、その結果、最も輝度誤差総和の少ない一部画像bを特定する。そして、この特定した一部画像bの撮影画像B中の相対位置と、一部画像aの撮影画像A中の相対位置との間のずれの大きさおよび方向を、2つの撮影画像A、B間の撮影位置の移動ベクトルとして特定する。
また、(2)の、複数の撮影画像間の同一物体の同定は、以下のような手順で実現する。すなわち、各撮影画像を、しきい値輝度より高いか低いかで2値化(高い場合1、低い場合ゼロ)し、値が1の画素が2次元的に多数連続する領域を、1つの物体であるとする。そして、隣り合う撮影時刻の撮影画像の間で、自身の領域が多く(例えば80パーセント以上)重なりあっている物体を、同一物体であると同定する。なお、しきい値輝度は、あらかじめ記憶された一定値であってもよいし、各種条件(例えば、昼夜の別、時刻、図示しない雨滴センサによる降雨の有無、図示しない日射量センサに基づく日射量等)に基づいて変動する値であってもよいし、一定の範囲内でランダムに決まる値であってもよい。
また、(3)における、同一物体の撮影間隔当たりの移動ベクトルは、同一物体の代表点(例えば重心点、最上側端点、最下側端点、最右側端点、最左側端点)の、隣り合う撮影時刻の画像間の移動ベクトルとなる。
取得した撮影画像中に移動物体が存在しない場合、続いてステップ130を実行する。また、取得した撮影画像中に移動物体が存在する場合、続いてステップ135で、直下監視カメラ22を起動させるための制御信号をインターフェース回路15に出力する。
ステップ135に続くステップ140では、後方撮影画像および直下撮影画像を用いて、透過鳥瞰画像を生成する。透過鳥瞰画像を生成の手順は、以下の通りである。まず、現在取得した後方撮影画像を、鳥瞰画像に変換する。この鳥瞰画像への変換は、具体的には図4に示すように、地上の画像の位置データを、地上からの高さHにある後方監視カメラ21の位置からの焦点距離fにあるスクリーン平面Tに投影する変換の逆変換である。すなわち、鳥瞰画像への変換は、後方撮影画像の、後方監視カメラ21を視点として投影した地上面座標系のデータへの座標変換である。
また、生成する鳥瞰画像には、自車両の移動に伴って後方監視カメラ21の視野の内から外に出た部分についても、その部分の位置を推定して含めるようにする。具体的には、ステップ115〜155の繰り返し処理において、先述したブロックマッチング法等を用いて、後方監視カメラ21から取得する時間的に連続した2つの鳥瞰画像の間で一致する領域を抽出し、それに基づいて現在の後方監視カメラ21の視野から外れている移動領域を抽出する。そして、この一致する領域の鳥瞰画像中における移動量だけ、鳥瞰画像中の後方監視カメラ21の視野以外の部分の画像をずらし、その後移動領域の画像を描画する。このようにすることで、過去の後方撮影画像と現在の後方撮影画像とが合成された、車両周辺の鳥瞰画像が生成される。
さらに、この生成した車両周辺の鳥瞰画像中の、自車両の位置に該当する部分に、自車両の画像を重ねる。
そしてさらに、取得した直下撮影画像についても、後方撮影画像と同様に、直下監視カメラ22を視点として投影した地上面座標系のデータへの座標変換を行うことで、後方撮影画像に基づいた車両直下の鳥瞰画像を生成する。そしてこの生成した車両直下の鳥瞰画像を、車両の画像に透過的に重ねる。ここで、透過的に重ねるとは、ユーザが視認できるように重ねることを意味する。このように、車両直下の画像を車両に透過的に重ねて描いた鳥瞰画像が、透過鳥瞰画像である。
このようにして生成した透過鳥瞰画像の例を、図5および図6に示す。図5に示す鳥瞰画像50においては、車両画像51の周りに、後方撮影画像に基づいて生成された他車両画像52がある、また、車両画像51の後輪の直後の部分には、直下撮影画像に基づいて生成された車止め画像53、54がある。ここで、車両画像51の色は、半透明的になっていることで、車止め画像53および像54が、車両を透過して見えるようになる。
また、図6に示す鳥瞰画像60においては、車両画像51の後部51aにおいては、車両の枠線のみが示されており、その内部に車止め画像53および車止め画像53が描かれている。
ステップ140に続いてステップ150では、鳥瞰画像中の移動物体を強調表示するように、鳥瞰画像を加工する。図7に、加工後の鳥瞰画像70の一例を示す。この鳥瞰画像70においては、直下撮影画像に基づいて生成された移動物画像71が、透過的に描かれており、さらに、その移動物画像71を囲む円72が描かれており、さらに、移動物が存在する旨の警告文73が描かれている。なお、移動物体は、輝度を大きくし、色を目立つものにして描くようになっていてもよい。
また、ステップ130では、ステップ140と同様の透過鳥瞰画像を生成する。ただし、ここでは、車両に透過的に重ねる画像は、直下撮影画像を変換したものではなく、過去の後方撮影画像を変換したものとする。過去の後方撮影画像を用いる手順は、ステップ140における、車両周辺の画像に過去の後方撮影画像を用いる場合と同様である。
また、ステップ123では、後方撮影画像に基づいて、車両と車両周囲の鳥瞰画像を生成する。このとき、車両直下の画像は描かない。
ステップ123、130、145に続いては、ステップ150で、生成した画像を画像表示装置13に出力する。これによって、画像表示装置13は、透過鳥瞰画像または、鳥瞰画像を表示する。
続いてステップ155では、鳥瞰画像表示を終了するか否かを、車両の後退状態が終了したか否かで判定する。車両が後退状態であるか否かは、ステップ105と同様に判定する。鳥瞰画像表示を終了しない場合、続いてステップ115を再度実行し、終了する場合、続いてステップ160で、後方監視カメラ21および後方監視カメラ21の作動を停止させるための制御信号をインターフェース回路15に出力し、その後画像表示制御プログラム100の一回分の実行を終了する。
以上のような画像表示制御プログラム100を制御回路23が実行することで、車両用ナビゲーション装置1は、自車両の後退時に(ステップ105、155参照)、後方監視カメラ21を起動し(ステップ110参照)、<A>自車両の予想進行領域に障害物があることを検出し(ステップ115、120参照)、かつ撮影画像中に移動物体があることを検出した場合(ステップ125参照)、直下監視カメラ22を起動し(ステップ135参照)、現在の直下撮影画像に基づく車両直下の透過的な画像を含む透過鳥瞰画像を生成・表示する(ステップ140、145、150参照)。また、<B>自車両の予想進行領域に障害物があることを検出し、かつ撮影画像中に移動物体を検出しなかった場合、過去の後方撮影画像に基づく車両直下の透過的な画像を含む透過鳥瞰画像を生成・表示する(ステップ130、150参照)。また、<C>自車両の予想進行領域に障害物を検出しなかった場合、現在および過去の後方撮影画像に基づいて、透過部分のない車両および車両周囲の鳥瞰画像を表示する(ステップ123、150参照)。
このように、車両用ナビゲーション装置1が、移動物体および予想進行領域の障害物があるという、後に自車両底部の直下に障害物、移動物体が進入する可能性が高い状況において、上方から自車両を見た表示用画像を、直下撮影画像に基づく自車両の陰となる部分の画像が視認できるような表現で生成・表示させることで、画像表示装置13に表示させる車両直下の画像のリアルタイム性および正確性が高まる。そして、その障害物・移動物が自車両直下に進入したときに、ステップ115〜155の処理が繰り返し実行されることで、ドライバーは、その障害物に対するより正確な位置認識をリアルタイムで行うことができるようになる。
また、車両用ナビゲーション装置1は、現在の直下撮影画像に基づく車両直下の透過的な画像を含む透過鳥瞰画像を生成する場合において(ステップ140、145参照)、その直下撮影画像に基づく画像中の、検出した移動物体を強調するような表現で、当該表示画像を生成するようになっているので、ドライバーの移動物に対する注意をより強く喚起することができる。
また、車両用ナビゲーション装置1は、予想進行領域の障害物はあるが、移動物体はないという、透過部分の画像のリアルタイム性の要求が比較的低い状況において、上方から自車両を見た表示用画像を、過去の後方撮影画像に基づく自車両の陰となる部分の画像が視認できるような表現で生成・表示させるので、リアルタイム性がより必要な状況と比較的必要でない状況の違いに対応した透過部分の画像のソースの表示制御を行うことができる。
また、車両用ナビゲーション装置1は、予想進行領域の障害物がないという、透過部分の画像の必要性が比較的低い状況において、上方から自車両を見た表示用画像を、自車両の陰となる部分の画像が視認できないような表現で生成・表示させるので、車両直下の透過画像がより必要な状況と比較的必要でない状況の違いに対応した、鳥瞰画像の表示制御を行うことができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について、第1実施形態と異なる部分について説明する。図8に、本実施形態の車両用ナビゲーション装置6のハードウェア構成を示す。車両用ナビゲーション装置6が第1実施形態の車両用ナビゲーション装置1と異なるのは、車両用ナビゲーション装置6が無線通信回路10を有している点である。
無線通信回路10は、図示しないアンテナが受信した信号に対して増幅、周波数変換、復調、A/D変換等、所定の無線通信プロトコルに従った処理を施し、その結果を制御回路23に出力する。また無線通信回路10は、制御回路23から入力されたデータに対してD/A変換、変調、周波数変換、増幅等、所定の無線通信プロトコルに従った処理を施し、その結果の信号を上記のアンテナに出力する。このような作動により、無線通信回路10は、周囲の無線機と通信することができる。なお、この無線通信回路10の通信可能範囲は、半径1メートル以内程度である。
本実施形態の車両用ナビゲーション装置6の作動は、第1実施形態の車両用ナビゲーション装置1の作動と同等である。ただし、画像表示制御プログラム100の実行においては、車両用ナビゲーション装置6の制御回路23は、ステップ115を実行せず、ステップ110に続いては、ステップ120を実行する。さらにステップ120では、近傍に障害物があるか否かを判定する。具体的には、無線通信回路10を用いて所定の無線信号を送信し、それに対して返答の信号があれば、近傍に障害物(具体的には車止め)があると判定して続いてステップ125を実行する。そして、返答の信号を基準時間内に受信しない場合、近傍に障害物(具体的には車止め)がないと判定して続いてステップ123を実行する。
ここで、図9に、車両用ナビゲーション装置6を搭載する車両2が、車止め3、4のある駐車マス内に停まろうとしている場面を示す。ここで、車止め4の内部また側面には、RFタグ5が取り付けられているものとする。RFタグ5は、無線通信回路10から所定の無線送信があった場合、内蔵電池の電力またはその送信信号の電力を利用して、所定の無線信号を送信する、周知の無線送信機である。
車両2がこのようなRFタグ5の取り付けられている車止め4に近づくことで、無線通信回路10が無線信号を受信し、その結果ステップ120で、近傍に障害物がある旨の判定が為されることになる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態の車両用ナビゲーション装置1のハードウェア構成は、第1実施形態の車両用ナビゲーション装置1のハードウェア構成と同等である。また、本実施形態の車両用ナビゲーション装置1の作動が、第1実施形態の車両用ナビゲーション装置1の作動と異なる部分は、制御回路23が、画像表示制御プログラム100に加えて、図10に示す画像表示制御プログラム200も実行するようになっていることである。
本実施形態の制御回路23は、車両のACCオン時、IGオン時等、車両用ナビゲーション装置1の起動時に、画像表示制御プログラム100の実行に先立ち、この画像表示制御プログラム200の実行を開始する。そして、まずステップ210で、後方監視カメラ21を起動させるための制御信号をインターフェース回路15に出力し、続いてステップ220で、直下監視カメラ22を起動させるための制御信号をインターフェース回路15に出力する。
続いてステップ230で、画像表示制御プログラム100のステップ140と同等の作動で、後方撮影画像および直下撮影画像を用いて、透過鳥瞰画像を生成する。
続いてステップ240では、画像表示制御プログラム100のステップ125と同等の作動で、撮影画像中に移動物体があるか否かを判定する。移動物体がある場合、続いてステップ250を実行し、移動物体がない場合、続いてステップ260を実行する。
ステップ250では、画像表示制御プログラム100のステップ145と同等の作動で、透過鳥瞰画像中の移動物体を強調するよう、透過鳥瞰画像中を加工する。ステップ250に続いては、ステップ260で、生成した透過鳥瞰図画像を画像表示装置13に出力する。
続いてステップ270では、表示終了か否かを判定する。表示終了か否かは、例えば、車速が基準速度を超えたことに基づいて、表示終了であると判定するようになっていてもよい。ここで、基準速度は、あらかじめ記憶された一定値であってもよいし、各種条件に基づいて変動する値であってもよいし、一定の範囲内でランダムに決まる値であってもよい。表示終了でない場合、続いてステップ230を再度実行し、表示終了である場合、続いてステップ280で、後方監視カメラ21および直下監視カメラ22の作動を停止するための制御信号をインターフェース回路15に出力し、その後画像表示制御プログラム200の実行を終了する。
以上のような画像表示制御プログラム200を制御回路23が実行することで、車両用ナビゲーション装置1は、自車両の主電源オン直後に、現在の直下撮影画像に基づいて車両直下の透過的な画像を生成した透過鳥瞰画像を生成・表示し続ける(ステップ230、260参照)。このような、自車両の主電源オン直後は、車両を長時間駐車した後である可能性が高く、利用できる過去の周囲撮影画像が非常に古いものとなっている可能性があるので、周囲撮影画像ではなく、直下撮影画像を用いた車両底部直下の画像を表示させることで、車両底部直下の画像のリアルタイム性が大きく向上する。
また、車両用ナビゲーション装置1は、移動物体を検出した場合は(ステップ240参照)、その透過鳥瞰画像中の検出した移動物体を、強調するような表現で、当該表示画像を生成するようになっている(ステップ250参照)ので、ドライバーの移動物に対する注意をより強く喚起することができる。
なお、上記の各実施形態において、車両用ナビゲーション装置1が車両直下画像表示制御装置に相当し、後方監視カメラ21が直下用車載カメラに相当し、直下監視カメラ22が直下撮影画像に相当する。
また、制御回路23が、画像表示制御プログラム100のステップ120を実行することで、障害物検出手段として機能し、ステップ125を実行することで、移動物体検出手段として機能し、ステップ140および150を実行することで、第1表示用画像生成手段として機能し、ステップ130を実行することで、第2表示用画像生成手段として機能し、ステップ150を実行することで、画像表示制御手段として機能する。
また、制御回路23が、画像表示制御プログラム200のステップ240を実行することで、移動物体検出手段として機能し、ステップ230および240を実行することで、第1表示用画像生成手段として機能し、ステップ260を実行することで、画像表示制御手段として機能する。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の構成は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の各構成要素の機能を実現し得る種々の形態を包含するものである。
例えば、画像表示制御プログラム100のステップ120においては、車両底面直下に現在障害物があるか否かを、後方監視カメラ21が過去に撮影した画像や、レーザー照射器による過去の車両後部の障害物の存在の検出や、車両底面直下に取り付けられた音波発射器からの信号等に基づいて判定し、障害物があれば、ステップ125以降を実行するようになっていてもよい。
また、制御回路23が、ステップ125、130を実行せず、ステップ120で肯定と判定した場合、続いてステップ135を実行するようになっていてもよい。すなわち、撮影画像中に移動物体がない場合でも、直下画像を用いた透過鳥瞰画像の表示を行うようになっていてもよい。
また、制御回路23が、ステップ115、120を実行せず、ステップ110に続いては、ステップ125を実行するようになっていてもよい。すなわち、車両進行領域に障害物がない場合でも、直下画像を用いた透過鳥瞰画像の表示を行うようになっていてもよい。
また、車両用ナビゲーション装置1は、進行領域に障害物があり、かつ移動物体がある場合に限り、直下画像を用いた透過鳥瞰画像の生成を行うようになっているが、直下画像を用いた透過鳥瞰画像の生成は常に行い、進行領域に障害物があり、かつ移動物体がある場合に限り、その生成した画像を画像表示装置13に表示させるようになっていてもよい。
また、車両用ナビゲーション装置1は、進行領域に障害物ある場合に限り、後方撮影画像のみを用いた透過鳥瞰画像の生成を行うようになっているが、後方撮影画像のみを用いた透過鳥瞰画像の生成は常に行い、進行領域に障害物がある場合に限り、その生成した画像を画像表示装置13に表示させるようになっていてもよい。
また、本実施形態では、車両用ナビゲーション装置1は、車両の後退時に、透過鳥瞰図画像等を生成・表示するようになっているが、車両の前進時に、透過鳥瞰図画像等を生成・表示するようになっていてもよい。
また、画像表示制御プログラム100のステップ140では、現在の直下撮影画像に加え、過去の直下撮影画像に基づいて、車両直下の画像を透過的に生成してもよい。このようにすることで、車両直下のうち、ドライバーが視認できる部分を広くすることができる。
また、障害物検出のために車止め等の障害物に取り付けられるのは、RFタグに限らず、どのような送信機であっても、無線通信回路10が、その送信機からの無線信号の受信に基づいて、障害物があることを検出するようになっていればよい。
また、上記各実施形態では、車両直下画像表示制御装置の一例として車両用ナビゲーション装置を示しているが、車両直下画像表示制御装置は、かならずしもナビゲーション装置の機能を有している必要はない。
また、上記各実施形態で、制御回路23が画像表示制御プログラム100や画像表示制御プログラム200を実行することで実現した機能は、それら機能専用のための回路構成を有するICによって実現されてもよい。
本発明の第1実施形態に係る車両用ナビゲーション装置1のハードウェア構成図である。 後方監視カメラ21および直下監視カメラ22の車両2への搭載位置を示す図である。 制御回路23が実行する画像表示制御プログラム100のフローチャートである。 撮影画像の鳥瞰画像への変換を説明するための、後方監視カメラ21の撮影画像と、撮影される路面との関係を示す図である。 画像表示装置13が表示する透過鳥瞰画像50を示す図である。 画像表示装置13が表示する透過鳥瞰画像60を示す図である。 画像表示装置13が表示する、移動物体71が強調された透過鳥瞰画像70を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用ナビゲーション装置1のハードウェア構成図である。 RFタグ5が取り付けられているRFタグ5を示す図である。 制御回路23が実行する画像表示制御プログラム200のフローチャートである。
符号の説明
1、6…車両用ナビゲーション装置、2…車両、3…車止め、4…車止め、
5…RFタグ、10…無線通信回路、11…位置検出器、12…操作スイッチ群、
13…画像表示装置、14…スピーカ、15…インターフェース回路、16…RAM、
17…ROM、18…外部記憶媒体、19…シフト位置センサ、20…操舵角センサ、
21…後方監視カメラ、22…直下監視カメラ、23…制御回路、
50、60、70…鳥瞰画像、51…車両画像、51a…車両後方画像、
52…他車両画像、53、54…車止め画像、71…移動物画像、72…囲み円、
73…警告文、100、200…画像表示制御プログラム。

Claims (10)

  1. 自車両底部直下を撮影する直下用車載カメラによって撮影された直下撮影画像、および自車両周囲を撮影する周囲用車載カメラによって撮影された周囲撮影画像を取得するインターフェース回路と、
    前記インターフェース回路が取得した前記直下撮影画像および前記周囲撮影画像に基づいて、自車両および自車両周囲を含む鳥瞰画像を、前記直下撮影画像に基づく自車両の陰となる部分の画像が視認できるような表現で生成して表示用画像とする第1表示用画像生成手段と
    自車両の近傍に障害物があることを検出する障害物検出手段と、
    前記障害物検出手段の検出に基づいて、前記第1表示用画像生成手段が生成した前記表示用画像を画像表示装置に表示させる画像表示制御手段と、を備えた車両直下画像表示制御装置。
  2. 自車両底部直下を撮影する直下用車載カメラによって撮影された直下撮影画像、および自車両周囲を撮影する周囲用車載カメラによって撮影された周囲撮影画像を取得するインターフェース回路と、
    前記インターフェース回路が取得した前記直下撮影画像および前記周囲撮影画像に基づいて、自車両および自車両周囲を含む鳥瞰画像を、前記直下撮影画像に基づく自車両の陰となる部分の画像が視認できるような表現で生成して表示用画像とする第1表示用画像生成手段と
    自車両の周囲または直下に移動物体があることを検出する移動物体検出手段と、
    前記移動物体検出手段の検出に基づいて、前記第1表示用画像生成手段が生成した前記表示用画像を画像表示装置に表示させる画像表示制御手段と、を備えた車両直下画像表示制御装置。
  3. 自車両底部直下を撮影する直下用車載カメラによって撮影された直下撮影画像、および自車両周囲を撮影する周囲用車載カメラによって撮影された周囲撮影画像を取得するインターフェース回路と、
    前記インターフェース回路が取得した前記直下撮影画像および前記周囲撮影画像に基づいて、自車両および自車両周囲を含む鳥瞰画像を、前記直下撮影画像に基づく自車両の陰となる部分の画像が視認できるような表現で生成して表示用画像とする第1表示用画像生成手段と
    自車両の近傍に障害物があることを検出する障害物検出手段と、
    自車両の周囲または直下に移動物体があることを検出する移動物体検出手段と、
    前記障害物検出手段の検出および前記移動物体検出手段の検出に基づいて、前記第1表示用画像生成手段が生成した前記表示用画像を画像表示装置に表示させる画像表示制御手段と、を備えた車両直下画像表示制御装置。
  4. 記インターフェース回路が取得した前記周囲撮影画像に基づいて、自車両および自車両周囲を含む鳥瞰画像を、過去の前記周囲撮影画像に基づく現在の自車両の陰となる部分の画像が視認できるような表現で生成して表示用画像とする第2表示用画像生成手段備え、
    前記画像表示制御手段は、前記移動物体検出手段が移動物体を検出しなかったことに基づいて、前記第2表示用画像生成手段が生成した前記表示用画像を画像表示装置に表示させることを特徴とする請求項またはに記載の車両直下画像表示制御装置。
  5. 前記第1表示用画像生成手段は、前記インターフェース回路が取得した前記直下撮影画像および前記周囲撮影画像に基づいて、自車両および自車両周囲を含む鳥瞰画像を、前記直下撮影画像に基づく自車両の陰となる部分の画像が視認できるような表現で、かつ、その直下撮影画像に基づく画像中の、前記移動物体検出手段が検出した移動物体を強調するような表現で、生成して表示用画像とすることを特徴とする請求項ないしのいずれか1つに記載の車両直下画像表示制御装置。
  6. 前記画像表示制御手段は、自車両の主電源オン直後に、前記第1表示用画像生成手段が生成した前記表示用画像を前記画像表示装置に表示させることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の車両直下画像表示制御装置。
  7. 自車両底部直下を撮影する直下用車載カメラによって撮影された直下撮影画像、および自車両周囲を撮影する周囲用車載カメラによって撮影された周囲撮影画像を取得するインターフェース回路と、
    前記インターフェース回路が取得した前記直下撮影画像および前記周囲撮影画像に基づいて、自車両および自車両周囲を含む鳥瞰画像を、前記直下撮影画像に基づく自車両の陰となる部分の画像が視認できるような表現で生成して表示用画像とする第1表示用画像生成手段と
    自車両の主電源オン直後に、前記第1表示用画像生成手段が生成した前記表示用画像を画像表示装置に表示させる画像表示制御手段と、を備えた車両直下画像表示制御装置。
  8. 自車両の周囲または直下に移動物体があることを検出する移動物体検出手段を備え、
    前記第1表示用画像生成手段は、前記インターフェース回路が取得した前記直下撮影画像および前記周囲撮影画像に基づいて、自車両および自車両周囲を含む鳥瞰画像を、前記直下撮影画像に基づく自車両の陰となる部分の画像が視認できるような表現で、かつ、その直下撮影画像に基づく画像中の、前記移動物体検出手段が検出した移動物体を強調するような表現で、生成して表示用画像とすることを特徴とする請求項6または7に記載の車両直下画像表示制御装置。
  9. 前記障害物検手段は、自車両に搭載された無線受信機が、自車両後部近傍の障害物に取り付けられた無線送信装置からの信号を受信したことに基づいて、自車両の近傍に障害物があることを検出することを特徴とする請求項またはに記載の車両直下画像表示制御装置。
  10. 自車両底部直下を撮影する直下用車載カメラによって撮影された直下撮影画像および自車両周囲を撮影する周囲用車載カメラによって撮影された周囲撮影画像を取得するインターフェース回路が取得した前記直下撮影画像および前記周囲撮影画像に基づいて、自車両および自車両周囲を含む鳥瞰画像を、前記直下撮影画像に基づく自車両の陰となる部分の画像が視認できるような表現で生成して表示用画像とする第1表示用画像生成手段
    前記インターフェース回路が取得した前記周囲撮影画像に基づいて、自車両および自車両周囲を含む鳥瞰画像を、過去の前記周囲撮影画像に基づく現在の自車両の陰となる部分の画像が視認できるような表現で生成して表示用画像とする第2表示用画像生成手段、
    自車両の周囲または直下に移動物体があることを検出する移動物体検出手段、および、
    前記移動物体検出手段の検出に基づいて、前記第1表示用画像生成手段が生成した前記表示用画像を画像表示装置に表示させ、前記移動物体検出手段が移動物体を検出しなかったことに基づいて、前記第2表示用画像生成手段が生成した前記表示用画像を前記画像表示装置に表示させる画像表示制御手段として、コンピュータを機能させる車両直下画像表示制御プログラム。
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