JP5212920B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、暗視画像、地図画像のような情報提供用画像を適切に表示する車両用表示装置に関する。
近年、例えば赤外線カメラ等の撮影手段により捉えられた自車両周辺の画像から、自車両の走行に影響を与える歩行者等の対象物を抽出し、その情報を自車両の運転者に提供する車両用表示装置が普及しつつある。
例えば、自車両の運転者が、ディスプレイに自車両周辺の映像の表示と検出された対象物の強調映像の表示が行われていない場合、自車両の周囲に自車両の走行に影響を与える対象物が存在しないのか、あるいは装置が正常に動作していないのかを判断することができるようにした車両周辺表示装置が考案されている(特許文献1参照)。
また、ディスプレイの共用化,コスト低減のために、高性能な描画が可能であるナビゲーション装置のディスプレイに、暗視画像を表示させることが検討され、安価な構成でナビゲーション装置の操作性を落さずに暗視画像と地図画像等の表示を両立させることが可能な車載表示装置が考案されている(特許文献2参照)。
特開2004−364112号公報 特開2009−057010号公報
特許文献1,2の例では、歩行者等の自車両の走行に影響を与える警告対象物を、枠で囲む等して強調表示を行って運転者に注意を喚起しているが、その警告対象物が具体的に何処に存在しているかは示していないため、乗員は暗視画像上でその位置を推定する他はなく、警告対象物の正確な位置を把握できないという問題がある。
上記問題点を背景として、本発明の課題は、自車両の走行に影響を与える警告対象物の具体的な位置を表示可能な車両用表示装置を提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するための車両用表示装置は、車両の現在位置を検出する位置検出手段と、道路地図データを記憶する道路地図データ記憶手段と、車両の周囲の夜間の環境を撮影して暗視画像を取得する撮影手段と、道路地図データ上での車両の現在位置を特定し、該現在位置を道路地図データ上に示す地図画像を作成する地図画像作成手段と、作成した地図画像を表示する地図画像表示領域と、取得した暗視画像を表示する暗視画像表示領域とを含む表示手段と、暗視画像を表示手段に表示するための、予め定められた暗視画像表示条件が成立したか否かを判定する暗視画像表示条件判定手段と、道路地図データ上における撮影手段の撮影範囲を含む撮影範囲情報を取得する撮影範囲情報取得手段と、暗視画像表示条件が成立したと判定したときに、暗視画像表示領域に暗視画像を表示するとともに、地図画像表示領域において、撮影範囲情報を、地図画像上における車両の現在位置の少なくとも車両の進行方向に位置するよう地図画像に重畳表示する表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
上記構成によって、車両の乗員は、撮影手段がどの範囲の暗視画像を撮影しているのかを、表示手段の地図表示画面上で把握することが可能となる。
また、上記課題を解決するための車両用表示装置は、車両の現在位置を検出する位置検出手段と、道路地図データを記憶する道路地図データ記憶手段と、車両の周囲の夜間の環境を撮影して暗視画像を取得する撮影手段と、道路地図データ上での車両の現在位置を特定し、該現在位置を道路地図データ上に示す地図画像を作成する地図画像作成手段と、作成した地図画像を表示する地図画像表示領域と、取得した暗視画像を表示する暗視画像表示領域とを含む表示手段と、暗視画像を表示手段に表示するための、予め定められた暗視画像表示条件が成立したか否かを判定する暗視画像表示条件判定手段と、暗視画像表示条件が成立したと判定したときに、暗視画像表示領域に暗視画像を表示する表示制御手段と、暗視画像から車両の走行に影響を与える警告対象物を検知する警告対象物検知手段と、警告対象物検知手段が警告対象物を検知した場合、暗視画像における警告対象物の検知位置に基づいて、その警告対象物の道路地図データ上での位置を特定する警告対象物位置特定手段と、道路地図データ上における撮影手段の撮影範囲を含む撮影範囲情報を取得する撮影範囲情報取得手段と、を備え、
表示制御手段は、警告対象物検知手段が警告対象物を検知した場合、地図画像表示領域において、撮影範囲情報を、地図画像上における車両の現在位置の少なくとも車両の進行方向に位置するよう地図画像に重畳表示するとともに、特定した警告対象物の道路地図データ上での位置を、地図画像に重畳表示された撮影範囲情報内に位置するよう地図画像に重畳表示することを特徴とする。
上記構成によって、車両の乗員は、警告対象物がどの位置に存在しているのかを、表示手段の暗視画像に加えて、地図表示画面上で把握することが可能となる。
また、上記課題を解決するための車両用表示装置は、車両の現在位置を検出する位置検出手段と、道路地図データを記憶する道路地図データ記憶手段と、車両の周囲の夜間の環境を撮影して暗視画像を取得する撮影手段と、道路地図データ上での車両の現在位置を特定し、該現在位置を道路地図データ上に示す地図画像を作成する地図画像作成手段と、作成した地図画像を表示する地図画像表示領域と、取得した暗視画像を表示する暗視画像表示領域とを含む表示手段と、暗視画像を表示手段に表示するための、予め定められた暗視画像表示条件が成立したか否かを判定する暗視画像表示条件判定手段と、暗視画像表示条件が成立したと判定したときに、暗視画像表示領域に暗視画像を表示する表示制御手段と、暗視画像から車両の走行に影響を与える警告対象物を検知する警告対象物検知手段と、警告対象物検知手段が警告対象物を検知した場合、暗視画像における警告対象物の検知位置を取得する検知位置取得手段と、取得した暗視画像における警告対象物の検知位置に基づいて、その警告対象物の道路地図データ上での位置を特定する警告対象物位置特定手段と、道路地図データ上における撮影手段の撮影範囲を含む撮影範囲情報を取得する撮影範囲情報取得手段と、を備え、
表示制御手段は、警告対象物検知手段が警告対象物を検知した場合、地図画像表示領域において、撮影範囲情報と特定した警告対象物の道路地図データ上での位置とを、地図画像に重畳表示することを特徴とする。
上記構成によって、車両の乗員は、警告対象物を検知したときに、撮影手段がどの範囲の暗視画像を撮影しているのか、および警告対象物がどの位置に存在しているのかを、表示手段の暗視画像に加えて、地図表示画面上で把握することが可能となる。
また、本発明の車両用表示装置は、暗視画像から車両の走行に影響を与える警告対象物を検知する警告対象物検知手段と、警告対象物検知手段が警告対象物を検知した場合、暗視画像における警告対象物の検知位置を取得する検知位置取得手段と、取得した暗視画像における警告対象物の検知位置に基づいて、その警告対象物の道路地図データ上での位置を特定する警告対象物位置特定手段と、を備え、表示制御手段は、警告対象物検知手段が警告対象物を検知した場合、撮影範囲情報に加えて、特定した警告対象物の道路地図データ上での位置を、地図画像に重畳表示する。
上記構成によって、撮影範囲情報を地図上に重畳表示しているときに、警告対象物を検知した場合でも、撮影手段がどの範囲の暗視画像を撮影しているのか、および警告対象物がどの位置に存在しているのかを、表示手段の暗視画像に加えて、地図表示画面上で把握することが可能となる。
また、本発明の車両用表示装置における撮影範囲情報は、撮影手段の撮影範囲と、撮影範囲に含まれて、車両の走行に影響を与える警告対象物を検知可能な検知範囲とのうちの少なくとも一方を含む。
検知範囲は、概ね撮影範囲よりも狭いことが多い。上記構成によって、車両の乗員は、撮影範囲と検知範囲とのいずれをも、表示手段の地図表示画面上で把握することが可能となる。
また、本発明の車両用表示装置は、車両の状態を取得する車両状態取得手段と、取得した車両状態に基づいて車両状態画像を作成する車両状態画像作成手段と、を備え、表示制御手段は、暗視画像表示条件判定手段が、暗視画像表示条件が成立しないと判定した場合、暗視画像表示領域に車両状態画像を表示する。
上記構成によって、暗視画像を表示する必要がないと考えられる昼間などには、暗視画像以外の画像(情報)を表示することができ、表示手段の暗視画像表示領域を効率よく活用でき、乗員が必要とする情報を表示することができる。
また、本発明の車両用表示装置は、乗員が操作入力を行う操作入力手段と、乗員の操作入力を検出する操作入力検出手段と、を備え、暗視画像表示条件判定手段は、操作入力検出手段が乗員による予め定められた操作入力を検出したときに暗視画像表示条件が成立したと判定する。
上記構成によって、乗員が必要とするときに、表示手段に暗視画像を表示することが可能となる。
車両用表示装置の電気的構成の一例を示すブロック図。 ナビゲーション装置の電気的構成の一例を示すブロック図。 ディスプレイユニットの電気的構成の一例を示すブロック図。 暗視カメラ,表示器の取り付け例を示す図。 表示画像の作成および表示の流れを説明する図。 表示画像の作成および表示の流れを説明する図(変形例2)。 通常モード時の表示器における表示例を示す図。 ナイトビューモード時の表示器における表示例を示す図。 図8に続く警告対象物検知時の表示器における表示例を示す図。 ナイトビューモードの警告対象物検知時の表示器における表示例を示す図(変形例1)。 ナイトビューモード時の表示器における表示例を示す図(変形例2)。 撮影範囲情報の例を示す図。
以下、本発明の車両用表示装置の一実施例を、図面を用いて説明する。図1に、本発明の車両用表示装置1の電気的構成を表すブロック図を示す。車両用表示装置1は、車内LAN(Local Area Network)50にネットワーク接続された、ナイトビュー装置40,ナビゲーション装置100,ディスプレイユニット300を含んで構成される。また、ボデー系ECU200(詳細は後述)を含む構成としてもよい。
車両用表示装置1では、ナイトビュー装置40,ナビゲーション装置100において、それぞれ暗視画像描画データ,地図描画データを作成して、車内LAN50を介してディスプレイユニット300に出力し、ディスプレイユニット300で、これら2つの描画データを合成して表示用データを作成し、表示器310(図3参照)に表示する。
以下、車両用表示装置1の構成の詳細について述べる。
ナイトビュー装置40は、各種入力操作を行う操作部20,例えば操作部20に含まれナイトビュー動作を行うか否かを切り替えるナイトビュー作動スイッチ21,光量の少ない夜間においても撮影可能な暗視カメラ30,およびこれらが接続されたナイトビューECU10とを含んで構成される。
操作部20は、暗視カメラ30の感度調整,撮影方向調整などを行うためのスイッチ(いずれも図示せず)等で構成される。また、ナイトビュー作動スイッチ21がON状態になると、暗視カメラ30による撮影が開始され、ナイトビューモードとなり、ディスプレイユニット300の表示器310(図3参照)の暗視画像表示領域310b(例えば図8参照)に撮影された画像が表示される(詳細は後述)。なお、ナイトビュー作動スイッチ21が本発明の操作入力手段に相当する。
なお、暗視カメラ30の撮影を開始するためのスイッチは、ナイトビュー作動スイッチ21の操作に限られるものではなく、車両のヘッドライトあるいはフォグライトの点灯をトリガーとして撮影が開始されるものや、ボデー系ECU200に接続される日射センサ(図示せず)の検出量が予め定められた量以下となったこと等に基づいて撮影が開始されるものであってもよい。また、ディスプレイユニット300の表示器310に設けられた周知のタッチパネル311(図3参照)を用いる構成としてもよい。
暗視カメラ30は、例えば図4のように、車両400のバックミラー31の前部に装着されて車両前方を撮影するもので、十分な光量が得られない夜間においても撮影可能な周知のカメラである。本実施例では、視野範囲内の物体が放射する赤外線を検出する赤外線カメラを用いるとともに、光源として、自然光や他の外部からの光に加え、車両のヘッドライトあるいはフォグライトを利用することが可能となっている。暗視カメラ30によって撮影された画像は、障害物(本発明の警告対象物)が検出されない通常状態においては暗視画像表示領域310bに単一色の濃淡によって映し出される。本実施例では、白黒の濃淡(モノクロ)で映し出される。なお、暗視カメラ30が本発明の撮影手段に相当する。
なお、暗視カメラ30の配置位置は、少なくとも車両前方を撮影可能な位置であれば特に限定はされない。また、暗視カメラ30を、いわゆるバックモニタのように車両の後方を撮影可能な位置に配置してもよいし、車両の全周囲を撮影可能な位置に配置してもよい。また、暗視カメラ30としてレーダや超音波センサ等を用いることもできる。
ナイトビューECU10は、CPU11,ワークメモリ12aを有するRAM12,各種プログラムを記憶するROM13,入出力部(図ではI/Oと表示)15,車内LAN50に接続するための通信インターフェース(図ではI/Fと表示)16,フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ(図では外部メモリと表示)17,描画部18,画像処理部19およびが内部バス14にて接続されて構成される。また、他の車載装置と車内LAN50を介して送受信を行う際に、送受信データを一時的に格納するための通信バッファメモリ16fを備えている。なお、ナイトビューECU10が本発明の暗視画像表示条件判定手段,警告対象物検知手段,操作入力検出手段に相当する。
描画部18は、画像合成出力制御を行う周知の描画LSI(図示せず)を含み、暗視画像表示領域310bに表示するための描画データ(以下、暗視画像描画データという)を作成する。例えば、通常時には、暗視カメラ30で撮影した暗視画像を表示器310の解像度やユーザの表示設定に基づいて拡縮したような暗視画像描画データを作成する。また、障害物が検出されたときには、障害物の周囲を矩形状の枠で囲む等して、障害物を強調表示するような暗視画像描画データを作成する。また、障害物およびその付近を拡大した暗視画像描画データを作成してもよい。作成した暗視画像描画データは、車内LAN50を介してディスプレイユニット300に出力される。
画像処理部19は、公知のパターン認識などの技術によって暗視カメラ30によって撮影された画像の解析を行う画像処理回路を含んで構成される。画像処理部19では、例えば、暗視カメラ30により撮影された画像信号に一般的な2値化処理を施すことにより、ピクセル毎のデジタル多値画像データに変換する。そして、得られた多値画像データから、一般的な画像処理手法を用いて所望の画像部分を抽出する。
ナイトビューECU10のROM13には、暗視カメラ30で撮影した暗視画像から障害物を検出する障害物識別プログラム13aと、上述の暗視画像描画データを作成する描画プログラム13bとが格納されている。障害物識別プログラム13aはナイトビューECU10内になくても、その情報をナイトビューECU10が得られるような構成になっていればよい。
障害物識別プログラム13aは、暗視カメラ30が撮影した画像に障害物があるか否かを識別するものである。外部メモリ17には障害物データが保存されており、障害物識別プログラム13aは、暗視カメラ30が撮影し必要に応じ画像処理部19で画像処理された暗視画像の中に存在する障害物と思われるもののデータと上記の障害物データとを比較して、暗視画像の中に障害物があるか否かを識別するものである。
外部メモリ17には様々な障害物データがパターン化されたものが記憶されている。例えば走行中の車両の障害物となりうる「人間」の場合は、歩いているパターン,立ち止まっているパターン,走っているパターン等、障害物とされるものの取り得る形態変化のそれぞれのパターンデータが記憶されている。なお、人間などの熱を有する障害物の場合であれば、赤外線カメラによって熱源対象を特定し、それら対象物のデータと外部メモリ17に記憶された障害物データとを比較(形状比較)することで、障害物(例えば人間であるか否か)を識別してもよい。なお、本実施例の障害物検知はいずれも周知の技術である。
図2を用いて、ナビゲーション装置100の構成について説明する。ナビゲーション装置100は、位置検出器101,地図データ入力器106,操作スイッチ群107,リモコン端末112との通信を行うリモートコントロール(以下リモコンと称する)センサ111,音声案内などを行う音声合成回路124,スピーカ115,メモリ109,送受信機113,ハードディスク装置(HDD)121,LAN I/F(インターフェース)126,およびこれらの接続された制御回路180等を備えている。
位置検出器101は、周知の地磁気センサ102,車両400(図4参照)の回転角速度を検出するジャイロスコープ103,車両400の走行距離を検出する距離センサ104,およびGPS衛星からの電波に基づいて車両400の位置を検出するGPS受信機105を有している。これらのセンサ102〜105は各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセンサにより各々補完しながら使用するように構成されている。なお、精度によっては前述したうちの一部のセンサで構成してもよく、さらに、ステアリングの回転センサ(図示せず)や各転動輪の車輪センサ例えば車速センサ201から取得したデータを用いてもよい。なお、位置検出器101が本発明の位置検出手段に相当する。
操作スイッチ群107は、例えば押しボタンスイッチのようなメカニカルなスイッチが用いられる。メカニカルスイッチの他に、マウスやカーソル等のポインティングデバイスを用いてもよい。また、マイクおよび周知の音声認識ユニット(いずれも図示せず)を用いて種々の指示を入力する構成としてもよい。これら、操作スイッチ群107,リモコン端末112等により、種々の指示を入力することが可能である。
制御回路180は通常のコンピュータとして構成されており、周知のCPU181,RAM183,入出力回路であるI/O184,描画部187,およびこれらの構成を接続するバスライン185が備えられている。CPU181は、HDD121に記憶されたナビプログラム121pおよびデータにより制御を行う。なお、制御回路180が本発明の警告対象物位置特定手段に相当する。
描画部187は、HDD21等に記憶された道路地図データ121m(後述),表示用のデータや表示色のデータから表示器310(図3参照)の地図画像表示領域310a(図7等参照)に表示させるための地図描画データを作成する。作成した地図描画データは、車内LAN50を介してディスプレイユニット300に出力される。なお、描画部187が本発明の地図画像作成手段に相当する。
HDD121には、ナビプログラム121pの他に位置検出の精度向上のためのいわゆるマップマッチング用データ、道路の接続を表した道路データ(すなわち電子地図データ)を含む道路地図データベースである道路地図データ121mが記憶される。道路地図データ121mは、表示用となる所定の地図画像情報を記憶するとともに、リンク情報やノード情報等を含む道路網情報を記憶する。リンク情報は、各道路を構成する所定の区間情報であって、位置座標,距離,所要時間,幅員,車線数,制限速度等がリンク属性に含まれる。また、ノード情報は、交差点(分岐路)等を規定する情報であって、位置座標,右左折車線数,接続先道路リンク,距離コスト等から構成される。また、リンク間接続情報には、通行の可不可を示すデータなどが設定されている。なお、道路地図データ121mが本発明の道路地図データ記憶手段に相当する。
ナビプログラム121p,道路地図データ121mは、地図データ入力器106を介して記憶媒体120からそのデータの追加・更新を行うことが可能である。記憶媒体120は、そのデータ量からCD−ROMやDVDを用いるのが一般的であるが、例えばメモリカード等の他の媒体を用いてもよい。また、外部ネットワークを介してデータをダウンロードする構成を用いてもよい。
メモリ109はEEPROM(Electrically Erasable & Programmable Read Only Memory:電気的消去・プログラム可能・読出し専用メモリ)やフラッシュメモリ等の書き換え可能なデバイスによって構成され、ナビゲーション装置100の動作に必要な情報およびデータが記憶されている。なお、メモリ109は、ナビゲーション装置100がオフ状態になっても記憶内容が保持されるようになっている。
送受信機113は外部との通信を行うためのものである。また、送受信機13が、例えば道路に沿って設けられた送信機(図示せず)から出力される光ビーコン、または電波ビーコンによって道路交通情報を受信、あるいはFM多重放送を受信するための機能も備えていてもよい。
スピーカ115は周知の音声合成回路124に接続され、ナビプログラム121pの指令によって、メモリ109あるいはHDD121に記憶されるデジタル音声データを音声合成回路124においてアナログ音声に変換したものが送出される。
LAN I/F126は、車内LAN50を介して他の車載機器やセンサとのデータの遣り取りを行うためのインターフェース回路である。なお、LAN I/F126が本発明の撮影範囲情報取得手段,検知位置取得手段に相当する。
このような構成を持つことにより、ナビゲーション装置100は、制御回路180のCPU181によりナビプログラム121pが起動されると、ユーザが操作スイッチ群107,リモコン端末112の操作、あるいはタッチパネル311の操作によって、表示器310上に表示されるメニュー(図示せず)から目的地経路を表示器310に表示させるための経路案内処理を選択した場合、次のような処理を実施する。
すなわち、まず、ユーザは、例えば、地図上の任意の地点を指定する等して目的地を設定する。目的地が設定されると、位置検出器101により車両400の現在位置が求められ、現在位置を出発地として目的地までの最適な案内経路を求める処理が行われる。そして、表示器310の画面上の道路地図に案内経路を重ねて表示し、ユーザに適切な経路を案内する。このような自動的に最適な案内経路を設定する手法は、ダイクストラ法等の手法が知られている。また、表示器310およびスピーカ115の少なくとも一方によって、操作時のガイダンスや動作状態に応じたメッセージの報知を行う。
図3を用いてディスプレイユニット300の構成について説明する。ディスプレイユニット300は、表示器310,車内LAN50に接続するためのLAN I/F(インターフェース)326,およびこれらの接続された制御回路380等を備えている。なお、LAN I/F326が本発明の車両状態取得手段に相当する。
制御回路380は、周知のCPU381,ROM382,RAM383,入出力回路であるI/O384,描画部387,画像合成部388,およびこれらの構成を接続するバスライン385が備えられている。CPU381は、ROM382に記憶された表示制御プログラム382pおよびデータにより制御を行う。なお、制御回路380,画像合成部388が本発明の表示制御手段に相当する。
描画部387は、上述のボデー系ECU200に含まれるセンサ群201〜204から車両状態を、車内LAN50を介して取得し、例えばROM382に記憶された対応する車両状態画像のマスター画像上に、車両状態に含まれる指示値を反映させ、暗視画像表示領域310b(例えば図7参照)に表示させるための車両状態描画データを作成する。なお、描画部387が本発明の車両状態画像作成手段に相当する。
画像合成部388は、車内LAN50を介して取得した、ナイトビューECU10の画像合成部18で作成された暗視画像描画データ,ナビゲーション装置100の描画部187で作成された地図描画データと、描画部387で作成された車両状態描画データとに基づいて表示器310に表示させるための画面表示用データを作成する。例えば、地図描画データと、暗視画像描画データ,車両状態描画データのいずれか一方とを合成して、画面表示用データを作成する。
表示器310は、例えば周知のカラー液晶表示器で構成され、ドット・マトリックスLCDおよびLCD表示制御を行うための図示しないドライバ回路を含んで構成されている。ドライバ回路は、例えば、周知のアクティブマトリックス駆動方式が用いられ、制御回路380から送られる表示指令および画像合成部388で作成された画面表示用データに基づいて画面表示を行う。また、表示器310として有機EL(ElectroLuminescence:電界発光)表示器,プラズマ表示器を用いてもよい。なお、表示器310が本発明の表示手段に相当する。
また、表示器310は、例えば図4のように、車両400のセンターコンソール付近に取り付けられる。また、メーターパネル内のような、運転席に対向する位置に取り付けてもよい。そして、図7等に示すように、例えば表示画面の向かって左側に地図描画データに基づく地図画像を表示する地図画像表示領域310aが設けられ、向かって右側に車両状態描画データに基づく暗視画像を表示する暗視画像表示領域310bが設けられている。なお、上述した2つの画像表示領域(310a,310b)の、表示画面上のレイアウトについては特に制約はなく、乗員の操作により領域の大きさを任意に変更可能としてもよい。
表示器310をメーターパネル内に取り付ける場合には、表示器310の表示画面に、上述した2つの画像表示領域(310a,310b)の他に、メーター表示領域(図示せず)が設けられる。メーター表示領域は、例えば速度メーター,エンジン回転数メーター,ガソリン(燃料)残量メーター,および水温メーターを表示するための領域を含むようにしてもよい。
また、地図画像表示領域310aと暗視画像表示領域310bとは、1台の表示器に含まれる必要はなく、地図画像を表示する表示器を車両400のセンターコンソール付近に取り付け、暗視画像を表示する表示器を車両400のメーターパネル内に取り付けてもよい。この場合、地図画像を表示する表示器は、ナビゲーション装置の一部として構成し、暗視画像を表示する表示器は、上述のメーター表示領域を備えるメーター装置の一部として構成すれば、本発明の車両用表示装置1の製造コストの低減に寄与する。
図1において、ボデー系ECU200には、表示器310に表示するための車両状態情報を取得するためのセンサ群が接続されている。具体的には車速センサ201,エンジン回転数センサ202,燃料残量センサ203,水温センサ204などである。これらセンサは、いずれも周知のものである。ディスプレイユニット300は、車内LAN50を介してこれらセンサの情報を取得する。なお、ボデー系ECU200は、例えば、車両400のドアの開錠/施錠,窓の開閉,ドア開閉時の室内灯の点灯/消灯等の制御を行う。
図5を用いて、車両用表示装置1におけるナイトビュー制御の流れについて説明する。まず、図示しないイグニッションスイッチあるいはプッシュスタートスイッチの操作によって、ナイトビュー装置40,ナビゲーション装置100,ディスプレイユニット300に電源が投入されると(S11)、各装置およびユニットにおいてイニシャル処理を実行した後、所定の動作を行う。例えば、ナイトビュー装置40では待機状態となる。また、ナビゲーション装置100では初期メニュー画面表示モードあるいは車両400の現在位置を地図上に表示する現在位置表示モードとなり、描画部187において対応する地図描画データを作成し、車内LAN50を介してディスプレイユニット300に出力する。
次に、ディスプレイユニット300は、車内LAN50を介して上述のナビゲーション装置100から出力された地図描画データを取得する(S12)。
ナイトビュー装置40は、起動直後は待機状態となっているため、暗視画像を撮影せず、暗視画像描画データを出力しない(この状態を「通常モード」と称する)。そこで、ディスプレイユニット300の描画部387では、乗員の操作部20の選択操作に応じて、車内LAN50を介してボデー系ECU200に接続されたセンサ群(201〜204)からセンサ情報(すなわち車両状態)を取得して、車両状態描画データを作成する(S13)。
車両状態としては、例えば以下のものが挙げられ、少なくとも1つ以上を用いる。
・車速センサ201からのデータに基づく車速の表示。
・エンジン回転数センサ202からのデータに基づくエンジン回転数の表示。
・燃料残量センサ203からのデータに基づく燃料残量の表示。
・水温センサ204からのデータに基づく水温の表示。
そして、ディスプレイユニット300は、画像合成部388において、ナビゲーション装置100から取得した地図描画データと車両状態描画データとを合成して表示用データを作成し、表示器310のそれぞれの表示領域(地図画像表示領域310a,暗視画像表示領域310b)に表示する(S14)。
図7に、表示器310における通常モード時の表示例を示す。地図画像表示領域310aには、地図描画データに基づく、地図データと車両400の現在位置Pとを含む地図画像が表示され、暗視画像表示領域310bには、車両状態描画データに基づく車両状態画像が表示される。図7の例では、車両状態画像として燃料の残量を表示している。
図5に戻り、ナイトビュー装置40のナイトビューECU10では、乗員の操作によりナイトビュー作動スイッチ21がON状態となったか否かを判定する。ナイトビュー作動スイッチ21がON状態となったと判定したとき(S15:Yes)、暗視カメラ30の撮影を開始し、描画プログラム13bを実行して撮影した画像から暗視画像描画データを作成する(S16)。そして、この暗視画像描画データを車内LAN50を介してディスプレイユニット300に出力する。ディスプレイユニット300では、この暗視画像描画データを取得する(S17)。
また、ナイトビューECU10は、予め例えばROM13に記憶された暗視カメラ30の撮影範囲情報を、車内LAN50を介してナビゲーション装置100(図5では「ナビ」と略記)に出力する(S18)。ナビゲーション装置100の描画部187では、取得した撮影範囲情報に基づいて、地図データに車両400の現在位置および撮影範囲情報を重畳表示する地図描画データを作成し、車内LAN50を介してディスプレイユニット300に出力する(S19)。
暗視カメラ30の撮影範囲情報は、乗員の操作部20の操作に基づいて、以下のうちのいずれか1つあるいは両方を用いる。
・暗視カメラ30の撮影範囲(すなわち暗視画像表示領域310bに表示している範囲)。
・人物等の警告対象物の検知範囲。
なお、乗員が双方の識別を可能とするように、暗視カメラ30の撮影範囲と警告対象物の検知範囲との表示意匠(表示色,表示パターン等)を異なるものとする。
なお、暗視カメラ30の撮影範囲情報は、暗視カメラ30の仕様と車両400の取り付け位置とにより設定可能であるので、これを撮影範囲情報として予めROM13に記憶しておくことができる。例えば、暗視カメラ30の撮影範囲R1は、図12のように、「車両の走行方向を中心として左右60度,距離150m」、警告対象物の検知範囲R2は、「車両の走行方向を中心として左右45度,距離40〜80m」とされる。
車両400の走行方向を特定できれば、地図データ上における暗視カメラ30の撮影範囲を特定することができる。車両400の走行方向は、車両400の現在位置の履歴(すなわち軌跡)から特定できる。また、道路地図データ21mを参照して、車両400が現在走行中の道路の形状(直線,カーブ)を取得する方法によっても、車両400の走行方向を特定することができる。
図5に戻り、ディスプレイユニット300では、ナビゲーション装置100からの地図描画データを取得し(S20)、画像合成部188において先に取得した暗視画像描画データと合成して画面表示用データを作成し、表示器310のそれぞれの表示領域(310a,310b)に表示する(S21)。この状態をナイトビューモードと称する。
図8に、表示器310におけるナイトビューモード時(ステップS21の状態)の表示例を示す。地図画像表示領域310aに車両の現在位置Pと、撮影範囲情報(図8の例では斜線で示した暗視カメラ30の撮影範囲R1)とが地図データ上に重畳表示されている。また、暗視画像表示領域310bには、暗視カメラ30で撮影された暗視画像が表示される。
図5に戻り、ナイトビューECU10では、障害物識別プログラム13aを実行して、上述の方法により、暗視カメラ30で撮影した暗視画像に障害物(すなわち、人物等の車両の走行に影響を与える警告対象物)が含まれているか否かを調べる。
暗視画像で障害物を検出したとき(S22:Yes)、ナイトビューECU10の描画部18において、例えば障害物の周囲を囲む矩形状の枠(検知マーク)を、暗視画像と重ね合わせて表示するような暗視画像描画データを作成し、車内LAN50を介してディスプレイユニット300に出力する(S23)。ディスプレイユニット300は、この暗視画像描画データを取得する(S24)。
上述のような、障害物の周囲を矩形状の枠で囲む方法の他に、障害物の周囲を拡大する方法を用いて障害物を強調表示してもよい。この方法では、乗員は、暗視画像表示領域310bの表示画像からは障害物との距離感を掴みづらいが、地図画像表示領域310aに障害物の位置が表示されるので、地図画像表示領域310aの表示画像から車両400と障害物との距離感を掴むことが可能となる。
続いて、ナイトビューECU10の画像処理部19において、検出した障害物の暗視カメラ30の撮影範囲あるいは警告対象物の検知範囲における位置を特定し、車内LAN50を介してナビゲーション装置100に出力する(S25)。障害物の位置は、暗視カメラ30の撮影範囲情報と、撮影された画像上の障害物の検出位置により特定可能である。例えば、障害物の位置は、「車両の走行方向の左30度,距離50m」のように表すことができる。
ナビゲーション装置100は、撮影範囲情報と障害物の位置情報とを取得すると、位置検出器1により車両400の現在位置を特定し、描画部187で、地図データ上に車両400の現在位置を表示する地図画像を作成し、その地図画像に撮影範囲情報と障害物を表すシンボルとを重畳表示する地図描画データを作成し、車内LAN50を介してディスプレイユニット300に出力する(S26)。
ディスプレイユニット300では、ナビゲーション装置100からの地図描画データを取得し(S27)、画像合成部188において先に取得した暗視画像描画データと合成して画面表示用データを作成し、表示器310のそれぞれの表示領域(310a,310b)に表示する(S28)。
図9に、障害物を検知したとき(ステップS28の状態)の、表示器310の表示例を示す。地図画像表示領域310aに車両の現在位置Pと、撮影範囲情報(図9の例では斜線で示した暗視カメラ30の撮影範囲R1)と障害物の位置T(●で表示)が地図画像上に重畳表示されている。また、暗視画像表示領域310bには、暗視カメラ30で撮影された暗視画像が表示され、検知された障害物Sを、その周囲を矩形の枠Uで囲むことで強調表示している。
図5に戻り、ナイトビュー装置40のナイトビューECU10では、ナイトビュー作動スイッチ21がON状態であるか否かを判定する。ナイトビュー作動スイッチ21がON状態であると判定したとき(S29:Yes)、ナイトビューモードを継続し、ステップS16へ戻り、上述のようなナイトビュー表示を継続する。一方、ナイトビュー作動スイッチ21がOFF状態になったと判定したとき(S19:No)、ステップS12へ戻り、上述のようなナイトビューモードの暗視画像表示から通常モードの車両状態情報表示に切り替える。
(変形例1)
上述の図5の例では、ナイトビューモード時には、まず地図画像に撮影範囲を重畳し、障害物を検知したときに撮影範囲に加えて障害物を地図画像に重畳して地図描画データを作成しているが、撮影範囲を重畳表示せず、障害物のみを地図画像に重畳するようにしてもよい。この場合、処理の流れは概ね図5と同様であるが、ステップS18,S19は実行されない。また、ナビゲーション装置100はステップS26において撮影範囲を地図画像に重畳しない。また、ステップS20,S27でディスプレイユニット300がナビゲーション装置100から取得する地図描画データには、撮影範囲は重畳されていない。そして、ステップS28で表示器310に表示される地図画像には、図10のように車両の現在位置Pと障害物Tのみが表示される(暗視画像については、図9と同様)。
(変形例2)
上述の図5の例では、ナイトビューモード時には、まず地図画像に撮影範囲を重畳し、障害物を検知したときに撮影範囲に加えて障害物を地図画像に重畳して地図描画データを作成しているが、障害物を検知したときに初めて撮影範囲と障害物とを地図画像に重畳するようにしてもよい。以下、図6を用いて、この処理の流れについて説明する。なお、図6は図5の変形例であるため、同一の処理を行うステップには図5と同一の番号を付与し、ここでの詳細な説明は割愛する。
ナイトビュー作動スイッチ21がON状態となったと判定したとき(S15:Yes)、ナイトビュー装置40では暗視カメラ30の撮影を開始し、描画プログラム13bを実行して撮影した暗視画像から暗視画像描画データを作成する(S16)。そして、この暗視画像描画データを車内LAN50を介してディスプレイユニット300に出力する。ディスプレイユニット300では、この暗視画像描画データを取得する(S17)。
ディスプレイユニット300は、ナビゲーション装置100からの地図描画データを取得し(S20)、画像合成部188において先に取得した暗視画像描画データと合成して画面表示用データを作成し、表示器310のそれぞれの表示領域(地図画像表示領域310a,暗視画像表示領域310b)に表示する(S210)。このときには、地図画像表示領域310aに撮影範囲は表示されない(図11参照)。
暗視カメラ30で撮影した暗視画像に障害物を検出したとき(S22:Yes)、ナイトビューECU10の描画部18において、例えば障害物の周囲を囲む矩形状の枠(検知マーク)を、暗視画像と重ね合わせて表示するような暗視画像描画データを作成し、車内LAN50を介してディスプレイユニット300に出力する(S23)。ディスプレイユニット300は、この暗視画像描画データを取得する(S24)。
また、ナイトビューECU10は、ナイトビューECU10の画像処理部19において、検出した障害物の、暗視カメラ30の撮影範囲あるいは警告対象物の検知範囲における位置を特定し、警告対象物の位置と予めROM13に記憶された暗視カメラ30の撮影範囲情報とを、車内LAN50を介してナビゲーション装置100に出力する(S250)。
ナビゲーション装置100は、撮影範囲情報と障害物の位置情報とを取得すると、位置検出器1により車両400の現在位置を特定し、描画部187で、地図データ上に車両400の現在位置(P)を表示する地図画像を作成し、その地図画像に撮影範囲情報(R1あるいはR2)と障害物(T)を表すシンボルとを重畳表示する地図描画データを作成し、車内LAN50を介してディスプレイユニット300に出力する(S26)。
ディスプレイユニット300では、ナビゲーション装置100からの地図描画データを取得し(S27)、画像合成部188において先に取得した暗視画像描画データと合成して画面表示用データを作成し、表示器310のそれぞれの表示領域(310a,310b)に表示する(S28)。表示器310の表示内容は、図9と同様である。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
例えば、上述の実施例では、車両用表示装置1は、ナイトビュー装置,ナビゲーション装置,ディスプレイユニットを含む構成であったが、以下のような構成としてもよい。
・ディスプレイユニットは、車両の計器パネルの表示装置(いわゆるメーター装置)として構成され、メーター表示の他に、ナビゲーション装置の画面表示およびナイトビュー装置の暗視画像表示も合わせて行う。
・車両の計器パネルの表示装置で、メーター表示の他にナイトビュー表示を行い、地図および障害物の位置の表示はナビゲーション装置の表示器で行う。すなわち、メーター装置にナイトビュー機能を含む構成とする。
・ディスプレイユニットは、ナビゲーション装置の表示器として構成され、ナビゲーション装置の画面表示(障害物の位置の表示を含む)およびナイトビュー装置の暗視画像表示を行う。すなわち、車両用表示装置はナビゲーション装置に適用され、ナビゲーション装置にナイトビュー機能を含む構成とする。
1 車両用表示装置
10 ナイトビューECU(暗視画像表示条件判定手段,警告対象物検知手段,操作入力検出手段)
18 描画部
20 操作部
21 ナイトビュー作動スイッチ(操作入力手段)
30 暗視カメラ(撮影手段)
40 ナイトビュー装置
50 車内LAN
100 ナビゲーション装置
101 位置検出器(位置検出手段)
121m 道路地図データ(地図データ記憶手段)
126 LAN I/F(撮影範囲情報取得手段,検知位置取得手段)
180 制御回路(警告対象物位置特定手段)
187 描画部(地図画像作成手段)
200 ボデー系ECU
300 ディスプレイユニット
310 表示器(表示手段)
310a 地図画像表示領域
310b 暗視画像表示領域
326 LAN I/F(車両状態取得手段)
380 制御回路(表示制御手段)
387 描画部(車両状態画像作成手段)
388 画像合成部(表示制御手段)

Claims (7)

  1. 車両の現在位置を検出する位置検出手段と、
    道路地図データを記憶する道路地図データ記憶手段と、
    前記車両の周囲の夜間の環境を撮影して暗視画像を取得する撮影手段と、
    前記道路地図データ上での車両の現在位置を特定し、該現在位置を道路地図データ上に示す地図画像を作成する地図画像作成手段と、
    作成した前記地図画像を表示する地図画像表示領域と、取得した前記暗視画像を表示する暗視画像表示領域とを含む表示手段と、
    前記暗視画像を前記表示手段に表示するための、予め定められた暗視画像表示条件が成立したか否かを判定する暗視画像表示条件判定手段と、
    前記道路地図データ上における前記撮影手段の撮影範囲を含む撮影範囲情報を取得する撮影範囲情報取得手段と、
    前記暗視画像表示条件が成立したと判定したときに、前記暗視画像表示領域に前記暗視画像を表示するとともに、前記地図画像表示領域において、前記撮影範囲情報を、前記地図画像上における前記車両の現在位置の少なくとも前記車両の進行方向に位置するよう前記地図画像に重畳表示する表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 車両の現在位置を検出する位置検出手段と、
    道路地図データを記憶する道路地図データ記憶手段と、
    前記車両の周囲の夜間の環境を撮影して暗視画像を取得する撮影手段と、
    前記道路地図データ上での車両の現在位置を特定し、該現在位置を道路地図データ上に示す地図画像を作成する地図画像作成手段と、
    作成した前記地図画像を表示する地図画像表示領域と、取得した前記暗視画像を表示する暗視画像表示領域とを含む表示手段と、
    前記暗視画像を前記表示手段に表示するための、予め定められた暗視画像表示条件が成立したか否かを判定する暗視画像表示条件判定手段と、
    前記暗視画像表示条件が成立したと判定したときに、前記暗視画像表示領域に前記暗視画像を表示する表示制御手段と、
    前記暗視画像から前記車両の走行に影響を与える警告対象物を検知する警告対象物検知手段と、
    前記警告対象物検知手段が前記警告対象物を検知した場合、前記暗視画像における警告対象物の検知位置を取得する検知位置取得手段と、
    取得した前記暗視画像における警告対象物の検知位置に基づいて、その警告対象物の前記道路地図データ上での位置を特定する警告対象物位置特定手段と、
    前記道路地図データ上における前記撮影手段の撮影範囲を含む撮影範囲情報を取得する撮影範囲情報取得手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記警告対象物検知手段が前記警告対象物を検知した場合、前記地図画像表示領域において、前記撮影範囲情報を、前記地図画像上における前記車両の現在位置の少なくとも前記車両の進行方向に位置するよう前記地図画像に重畳表示するとともに、特定した警告対象物の前記道路地図データ上での位置を、前記地図画像に重畳表示された前記撮影範囲情報内に位置するよう前記地図画像に重畳表示することを特徴とする車両用表示装置。
  3. 車両の現在位置を検出する位置検出手段と、
    道路地図データを記憶する道路地図データ記憶手段と、
    前記車両の周囲の夜間の環境を撮影して暗視画像を取得する撮影手段と、
    前記道路地図データ上での車両の現在位置を特定し、該現在位置を道路地図データ上に示す地図画像を作成する地図画像作成手段と、
    作成した前記地図画像を表示する地図画像表示領域と、取得した前記暗視画像を表示する暗視画像表示領域とを含む表示手段と、
    前記暗視画像を前記表示手段に表示するための、予め定められた暗視画像表示条件が成立したか否かを判定する暗視画像表示条件判定手段と、
    前記暗視画像表示条件が成立したと判定したときに、前記暗視画像表示領域に前記暗視画像を表示する表示制御手段と、
    前記暗視画像から前記車両の走行に影響を与える警告対象物を検知する警告対象物検知手段と、
    前記警告対象物検知手段が前記警告対象物を検知した場合、前記暗視画像における警告対象物の検知位置を取得する検知位置取得手段と、
    取得した前記暗視画像における警告対象物の検知位置に基づいて、その警告対象物の前記道路地図データ上での位置を特定する警告対象物位置特定手段と、
    前記道路地図データ上における前記撮影手段の撮影範囲を含む撮影範囲情報を取得する撮影範囲情報取得手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記警告対象物検知手段が前記警告対象物を検知した場合、前記地図画像表示領域において、前記撮影範囲情報と特定した前記警告対象物の前記道路地図データ上での位置とを、前記地図画像に重畳表示することを特徴とする車両用表示装置。
  4. 前記暗視画像から前記車両の走行に影響を与える警告対象物を検知する警告対象物検知手段と、
    前記警告対象物検知手段が前記警告対象物を検知した場合、その警告対象物の前記道路地図データ上での位置を特定する警告対象物位置特定手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記警告対象物検知手段が前記警告対象物を検知した場合、前記撮影範囲情報に加えて、特定した前記警告対象物の前記道路地図データ上での位置を、前記地図画像に重畳表示する請求項1に記載の車両用表示装置。
  5. 前記撮影範囲情報は、前記撮影手段の撮影範囲と、前記撮影範囲に含まれて、前記車両の走行に影響を与える警告対象物を検知可能な検知範囲とのうちの少なくとも一方を含む請求項1,請求項3,請求項4のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  6. 車両の状態を取得する車両状態取得手段と、
    取得した前記車両状態に基づいて車両状態画像を作成する車両状態画像作成手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記暗視画像表示条件判定手段が、前記暗視画像表示条件が成立しないと判定した場合、前記暗視画像表示領域に前記車両状態画像を表示する請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  7. 乗員が操作入力を行う操作入力手段と、
    前記乗員の操作入力を検出する操作入力検出手段と、
    を備え、
    前記暗視画像表示条件判定手段は、前記操作入力検出手段が前記乗員による予め定められた操作入力を検出したときに前記暗視画像表示条件が成立したと判定する請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
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