JP4556026B2 - ホルムアルデヒドガス処理剤及びホルムアルデヒドガス処理方法 - Google Patents

ホルムアルデヒドガス処理剤及びホルムアルデヒドガス処理方法 Download PDF

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本発明は、ホルムアルデヒドガスの吸着量及び選択性の点において優れた効果を有する複合金属水酸化物含有するホルムアルデヒドガス処理剤、該複合金属水酸化物を含有するホルムアルデヒドガス吸着膜形成用塗料及び該複合金属水酸化物を用いたホルムアルデヒドガス処理方法に関する。
近年、建材に含まれている化学物質が人体に影響を及ぼすとされる「シックハウスシンドローム」が問題になってきており、「健康住宅」、「健康建材」への関心が高まっている。その背景としては、省エネの観点から高気密、高断熱住宅が普及してきたこと、また、建材に使用される化学物質の量や種類が多くなってきたことがある。合板は建材として多量に使用されており、合板から発生するホルムアルデヒドは、「シックハウスシンドローム」の原因の一つとなっている。合板中の接着剤には若干のホルムアルデヒドが残留しており、また、合板の加熱に伴い接着剤が熱分解しホルムアルデヒドが遊離したり、温度、湿度の影響により接着剤が加水分解しホルムアルデヒドが遊離したりする。こういったことから建材として使用中、長期にわたってホルムアルデヒドが合板から放散することになる。また、同様のことが車の内装材にもいえる。すなわち、内装材に使用される接着剤に残存するホルムアルデヒドが車内に放散されることになる。
ホルムアルデヒドは、沸点が−19.2℃で常温では無色の強い刺激臭のある気体であって、目、鼻及び呼吸器系統の粘膜に作用し強い刺激を与え、また皮膚に刺激を与える。ホルムアルデヒドが身体内に入ると、嘔吐、下痢、めまい、けいれん等を起こし、場合によっては意識不明に陥ることもある。このような背景から、ホルムアルデヒドによる人体へ悪影響を防止することが急務とされている。このため、ホルムアルデヒドを含有しない接着剤あるいはホルムアルデヒドの少ない接着剤を使用することが試みられているが、ホルムアルデヒドを含有している接着剤に比べて、接着性能に劣る上、極めて高価であるため、未だホルムアルデヒドを含有している接着剤の代替品とはなり得ていない。また、ホルムアルデヒドを吸着または反応固定する、尿素をはじめとするアミン類、アミド類、ヒドラジン類、アンモニウム類などの物質を合板類に塗布してホルムアルデヒドを分解し、ホルムアルデヒドの放出を抑制する方法(特許文献1、特許文献2)や、これらの物質を、活性炭、シリカゲル、ゼオライトなどの多孔質物質に担持し、同様にホルムアルデヒドの放出を抑制する方法(特許文献3、特許文献4)なども行われているが、ホルムアルデヒドの放出を抑制する作用をより増強することが望まれている。さらに、ハイドロタルサイト、その焼成物、水和酸化ジルコニウム又は酸化ジルコニウムを含んだ塗料を塗布した壁紙がホルムアルデヒド濃度を低減することが知られているが(特許文献4)、これもまたその作用をより増強することが望まれている。さらに、活性炭により空気中のホルムアルデヒドを吸着する方法も知られているが、活性炭が温度上昇に伴ってホルムアルデヒドを放出することが知られている上、あまり大きな吸着容量を備えていなかった。さらに、活性炭の黒系色によって色彩の点で制約が大きくなることから壁紙を始めとする仕上材等への応用がし難かった。
特開2004−24330号公報 特開2001−164235号公報 特開2000−281998号公報 特開平11−286899号公報
したがって、ホルムアルデヒドの捕捉性能及び選択性に優れ、壁紙などの仕上材等他への応用が容易な新しいホルムアルデヒド捕捉物質の登場が望まれていた。
本発明者は、上記従来技術の問題点に鑑み鋭意検討を重ねた結果、二価金属イオン及び三価金属イオンを有する複合金属水酸化物において、両金属イオンの含有比率が特定の範囲にあるときにホルムアルデヒドガス吸着能が顕著に増加すること、及びホルムアルデヒドガスの選択性が顕著に高くなることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、下記各項に掲げるホルムアルデヒド処理剤及びホルムアルデヒド処理方法を提供するものである。
項1.化学組成式(1):
(M2+1-x(M3+x(OH-2+x-y(An-y/n (1)
〔式中、M2+はMg2+、Zn2+、Cu2+、Fe2+及びCa2+からなる群から選ばれる少なくとも1種の二価の金属イオンを示し、M3+はAl3+及びFe3+からなる群から選ばれる少なくとも1種の三価の金属イオンを示し、An-はn価のアニオンを示し、0.15≦x≦0.21であり、0.10≦y≦0.50であり、nは1または2である。〕
で表される複合金属水酸化物含有するホルムアルデヒドガス処理剤。
項2.0.15≦x≦0.21である項1に記載のホルムアルデヒドガス処理剤。
項3.
2+がMg2+、M3+がAl3+である項1又は2に記載のホルムアルデヒドガス処理剤。
項4.
項1〜3のいずれかに記載の複合金属水酸化物を含有するホルムアルデヒドガス吸着膜形成用塗料。
項5.
項1〜4のいずれかに記載の複合金属水酸化物にホルムアルデヒドガスを接触させるホルムアルデヒドガスの処理方法。
1.ホルムアルデヒドガス処理剤
本発明のホルムアルデヒドガス処理剤は、ホルムアルデヒドガスを吸着し、空間中のホルムアルデヒドガス濃度を低減させるものであり、化学組成式(1):
(M2+1-x(M3+x(OH-2+x-y(An-y/n (1)
〔式中、M2+はMg2+、Zn2+、Cu2+、Fe2+及びCa2+からなる群から選ばれる少なくとも1種の二価の金属イオンを示し、M3+はAl3+及びFe3+からなる群から選ばれる少なくとも1種の三価の金属イオンを示し、An-はn価のアニオンを示し、0.15≦x≦0.21であり、0.10≦y≦0.50であり、nは1または2である。〕
で表される複合金属水酸化物含有するものである。
ホルムアルデヒド処理剤は各種用途に利用可能であり、特にホルムアルデヒドによる汚染のある場所又は汚染の予想される場所にて使用されるものに適用可能である。例えば、本発明のホルムアルデヒド処理剤それ自身、本発明のホルムアルデヒド処理剤を含有する塗料、本発明のホルムアルデヒド処理剤を練り込んだ樹脂、本発明のホルムアルデヒド処理剤を担持させた繊維、ホルムアルデヒドを含有する乾式施行品などを公知の方法で製造し、これを利用して、建材、セメント、建物の内装材(例えば壁紙)、家具、電化製品、フローリング、畳、カーテン、ふすま、自動車又は電車の内装材などに適用することができる。
2.複合金属水酸化物
複合金属水酸化物はハ上記化学組成式(1)においてxが0.15〜0.21、好ましくは0.16〜0.20である。xがこの範囲内にある複合金属水酸化物のホルムアルデヒド吸着量は、後述の実施例にて示されるように、xがこの範囲外の複合金属複合金属水酸化物のホルムアルデヒド吸着量と比較して、顕著に高いものとなる。また、この複合金属水酸化物はホルムアルデヒドの選択性が高く、同じアルデヒドであるアセトアルデヒドとホルムアルデヒドとの共存条件下であってもホルムアルデヒドを選択的に吸着するものである。
上記化学組成式(1)においてyは0.10〜0.50である。さらに、上記化学組成式(1)においてnは1又は2である。
化学組成式(1)において、M2+で表される二価金属イオンとしては、前述のようにMg2+、Zn2+、Fe2+、Ca2+等が挙げられるが、好ましくはMg2+、Ca2+であり、より好ましくは、Mg2+である。M3+で表される三価の金属イオンとしては、前述のようにAl3+、Fe3+を挙げることができ、好ましくは、Al3+である。
また、An-は、n価のアニオン(nは1または2)を示す。すなわち、An-は、一価または二価のアニオンのみからなるか、一価のアニオンと二価のアニオンの両者を含むものである。一価のアニオンとしては、例えばOH-、Cl-、NO2 -、NO3 -、HCO3 -等が例示できる。好ましくはCl-、OH-であり、より好ましくはOH-である。二価のアニオンとしては、例えばCO3 2-、SO4 2-、SO3 2-等が例示できる。好ましくはCO3 2-である。
本発明の化学組成式(1)において、二価の金属イオンM2+、三価の金属イオンM3+の含有量を示すx及びyは滴定法で測定した値である。またn価のアニオンAn-に関しては、それがCO3 2-である場合は上記と同様に滴定法で測定した値であり、Cl-である場合は塩化物イオン選択性電極を装備したイオンメーターにより測定した値であり、またそれがCO3 2-、Cl-及びOH-以外の一価または二価のアニオンAn-(NO2 -、NO3 -、HCO3 -、SO4 2-、SO3 2-等)である場合は、イオンクロマトグラフィーにより測定した値である。なお、二価のアニオンに関する「y」の値は、上記方法により測定したモル数をA2-として表した値である。水酸化物イオンOH-は、M2+、M3+及びAn-の測定値をもとに電気的中性条件から計算により求めた値である。
これらの複合金属水酸化物は一種単独で用いてもよく、また上記イオンの組合せで調製された二種以上の複合金属水酸化物を任意に混合して用いてもよい。
前述する複合金属水酸化物は、一般に、原料となる二価の金属塩類及び三価の金属塩類をアルカリ環境下において反応させることによって調製することができる。かかる複合金属水酸化物の製造方法は公知であり、例えばLangmuir, , 1418−1422 (1993)の記載に従って調製することができるが、本発明においては、xの値が0.15〜0.21の範囲になるよう製造条件を調整することが重要である。例えば、二価金属イオン及び三価金属イオンの仕込みモル比を調整することによって、xの値を変化させることができる。
なお、複合金属水酸化物調製する際、熟成時に加温することがあるがこの温度が300℃を超えると生成物は複合金属酸化物となり、もはや前述の化学組成式(1)で表される複合金属水酸化物に該当しない。また、複合金属酸化物のホルムアルデヒドガス吸着能は、吸着量及び選択性の両面で、複合金属水酸化物のそれに劣る。したがって、複合金属水酸化物調製時の加熱は、通常、300℃以下、好ましくは250℃以下、より好ましくは200℃以下である。
本発明で用いられる複合金属水酸化物は、その形状を特に制限するものではないが、通常粉末状や粒子状のものを挙げることができる。その大きさとしては、粉末状として平均粒径10μm以下(レーザー回折測定法による、以下同じ)のもの、粒子状として平均粒径10〜200μm程度のものを挙げることができるが、これらに制限されるものではない。
また、化学組成式(1)で表される複合金属水酸化物を加水処理及び混合処理することにより得られる複合金属水酸化物成形体も化学組成式(1)で表される複合金属水酸化物に包含され、本発明のホルムアルデヒドガス処理剤として利用できる。成形形態は、特に制限されない。例えば円柱状、球状、フットボール状、不規則形状等の粒子形態(顆粒状を含む)、または棒状、板状を例示することができる。好ましい成形形態は粒径が0.5〜100mmの範囲、より好ましくは0.5〜10mmの範囲、特に好ましくは0.5〜5mmの範囲にある粒子形態である。
複合金属水酸化物を成形する方法は通常、下記のとおりである。複合金属水酸化物に対し水を20〜60重量%、好ましくは30〜50重量%加え、ニーダーに入れて混練りした後、造粒機等にて成形体とする。ニーダー、造粒機等は一般的なものを使用できるが、好ましいニーダーは高速回転タイプのニーダーであり、好ましい造粒機は上押し式の押出造粒機である。このようにして得られた成形体を、必要に応じて乾燥する。乾燥温度は通常30〜300℃、好ましくは60〜200℃、乾燥時間は通常5〜50時間である。
本発明のアルデヒドガス処理剤は複合金属水酸化物に無機質材料を併用し成形することもできる。無機質材料としては熱硬化性無機質材料水硬性無機質材料などが挙げられる。熱硬化性無機質材料とは熱により硬化するものを広く包含するものであり、アルミナ水和物、シリカ水和物などを例示することができる。これらは1種ないしは2種を任意に組み合わせて用いることができるが、化学組成式(1)で表される複合金属水酸化物の性質上、300℃以下で熱硬化するものが好ましい。水硬性無機質材料とは、それ自体が水と反応して凝結ないしは硬化する、いわゆる水硬化性を有するもの(水硬性成分)を広く包含するものであり、具体的にはセメント、水硬性石炭、水硬性ポゾラン、シリカ及びセッコウ(硫酸カルシウム)などを例示することができる。これらは1種ないしは2種を任意に組み合わせて用いることができる。好ましくはセメント及びセッコウであり、より好ましくはセメントである。
セメントは、水硬性セメントであれば特にその種類に制限されず、ケイ酸石灰質セメント(例えば普通ポルトランドセメント,早強ポルトランドセメント,中庸熱ポルトランドセメント,耐硫酸塩ポルトランドセメント又は白色ポルトランドセメント等の各種のポルトランドセメント;高炉セメント,シリカセメントまたはフライアッシュセメント等の混合セメント)、アルミン酸石灰質セメント、ケイ酸アルミン酸石灰質セメント、リン酸セメントなどが広く包含される。好ましくはケイ酸石灰質セメント、アルミン酸石灰質セメント、ケイ酸アルミン酸石灰質セメントであり、より好ましくは早強ポルトランドセメント、高炉セメントである。なお高炉セメントには、JIS R 5211によればスラグ量が5%を超え30%以下のA種、スラグ量が30%を超え60%以下のB種、スラグ量が60%を超え70%以下のC種のいずれもが包含され、その種の別を問うものではない。好ましくはB種の高炉セメントである。
セッコウは、それ自体が水和硬化性を有するか、若しくは凝結剤や凝結促進剤などといった補助剤と併用することによって水和硬化性を呈するようになるものであればよく、具体的には半水セッコウ(α、β)、II型無水セッコウを挙げることができる。なお、ここで用いられる凝結剤又は凝結促進剤としては、セッコウの成分である硫酸カルシウムの水和硬化性発現を補助もしくは増強する作用を有するものを広く挙げることができ、例えば硫酸カリウム、ミョウバン、二水セッコウの微粉末、シュウ酸などの有機酸などを挙げることができる。
上記複合金属水酸化物と水硬性無機質材料との配合割合は、使用する水硬性無機質材料の種類や調製した組成物の用途、また無機質材の原料とする場合には調製される無機質材の種類やその用途等によって種々異なり一概に規定することはできないが、通常は各種の用途に応じて、複合金属水酸化物100重量部あたり水硬性無機質材料を2〜900重量部、好ましくは5〜400重量部の範囲から適宜選択して用いることができる。
より具体的には、例えば、複合金属水酸化物100重量部あたり水硬性無機質材料を2〜100重量部、好ましくは5〜100重量部、より好ましくは5〜50重量部の割合で配合し、これに水を混合して乾燥固化して調製することによって、適度な強度を有しながらも優れたホルムアルデヒドガス吸着能を発揮する組成物を得ることができる。また、かかる配合割合で複合金属水酸化物及び水硬性無機質材料を含有する組成物を原料として用いることによって、適度な強度を有しながらも優れたホルムアルデヒドガス吸着能を発揮する無機質材を調製することができる。このような組成物および無機質材は適度な強度とホルムアルデヒドガス吸着能が求められる用途に使用することができ、このようなものとしては例えばホルムアルデヒドガス吸着・除去用のカラム充填材(粒状、板状または棒状等)を挙げることができる。なお、上記カラム充填材のようにホルムガス吸着能を重視して成形物を調製する場合は、早強ポルトランドセメント等のように早期に強度を発現する水硬性無機質材料を用いることが好ましい。
一方、本発明のホルムアルデヒドガス処理剤を原料として用いて、コンクリートやモルタル等のセメント調製物(湿式施工品、乾式施工品)のように強度が求められる無機質材を調製する場合には、水硬性無機質材料を比較的多量に使用することが好ましい。例えばコンクリートを調製する場合、従来のコンクリート調製物と同等の強度を得るためには、複合金属水酸化物100重量部に対して配合する水硬性無機質材料(セメント)の割合として50〜900重量部、好ましくは100〜400重量部、より好ましくは200〜400重量部の範囲が例示できる。また、モルタルを調製する場合、従来のモルタル調製物と同等の強度を得るためには、複合金属水酸化物100重量部に対して配合する水硬性無機質材料(セメント)の割合として40〜900重量部、好ましくは100〜700重量部、より好ましくは300〜600重量部の範囲が例示できる。かかる割合で複合金属水酸化物と水硬性無機質材料を含有する成形体によれば、従来のコンクリートやモルタル調製物に要求される強度はそのままに、新たに環境浄化機能であるホルムアルデヒドガス吸着能を付加してなる環境浄化型の無機質材を調製することができる。なお、かかるコンクリートやモルタルなどに使用する水硬性無機質材料としては高炉セメント等のように長期強度に優れたものが好ましい。なお、コンクリートやモルタル調製物には、例えば、床材、壁材、天井材、建物用コンクリート、鉄筋コンクリート、石膏ボードなどの建設材料;護岸の擁壁等に用いる生コンクリートやプレミックスモルタル等の湿式施工品;環境保全型河川用製品(大型ブロック等)、上下水道用製品(マンホール鉄筋コンクリート管など)、土木用積みブロック、農業用用水製品、農業用排水製品、道路用側溝(JIS及びJIS外側溝など)、擁壁類製品、ボックスカルバート製品、貯留槽、防火水槽、景観製品(インターロッキングブロックなど)、緑化・植栽用製品(ポーラスコンクリート利用製品など)、浄化施設の濾床に用いる濾過材などの乾式施工品が包含される。
本発明のホルムアルデヒドガス処理剤は、上記の成形性の無機質材料と併用することによって様々な形態の成形体にされうるが、必要に応じて、一般に当業界で用いられる混和材や混和剤等を配合することもできる。
ここで混和材としては、通常セメントに配合して用いられる混和材を広く用いることができ、具体的はフライアッシュ、シリカフューム、ポゾラン、高炉スラグ、ケイ酸質微粉末、鉱物質微粉末などが例示できる。
また混和剤としては、AE剤、減水剤、AE減水剤、減水促進剤、減水遅延剤、促進剤、遅延剤、急結剤、防水剤、起泡剤、発泡剤、保水剤、接着剤、防水剤などが例示できる。これらの混和剤は上記範疇に含まれるものであれば制限されることなく任意に用いることができる。例えば、AE剤としては陰イオン系、非イオン系、陽イオン系または両性イオン系のAE剤を任意に使用することができるが、好適には非イオン系のAE剤である。また減水剤としては、リグニンスルホン酸塩系、高級多価アルコールのスルホン酸塩系、オキシ有機酸、アルキルアリルスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルまたはポリオール複合体の減水剤を任意に使用することができるが、好適にはポリオール複合体である。
本発明のホルムアルデヒドガス処理剤は、その形態を特に制限するものではなく、複合金属水酸化物に必要に応じて、水硬性無機質材料、上記任意成分などを単に混合して粉状物としても調製されてなるものであっても、またこれらの混合物にさらに水を配合して乾燥固化して粒状、棒状、破砕状、針状、若しくは繊維状等の任意の形態に成形してなるものであってもよい。後者のように成形物とすることにより、本発明のホルムアルデヒドガス処理剤は、用途に適した形状とすることができる。かかる成形物の成形方法としては押し出し成形法、コーティングする方法などを挙げることができる。
また、本発明のホルムアルデヒドガス処理剤は、例えば水硬性無機質材料としてセメントを用いた場合には、さらにフィラーを配合して、セメントモルタルやコンクリート、その他セメントを成分とする各種の無機成形体(湿式施工品、乾式施工品)となる。このような無機成形体として、具体的には、護岸の擁壁等に用いる生コンクリートやプレミックスモルタル等の湿式施工品や、床材、壁材、天井材、建物用コンクリート、鉄筋コンクリート、石膏ボードなどの建設材料、環境保全型河川用製品(大型ブロック等)、上下水道用製品(マンホール鉄筋コンクリート管など)、土木用積みブロック、農業用用水製品、農業用排水製品、道路用側溝(JIS及びJIS外側溝など)、擁壁類製品、ボックスカルバート製品、貯留槽、防火水槽、景観製品(インターロッキングブロックなど)、緑化・植栽用製品(ポーラスコンクリート利用製品など)、浄化施設の濾床に用いる濾過材などの乾式施工品などを例示することができる。
本発明のアルデヒドガス処理剤は複合金属水酸化物に有機バインダーを併用し成形することもできる。有機バインダーとしては、特に制限されないが、例えば、ポリアクリル酸ヒドラジド、スチレン・アクリル樹脂をはじめとするポリアクリルアミドのアミノ化物等のポリアクリル系樹脂、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、酢酸セルロース等のセルロース類、カラギーナン等の多糖類、ポリアミド・エピクロロヒドリン樹脂、酢酸ビニル・バーサチック酸ビニル共重合体などが挙げられ、好ましくはポリアクリルアミドのアミノ化物が挙げられる。バインダーは1種単独で又は2種以上混合して使用することが可能である。バインダーの配合量は、ホルムアルデヒドガス処理剤全量に対し、1〜90重量%程度、好ましくは1〜80重量%程度、より好ましくは1〜70重量%程度である。有機バインダーを利用して成形体を製造する際、必要に応じて、複合金属水酸化物と有機バインダーとのなじみをよくするため、既存の脂肪酸、脂肪酸のアルカリ金属塩、シラン系、アルミニウム系およびチタネート系カップリング剤、アニオン系界面活性剤等の表面処理剤で表面処理を実施した後、成形体としてもよい。
成形方法としては、複合金属水酸化物、有機バインダー、必要に応じて添加剤を混合し、必要量の水を添加し、ニーダーにかけよく混練りした後、造粒機にて成形体とする方法が挙げられる。ニーダー及び造粒機は一般的に使用されているものを用いることができるが、好ましくは、ニーダーとして回転軸が2軸以上の混練り用ニーダー、造粒機として上押し式の押し出し造粒機タイプのものが好適に使用できる。得られた成形体は、乾燥、硬化後造粒物とする。乾燥、硬化に際しては、バインダーの最低造膜温度以上で乾燥することが望ましいが、最低造膜温度以下で乾燥する際には乾燥時間を長くすることで対応できる。
3.ホルムアルデヒドガス吸着膜形成用塗料
本発明のホルムアルデヒドガス吸着膜形成用塗料は、前述の化学組成式(1)で表される複合金属水酸化物を含有するものであって、被塗布物に塗布されて、ホルムアルデヒドガスを吸着する膜を形成するものである。
本発明の塗料は、前述の複合金属水酸化物及び塗膜を形成するための樹脂成分を含有し、必要に応じてその他の任意成分を含有する。本発明の塗料における複合金属水酸化物の含有量は、形成される膜がホルムアルデヒド吸着能を発揮する限り特に制限されるものではない。例えば、本発明の塗料に対して0.01〜50重量%、好ましくは0.5〜30重量%である。本発明の塗料における塗膜形成性樹脂成分の含有量は、膜形成性が損なわれることなく、形成される膜がホルムアルデヒド吸着能を発揮する限り特に限定されるものではない。樹脂成分の配合量は本発明の塗料に対し、通常30〜99.99重量%、好ましくは50〜99.5重量%である。また、本発明の塗料に配合できる任意成分の種類、配合量などは、塗料の用途、目的、作業環境等に応じて適宜選択できる。
本発明の塗料の例としては、ボイル油、油ワニス、精ワニス、調合ペイント、錆止めペイント、船底塗料などの油性塗料;クリヤラッカー、ラッカーエナメル、電気絶縁塗料等のラッカー;アルキド樹脂系ワニス・エナメル、アルキド樹脂系調合ペイント、アミノアルキド樹脂系塗料、ビニル樹脂系塗料、ポリウレタン系塗料、シリコーン樹脂系塗料、アクリル樹脂系塗料、エポキシ樹脂系塗料、ポリエステル系塗料、フッ素樹脂系塗料、錆止めペイント、水系塗料エマルジョンペイント、水系塗料骨材入りエマルジョン、水系塗料水溶性樹脂系塗料、粉体塗料、塩化ゴム系塗料、その他の合成樹脂塗料などの合成樹脂塗料;酒精塗料;導電性塗料;接着剤などが挙げられる。好ましくは、住宅の内装用の塗料、建材用塗料、自動車等の車両の内装用塗料である。
本発明の塗料に含有される樹脂成分の好ましいものはこれら塗料に使用される樹脂成分であり、本発明の塗料に含有される任意成分の好ましいものはこれら塗料にて使用される塗膜形成性樹脂成分以外の成分であり、例えば香料、界面活性剤、顔料、染料、油脂、油剤、老化防止剤、加硫剤、スコーチ防止剤、粘着付与剤、繊維、骨材、紫外線吸収剤、難燃剤、帯電防止剤、可塑剤、熱硬化性樹脂、重合開始剤、重合促進剤などである。
本発明の塗料は、前述の複合金属水酸化物、樹脂成分及び任意成分を混合し、常法により製造することができる。また、本発明の塗料を被塗布物に塗布する方法は特に制限されず、刷毛塗り、スプレー塗り、コーター塗りなどが挙げられる。
4.ホルムアルデヒドガスの処理方法
本発明のホルムアルデヒドガスの処理方法は、化学組成式(1)で表される複合金属水酸化物にホルムアルデヒドガスを接触させることによって、該複合金属水酸化物にホルムアルデヒドを吸着させ、処理対象ガス中のホルムアルデヒド濃度を低減するものである。
処理対象となるホルムアルデヒドガスとしては、ホルムアルデヒドを含有する気体であれば特に制限されず、ホルムアルデヒドガスを含む空気などが本発明のホルムアルデヒドガスの処理方法の処理対象となる。例えば、ホルムアルデヒドガスの存在する建物内の空気、輸送車両(自動車、電車、バス、飛行機など)内の空気、工場の排ガスなどが処理対象ガスとして挙げられる。
本発明の処理方法における前述の化学組成式(1)で表される複合金属水酸化物の形態、応用分野、適用方法などについては、前述のとおりである。なお、複合金属水酸化物の使用量は制限されるものではない。
本発明のホルムアルデヒドガス処理剤、ホルムアルデヒドガス吸着膜形成用塗料及びホルムアルデヒドガスの処理方法によれば、気体中のホルムアルデヒドガスを非常に多く吸着することができ、さらに、ホルムアルデヒドガスを選択的に吸着することができる。
以下、試験例を使用して本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に制限されるものではない。
製造例1:複合金属水酸化物(粉末)
塩化マグネシウム6水塩を4000gと塩化アルミニウム溶液(酸化アルミニウムに換算した含量が10.0W/V%、製品名:AX−10S)を2056gとを水に溶解し、全量10Lの液を調製した(A液)。これとは別に苛性ソーダ1920gを水に溶解し、全量4Lの液を調製した(B液)。反応容器内に40℃の水16Lを入れ、ここに撹拌しながらソーダ灰427.2gを溶解した。さらに、ここに、先に調製したA液及びB液をpH10に保ちながら滴下した。80℃で3時間熟成させると、白色沈殿物が生成した。この白色沈殿物をろ過、水洗した後、80℃で24時間送風乾燥して得られた乾燥体をパルペライザーで粉砕し、粉末状複合金属水酸化物を得た。この複合金属水酸化物の平均粒子径は7.9μm、化学組成は下記のとおりであった。
(Mg2+0.83(Al3+0.17(OH-1.87(CO3 2-0.15

製造例2:複合金属水酸化物(粉末)
塩化マグネシウム6水塩及び塩化アルミニウムの使用量並びに乾燥温度を変更した以外は製造例1と同様にして粉末状の複合金属水酸化物を得た。得られた粉末の組成を表1に示す。なお、表1においてアニオンについての記載を省略しているが、アニオン種はOH-及びCO3 2-であり、その含有量は上記化学組成式(1)の範囲内であった。
Figure 0004556026
製造例3:複合金属水酸化物成形体(円柱状)
製造例2で得られた粉末F又はLを使用して成形体の製造を行った。粉末状複合金属水酸化物に対して40重量%の水を加え、ニーダーミキサーにて2分間混練を行った。得られた混練物を上押出式の押出造粒機(出力3.7kw、スクリーン径0.7mm、ローラー回転数135rpm)に投入して押し出し成形を行い、直径訳0.7mm、長さ訳1.0mmの円柱形の形状とし、下記表2に示す温度で24時間乾燥して複合金属水酸化物成形体を製造した。
Figure 0004556026
試験例1:ホルムアルデヒド及びアセトアルデヒド混合ガス吸着試験
容量3.5Lの褐色ガラス製容器に、製造例1〜3で得られたサンプル(粉末A〜Q及び成形体R〜W)のいずれかを200mg入れ、37W/V%のホルムアルデヒド溶液(和光純薬工業(株)製)10μL及び90W/V%のアセトアルデヒド溶液(和光純薬工業(株)製)を水で5倍希釈したアセトアルデヒド水溶液30μLを加え、完全密封して常温で放置した。サンプルを添加しないブランクテストも同時に行った。24時間放置後、ガステック社製のガス検知管にて容器内のアルデヒドガス濃度を測定した。なお、ホルムアルデヒドガスの測定には型式No.91Mの検知管を使用し、アセトアルデヒドガスの測定には型式No.92の検知管を使用した。
測定結果を表3及び4に示す。なお、ブランクテストにおいて24時間放置後に測定したアルデヒドガス濃度(400ppm)を吸着前濃度とした。また、粉末の測定結果を図1に示した。
Figure 0004556026
Figure 0004556026
x値が0.15〜0.21であって、乾燥温度が80〜200℃である粉末D〜I、N、Q、成形体R及びSは、ホルムアルデヒドガスの吸着率が90%以上であり、かつアセトアルデヒドの吸着率が0%であり、ホルムアルデヒドガスの吸着量及び選択性の点で非常に優れていた。したがってホルムアルデヒドガスの吸着において複合金属水酸化物のx値が0.15〜0.21であり、化学組成式(1)の組成を維持すること(すなわち、乾燥温度が300℃以下であること)が非常に重要であった。
試験例2:ホルムアルデヒドガス吸着試験
容量3.5Lの褐色ガラス製容器に、表5に示す粉末又は成形体のいずれかを200mg入れ、37W/V%のホルムアルデヒド溶液(和光純薬工業(株)製)10μLを加え、完全密封して常温で放置した。サンプルを添加しないブランクテストも同時に行った。24時間放置後、試験例1と同様にして容器内のホルムアルデヒドガス濃度を測定した。測定結果を表5に示す。
Figure 0004556026
本発明は、ホルムアルデヒドガスの濃度低減が要望される様々な分野、例えば建材分野、輸送車両分野などにおいて有用である。
試験例1にて得られた、粉末A〜粉末Mの測定結果を示すグラフである。横軸はx値を示し、縦軸はホルムアルデヒド吸着濃度を示す。

Claims (4)

  1. 化学組成式(1):
    (M2+1-x(M3+x(OH-2+x-y(An-y/n (1)
    〔式中、 2+ はMg 2+ を示し、M 3+ はAl 3+ を示し、n-はn価のアニオンを示し、0.15≦x≦0.21であり、0.10≦y≦0.50であり、nは1または2である。〕
    で表される複金属水酸化物を含有するホルムアルデヒドガス処理剤。
  2. 0.16≦x≦0.20である請求項1に記載のホルムアルデヒドガス処理剤。
  3. 請求項1又は2に記載の複合金属水酸化物を含有するホルムアルデヒドガス吸着膜形成用塗料。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の複合金属水酸化物にホルムアルデヒドガスを接触させるホルムアルデヒドガスの処理方法。
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