JP4554993B2 - 満氷感知装置及びその感知方法 - Google Patents
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Description
図1は、冷凍室及び冷蔵室が開放された一般の冷蔵庫を示す斜視図である。
一般に、冷蔵庫は、図1に示すように、冷凍室Fと冷蔵室Rがバリア1により区画され、前記冷凍室F及び冷蔵室Rを低温に冷却するための冷凍サイクル装置が装着された本体2と、前記冷凍室Fを開閉するために前記本体2に取り付けられた冷凍室ドア4と、前記冷蔵室Rを開閉するために前記本体2に取り付けられた冷蔵室ドア6と、を含めて構成される。
前記自動製氷装置は、前記冷凍室Fの内側上部に装着されて冷凍室F内の冷気により給水された水を製氷する製氷器8と、該製氷器8で製氷された氷が移され収納されるように前記冷凍室Fの内側に装着されたアイスバンク9と、前記冷凍室ドア4を開閉することなく氷を外部から取り出せるように前記冷凍室ドアに装着されたディスペンサ10と、前記アイスバンク9に含まれた氷が前記ディスペンサ10に落下するように案内するアイスシュート11とから構成される。
前記製氷器8は、製氷のための水を入れて一定の形状の氷に作るための製氷器モールド12と、該製氷器モールド12に水を供給する給水部13と、製氷された氷が前記アイスバンク9に滑り落ちるようにするスライダー14と、製氷された氷を製氷器モールド12から分離するためのヒータと、を含めて構成される。
前記製氷器8は、製氷制御部16と、該製氷制御部16のモータと軸結合されて前記製氷器モールド12で完全に製氷された氷をアイスバンク10に取り出させるイジェクタ17と、をさらに含む。
また、前記イジェクタ17は、その軸17aが製氷器モールド12の中央を横切るように形成され、前記イジェクタ17の軸17aの側面には複数のイジェクタピン17bが形成される。
前記イジェクタピン17bは、製造された氷をアイスバンク9に取り出させる手段である。
前記イジェクタピン17bにより移動した氷はスライダー14に載せられた後、スライダー14の面に沿って滑りアイスバンク9に落ちる。
ここで、前記検氷レバー18は、その両端が前記製氷器8の両側に回転可能に装着され、底部に行くほど前記製氷器8の外側に向けて折り曲げて形成される。
前記カム27の回転量は、検氷レバー18の上下移動のために設けられたアームレバー28側に伝えられるようになっている。
そして、前記ホールセンサー23は制御パネル21に取り付けられるが、前記マグネット22の移動による磁場変化を感知できるような位置に設けられる。
要するに、前記アイスバンク9における満氷感知は、前記検氷レバー18の回転によって発生する前記マグネット22の回転位置の変化による磁場を前記ホールセンサー23が感知することによってなされるのである。
本発明の他の目的は、製氷器の製氷制御とは関係なくアイスバンクの満氷を感知でき、アイスバンクが満氷されたか否かをより正確で速かに感知できる満氷感知方法を提供することにある。
図4は、本発明の第1実施例による満氷感知装置が装着された冷蔵庫において冷凍室及び冷蔵室が開放された状態を示す斜視図である。
同様に、前記アイスバンク80は、前記冷凍室Fの有効内容積を大きくするために前記冷凍室ドア54の背面に装着される。
そして、前記アイスシュート90は、前記アイスバンク80と前記ディスペンサ88との間に位置して前記冷凍室ドア54の背面に装着され、氷が通過する通路の上端が前記アイスバンク80の氷取出し口と通じ、前記通路の下端が前記ディスペンサ88の内側空間と通じる。
前記製氷器モールド61は、前記製氷器を前記冷凍室ドアの背面に固定させる連結部61aが前面側の上部に突出形成される。
前記製氷器モールド61は、前方部上端に平板型の水あふれ防止部61cが上方に延設される。
前記製氷器モールド61の後方側には前記イジェクタ62によりすくい上げられた氷を前記アイスバンクに案内するスライダー64が装着される。
前記イジェクタ62は、図7に示すように、前記製氷空間の上側を横切るように配置された軸62aと、該軸62aの側面に突出形成されたピン62bとから構成される。
前記ピン62bは、前記区画突起61bにより複数個に区画された製氷空間の個数ほど複数個形成され、前記軸62aの回転時に前記区画突起61b間を通過しながら氷をすくい上げる。
前記ヒータ65は、図7に示すように、前記製氷器モールド61の底面に‘⊃’形状に配置される。
前記駆動モータ66bは、回転軸に、前記従動ギア62cに噛合う駆動ギア66cが連結される。
前記温度センサー67は、前記製氷器モールド61の外壁面に密着するように取り付けられる。
前記昇降部材69は、その作動領域が最小化するように前記製氷器60の底面に垂直するように配置される。
前記昇降部材69は、その下方への脱去が制限されるように前記製氷器60の一側に止められるストッパー69bが形成される。
前記昇降部材69は、前記アイスバンク80の満氷時に前記昇降部材69が氷により拘束されると一部が側方に曲がり、モータ73に無理を与えない曲げ可能な弾性材質からなる。
前記昇降手段70は、前記ピニオン71が軸設されるシャフト73aを持つモータ73をさらに含めてなる。
前記シャフト73aは、前記アイスバンク80の満氷時に前記昇降部材69が氷により拘束されると捩じられ、前記モータ73に無理を与えない捩じり可能な弾性材質からなる。
前記ホールセンサー79は、前記制御パネル66aに装着されると好ましい。
また、前記アイスバンク80は、前記氷取出し口81の前方部を開閉するシャッタ82と、入っている氷を前記氷取出し口81の前方部に水平移送させるために左右方向に配置された螺旋体84と、該螺旋体84を回動させるモータ85と、前記氷取出し口81の上側に装着された氷粉砕器86とを含めて構成される。
前記粉砕器86は、前記螺旋体84の回転軸に直交するように形成されて前記螺旋体84と一緒に回転する回転ブレード86aと、前記アイスバンク80内に形成された固定ブレード86bとから構成される。
まず、前記冷蔵庫に電源が入ると、前記制御パネル66aは、前記モータ66bを制御して前記イジェクタ62のピン62bを初期位置Aにセッティングする。
その後、前記制御パネル66aは、前記コップ63に供給される水を断続する給水バルブを所定時間の間オンにしてからオフにする。
この製氷器モールド61に入った水は、冷凍室内の冷気または製氷器モールド61と熱交換されて冷却され、冷気に触れる面と前記製氷器モールドに触れる面から結氷が始まり、時間の経過につれて次第に凍ることになる。
その後、前記制御パネル66aは、前記駆動モータ66bを制御して前記イジェクタ62のピン62bを初期位置Aから移氷位置Bに回動させた後、再び初期位置Aに復帰させる。
つまり、前記制御パネル66aは、前記アイスバンク80が満氷されなかったものと判断すると、上記のような給水、製氷、ヒーティング、及び移氷を繰返し行い、前記アイスバンク80が満氷されたものと判断されたら、上記のような給水、製氷、ヒーティング、及び移氷を停止する。
まず、前記タイマー66eが時間を積算する。(S1)
前記制御パネル66aは、前記タイマー66eに積算された時間と設定時間(例えば、3分)とを比較し、積算された時間が設定時間を経過したと判断されたら前記昇降部材69を下降させるように前記満氷感知装置のモータ73を正回転駆動させる。(S2、S3)
この初期化の後、前記制御パネル66aは、時間の積算、昇降部材の垂直下降、磁場感知、満氷判断、昇降部材の垂直上昇、及び初期化を順に繰返し行いながら設定時間(例えば、3分)間隔で前記アイスバンク80の満氷を感知する。
また、前記昇降部材69は、上部が曲げ可能な弾性材質からなる。
前記昇降手段は、前記カム102を回転させるためのモータ108をさらに含めてなる。
この時、前記昇降部材69は、リターンばね106に弾支されて垂直に上昇され、その下端が製氷制御部66に最大限に近接するため、移氷される氷との干渉が最小化する。
この時、前記昇降部材69は、前記リターンばね106を圧縮しながら下降する。
前記アイスバンク80が満氷でない場合、前記昇降部材69は、図9bに示すように、前記アイスバンク80の内部空間に向けて垂直に下降して前記アイスバンク80が満氷でない位置(X位置)に達し、前記ホールセンサー79には前記マグネット78の近接による設定値以上の磁場が感知され、前記制御パネル66aはこのような設定値以上の磁場を感知すると前記アイスバンク80を満氷でないものと判断する。
前記圧縮ばね115は、上端が前記押し板114の底面に固定され、下端が前記昇降部材69の上端に固定される。
前記昇降手段は、前記カム102を回転させるモータ118をさらに含めて構成される。
この時、前記押し板114はリターンばね116により垂直に上昇し、前記昇降部材69は前記押し板114と一緒に垂直上昇してその下端が製氷制御部66に最大限に近接するため、移氷される氷との干渉が最小化する。
この時、前記押し板114は前記リターンばね116を圧縮しながら下降し、前記押し板114の下降は、前記圧縮ばね115を介して昇降部材69に伝えられ、前記昇降部材69は前記押し板114及び圧縮ばね115と共に垂直下降する。
前記折畳リンク124は、各リンクの中央部が曲げ可能な弾性材質からなる。
ここで、前記折畳リンク124は、前記モータ122に連結されて回転されるものに限定されず、本発明の第1実施例におけると同様に、イジェクタの回転のための駆動モータと、駆動ギアと、従動ギアのうちいずれか一つに連動して回転されるものも可能であることは勿論である。
この時、前記折畳リンク124は、その下端が前記昇降部材69に連結されて前記昇降部材69を垂直上昇させ、前記昇降部材69はその下端が製氷制御部66に最大限に近接するため、移氷される氷との干渉が最小化する。
この時、前記折畳リンク124は前記モータ122の回転軸123の回転により次第に伸び、これにより、前記昇降部材69は前記折畳リンク124により加圧されながら垂直下降する。
前記リンク136は、上端が前記回動体134の一側縁部に回動可能に連結され、下端が前記昇降部材69の上端に回動可能に連結される。
ここで、前記リンク136は、前記モータ132に連結されて回転されるものに限定されず、本発明の第1実施例におけると同様に、イジェクタの回転のための駆動モータ、駆動ギア及び従動ギアのうちいずれか一つに連動して回転されるものも可能であることは勿論である。
この時、前記回動体134は回動されて前記リンク136を引き上げ、前記リンク136はその下端が前記昇降部材69に連結されて前記昇降部材69を垂直上昇させ、前記昇降部材69はその下端が製氷制御部66に最大限に近接するため、移氷される氷との干渉が最小化する。
この時、前記リンク136は前記回動体134の回転によりその上端が次第にモータ132の回転軸133より低い位置に移動し、前記昇降部材69は前記リンク136の移動につれて前記リンク136により押圧されながら垂直下降する。
52…バリア
54…冷凍室ドア
56…冷蔵室ドア
60…製氷器
61…製氷器モールド
61a…連結部
61b…区画突起
62…イジェクタ
63…コップ
64…スライダー
65…ヒータ
66…製氷制御部
66a…制御パネル
66b…駆動モータ
66c…駆動ギア
66d…ガイド穴
67…温度センサー
69…昇降部材
69a…拡張部
69b…ストッパー
70…昇降手段
71…ピニオン
72…ラック
73…モータ
77…センシング手段
78…マグネット
79…ホールセンサー
80…アイスバンク
81…氷取出し口
82…シャッタ
84…螺旋体
85…モータ
86…氷粉砕器
88…ディスペンサ
90…アイスシュート
102…カム
106…リターンばね
108…モータ
112…カム
114…押し板
116…圧縮ばね
118…モータ
122…モータ
124…折畳リンク
132…モータ
134…回動体
136…リンク
F…冷凍室
R…冷蔵室
I…氷
Claims (11)
- 冷気により水が製氷される製氷器と;
前記製氷器から移氷された氷が収納されるアイスバンクと;
前記アイスバンクについて直線昇降可能に配置された昇降部材と;
前記昇降部材を直線昇降させる昇降手段と;
前記昇降部材の位置によって前記アイスバンクが満氷されたか否かを感知するセンシング手段と;を含めて構成されたことを特徴とする満氷感知装置。 - 前記昇降部材は、下端に拡張部が突出形成されたことを特徴とする請求項1に記載の満氷感知装置。
- 前記昇降部材は、前記製氷器の一側に止められるストッパーを有することを特徴とする請求項1に記載の満氷感知装置。
- 前記昇降手段は、
前記昇降部材の一面に上下に形成されたラックと;
前記昇降部材を昇降させるように前記ラックに噛合ったピニオンと;を含めて構成されたことを特徴とする請求項1に記載の満氷感知装置。 - 前記昇降手段は、
前記昇降部材を下降させるカムと;
前記昇降部材を上昇させるように前記昇降部材を弾支するリターンばねと;を含めて構成されたことを特徴とする請求項1に記載の満氷感知装置。 - 前記昇降手段は、
カムと;
前記カムに触れる押し板と;
前記押し板に一端が連結され、前記昇降部材に他端が連結された圧縮ばねと;
前記押し板を上昇させるように前記昇降部材を弾支するリターンばねと;を含めて構成されたことを特徴とする請求項1に記載の満氷感知装置。 - 前記昇降手段は、
シャフトと;
前記シャフトに一端が連結され、前記昇降部材に他端が連結された折畳リンクと;を含めて構成されたことを特徴とする請求項1に記載の満氷感知装置。 - 前記昇降手段は、
回動体と;
前記回動体に一端が偏心して連結され、他端が前記昇降部材に連結されたリンクと;を含めて構成されたことを特徴とする請求項1に記載の満氷感知装置。 - 前記センシング手段は、
前記昇降部材と製氷器のいずれかに取り付けられたマグネットと;
前記マグネットの高さ変化による磁場変化を感知するように前記昇降部材と製氷器の残る一つに取り付けられたホールセンサーと;を含めて構成されたことを特徴とする請求項1に記載の満氷感知装置。 - アイスバンクに入っている氷の満氷を感知する満氷感知方法において、
設定時間が経過したものを判断したらマグネットの取り付けられた昇降部材を直線下降させる下降段階と;
前記昇降部材の直線下降による磁場変化を感知する感知段階と;
前記感知段階の結果に基づいて前記アイスバンクの満氷を判断する満氷判断段階と;
前記満氷判断段階の後に前記昇降部材を直線上昇させる初期化段階と;を含めて構成されたことを特徴とする満氷感知方法。 - 前記冷蔵庫用満氷感知方法は、前記初期化段階の後に、下降段階、感知段階、満氷判断段階及び初期化段階を順に繰返し行うことを特徴とする請求項10に記載の満氷感知方法。
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