JP4554809B2 - 通信プロトコル作成方法、通信プロトコル作成装置、通信プロトコル作成プログラムおよびそれを記録した記録媒体 - Google Patents

通信プロトコル作成方法、通信プロトコル作成装置、通信プロトコル作成プログラムおよびそれを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プログラマブルコントローラと外部機器との間の通信手順を規定する通信プロトコルを作成するための通信プロトコル作成方法、通信プロトコル作成装置、通信プロトコル作成プログラムおよびそれを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
被制御機器をシーケンシャルに制御するためにプログラマブルコントローラが用いられている。プログラマブルコントローラには、通常、スイッチ、センサ等の入力機器および電磁開閉器、リレー、ソレノイド等の出力機器が接続される。
また、プログラマブルコントローラに、シリアル通信を行う汎用の外部機器が接続される場合もある。
【0003】
プログラマブルコントローラにシリアル通信ポートを有する外部機器を接続する場合には、その外部機器の通信仕様に合わせた通信プロトコル(通信手順)を作成する必要がある。この通信プロトコルは、プロトコルマクロ作成装置により通信プロトコルマクロ(以下、プロトコルマクロと略記する)として作成される。
【0004】
図17は従来のプロトコルマクロを用いたプログラマブルコントローラシステムにおける通信を説明するためのブロック図である。
【0005】
図17において、プログラマブルコントローラシステムは、CPU(中央演算処理装置)ユニット500、リンクユニット510および汎用の外部機器520により構成される。プロトコルマクロ作成装置540は、CPUユニット500と汎用の外部機器520との通信手順を規定するプロトコルマクロを作成するためのプログラムおよびパーソナルコンピュータにより構成される。
【0006】
プロトコルマクロ作成装置540により作成されたプロトコルマクロ511は、リンクユニット510に転送される。また、CPUユニット500は、ユーザにより作成されたラダープログラムを記憶するプログラム用メモリ領域501およびデータメモリが割り付けられるデータメモリ領域502を備える。
【0007】
プロトコルマクロ511は、複数の送受信シーケンスS1〜S3からなる。各送受信シーケンスS1〜S3はステップ単位のコマンド群からなる。CPUユニット500のラダープログラム上で専用命令によりプロトコルマクロ511のシーケンス番号を指定することにより、指定されたシーケンスを実行する。それにより、メッセージが作成され、伝送路530を介してリンクユニット510と外部機器520との間で送受信される。
【0008】
送信すべきメッセージ中にCPUユニット500のデータメモリ領域502からの読み出し用変数を組み込むことができる。それにより、送信時に、CPUユニット500のデータメモリ領域502の指定されたアドレスからデータを読み出し、送信メッセージSMとともに外部機器520に送信することができる。また、受信期待メッセージ中にCPUユニット500のデータメモリ領域502への書き込み用変数を組み込むことができる。それにより、受信時に、受信メッセージRM中のデータをデータメモリ領域502の指定されたアドレスに書き込むことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来のプロトコルマクロ作成装置540により作成されるプロトコルマクロにおいては、送信メッセージまたは受信期待メッセージ中に読み出し用変数または書き込み用変数を組み込む際に、CPUユニット500のデータメモリ領域502を確保する必要がある。この場合、ユーザが読み出し用変数および書き込み用変数の桁数および個数を計算しながらデータメモリ設定画面上でデータメモリ領域502のアドレスに割り付ける作業を行わなければならない。
【0010】
そのため、プロトコルマクロを作成するための作業を効率的に行うことができず、時間がかかる。
【0011】
本発明の目的は、プログラマブルコントローラと外部機器との間の通信プロトコルを効率的に作成することができる通信プロトコル作成方法、通信プロトコル作成装置、通信プロトコル作成プログラムおよびそれを記録した記録媒体を提供することである。
【0012】
言い換えると、本発明は、ユーザが通信プロトコルを作成する際にデータメモリのアドレスの割り付けを意識せず、自動的に割り付けを行うことができる通信プロトコル作成方法、通信プロトコル作成装置、通信プロトコル作成プログラムおよびそれを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
(1)第1の発明
第1の発明に係る通信プロトコル作成プログラムを記録した記録媒体は、プログラマブルコントローラシステムと外部機器との間の通信手順を規定する通信プロトコルを作成するための通信プロトコル作成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、プログラマブルコントローラシステムは、データメモリ領域を有するプログラマブルコントローラおよび外部機器との通信を行うリンクユニットを少なくとも含み、通信プロトコル作成プログラムは、リンクユニットに割り付けられたデータメモリ領域の使用可能範囲における未使用領域を第1の情報として保持する処理と、送信用または受信照合用の定数およびデータメモリ領域に対する読み書きのための変数の少なくともいずれかを含むメッセージの入力を受け付ける処理と、入力されたメッセージに変数が含まれる場合に、当該変数の構文を解析して送信用または受信用データである変数データをデータメモリ領域に対して読み書きするために必要なデータメモリ領域のアドレスの個数を算出する処理と、第1の情報に基づいてデータメモリ領域の使用可能範囲における未使用領域の先頭アドレスから必要な個数分のアドレスを変数データを格納するための送信元データメモリまたは受信先データメモリとして変数に割り付ける処理と、変数への送信元データメモリまたは受信先データメモリの割り付け後に、第1の情報においてデータメモリ領域の使用可能範囲における未使用領域の先頭アドレスを更新する処理とを、コンピュータに実行させるものである。
【0014】
本発明に係る通信プロトコル作成プログラムによれば、リンクユニットに割り付けられたデータメモリ領域の使用可能範囲における未使用領域が第1の情報として保持される。送信用または受信照合用のメッセージの入力を受け付けると、入力されたメッセージにデータメモリ領域に対する読み書きのための変数が含まれる場合に、当該変数の構文が解析されて変数データの読み書きに必要なデータメモリ領域のアドレスの個数が算出される。そして、第1の情報に基づいてデータメモリ領域の使用可能範囲における未使用領域の先頭アドレスから必要な個数分のアドレスが変数データを格納するための送信元データメモリまたは受信先データメモリとして変数に自動的に割り付けられ、変数への送信元データメモリまたは受信先データメモリの割り付け後に、第1の情報においてデータメモリ領域の使用可能範囲における未使用領域の先頭アドレスが更新される。
【0015】
このようにして、データメモリ領域に対する読み書きのための変数にデータメモリ領域の使用可能範囲における未使用領域が自動的に割り付けられるので、通信プロトコルを効率的に作成することができ、作成作業の時間が短縮される。
【0016】
(2)第2の発明
第2の発明に係る通信プロトコル作成プログラムを記録した記録媒体は、第1の発明に係る通信プロトコル作成プログラムを記録した記録媒体において、通信プロトコル作成プログラムは、各メッセージにコード変換が指定されているかを判定する処理をコンピュータにさらに実行させ、コード変換が指定されているメッセージに含まれる変数の構文を解析して変数データの読み書きに必要なデータメモリ領域のアドレスの個数を算出する処理を、コンピュータにさらに実行させるものである。
【0017】
この場合、各メッセージにコード変換が指定されているかが判定され、コード変換が指定されているメッセージに含まれる変数の構文が解析されて変数データの読み書きに必要なデータメモリ領域のアドレスの個数が算出される。
【0020】
)第の発明
の発明に係る通信プロトコル作成プログラムを記録した記録媒体は、第1または第2の発明に係る通信プロトコル作成プログラムを記録した記録媒体において、プログラマブルコントローラは、制御プログラム上のリレーを記憶する記憶領域を有し、通信プロトコル作成プログラムは、記憶領域の使用可能範囲における未使用領域を第2の情報として保持する処理と、メッセージの入力を受け付けた場合に、入力されたメッセージのための送信動作または受信動作を制御プログラム上で制御するためのリレーを第2の情報に基づいて記憶領域の使用可能範囲における未使用領域に割り付ける処理と、未使用領域へのリレーの割り付け後に第2の情報を更新する処理とを、コンピュータにさらに実行させるものである。
【0021】
この場合、記憶領域の使用可能範囲における未使用領域が第2の情報として保持される。メッセージの入力を受け付けた場合には、入力されたメッセージのための送信動作または受信動作を制御プログラム上で制御するためのリレーが第2の情報に基づいて記憶領域の使用可能範囲における未使用領域に割り付けられる。そして、未使用領域への要素の割り付け後に第2の情報が更新される。
【0022】
このようにして、メッセージのための送信動作または受信動作を制御プログラム上で制御するためのリレーが記憶領域の使用可能範囲における未使用領域に自動的に割り付けられるので、通信プロトコルを効率的に作成することができ、作成作業の時間が短縮される。
【0023】
さらに、通信プロトコルにより規定される通信を、専用命令を用意することなく、プログラマブルコントローラの制御プログラム上で起動させることができる。
【0026】
(4)第4の発明
第4の発明に係る通信プロトコル作成方法は、プログラマブルコントローラシステムと外部機器との間の通信手順を規定する通信プロトコルをコンピュータにより作成する通信プロトコル作成方法であって、プログラマブルコントローラシステムは、データメモリ領域を有するプログラマブルコントローラおよび外部機器との通信を行うリンクユニットを少なくとも含み、リンクユニットに割り付けられたデータメモリ領域の使用可能範囲における未使用領域を第1の情報として保持する第1の工程と、送信用または受信照合用の定数およびデータメモリ領域に対する読み書きのための変数の少なくともいずれかを含むメッセージの入力を受け付けることができる画面を表示する第2の工程と、第2の工程で受け付けたメッセージに変数が含まれる場合に、当該変数の構文を解析して送信用または受信用データである変数データをデータメモリ領域に対して読み書きするために必要なデータメモリ領域のアドレスの個数を算出する第3の工程と、第1の工程で保持した第1の情報に基づいてデータメモリの使用可能範囲における未使用領域の先頭アドレスから必要な個数分のアドレスを変数データを格納するための送信元データメモリまたは受信先データメモリとして変数に割り付けるとともに、その割り付けられた未使用領域を表示する第4の工程と、変数への送信元データメモリまたは受信先データメモリの割り付け後に、第1の情報においてデータメモリ領域の使用可能範囲における未使用領域の先頭アドレスを更新する第5の工程とを有するものである。
【0027】
本発明に係る通信プロトコル作成方法によれば、リンクユニットに割り付けられたデータメモリ領域の使用可能範囲における未使用領域が第1の情報として保持される。画面上で送信用または受信照合用のメッセージの入力を受け付けると、画面から入力されたメッセージにデータメモリ領域に対する読み書きのための変数が含まれる場合に、当該変数の構文が解析されて変数データの読み書きに必要なデータメモリ領域のアドレスの個数が算出される。そして、第1の情報に基づいてデータメモリ領域の使用可能範囲における未使用領域の先頭アドレスから必要な個数分のアドレスが変数データを格納するための送信元データメモリまたは受信先データメモリとして変数に自動的に割り付けられるとともに、その割り付けられた未使用領域が表示される。変数への送信元データメモリまたは受信先データメモリの割り付け後に、第1の情報においてデータメモリ領域の使用可能範囲における未使用領域の先頭アドレスが更新される。
【0028】
このようにして、データメモリ領域に対する読み書きのための変数にデータメモリ領域の使用可能範囲における未使用領域が自動的に割り付けられるので、通信プロトコルを効率的に作成することができ、作成作業の時間が短縮される。
【0029】
(5)第5の発明
第5の発明に係る通信プロトコル作成プログラムは、プログラマブルコントローラシステムと外部機器との間の通信手順を規定する通信プロトコルの作成をコンピュータで実現するためのプログラムであって、プログラマブルコントローラシステムは、データメモリ領域を有するプログラマブルコントローラおよび外部機器との通信を行うリンクユニットを少なくとも含み、コンピュータを、リンクユニットに割り付けられたデータメモリ領域の使用可能範囲における未使用領域を第1の情報として保持する第1の手段と、送信用または受信照合用の定数およびデータメモリ領域に対する読み書きのための変数の少なくともいずれかを含むメッセージの入力を受け付けることができる画面を表示する第2の手段と、第2の手段により受け付けたメッセージに変数が含まれる場合に、当該変数の構文を解析して送信用または受信用データである変数データをデータメモリ領域に対して読み書きするために必要なデータメモリ領域のアドレスの個数を算出する第3の手段と、第1の手段で保持した第1の情報に基づいてデータメモリの使用可能範囲における未使用領域の先頭アドレスから必要な個数分のアドレスを変数データを格納するための送信元データメモリまたは受信先データメモリとして変数に割り付けるとともに、その割り付けられた未使用領域を表示する第4の手段と、変数への送信元データメモリまたは受信先データメモリの割り付け後に、第1の情報においてデータメモリ領域の使用可能範囲における未使用領域の先頭アドレスを更新する第5の手段として機能させるものである。
【0030】
本発明に係る通信プロトコル作成プログラムによれば、リンクユニットに割り付けられたデータメモリ領域の使用可能範囲における未使用領域が第1の情報として保持される。画面上で送信用または受信照合用のメッセージの入力を受け付けると、画面から入力されたメッセージにデータメモリ領域に対する読み書きのための変数が含まれる場合に、当該変数の構文が解析されて変数データの読み書きに必要なデータメモリ領域のアドレスの個数が算出される。そして、第1の情報に基づいてデータメモリ領域の使用可能範囲における未使用領域の先頭アドレスから必要な個数分のアドレスが変数データを格納するための送信元データメモリまたは受信先データメモリとして変数に自動的に割り付けられるとともに、その割り付けられた未使用領域が表示される。変数への送信元データメモリまたは受信先データメモリの割り付け後に、第1の情報においてデータメモリ領域の使用可能範囲における未使用領域の先頭アドレスが更新される。
【0031】
このようにして、データメモリ領域に対する読み書きのための変数にデータメモリ領域の使用可能範囲における未使用領域が自動的に割り付けられるので、通信プロトコルを効率的に作成することができ、作成作業の時間が短縮される。
【0032】
(6)第6の発明
第6の発明に係る通信プロトコル作成装置は、プログラマブルコントローラシステムと外部機器との間の通信手順を規定する通信プロトコルの作成を行う通信プロトコル作成装置であって、プログラマブルコントローラシステムは、データメモリ領域を有するプログラマブルコントローラおよび外部機器との通信を行うリンクユニットを少なくとも含み、リンクユニットに割り付けられたデータメモリ領域の使用可能範囲における未使用領域を第1の情報として保持する第1の手段と、送信用または受信照合用の定数およびデータメモリ領域に対する読み書きのための変数の少なくともいずれかを含むメッセージの入力を受け付けることができる画面を表示する第2の手段と、第2の手段により受け付けたメッセージに変数が含まれる場合に、当該変数の構文を解析して送信用または受信用データである変数データをデータメモリ領域に対して読み書きするために必要なデータメモリ領域のアドレスの個数を算出する第3の手段と、第1の手段で保持した第1の情報に基づいてデータメモリの使用可能範囲における未使用領域の先頭アドレスから必要な個数分のアドレスを変数データを格納するための送信元データメモリまたは受信先データメモリとして変数に割り付けるとともに、その割り付けられた未使用領域を表示する第4の手段と、変数への送信元データメモリまたは受信先データメモリの割り付け後に、第1の情報においてデータメモリ領域の使用可能範囲における未使用領域の先頭アドレスを更新する第5の手段とを有するものである。
【0033】
本発明に係る通信プロトコル作成装置によれば、リンクユニットに割り付けられたデータメモリ領域の使用可能範囲における未使用領域が第1の情報として保持される。画面上で送信用または受信照合用のメッセージの入力を受け付けると、画面から入力されたメッセージにデータメモリ領域に対する読み書きのための変数が含まれる場合に、当該変数の構文が解析されて変数データの読み書きに必要なデータメモリ領域のアドレスの個数が算出される。そして、第1の情報に基づいてデータメモリ領域の使用可能範囲における未使用領域の先頭アドレスから必要な個数分のアドレスが変数データを格納するための送信元データメモリまたは受信先データメモリとして変数に自動的に割り付けられるとともに、その割り付けられた未使用領域が表示される。変数への送信元データメモリまたは受信先データメモリの割り付け後に、第1の情報においてデータメモリ領域の使用可能範囲における未使用領域の先頭アドレスが更新される。
【0034】
このようにして、データメモリ領域に対する読み書きのための変数にデータメモリ領域の使用可能範囲における未使用領域が自動的に割り付けられるので、通信プロトコルを効率的に作成することができ、作成作業の時間が短縮される。
【0035】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施の形態におけるプロトコルマクロ作成プログラムを用いたプログラマブルコントローラシステムの構成を示すブロック図である。
【0036】
図1のプログラマブルコントローラシステムは、CPU(中央演算処理装置)ユニット10およびリンクユニット20により構成される。リンクユニット20にシリアルポートを有する汎用の外部機器30が接続される。ここで、CPUユニット10がプログラマブルコントローラに相当する。
【0037】
CPUユニット10は、CPU11およびメモリ12を含む。メモリ12は、ユニット構成情報領域13、プロトコルマクロ領域14、プログラム領域15、データメモリ領域16およびリレー領域17を有する。
【0038】
ユニット構成情報領域13には、ユニット構成作成装置60により作成されたユニット構成情報が記憶される。ユニット構成情報は、プログラマブルコントローラシステムを構成する各ユニットごとに割り付けられたデータメモリ使用可能範囲およびリレー使用可能範囲を含む。例えば、ユニット構成情報は、リンクユニット20のデータメモリ使用可能範囲およびリレー使用可能範囲、A/D変換ユニット(図示せず)のデータメモリ使用可能範囲およびリレー使用可能範囲、およびD/A変換ユニット(図示せず)のデータメモリ使用可能範囲およびリレー使用可能範囲を含む。
【0039】
プロトコルマクロ領域14には、後述するプロトコルマクロ作成装置70により作成されたプロトコルマクロが記憶される。プログラム領域15には、ラダープログラム作成装置80により作成されたラダープログラムが記憶される。
【0040】
データメモリ領域16には、ラダープログラム上で用いられるデータメモリが割り付けられ、リレー領域17には、ラダープログラム上で用いられるリレーが割り付けられる。
【0041】
リンクユニット20は、ユニット間インタフェース40により接続されている。リンクユニット20は、変数変換処理を行う変数変換処理部21を含む。外部機器30は、シリアル通信ポートを有し、伝送路50を介してリンクユニット20に接続される。
【0042】
リンクユニット20は、CPUユニット10のリレー領域17に割り付けられた送信開始リレーに基づいてプロトコルマクロ領域14に記憶されたプロトコルマクロを参照することにより伝送路50を介して外部機器30との間でメッセージの送受信を行う。そして、受信されたデータとプロトコルマクロの受信期待データとを比較して期待通りであれば受信照合リレーをオンする。
【0043】
ユニット構成作成装置60、プロトコルマクロ作成装置70およびラダープログラム作成装置80は、点線で示すようにパーソナルコンピュータにより構成される。
【0044】
図2はプロトコルマクロ作成装置の構成を示すブロック図である。
図2において、プロトコルマクロ作成装置70は、通信制御部71、ディスプレイ72、入力装置73、ROM(リードオンリメモリ)74、CPU(中央演算処理装置)75、RAM(ランダムアクセスメモリ)76、記録媒体駆動装置77および外部記憶装置78を含む。
【0045】
通信制御部71は、CPUユニット10との通信を制御する。ディスプレイ72は、液晶表示パネル、CRT(陰極線管)等からなり、後述するマクロ作成画面を表示する。入力装置73は、キーボード、マウス等からなり、プロトコルマクロの作成時に各種データおよび各種指令を入力するために用いられる。
【0046】
ROM74にはシステムプログラムが記憶される。記録媒体駆動装置77は、CD−ROMドライブ、フロッピィディスクドライブ等からなり、CD−ROM、フロッピィディスク等の記録媒体79に対してデータの読み書きを行う。記録媒体79には、プロトコルマクロを作成するためのプロトコルマクロ作成プログラムが記録されている。外部記憶装置78は、ハードディスク装置等からなり、記録媒体駆動装置77を介して記録媒体79から読み込まれたプロトコルマクロ作成プログラムを記憶する。
【0047】
CPU75は、外部記憶装置78に記憶されたプロトコルマクロ作成プログラムをRAM76上で実行し、通信制御部71、ディスプレイ72および入力装置73を制御する。
【0048】
図2のプロトコルマクロ作成装置70は、例えばパーソナルコンピュータと、記録媒体79に記録されたプロトコルマクロ作成プログラムとにより構成される。
【0049】
なお、プロトコルマクロ作成プログラムを記録する記録媒体79として、ROM等の半導体メモリ、ハードディスク等の種々の記録媒体を用いることができる。また、プロトコルマクロ作成プログラムを通信回線等の通信媒体を介して外部記憶装置78にダウンロードし、RAM76上で実行してもよい。この場合、通信媒体が記録媒体に相当する。
【0050】
図3はプロトコルマクロのデータ構造を示す図である。
図3において、プロトコルマクロ100は、伝送制御属性101、送受信マクロ102およびユニット設定情報103により構成される。伝送制御属性101は、ヘッダ/フッタ104およびデリミタ105を含む。ユニット設定情報103は、データメモリ割付範囲106およびリレー割付範囲107を含む。
【0051】
送受信マクロ102は、送信マクロ108、受信マクロ109、コマンド種類110およびコメント111を含む。
【0052】
コマンド種類110としては、「送信」、「受信」および「送受信」がある。
コメント111は文字列からなるコマンド名である。
【0053】
送信マクロ108は、送信開始リレー112、送信元データメモリ113、メッセージ116および変数変換属性117により構成される。受信マクロ109は、受信照合リレー114、受信先データメモリ115、メッセージ116および変数変換属性117により構成される。ここで、送信マクロ108のメッセージ116は送信メッセージであり、受信マクロ109のメッセージ116は受信期待メッセージである。
【0054】
メッセージ116は、定数118および変数変換指定119を含む。変数変換属性117は、変数変換の有無120および1変数のデータ長121からなる。
【0055】
変数変換指定119は、ASCII(アスキー)コードからBIN(バイナリー)コードへの変換の指定およびBINコードからASCIIコードへの変換の指定である。変数変換指定119は、変数10進変換122、変数16進変換123、変数実数変換(浮動小数点変換)124、小数点機能125およびワイルドカード126を含む。小数点機能125には、送信時の小数点の挿入または受信時の小数点位置の照合がある。受信時に有効なワイルドカード126には、可変長を表す“*”および1文字(バイト)を表す“?”がある。
【0056】
この変数変換指定119は、データメモリ読み込み127またはデータメモリ書き込み128に用いられる。変数変換指定119は、データメモリ読み込み127の場合には、送信メッセージ内に挿入され、データメモリ書き込み128の場合には、受信期待メッセージ内から取得されたものに対して行う。
【0057】
図4はユニット構成作成装置60により作成されたユニット構成情報の一例を示す図である。
【0058】
図4の例では、リンクユニット20にデータメモリ使用可能範囲としてアドレス「DM0000」〜「DM0099」が設定され、リレー使用可能範囲としてアドレス「30000」〜「30999」が設定されている。また、A/D変換ユニット(図示せず)のデータメモリ使用可能範囲として、アドレス「DM0100」〜「DM0199」が設定され、リレー使用可能範囲としてアドレス「31000」〜「31999」が設定されている。さらに、D/A変換ユニット(図示せず)のデータメモリ使用可能範囲としてアドレス「DM0200」〜「DM0299」が設定され、リレー使用可能範囲としてアドレス「32000」〜「32999」が設定されている。
【0059】
図5はマクロ作成画面の一例を示す図である。
図5において、マクロ1の作成時に、ユーザが送信メッセージとして定数「ABC」を入力すると、リレー領域17のリレー使用可能範囲内のアドレス「30000」が送信開始リレーに自動的に割り付けられる。また、ユーザが受信期待メッセージとして定数「ABC」および1個の受信変数「###」を入力すると、リレー領域17のリレー使用可能範囲内のアドレス「30001」が受信照合リレーに自動的に割り付けられ、データメモリ領域16のデータメモリ使用可能範囲内の未使用領域の先頭アドレス「DM0000」が受信先データメモリに自動的に割り付けられる。
【0060】
次に、マクロ2の作成時に、ユーザが送信メッセージとして定数「READ」および1個の送信変数「##」を入力すると、リレー領域17のリレー使用可能範囲内のアドレス「30002」が送信開始リレーに自動的に割り付けられ、データメモリ領域16のデータメモリ使用可能範囲内の未使用領域の先頭アドレス「DM0001」が送信元データメモリに自動的に割り付けられる。また、ユーザが受信期待メッセージとして定数「READ」および3個の受信変数「####」を入力すると、リレー領域17のリレー使用可能範囲内のアドレス「30003」が受信照合リレーに自動的に割り付けられ、データメモリ領域16のデータメモリ使用可能範囲内のアドレス「DM0002」を受信書き込み先メモリの先頭とし、3個の変数にそれぞれ「DM0002」、「DM0003」および「DM0004」が自動的に割り付けられる。
【0061】
さらに、マクロ3の作成時に、ユーザが送信メッセージとして定数「SET」および1個の送信変数「##」を入力すると、リレー領域17のリレー使用可能範囲内のアドレス「30004」が送信開始リレーに自動的に割り付けられ、データメモリ領域16のデータメモリ使用可能範囲内のアドレス「DM0005」が送信元データメモリに自動的に割り付けられる。また、ユーザが受信期待メッセージとして定数「SET」を入力すると、リレー領域17のリレー使用可能範囲内のアドレス「30005」が受信照合リレーに自動的に割り付けられる。
【0062】
なお、マクロ2およびマクロ3の送信メッセージには、BIN(バイナリー)コードからASCII(アスキー)コードへの変数変換が指定され、マクロ1およびマクロ2の受信期待メッセージには、ASCIIコードからBINコードへの変数変換が指定されている。
【0063】
ここで、変数変換指定について説明する。本実施の形態のプロトコルマクロでは、送信メッセージおよび受信期待メッセージ内に変数を入力する場合に、次に示すメタ文字を使用する。メタ文字“#”はBINコード(整数コード)と10進のASCIIコード文字列との間の変数変換を意味し、メタ文字“$”はBINコード(整数コード)と16進のASCIIコード文字列との間の変数変換を意味している。メタ文字“#”または“$”の個数が桁数を表す。
【0064】
このようなメタ文字を必要個数並べることにより、変数の種類および変数の桁数を表すことができる。例えば、送信メッセージの送信変数として“###”を入力すると、BINコード(整数コード)データを3桁の10進のASCIIコード文字列に変換することを意味する。受信期待メッセージの受信変数として“##”を入力すると、10進のASCIIコードからなる文字列の2桁のBINコード(整数コード)に変換することを意味する。
【0065】
プロトコルマクロ作成装置70においては、後述するように、送信変数または受信変数のメタ文字を構文解析することにより、データメモリ領域16のデータメモリ使用可能範囲内に送信元データメモリまたは受信先データメモリを自動的に割り付ける。
【0066】
図6はプロトコルマクロの一例を示す図である。また、図7、図8および図9は図6のプロトコルマクロの作成に伴ってデータメモリ領域16のアドレスが自動的に確保される概念を示す図である。
【0067】
図7〜図9において、「DM0000」から「DM0009」はデータメモリ領域16のアドレスを示す。図6のマクロ1が作成されると、図7に示すように、アドレス「DM0000」がマクロ1の受信変数に割り付けられる。それにより、未使用領域の先頭アドレスは「DM0001」となる。
【0068】
次に、図6のマクロ2が作成されると、図8に示すように、アドレス「DM0001」がマクロ2の送信変数に割り付けられ、アドレス「DM0002」〜「DM0004」がマクロ2の受信変数に割り付けられる。それにより、未使用領域の先頭アドレスは「DM0005」となる。
【0069】
次に、図6のマクロ3が作成されると、図9に示すように、アドレス「DM0005」がマクロ3の送信変数に割り付けられる。それにより、未使用領域の先頭アドレスは「DM0006」となる。
【0070】
図10は図1のプログラマブルコントローラシステムの構成手順を示すフローチャートである。
【0071】
まず、ユーザは、ユニット構成作成装置60を用いてリンクユニット20に対するデータメモリ領域16内のデータメモリ使用可能範囲およびリレー領域17のリレー使用可能範囲を設定する(ステップS1)。
【0072】
なお、リンクユニット20に対するデータメモリ領域16内のデータメモリ使用可能範囲およびリレー領域17のリレー使用可能範囲が固定的に定まっている場合には、ユニット構成作成装置60を用いる必要はなく、プロトコルマクロ作成装置70がデータメモリ領域16内のデータメモリ使用可能範囲およびリレー領域17のリレー使用可能範囲を保持していればよい。
【0073】
次に、ユーザは、プロトコルマクロ作成装置70を用いてプロトコルマクロを作成する(ステップS2)。この場合、ユーザは、図5に示したマクロ作成画面上で送信メッセージおよび受信期待メッセージを入力する。
【0074】
上記のように、送信メッセージまたは受信期待メッセージ内に変数変換指定を挿入する場合には、送信メッセージまたは受信期待メッセージの文字列中に送信変数または受信変数としてメタ文字を必要桁数並べて挿入する。それにより、プロトコルマクロ作成プログラムが、メタ文字を構文解析し、リンクユニット20に対するデータメモリ領域16のデータメモリ使用可能範囲の先頭アドレスから各プロトコルマクロの送信元データメモリおよび受信先データメモリに自動的に割り付ける。また、プロトコルマクロ作成プログラムは、各プロトコルマクロの送信開始リレーおよび受信照合リレーにリンクユニット20に対するリレー領域17のリレー使用可能範囲の先頭アドレスから自動的に割り付ける。
【0075】
次に、ユーザは、プロトコルマクロ作成装置70により作成されたプロトコルマクロをCPUユニット10のプロトコルマクロ領域14に転送する(ステップS3)。
【0076】
最後に、ユーザは、ラダープログラム作成装置80を用いてラダープログラムを作成し、プログラム領域15に転送する(ステップS4)。このとき、ラダープログラム上に各プロトコルマクロの送信開始リレーおよび受信開始リレーを用いる。
【0077】
図11、図12および図13はプロトコルマクロ作成装置70によるプロトコルマクロ作成処理を示すフローチャートである。
【0078】
まず、ユニット構成情報領域13に記憶されたリンクユニット20のデータメモリ使用可能範囲およびリレー使用可能範囲を取得する(ステップS11)。上記のように、リンクユニット20のデータメモリ使用可能範囲およびリレー使用可能範囲が固定的に定まっている場合には、プロトコルマクロ作成装置70が保持しているデータメモリ使用可能範囲およびリレー使用可能範囲を用いる。
【0079】
次に、データメモリ使用可能範囲およびリレー使用可能範囲の未使用領域の先頭アドレスをデータメモリ使用可能範囲の先頭アドレスおよびリレー使用可能範囲の先頭アドレスにそれぞれ初期化する(ステップS12)。
【0080】
次いで、マクロ作成画面からユーザによる送信メッセージおよび受信期待メッセージの入力を受け付ける(ステップS13)。
【0081】
続いて、リレー領域17においてリレー使用可能範囲の未使用領域の先頭アドレスから送信開始リレーおよび受信照合リレーに割り付ける(ステップS14)。その後、リレー使用可能範囲の未使用領域の先頭アドレスをインクリメントする(ステップS15)。
【0082】
次に、入力された送信メッセージ内に変数変換指定があるか否かを判別する(ステップS16)。変数変換指定がある場合には、送信メッセージから送信変数の個数を判別する(ステップS17)。そして、データメモリ使用可能範囲の未使用領域の先頭アドレスから送信変数の個数分の送信元データメモリに割り付ける(ステップS18)。その後、データメモリ使用可能範囲の未使用領域の先頭アドレスを送信変数の個数分インクリメントする(ステップS19)。
【0083】
次に、入力された受信期待メッセージ内に変数変換指定があるか否かを判別する(ステップS20)。変数変換指定がある場合には、受信期待メッセージから受信変数の個数を判別する(ステップS21)。そして、データメモリ使用可能範囲の未使用領域の先頭アドレスから受信変数の個数分の受信先データメモリに割り付ける(ステップS22)。その後、データメモリ使用可能範囲の未使用領域の先頭アドレスを受信変数の個数分インクリメントする(ステップS23)。
ステップS16で変数変換指定がない場合には、ステップS20に進む。
【0084】
ステップS20で変換変数指定がない場合には、ステップS24に進む。次いで、プロトコルマクロの作成が終了であるか否かを判別する(ステップS24)。プロトコルマクロの作成が終了していない場合には、ステップS11に戻り、ステップS11〜S24の処理を繰り返す。
【0085】
上記のように、ユーザが送信メッセージまたは受信期待メッセージの文字列中に必要個数の送信変数または受信変数としてメタ文字を必要桁数並べて挿入することにより、プロトコルマクロ作成プログラムが自動的にメタ文字を構文解析し、必要なデータメモリの個数を算出し、データメモリ使用可能範囲の先頭アドレスから各プロトコルマクロの送信元データメモリまたは受信先データメモリに自動的に割り付けるとともに、各プロトコルマクロの送信開始リレーまたは受信照合リレーにリレー使用可能範囲の先頭アドレスから自動的に割り付ける。
【0086】
したがって、ユーザは、送信変数用および受信変数用のデータメモリのレイアウトを設計することなくプロトコルマクロを容易に作成することができる。この場合、データメモリ領域16のデータメモリ使用可能範囲内が隙間なくデータメモリに連続して割り付けられるので、無駄なメモリ領域がなくなる。
【0087】
図14はプロトコルマクロ上の送信開始リレーおよび受信照合リレーを用いたラダープログラムの一例を示す図であり、(a)は送信メッセージおよび受信期待メッセージの一例を示し、(b)は送信開始リレーを用いたラダープログラムの一例を示し、(c)は受信照合リレーを用いたラダープログラムの一例を示す。
【0088】
図14(a)に示すように、送信メッセージは、定数「ABC」からなり、送信開始リレーにアドレス「10000」が割り付けられている。また、受信期待メッセージは、定数「XYZ」および1個の受信変数「##」からなり、受信照合リレーにアドレス「10020」が割り付けられ、受信先データメモリにアドレス「DM3000」が割り付けられている。
【0089】
図14(b)の例では、送信開始指令の入力リレー201がアドレス「00000」に割り付けられている。入力リレー201がオンすると、送信開始リレー202がオンし、送信メッセージ「ABC」が外部機器30に送信される。
【0090】
図14(c)の例では、リンクユニット20は、外部機器30からデータを受信した場合に、そのデータを受信期待メッセージ「XYZ##」と照合し、所定の形式が一致していれば、受信照合リレー203をオンにする。受信照合リレー203がオンすると、ユーザが作成した受信時処理命令群204がオンになり実行される。この場合、受信先データメモリにアドレス「DM3000」が割り付けられているので、データメモリ領域16のアドレス「DM3000」に受信した変数データが書き込まれる。
【0091】
このように、送信動作および受信動作がリレー領域17に割り付けられた送信開始リレーおよび受信照合リレーを用いてラダープログラム上で制御されるので、プロトコルマクロの制御のために専用命令を用意する必要がない。
【0092】
図15は図1のリンクユニット20による変数変換処理の一例を図17の従来のリンクユニット510による変数変換処理と比較して示す図であり、(a)は図1のリンクユニット20の変数変換処理を示し、(b)は従来のリンクユニット510による変数変換処理を示す。なお、図15において、[H]は16進表示を意味している。
【0093】
一般に、外部機器によるデータ処理では、ASCIIコードが用いられる。そのため、リンクユニットと外部機器との間で変数データ“1000”を送受信する場合には、伝送路上では“1000”がASCIIコード列[31H][30H][30H][30H]により伝送される。一方、CPUユニットのCPUによるデータ処理では、BINコードが用いられる。
【0094】
図15(b)に示すように、従来のリンクユニット510によるデータの受信時には、外部機器520から伝送路530上に出力されたASCIIコード列[31H][30H][30H][30H]がHEX(2進化16進)コード“1[H]”,“0[H]”,“0[H]”,“0[H]”に変換され、データメモリ領域502のアドレス「DM0000」〜「DM0003」にそれぞれ格納される。逆に、送信時には、データメモリ領域502のアドレス「DM0000」〜「DM0003」に格納されたHEXコード“1[H]”,“0[H]”,“0[H]”,“0[H]”がそれぞれASCIIコード列[31H][30H][30H][30H]に変換され、伝送路530上に出力される。
【0095】
この場合、データメモリ領域502に格納されたHEXコードをBINコードに変換した後にCPUユニット500のCPUに与える必要がある。それにより、処理時間が増加する。
【0096】
これに対して、図15(a)に示すように、図1のリンクユニット20によるデータの受信時には、外部機器30から伝送路50上に出力されたASCIIコード列[31H][30H][30H][30H]がBINコード“3E8[H]”に変換され、データメモリ領域16のアドレス「DM0000」に格納される。逆に、送信時には、データメモリ領域16のアドレス「DM0000」に格納されたBINコード“3E8”[H]がASCIIコード列[31H][30H][30H][30H]に変換され、伝送路50上に出力される。
【0097】
この場合、CPUユニット10のCPU11は、データメモリ領域16に格納される値“3E8[H]”を直接演算処理することができる。したがって、処理時間が短縮される。
【0098】
図16は固定長データを必要とする外部機器にデータを送信する場合の処理の一例を示す図であり、(a)は図1のリンクユニット20の処理を示し、(b)は図17の従来のリンクユニット510の処理を示す。ここでは、外部機器が固定長5桁の文字列(ASCIIコード)を受け取るとする。
【0099】
図16(b)に示すように、図17の従来のリンクユニット510においては、メモリ503に記憶されるBINコードのデータ“123”を一旦HEXコード“1”,“2”,“3”として変換し、データメモリ領域502の先頭側アドレスから3桁の「DM0002」〜「DM0004」にそれぞれ格納する。このとき、データメモリ領域502のアドレス「DM0000」および「DM0001」にはそれぞれ“0”を格納する。変数変換処理部511は、データメモリ領域502のアドレス「DM0000」〜「DM0004」に格納されたHEXコード“0”,“0”,“1”,“2”,“3”をASCIIコードに変換し、ASCIIコードで表現されたデータ“00123”を伝送路530を介して外部機器に送信する。
【0100】
このように、データメモリ領域502にデータを格納する前にデータの桁数を判別し、不足分の桁に“0”を付加する必要がある。そのため、ユーザがラダープログラム上で送信すべきデータの桁調整等の処理を行う必要がある。
【0101】
これに対して、図16(a)に示すように、図1のリンクユニット20においては、メモリ18に記憶されるBINコードのデータ“123”がデータメモリ領域16のアドレス「DM0000」にそのまま転送される。この場合、送信メッセージ内に送信変数として10進変換用のメタ文字“#”を指定する。ここでは、“#####”と指定する。変数変換処理部21は、送信メッセージ内の送信変数を構文解析することにより、データメモリ領域16のアドレス「DM0000」に格納されたBINコードのデータ“123”の変換後データに自動的に2個の“0”を付加した後、ASCIIコードで表現されたデータ“00123”を伝送路50を介して外部機器に送信する。
【0102】
このように、メモリ18に記憶されるデータをデータメモリ領域16にそのまま転送することにより、データの先頭に自動的に不足分の“0”が付加されてデータ送信が行われる。したがって、ユーザがラダープログラム上で送信すべきデータの桁調整等の処理を行う必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるプロトコルマクロ作成プログラムを用いたプログラマブルコントローラシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】プロトコルマクロ作成装置の構成を示すブロック図である。
【図3】プロトコルマクロのデータ構造を示す図である。
【図4】ユニット構成作成装置により作成されたユニット構成情報の一例を示す図である。
【図5】マクロ作成画面の一例を示す図である。
【図6】プロトコルマクロの一例を示す図である。
【図7】図6のプロトコルマクロの作成に伴ってデータメモリ領域のアドレスが自動的に確保される概念を示す図である。
【図8】図6のプロトコルマクロの作成に伴ってデータメモリ領域のアドレスが自動的に確保される概念を示す図である。
【図9】図6のプロトコルマクロの作成に伴ってデータメモリ領域のアドレスが自動的に確保される概念を示す図である。
【図10】図1のプログラマブルコントローラシステムの構成手順を示すフローチャートである。
【図11】プロトコルマクロ作成装置によるプロトコルマクロ作成処理を示すフローチャートである。
【図12】プロトコルマクロ作成装置によるプロトコルマクロ作成処理を示すフローチャートである。
【図13】プロトコルマクロ作成装置によるプロトコルマクロ作成処理を示すフローチャートである。
【図14】プロトコルマクロ上の送信開始リレーおよび受信照合リレーを用いたラダープログラムの一例を示す図である。
【図15】図1のリンクユニットにおける変数変換処理の一例を従来のリンクユニットによる変数変換処理と比較して示す図である。
【図16】図1のリンクユニットにおいて固定長データを必要とする外部機器にデータを送信する場合の処理の一例を従来のリンクユニットと比較して示す図である。
【図17】従来のプロトコルマクロを用いたプログラマブルコントローラシステムにおける通信を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
10 CPUユニット
11 CPU
12 メモリ
13 ユニット構成情報領域
14 プロトコルマクロ領域
15 プログラム領域
16 データメモリ領域
17 リレー領域
20 リンクユニット
21 変数変換処理部
30 外部機器
50 伝送路
60 ユニット構成作成装置
70 プロトコルマクロ作成装置
71 通信制御部
72 ディスプレイ
73 入力装置
74 ROM
75 CPU
76 RAM
77 記録媒体駆動装置
78 外部記憶装置
79 記録媒体
80 ラダープログラム作成装置

Claims (6)

  1. プログラマブルコントローラシステムと外部機器との間の通信手順を規定する通信プロトコルを作成するための通信プロトコル作成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記プログラマブルコントローラシステムは、データメモリ領域を有するプログラマブルコントローラおよび前記外部機器との通信を行うリンクユニットを少なくとも含み、
    前記通信プロトコル作成プログラムは、
    前記リンクユニットに割り付けられた前記データメモリ領域の使用可能範囲における未使用領域を第1の情報として保持する処理と、
    送信用または受信照合用の定数および前記データメモリ領域に対する読み書きのための変数の少なくともいずれかを含むメッセージの入力を受け付ける処理と、
    入力された前記メッセージに前記変数が含まれる場合に、当該変数の構文を解析して送信用または受信用データである変数データを前記データメモリ領域に対して読み書きするために必要なデータメモリ領域のアドレスの個数を算出する処理と、
    前記第1の情報に基づいて前記データメモリ領域の前記使用可能範囲における未使用領域の先頭アドレスから前記必要な個数分のアドレスを前記変数データを格納するための送信元データメモリまたは受信先データメモリとして前記変数に割り付ける処理と、
    前記変数への送信元データメモリまたは受信先データメモリの割り付け後に、前記第1の情報において前記データメモリ領域の使用可能範囲における未使用領域の先頭アドレスを更新する処理とを、前記コンピュータに実行させることを特徴とする通信プロトコル作成プログラムを記録した記録媒体。
  2. 前記通信プロトコル作成プログラムは、
    各メッセージにコード変換が指定されているかを判定する処理を前記コンピュータにさらに実行させ、前記コード変換が指定されているメッセージに含まれる変数の構文を解析して変数データの読み書きに必要なデータメモリ領域のアドレスの個数を算出する処理を、前記コンピュータにさらに実行させることを特徴とする請求項1記載の通信プロトコル作成プログラムを記録した記録媒体。
  3. 前記プログラマブルコントローラは、制御プログラム上のリレーを記憶する記憶領域を有し、
    前記通信プロトコル作成プログラムは、
    前記記憶領域の使用可能範囲における未使用領域を第2の情報として保持する処理と、
    前記メッセージの入力を受け付けた場合に、前記入力されたメッセージのための送信動作または受信動作を前記制御プログラム上で制御するためのリレーを前記第2の情報に基づいて前記記憶領域の前記使用可能範囲における未使用領域に割り付ける処理と、
    前記未使用領域への前記リレーの割り付け後に前記第2の情報を更新する処理とを、
    前記コンピュータにさらに実行させることを特徴とする請求項1または2記載の通信プロトコル作成プログラムを記録した記録媒体。
  4. プログラマブルコントローラシステムと外部機器との間の通信手順を規定する通信プロトコルをコンピュータにより作成する通信プロトコル作成方法であって、前記プログラマブルコントローラシステムは、データメモリ領域を有するプログラマブルコントローラおよび前記外部機器との通信を行うリンクユニットを少なくとも含み、
    前記リンクユニットに割り付けられた前記データメモリ領域の使用可能範囲における未使用領域を第1の情報として保持する第1の工程と、
    送信用または受信照合用の定数および前記データメモリ領域に対する読み書きのための変数の少なくともいずれかを含むメッセージの入力を受け付けることができる画面を表示する第2の工程と、
    前記第2の工程で受け付けた前記メッセージに前記変数が含まれる場合に、当該変数の構文を解析して送信用または受信用データである変数データを前記データメモリ領域に対して読み書きするために必要なデータメモリ領域のアドレスの個数を算出する第3の工程と、
    前記第1の工程で保持した第1の情報に基づいて前記データメモリの前記使用可能範囲における未使用領域の先頭アドレスから前記必要な個数分のアドレスを前記変数データを格納するための送信元データメモリまたは受信先データメモリとして前記変数に割り付けるとともに、その割り付けられた未使用領域を表示する第4の工程と、
    前記変数への送信元データメモリまたは受信先データメモリの割り付け後に、前記第1の情報において前記データメモリ領域の使用可能範囲における未使用領域の先頭アドレスを更新する第5の工程とを有することを特徴とする通信プロトコル作成方法。
  5. プログラマブルコントローラシステムと外部機器との間の通信手順を規定する通信プロトコルの作成をコンピュータで実現するためのプログラムであって、前記プログラマブルコントローラシステムは、データメモリ領域を有するプログラマブルコントローラおよび前記外部機器との通信を行うリンクユニットを少なくとも含み、
    前記コンピュータを、
    前記リンクユニットに割り付けられた前記データメモリ領域の使用可能範囲における未使用領域を第1の情報として保持する第1の手段と、
    送信用または受信照合用の定数および前記データメモリ領域に対する読み書きのための変数の少なくともいずれかを含むメッセージの入力を受け付けることができる画面を表示する第2の手段と、
    前記第2の手段により受け付けた前記メッセージに前記変数が含まれる場合に、当該変数の構文を解析して送信用または受信用データである変数データを前記データメモリ領域に対して読み書きするために必要なデータメモリ領域のアドレスの個数を算出する第3の手段と、
    前記第1の手段で保持した第1の情報に基づいて前記データメモリの前記使用可能範囲における未使用領域の先頭アドレスから前記必要な個数分のアドレスを前記変数データを格納するための送信元データメモリまたは受信先データメモリとして前記変数に割り付けるとともに、その割り付けられた未使用領域を表示する第4の手段と、
    前記変数への送信元データメモリまたは受信先データメモリの割り付け後に、前記第1の情報において前記データメモリ領域の使用可能範囲における未使用領域の先頭アドレスを更新する第5の手段として機能させるための通信プロトコル作成プログラム。
  6. プログラマブルコントローラシステムと外部機器との間の通信手順を規定する通信プロトコルの作成を行う通信プロトコル作成装置であって、前記プログラマブルコントローラシステムは、データメモリ領域を有するプログラマブルコントローラおよび前記外部機器との通信を行うリンクユニットを少なくとも含み、
    前記リンクユニットに割り付けられた前記データメモリ領域の使用可能範囲における未使用領域を第1の情報として保持する第1の手段と、
    送信用または受信照合用の定数および前記データメモリ領域に対する読み書きのための変数の少なくともいずれかを含むメッセージの入力を受け付けることができる画面を表示する第2の手段と、
    前記第2の手段により受け付けた前記メッセージに前記変数が含まれる場合に、当該変数の構文を解析して送信用または受信用データである変数データを前記データメモリ領域に対して読み書きするために必要なデータメモリ領域のアドレスの個数を算出する第3の手段と、
    前記第1の手段で保持した第1の情報に基づいて前記データメモリの前記使用可能範囲における未使用領域の先頭アドレスから前記必要な個数分のアドレスを前記変数データを格納するための送信元データメモリまたは受信先データメモリとして前記変数に割り付けるとともに、その割り付けられた未使用領域を表示する第4の手段と、
    前記変数への送信元データメモリまたは受信先データメモリの割り付け後に、前記第1の情報において前記データメモリ領域の使用可能範囲における未使用領域の先頭アドレスを更新する第5の手段とを有することを特徴とする通信プロトコル作成装置。
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