JP4080846B2 - ネットワークユニット及びネットワーク装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ネットワークユニット及びこれを内蔵するネットワーク装置に関連する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワーク上で、カメラサーバーやデータレコーダーなどのネットワーク装置を利用し、カメラサーバーで撮像した動画像データや、データレコーダーが記憶するデータを送受信するには、データの送信元及び送信先を明らかにする必要がある。
【0003】
そのため、ネットワーク上のカメラサーバーやデータレコーダーなどの各ネットワーク装置に一意的なIPアドレスを割り当て、このIPアドレスを各ネットワークの識別に利用している。しかし、IPアドレスは32ビットのビット列から成り、8ビットずつに区切られた4つの十進数の羅列で表されるため、利用者がIPアドレスを記憶することは困難であり、扱いにくい。
【0004】
そこで、IPアドレスに比較して利用者が扱いやすいように、自然言語に近いホスト名を、IPアドレスに対応させて設定し、このホスト名を利用してネットワーク上の各ネットワーク装置を識別する方法が取られている。
【0005】
このホスト名は、利用者が手動により各装置に設定する方法の他、専用のシステムを用いてホスト名に相当するIDを自動的に生成し管理する方法がある(特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平12−355303号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来、工場出荷状態のネットワーク装置にはホスト名が設定されていないため、ホスト名を利用するには、利用者が利用する段階において、手動でホスト名を設定する必要があった。この設定は、ネットワーク装置を単独で、またはネットワークを介してコンピュータ装置に接続し、利用者がコンピュータ装置を操作することで行う手間のかかる作業であった。さらに、ホスト名は各装置を識別するために利用することから、複数の装置を利用する場合、全ての装置にそれぞれ異なる一意的なホスト名を設定する必要があり、利用者はそのための作業に多大な手間と時間を必要としていた。
【0008】
また、上述した専用のシステムを用い、ホスト名に相当するIDを自動的に生成し管理する方法では、利用者がIDを手動で設定する必要はなくなるが、ネットワーク上に専用のソフトウェアやサーバーを導入する必要がある上に、設定されるIDと各装置の関係を予測できず、これ知るためには、システムから対応表を読み出し確認する必要があった。
【0009】
そこで、この発明の課題は、利用者がホスト名の設定に係る作業を行うことなくネットワークに接続するだけで、各ネットワーク装置固有の一意的なホスト名を利用することができ、さらに対応表などを利用することなく容易にホスト名を管理することができるネットワークユニット及びこれを内蔵するネットワーク装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、ネットワーク装置に内蔵され、ネットワークに接続されて所定の通信プロトコルを用いて通信を行うネットワークユニットであって、前記ネットワーク装置を一意的に示す名称を記憶している不揮発性の第1の記憶装置と、初期値として前記第1の記憶装置と同じ前記名称を記憶している書き換え可能な第2の記憶装置と、前記ネットワーク及び前記第2の記憶装置に接続され、前記第2の記憶装置から読み出した前記名称を前記ネットワーク装置のホスト名として利用し、前記ネットワーク上で、前記ネットワーク装置のデータを送受信するデータ通信部と、前記第1、第2の記憶装置及び前記データ通信部に接続され、前記第2の記憶装置の記憶内容を制御する記憶制御部と、前記記憶制御部に対して、前記第2の記憶装置の記憶内容を、前記第1の記憶装置から読み出した前記名称に、書き換えさせる初期化手段と、を備えることを特徴とするものである。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のネットワークユニットであって、前記第1の記憶装置が記憶する前記名称は、前記ネットワークユニットのハードウェアアドレスを利用した一意的なものであることを特徴とするものである。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のネットワークユニットであって、前記データ通信部が前記ネットワークを介して命令信号を受信すると、前記記憶制御部は前記命令信号に従い、前記第2の記憶装置が記憶する前記記憶内容を書き換えることを特徴とするものである。
【0013】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のネットワークユニットであって、前記初期化手段は、前記記憶制御部に接続され、前記記憶制御部に制御信号を入力する初期化ボタンであることを特徴とするものである。
【0014】
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のネットワークユニットを内蔵するネットワーク装置であることを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の一の実施の形態に係るネットワークユニット1の構成を示すブロック図である。図1の如く、本ネットワークユニット1は、製造メーカーが設定したホスト名を記憶している第1の記憶装置2と、ネットワーク7上で用いるホスト名を記憶している第2の記憶装置3と、ネットワーク7及び第2の記憶装置3に接続され第2の記憶装置3から読み出した記憶内容をホスト名として利用し、所定のプロトコルを用いてネットワーク上でデータの送受信を行うデータ通信部4と、第1,第2の記憶装置2,3及びデータ通信部4に接続され第2の記憶装置3の記憶内容を制御する記憶制御部5と、記憶制御部5に接続され記憶制御部5に制御信号を入力する初期化ボタン6(初期化手段)とを備えている。
【0016】
本ネットワークユニット1は、カメラサーバーやデータレコーダーなどのネットワーク装置9に内蔵され、ネットワーク7を利用してデータの送受信を行う機能部品である。具体的には、ネットワーク7とデータ処理部8との間で、ネットワーク上で送受信できるデータ形式と、カメラサーバーの撮像した動画像データやデータレコーダーに書き込まれる、または読み出されるデータ形式とを、変換するネットワークインターフェースとして機能する。
【0017】
第1の記憶装置2は不揮発性の記憶装置であり、製造段階において製造メーカーによって書き込まれた記憶内容を保持し続ける。書き込まれる内容は、本ネットワークユニット1を内蔵するネットワーク装置9を一意的に示す名称であり、この名称はネットワーク上でホスト名として利用できる形式のものである。
【0018】
第2の記憶装置3は書き換え可能な記憶装置であり、製造段階において製造メーカーにより、初期値として第1の記憶装置2と同じ内容が書き込まれている。第2の記憶装置3が記憶する内容は、本ネットワークユニット1を内蔵するネットワーク装置9のネットワーク上でのホスト名として直接利用される。この記憶内容は利用者が任意の内容に書き換えることが可能である。
【0019】
データ通信部4は、ネットワーク上で、例えばTCP/IPやNetBEUIなど所定のプロトコルを利用したデータ通信を行う。ネットワーク上で本ネットワークユニット1を内蔵するネットワーク装置9を識別するホスト名には、上述したように第2の記憶装置3から読み出した記憶内容を利用し、送受信するデータのヘッダ部に付加する機能を持つ。また、ネットワーク7を介して利用者からのホスト名変更に係る命令信号を受信すると、これを記憶制御部5に伝達する機能を持つ。なお、データ通信部4が送受信するデータは、本ネットワークユニット1を内蔵するネットワーク装置9内でデータ処理部8から受け取るデータであり、ネットワーク装置9がカメラサーバーである場合にはカメラが撮像した動画像データであり、データレコーダーである場合にはデータレコーダーに書き込まれる、または読み出されるデータである。
【0020】
記憶制御部5は、ネットワーク7からデータ通信部4を介して、利用者がホスト名変更に係る命令信号を送信したことを認識すると、第2の記憶装置3の記憶内容を、利用者が指定した任意のホスト名に書き換える機能を持つ。また、初期化ボタン6からホスト名初期化に係る制御信号が入力されると、第2の記憶装置3の記憶内容を、第1の記憶装置2から読み出した内容に書き換える、即ち製造段階の状態に初期化する機能を持つ。
【0021】
初期化ボタン6は、利用者が押し下げることによって、記憶制御部5にネットワーク上で利用するホスト名の初期化を命令する制御信号を送信する。
【0022】
なお、データ通信部4及び記憶制御部5の機能は、メモリーやCPUなどから成る専用のハードウェア及びCPU内において動作する専用のソフトウェアにより実現される。
【0023】
次に、本ネットワークユニット1を内蔵するネットワーク装置9のホスト名を利用したデータ通信に係る動作について図1及び図2を参照しながら説明する。
【0024】
{ホスト名初期値の利用}
ネットワーク7を利用したデータ通信は、データの送信先または受信したデータの送信元を識別し特定するための情報を、送受信するデータに含めた形で行われる。通常、この情報としては、ネットワーク上で各ネットワーク装置9に一意的に割り当てられたIPアドレスが用いられる。しかし、数字の羅列であるIPアドレスを記憶することは困難で利用者が扱いにくいため、実際には、英数字を用いた自然言語に近いホスト名をIPアドレスに対応させて利用することが多い。このホスト名は、各ネットワーク装置に対して、利用者が任意に設定することができる。
【0025】
例えば、図2に示したように、本ネットワークユニット1A〜1C(全てのネットワークユニットを指す場合はネットワークユニット1と記す)を内蔵した2台のカメラサーバー10A,10B及びデータレコーダー11が、ネットワークに接続され、それぞれに192.169.123.1,192.169.123.2,192.169.123.3というIPアドレスが割り当てられているとする。利用者が、コンピューター装置12を使って、各ネットワーク装置10A,10B及び11のデータを扱うために、これらのIPアドレスを利用すれば、非常に煩雑な作業となる。しかし、予めカメラサーバー10A,10Bにはcamera01,camera02、データレコーダー11にはdvr01というように利用者の扱いやすいホスト名を設定しておけば、利用者はIPアドレスを利用する場合に比べて容易にデータの送受信先を指定することができる。また、IPアドレスと各ネットワーク装置の対応にくらべ、ホスト名と各ネットワーク装置の対応は分かりやすく扱いやすい。
【0026】
そのため、ネットワーク装置を利用する場合にはホスト名を利用する場合が多いが、従来のネットワーク装置で、このホスト名を利用するには、まずネットワーク装置をネットワークに接続し、利用者が各ネットワーク装置のホスト名をコンピュータ装置から入力設定する必要があった。
【0027】
しかし、本ネットワークユニット1には、製造段階において第2の記憶装置3に初期値として適当なホスト名が書き込まれている。これにより、利用者は本ネットワークユニット1を内蔵したネットワーク装置10A,10B及び11を購入後、これらをネットワーク7に接続するだけで、ホスト名設定に係る作業を一切行うことなくホスト名を利用したデータ通信を行うことができる。
【0028】
{一意的なホスト名}
上述したように、ホスト名はネットワーク上で各ネットワーク装置を識別するために利用されるものであるから、全てのホスト名はネットワーク上において一意的なものでなければならない。従来は、利用者がこれを考慮して、各ネットワーク装置に適当なホスト名を割り当て、設定する作業を行っていた。
【0029】
そこで、本ネットワークインターフェース1を内蔵するネットワーク装置9においては、これらの作業を行う必要がないよう、予めネットワーク上で一意的となるホスト名を第2の記憶装置3に記憶させる。
【0030】
各ネットワーク装置9に割り当てるホスト名には、ネットワークインターフェース1の持つハードウェアアドレスであるMACアドレスを利用する。MACアドレスは12桁の16進数で表され、上6桁がネットワークインターフェース1を製造する製造メーカーに割り当てられたベンダ識別子であり、下6桁は各製造メーカーが自社で製造したネットワークインターフェース1に任意に割り当てるノード番号である。各ネットワークインターフェース1の持つMACアドレスは、各ネットワークインターフェース1を地球規模で識別するために、世界唯一の値となるように設定されている。
【0031】
そのため、このMACアドレスと1対1で対応するホスト名は、ネットワーク7上において一意的なものとなる。さらに、ホスト名をつける際に、ネットワーク装置9の特徴を示す名称や略称を利用することで、製造メーカーが独自に割り当てたホスト名であっても、ネットワーク装置の外観や機能などの特徴から、ホスト名とネットワーク装置9との対応を利用者が予測し、認識できるホスト名とする。
【0032】
具体的には、例えばカメラサーバー10A,10BのMACアドレスが、それぞれ、aa−bb−cc−15−11−FA、aa−bb−cc−15−11−FBのネットワークユニット1を内蔵している場合、MACアドレスの下6桁を用い、カメラサーバー10A,10Bのホスト名を、それぞれCAM1511FA,CAM1511FBとする。この方法であれば、製造メーカーが製造するカメラサーバーにおいて一意的なホスト名となる。そのため、利用者は、このカメラサーバー10A,10Bを購入後、ホスト名の設定や変更に係る作業を行うことなく、ネットワークに接続するだけで、カメラサーバー10A,10Bのホスト名を利用することができる。さらに、ネットワーク上のホスト名CAM1511FA,CAM1511FBを見れば、そのホスト名からカメラサーバー10A,10Bのホスト名であることや、MACアドレスからどちらのホスト名がカメラサーバー10Aのものであるかを予測、認識することができる。また、製造段階において、各ネットワーク装置のMACアドレスを、利用者の確認しやすいネットワーク装置の筐体上に表示しておけば、利用者は、ネットワーク装置のMACアドレスを容易に認識し、ホスト名を予測することができる。
【0033】
これにより、利用者は、同じネットワーク装置を複数台導入する場合であっても、各ネットワーク装置をネットワーク7に接続するだけで、ホスト名設定に係る作業を一切行うことなくホスト名を利用することができる。また、各ネットワーク装置と各ホスト名の対応について、各ネットワーク装置のMACアドレスから、割り当てられているホスト名を容易に予測することが可能である。
【0034】
{ホスト名とセキュリティ}
しかし、MACアドレスから容易に予測できるホスト名は、利用者以外の者にも利用される恐れがあり、セキュリティ上問題になる場合がある。このような場合には、ホスト名の割り当て方法を変更する。
【0035】
例えば、MACアドレスからさらに多くの桁数を抜き出し、これらの数値を所定の法則に従って並べ替えてから利用する方法や、抜き出した数値に対して論理和や論理積など所定の基本論理演算を施した上で利用する方法など、MACアドレスと1対1で対応する一意的なホスト名ではあるが、MACアドレスとの対応を容易に認識することはできない方法をとる。
【0036】
なお、このような暗号化に係る方法を利用しホスト名を決定する場合であっても、製造段階においてホスト名を決めることができるため、各ネットワーク装置の製造番号またはMACアドレスと設定したホスト名とを記載したカードやシールなどを作成し、各ネットワーク装置に同梱することができる。これにより、利用者は、これらの記載から、各ネットワーク装置とホスト名との対応を認識することが可能である。また、ホスト名とネットワーク装置の対応について、同梱されたカードやシールを利用して、容易に対応表を作成することもできる。
【0037】
このように、MACアドレスを利用した一意的なホスト名を製造メーカーが製造段階において各ネットワーク装置に対し設定し、これを第2の記憶装置3に書き込んでおくことで、利用者は、同じ製品を複数台購入した場合であっても、各ネットワーク装置のホスト名に係る設定や変更作業を行うことなく、ネットワークに接続するだけで、ホスト名を利用することができる。さらに、ネットワーク上のホスト名と、各ネットワーク装置との対応を利用者が認識できるようにしておくことで、利用者は各ホスト名とネットワーク装置との対応を認識するために余分な作業を行う必要がなくなる。
【0038】
{ホスト名の変更}
本ネットワークユニット1には、上述したように、製造メーカーにより製造段階においてMACアドレスを利用した一意的なホスト名が第2の記憶装置3に書き込まれており、利用者は本ネットワークユニット1を内蔵したネットワーク装置10A,10B及び11を購入後、ネットワーク7に接続するだけで、ホスト名を利用したデータ通信を行うことができる。しかし、利用者は、各ネットワーク装置10A,10B及び11のホスト名を所望のホスト名に変更することも可能である。
【0039】
利用者は、各ネットワーク装置10A,10B及び11をネットワーク7に接続した状態で、同じくネットワーク7に接続されたコンピュータ装置12を操作し、ネットワーク7を介した遠隔操作によって、各ネットワーク装置10A,10B及び11のホスト名を変更することができる。
【0040】
各ネットワーク装置10A,10B及び11に内蔵された各ネットワークユニット1のデータ通信部4は、ネットワーク7を介して、利用者の操作するコンピュータ装置12からホスト名変更の命令を受信すると、これを記憶制御部5に伝達する。これを受けた記憶制御部5は、第2の記憶装置3の記憶内容を利用者が指示した新しいホスト名に書き換える。このように、データ通信部4及び記憶制御部5によって、データの送受信に利用するホスト名である第2の記憶装置3の記憶内容を、利用者が所望する任意の内容に変更することが可能である。
【0041】
これにより、利用者は、製造メーカーにより初期設定されたホスト名を利用せず、所望する任意のホスト名をネットワーク装置に割り当て利用することもできる。
【0042】
{ホスト名の初期化}
本ネットワークユニット1は、初期化ボタン6を備えており、利用者がこのボタンを押すことで、いつでもホスト名を、第1の記憶装置2が記憶する製造段階に製造メーカーによって割り当てられたホスト名に、初期化することができる。
【0043】
利用者が、初期化ボタン6を押すと、初期化ボタン6から記憶制御部5に制御信号が送信される。記憶制御部5は、この制御信号を受信すると、第1の記憶装置2が記憶しているホスト名を読み出し、これを第2の記憶装置3に書き込む。このように、各ネットワーク装置10A,10B及び11のホスト名は、初期化ボタンを押すだけで、製造メーカーにより割り当てられたホスト名に容易に初期化することができる。
【0044】
これにより、ホスト名変更に係る作業中に停電などの異常が生じ、第2の記憶装置3の記憶内容が利用者の意図しないものになった場合、利用者が過去に設定したホスト名を忘れ初期化を望む場合、ネットワーク環境の変更や利用者の変更によりホスト名の初期化を望む場合などでも、利用者は初期化ボタン6を押すだけで容易にホスト名を初期化することが可能である。
【0045】
また、ホスト名の初期化は、初期化ボタン6による操作の他、ネットワーク7を介したコンピュータ装置12からの遠隔操作により行うことも可能である。ネットワーク装置が複数台設置されている場合や、利用者の操作するコンピュータ装置12から遠く離れて設置されている場合には、コンピュータ装置12からホスト名初期化命令を各ネットワーク装置10A,10B及び11に送信し、これを本ネットワークユニット1のデータ通信部4が記憶制御部5に送ることによって、初期化ボタン6が押されたのと同様の効果を得ることができる。
【0046】
これにより、利用者は、初期化ボタン6が押せない遠隔地にネットワーク装置が設置されている場合や、複数台のネットワーク装置を利用している場合でも、コンピュータ装置を操作することで、容易にホスト名を初期化することが可能である。
【0047】
{変形例}
上述した一の実施の形態において、本ネットワークユニットがカメラサーバー及びデータレコーダーに内蔵される場合を示したが、本ネットワークユニットを利用するネットワーク装置は、これらに限らず、他のネットワーク装置であってもよい。また、ネットワークに接続されて利用されるものであれば、ネットワーク家電として機能する冷蔵庫や電子レンジなどの電化製品に内蔵されて利用されてもよいし、PCIバススロットに対応したボードやPCカードの形態をとってネットワークインターフェースとしてコンピューター装置で利用される態様であってもよい。
【0048】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、ネットワーク装置に内蔵され、ネットワークに接続されて所定の通信プロトコルを用いて通信を行うネットワークユニットであって、前記ネットワーク装置を識別する名称を記憶している不揮発性の第1の記憶装置と、初期値として前記第1の記憶装置と同じ前記名称を記憶している書き換え可能な第2の記憶装置と、前記ネットワーク及び前記第2の記憶装置に接続され、前記第2の記憶装置から読み出した前記名称を前記ネットワーク装置のホスト名として利用し、前記ネットワーク上で、前記ネットワーク装置のデータを送受信するデータ通信部と、前記第1、第2の記憶装置及び前記データ通信部に接続され、前記第2の記憶装置の記憶内容を制御する記憶制御部と、前記記憶制御部に対して、前記第2の記憶装置の記憶内容を、前記第1の記憶装置から読み出した前記名称に書き換えさせる初期化手段と、を備えることから、利用者は、本ネットワークユニットを内蔵するネットワーク装置を購入後、それをネットワークに接続するだけで、ホスト名を利用することが可能である。
【0049】
請求項2に記載の発明によれば、記第1の記憶装置が記憶する名称はネットワークユニットのハードウェアアドレスを利用した一意的なものであることから、利用者は、本ネットワークユニットを内蔵するネットワーク装置を複数台利用する場合でも、ホスト名変更に係る作業を行う必要なく、ネットワークに接続するだけでホスト名を利用することが可能である。
【0050】
請求項3に記載の発明によれば、データ通信部がネットワークを介して命令信号を受信すると、記憶制御部は命令信号に従い、第2の記憶装置が記憶する記憶内容を書き換えることから、利用者は、遠隔操作により、ホスト名を容易に変更することが可能である。
【0051】
請求項4に記載の発明によれば、初期化手段は、記憶制御部に接続され、記憶制御部に制御信号を入力する初期化ボタンであることから、利用者は、初期化ボタンの押下により、容易にホスト名を初期化することが可能である。
【0052】
請求項5に記載の発明によれば、ネットワークユニットを内蔵するネットワーク装置であれば、カメラサーバーやデータレコーダーなど、様々な種類のネットワーク装置において、ホスト名を容易に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施例に係るネットワークユニットを示す図である。
【図2】この発明の一の実施例に係るネットワークの概要を示す図である。
【符号の説明】
1 ネットワークユニット
2 第1の記憶装置
3 第2の記憶装置
4 データ通信部
5 記憶制御部
6 初期化ボタン
7 ネットワーク
8 データ処理部
9 ネットワーク装置
10A,10B カメラサーバー
11 データレコーダー
12 コンピューター装置

Claims (5)

  1. ネットワーク装置に内蔵され、ネットワークに接続されて所定の通信プロトコルを用いて通信を行うネットワークユニットであって、
    前記ネットワーク装置を一意的に示す名称を記憶している不揮発性の第1の記憶装置と、
    初期値として前記第1の記憶装置と同じ前記名称を記憶している書き換え可能な第2の記憶装置と、
    前記ネットワーク及び前記第2の記憶装置に接続され、前記第2の記憶装置から読み出した前記名称を前記ネットワーク装置のホスト名として利用し、前記ネットワーク上で、前記ネットワーク装置のデータを送受信するデータ通信部と、
    前記第1、第2の記憶装置及び前記データ通信部に接続され、前記第2の記憶装置の記憶内容を制御する記憶制御部と、
    前記記憶制御部に対して、前記第2の記憶装置の記憶内容を、前記第1の記憶装置から読み出した前記名称に、書き換えさせる初期化手段と、
    を備えることを特徴とするネットワークユニット。
  2. 請求項1に記載のネットワークユニットであって、
    前記第1の記憶装置が記憶する前記名称は、前記ネットワークユニットのハードウェアアドレスを利用して一意的に定められることを特徴とするネットワークユニット。
  3. 請求項1に記載のネットワークユニットであって、
    前記データ通信部が前記ネットワークを介して命令信号を受信すると、前記記憶制御部は前記命令信号に従い、前記第2の記憶装置が記憶する前記記憶内容を書き換えることを特徴とするネットワークユニット。
  4. 請求項1に記載のネットワークユニットであって、
    前記初期化手段は、前記記憶制御部に接続され、前記記憶制御部に制御信号を入力する初期化ボタンであることを特徴とするネットワークユニット。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のネットワークユニットを内蔵するネットワーク装置。
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