JP4552773B2 - エンジンの燃焼室構造 - Google Patents

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本発明は、エンジンの燃焼室構造に関する。
ノッキングは、エンジンの燃焼室内に残留した未燃混合気が急激に燃焼するために発生する異常燃焼である。ノッキングの発生を抑制するために、燃焼室内にガス流動を発生させることや複数の点火プラグを配置する方法が提案されている。これらの方法は残留した未燃混合気を低減させてノッキングの発生を抑制する効果を有する。
ガス流動には、スワールやスキッシュなどが挙げられる。スワールは、シリンダ軸の周りに混合気を旋回させるガス流動である。スキッシュは、スキッシュ生成部を冠面に形成したピストンとシリンダとの相対運動によって発生する。また、点火プラグの複数配置は、第1点火プラグを燃焼室の中央近傍に配置し、第2点火プラグを排気弁又は吸気弁の近傍に配置する2点点火方式などが提案されている。
しかし、上述のスキッシュと2点点火方式を併用すると、燃焼室の外周側に設けられた第2点火プラグはスキッシュ生成部と近接する。そのため、第2点火プラグが点火した火炎はスキッシュ生成部に成長を妨げられて十分に燃焼することができない。
そこで、スキッシュ生成部による火炎成長の阻害を防ぐために、第2点火プラグと近接する部分には、スキッシュ生成部を設けない構造が提案されている(特許文献1参照)。
特開2002−266739号公報
しかし、第2点火プラグ近傍にスキッシュ生成部を形成しなければ、燃焼室内のガス流動の大きさが減少する。そのため、点火プラグによって点火された火炎の燃焼速度が緩慢になってしまう。したがって、混合気を十分に燃焼させることができずに未燃混合気が燃焼室内に滞留してしまい、ノッキングの発生を十分に抑制することができなかった。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたものであり、火炎の成長を阻害せずに燃焼室内のガス流動を十分に発生させることのできるエンジンの燃焼室構造を提供することを目的としている。
本発明は以下のような解決手段によって前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために本発明の実施形態に対応する符号を付するが、これに限定されるものではない。
本発明は、エンジン(10)の燃焼室構造であって、燃焼室ルーフ面(11a)に近接して上死点付近でスキッシュを生成するスキッシュ生成部(13)を冠面に備えるピストン(12)と、前記燃焼室のルーフ面に設けられた複数の吸気ポートの間であって、燃焼室ルーフ面(11a)とスキッシュ生成部(13)とで形成されるスキッシュエリア(17)よりもシリンダ径方向ボア壁面側に設けられる点火プラグ(16)と、前記スキッシュエリア(17)に隣接して設けられ、前記スキッシュ生成部(13)が燃焼室ルーフ面(11a)に近接したときに、前記点火プラグが点火して生じた燃焼火炎を、前記吸気ポートと前記燃焼室の外周とが近接する位置まで伝播させる断面拡大部(20)とを有することを特徴とする。
本発明によれば、燃焼室内に断面拡大部を形成することによって、スキッシュエリアのシリンダ径方向ボア壁面側に設けられた点火プラグの点火した火炎の成長を阻害しない。さらに、この点火プラグ付近でもガス流動を発生させて燃焼速度を増進させることができるため、残留する未燃混合気を減少させてノッキングの発生を抑制することができる。
以下では図面等を参照して本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明による燃焼室構造を有するエンジン10の全体図である。
エンジン10は、内部に燃焼室11を有する。エンジン10は、外気を燃焼室11に導く吸気ポート21と、混合気に点火する点火プラグ15と、燃焼後の排気を排出する排気ポート22とを備える。
エンジン10は、シリンダ14と、シリンダ14の内部を摺動するピストン12を備える。燃焼室11は、シリンダ14の内部をピストン12の冠面によって区切られて形成される。燃焼室11は、内部で混合気が燃焼する。ピストン12は、連結されているクランクシャフトを通じて混合気の燃焼によって発生したエネルギーを外部に伝達する。ピストン12には、冠面にスキッシュ生成部13が形成されている。スキッシュ生成部13は、ピストン12の摺動によって、スキッシュと呼ばれるガス流動を燃焼室11の内部に発生させる。また、ピストン12の冠面側には、スキッシュ生成部13と隣接して断面拡大部20が形成されている。スキッシュ生成部13及び断面拡大部20の形状については、詳細を後述する。
エンジン10は、燃焼室11と吸気ポート21との間に吸気弁18を備える。吸気弁18及び吸気ポート21は、後述するようにそれぞれ手前側と奥側の2箇所に設けられている。吸気ポート21は、それぞれ吸気マニホールド25と連結する。吸気弁18は、吸気ポート21と燃焼室11との間を開閉して燃焼室11への吸気量を調節する。吸気ポート21は、燃料噴射弁24を備える。燃料噴射弁24は、図示しない燃料タンクと連結して燃焼室11に燃料を供給する。燃料噴射弁24は、燃料を霧状に噴射して吸気マニホールド25から導かれる吸気と混ぜ合わせて混合気を生成する。
また、燃焼室11は、第1点火プラグ15と、第2点火プラグ16とを備える。第1点火プラグ15は、燃焼室11の中心頂上部に備えられる。第1点火プラグ15は、電極が燃焼室11の中心を臨むように配置される。第1点火プラグ15は、吸気ポート21から吸入された混合気に点火する。
第2点火プラグ16は、2箇所に設けられた吸気ポート21の間に配置される。第2点火プラグ16は、燃焼室11のルーフ面11aの外周に設けられる。第2点火プラグ16は、第1点火プラグ15と同様に混合気に点火する。第2点火プラグ16は、第1点火プラグ15よりも小型の点火プラグを用いる。第2点火プラグ16は、第1点火プラグ15による燃焼を補助する。
エンジン10は、燃焼室11と排気ポート22との間に排気弁19を備える。排気弁19及び排気ポート22も、吸気側と同様にそれぞれ手前側と奥側の2箇所に設けられる。これらの排気ポート22は、それぞれ排気マニホールド26と連結する。排気弁19は、排気ポート22と燃焼室11との間を開閉して排ガスを排出する。排ガスは、排気マニホールド26から触媒によって浄化された後に外部に排出される。
図2は、本発明による燃焼室構造の第1実施形態を示すエンジン10の燃焼室11の上部拡大図であり、図2(A)は側面図、図2(B)は平面図である。
ピストン12に形成されたスキッシュ生成部13の形状は、ピストン12が上死点に近づくと燃焼室11のルーフ面11aとスキッシュ生成部13の間隙が狭くなるように形成される。この間隙がスキッシュエリア17である。図2(A)に示すように、スキッシュ生成部13の形状は燃焼室11のルーフ面11aと略平行に形成される。
以上のようにして形成されたスキッシュ生成部13は、シリンダ14とピストン12との相対運動を利用してガス流動を発生させる。スキッシュには、正スキッシュと逆スキッシュの2種類のガス流動がある。正スキッシュは、ピストン12が上昇してスキッシュエリア17から混合気を押出すことによって生じる。したがって、正スキッシュはシリンダ14の側面から頂上部に向かって流れるガス流動となる。逆スキッシュは、反対にピストン12が下降してスキッシュエリア17に混合気が吸い込まれることによって生じる。逆スキッシュは、燃焼室11の中心部からシリンダ14の側面に向かって流れるガス流動となる。
スキッシュなどによって燃焼室11の内部のガス流動を強化すると、火炎表面の面積は増加する。火炎前面の面積が増加すると、火炎が広範囲で混合気に接触して火炎の伝播速度を速くすることができる。したがって、スキッシュは混合気の燃焼を短期間で完了させることができる。
第1点火プラグ15は、燃焼室11の中心頂上部に設けられる。第1点火プラグ15は、先端に中心電極15aと、接地電極15bとを備える。第1点火プラグ15は、中心電極15aと接地電極15bとの間に高電圧を加えられると、電極間の絶縁が破れて電流が流れる放電現象が起こって電気火花を発生させる。この電気火花は、圧縮混合気に着火燃焼を起こさせる。
このように着火した火炎は、燃焼室内で遮られることなくほぼ球状に伝播することが望ましい。したがって、燃焼室の形状は球状に形成され、その中心で点火されることが理想となる。しかし、燃焼室形状は種々の制約条件が加えられるため、実際には球形に形成することはできない。そのため、火炎伝播はその方向及び火炎前面の面積を制限されたり、途中で火炎の一部が壁面と接触して冷却を受けるなどして阻害されてしまう。
そこで、第1点火プラグ15を燃焼室11の中心頂上部に設置すると、外周部に設置するよりも比較的火炎が球状に伝播する期間が長く火炎伝播距離が短くなる。したがって、燃焼の立ち上がりも早く、より速やかに燃焼することができる。
また、第2点火プラグ16は、図2(B)に示すようにルーフ面11aの燃焼室外周近傍の中でも吸気バルブ18が近接する領域に配置される。第2点火プラグ16は、図2(A)に示すように先端に中心電極16aと、接地電極16bとを備える。第2点火プラグ16は、吸気によって比較的低温となり未燃混合気が残留しやすい領域で点火して燃焼を補助する。
第1点火プラグ15と第2点火プラグ16の点火プラグの点火時期は、通常走行時では燃焼性能を向上させるために同時に着火する。この点火時期は、最大燃焼圧力が上死点をやや過ぎたタイミングで発生するようにあらかじめ定められている。一方、アクセルを全開状態で運転している場合には、第2点火プラグ16は第1点火プラグ15に少し遅れて点火される。第2点火プラグ16は、第1点火プラグ15の点火後に残留した未燃混合気に点火して急速に燃焼を完了させる。
前述のように、燃焼室11のルーフ面11aには吸気ポート21及び排気ポート22がそれぞれ2箇所ずつ備えられている。また、図2(B)に示すように、吸気ポート21は排気ポート22よりも大きな径を有する。
吸気ポート21の周辺は、燃焼室11の他の領域と比較して温度が低くなる。火炎の伝播は、低温の領域では伝播速度が遅くなる。そのため、この領域は、火炎が到達する前に火炎前方で未燃混合気が圧縮されて自発火しやすく、ノッキングが発生しやすい領域となる。そこで、ノッキングの発生を抑制するために前述のようにスキッシュなどのガス流動によって火炎の伝播速度を速くすることが考えられる。しかし、吸気ポート21の周辺は吸気性能を低下させないためにスキッシュ生成部13を形成することができない。したがって、図2(B)に黒丸で示した領域30は温度が低い上にガス流動が発生しにくいため、特に未燃混合気が滞留しやすくノッキングを発生させやすい。この領域30をノッキング発生領域と定義する。
ピストン12の冠面側には、前述のようにスキッシュ生成部13と隣接して断面拡大部20が形成される。図2(A)に示すように、断面拡大部20はピストン12の冠面を外周に沿って連続的に形成される段差部12aによって構成される。図2(B)に斜線で示すように、断面拡大部20は第2点火プラグ16を中心に2箇所のノッキング発生領域30を連結するように連続的に形成される。また、スキッシュ生成部13は、断面拡大部20が隣接している部位にもガス流動を発生させる形状を残している。
断面拡大部20は、燃焼室11のルーフ面11aとの間に形成した空間で第2点火プラグ16が点火した火炎を成長させることができる。したがって、第2点火プラグ16が点火した火炎は、スキッシュ生成部13によって成長を阻害されることなく燃焼することができる。また、断面拡大部20は第2点火プラグ16が点火した火炎をノッキング発生領域30まで導くことによって、残留した未燃混合気を燃焼させることができる。
本実施形態によれば、ピストン12の冠面にスキッシュ生成部13を形成し、燃焼室11のルーフ面11aに第2点火プラグ16を配置した場合であっても、断面拡大部20が形成されているために火炎の成長する空間を確保することができる。また、断面拡大部20は、火炎をノッキング発生領域30に誘導するため、燃焼室内の未燃混合気を効果的に燃焼させることができる。したがって、断面拡大部20は未燃混合気の残留を防いでノッキングの発生を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、スキッシュ生成部13は第2点火プラグ16の周囲にも形成されているため、燃焼室11の全域でガス流動を発生させることができる。したがって、燃焼室11の内部で点火された火炎は速やかに燃焼が行なわれ、ノッキングの発生を抑制することができる。
さらに、本実施形態によれば、未燃混合気を減少させて効率的な燃焼を行なうことによって、燃費を向上させるとともに排気を改善させることができる。
(第2実施形態)
図3は、本発明によるエンジンの燃焼室構造の第2実施形態を示す燃焼室11の上部拡大図である。
なお以下に示す各実施形態では前述した実施形態と同様の機能を果たす部分には同一の符号を付して重複する説明を適宜省略する。
本実施形態では、断面拡大部20は燃焼室11のルーフ面11aに設けた溝部11bによって形成される。断面拡大部20は、第2点火プラグ16を挟んで外周に沿って2箇所設けられた吸気ポート21と近接するノッキング発生領域30まで連続的に溝状に形成される。なお、ピストン12には通常のスキッシュ生成部13が設けられている。
本実施形態によれば、第2点火プラグ16の点火した火炎が断面拡大部20によってノッキング発生領域30に誘導されて、未燃混合気を燃焼させることができる。したがって、第1実施形態と同様にノッキングの発生を効果的に抑制することができる。
(第3実施形態)
図4は、本発明によるエンジンの燃焼室構造の第3実施形態を示す燃焼室11の上部拡大図である。
本実施形態では、断面拡大部20は第1実施形態と同様にピストン12の冠面に設けられる。断面拡大部20は、第2点火プラグ16からノッキング発生領域30までピストン12の冠面の外周に沿って設けた溝部12bによって形成される。溝部12bの底面は、曲面に形成される。断面拡大部20は、ピストン12が上死点に到達したときに第2点火プラグ16の中心電極16aの先端から溝部12bの底面までの距離が等しくなるように形成される。
前述のように、点火プラグが混合気に点火した火炎は着火地点から球状に伝播する。そのため、第2点火プラグ16が点火した火炎は溝部12bの底面に同時に到達する。したがって、第2点火プラグ16が点火した火炎は、ピストン12に設けられた溝部12bと燃焼室11のルーフ面11aとが形成する空間を均等に混合気の燃焼をさせることができる。
本実施形態によれば、第2点火プラグ16の点火した火炎が断面拡大部20を通過して未燃混合気を燃焼させる。したがって、第1実施形態と同様にノッキングを抑制することができる。さらに、溝部12bの底面は、第2点火プラグ16の中心電極16aから等距離に位置するため均等に火炎を伝播させることができる。したがって、さらに火炎の燃焼速度を向上させ、ノッキングの発生を一層抑制することができる。
以上説明した実施形態に限定されることなく、その技術的思想の範囲内において種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明と均等であることは明白である。
例えば、点火プラグを排気側にも設けて3点点火方式としてもよい。着火点を増加させることによって残留する未燃混合気をより低減させることができる。
さらに、吸気の際に燃焼室内でスワールを生成してスキッシュと併存させてもよい。燃焼室内のガス流動を増強することによって、ノッキングを抑制する効果を一層向上させることができる。
本発明による燃焼室構造を有するエンジンの断面図を含む全体図である。 本発明によるエンジンの燃焼室構造の第1実施形態を示す燃焼室の上部拡大図である。 本発明によるエンジンの燃焼室構造の第2実施形態を示す燃焼室の上部拡大図である。 本発明によるエンジンの燃焼室構造の第3実施形態を示す燃焼室の上部拡大図である。
符号の説明
10 エンジン
11 燃焼室
12 ピストン
13 スキッシュ生成部
14 シリンダ
15 第1点火プラグ
16 第2点火プラグ(点火プラグ)
17 スキッシュエリア
20 断面拡大部
21 吸気ポート
30 ノッキング発生領域

Claims (7)

  1. エンジンの燃焼室構造であって、
    燃焼室ルーフ面に近接して上死点付近でスキッシュを生成するスキッシュ生成部を冠面に備えるピストンと、
    前記燃焼室のルーフ面に設けられた複数の吸気ポートの間であって、燃焼室ルーフ面とスキッシュ生成部とで形成されるスキッシュエリアよりもシリンダ径方向ボア壁面側に設けられる点火プラグと、
    前記スキッシュエリアに隣接して設けられ、前記スキッシュ生成部が燃焼室ルーフ面に近接したときに、前記点火プラグが点火して生じた燃焼火炎を、前記吸気ポートと前記燃焼室の外周とが近接する位置まで伝播させる断面拡大部と、
    を有することを特徴とするエンジンの燃焼室構造。
  2. 前記点火プラグは、吸気ポート側に設けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のエンジンの燃焼室構造。
  3. 前記断面拡大部は、前記ピストンの冠面側のくぼみとして形成される、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジンの燃焼室構造。
  4. 前記断面拡大部は、前記燃焼室のルーフ面側のくぼみとして形成される、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のエンジンの燃焼室構造。
  5. 前記断面拡大部は、溝状に形成される、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のエンジンの燃焼室構造。
  6. 前記断面拡大部は、前記燃焼室の外周に沿って形成される、
    ことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のエンジンの燃焼室構造。
  7. 燃焼室ルーフ面に近接して上死点付近でスキッシュを生成するスキッシュ生成部を冠面に備えるピストンと、
    前記燃焼室ルーフ面とスキッシュ生成部とで形成されるスキッシュエリアよりもシリンダ径方向ボア壁面側に設けられる点火プラグと、
    を備えるエンジンの燃焼室で前記点火プラグによって点火された火炎を吸気ポートと燃焼室の外周とが近接する位置まで誘導する方法であって、
    前記スキッシュ生成部が燃焼室ルーフ面に近接したときに、スキッシュ生成部と燃焼室ルーフ面の間に形成される断面拡大部の拡大空間に前記点火プラグによって点火された火炎を吸気ポートと燃焼室の外周とが近接する位置まで誘導する、
    ことを特徴とする火炎誘導方法。
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