JP4551209B2 - 連結鍵 - Google Patents

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Description

本発明は、連結鍵に関し、例えば、二重ロック式のシリンダ錠の専用鍵として適用されるものである。
近年、玄関扉などのピッキング対策として、一つの扉に二個のシリンダ錠を取り付ける二重ロック式の扉が増えている。例えば、玄関扉の取っ手付近に上下に間隔を保って2個のシリンダ錠を取り付ける。各シリンダ錠は、それぞれ独立して扉に設けられることが多く、施錠または解錠の際、鍵穴に鍵を差して回す操作を、各シリンダ毎に行っている。
実用新案登録第3100975号公報
しかしながら、このように2個のシリンダ錠でそれぞれ鍵を用いると、シリンダ錠の施錠・解錠に2倍の時間を要し、その操作が面倒になる。このため、頻繁に開閉する玄関扉などでは、一方のシリンダ錠のみを使用し、他方のシリンダ錠を使用しないことがあり、ピッキング対策が不十分になってしまうこともある。
本発明は、このような現状に鑑みなされたもので、2個のシリンダ錠の施錠・解錠のための回転操作を一回で簡単に行えるようにした連結鍵を提供することを目的としている。
[第1発明]
前記課題を解決するための本発明(第1発明)の連結鍵は、
隣り合うシリンダ錠の鍵穴に挿入される一対の鍵片と、
前記一対の鍵片のそれぞれ基端部に設けられる一対の支軸と、
前記一対の支軸を回転可能に支持する鍵ボディと、
前記鍵ボディに取り付けられるハンドルと、
前記ハンドルの操作時に前記ハンドルの駆動力を前記一対の支軸に伝達し、前記一対の鍵片をそれぞれ軸周りに回転させる駆動力伝達手段と
を備える構成とした。
本発明(第1発明)によれば、隣り合うシリンダ錠の鍵穴に一対の鍵片を差してハンドルを操作すると、その駆動力が駆動力伝達手段により鍵片の支軸に伝達され、各鍵片が所定の回転角だけ同時に回転する。これにより、一回のハンドル操作で各鍵片を同時に回すことができ、シリンダ錠の施錠および解錠操作を極めて簡単に行える。
また、鍵ボディに各鍵片が一体に取り付けられるため、複数の鍵を別々に取り扱う場合に比べ、鍵を紛失したり、取り違えたりすることも少なくなり、鍵の管理が行いやすくなる。
なお、連結鍵に関連する先行技術として、特許文献1には、鍵ボディに2個の鍵片を取り付ける構成の連結鍵が開示されている。しかしながら、この連結鍵は、自動車等の防犯用の特殊なシリンダ錠に適用されるものであり、2個の鍵を同時に鍵穴に挿入する点では本発明と共通するが、2個の鍵を同時に回転させる機構が鍵ボディに内蔵されていない点で本発明とは異なるものである。
[第2発明]
本発明(第2発明)の連結鍵は、第1発明の構成を備えるものであって、
前記駆動力伝達手段は、
前記ハンドルと一体に回転するハンドル軸と、
このハンドル軸に設けられる駆動ギアと、
前記一対の支軸に設けられ、前記駆動ギアにかみ合う一対の従動ギアと
を備える構成とした。
本発明(第2発明)によれば、ハンドルを回すと、その回転力が駆動ギアから一対の従動ギアを介して一対の支軸に直接に伝達される。これにより、各支軸の鍵片をハンドル操作によって同時に回転させることができる。
第2発明の構成において、前記駆動力伝達手段は、前記駆動ギアと前記従動ギアとのギア比が等しいことが望ましい。
このような構成によれば、ハンドルと各鍵片との回転角が等しくなるため、ハンドルの傾きから鍵片の回転位置を予測しやすく、施錠および解錠時のハンドル操作が行いやすくなる。
また、第2発明の構成において、前記駆動力伝達手段は、前記ハンドル軸に、前記鍵ボディに対して前記ハンドルの回転位置を定位置に保つ復帰スプリングを設けるとよい。
このような構成によれば、復帰スプリングの付勢力によってハンドルが所定の回転位置に保たれるため、鍵穴に合わせて鍵片の向きを安定的に保持しておくことができ、鍵穴に鍵片を差し込みやすくすることができる。
また、施錠または解錠操作時にハンドルを回しても、復帰スプリングの付勢力によってハンドルが自動的に元の位置まで戻るため、鍵穴から鍵片を抜くときの負担が少なくなる。
[第3発明]
本発明(第3発明)の連結鍵は、第1発明の構成を備えるものであって、
前記駆動力伝達手段は、
前記一対の支軸のうち一方の支軸上に延び、前記ハンドルと一体に回転するハンドル軸と、
前記一方の支軸に設けられる駆動ギアと、
前記一対の支軸のうち他方の支軸に設けられる従動ギアと、
前記駆動ギアと従動ギアとに巻き掛けられ、前記駆動ギアから前記従動ギアに回転力を伝達する環状ベルトと
を備える構成とした。
本発明(第3発明)によれば、ハンドルを回転させると、その回転力がハンドル軸を介して一方の支軸にそのまま伝達され、同時にこの回転力が一方の支軸から環状ベルトを介して他方の支軸に伝達される。これにより、各支軸の鍵片をハンドル操作によって同時に回転させることができる。
また、本発明(第3発明)によれば、駆動ギアと従動ギアに環状ベルトをかみ合わせて各支軸を同一方向に回転させるため、一対の鍵片とハンドルの回転方向が同じ方向になり、ハンドルの操作性が良好になる。
第3発明の構成において、前記駆動力伝達手段は、前記駆動ギアと前記従動ギアとのギア比が等しいことが望ましい。
このような構成によれば、ハンドルと各鍵片とが同一方向に、等しい回転角で回転するため、ハンドルの傾きから各鍵片の回転位置を直感的に知ることができ、施錠および解錠のハンドル操作がさらに簡単になる。
また、第3発明の構成において、前記駆動力伝達手段は、前記ハンドル軸に、前記鍵ボディに対して前記ハンドルの回転位置を定位置に保つ復帰スプリングを設けるとよい。
このような構成によれば、復帰スプリングの付勢力によってハンドルが所定の回転位置に保たれるため、鍵穴に合わせて鍵片の向きを安定的に保持しておくことができ、鍵穴に鍵片を差し込みやすくすることができる。
また、施錠または解錠操作時にハンドルを回しても、復帰スプリングの付勢力によってハンドルが自動的に元の位置まで戻るため、鍵穴から鍵片を抜くときの負担が少なくなる。
[第4発明]
本発明(第4発明)の連結鍵は、第1発明の構成を備えるものであって、
前記駆動力伝達手段は、
前記鍵ボディに往復動可能に設けられる前記ハンドルと、
このハンドルの移動方向に沿って設けられるラックギアと、
前記一対の支軸に設けられ、前記ラックギアにそれぞれかみ合う一対のピニオンギアと
を備える構成とした。
本発明(第4発明)によれば、鍵ボディでハンドルを往復移動させると、ラックギアが一対のピニオンギアにかみ合って支軸に回転力を与える。これにより、各支軸の鍵片をハンドルの往復動作によって同時に回転させることができる。
第4発明の構成において、前記駆動力伝達手段は、前記ハンドルの空洞部に、前記鍵ボディに対して前記ハンドルの移動位置を定位置に保つ復帰スプリングを設けるとよい。
このような構成によれば、復帰スプリングの付勢力によってハンドルが所定の移動位置に保たれるため、鍵穴に合わせて鍵片の向きを安定的に保持しておくことができ、鍵穴に鍵片を差し込みやすくすることができる。
また、施錠または解錠操作時にハンドルを移動しても、復帰スプリングの付勢力によってハンドルが自動的に元の位置まで戻るため、鍵穴から鍵片を抜くときの負担が少なくなる。
本発明の連結鍵は、例えば玄関扉や門扉のシリンダ錠に適用するとよい。その他、シャッター、金庫、家具、家電製品、自販機等のシリンダ錠にも適用することもできる。
本発明(第1〜4発明)は、単独で適用してもよいし、これらの発明を必要に応じて組み合わせて適用してもよい。また、本発明(第1〜4発明)に本明細書に記載される他の発明を組み合わせてもよい。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
第1実施形態の連結鍵を図1〜図3に示した。
図2に示すように、連結鍵10は、鍵片11A,11B、鍵ボディ12、およびハンドル14を備えている。鍵ボディ12の前方に2本の鍵片11A,11Bが並設され、鍵ボディ12の後方側にハンドル14が回転可能に取り付けられる。ハンドル14を回転させることで、鍵片11A,11Bが軸周りに回転するようになっている(図3参照)。
図1に示すように、鍵片11A,11Bの基端部11aには、支軸15A,15Bが固定される。支軸15A,15Bの一端は鍵ボディ12の軸受穴12a,12aに嵌り、他端は、ボディ蓋13の軸受穴13a,13aに嵌まる。これにより、鍵ボディ12内で支軸15A,15Bが回転可能に支持される。
ハンドル14のほぼ中間位置には、ハンドル軸16が固定される。ハンドル軸16の一端は止め穴14aに嵌り、他端はボディ蓋13の軸穴13bを通して支軸15A,15Bの間に通される。ハンドル14の回転に伴ってハンドル軸16が鍵ボディ12内で回転にするようになっている。
ハンドル軸16には駆動ギア17が設けられており、この駆動ギア17には、支軸15A,15Bの従動ギア18,18がかみ合う。これにより、ハンドル14の回転力が駆動ギア27と従動ギア18,18を介して支軸15A,15Bに伝達される。
なお、、駆動ギア17の両側で従動ギア18,18が逆向きにかみ合うため、ハンドル14と支軸15A,15Bの回転方向は、それぞれ逆向きになる。
駆動ギア17と従動ギア18,18のギア比はそれぞれ等しく、各ギアの歯数が同一になっている。このため、ハンドル14と鍵片11A,11Bとはそれぞれ回転角が等しくなる。また、駆動ギア17と従動ギア18,18との間には遊びの隙間がほとんど生じないため、ハンドル操作の応答性かつ操作感が良好になる。
ハンドル軸16の外周には復帰スプリング19が挿入される。復帰スプリング19の一端はボディ蓋13に固定され、他端はハンドル14に固定される。ハンドル14を回転させると、復帰スプリング19からハンドル14にその回転方向と逆向きの付勢力がかかる。これにより、ハンドル14が復帰スプリング19の付勢力で元の位置に戻される。すなわち、鍵ボディ12に対してハンドル14の回転位置が定位置に保たれる。
なお、復帰スプリング19に負荷かがかかっていない状態では、鍵片11A,11Bが同一平面上に並び、ハンドル14の側面が鍵ボディ12の側面に連なるような位置関係に保たれる。
次に、連結鍵10の使用方法を図4および図5に従って説明する。
図4に示すように、二重ロック式のシリンダ錠1A,1Bは、扉の取っ手付近に上下に隣り合って取り付けられるもので、扉の外側にシリンダ錠1A,1Bの各鍵穴が向けられる。
各シリンダ錠1A,1Bは、外筒2と内筒3とを備え、内筒3の筒端にラッチ4が設けられる。外筒2と内筒3との筒壁には、ピン孔Hが並設されており、これらのピン孔Hにタンブラーピン5、ドライバーピン6および圧縮スプリング7が収納される。
内筒3の鍵穴に鍵Kが挿入されない状態では、圧縮スプリング7がドライバーピン6を内筒3側に付勢し、ドライバーピン6のピン先で内筒3の回転をロックする。内筒3の鍵穴に鍵Kを挿入すると、鍵溝に合わせてタンブラーピン5がドライバーピン6を圧縮スプリング7側に押し込み、タンブラーピン5とドライバーピン6の境界が外筒2と内筒3との境界に一致して、内筒3のロックが外れる。この状態で鍵Kを回すと、外筒2に対して内筒3が回転し、ラッチ4が施錠位置または解錠位置に切り替わる。
シリンダ錠1A,1Bを施錠または解錠する場合、図4に示すように、まず、上下の鍵穴に鍵片11A,11Bを同時に挿入する。これにより、タンブラーピン5が圧縮スプリング7側にそれぞれ同時に押されて、内筒3,3のロックがそれぞれ解除される。
次いで、ハンドル14を施錠方向または解錠方向に回転させると、鍵片11A,11Bが内筒3,3とともに回転し、2個のラッチ4,4を待機位置から施錠位置または解錠位置に同時に切り替える。例えば図5矢印bに示す施錠方向に鍵片11A,11Bを回転させると、ラッチ4,4が時計回りに90゜回転し(図5(B)参照)、扉の留め金を施錠位置に移動させる。一方、図5矢印cに示す解錠方向に鍵片11A,11Bを回転させると、ラッチ4,4が反時計回りに90゜回転し(図5(C)参照)、扉の留め金を解錠位置に移動させる。
このように連結鍵10によれば、二つのシリンダ錠1A,1Bをハンドル14の一回の操作で簡単に施錠および解錠することができる。このため、シリンダ錠1A,1Bを両方使用する場合の鍵の操作が面倒にならず、一方の鍵を閉め忘れてピッキング対策が疎かになるのを回避できる。
また、鍵ボディ12に二本の鍵片11A,11Bが一体になっているので、鍵片11A,11Bを紛失したり、取り違えたりすることも少なくなり、鍵の管理が行いやすくなる。
さらに、連結鍵10では、ハンドル14の回転位置が復帰スプリング19で定位置に保持されるため、ハンドル14を操作した後に元に戻す手間もかからない。
[第2実施形態]
第2実施形態による連結鍵を図6〜図8に示した。
第2実施形態の連結鍵は、ハンドルの駆動力伝達手段として、環状ベルトを用いるものである。
図7に示すように、連結鍵20は、鍵片21A,21B、鍵ボディ22、およびハンドル24を備えている。鍵ボディ12の前方に2本の鍵片21A,21Bが並設され、鍵ボディ22の後方側にハンドル24が回転可能に取り付けられる。ハンドル24を回転させることで、鍵片21A,21Bが軸周りに回転するようになっている(図8参照)。
図6に示すように、鍵ボディ22には支軸25A,25Bが収納される。支軸25A,25Bの止め溝25a,25aに鍵片21A,21Bの基端部21aが固定される。
支軸25Aは、その軸方向に従動ギア28と補助盤28aが設けられる。支軸25Aの一端は鍵ボディ22の軸穴22aで回転可能に支持され、支軸25Aの他端(補助盤28a)はボディ蓋23の軸穴23aで回転可能に支持される。
支軸25Bは、その軸方向にハンドル軸26と駆動ギア27が設けられる。支軸25Bの一端は、鍵ボディ22の軸穴22aで回転可能に支持され、他端(ハンドル軸26)はボディ蓋23の軸穴23aを通してハンドル24の軸受24aで回転可能に支持される。
駆動ギア27と従動ギア28は、上下に間隔を保って配置され、これらのギアに環状ベルト29が巻き掛けられる。駆動ギア27の回転力が環状ベルト29を介して従動ギア28に伝達されるようになっている。駆動ギア27と従動ギア28のギア比は等しく、各ギアの歯数が同一になるように設定されている。
図4に示すシリンダ錠1A,1Bに連結鍵20を使用する場合、上下の鍵穴に鍵片21A,21Bを同時に挿入し、ハンドル24を施錠方向または解錠方向に回転させる。
すると、鍵片21Aと21Bとが内筒3,3とともに同時に回転し、ラッチ4,4が施錠位置または解錠位置に切り替わる。
このように第2実施形態の連結鍵20によっても、一回のハンドル24の操作によってシリンダ錠1A,1Bの内筒3,3を同時に回転させて施錠および解錠の操作を簡単に行うことができる。
また、連結鍵20によれば、ハンドル24と鍵片21A,21Bが同一方向に等しい回転角で回転するため、ハンドル24の傾きによって鍵片21A,21Bの回転角を直感的に知ることができ、ハンドル操作をより快適に行うことができる。
なお、第2実施形態において、ハンドル軸26にハンドル24の回転位置を定位置に保持する復帰スプリングを設けてもよい。このような構成に構成によれば、第1実施形態と同様に、ハンドル24の回転位置を戻す手間を省略することが可能になる。
[第3実施形態]
第3実施形態による連結鍵を図9〜図13に示した。第3実施形態のシリンダ錠は、ハンドルの駆動力伝達手段として、ラックアンドピニオン機構を用いたものである。
図10および図11に示すように、連結鍵30は、鍵片31A,31B、鍵ボディ32、およびハンドル34を備えている。鍵ボディ32の前方に2本の鍵片31A,31Bが並設され、鍵ボディ22の後端部には、ハンドル24がボディ側面にほぼ垂直に貫通している。ハンドル24をその長さ方向にスライド移動させることで、鍵片31A,31Bが軸周りに回転するようになっている(図12参照)。
図9に示すように、鍵ボディ32には支軸35A,35Bが収納される。支軸35A,35Bの止め溝35a,35aに鍵片31A,31Bの基端部31aが固定される。
支軸35A,35Bには、その軸方向にピニオンギア37,37と止め盤37aが設けられる。支軸35A,35Bの一端は、鍵ボディ32の軸穴32aに回転可能に支持され、他端(止め盤37a,37a)は、ボディ蓋33の軸穴33aに回転可能に支持される。
ハンドル34の図9で上下の側面にはラックギア36,36が設けられる。ラックギア36,36は、図9で上下のピニオンギア37,37にかみ合う。ピニオンギア37,37の間でハンドル34をスライド移動させると、ピニオンギア37,37がそれぞれ反対方向に回転する。
ハンドル34の長さ方向の空洞部S,Sには、上下2段に復帰スプリング39,39が収納される。これらの復帰スプリング39,39の一端は、空洞部S,S内の突起39a,39aに固定され、他端は鍵ボディ32の係止片39bの内側面に当たる。
ハンドル34の中央部が鍵ボディ32に収まっているとき、すなわちハンドル34の初期位置のときは、復帰スプリング39,39が伸長状態にあり、ハンドル34に付勢力がかからない。ハンドル34が初期位置から鍵ボディ32に対して左右いずれかの方向にズレると、復帰スプリング39,39のいずれか一方が圧縮され、ハンドル34を元の位置に戻すように押し返す。これにより、ハンドル34が初期位置に安定的に保持されることになる。
第3実施形態の連結鍵30は、例えば図13に示すように、シリンダ錠1A,1Bの内筒3,3がそれぞれ反対方向に回転するタイプの扉に使用される。
シリンダ錠1A,1Bの上下の鍵穴に連結鍵30の鍵片31A,31Bを同時に挿入すると、鍵溝に沿ってタンブラーピン5が上下に押されて内筒3,3のロックが外れる。この状態で、ハンドル34を所定の向きにスライド移動させると、鍵片31A,31Bが内筒3,3とともにそれぞれ反対方向に回転し、ラッチ4,4を施錠位置または解錠位置に切り替える。
このように連結鍵30によれば、ハンドル34の一回のスライド操作で2個のシリンダ錠1A,1Bの施錠および解錠操作を簡単に行うことができる。
また、連結鍵30は、ハンドル34が復帰スプリング39で定位置に保持されるため、ハンドル34を操作した後に元に戻す手間もかからない。
以上、第1〜3実施形態の連結鍵を説明したが、本発明の実施形態はこれらに限られることなく、種々の変形を伴ってもよい。
第1実施形態では、復帰スプリングにコイルスプリングを採用しているが、板バネで代用することもできる。
また、第3実施形態では、支軸35A,35Bの間にハンドル34を通す構成としたが、支軸35A,35Bの並び方向(図10で縦方向)にハンドルを移動させる構成としてもよい。このような構成によれば、単一のラックギアで各ピニオンギアを同一方向に回転させることができる。
第1〜3実施形態では、鍵ボディに2個の鍵片を設けているが、鍵穴の数に応じて3個以上の鍵片を設けてもよい。
本発明の第1実施形態による連結鍵を示す分解斜視図である。 同連結鍵の斜視図である。 同連結鍵の使用状態を示す斜視図である。 同連結鍵の使用状態を示す側面図である。 同シリンダ錠の使用方法を説明するもので、(A)はラッチの待機位置を示す作用説明図、(B)はラッチの施錠位置を示す作用説明図、(C)はラッチの解錠位置を示す作用説明図である。 本発明の第2実施形態による連結鍵を示す分解斜視図である。 同連結鍵の斜視図である。 同連結鍵の使用状態を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態による連結鍵を示す分解斜視図である。 同連結鍵の正面側斜視図である。 同連結鍵の背面側斜視図である。 同連結鍵の使用状態を示す斜視図である。 同連結鍵の使用状態を示す側面図である。
符号の説明
10 連結鍵
11A,11B 鍵片
12 鍵ボディ
13 ボディ蓋
14 ハンドル
15A,15B 支軸
16 ハンドル軸(駆動力伝達手段)
17 駆動ギア(駆動力伝達手段)
18 従動ギア(駆動力伝達手段)
19 復帰スプリング
20 連結鍵
21A,21B 鍵片
22 鍵ボディ
23 ボディ蓋
24 ハンドル
25A,25B 支軸
26 ハンドル軸(駆動力伝達手段)
27 駆動ギア(駆動力伝達手段)
28 従動ギア(駆動力伝達手段)
29 環状ベルト(駆動力伝達手段)
30 連結鍵
31A,31B 鍵片
32 鍵ボディ
33 ボディ蓋
34 ハンドル
35A,35B 支軸
36 ラックギア(駆動力伝達手段)
37 ピニオンギア(駆動力伝達手段)
39 復帰スプリング

Claims (6)

  1. 鍵ボディと、
    この鍵ボディの前方に延び、隣り合うシリンダ錠の鍵穴に挿入可能な一対の鍵片と、
    前記鍵ボディの後方に回転可能に設けられるハンドルとを備えた連結鍵であって、
    前記鍵ボディ内には、
    前記一対の鍵片のそれぞれ基端部に設けられる一対の支軸と、
    前記ハンドルの前方に延び、前記ハンドルと一体的に軸回りに回転するハンドル軸と、
    前記ハンドル軸に設けられる駆動ギアと、
    前記一対の支軸に設けられ、前記駆動ギアにかみ合う一対の従動ギアとが設けられ、
    前記ハンドルの操作時、前記ハンドル軸および前記駆動ギアを軸回りに回転させると、その回転力が前記駆動ギアから前記従動ギアに伝達されて、前記一対の鍵片が前記従動ギアとともに軸回りに回転するように構成されたことを特徴とする連結鍵。
  2. 鍵ボディと、
    この鍵ボディの前方に延び、隣り合うシリンダ錠の鍵穴に挿入可能な一対の鍵片と、
    前記鍵ボディの後方に設けられるハンドルとを備えた連結鍵であって、
    前記鍵ボディ内には、
    前記一対の鍵片のそれぞれ基端部に設けられる一対の支軸と、
    前記一対の支軸のうち一方と同軸上に設けられて、前記ハンドルと一体的に軸回りに回転するハンドル軸と、
    前記一方の支軸に設けられる駆動ギアと、
    前記一対の支軸のうち他方の支軸に設けられる従動ギアと、
    前記駆動ギアと前記従動ギアとに巻き掛けられ、前記駆動ギアから前記従動ギアに回転力を伝達する環状ベルトとが設けられ、
    前記ハンドルの操作時、前記ハンドル軸および前記駆動ギアを軸回りに回転させると、その回転力が前記環状ベルトを介して前記従動ギアに伝達され、前記一対の鍵片が前記従動ギアとともに軸回りに回転するように構成されたことを特徴とする連結鍵。
  3. 鍵ボディと、
    この鍵ボディの前方に延び、隣り合うシリンダ錠の鍵穴に挿入可能な一対の鍵片と、
    前記鍵ボディの側方に往復動可能に設けられるハンドルとを備えた連結鍵であって、
    前記鍵ボディ内には、
    前記一対の鍵片のそれぞれ基端部に設けられる一対の支軸と、
    前記一対の支軸に設けられる一対のピニオンギアと、
    前記ハンドルの移動方向に沿って設けられ、前記一対のピニオンギアにかみ合うラックギアとが設けられ、
    前記ハンドルの操作時、前記ハンドルおよび前記ラックギアを前記鍵ボディの側方に往復移動させると、その駆動力が前記ラックギアから前記ピニオンギアに伝達されて、前記一対の鍵片が前記ピニオンギアとともに軸回りに回転するように構成されたことを特徴とする連結鍵。
  4. 請求項1または2記載の連結鍵であって、前記駆動ギアと前記従動ギアとのギア比が等しい、連結鍵。
  5. 請求項1または2記載の連結鍵であって、前記ハンドル軸に、前記鍵ボディに対して前記ハンドルの回転位置を定位置に保つ復帰スプリングが設けられる、連結鍵。
  6. 請求項3記載の連結鍵であって、前記ハンドルの空洞部に、前記鍵ボディに対して前記ハンドルの移動位置を定位置に保つ復帰スプリングが設けられる、連結鍵。
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