JP4551205B2 - 車両のロッカー構造 - Google Patents
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Description
特許文献1では前及び後のドアの下部において、特許文献1の図3に示すように、ロッカーインナーの下部(特許文献1の図3の3b)とロッカーアウターの下部(特許文献1の図3の2d)とが連結され、ロッカーインナーの上部(特許文献1の図3の3a)とロッカーアウターの上部(特許文献1の図3の2a)とが連結されている。
この場合、特許文献1ではBピラーの下部において、特許文献1の図4に示すように、ロッカーの内部に備えられた補強部材(特許文献1の図4の4,4a,4b,4c)及びロッカーインナーに、Bピラー(特許文献1の図4の1d,6,7)の下部が連結されており、車体のサイドアウターパネルの下部がロッカーアウターの上部(特許文献1の図4の2a)に連結されている。
本発明は、車両のロッカー構造において、前方からの衝突及び側方からの衝突に対し、ロッカーによる車室の保護機能を向上させることを目的としている。
(構成)
本発明の第1特徴は、車両のロッカー構造において次のように構成することにある。
前及び後のドアの下部、前及び後のドアの間に位置するBピラーの下部に亘って前後方向に配置されるロッカーを、閉断面形状を備えた筒状に構成する。ロッカーにおけるBピラーに対向する部分に、前記前及び後のドアの下部に対向する部分よりも上方に突出する張り出し部を備えて、その張り出し部の車体外方側に向く横壁部にBピラーパネルの下端を前後方向の略一直線状に溶接して連結する。前記張り出し部の横壁部よりも下方側のロッカー外面に、前記張り出し部を形成した上向きの面部分の車体外方側の端部から下側に連ねて横外向きの受け面部を形成し、前及び後のドアの下部、Bピラーの下部に亘る範囲で、車体のサイドアウターパネルの下部を、前記ロッカーの受け面部に前後方向の略一直線状に溶接して連結する。
本発明の第1特徴によると、ロッカーが閉断面形状を備えた筒状に構成されており、特許文献1のようにロッカーに開放された部分が存在すると言うような状態ではないので、ロッカーの全体としての強度を高めることができる。
この場合、本発明の第1特徴によると、ロッカーに開放された部分が存在すると言うような状態ではないので、ロッカーに部分的な補強を施す必要が少なくなり、補強の分だけロッカーが重くなると言う不利な点は生じ難い。
本発明の第1特徴によると、前述のようにロッカーに開放された部分が存在すると言うような状態ではない点、及び、ロッカーに部分的な補強を施す必要が少ない点により、ロッカーの全体としての強度を均一なものに設定し易くなるので、前方からの衝突や側方からの衝突の際に、ロッカーにおいて強度が急変する部分を起点としてロッカーが破壊され易くなると言う状態を少なくすることができる。
本発明の第1特徴によると、ロッカーにおけるBピラーに対向する部分に、上方に突出する張り出し部を備えており、ロッカーの張り出し部にBピラーパネルの下部を連結している。これにより、側方からの衝突において、衝突してくる車両がBピラーの付近に衝突する場合、衝突してくる車両の前部下部がロッカーの張り出し部に衝突する可能性が高くなるのであり、衝突してくる車両の衝撃がロッカーの張り出し部からロッカーに適切に伝達されるようになって、ロッカーによる車室の保護機能を適切に発揮させることができるようになる。
これにより、前方からの衝突や側方からの衝突の際に、車体のサイドアウターパネルの下部とロッカーとの連結部分において、強度が急変する部分を起点として連結部分が破壊され易くなると言う状態を少なくすることができる。
本発明の第1特徴によると、車両のロッカー構造において、ロッカーの全体としての強度を高めることができる点、ロッカーにおいて強度が急変する部分を起点としてロッカーが破壊され易くなると言う状態を少なくすることができる点により、前方からの衝突及び側方からの衝突に対し、ロッカーによる車室の保護機能を向上させることができた。
本発明の第1特徴によると、ロッカーに部分的な補強を施す必要が少なく、補強の分だけロッカーが重くなると言う不利な点が生じ難いので、ロッカーの重量軽減と言う面でも有利なものとなった。
下部がロッカーの張り出し部に衝突する可能性が高くなり、衝突してくる車両の衝撃がロッカーの張り出し部からロッカーに適切に伝達されるようになって、ロッカーによる車室の保護機能を向上させることができた。
これにより図1及び図2に示すように、ロッカーアウター40の張り出し部42が、Bピラー(サイドアウターパネル1のBピラーパネル部4、Bピラーインナーパネル10及びBピラーリンフォースパネル20)に対向する部分に、上方に突出する状態となる。
前述の[発明を実施するための最良の形態]において、図6に示すように、断面コ字状(チャンネル状)でロッカーアウター40の張り出し部42と同じ幅(前後長さ)を備えた補強部材19を用意してもよい。この場合、ロッカーアウター40の張り出し部42の位置でのロッカー9の内部において、補強部材19のフランジ部19aをBピラーインナーパネル10の基部11にスポット溶接によって連結し、補強部材19のフランジ部19bをBピラーインナーパネル10のフランジ部12にスポット溶接によって連結する。
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態]において、各部の連結を、スポット溶接やレーザー溶接以外にアーク溶接によって行うように構成してもよい。
9 ロッカー
42 張り出し部
20 Bピラーパネル
Claims (1)
- 前及び後のドアの下部、前及び後のドアの間に位置するBピラーの下部に亘って前後方向に配置されるロッカーを、閉断面形状を備えた筒状に構成すると共に、
前記ロッカーにおけるBピラーに対向する部分に、前記前及び後のドアの下部に対向する部分よりも上方に突出する張り出し部を備えて、その張り出し部の車体外方側に向く横壁部にBピラーパネルの下端を前後方向の略一直線状に溶接して連結し、
前記張り出し部の横壁部よりも下方側のロッカー外面に、前記張り出し部を形成した上向きの面部分の車体外方側の端部から下側に連ねて横外向きの受け面部を形成し、
前及び後のドアの下部、Bピラーの下部に亘る範囲で、車体のサイドアウターパネルの下部を、前記ロッカーの受け面部に前後方向の略一直線状に溶接して連結してある車両のロッカー構造。
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