JP4551128B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は,主にアンテナ及び当該アンテナで受信した信号を増幅する増幅回路を備えた小型の可搬型のアンテナ装置に関する。
パーソナルコンピューター(以下,パソコンと記載する。)の普及は目覚しく,特に近年においてはテレビチューナーを内蔵させて,テレビ放送を受信できるようにしたものが一般的となってきた。この場合,テレビ信号は屋外に設置されたアンテナ装置から伝送線を介して宅内に引き込まれ,宅内に設置されたテレビ端子から例えば同軸ケーブル等を介して接続したり,室内用の小型のアンテナ装置を設置したりすることで,パソコンと接続することで視聴していた。(例えば,特許文献1参照)
実公平6−14486号公報
しかし,従来の受信形態によると,テレビ端子から同軸ケーブルを引き回す方法では,パソコンの設置場所によっては室内の美観を損なうものであり,また,設置に際して,テレビ受像機と信号の分配をする必要があったり,同軸ケーブルの加工を必要としたりと言ったことを考慮する必要があり,設置が難しいといった問題があった。
また,一般的に売られているテレビ受像機用の室内アンテナは,その設置性は容易であるものの,パソコンの周辺に設置場所を確保する必要が生じ,アンテナの設置場所を含めて占有面積が大きくなるといった問題があった。
本発明は,こうした問題に鑑みなされたものであり,その目的は,電子機器に着脱自在に載置可能で,電子機器から取り外した際には,よりコンパクトにすることのできるアンテナ装置を提供することにある。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は,
長尺形状で,長手方向両端に,それぞれ,ロッドアンテナがアンテナ方向を調整可能に設けられた固定基部と,
前記固定基部と略同じ長さの長尺形状であり,前記アンテナの出力を所定レベルまで増幅する増幅回路を備えた可動基部とからなり,
前記信号増幅部は,外部からの直流電流を供給することで動作するか,若しくは給電線に重畳された直流電流で動作するよう構成され,
前記固定基部と前記可動基部とは,各基部の長手方向一端側において枢着されることにより,その枢着点を回転軸として,前記固定基部の長手方向の軸線前記可動基部の長手方向の軸線とが並行配置される位置と,前記各軸線が直交配置される位置との間で回動可能に連結され,
前記各軸線が直交配置されることにより,電子機器の角部に装着可能なアンテナ装置であって,
前記固定基部の長手方向一端側で前記可動基部とは反対側には,当該アンテナ装置を電子機器の角部に装着した際,前記電子機器の前面側及び後面側にそれぞれ配置される,少なくとも2つの係止片が突設され,
前記可動基部には,当該アンテナ装置を電子機器の角部に装着した際,前記電子機器の前面側及び後面側にそれぞれ配置される,少なくとも2つの係止片が突設され,
前記各ロッドアンテナは,前記固定基部への取付部分で折り曲げることにより前記固定基部における前記係止片の突出方向とは反対側の外壁面に沿って収納できるように,当該外壁面上で,前記固定基部の長手方向の軸線を挟んで前後にずれた位置に設けられ,
前記固定基部において,前記係止片が設けられる前面側とは反対側である後面側は,前記各ロッドアンテナが設けられる外壁面よりも高い壁になっていることを特徴とする。
また,請求項2に記載の発明は,請求項1に記載のアンテナ装置において,
前記固定基部の外壁面に設けられる2つのロッドアンテナの内,前記固定基部の前記枢着点とは反対側に設けられる第1のロッドアンテナは,もう一方の第2のロッドアンテナよりも前記固定基部の前面側に配置されており,
前記固定基部において,前記第1のロッドアンテナの取付位置から前記電子機器の前面側に突出される係止片の突出位置に至る部分は,当該係止片と同一平面となるよう,当該固定基部の前面側に突出されていることを特徴とする。
また次に請求項3に記載の発明は,請求項1又は請求項2に記載のアンテナ装置において,前記ロッドアンテナはVHF帯受信用のアンテナであり,前記固定基部にはUHF帯受信用のアンテナが内蔵されていることを特徴とする。
請求項1に記載のアンテナ装置においては,固定基部及び可動基部は,各基部の長手方向一端側にて枢着されることにより,その枢着点を回転軸として,固定基部の長手方向の軸線可動基部の長手方向の軸線とが並行配置される位置と,これら各軸線が直交配置される位置との間で回動可能に連結されている。
そして,固定基部の長手方向一端側で可動基部とは反対側には,当該アンテナ装置を電子機器の角部に装着した際,前記電子機器の前面側及び後面側に配置される係止片が突設され,可動基部には,当該アンテナ装置を電子機器の角部に装着した際,電子機器を前面側及び後面側に配置される係止片が突設されている。
このため,請求項1に記載のアンテナ装置によれば,固定基部の長手方向の軸線と可動基部の長手方向の軸線とが直交配置されるように,固定基部と可動基部とを開けば,例えばノート型パソコンの液晶モニタの上角部等,電子機器の角部に載置させることができる。
そして,この状態では,固定基部に突設された2つの係止片の間,及び,可動基部に突設された2つの係止片の間に,電子機器が配置されることになり,アンテナ装置を電子機器に確実に取り付けることができる。
また,アンテナ装置をこのように設置すれば,電子機器周辺にアンテナ装置を置くスペースを確保する必要がないため,設置の容易性においても優れたアンテナ装置を提供できる。また,アンテナ装置をこのように設置すれば,可動基部に設けられた増幅回路と電子機器の入力端子とを最短の伝送線で接続できることになり,無駄な伝送損失を生じないため,安定した受信ができるようになる。
また,アンテナ装置に具備された信号増幅装置には,例えば,パソコンのUSB端子等を利用して,電子機器側から電源供給することもでき,外付けのACアダプター等の電源装置を必要としないので,電子機器の設置場所が限定されることが無い汎用性の高いアンテナ装置を提供できる。
また更に,アンテナを使用しない場合や,製品出荷時のような場合には,固定基部の長手方向の軸線と可動基部の長手方向の軸線とが並行配置されるように,固定基部と可動基部とを折畳むことで,アンテナ装置を小型にできる。
また,この場合,固定基部に設けられたロッドアンテナは,固定基部への取付部分で折り曲げることによって,固定基部における係止片の突出方向とは反対側の外壁面に沿って収納でき,しかも,固定基部において,係止片が設けられる前面側とは反対側は,各ロッドアンテナが設けられる外壁面よりも高い壁になっている。
よって,アンテナを使用しない場合や,製品出荷時のような場合には,固定基部と可動基部とを折り畳み,固定基部に設けられたロッドアンテナを,その取付部分で折り曲げ,固定基部の外壁面に沿って収納することで,アンテナ装置をコンパクトにすることができる。
従って,本発明のアンテナ装置によれば,取扱性が良く,出荷時の梱包材料が小さくて済み,これによって製品のコストが安くなる,といった効果を得ることができる。
なお,請求項2に記載のように,固定基部の外壁面に設けられる2つのロッドアンテナの内,固定基部の前記枢着部とは反対側に設けられる第1のロッドアンテナは,もう一方の第2のロッドアンテナよりも固定基部の前面側に配置し,固定基部において,第1のロッドアンテナの取付位置から電子機器の前面側に突出される係止片の突出位置に至る部分は,この係止片と同一平面となるよう,固定基部の前面側に突出させるとよい。
また,信号増幅部はシールドケースに収納するとよい。そして,このようにすれば,電子機器から出る妨害波に対して,その妨害波を排除でき,安定した信号の受信ができるアンテナ装置を提供することが可能となる。
次に,請求項3に記載のアンテナ装置によれば,上記各ロッドアンテナが,VHF帯受信用のアンテナであり,固定基部にはUHF帯受信用のアンテナが内蔵されていることから,例えばノート型パソコン等でTV放送を受信するのに最適なアンテナ装置を提供することができる。
以下に,本発明を具体化したアンテナ装置の実施形態の例を,図面を基に詳細に説明する。
図1は本願の実施例を示す図であり,(a)は正面図,(b)は側面図,(c)は上面図を示す。図2は側面から見た一部拡大分解図である。図3は本願に係るアンテナ装置の使用例を示す。
尚,以下の説明では特に明記しない限り,図1においてアンテナの立設方向を上方向とした時の状態を基準として位置の説明を行う。
図1,図2は本願に係るアンテナ装置1の実施例を示すものであり,この図において10は固定基部であり,20は可動基部である。
本願の実施例では固定基部10にはVHF用のロッドアンテナ2と,固定基部10の内部に配設された図示されていないUHF用のアンテナとが備えられており,VHFとUHF帯域のテレビ信号を受信することができるように構成されている。固定基部10は合成樹脂材で金型成形されたものであり,前記ロッドアンテナ2が,相互に所定間隔離れた位置にあって,上方に向かって配設されるよう横長で,断面略四角形状に成形されており,当該固定基部10の内部にはUHF用のアンテナであって,例えばアンテナ素材としての導電線材を用いフォールデッドダイポールを構成するよう所定の形状に配設できる空間が備えさせてある。
尚,本願の実施例では詳細は図示されていないが,この固定基部10は例えば一端を開口した固定基部箱体12とこの開口部を封鎖する固定基部蓋体13とから構成するように,前後方向に2つの部材から構成している。
更に前記固定基部10の一方側であって,前記ロッドアンテナ2の取付面と対向する面,所謂固定基部10の下面から下方向に向かって枢着部14が一体に形成されている。この枢着部14には前後方向に枢着軸14a,14bが突設させてある。更にこの枢着部14の内部には,前記ロッドアンテナ2と,図示されていないフォールデッドダイポールからの給電線15,16が配設される空間が形成されている。また前記枢着部14の下端部には,枢着部14の内部に形成された空間と連設させて,前記給電線15,16を引き出すことができる引出孔14cが形成されている。
また,固定基部10の他方側であって,固定基部10の前方向(例えば,固定基部箱体12)と後方向(例えば,固定基部蓋体13)の側面下端部から下方向に突設させた少なくとも2つの係止片12a,13aが延設されている。
この係止片12aと13aとの前後方向間隔は相互に所定寸法だけ離して成形されていると共に,左右方向に対しては,同じ位置関係にあっても良いし,相互に任意の間隔離れた位置となるように成形されている。
次に可動基部20について説明する。本願の実施例では可動基部20の内部には,前記固定基部10に具備した各アンテナからの給電線を介して引き込まれた信号を,夫々所定レベルまで増幅する増幅回路と,増幅した後の信号を合成して出力する合成回路とからなる信号増幅部21を収納するように,詳細は図示されていないが,例えば一端を開口した可動基部箱体22と,この開口部を封鎖する可動基部蓋体23とから構成するように,前後方向に2つの部材から構成されている。
本願の実施例によれば,可動基部20は合成樹脂材で金型成形されたものであり,この可動基部20の一方側には,前記固定基部10の引出孔14cから引き出された前記各アンテナからの給電線を導入する導入孔24cが形成されると共に,前記枢着部14に枢着させる挟持部24が形成されている。
この挟持部24は前記可動基部箱体22に形成した枢着孔24bと前記可動基部蓋体23に形成された枢着孔24aとからなる。
更に,この可動基部20の内部には,前記導入孔24cに連設させた,前記給電線を導入するための導入部と,前記信号増幅部21を収納する収納部と,前記信号増幅部21から引き出され,当該信号増幅部21で増幅・合成された信号を伝送する伝送線26や,信号増幅部に電源を供給するための接続線25を引き出すための引出孔24が直線方向に配設されるよう各空間が備えられており,これによって可動基部20は上下方向に縦長で,断面略四角形状に成形されている。
また,可動基部20の他方側であって,可動基部20の前方向(例えば,可動基部箱体22)と後方向(例えば,可動基部蓋体23)の側面右側端部から右方向に突設させた少なくとも2つの係止片22a,23aが延設されている。
この係止片22aと23aとの前後方向間隔は相互に所定寸法だけ離して成形されていると共に,上下方向に対しては,同じ位置関係にあっても良いし,相互に任意の間隔離れた位置となるように成形されている。
次に,信号増幅部21について説明する,本願の実施例の信号増幅部は,VHFアンテナ2において受信された信号を所定レベルまで増幅するVHF増幅回路と,UHFアンテナにおいて受信された信号を所定レベルまで増幅するUHF増幅回路と,前記各増幅回路において所定レベルまで増幅されたVHF信号とUHF信号とを合成して出力する合成回路とがプリント配線板上に配設されている。また本願の信号増幅部21は,外部からの妨害信号が増幅回路等に妨害を与えることのないように,金属材料等を折り曲げ成形したシールドケース21aに収納させた構成となっている。
この信号増幅部21の入力側には,前記各アンテナからの給電線15,16が接続されると共に,この信号増幅器21の出力側に一方を接続すると共に,他方にはこのアンテナ装置が設置される対象物の接続端子に対応した接続端子を具備した,出力信号の伝送線26や電源線25等が接続された後に,この信号増幅器21等を可動基部20に収納する。
尚,本願の実施例のアンテナ装置1が設置される対象物の好適な例として,ノート型のパーソナルコンピューター(以下,ノートパソコンと記載する。)があり,このノートパソコンと接続するためには,アンテナ装置とノートパソコンとを接続する伝送線26は同軸ケーブルであり,その開放された端部には,前記ノートパソコンに対応した例えばミニプラグ26aが備えさせてあり,前記アンテナ装置に電源供給する電源線25の開放端部には,ノートパソコンのUSB端子から電源供給を受けるためのUSB端子25aが備えさせてある。また,この実施例に限定されるものではなく,例えば可動基部20の周面に何れかの位置に,外部から内部に収納した信号増幅器21に電源供給可能なように電源供給端子を設け,ACアダプターのような外付けの電源供給器から電源供給するように構成しても良い。また,前記同軸ケーブル26に電源重畳して給電するように,前記同軸ケーブル26に電源挿入器を設け,当該電源挿入器からACアダプター等を介して電源供給するように構成しても良い。
次に,可動基部箱体22に形成された枢着孔24bを前記枢着軸14bに枢着する。次に可動基部蓋体23に形成された枢着孔24aを前記枢着軸14aに枢着しながら,前記箱体22と前記蓋体23とを固着するのである。このようにして,前記固体基部10と可動基部20とは,夫々の長手方向の一方側で枢着されることになる。本願の実施例によれば,前記固定基部10と可動基部20とは,各基部の長手方向の一方側において枢着され,その枢着点を回転軸として,前記固定基部10の一側面と前記可動基部20の一側面とが対抗配置され,前記固定基部10の長手方向の軸線と,前記可動基部20の長手方向の軸線とが並行配置された位置から,前記各軸線が直交配置される位置に回転自在に固着されるよう構成されている。
このように構成されたアンテナ装置1について,実際に使用する例について詳細に説明する。このアンテナ装置1は上述のように,固定基部10と可動基部20とは開閉自在に枢着されているので,製品出荷の状態にあるときや,持ち運ぶ時,収納時などの場合,固定基部10と可動基部20とは相互に対向するように閉じた状態にすれば,その外形寸法が小さくでき,出荷時の梱包材の削減が可能となり,延いては製品単価の低減化ができる。またユーザーの立場で考えれば,このアンテナ装置を携帯したり,未使用時に収納したりするときなどの場合において,省スペースとなり使い勝手の良いアンテナ装置が提供できるのである。
次に,このアンテナ装置1を用いる最適な例として,テレビチューナーを内蔵したノート型のパーソナルコンピューターでもって,VHFとUHFのテレビ信号を受信するために使用する例を説明する。
先ず,本願の実施例に示すアンテナ装置1の固定基部10と可動基部20とを相互に直交するように開いた状態にする。次にノートパソコンの液晶モニタを開いて使用する状態にしてから,当該液晶モニタの左上にアンテナ装置の固定基部の下面と可動基部の右側側面とが,液晶モニタの上面と側面とに当接するように載置するのである。このとき液晶モニタの上面が,前記固定基部10の前側面と後側面の下端部から下方向に延設された係止片12a,13aとの間に位置すると共に,液晶モニタの左側面が,前記可動基部20の前側面と後側面の右端部から右方向に延設された係止片22a,23aとの間に位置するように載置するのである。このようにアンテナ装置1をノートパソコンに取り付けたのならば,前記アンテナ装置から引き出された伝送線26を,ノートパソコンのRF入力端子に接続すると共に,前記アンテナ装置に内蔵させた信号増幅部21に電源を供給するための電源線25を,ノートパソコンのUSB端子に接続する。
このように本願のアンテナ装置1によれば,製品出荷の状態にあるときや,持ち運ぶ時,収納時などの場合,固定基部10と可動基部20とは相互に対向するように閉じた状態にすれば,その外形寸法が小さくでき,出荷時の梱包材の削減が可能となり,延いては製品単価の低減化ができる。またユーザーの立場で考えれば,このアンテナ装置を携帯したり,未使用時に収納したりするときなどの場合において,省スペースとなり使い勝手の良いアンテナ装置が提供できる。また使用の状態にいては,固定基部10と可動基部20とを開いた状態に変形させて,例えばノートパソコンの液晶モニタ等の上面角部に容易に載置できることから,ノートパソコンでテレビを見るような場合に,テレビ端子から同軸ケーブルを引き回すことも無く簡単にテレビを見ることができるといった設置の容易性を有したアンテナ装置を提供できる。
また,従来のテレビ受信用の室内アンテナを使用してテレビを見るような場合と比較しても,本願のアンテナ装置を用いることにより,例えばノートパソコンを置く場所さえあれば,アンテナ装置を設置する場所を設けたり検討したりすることも必要無く,スペースを有効に利用してノートパソコンを利用できるといった有効性の高いアンテナ装置を提供できるのである。
尚,本願の実施例においては,発明に係るアンテナ装置をノートパソコンの液晶モニタに取付ける例を示したが,この実施例に限定されるものではなく,ディスクトップ型のパソコンの液晶モニタに使用しても良いし,現在主流になりつつある,液晶やプラズマディスプレイからなる薄型のテレビ受信機のアンテナ装置としても利用できることは言うまでもない。

尚,本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく,本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の構成を適宜に変更して実施することも可能である。
本願の実施例を示す図であり,(a)は正面図,(b)は側面図,(c)は上面図を示す。 本願に係るアンテナ装置の要部拡大図である。 本願に係るアンテナ装置の使用例を示す。
符号の説明
1…アンテナ装置,2…ロッドアンテナ,10…固定基部,12…固定基部箱体,12a…係止片,13…固定基部蓋体,13a…係止片,14…枢着部,14a・14b…枢着軸,14c…引出孔,15・16…給電線,20…可動基部,21…信号増幅部,21a…シールドケース,22…可動基部箱体,22a…係止片,23…可動基部蓋体,23a…係止片,24…挟持部,24a・24b…枢着孔,24c…導入孔,25…電源線,25a…USB端子,26…同軸ケーブル,26a…ミニプラグ端子

Claims (3)

  1. 長尺形状で,長手方向両端に,それぞれ,ロッドアンテナがアンテナ方向を調整可能に設けられた固定基部と,
    前記固定基部と略同じ長さの長尺形状であり,前記アンテナの出力を所定レベルまで増幅する増幅回路を備えた可動基部とからなり,
    前記信号増幅部は,外部からの直流電流を供給することで動作するか,若しくは給電線に重畳された直流電流で動作するよう構成され,
    前記固定基部と前記可動基部とは,各基部の長手方向一端側において枢着されることにより,その枢着点を回転軸として,前記固定基部の長手方向の軸線前記可動基部の長手方向の軸線とが並行配置される位置と,前記各軸線が直交配置される位置との間で回動可能に連結され,
    前記各軸線が直交配置されることにより,電子機器の角部に装着可能なアンテナ装置であって,
    前記固定基部の長手方向一端側で前記可動基部とは反対側には,当該アンテナ装置を電子機器の角部に装着した際,前記電子機器の前面側及び後面側にそれぞれ配置される,少なくとも2つの係止片が突設され,
    前記可動基部には,当該アンテナ装置を電子機器の角部に装着した際,前記電子機器の前面側及び後面側にそれぞれ配置される,少なくとも2つの係止片が突設され,
    前記各ロッドアンテナは,前記固定基部への取付部分で折り曲げることにより前記固定基部における前記係止片の突出方向とは反対側の外壁面に沿って収納できるように,当該外壁面上で,前記固定基部の長手方向の軸線を挟んで前後にずれた位置に設けられ,
    前記固定基部において,前記係止片が設けられる前面側とは反対側である後面側は,前記各ロッドアンテナが設けられる外壁面よりも高い壁になっていることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記固定基部の外壁面に設けられる2つのロッドアンテナの内,前記固定基部の前記枢着点とは反対側に設けられる第1のロッドアンテナは,もう一方の第2のロッドアンテナよりも前記固定基部の前面側に配置されており,
    前記固定基部において,前記第1のロッドアンテナの取付位置から前記電子機器の前面側に突出される係止片の突出位置に至る部分は,当該係止片と同一平面となるよう,当該固定基部の前面側に突出されていることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記ロッドアンテナはVHF帯受信用のアンテナであり,前記固定基部にはUHF帯受信用のアンテナが内蔵されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアンテナ装置。
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