JP4549376B2 - ヘッダー - Google Patents
ヘッダー Download PDFInfo
- Publication number
- JP4549376B2 JP4549376B2 JP2007254190A JP2007254190A JP4549376B2 JP 4549376 B2 JP4549376 B2 JP 4549376B2 JP 2007254190 A JP2007254190 A JP 2007254190A JP 2007254190 A JP2007254190 A JP 2007254190A JP 4549376 B2 JP4549376 B2 JP 4549376B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap nut
- male
- pipe
- resistant resin
- header
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
Description
ヘッダー本体は、一般の管継手に比較して大型であって、多量の樹脂材料を要するので、耐熱性の樹脂を使用することは、コスト面からも、製作面からも難しく、一般的な非耐熱性樹脂のヘッダー本体の雄ネジが、給湯の高温によって軟化して縮径し(ネジ径が減少し)、その雄ネジから袋ナットが離脱していた。
即ち、従来のヘッダーとして、多種多様な優れた機能・性能・構造のものが提案されてはいるが、大型(大容積)のヘッダー本体に安価な非耐熱性樹脂を使用しつつ、袋ナットが長期使用期間後に、スッポ抜け(引き抜け)る事故を防ぐための提案はなされてこなかった。
また、上記袋ナットが耐熱性樹脂にて形成されている。また、上記円環状補強凸部は上記袋ナットと耐熱性樹脂にて一体成型されている。
あるいは、上記円環状補強凸部は上記袋ナットとは別個の部品に形成されている。
図1〜図7に示す実施の形態に於て、(図1に例示の如く、)ヘッダー1は、非耐熱性樹脂として、例えば、PEや架橋PE等の一般的な樹脂製のヘッダー本体2と、分岐配管3用の管継手4と、基管(メインパイプ)5用の管継手6等を備えている。図1(B)に示すように、例えば、ヘッダー本体2は、円管部7と、その外周から突設された略矩形部8とから成ると共に、その略矩形部8から径(ラジアル)方向に分岐配管3用の雄部9が複数個所定ピッチにて突設される。また、基管(メインパイプ)5用の管継手6の取着される一端面10からも雄部11が突設される。このように、雄部9,雄部11は、ヘッダー本体2と一体に成型され、上記非耐熱性樹脂から成る。
分岐配管3用の各管継手4は袋ナット15を有する。この袋ナット15は、ヘッダー本体2の雄部9の雄ネジ12に、螺進退自在に接続される。
この係止手段Zは、最終正規締付状態───即ち、袋ナット15が軸心L9 方向に螺進して、所定の回転トルクを加えても螺進しなくなる状態───で相互に係止する弾性係止爪部16と、被係止部17とを、備える。さらに具体的に説明すると、上記弾性係止爪部16は、袋ナット15の外周面15bに(袋ナット15の雄ネジ12への螺進して最終正規締付状態下で)対応するように設けられる。また、上記被係止部17は、袋ナット15の外周面15bのヘッダー本体側端部45に形成される。袋ナット15が図4から図2のように(及び図5(A)から(B)のように)螺進してゆくと、最終正規締付状態(図2及び図5(B)参照)に於て、係止爪部16は被係止部17に、係止して緩み止め作用をなす。上記袋ナット15及び弾性係止爪部16は、PPSUやPSU等の耐熱性樹脂とする。
図3と図6に示す底面図に於て、矢印Rは袋ナット15の螺進時の回転方向を示すが、好ましくは、小突部47は5°〜30°の傾斜角度θをもって逆回転方向R′に傾斜させる。このようにすれば、前記係止凹部(被係止部17)が5°〜30°の同様の傾斜角度θをもって逆回転方向R′に傾いて、図3と図7に示す係止爪部16の係止先端部16Aが確実に逆回転方向R′への袋ナット15の回転(螺退)を防止できる。
また、袋ナット15に於て、段付部48をもって、僅かに小径寸法の小径部49を形成して、この小径部49の外周面に前記小突部47を突設した場合を、図2〜図5に例示した。これによって、円環体46を比較的小径化(コンパクト化)できる。なお、図示省略するが、段付部48や小径部49を形成することなく、同一外径の外周面15bに於て、ヘッダー本体2側の端部45に、小突部47, 47を複数突設して、被係止部17(係止凹部)を形成するも、自由である。
そして、図2と図5(B)に於て、最終正規締付状態を示すが、このとき、弾性係止爪部16と被係止部17が相互に係止状態となり、しかも、係止爪部16には、弾性変形(弾性歪)の無い自由状態であるのが好ましい。即ち、係止爪部16がプラスチック(樹脂)の場合、クリープ現象を起こさず、長期間に渡って安定して、矢印R′方向に袋ナット15が螺退(緩み回転)することを阻止できる。
図2と図3と図5(B)は袋ナット15の最終正規締付状態を示し、この最終正規締付状態下では、被係止部17に係止した係止爪部16には、弾性変形(歪)の無い自由状態となるように、各部位の寸法と形状を設定しておく。弾性係止爪部16は合成樹脂や金属が用いられるが、特に合成樹脂の場合には、クリープ現象を避けることができて、好ましい。
なお、2個の係止爪部16, 16及び2個の被係止部17, 17を、各々、 180°の中心角度で配設した場合は、0.25×P≦W≦0.45×Pとなる。また、各々、 120°の中心角度で3個ずつ配設した場合は、 (1/6)×P≦W≦ 0.3×Pとなる。
袋ナット15を有する管継手4としては、例えば、図2,図4に示すような構造のものが使用できる。つまり、図2,図4のものでは、雄部9の雄ネジ12に螺合する雌ネジ24を有する袋ナット15は、継手本体部25と、分岐配管3(図1参照)が外嵌される内挿管部26とが、一体に形成され、例えば、PPSU又はPSU等の耐熱性樹脂から成る。軸心L15に沿って、通路孔部27が貫設される。
図2,図4、及び、図8,図9に於て、管継手4(袋ナット15)は、雄部9の先端面9Aに当接する平坦面(奥底面)19を有し、かつ、雄部9の分岐孔13の開口内周端縁20に挿入(密嵌)される円環状補強凸部21を備えている。図8と図9(A)では、袋ナット15が前記PPSUやPSU等の耐熱性樹脂にて形成するので、一体成型される円環状補強凸部21も当然に耐熱性樹脂となる。
また、図9(B)に示す他の実施の形態のように、円環状補強凸部21を、袋ナット15とは別個の部品───継手本体部25等───に形成するも、望ましい。
3 分岐配管
4 管継手
9 雄部
9A 先端面
12 雄ネジ
13 分岐孔
15 袋ナット
19 平坦面
20 開口内周端縁
21 補強凸部
36 シール溝
L9 軸心
Z 締付確認用係止手段
Claims (4)
- ヘッダー本体(2)には、雄ネジ(12)を外周面に有すると共に中心に分岐孔(13)を有する分岐接続用雄部(9)が、複数個一体に突設され、さらに、分岐配管(3)用の各管継手(4)には、上記雄部(9)の上記雄ネジ(12)に螺進退自在に接続される袋ナット(15)が、設けられたヘッダーに於て、
上記雄部(9)を含み上記ヘッダー本体(2)は非耐熱性樹脂にて形成し、かつ、上記雄部(9)の先端面(9A)にはシール溝(36)が凹設され、しかも、上記管継手(4)は、上記雄部(9)の先端面(9A)に当接する平坦面(19)を有すると共に上記分岐孔(13)の開口内周端縁(20)に挿入される円環状補強凸部(21)を備え、該補強凸部(21)が耐熱性樹脂にて形成されていることを特徴とするヘッダー。 - 上記袋ナット(15)が耐熱性樹脂にて形成されている請求項1記載のヘッダー。
- 上記円環状補強凸部(21)は上記袋ナット(15)と耐熱性樹脂にて一体成型されている請求項1記載のヘッダー。
- 上記円環状補強凸部(21)は上記袋ナット(15)とは別個の部品に形成されている請求項2記載のヘッダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007254190A JP4549376B2 (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | ヘッダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007254190A JP4549376B2 (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | ヘッダー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009085288A JP2009085288A (ja) | 2009-04-23 |
JP4549376B2 true JP4549376B2 (ja) | 2010-09-22 |
Family
ID=40658968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007254190A Expired - Fee Related JP4549376B2 (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | ヘッダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4549376B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016075294A (ja) * | 2014-10-02 | 2016-05-12 | 日立金属株式会社 | 管継手 |
KR102500288B1 (ko) * | 2020-11-20 | 2023-02-15 | (주)광주금형 | 유체이송관 연결장치 |
KR102367498B1 (ko) * | 2021-05-21 | 2022-02-25 | (주)아그루코리아 | 분기 배관용 어댑터 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0241789U (ja) * | 1988-09-14 | 1990-03-22 | ||
JPH03209093A (ja) * | 1989-10-14 | 1991-09-12 | Usui Internatl Ind Co Ltd | 高圧燃料レールにおける分岐枝管の接続構造 |
JPH03234997A (ja) * | 1990-02-05 | 1991-10-18 | Noboru Yanagiyama | 管の接続方法 |
JP2003130266A (ja) * | 2001-10-30 | 2003-05-08 | Onda Seisakusho:Kk | 継 手 |
JP2004100808A (ja) * | 2002-09-09 | 2004-04-02 | Sekisui Chem Co Ltd | ヘッダー接続用継手構造 |
JP2005076854A (ja) * | 2003-09-03 | 2005-03-24 | Jfe Pipe Fitting Mfg Co Ltd | 差込み式管継手 |
JP2005256914A (ja) * | 2004-03-11 | 2005-09-22 | Bridgestone Corp | パイプ継手 |
-
2007
- 2007-09-28 JP JP2007254190A patent/JP4549376B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0241789U (ja) * | 1988-09-14 | 1990-03-22 | ||
JPH03209093A (ja) * | 1989-10-14 | 1991-09-12 | Usui Internatl Ind Co Ltd | 高圧燃料レールにおける分岐枝管の接続構造 |
JPH03234997A (ja) * | 1990-02-05 | 1991-10-18 | Noboru Yanagiyama | 管の接続方法 |
JP2003130266A (ja) * | 2001-10-30 | 2003-05-08 | Onda Seisakusho:Kk | 継 手 |
JP2004100808A (ja) * | 2002-09-09 | 2004-04-02 | Sekisui Chem Co Ltd | ヘッダー接続用継手構造 |
JP2005076854A (ja) * | 2003-09-03 | 2005-03-24 | Jfe Pipe Fitting Mfg Co Ltd | 差込み式管継手 |
JP2005256914A (ja) * | 2004-03-11 | 2005-09-22 | Bridgestone Corp | パイプ継手 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009085288A (ja) | 2009-04-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN109642688B (zh) | 混合推入连接式配合装置和组件 | |
JP5311795B2 (ja) | 管継手 | |
TWI486534B (zh) | 管接頭 | |
CN109041571B (zh) | 医用连接结构 | |
JP4852369B2 (ja) | 管継手 | |
WO2012128152A1 (ja) | 管継手 | |
WO2016132745A1 (ja) | 管継手 | |
JP2009085287A (ja) | ヘッダー | |
JP4549376B2 (ja) | ヘッダー | |
JP4568316B2 (ja) | ヘッダー | |
JP5410945B2 (ja) | 樹脂管用ワンタッチ継手 | |
JP2004092903A (ja) | 管接続装置 | |
JP2007198542A (ja) | 管継手 | |
JP5818855B2 (ja) | 管継手 | |
JP2009085286A (ja) | ヘッダー | |
JP5421606B2 (ja) | 管継手及び管継手の接続解除方法 | |
JP4825008B2 (ja) | ボールジョイント | |
JP6630761B2 (ja) | 樹脂管用継手 | |
JP2997671B1 (ja) | 継 手 | |
JP2011033141A (ja) | 継手 | |
US20200386352A1 (en) | Cap loosening prevention device | |
JP2005090553A (ja) | 樹脂パイプ用継手 | |
JP5172910B2 (ja) | ヘッダー | |
JP6522096B2 (ja) | ユニオン継手 | |
JPH11280981A (ja) | 継 手 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100603 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100615 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100706 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130716 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |