JP4548888B2 - 盗難防止装置、盗難防止用送信器及び盗難防止システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、衣類及びCD等の対象物の盗難を防止すべく発報する自鳴式の盗難防止装置、該盗難防止装置を発報させるべく所定の信号を送信する盗難防止用送信器、並びに前記盗難防止装置及び盗難防止用送信器を備える盗難防止システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図10は従来の盗難防止装置の一例を示す斜視図であり、主に衣類の盗難を防止するようになしてある。また、図11は図10に示した盗難防止装置を備える従来の盗難防止システムを説明する説明図である。図10に示した如く、短冊状の盗難防止装置本体31の一端面にはワイヤ32の差込み部を差し込む2つの差込み穴が開設してあり、両差込み穴に、導電性のワイヤ32の両端部が着脱可能に嵌合してある。このような盗難防止装置を対象物に取り付ける場合、図11に示した如く、ワイヤ32の一端を盗難防止装置本体31の一方の差込み穴に嵌着させておき、ワイヤ32の他端を上着及びシャツのボタン穴又は衣類の襟元に設けたタグ等(図11では上着のボタン穴)、対象物Tの取り付け部位に挿通させ、該他端を盗難防止装置本体31の他方の差込み穴に挿入させる。
【0003】
出入口には所定の信号を送信する送信器たるゲート50,50が対向配設してあり、該ゲート50,50はゲート50,50の間の適宜領域に前記信号を送信するようになしてある。前述した盗難防止装置本体31は、ゲート50,50から送信された電波信号を受信するアンテナ、ブザー及びバッテリ等を内蔵している。盗難防止装置本体31はゲート50,50から送信された信号を受信した場合、ブザーを作動させて警報音を発し、対象物Tの盗難を防止する。
【0004】
また、前述したワイヤ32は常閉接点として機能しており、盗難防止装置を対象物Tから取り除くべく、盗難防止装置本体31の差込み穴からワイヤ32を抜出した場合、又はワイヤ32を切断した場合、盗難防止装置本体31はそれを検出し、ブザーを作動させて警報音を発する。
【0005】
図12は従来の他の盗難防止装置を示す斜視図であり、CD又はDVD等のディスクをケースに収納してなる対象物の盗難を防止するようになしてある。盗難防止装置は、収納すべき対象物のケースの幅寸法と略同じ幅寸法であり、前記ケースの長さ寸法より所定寸法だけ長くなした短冊状の底板41の一縁部上に、前記ケースの高さ寸法と略同じ高さ寸法であり、底板41の幅寸法と同じ幅寸法になした四角柱状の盗難防止装置本体42が立設してあり、盗難防止装置本体42及び底板41の内側の所定領域を、合成樹脂製の透明シート又は半透明シートを平面視がコ字状に折曲してなるフレキシブルなシート部材43で覆って、前記ケースを収納する収納部45が形成してある。
【0006】
シート部材43の幅寸法及び奥行き寸法は底板41の幅寸法及び長さ寸法と略同じになしてあり、シート部材43の高さ寸法は盗難防止装置本体42の高さ寸法と略同じになしてある。シート部材43の両端近傍の部分は、盗難防止装置本体42の正面及び裏面に対向させてあり、その対向部分は両面粘着テープによって盗難防止装置本体42に貼着してある。また、シート部材43の底板41の先端に対向する部分には、底板41の幅寸法と略同じ幅寸法の凸部44が設けてあり、該凸部44は底板41の背面に直角に折曲させて合成樹脂製の止め部材で底板41に固定してある。
【0007】
前述した盗難防止装置本体42は警報ブザー及びアンテナ等を内蔵している。また、盗難防止装置本体42の収納部45に対向する側面の略中央には、矩形の穴48が開設してあり、該穴48内には前記警報ブザーを作動させるレバースイッチ49が、該レバースイッチ49の先端部が穴48から少し突出するように揺動自在に設けてある。
【0008】
このような盗難防止装置では、底板41に対向する開口から収納部45内へ対象物を挿入し、対象物のケースによってレバースイッチ49を穴48内へ傾倒させた状態で、盗難防止装置本体42を起動させた後、盗難防止装置及び対象物を陳列棚に陳列する。このときレバースイッチ49が傾倒しているので、警報ブザーは発報しない。一方、盗難防止装置本体42の動作を停止させることなく、対象物を収納部45から引出してレバースイッチ49が穴48から起頭した場合、盗難防止装置本体42は警報ブザーを作動させて警報を発する。
【0009】
また、前同様、盗難防止装置及びそれに収納された対象物を所持してゲート50,50(図11参照)内に進入し、ゲート50,50が送信した信号を盗難防止装置本体42が受信した場合、盗難防止装置本体42は警報ブザーを作動させて警報を発する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述したゲートは、それぞれ異なった周波数の信号を送信する複数の機種が実用化されている。そのため、従来の盗難防止装置にあっては、何れの機種のゲートから送信された信号でも発報し得るように、比較的広い周波数帯域が設定してある。そのため、盗難防止装置の近傍で携帯電話又は携帯パーソナルコンピュータ等の装置からの信号によって盗難防止装置が誤警報を発する虞があった。また、送信周波数が可変の無線機を用いて、盗難防止装置を故意に発報させることが比較的容易であるという問題もあった。
【0011】
一方、百貨店又は大型小売店舗では、ひとつのフロア内にメインブース、及びメインブースから独立したサブブースが混在する場合があり、そのような場合、メインブース及びサブブースにそれぞれゲートを設置することが要求されている。しかし、従来の盗難防止装置では、メインブース内にある対象物、及び該対象物に取り付けた盗難防止装置又は対象物を収納する盗難防止装置を保持した状態で、サブブースのゲートを通過した場合、保持した盗難防止装置が発報してしまうため、メインブース及びサブブースの両方にゲートを設置することができない。
【0012】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは誤発報を防止すると共に故意に発報させることが困難であり、メインブース及びサブブースの両方にゲートを設置することができる盗難防止装置、該盗難防止装置を発報させるべく信号を送信する盗難防止用送信器、並びに前記盗難防止装置及び盗難防止用送信器を備える盗難防止システムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
第1発明に係る盗難防止装置は、送信器から送信される信号を受信する受信器、警報を出力する警報器、及び前記受信器が受信した信号に基づいて前記警報器を作動させる制御器が、盗難を防止すべき対象物と移動可能になしてある盗難防止装置において、前記制御器は、前記送信器の機種別に異なる所定信号を識別する、機種に応じた識別情報を記憶する記憶部と、前記受信器が受信した信号を解析する信号解析部とを備え、前記受信器は、搬送波に、周波数が周期的に変化する変調波を重畳した信号を受信可能になしてあり、前記信号解析部は、前記変調波の変調周期を解析して、記憶部に記憶している識別情報と比較すべき情報を得るようになしてあり、前記制御器は、前記信号解析部が解析して得られた情報と前記記憶部に記憶させた識別情報とを比較し、その比較結果に基づいて、前記警報器を作動させるようになしてあることを特徴とする。
【0015】
第2発明に係る盗難防止装置は、第1発明において、前記制御器は、前記受信器が信号を受信したか否かを判断する手段と、信号を受信したと判断した場合、受信した信号が、前記記憶部に識別情報を記憶させる信号であるか否かを判断する手段と、識別情報を記憶させる信号であると判断した場合、信号解析部によって前記情報が得られたか否かを判断する手段と、前記情報が得られたと判断した場合、その情報を記憶部に与えて識別情報として記憶させる手段とを備えることを特徴とする。
【0017】
第3発明に係る盗難防止装置は、第1又は第2発明において、前記受信器、警報器及び制御器を内蔵し、前記対象物に取り付ける筐体、又は前記受信器、警報器及び制御器を内蔵し、前記対象物を収納する収納器と、前記筐体の対象物への取り付け状態又は前記収納器内の対象物の収納状態を検出する検出器とを備え、前記制御器は、前記検出器の検出結果に基づいて前記警報器を作動させるようになしてあることを特徴とする。
【0018】
第4発明に係る盗難防止用送信器は、信号を受信する受信器、警報を出力する警報器、及び前記受信器が受信した信号に基づいて前記警報器を作動させる制御器を備える盗難防止装置へ警報を出力させる信号を送信する盗難防止用送信器において、搬送波に、周波数が周期的に変化する変調波を重畳した信号を送信するようになしてあり、前記変調波の変調周期は自らを識別する識別情報に基づくことを特徴とする。
【0020】
第5発明に係る盗難防止システムは、信号を受信する受信器、警報を出力する警報器、及び前記受信器が受信した信号に基づいて前記警報器を作動させる制御器が、盗難を防止すべき対象物と移動可能になしてある盗難防止装置と、該盗難防止装置へ警報を出力させる信号を送信する盗難防止用送信器とを備える盗難防止システムにおいて、第1乃至3の何れかに記載の盗難防止装置を備えることを特徴とする。
【0021】
本発明にあっては、盗難防止用送信器から識別情報として、例えば識別コードを含む信号が適宜領域へ送信され、該領域内に盗難防止装置が搬入された場合、盗難防止装置に設けてある制御器は、盗難防止装置に設けてある受信器が受信した信号に含まれる識別コードと、盗難防止装置の記憶部に記憶してある1又は複数の識別コードとを比較し、記憶してある識別コードの内、受信した信号に含まれる識別コードに一致するものがある場合、盗難防止装置に設けてある警報器を作動させる。
【0022】
このように盗難防止装置は、受信した識別情報が記憶してある識別情報に一致するか否かによって警報器の動作を制御するため、誤発報を防止すると共に盗難防止装置を故意に発報させることが困難である。メインブース及びサブブースにそれぞれ相異なる識別情報を送信する盗難防止用送信器を配設し、メインブース及びサブブースに配置する盗難防止装置に対応する識別情報を記憶させておくことによって、両ブースの両方にゲート(盗難防止用送信器)を設置することができる。
【0023】
本発明にあっては、例えば、搬送波に変調波を重畳した信号を受信器が受信した場合、制御器に設けてある信号解析部は、その信号を解析して、例えば変調波の変調周期を得る。制御器に設けてある記憶部には、所定の変調周期が予め記憶されており、制御器は、信号解析部が解析して得られた変調周期と、記憶部に記憶してある変調周期とを比較し、両者が略同じである場合、警報器を作動して警報を出力させる。
【0024】
従って、それぞれ異なった変調周期の変調波を送信波に重畳した信号を送信する複数の機種のゲート(盗難防止用送信器)が存在している場合であっても、盗難防止装置の使用場所に設置してあるゲートが送信する信号に含まれる変調波の変調周期を予め記憶部に記憶させておくことによって、その機種のゲートから送信された信号を受信したときに警報を出力させることができる。
【0025】
このように、特定の信号を識別することができるため、盗難防止装置の近傍で携帯電話又は携帯パーソナルコンピュータ等の装置からの信号によって盗難防止装置が誤警報を発することが防止される。また、送信周波数が可変の無線機を用いて、盗難防止装置を故意に発報させることが困難である。また、前同様、メインブース及びサブブースの両方にゲート(盗難防止用送信器)を設置することができる。
【0026】
本発明の盗難防止装置にあっては、制御器は、受信器が信号を受信するまで待機し、信号を受信した場合、その信号が記憶部に識別情報を記憶させる信号であるか否かを判断し、識別情報を記憶させる信号であると判断した場合、再び受信器が信号を受信するまで待機する。そして、受信器が信号を受信したと判断した場合、解析部によって、例えば変調周期が得られたか否かを判断し、それが得られたと判断した場合、その変調周期を記憶部に与えて識別情報として記憶させる。
【0027】
これによって、盗難防止装置の使用場所に設置してあるゲートが送信する信号に含まれる変調波の変調周期を識別情報として容易に記憶部に記憶させることができる。
【0028】
本発明の盗難防止装置にあっては、盗難を防止すべき対象物に取り付けた筐体が対象物から取り外されたことを検出器が検出した場合、又は対象物を収納する収納器から対象物が抜き取られたことを検出器が検出した場合、制御器は警報器を作動して警報を出力させる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
(実施の形態1)
図5は本発明に係る盗難防止装置の一例を示す外観斜視図であり、主に衣類の盗難を防止するようになしてある。短冊状の盗難防止装置本体1の一端面にはワイヤ2の差込み部を差し込む2つの差込み穴が開設してあり、両差込み穴に、導電性のワイヤ2の両端部が着脱可能に嵌合してある。両差込み穴にはワイヤの端部を固定するロック機構がそれぞれ設けてあり、盗難防止装置本体1の側面には、一方の差込み穴に設けたロック機構によるロックを解除するスライダ3が進退可能に設けてある。
【0030】
また、盗難防止装置本体1のスライダ3に対向する部分近傍の角部には、LEDを内蔵する発光部4が設けてある。前述したワイヤ2は常閉接点として機能しており、盗難防止装置本体1の内部には、電池並びに、後述するアンテナ、警報音を発する圧電ブザー、及びアンテナが受信した信号及びワイヤ2からの開閉信号に基づいて前記圧電ブザーを作動させるマイクロコンピュータ等が設けてある。
【0031】
このような盗難防止装置を上着又はシャツ等の対象物に取り付ける場合、ワイヤ2の一端を盗難防止装置本体1の一方の差込み穴に嵌着させておき、ワイヤ2の他端を上着及びシャツのボタン穴又は衣類の襟元に設けたタグ等、対象物の取り付け部位に挿通させ、該他端を盗難防止装置本体1の他方の差込み穴に挿入してロック機構によってロックする。
【0032】
出入口等には所定の信号を送信するゲートが配設してあり、盗難防止装置本体1は、前記ゲートが送信した信号を受信した場合、後述する如くブザーを作動させて警報音を発し、対象物の盗難を防止する。また、盗難防止装置を対象物から取り除くべく、盗難防止装置本体1の差込み穴からワイヤ2を抜出した場合、又はワイヤ2を切断した場合、盗難防止装置本体1はそれを検出し、ブザーを作動させて警報音を発する。
【0033】
図1は本発明に係る盗難防止装置の要部構成を示すブロック図であり、図中、6はアンテナである。アンテナ6で受信された信号は増幅器7に与えられ、そこで増幅された信号がマイクロコンピュータ10の入力部12に与えられる。
【0034】
ところで、前述したゲートは盗難防止装置の誤発報を防止すべく、数MHzの搬送波に、数十〜数百Hzの帯域で周波数が周期的に変化する変調波を重畳した信号を送信するようになしてある。この変調波の変調周期はゲートの機種別に異ならせてある。
【0035】
入力部12に信号が与えられた場合、制御部11は与えられた信号がコード信号であるか否かを判断し、コード信号であると判断した場合、ブザー制御部16をして圧電ブザー20に所定回数だけ発報音を発生せしめると共に、発光制御部17をして発光部4に発光せしめた後、そのコードで指定される制御動作を実行する。一方、制御部11は、コード信号でないと判断した場合、入力部12に与えられた信号を解析する信号解析部13を起動する。
【0036】
信号解析部13は、入力部12に与えられた信号を解析してそれに含まれる変調波の変調周期を求め、それを制御部11に与える。制御部11は、メモリ15からそこに予め記憶してある基準変調周期を読み出し、読み出した基準変調周期と信号解析部13から与えられた変調周期とを比較し、両者が略一致している場合、特定のゲートが送信した信号を受信したと判断し、ブザー制御部16をして圧電ブザー20に警報音を出力せしめる。
【0037】
前述した入力部12には、常閉接点であるワイヤ2から開閉信号も与えられるようになっており、制御部11はリセットコードが与えられることなく、入力部12から開信号が与えられた場合、ブザー制御部16をして圧電ブザー20に警報音を出力せしめる。
【0038】
また、マイクロコンピュータ10には、メモリ15に変調周期を記憶させるときに作動させるタイマ14が設けてあり、後述する如く、タイマ14が所定時間を計時する間に受信した信号に含まれる変調波の変調周期を基準変調周期としてメモリ15に与えてそこに記憶させる。
【0039】
図2、図3及び図4は図1に示したマイクロコンピュータ10の動作を説明するフローチャートである。制御部11は、指令コード信号が与えられるまで待機し(ステップS1)、指令コード信号が与えられた場合、それはリセットコード信号であるか否かを判断し(ステップS2)、リセットコード信号であると判断した場合、タイマ14、ブザー制御部16及び発光制御部17の動作を予め定めた初期状態になすリセット処理を実行し(ステップS3)た後、ステップS1へ戻る。
【0040】
制御部11はステップS2でリセットコード信号でないと判断した場合、基準変調周期をメモリ15に記憶させる指令である学習コード信号が与えられたか否かを判断し(ステップS5)、学習コード信号でないと判断した場合、後述するステップS20へ移る。
【0041】
一方、制御部11は、ステップS5で、学習コード信号であると判断した場合、ブザー制御部16をして圧電ブザー20に1回だけ発報音を発生せしめると共に、発光制御部17をして発光部4を発光せしめた(ステップS6)後、タイマ14による計時を開始させる(ステップS7)。制御部11は、タイマ14が計時した時間を読み込み、それが予め設定された終了時間に達したか否かを判断し(ステップS8)、終了時間に達していないと判断した場合、入力部12に信号が与えられたか否かを判断する(ステップS10)。
【0042】
制御部11は、ステップS7〜ステップS10までの操作を、ステップS8で終了時間に達したと判断するか、又はステップS10で入力部12に信号が与えられたと判断するまで繰り返し、信号が与えられていないにも拘わらず、終了時間に達したと判断した場合、前述したリセット処理を実行した(ステップS9)後、ステップS7へ戻る。
【0043】
制御部11は、ステップS10で、入力部12に信号が与えられたと判断した場合、信号解析部13をしてその信号に含まれる変調波の変調周期を解析せしめ、得られた変調周期をメモリ15に与えて、基準変調周期として記憶させる(ステップS11,S12)。
【0044】
基準変調周期の記憶(学習)が終了した場合、制御部11は、再び信号解析部13をして入力部21に与えられた信号に含まれる変調波の変調周期を解析せしめる(ステップS13)と共に、メモリ15から基準変調周期を読み出し(ステップS14)、解析して得られた変調周期と基準変調周期とを比較する(ステップS15)。制御部11は、両者が略一致する場合、基準変調周期が正しく設定されたと判断し、ブザー制御部16をして圧電ブザー20に2回だけ発報音を発生せしめると共に、発光制御部17をして発光部4を消光せしめた(ステップS16)後、ステップS1へ戻る。
【0045】
一方、ステップS15で両者が略一致していない場合、制御部11は、ステップS11へ戻り、ステップS15で両者が略一致すると判断するまでステップS11〜ステップS15の操作を繰り返した後、ステップS1へ移る。
【0046】
このようにして、盗難防止装置が使用される場所に配設してあるゲートの機種に応じた基準変調周期を盗難防止装置に設定する。
【0047】
制御部11は、ステップS5で、学習コード信号でないと判断した場合、盗難防止動作の開始コード信号であるか否かを判断し(ステップS20)、開始コード信号でない場合、対応する他の処理を実行する(ステップS25)。制御部11は、ステップS20で開始コード信号であると判断した場合、入力部12に信号が与えられたか否かを判断し(ステップS21)、それが与えられていない場合、ワイヤ2から閉信号が与えられているか否かを判断する(ステップS22)。そして、制御部11は、ワイヤ2から閉信号が与えられていないと判断した場合、ブザー制御部16をして圧電ブザー20に警報音を出力させる(ステップS34)。
【0048】
また、制御部11は、ステップS21で信号が与えられたと判断した場合、それは指令コード信号であるか否かを判断し(ステップS23)、そうであると判断した場合、ステップS25へ移って対応する処理を実行する。一方、制御部11は、ステップS23で指令コード信号でないと判断した場合、信号解析部13をして信号を解析せしめる(ステップS30)。制御部11は、信号解析部13から変調波の変調周期が与えられたか否かを判断し(ステップS31)、それが与えられない場合、ステップS21へ戻る。
【0049】
また、制御部11は、ステップS31で信号解析部13から変調波の変調周期が与えられた場合、メモリ15からそこに記憶してある基準変調周期を読み出し(ステップS32)、読み出した基準変調周期と信号解析部13から与えられた変調周期とを比較し(ステップS33)、両者が略一致する場合、ブザー制御部16をして圧電ブザー20に警報音を出力させ(ステップS34)、両者が略一致しない場合、ステップS21へ戻る。
【0050】
なお、本実施の形態では、ワイヤによって盗難防止装置本体を対象物に取り付けるようになした盗難防止装置について説明したが、本発明はこれに限らず、盗難防止装置本体に取り付けピンの先端を嵌合固定する機構を設けておき、例えば織物の織り目を貫通させた取り付けピンの先端を盗難防止装置本体に嵌合固定することによって、盗難防止装置本体を対象物に取り付けるようになした盗難防止装置にも適用し得ることはいうまでもない。
【0051】
また、直方体状の筐体の正面にボタンセンサを入出自在に設けておき、該ボタンセンサを対象物に当接させることによってボタンセンサを筐体内へ挿入させ、筐体及び対象物を合成樹脂製のフィルムで巻回することによって筐体を対象物に固定するようになした盗難防止装置にも適用できる。ボタンセンサは筐体から離隔する方向へ付勢してあり、対象物から筐体が取り外された場合、ボタンセンサが突出して警報が出力されるようになしてある。
【0052】
更に、図12に示した如く、CD又はDVD等のディスクをケースに収納してなる対象物を収納する収納部を備える盗難防止装置にも適用できる。
【0053】
(実施の形態2)
図6は実施の形態2に係る盗難防止システムを説明する説明図であり、メインブースBM及び該メインブースBM内に設けたサブブースBSにそれぞれゲート27,27,28,28が設けてある。メインブースBM及びサブブースBSには対象物(図示せず)がそれぞれ展示してあり、各対象物には盗難防止装置が各対象物と移動可能になしてある。メインブースBMに設けたゲート27,27及びサブブースBSに設けたゲート28,28には信号を送信するアンテナ、ゲートIDコードが記憶させてあるメモリ、該メモリに記憶してあるゲートIDコードをアンテナに出力する出力器等が内蔵されている。
【0054】
メインブースBMに設けたゲート27,27に内蔵されたメモリには、ゲートIDコードとして、例えばGIDaが記憶させてあり、ゲート27,27は前記メモリからそこに記憶させてあるゲートIDコードGIDaを読み出し、両ゲート27,27の間の適宜領域へゲートIDコードGIDaの信号を送信する。一方、サブブースBSに設けたゲート28,28に内蔵されたメモリには、例えばGIDbが記憶させてあり、ゲート28,28は前記メモリからそこに記憶させてあるゲートIDコードGIDbを読み出し、両ゲート28,28の間の適宜領域へゲートIDコードGIDbの信号を送信する。
【0055】
図7は図6に示した盗難防止装置23,24の要部構成を示すブロック図であり、図8及び図9は図7に示したマイクロコンピュータ10の動作を説明するフローチャートである。制御部11は、指令コード信号が与えられるまで待機し(ステップS41)、指令コード信号が与えられた場合、それはリセットコード信号であるか否かを判断し(ステップS42)、リセットコード信号であると判断した場合、タイマ14、ブザー制御部16及び発光制御部17の動作を予め定めた初期状態になすリセット処理を実行し(ステップS43)た後、ステップS41へ戻る。
【0056】
制御部11はステップS42でリセットコード信号でないと判断した場合、ゲートIDコードをメモリ15に記憶させる指令である学習コード信号が与えられたか否かを判断し(ステップS45)、学習コード信号でないと判断した場合、後述するステップS70へ移る。
【0057】
一方、制御部11は、ステップS45で、学習コード信号であると判断した場合、ブザー制御部16をして圧電ブザー20に1回だけ発報音を発生せしめると共に、発光制御部17をして発光部4を発光せしめた(ステップS46)後、タイマ14による計時を開始させる(ステップS47)。制御部11は、タイマ14が計時した時間を読み込み、それが予め設定された終了時間に達したか否かを判断し(ステップS48)、終了時間に達していないと判断した場合、入力部12にゲートIDコード信号が与えられたか否かを判断する(ステップS50)。
【0058】
制御部11は、ステップS47〜ステップS50までの操作を、ステップS48で終了時間に達したと判断するか、又はステップS50で入力部12にゲートIDコード信号が与えられたと判断するまで繰り返し、ゲートIDコード信号が与えられていないにも拘わらず、終了時間に達したと判断した場合、前述したリセット処理を実行した(ステップS49)後、ステップS47へ戻る。
【0059】
制御部11は、ステップS50で、入力部12にゲートIDコード信号が与えられたと判断した場合、それをメモリ15に与えて、そこに記憶させる(ステップS52)。このようにしてゲートIDコードの記憶(学習)が終了した場合、制御部11は、ブザー制御部16をして圧電ブザー20に2回だけ発報音を発生せしめると共に、発光制御部17をして発光部4を消光せしめた(ステップS56)後、ステップS41へ戻る。このとき、前述したメインブースBM内に配置する盗難防止装置23には、ゲートIDコードとしてGIDaを与え、サブブースBS内に配置する盗難防止装置24には、ゲートIDコードとしてGIDa及びGIDbを与える。
【0060】
制御部11は、ステップS45で、学習コード信号でないと判断した場合、盗難防止動作の開始コード信号であるか否かを判断し(ステップS70)、開始コード信号でない場合、対応する他の処理を実行する(ステップS75)。制御部11は、ステップS70で開始コード信号であると判断した場合、入力部12に信号が与えられたか否かを判断し(ステップS71)、それが与えられていない場合、ワイヤ2から閉信号が与えられているか否かを判断する(ステップS72)。そして、制御部11は、ワイヤ2から閉信号が与えられていないと判断した場合、ブザー制御部16をして圧電ブザー20に警報音を出力させる(ステップS84)。
【0061】
また、制御部11は、ステップS71で信号が与えられたと判断した場合、それは指令コード信号であるか否かを判断し(ステップS73)、そうであると判断した場合、ステップS75へ移って対応する処理を実行する。一方、制御部11は、ステップS73で指令コード信号でないと判断した場合、ゲートIDコード信号が与えられたか否かを判断し(ステップS81)、それが与えられていない場合、ステップS71へ戻る。
【0062】
また、制御部11は、ステップS81でゲートIDコード信号が与えられたと判断した場合、メモリ15からそこに記憶してあるゲートIDコードを読み出し(ステップS82)、与えられたゲートIDコード信号のゲートIDコードが、読み出したゲートIDコード内に存在する否かを判断し、それが存在する場合、ブザー制御部16をして圧電ブザー20に警報音を出力させ(ステップS84)、それが存在しない場合、ステップS71へ戻る。
【0063】
これによって、図6に示したメインブースBM内に予め配置された盗難防止装置23は、対象物と共にメインブースBMのゲート27,27の間を通過した場合に発報し、サブブースBSのゲート28,28の間を通過した場合は発報しない。一方、サブブースBS内に予め配置された盗難防止装置24は、サブブースBSのゲート28,28の間を通過した場合に発報し、メインブースBMのゲート27,27の間を通過した場合も発報する。
【0064】
なお、特許請求の範囲の項に、図面との対照を便利にするために符号を記載してあるが、この記載によって本発明は添付図面の構造に限定されるものではない。
【0065】
【発明の効果】
以上詳述した如く、本発明にあっては、特定の盗難防止用送信器から送信された信号を識別することができるため、盗難防止装置の近傍で携帯電話又は携帯パーソナルコンピュータ等の装置からの信号によって盗難防止装置が誤警報を発することが防止される。また、送信周波数が可変の無線機を用いて、盗難防止装置を故意に発報させることが困難である。更に、メインブース及びサブブースの両方にゲート(盗難防止用送信器)を設置することができる。
【0066】
本発明にあっては、例えば、盗難防止装置の使用場所に設置してあるゲートが送信する信号に含まれる変調波の変調周期を、識別情報として記憶部に容易に記憶させることができる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る盗難防止装置の要部構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したマイクロコンピュータの動作を説明するフローチャートである。
【図3】図1に示したマイクロコンピュータの動作を説明するフローチャートである。
【図4】図1に示したマイクロコンピュータの動作を説明するフローチャートである。
【図5】本発明に係る盗難防止装置の一例を示す外観斜視図である。
【図6】実施の形態2に係る盗難防止システムを説明する説明図である。
【図7】図6に示した盗難防止装置の要部構成を示すブロック図である。
【図8】図7に示したマイクロコンピュータの動作を説明するフローチャートである。
【図9】図7に示したマイクロコンピュータの動作を説明するフローチャートである。
【図10】従来の盗難防止装置の一例を示す斜視図である。
【図11】図10に示した盗難防止装置を備える従来の盗難防止システムを説明する説明図である。
【図12】従来の他の盗難防止装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 盗難防止装置本体
2 ワイヤ
4 発光部
6 アンテナ
10 マイクロコンピュータ
11 制御部
13 信号解析部
15 メモリ
20 圧電ブザー
Claims (5)
- 送信器から送信される信号を受信する受信器、警報を出力する警報器(20)、及び前記受信器が受信した信号に基づいて前記警報器(20)を作動させる制御器(10)が、盗難を防止すべき対象物と移動可能になしてある盗難防止装置において、
前記制御器(10)は、前記送信器の機種別に異なる所定信号を識別する、機種に応じた識別情報を記憶する記憶部(15)と、前記受信器が受信した信号を解析する信号解析部(13)とを備え、
前記受信器は、搬送波に、周波数が周期的に変化する変調波を重畳した信号を受信可能になしてあり、
前記信号解析部(13)は、前記変調波の変調周期を解析して、記憶部(15)に記憶している識別情報と比較すべき情報を得るようになしてあり、
前記制御器(10)は、前記信号解析部(13)が解析して得られた情報と前記記憶部(15)に記憶させた識別情報とを比較し、その比較結果に基づいて、前記警報器(20)を作動させるようになしてあることを特徴とする盗難防止装置。 - 前記制御器(10)は、前記受信器が信号を受信したか否かを判断する手段と、信号を受信したと判断した場合、受信した信号が、前記記憶部(15)に識別情報を記憶させる信号であるか否かを判断する手段と、識別情報を記憶させる信号であると判断した場合、信号解析部(13)によって前記情報が得られたか否かを判断する手段と、前記情報が得られたと判断した場合、その情報を記憶部(15)に与えて識別情報として記憶させる手段とを備える請求項1記載の盗難防止装置。
- 前記受信器、警報器(20)及び制御器(10)を内蔵し、前記対象物に取り付ける筐体、又は前記受信器、警報器(20)及び制御器(10)を内蔵し、前記対象物を収納する収納器と、前記筐体の対象物への取り付け状態又は前記収納器内の対象物の収納状態を検出する検出器(12)とを備え、前記制御器(10)は、前記検出器(12)の検出結果に基づいて前記警報器(20)を作動させるようになしてある請求項1又は2に記載の盗難防止装置。
- 信号を受信する受信器、警報を出力する警報器(20)、及び前記受信器が受信した信号に基づいて前記警報器(20)を作動させる制御器(10)を備える盗難防止装置へ警報を出力させる信号を送信する盗難防止用送信器(27,28)において、
搬送波に、周波数が周期的に変化する変調波を重畳した信号を送信するようになしてあり、
前記変調波の変調周期は自らを識別する識別情報に基づくことを特徴とする盗難防止用送信器。 - 信号を受信する受信器、警報を出力する警報器(20)、及び前記受信器が受信した信号に基づいて前記警報器(20)を作動させる制御器(10)が、盗難を防止すべき対象物と移動可能になしてある盗難防止装置と、該盗難防止装置へ警報を出力させる信号を送信する盗難防止用送信器とを備える盗難防止システムにおいて、
請求項1乃至3の何れかに記載の盗難防止装置を備えることを特徴とする盗難防止システム。
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