以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
パチンコホールに設けられた島構造体には、その長さ方向に複数のカード式球貸し機1と複数のパチンコ機2とが交互に配設され、カード式球貸し機1はパチンコ機2に電気的に接続されている。
図1〜図4に示すように、カード式弾球遊技機であるパチンコ機2は、矩形枠状の外枠3と、この外枠3に開閉自在に枢着された前枠4とを有し、カード式球貸し機1をサンドイッチ状に挟持する状態で、外枠3が島構造体(図示略)に取り外し可能に固定されている。前枠4には、遊技盤5が裏側から着脱自在に装着され、遊技盤5の前側に対応させて、窓部6aを有するガラス扉6と、発射用の遊技球を貯留する球受け皿8の前面板(図示略)とが夫々開閉自在にヒンジを介して枢着されている。
前枠4の下部には、球受け皿8から溢流し又は抜き取った遊技球を貯留する下皿9と、発射手段10の発射ハンドル11とが設けられている。この発射手段10は、回動操作可能な発射ハンドル11と、この発射ハンドル11を回動操作した回動角度に応じた打撃力で打撃槌12により遊技球を発射させる発射モータ13(図3、図4参照)などを備えている。球受け皿8の右部には、カード式球貸し機1に対する球貸し操作用の操作パネル14が設けられている。
この操作パネル14には、カード残額を3桁の数字で表示するカード残額表示部14aと、所定金額分の遊技球の球貸しを指示する球貸しスイッチ14bと、遊技終了時にカードの返却を指令する返却スイッチ14cとが設けられている。図2に示すように、遊技盤5の外周部には、金属製の外レールと内レールとからなり、遊技球を案内するガイドレール15がほぼ環状に設けられている。このガイドレール15のうちの外側のガイドレール部分の下端部に対応する遊技盤5の表面部は、発射手段10で発射された遊技球を検出する近接スイッチ等からなる発射球検出スイッチ16が埋設されている。
このガイドレール15の内側の遊技領域5aには、そのほぼ中央部に位置するセンターケース20と、そのセンターケース20内に設けられたカラーの液晶ディスプレイ21と、複数の普通入賞手段22(この場合、例えば7つ)と、左右の普通図柄始動手段(ゲート手段又は通過手段)23と、特別図柄始動手段(図柄始動兼入賞手段)24と、大入賞口手段(開閉式入賞手段)25等が夫々所定の位置に配設されている。また、センターケース20には、その上部に4つの普通図柄作動保留ランプ26と、その下部に4つの特別図柄作動保留ランプ27とが夫々設けられている。
ここで、遊技領域5aには複数の遊技釘や風車等が設けられているが、図示を省略する。特別図柄始動手段24(これが第1始動口に相当する)は左右に夫々開閉可能な左右1対の開閉爪24aを備え、普通電動役物ソレノイド28により開閉爪24aが同時に開閉駆動されるように構成されたものである。また、大入賞口手段25(これが特別入賞口に相当する)は前方に開放可能な開閉板25aを備え、特別電動役物ソレノイド29により前後方向に開閉駆動されるように構成されたものである。そこで、開閉板25aが前方に開放された場合、遊技球が入賞し易くなり、遊技者に有利な状態が発生する。
図3、図4に示すように、前枠4の裏側には、その外周部に門形状の遊技盤保持体(所謂、三方枠)35が固定され、遊技盤5とその後側に位置する裏機構板36とが遊技盤保持体35で着脱可能に前枠4に装着されている。この裏機構板36の上側には、外部出力基板38を収容した基板カバー37と、球タンク39と、この球タンク39の球排出口に連結されたタンクレール40とが設けられ、このタンクレール40の下流側端部に接続された払出し/球貸し機構41が裏機構板36の側部に設けられ、裏機構板36の下側には、払出し/球貸し機構41の下流側に接続された払出し球誘導路42が設けられている。
ここで、外部出力基板38からは、特別図柄(これが第1図柄に相当する)に関する変動回数や停止図柄の情報等、種々の遊技情報がパチンコホールに設けられた図示しない島コンピュータに送信出力される。それ故、払出し/球貸し機構41から賞球として払出された遊技球又は球貸し用の遊技球は、払出し球誘導路42を経由して球受け皿8に払出される。裏機構板36の略中央部に形成された矩形状開口部36aには、遊技盤5の裏側に装着された裏カバー43が嵌合している。
裏カバー43の後面に装着された基板ケース44の内部には、後側に主制御基板45が配設され、その前側には図柄制御基板46が配設されている。この図柄制御基板46の前側に配設された液晶ディスプレイ21は、この図柄制御基板46に液晶ドライバ108(図5参照)を介して電気的に接続されている。基板ケース44の下側で裏カバー43に装着された基板ケース47の内部に、音声ランプ制御基板48が設けられている。この基板ケース47の下側で裏機構板36に装着された基板ケース49の内部には、電源基板50と、払出し制御基板51と、外部インターフェース制御基板52(図5参照)が夫々設けられている。
更に、発射手段10の後側に装着された基板ケース18の内部には、発射制御基板53が設けられている。これら制御基板45〜46,48,50〜51,53は夫々独立のプリント基板で構成され、電源基板50と発射制御基板53を除くその他の制御基板45,46,48,51の各々には、1チップ集積回路からなるマイクロコンピュータが夫々設けられている。
主制御基板45とその他の制御基板46,48,51とは、複数本の信号線でコネクタを介して電気的に接続され、主制御基板45から各制御基板48(46),51に、所定の遊技動作を実行させる種々の制御コマンドを基本的に一方向通信にて送信可能になっている。このように、制御コマンドの一方向通信を採用することで、普通図柄(これが第2図柄に相当する)や特別図柄の図柄停止に関する不正を確実に防止できるようになっている。
次に、パチンコ機2の制御装置について、図5のブロック図に基づいて説明する。
主制御基板45には、シングルチップ形のマイクロコンピュータを構成するCPU45aと、ROM45bと、RAM45cと、入出力インターフェース45d,45e等が設けられている。
そして、この入出力インターフェース45dに、複数の普通入賞手段22への遊技球の入賞を検出する複数の普通入賞スイッチ群22aと、各普通図柄始動手段23(これが第2始動口に相当する)への遊技球の入賞を検出する普通図柄始動スイッチ23aと、特別図柄始動手段24への遊技球の入賞を検出する特別図柄始動スイッチ24bと、大入賞口手段25の普通入賞領域25bへの遊技球の入賞を検出する普通入賞スイッチ25cと、大入賞口手段25の特定入賞領域(所謂、Vゾーン)25dへの遊技球の入賞を検出する特定入賞スイッチ25eと、普通電動役物ソレノイド28と、特別電動役物ソレノイド29と、発射球検出スイッチ16とが、夫々電気的に接続されている。
払出し制御基板51には、シングルチップ形のマイクロコンピュータを構成するCPU51aと、ROM51bと、RAM51cと、入出力インターフェース51d等が設けられている。この払出し制御基板51は外部I/F制御基板52に直接に接続され、この外部I/F制御基板52は、払出し/球貸し機構41に接続されている。払出し/球貸し機構41には、遊技球の払出し通路を賞球用と球貸し用とに択一的に切換える切換えソレノイド41aと、払出しモータ41bと、球貸し計数スイッチ41cと、賞球計数スイッチ41dとが夫々接続されている。
このように、払出し制御基板51は、主制御基板45から送信される払出しに関する種々の制御コマンドを直接受信可能である。外部I/F制御基板52には、更に、操作パネル14と、カード式球貸し機1と、発射制御基板53とが夫々電気的に接続されている。発射制御基板53にはモータ駆動回路53aが設けられ、発射モータ13はこの発射制御基板53により駆動制御される。音声ランプ制御基板48には、シングルチップ形のマイクロコンピュータを構成するCPU48aと、ROM48bと、RAM48cと、入出力インターフェース48d等が設けられている。
そして、この音声ランプ制御基板48には、球受け皿8の裏側に設けられたスピーカ55と、確率変動モードが設定されたことを表示する確変状態表示ランプ56と、複数の装飾ランプ群57と、複数の普通図柄作動保留ランプ26及び特別図柄作動保留ランプ27等が接続されている。そして、この音声ランプ制御基板48は主制御基板45から送信される音声出力やランプ点灯に関する種々の制御コマンドを直接受信可能になっている。
図柄表示基板46は、シングルチップ形のマイクロコンピュータを構成するCPU46aと、ROM46bと、RAM46cと、入出力インターフェース46d等を備えたものである。そして、この図柄表示基板46には、液晶ドライバ98を介して液晶ディスプレイ21が接続されている。ここで、液晶ディスプレイ21は、3つの特別図柄(左図柄、中図柄、右図柄)を左表示部21aと中表示部21bと右表示部21cに表示するとともに、2つの小型の普通図柄(左図柄、右図柄)を小型の左表示部21dと右表示部21eに表示するのに加えて、各種のキャラクタの動画や吹き出し等を演出として表示可能である。
電源基板50には、各制御基板45〜46,48,50〜53や電気的アクチュエータ28,29等に複数種類の直流電圧を供給する複数の電源回路を設けるだけでなく、電源スイッチ50aと、電源投入後にRAM45c,51cに記憶している遊技情報を全て消去するクリアスイッチ50bと、停電が発生した場合のためのバックアップ電源50c等が設けられている。
次に、主制御基板45のROM45bに予め格納した制御プログラムにより、主制御手段60として達成される種々の機能について、図6の機能ブロック図により説明する。
主制御基板45上に構成された主制御手段60は、遊技態様や遊技球の挙動に応じた遊技動作の制御、つまり遊技盤5に設けられた種々の遊技部品24,25や各種の遊技球入賞手段22〜25等に設けられた入賞スイッチ22a,23a,24b,25c,25e等に対する信号の入出力に関わる遊技盤5の遊技制御を主として司るとともに、後述する音声ランプ制御手段90と、図柄制御手段100と、払出し制御手段115等に、必要に応じて各種の制御コマンドを順次送信出力するものである。
主制御手段60は、乱数発生手段61と、乱数抽出手段62と、保留手段63と、判定手段64と、利益状態フラグ設定手段65と、利益状態蓄積手段66と、蓄積解除手段67と、利益状態終了手段68と、蓄積数計数手段69と、経過時間計時手段70と、発射球数計数手段71と、変動回数計数手段72と、図柄差換え手段73と、図柄決定手段74に加えて、図柄態様記憶手段75と、当たり発生手段77と確率変動的手段78と変動時間短縮手段79を有する利益状態発生手段76と、更にコマンド送信手段81と、入賞計数手段82等を備えている。
ここで、乱数発生手段61と乱数抽出手段62及び判定手段64等により抽選手段85が構成されている。乱数発生手段61は、普通図柄の当たり抽選のための乱数発生機能と,特別図柄の大当たり抽選のための乱数発生機能とを兼ね備えている。この乱数発生手段61は所定の微小な更新周期(例えば、約2msec)で、普通図柄用に、例えば「0〜9」の数値を繰り返し発生するとともに、特別図柄用に、例えば「0〜299」の数値を繰り返し発生する。
また、乱数発生手段61及び乱数抽出手段62等から、普通図柄と特別図柄の図柄態様を夫々決定する図柄乱数抽選手段86が構成されている。そのため、乱数発生手段61は、普通図柄の図柄乱数を抽選するための図柄乱数発生機能と、特別図柄の図柄乱数を抽選するための図柄乱数発生機能とを兼ね備えている。
乱数抽出手段62は、普通図柄の乱数抽選のための制御乱数抽出機能と,特別図柄の乱数抽選のための制御乱数抽出機能とを兼ね備えている。乱数抽出手段62は、乱数発生手段61でサイクリックに発生する普通図柄用の複数の制御乱数のうち、左右何れかの普通図柄始動手段23を遊技球が通過したときの1つの制御乱数を当たり判定乱数として抽出するとともに、乱数発生手段61でサイクリックに発生する特別図柄用の複数の制御乱数のうち、特別図柄始動手段24に遊技球が入賞したときの1つの制御乱数を大当たり判定乱数として抽出する。
乱数抽出手段62は、更に、普通図柄の場合の停止図柄を決定する為の当たり図柄乱数と、特別図柄の場合の大当たりや確率変動に関して停止図柄を決定するための大当たり図柄乱数を抽出する。保留手段63は、普通図柄始動手段23を遊技球が通過したときに生成された普通図柄用の保留球情報と作動保留球数とを、RAM45cの保留球情報メモリに一時的に4組まで記憶することで、普通図柄の図柄変動を保留する。
また、保留手段63は、特別図柄始動手段24を遊技球が通過したときに生成された特別図柄用の保留球情報と作動保留球数とを、RAM45cの保留球情報メモリに一時的に4組まで記憶することで、特別図柄の図柄変動を保留する。例えば、特別図柄用の保留球情報は、図7に示すように、特別図柄始動手段24への遊技球の入賞時に抽出された大当たり判定乱数と、大当たり図柄乱数と、変動短縮タイマ値を有し、最大で4組までの保留球情報が保留記憶される。
即ち、保留手段63は、保留球情報を受ける毎にその保留球情報を、作動保留番号1、作動保留番号2・・作動保留番号4まで順次記憶し且つ作動保留数を1つずつインクリメントする。変動中でなければ、記憶している複数の保留球情報について、作動保留番号1の保留球情報を判定用として作動保留番号0にシフトするとともに、作動保留番号2以降の各保留球情報を1つずつ若い作動保留番号側、つまり下位側の番号(2→1、3→2、4→3)に夫々シフトして上書きすることで、保留球情報の記憶数が減少して空き領域を設ける。
ここで、主制御手段60には、保留手段63に電気的に接続された第1保留球数計数手段83と、第2保留球数計数手段84とが設けられている。第1保留球数計数手段83は、保留手段63に記憶されている特別図柄用の作動保留球数を計数する。また、第2保留球数計数手段84は、保留手段63に記憶されている普通図柄用の作動保留球数を計数する。
判定手段64は、普通図柄のための普通図柄用判定機能と,特別図柄のための特別図柄用判定機能とを兼ね備えている。この場合、判定手段64は、普通図柄用の複数の制御乱数「0〜9」のうち「0〜8」を予め定められた当たり用判定値として設定するとともに、特別図柄用の複数の制御乱数「0〜299」のうち、1つの制御乱数(例えば、「17」)だけを予め定められた大当たり用判定値として設定し、また1つの制御乱数(例えば、「117」)だけを予め定められた小当たり用判定値として設定している。
そこで、判定手段64は、保留手段63から供給される普通図柄用の当たり判定乱数について、普通図柄の変動前の時点で、予め設定されている複数の当たり用判定値と一致した「当たり」、又は一致しない「外れ」の何れであるかを判定する。判定手段64は、更に、保留手段63から供給される特別図柄用の大当たり判定乱数及び小当たり判定乱数について、特別図柄の変動前の時点で、予め設定されている大当たり判定値と一致した「大当たり」、或いは小当たり用判定値と一致した「小当たり」、又は何れにも一致しない「外れ(外れリーチを含む)」の何れであるかを判定する。
判定手段64は、更に、保留手段63から供給される大当たり図柄乱数に基づいて確率変動型の大当たりに関しても判定を行う。利益状態フラグ設定手段65は判定手段64から判定結果を受け、「大当たり状態」を実現(保存)する大当たりフラグと、「小当たり状態」を実現する小当たりフラグと、「確率変動状態」を実現する確率変動フラグと、特別図柄始動手段24が開放状態に保持される開放時間(開放期間)を延長する「開放延長状態」を実現する開放延長フラグと、普通図柄や特別図柄の変動時間を短縮する「変動時間短縮状態」を実現する変動時間短縮フラグの何れかを設定する。
ここで、これら大当たり状態と、小当たり状態と、確率変動状態と、開放延長状態と、変動時間短縮状態等が利益状態に相当する。利益状態蓄積手段66は、詳細については後述するが、利益状態フラグ設定手段65で設定された各種の利益状態を直ちに発生させずに、RAM45cの利益状態蓄積メモリに一時的に蓄積するものである。蓄積解除手段67は、詳細については後述するが、利益状態蓄積手段66に蓄積している利益状態の蓄積を解除し、その解除した利益状態を利益状態発生手段80により適宜発生可能にする。
利益状態終了手段68は、詳細については後述するが、蓄積解除手段67により解除されて発生した利益状態のうち、確率変動状態と、開放延長状態と、図柄変動時間短縮状態の終了を、遊技状態に応じて適宜指令する。蓄積数計数手段69は、利益状態蓄積手段66に蓄積されている利益状態の蓄積数、つまり蓄積されている利益状態フラグの数を計数する。経過時間計時手段70は、図示外のタイマ手段を有し、電源投入時からの経過時間、或いは前回の大当たり発生時かの経過時間等、種々の経過時間を計時する。
発射球数計数手段71は、発射球検出スイッチ16から発射球検出信号を受け、電源投入時からの発射球数、或いは前回の大当たり発生時からの発射球数を計数する。変動回数計数手段72は、後述するコマンド送信手段81から音声ランプ制御手段80を介して図柄制御手段90に送信される図柄変動コマンドを受け、特別図柄や普通図柄について、電源投入時からの変動回数、或いは前回の大当たり発生時からの変動回数を計数する。
図柄差換え手段73は、判定手段64から大当たり又は小当たりの判定を受けた場合に、利益状態蓄積手段66によりこれら大当たり状態又は小当たり状態を蓄積する場合には、大当たり図柄又は小当たり図柄に代えて、外れ図柄で図柄変動を停止するように、停止図柄の差換えを図柄決定手段74に指令する。図柄決定手段74は、判定手段64からの判定結果に応じて、所定の抽選プログラムにより、普通図柄に関して、「当たり」のときには、当たり用の変動パターン指定コマンドと、左図柄及び右図柄の為の図柄指定コマンドを抽選により夫々決定し、「外れ」のときには、外れ用の変動パターン指定コマンド及び外れ用の図柄指定コマンドを抽選により夫々決定する。
図柄決定手段74は、更に、特別図柄に関して、「大当たり」のときには大当たり用の変動パターン指定コマンドと、左図柄と中図柄と右図柄の為の図柄指定コマンドを抽選により夫々決定し、「外れ」のときには、外れ用の変動パターン指定コマンド及び外れ用の図柄指定コマンドを抽選により夫々決定する。
但し、図柄決定手段74が図柄差換え手段73から図柄の差換え指令を受けた場合、普通図柄用に決定した「当たり」用の変動パターンや図柄指定コマンドを、「外れ」用に変更するとともに、特別図柄用に決定した「大当たり」用の変動パターンや図柄指定コマンドを、「外れ」用に変更する。図柄態様記憶手段75は、図柄決定手段74により、特別図柄に関して決定された変動停止時の大当たり図柄態様(これが第1特定図柄態様に相当する)、つまり過去に大当たり状態が発生した際の大当たり図柄態様を順々に記憶する。
利益状態発生手段76に有する当たり発生手段77は、大入賞口手段25を開放させる当たり状態を発生させるものであり、図8に示すように、大当たり発生手段77aと、小当たり発生手段77bを有している。大当たり発生手段77aは、判定手段64により大当たり状態の判定がなされた場合に、遊技制御に含まれる所定の大当たり発生ルーチンにより大当たり状態を発生させる。また、小当たり発生手段77bは、判定手段64により小当たり状態の判定がなされた場合に、遊技制御に含まれる所定の小当たり発生ルーチンにより小当たり状態を発生させる。
但し、これら大当たり状態又は小当たり状態が利益状態蓄積手段66により蓄積された場合には、蓄積解除手段67により解除されたときにこれら大当たり状態又は小当たり状態が発生するように指令される。ここで、大当たり図柄は、「1,1,1」、「2,2,2」・・・「9,9,9」のように、3つの特別図柄が揃う特別図柄態様であり、そのうちの奇数の特別図柄が揃った特別図柄態様の場合に確率変動状態が設定される。また、小当たりは、「7,ラッキー,7」であったり、或いは、赤の「7,7,7」が大当たりの場合には、緑の「7,7,7」が小当たりに設定されている。
大当たりが発生した場合、大入賞口手段25の開閉板25aが前方に開放され、所定時間(例えば、約30秒間)が経過した場合、又は所定数(例えば10個)の遊技球が入賞した場合に特別遊技が終了する。ところで、開閉板25aが閉じるに際して、少なくとも1個の遊技球が特定入賞領域25dを通過していれば、最大所定ラウンド(例えば、16ラウンド)まで特別遊技を継続でき、遊技者に有利な特別利益状態が付与される。但し、小当たりが発生した場合には、確率変動状態が発生することなく、しかも1ラウンド又は数ラウンドだけの特別遊技が発生する。
利益状態発生手段76に有する確率変動的手段78は、抽選手段85の抽選回数と抽選確率の少なくとも一方において有利にするものであり、図8に示すように、確率変動・開放延長手段78aと、確率変動手段78bと、開放延長手段78cを有している。確率変動・開放延長手段78aは、抽選手段85で利益状態を発生させる抽選確率を高確率に変動させる確率変動状態と、特別図柄始動手段24の開閉爪24aが開放してから閉じるまでの開放時間を通常よりも延長させる開放延長状態を同時に発生させる。
確率変動状態は、判定手段64により確率変動型の大当たりである旨の判定がなされた場合、当該利益状態である特別遊技が終了した後、次回或いは次々回の大当たり迄、或いは所定回数(例えば、100回)の特別図柄変動が完了する迄、判定手段64における大当たりとする大当たり用判定値の数を通常のときよりも多く(例えば、7,17,37,47,67)して、大当たり確率を通常の確率(例えば、約1/300)よりも高めた(例えば、1/60)高確率状態である。
しかし、確率変動状態が利益状態蓄積手段66により蓄積された場合には、蓄積解除手段67により解除された場合に作動するように指令される。また、開放延長状態は、確率変動状態が設定されている場合に、普通図柄が「当たり」になることを条件として、特別図柄始動手段24の普通電動手段24cを通常時(例えば、約0.5 秒)よりも長い時間(例えば、約3秒)、開状態にする等して、遊技球が入り易いように開閉爪24aの開放時間を延長させるものである。しかし、開放延長状態が利益状態蓄積手段66により蓄積された場合には、蓄積解除手段67により解除された場合に作動するように指令される。
確率変動手段78bは、抽選手段85で利益状態を発生させる抽選確率を高確率に変動させる確率変動状態を発生させる。また、開放延長手段78cは、特別図柄始動手段24の開閉爪24aが開放してから閉じるまでの開放時間を通常よりも延長させる開放延長状態を発生させる。
利益状態発生手段76に有する変動時間短縮手段79は、特別図柄又は普通図柄の変動時間を通常よりも短縮させる図柄時短状態を発生させるものであり、図8に示すように、特別図柄変動時間短縮手段79aと、普通図柄変動時間短縮手段79bを有している。特別図柄変動時間短縮手段79aは、特別図柄表示手段111で表示される特別図柄の変動時間を通常よりも短縮させる特別図柄時短状態を発生させるものである。
また、普通図柄変動時間短縮手段79bは、普通図柄表示手段112で表示される普通図柄の変動時間を通常よりも短縮させる普通図柄時短状態を発生させるものである。この図柄時短状態は、保留手段63から普通図柄及び特別図柄の作動保留球数を受け、その作動保留球数が、例えば「1個」以上の場合であって、しかもその最大作動保留番号の変動短縮タイマ値が所定の値以下(例えば、0)になっている場合に、普通図柄の変動時間を短縮させたり、特別図柄の変動時間を短縮させるように図柄時短状態を設定する。しかし、これら図柄時短状態が利益状態蓄積手段66により蓄積された場合には、蓄積解除手段67により解除された場合に作動するように指令される。
コマンド送信手段81は、音声ランプ制御手段90に対して、これら普通図柄用と特別図柄用の変動パターン指定コマンドと図柄指定コマンド、蓄積数情報、経過時間情報、発射球数情報、変動回数情報等、種々の信号や情報を必要に応じてその都度送信するとともに、払出し制御手段115に対して、種々の払出しコマンドを送信する。入賞計数手段82は、複数の普通入賞手段22と、特別図柄始動手段24と、大入賞口手段25に有する普通入賞領域25b及び特定入賞領域25dに入賞する遊技球を計数する。
そこで、コマンド送信手段81は、その入賞計数手段82で集計した遊技球の入賞個数に基づく遊技球の払出しを指令する払出し指令コマンドを作成して払出し制御手段115に送信する。コマンド送信手段81は、更に、遊技球の保留数に関する保留球情報に基づく制御コマンド、確率変動状態を示す確率変動情報の制御コマンド等、種々の制御コマンドを、送信対象の制御手段90,115に個別に送信出力する。
次に、音声ランプ制御基板48のROM48bに予め格納した制御プログラムにより、音声ランプ制御手段90として達成される種々の機能について、図9の機能ブロック図により説明する。
音声ランプ制御基板48上に構成された音声ランプ制御手段90は、主制御手段60から変動パターン指定コマンドを受信し、遊技盤5や前枠4等に設けられた多数の装飾用ランプや演出用ランプ等を含むランプ群56,57の点灯制御を司るとともに、球受け皿8の裏側に設けられたスピーカ55を駆動制御してサウンド出力制御を司る。
そこで、音声ランプ制御手段90は、コマンド送受信手段91と、演出パターン記憶手段92と、演出パターン決定手段93と、乱数発生手段94と、点灯制御手段95と、音声発生制御手段96等を備えている。コマンド送受信手段91は、主制御手段60のコマンド送信手段81から変動パターン指定コマンドや図柄指定コマンドを受信するとともに、図柄制御手段100のコマンド送受信手段101に対して、変動パターン指定コマンドや図柄指定コマンド等の制御コマンドを送信可能になっている。
演出パターン記憶手段92には、変動パターン指定コマンドの各々について、各種の表示ランプや装飾ランプ等のランプ群56,57の点灯や点滅を制御する複数種類のランプ演出制御パターンと、スピーカ55を鳴動させる為の複数種類のスピーカ演出制御パターンが予め格納されている。演出パターン決定手段93は、受信した変動パターン指定コマンドに対応するランプ演出制御パターンやスピーカ演出制御パターンを選択する。
但し、これらランプ演出制御パターンやスピーカ演出制御パターンに、複数の選択肢が設けられている場合には、乱数発生手段94で発生した所定数の制御乱数のうちの1つを抽出し、この抽出した制御乱数に基づいて1つの選択肢を決定する。点灯制御手段95は、演出パターン決定手段93で決定したランプ演出制御パターンに基づく点灯駆動信号を出力することで、ランプ群56,57を個別に点灯/点滅点制御するのに加えて、普通図柄作動保留ランプ26及び特別図柄作動保留ランプ27を点灯制御する。音声発生制御手段96は、演出パターン決定手段93で決定したスピーカ演出制御パターンに基づく駆動信号に基づいてスピーカ55を鳴動させる。
次に、図柄制御基板46のROM46bに予め格納した制御プログラムにより、図柄制御手段100として達成される種々の機能について、図9の機能ブロック図により説明する。
図柄制御基板46上に構成された図柄制御手段100は、コマンド送受信手段101と、変動パターン記憶手段102と、変動パター決定手段103と、乱数発生手段104と、演出表示データ記憶部105と、演出制御手段106と、表示装置制御手段107と、液晶ドライバ108等を備えている。
コマンド送受信手段101は、音声ランプ制御手段90のコマンド送受信手段91から変動パターン指定コマンドや図柄指定コマンドを受信するとともに、このコマンド送受信手段91に対して、種々の制御コマンドを送信可能になっている。変動パターン記憶手段102には、普通図柄や特別図柄に関して、複数の変動パターン指定コマンドの各々に変動内容(変動時間を含む)を対応づけた図柄変動に関する変動パターン情報が記憶されている。
変動パターン決定手段103は、変動パターン指定コマンドに対応する変動パターン情報を選択するとともに、この変動パターン情報に、複数の選択肢が設けられている場合には、乱数発生手段104で発生した所定数の制御乱数のうちの1つを抽出し、この抽出した制御乱数に基づいて1つの選択肢を決定する。演出表示データ記憶部105には、変動パターン毎に大当たりや小当たり、更にはリーチを予告演出する等の各種の演出用表示データ、後述する本願特有の演出であって、利益状態を蓄積する場合、蓄積した利益状態を解除する場合にも演出するキャラクタ等の各種の演出表示データを記憶している。
演出制御手段106は、主制御手段60から受けた変動パターンに基づいて演出制御する一方、後述するように、利益状態を蓄積するに際しての演出制御、蓄積した利益状態を解除するに際しての演出制御を司る。表示装置制御手段107は、変動パターン決定手段103から受けた図柄変動に関する種々の図柄表示信号を液晶ドライバ108に送信出力する。
液晶ディスプレイ21上に構成された表示手段110(これが演出手段に相当する)のうちの特別図柄表示手段111(これが第1表示手段に相当する)の表示部21a〜21cにおいて特別図柄が変動表示され、表示手段110のうちの普通図柄表示手段112(これが第2表示手段に相当する)の表示部21d,21eにおいて普通図柄が変動表示される。それ故、液晶ディスプレイ21は、3つの特別図柄を変動表示する特別図柄表示手段111と、2つの普通図柄を変動表示する普通図柄表示手段112との両方の表示機能を実現させる表示手段100であるとともに、種々の演出をカラー画像により効果的に演出することができる。
特別図柄表示手段111においては、特別図柄の変動が停止する場合、判定手段64の判定結果に基づいて、表示部21a〜21cには、大当たり図柄態様、リーチ図柄態様、外れ図柄態様の何れかの図柄態様で停止する。更に、表示手段110の略全体に亙って、図柄背景を伴う演出表示等の各種の演出表示が行われる。そのため、表示手段110が演出手段に相当する。
図9に示すように、払出し制御基板51上に構成された払出し制御手段115は、コマンド送受信手段116と、払出し/球貸し制御手段117等からなっており、コマンド送受信手段116を介して主制御手段60から受けた払出し指令コマンドに基づいて、払出し/球貸し制御手段117により払出し/球貸し機構41に対して遊技球の払出しを指令する。
ここで、払出し/球貸し制御手段117は、外部インターフェース制御基板52上に構成された外部インターフェース制御手段120から払出しに関するエラーを何ら受信していない場合には、発射許可信号を、発射制御基板53上に構成された発射制御手段121に送信するため、遊技者が操作ハンドル11を操作した場合に発射モータ13が発射制御手段121により駆動され、遊技球の発射が可能になっている。
次に、利益状態蓄積手段66について、図10に基づいて詳細に説明する。
利益状態蓄積手段66は、前述した当たり状態を蓄積する当たり蓄積手段130と、前述した確率変動的状態を蓄積する確率変動的蓄積手段131と、前述した図柄時短状態を蓄積する変動時間短縮蓄積手段132の何れか1つ、又はこれらの幾つかを組合せて有するものである。ここで、図において、「AND」は組合せて有することを意味し、「OR」は何れか1つを有すことを意味する。
このように、特別図柄始動手段24と、この特別図柄始動手段24に遊技球が入賞したことに基づいて特別図柄を変動させて停止させるように表示する特別図柄表示手段111と、この特別図柄表示手段111で表示された変動後の特別停止図柄が特定図柄態様(第1特定図柄態様)になった場合に遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生手段76とを備えた弾球遊技機2において、特別図柄始動手段24に遊技球が入賞したことを条件に利益状態を発生させるか否か抽選する抽選手段85と、抽選手段85の抽選結果に基づいて利益状態を発生させる場合に、利益状態発生手段76により利益状態を直ちに発生させずに一時的に蓄積する利益状態蓄積手段66とを備えたので、抽選手段85の抽選結果に基づいて利益状態を発生させる場合、その利益状態を利益状態発生手段76により直ちに発生させずに、利益状態蓄積手段66により一時的に蓄積して、遅れて発生させるようにするため、従来のオーソドックスな遊技と異なり、遊技の単調さを解消して、遊技の興趣性を高め、遊技者の期待感を増大させることができる。
更に、このように、開閉可能な大入賞口手段25を設け、利益状態発生手段76は、大入賞口手段25を開放させる当たり状態を発生させる当たり発生手段77を有し、利益状態蓄積手段66は、その当たり状態を蓄積する当たり蓄積手段130を有するので、当たり状態を直ぐに発生させることなく、確実に一時的に蓄積することができる。
また、利益状態発生手段76は、抽選手段85の抽選回数と抽選確率の少なくとも一方において有利にする確率変動的状態を発生させる確率変動的手段78を有し、利益状態蓄積手段66は、その確率変動的状態を蓄積する確率変動的蓄積手段131を有するので、確率変動的状態を直ぐに発生させることなく、確実に一時的に蓄積することができる。
また、利益状態発生手段76は、特別図柄又はその他の図柄である普通図柄の変動時間を通常よりも短縮させる図柄時短状態を発生させる変動時間短縮手段79を有し、利益状態蓄積手段66は、図柄時短状態を蓄積する変動時間短縮蓄積手段132を有するので、図柄時短状態を直ぐに発生させることなく、確実に一時的に蓄積することができる。
当たり蓄積手段130は、大当たり蓄積手段140と、小当たり蓄積手段160の何れか1つ、又はこれらを組合せて有する。
このように、当たり発生手段77は、大入賞口手段25を所定の規則に則して開閉する大当たり状態を発生させる大当たり発生手段77aを有し、当たり蓄積手段130は、その大当たり状態を蓄積する大当たり蓄積手段140を有するので、大当たり状態を直ぐに発生させることなく、確実に一時的に蓄積することができる。
また、当たり発生手段77は、大当たり状態よりも利益状態の程度が小さくなるように大入賞口手段25を大当たり状態よりも少ない回数だけ所定の規則に則して開閉する小当たり状態を発生させる小当たり発生手段77bを有し、当たり蓄積手段130は、小当たり状態を蓄積する小当たり蓄積手段160を有するので、小当たり状態を直ぐに発生させることなく、確実に一時的に蓄積することができる。
大当たり蓄積手段140(図11〜図20参照)。
大当たり蓄積手段140は、大当たり状態を蓄積するものであり、図11に示すように、大当たり状態を無条件に蓄積する無条件蓄積手段141と、大当たり状態を条件付で蓄積する条件付蓄積手段142の何れか1つを有する。
このように、大当たり蓄積手段140が大当たり状態を無条件に蓄積する無条件蓄積手段141を有する場合には、無条件蓄積手段141により、大当たり状態を直ぐに発生させることなく無条件で確実に蓄積することができる。また、大当たり蓄積手段140が大当たり状態を条件付で蓄積する条件付蓄積手段142を有する場合には、条件付蓄積手段142により、大当たり状態を直ぐに発生させることなく条件付で確実に蓄積することができる。
無条件蓄積手段141
無条件蓄積手段141は、図12に示すように、無条件蓄積手段141Aaと無条件蓄積手段141Abの何れか1つで構成されている。
無条件蓄積手段141Aa
無条件蓄積手段141Aaは、大当たり状態を蓄積する際の蓄積順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段143と、蓄積制御手段145等を有している。このように、無条件蓄積手段141Aaが大当たり状態を蓄積する際の蓄積順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段143を有するので、蓄積順序変更手段143により、大当たり状態を蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができる。
無条件蓄積手段141Ab
無条件蓄積手段141Abは、大当たり状態を蓄積する際の蓄積順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段144と、蓄積制御手段145等を有している。このように、無条件蓄積手段141Abが大当たり状態を蓄積する際の蓄積順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段144を有するので、蓄積順序無変更手段144により、大当たり状態を蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに蓄積することができる。
無条件蓄積手段141Abにおいて、例えば、利益状態蓄積メモリに先頭側から、開放延長フラグ、小当たりフラグ、特別図柄時短フラグ、確率変動フラグが順次蓄積されている場合に、図21に示すように、蓄積順序無変更手段144により今回の大当たり状態のための大当たりフラグの蓄積順序(蓄積順位)を変更せずに、末尾側(蓄積順序5)に蓄積するようにしてもよい。又は、無条件蓄積手段141Aaにおいて、図22に示すように、蓄積順序変更手段143により今回の大当たり状態のための大当たりフラグを、先頭側(蓄積順序1)に移動させて蓄積したり、末尾側以外の任意の位置(蓄積順位)にランダムに蓄積するようにしてもよい。
このように、内部抽選により大当たりが発生するような場合に、その大当たり状態が一時的に無条件で蓄積される場合、前述したように、図柄変動後の停止図柄は、大当たり図柄に代えて、図柄差換え手段73により差換えられた外れ図柄で停止するため、今回の図柄変動後の変動停止により、大当たり状態が直ぐに発生することはない。
次に、条件付蓄積手段142は、図13〜図20に示す8種類のうちの何れか1つの条件付蓄積手段142A〜142Hで構成され、これら条件付蓄積手段142A〜142Hについて、順次説明する。但し、条件付蓄積手段142A〜142Hの各々は、大当たり状態を蓄積する際の蓄積順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段143と、大当たり状態を蓄積する際の蓄積順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段144との何れか一方を含んでいる。
このように、条件付蓄積手段142は、大当たり状態を蓄積する際の順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段143を有するので、この蓄積順序変更手段143により、大当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができる。また、条件付蓄積手段142は、大当たり状態を蓄積する際の順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段144を有するので、この蓄積順序無変更手段144により、大当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに蓄積することができる。
このように、内部抽選により大当たりが発生するような場合に、その大当たり状態が一時的に条件付で蓄積される場合にも同様に、前述したように、図柄変動後の停止図柄は、大当たり図柄に代えて、図柄差換え手段73により差換えられた外れ図柄で停止するため、今回の図柄変動後の変動停止により、大当たり状態が直ぐに発生することはない。
最初の条件付蓄積手段142Aは、図13に示すように、条件付蓄積手段142Aaと、条件付蓄積手段142Abの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段142Aaは、大当たり状態を蓄積するか否かを抽選する蓄積抽選手段146(蓄積要否判定手段に相当する)と、前述した蓄積順序変更手段143及び蓄積制御手段145等を有している。条件付蓄積手段142Abは、その蓄積抽選手段146と、前述した蓄積順序無変更手段144及び蓄積制御手段145等を有している。
例えば、図23に示すように、蓄積抽選手段146には、多数の蓄積用当選数値が「1〜15」、「30〜45」、・・・「270〜285」のように複数の当選数値グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの当選数値グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
抽選手段85による抽選で当選した場合(大当たり状態を発生させる時点)に、「0〜299」のうちの任意の1つの数値が抽出され、その特定された抽出値が当選数値テーブルの何れかの当選数値に合致した場合に限って、今回の大当たり状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。但し、大当たり状態を発生させるに際して抽選された抽選値が、有効化されている当選数値グループの何れの当選数値にも合致しない場合には、今回の大当たり状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、当たり発生手段77により直ぐに発生する。
このように、条件付蓄積手段142Aaが蓄積抽選手段146と、大当たり状態を蓄積する際の順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段143を有する場合には、大当たり状態を蓄積するか否かを、蓄積抽選手段146により抽選条件を判定して決定することができ、しかも大当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段142Abが蓄積抽選手段146と、大当たり状態を蓄積する際の蓄積順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段144を有する場合には、大当たり状態を蓄積するか否かを、蓄積抽選手段146により抽選条件を判定して決定することができ、しかも大当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに大当たり状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次の条件付蓄積手段142Bは、図14に示すように、条件付蓄積手段142Baと、条件付蓄積手段142Bbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段142Baは、パチンコ機2外から入力された信号が大当たり状態の蓄積を行う信号であるか否かを判定する外部信号判定手段147(蓄積要否判定手段に相当する)と、前述した蓄積順序変更手段143及び蓄積制御手段145等を有している。条件付蓄積手段142Bbは、その外部信号判定手段147と、前述した蓄積順序無変更手段144及び蓄積制御手段145等を有している。
この場合、パチンコ機2外から入力される信号が、例えば、ホール側に設けた島コンピュータからの蓄積指令信号であって、島コンピュータから不定期的に蓄積指令信号が入力される場合に限って、大当たり状態を蓄積するようにしてもよい。また、ホール内に蓄積指令装置を別途設置し、この蓄積指令装置から入力される蓄積指令信号により、パチンコ機2毎に異なるタイミングで大当たり状態を蓄積させるように構成してもよい。
このように、条件付蓄積手段142Baは、パチンコ機2外から入力された信号が、大当たり状態の蓄積を行う信号であるか否かを判定する外部信号判定手段147と蓄積順序変更手段143を有する場合には、大当たり状態を蓄積するか否かを、外部信号判定手段147によりパチンコ機2外から入力される蓄積信号条件を判定して決定することができ、しかも大当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段142Bbが、外部信号判定手段147と蓄積順序無変更手段144を有する場合には、大当たり状態を蓄積するか否かを、外部信号判定手段147によりパチンコ機2外から入力される蓄積信号条件を判定して決定することができ、しかも大当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに大当たり状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段142Cは、図15に示すように、条件付蓄積手段142Caと、条件付蓄積手段142Cbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段142Caは、発射球数計数手段71で計数された発射球数が、大当たり状態の蓄積を行う発射球数であるか否かを判定する発射球数判定手段148(蓄積要否判定手段に相当する)と、前述した蓄積順序変更手段143及び蓄積制御手段145等を有している。条件付蓄積手段142Cbは、その発射球数判定手段148と、前述した蓄積順序無変更手段144及び蓄積制御手段145等を有している。
例えば、図24(a)に示すように、発射球数判定手段148には、電源投入時からの蓄積用発射球数が「200 〜220 」、「400 〜420 」、・・・のように、複数の発射球数グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの発射球数グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
遊技者によるゲームが開始されて、遊技者が発射した遊技球の発射球数が増加し、抽選手段85による抽選で当選した場合(大当たりを発生させる時点)に、発射球数計数手段71による現在の発射球数の計数値が、有効化されている発射球数グループの何れかの蓄積用発射球数に合致した場合に限って、今回の大当たり状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(大当たり状態を発生させる時点)に、現在の発射球数が、有効化されている発射球数グループの何れの発射球数にも合致しない場合には、今回の大当たり状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、当たり発生手段77により直ぐに発生する。ここで、図24(b)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85で当選した場合(大当たり状態を発生させる時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの発射球数グループ「200 〜220 」、「400 〜420 」、・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図24に示すテーブル化された蓄積用発射球数は、前回の大当たり終了時からの発射球数であってもよい。この場合のテーブル化された発射球数は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、遊技球の発射球数を計数する発射球数計数手段71を備え、条件付蓄積手段142Caは、発射球数計数手段71で計数された発射球数が、大当たり状態の蓄積を行う発射球数であるか否かを判定する発射球数判定手段148と蓄積順序変更手段143を有する場合には、大当たり状態を蓄積するか否かを、発射球数判定手段148により発射球数条件を判定して決定することができ、しかも大当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段142Cbが、その発射球数判定手段148と蓄積順序無変更手段144を有する場合には、大当たり状態を蓄積するか否かを、発射球数判定手段148により発射球数条件を判定して決定することができ、しかも大当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに大当たり状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段142Dは、図16に示すように、条件付蓄積手段142Daと、条件付蓄積手段142Dbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段142Daは、蓄積数計数手段69で計数された蓄積数が大当たり状態の蓄積を行う蓄積数であるか否かを判定する蓄積数判定手段149(蓄積要否判定手段に相当する)と、前述した蓄積順序変更手段143及び蓄積制御手段145等を有している。条件付蓄積手段142Dbは、その蓄積数判定手段149と、前述した蓄積順序無変更手段144及び蓄積制御手段145等を有している。
例えば、蓄積数判定手段149には、蓄積用蓄積数として、図25(a)に示すように、メーカ側で「4以下」がメーカ側で設定されている。遊技者によるゲームが開始されて、発生していない利益状態が順次、利益状態蓄積手段66に蓄積され、大当たりを発生させる時点で、蓄積数計数手段69による現在の蓄積数が、設定されている「4以下」の場合に限って、今回の大当たり状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(大当たり状態を発生させる時点)に、利益状態蓄積手段66における現在の大当たり状態の蓄積数が5以上の場合には、今回の大当たり状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、当たり発生手段77により直ぐに発生する。ここで、図25(b)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85による抽選で当選した場合(大当たりを発生させる時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの蓄積用蓄積数「1〜1」、「2〜3」、「4以下」・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、現在の利益状態の蓄積数を計数する蓄積数計数手段69を備え、条件付蓄積手段142Caは、蓄積数計数手段69で計数された蓄積数が、大当たり状態の蓄積を行う蓄積数であるか否かを判定する蓄積数判定手段149と蓄積順序変更手段143を有する場合には、大当たり状態を蓄積するか否かを、蓄積数判定手段149により蓄積数条件を判定して決定することができ、しかも大当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段142Cbが、その蓄積数判定手段149と蓄積順序無変更手段144を有する場合には、大当たり状態を蓄積するか否かを、蓄積数判定手段149により蓄積数条件を判定して決定することができ、しかも大当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに大当たり状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段142Eは、図17に示すように、条件付蓄積手段142Eaと、条件付蓄積手段142Ebの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段142Eaは、経過時間計時手段70で計時された経過時間が、大当たり状態の蓄積を行う経過時間であるか否かを判定する経過時間判定手段150(蓄積要否判定手段に相当する)と、前述した蓄積順序変更手段143及び蓄積制御手段145等を有している。条件付蓄積手段142Ebは、その経過時間判定手段150と、前述した蓄積順序無変更手段144及び蓄積制御手段145等を有している。
例えば、図26(a)に示すように、経過時間判定手段150には、電源投入時からの蓄積用経過時間が「60〜90」、「120 〜150 」、「180 〜210 」・・・のように複数の経過時間グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの経過時間グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。遊技者によるゲームが開始されて、遊技の経過時間が増加し、抽選手段85による抽選で当選した場合(大当たり状態を発生させる時点)に、経過時間計時手段70による現在の経過時間が、有効化されている経過時間グループの何れかの蓄積用経過時間に合致した場合に限って、今回の大当たり状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(大当たり状態を発生させる時点)に、現在の経過時間が、有効化されている経過時間グループの何れの経過時間にも合致しない場合には、今回の大当たり状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、当たり発生手段77により直ぐに発生する。ここで、図26(b)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85による抽選で当選した場合(大当たり状態を発生させる時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの経過時間グループ「60〜90」、「120 〜150 」・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図26に示すテーブル化された蓄積用経過時間は、前回の大当たり終了時からの経過時間であってもよい。この場合のテーブル化された経過時間は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、経過時間を計時する経過時間計時手段70を備え、条件付蓄積手段142Eaは、経過時間計時手段70で計時された経過時間が、大当たり状態の蓄積を行う経過時間であるか否かを判定する経過時間判定手段150と蓄積順序変更手段143を有する場合には、大当たり状態を蓄積するか否かを、経過時間判定手段150により経過時間条件を判定して決定することができ、しかも大当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段142Ebが、その経過時間判定手段150と蓄積順序無変更手段144を有する場合には、大当たり状態を蓄積するか否かを、経過時間判定手段150により経過時間条件を判定して決定することができ、しかも大当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに大当たり状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段142Fは、図18に示すように、条件付蓄積手段142Faと、条件付蓄積手段142Fbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段142Faは、図柄乱数抽選手段86で抽出された図柄乱数値が、大当たり状態の蓄積を行う図柄乱数値であるか否かを判定する図柄乱数判定手段151(蓄積要否判定手段に相当する)と、前述した蓄積順序変更手段143及び蓄積制御手段145等を有している。条件付蓄積手段142Fbは、その図柄乱数判定手段151と、前述した蓄積順序無変更手段144及び蓄積制御手段145等を有している。
例えば、図柄乱数判定手段151には、蓄積用図柄乱数として、図27(a)に示すように、「偶数の図柄乱数値」がメーカ側で設定されている。遊技者によるゲームが開始されて、抽選手段85による抽選で当選した場合(大当たり状態を発生させる場合)の図柄態様の図柄乱数値が、設定されている「偶数の図柄乱数値」の場合に限って、今回の大当たり状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(大当たりを発生させる時点)に、図柄乱数が奇数の場合には、今回の大当たり状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、当たり発生手段77により直ぐに発生する。ここで、図27(b)に示すように、蓄積用図柄乱数値として、「偶数の図柄乱数値のうちの「3」の倍数」に制限するようにしたり、図27(c)に示すように、蓄積用図柄乱数値として、「奇数の図柄乱数値」を設定するようにしたり、或いは、図27(d)に示すように、蓄積用図柄乱数値として、「奇数の図柄乱数値のうちの「3」又は「5」の倍数」に制限するようにしてもよい。
更に、図27(e)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85による抽選で当選した場合(大当たり状態を発生させる時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの蓄積用図柄乱数値「偶数の図柄乱数値」、「奇数の図柄乱数値」、「偶数の図柄乱数値のうちの「3」の倍数」・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。ところで、図27(a)〜(d)に示す図柄乱数値は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により、又は遊技者が任意の1つを択一的に有効化できるようにしてもよい。
このように、特別図柄始動手段24に遊技球が入賞することに基づいて、特別図柄表示手段111で表示される変動後の特別図柄態様を決定する為に乱数抽選を行う図柄乱数抽選手段86を備え、条件付蓄積手段142Faは、図柄乱数抽選手段86で抽出された図柄乱数値が、大当たり状態の蓄積を行う図柄乱数であるか否かを判定する図柄乱数判定手段151と蓄積順序変更手段143を有する場合には、大当たり状態を蓄積するか否かを、図柄乱数判定手段151により図柄乱数条件を判定して決定することができ、しかも大当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段142Fbが、その図柄乱数判定手段151と蓄積順序無変更手段144を有する場合には、大当たり状態を蓄積するか否かを、図柄乱数判定手段151により図柄乱数条件を判定して決定することができ、しかも大当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに大当たり状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段142Gは、図19に示すように、条件付蓄積手段142Gaと、条件付蓄積手段142Gbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段142Gaは、変動回数計数手段72で計数された変動回数が、大当たり状態の蓄積を行う変動回数であるか否かを判定する変動回数判定手段152(蓄積要否判定手段に相当する)と、前述した蓄積順序変更手段143及び蓄積制御手段145等を有している。条件付蓄積手段142Gbは、その変動回数判定手段152と、前述した蓄積順序無変更手段144及び蓄積制御手段145等を有している。
例えば、図28(a)に示すように、変動回数判定手段152には、電源投入時からの蓄積用変動回数が「50〜55」、「150 〜160 」、・・・のように、複数の変動回数グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの変動回数グループを、メーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
遊技者によるゲームが開始され、遊技球が特別図柄始動手段24に入賞することで特別図柄が変動し、変動回数計数手段72の変動回数が増加し、抽選手段85による抽選で当選した場合(大当たりを発生させる時点)に、変動回数計数手段72による現在の変動回数の計数値が、設定されている変動回数グループの何れかの変動回数に合致した場合に限って、今回の大当たり状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(大当たりを発生させる時点)に、現在の変動回数が、有効化されている変動回数グループの何れの変動回数にも合致しない場合には、今回の大当たり状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、当たり発生手段77により直ぐに発生する。ここで、図28(b)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85による抽選で当選した場合(大当たり状態が発生した時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの変動回数グループ「50〜55」、「150 〜160 」、・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図28に示すテーブル化された蓄積用変動回数は、前回の大当たり終了時からの変動回数であってもよい。この場合のテーブル化された変動回数は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。更に、図28に示すテーブル化された蓄積用変動回数は、「2,2,2」、「7,7,7」等の予め設定された図柄態様による大当たり終了時からの変動回数であってもよい。この場合のテーブル化された変動回数は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、特別図柄の変動回数を計数する変動回数計数手段72を備え、条件付蓄積手段142Gaは、変動回数計数手段72で計数された変動回数が、大当たり状態の蓄積を行う変動回数であるか否かを判定する変動回数判定手段152と、蓄積順序変更手段143を有する場合には、大当たり状態を蓄積するか否かを、変動回数判定手段152により第1図柄の変動回数条件を判定して決定することができ、しかも大当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段142Gbが、変動回数判定手段152と蓄積順序無変更手段144を有する場合には、大当たり状態を蓄積するか否かを、変動回数判定手段152により第1図柄の変動回数条件を判定して決定することができ、しかも大当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに大当たり状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段142Hは、図20に示すように、条件付蓄積手段142Haと、条件付蓄積手段142Hbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段142Haは、図柄態様記憶手段75に記憶されている何れかの図柄態様が大当たり状態の蓄積を行う図柄態様であるか否かを判定する図柄態様判定手段153(蓄積要否判定手段に相当する)と、前述した蓄積順序変更手段143及び蓄積制御手145等を有している。条件付蓄積手段142Hbは、その図柄態様判定手段153と、前述した蓄積順序無変更手段144及び蓄積制御手段145等を有している。
例えば、図柄態様判定手段153には、蓄積用大当たり図柄態様として、図29に示すように、「1,1,1 」、「3,3,3 」、「5,5,5 」、「7,7,7 」、「9,9,9 」がメーカ側で設定されている。ここで、図柄態様記憶手段75には、過去に大当たり状態が発生した際の大当たり図柄態様が順々に記憶されている。
そこで、遊技者によるゲームが開始されて、抽選手段85による抽選で当選した場合(今回の大当たり状態を発生させる場合)に、図柄態様記憶手段75に記憶されている前回、又は前々回又は3回以上前の大当たり図柄態様が、図29に示す蓄積用大当たり図柄態様の何れかと合致する場合に限って、今回の大当たり状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(大当たり状態を発生させる場合)でも、前回、又は前々回又は3回以上前の大当たり図柄態様が蓄積用大当たり図柄態様の何れにも合致しない場合には、今回の大当たり状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、当たり発生手段77により直ぐに発生する。ここで、図29に示す蓄積用大当たり図柄態様を、図柄態様記憶手段75に記憶している複数の図柄態様のうち、最も種類の多い図柄態様に変更しながら設定するようにしてもよい。
このように、特別図柄の特定図柄態様は複数種類の図柄態様を含み、過去に大当たり状態が発生した際の図柄態様を記憶する図柄態様記憶手段75を備え、条件付蓄積手段142Caは、図柄態様記憶手段75に記憶されている何れかの図柄態様が、大当たり状態の蓄積を行う図柄態様であるか否か判定する図柄態様判定手段153と、蓄積順序変更手段143を有する場合には、大当たり状態を蓄積するか否かを、図柄態様判定手段153により図柄態様記憶手段75に記憶されている図柄態様に基づいて、図柄態様条件を判定して決定することができ、しかも大当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段142Cbが、その図柄態様判定手段153と蓄積順序無変更手段144を有する場合には、大当たり状態を蓄積するか否かを、図柄態様判定手段153により図柄態様記憶手段75に記憶されている図柄態様に基づいて、図柄態様条件を判定して決定することができ、しかも大当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに大当たり状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
小当たり蓄積手段160(図30〜図39参照)。
小当たり蓄積手段160は、小当たり状態を蓄積するものであり、図30に示すように、小当たり状態を無条件に蓄積する無条件蓄積手段161と、小当たり状態を条件付で蓄積する条件付蓄積手段162の何れか1つを有する。
このように、小当たり蓄積手段160が小当たり状態を無条件に蓄積する無条件蓄積手段161を有する場合には、無条件蓄積手段161により、小当たり状態を直ぐに発生させることなく無条件で確実に蓄積することができる。また、小当たり蓄積手段160が小当たり状態を条件付で蓄積する条件付蓄積手段162を有する場合には、条件付蓄積手段162により、小当たり状態を直ぐに発生させることなく条件付で確実に蓄積することができる。
無条件蓄積手段161
無条件蓄積手段161は、図31に示すように、無条件蓄積手段161Aaと無条件蓄積手段161Abの何れか1つで構成されている。
無条件蓄積手段161Aa
無条件蓄積手段161Aaは、小当たり状態を蓄積する際の蓄積順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段163と、蓄積制御手段165等を有している。このように、無条件蓄積手段161Aaが小当たり状態を蓄積する際の蓄積順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段163を有するので、蓄積順序変更手段163により、小当たり状態を蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができる。
無条件蓄積手段161Ab
無条件蓄積手段161Abは、小当たり状態を蓄積する際の蓄積順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段164と、蓄積制御手段165等を有している。このように、無条件蓄積手段161Abが小当たり状態を蓄積する際の蓄積順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段164を有するので、蓄積順序無変更手段164により、小当たり状態を蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに蓄積することができる。
無条件蓄積手段161Abにおいて、例えば、利益状態蓄積メモリに先頭側から、開放延長フラグ、大当たりフラグ、特別図柄時短フラグ、確率変動フラグが順次蓄積されている場合に、図40に示すように、蓄積順序無変更手段164により今回の小当たり状態のための小当たりフラグを蓄積順序を変更せずに、末尾側(蓄積順序5)に蓄積するようにしてもよい。又は、無条件蓄積手段161Aaは、図41に示すように、蓄積順序変更手段163により今回の小当たり状態のための小当たりフラグを、先頭側(蓄積順序1)に移動させて蓄積したり、或いは末尾側以外の任意の位置にランダムに蓄積するようにしてもよい。
次に、条件付蓄積手段162は、図32〜図39に示す8種類のうちの何れか1つの条件付蓄積手段162A〜162Hで構成され、条件付蓄積手段162A〜162Hについて、順次説明する。但し、条件付蓄積手段162A〜162Hの各々は、小当たり状態を蓄積する際の蓄積順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段163と、小当たり状態を蓄積する際の蓄積順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段164との何れか一方を含んでいる。
このように、条件付蓄積手段162は、小当たり状態を蓄積する際の順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段163を有するので、蓄積順序変更手段163により、小当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができる。また、条件付蓄積手段162は、小当たり状態を蓄積する際の順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段164を有するので、蓄積順序無変更手段164により、小当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに蓄積することができる。
最初の条件付蓄積手段162Aは、図32に示すように、条件付蓄積手段162Aaと、条件付蓄積手段162Abの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段162Aaは、小当たり状態を蓄積するか否かを抽選する蓄積抽選手段166と、前述した蓄積順序変更手段163及び蓄積制御手段165等を有している。条件付蓄積手段162Abは、その蓄積抽選手段166と、前述した蓄積順序無変更手段164及び蓄積制御手段165等を有している。
例えば、図23に示すように、蓄積抽選手段166には、多数の蓄積用当選数値が「1〜15」、「30〜45」、・・・「270〜285」のように複数の当選数値グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの当選数値グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
抽選手段85による抽選で当選した場合(小当たり状態を発生させる時点)に、「0〜299」のうちの任意の1つの数値が抽出され、その特定された抽出値が当選数値テーブルの何れかの当選数値に合致した場合に限って、今回の小当たり状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(小当たり状態を発生させる場合に)に、抽選された抽選値が、有効化されている当選数値グループの何れの当選数値にも合致しない場合には、今回の小当たり状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、当たり発生手段77により直ぐに発生する。
このように、条件付蓄積手段162Aaが蓄積抽選手段166と、小当たり状態を蓄積する際の順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段163を有する場合には、小当たり状態を蓄積するか否かを、蓄積抽選手段166により抽選条件を判定して決定することができ、しかも小当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段162Abが蓄積抽選手段166と、小当たり状態を蓄積する際の蓄積順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段164を有する場合には、小当たり状態を蓄積するか否かを、蓄積抽選手段166により抽選条件を判定して決定することができ、しかも小当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに小当たり状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次の条件付蓄積手段162Bは、図33に示すように、条件付蓄積手段162Baと、条件付蓄積手段162Bbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段162Baは、弾球遊技機2外から入力された信号が小当たり状態の蓄積を行う信号であるか否かを判定する外部信号判定手段167と、前述した蓄積順序変更手段163及び蓄積制御手段165等を有している。条件付蓄積手段162Bbは、その外部信号判定手段147と、前述した蓄積順序無変更手段164及び蓄積制御手段165等を有している。
この場合、弾球遊技機2外から入力される信号が、例えば、ホール側に設けた島コンピュータからの蓄積指令信号であって、島コンピュータから不定期的に蓄積指令信号が入力される場合に限って、小当たり状態を蓄積するようにしてもよい。また、ホール内に蓄積指令装置を別途設置し、この蓄積指令装置から入力される蓄積指令信号により、パチンコ機2毎に異なるタイミングで小当たり状態を蓄積させるように構成してもよい。
このように、条件付蓄積手段162Baは、弾球遊技機外から入力された信号が、小当たり状態の蓄積を行う信号であるか否かを判定する外部信号判定手段167と蓄積順序変更手段163を有する場合には、小当たり状態を蓄積するか否かを、外部信号判定手段167によりパチンコ機2外から入力される蓄積信号条件を判定して決定することができ、しかも小当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段162Bbは、その外部信号判定手段167と蓄積順序無変更手段164を有する場合には、小当たり状態を蓄積するか否かを、外部信号判定手段167によりパチンコ機2外から入力される蓄積信号条件を判定して決定することができ、しかも小当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに小当たり状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段162Cは、図34に示すように、条件付蓄積手段162Caと、条件付蓄積手段162Cbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段162Caは、発射球数計数手段71で計数された発射球数が、小当たり状態の蓄積を行う発射球数であるか否かを判定する発射球数判定手段168と、前述した蓄積順序変更手段163及び蓄積制御手段165等を有している。条件付蓄積手段162Cbは、その発射球数判定手段168と、前述した蓄積順序無変更手段164及び蓄積制御手段165等を有している。
例えば、図24(a)に示すように、発射球数判定手段168には、電源投入時からの蓄積用発射球数が「200 〜220 」、「400 〜420 」、・・・のように、複数の発射球数グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの発射球数グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
遊技者によるゲームが開始されて、遊技者が発射した遊技球の発射球数が増加し、抽選手段85による抽選で当選した場合(小当たり状態を発生させる時点)に、発射球数計数手段71による現在の発射球数の計数値が、設定されている発射球数グループの何れかの蓄積用発射球数に合致した場合に限って、今回の小当たり状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(小当たり状態を発生させる時点)に、現在の発射球数が、有効化されている発射球数グループの何れの発射球数にも合致しない場合には、今回の小当たり状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、当たり発生手段77により直ぐに発生する。ここで、図24(b)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85による抽選で当選した場合(小当たり状態を発生させる時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの発射球数グループ「200 〜220 」、「400 〜420 」、・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図24に示すテーブル化された蓄積用発射球数は、前回の大当たり終了時からの発射球数であってもよい。この場合のテーブル化された発射球数は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、遊技球の発射球数を計数する発射球数計数手段71を備え、条件付蓄積手段162Caは、発射球数計数手段71で計数された発射球数が、小当たり状態の蓄積を行う発射球数であるか否かを判定する発射球数判定手段168と蓄積順序変更手段163を有する場合には、小当たり状態を蓄積するか否かを、発射球数判定手段168により発射球数条件を判定して決定することができ、しかも小当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段162Cbが、その発射球数判定手段168と蓄積順序無変更手段164を有する場合には、小当たり状態を蓄積するか否かを、発射球数判定手段168により発射球数条件を判定して決定することができ、しかも小当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに小当たり状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段162Dは、図35に示すように、条件付蓄積手段162Daと、条件付蓄積手段162Dbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段162Daは、蓄積数計数手段69で計数された蓄積数が小当たり状態の蓄積を行う蓄積数であるか否かを判定する蓄積数判定手段169と、前述した蓄積順序変更手段163及び蓄積制御手段165等を有している。条件付蓄積手段162Dbは、その蓄積数判定手段169と、前述した蓄積順序無変更手段164及び蓄積制御手段165等を有している。
例えば、蓄積数判定手段169には、蓄積用蓄積数として、図25(a)に示すように、メーカ側で「4以下」がメーカ側で設定されている。遊技者によるゲームが開始されて、発生していない利益状態が順次、利益状態蓄積手段66に蓄積され、抽選手段85による抽選で当選した場合(小当たり状態を発生させる時点)に、蓄積数計数手段69による現在の蓄積数が、設定されている「4以下」の場合に限って、今回の小当たり状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(小当たり状態を発生させる時点)に、利益状態蓄積手段66における現在の小当たり状態の蓄積数が5以上の場合には、今回の小当たり状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、当たり発生手段77により直ぐに発生する。ここで、図25(b)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85による抽選で当選した場合(小当たり状態が発生した時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの蓄積用蓄積数「1〜1」、「2〜3」、「4以下」・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、現在の利益状態の蓄積数を計数する蓄積数計数手段69を備え、条件付蓄積手段162Caは、蓄積数計数手段69で計数された蓄積数が、小当たり状態の蓄積を行う蓄積数であるか否かを判定する蓄積数判定手段169と蓄積順序変更手段163を有する場合には、小当たり状態を蓄積するか否かを、蓄積数判定手段169により蓄積数条件を判定して決定することができ、しかも小当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段162Cbが、その蓄積数判定手段169と蓄積順序無変更手段164を有する場合には、小当たり状態を蓄積するか否かを、蓄積数判定手段169により蓄積数条件を判定して決定することができ、しかも小当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに小当たり状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段162Eは、図36に示すように、条件付蓄積手段162Eaと、条件付蓄積手段162Ebの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段162Eaは、経過時間計時手段70で計時された経過時間が、小当たり状態の蓄積を行う経過時間であるか否かを判定する経過時間判定手段170と、前述した蓄積順序変更手段163及び蓄積制御手段165等を有している。条件付蓄積手段162Ebは、その経過時間判定手段170と、前述した蓄積順序無変更手段164及び蓄積制御手段165等を有している。
例えば、図26(a)に示すように、経過時間判定手段170には、電源投入時からの蓄積用経過時間が「60〜90」、「120 〜150 」、「180 〜210 」・・・のように複数の経過時間グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの経過時間グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。遊技者によるゲームが開始されて、遊技の経過時間が増加し、抽選手段85による抽選で当選した場合(小当たり状態を発生させる時点)に、経過時間計時手段70による現在の経過時間が、設定されている経過時間グループの何れかの蓄積用経過時間に合致した場合に限って、今回の小当たり状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(小当たり状態を発生させる時点)に、現在の経過時間が、有効化されている経過時間グループの何れの経過時間にも合致しない場合には、今回の小当たり状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、当たり発生手段77により直ぐに発生する。ここで、図26(b)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85による抽選で当選した場合(小当たり状態が発生した時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの経過時間グループ「60〜90」、「120 〜150 」・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図26に示すテーブル化された蓄積用経過時間は、前回の大当たり終了時からの経過時間であってもよい。この場合のテーブル化された経過時間は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、経過時間を計時する経過時間計時手段70を備え、条件付蓄積手段162Eaは、経過時間計時手段70で計時された経過時間が、小当たり状態の蓄積を行う経過時間であるか否かを判定する経過時間判定手段170と蓄積順序変更手段163を有する場合には、小当たり状態を蓄積するか否かを、経過時間判定手段170により経過時間条件を判定して決定することができ、しかも小当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段162Ebが、その経過時間判定手段170と蓄積順序無変更手段164を有する場合には、小当たり状態を蓄積するか否かを、経過時間判定手段170により経過時間条件を判定して決定することができ、しかも小当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに小当たり状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段162Fは、図37に示すように、条件付蓄積手段162Faと、条件付蓄積手段162Fbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段162Faは、図柄乱数抽選手段86で抽出された図柄乱数値が、小当たり状態の蓄積を行う図柄乱数値であるか否かを判定する図柄乱数判定手段171と、前述した蓄積順序変更手段163及び蓄積制御手段165等を有している。条件付蓄積手段162Fbは、その図柄乱数判定手段171と、前述した蓄積順序無変更手段164及び蓄積制御手段165等を有している。
例えば、図柄乱数判定手段171には、蓄積用図柄乱数として、図27(a)に示すように、「偶数の図柄乱数値」がメーカ側で設定されている。遊技者によるゲームが開始されて、抽選手段85による抽選で当選した場合(小当たり状態を発生させる場合)の図柄態様の図柄乱数値が、設定されている「偶数の図柄乱数値」の場合に限って、今回の小当たり状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(小当たり状態を発生させる時点)に、図柄乱数が奇数の場合には、今回の小当たり状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、当たり発生手段77により直ぐに発生する。ここで、図27(b)に示すように、蓄積用図柄乱数値として、「偶数の図柄乱数値のうちの「3」の倍数」に制限するようにしたり、図27(c)に示すように、蓄積用図柄乱数値として、「奇数の図柄乱数値」を設定するようにしたり、或いは、図27(d)に示すように、蓄積用図柄乱数値として、「奇数の図柄乱数値のうちの「3」又は「5」の倍数」に制限するようにしてもよい。
更に、図27(e)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85による抽選で当選した場合(小当たり状態を発生させる時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの蓄積用図柄乱数値「偶数の図柄乱数値」、「奇数の図柄乱数値」、「偶数の図柄乱数値のうちの「3」の倍数」・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。ところで、図27(a)〜(d)に示す図柄乱数値は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により、又は遊技者が任意の1つを択一的に有効化できるようにしてもよい。
このように、特別図柄始動手段24に遊技球が入賞することに基づいて、特別図柄表示手段111で表示される変動後の特別図柄態様を決定する為に乱数抽選を行う図柄乱数抽選手段86を備え、条件付蓄積手段162Faは、図柄乱数抽選手段86で抽出された図柄乱数値が、小当たり状態の蓄積を行う図柄乱数であるか否かを判定する図柄乱数判定手段171と蓄積順序変更手段163を有する場合には、小当たり状態を蓄積するか否かを、図柄乱数判定手段171により図柄乱数条件を判定して決定することができ、しかも小当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段162Fbが、その図柄乱数判定手段171と蓄積順序無変更手段164を有する場合には、小当たり状態を蓄積するか否かを、図柄乱数判定手段17により図柄乱数条件を判定して決定することができ、しかも小当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに小当たり状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段162Gは、図38に示すように、条件付蓄積手段162Gaと、条件付蓄積手段162Gbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段162Gaは、変動回数計数手段72で計数された変動回数が、小当たり状態の蓄積を行う変動回数であるか否かを判定する変動回数判定手段172と、前述した蓄積順序変更手段163及び蓄積制御手段165等を有している。条件付蓄積手段162Gbは、その変動回数判定手段172と、前述した蓄積順序無変更手段164及び蓄積制御手段165等を有している。
例えば、図28(a)に示すように、変動回数判定手段172には、電源投入時からの蓄積用変動回数が「50〜55」、「150 〜160 」、・・・のように、複数の変動回数グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの変動回数グループを、メーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。遊技者によるゲームが開始され、遊技球が特別図柄始動手段24に入賞することで特別図柄が変動し、変動回数計数手段72の変動回数が増加し、抽選手段85による抽選で当選した場合(小当たり状態を発生させる時点)に、変動回数計数手段72による現在の変動回数の計数値が、設定されている変動回数グループの何れかの変動回数に合致した場合に限って、今回の小当たり状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(小当たり状態を発生させる時点)に、現在の変動回数が、有効化されている変動回数グループの何れの変動回数にも合致しない場合には、今回の小当たり状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、当たり発生手段77により直ぐに発生する。ここで、図28(b)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85による抽選で当選した場合(小当たり状態が発生した時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの変動回数グループ「50〜55」、「150 〜160 」、・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図28に示すテーブル化された蓄積用変動回数は、前回の大当たり終了時からの変動回数であってもよい。この場合のテーブル化された変動回数は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。更に、図28に示すテーブル化された蓄積用変動回数は、「2,2,2」、「7,7,7」等の予め設定された図柄態様による大当たり終了時からの変動回数であってもよい。この場合のテーブル化された変動回数は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、特別図柄の変動回数を計数する変動回数計数手段72を備え、条件付蓄積手段162Gaは、変動回数計数手段72で計数された変動回数が、小当たり状態の蓄積を行う変動回数であるか否かを判定する変動回数判定手段172と、蓄積順序変更手段163を有する場合には、小当たり状態を蓄積するか否かを、変動回数判定手段172により特別図柄の変動回数条件を判定して決定することができ、しかも小当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段162Gbが、その変動回数判定手段172と蓄積順序無変更手段164を有する場合には、小当たり状態を蓄積するか否かを、変動回数判定手段172により特別図柄の変動回数条件を判定して決定することができ、しかも小当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を何ら変更することなく、確実に所定順序通りに小当たり状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段162Hは、図39に示すように、条件付蓄積手段162Haと、条件付蓄積手段162Hbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段162Haは、図柄態様記憶手段75に記憶されている何れかの図柄態様が小当たり状態の蓄積を行う図柄態様であるか否かを判定する図柄態様判定手段173と、前述した蓄積順序変更手段163及び蓄積制御手165等を有している。条件付蓄積手段162Hbは、その図柄態様判定手段173と、前述した蓄積順序無変更手段164及び蓄積制御手段165等を有している。
例えば、図柄態様判定手段173には、蓄積用大当たり図柄態様として、図29に示すように、「1,1,1」、「3,3,3」、「5,5,5」、「7,7,7」、「9,9,9」がメーカ側で設定されている。過去に大当たり状態が発生した際の大当たり図柄態様が図柄態様記憶手段75に順々に記憶されているため、遊技者によるゲームが開始されて、抽選手段85による抽選で当選した場合(今回の小当たり状態を発生させる場合)に、図柄態様記憶手段75に記憶されている前回、又は前々回又は3回以上前の大当たり図柄態様が、図29に示す蓄積用大当たり図柄態様の何れかと合致する場合に限って、今回の小当たり状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(小当たり状態を発生させる場合)でも、前回、又は前々回又は3回以上前の大当たり図柄態様が蓄積用大当たり図柄態様の何れにも合致しない場合には、今回の小当たり状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、当たり発生手段77により直ぐに発生する。ここで、図29に示す蓄積用大当たり図柄態様を、図柄態様記憶手段75に記憶している複数の大当たり図柄態様のうち、最も種類の多い大当たり図柄態様に変更しながら設定するようにしてもよい。
このように、特別図柄の特定図柄態様は複数種類の図柄態様を含み、過去に大当たり状態が発生した際の図柄態様を記憶する図柄態様記憶手段75を備え、条件付蓄積手段162Caは、図柄態様記憶手段75に記憶されている何れかの図柄態様が、小当たり状態の蓄積を行う図柄態様であるか否か判定する図柄態様判定手段173と、蓄積順序変更手段163を有する場合には、小当たり状態を蓄積するか否かを、図柄態様判定手段173により図柄態様記憶手段75に記憶されている図柄態様に基づいて、図柄態様条件を判定して決定することができ、しかも小当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段162Cbが、その図柄態様判定手段173と蓄積順序無変更手段164を有する場合には、小当たり状態を蓄積するか否かを、図柄態様判定手段により図柄態様記憶手段75に記憶されている図柄態様に基づいて、図柄態様条件を判定して決定することができ、しかも小当たり状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を何ら変更することなく、確実に所定順序通りに小当たり状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
確率変動的蓄積手段131は、確率変動・開放延長蓄積手段180と、確率変動蓄積手段200と、開放延長蓄積手段220の何れか1つを有する。
このように、普通図柄始動手段23と、この普通図柄始動手段23に遊技球が入賞したことに基づいて普通図柄を変動させて停止させるように表示する普通図柄表示手段112とを設け、特別図柄始動手段24を開閉可能に構成するとともに、普通図柄表示手段112で表示された変動後の特別停止図柄が特別図柄用の特定図柄態様になった場合に特別図柄始動手段24を開閉するように構成し、確率変動的手段78は、抽選手段85で利益状態を発生させる抽選確率を高確率に変動させる確率変動状態と、特別図柄始動手段24が開放してから閉じるまでの開放時間を通常よりも延長させる開放延長状態を発生させる確率変動・開放延長手段78aを有し、確率変動的蓄積手段131は、確率変動状態及び開放延長状態を蓄積する確率変動・開放延長蓄積手段180を有するので、確率変動状態及び開放延長状態を直ぐに発生させることなく、確実に一時的に蓄積することができる。
また、確率変動的手段78は、抽選手段85で利益状態を発生させる抽選確率を高確率に変動させる確率変動状態を発生させる確率変動手段78bを有し、確率変動的蓄積手段131は、確率変動状態を蓄積する確率変動蓄積手段200を有するので、確率変動状態を直ぐに発生させることなく、確実に一時的に蓄積することができる。
更に、普通図柄始動手段23と、この普通図柄始動手段23に遊技球が入賞したことに基づいて普通図柄を変動させて停止させるように表示する普通図柄表示手段112とを設け、特別図柄始動手段24を開閉可能に構成するとともに、普通図柄表示手段112で表示された変動後の普通停止図柄が普通図柄用の特定図柄態様になった場合に特別図柄始動手段24を開閉するように構成し、確率変動的手段78は、特別図柄始動手段24が開放してから閉じるまでの開放時間を通常よりも延長させる開放延長状態を発生させる開放延長手段78cを有し、確率変動的蓄積手段131は、開放延長状態を蓄積する開放延長蓄積手段220を有するので、開放延長状態を直ぐに発生させることなく、確実に一時的に蓄積することができる。
確率変動・開放延長蓄積手段180(図42〜図51参照)。
確率変動・開放延長蓄積手段180は、確率変動状態及び開放延長状態を蓄積するものであり、図42に示すように、確率変動・開放延長状態を無条件に蓄積する無条件蓄積手段181と、確率変動・開放延長状態を条件付で蓄積する条件付蓄積手段182の何れか1つを有する。
このように、確率変動・開放延長蓄積手段180が確率変動・開放延長状態を無条件に蓄積する無条件蓄積手段181を有する場合には、無条件蓄積手段181により、確率変動・開放延長状態を直ぐに発生させることなく無条件で確実に蓄積することができる。また、確率変動・開放延長蓄積手段180が確率変動・開放延長状態を条件付で蓄積する条件付蓄積手段182を有する場合には、条件付蓄積手段182により、確率変動・開放延長状態を直ぐに発生させることなく条件付で確実に蓄積することができる。
無条件蓄積手段181
無条件蓄積手段181は、図43に示すように、無条件蓄積手段181Aaと無条件蓄積手段181Abの何れか1つで構成されている。
無条件蓄積手段181Aa
無条件蓄積手段181Aaは、確率変動・開放延長状態を蓄積する際の蓄積順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段183と、蓄積制御手段185等を有している。このように、無条件蓄積手段181Aaが確率変動・開放延長状態を蓄積する際の蓄積順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段183を有するので、この蓄積順序変更手段183により、確率変動・開放延長状態を蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができる。
無条件蓄積手段181Ab
無条件蓄積手段181Abは、確率変動・開放延長状態を蓄積する際の蓄積順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段184と、蓄積制御手段185等を有している。このように、無条件蓄積手段181Abが確率変動・開放延長状態を蓄積する際の蓄積順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段184を有するので、この蓄積順序無変更手段184により、確率変動・開放延長状態を蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに蓄積することができる。
無条件蓄積手段181Abにおいて、例えば、利益状態蓄積メモリに先頭側から、開放延長フラグ、小当たりフラグ、特別図柄時短フラグ、大当たりフラグが順次蓄積されている場合に、図52に示すように、蓄積順序無変更手段184により今回の確率変動・開放延長状態のための確率変動・開放延長フラグを蓄積順序を変更せずに、末尾側(蓄積順序5)に蓄積するようにしてもよい。或いは、無条件蓄積手段181Aaには、図53に示すように、蓄積順序変更手段183により今回の確率変動・開放延長状態のための確率変動・開放延長フラグを、先頭側(蓄積順序1)に移動させて蓄積したり、末尾側以外の任意の位置にランダムに蓄積するようにしてもよい。
次に、条件付蓄積手段182は、図44〜図51に示す8種類のうちの何れか1つの条件付蓄積手段182A〜182Hで構成され、条件付蓄積手段182A〜182Hについて、順次説明する。但し、条件付蓄積手段182A〜182Hの各々は、確率変動・開放延長状態を蓄積する際の蓄積順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段183と、確率変動・開放延長状態を蓄積する際の蓄積順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段184との何れか一方を含んでいる。
このように、条件付蓄積手段182は、確率変動・開放延長状態を蓄積する際の順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段183を有するので、この蓄積順序変更手段183により、確率変動・開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができる。また、条件付蓄積手段182は、確率変動・開放延長状態を蓄積する際の順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段184を有するので、この蓄積順序無変更手段184により、確率変動・開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに蓄積することができる。
最初の条件付蓄積手段182Aは、図44に示すように、条件付蓄積手段182Aaと、条件付蓄積手段182Abの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段182Aaは、確率変動・開放延長状態を蓄積するか否かを抽選する蓄積抽選手段186と、前述した蓄積順序変更手段183及び蓄積制御手段185等を有している。条件付蓄積手段182Abは、その蓄積抽選手段186と、前述した蓄積順序無変更手段184及び蓄積制御手段185等を有している。
例えば、図23に示すように、蓄積抽選手段186には、多数の蓄積用当選数値が「1〜15」、「30〜45」、・・・「270〜285」のように複数の当選数値グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの当選数値グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動・開放延長状態を発生させる時点)に、「0〜299」のうちの任意の1つの数値が抽出され、その特定された抽出値が当選数値テーブルの何れかの当選数値に合致した場合に限って、今回の確率変動・開放延長状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動・開放延長状態を発生させる場合に)、抽選された抽選値が、有効化されている当選数値グループの何れの当選数値にも合致しない場合には、今回の確率変動・開放延長状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、確率変動的手段78により直ぐに発生する。
このように、条件付蓄積手段182Aaが蓄積抽選手段186と、確率変動・開放延長状態を蓄積する際の順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段183を有する場合には、確率変動・開放延長状態を蓄積するか否かを、蓄積抽選手段186により抽選条件を判定して決定することができ、しかも確率変動・開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段182Abが蓄積抽選手段186と、確率変動・開放延長状態を蓄積する際の蓄積順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段184を有する場合には、確率変動・開放延長状態を蓄積するか否かを、蓄積抽選手186により抽選条件を判定して決定することができ、しかも確率変動・開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに確率変動・開放延長状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次の条件付蓄積手段182Bは、図45に示すように、条件付蓄積手段182Baと、条件付蓄積手段182Bbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段182Baは、弾球遊技機2外から入力された信号が確率変動・開放延長状態の蓄積を行う信号であるか否かを判定する外部信号判定手段187と、前述した蓄積順序変更手段183及び蓄積制御手段185等を有している。条件付蓄積手段182Bbは、その外部信号判定手段187と、前述した蓄積順序無変更手段184及び蓄積制御手段185等を有している。
この場合、弾球遊技機2外から入力される信号が、例えば、ホール側に設けた島コンピュータからの蓄積指令信号であって、島コンピュータから不定期的に蓄積指令信号が入力される場合に限って、確率変動・開放延長状態を蓄積するようにしてもよい。また、ホール内に蓄積指令装置を別途設置し、この蓄積指令装置から入力される蓄積指令信号により、パチンコ機2毎に異なるタイミングで確率変動・開放延長状態を蓄積させるように構成してもよい。
このように、条件付蓄積手段182Baは、弾球遊技機外から入力された信号が、確率変動・開放延長状態の蓄積を行う信号であるか否かを判定する外部信号判定手段187と蓄積順序変更手段183を有する場合には、確率変動・開放延長状態を蓄積するか否かを、外部信号判定手段187によりパチンコ機2外から入力される蓄積信号条件を判定して決定することができ、しかも確率変動・開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段182Bbは、その外部信号判定手段187と蓄積順序無変更手段184を有する場合には、確率変動・開放延長状態を蓄積するか否かを、外部信号判定手段187によりパチンコ機2外から入力される蓄積信号条件を判定して決定することができ、しかも確率変動・開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに確率変動・開放延長状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段182Cは、図46に示すように、条件付蓄積手段182Caと、条件付蓄積手段182Cbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段182Caは、発射球数計数手段71で計数された発射球数が、確率変動・開放延長状態の蓄積を行う発射球数であるか否かを判定する発射球数判定手段188と、前述した蓄積順序変更手段183及び蓄積制御手段185等を有している。条件付蓄積手段182Cbは、発射球数判定手段188と、前述した蓄積順序無変更手段184及び蓄積制御手段185等を有している。
例えば、図24(a)に示すように、発射球数判定手段148には、電源投入時からの蓄積用発射球数が「200 〜220 」、「400 〜420 」、・・・のように、複数の発射球数グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの発射球数グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
遊技者によるゲームが開始されて、遊技者が発射した遊技球の発射球数が増加し、抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動・開放延長状態を発生させる時点)に、発射球数計数手段71による現在の発射球数の計数値が、設定されている発射球数グループの何れかの蓄積用発射球数に合致した場合に限って、今回の確率変動・開放延長状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動・開放延長状態を発生させる時点)に、現在の発射球数が、有効化されている発射球数グループの何れの発射球数にも合致しない場合には、今回の確率変動・開放延長状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、確率変動的手段78により直ぐに発生する。ここで、図24(b)に示すように、確率変動・開放延長状態を発生させる時点で、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの発射球数グループ「200 〜220 」、「400 〜420 」、・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図24に示すテーブル化された蓄積用発射球数は、前回の大当たり終了時からの発射球数であってもよい。この場合のテーブル化された発射球数は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、遊技球の発射球数を計数する発射球数計数手段71を備え、条件付蓄積手段182Caは、発射球数計数手段71で計数された発射球数が、確率変動・開放延長状態の蓄積を行う発射球数であるか否かを判定する発射球数判定手段188と蓄積順序変更手段183を有する場合には、確率変動・開放延長状態を蓄積するか否かを、発射球数判定手段188により発射球数条件を判定して決定することができ、しかも確率変動・開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段182Cbが、その発射球数判定手段188と蓄積順序無変更手段184を有する場合には、確率変動・開放延長状態を蓄積するか否かを、発射球数判定手段188により発射球数条件を判定して決定することができ、しかも確率変動・開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに確率変動・開放延長状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段182Dは、図47に示すように、条件付蓄積手段182Daと、条件付蓄積手段182Dbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段182Daは、蓄積数計数手段69で計数された蓄積数が確率変動・開放延長状態の蓄積を行う蓄積数であるか否かを判定する蓄積数判定手段189と、前述した蓄積順序変更手段183及び蓄積制御手段185等を有している。条件付蓄積手段182Dbは、その蓄積数判定手段189と、前述した蓄積順序無変更手段184及び蓄積制御手段185等を有している。
例えば、蓄積数判定手段189には、蓄積用蓄積数として、図25(a)に示すように、メーカ側で「4以下」がメーカ側で設定されている。遊技者によるゲームが開始されて、発生していない利益状態が順次、利益状態蓄積手段66に蓄積され、抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動・開放延長状態を発生させる時点)に、蓄積数計数手段69による現在の蓄積数が、設定されている「4以下」の場合に限って、今回の確率変動・開放延長状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動・開放延長状態を発生させる時点)に、利益状態蓄積手段66における現在の大当たり状態の蓄積数が5以上の場合には、今回の確率変動・開放延長状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、確率変動的手段78により直ぐに発生する。図25(b)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動・開放延長状態が発生した時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの蓄積用蓄積数「1〜1」、「2〜3」、「4以下」・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、現在の利益状態の蓄積数を計数する蓄積数計数手段69を備え、条件付蓄積手段182Caは、蓄積数計数手段69で計数された蓄積数が、確率変動・開放延長状態の蓄積を行う蓄積数であるか否かを判定する蓄積数判定手段189と蓄積順序変更手段183を有する場合には、確率変動・開放延長状態を蓄積するか否かを、蓄積数判定手段189により蓄積数条件を判定して決定することができ、しかも確率変動・開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段182Cbが、その蓄積数判定手段189と蓄積順序無変更手段184を有する場合には、確率変動・開放延長状態を蓄積するか否かを、蓄積数判定手段189により蓄積数条件を判定して決定することができ、しかも確率変動・開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに確率変動・開放延長状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段182Eは、図48に示すように、条件付蓄積手段182Eaと、条件付蓄積手段182Ebの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段182Eaは、経過時間計時手段70で計時された経過時間が確率変動・開放延長状態の蓄積を行う経過時間であるか否かを判定する経過時間判定手段190と、前述した蓄積順序変更手段183及び蓄積制御手段185等を有している。条件付蓄積手段182Ebは、その経過時間判定手段190と、前述した蓄積順序無変更手段184及び蓄積制御手段185等を有している。
例えば、図26(a)に示すように、経過時間判定手段190には、電源投入時からの蓄積用経過時間が「60〜90」、「120 〜150 」、「180 〜210 」・・・のように複数の経過時間グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの経過時間グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。遊技者によるゲームが開始されて、遊技の経過時間が増加し、抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動・開放延長状態を発生させる時点)に、経過時間計時手段70による現在の経過時間が、設定されている経過時間グループの何れかの蓄積用経過時間に合致した場合に限って、今回の確率変動・開放延長状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動・開放延長状態を発生させる時点)に、現在の経過時間が、有効化されている経過時間グループの何れの経過時間にも合致しない場合には、今回の確率変動・開放延長状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、確率変動的手段78により直ぐに発生する。ここで、図26(b)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動・開放延長状態が発生した時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの経過時間グループ「60〜90」、「120 〜150 」・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図26に示すテーブル化された蓄積用経過時間は、前回の大当たり終了時からの経過時間であってもよい。この場合のテーブル化された経過時間は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、経過時間を計時する経過時間計時手段70を備え、条件付蓄積手段182Eaは、経過時間計時手段70で計時された経過時間が、確率変動・開放延長状態の蓄積を行う経過時間であるか否かを判定する経過時間判定手段190と蓄積順序変更手段183を有する場合には、確率変動・開放延長状態を蓄積するか否かを、経過時間判定手段190により経過時間条件を判定して決定することができ、しかも確率変動・開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段182Ebが、その経過時間判定手段190と蓄積順序無変更手段184を有する場合には、確率変動・開放延長状態を蓄積するか否かを、経過時間判定手段190により経過時間条件を判定して決定することができ、しかも確率変動・開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに確率変動・開放延長状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段182Fは、図49に示すように、条件付蓄積手段182Faと、条件付蓄積手段182Fbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段182Faは、図柄乱数抽選手段86で抽出された図柄乱数値が確率変動・開放延長の蓄積を行う図柄乱数値であるか否かを判定する図柄乱数判定手段191と、前述した蓄積順序変更手段183及び蓄積制御手段185等を有している。条件付蓄積手段182Fbは、その図柄乱数判定手段191と、前述した蓄積順序無変更手段184及び蓄積制御手段185等を有している。
例えば、図柄乱数判定手段191には、蓄積用図柄乱数として、図27(a)に示すように、「偶数の図柄乱数値」がメーカ側で設定されている。遊技者によるゲームが開始されて、抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動・開放延長状態を発生させる場合)の図柄態様の図柄乱数値が、設定されている「偶数の図柄乱数値」の場合に限って、今回の確率変動・開放延長状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動・開放延長状態を発生させる時点)に、図柄乱数が奇数の場合には、今回の確率変動・開放延長状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、確率変動的手段78により直ぐに発生する。ここで、図27(b)に示すように、蓄積用図柄乱数値として、「偶数の図柄乱数値のうちの「3」の倍数」に制限するようにしたり、図27(c)に示すように、蓄積用図柄乱数値として、「奇数の図柄乱数値」を設定するようにしたり、或いは、図27(d)に示すように、蓄積用図柄乱数値として、「奇数の図柄乱数値のうちの「3」又は「5」の倍数」に制限するようにしてもよい。
更に、図27(e)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動・開放延長状態を発生させる時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの蓄積用図柄乱数値「偶数の図柄乱数値」、「奇数の図柄乱数値」、「偶数の図柄乱数値のうちの「3」の倍数」・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。ところで、図27(a)〜(d)に示す図柄乱数値は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により、又は遊技者が任意の1つを択一的に有効化できるようにしてもよい。
このように、特別図柄始動手段24に遊技球が入賞することに基づいて、特別図柄表示手段111で表示される変動後の特別図柄態様を決定する為に乱数抽選を行う図柄乱数抽選手段86を備え、条件付蓄積手段182Faは、図柄乱数抽選手段86で抽出された図柄乱数値が、確率変動・開放延長状態の蓄積を行う図柄乱数値であるか否かを判定する図柄乱数判定手段191と蓄積順序変更手段183を有する場合には、確率変動・開放延長状態を蓄積するか否かを、図柄乱数判定手段191により図柄乱数条件を判定して決定することができ、しかも確率変動・開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段182Fbが、その図柄乱数判定手段191と蓄積順序無変更手段184を有する場合には、確率変動・開放延長状態を蓄積するか否かを、図柄乱数判定手段191により図柄乱数条件を判定して決定することができ、しかも確率変動・開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに確率変動・開放延長状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段182Gは、図50に示すように、条件付蓄積手段182Gaと、条件付蓄積手段182Gbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段182Gaは、変動回数計数手段72で計数された変動回数が確率変動・開放延長状態の蓄積を行う変動回数であるか否かを判定する変動回数判定手段192と、前述した蓄積順序変更手段183及び蓄積制御手段185等を有している。条件付蓄積手段182Gbは、その変動回数判定手段192と、前述した蓄積順序無変更手段184及び蓄積制御手段185等を有している。
例えば、図28(a)に示すように、変動回数判定手段192には、電源投入時からの蓄積用変動回数が「50〜55」、「150 〜160 」、・・・のように、複数の変動回数グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの変動回数グループを、メーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。遊技者によるゲームが開始され、遊技球が特別図柄始動手段24に入賞することで特別図柄が変動し、変動回数計数手段72の変動回数が増加し、抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動・開放延長状態を発生させる時点)に、変動回数計数手段72による現在の変動回数の計数値が、設定されている変動回数グループの何れかの変動回数に合致した場合に限って、今回の確率変動・開放延長状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動・開放延長状態を発生させる時点)に、現在の変動回数が、有効化されている変動回数グループの何れの変動回数にも合致しない場合には、今回の確率変動・開放延長状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、確率変動的手段78により直ぐに発生する。ここで、図28(b)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動・開放延長状態が発生した時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの変動回数グループ「50〜55」、「150 〜160 」、・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図28に示すテーブル化された蓄積用変動回数は、前回の大当たり終了時からの変動回数であってもよい。この場合のテーブル化された変動回数は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。更に、図28に示すテーブル化された蓄積用変動回数は、「2,2,2」、「7,7,7」等の予め設定された図柄態様による大当たり終了時からの変動回数であってもよい。この場合のテーブル化された変動回数は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、特別図柄の変動回数を計数する変動回数計数手段72を備え、条件付蓄積手段182Gaは、変動回数計数手段72で計数された変動回数が、確率変動・開放延長状態の蓄積を行う変動回数であるか否かを判定する変動回数判定手段192と、蓄積順序変更手段183を有する場合には、確率変動・開放延長状態を蓄積するか否かを、変動回数判定手段192により特別図柄の変動回数条件を判定して決定することができ、しかも確率変動・開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段182Gbが、その変動回数判定手段192と蓄積順序無変更手段184を有する場合には、確率変動・開放延長状態を蓄積するか否かを、変動回数判定手段192により特別図柄の変動回数条件を判定して決定することができ、しかも確率変動・開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに確率変動・開放延長状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段182Hは、図51に示すように、条件付蓄積手段182Haと、条件付蓄積手段182Hbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段182Haは、図柄態様記憶手段75に記憶されている何れかの図柄態様が確率変動・開放延長状態の蓄積を行う図柄態様であるか否かを判定する図柄態様判定手段193と、前述した蓄積順序変更手段183及び蓄積制御手185等を有している。条件付蓄積手段182Hbは、その図柄態様判定手段193と、前述した蓄積順序無変更手段184及び蓄積制御手段185等を有している。
例えば、図柄態様判定手段193には、蓄積用大当たり図柄態様として、図29に示すように、「1,1,1」、「3,3,3」、「5,5,5」、「7,7,7」、「9,9,9」がメーカ側で設定されている。過去に大当たり状態が発生した際の大当たり図柄態様が図柄態様記憶手段75に順々に記憶されているため、遊技者によるゲームが開始されて、抽選手段85による抽選で当選した場合(今回の確率変動・開放延長状態を発生させる場合)に、図柄態様記憶手段75に記憶されている前回、又は前々回又は3回以上前の大当たり図柄態様が、図29に示す蓄積用大当たり図柄態様の何れかと合致する場合に限って、今回の確率変動・開放延長状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動・開放延長状態を発生させる場合)でも、前回、又は前々回又は3回以上前の大当たり図柄態様が蓄積用大当たり図柄態様の何れにも合致しない場合には、今回の確率変動・開放延長状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、確率変動的手段78により直ぐに発生する。ここで、図29に示す蓄積用大当たり図柄態様を、図柄態様記憶手段75に記憶している複数の大当たり図柄態様のうち、最も種類の多い大当たり図柄態様に変更しながら設定するようにしてもよい。
このように、特別図柄の特定図柄態様は複数種類の図柄態様を含み、過去に大当たり状態が発生した際の図柄態様を記憶する図柄態様記憶手段75を備え、条件付蓄積手段142Caは、図柄態様記憶手段75に記憶されている何れかの図柄態様が、大当たり状態の蓄積を行う図柄態様であるか否か判定する図柄態様判定手段153と、蓄積順序変更手段143を有する場合には、確率変動・開放延長状態を蓄積するか否かを、図柄態様判定手段193により図柄態様記憶手段75に記憶されている図柄態様に基づいて、図柄態様条件を判定して決定することができ、しかも確率変動・開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段142Cbが、その図柄態様判定手段193と蓄積順序無変更手段144を有する場合には、確率変動・開放延長状態を蓄積するか否かを、図柄態様判定手段193により図柄態様記憶手段75に記憶されている図柄態様に基づいて、図柄態様条件を判定して決定することができ、しかも確率変動・開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに確率変動・開放延長状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
確率変動蓄積手段200(図54〜図63参照)。
確率変動蓄積手段200は、確率変動状態を蓄積するものであり、図54に示すように、確率変動状態を無条件に蓄積する無条件蓄積手段201と、確率変動状態を条件付で蓄積する条件付蓄積手段202の何れか1つを有する。
このように、確率変動蓄積手段200が確率変動状態を無条件に蓄積する無条件蓄積手段201を有する場合には、無条件蓄積手段201により、確率変動状態を直ぐに発生させることなく無条件で確実に蓄積することができる。また、確率変動蓄積手段200が確率変動状態を条件付で蓄積する条件付蓄積手段202を有する場合には、条件付蓄積手段202により、確率変動状態を直ぐに発生させることなく条件付で確実に蓄積することができる。
無条件蓄積手段201
無条件蓄積手段201は、図55に示すように、無条件蓄積手段201Aaと無条件蓄積手段201Abの何れか1つで構成されている。
無条件蓄積手段201Aa
無条件蓄積手段201Aaは、確率変動状態を蓄積する際の蓄積順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段203と、蓄積制御手段205等を有している。このように、無条件蓄積手段201Aaが確率変動状態を蓄積する際の蓄積順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段203を有するので、蓄積順序変更手段203により、確率変動状態を蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができる。
無条件蓄積手段201Ab
無条件蓄積手段201Abは、確率変動状態を蓄積する際の蓄積順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段204と、蓄積制御手段205等を有している。このように、無条件蓄積手段201Abが確率変動状態を蓄積する際の蓄積順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段204を有するので、蓄積順序無変更手段204により、確率変動状態を蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに蓄積することができる。
無条件蓄積手段201Abにおいて、例えば、利益状態蓄積メモリに先頭側から、開放延長フラグ、小当たりフラグ、特別図柄時短フラグ、大当たりフラグが順次蓄積されている場合に、図64に示すように、蓄積順序無変更手段204により今回の確率変動状態のための確率変動フラグを蓄積順序を変更せずに、末尾側(蓄積順序5)に蓄積するようにしてもよい。或いは、無条件蓄積手段201Aaは、図65に示すように、蓄積順序変更手段203により今回の確率変動状態のための確率変動フラグを、先頭側(蓄積順序1)に移動させて蓄積したり、末尾側以外の任意の位置にランダムに蓄積するようにしてもよい。
次に、条件付蓄積手段202は、図56〜図63に示す8種類のうちの何れか1つの条件付蓄積手段202A〜202Hで構成され、条件付蓄積手段202A〜202Hについて、順次説明する。但し、条件付蓄積手段202A〜202Hの各々は、確率変動状態を蓄積する際の蓄積順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段203と、確率変動状態を蓄積する際の蓄積順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段204との何れか一方含んでいる。
このように、条件付蓄積手段202は、確率変動状態を蓄積する際の順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段203を有するので、この蓄積順序変更手段により、確率変動状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができる。また、条件付蓄積手段202は、確率変動状態を蓄積する際の順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段204を有するので、蓄積順序無変更手段204により、確率変動状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を何ら変更することなく、確実に所定順序通りに蓄積することができる。
最初の条件付蓄積手段202Aは、図56に示すように、条件付蓄積手段202Aaと、条件付蓄積手段202Abの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段202Aaは、確率変動状態を蓄積するか否かを抽選する蓄積抽選手段206と、前述した蓄積順序変更手段203及び蓄積制御手段205等を有している。条件付蓄積手段202Abは、その蓄積抽選手段206と、前述した蓄積順序無変更手段204及び蓄積制御手段205等を有している。
例えば、図23に示すように、蓄積抽選手段206には、多数の蓄積用当選数値が「1〜15」、「30〜45」、・・・「270〜285」のように複数の当選数値グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの当選数値グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動状態を発生させる時点)に、「0〜299」のうちの任意の1つの数値が抽出され、その特定された抽出値が当選数値テーブルの何れかの当選数値に合致した場合に限って、今回の確率変動状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動状態を発生させる場合)に、抽選された抽選値が、有効化されている当選数値グループの何れの当選数値にも合致しない場合には、今回の確率変動状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、確率変動的手段78により直ぐに発生する。
このように、条件付蓄積手段202Aaが蓄積抽選手段206と、確率変動状態を蓄積する際の順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段203を有する場合には、確率変動状態を蓄積するか否かを、蓄積抽選手段206により抽選条件を判定して決定することができ、しかも確率変動状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段202Abが蓄積抽選手段206と、確率変動状態を蓄積する際の蓄積順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段204を有する場合には、確率変動状態を蓄積するか否かを、蓄積抽選手段206により抽選条件を判定して決定することができ、しかも確率変動状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を何ら変更することなく、確実に所定順序通りに確率変動状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次の条件付蓄積手段202Bは、図57に示すように、条件付蓄積手段202Baと、条件付蓄積手段202Bbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段202Baは、パチンコ機2外から入力された信号が確率変動状態の蓄積を行う信号であるか否かを判定する外部信号判定手段207と、前述した蓄積順序変更手段203及び蓄積制御手段205等を有している。条件付蓄積手段202Bbは、その外部信号判定手段207と、前述した蓄積順序無変更手段204及び蓄積制御手段205等を有している。
この場合、パチンコ機2外から入力される信号が、例えば、ホール側に設けた島コンピュータからの蓄積指令信号であって、島コンピュータから不定期的に蓄積指令信号が入力される場合に限って、確率変動状態を蓄積するようにしてもよい。また、ホール内に蓄積指令装置を別途設置し、この蓄積指令装置から入力される蓄積指令信号により、パチンコ機2毎に異なるタイミングで確率変動状態を蓄積させるように構成してもよい。
このように、条件付蓄積手段202Baは、パチンコ機2外から入力された信号が、確率変動状態の蓄積を行う信号であるか否かを判定する外部信号判定手段207と蓄積順序変更手段203を有する場合には、確率変動状態を蓄積するか否かを、外部信号判定手段207によりパチンコ機2外から入力される蓄積信号条件を判定して決定することができ、しかも確率変動状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段202Bbは、その外部信号判定手段207と蓄積順序無変更手段204を有する場合には、確率変動状態を蓄積するか否かを、外部信号判定手段207によりパチンコ機2外から入力される蓄積信号条件を判定して決定することができ、しかも確率変動状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を何ら変更することなく、確実に所定順序通りに確率変動状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段202Cは、図58に示すように、条件付蓄積手段202Caと、条件付蓄積手段202Cbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段202Caは、発射球数計数手段71で計数された発射球数が、確率変動状態の蓄積を行う発射球数であるか否かを判定する発射球数判定手段208と、前述した蓄積順序変更手段203及び蓄積制御手段205等を有している。条件付蓄積手段202Cbは、その発射球数判定手段208と、前述した蓄積順序無変更手段204及び蓄積制御手段205等を有している。
例えば、図24(a)に示すように、発射球数判定手段208には、電源投入時からの蓄積用発射球数が「200 〜220 」、「400 〜420 」、・・・のように、複数の発射球数グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの発射球数グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
遊技者によるゲームが開始されて、遊技者が発射した遊技球の発射球数が増加し、抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動状態を発生させる時点)に、発射球数計数手段71による現在の発射球数の計数値が、設定されている発射球数グループの何れかの蓄積用発射球数に合致した場合に限って、今回の確率変動状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動状態を発生させる時点)に、現在の発射球数が、有効化されている発射球数グループの何れの発射球数にも合致しない場合には、今回の確率変動状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、確率変動的手段78により直ぐに発生する。ここで、図24(b)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動状態を発生させる時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの発射球数グループ「200 〜220 」、「400 〜420 」、・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図24に示すテーブル化された蓄積用発射球数は、前回の大当たり終了時からの発射球数であってもよい。この場合のテーブル化された発射球数は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、遊技球の発射球数を計数する発射球数計数手段71を備え、条件付蓄積手段202Caは、発射球数計数手段71で計数された発射球数が、確率変動状態の蓄積を行う発射球数であるか否かを判定する発射球数判定手段208と蓄積順序変更手段203を有する場合には、確率変動状態を蓄積するか否かを、発射球数判定手段208により発射球数条件を判定して決定することができ、しかも確率変動状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段202Cbが、その発射球数判定手段208と蓄積順序無変更手段204を有する場合には、確率変動状態を蓄積するか否かを、発射球数判定手段208により発射球数条件を判定して決定することができ、しかも確率変動状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を何ら変更することなく、確実に所定順序通りに確率変動状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段202Dは、図59に示すように、条件付蓄積手段202Daと、条件付蓄積手段202Dbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段202Daは、蓄積数計数手段69で計数された蓄積数が確率変動状態の蓄積を行う蓄積数であるか否かを判定する蓄積数判定手段209と、前述した蓄積順序変更手段203及び蓄積制御手段205等を有している。条件付蓄積手段202Dbは、その蓄積数判定手段209と、前述した蓄積順序無変更手段204及び蓄積制御手段205等を有している。
例えば、蓄積数判定手段209には、蓄積用蓄積数として、図25(a)に示すように、メーカ側で「4以下」がメーカ側で設定されている。遊技者によるゲームが開始されて、発生していない利益状態が順次、利益状態蓄積手段66に蓄積され、抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動状態うを発生させる時点)に、蓄積数計数手段69による現在の蓄積数が、設定されている「4以下」の場合に限って、今回の確率変動状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動状態を発生させる時点)に、利益状態蓄積手段66における現在の確率変動状態の蓄積数が5以上の場合には、今回の確率変動状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、確率変動的手段78により直ぐに発生する。ここで、図25(b)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動状態が発生した時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの蓄積用蓄積数「1〜1」、「2〜3」、「4以下」・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、現在の利益状態の蓄積数を計数する蓄積数計数手段69を備え、条件付蓄積手段202Caは、蓄積数計数手段69で計数された蓄積数が、確率変動状態の蓄積を行う蓄積数であるか否かを判定する蓄積数判定手段209と蓄積順序変更手段203を有する場合には、確率変動状態を蓄積するか否かを、蓄積数判定手段209により蓄積数条件を判定して決定することができ、しかも確率変動状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段202Cbが、その蓄積数判定手段209と蓄積順序無変更手段204を有する場合には、確率変動状態を蓄積するか否かを、蓄積数判定手段209により蓄積数条件を判定して決定することができ、しかも確率変動状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を何ら変更することなく、確実に所定順序通りに確率変動状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段202Eは、図60に示すように、条件付蓄積手段202Eaと、条件付蓄積手段202Ebの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段202Eaは、経過時間計時手段70で計時された経過時間が、確率変動状態の蓄積を行う経過時間であるか否かを判定する経過時間判定手段210と、前述した蓄積順序変更手段203及び蓄積制御手段205等を有している。条件付蓄積手段202Ebは、その経過時間判定手段210と、前述した蓄積順序無変更手段204及び蓄積制御手段205等を有している。
例えば、図26(a)に示すように、経過時間判定手段210には、電源投入時からの蓄積用経過時間が「60〜90」、「120 〜150 」、「180 〜210 」・・・のように複数の経過時間グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの経過時間グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
遊技者によるゲームが開始されて、遊技の経過時間が増加し、抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動状態を発生させる時点)に、経過時間計時手段70による現在の経過時間が、設定されている経過時間グループの何れかの蓄積用経過時間に合致した場合に限って、今回の確率変動状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動状態を発生させる時点)に、現在の経過時間が、有効化されている経過時間グループの何れの経過時間にも合致しない場合には、今回の確率変動状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、確率変動的手段78により直ぐに発生する。ここで、図26(b)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動状態が発生した時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの経過時間グループ「60〜90」、「120 〜150 」・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図26に示すテーブル化された蓄積用経過時間は、前回の大当たり終了時からの経過時間であってもよい。この場合のテーブル化された経過時間は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、経過時間を計時する経過時間計時手段70を備え、条件付蓄積手段202Eaは、経過時間計時手段70で計時された経過時間が、確率変動状態の蓄積を行う経過時間であるか否かを判定する経過時間判定手段210と蓄積順序変更手段203を有する場合には、確率変動状態を蓄積するか否かを、経過時間判定手段210により経過時間条件を判定して決定することができ、しかも確率変動状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段202Ebが、その経過時間判定手段210と蓄積順序無変更手段204を有する場合には、確率変動状態を蓄積するか否かを、経過時間判定手段210により経過時間条件を判定して決定することができ、しかも確率変動状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を何ら変更することなく、確実に所定順序通りに確率変動状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段202Fは、図61に示すように、条件付蓄積手段202Faと、条件付蓄積手段202Fbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段202Faは、図柄乱数抽選手段86で抽出された図柄乱数値が、確率変動状態の蓄積を行う図柄乱数値であるか否かを判定する図柄乱数判定手段211と、前述した蓄積順序変更手段203及び蓄積制御手段205等を有している。条件付蓄積手段202Fbは、その図柄乱数判定手段211と、前述した蓄積順序無変更手段204及び蓄積制御手段205等を有している。
例えば、図柄乱数判定手段211には、蓄積用図柄乱数として、図27(a)に示すように、「偶数の図柄乱数値」がメーカ側で設定されている。遊技者によるゲームが開始されて、抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動状態を発生させる場合)の図柄態様の図柄乱数値が、設定されている「偶数の図柄乱数値」の場合に限って、今回の確率変動状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動状態を発生させる時点)に、図柄乱数が奇数の場合には、今回の確率変動状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、確率変動的手段78により直ぐに発生する。ここで、図27(b)に示すように、蓄積用図柄乱数値として、「偶数の図柄乱数値のうちの「3」の倍数」に制限するようにしたり、図27(c)に示すように、蓄積用図柄乱数値として、「奇数の図柄乱数値」を設定するようにしたり、或いは、図27(d)に示すように、蓄積用図柄乱数値として、「奇数の図柄乱数値のうちの「3」又は「5」の倍数」に制限するようにしてもよい。
更に、図27(e)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動状態を発生させる時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの蓄積用図柄乱数値「偶数の図柄乱数値」、「奇数の図柄乱数値」、「偶数の図柄乱数値のうちの「3」の倍数」・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。ところで、図27(a)〜(d)に示す図柄乱数値は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により、又は遊技者が任意の1つを択一的に有効化できるようにしてもよい。
このように、特別図柄始動手段24に遊技球が入賞することに基づいて、特別図柄表示手段111で表示される変動後の特別図柄態様を決定する為に乱数抽選を行う図柄乱数抽選手段86を備え、条件付蓄積手段202Faは、図柄乱数抽選手段86で抽出された図柄乱数値が、確率変動状態の蓄積を行う図柄乱数であるか否かを判定する図柄乱数判定手段211と蓄積順序変更手段203を有する場合には、確率変動状態を蓄積するか否かを、図柄乱数判定手段211により図柄乱数条件を判定して決定することができ、しかも確率変動状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段202Fbが、その図柄乱数判定手段211と蓄積順序無変更手段204を有する場合には、確率変動状態を蓄積するか否かを、図柄乱数判定手段211により図柄乱数条件を判定して決定することができ、しかも確率変動状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を何ら変更することなく、確実に所定順序通りに確率変動状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段202Gは、図62に示すように、条件付蓄積手段202Gaと、条件付蓄積手段202Gbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段202Gaは、変動回数計数手段72で計数された変動回数が、確率変動状態の蓄積を行う変動回数であるか否かを判定する変動回数判定手段212と、前述した蓄積順序変更手段203及び蓄積制御手段205等を有している。条件付蓄積手段202Gbは、その変動回数判定手段212と、前述した蓄積順序無変更手段204及び蓄積制御手段205等を有している。
例えば、図28(a)に示すように、変動回数判定手段212には、電源投入時からの蓄積用変動回数が「50〜55」、「150 〜160 」、・・・のように、複数の変動回数グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの変動回数グループを、メーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
遊技者によるゲームが開始され、遊技球が特別図柄始動手段24に入賞することで特別図柄が変動し、変動回数計数手段72の変動回数が増加し、抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動状態を発生させる時点)に、変動回数計数手段72による現在の変動回数の計数値が、設定されている変動回数グループの何れかの変動回数に合致した場合に限って、今回の確率変動状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動状態を発生させる時点)に、現在の変動回数が、有効化されている変動回数グループの何れの変動回数にも合致しない場合には、今回の確率変動状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、確率変動的手段78により直ぐに発生する。ここで、図28(b)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動状態を発生させる時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの変動回数グループ「50〜55」、「150 〜160 」、・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図28に示すテーブル化された蓄積用変動回数は、前回の大当たり終了時からの変動回数であってもよい。この場合のテーブル化された変動回数は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。更に、図28に示すテーブル化された蓄積用変動回数は、「2,2,2」、「7,7,7」等の予め設定された図柄態様による大当たり終了時からの変動回数であってもよい。この場合のテーブル化された変動回数は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、特別図柄の変動回数を計数する変動回数計数手段72を備え、条件付蓄積手段202Gaは、変動回数計数手段72で計数された変動回数が、確率変動状態の蓄積を行う変動回数であるか否かを判定する変動回数判定手段212と、蓄積順序変更手段203を有する場合には、確率変動状態を蓄積するか否かを、変動回数判定手段212により特別図柄の変動回数条件を判定して決定することができ、しかも確率変動状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段202Gbが、その変動回数判定手段212と蓄積順序無変更手段204を有する場合には、確率変動状態を蓄積するか否かを、変動回数判定手段212により特別図柄の変動回数条件を判定して決定することができ、しかも確率変動状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を何ら変更することなく、確実に所定順序通りに確率変動状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段202Hは、図63に示すように、条件付蓄積手段202Haと、条件付蓄積手段202Hbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段202Haは、図柄態様記憶手段75に記憶されている何れかの図柄態様が確率変動状態の蓄積を行う図柄態様であるか否かを判定する図柄態様判定手段173と、前述した蓄積順序変更手段203及び蓄積制御手205等を有している。条件付蓄積手段202Hbは、その図柄態様判定手段213と、前述した蓄積順序無変更手段204及び蓄積制御手段205等を有している。
例えば、図柄態様判定手段213には、蓄積用大当たり図柄態様として、図29に示すように、「1,1,1」、「3,3,3」、「5,5,5」、「7,7,7」、「9,9,9」がメーカ側で設定されている。過去に大当たり状態が発生した際の大当たり図柄態様が図柄態様記憶手段75に順々に記憶されているため、遊技者によるゲームが開始されて、抽選手段85による抽選で当選した場合(今回の確率変動状態を発生させる場合)に、図柄態様記憶手段75に記憶されている前回、又は前々回又は3回以上前の大当たり図柄態様が、図29に示す蓄積用大当たり図柄態様の何れかと合致する場合に限って、今回の確率変動状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(確率変動状態を発生させる場合)でも、前回、又は前々回又は3回以上前の大当たり図柄態様が蓄積用大当たり図柄態様の何れにも合致しない場合には、今回の確率変動状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、確率変動的手段78により直ぐに発生する。ここで、図29に示す蓄積用大当たり図柄態様を、図柄態様記憶手段75に記憶している複数の大当たり図柄態様のうち、最も種類の多い大当たり図柄態様に変更しながら設定するようにしてもよい。
このように、特別図柄の特定図柄態様は複数種類の図柄態様を含み、過去に大当たり状態が発生した際の図柄態様を記憶する図柄態様記憶手段75を備え、条件付蓄積手段202Haは、図柄態様記憶手段75に記憶されている何れかの図柄態様が、確率変動状態の蓄積を行う図柄態様であるか否か判定する図柄態様判定手段213と、蓄積順序変更手段203を有する場合には、確率変動状態を蓄積するか否かを、図柄態様判定手段213により図柄態様記憶手段75に記憶されている図柄態様に基づいて、図柄態様条件を判定して決定することができ、しかも確率変動状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段202Abが、その図柄態様判定手段213と蓄積順序無変更手段204を有する場合には、確率変動状態を蓄積するか否かを、図柄態様判定手段213により図柄態様記憶手段75に記憶されている図柄態様に基づいて、図柄態様条件を判定して決定することができ、しかも確率変動状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を何ら変更することなく、確実に所定順序通りに確率変動状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
開放延長蓄積手段220(図66〜図75参照)。
開放延長蓄積手段220は、開放延長状態を蓄積するものであり、図66に示すように、開放延長状態を無条件に蓄積する無条件蓄積手段221と、開放延長状態を条件付で蓄積する条件付蓄積手段222の何れか1つを有する。
このように、開放延長蓄積手段220が開放延長状態を無条件に蓄積する無条件蓄積手段221を有する場合には、無条件蓄積手段221により、開放延長状態を直ぐに発生させることなく無条件で確実に蓄積することができる。また、開放延長蓄積手段220が開放延長状態を条件付で蓄積する条件付蓄積手段222を有する場合には、条件付蓄積手段222により、開放延長状態を直ぐに発生させることなく条件付で確実に蓄積することができる。
無条件蓄積手段221
無条件蓄積手段221は、図67に示すように、無条件蓄積手段221Aaと無条件蓄積手段221Abの何れか1つで構成されている。
無条件蓄積手段221Aa
無条件蓄積手段221Aaは、確率変動状態を蓄積する際の蓄積順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段223と、蓄積制御手段225等を有している。このように、無条件蓄積手段221Aaが開放延長状態を蓄積する際の蓄積順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段223を有するので、 蓄積順序変更手段223により、開放延長状態を蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができる。
無条件蓄積手段221Ab
無条件蓄積手段221Abは、開放延長状態を蓄積する際の蓄積順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段224と、蓄積制御手段225等を有している。このように、無条件蓄積手段221Abが開放延長状態を蓄積する際の蓄積順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段224を有するので、蓄積順序無変更手段224により、開放延長状態を蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに蓄積することができる。
無条件蓄積手段221Abにおいて、例えば、利益状態蓄積メモリに先頭側から、大当たりフラグ、小当たりフラグ、特別図柄時短フラグ、確率変動フラグが順次蓄積されている場合に、図76に示すように、蓄積順序無変更手段224により今回の開放延長状態のための確率変動フラグを蓄積順序を変更せずに、末尾側(蓄積順序5)に蓄積するようにしてもよい。或いは、無条件蓄積手段221Aaは、図77に示すように、蓄積順序変更手段223により今回の開放延長状態のための確率変動フラグを、先頭側(蓄積順序1)に移動させて蓄積したり、末尾側以外の任意の位置にランダムに蓄積するようにしてもよい。
次に、条件付蓄積手段222は、図68〜図75に示す8種類のうちの何れか1つの条件付蓄積手段222A〜222Hで構成され、条件付蓄積手段222A〜222Hについて、順次説明する。但し、条件付蓄積手段222A〜222Hの各々は、開放延長状態を蓄積する際の蓄積順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段223と、開放延長状態を蓄積する際の蓄積順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段224の何れか一方で構成される。
このように、条件付蓄積手段222は、開放延長状態を蓄積する際の順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段223を有するので、蓄積順序変更手段223により、開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができる。また、条件付蓄積手段222は、開放延長状態を蓄積する際の順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段224を有するので、蓄積順序無変更手段224により、開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を何ら変更することなく、確実に所定順序通りに蓄積することができる。
最初の条件付蓄積手段222Aは、図68に示すように、条件付蓄積手段222Aaと、条件付蓄積手段222Abの何れか一方を含んでいる。
条件付蓄積手段222Aaは、開放延長状態を蓄積するか否かを抽選する蓄積抽選手段226と、前述した蓄積順序変更手段223及び蓄積制御手段225等を有している。条件付蓄積手段222Abは、その蓄積抽選手段226と、前述した蓄積順序無変更手段224及び蓄積制御手段225等を有している。
例えば、図23に示すように、蓄積抽選手段226には、多数の蓄積用当選数値が「1〜15」、「30〜45」、・・・「270〜285」のように複数の当選数値グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの当選数値グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
抽選手段85による抽選で当選した場合(開放延長状態を発生させる時点)に、「0〜299」のうちの任意の1つの数値が抽出され、その特定された抽出値が当選数値テーブルの何れかの当選数値に合致した場合に限って、今回の開放延長状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(開放延長状態を発生させる場合)に、抽選された抽選値が、有効化されている当選数値グループの何れの当選数値にも合致しない場合には、今回の開放延長状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、確率変動的手段78により直ぐに発生する。
このように、条件付蓄積手段222Aaが蓄積抽選手段226と、開放延長状態を蓄積する際の順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段223を有する場合には、開放延長状態を蓄積するか否かを、蓄積抽選手段226により抽選条件を判定して決定することができ、しかも開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段222Abが蓄積抽選手段226と、開放延長状態を蓄積する際の蓄積順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段224を有する場合には、開放延長状態を蓄積するか否かを、蓄積抽選手段226により抽選条件を判定して決定することができ、しかも開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を何ら変更することなく、確実に所定順序通りに開放延長状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次の条件付蓄積手段222Bは、図69に示すように、条件付蓄積手段222Baと、条件付蓄積手段222Bbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段222Baは、パチンコ機2外から入力された信号が開放延長状態の蓄積を行う信号であるか否かを判定する外部信号判定手段227と、前述した蓄積順序変更手段223及び蓄積制御手段225等を有している。条件付蓄積手段222Bbは、その外部信号判定手段227と、前述した蓄積順序無変更手段224及び蓄積制御手段225等を有している。
この場合、パチンコ機2外から入力される信号が、例えば、ホール側に設けた島コンピュータからの蓄積指令信号であって、島コンピュータから不定期的に蓄積指令信号が入力される場合に限って、開放延長状態を蓄積するようにしてもよい。また、ホール内に蓄積指令装置を別途設置し、この蓄積指令装置から入力される蓄積指令信号により、パチンコ機2毎に異なるタイミングで開放延長状態を蓄積させるように構成してもよい。
このように、条件付蓄積手段222Baは、パチンコ機2外から入力された信号が、開放延長状態の蓄積を行う信号であるか否かを判定する外部信号判定手段227と蓄積順序変更手段223を有する場合には、開放延長状態を蓄積するか否かを、外部信号判定手段227によりパチンコ機2外から入力される蓄積信号条件を判定して決定することができ、しかも開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段222Bbは、その外部信号判定手段227と蓄積順序無変更手段224を有する場合には、開放延長状態を蓄積するか否かを、外部信号判定手段227により弾球遊技機外から入力される蓄積信号条件を判定して決定することができ、しかも開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を何ら変更することなく、確実に所定順序通りに開放延長状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段222Cは、図70に示すように、条件付蓄積手段222Caと、条件付蓄積手段222Cbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段222Caは、発射球数計数手段71で計数された発射球数が、開放延長状態の蓄積を行う発射球数であるか否かを判定する発射球数判定手段228と、前述した蓄積順序変更手段223及び蓄積制御手段225等を有している。条件付蓄積手段222Cbは、その発射球数判定手段228と、前述した蓄積順序無変更手段224及び蓄積制御手段225等を有している。
例えば、図24(a)に示すように、発射球数判定手段228には、電源投入時からの蓄積用発射球数が「200 〜220 」、「400 〜420 」、・・・のように、複数の発射球数グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの発射球数グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
遊技者によるゲームが開始されて、遊技者が発射した遊技球の発射球数が増加し、抽選手段85による抽選で当選した場合(開放延長状態を発生させる時点)に、発射球数計数手段71による現在の発射球数の計数値が、設定されている発射球数グループの何れかの蓄積用発射球数に合致した場合に限って、今回の開放延長状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(開放延長状態を発生させる時点)に、現在の発射球数が、有効化されている発射球数グループの何れの発射球数にも合致しない場合には、今回の開放延長状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、確率変動的手段78により直ぐに発生する。ここで、図24(b)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85による抽選で当選した場合(開放延長状態を発生させる時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの発射球数グループ「200 〜220 」、「400 〜420 」、・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図24に示すテーブル化された蓄積用発射球数は、前回の大当たり終了時からの発射球数であってもよい。この場合のテーブル化された発射球数は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、遊技球の発射球数を計数する発射球数計数手段71を備え、条件付蓄積手段222Caは、発射球数計数手段71で計数された発射球数が、開放延長状態の蓄積を行う発射球数であるか否かを判定する発射球数判定手段228と蓄積順序変更手段223を有する場合には、開放延長状態を蓄積するか否かを、発射球数判定手段228により発射球数条件を判定して決定することができ、しかも開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段222Cbが、その発射球数判定手段228と蓄積順序無変更手段224を有する場合には、開放延長状態を蓄積するか否かを、発射球数判定手段228により発射球数条件を判定して決定することができ、しかも開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を何ら変更することなく、確実に所定順序通りに開放延長状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段222Dは、図71に示すように、条件付蓄積手段222Daと、条件付蓄積手段222Dbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段222Daは、蓄積数計数手段69で計数された蓄積数が開放延長状態の蓄積を行う蓄積数であるか否かを判定する蓄積数判定手段229と、前述した蓄積順序変更手段223及び蓄積制御手段225等を有している。条件付蓄積手段222Dbは、その蓄積数判定手段229と、前述した蓄積順序無変更手段224及び蓄積制御手段225等を有している。
例えば、蓄積数判定手段229には、蓄積用蓄積数として、図25(a)に示すように、メーカ側で「4以下」がメーカ側で設定されている。遊技者によるゲームが開始されて、発生していない利益状態が順次、利益状態蓄積手段66に蓄積され、抽選手段85による抽選で当選した場合(開放延長状態を発生させる時点)に、蓄積数計数手段69による現在の蓄積数が、設定されている「4以下」の場合に限って、今回の開放延長状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(開放延長状態を発生させる時点)に、利益状態蓄積手段66における現在の開放延長状態の蓄積数が5以上の場合には、今回の開放延長状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、確率変動的手段78により直ぐに発生する。ここで、図25(b)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85による抽選で当選した場合(開放延長状態が発生した時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの蓄積用蓄積数「1〜1」、「2〜3」、「4以下」・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、現在の利益状態の蓄積数を計数する蓄積数計数手段69を備え、条件付蓄積手段222Daは、蓄積数計数手段69で計数された蓄積数が、開放延長状態の蓄積を行う蓄積数であるか否かを判定する蓄積数判定手段229と蓄積順序変更手段223を有する場合には、開放延長状態を蓄積するか否かを、蓄積数判定手段229により蓄積数条件を判定して決定することができ、しかも開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段222Dbが、その蓄積数判定手段229と蓄積順序無変更手段224を有する場合には、開放延長状態を蓄積するか否かを、蓄積数判定手段229により蓄積数条件を判定して決定することができ、しかも開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を何ら変更することなく、確実に所定順序通りに開放延長状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段222Eは、図72に示すように、条件付蓄積手段222Eaと、条件付蓄積手段222Ebの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段222Eaは、経過時間計時手段70で計時された経過時間が、開放延長状態の蓄積を行う経過時間であるか否かを判定する経過時間判定手段230と、前述した蓄積順序変更手段223及び蓄積制御手段225等を有している。条件付蓄積手段222Ebは、その経過時間判定手段230と、前述した蓄積順序無変更手段224及び蓄積制御手段225等を有している。
例えば、図26(a)に示すように、経過時間判定手段230には、電源投入時からの蓄積用経過時間が「60〜90」、「120 〜150 」、「180 〜210 」・・・のように複数の経過時間グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの経過時間グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
遊技者によるゲームが開始されて、遊技の経過時間が増加し、抽選手段85による抽選で当選した場合(開放延長状態を発生させる時点)に、経過時間計時手段70による現在の経過時間が、設定されている経過時間グループの何れかの蓄積用経過時間に合致した場合に限って、今回の開放延長状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(開放延長状態を発生させる時点)に、現在の経過時間が、有効化されている経過時間グループの何れの経過時間にも合致しない場合には、今回の開放延長状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、確率変動的手段78により直ぐに発生する。ここで、図26(b)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85による抽選で当選した場合(開放延長状態が発生した時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの経過時間グループ「60〜90」、「120 〜150 」・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図26に示すテーブル化された蓄積用経過時間は、前回の大当たり終了時からの経過時間であってもよい。この場合のテーブル化された経過時間は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、経過時間を計時する経過時間計時手段70を備え、条件付蓄積手段222Eaは、経過時間計時手段70で計時された経過時間が、開放延長状態の蓄積を行う経過時間であるか否かを判定する経過時間判定手段230と蓄積順序変更手段223を有する場合には、開放延長状態を蓄積するか否かを、経過時間判定手段230により経過時間条件を判定して決定することができ、しかも開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段222Ebが、その経過時間判定手段230と蓄積順序無変更手段224を有する場合には、開放延長状態を蓄積するか否かを、経過時間判定手段230により経過時間条件を判定して決定することができ、しかも開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を何ら変更することなく、確実に所定順序通りに開放延長状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段222Fは、図73に示すように、条件付蓄積手段222Faと、条件付蓄積手段222Fbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段222Faは、図柄乱数抽選手段86で抽出された図柄乱数値が、開放延長状態の蓄積を行う図柄乱数値であるか否かを判定する図柄乱数判定手段231と、前述した蓄積順序変更手段223及び蓄積制御手段225等を有している。条件付蓄積手段222Fbは、その図柄乱数判定手段231と、前述した蓄積順序無変更手段224及び蓄積制御手段225等を有している。
例えば、図柄乱数判定手段231には、蓄積用図柄乱数として、図27(a)に示すように、「偶数の図柄乱数値」がメーカ側で設定されている。遊技者によるゲームが開始されて、抽選手段85による抽選で当選した場合(開放延長状態を発生させる場合)の図柄態様の図柄乱数値が、設定されている「偶数の図柄乱数値」の場合に限って、今回の開放延長状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(開放延長状態を発生させる時点)に、図柄乱数が奇数の場合には、今回の開放延長状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、確率変動的手段78により直ぐに発生する。ここで、図27(b)に示すように、蓄積用図柄乱数値として、「偶数の図柄乱数値のうちの「3」の倍数」に制限するようにしたり、図27(c)に示すように、蓄積用図柄乱数値として、「奇数の図柄乱数値」を設定するようにしたり、或いは、図27(d)に示すように、蓄積用図柄乱数値として、「奇数の図柄乱数値のうちの「3」又は「5」の倍数」に制限するようにしてもよい。
更に、図27(e)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85による抽選で当選した場合(開放延長状態を発生させる時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの蓄積用図柄乱数値「偶数の図柄乱数値」、「奇数の図柄乱数値」、「偶数の図柄乱数値のうちの「3」の倍数」・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。ところで、図27(a)〜(d)に示す図柄乱数値は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により、又は遊技者が任意の1つを択一的に有効化できるようにしてもよい。
このように、特別図柄始動手段24に遊技球が入賞することに基づいて、特別図柄表示手段111で表示される変動後の特別図柄態様を決定する為に乱数抽選を行う図柄乱数抽選手段86を備え、条件付蓄積手段222Faは、図柄乱数抽選手段86で抽出された図柄乱数値が、開放延長状態の蓄積を行う図柄乱数であるか否かを判定する図柄乱数判定手段231と蓄積順序変更手段223を有する場合には、開放延長状態を蓄積するか否かを、図柄乱数判定手段231により図柄乱数条件を判定して決定することができ、しかも開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段222Fbが、その図柄乱数判定手段231と蓄積順序無変更手段224を有する場合には、開放延長状態を蓄積するか否かを、図柄乱数判定手段231により図柄乱数条件を判定して決定することができ、しかも開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を何ら変更することなく、確実に所定順序通りに開放延長状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段222Gは、図74に示すように、条件付蓄積手段222Gaと、条件付蓄積手段222Gbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段222Gaは、変動回数計数手段72で計数された変動回数が、開放延長状態の蓄積を行う変動回数であるか否かを判定する変動回数判定手段232と、前述した蓄積順序変更手段223及び蓄積制御手段225等を有している。条件付蓄積手段222Gbは、その変動回数判定手段232と、前述した蓄積順序無変更手段224及び蓄積制御手段225等を有している。
例えば、図28(a)に示すように、変動回数判定手段232には、電源投入時からの蓄積用変動回数が「50〜55」、「150 〜160 」、・・・のように、複数の変動回数グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの変動回数グループを、メーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
遊技者によるゲームが開始され、遊技球が特別図柄始動手段24に入賞することで特別図柄が変動し、変動回数計数手段72の変動回数が増加し、抽選手段85による抽選で当選した場合(開放延長状態を発生させる時点)に、変動回数計数手段72による現在の変動回数の計数値が、設定されている変動回数グループの何れかの変動回数に合致した場合に限って、今回の開放延長状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(開放延長状態を発生させる時点)に、現在の変動回数が、有効化されている変動回数グループの何れの変動回数にも合致しない場合には、今回の開放延長状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、確率変動的手段78により直ぐに発生する。ここで、図28(b)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85による抽選で当選した場合(開放延長状態を発生させる時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの変動回数グループ「50〜55」、「150 〜160 」、・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図28に示すテーブル化された蓄積用変動回数は、前回の大当たり終了時からの変動回数であってもよい。この場合のテーブル化された変動回数は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。更に、図28に示すテーブル化された蓄積用変動回数は、「2,2,2」、「7,7,7」等の予め設定された図柄態様による大当たり終了時からの変動回数であってもよい。この場合のテーブル化された変動回数は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、特別図柄の変動回数を計数する変動回数計数手段72を備え、条件付蓄積手段222Gaは、変動回数計数手段72で計数された変動回数が、開放延長状態の蓄積を行う変動回数であるか否かを判定する変動回数判定手段232と、蓄積順序変更手段223を有する場合には、開放延長状態を蓄積するか否かを、変動回数判定手段232により第1図柄の変動回数条件を判定して決定することができ、しかも開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段222Gbが、その変動回数判定手段232と蓄積順序無変更手段224を有する場合には、開放延長状態を蓄積するか否かを、変動回数判定手段232により第1図柄の変動回数条件を判定して決定することができ、しかも開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を何ら変更することなく、確実に所定順序通りに開放延長状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段222Hは、図75に示すように、条件付蓄積手段222Haと、条件付蓄積手段222Hbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段222Haは、図柄態様記憶手段75に記憶されている何れかの図柄態様が開放延長状態の蓄積を行う図柄態様であるか否かを判定する図柄態様判定手段233と、前述した蓄積順序変更手段223及び蓄積制御手225等を有している。条件付蓄積手段222Hbは、その図柄態様判定手段233と、前述した蓄積順序無変更手段224及び蓄積制御手段225等を有している。
例えば、図柄態様判定手段233には、蓄積用大当たり図柄態様として、図29に示すように、「1,1,1」、「3,3,3」、「5,5,5」、「7,7,7」、「9,9,9」がメーカ側で設定されている。過去に大当たり状態が発生した際の大当たり図柄態様が図柄態様記憶手段75に順々に記憶されているため、遊技者によるゲームが開始されて、抽選手段85による抽選で当選した場合(今回の開放延長状態を発生させる場合)に、図柄態様記憶手段75に記憶されている前回、又は前々回又は3回以上前の大当たり図柄態様が、図29に示す蓄積用大当たり図柄態様の何れかと合致する場合に限って、今回の開放延長状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(開放延長状態を発生させる場合)でも、前回、又は前々回又は3回以上前の大当たり図柄態様が蓄積用大当たり図柄態様の何れにも合致しない場合には、今回の開放延長状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、確率変動的手段78により直ぐに発生する。ここで、図29に示す蓄積用大当たり図柄態様を、図柄態様記憶手段75に記憶している複数の大当たり図柄態様のうち、最も種類の多い大当たり図柄態様に変更しながら設定するようにしてもよい。
このように、特別図柄の特定図柄態様は複数種類の図柄態様を含み、過去に大当たり状態が発生した際の図柄態様を記憶する図柄態様記憶手段75を備え、条件付蓄積手段222Haは、図柄態様記憶手段75に記憶されている何れかの図柄態様が、開放延長状態の蓄積を行う図柄態様であるか否か判定する図柄態様判定手段233と、蓄積順序変更手段223を有する場合には、開放延長状態を蓄積するか否かを、図柄態様判定手段233により図柄態様記憶手段75に記憶されている図柄態様に基づいて、図柄態様条件を判定して決定することができ、しかも開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段222Abが、その図柄態様判定手段233と蓄積順序無変更手段224を有する場合には、開放延長状態を蓄積するか否かを、図柄態様判定手段233により図柄態様記憶手段75に記憶されている図柄態様に基づいて、図柄態様条件を判定して決定することができ、しかも開放延長状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を何ら変更することなく、確実に所定順序通りに開放延長状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
前述した変動時間短縮蓄積手段132は、特別図柄変動時間短縮蓄積手段240と、普通図柄変動時間短縮蓄積手段260の何れか1つ、又はこれらを組合せて有する。
このように、変動時間短縮手段79は、特別図柄表示手段111で表示される特別図柄の変動時間を通常よりも短縮させる特別図柄時短状態を発生させる特別図柄変動時間短縮手段79aを有し、変動時間短縮蓄積手段132は、特別図柄時短状態を蓄積する特別図柄変動時間短縮蓄積手段240を有するので、この特別図柄変動時間短縮蓄積手段240により特別図柄時短状態を直ぐに発生させることなく、確実に一時的に蓄積することができる。
また、普通図柄始動手段23と、この普通図柄始動手段23に遊技球が入賞したことに基づいて普通図柄を変動させて停止させるように表示する普通図柄表示手段112とを設け、普通図柄表示手段112で表示された変動後の普通停止図柄が普通図柄用の特定図柄態様になった場合に特別図柄始動手段24を開閉するように構成し、変動時間短縮手段89は、普通図柄表示手段112で表示される普通図柄の変動時間を通常よりも短縮させる普通図柄時短状態を発生させる普通図柄変動時間短縮手段79bを有し、変動時間短縮蓄積手段132は、普通図柄時短状態を蓄積する普通図柄変動時間短縮蓄積手段260を有するので、この普通図柄変動時間短縮蓄積手段260により普通図柄時短状態を直ぐに発生させることなく、確実に一時的に蓄積することができる。
特別図柄変動時間短縮蓄積手段240(図78〜図87参照)。
特別図柄変動時間短縮蓄積手段240は、特別図柄時短状態を蓄積するものであり、図78に示すように、特別図柄時短状態を無条件に蓄積する無条件蓄積手段241と、特別図柄時短状態を条件付で蓄積する条件付蓄積手段242の何れか1つを有する。
このように、特別図柄変動時間短縮蓄積手段240が特別図柄時短状態を無条件に蓄積する無条件蓄積手段241を有する場合には、無条件蓄積手段241により、特別図柄時短状態を直ぐに発生させることなく無条件で確実に蓄積することができる。また、特別図柄変動時間短縮蓄積手段240が特別図柄時短状態を条件付で蓄積する条件付蓄積手段242を有する場合には、条件付蓄積手段242により、特別図柄時短状態を直ぐに発生させることなく条件付で確実に蓄積することができる。
無条件蓄積手段241
無条件蓄積手段241は、図79に示すように、無条件蓄積手段241Aaと無条件蓄積手段241Abの何れか1つで構成されている。
無条件蓄積手段241Aa
無条件蓄積手段241Aaは、特別図柄時短状態を蓄積する際の蓄積順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段243と、蓄積制御手段245等を有している。このように、無条件蓄積手段241Aaが特別図柄時短状態を蓄積する際の蓄積順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段243を有するので、蓄積順序変更手段243により、特別図柄時短状態を蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができる。
無条件蓄積手段241Ab
無条件蓄積手段241Abは、特別図柄時短状態を蓄積する際の蓄積順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段244と、蓄積制御手段245等を有している。このように、無条件蓄積手段241Abが特別図柄時短状態を蓄積する際の蓄積順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段244を有するので、蓄積順序無変更手段244により、第1図柄時短状態を蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに蓄積することができる。
無条件蓄積手段241Abにおいて、例えば、利益状態蓄積メモリに先頭側から、開放延長フラグ、小当たりフラグ、大当たりフラグ、小当たりフラグが順次蓄積されている場合に、図88に示すように、蓄積順序無変更手段244により今回の特別図柄時短状態のための特別図柄時短フラグを蓄積順序を変更せずに、末尾側(蓄積順序5)に蓄積するようにしてもよい。或いは、無条件蓄積手段241Aaは、図89に示すように、蓄積順序変更手段243により今回の特別図柄時短状態のための特別図柄時短フラグを、先頭側(蓄積順序1)に移動させて蓄積したり、末尾側以外の任意の位置にランダムに蓄積してもよい。
次に、条件付蓄積手段242は、図79〜図87に示す8種類のうちの何れか1つの条件付蓄積手段242A〜242Hで構成され、条件付蓄積手段242A〜242Hについて、順次説明する。但し、条件付蓄積手段242A〜242Hの各々は、特別図柄時短状態を蓄積する際の蓄積順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段243と、特別図柄時短状態を蓄積する際の蓄積順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段244の何れか一方で構成される。
このように、条件付蓄積手段242は、特別図柄時短状態を蓄積する際の順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段243を有するので、この蓄積順序変更手段243により、特別図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができる。また、条件付蓄積手段242は、特別図柄時短状態を蓄積する際の順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段244を有するので、蓄積順序無変更手段244により、特別図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに蓄積することができる。
最初の条件付蓄積手段242Aは、図80に示すように、条件付蓄積手段242Aaと、条件付蓄積手段242Abの何れか一方を含んでいる。
条件付蓄積手段242Aaは、特別図柄時短状態を蓄積するか否かを抽選する蓄積抽選手段246と、前述した蓄積順序変更手段243及び蓄積制御手段245等を有している。条件付蓄積手段242Abは、その蓄積抽選手段246と、前述した蓄積順序無変更手段244及び蓄積制御手段245等を有している。
例えば、図23に示すように、蓄積抽選手段246には、多数の蓄積用当選数値が「1〜15」、「30〜45」、・・・「270〜285」のように複数の当選数値グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの当選数値グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
抽選手段85による抽選で当選した場合(特別図柄時短状態を発生させる時点)に、「0〜299」のうちの任意の1つの数値が抽出され、その特定された抽出値が当選数値テーブルの何れかの当選数値に合致した場合に限って、今回の特別図柄時短状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(特別図柄時短状態を発生させる場合)に抽選された抽選値が、有効化されている当選数値グループの何れの当選数値にも合致しない場合には、今回の特別図柄時短状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、変動時間短縮手段79により直ぐに発生する。
このように、条件付蓄積手段242Aaが蓄積抽選手段246と、特別図柄時短状態を蓄積する際の順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段243を有する場合には、特別図柄時短状態を蓄積するか否かを、蓄積抽選手段246により抽選条件を判定して決定することができ、しかも特別図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段242Abが蓄積抽選手段246と、特別図柄時短状態を蓄積する際の蓄積順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段244を有する場合には、特別図柄時短状態を蓄積するか否かを、蓄積抽選手段246により抽選条件を判定して決定することができ、しかも特別図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに特別図柄時短状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次の条件付蓄積手段242Bは、図81に示すように、条件付蓄積手段242Baと、条件付蓄積手段242Bbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段242Baは、パチンコ機2外から入力された信号が特別図柄時短状態の蓄積を行う信号であるか否かを判定する外部信号判定手段247と、前述した蓄積順序変更手段243及び蓄積制御手段245等を有している。条件付蓄積手段242Bbは、その外部信号判定手段247と、前述した蓄積順序無変更手段244及び蓄積制御手段245等を有している。
この場合、パチンコ機2外から入力される信号が、例えば、ホール側に設けた島コンピュータからの蓄積指令信号であって、島コンピュータから不定期的に蓄積指令信号が入力される場合に限って、特別図柄時短状態を蓄積するようにしてもよい。また、ホール内に蓄積指令装置を別途設置し、この蓄積指令装置から入力される蓄積指令信号により、パチンコ機2毎に異なるタイミングで特別図柄時短状態を蓄積させるように構成してもよい。
このように、条件付蓄積手段242Baは、パチンコ機2外から入力された信号が、特別図柄時短状態の蓄積を行う信号であるか否かを判定する外部信号判定手段247と蓄積順序変更手段243を有する場合には、特別図柄時短状態を蓄積するか否かを、外部信号判定手段247によりパチンコ機2外から入力される蓄積信号条件を判定して決定することができ、しかも特別図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段242Bbは、その外部信号判定手段247と蓄積順序無変更手段244を有する場合には、特別図柄時短状態を蓄積するか否かを、外部信号判定手段247により弾球遊技機2外から入力される蓄積信号条件を判定して決定することができ、しかも特別図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに特別図柄時短状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段242Cは、図82に示すように、条件付蓄積手段242Caと、条件付蓄積手段242Cbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段242Caは、発射球数計数手段71で計数された発射球数が、特別図柄時短状態の蓄積を行う発射球数であるか否かを判定する発射球数判定手段248と、前述した蓄積順序変更手段243及び蓄積制御手段245等を有している。条件付蓄積手段242Cbは、その発射球数判定手段248と、前述した蓄積順序無変更手段244及び蓄積制御手段245等を有している。
例えば、図24(a)に示すように、発射球数判定手段248には、電源投入時からの蓄積用発射球数が「200 〜220 」、「400 〜420 」、・・・のように、複数の発射球数グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの発射球数グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
遊技者によるゲームが開始されて、遊技者が発射した遊技球の発射球数が増加し、抽選手段85による抽選で当選した場合(特別図柄時短状態を発生させる時点)に、発射球数計数手段71による現在の発射球数の計数値が、設定されている発射球数グループの何れかの蓄積用発射球数に合致した場合に限って、今回の特別図柄時短状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(特別図柄時短状態を発生させる時点)に、現在の発射球数が、有効化されている発射球数グループの何れの発射球数にも合致しない場合には、今回の特別図柄時短状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、変動時間短縮手段79により直ぐに発生する。ここで、図24(b)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85による抽選で当選した場合(特別図柄時短状態を発生させる時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの発射球数グループ「200 〜220 」、「400 〜420 」、・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図24に示すテーブル化された蓄積用発射球数は、前回の大当たり終了時からの発射球数であってもよい。この場合のテーブル化された発射球数は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、遊技球の発射球数を計数する発射球数計数手段71を備え、条件付蓄積手段242Caは、発射球数計数手段71で計数された発射球数が、特別図柄時短状態の蓄積を行う発射球数であるか否かを判定する発射球数判定手段248と蓄積順序変更手段243を有する場合には、特別図柄時短状態を蓄積するか否かを、発射球数判定手段248により発射球数条件を判定して決定することができ、しかも特別図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段242Cbが、その発射球数判定手段248と蓄積順序無変更手段244を有する場合には、特別図柄時短状態を蓄積するか否かを、発射球数判定手段248により発射球数条件を判定して決定することができ、しかも特別図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに特別図柄時短状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段242Dは、図83に示すように、条件付蓄積手段242Daと、条件付蓄積手段242Dbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段242Daは、蓄積数計数手段69で計数された蓄積数が特別図柄時短状態の蓄積を行う蓄積数であるか否かを判定する蓄積数判定手段249と、前述した蓄積順序変更手段243及び蓄積制御手段245等を有している。条件付蓄積手段242Dbは、その蓄積数判定手段249と、前述した蓄積順序無変更手段244及び蓄積制御手段245等を有している。
例えば、蓄積数判定手段249には、蓄積用蓄積数として、図25(a)に示すように、メーカ側で「4以下」がメーカ側で設定されている。遊技者によるゲームが開始されて、発生していない利益状態が順次、利益状態蓄積手段66に蓄積され、抽選手段85による抽選で当選した場合(特別図柄時短状態を発生させる時点)に、蓄積数計数手段69による現在の蓄積数が、設定されている「4以下」の場合に限って、今回の特別図柄時短状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(特別図柄時短状態を発生させる時点)に、利益状態蓄積手段66における現在の特別図柄時短状態の蓄積数が5以上の場合には、今回の特別図柄時短状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、変動時間短縮手段79により直ぐに発生する。ここで、図25(b)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85による抽選で当選した場合(特別図柄時短状態が発生した時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの蓄積用蓄積数「1〜1」、「2〜3」、「4以下」・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、現在の利益状態の蓄積数を計数する蓄積数計数手段69を備え、条件付蓄積手段242Daは、蓄積数計数手段69で計数された蓄積数が、特別図柄時短状態の蓄積を行う蓄積数であるか否かを判定する蓄積数判定手段249と蓄積順序変更手段243を有する場合には、特別図柄時短状態を蓄積するか否かを、蓄積数判定手段249により蓄積数条件を判定して決定することができ、しかも特別図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段242Dbが、その蓄積数判定手段249と蓄積順序無変更手段244を有する場合には、特別図柄時短状態を蓄積するか否かを、蓄積数判定手段249により蓄積数条件を判定して決定することができ、しかも特別図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに特別図柄時短状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段242Eは、図84に示すように、条件付蓄積手段242Eaと、条件付蓄積手段242Ebの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段242Eaは、経過時間計時手段70で計時された経過時間が、特別図柄時短状態の蓄積を行う経過時間であるか否かを判定する経過時間判定手段250と、前述した蓄積順序変更手段243及び蓄積制御手段245等を有している。条件付蓄積手段242Ebは、その経過時間判定手段250と、前述した蓄積順序無変更手段244及び蓄積制御手段245等を有している。
例えば、図26(a)に示すように、経過時間判定手段250には、電源投入時からの蓄積用経過時間が「60〜90」、「120 〜150 」、「180 〜210 」・・・のように複数の経過時間グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの経過時間グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。遊技者によるゲームが開始されて、遊技の経過時間が増加し、抽選手段85による抽選で当選した場合(特別図柄時短状態を発生させる時点)に、経過時間計時手段70による現在の経過時間が、設定されている経過時間グループの何れかの蓄積用経過時間に合致した場合に限って、今回の特別図柄時短状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(特別図柄時短状態を発生させる時点)に、現在の経過時間が、有効化されている経過時間グループの何れの経過時間にも合致しない場合には、今回の特別図柄時短状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、変動時間短縮手段79により直ぐに発生する。ここで、図26(b)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85による抽選で当選した場合(特別図柄時短状態が発生した時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの経過時間グループ「60〜90」、「120 〜150 」・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図26に示すテーブル化された蓄積用経過時間は、前回の大当たり終了時からの経過時間であってもよい。この場合のテーブル化された経過時間は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、経過時間を計時する経過時間計時手段70を備え、条件付蓄積手段242Eaは、経過時間計時手段70で計時された経過時間が、特別図柄時短状態の蓄積を行う経過時間であるか否かを判定する経過時間判定手段250と蓄積順序変更手段243を有する場合には、特別図柄時短状態を蓄積するか否かを、経過時間判定手段250により経過時間条件を判定して決定することができ、しかも特別図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段242Ebが、その経過時間判定手段250と蓄積順序無変更手段244を有する場合には、特別図柄時短状態を蓄積するか否かを、経過時間判定手段250により経過時間条件を判定して決定することができ、しかも特別図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに特別図柄時短状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段242Fは、図85に示すように、条件付蓄積手段242Faと、条件付蓄積手段242Fbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段242Faは、図柄乱数抽選手段86で抽出された図柄乱数値が、特別図柄時短状態の蓄積を行う図柄乱数値であるか否かを判定する図柄乱数判定手段251と、前述した蓄積順序変更手段243及び蓄積制御手段245等を有している。条件付蓄積手段242Fbは、その図柄乱数判定手段251と、前述した蓄積順序無変更手段244及び蓄積制御手段245等を有している。
例えば、図柄乱数判定手段251には、蓄積用図柄乱数として、図27(a)に示すように、「偶数の図柄乱数値」がメーカ側で設定されている。遊技者によるゲームが開始されて、抽選手段85による抽選で当選した場合(特別図柄時短状態を発生させる場合)の図柄態様の図柄乱数値が、設定されている「偶数の図柄乱数値」の場合に限って、今回の特別図柄時短状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(特別図柄時短状態を発生させる時点)に、図柄乱数が奇数の場合には、今回の特別図柄時短状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、変動時間短縮手段79により直ぐに発生する。ここで、図27(b)に示すように、蓄積用図柄乱数値として、「偶数の図柄乱数値のうちの「3」の倍数」に制限するようにしたり、図27(c)に示すように、蓄積用図柄乱数値として、「奇数の図柄乱数値」を設定するようにしたり、或いは、図27(d)に示すように、蓄積用図柄乱数値として、「奇数の図柄乱数値のうちの「3」又は「5」の倍数」に制限するようにしてもよい。
更に、図27(e)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85による抽選で当選した場合(特別図柄時短状態を発生させる時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの蓄積用図柄乱数値「偶数の図柄乱数値」、「奇数の図柄乱数値」、「偶数の図柄乱数値のうちの「3」の倍数」・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。ところで、図27(a)〜(d)に示す図柄乱数値は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により、又は遊技者が任意の1つを択一的に有効化できるようにしてもよい。
このように、特別図柄始動手段24に遊技球が入賞することに基づいて、特別図柄表示手段111で表示される変動後の特別図柄態様を決定する為に乱数抽選を行う図柄乱数抽選手段86を備え、条件付蓄積手段242Faは、図柄乱数抽選手段86で抽出された図柄乱数値が、特別図柄時短状態の蓄積を行う図柄乱数であるか否かを判定する図柄乱数判定手段251と蓄積順序変更手段243を有する場合には、特別図柄時短状態を蓄積するか否かを、図柄乱数判定手段251により図柄乱数条件を判定して決定することができ、しかも特別図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段242Fbが、その図柄乱数判定手段251と蓄積順序無変更手段244を有する場合には、第1図柄時短状態を蓄積するか否かを、図柄乱数判定手段251により図柄乱数条件を判定して決定することができ、しかも特別図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに特別図柄時短状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段242Gは、図86に示すように、条件付蓄積手段242Gaと、条件付蓄積手段242Gbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段242Gaは、変動回数計数手段72で計数された変動回数が、特別図柄時短状態の蓄積を行う変動回数であるか否かを判定する変動回数判定手段252と、前述した蓄積順序変更手段243及び蓄積制御手段245等を有している。条件付蓄積手段242Gbは、その変動回数判定手段252と、前述した蓄積順序無変更手段244及び蓄積制御手段245等を有している。
例えば、図28(a)に示すように、変動回数判定手段252には、電源投入時からの蓄積用変動回数が「50〜55」、「150 〜160 」、・・・のように、複数の変動回数グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの変動回数グループを、メーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
遊技者によるゲームが開始され、遊技球が特別図柄始動手段24に入賞することで特別図柄が変動し、変動回数計数手段72の変動回数が増加し、抽選手段85による抽選で当選した場合(特別図柄時短状態を発生させる時点)に、変動回数計数手段72による現在の変動回数の計数値が、設定されている変動回数グループの何れかの変動回数に合致した場合に限って、今回の特別図柄時短状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(特別図柄時短状態を発生させる時点)に、現在の変動回数が、有効化されている変動回数グループの何れの変動回数にも合致しない場合には、今回の特別図柄時短状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、変動時間短縮手段79により直ぐに発生する。ここで、図28(b)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85による抽選で当選した場合(特別図柄時短状態を発生させる時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの変動回数グループ「50〜55」、「150 〜160 」、・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図28に示すテーブル化された蓄積用変動回数は、前回の大当たり終了時からの変動回数であってもよい。この場合のテーブル化された変動回数は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。更に、図28に示すテーブル化された蓄積用変動回数は、「2,2,2」、「7,7,7」等の予め設定された図柄態様による大当たり終了時からの変動回数であってもよい。この場合のテーブル化された変動回数は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、特別図柄の変動回数を計数する変動回数計数手段72を備え、条件付蓄積手段242Gaは、変動回数計数手段72で計数された変動回数が、特別図柄時短状態の蓄積を行う変動回数であるか否かを判定する変動回数判定手段252と、蓄積順序変更手段243を有する場合には、特別図柄時短状態を蓄積するか否かを、変動回数判定手段252により第1図柄の変動回数条件を判定して決定することができ、しかも特別図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができ、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段242Gbが、その変動回数判定手段252と蓄積順序無変更手段244を有する場合には、特別図柄時短状態を蓄積するか否かを、変動回数判定手段252により第1図柄の変動回数条件を判定して決定することができ、しかも特別図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに特別図柄時短状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段242Hは、図87に示すように、条件付蓄積手段242Haと、条件付蓄積手段242Hbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段242Haは、図柄態様記憶手段75に記憶されている何れかの図柄態様が特別図柄時短状態の蓄積を行う図柄態様であるか否かを判定する図柄態様判定手段253と、前述した蓄積順序変更手段243及び蓄積制御手225等を有している。条件付蓄積手段242Hbは、その図柄態様判定手段253と、前述した蓄積順序無変更手段244及び蓄積制御手段245等を有している。
例えば、図柄態様判定手段253には、蓄積用大当たり図柄態様として、図29に示すように、「1,1,1」、「3,3,3」、「5,5,5」、「7,7,7」、「9,9,9」がメーカ側で設定されている。過去に大当たり状態が発生した際の大当たり図柄態様が図柄態様記憶手段75に順々に記憶されているため、遊技者によるゲームが開始されて、抽選手段85による抽選で当選した場合(今回の特別図柄時短状態を発生させる場合)に、図柄態様記憶手段75に記憶されている前回、又は前々回又は3回以上前の大当たり図柄態様が、図29に示す蓄積用大当たり図柄態様の何れかと合致する場合に限って、今回の特別図柄時短状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(特別図柄時短状態を発生させる場合)でも、前回、又は前々回又は3回以上前の大当たり図柄態様が蓄積用大当たり図柄態様の何れにも合致しない場合には、今回の特別図柄時短状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、変動時間短縮手段79により直ぐに発生する。ここで、図29に示す蓄積用大当たり図柄態様を、図柄態様記憶手段75に記憶している複数の大当たり図柄態様のうち、最も種類の多い大当たり図柄態様に変更しながら設定するようにしてもよい。
このように、特別図柄の特定図柄態様は複数種類の図柄態様を含み、過去に大当たり状態が発生した際の図柄態様を記憶する図柄態様記憶手段75を備え、条件付蓄積手段242Haは、図柄態様記憶手段75に記憶されている何れかの図柄態様が、特別図柄時短状態の蓄積を行う図柄態様であるか否か判定する図柄態様判定手段253と、蓄積順序変更手段243を有する場合には、特別図柄時短状態を蓄積するか否かを、図柄態様判定手段253により図柄態様記憶手段75に記憶されている図柄態様に基づいて、図柄態様条件を判定して決定することができ、しかも特別図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができ、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段242Abが、その図柄態様判定手段253と蓄積順序無変更手段244を有する場合には、特別図柄時短状態を蓄積するか否かを、図柄態様判定手段253により図柄態様記憶手段75に記憶されている図柄態様に基づいて、図柄態様条件を判定して決定することができ、しかも特別図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに特別図柄時短状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
普通図柄変動時間短縮蓄積手段260(図90〜図99参照)。
普通図柄変動時間短縮蓄積手段260は、普通図柄時短状態を蓄積するものであり、図90に示すように、普通図柄時短状態を無条件に蓄積する無条件蓄積手段261と、普通図柄時短状態を条件付で蓄積する条件付蓄積手段262の何れか1つを有する。
このように、普通図柄変動時間短縮蓄積手段260が普通図柄時短状態を無条件に蓄積する無条件蓄積手段261を有する場合には、その無条件蓄積手段261により、普通図柄時短状態を直ぐに発生させることなく無条件で確実に蓄積することができる。また、普通図柄変動時間短縮蓄積手段260が普通図柄時短状態を条件付で蓄積する条件付蓄積手段262を有する場合には、条件付蓄積手段262により、普通図柄時短状態を直ぐに発生させることなく条件付で確実に蓄積することができる。
無条件蓄積手段261
無条件蓄積手段261は、図91に示すように、無条件蓄積手段261Aaと無条件蓄積手段261Abの何れか1つで構成されている。
無条件蓄積手段261Aa
無条件蓄積手段261Aaは、普通図柄時短状態を蓄積する際の蓄積順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段263と、蓄積制御手段265等を有している。このように、無条件蓄積手段261Aaが普通図柄時短状態を蓄積する際の蓄積順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段263を有するので、蓄積順序変更手段263により、普通図柄時短状態を蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができる。
無条件蓄積手段261Ab
無条件蓄積手段261Abは、普通図柄時短状態を蓄積する際の蓄積順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段264と、蓄積制御手段265等を有している。このように、無条件蓄積手段261Abが普通図柄時短状態を蓄積する際の蓄積順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段264を有するので、この蓄積順序無変更手段264により、普通図柄時短状態を蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに蓄積することができる。
無条件蓄積手段261Abにおいて、例えば、利益状態蓄積メモリに先頭側から、開放延長フラグ、大当たりフラグ、特別図柄時短フラグ、確率変動フラグが順次蓄積されている場合に、図100に示すように、蓄積順序無変更手段264により今回の普通図柄時短状態のための普通図柄時短フラグを蓄積順序を変更せずに、末尾側(蓄積順序5)に蓄積するようにしてもよい。或いは、無条件蓄積手段261Aaは、図101に示すように、蓄積順序変更手段263により今回の普通図柄時短状態のための普通図柄時短フラグを、先頭側(蓄積順序1)に移動させて蓄積したり、末尾側以外の任意の位置にランダムに蓄積するようにしてもよい。
次に、条件付蓄積手段262は、図91〜図99に示す8種類のうちの何れか1つの条件付蓄積手段262A〜262Hで構成され、条件付蓄積手段262A〜262Hについて、順次説明する。但し、条件付蓄積手段262A〜262Hの各々は、普通図柄時短状態を蓄積する際の蓄積順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段263と、普通図柄時短状態を蓄積する際の蓄積順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段264の何れか一方で構成される。
このように、条件付蓄積手段262は、普通図柄時短状態を蓄積する際の順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段263を有するので、蓄積順序変更手段263により、普通図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができる。また、条件付蓄積手段262は、普通図柄時短状態を蓄積する際の順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段264を有するので、この蓄積順序無変更手段264により、普通図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに蓄積することができる。
最初の条件付蓄積手段262Aは、図92に示すように、条件付蓄積手段262Aaと、条件付蓄積手段262Abの何れか一方を含んでいる。
条件付蓄積手段262Aaは、普通図柄時短状態を蓄積するか否かを抽選する蓄積抽選手段266と、前述した蓄積順序変更手段263及び蓄積制御手段265等を有している。条件付蓄積手段262Abは、その蓄積抽選手段266と、前述した蓄積順序無変更手段264及び蓄積制御手段265等を有している。
例えば、図23に示すように、蓄積抽選手段266には、多数の蓄積用当選数値が「1〜15」、「30〜45」、・・・「270〜285」のように複数の当選数値グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの当選数値グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
抽選手段85による抽選で当選した場合(普通図柄時短状態を発生させる時点) に、「0〜299」のうちの任意の1つの数値が抽出され、その特定された抽出値が当選数値テーブルの何れかの当選数値に合致した場合に限って、今回の普通図柄時短状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(普通図柄時短状態を発生させる場合) に際して抽選された抽選値が、有効化されている当選数値グループの何れの当選数値にも合致しない場合には、今回の普通図柄時短状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、変動時間短縮手段79により直ぐに発生する。
このように、条件付蓄積手段262Aaが蓄積抽選手段266と、普通図柄時短状態を蓄積する際の順序を所定規則に基づいて変更する蓄積順序変更手段263を有する場合には、普通図柄時短状態を蓄積するか否かを、蓄積抽選手段266により抽選条件を判定して決定することができ、しかも普通図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段262Abが蓄積抽選手段266と、普通図柄時短状態を蓄積する際の蓄積順序を変更せずに所定順序通りとする蓄積順序無変更手段264を有する場合には、普通図柄時短状態を蓄積するか否かを、蓄積抽選手段266により抽選条件を判定して決定することができ、しかも普通図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を何ら変更することなく、確実に所定順序通りに普通図柄時短状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次の条件付蓄積手段262Bは、図93に示すように、条件付蓄積手段262Baと、条件付蓄積手段262Bbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段262Baは、パチンコ機2外から入力された信号が普通図柄時短状態の蓄積を行う信号であるか否かを判定する外部信号判定手段267と、前述した蓄積順序変更手段263及び蓄積制御手段265等を有している。条件付蓄積手段262Bbは、その外部信号判定手段267と、前述した蓄積順序無変更手段264及び蓄積制御手段265等を有している。
この場合、パチンコ機2外から入力される信号が、例えば、ホール側に設けた島コンピュータからの蓄積指令信号であって、島コンピュータから不定期的に蓄積指令信号が入力される場合に限って、普通図柄時短状態を蓄積するようにしてもよい。また、ホール内に蓄積指令装置を別途設置し、この蓄積指令装置から入力される蓄積指令信号により、パチンコ機2毎に異なるタイミングで普通図柄時短状態を蓄積させるように構成してもよい。
このように、条件付蓄積手段262Baは、パチンコ機2外から入力された信号が、普通図柄時短状態の蓄積を行う信号であるか否かを判定する外部信号判定手段267と蓄積順序変更手段263を有する場合には、普通図柄時短状態を蓄積するか否かを、外部信号判定手段267によりパチンコ機2外から入力される蓄積信号条件を判定して決定することができ、しかも普通図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段262Bbは、その外部信号判定手段267と蓄積順序無変更手段264を有する場合には、普通図柄時短状態を蓄積するか否かを、外部信号判定手段267によりパチンコ機2外から入力される蓄積信号条件を判定して決定することができ、しかも普通図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を何ら変更することなく、確実に所定順序通りに普通図柄時短状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段262Cは、図94に示すように、条件付蓄積手段262Caと、条件付蓄積手段262Cbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段262Caは、発射球数計数手段71で計数された発射球数が、普通図柄時短状態の蓄積を行う発射球数であるか否かを判定する発射球数判定手段268と、前述した蓄積順序変更手段263及び蓄積制御手段265等を有している。条件付蓄積手段262Cbは、その発射球数判定手段268と、前述した蓄積順序無変更手段264及び蓄積制御手段265等を有している。
例えば、図24(a)に示すように、発射球数判定手段268には、電源投入時からの蓄積用発射球数が「200 〜220 」、「400 〜420 」、・・・のように、複数の発射球数グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの発射球数グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
遊技者によるゲームが開始されて、遊技者が発射した遊技球の発射球数が増加し、抽選手段85による抽選で当選した場合(普通図柄時短状態を発生させる時点)に、発射球数計数手段71による現在の発射球数の計数値が、設定されている発射球数グループの何れかの蓄積用発射球数に合致した場合に限って、今回の普通図柄時短状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(普通図柄時短状態を発生させる時点)に、現在の発射球数が、有効化されている発射球数グループの何れの発射球数にも合致しない場合には、今回の普通図柄時短状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、変動時間短縮手段79により直ぐに発生する。ここで、図24(b)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85による抽選で当選した場合(普通図柄時短状態を発生させる時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの発射球数グループ「200 〜220 」、「400 〜420 」、・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図24に示すテーブル化された蓄積用発射球数は、前回の大当たり終了時からの発射球数であってもよい。この場合のテーブル化された発射球数は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、遊技球の発射球数を計数する発射球数計数手段71を備え、条件付蓄積手段262Caは、発射球数計数手段71で計数された発射球数が、普通図柄時短状態の蓄積を行う発射球数であるか否かを判定する発射球数判定手段268と蓄積順序変更手段263を有する場合には、普通図柄時短状態を蓄積するか否かを、発射球数判定手段268により発射球数条件を判定して決定することができ、しかも普通図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段262Cbが、その発射球数判定手段268と蓄積順序無変更手段264を有する場合には、普通図柄時短状態を蓄積するか否かを、発射球数判定手段268により発射球数条件を判定して決定することができ、しかも普通図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を何ら変更することなく、確実に所定順序通りに普通図柄時短状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段262Dは、図95に示すように、条件付蓄積手段262Daと、条件付蓄積手段262Dbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段262Daは、蓄積数計数手段69で計数された蓄積数が普通図柄時短状態の蓄積を行う蓄積数であるか否かを判定する蓄積数判定手段269と、前述した蓄積順序変更手段263及び蓄積制御手段265等を有している。条件付蓄積手段262Dbは、その蓄積数判定手段269と、前述した蓄積順序無変更手段264及び蓄積制御手段265等を有している。
例えば、蓄積数判定手段269には、蓄積用蓄積数として、図25(a)に示すように、メーカ側で「4以下」がメーカ側で設定されている。遊技者によるゲームが開始されて、発生していない利益状態が順次、利益状態蓄積手段66に蓄積され、抽選手段85による抽選で当選した場合(普通図柄時短状態を発生させる時点)に、蓄積数計数手段69による現在の蓄積数が、設定されている「4以下」の場合に限って、今回の普通図柄時短状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(普通図柄時短状態を発生させる時点)に、利益状態蓄積手段66における現在の普通図柄時短状態の蓄積数が5以上の場合には、今回の普通図柄時短状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、変動時間短縮手段79により直ぐに発生する。ここで、図25(b)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85による抽選で当選した場合(普通図柄時短状態が発生した時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの蓄積用蓄積数「1〜1」、「2〜3」、「4以下」・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、現在の利益状態の蓄積数を計数する蓄積数計数手段69を備え、条件付蓄積手段262Daは、蓄積数計数手段69で計数された蓄積数が、普通図柄時短状態の蓄積を行う蓄積数であるか否かを判定する蓄積数判定手段269と蓄積順序変更手段263を有する場合には、普通図柄時短状態を蓄積するか否かを、蓄積数判定手段269により蓄積数条件を判定して決定することができ、しかも普通図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段262Dbが、その蓄積数判定手段269と蓄積順序無変更手段264を有する場合には、普通図柄時短状態を蓄積するか否かを、蓄積数判定手段269により蓄積数条件を判定して決定することができ、しかも普通図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに普通図柄時短状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段262Eは、図96に示すように、条件付蓄積手段262Eaと、条件付蓄積手段262Ebの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段262Eaは、経過時間計時手段70で計時された経過時間が、普通図柄時短状態の蓄積を行う経過時間であるか否かを判定する経過時間判定手段270と、前述した蓄積順序変更手段263及び蓄積制御手段265等を有している。条件付蓄積手段262Ebは、その経過時間判定手段270と、前述した蓄積順序無変更手段264及び蓄積制御手段265等を有している。
例えば、図26(a)に示すように、経過時間判定手段270には、電源投入時からの蓄積用経過時間が「60〜90」、「120 〜150 」、「180 〜210 」・・・のように複数の経過時間グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの経過時間グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
遊技者によるゲームが開始されて、遊技の経過時間が増加し、抽選手段85による抽選で当選した場合(普通図柄時短状態を発生させる時点)に、経過時間計時手段70による現在の経過時間が、設定されている経過時間グループの何れかの蓄積用経過時間に合致した場合に限って、今回の普通図柄時短状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(普通図柄時短状態を発生させる時点)に、現在の経過時間が、有効化されている経過時間グループの何れの経過時間にも合致しない場合には、今回の普通図柄時短状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、変動時間短縮手段79により直ぐに発生する。ここで、図26(b)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85による抽選で当選した場合(普通図柄時短状態が発生した時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの経過時間グループ「60〜90」、「120 〜150 」・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図26に示すテーブル化された蓄積用経過時間は、前回の大当たり終了時からの経過時間であってもよい。この場合のテーブル化された経過時間は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、経過時間を計時する経過時間計時手段70を備え、条件付蓄積手段262Eaは、経過時間計時手段70で計時された経過時間が、普通図柄時短状態の蓄積を行う経過時間であるか否かを判定する経過時間判定手段270と蓄積順序変更手段263を有する場合には、普通図柄時短状態を蓄積するか否かを、経過時間判定手段270により経過時間条件を判定して決定することができ、しかも普通図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段262Ebが、その経過時間判定手段270と蓄積順序無変更手段264を有する場合には、普通図柄時短状態を蓄積するか否かを、経過時間判定手段270により経過時間条件を判定して決定することができ、しかも普通図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに普通図柄時短状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段262Fは、図97に示すように、条件付蓄積手段262Faと、条件付蓄積手段262Fbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段262Faは、乱数発生手段61と乱数抽出手段62等からなる図柄乱数抽選手段86で抽出された図柄乱数値が、普通図柄時短状態の蓄積を行う図柄乱数値であるか否かを判定する図柄乱数判定手段271と、前述した蓄積順序変更手段263及び蓄積制御手段265等を有している。条件付蓄積手段262Fbは、その図柄乱数判定手段271と、前述した蓄積順序無変更手段264及び蓄積制御手段265等を有している。
例えば、図柄乱数判定手段271には、蓄積用図柄乱数として、図27(a)に示すように、「偶数の図柄乱数値」がメーカ側で設定されている。遊技者によるゲームが開始されて、抽選手段85による抽選で当選した場合(普通図柄時短状態を発生させる場合)の図柄態様の図柄乱数値が、設定されている「偶数の図柄乱数値」の場合に限って、今回の普通図柄時短状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(普通図柄時短状態を発生させる時点)に、図柄乱数が奇数の場合には、今回の普通図柄時短状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、変動時間短縮手段79により直ぐに発生する。ここで、図27(b)に示すように、蓄積用図柄乱数値として、「偶数の図柄乱数値のうちの「3」の倍数」に制限するようにしたり、図27(c)に示すように、蓄積用図柄乱数値として、「奇数の図柄乱数値」を設定するようにしたり、或いは、図27(d)に示すように、蓄積用図柄乱数値として、「奇数の図柄乱数値のうちの「3」又は「5」の倍数」に制限するようにしてもよい。
更に、図27(e)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85による抽選で当選した場合(普通図柄時短状態を発生させる時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの蓄積用図柄乱数値「偶数の図柄乱数値」、「奇数の図柄乱数値」、「偶数の図柄乱数値のうちの「3」の倍数」・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。ところで、図27(a)〜(d)に示す図柄乱数値は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により、又は遊技者が任意の1つを択一的に有効化できるようにしてもよい。
このように、普通図柄始動手段24に遊技球が入賞することに基づいて、普通図柄表示手段112で表示される変動後の普通図柄態様を決定する為に乱数抽選を行う図柄乱数抽選手段86を備え、条件付蓄積手段262Faは、図柄乱数抽選手段86で抽出された図柄乱数値が、普通図柄時短状態の蓄積を行う図柄乱数であるか否かを判定する図柄乱数判定手段271と蓄積順序変更手段263を有する場合には、普通図柄時短状態を蓄積するか否かを、図柄乱数判定手段271により図柄乱数条件を判定して決定することができ、しかも普通図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段262Fbが、その図柄乱数判定手段271と蓄積順序無変更手段264を有する場合には、普通図柄時短状態を蓄積するか否かを、図柄乱数判定手段271により図柄乱数条件を判定して決定することができ、しかも普通図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに普通図柄時短状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段262Gは、図98に示すように、条件付蓄積手段262Gaと、条件付蓄積手段262Gbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段262Gaは、変動回数計数手段72で計数された変動回数が、普通図柄時短状態の蓄積を行う変動回数であるか否かを判定する変動回数判定手段272と、前述した蓄積順序変更手段263及び蓄積制御手段265等を有している。条件付蓄積手段262Gbは、その変動回数判定手段272と、前述した蓄積順序無変更手段264及び蓄積制御手段265等を有している。
例えば、図28(a)に示すように、変動回数判定手段272には、電源投入時からの蓄積用変動回数が「50〜55」、「150 〜160 」、・・・のように、複数の変動回数グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの変動回数グループを、メーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
遊技者によるゲームが開始され、遊技球が普通図柄始動手段24に入賞することで普通図柄が変動し、変動回数計数手段72の変動回数が増加し、抽選手段85による抽選で当選した場合(普通図柄時短状態を発生させる時点)に、変動回数計数手段72による現在の変動回数の計数値が、設定されている変動回数グループの何れかの変動回数に合致した場合に限って、今回の普通図柄時短状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(普通図柄時短状態を発生させる時点)に、現在の変動回数が、有効化されている変動回数グループの何れの変動回数にも合致しない場合には、今回の普通図柄時短状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、変動時間短縮手段79により直ぐに発生する。ここで、図28(b)に示すように、電源投入時、又は抽選手段85による抽選で当選した場合(普通図柄時短状態を発生させる時点)に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの変動回数グループ「50〜55」、「150 〜160 」、・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図28に示すテーブル化された蓄積用変動回数は、前回の大当たり終了時からの変動回数であってもよい。この場合のテーブル化された変動回数は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。更に、図28に示すテーブル化された蓄積用変動回数は、「2,2,2」、「7,7,7」等の予め設定された図柄態様による大当たり終了時からの変動回数であってもよい。この場合のテーブル化された変動回数は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、普通図柄の変動回数を計数する変動回数計数手段72を備え、条件付蓄積手段262Gaは、変動回数計数手段72で計数された変動回数が、普通図柄時短状態の蓄積を行う変動回数であるか否かを判定する変動回数判定手段272と、蓄積順序変更手段263を有する場合には、普通図柄時短状態を蓄積するか否かを、変動回数判定手段272により特別図柄の変動回数条件を判定して決定することができ、更に普通図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段262Gbが、その変動回数判定手段272と蓄積順序無変更手段264を有する場合には、普通図柄時短状態を蓄積するか否かを、変動回数判定手段により特別図柄の変動回数条件を判定して決定することができ、しかも普通図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに普通図柄時短状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、条件付蓄積手段262Hは、図99に示すように、条件付蓄積手段262Haと、条件付蓄積手段262Hbの何れか一方で構成される。
条件付蓄積手段262Haは、図柄態様記憶手段75に記憶されている何れかの図柄態様が普通図柄時短状態の蓄積を行う図柄態様であるか否かを判定する図柄態様判定手段273と、前述した蓄積順序変更手段263及び蓄積制御手225等を有している。条件付蓄積手段262Hbは、その図柄態様判定手段273と、前述した蓄積順序無変更手段264及び蓄積制御手段265等を有している。
例えば、図柄態様判定手段273には、蓄積用大当たり図柄態様として、図29に示すように、「1,1,1」、「3,3,3」、「5,5,5」、「7,7,7」、「9,9,9」がメーカ側で設定されている。過去に大当たり状態が発生した際の大当たり図柄態様が図柄態様記憶手段75に順々に記憶されているため、遊技者によるゲームが開始されて、抽選手段85による抽選で当選した場合(今回の普通図柄時短状態を発生させる場合)に、図柄態様記憶手段75に記憶されている前回、又は前々回又は3回以上前の大当たり図柄態様が、図29に示す蓄積用大当たり図柄態様の何れかと合致する場合に限って、今回の普通図柄時短状態を利益状態蓄積手段66に蓄積するようにしてもよい。
但し、抽選手段85による抽選で当選した場合(普通図柄時短状態を発生させる場合)でも、前回、又は前々回又は3回以上前の大当たり図柄態様が蓄積用大当たり図柄態様の何れにも合致しない場合には、今回の普通図柄時短状態が利益状態蓄積手段66に蓄積されることなく、変動時間短縮手段79により直ぐに発生する。ここで、図29に示す蓄積用大当たり図柄態様を、図柄態様記憶手段75に記憶している複数の大当たり図柄態様のうち、最も種類の多い大当たり図柄態様に変更しながら設定するようにしてもよい。
このように、普通図柄の特定図柄態様は複数種類の図柄態様を含み、過去に大当たり状態が発生した際の図柄態様を記憶する図柄態様記憶手段75を備え、条件付蓄積手段262Haは、図柄態様記憶手段75に記憶されている何れかの図柄態様が、普通図柄時短状態の蓄積を行う図柄態様であるか否か判定する図柄態様判定手段273と、蓄積順序変更手段263を有する場合には、普通図柄時短状態を蓄積するか否かを、図柄態様判定手段273により図柄態様記憶手段75に記憶されている図柄態様に基づいて、図柄態様条件を判定して決定することができ、しかも普通図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を、所定規則に基づいて確実に変更することができるため、遊技性が高まる。
また、条件付蓄積手段262Abが、その図柄態様判定手段273と蓄積順序無変更手段264を有する場合には、普通図柄時短状態を蓄積するか否かを、図柄態様判定手段273により図柄態様記憶手段75に記憶されている図柄態様に基づいて、図柄態様条件を判定して決定することができ、しかも普通図柄時短状態を条件付で蓄積する際の蓄積順序を変更することなく、確実に所定順序通りに普通図柄時短状態を蓄積することができるため、遊技性が高まる。
次に、前述した利益状態蓄積手段66による利益状態の蓄積を解除し、その利益状態を利益状態発生手段76により発生可能にする蓄積解除手段67について、図102に基づいて詳細に説明する。但し、この蓄積解除手段67は、所定微小時間(例えば、2mse、数秒)毎に繰り返して作動するものとする。
このように、利益状態蓄積手段66による利益状態の蓄積を解除し、その利益状態を利益状態発生手段76により発生可能にする蓄積解除手段67を設けたので、利益状態蓄積手段66で蓄積された利益状態が蓄積解除手段67により解除されるため、解除された時点において、その解除された利益状態が利益状態発生手段76により発生可能になる。
蓄積解除手段67は、蓄積解除条件が成立した場合に、利益状態蓄積手段66による利益状態の蓄積を解除することを決定する蓄積解除決定手段133と、蓄積解除条件を設定する蓄積解除条件設定手段134と、蓄積解除する利益状態の解除内容を変更する解除内容変更手段135とを有する。
このように、蓄積解除手段67は、蓄積解除条件が成立した場合に、利益状態蓄積手段66による利益状態の蓄積を解除することを決定する蓄積解除決定手段133を有するので、利益状態蓄積手段66による利益状態の蓄積を確実に解除するように決定することができる。また、蓄積解除手段67は、蓄積解除条件を設定する蓄積解除条件設定手段134を有するので、利益状態の蓄積を解除する蓄積解除条件を設定することができる。
蓄積解除決定手段133(図103〜図108参照)。
蓄積解除決定手段133は、利益状態の蓄積を解除するか否かを抽選する蓄積解除抽選手段280と、利益状態の蓄積を解除する発射球数であるか否かを判定する発射球数判定手段290と、利益状態の蓄積を解除する蓄積数であるか否かを判定する蓄積数判定手段300と、利益状態の蓄積を解除する経過時間であるか否かを判定する経過時間判定手段310と、利益状態の蓄積を解除する停止図柄態様であるか否かを判定する図柄態様判定手段320と、利益状態の蓄積を解除する変動回数であるか否かを判定する変動回数判定手段330の何れか1つを有するものである。
蓄積解除抽選手段280
蓄積解除抽選手段280は、蓄積状態の蓄積を解除するか否かを抽選するものであり、図103に示すように、高確率設定手段281と、低確率設定手段282と、中間確率設定手段283と、抽選判定制御手段284と、蓄積解除制御手段285を有する。
高確率設定手段281は、所定の第1状態のとき、例えば、確率変動状態のとき、或いは変動時間短縮状態等のときに、利益状態の蓄積を解除する抽選確率を、高確率に設定する。例えば、図109(a)に示すように、高確率設定手段281には、多数の高確率用の蓄積解除当選数値が「1〜15」、「30〜45」、・・・「270〜285」のように複数の当選数値グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの当選数値グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
そして、抽選判定制御手段284はこの高確率設定手段281により設定された高確率でもって利益状態の蓄積を解除するか否かの抽選を行うので、蓄積を解除する場合には、蓄積解除制御手段285により利益状態が解除される。この場合、確率変動状態のときには、例えば、図109(a)に示すように約50%の確率(150/300)で蓄積を解除したり、変動時間短縮状態のときには、例えば、約40%の確率(120/300)で蓄積を解除する。ここで、利益状態の蓄積数が所定数以上の場合に高確率設定手段を作動させるようにしてもよい。例えば、大当たり状態を所定数(例えば、2つ)以上蓄積している場合、或いは確率変動状態を所定数(例えば、2つ)以上蓄積している場合に高確率で抽選するようにしてもよい。
このように、蓄積解除抽選手段280は、所定の第1状態のときに、利益状態の蓄積を解除する抽選確率を高確率に設定する高確率設定手段281を有するので、この高確率設定手段281により、利益状態の蓄積を解除する抽選確率を高確率に設定することができ、遊技性が高まる。
低確率設定手段282は、所定の第2状態のとき、例えば、蓄積を解除してからの変動回数が少ないような場合に、利益状態の蓄積を解除する抽選確率を、高確率よりも低い低確率に設定する。例えば、図109(b)に示すように、低確率設定手段282には、多数の低確率用の蓄積解除当選数値が「1〜7」、「30〜38」、・・・「270〜278」のように複数の当選数値グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの当選数値グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
この場合、75/300の低確率(約22.5%)に設定されている。そして、抽選判定制御手段284が低確率設定手段282により設定された低確率テーブルでもって利益状態の蓄積を解除するか否かの抽選を行い、蓄積を解除する場合には、蓄積解除制御手段285により利益状態が解除される。
このように、蓄積解除抽選手段280は、所定の第2状態のときに、利益状態の蓄積を解除する抽選確率を、高確率よりも低い低確率に設定する低確率設定手段282を有するので、この低確率設定手段282により、利益状態の蓄積を解除する抽選確率を、高確率よりも低い低確率に設定することができ、遊技性が高まる。
中間確率設定手段283は、所定の第3状態のとき、例えば、大当たり状態を2つ以上蓄積しているような場合に、利益状態の蓄積を解除する抽選確率を、高確率と低確率の間の中間確率に設定する。例えば、図109(c)に示すように、多数の中間確率用の蓄積解除当選数値が「1〜10」、「30〜40」、・・・「270〜280」のように複数の当選数値グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの当選数値グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
この場合、100/300の低確率(約33.3%)に設定されている。そして、抽選判定制御手段284が中間確率設定手段283により設定された中間確率テーブルでもって利益状態の蓄積を解除するか否かの抽選を行い、蓄積を解除する場合には、蓄積解除制御手段285により利益状態が解除される。
このように、蓄積解除抽選手段280は、所定の第3状態のときに、利益状態の蓄積を解除する抽選確率を、高確率と低確率の間の中間確率に設定する中間確率設定手段283を有するので、中間確率設定手段283により、利益状態の蓄積を解除する抽選確率を、高確率と低確率の間の中間確率に設定することができ、遊技性が高まる。
このように、蓄積解除手段67に有する蓄積解除決定手段133は、利益状態の蓄積を解除するか否かを抽選する蓄積解除抽選手段280を有するので、利益状態の蓄積を解除するか否かを、蓄積解除抽選手段280により抽選条件を判定して決定することができる。
発射球数判定手段290
発射球数判定手段290は、図104に示すように、発射球数判定手段290Aと、発射球数判定手段290Bの何れか一方で構成される。
発射球数判定手段290Aは、解除発射球数記憶手段291と、蓄積解除判定制御手段292と、蓄積解除制御手段293等を有している。
解除発射球数記憶手段291は、RAM45cに有する解除発射球数記憶メモリ等からなり、メーカが予め設定した発射球数を記憶している。例えば、図110(a)に示すように、電源投入時からの蓄積解除用発射球数が「200 〜220 」、「400 〜420 」、・・・のように、複数の発射球数グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの発射球数グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。ここで、メーカが予め設定した発射球数として、前回の大当たり終了時から発射球数であってもよい。
遊技者によるゲームが開始されて、遊技者が発射した遊技球の発射球数が増加し、蓄積解除判定制御手段292により定期的に、発射球数計数手段71による現在の発射球数の計数値が、設定されている発射球数グループの何れかの蓄積用発射球数に合致するか否か判定され、合致した場合に限って、蓄積解除制御手段293により利益状態の蓄積を解除するようにしてもよい。但し、発射球数計数手段71による発射球数が、有効化された発射球数グループの何れの蓄積用発射球数にも合致しない場合には、利益状態の蓄積解除は行われることはない。
発射球数判定手段290Bは、解除発射球数抽選手段341を有する蓄積解除条件設定手段134と、蓄積解除判定制御手段292と、蓄積解除制御手段293等を有している。蓄積解除条件設定手段134は、図102に示すように、1段階抽選手段340(図115参照)と、2段階抽選手段350(図116参照)の何れか1つで構成されている。
このように、蓄積解除条件設定手段134は、蓄積解除条件を設定する1段階抽選を行う1段階抽選手段340を有するので、この1段階抽選手段340により、蓄積解除条件を1段階抽選により設定することができ、遊技性が高まる。また、蓄積解除条件設定手段134は、蓄積解除条件を設定する2段階抽選を行う2段階抽選手段350を有するので、この2段階抽選手段350により、蓄積解除条件を2段階抽選により設定することができ、遊技性が高まる。
1段階抽選手段340は、図115に示すように、解除発射球数抽選手段341を有する。そこで、1段階抽選手段340を用いる場合、その解除発射球数抽選手段341が適用される。この場合には、図110(b)に示すように、電源投入時及び抽選手段85による抽選で当選した場合に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの発射球数グループ「 200〜 220」、「 400〜 420」、・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
そして、同様にして、蓄積解除判定制御手段292により蓄積解除するように判定された場合、蓄積解除制御手段293により利益状態の蓄積を解除するようにしてもよい。ところで、図110に示すテーブル化された蓄積解除用発射球数は、前回の大当たり終了時からの総発射球数であってもよい。この場合のテーブル化された発射球数は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、遊技球の発射球数を計数する発射球数計数手段71を備え、1段階抽選手段340は、利益状態の蓄積を解除する蓄積解除条件としての蓄積発射球数を抽選により決定する解除発射球数抽選手段341を有するので、この解除発射球数抽選手段341により、蓄積解除条件を、抽選による解除発射球数に基づいて決定することができ、遊技性が高まる。
一方、2段階抽選手段350を用いる場合、図116に示すように、2段階抽選手段350に有する抽選テーブル選択手段351は、解除の為の抽選確率が高い高確率テーブルと、解除の為の抽選確率が低い低確率テーブルの何れか1つを有している。例えば、大当たりや小当たりが発生することで、図117に示す高確率テーブルが用いられた場合、先ず、第1段階抽選により、複数の蓄積解除発射球数グループ「200 〜220 」、「 400〜 420」、・・・のうちの何れか1つの発射球数グループが、蓄積解除確率に応じて選択される。
続く第2段階抽選により、その選択された1つの発射球数グループのうちの1つの発射球数が特定される。即ち、その特定された発射球数が天井球数として決定され、発射球数計数手段71の発射球数がその天井球数に達した場合に、利益状態の蓄積が解除される。また、低確率テーブル(図示略)が用いられた場合にも、同様にして、第1段階抽選及び第2段階抽選により、1つの発射球数が特定され、発射球数計数手段71の発射球数がその天井球数に達した場合に、利益状態の蓄積が解除される。
このように、遊技球の発射球数を計数する発射球数計数手段71を備え、蓄積解除決定手段133は、発射球数計数手段71で計数された発射球数が、利益状態の蓄積を解除する発射球数であるか否かを判定する発射球数判定手段290を有するので、利益状態の蓄積を解除するか否かを、発射球数判定手段290により発射球数条件を判定して決定することができる。
更に、このように、2段階抽選手段350は、第1の抽選及び第2の抽選を行う際に用いる抽選テーブルを予め設定された抽選確率の異なる複数の抽選テーブルの中から選択する抽選テーブル選択手段351を有するので、この抽選テーブル選択手段351により、2段階に抽選する抽選テーブルを、抽選確率の異なる複数の抽選テーブルの中から選択することができ、遊技性が高まる。
蓄積数判定手段300
蓄積数判定手段300は、図105に示すように、蓄積数判定手段300Aと、蓄積数判定手段300Bの何れか一方で構成される。
蓄積数判定手段300Aは、解除蓄積数記憶手段301と、蓄積解除判定制御手段302と、蓄積解除制御手段303等を有している。
解解除蓄積数記憶手段301は、RAM45cに有する蓄積数記憶メモリ等からなり、メーカが予め設定した蓄積数を記憶している。例えば、図111(a)に示すように、例えば、蓄積解除用蓄積数として、蓄積種類とは無関係に「4以下」がメーカ側で設定されている。遊技者によるゲームが開始されて、蓄積解除判定制御手段302により定期的に、蓄積数計数手段69による現在の蓄積数が、設定されている「4以下」に合致するか否か判定され、合致した場合に限って、蓄積解除制御手段303により利益状態の蓄積を解除するようにしてもよい。但し、蓄積数計数手段69による蓄積数が設定された「4以下」でない場合には、利益状態の蓄積解除は行われることはない。また、「4」等の所定数で判定するようにしてもよく、蓄積解除判定の為の蓄積数を蓄積種類毎に異ならせてもよい。
蓄積数判定手段300Bは、解除蓄積数抽選手段342を有する蓄積解除条件設定手段134と、蓄積解除判定制御手段302と、蓄積解除制御手段303等を有している。蓄積解除条件設定手段134は、図102に示すように、1段階抽選手段340と、図116に示す2段階抽選手段350の何れか1つで構成されている。
このように、蓄積解除条件設定手段134は、蓄積解除条件を設定する1段階抽選を行う1段階抽選手段340を有するので、この1段階抽選手段340により、蓄積解除条件を1段階抽選により設定することができ、遊技性が高まる。また、蓄積解除条件設定手段134は、蓄積解除条件を設定する2段階抽選を行う2段階抽選手段350を有するので、この2段階抽選手段350により、蓄積解除条件を2段階抽選により設定することができ、遊技性が高まる。
1段階抽選手段340は、図115に示すように、解除蓄積数抽選手段342を有する。そこで、1段階抽選手段340を用いる場合、解除蓄積数抽選手段342が適用される。この場合には、図111(b)に示すように、電源投入時及び抽選手段85による抽選で当選した場合に、次に蓄積を解除する利益状態の種類とは無関係に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの蓄積数グループ「0〜1」、「2〜3」、「4以下」、・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
そして、同様にして、蓄積解除判定制御手段302により蓄積解除するように判定された場合、蓄積解除制御手段303により利益状態の蓄積を解除するようにしてもよい。ところで、利益状態の種類毎、つまり大当たりや小当たり毎に、図111に示すテーブル化された蓄積解除蓄積数を準備し、次に蓄積を解除する利益状態の種類と同じ利益状態の種類毎に、蓄積を解除するか否かを抽選により決定するようにしてもよい。
このように、現在の利益状態の蓄積数を計数する蓄積数計数手段69を備え、1段階抽選手段340は、利益状態の蓄積を解除する蓄積解除条件としての解除蓄積数を抽選により決定する解除蓄積数抽選手段342を有するので、この解除蓄積数抽選手段342により、蓄積解除条件を、抽選による解除蓄積数に基づいて決定することができ、遊技性が高まる。
一方、2段階抽選手段350を用いる場合、図116に示すように、2段階抽選手段350に有する抽選テーブル選択手段351は、解除の為の抽選確率が高い高確率テーブルと、解除の為の抽選確率が低い低確率テーブルの何れか1つを有している。例えば、大当たりや小当たりが発生することで、図118に示す高確率テーブルが用いられた場合、先ず、第1段階抽選により、複数の蓄積数グループ「0〜1」、「2〜3」、「4以下」、・・・のうちの何れか1つの蓄積数グループが、蓄積解除確率に応じて選択される。
続く第2段階抽選により、その選択された1つの蓄積数グループのうちの1つの蓄積数が特定される。即ち、その特定された蓄積数が天井蓄積数として決定され、蓄積数計数手段69の蓄積数がその天井蓄積数に達した場合に、利益状態の蓄積が解除される。また、低確率テーブル(図示略)が用いられた場合にも、同様にして、第1段階抽選及び第2段階抽選により、1つの解除用蓄積数が特定され、蓄積数計数手段69の蓄積数がその天井蓄積数に達した場合に、利益状態の蓄積が解除される。
このように、現在の利益状態の蓄積数を計数する蓄積数計数手段69を備え、蓄積解除決定手段133は、蓄積数計数手段69で計数された蓄積数が、利益状態の蓄積を解除する蓄積数であるか否か判定する蓄積数判定手段300を有するので、利益状態の蓄積を解除するか否かを、蓄積数判定手段300により蓄積数条件を判定して決定することができる。
更に、このように、2段階抽選手段350は、第1の抽選及び第2の抽選を行う際に用いる抽選テーブルを予め設定された抽選確率の異なる複数の抽選テーブルの中から選択する抽選テーブル選択手段351を有するので、抽選テーブル選択手段351により、2段階に抽選する抽選テーブルを、抽選確率の異なる複数の抽選テーブルの中から選択することができ、遊技性が高まる。
経過時間判定手段310
経過時間判定手段310は、図106に示すように、経過時間判定手段310Aと、経過時間判定手段310Bの何れか一方で構成される。
経過時間判定手段310Aは、解除経過時間記憶手段311と、蓄積解除判定制御手段312と、蓄積解除制御手段313等を有している。
解除経過時間記憶手段311は、RAM45cに有する経過時間記憶メモリ等からなり、メーカが予め設定した経過時間を記憶している。例えば、図112(a)に示すように、電源投入時からの蓄積解除用経過時間が「60〜90」、「120 〜150 」、「180 〜210 」・・・のように、複数の経過時間グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの経過時間グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
遊技者によるゲームが開始されて、遊技の経過時間が増加し、蓄積解除判定制御手段312により定期的に、経過時間計時手段70による現在の経過時間が、設定されている経過時間グループの何れかの経過時間に合致するか否か判定され、合致した場合に限って、蓄積解除制御手段313により利益状態の蓄積を解除するようにしてもよい。但し、経過時間計時手段70による経過時間が、有効化された経過時間グループの何れの蓄積用経過時間にも合致しない場合には、利益状態の蓄積解除は行われることはない。
経過時間判定手段310Bは、解除経過時間抽選手段343を有する蓄積解除条件設定手段134と、蓄積解除判定制御手段312と、蓄積解除制御手段313等を有している。蓄積解除条件設定手段134は、図102に示すように、1段階抽選手段340と、2段階抽選手段350(図116参照)の何れか1つで構成されている。
このように、蓄積解除条件設定手段134は、蓄積解除条件を設定する1段階抽選を行う1段階抽選手段340を有するので、この1段階抽選手段340により、蓄積解除条件を1段階抽選により設定することができ、遊技性が高まる。また、蓄積解除条件設定手段134は、蓄積解除条件を設定する2段階抽選を行う2段階抽選手段350を有するので、この2段階抽選手段350により、蓄積解除条件を2段階抽選により設定することができ、遊技性が高まる。
1段階抽選手段340は、図115に示すように、解除経過時間抽選手段343を有する。そこで、1段階抽選手段340を用いる場合、解除経過時間抽選手段343が適用される。この場合には、図112(b)に示すように、電源投入時及び抽選手段85による抽選で当選した場合に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの経過時間グループ「60〜90」、「120 〜150 」、「180 〜210 」・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
そして、同様にして、蓄積解除判定制御手段312により蓄積解除するように判定された場合、蓄積解除制御手段313により利益状態の蓄積を解除するようにしてもよい。ところで、図112に示すテーブル化された蓄積用経過時間は、前回の大当たり終了時からの経過時間であってもよく、最初の利益状態の蓄積からの経過時間(蓄積時間)、更には前回の蓄積が解除された時点からの経過時間であってもよい。
このように、経過時間を計時する経過時間計時手段70を備え、1段階抽選手段340は、利益状態の蓄積を解除する蓄積解除条件としての解除経過時間を抽選により決定する解除経過時間抽選手段343を有するので、この解除経過時間抽選手段343により、蓄積解除条件を、抽選による解除経過時間に基づいて決定することができ、遊技性が高まる。
一方、2段階抽選手段350を用いる場合、図116に示すように、2段階抽選手段350に有する抽選テーブル選択手段351は、解除の為の抽選確率が高い高確率テーブルと、解除の為の抽選確率が低い低確率テーブルの何れか1つを有している。例えば、大当たりや小当たりが発生することで、図119に示す高確率テーブルが用いられた場合、先ず、第1段階抽選により、複数の経過時間グループ「60〜90」、「120 〜150 」、「180 〜210 」・・のうちの何れか1つの経過時間グループが、蓄積解除確率に応じて選択される。
続く第2段階抽選により、その選択された1つの経過時間グループのうちの1つの経過時間が特定される。即ち、その特定された経過時間が天井経過時間として決定され、経過時間計時手段70の経過時間がその天井経過時間に達した場合に、利益状態の蓄積が解除される。また、低確率テーブル(図示略)が用いられた場合にも、同様にして、第1段階抽選及び第2段階抽選により、1つの解除用経過時間が特定され、経過時間計時手段70の経過時間がその天井経過時間に達した場合に、利益状態の蓄積が解除される。
このように、経過時間を計時する経過時間計時手段70を備え、蓄積解除決定手段133は、経過時間計時手段70で計時された経過時間が、利益状態の蓄積を解除する経過時間であるか否か判定する経過時間判定手段310を有するので、利益状態の蓄積を解除するか否かを、経過時間判定手段310により経過時間条件を判定して決定することができる。
更に、このように、2段階抽選手段350は、第1の抽選及び第2の抽選を行う際に用いる抽選テーブルを予め設定された抽選確率の異なる複数の抽選テーブルの中から選択する抽選テーブル選択手段351を有するので、抽選テーブル選択手段351により、2段階に抽選する抽選テーブルを、抽選確率の異なる複数の抽選テーブルの中から選択することができ、遊技性が高まる。
図柄態様判定手段320
図柄態様判定手段320は、図107に示すように、図柄態様判定手段320Aと、図柄態様判定手段320Bの何れか一方で構成される。
図柄態様判定手段320Aは、解除図柄態様記憶手段321と、蓄積解除判定制御手段322と、蓄積解除制御手段323等を有している。
解除図柄態様記憶手段321は、RAM45cに有する図柄態様記憶メモリ等からなり、メーカが予め設定した図柄態様(停止図柄態様)を記憶している。例えば、図113(a)に示すように、蓄積解除用大当たり図柄態様として、「1,1,1」、「3,3,3」、「5,5,5」、「7,7,7」、「9,9,9」がメーカ側で設定されている。遊技者によるゲームが開始されて、過去に大当たり状態が発生した際の大当たり図柄態様が図柄態様記憶手段75に順々に記憶されている。
そのため、蓄積解除判定制御手段322により定期的に、今回の特別図柄の変動が停止した停止図柄態様が、解除図柄態様記憶手段321に記憶している何れかの大当たり図柄態様と合致するか否か判定され、合致した場合に限って、蓄積解除制御手段323により利益状態の蓄積を解除するようにしてもよい。但し、今回の特別図柄の変動停止図柄が、有効化されている図柄態様の何れにも合致しない場合には、利益状態の蓄積解除は行われることはない。
図柄態様判定手段320Bは、解除図柄抽選手段344を有する蓄積解除条件設定手段134と、蓄積解除判定制御手段322と、蓄積解除制御手段323等を有している。蓄積解除条件設定手段134は、図102に示すように、1段階抽選手段340と、2段階抽選手段350(図116参照)の何れか1つで構成されている。
このように、蓄積解除条件設定手段134は、蓄積解除条件を設定する1段階抽選を行う1段階抽選手段340を有するので、この1段階抽選手段340により、蓄積解除条件を1段階抽選により設定することができ、遊技性が高まる。また、蓄積解除条件設定手段134は、蓄積解除条件を設定する2段階抽選を行う2段階抽選手段350を有するので、この2段階抽選手段350により、蓄積解除条件を2段階抽選により設定することができ、遊技性が高まる。
1段階抽選手段340は、図115に示すように、解除図柄抽選手段344を有する。そこで、1段階抽選手段340を用いる場合、解除図柄抽選手段344が適用される。この場合には、図113(b)に示すように、電源投入時及び抽選手段85による抽選で当選した場合に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの大当たり図柄態様「1,1,1」、「3,3,3」・・が択一的に有効化される。そして、同様にして、蓄積解除判定制御手段322により蓄積解除するように判定された場合、蓄積解除制御手段323により利益状態の蓄積を解除するようにしてもよい。
ところで、図113に示すテーブル化された大当たり図柄態様は、前回、又は前々回等、過去の大当たり図柄であってもよい。更に、このように、1段階抽選手段340は、利益状態の蓄積を解除する蓄積解除条件としての特別図柄表示手段111で表示される変動後の解除図柄を抽選により決定する解除図柄抽選手段344を有するので、解除図柄抽選手段344により、蓄積解除条件を、抽選による解除図柄に基づいて決定することができ、遊技性が高まる。
一方、2段階抽選手段350を用いる場合、図116に示すように、2段階抽選手段350に有する抽選テーブル選択手段351は、解除の為の抽選確率が高い高確率テーブルと、解除の為の抽選確率が低い低確率テーブルの何れか1つを有している。例えば、大当たりや小当たりが発生することで、図120に示す高確率テーブルが用いられた場合、先ず、第1段階抽選により、複数の図柄態様グループ「1,1,1 、2,2,2 、3,3,3 」、「2,2,2 、3,3,3 、4,4,4 」、「3,3,3 、4,4,4 、5,5,5 」、・・・のうちの何れか1つの図柄態様グループが、蓄積解除確率に応じて選択される。
続く第2段階抽選により、その選択された1つの図柄態様グループのうちの1つの図柄態様が特定される。即ち、今回の停止図柄態様が、設定された図柄態様グループの何れかの大当たり図柄態様と合致する場合に限って、利益状態の蓄積が解除される。また、低確率テーブル(図示略)が用いられた場合にも、同様にして、第1段階抽選及び第2段階抽選により、1つの大当たり図柄態様が特定され、今回の停止図柄態様と図柄態様グループの何れかの大当たり図柄態様とが合致した場合に、利益状態の蓄積が解除される。
このように、蓄積解除決定手段133は、特別図柄表示手段111で表示された変動後の特別停止図柄が、利益状態の蓄積を解除する停止図柄態様であるか否か判定する図柄態様判定手段320を有するので、利益状態の蓄積を解除するか否かを、図柄態様判定手段320により停止図柄態様条件を判定して決定することができる。
更に、このように、2段階抽選手段350は、第1の抽選及び第2の抽選を行う際に用いる抽選テーブルを予め設定された抽選確率の異なる複数の抽選テーブルの中から選択する抽選テーブル選択手段351を有するので、この抽選テーブル選択手段351により、2段階に抽選する抽選テーブルを、抽選確率の異なる複数の抽選テーブルの中から選択することができ、遊技性が高まる。
変動回数判定手段330
変動回数判定手段330は、図108に示すように、変動回数判定手段330Aと、変動回数判定手段330Bの何れか一方で構成される。
変動回数判定手段330Aは、解除変動回数記憶手段331と、蓄積解除判定制御手段332と、蓄積解除制御手段333等を有している。
解除変動回数記憶手段331は、RAM45cに有する変動回数記憶メモリ等からなり、メーカが予め設定した変動回数を記憶している。例えば、図114(a)に示すように、電源投入時からの蓄積解除用変動回数が「50〜55」、「150 〜160 」、・・・のように、複数の変動回数グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの変動回数グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
遊技者によるゲームが開始されて、遊技球が特別図柄始動手段24に入賞することで特別図柄が変動し、変動回数計数手段72の変動回数が増加し、蓄積解除判定制御手段332により定期的に、変動回数計数手段72による現在の変動回数が、設定されている変動回数グループの何れかの変動回数に合致するか否か判定され、合致した場合に限って、蓄積解除制御手段333により利益状態の蓄積を解除するようにしてもよい。但し、変動回数計数手段72による変動回数が、有効化された変動回数グループの何れの蓄積用変動回数にも合致しない場合には、利益状態の蓄積解除は行われることはない。
変動回数判定手段330Bは、解除変動回数抽選手段345を有する蓄積解除条件設定手段134と、蓄積解除判定制御手段332と、蓄積解除制御手段333等を有している。蓄積解除条件設定手段134は、図102に示すように、1段階抽選手段340と、2段階抽選手段350(図116参照)の何れか1つで構成されている。
このように、蓄積解除条件設定手段134は、蓄積解除条件を設定する1段階抽選を行う1段階抽選手段340を有するので、この1段階抽選手段340により、蓄積解除条件を1段階抽選により設定することができ、遊技性が高まる。また、蓄積解除条件設定手段134は、蓄積解除条件を設定する2段階抽選を行う2段階抽選手段350を有するので、この2段階抽選手段350により、蓄積解除条件を2段階抽選により設定することができ、遊技性が高まる。
1段階抽選手段340は、図115に示すように、解除変動回数抽選手段345を有する。そこで、1段階抽選手段340を用いる場合、解除変動回数抽選手段345が適用される。この場合には、図114(b)に示すように、電源投入時及び抽選手段85による抽選で当選した場合に、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの変動回数グループ「50〜55」、「150 〜160 」、・・を択一的に有効化するようにしてもよい。ここで、図114に示す変動回数は、各大当たり終了時からの変動回数であってもよく、また設定回数以上の大当たり終了時からの変動回数であってもよい。
そして、同様にして、蓄積解除判定制御手段332により蓄積解除するように判定された場合、蓄積解除制御手段333により利益状態の蓄積を解除するようにしてもよい。ところで、図114に示すテーブル化された蓄積用変動回数は、前回の大当たり終了時からの変動回数であってもよい。
このように、特別図柄の変動回数を計数する変動回数計数手段72を備え、1段階抽選手段340は、利益状態の蓄積を解除する蓄積解除条件としての解除変動回数を抽選により決定する解除変動回数抽選手段345を有するので、解除変動回数抽選手段345により、蓄積解除条件を、抽選による解除変動回数に基づいて決定することができ、遊技性が高まる。
一方、2段階抽選手段350を用いる場合、図116に示すように、2段階抽選手段350に有する抽選テーブル選択手段351は、解除の為の抽選確率が高い高確率テーブルと、解除の為の抽選確率が低い低確率テーブルの何れか1つを有している。例えば、大当たりや小当たりが発生することで、図121に示す高確率テーブルが用いられた場合、先ず、第1段階抽選により、複数の変動回数グループ「50〜55」、「150 〜160 」、・・のうちの何れか1つの変動回数グループが、蓄積解除確率に応じて選択される。
続く第2段階抽選により、その選択された1つの変動回数グループのうちの1つの変動回数が特定される。即ち、その特定された変動回数が天井変動回数として決定され、変動回数計数手段72の変動回数がその天井変動回数に達した場合に、利益状態の蓄積が解除される。また、低確率テーブル(図示略)が用いられた場合にも、同様にして、第1段階抽選及び第2段階抽選により、1つの解除用変動回数が特定され、変動回数計数手段72の変動回数がその天井変動回数に達した場合に、利益状態の蓄積が解除される。
このように、特別図柄の変動回数を計数する変動回数計数手段72を備え、蓄積解除決定手段133は、変動回数計数手段72で計数された変動回数が、利益状態の蓄積を解除する変動回数であるか否か判定する変動回数判定手段330を有するので、利益状態の蓄積を解除するか否かを、変動回数判定手段330により特別図柄の変動回数条件を判定して決定することができる。
更に、このように、2段階抽選手段350は、第1の抽選及び第2の抽選を行う際に用いる抽選テーブルを予め設定された抽選確率の異なる複数の抽選テーブルの中から選択する抽選テーブル選択手段351を有するので、この抽選テーブル選択手段351により、2段階に抽選する抽選テーブルを、抽選確率の異なる複数の抽選テーブルの中から選択することができ、遊技性が高まる。
次に、利益状態の蓄積を解除するに際して、その蓄積解除する利益状態の解除内容を変更する解除内容変更手段135について説明する。
解除内容変更手段135は、図102に示すように、大当たり優先解除手段360と、小当たり優先解除手段370と、解除数決定手段380と、解除種類決定手段390の何れか1つを有するものである。
このように、蓄積解除手段67は、蓄積解除する利益状態の解除内容を変更する解除内容変更手段135を有するので、この解除内容変更手段により、蓄積解除する利益状態の解除内容を変更することができ、遊技性が高まる。
大当たり優先解除手段360
大当たり優先解除手段360は、蓄積された利益状態の解除に際して、大当たり状態を優先的に解除するものであり、図122に示すように、大当たりフラグ検索手段361と、大当たりフラグ先頭側移動手段362と、蓄積解除制御手段363等を有する。
大当たりフラグ検索手段361は、利益状態の解除に際して、利益状態蓄積手段66の利益状態蓄積メモリに格納されている複数種類の利益状態フラグのうち、大当たりフラグを先頭側から順次検索する。例えば、図21に示すように、利益状態蓄積メモリの蓄積順序1番の先頭側から、「開放延長フラグ」、「小当たりフラグ」、「特別図柄時短フラグ」、「確率変動フラグ」、「大当たりフラグ」が蓄積されていることを順々に検索する。
それ故、大当たりフラグ先頭側移動手段362は、図126に示すように、大当たりフラグ検索手段361により検索された、蓄積順序5番の大当たりフラグ(図21参照)を、利益状態蓄積メモリの先頭側、つまり蓄積順序1番に移動させる。その後、蓄積解除制御手段363により、先頭側に移動した大当たりフラグの蓄積が優先的に解除される。但し、大当たりフラグ検索手段361により大当たりフラグを検索できなかった場合、つまり利益状態蓄積メモリに大当たりフラグが蓄積されていない場合には、蓄積順序1番の利益状態フラグから蓄積解除するようにしてもよい。或いは大当たりフラグが蓄積されるまで待機するようにしもよい。
このように、利益状態発生手段76は、大入賞口手段25を所定の規則に則して開閉する大当たり状態を発生させる大当たり発生手段77aを有し、解除内容変更手段135は、蓄積された大当たり状態を優先的に解除する大当たり優先解除手段360を有するので、この大当たり優先解除手段360により、蓄積された大当たり状態から優先的に解除されるため、期待感や遊技性が高まる。
小当たり優先解除手段370
小当たり優先解除手段370は、蓄積された利益状態の解除に際して、小当たり状態を優先的に解除するものであり、図123に示すように、小当たりフラグ検索手段371と、小当たりフラグ先頭側移動手段372と、蓄積解除制御手段373等を有する。
小当たりフラグ検索手段371は、利益状態の解除に際して、利益状態蓄積手段66の利益状態蓄積メモリに格納されている複数種類の利益状態フラグのうち、小当たりフラグを先頭側から順次検索する。例えば、図21に示すように、利益状態蓄積メモリの蓄積順序1番の先頭側から、「開放延長フラグ」、「小当たりフラグ」、「特別図柄時短フラグ」、「確率変動フラグ」、「大当たりフラグ」が蓄積されていることを順々に検索する。
それ故、小当たりフラグ先頭側移動手段372は、図127に示すように、小当たりフラグ検索手段371により検索された、蓄積順序2番の小当たりフラグを、利益状態蓄積メモリの先頭側、つまり蓄積順序1番に移動させる。その後、蓄積解除制御手段373により、先頭側に移動した小当たりフラグの蓄積が優先的に解除される。但し、小当たりフラグ検索手段371により小当たりフラグを検索できなかった場合、つまり利益状態蓄積メモリに小当たりフラグが蓄積されていない場合には、蓄積順序1番の利益状態フラグから蓄積解除するようにしてもよい。或いは小当たりフラグが蓄積されるまで待機するようにしもよい。
このように、利益状態発生手段76は、大当たり状態よりも利益状態の程度が小さくなるように大入賞口手段25を、大当たり状態よりも少ない回数だけ所定の規則に則して開閉する小当たり状態を発生させる小当たり発生手段77bを有し、解除内容変更手段135は、蓄積された小当たり状態を優先的に解除する小当たり優先解除手段370を有するので、この小当たり優先解除手段370により、蓄積された小当たり状態から優先的に解除されるため、期待感や遊技性が高まる。
解除数決定手段380は、蓄積解除する利益状態の個数を決定するものであり、図124に示すように、解除数抽選手段381と、蓄積解除制御手段382等を有している。解除数抽選手段381は、図128に示すように、蓄積解除する解除数が、所定の抽選確率に基づく抽選により決定される。蓄積解除制御手段382は、このように決定された解除数に基づいて、利益状態蓄積メモリの先頭側から決定された解除数に相当する数の利益状態フラグを解除する。
この場合、大当たり優先解除手段360と小当たり優先解除手段370の何れかと組合せて、決定された解除数の利益状態フラグのうち、最初に大当たりフラグを解除するようにしたり、或いは最初に小当たりフラグを解除するようにしてもよい。
このように、解除内容変更手段135は、蓄積解除する利益状態の個数を決定する解除数決定手段380を有するので、この解除数決定手段380により、蓄積解除する利益状態の個数が決定されるため、期待感や遊技性が高まる。
次に、解除種類決定手段390は、図125に示すように、9種類の解除種類決定手段390A〜390Iのうちの何れか1つで構成されている。
解除種類決定手段390A
この解除種類決定手段390Aは、大当たりフラグ/確率変動フラグ検索手段391と、蓄積解除制御手段400等を有している。大当たりフラグ/確率変動フラグ検索手段391は、利益状態の解除に際して、利益状態蓄積メモリに格納されている複数種類の利益状態フラグのうちから、大当たりフラグと、確率変動フラグとを先頭側から順次検索する。
それ故、蓄積解除制御手段400は、大当たりフラグ/確率変動フラグ検索手段391により検索された、大当たりフラグと確率変動フラグの蓄積が同時に(或いは連続的に)解除される。但し、大当たりフラグや確率変動フラグを検索できなかった場合、つまり利益状態蓄積メモリに大当たりフラグと確率変動フラグとが蓄積されていない場合には、これらのフラグが共に蓄積されるまで待機するようにしてもよい。
解除種類決定手段390B
この解除種類決定手段390Bは、大当たりフラグ/開放延長フラグ検索手段392と、蓄積解除制御手段400等を有している。大当たりフラグ/開放延長フラグ検索手段392は、利益状態の解除に際して、利益状態蓄積メモリに格納されている複数種類の利益状態フラグのうちから、大当たりフラグと、開放延長フラグとを先頭側から順次検索する。
そこで、蓄積解除制御手段400は、大当たりフラグ/開放延長フラグ検索手段392により検索された、大当たりフラグと開放延長フラグの蓄積を同時に(或いは連続的に)解除する。但し、大当たりフラグや開放延長フラグを検索できなかった場合、つまり利益状態蓄積メモリに、大当たりフラグと開放延長フラグとが蓄積されていない場合には、これらのフラグが共に蓄積されるまで待機するようにしてもよい。
解除種類決定手段390C
この解除種類決定手段390Cは、大当たりフラグ/特別図柄時短フラグ検索手段393と、蓄積解除制御手段400等を有している。大当たりフラグ/特別図柄時短フラグ検索手段393は、利益状態の解除に際して、利益状態蓄積メモリに格納されている複数種類の利益状態フラグのうちから、大当たりフラグと、特別図柄時短フラグとを先頭側から順次検索する。そこで、蓄積解除制御手段400は、大当たりフラグ/特別図柄時短フラグ検索手段393により検索された、大当たりフラグと特別図柄時短フラグの蓄積を同時に(或いは連続的に)解除する。
但し、大当たりフラグや特別図柄時短フラグを検索できなかった場合、つまり利益状態蓄積メモリに、大当たりフラグと特別図柄時短フラグとが蓄積されていない場合には、これらのフラグが共に蓄積されるまで待機するようにしてもよい。ここで、大当たりフラグ/特別図柄時短フラグ検索手段393は、大当たりフラグ/普通図柄時短フラグ検索手段であって、大当たりフラグと普通図柄時短フラグを検索して解除するようにしてもよい。
解除種類決定手段390D
この解除種類決定手段390Dは、小当たりフラグ/確率変動フラグ検索手段394と、蓄積解除制御手段400等を有している。小当たりフラグ/確率変動フラグ検索手段394は、利益状態の解除に際して、利益状態蓄積メモリに格納されている複数種類の利益状態フラグのうちから、小当たりフラグと、確率変動フラグとを先頭側から順次検索する。
そこで、蓄積解除制御手段400は、小当たりフラグ/確率変動フラグ検索手段394により検索された、小当たりフラグと確率変動フラグの蓄積を同時に(或いは連続的に)解除する。但し、小当たりフラグや確率変動フラグを検索できなかった場合、つまり利益状態蓄積メモリに、小当たりフラグと確率変動フラグとが蓄積されていない場合には、これらのフラグが共に蓄積されるまで待機するようにしてもよい。
解除種類決定手段390E
この解除種類決定手段390Eは、小当たりフラグ/開放延長フラグ検索手段395と、蓄積解除制御手段400等を有している。小当たりフラグ/開放延長フラグ検索手段395は、利益状態の解除に際して、利益状態蓄積メモリに格納されている複数種類の利益状態フラグのうちから、小当たりフラグと、開放延長フラグとを先頭側から順次検索する。
そこで、蓄積解除制御手段400は、小当たりフラグ/開放延長フラグ検索手段395により検索された、小当たりフラグと開放延長フラグの蓄積を同時に(或いは連続的に)解除する。但し、小当たりフラグや開放延長フラグを検索できなかった場合、つまり利益状態蓄積メモリに、小当たりフラグと開放延長フラグとが蓄積されていない場合には、これらのフラグが共に蓄積されるまで待機するようにしてもよい。
解除種類決定手段390F
この解除種類決定手段390Fは、小当たりフラグ/特別図柄時短フラグ検索手段396と、蓄積解除制御手段400等を有している。小当たりフラグ/特別図柄時短フラグ検索手段396は、利益状態の解除に際して、利益状態蓄積メモリに格納されている複数種類の利益状態フラグのうちから、小当たりフラグと、特別図柄時短フラグとを先頭側から順次検索する。そこで、蓄積解除制御手段400は、小当たりフラグ/特別図柄時短フラグ検索手段396により検索された、小当たりフラグと特別図柄時短フラグの蓄積を同時に(或いは連続的に)解除する。
但し、小当たりフラグや特別図柄時短フラグを検索できなかった場合、つまり利益状態蓄積メモリに、小当たりフラグと特別図柄時短フラグとが蓄積されていない場合には、これらのフラグが共に蓄積されるまで待機するようにしてもよい。ここで、小当たりフラグ/特別図柄時短フラグ検索手段396は、小当たりフラグ/普通図柄時短フラグ検索手段であって、小当たりフラグと普通図柄時短フラグを検索して解除するようにしてもよい。
解除種類決定手段390G
この解除種類決定手段390Gは、確率変動フラグ/特別図柄時短フラグ検索手段397と、蓄積解除制御手段400等を有している。確率変動フラグ/特別図柄時短フラグ検索手段397は、利益状態の解除に際して、利益状態蓄積メモリに格納されている複数種類の利益状態フラグのうちから、確率変動フラグと、特別図柄時短フラグとを先頭側から順次検索する。
そこで、蓄積解除制御手段400は、確率変動フラグ/特別図柄時短フラグ検索手段397により検索された、確率変動フラグと特別図柄時短フラグの蓄積を同時に(或いは連続的に)解除する。但し、確率変動フラグや特別図柄時短フラグを検索できなかった場合、つまり利益状態蓄積メモリに、確率変動フラグと特別図柄時短フラグとが蓄積されていない場合には、これらのフラグが共に蓄積されるまで待機するようにしてもよい。ここで、確率変動フラグ/特別図柄時短フラグ検索手段397は確率変動フラグ/普通図柄時短フラグ検索手段であって、確率変動フラグと普通図柄時短フラグを検索して解除するようにしてもよい。
解除種類決定手段390H
この解除種類決定手段390Hは、確率変動フラグ/開放延長フラグ検索手段398と、蓄積解除制御手段400等を有している。確率変動フラグ/開放延長フラグ検索手段398は、利益状態の解除に際して、利益状態蓄積メモリに格納されている複数種類の利益状態フラグのうちから、確率変動フラグと、開放延長フラグとを先頭側から順次検索する。
そこで、蓄積解除制御手段400は、確率変動フラグ/開放延長フラグ検索手段398により検索された、確率変動フラグと開放延長フラグの蓄積を同時に(或いは連続的に)解除する。但し、確率変動フラグや開放延長フラグを検索できなかった場合、つまり利益状態蓄積メモリに、確率変動フラグと開放延長フラグとが蓄積されていない場合には、これらのフラグが共に蓄積されるまで待機するようにしてもよい。
解除種類決定手段390I
この解除種類決定手段390Iは、開放延長フラグ/特別図柄時短フラグ検索手段399と、蓄積解除制御手段400等を有している。開放延長フラグ/特別図柄時短フラグ検索手段399は、利益状態の解除に際して、利益状態蓄積メモリに格納されている複数種類の利益状態フラグのうちから、開放延長フラグと、特別図柄時短フラグとを先頭側から順次検索する。
そこで、蓄積解除制御手段400は、開放延長フラグ/特別図柄時短フラグ検索手段399により検索された、開放延長フラグと特別図柄時短フラグの蓄積を同時に(或いは連続的に)解除する。但し、開放延長フラグや特別図柄時短フラグを検索できなかった場合、つまり利益状態蓄積メモリに、開放延長フラグと特別図柄時短フラグとが蓄積されていない場合には、これらのフラグが共に蓄積されるまで待機するようにしてもよい。ここで、開放延長フラグ/特別図柄時短フラグ検索手段399は開放延長フラグ/普通図柄時短フラグ検索手段であって、開放延長フラグと普通図柄時短フラグを検索して解除するようにしてもよい。
このように、解除内容変更手段135は、蓄積解除する利益状態の種類を決定する解除種類決定手段390を有するので、この解除種類決定手段390により、蓄積解除する利益状態の種類が決定されるため、遊技者は何れの利益状態から解除されるのかを楽しみにするようになり、期待感や遊技性が高まる。ここで、これら解除種類決定手段390A〜390I以外に、特別図柄時短フラグ/普通図柄時短フラグ検索手段を設け、特別図柄時短フラグと普通図柄時短フラグの蓄積を同時に(或いは連続的に)解除するようにしてもよい。
次に、蓄積解除手段67で蓄積解除されて発生した利益状態を、適宜終了させる利益状態終了手段68について説明する。
利益状態終了手段68は、図129に示すように、蓄積解除により発生した確率変動状態を終了させる条件を設定する確率変動終了条件設定手段136と、蓄積解除により発生した開放延長状態を終了させる条件を設定する開放延長終了条件設定手段137と、蓄積解除により発生した特別図柄時短状態を終了させる条件を設定する特別図柄時短終了条件設定手段138と、蓄積解除により発生した普通図柄時短状態を終了させる条件を設定する普通図柄時短終了条件設定手段139の何れか1つを有するものである。
このように、蓄積解除手段67で蓄積解除されて発生した利益状態を終了させる利益状態終了手段68を設けたので、蓄積解除手段67で解除された利益状態が利益状態終了手段67により終了されるため、解除されて発生した利益状態を確実に終了させることができる。
先ず、確率変動終了条件設定手段136について説明する。
確率変動終了条件設定手段136は、蓄積解除手段67により解除された確率変動状態を終了させる条件を設定するものであり、図130に示すように、6種類の確率変動終了条件設定手段136A〜136Fのうちの何れか1つで構成されている。
確率変動終了条件設定手段136A
確率変動終了条件設定手段136Aは、経過時間判定手段136aと、確率変動終了指令手段136h等を有している。経過時間判定手段136aは、経過時間計時手段70から受ける経過時間情報に基づいて、確率変動・開放延長手段78a又は確率変動手段78bにより、今回、蓄積解除された確率変動状態が発生してから、例えば、約30分等、所定時間が経過したか否かを微小時間毎に判定する。
そして、確率変動終了指令手段136hは、経過時間判定手段136aから所定時間の経過による経過時間完了情報を受けたときに、確率変動・開放延長手段78a又は確率変動手段78bに対して、確率変動状態を終了させるように指令する。
これにより、蓄積解除された確率変動状態が発生してから、約30分経過したときに自動的に終了する。ここで、この確率変動状態が発生している利益状態において、内部抽選により大当たり状態や小当たり状態等の利益状態が発生した場合に、利益状態蓄積手段66により蓄積するように決定された場合には、前述したように、その利益状態が直ぐに発生することなく、利益状態蓄積メモリに蓄積される。
確率変動終了条件設定手段136B
確率変動終了条件設定手段136Bは、変動回数判定手段136bと、確率変動終了指令手段136h等を有している。変動回数判定手段136bは、変動回数計数手段72から受ける変動回数情報に基づいて、確率変動・開放延長手段78a又は確率変動手段78bにより、今回、蓄積解除された確率変動状態が発生してからの変動回数が所定回数、例えば、約100回、に達したか否かを微小時間毎に判定する。
そして、確率変動終了指令手段136hは、変動回数判定手段136bから所定変動回数に達した旨の変動完了情報を受けたときに、確率変動・開放延長手段78a又は確率変動手段78bに対して、確率変動状態を終了させるように指令する。
これにより、蓄積解除された確率変動状態が発生してから、特別図柄が所定回数に亙って図柄変動したときに自動的に終了する。ここで、この確率変動状態が発生している利益状態において、内部抽選により大当たり状態や小当たり状態等の利益状態が発生した場合に、利益状態蓄積手段66により蓄積するように決定された場合には、前述したように、その利益状態が直ぐに発生することなく、利益状態蓄積メモリに蓄積される。
確率変動終了条件設定手段136C
確率変動終了条件設定手段136Cは、大当たり発生判定手段136cと、確率変動終了指令手段136h等を有している。大当たり発生判定手段136cは、今回、蓄積解除された確率変動状態が発生してから、例えば、次回の大当たり状態が内部抽選により発生したか否かを微小時間毎に判定する。
そして、確率変動終了指令手段136hは、大当たり発生判定手段136cから、抽選手段85による抽選で大当たり当選した大当たり当選情報を受けたときに、確率変動・開放延長手段78a又は確率変動手段78bに対して、確率変動状態を終了させるように指令する。
これにより、蓄積解除された確率変動状態が発生してから、次回の大当たりが抽選により当選したときに自動的に終了する。ここで、この確率変動状態が発生している利益状態において、内部抽選により大当たり状態や小当たり状態等の利益状態が発生した場合に、利益状態蓄積手段66により蓄積するように決定された場合には、前述したように、その利益状態が直ぐに発生することなく、利益状態蓄積メモリに蓄積される。
確率変動終了条件設定手段136D
確率変動終了条件設定手段136Dは、停止図柄判定手段136dと、確率変動終了指令手段136h等を有している。停止図柄判定手段136dは、今回、蓄積解除された確率変動状態が発生してから、特別図柄の変動停止した変動停止図柄が、例えば、「2,4,6」等の珍しい外れの停止図柄、3つの特別図柄の数値合計の1の位の数値が「奇数」又は「偶数」等、所定の図柄態様か否かを微小時間毎に判定する。
そして、確率変動終了指令手段136hは、停止図柄判定手段136dから、所定の図柄態様で停止する変動停止情報を受けたときに、確率変動・開放延長手段78a又は確率変動手段78bに対して、確率変動状態を終了させるように指令する。
これにより、蓄積解除された確率変動状態が発生してから、特別図柄が、所定の図柄態様で変動停止したときに自動的に終了する。ここで、この確率変動状態が発生している利益状態において、内部抽選により大当たり状態や小当たり状態等の利益状態が発生した場合に、利益状態蓄積手段66により蓄積するように決定された場合には、前述したように、その利益状態が直ぐに発生することなく、利益状態蓄積メモリに蓄積される。
確率変動終了条件設定手段136E
確率変動終了条件設定手段136Eは、発射球数判定手段136eと、確率変動終了指令手段136h等を有している。発射球数判定手段136eは、発射球数計数手段71から受ける発射球数情報に基づいて、確率変動・開放延長手段78a又は確率変動手段78bにより、今回、蓄積解除された確率変動状態が発生してから、発射球数が所定個数、例えば3000個、に達したか否かを微小時間毎に判定する。
そして、確率変動終了指令手段136hは、発射球数判定手段136eから所定個数の遊技球が発射された発射完了情報を受けたときに、確率変動・開放延長手段78a又は確率変動手段78bに対して、確率変動状態を終了させるように指令する。
これにより、蓄積解除された確率変動状態が発生してから、所定個数の遊技球が発射されたときに自動的に終了する。ここで、この確率変動状態が発生している利益状態において、内部抽選により大当たり状態や小当たり状態等の利益状態が発生した場合に、利益状態蓄積手段66により蓄積するように決定された場合には、前述したように、その利益状態が直ぐに発生することなく、利益状態蓄積メモリに蓄積される。
確率変動終了条件設定手段136F
確率変動終了条件設定手段136Fは、蓄積数判定手段136fと、確率変動終了指令手段136h等を有している。蓄積数判定手段136fは、蓄積数計数手段69から受ける蓄積数情報に基づいて、確率変動・開放延長手段78a又は確率変動手段78bにより、今回、蓄積解除された確率変動状態が発生してから、蓄積数が所定数に相当して増加、例えば1つ又は2つだけ増加したか否かを微小時間毎に判定する。
そして、変動時間短縮終了指令手段136hは、蓄積数判定手段136fから、蓄積数が所定数に相当して増加した蓄積完了情報を受けたときに、確率変動・開放延長手段78a又は確率変動手段78bに対して、確率変動状態を終了させるように指令する。
これにより、蓄積解除された開放延長状態が発生してから、蓄積数が所定数分増加したときに自動的に終了する。ここで、この確率変動状態が発生している利益状態において、内部抽選により大当たり状態や小当たり状態等の利益状態が発生した場合に、利益状態蓄積手段66により蓄積するように決定された場合には、前述したように、その利益状態が直ぐに発生することなく、利益状態蓄積メモリに蓄積される。
このように、利益状態発生手段76は、抽選手段85で利益状態を発生させる抽選確率を高確率に変動させる確率変動状態を発生させる確率変動手段78a,78bを有し、利益状態終了手段68は、確率変動状態を終了させる条件を設定する確率変動終了条件設定手段136を有するので、この確率変動終了条件設定手段136により確率変動状態の終了条件が設定されるため、蓄積解除により発生した確率変動状態を、設定された何れかの終了条件で確実に終了させることができる。
次に、開放延長終了条件設定手段137について説明する。
開放延長終了条件設定手段137は、蓄積解除手段67により解除された開放延長状態を終了させる条件を設定するものであり、図131に示すように、6種類の開放延長終了条件設定手段137A〜137Fのうちの何れか1つで構成されている。
開放延長終了条件設定手段137A
開放延長終了条件設定手段137Aは、経過時間判定手段137aと、開放延長終了指令手段137h等を有している。経過時間判定手段137aは、経過時間計時手段70から受ける経過時間情報に基づいて、確率変動・開放延長手段78a又は確率変動手段78bにより、今回、蓄積解除された開放延長状態が発生してから、例えば、約30分等、所定時間が経過したか否かを微小時間毎に判定する。
そして、開放延長終了指令手段137hは、経過時間判定手段137aから所定時間の経過による経過時間完了情報を受けたときに、確率変動・開放延長手段78a又は開放延長手段78cに対して、開放延長状態を終了させるように指令する。
これにより、蓄積解除された開放延長状態が発生してから、約30分経過したときに自動的に終了する。ここで、この開放延長状態が発生している利益状態において、内部抽選により大当たり状態や小当たり状態等の利益状態が発生した場合に、利益状態蓄積手段66により蓄積するように決定された場合には、前述したように、その利益状態が直ぐに発生することなく、利益状態蓄積メモリに蓄積される。
開放延長終了条件設定手段137B
開放延長終了条件設定手段137Bは、変動回数判定手段137bと、開放延長終了指令手段137h等を有している。変動回数判定手段137bは、変動回数計数手段72から受ける変動回数情報に基づいて、確率変動・開放延長手段78a又は開放延長手段78cにより、今回、蓄積解除された開放延長状態が発生してからの変動回数が所定回数、例えば、約100回、に達したか否かを微小時間毎に判定する。
そして、開放延長終了指令手段137hは、変動回数判定手段137bから所定変動回数に達した旨の変動完了情報を受けたときに、確率変動・開放延長手段78a又は開放延長手段78cに対して、開放延長状態を終了させるように指令する。
これにより、蓄積解除された開放延長状態が発生してから、特別図柄が所定回数に亙って図柄変動したときに自動的に終了する。ここで、この開放延長状態が発生している利益状態において、内部抽選により大当たり状態や小当たり状態等の利益状態が発生した場合に、利益状態蓄積手段66により蓄積するように決定された場合には、前述したように、その利益状態が直ぐに発生することなく、利益状態蓄積メモリに蓄積される。
開放延長終了条件設定手段137C
開放延長終了条件設定手段137Cは、大当たり発生判定手段137cと、開放延長終了指令手段137h等を有している。大当たり発生判定手段137cは、今回、蓄積解除された開放延長状態が発生してから、例えば、次回の大当たり状態が内部抽選により発生したか否かを微小時間毎に判定する。
そして、開放延長終了指令手段137hは、大当たり発生判定手段137cから、抽選手段85による抽選で大当たり当選した大当たり当選情報を受けたときに、確率変動・開放延長手段78a又は開放延長手段78cに対して、開放延長状態を終了させるように指令する。
これにより、蓄積解除された開放延長状態が発生してから、次回の大当たりが抽選により当選したときに自動的に終了する。ここで、この開放延長状態が発生している利益状態において、内部抽選により大当たり状態や小当たり状態等の利益状態が発生した場合に、利益状態蓄積手段66により蓄積するように決定された場合には、前述したように、その利益状態が直ぐに発生することなく、利益状態蓄積メモリに蓄積される。
開放延長終了条件設定手段137D
開放延長終了条件設定手段137Dは、停止図柄判定手段137dと、開放延長終了指令手段137h等を有している。停止図柄判定手段137dは、今回、蓄積解除された開放延長状態が発生してから、特別図柄の変動停止した変動停止図柄が、例えば、「2,4,6」等の珍しい外れの停止図柄、3つの特別図柄の数値合計の1の位の数値が「奇数」又は「偶数」等、所定の図柄態様か否かを微小時間毎に判定する。
そして、開放延長終了指令手段137hは、停止図柄判定手段137dから、所定の図柄態様で停止する変動停止情報を受けたときに、確率変動・開放延長手段78a又は開放延長手段78cに対して、開放延長状態を終了させるように指令する。
これにより、蓄積解除された開放延長状態が発生してから、特別図柄が、所定の図柄態様で変動停止したときに自動的に終了する。ここで、この開放延長状態が発生している利益状態において、内部抽選により大当たり状態や小当たり状態等の利益状態が発生した場合に、利益状態蓄積手段66により蓄積するように決定された場合には、前述したように、その利益状態が直ぐに発生することなく、利益状態蓄積メモリに蓄積される。
開放延長終了条件設定手段137E
開放延長終了条件設定手段137Eは、発射球数判定手段137eと、開放延長終了指令手段137h等を有している。発射球数判定手段137eは、発射球数計数手段71から受ける発射球数情報に基づいて、確率変動・開放延長手段78a又は開放延長手段78cにより、今回、蓄積解除された開放延長状態が発生してから、発射球数が所定個数、例えば3000個、に達したか否かを微小時間毎に判定する。
そして、開放延長終了指令手段137hは、発射球数判定手段137eから所定個数の遊技球が発射された発射完了情報を受けたときに、確率変動・開放延長手段78a又は開放延長手段78cに対して、開放延長状態を終了させるように指令する。
これにより、蓄積解除された開放延長状態が発生してから、所定個数の遊技球が発射されたときに自動的に終了する。ここで、この開放延長状態が発生している利益状態において、内部抽選により大当たり状態や小当たり状態等の利益状態が発生した場合に、利益状態蓄積手段66により蓄積するように決定された場合には、前述したように、その利益状態が直ぐに発生することなく、利益状態蓄積メモリに蓄積される。
開放延長終了条件設定手段137F
開放延長終了条件設定手段137Fは、蓄積数判定手段137fと、開放延長終了指令手段137h等を有している。蓄積数判定手段137fは、蓄積数計数手段69から受ける蓄積数情報に基づいて、確率変動・開放延長手段78a又は開放延長手段78cにより、今回、蓄積解除された開放延長状態が発生してから、蓄積数が所定数に相当して増加、例えば1つ又は2つだけ増加したか否かを微小時間毎に判定する。
そして、変動時間短縮終了指令手段137hは、蓄積数判定手段137fから、蓄積数が所定数に相当して増加した蓄積完了情報を受けたときに、確率変動・開放延長手段78a又は開放延長手段78cに対して、開放延長状態を終了させるように指令する。
これにより、蓄積解除された開放延長状態が発生してから、蓄積数が所定数分増加したときに自動的に終了する。ここで、この開放延長状態が発生している利益状態において、内部抽選により大当たり状態や小当たり状態等の利益状態が発生した場合に、利益状態蓄積手段66により蓄積するように決定された場合には、前述したように、その利益状態が直ぐに発生することなく、利益状態蓄積メモリに蓄積される。
このように、普通図柄始動手段23と、この普通図柄始動手段23に遊技球が入賞したことに基づいて普通図柄を変動させて停止させるように表示する普通図柄表示手段112とを設け、特別図柄始動手段24を開閉可能に構成すると共に、普通図柄表示手段112で表示された変動後の普通停止図柄が第2特定図柄態様になった場合に、特別図柄始動手段24を開閉するように構成し、利益状態発生手段76は、特別図柄始動手段24が開放してから閉じるまでの開放時間を通常よりも延長させる開放延長状態を発生させる条件を設定する開放延長手段78a,78cを有し、利益状態終了手段68は、開放延長状態を終了させる開放延長終了条件設定手段137を有するので、この開放延長終了条件設定手段137により開放延長状態の終了条件が設定されるため、蓄積解除により発生した開放延長状態を、設定された何れかの終了条件で確実に終了させることができる。
次に、特別図柄時短終了条件設定手段138について説明する。
特別図柄時短終了条件設定手段138は、蓄積解除手段67により解除された特別図柄時短状態を終了させる条件を設定するものであり、図132に示すように、6種類の特別図柄時短終了条件設定手段138A〜138Fのうちの何れか1つで構成されている。
特別図柄時短終了条件設定手段138A
特別図柄時短終了条件設定手段138Aは、経過時間判定手段138aと、変動時間短縮終了指令手段138h等を有している。経過時間判定手段138aは、経過時間計時手段70から受ける経過時間情報に基づいて、特別図柄変動時間短縮手段79aにより、今回、蓄積解除された特別図柄時短状態が発生してから、例えば、約30分等、所定時間が経過したか否かを微小時間毎に判定する。
そして、変動時間短縮終了指令手段138hは、経過時間判定手段138aから所定時間の経過による経過時間完了情報を受けたときに、特別図柄変動時間短縮手段79aに対して、特別図柄時短状態を終了させるように指令する。
これにより、蓄積解除された特別図柄時短状態が発生してから、約30分経過したときに自動的に終了する。ここで、この特別図柄時短状態が発生している利益状態において、内部抽選により大当たり状態や小当たり状態等の利益状態が発生した場合に、利益状態蓄積手段66により蓄積するように決定された場合には、前述したように、その利益状態が直ぐに発生することなく、利益状態蓄積メモリに蓄積される。
特別図柄時短終了条件設定手段138B
特別図柄時短終了条件設定手段138Bは、変動回数判定手段138bと、変動時間短縮終了指令手段138h等を有している。変動回数判定手段138bは、変動回数計数手段72から受ける変動回数情報に基づいて、特別図柄変動時間短縮手段79aにより、今回、蓄積解除された特別図柄時短状態が発生してからの変動回数が所定回数、例えば、約100回、に達したか否かを微小時間毎に判定する。
そして、変動時間短縮終了指令手段138hは、変動回数判定手段138bから所定変動回数に達した旨の変動完了情報を受けたときに、特別図柄変動時間短縮手段79aに対して、特別図柄時短状態を終了させるように指令する。これにより、蓄積解除された特別図柄時短状態が発生してから、特別図柄が所定回数に亙って図柄変動したときに自動的に終了する。ここで、この特別図柄時短状態が発生している利益状態において、内部抽選により大当たり状態や小当たり状態等の利益状態が発生した場合に、利益状態蓄積手段66により蓄積するように決定された場合には、前述したように、その利益状態が直ぐに発生することなく、利益状態蓄積メモリに蓄積される。
特別図柄時短終了条件設定手段138C
特別図柄時短終了条件設定手段138Cは、大当たり発生判定手段138cと、変動時間短縮終了指令手段138h等を有している。大当たり発生判定手段138cは、今回、蓄積解除された特別図柄時短状態が発生してから、例えば、次回の大当たり状態が内部抽選により発生したか否かを微小時間毎に判定する。
そして、変動時間短縮終了指令手段138hは、大当たり発生判定手段138cから、抽選手段85による抽選で大当たり当選した大当たり当選情報を受けたときに、特別図柄変動時間短縮手段79aに対して、特別図柄時短状態を終了させるように指令する。
これにより、蓄積解除された特別図柄時短状態が発生してから、次回の大当たりが抽選により当選したときに自動的に終了する。ここで、この特別図柄時短状態が発生している利益状態において、内部抽選により大当たり状態や小当たり状態等の利益状態が発生した場合に、利益状態蓄積手段66により蓄積するように決定された場合には、前述したように、その利益状態が直ぐに発生することなく、利益状態蓄積メモリに蓄積される。
特別図柄時短終了条件設定手段138D
特別図柄時短終了条件設定手段138Dは、停止図柄判定手段138dと、変動時間短縮終了指令手段138h等を有している。停止図柄判定手段138dは、今回、蓄積解除された特別図柄時短状態が発生してから、特別図柄の変動停止した変動停止図柄が、例えば、「2,4,6」等の珍しい外れの停止図柄、3つの特別図柄の数値合計の1の位の数値が「奇数」又は「偶数」等、所定の図柄態様か否かを微小時間毎に判定する。
そして、変動時間短縮終了指令手段138hは、停止図柄判定手段138dから、所定の図柄態様で停止する変動停止情報を受けたときに、特別図柄変動時間短縮手段79aに対して、特別図柄時短状態を終了させるように指令する。
これにより、蓄積解除された特別図柄時短状態が発生してから、特別図柄が、所定の図柄態様で変動停止したときに自動的に終了する。ここで、この特別図柄時短状態が発生している利益状態において、内部抽選により大当たり状態や小当たり状態等の利益状態が発生した場合に、利益状態蓄積手段66により蓄積するように決定された場合には、前述したように、その利益状態が直ぐに発生することなく、利益状態蓄積メモリに蓄積される。
特別図柄時短終了条件設定手段138E
特別図柄時短終了条件設定手段138Eは、発射球数判定手段138eと、変動時間短縮終了指令手段138h等を有している。発射球数判定手段138eは、発射球数計数手段71から受ける発射球数情報に基づいて、特別図柄変動時間短縮手段79aにより、今回、蓄積解除された特別図柄時短状態が発生してから、発射球数が所定個数、例えば3000個、に達したか否かを微小時間毎に判定する。
そして、変動時間短縮終了指令手段138hは、発射球数判定手段138eから所定個数の遊技球が発射された発射完了情報を受けたときに、特別図柄変動時間短縮手段79aに対して、特別図柄時短状態を終了させるように指令する。
これにより、蓄積解除された特別図柄時短状態が発生してから、所定個数の遊技球が発射されたときに自動的に終了する。ここで、この特別図柄時短状態が発生している利益状態において、内部抽選により大当たり状態や小当たり状態等の利益状態が発生した場合に、利益状態蓄積手段66により蓄積するように決定された場合には、前述したように、その利益状態が直ぐに発生することなく、利益状態蓄積メモリに蓄積される。
特別図柄時短終了条件設定手段138F
特別図柄時短終了条件設定手段138Fは、蓄積数判定手段138fと、変動時間短縮終了指令手段138h等を有している。蓄積数判定手段138fは、蓄積数計数手段69から受ける蓄積数情報に基づいて、特別図柄変動時間短縮手段79aにより、今回、蓄積解除された特別図柄時短状態が発生してから、蓄積数が所定数に相当して増加、例えば1つ又は2つだけ増加したか否かを微小時間毎に判定する。
そして、変動時間短縮終了指令手段138hは、蓄積数判定手段138fから、蓄積数が所定数に相当して増加した蓄積完了情報を受けたときに、特別図柄変動時間短縮手段79aに対して、特別図柄時短状態を終了させるように指令する。
これにより、蓄積解除された特別図柄時短状態が発生してから、蓄積数が所定数分増加したときに自動的に終了する。ここで、この特別図柄時短状態が発生している利益状態において、内部抽選により大当たり状態や小当たり状態等の利益状態が発生した場合に、利益状態蓄積手段66により蓄積するように決定された場合には、前述したように、その利益状態が直ぐに発生することなく、利益状態蓄積メモリに蓄積される。
このように、利益状態発生手段76は、特別図柄表示手段11で表示される特別図柄の変動時間を通常よりも短縮させる特別図柄時短状態を発生させる特別図柄変動時間短縮手段79aを有し、利益状態終了手段68は、特別図柄時短状態を終了させる条件を設定する特別図柄時短終了条件設定手段138を有するので、この特別図柄時短終了条件設定手段138により特別図柄時短状態の終了条件が設定されるため、蓄積解除により発生した特別図柄時短状態を、設定された何れかの終了条件で確実に終了させることができる。
次に、普通図柄時短終了条件設定手段139について説明する。
普通図柄時短終了条件設定手段139は、蓄積解除手段67により解除された普通図柄時短状態を終了させる条件を設定するものであり、図133に示すように、6種類の普通図柄時短終了条件設定手段139A〜139Fのうちの何れか1つで構成されている。
普通図柄時短終了条件設定手段139A
普通図柄時短終了条件設定手段139Aは、経過時間判定手段139aと、変動時間短縮終了指令手段139h等を有している。経過時間判定手段139aは、経過時間計時手段70から受ける経過時間情報に基づいて、普通図柄変動時間短縮手段79bにより、今回、蓄積解除された普通図柄時短状態が発生してから、例えば、約30分等、所定時間が経過したか否かを微小時間毎に判定する。
そして、変動時間短縮終了指令手段139hは、経過時間判定手段139aから所定時間の経過による経過時間完了情報を受けたときに、普通図柄変動時間短縮手段79bに対して、普通図柄時短状態を終了させるように指令する。
これにより、蓄積解除された普通図柄時短状態が発生してから、約30分経過したときに自動的に終了する。ここで、この普通図柄時短状態が発生している利益状態において、内部抽選により大当たり状態や小当たり状態等の利益状態が発生した場合に、利益状態蓄積手段66により蓄積するように決定された場合には、前述したように、その利益状態が直ぐに発生することなく、利益状態蓄積メモリに蓄積される。
普通図柄時短終了条件設定手段139B
普通図柄時短終了条件設定手段139Bは、変動回数判定手段139bと、変動時間短縮終了指令手段139h等を有している。変動回数判定手段139bは、変動回数計数手段72から受ける変動回数情報に基づいて、普通図柄変動時間短縮手段79bにより、今回、蓄積解除された普通図柄時短状態が発生してからの変動回数が所定回数、例えば、約100回、に達したか否かを微小時間毎に判定する。
そして、変動時間短縮終了指令手段139hは、変動回数判定手段139bから所定変動回数に達した旨の変動完了情報を受けたときに、普通図柄変動時間短縮手段79bに対して、普通図柄時短状態を終了させるように指令する。
これにより、蓄積解除された普通図柄時短状態が発生してから、普通図柄が所定回数に亙って図柄変動したときに自動的に終了する。ここで、この普通図柄時短状態が発生している利益状態において、内部抽選により大当たり状態や小当たり状態等の利益状態が発生した場合に、利益状態蓄積手段66により蓄積するように決定された場合には、前述したように、その利益状態が直ぐに発生することなく、利益状態蓄積メモリに蓄積される。
普通図柄時短終了条件設定手段139C
普通図柄時短終了条件設定手段139Cは、大当たり発生判定手段139cと、変動時間短縮終了指令手段139h等を有している。大当たり発生判定手段139cは、今回、蓄積解除された普通図柄時短状態が発生してから、例えば、次回の大当たり状態が内部抽選により発生したか否かを微小時間毎に判定する。
そして、変動時間短縮終了指令手段139hは、大当たり発生判定手段139cから、抽選手段85による抽選で大当たり当選した大当たり当選情報を受けたときに、普通図柄変動時間短縮手段79bに対して、普通図柄時短状態を終了させるように指令する。
これにより、蓄積解除された普通図柄時短状態が発生してから、次回の大当たりが抽選により当選したときに自動的に終了する。ここで、この普通図柄時短状態が発生している利益状態において、内部抽選により大当たり状態や小当たり状態等の利益状態が発生した場合に、利益状態蓄積手段66により蓄積するように決定された場合には、前述したように、その利益状態が直ぐに発生することなく、利益状態蓄積メモリに蓄積される。
普通図柄時短終了条件設定手段139D
普通図柄時短終了条件設定手段139Dは、停止図柄判定手段139dと、変動時間短縮終了指令手段139h等を有している。停止図柄判定手段139dは、今回、蓄積解除された普通図柄時短状態が発生してから、特別図柄の変動停止した変動停止図柄が、例えば、「2,4,6」等の珍しい外れの停止図柄、3つの特別図柄の数値合計の1の位の数値が「奇数」又は「偶数」等、所定の図柄態様か否かを微小時間毎に判定する。
そして、変動時間短縮終了指令手段139hは、停止図柄判定手段139dから、所定の図柄態様で停止する変動停止情報を受けたときに、普通図柄変動時間短縮手段79bに対して、普通図柄時短状態を終了させるように指令する。
これにより、蓄積解除された普通図柄時短状態が発生してから、特別図柄が、所定の図柄態様で変動停止したときに自動的に終了する。ここで、この普通図柄時短状態が発生している利益状態において、内部抽選により大当たり状態や小当たり状態等の利益状態が発生した場合に、利益状態蓄積手段66により蓄積するように決定された場合には、前述したように、その利益状態が直ぐに発生することなく、利益状態蓄積メモリに蓄積される。
普通図柄時短終了条件設定手段139E
普通図柄時短終了条件設定手段139Eは、発射球数判定手段139eと、変動時間短縮終了指令手段139h等を有している。発射球数判定手段139eは、発射球数計数手段71から受ける発射球数情報に基づいて、普通図柄変動時間短縮手段79bにより、今回、蓄積解除された普通図柄時短状態が発生してから、発射球数が所定個数、例えば3000個、に達したか否かを微小時間毎に判定する。
そして、変動時間短縮終了指令手段139hは、発射球数判定手段139eから所定個数の遊技球が発射された発射完了情報を受けたときに、普通図柄変動時間短縮手段79bに対して、普通図柄時短状態を終了させるように指令する。
これにより、蓄積解除された普通図柄時短状態が発生してから、所定個数の遊技球が発射されたときに自動的に終了する。ここで、この普通図柄時短状態が発生している利益状態において、内部抽選により大当たり状態や小当たり状態等の利益状態が発生した場合に、利益状態蓄積手段66により蓄積するように決定された場合には、前述したように、その利益状態が直ぐに発生することなく、利益状態蓄積メモリに蓄積される。
普通図柄時短終了条件設定手段139F
普通図柄時短終了条件設定手段139Fは、蓄積数判定手段139fと、変動時間短縮終了指令手段139h等を有している。蓄積数判定手段139fは、蓄積数計数手段69から受ける蓄積数情報に基づいて、普通図柄変動時間短縮手段79bにより、今回、蓄積解除された普通図柄時短状態が発生してから、蓄積数が所定数に相当して増加、例えば1つ又は2つだけ増加したか否かを微小時間毎に判定する。
そして、変動時間短縮終了指令手段139hは、蓄積数判定手段139fから、蓄積数が所定数に相当して増加した蓄積完了情報を受けたときに、普通図柄変動時間短縮手段79bに対して、普通図柄時短状態を終了させるように指令する。
これにより、蓄積解除された普通図柄時短状態が発生してから、蓄積数が所定数分増加したときに自動的に終了する。ここで、この普通図柄時短状態が発生している利益状態において、内部抽選により大当たり状態や小当たり状態等の利益状態が発生した場合に、利益状態蓄積手段66により蓄積するように決定された場合には、前述したように、その利益状態が直ぐに発生することなく、利益状態蓄積メモリに蓄積される。
このように、普通図柄始動手段23と、この普通図柄始動手段23に遊技球が入賞したことに基づいて普通図柄を変動させて停止させるように表示する普通図柄表示手段112とを設け、普通図柄表示手段112で表示された変動後の普通停止図柄が特定図柄態様になった場合に、特別図柄始動手段24を開閉するように構成し、利益状態発生手段76は、普通図柄表示手段112で表示される普通図柄の変動時間を通常よりも短縮させる普通図柄時短状態を発生させる普通図柄変動時間短縮手段79bを有し、利益状態終了手段68は、普通図柄時短状態を終了させる条件を設定する普通図柄時短終了条件設定手段139を有するので、この普通図柄時短終了条件設定手段139により普通図柄時短状態の終了条件が設定されるため、蓄積解除により発生した普通図柄時短状態を、設定された何れかの終了条件で確実に終了させることができる。
次に、利益状態蓄積手段66による利益状態の蓄積に際して、或いは蓄積解除手段67による蓄積解除に際して、表示手段110において演出を行う演出制御手段106について説明する。このように、液晶ディスプレイ(演出手段)21と、この液晶ディスプレイ21に利益状態蓄積手段66による蓄積に関する演出と、蓄積解除手段67による蓄積解除に関する演出の少なくとも一方を実行させる演出制御手段106を設けたので、利益状態の蓄積に関する演出を表示手段110を介して実行でき、或いは利益状態の蓄積解除に関する演出を表示手段110を介して実行できる。
演出制御手段106は、図134に示すように、利益状態蓄積手段66による利益状態の蓄積が行われることに関する演出制御を行う蓄積時演出制御手段410と、利益状態蓄積手段66により蓄積された利益状態の有無に関する演出制御を行う蓄積有無演出制御手段430と、利益状態蓄積手段66により蓄積された利益状態の種類に関する演出制御を行う蓄積種類演出制御手段450と、利益状態蓄積手段66により蓄積された利益状態の個数に関する演出制御を行う解除個数演出制御手段470と、蓄積解除手段67による蓄積解除に関する演出制御を行う蓄積解除演出制御手段490の何れか1つ、又はこれらの幾つかを組合せて有するものである。
このように、演出制御手段106は、利益状態蓄積手段66による利益状態の蓄積が行われることに関する演出制御を行う蓄積時演出制御手段410を有するので、この蓄積時演出制御手段410により、利益状態が蓄積されるに際して、表示手段110を介して何らかの演出が行われるため、遊技者の期待感を増大させることができる。
このように、演出制御手段106は、利益状態蓄積手段66により蓄積された利益状態の有無に関する演出制御を行う蓄積有無演出制御手段430を有するので、この蓄積有無演出制御手段430により、蓄積された利益状態の有無に関する何らかの演出を、表示手段110を介して行うことができ、遊技者の期待感を増大させることができる。
このように、演出制御手段106は、利益状態蓄積手段66により蓄積された利益状態の種類に関する演出制御を行う蓄積種類演出制御手段450を有するので、この蓄積種類演出制御手段450により、蓄積された利益状態の種類に関する何らかの演出を、表示手段110を介して行うことができ、遊技者の期待感を増大させることができる。
このように、演出制御手段106は、利益状態蓄積手段66により蓄積された利益状態の個数に関する演出制御を行う蓄積個数演出制御手段470を有するので、この蓄積個数演出制御手段470により、蓄積された利益状態の個数に関する何らかの演出を、表示手段110を介して行うことができ、遊技者の期待感を増大させることができる。
このように、演出制御手段106は、蓄積解除手段66による蓄積解除に関する演出制御を行う蓄積解除演出制御手段490を有するので、この蓄積解除演出制御手段490により、利益状態の蓄積解除に関する何らかの演出を、表示手段110を介して行うことができ、遊技者の期待感を増大させることができる。
蓄積時演出制御手段410(図135〜図143参照)。
蓄積時演出制御手段410は、利益状態の蓄積に際して演出制御を行うものであり、図135に示すように、利益状態の蓄積が行われることに関する演出制御を無条件に実行する無条件演出制御手段411と、利益状態の蓄積が行われることに関する演出制御を条件付で実行する条件付演出制御手段412の何れか1つを有する。
このように、蓄積時演出制御手段410が、利益状態の蓄積が行われることに関する演出制御を無条件に実行する無条件演出制御手段411を有する場合には、この無条件演出制御手段411により、利益状態を蓄積する際の演出制御を無条件で確実に実行することができ、遊技の興趣性が高まる。また、蓄積時演出制御手段410が、利益状態の蓄積が行われることに関する演出制御を条件付で実行する条件付演出制御手段412を有する場合には、この条件付演出制御手段412により、利益状態を蓄積する際の演出制御を条件付で実行することができ、遊技の興趣性が高まる。
次に、条件付演出制御手段412は、図136〜図143に示す8種類(412A〜412H)のうちの何れか1つの条件付演出制御手段412A〜412Hで構成されており、順々に説明する。
条件付演出制御手段412A
最初の条件付演出制御手段412Aは、図136に示すように、利益状態の蓄積が行われることに関する演出制御を実行するか否かを抽選する演出抽選手段413と、演出判定手段421と、表示制御手段422等を有している。例えば、図184に示すように、演出抽選手段413には、多数の演出用当選数値が「1〜15」、「30〜45」、・・・「270〜285」のように複数の当選数値グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの当選数値グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
利益状態蓄積手段66により何れかの利益状態を蓄積する場合に、演出抽選手段413により、「0〜299」のうちの任意の1つの数値が抽出され、その特定された抽出値が当選数値テーブルの何れかの当選数値に合致した場合に限って、演出判定手段421により演出するように判定されるため、表示制御手段422により、利益状態蓄積時の演出表示が表示手段110(液晶ディスプレイ21)において行われる。
例えば、発生した大当たり状態を蓄積するに際して、図192に示すように、メッセージ「大当たりをストック!!」が表示手段110に演出表示されたり、或いは図193に示すように、「大当たり」が布袋に吸い込まれる様子が表示手段110に演出表示される。この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、演出表示を終了させるようにしてもよい。
但し、利益状態の蓄積に際して抽選された抽選値が、設定されている当選数値グループの何れの当選数値にも合致しない場合には、今回の利益状態の蓄積に際しての演出が行われることはない。
このように、条件付演出制御手段412Aは、利益状態の蓄積が行われることに関する演出制御を実行するか否か抽選する演出抽選手段413を有するので、利益状態を蓄積する際に演出制御を実行するか否かを、演出抽選手段413により抽選条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段412B
次に、条件付演出制御手段412Bは、図137に示すように、経過時間計時手段70で計時された経過時間が、利益状態の蓄積が行われることに関する演出制御を実行する経過時間であるか否かを判定する経過時間判定手段414と、前述した表示制御手段422等を有している。
例えば、図185(a)に示すように、経過時間判定手段414には、電源投入時からの演出用経過時間が「60〜90」、「120 〜150 」、「180 〜210 」・・・のように複数の経過時間グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの経過時間グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
遊技者によるゲームが開始されて、遊技の経過時間が増加し、利益状態蓄積手段66により何れかの利益状態を蓄積する場合に、経過時間計時手段70による現在の経過時間が、有効化されている経過時間グループの何れかの経過時間に合致した場合に限って、経過時間判定手段414により演出するように判定されるため、表示制御手段422により、利益状態蓄積時の演出表示(図192,図193参照)が行われる。
この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。
但し、利益状態の蓄積に際して、現在の経過時間が、有効化されている経過時間グループの何れの経過時間にも合致しない場合には、今回の利益状態の蓄積に際しての演出が行われることはない。ここで、図185(b)に示すように、利益状態を蓄積する時点で、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの経過時間グループ「60〜90」、「120 〜150 」、「180 〜210 」・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図185に示すテーブル化された演出用経過時間は、前回の大当たり終了時からの経過時間であってもよい。この場合のテーブル化された経過時間は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、経過時間を計時する経過時間計時手段70を備え、条件付演出制御手段412Bは、経過時間計時手段70で計時された経過時間が、利益状態の蓄積が行われることに関する演出制御を実行する経過時間であるか否か判定する経過時間判定手段414を有するので、利益状態を蓄積する際に演出制御を実行するか否かを、経過時間判定手段414により経過時間条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段412C
次に、条件付演出制御手段412Cは、図138に示すように、発射球数計数手段71で計数された発射球数が、利益状態の蓄積が行われることに関する演出制御を実行する発射球数であるか否かを判定する発射球数判定手段415と、前述した表示制御手段422等を有している。
例えば、図186(a)に示すように、発射球数判定手段415には、電源投入時からの演出用発射球数が「200 〜220 」、「400 〜420 」、・・・のように、複数の発射球数グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの発射球数グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
遊技者によるゲームが開始されて、遊技者が発射した遊技球の発射球数が増加し、利益状態蓄積手段66により何れかの利益状態を蓄積する場合に、発射球数計数手段71による現在の発射球数の計数値が、設定されている発射球数グループの何れかの発射球数に合致した場合に限って、発射球数判定手段415により演出するように判定されるため、表示制御手段422により、利益状態蓄積時の演出表示(図192,図193参照)が行われる。この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。
但し、利益状態の蓄積に際して、現在の発射球数が、有効化されている発射球数グループの何れの発射球数にも合致しない場合には、今回の利益状態の蓄積に際しての演出が行われることはない。ここで、図186(b)に示すように、利益状態を蓄積する時点で、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの発射球数グループ「200 〜220 」、「400 〜420 」、・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図186に示すテーブル化された演出用発射球数は、前回の大当たり終了時からの発射球数であってもよい。この場合のテーブル化された発射球数は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、遊技球の発射球数を計数する発射球数計数手段71を備え、条件付演出制御手段412Cは、発射球数計数手段71で計数された発射球数が、利益状態の蓄積が行われることに関する演出制御を実行する発射球数であるか否か判定する発射球数判定手段415を有するので、利益状態を蓄積する際に演出制御を実行するか否かを、発射球数判定手段415により発射球数条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段412D
次に、条件付演出制御手段412Dは、図139に示すように、第1保留球数計数手段83で計数された特別図柄に関する第1保留球数が、利益状態の蓄積が行われることに関する演出制御を実行する保留球数であるか否かを判定する第1保留球数判定手段416と、前述した表示制御手段422等を有している。
例えば、図187に示すように、第1保留球数判定手段416には、特別図柄用の第1保留球数として、「4個以上」がメーカ側で設定されている。遊技者によるゲームが開始されて、利益状態蓄積手段66により何れかの利益状態を蓄積する場合に、第1保留球数計数手段83の第1保留球数が「4個以上」の場合に限って、第1保留球数判定手段416により演出するように判定されるため、表示制御手段422により、利益状態蓄積時の演出表示(図192,図193参照)が行われる。この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。但し、利益状態の蓄積に際して、現在の第1保留球数が、「4個未満」の場合には、今回の利益状態の蓄積に際しての演出が行われることはない。
このように、特別図柄始動手段24に入賞した遊技球であって、その遊技球に対する特別図柄の変動表示を保留する第1保留球数を計数する第1保留球数計数手段83を備え、条件付演出制御手段412Dは、第1保留球数計数手段83で計数された特別図柄に関する第1保留球数が、利益状態の蓄積が行われることに関する演出制御を実行する保留球数であるか否か判定する第1保留球数判定手段416を有するので、利益状態を蓄積する際に演出制御を実行するか否かを、第1保留球数判定手段416により第1保留球数条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段412E
次に、条件付演出制御手段412Eは、図140に示すように、第2保留球数計数手段84で計数された普通図柄に関する第2保留球数が、利益状態の蓄積が行われることに関する演出制御を実行する保留球数であるか否かを判定する第2保留球数判定手段417と、前述した表示制御手段422等を有している。
例えば、図188に示すように、第2保留球数判定手段417には、普通図柄用の第2保留球数として、「4個以上」がメーカ側で設定されている。遊技者によるゲームが開始されて、利益状態蓄積手段66により何れかの利益状態を蓄積する場合に、第2保留球数計数手段84の第2保留球数が「4個以上」の場合に限って、第2保留球数判定手段417により演出するように判定されるため、表示制御手段422により、利益状態蓄積時の演出表示(図192,図193参照)が行われる。この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。但し、利益状態の蓄積に際して、現在の第2保留球数が、「4個未満」の場合には、今回の利益状態の蓄積に際しての演出が行われることはない。
このように、普通図柄始動手段23と、この普通図柄始動手段23に遊技球が入賞したことに基づいて普通図柄を変動させて停止させるように表示する普通図柄表示手段112と、普通図柄始動手段23に入賞した遊技球であって、その遊技球に対する普通図柄の変動表示を保留する第2保留球数を計数する第2保留球数計数手段84を備え、条件付演出制御手段412Eは、第2保留球数計数手段84で計数された普通図柄に関する第2保留球数が、利益状態の蓄積が行われることに関する演出制御を実行する保留球数であるか否か判定する第2保留球数判定手段417を有するので、利益状態を蓄積する際に演出制御を実行するか否かを、第2保留球数判定手段417により第2保留球数条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段412F
次に、条件付演出制御手段412Fは、図141に示すように、変動回数計数手段72で計数された変動回数が、利益状態の蓄積が行われることに関する演出制御を実行する変動回数であるか否かを判定する変動回数判定手段418と、前述した表示制御手段422等を有している。
例えば、図189(a)に示すように、変動回数判定手段418には、電源投入時からの演出用変動回数が「50〜55」、「150 〜160 」、・・・のように、複数の変動回数グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの変動回数グループを、メーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
遊技者によるゲームが開始されて、遊技球が特別図柄始動手段24に入賞する毎に特別図柄が変動し、変動回数計数手段72の変動回数が増加し、利益状態蓄積手段66により何れかの利益状態を蓄積する場合に、変動回数計数手段72による現在の変動回数が、有効化されている変動回数グループの何れかの変動回数に合致した場合に限って、変動回数判定手段418により演出するように判定されるため、表示制御手段422により、利益状態蓄積時の演出表示(図192,図193参照)が行われる。この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。
但し、利益状態の蓄積に際して、現在の変動回数が、有効化されている変動回数グループの何れの変動回数にも合致しない場合には、今回の利益状態の蓄積に際しての演出が行われることはない。ここで、図189(b)に示すように、利益状態を蓄積する時点で、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れか変動回数グループ「50〜55」、「150 〜160 」、・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図189に示すテーブル化された演出用変動回数は、前回の大当たり終了時からの変動回数であってもよい。この場合のテーブル化された発射球数は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
更に、図189に示すテーブル化された演出用変動回数は、予め設定した特定の図柄態様により発生した大当たり状態が終了したときからの変動回数であってもよい。この場合の特定の図柄態様を、メーカ側で予め設定するようにしてもよく、任意の遊技中又は特別図柄の変動中に遊技者により、遊技者の好みに応じて設定可能に構成してもよい。
このように、特別図柄の変動回数を計数する変動回数計数手段72を備え、条件付演出制御手段412Fは、変動回数計数手段72で計数された変動回数が、利益状態の蓄積が行われることに関する演出制御を実行する変動回数であるか否か判定する変動回数判定手段418を有するので、利益状態を蓄積する際に演出制御を実行するか否かを、変動回数判定手段418により特別図柄の変動回数条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段412G
次に、条件付演出制御手段412Gは、図142に示すように、特別図柄表示手段111で表示された変動後の停止図柄(第1停止図柄)が、利益状態の蓄積が行われることに関する演出制御を実行する図柄態様であるか否かを判定する図柄態様判定手段419と、前述した表示制御手段422等を有している。
例えば、図190(a)に示すように、図柄態様判定手段419には、演出用大当たり図柄態様として、「1,1,1 」、「3,3,3 」、「5,5,5 」、「7,7,7 」、「9,9,9 」がメーカ側で設定されている。ここで、図柄態様記憶手段75には、過去に大当たり状態が発生した際の大当たり図柄態様が順々に記憶されている。
そこで、遊技者によるゲームが開始されて、大当たり状態を発生させる場合の大当たり図柄態様が図柄態様記憶手段75に順次記憶されるため、利益状態蓄積手段66により何れかの利益状態を蓄積する場合に、図柄態様記憶手段75に記憶されている前回、又は前々回又は3回以上前の大当たり図柄態様が、図190(a)に示す演出用大当たり図柄態様の何れかと合致する場合に限って、図柄態様判定手段419により演出するように判定されるため、表示制御手段422により、利益状態蓄積時の演出表示(図192,図193参照)が行われる。
この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。
但し、利益状態の蓄積に際して、前回、又は前々回又は3回以上前の大当たり図柄態様が演出用大当たり図柄態様の何れにも合致しない場合には、今回の利益状態の蓄積に際しての演出が行われることはない。ところで、図190(b)に示すように、複数種類(例えば、5種類)の演出用大当たり図柄態様グループを設け、利益状態を蓄積する時点で、「1〜300」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの大当たり図柄態様グループを択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、条件付演出制御手段412Gは、特別図柄表示手段111で表示された変動後の停止図柄(第1停止図柄)が、利益状態の蓄積が行われることに関する演出制御を実行する図柄態様であるか否かを判定する図柄態様判定手段419を有するので、利益状態を蓄積する際に演出制御を実行するか否かを、図柄態様判定手段419により図柄態様条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段412H
次に、条件付演出制御手段412Hは、図143に示すように、蓄積数計数手段69で計数された蓄積数が、利益状態の蓄積が行われることに関する演出制御を実行する蓄積数であるか否かを判定する蓄積数判定手段420と、前述した表示制御手段422等を有している。
例えば、図191(a)に示すように、蓄積数判定手段420には、演出用蓄積数として、「総蓄積数≧5」がメーカ側で設定されている。そこで、遊技者によるゲームが開始されて、利益状態蓄積手段66に蓄積される利益状態の蓄積数が蓄積数計数手段69で計数されているため、利益状態蓄積手段66により何れかの利益状態を蓄積する場合に、現在の総蓄積数が、設定されている「総蓄積数≧5」の場合に限って、蓄積数判定手段420により演出するように判定されるため、表示制御手段422により、利益状態蓄積時の演出表示(図192,図193参照)が行われる。
この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。
ここで、利益状態を蓄積するに際しての演出は、今回の蓄積する利益状態の種類に関わらず、同一内容の演出表示であってもよく、或いは、蓄積する利益状態の種類に応じて、利益状態の種類毎に演出表示する内容を異ならせるようにしてもよい。但し、利益状態の蓄積に際して、現在の総蓄積数が「5未満」の場合には、今回の利益状態の蓄積に際しての演出が行われることはない。
ところで、図191(b)に示すように、蓄積数判定手段420に、演出用蓄積数として、利益状態の種類毎に蓄積の種類に関する演出を行うか否かを判定する専用の蓄積数を設定するようにしてもよい。この場合、例えば、微小時間毎に或いは大当たり状態の蓄積に際して、大当たり状態の蓄積数が「2以上」の場合に限って、大当たり状態の蓄積を表す内容の演出が行われ、また小当たり状態の蓄積数が「3以上」の場合に限って、小当たり状態の蓄積を表す内容の演出が行われる。
このように、現在の利益状態の蓄積数を計数する蓄積数計数手段69を備え、条件付演出制御手段412Hは、蓄積数計数手段69で計数された蓄積数が、利益状態の蓄積が行われることに関する演出制御を実行する蓄積数であるか否かを判定する蓄積数判定手段420を有するので、利益状態を蓄積する際に演出制御を実行するか否かを、蓄積数判定手段420により蓄積数条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
蓄積有無演出制御手段430(図144〜図152参照)。
蓄積有無演出制御手段430は、利益状態蓄積手段66に蓄積されている利益状態の有無に関する演出制御を行うものであり、図144に示すように、利益状態の蓄積の有無に関する演出制御を無条件に実行する無条件演出制御手段431と、利益状態の蓄積の有無に関する演出制御を条件付で実行する条件付演出制御手段432の何れか1つを有する。
このように、蓄積有無演出制御手段430が、利益状態蓄積手段66に蓄積されている利益状態の有無に関する演出制御を無条件に実行する無条件演出制御手段431を有する場合には、この無条件演出制御手段431により、蓄積されている利益状態の有無に関する演出制御を無条件で確実に実行することができ、遊技の興趣性が高まる。
また、蓄積有無演出制御手段430が、利益状態蓄積手段66に蓄積されている利益状態の有無に関する演出制御を条件付で実行する条件付演出制御手段432を有する場合には、この条件付演出制御手段432により、蓄積された利益状態の有無に関する演出制御を条件付で実行することができ、遊技の興趣性が高まる。
次に、条件付演出制御手段432は、図145〜図152に示す8種類(432A〜432H)のうちの何れか1つの条件付演出制御手段432A〜432Hで構成されており、順々に説明する。
条件付演出制御手段432A
最初の条件付演出制御手段432Aは、図145に示すように、蓄積された利益状態の有無に関する演出制御を実行するか否かを抽選する演出抽選手段433と、演出判定手段441と、表示制御手段442等を有している。例えば、図184に示すように、演出抽選手段433には、多数の演出用当選数値が「1〜15」、「30〜45」、・・・「270〜285」のように複数の当選数値グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの当選数値グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
微小時間毎に或いは特別図柄の変動が開始されるに際して、演出抽選手段433により、「0〜299」のうちの任意の1つの数値が抽出され、その特定された抽出値が当選数値テーブルの何れかの当選数値に合致した場合に限って、演出判定手段441により演出を行うように判定されるため、表示制御手段442により、蓄積された利益状態の有無に関する演出表示が表示手段110において行われる。
例えば、複数種類の何れかの利益状態の蓄積が有る場合には、図194に示すように、メッセージ「ストック 有り!!」が表示手段110に演出表示されたり、或いは利益状態の蓄積が無い場合には、図195に示すように、メッセージ「ストック 無し!!」が表示手段110に演出表示される。この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。但し、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して抽選された抽選値が、有効化されている当選数値グループの何れの当選数値にも合致しない場合には、蓄積された利益状態の有無に関する演出が行われることはない。
このように、条件付演出制御手段432Aは、蓄積された利益状態の有無に関する演出制御を実行するか否か抽選する演出抽選手段433を有するので、蓄積された利益状態の有無に関する演出制御を実行するか否かを、演出抽選手段433により抽選条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段432B
次に、条件付演出制御手段432Bは、図146に示すように、経過時間計時手段70で計時された経過時間が、蓄積された利益状態の有無に関する演出制御を実行する経過時間であるか否かを判定する経過時間判定手段434と、前述した表示制御手段442等を有している。
例えば、図185(a)に示すように、経過時間判定手段434には、電源投入時からの演出用経過時間が「60〜90」、「120 〜150 」、「180 〜210 」・・・のように複数の経過時間グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの経過時間グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
遊技者によるゲームが開始されて、遊技の経過時間が増加し、微小時間毎に或いは特別図柄の変動が開始されるに際して、経過時間計時手段70による現在の経過時間が、設定されている経過時間グループの何れかの経過時間に合致した場合に限って、経過時間判定手段434により演出するように判定されるため、表示制御手段442により、蓄積された利益状態の有無に関する演出表示(図194,図195参照)が表示手段110において行われる。この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。
但し、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、現在の経過時間が、有効化されている経過時間グループの何れの経過時間にも合致しない場合には、利益状態の蓄積の有無に関する演出が行われることはない。ここで、図185(b)に示すように、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの経過時間グループ「60〜90」、「120 〜150 」、「180 〜210 」・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図185に示すテーブル化された演出用経過時間は、前回の大当たり終了時からの経過時間であってもよい。この場合のテーブル化された経過時間は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、経過時間を計時する経過時間計時手段70を備え、条件付演出制御手段432Bは、経過時間計時手段70で計時された経過時間が、蓄積された利益状態の有無に関する演出制御を実行する経過時間であるか否か判定する経過時間判定手段434を有するので、蓄積された利益状態の有無に関する演出制御を実行するか否かを、経過時間判定手段434により経過時間条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段432C
次に、条件付演出制御手段432Cは、図147に示すように、発射球数計数手段71で計数された発射球数が、蓄積された利益状態の有無に関する演出制御を実行する発射球数であるか否かを判定する発射球数判定手段435と、前述した表示制御手段442等を有している。
例えば、図186(a)に示すように、発射球数判定手段435には、電源投入時からの演出用発射球数が「200 〜220 」、「400 〜420 」、・・・のように、複数の発射球数グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの発射球数グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
遊技者によるゲームが開始されて、遊技者が発射した遊技球の発射球数が増加し、微小時間毎に或いは特別図柄の変動が開始されるに際して、発射球数計数手段71による現在の発射球数の計数値が、設定されている発射球数グループの何れかの発射球数に合致した場合に限って、発射球数判定手段435により演出するように判定されるため、表示制御手段442により、蓄積された利益状態の有無に関する演出表示(図194,図195参照)が表示手段110において行われる。
この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。
但し、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、現在の発射球数が、有効化されている発射球数グループの何れの発射球数にも合致しない場合には、利益状態の蓄積の有無に関する演出が行われることはない。ここで、図186(b)に示すように、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの発射球数グループ「200 〜220 」、「400 〜420 」、・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図186に示すテーブル化された演出用発射球数は、前回の大当たり終了時からの発射球数であってもよい。この場合のテーブル化された発射球数は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、遊技球の発射球数を計数する発射球数計数手段71を備え、条件付演出制御手段432Cは、発射球数計数手段71で計数された発射球数が、蓄積された利益状態の有無に関する演出制御を実行する発射球数であるか否か判定する発射球数判定手段435を有するので、蓄積された利益状態の有無に関する演出制御を実行するか否かを、発射球数判定手段435により発射球数条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段432D
次に、条件付演出制御手段432Dは、図148に示すように、第1保留球数計数手段83で計数された特別図柄に関する第1保留球数が、蓄積された利益状態の有無に関する演出制御を実行する保留球数であるか否かを判定する第1保留球数判定手段436と、前述した表示制御手段442等を有している。
例えば、図187に示すように、第1保留球数判定手段436には、特別図柄用の第1保留球数として、「4個以上」がメーカ側で設定されている。遊技者によるゲームが開始されて、微小時間毎に或いは特別図柄の変動が開始されるに際して、第1保留球数計数手段83の第1保留球数が「4個以上」の場合に限って、第1保留球数判定手段436により演出するように判定されるため、表示制御手段442により、蓄積された利益状態の有無に関する演出表示(図194,図195参照)が行われる。
この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。但し、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、現在の第1保留球数が、「4個未満」の場合には、利益状態の蓄積の有無に関する演出が行われることはない。
このように、特別図柄始動手段24に入賞した遊技球であって、その遊技球に対する特別図柄の変動表示を保留する第1保留球数を計数する第1保留球数計数手段83を備え、条件付演出制御手段432Dは、第1保留球数計数手段83で計数された特別図柄に関する第1保留球数が、蓄積された利益状態の有無に関する演出制御を実行する保留球数であるか否か判定する第1保留球数判定手段436を有するので、蓄積された利益状態の有無に関する演出制御を実行するか否かを、第1保留球数判定手段436により第1保留球数条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段432E
次に、条件付演出制御手段432Eは、図149に示すように、第2保留球数計数手段84で計数された普通図柄に関する第2保留球数が、蓄積された利益状態の有無に関する演出制御を実行する保留球数であるか否かを判定する第2保留球数判定手段437と、前述した表示制御手段442等を有している。
例えば、図188に示すように、第2保留球数判定手段437には、普通図柄用の第2保留球数として、「4個以上」がメーカ側で設定されている。遊技者によるゲームが開始されて、微小時間毎に或いは特別図柄の変動が開始されるに際して、第2保留球数計数手段84の第2保留球数が「4個以上」の場合に限って、第2保留球数判定手段437により演出するように判定されるため、表示制御手段442により、蓄積された利益状態の有無に関する演出表示(図194,図195参照)が表示手段110において行われる。
この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。但し、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、現在の第2保留球数が、「4個未満」の場合には、利益状態の蓄積の有無に関する演出が行われることはない。
このように、普通図柄始動手段23と、この普通図柄始動手段23に遊技球が入賞したことに基づいて普通図柄を変動させて停止させるように表示する普通図柄表示手段112と、普通図柄始動手段23に入賞した遊技球であって、その遊技球に対する普通図柄の変動表示を保留する第2保留球数を計数する第2保留球数計数手段84を備え、条件付演出制御手段432Eは、第2保留球数計数手段84で計数された普通図柄に関する第2保留球数が、蓄積された利益状態の有無に関する演出制御を実行する保留球数であるか否か判定する第2保留球数判定手段437を有するので、蓄積された利益状態の有無に関する演出制御を実行するか否かを、第2保留球数判定手段437により第2保留球数条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段432F
次に、条件付演出制御手段432Fは、図150に示すように、変動回数計数手段72で計数された変動回数が、蓄積された利益状態の有無に関する演出制御を実行する変動回数であるか否かを判定する変動回数判定手段438と、前述した表示制御手段442等を有している。
例えば、図189(a)に示すように、変動回数判定手段438には、電源投入時からの演出用変動回数が「50〜55」、「150 〜160 」、・・・のように、複数の変動回数グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの変動回数グループを、メーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
遊技者によるゲームが開始されて、遊技球が特別図柄始動手段24に入賞する毎に特別図柄が変動し、変動回数計数手段72の変動回数が増加し、微小時間毎に或いは特別図柄の変動が開始されるに際して、変動回数計数手段72による現在の変動回数が、設定されている変動回数グループの何れかの変動回数に合致した場合に限って、変動回数判定手段438により演出するように判定されるため、表示制御手段442により、蓄積された利益状態の有無に関する演出表示(図194,図195参照)が表示手段110において行われる。
この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。
但し、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、現在の変動回数が、有効化されている変動回数グループの何れの変動回数にも合致しない場合には、利益状態の蓄積の有無に関する演出が行われることはない。ここで、図189(b)に示すように、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れか変動回数グループ「50〜55」、「150 〜160 」、・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図189に示すテーブル化された演出用変動回数は、前回の大当たり終了時からの変動回数であってもよい。この場合のテーブル化された発射球数は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
更に、図189に示すテーブル化された演出用変動回数は、予め設定した特定の図柄態様により発生した大当たり状態が終了したときからの変動回数であってもよい。この場合の特定の図柄態様を、メーカ側で予め設定するようにしてもよく、任意の遊技中又は特別図柄の変動中に遊技者により、遊技者の好みに応じて設定可能に構成してもよい。
このように、特別図柄の変動回数を計数する変動回数計数手段72を備え、条件付演出制御手段432Fは、変動回数計数手段72で計数された変動回数が、蓄積された利益状態の有無に関する演出制御を実行する変動回数であるか否か判定する変動回数判定手段438を有するので、蓄積された利益状態の有無に関する演出制御を実行するか否かを、変動回数判定手段438により特別図柄の変動回数条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段432G
次に、条件付演出制御手段432Gは、図151に示すように、特別図柄表示手段111で表示された変動後の停止図柄(第1停止図柄)が、蓄積された利益状態の有無に関する演出制御を実行する図柄態様であるか否かを判定する図柄態様判定手段439と、前述した表示制御手段442等を有している。
例えば、図190(a)に示すように、図柄態様判定手段439には、演出用大当たり図柄態様として、「1,1,1 」、「3,3,3 」、「5,5,5 」、「7,7,7 」、「9,9,9 」がメーカ側で設定されている。ここで、図柄態様記憶手段75には、過去に大当たり状態が発生した際の大当たり図柄態様が順々に記憶されている。
そこで、遊技者によるゲームが開始されて、大当たり状態を発生させる場合の大当たり図柄態様が図柄態様記憶手段75に順次記憶されるため、微小時間毎に或いは特別図柄の変動が開始されるに際して、図柄態様記憶手段75に記憶されている前回、又は前々回又は3回以上前の大当たり図柄態様が、図190(a)に示す演出用大当たり図柄態様の何れかと合致する場合に限って、図柄態様判定手段439により演出するように判定されるため、表示制御手段442により、蓄積された利益状態の有無に関する演出表示(図194,図195参照)が表示手段110において行われる。
この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。
但し、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、前回、又は前々回又は3回以上前の大当たり図柄態様が演出用大当たり図柄態様の何れにも合致しない場合には、利益状態の蓄積の有無に関する演出が行われることはない。ところで、図190(b)に示すように、複数種類(例えば、5種類)の演出用大当たり図柄態様グループを設け、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、「1〜300」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの大当たり図柄態様グループを択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、条件付演出制御手段432Gは、特別図柄表示手段111で表示された変動後の停止図柄(第1停止図柄)が、蓄積された利益状態の有無に関する演出制御を実行する図柄態様であるか否かを判定する図柄態様判定手段439を有するので、蓄積された利益状態の有無に関する演出制御を実行するか否かを、図柄態様判定手段439により図柄態様条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段432H
次に、条件付演出制御手段432Hは、図152に示すように、蓄積数計数手段69で計数された蓄積数が、蓄積された利益状態の有無に関する演出制御を実行する蓄積数であるか否かを判定する蓄積数判定手段440と、前述した表示制御手段442等を有している。
例えば、図191(a)に示すように、蓄積数判定手段440には、演出用蓄積数として、「総蓄積数≧5」がメーカ側で設定されている。そこで、遊技者によるゲームが開始されて、利益状態蓄積手段66に蓄積される利益状態の蓄積数が蓄積数計数手段69で計数されているため、微小時間毎に或いは特別図柄の変動が開始されるに際して、現在の総蓄積数が、設定されている「総蓄積数≧5」の場合に限って、蓄積数判定手段440により演出するように判定されるため、表示制御手段442により、蓄積された利益状態の有無に関する演出表示(図194,図195参照)が表示手段110において行われる。
この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。
ここで、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、蓄積された利益状態の有無に関する演出を行う場合、既に蓄積されている利益状態の種類に関わらず、同一内容の演出表示であってもよい。或いは、既に蓄積されている利益状態の種類に応じて、つまり、蓄積中であって次に蓄積解除する利益状態の種類に応じて、又は最後に蓄積された利益状態の種類に応じて、演出表示する内容を異ならせるようにしてもよい。但し、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、現在の総蓄積数が「5未満」の場合には、利益状態の蓄積の有無に関する演出が行われることはない。
ところで、図191(b)に示すように、蓄積数判定手段440に、演出用蓄積数として、利益状態の種類毎に蓄積の有無に関する演出を行うか否かを判定する専用の蓄積数を設定するようにしてもよい。この場合、例えば、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、大当たり状態の蓄積数が「2以上」の場合に限って、大当たり状態の蓄積を表す内容の演出が行われ、また小当たり状態の蓄積数が「3以上」の場合に限って、小当たり状態の蓄積を表す内容の演出が行われる。
このように、現在の利益状態の蓄積数を計数する蓄積数計数手段69を備え、条件付演出制御手段432Hは、蓄積数計数手段69で計数された蓄積数が、蓄積された利益状態の有無に関する演出制御を実行する蓄積数であるか否かを判定する蓄積数判定手段440を有するので、蓄積された利益状態の有無に関する演出制御を実行するか否かを、蓄積数判定手段440により蓄積数条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
蓄積種類演出制御手段450(図153〜図161参照)。
蓄積種類演出制御手段450は、利益状態蓄積手段66により蓄積された利益状態の種類に関する演出制御を行うものであり、図153に示すように、蓄積された利益状態の種類に関する演出制御を無条件に実行する無条件演出制御手段451と、蓄積された利益状態の種類に関する演出制御を条件付で実行する条件付演出制御手段452の何れか1つを有する。
このように、蓄積種類演出制御手段450が、利益状態蓄積手段66により蓄積された利益状態の種類に関する演出制御を無条件に実行する無条件演出制御手段451を有する場合には、この無条件演出制御手段451により、蓄積されている利益状態の種類に関する演出制御を無条件で確実に実行することができ、遊技の興趣性が高まる。
また、蓄積種類演出制御手段450が、利益状態蓄積手段66により蓄積された利益状態の種類に関する演出制御を条件付で実行する条件付演出制御手段452を有する場合には、この条件付演出制御手段452により、蓄積された利益状態の種類に関する演出制御を条件付で実行することができ、遊技の興趣性が高まる。
次に、条件付演出制御手段452は、図154〜図161に示す8種類(452A〜452H)のうちの何れか1つの条件付演出制御手段452A〜452Hで構成されており、順々に説明する。
条件付演出制御手段452A
最初の条件付演出制御手段452Aは、図154に示すように、蓄積された利益状態の種類に関する演出制御を実行するか否かを抽選する演出抽選手段453と、演出判定手段461と、表示制御手段462等を有している。例えば、図184に示すように、演出抽選手段453には、多数の演出用当選数値が「1〜15」、「30〜45」、・・・「270〜285」のように複数の当選数値グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの当選数値グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
微小時間毎に或いは特別図柄の変動が開始されるに際して、演出抽選手段453により、「0〜299」のうちの任意の1つの数値が抽出され、その特定された抽出値が当選数値テーブルの何れかの当選数値に合致した場合に限って、演出判定手段461により演出を行うように判定されるため、表示制御手段462により、蓄積された利益状態の種類に関する演出表示が表示手段110において行われる。
例えば、大当たり状態を蓄積している場合には、図196に示すように、メッセージ「大当たりストック中!!」が表示手段110に演出表示されたり、或いは大当たり状態と確率変動状態を蓄積している場合には、図197に示すように、メッセージ「大当たりと確変ストック中!!」が表示手段110に演出表示される。この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。
但し、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して抽選された抽選値が、有効化されている当選数値グループの何れの当選数値にも合致しない場合には、蓄積された利益状態の種類に関する演出が行われることはない。
このように、条件付演出制御手段452Aは、蓄積された利益状態の種類に関する演出制御を実行するか否か抽選する演出抽選手段453を有するので、蓄積された利益状態の種類に関する演出制御を実行するか否かを、演出抽選手段453により抽選条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段452B
次に、条件付演出制御手段452Bは、図155に示すように、経過時間計時手段70で計時された経過時間が、蓄積された利益状態の種類に関する演出制御を実行する経過時間であるか否かを判定する経過時間判定手段454と、前述した表示制御手段462等を有している。
例えば、図185(a)に示すように、経過時間判定手段454には、電源投入時からの演出用経過時間が「60〜90」、「120 〜150 」、「180 〜210 」・・・のように複数の経過時間グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの経過時間グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
遊技者によるゲームが開始されて、遊技の経過時間が増加し、微小時間毎に或いは特別図柄の変動が開始されるに際して、経過時間計時手段70による現在の経過時間が、設定されている経過時間グループの何れかの経過時間に合致した場合に限って、経過時間判定手段454により演出するように判定されるため、表示制御手段462により、蓄積された利益状態の種類に関する演出表示(図196,図197参照)が表示手段110において行われる。この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。
但し、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、現在の経過時間が、有効化されている経過時間グループの何れの経過時間にも合致しない場合には、利益状態の蓄積の種類に関する演出が行われることはない。ここで、図185(b)に示すように、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの経過時間グループ「60〜90」、「120 〜150 」、「180 〜210 」・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図185に示すテーブル化された演出用経過時間は、前回の大当たり終了時からの経過時間であってもよい。この場合のテーブル化された経過時間は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、経過時間を計時する経過時間計時手段70を備え、条件付演出制御手段452Bは、経過時間計時手段70で計時された経過時間が、蓄積された利益状態の種類に関する演出制御を実行する経過時間であるか否か判定する経過時間判定手段454を有するので、蓄積された利益状態の種類に関する演出制御を実行するか否かを、経過時間判定手段454により経過時間条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段452C
次に、条件付演出制御手段452Cは、図156に示すように、発射球数計数手段71で計数された発射球数が、蓄積された利益状態の種類に関する演出制御を実行する発射球数であるか否かを判定する発射球数判定手段455と、前述した表示制御手段462等を有している。
例えば、図186(a)に示すように、発射球数判定手段455には、電源投入時からの演出用発射球数が「200 〜220 」、「400 〜420 」、・・・のように、複数の発射球数グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの発射球数グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
遊技者によるゲームが開始されて、遊技者が発射した遊技球の発射球数が増加し、微小時間毎に或いは特別図柄の変動が開始されるに際して、発射球数計数手段71による現在の発射球数の計数値が、設定されている発射球数グループの何れかの発射球数に合致した場合に限って、発射球数判定手段455により演出するように判定されるため、表示制御手段462により、蓄積された利益状態の種類に関する演出表示(図196,図197参照)が表示手段110において行われる。この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。
但し、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、現在の発射球数が、有効化されている発射球数グループの何れの発射球数にも合致しない場合には、利益状態の蓄積の種類に関する演出が行われることはない。ここで、図186(b)に示すように、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの発射球数グループ「200 〜220 」、「400 〜420 」、・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図186に示すテーブル化された演出用発射球数は、前回の大当たり終了時からの発射球数であってもよい。この場合のテーブル化された発射球数は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、遊技球の発射球数を計数する発射球数計数手段71を備え、条件付演出制御手段452Cは、発射球数計数手段71で計数された発射球数が、蓄積された利益状態の種類に関する演出制御を実行する発射球数であるか否か判定する発射球数判定手段455を有するので、蓄積された利益状態の種類に関する演出制御を実行するか否かを、発射球数判定手段455により発射球数条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段452D
次に、条件付演出制御手段452Dは、図157に示すように、第1保留球数計数手段83で計数された特別図柄に関する第1保留球数が、蓄積された利益状態の種類に関する演出制御を実行する保留球数であるか否かを判定する第1保留球数判定手段456と、前述した表示制御手段462等を有している。
例えば、図187に示すように、第1保留球数判定手段456には、特別図柄用の第1保留球数として、「4個以上」がメーカ側で設定されている。遊技者によるゲームが開始されて、微小時間毎に或いは特別図柄の変動が開始されるに際して、第1保留球数計数手段83の第1保留球数が「4個以上」の場合に限って、第1保留球数判定手段456により演出するように判定されるため、表示制御手段462により、蓄積された利益状態の種類に関する演出表示(図196,図197参照)が行われる。
この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。但し、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、現在の第1保留球数が、「4個未満」の場合には、利益状態の蓄積の種類に関する演出が行われることはない。
このように、特別図柄始動手段24に入賞した遊技球であって、その遊技球に対する特別図柄の変動表示を保留する第1保留球数を計数する第1保留球数計数手段83を備え、条件付演出制御手段452Dは、第1保留球数計数手段83で計数された特別図柄に関する第1保留球数が、蓄積された利益状態の種類に関する演出制御を実行する保留球数であるか否か判定する第1保留球数判定手段456を有するので、蓄積された利益状態の種類に関する演出制御を実行するか否かを、第1保留球数判定手段456により第1保留球数条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段452E
次に、条件付演出制御手段452Eは、図158に示すように、第2保留球数計数手段84で計数された普通図柄に関する第2保留球数が、蓄積された利益状態の種類に関する演出制御を実行する保留球数であるか否かを判定する第2保留球数判定手段457と、前述した表示制御手段462等を有している。
例えば、図188に示すように、第2保留球数判定手段457には、普通図柄用の第2保留球数として、「4個以上」がメーカ側で設定されている。遊技者によるゲームが開始されて、微小時間毎に或いは特別図柄の変動が開始されるに際して、第2保留球数計数手段84の第2保留球数が「4個以上」の場合に限って、第2保留球数判定手段457により演出するように判定されるため、表示制御手段462により、蓄積された利益状態の種類に関する演出表示(図196,図197参照)が表示手段110において行われる。
この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。但し、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、現在の第2保留球数が、「4個未満」の場合には、利益状態の蓄積の種類に関する演出が行われることはない。
このように、普通図柄始動手段23と、この普通図柄始動手段23に遊技球が入賞したことに基づいて普通図柄を変動させて停止させるように表示する普通図柄表示手段112と、普通図柄始動手段23に入賞した遊技球であって、その遊技球に対する普通図柄の変動表示を保留する第2保留球数を計数する第2保留球数計数手段84を備え、条件付演出制御手段452Eは、第2保留球数計数手段84で計数された普通図柄に関する第2保留球数が、蓄積された利益状態の種類に関する演出制御を実行する保留球数であるか否か判定する第2保留球数判定手段457を有するので、蓄積された利益状態の種類に関する演出制御を実行するか否かを、第2保留球数判定手段457により第2保留球数条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段452F
次に、条件付演出制御手段452Fは、図159に示すように、変動回数計数手段72で計数された変動回数が、蓄積された利益状態の種類に関する演出制御を実行する変動回数であるか否かを判定する変動回数判定手段458と、前述した表示制御手段462等を有している。
例えば、図189(a)に示すように、変動回数判定手段458には、電源投入時からの演出用変動回数が「50〜55」、「150 〜160 」、・・・のように、複数の変動回数グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの変動回数グループを、メーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
遊技者によるゲームが開始されて、遊技球が特別図柄始動手段24に入賞する毎に特別図柄が変動し、変動回数計数手段72の変動回数が増加し、微小時間毎に或いは特別図柄の変動が開始されるに際して、変動回数計数手段72による現在の変動回数が、設定されている変動回数グループの何れかの変動回数に合致した場合に限って、変動回数判定手段458により演出するように判定されるため、表示制御手段462により、蓄積された利益状態の種類に関する演出表示(図196,図197参照)が表示手段110において行われる。
この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。
但し、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、現在の変動回数が、有効化されている変動回数グループの何れの変動回数にも合致しない場合には、利益状態の蓄積の種類に関する演出が行われることはない。ここで、図189(b)に示すように、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れか変動回数グループ「50〜55」、「150 〜160 」、・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図189に示すテーブル化された演出用変動回数は、前回の大当たり終了時からの変動回数であってもよい。この場合のテーブル化された発射球数は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
更に、図189に示すテーブル化された演出用変動回数は、予め設定した特定の図柄態様により発生した大当たり状態が終了したときからの変動回数であってもよい。この場合の特定の図柄態様を、メーカ側で予め有効化するようにしてもよく、任意の遊技中又は特別図柄の変動中に遊技者により、遊技者の好みに応じて設定可能に構成してもよい。
このように、特別図柄の変動回数を計数する変動回数計数手段72を備え、条件付演出制御手段452Fは、変動回数計数手段72で計数された変動回数が、蓄積された利益状態の種類に関する演出制御を実行する変動回数であるか否か判定する変動回数判定手段458を有するので、蓄積された利益状態の種類に関する演出制御を実行するか否かを、変動回数判定手段458により第1図柄の変動回数条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段452G
次に、条件付演出制御手段452Gは、図160に示すように、特別図柄表示手段111で表示された変動後の停止図柄(第1停止図柄)が、蓄積された利益状態の種類に関する演出制御を実行する図柄態様であるか否かを判定する図柄態様判定手段459と、前述した表示制御手段462等を有している。
例えば、図190(a)に示すように、図柄態様判定手段459には、演出用大当たり図柄態様として、「1,1,1 」、「3,3,3 」、「5,5,5 」、「7,7,7 」、「9,9,9 」がメーカ側で設定されている。ここで、図柄態様記憶手段75には、過去に大当たり状態が発生した際の大当たり図柄態様が順々に記憶されている。
そこで、遊技者によるゲームが開始されて、大当たり状態を発生させる場合の大当たり図柄態様が図柄態様記憶手段75に順次記憶されるため、微小時間毎に或いは特別図柄の変動が開始されるに際して、図柄態様記憶手段75に記憶されている前回、又は前々回又は3回以上前の大当たり図柄態様が、図190(a)に示す演出用大当たり図柄態様の何れかと合致する場合に限って、図柄態様判定手段459により演出するように判定されるため、表示制御手段462により、蓄積された利益状態の種類に関する演出表示(図196,図197参照)が表示手段110において行われる。
この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。
但し、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、前回、又は前々回又は3回以上前の大当たり図柄態様が演出用大当たり図柄態様の何れにも合致しない場合には、利益状態の蓄積の種類に関する演出が行われることはない。ところで、図190(b)に示すように、複数種類(例えば、5種類)の演出用大当たり図柄態様グループを設け、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、「1〜300」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの大当たり図柄態様グループを択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、条件付演出制御手段452Gは、特別図柄表示手段111で表示された変動後の停止図柄(第1停止図柄)が、蓄積された利益状態の種類に関する演出制御を実行する図柄態様であるか否かを判定する図柄態様判定手段459を有するので、蓄積された利益状態の種類に関する演出制御を実行するか否かを、図柄態様判定手段459により図柄態様条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段452H
次に、条件付演出制御手段452Hは、図161に示すように、蓄積数計数手段69で計数された蓄積数が、蓄積された利益状態の種類に関する演出制御を実行する蓄積数であるか否かを判定する蓄積数判定手段460と、前述した表示制御手段462等を有している。
例えば、図191(a)に示すように、蓄積数判定手段460には、演出用蓄積数として、「総蓄積数≧5」がメーカ側で設定されている。そこで、遊技者によるゲームが開始されて、利益状態蓄積手段66に蓄積される利益状態の蓄積数が蓄積数計数手段69で計数されているため、微小時間毎に或いは特別図柄の変動が開始されるに際して、現在の総蓄積数が、設定されている「総蓄積数≧5」の場合に限って、蓄積数判定手段460により演出するように判定されるため、表示制御手段462により、蓄積された利益状態の種類に関する演出表示(図196,図197参照)が表示手段110において行われる。
ここで、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、蓄積された利益状態の種類に関する演出を行う場合、既に蓄積されている利益状態の種類に関わらず、同一内容の演出表示であってもよい。或いは、既に蓄積されている利益状態の種類に応じて、つまり、蓄積中であって次に蓄積解除する利益状態の種類に応じて、又は最後に蓄積された利益状態の種類に応じて、演出表示する内容を異ならせるようにしてもよい。
この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。但し、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、現在の総蓄積数が「5未満」の場合には、利益状態の蓄積の種類に関する演出が行われることはない。
ところで、図191(b)に示すように、蓄積数判定手段460に、演出用蓄積数として、利益状態の種類毎に蓄積の種類に関する演出を行うか否かを判定する専用の蓄積数を設定するようにしてもよい。この場合、例えば、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、大当たり状態の蓄積数が「2以上」の場合に限って、大当たり状態の蓄積を表す内容の演出が行われ、また小当たり状態の蓄積数が「3以上」の場合に限って、小当たり状態の蓄積を表す内容の演出が行われる。
このように、現在の利益状態の蓄積数を計数する蓄積数計数手段69を備え、条件付演出制御手段452Hは、蓄積数計数手段69で計数された蓄積数が、蓄積された利益状態の種類に関する演出制御を実行する蓄積数であるか否かを判定する蓄積数判定手段460を有するので、蓄積された利益状態の種類に関する演出制御を実行するか否かを、蓄積数判定手段460により蓄積数条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
蓄積個数演出制御手段470(図162〜図170参照)。
蓄積個数演出制御手段470は、利益状態蓄積手段66により蓄積された利益状態の個数に関する演出制御を行うものであり、図162に示すように、蓄積された利益状態の個数に関する演出制御を無条件に実行する無条件演出制御手段471と、蓄積された利益状態の個数に関する演出制御を条件付で実行する条件付演出制御手段472の何れか1つを有する。
このように、蓄積個数演出制御手段470が、利益状態蓄積手段66により蓄積された利益状態の個数に関する演出制御を無条件に実行する無条件演出制御手段471を有する場合には、この無条件演出制御手段471により、蓄積されている利益状態の個数に関する演出制御を無条件で確実に実行することができ、遊技の興趣性が高まる。
また、蓄積個数演出制御手段470が、利益状態蓄積手段66により蓄積された利益状態の個数に関する演出制御を条件付で実行する条件付演出制御手段472を有する場合には、この条件付演出制御手段472により、蓄積された利益状態の個数に関する演出制御を条件付で実行することができ、遊技の興趣性が高まる。
次に、条件付演出制御手段472は、図163〜図170に示す8種類(472A〜472H)のうちの何れか1つの条件付演出制御手段472A〜472Hで構成されており、順々に説明する。
条件付演出制御手段472A
最初の条件付演出制御手段472Aは、図163に示すように、蓄積された利益状態の個数に関する演出制御を実行するか否かを抽選する演出抽選手段473と、演出判定手段481と、表示制御手段482等を有している。例えば、図184に示すように、演出抽選手段473には、多数の演出用当選数値が「1〜15」、「30〜45」、・・・「270〜285」のように複数の当選数値グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの当選数値グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
微小時間毎に或いは特別図柄の変動が開始されるに際して、演出抽選手段473により、「0〜299」のうちの任意の1つの数値が抽出され、その特定された抽出値が当選数値テーブルの何れかの当選数値に合致した場合に限って、演出判定手段481により演出を行うように判定されるため、表示制御手段482により、蓄積された利益状態の個数に関する演出表示が表示手段110において行われる。
例えば、利益状態の総蓄積数が3個の場合には、図198に示すように、メッセージ「ストック数として、ストック数は「3」」が表示手段110に演出表示されたり、或いは2つの大当たり状態と3つの確率変動状態を蓄積している場合には、図199に示すように、メッセージ「ストック数として、大当たり・・「2」、確変・・「3」」が表示手段110に演出表示される。この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。
但し、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して抽選された抽選値が、有効化されている当選数値グループの何れの当選数値にも合致しない場合には、蓄積された利益状態の個数に関する演出が行われることはない。
このように、条件付演出制御手段472Aは、蓄積された利益状態の個数に関する演出制御を実行するか否か抽選する演出抽選手段473を有するので、蓄積された利益状態の個数に関する演出制御を実行するか否かを、演出抽選手段473により抽選条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段472B
次に、条件付演出制御手段472Bは、図164に示すように、経過時間計時手段70で計時された経過時間が、蓄積された利益状態の個数に関する演出制御を実行する経過時間であるか否かを判定する経過時間判定手段474と、前述した表示制御手段482等を有している。
例えば、図185(a)に示すように、経過時間判定手段474には、電源投入時からの演出用経過時間が「60〜90」、「120 〜150 」、「180 〜210 」・・・のように複数の経過時間グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの経過時間グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
遊技者によるゲームが開始されて、遊技の経過時間が増加し、微小時間毎に或いは特別図柄の変動が開始されるに際して、経過時間計時手段70による現在の経過時間が、設定されている経過時間グループの何れかの経過時間に合致した場合に限って、経過時間判定手段474により演出するように判定されるため、表示制御手段482により、蓄積された利益状態の個数に関する演出表示(図198,図199参照)が表示手段110において行われる。この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。
但し、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、現在の経過時間が、有効化されている経過時間グループの何れの経過時間にも合致しない場合には、利益状態の蓄積の個数に関する演出が行われることはない。ここで、図185(b)に示すように、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの経過時間グループ「60〜90」、「120 〜150 」、「180 〜210 」・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図185に示すテーブル化された演出用経過時間は、前回の大当たり終了時からの経過時間であってもよい。この場合のテーブル化された経過時間は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、経過時間を計時する経過時間計時手段70を備え、条件付演出制御手段472Bは、経過時間計時手段70で計時された経過時間が、蓄積された利益状態の個数に関する演出制御を実行する経過時間であるか否か判定する経過時間判定手段474を有するので、蓄積された利益状態の個数に関する演出制御を実行するか否かを、経過時間判定手段474により経過時間条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段472C
次に、条件付演出制御手段472Cは、図165に示すように、発射球数計数手段71で計数された発射球数が、蓄積された利益状態の個数に関する演出制御を実行する発射球数であるか否かを判定する発射球数判定手段475と、前述した表示制御手段482等を有している。
例えば、図186(a)に示すように、発射球数判定手段475には、電源投入時からの演出用発射球数が「200 〜220 」、「400 〜420 」、・・・のように、複数の発射球数グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの発射球数グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
遊技者によるゲームが開始されて、遊技者が発射した遊技球の発射球数が増加し、微小時間毎に或いは特別図柄の変動が開始されるに際して、発射球数計数手段71による現在の発射球数の計数値が、設定されている発射球数グループの何れかの発射球数に合致した場合に限って、発射球数判定手段475により演出するように判定されるため、表示制御手段482により、蓄積された利益状態の個数に関する演出表示(図198,図199参照)が表示手段110において行われる。この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。
但し、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、現在の発射球数が、有効化されている発射球数グループの何れの発射球数にも合致しない場合には、利益状態の蓄積の個数に関する演出が行われることはない。ここで、図186(b)に示すように、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの発射球数グループ「200 〜220 」、「400 〜420 」、・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図186に示すテーブル化された演出用発射球数は、前回の大当たり終了時からの発射球数であってもよい。この場合のテーブル化された発射球数は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、遊技球の発射球数を計数する発射球数計数手段71を備え、条件付演出制御手段472Cは、発射球数計数手段71で計数された発射球数が、蓄積された利益状態の個数に関する演出制御を実行する発射球数であるか否か判定する発射球数判定手段475を有するので、蓄積された利益状態の個数に関する演出制御を実行するか否かを、発射球数判定手段475により発射球数条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段472D
次に、条件付演出制御手段472Dは、図166に示すように、第1保留球数計数手段83で計数された特別図柄に関する第1保留球数が、蓄積された利益状態の個数に関する演出制御を実行する保留球数であるか否かを判定する第1保留球数判定手段476と、前述した表示制御手段482等を有している。
例えば、図187に示すように、第1保留球数判定手段476には、特別図柄用の第1保留球数として、「4個以上」がメーカ側で設定されている。遊技者によるゲームが開始されて、微小時間毎に或いは特別図柄の変動が開始されるに際して、第1保留球数計数手段83の第1保留球数が「4個以上」の場合に限って、第1保留球数判定手段476により演出するように判定されるため、表示制御手段482により、蓄積された利益状態の個数に関する演出表示(図198,図199参照)が行われる。
この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。但し、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、現在の第1保留球数が、「4個未満」の場合には、利益状態の蓄積の個数に関する演出が行われることはない。
このように、特別図柄始動手段24に入賞した遊技球であって、その遊技球に対する特別図柄の変動表示を保留する第1保留球数を計数する第1保留球数計数手段83を備え、条件付演出制御手段472Dは、第1保留球数計数手段83で計数された特別図柄に関する第1保留球数が、蓄積された利益状態の個数に関する演出制御を実行する保留球数であるか否か判定する第1保留球数判定手段476を有するので、蓄積された利益状態の個数に関する演出制御を実行するか否かを、第1保留球数判定手段476により第1保留球数条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段472E
次に、条件付演出制御手段472Eは、図167に示すように、第2保留球数計数手段84で計数された普通図柄に関する第2保留球数が、蓄積された利益状態の個数に関する演出制御を実行する保留球数であるか否かを判定する第2保留球数判定手段477と、前述した表示制御手段482等を有している。
例えば、図188に示すように、第2保留球数判定手段477には、普通図柄用の第2保留球数として、「4個以上」がメーカ側で設定されている。遊技者によるゲームが開始されて、微小時間毎に或いは特別図柄の変動が開始されるに際して、第2保留球数計数手段84の第2保留球数が「4個以上」の場合に限って、第2保留球数判定手段477により演出するように判定されるため、表示制御手段482により、蓄積された利益状態の個数に関する演出表示(図198,図199参照)が表示手段110において行われる。
この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。但し、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、現在の第2保留球数が、「4個未満」の場合には、利益状態の蓄積の個数に関する演出が行われることはない。
このように、普通図柄始動手段23と、この普通図柄始動手段23に遊技球が入賞したことに基づいて普通図柄を変動させて停止させるように表示する普通図柄表示手段112と、普通図柄始動手段23に入賞した遊技球であって、その遊技球に対する普通図柄の変動表示を保留する第2保留球数を計数する第2保留球数計数手段84を備え、条件付演出制御手段472Eは、第2保留球数計数手段84で計数された普通図柄に関する第2保留球数が、蓄積された利益状態の個数に関する演出制御を実行する保留球数であるか否か判定する第2保留球数判定手段477を有するので、蓄積された利益状態の個数に関する演出制御を実行するか否かを、第2保留球数判定手段477により第2保留球数条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段472F
次に、条件付演出制御手段472Fは、図168に示すように、変動回数計数手段72で計数された変動回数が、蓄積された利益状態の個数に関する演出制御を実行する変動回数であるか否かを判定する変動回数判定手段478と、前述した表示制御手段482等を有している。
例えば、図189(a)に示すように、変動回数判定手段478には、電源投入時からの演出用変動回数が「50〜55」、「150 〜160 」、・・・のように、複数の変動回数グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの変動回数グループを、メーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
遊技者によるゲームが開始されて、遊技球が特別図柄始動手段24に入賞する毎に特別図柄が変動し、変動回数計数手段72の変動回数が増加し、微小時間毎に或いは特別図柄の変動が開始されるに際して、変動回数計数手段72による現在の変動回数が、設定されている変動回数グループの何れかの変動回数に合致した場合に限って、変動回数判定手段478により演出するように判定されるため、表示制御手段482により、蓄積された利益状態の個数に関する演出表示(図198,図199参照)が表示手段110において行われる。
この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。
但し、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、現在の変動回数が、有効化されている変動回数グループの何れの変動回数にも合致しない場合には、利益状態の蓄積の個数に関する演出が行われることはない。ここで、図189(b)に示すように、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れか変動回数グループ「50〜55」、「150 〜160 」、・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図189に示すテーブル化された演出用変動回数は、前回の大当たり終了時からの変動回数であってもよい。この場合のテーブル化された発射球数は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
更に、図189に示すテーブル化された演出用変動回数は、予め設定した特定の図柄態様により発生した大当たり状態が終了したときからの変動回数であってもよい。この場合の特定の図柄態様を、メーカ側で予め設定するようにしてもよく、任意の遊技中又は特別図柄の変動中に遊技者により、遊技者の好みに応じて設定可能に構成してもよい。
このように、特別図柄の変動回数を計数する変動回数計数手段72を備え、条件付演出制御手段472Fは、変動回数計数手段72で計数された変動回数が、蓄積された利益状態の個数に関する演出制御を実行する変動回数であるか否か判定する変動回数判定手段478を有するので、蓄積された利益状態の個数に関する演出制御を実行するか否かを、変動回数判定手段478により第1図柄の変動回数条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段472G
次に、条件付演出制御手段472Gは、図169に示すように、特別図柄表示手段111で表示された変動後の停止図柄(第1停止図柄)が、蓄積された利益状態の個数に関する演出制御を実行する図柄態様であるか否かを判定する図柄態様判定手段479と、前述した表示制御手段482等を有している。
例えば、図190(a)に示すように、図柄態様判定手段479には、演出用大当たり図柄態様として、「1,1,1 」、「3,3,3 」、「5,5,5 」、「7,7,7 」、「9,9,9 」がメーカ側で設定されている。ここで、図柄態様記憶手段75には、過去に大当たり状態が発生した際の大当たり図柄態様が順々に記憶されている。
そこで、遊技者によるゲームが開始されて、大当たり状態を発生させる場合の大当たり図柄態様が図柄態様記憶手段75に順次記憶されるため、微小時間毎に或いは特別図柄の変動が開始されるに際して、図柄態様記憶手段75に記憶されている前回、又は前々回又は3回以上前の大当たり図柄態様が、図190(a)に示す演出用大当たり図柄態様の何れかと合致する場合に限って、図柄態様判定手段479により演出するように判定されるため、表示制御手段482により、蓄積された利益状態の個数に関する演出表示(図198,図199参照)が表示手段110において行われる。
この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。
但し、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、前回、又は前々回又は3回以上前の大当たり図柄態様が演出用大当たり図柄態様の何れにも合致しない場合には、利益状態の蓄積の個数に関する演出が行われることはない。ところで、図190(b)に示すように、複数種類(例えば、5種類)の演出用大当たり図柄態様グループを設け、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、「1〜300」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの大当たり図柄態様グループを択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、条件付演出制御手段472Gは、特別図柄表示手段111で表示された変動後の停止図柄(第1停止図柄)が、蓄積された利益状態の個数に関する演出制御を実行する図柄態様であるか否かを判定する図柄態様判定手段479を有するので、蓄積された利益状態の個数に関する演出制御を実行するか否かを、図柄態様判定手段479により図柄態様条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段472H
次に、条件付演出制御手段472Hは、図170に示すように、蓄積数計数手段69で計数された蓄積数が、蓄積された利益状態の個数に関する演出制御を実行する蓄積数であるか否かを判定する蓄積数判定手段480と、前述した表示制御手段482等を有している。
例えば、図191(a)に示すように、蓄積数判定手段480には、演出用蓄積数として、「総蓄積数≧5」がメーカ側で設定されている。そこで、遊技者によるゲームが開始されて、利益状態蓄積手段66に蓄積される利益状態の蓄積数が蓄積数計数手段69で計数されているため、微小時間毎に或いは特別図柄の変動が開始されるに際して、現在の総蓄積数が、設定されている「総蓄積数≧5」の場合に限って、蓄積数判定手段480により演出するように判定されるため、表示制御手段482により、蓄積された利益状態の個数に関する演出表示(図198,図199参照)が表示手段110において行われる。
ここで、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、蓄積された利益状態の個数に関する演出を行う場合、既に蓄積されている利益状態の種類に関わらず、同一内容の演出表示であってもよい。或いは、既に蓄積されている利益状態の種類に応じて、つまり、蓄積中であって次に蓄積解除する利益状態の種類に応じて、又は最後に蓄積された利益状態の種類に応じて、演出表示する内容を異ならせるようにしてもよい。
この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。但し、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、現在の総蓄積数が「5未満」の場合には、利益状態の蓄積の個数に関する演出が行われることはない。
ところで、図191(b)に示すように、蓄積数判定手段480に、演出用蓄積数として、利益状態の種類毎に蓄積の個数に関する演出を行うか否かを判定する専用の蓄積数を設定するようにしてもよい。この場合、例えば、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、大当たり状態の蓄積数が「2以上」の場合に限って、大当たり状態の蓄積を表す内容の演出が行われ、また小当たり状態の蓄積数が「3以上」の場合に限って、小当たり状態の蓄積を表す内容の演出が行われる。
このように、現在の利益状態の蓄積数を計数する蓄積数計数手段69を備え、条件付演出制御手段472Hは、蓄積数計数手段69で計数された蓄積数が、蓄積された利益状態の個数に関する演出制御を実行する蓄積数であるか否かを判定する蓄積数判定手段480を有するので、蓄積された利益状態の個数に関する演出制御を実行するか否かを、蓄積数判定手段480により蓄積数条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
蓄積解除演出制御手段490。
蓄積解除演出制御手段490は、図134に示すように、所定の蓄積解除条件が成立した場合に、利益状態の種類に関する演出制御を行う解除種類演出制御手段500と、蓄積解除条件に関する演出制御を行う解除条件演出制御手段520と、蓄積解除手段67が蓄積解除し利益状態が発生する予告に関する演出制御を行う解除予告演出制御手段530の何れか1つを有するものである。
このように、蓄積解除演出制御手段490が、所定の蓄積解除条件が成立した場合に、利益状態の種類に関する演出制御を行う解除種類演出制御手段500を有するので、この解除種類演出制御手段500により、蓄積を解除する利益状態の種類に関する何らかの演出を行うことができ、遊技者の期待感を増大させることができる。
解除種類演出制御手段500は、図171に示すように、蓄積解除手段67による利益状態の蓄積解除に関する演出制御を無条件に実行する無条件演出制御手段501と、蓄積解除手段67による利益状態の蓄積解除に関する演出制御を条件付で実行する条件付演出制御手段502の何れか1つを有する。
このように、解除種類演出制御手段500が、蓄積解除手段67による利益状態の蓄積解除に関する演出制御を無条件に実行する無条件演出制御手段501を有する場合には、無条件演出制御手段501により、蓄積解除する利益状態の種類に関する演出制御を無条件で確実に実行することができ、遊技の興趣性が高まる。
また、解除種類演出制御手段500が、蓄積解除手段67による利益状態の蓄積解除に関する演出制御を条件付で実行する条件付演出制御手段502を有する場合には、この条件付演出制御手段502により、蓄積解除する利益状態の種類に関する演出制御を条件付で実行することができ、遊技の興趣性が高まる。
無条件演出制御手段501
無条件演出制御手段501は、図172に示すように、無条件演出制御手段501Aと無条件演出制御手段501Bの何れか1つで構成されている。
無条件演出制御手段501A
無条件演出制御手段501Aは、蓄積解除する利益状態の種類に関わらず、同一内容で演出する演出情報を記憶する同一内容演出情報記憶手段503と、表示手段110に対して同一内容を演出表示させる表示制御手段515等を有している。このように、無条件演出制御手段501Aが、蓄積解除する利益状態の種類に関わらず、同一内容で演出する同一内容演出情報記憶手段503及び表示制御手段515を有するので、利益状態の種類に関係なく、常に同一内容の演出により、利益状態の解除を報知できるとともに、演出制御の簡単化を図ることができる。
無条件演出制御手段501B
無条件演出制御手段501Bは、蓄積解除する利益状態の種類に応じた演出情報を記憶する蓄積種類演出情報記憶手段504と、表示手段110に対して蓄積解除する利益状態の種類に応じた演出を表示させる表示制御手段515等を有している。このように、無条件演出制御手段501Bが、蓄積解除する利益状態の種類に応じた演出情報を記憶する蓄積種類演出情報記憶手段504及び表示制御手段515を有するので、利益状態の種類に応じた演出により、解除される利益状態の種類を演出により報知することができる。
次に、条件付演出制御手段502は、図173〜図181に示す9種類(502A〜502I)のうちの何れか1つの条件付演出制御手段502A〜502Iで構成されており、順々に説明する。
条件付演出制御手段502A
最初の条件付演出制御手段502Aは、図173に示すように、解除する利益状態の種類を判定する解除利益状態判定手段505と、表示制御手段515等を有し、判定された利益状態が特定の利益状態のときにのみ演出制御を行う。
例えば、図200(a)に示すように、解除利益状態判定手段505には、複数の益状態の種類として、「大当たり状態」、「小当たり状態」、・・・「普通図柄時短状態」が設定され、そのうちの何れか1つの利益状態をメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
そこで、遊技者によるゲームの実行中に、蓄積解除手段67により利益状態を順々に解除する場合に、次に解除する特定の利益状態の種類が、有効化されている利益状態の種類に合致した場合に限って、解除利益状態判定手段505により演出するように判定されるため、表示制御手段515により、蓄積を解除する旨の演出表示が表示手段110において行われる。
例えば、設定されている「大当たり状態」と合致する「大当たり」を解除する場合には、図201に示すように、メッセージ「大当たりを放出するかも!!」が表示手段110に演出表示されたり、或いは設定されている「確率変動状態」と合致する「確率変動」を解除する場合には、図202に示すように、メッセージ「確率変動になるかもね!!」が表示手段110に演出表示される。
この場合の演出表示は、次の利益状態が蓄積解除されるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。但し、解除する利益状態の種類が、設定されている利益状態の種類に合致しない場合には、何ら演出が行われることなく、利益状態の蓄積が解除されて実行される。
このように、条件付演出制御手段502Aは、解除する利益状態の種類を判定する解除利益状態判定手段505を有し、判定された利益状態が特定の利益状態のときにのみ演出制御を行うので、解除利益状態判定手段505により、解除する利益状態の種類が特定の利益状態の場合に限って演出制御が実行されるため、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段502B
次に、条件付演出制御手段502Bは、図174に示すように、利益状態の蓄積解除に際して演出制御を実行するか否かを抽選する演出抽選手段506と、演出判定手段514と、表示制御手段515等を有している。
例えば、図184に示すように、演出抽選手段506には、多数の演出用当選数値が「1〜15」、「30〜45」、・・・「270〜285」のように複数の当選数値グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの当選数値グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
遊技者によるゲームの実行中に、蓄積解除手段67による利益状態の蓄積解除に際して、演出抽選手段506により、「0〜299」のうちの任意の1つの数値が抽出され、その特定された抽出値が当選数値テーブルの何れかの当選数値に合致した場合に限って、演出判定手段514により演出を行うように判定されるため、表示制御手段515により、蓄積解除に関する演出表示(図201,図202参照)が表示手段110において行われる。
この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積解除が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。但し、蓄積解除に際して抽選された抽選値が、設定されている当選数値グループの何れの当選数値にも合致しない場合には、利益状態の蓄積は解除されるが、蓄積解除に関する演出が行われることはない。
このように、条件付演出制御手段502Aは、利益状態の蓄積解除に際して演出制御を実行するか否かを抽選する演出抽選手段506を有するので、蓄積解除する利益状態の種類に関する演出制御を実行するか否かを、演出抽選手段506により抽選条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段502C
次に、条件付演出制御手段502Cは、図175に示すように、経過時間計時手段70で計時された経過時間が、利益状態の蓄積解除に関する演出制御を実行する経過時間であるか否かを判定する経過時間判定手段507と、前述した表示制御手段515等を有している。
例えば、図185(a)に示すように、経過時間判定手段507には、電源投入時からの演出用経過時間が「60〜90」、「120 〜150 」、「180 〜210」・・・のように複数の経過時間グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの経過時間グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
遊技者によるゲームが開始されて、遊技の経過時間が増加し、蓄積解除手段67による利益状態の蓄積解除に際して、経過時間計時手段70による現在の経過時間が、設定されている経過時間グループの何れかの経過時間に合致した場合に限って、経過時間判定手段507により演出するように判定されるため、表示制御手段515により、蓄積解除に関する演出表示(図201,図202参照)が表示手段110において行われる。この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積解除が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。
但し、利益状態の蓄積解除に際して、現在の経過時間が、有効化されている経過時間グループの何れの経過時間にも合致しない場合には、利益状態の蓄積は解除されるが、利益状態の蓄積解除に関する演出が行われることはない。ここで、図185(b)に示すように、利益状態の蓄積解除に際して、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの経過時間グループ「60〜90」、「120 〜150 」、「180 〜210 」・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図185に示すテーブル化された演出用経過時間は、前回の大当たり終了時からの経過時間であってもよい。この場合のテーブル化された経過時間は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、経過時間を計時する経過時間計時手段70を備え、条件付演出制御手段502Cは、経過時間計時手段70で計時された経過時間が、利益状態の蓄積解除に関する演出制御を実行する経過時間であるか否か判定する経過時間判定手段507を有するので、蓄積解除する利益状態の種類に関する演出制御を実行するか否かを、経過時間判定手段507により経過時間条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段502D
次に、条件付演出制御手段502Dは、図176に示すように、発射球数計数手段71で計数された発射球数が、利益状態の蓄積解除に関する演出制御を実行する発射球数であるか否かを判定する発射球数判定手段508と、前述した表示制御手段515等を有している。
例えば、図186(a)に示すように、発射球数判定手段508には、電源投入時からの演出用発射球数が「200 〜220 」、「400 〜420 」、・・・のように、複数の発射球数グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの発射球数グループをメーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
遊技者によるゲームが開始されて、遊技者が発射した遊技球の発射球数が増加し、蓄積解除手段67による利益状態の蓄積解除に際して、発射球数計数手段71による現在の発射球数の計数値が、設定されている発射球数グループの何れかの発射球数に合致した場合に限って、発射球数判定手段508により演出するように判定されるため、表示制御手段515により、利益状態の蓄積解除に関する演出表示(図201,図202参照)が表示手段110において行われる。
この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積解除が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。但し、利益状態の蓄積解除に際して、現在の発射球数が、有効化されている発射球数グループの何れの発射球数にも合致しない場合には、利益状態の蓄積は解除されるが、利益状態の蓄積解除に関する演出が行われることはない。
ここで、図186(b)に示すように、利益状態の蓄積解除に際して、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの発射球数グループ「200 〜220 」、「400 〜420 」、・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。ところで、図186に示すテーブル化された演出用発射球数は、前回の大当たり終了時からの発射球数であってもよい。この場合のテーブル化された発射球数は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、遊技球の発射球数を計数する発射球数計数手段71を備え、条件付演出制御手段502Dは、発射球数計数手段71で計数された発射球数が、利益状態の蓄積解除に関する演出制御を実行する発射球数であるか否か判定する発射球数判定手段508を有するので、蓄積解除する利益状態の種類に関する演出制御を実行するか否かを、発射球数判定手段508により発射球数条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段502E
次に、条件付演出制御手段502Eは、図177に示すように、第1保留球数計数手段83で計数された特別図柄に関する第1保留球数が、利益状態の蓄積解除に関する演出制御を実行する保留球数であるか否かを判定する第1保留球数判定手段509と、前述した表示制御手段515等を有している。
例えば、図187に示すように、第1保留球数判定手段509には、特別図柄用の第1保留球数として、「4個以上」がメーカ側で設定されている。遊技者によるゲームの実行中に、蓄積解除手段67による利益状態の蓄積解除に際して、第1保留球数計数手段83の第1保留球数が「4個以上」の場合に限って、第1保留球数判定手段509により演出するように判定されるため、表示制御手段515により、利益状態の蓄積解除に関する演出表示(図201,図202参照)が行われる。
この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積解除が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。但し、利益状態の蓄積解除に際して、現在の第1保留球数が、「4個未満」の場合には、利益状態の蓄積は解除されるが、利益状態の蓄積解除に関する演出が行われることはない。
このように、特別図柄始動手段24に入賞した遊技球であって、その遊技球に対する特別図柄の変動表示を保留する第1保留球数を計数する第1保留球数計数手段83を備え、条件付演出制御手段502Eは、第1保留球数計数手段83で計数された特別図柄に関する第1保留球数が、利益状態の蓄積解除に関する演出制御を実行する保留球数であるか否か判定する第1保留球数判定手段509を有するので、蓄積解除する利益状態の種類に関する演出制御を実行するか否かを、第1保留球数判定手段509により第1保留球数条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段502F
次に、条件付演出制御手段502Fは、図178に示すように、第2保留球数計数手段84で計数された普通図柄に関する第2保留球数が、利益状態の蓄積解除に関する演出制御を実行する保留球数であるか否かを判定する第2保留球数判定手段510と、前述した表示制御手段515等を有している。
例えば、図188に示すように、第2保留球数判定手段510には、普通図柄用の第2保留球数として、「4個以上」がメーカ側で設定されている。遊技者によるゲームの実行中に、蓄積解除手段67による利益状態の蓄積解除に際して、第2保留球数計数手段84の第2保留球数が「4個以上」の場合に限って、第2保留球数判定手段510により演出するように判定されるため、表示制御手段515により、利益状態の蓄積解除に関する演出表示(図201,図202参照)が表示手段110において行われる。
この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積解除が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したときに演出表示を終了させるようにしてもよい。但し、利益状態の蓄積解除に際して、現在の第2保留球数が、「4個未満」の場合には、利益状態の蓄積は解除されるが、利益状態の蓄積解除に関する演出が行われることはない。
このように、普通図柄始動手段23と、この普通図柄始動手段23に遊技球が入賞したことに基づいて普通図柄を変動させて停止させるように表示する普通図柄表示手段112と、普通図柄始動手段23に入賞した遊技球であって、その遊技球に対する普通図柄の変動表示を保留する第2保留球数を計数する第2保留球数計数手段84を備え、条件付演出制御手段502Fは、第2保留球数計数手段84で計数された普通図柄に関する第2保留球数が、利益状態の蓄積解除に関する演出制御を実行する保留球数であるか否か判定する第2保留球数判定手段510を有するので、蓄積解除する利益状態の種類に関する演出制御を実行するか否かを、第2保留球数判定手段510により第2保留球数条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段502G
次に、条件付演出制御手段502Gは、図179に示すように、変動回数計数手段72で計数された変動回数が、利益状態の蓄積解除に関する演出制御を実行する変動回数であるか否かを判定する変動回数判定手段511と、前述した表示制御手段515等を有している。
例えば、図189(a)に示すように、変動回数判定手段511には、電源投入時からの演出用変動回数が「50〜55」、「150 〜160 」、・・・のように、複数の変動回数グループにテーブル化して予め設定され、そのうちの何れか1つの変動回数グループを、メーカ側で択一的に有効化したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
遊技者によるゲームの実行中に、遊技球が特別図柄始動手段24に入賞する毎に特別図柄が変動し、変動回数計数手段72の変動回数が増加し、蓄積解除手段67による利益状態の蓄積解除に際して、変動回数計数手段72による現在の変動回数が、設定されている変動回数グループの何れかの変動回数に合致した場合に限って、変動回数判定手段511により演出するように判定されるため、表示制御手段515により、利益状態の蓄積解除に関する演出表示(図201,図202参照)が表示手段110において行われる。
この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積解除が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。
但し、利益状態の蓄積解除に際して、現在の変動回数が、有効化されている変動回数グループの何れの変動回数にも合致しない場合には、利益状態の蓄積は解除されるが、利益状態の蓄積解除に関する演出が行われることはない。ここで、図189(b)に示すように、利益状態の蓄積解除に際して、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れか変動回数グループ「50〜55」、「150 〜160 」、・・・を択一的に有効化するようにしてもよい。
ところで、図189に示すテーブル化された演出用変動回数は、前回の大当たり終了時からの変動回数であってもよい。この場合のテーブル化された発射球数は、メーカ側で択一的に有効化するようにしてもよく、或いは内部抽選により択一的に有効化するようにしてもよい。
更に、図189に示すテーブル化された演出用変動回数は、予め設定した特定の図柄態様により発生した大当たり状態が終了したときからの変動回数であってもよい。この場合の特定の図柄態様を、メーカ側で予め設定するようにしてもよく、任意の遊技中又は特別図柄の変動中に遊技者により、遊技者の好みに応じて設定可能に構成してもよい。
このように、特別図柄の変動回数を計数する変動回数計数手段72を備え、条件付演出制御手段502Gは、変動回数計数手段72で計数された変動回数が、利益状態の蓄積解除に関する演出制御を実行する変動回数であるか否か判定する変動回数判定手段511を有するので、蓄積解除する利益状態のテーブルに関する演出制御を実行するか否かを、変動回数判定手段511により第1図柄の変動回数条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段502H
次に、条件付演出制御手段502Hは、図180に示すように、特別図柄表示手段111で表示された変動後の停止図柄(第1停止図柄)が、利益状態の蓄積解除に関する演出制御を実行する図柄態様であるか否かを判定する図柄態様判定手段512と、前述した表示制御手段515等を有している。
例えば、図190(a)に示すように、図柄態様判定手段479には、演出用大当たり図柄態様として、「1,1,1 」、「3,3,3 」、「5,5,5 」、「7,7,7 」、「9,9,9 」がメーカ側で設定されている。ここで、図柄態様記憶手段75には、過去に大当たり状態が発生した際の大当たり図柄態様が順々に記憶されている。
そこで、遊技者によるゲームが開始されて、大当たり状態を発生させる場合の大当たり図柄態様が図柄態様記憶手段75に順次記憶されるため、蓄積解除手段67による利益状態の蓄積解除に際して、図柄態様記憶手段75に記憶されている前回、又は前々回又は3回以上前の大当たり図柄態様が、図190(a)に示す演出用大当たり図柄態様の何れかと合致する場合に限って、図柄態様判定手段512により演出するように判定されるため、表示制御手段515により、利益状態の蓄積解除に関する演出表示(図201,図202参照)が表示手段110において行われる。
この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積解除が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。
但し、利益状態の蓄積解除に際して、前回、又は前々回又は3回以上前の大当たり図柄態様が演出用大当たり図柄態様の何れにも合致しない場合には、利益状態の蓄積は解除されるが、利益状態の蓄積解除に関する演出が行われることはない。ところで、図190(b)に示すように、複数種類(例えば、5種類)の演出用大当たり図柄態様グループを設け、利益状態の蓄積解除に際して、「1〜300」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値に応じた何れかの大当たり図柄態様グループを択一的に有効化するようにしてもよい。
このように、条件付演出制御手段502Hは、特別図柄表示手段111で表示された変動後の停止図柄(第1停止図柄)が、利益状態の蓄積解除に関する演出制御を実行する図柄態様であるか否かを判定する図柄態様判定手段512を有するので、蓄積解除する利益状態の種類に関する演出制御を実行するか否かを、図柄態様判定手段により図柄態様条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
条件付演出制御手段502I
次に、条件付演出制御手段502Iは、図181に示すように、蓄積数計数手段69で計数された蓄積数が、利益状態の蓄積解除に関する演出制御を実行する蓄積数であるか否かを判定する蓄積数判定手段513と、前述した表示制御手段515等を有している。
例えば、図191(a)に示すように、蓄積数判定手段513には、演出用蓄積数として、「総蓄積数≧5」がメーカ側で設定されている。そこで、遊技者によるゲームが開始されて、利益状態蓄積手段66に蓄積される利益状態の蓄積数が蓄積数計数手段69で計数されているため、蓄積解除手段67による利益状態の蓄積解除に際して、現在の総蓄積数が、設定されている「総蓄積数≧5」の場合に限って、蓄積数判定手段513により演出するように判定されるため、表示制御手段515により、利益状態の蓄積解除に関する演出表示(図201,図202参照)が表示手段110において行われる。
ここで、利益状態の蓄積解除に際して、利益状態の蓄積解除に関する演出を行う場合、蓄積解除する利益状態の種類に関わらず、同一内容の演出表示であってもよい。或いは、蓄積解除する利益状態の種類に応じて、つまり、次に蓄積解除する利益状態の種類に応じて演出する内容を異ならせるようにしてもよい。
この場合の演出表示は、次の利益状態の蓄積解除が行われるまで継続させてもよく、或いは、所定時間(例えば、10分)が経過したとき、又は特別図柄の変動回数が所定数(例えば、20回)に達したとき、に演出表示を終了させるようにしてもよい。但し、利益状態の蓄積解除に際して、現在の総蓄積数が「5未満」の場合には、利益状態の蓄積は解除されるが、利益状態の蓄積解除に関する演出が行われることはない。
ところで、図191(b)に示すように、蓄積数判定手段513に、演出用蓄積数として、利益状態の種類毎に蓄積解除に関する演出を行うか否かを判定する専用の蓄積数を設定するようにしてもよい。この場合、例えば、蓄積解除手段67による利益状態の蓄積解除に際して、大当たり状態の蓄積数が「2以上」の場合に限って演出が行われ、また小当たり状態の蓄積数が「3以上」の場合に限って演出が行われる。
このように、現在の利益状態の蓄積数を計数する蓄積数計数手段69を備え、条件付演出制御手段502Iは、蓄積数計数手段69で計数された蓄積数が、利益状態の蓄積解除に関する演出制御を実行する蓄積数であるか否かを判定する蓄積数判定手段513を有するので、蓄積解除する利益状態の種類に関する演出制御を実行するか否かを、蓄積数判定手段513により蓄積数条件を判定して決定することができ、遊技の興趣性が高まる。
解除条件演出制御手段520は、図182に示すように、蓄積解除手段67による利益状態の蓄積解除に関する解除条件を無条件に演出する無条件演出制御手段521と、蓄積解除手段67による利益状態の蓄積解除に関する解除条件を条件付で演出する条件付演出制御手段522の何れか1つを有する。
即ち、無条件演出制御手段521には、図203に示すように、解除条件として、「偶数の外れ図柄」、「奇数の外れ図柄」、「偶数の大当たり図柄」、・・・等の演出情報が記憶されており、そのうちの何れか1つの解除条件を、メーカ側で択一的に有効化するように演出したり、ホール側で任意の1つを適宜変更して択一的に有効化できるようになっている。
そこで、遊技者によるゲーム中に、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、無条件演出制御手段521はこのように予め設定された解除条件を無条件で演出により表示手段110を介して報知する。それ故、遊技者は、その演出された解除条件に沿うようにゲームを進行させるようになる。但し、遊技者によるゲーム如何で、このように演出された解除条件に合致するようなことが発生した場合であっても、実際に利益状態が解除されるとは限らない。
例えば、「偶数の外れ図柄」がメーカ側で設定されている。場合には、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、図204に示すように、メッセージ「246」が出たらストックを放出かもね!!」が表示手段110に演出表示される。そこで、遊技者は、「246」で特別図柄が停止することを期待するようになり、ゲーム性が向上する。
条件付演出制御手段522には、図205に示すように、これら複数の解除条件「偶数の外れ図柄」、「奇数の外れ図柄」、「偶数の大当たり図柄」、・・・に、複数の抽選値「0〜49」、「100〜149」、・・・を対応させた演出情報が記憶されている。遊技者によるゲームが開始されて、微小時間毎に或いは特別図柄の変動開始に際して、「0〜999」のうちの任意の1つの数値が内部的に抽選され、その抽選値が、内部抽選値の抽選値範囲内の場合に限って、該当する抽選値に対応する何れか1つの解除条件が条件付演出制御手段522により表示手段110を介して演出される。
このように、蓄積解除手段67が、所定の蓄積条件が成立した場合に、利益状態蓄積手段66による利益状態の蓄積を解除するように構成され、蓄積解除演出制御手段490が、蓄積解除条件に関する演出制御を行う解除条件演出制御手段520を有するので、この解除条件演出制御手段520により、蓄積を解除する条件に関する何らかの演出を行うことができ、遊技者の期待感を増大させることができる。
解除予告演出制御手段530は、蓄積解除手段67が蓄積解除して利益状態が発生する予告に関する演出制御を行うものであり、図183に示すように、2種類(530A、530B)のうちの何れか1つの解除予告演出制御手段530A,530Bで構成されている。
解除予告演出制御手段530A
解除予告演出制御手段530Aは、利益状態の蓄積を解除するときに演出する蓄積解除時演出制御手段531を有している。即ち、図示しないが、表示手段110には、「大当たりの放出 間近!!」、「大当たりを放出するかもね!!」が表示される。
解除予告演出制御手段530B
解除予告演出制御手段530Bは、利益状態の蓄積を解除することを、解除する以前から予告演出する蓄積解除前演出制御手段532を有している。即ち、蓄積解除前演出制御手段532には、予告演出のための複数種類の演出情報を記憶しており、解除予告演出制御手段530Bは、利益状態を解除する時点よりも、特別図柄が複数回変動する以前から予告演出する。
例えば、図206(a)に示すように、特別図柄の変動が停止する前から、1匹の親ライオンの後を2匹の子供ライオンが仲良く散歩する予告演出が行われる。次の特別図柄の変動が停止する前から、図206(b)に示すように、1匹の親ライオンの後を1匹の子供ライオンが仲良く散歩する予告演出が行われる。最後に、特別図柄の変動が停止する前から、図206(c)に示すように、1匹の親ライオンだけが走り回る演出表示が行われた場合、その図柄変動の後、「7,7,7」の特別図柄態様で変動停止し、大当たり状態が解除される。
このように、蓄積解除演出制御手段490が、蓄積解除手段67が蓄積解除し利益状態が発生する予告に関する演出制御を行う解除予告演出制御手段530を有するので、解除予告演出制御手段530を設けたので、蓄積を解除して利益状態が発生することを予告演出することができ、遊技者の期待感を増大させることができる。
ところで、演出手段に相当する表示手段110は、実施形態においては、カラーの液晶ディスプレイ21で構成するようにしたが、演出制御手段106による演出のための演出手段として、図示を省略するが、1又は複数のドット式ディスプレイで構成するようにしてもよい。この場合には、ドット形式の低価格で簡易型ディスプレイを用いて、効果的に演出することができる。
また、液晶ディスプレイ21に代えて、1又は複数のリール式変動表示器で構成するようにしてもよい。この場合には、リール式変動表示器を用いて、ディスプレイとは異なる趣で効果的に演出することができる。
また、液晶ディスプレイ21に代えて、1又は複数のベルト式変動表示器で構成するようにしてもよい。この場合には、ベルト式変動表示器を用いて、ディスプレイとは異なる趣で効果的に演出することができる。
ここで、本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を付加し、本発明を適用することが可能である。更に、各種の遊技媒体を用いるアレンジボール、雀球遊技機等の種々の弾球遊技機に本発明を適用することが可能である。