JP4548846B2 - スロットマシン - Google Patents
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請求項1の発明は、複数種類の図柄を表示した複数のリールと、抽選される役の種類と、各役の当選確率とを定めた役抽選テーブルと、前記役抽選テーブルを用いて役の抽選を行う役抽選手段と、前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて前記リールを停止させるように制御するリール制御手段とを備えるスロットマシンであって、前記役抽選テーブルで抽選される役として、遊技者にとって有利となる特別遊技を行わせるための特別役と、遊技者に再遊技を行わせるためのリプレイと、前記リプレイの当選確率がそれまでよりも高く設定されたRT遊技に移行させるためのRT遊技作動役とを有し、前記役抽選手段で前記特別役に当選したときに、当選した前記特別役が入賞するまで、その特別役の当選を次遊技以降に持ち越すように制御する特別役当選持越し手段を備え、前記役抽選テーブルは、前記特別役及び前記RT遊技作動役の重複当選領域、前記リプレイの当選領域、並びに前記RT遊技作動役の単独当選領域を有する第1役抽選テーブルと、前記リプレイの当選確率が前記第1役抽選テーブルの前記リプレイの当選確率より高い値に設定された第2役抽選テーブル及び第3役抽選テーブルとを備え、前記リール制御手段は、前記特別役及び前記RT遊技作動役に重複当選したときは、前記特別役を入賞させないようにするとともに、前記RT遊技作動役を入賞させるように制御し、前記第1役抽選テーブルが用いられている遊技中に前記特別役及び前記RT遊技作動役に重複当選し、前記RT遊技作動役が入賞したときは、次遊技から、当選した前記特別役を持ち越しつつ前記第2役抽選テーブルを用いる前記RT遊技に移行し、前記リール制御手段は、前記RT遊技作動役に単独当選したときは、前記RT遊技作動役を入賞させるように制御し、前記第1役抽選テーブルが用いられている遊技中に前記RT遊技作動役に単独当選し、前記RT遊技作動役が入賞したときは、次遊技から、前記第3役抽選テーブルを用いる前記RT遊技に移行し、前記第2役抽選テーブルを用いる前記RT遊技は、前記特別役が入賞するまで継続し、前記第3役抽選テーブルを用いる前記RT遊技は、予め定められた所定遊技回数を消化するまで継続し、前記第2役抽選テーブル及び前記第3役抽選テーブルで抽選される前記リプレイには、図柄の組合せが異なる第1リプレイと第2リプレイとを有し、前記第2役抽選テーブルの前記第2リプレイの当選確率は、前記第3役抽選テーブルの前記第2リプレイの当選確率よりも高く設定されており、前記リール制御手段は、前記第2役抽選テーブルを用いる前記RT遊技で前記第2リプレイに当選したときは、当選を持ち越している前記特別役を入賞させないようにするとともに、前記第2リプレイを入賞させるように制御することにより、前記RT遊技では、前記特別役の当選を持ち越しているか否かによって前記第2リプレイの入賞率が異なるようにしたことを特徴とする。
請求項1の発明においては、第1役抽選テーブルには、特別役及びRT遊技作動役の重複当選領域、及びRT遊技作動役の単独当選領域が設けられている。そして、特別役及びRT遊技作動役に重複当選したときはRT遊技作動役が入賞し、次遊技から、特別役の当選が持ち越されてリプレイの当選確率が高く設定された第2役抽選テーブルを用いるRT遊技に移行する。一方、RT遊技作動役に単独当選したときは、RT遊技作動役が入賞し、次遊技から、リプレイの当選確率が高く設定された第3役抽選テーブルを用いるRT遊技に移行する。
したがって、RT遊技中は、リプレイが高確率で当選するので、特別役の入賞の機会が少なくなる。よって、RT遊技中に、特別役に当選したか否かの期待を遊技者に与えることができる。さらに、第2役抽選テーブルが用いられるRT遊技と、第3役抽選テーブルが用いられるRT遊技とにおける第2リプレイの入賞率により、特別役に当選したか否かの期待感を異ならせることができる。
以下の実施形態では、RT遊技作動役は、レアリプレイに相当し、第1役抽選テーブルは、役抽選テーブル62Aに相当し、第2役抽選テーブルは、リプレイの当選確率が1/4に設定されているとともにレアリプレイの当選確率が1/6又は1/8に設定された役抽選テーブル62B又は62Cである。また、第3役抽選テーブルは、リプレイの当選確率が1/4に設定されているとともに、レアリプレイの当選確率が1/12に設定された役抽選テーブル62Dである。
さらにまた、第1リプレイの図柄の組合せは、「R」−「R」−「R」であり、第2リプレイ(レアリプレイ)の図柄の組合せは、第1リプレイと異なる図柄の組合せである「R」−「R」−「ベル」に設定されている。
さらに、RT遊技中の第2リプレイの入賞率により、特別役に当選したか否かの期待感を異ならせることができる。
図1は、本実施形態におけるスロットマシン10の制御の概略を示すブロック図である。
(遊技制御手段)
スロットマシン10の遊技制御手段60は、スロットマシン10の遊技の進行や演出等を含むスロットマシン10全体を統括制御する手段であり、役の抽選、リール31の駆動制御、及び入賞時の払出し等の遊技の進行や、演出の出力等を制御するものである。遊技制御手段60は、制御基板上に設けられており、演算等を行うCPU、遊技の進行等に必要なプログラムや演出用のデータ等を記憶しておくROM、CPUが各種の制御を行うときに取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等を備える。
図1に示すように、遊技制御手段60の入力側(図1中、左側)には、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、及びストップスイッチ42が電気的に接続されている。
ベットスイッチ40は、遊技者が貯留メダルを投入するときに操作するスイッチであって、その操作によって有効ラインが有効化されるスイッチである。なお、図1では、メダル投入口を図示していないが、メダル投入口は、ベットスイッチ40と同様に、有効ラインを有効化するために実際のメダルを投入する部分であり、メダル投入口からのメダルの投入は、ベットスイッチ40の操作に含まれるものである。
さらにまた、ストップスイッチ42は、3つのリール31に対応して3つ設けられ、対応するリール31を停止させるときに遊技者が操作するスイッチである。
遊技制御手段60の出力側(図1中、右側)には、以下に示すモータ32等の周辺機器が電気的に接続されている。
モータ32は、リール31を回転させるためのものであり、リール31の回転中心部に連結され、遊技制御手段60によって制御される。
リール31は、リング状のものであって、その外周面には複数種類の図柄(役に対応する図柄の組合せを構成している図柄等)を印刷したリールテープを貼付したものである。
さらにまた、遊技制御手段60の出力側には、ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23等の演出出力機器が電気的に接続されている。
さらにまた、画像表示装置23は、液晶画像表示装置やドットディスプレイ等からなるものであり、遊技中に各種の演出画像や所定の情報等を表示するものである。
図示しないが、スロットマシン10の表示窓を含む部分には、図柄組合せライン(有効ライン)が設けられている。
ここで、「図柄組合せライン」とは、リール31の停止時における図柄の並びラインであって図柄の組合せを形成させるラインである。本実施形態では、水平方向の中段、上段及び下段にそれぞれ設けられたラインと、右下がり及び左下がりの斜め方向の各ラインの合計5本から構成されている。そして、各リール31の上下に連続する3図柄は、それぞれ1以上の図柄組合せライン上に位置している。
ここで、「有効ライン」とは、本実施形態では、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止したときに、その役の入賞となるラインである。
図2は、本実施形態における役(後述する役抽選手段61で抽選される役)の種類、払出し枚数等、及び図柄の組合せを示す図である。図2に示すように、役としては、特別役であるBB(SBB(スーパービッグボーナス)、NBB(ノーマルビッグボーナス))、及びRB(レギュラーボーナス)、小役である小役1及び小役2、リプレイ、レアリプレイ、並びにRB遊技移行役が設けられている。
また、他の特別役として、SB(シングルボーナス)が挙げられるが、本実施形態では設けていない。
さらに、リプレイとは、再遊技役であって、当該遊技で投入したメダル枚数を維持した再遊技が行えるようにした役である。
さらに、RB遊技移行役とは、BB一般遊技中に抽選される役であり、RB遊技移行役が入賞すると、次遊技からRB遊技が実行される役である。
持ち越される役としては、特別役(BB及びRB)が挙げられる。特別役に当選したときは、リール31の停止時に、特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまでの遊技において、特別役の当選を次遊技以降に持ち越すように制御される。
なお、本実施形態では、リプレイと、レアリプレイとは、再遊技役という点で共通するが、図柄の組合せが異なるように設定されている。
(役抽選手段)
役抽選手段61は、役(上述した特別役、小役、リプレイ、レアリプレイ、及びRB遊技移行役)の抽選を行うものである。役抽選手段61は、例えば、役抽選用の乱数発生手段(ハードウェア乱数等)と、この乱数発生手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽出手段が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する判定手段とを備えている。
役抽選テーブル62は、抽選される役の種類と、各役の当選確率とを定めたものである。また、役抽選テーブル62は、遊技状態(通常遊技中(非内部中)、第1RT遊技中、第2RT遊技中、第3RT遊技中、BB一般遊技中、RB遊技中)ごとに、特有の役抽選テーブル62を備えている。
図3において、役抽選テーブル62Aは、通常遊技の非内部中に用いられる役抽選テーブル62である。役抽選テーブル62Aでは、特別役(BB(SBB及びNBB)並びにRB)は、全て、レアリプレイとの重複当選となるように設定されている。
また、役抽選テーブル62Dは、第3RT遊技中に用いられる役抽選テーブル62であり、リプレイの当選確率は役抽選テーブル62Bと同じ1/4に設定されているが、レアリプレイの当選確率は役抽選テーブル62Cよりさらに低く1/12に設定されている
また、役抽選テーブル62Fは、RB遊技中に用いられる役抽選テーブル62であり、小役1及び小役2の当選領域のみが設けられている。
特別役当選持越し手段63は、特別役(BB及びRB)に当選したときに、当選した特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまで(当選した特別役が入賞するまで)の遊技において、その特別役の当選を次遊技以降に持ち越すように制御するものである。
上述したように、SBB、NBB、及びRBとレアリプレイとが重複当選し、当該遊技では、レアリプレイが入賞するので、SBB、NBB、及びRBは、入賞しない。そして、RT遊技に移行すると、SBB、NBB、及びRBが入賞するまで、SBB、NBB、及びRBの当選が持ち越される。
遊技状態制御手段64は、遊技状態を、通常遊技状態又はRT遊技状態とするかを制御するものである。
ここで、本実施形態のRT遊技は、第1RT遊技、第2RT遊技、及び第3RT遊技を有する。なお、RT遊技とは、通常遊技よりもリプレイの当選確率が高くなる遊技を意味する。
先ず、第1RT遊技は、通常遊技中に、SBBに当選(SBBとレアリプレイとに重複当選)したときに、次遊技から実行されるRT遊技である。第1RT遊技では、役抽選テーブル62Bを用いて役の抽選が行われる。
さらにまた、第3RT遊技は、通常遊技中にレアリプレイに単独当選し、レアリプレイが入賞したとき(レアリプレイの図柄の組合せである「R」−「R」−「ベル」が有効ラインに停止したとき)に、次遊技から実行されるRT遊技である。
第1RT遊技が実行されるときは、第1RTフラグ64aがオンとなり、第1RT遊技の終了時には、第1RTフラグ64aがオフとなる。第2RTフラグ64a及び第3RTフラグ64aについても同様である。
さらにまた、第3RT遊技の終了条件は、第3RT遊技が継続して10遊技実行されたことに設定されている。
そこで、遊技状態制御手段64は、RT遊技回数カウント手段64bを備える。
RT遊技回数カウント手段64bは、RT遊技が行われているときに、毎遊技、遊技回数をカウントするものである。
そして、遊技状態制御手段64は、第3RT遊技の遊技回数が10遊技以上となったときは、第3RT遊技の終了条件を満たすと判断し、第3RTフラグ64aをオフにし、遊技状態を通常遊技に移行するように制御する。
また、第1RT遊技又は第2RT遊技の遊技回数が10遊技以上となったときは、後述するように、特別役に当選している旨の演出(結果表示や最終演出)が行われる。
リール制御手段65は、先ず、スタートスイッチ41が操作されたときに、全て(3つ)のリール31の回転を開始するように制御するものである。さらに、リール制御手段65は、ストップスイッチ42が操作されたときに、役抽選手段61による役の抽選結果と、ストップスイッチ42が操作されたときのタイミングとに基づいて、後述する停止位置決定テーブル66を参照してそのストップスイッチ42に対応するリール31の停止位置を決定するとともに、モータ32を駆動制御して、その決定した位置にそのリール31を停止させるように制御するものである。
停止位置決定テーブル66は、役抽選手段61による役の抽選結果と、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31の位置とから、リール31の図柄の停止位置を定めたものである。
本実施形態では、停止位置決定テーブル66としては、以下の種類が設けられている。
(1)SBBテーブル
SBBテーブルは、当該遊技以前の遊技でSBBに当選し、かつ当該遊技では非当選であることを条件として用いられ、SBBに対応する図柄の組合せを停止させるようにリール31の停止位置を定めたものである。さらにまた、SBBに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないようにリール31の停止位置を定めている。
NBBテーブルは、当該遊技以前の遊技でNBBに当選し、かつ当該遊技では非当選であることを条件として用いられる停止位置決定テーブルであり、上記(1)中、「SBB」を「NBB」と読み替えたものに相当する。
(3)RBテーブル
RBテーブルは、当該遊技以前の遊技でRBに当選し、かつ当該遊技では非当選であることを条件として用いられる停止位置決定テーブルであり、上記(1)中、「SBB」を「RB」と読み替えたものに相当する。
小役1テーブルは、特別役の当選を持ち越していない遊技において小役1当選時の遊技で用いられ、リール31の停止制御の範囲内において小役1に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、小役1以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
小役2テーブルは、特別役の当選を持ち越していない遊技において小役2当選時の遊技で用いられ、上記(4)中、「小役1」を「小役2」と読み替えたものに相当する。
(6)リプレイテーブル
リプレイテーブルは、特別役の当選を持ち越していない遊技中においてリプレイの当選時の遊技で用いられ、上記(4)中、「小役1」を「リプレイ」と読み替えたものに相当する。
レアリプレイテーブルは、特別役の当選を持ち越していない遊技においてレアリプレイの当選時の遊技で用いられ、上記(4)中、「小役1」を「レアリプレイ」と読み替えたものに相当する。
(8)RB遊技移行役テーブル
RB遊技移行役テーブルは、BB一般遊技中のRB遊技移行役当選時の遊技で用いられ、リール31の停止制御の範囲内においてRB遊技移行役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、RB遊技移行役以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
SBB優先SBB・小役1テーブルは、SBBの当選を持ち越している遊技において小役1当選時の遊技で用いられ、SBB、小役1の優先順位で、それぞれ対応する役の図柄を停止させるようにリール31の停止位置を定めたものである。すなわち、先ず、SBBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するように制御するが、SBBに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、次に、小役1に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するように制御する。さらに次に、小役1に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止させることができないときは、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないようにリール31の停止位置を定めている。
SBB優先BB・小役2テーブルは、SBBの当選を持ち越している遊技において小役2当選時の遊技で用いられ、上記(9)中、「小役1」を「小役2」と読み替えたものに相当する。
レアリプレイ優先SBB・レアリプレイテーブルは、SBBとレアリプレイとの重複当選時の遊技、及びSBBの当選を持ち越している遊技においてレアリプレイ当選時の遊技で用いられ、リアリプレイ、SBBの優先順位で、それぞれ対応する役の図柄を停止させるようにリール31の停止位置を定めたものである。すなわち、先ず、レアリプレイに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するように制御するが、レアリプレイに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、次に、SBBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するように制御する。そして、SBBに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないようにリール31の停止位置を定めている。
リプレイ優先SBB・リプレイテーブルは、SBBの当選を持ち越している遊技においてリプレイ当選時の遊技で用いられ、リプレイ、SBBの優先順位で、それぞれ対応する役の図柄を停止させるようにリール31の停止位置を定めたものである。すなわち、先ず、リプレイに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するように制御するが、リプレイに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、次に、SBBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するように制御する。そして、SBBに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないようにリール31の停止位置を定めている。
NBB優先NBB・小役1テーブルは、NBBの当選を持ち越している遊技中の小役1当選時の遊技で用いられ、上記(9)中、「SBB」を「NBB」と読み替えたものに相当する。
(14)NBB優先NBB・小役2テーブル
NBB優先NBB・小役2テーブルは、NBBの当選を持ち越している遊技中の小役2当選時の遊技で用いられ、上記(9)中、「SBB」を「NBB」と読み替えるとともに、「小役1」を「小役2」と読み替えたものに相当する。
たものに相当する。
(15)レアリプレイ優先NBB・レアリプレイテーブル
レアリプレイ優先NBB・レアリプレイテーブルは、、NBBとレアリプレイとの重複当選時の遊技、及びNBBの当選を持ち越している遊技においてレアリプレイ当選時の遊技で用いられ、上記(11)中、「SBB」を「NBB」と読み替えたものに相当する。
リプレイ優先NBB・リプレイテーブルは、NBBの当選を持ち越している遊技中のリプレイ当選時の遊技で用いられ、上記(12)中、「SBB」を「NBB」と読み替えたものに相当する。
(17)RB優先RB・小役1テーブル
RB優先RB・小役1テーブルは、RBの当選を持ち越している遊技中の小役1当選時の遊技で用いられ、上記(9)中、「SBB」を「RB」と読み替えたものに相当する。
RB優先RB・小役2テーブルは、RBの当選を持ち越している遊技中の小役2当選時の遊技で用いられ、上記(9)中、「SBB」を「RB」と読み替えるとともに、「小役1」を「小役2」と読み替えたものに相当する。
(19)レアリプレイ優先RB・レアリプレイテーブル
レアリプレイ優先RB・レアリプレイテーブルは、RBとレアリプレイとの重複当選時の遊技、及びRBの当選を持ち越している遊技においてレアリプレイ当選時の遊技で用いられ、上記(11)中、「SBB」を「RB」と読み替えたものに相当する。
リプレイ優先RB・リプレイテーブルは、RBの当選を持ち越している遊技中のリプレイ当選時の遊技で用いられ、上記(12)中、「SBB」を「RB」と読み替えたものに相当する。
(21)非当選テーブル
非当選テーブルは、特別役の当選を持ち越していない役の非当選時の遊技で用いられ、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
図4は、本実施形態における各リール31の外周面の図柄配列を示す平面図である。なお、図4では、「R」と「ベル」の図柄のみを示しているが、図中、空欄となっている部分にも所定の図柄が表示されているおり、図4では図示を省略している。
図4に示すように、各リール31には、「R」の図柄は、全て5図柄以内の間隔で配置されている。したがって、リール31の停止制御の範囲内(ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄を含めて5図柄以内)の間隔で、「R」の図柄がリール31に配列されている。同様に、「ベル」の図柄は、全て5図柄以内の間隔で配置されている。したがって、リール31の停止制御の範囲内で、「ベル」の図柄がリール31に配列されている。これにより、「R」及び「ベル」の図柄については、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31がどの位置であっても、常に、「R」及び「ベル」の図柄を所望の有効ラインに停止させるように制御することができる。
また、リプレイ優先SBB・リプレイテーブル、リプレイ優先NBB・リプレイテーブル、リプレイ優先RB・リプレイテーブルが用いられたときは、リプレイの入賞が優先されるが、常にリプレイが入賞するので、SBB、NBB、RBが入賞することはない。
同様に、レアリプレイ優先SBB・レアリプレイテーブル、レアリプレイ優先NBB・レアリプレイテーブル、レアリプレイ優先RB・レアリプレイテーブルが用いられたときは、レアリプレイの入賞が優先されるが、常にレアリプレイが入賞するので、SBB、NBB、RBが入賞することはない。
同様に
停止図柄判断手段67は、リール31の停止時に、有効ラインに停止したリール31の図柄の組合せが、いずれかの役に対応する図柄の組合せと一致するか否かを判断するものである。停止図柄判断手段67は、例えばモータ32の停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ライン上の図柄を判断する。
払出し手段68は、停止図柄判断手段67により、リール31の停止時に有効ラインに停止した図柄の組合せがいずれかの役に対応する図柄の組合せと一致すると判断され、その役の入賞となったときに、その入賞役に応じて所定枚数のメダルを遊技者に対して払い出すか、又はクレジットの加算等の処理を行うものである。また、リプレイ、レアリプレイ、及びレアリプレイの入賞時は、メダルを払い出すことなく、当該遊技で投入されたメダル枚数を自動投入するように制御する。
特別遊技制御手段69は、特別遊技(SBB遊技、NBB遊技及びRB遊技)の開始(通常遊技から特別遊技への移行)、特別遊技中の遊技の進行、及び特別遊技の終了(特別遊技から通常遊技への移行)等を制御するものである。
SBB遊技及びNBB遊技では、最初にBB一般遊技が行われる。BB一般遊技では、役抽選テーブル62Eを用いて役の抽選が行われ、このBB一般遊技中にRB遊技移行役に当選・入賞すると、次遊技から、それぞれ、RB遊技が行われる。
そして、特別遊技制御手段69は、SBB遊技では、カウントされた払出し枚数が448枚以上となったと判断したときは、SBB遊技の終了条件を満たすと判断し、次遊技以降、通常遊技に戻るように制御する。同様に、特別遊技制御手段69は、NBB遊技では、カウントされた払出し枚数が384枚以上となったと判断したときは、NBB遊技の終了条件を満たすと判断し、次遊技以降、通常遊技に戻るように制御する。
演出制御手段70は、上述した演出出力機器(ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23)からの演出の出力を制御するものである。
演出制御手段70は、遊技ごとに、役抽選手段61による役の抽選結果に基づいて、演出パターンを選択する。特に本実施形態では、複数種類の演出パターンが予め設けられている。そして、演出制御手段70は、遊技の開始時等に、役抽選手段61による役の抽選が行われた後、ソフトウェア乱数を用いた抽選によっていずれか1つの演出パターンを選択する。
演出パターンは、遊技の進行に伴って、どのようなタイミングで(スタートスイッチ41の操作時や各ストップスイッチ42の操作時等)、どのような演出を出力するか(ランプ21をどのように点灯、点滅又は消灯させるか、スピーカ22からどのようなサウンドを出力するか、及び画像表示装置23にどのような画像を表示させるか等)を定めたものである。
そして、演出制御手段70は、選択した演出パターンに従い、所定のタイミングで演出出力機器から演出を出力するように制御する。
例えば、演出の種類を3種類設け、特別役に当選している可能性が高い(当選信頼度が高い)ことを意味する演出A、特別役に当選している可能性が中程度(当選信頼度が中程度)であることを意味する演出B、特別役に当選している可能性が低い(当選信頼度が低い)ことを意味する演出Cを設けておく。
このようにすれば、SBB当選、NBB当選、RB当選、非当選に応じて、特別役の当選信頼度を確率で示す演出を出力することができる。
なお、演出A、演出B、及び演出Cは、予め定められた一定の演出を出力しても良いが、毎遊技異なる(抽選によって決定する)演出や、数遊技間にわたって連続する演出等であっても良い。
役の非当選時、又は小役1若しくは小役2の当選時に、当選しているSBB、NBB、又はRBが入賞可能となる(ただし、必ずしもSBB、NBB、又はRBが入賞するとは限らない)。
そして、当選しているSBB、NBB、又はRBが入賞することなく、第1RT遊技又は第2RT遊技が10遊技目となったときは、その遊技の終了後に、SBB、NBB、又はRBに当選している旨の演出(結果表示演出)を出力するように制御する。
以上より、本実施形態では、特別役とレアリプレイとに重複当選したとき、又はレアリプレイに単独当選したときは、当選したレアリプレイが入賞し、次遊技から、第1RT遊技、第2RT遊技、又は第3RT遊技が実行される。ここで、特別役とレアリプレイとに重複当選したとき、及びレアリプレイに単独当選したときのいずれも、レアリプレイが入賞する遊技となるので、遊技者から見れば重複当選したのか単独当選したのかはわからず、さらに、RT遊技に移行しても、第1RT遊技、第2RT遊技、又は第3RT遊技のいずれであるかがわからない。遊技者は、RT遊技で出力される演出から、SBB当選、NBB当選、RB当選、又は非当選であるかを推測することとなる。
図5及び図6は、通常遊技中及びRT(第1RT〜第3RT)遊技中における処理の流れを示すフローチャートである。図6は、図5に続くフローチャートである。
なお、このフローチャートにおいて、RT遊技中の演出は、リール31の回転開始時と、全てのリール31の停止時に出力されるものとする。
そして、ステップS16、ステップS17、ステップS18、及びステップS19からそれぞれステップS20に進む。
次にステップS22に進み、遊技状態制御手段64は、当該遊技でRTフラグ64aがオンであるか否かを判断する。オンであると判断されたときはステップS23に進み、オンでないと判断されたときはステップS24に進む。ステップS23では、RT遊技回数カウント手段64bは、RT遊技回数Nに1を加算する処理(N=N+1)を行う。そして、ステップS24に進む。
次にステップS30に進み、遊技制御手段60は、全てのリール31が停止したか否かを判断し、停止したと判断したときはステップS31に進む。一方、全てのリール31が未だ停止していないと判断したときは、ステップS28に戻る。
ステップS39では、遊技状態制御手段64は、RTフラグ64aがオンであるか否かを判断する。オンであると判断されたときはステップS40に進み、オンでないと判断されたときは本フローチャートによる処理を終了する。
ステップS40では、遊技状態制御手段64は、RT遊技の遊技回数Nが10以上となったか否かを判断する。10以上となったと判断されたときはステップS41に進み、10以上でないと判断されたときは本フローチャートによる処理を終了する。
(1)本実施形態では遊技媒体としてメダルを用いたが、例えば遊技球を用いたスロットマシン(パロット)等、メダル以外の遊技媒体を用いるスロットマシンであっても本発明を適用することができる。
(2)本実施形態では、3つの特別役とレアリプレイとが重複当選する場合を例に挙げたが、1つ又は2つの特別役とレアリプレイとが重複当選する場合や、4つ以上の特別役とレアリプレイとが重複当選するようにしても良い。
21 ランプ
22 スピーカ
23 画像表示装置
31 リール
32 モータ
40 ベットスイッチ
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
60 遊技制御手段
61 役抽選手段
62(62A〜62F) 役抽選テーブル
63 特別役当選持越し手段
64 遊技状態制御手段
64a RTフラグ
64b RT遊技回数カウント手段
65 リール制御手段
66 停止位置決定テーブル
67 停止図柄判断手段
68 払出し手段
69 特別遊技制御手段
70 演出制御手段
Claims (5)
- 複数種類の図柄を表示した複数のリールと、
抽選される役の種類と、各役の当選確率とを定めた役抽選テーブルと、
前記役抽選テーブルを用いて役の抽選を行う役抽選手段と、
前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて前記リールを停止させるように制御するリール制御手段と
を備えるスロットマシンであって、
前記役抽選テーブルで抽選される役として、
遊技者にとって有利となる特別遊技を行わせるための特別役と、
遊技者に再遊技を行わせるためのリプレイと、
前記リプレイの当選確率がそれまでよりも高く設定されたRT遊技に移行させるためのRT遊技作動役と
を有し、
前記役抽選手段で前記特別役に当選したときに、当選した前記特別役が入賞するまで、その特別役の当選を次遊技以降に持ち越すように制御する特別役当選持越し手段を備え、
前記役抽選テーブルは、
前記特別役及び前記RT遊技作動役の重複当選領域、前記リプレイの当選領域、並びに前記RT遊技作動役の単独当選領域を有する第1役抽選テーブルと、
前記リプレイの当選確率が前記第1役抽選テーブルの前記リプレイの当選確率より高い値に設定された第2役抽選テーブル及び第3役抽選テーブルと
を備え、
前記リール制御手段は、前記特別役及び前記RT遊技作動役に重複当選したときは、前記特別役を入賞させないようにするとともに、前記RT遊技作動役を入賞させるように制御し、
前記第1役抽選テーブルが用いられている遊技中に前記特別役及び前記RT遊技作動役に重複当選し、前記RT遊技作動役が入賞したときは、次遊技から、当選した前記特別役を持ち越しつつ前記第2役抽選テーブルを用いる前記RT遊技に移行し、
前記リール制御手段は、前記RT遊技作動役に単独当選したときは、前記RT遊技作動役を入賞させるように制御し、
前記第1役抽選テーブルが用いられている遊技中に前記RT遊技作動役に単独当選し、前記RT遊技作動役が入賞したときは、次遊技から、前記第3役抽選テーブルを用いる前記RT遊技に移行し、
前記第2役抽選テーブルを用いる前記RT遊技は、前記特別役が入賞するまで継続し、
前記第3役抽選テーブルを用いる前記RT遊技は、予め定められた所定遊技回数を消化するまで継続し、
前記第2役抽選テーブル及び前記第3役抽選テーブルで抽選される前記リプレイには、図柄の組合せが異なる第1リプレイと第2リプレイとを有し、
前記第2役抽選テーブルの前記第2リプレイの当選確率は、前記第3役抽選テーブルの前記第2リプレイの当選確率よりも高く設定されており、
前記リール制御手段は、前記第2役抽選テーブルを用いる前記RT遊技で前記第2リプレイに当選したときは、当選を持ち越している前記特別役を入賞させないようにするとともに、前記第2リプレイを入賞させるように制御することにより、
前記RT遊技では、前記特別役の当選を持ち越しているか否かによって前記第2リプレイの入賞率が異なるようにした
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1に記載のスロットマシンにおいて、
前記第2役抽選テーブルを用いる前記RT遊技では、前記第3役抽選テーブルを用いる前記RT遊技よりも、前記特別役の当選信頼度が高いことを意味する演出が出力されやすいように制御する演出制御手段を備える
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、
前記特別役は、第1特別役及び第2特別役を有し、
前記第1特別役の入賞によって移行する第1特別遊技において遊技者が得られる利益は、前記第2特別役の入賞によって移行する第2特別遊技において遊技者が得られる利益と異なるものであり、
前記第1役抽選テーブルは、前記第1特別役と前記RT遊技作動役との重複当選領域、及び前記第2特別役と前記RT遊技作動役との重複当選領域を有する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項3に記載のスロットマシンにおいて、
前記第2役抽選テーブルは、
前記第1特別役及び前記RT遊技作動役に重複当選したときに次遊技から用いられる第2役抽選テーブルAと、
前記第2特別役及び前記RT遊技作動役に重複当選したときに次遊技から用いられる第2役抽選テーブルBと
を有する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項3に記載のスロットマシンにおいて、
前記第2役抽選テーブルは、
前記第1特別役及び前記RT遊技作動役に重複当選したときに次遊技から用いられる第2役抽選テーブルAと、
前記第2特別役及び前記RT遊技作動役に重複当選したときに次遊技から用いられる第2役抽選テーブルBと
を有し、
前記第2役抽選テーブルAの前記第2リプレイの当選確率と、前記第2役抽選テーブルBの前記第2リプレイの当選確率とは、異なるように設定されている
ことを特徴とするスロットマシン。
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