JP4548843B2 - 処方箋受付装置 - Google Patents
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Description
また、患者が院外処方箋を紙媒体のままで病院から薬局まで持っていくと、処方箋に汚れや皺が生じたり、インクが染みたり、ひどい場合には処方箋が破損したりして、処方箋に記載されている処方内容を確認できないこともあったが、そのような不都合な事象の発生も処方箋のFAX送信により回避・抑制することができる。
もっとも、このような従来の処方箋受付装置では、各種の改造がばらばらに行われていたため、それぞれに一長一短がある。
具体的には、処方箋の記載情報を文字データやバイナリデータといった内部形式の処方箋データに変換するという処方箋データ入力に関して、二次元コードを処方箋データに変換する装置の場合、処方箋に二次元コードが印刷されていれば申し分ないが、処方箋に二次元コードを印刷するシステムは未だ一部の大病院にしか普及しておらず、多くの一般薬局では宝の持ち腐れになりかねない。
その要請のうち、患者の待ち時間を削減するためにファクシミリ送受信手法を取り込むとともに、データ入力の自動化を推し進めるために文字認識手法を組み合わせることについては、ファクシミリ送信時の画質劣化を防止しながら両手法を結合させることができた(上記の未公開特許出願を参照)。
また、処方箋様式が多岐に亘ることも考慮してテンプレート情報を処方箋様式毎に多数保持した場合にも、指定文字の更新が容易に行えるようにすることが、更なる技術課題となる。
また、テンプレート情報を更新するときには、画像イメージやテンプレート情報に加えて指定文字の入力欄も並べて画面表示される。
したがって、この発明によれば、テンプレート情報を更新するに際して指定文字の更新が容易に行える処方箋受付装置を実現することができる。
これに応じて指定文字の入力作業者は不一致の原因が文字認識処理の誤読にあるのか入力欄への入力ミスにあるのかを精査することになるので、テンプレート情報の誤設定を防止することができる。しかも、注意が促されるまでは気軽に入力作業を行えるので作業者の精神的な負担が軽減される。
したがって、この発明によれば、テンプレート情報を更新するに際して指定文字の更新が容易かつ的確に行える処方箋受付装置を実現することができる。
この表示を目視確認することにより、指定文字の入力作業者は指定文字の有効性を容易且つ的確に把握することができる。
したがって、この発明によれば、テンプレート情報を更新するに際して指定文字の更新が容易かつ的確に行える処方箋受付装置を実現することができる。
したがって、この発明によれば、テンプレート情報を更新するに際して指定文字の更新が容易に行えるうえ使い易い処方箋受付装置を実現することができる。
これにより、逆向きセットの処方箋の受付を損なうおそれのある文字を指定文字に設定するという不所望な作業が未然に防止される。
したがって、この発明によれば、テンプレート情報を更新するに際して指定文字の更新が容易かつ的確に行えるうえ使い易い処方箋受付装置を実現することができる。
したがって、この発明によれば、各種の処方箋を受け付けるとともにテンプレート情報を更新するに際して指定文字の更新が容易かつ的確に行える処方箋受付装置を実現することができる。
この場合、処方箋の画像イメージに係る文字認識に際して、その処方箋を発行した医療機関が特定され、それに対応した処方箋様式が選定され、さらに、その様式に基づいて画像イメージが分割処理される。このように、各医療機関の発行する処方箋の項目配置パターンに対応した分割パターンで画像イメージが分割され、それぞれの分割イメージに文字認識が施されるようにしたことにより、文字認識時の文字データの候補や処方箋データへの変換時の項目候補が絞り込まれるので、データ変換の精度が向上する。
この場合、処方箋の画像イメージに係る文字認識に際して、画像イメージの分割イメージとそれを文字データに変換して表示させた変換欄とが画面に対比表示される。これにより、文字認識の結果を容易に確認することができ、その結果を処方箋データに変換する前に、文字認識をやり直したり文字データを修正するといったことも行える。
この場合、処方箋の画像イメージに係る文字認識に際して、処方箋データを項目ごとに項目名を付して校正可能に表示させた校正欄も、分割イメージ等と対比される状態で、画面に表示される。これにより、文字認識の結果を反映させた処方箋データを容易に確認することができ、人手介助の必要な校正も、分割イメージ等と見比べることで、容易に行える。
この場合、ファクシミリ受信部が処方箋の画像イメージの入力手段として装置に組み込まれているので、ファクシミリ送受信された画像イメージがそのまま文字認識処理に供される。これにより、受信後の再撮像が回避されることから、薬局側での処方箋読取作業が不要になるうえ、画質の劣化が送信側での撮像時だけで済むので、従来よりも画質が良好に維持される。そのため、文字認識率も良くなる。したがって、この実施形態によれば、ファクシミリ送信にて患者の待ち時間を削減できるうえ薬局にとってもデータ入力の能率が良い処方箋受付装置を実現することができる。
この場合、患者が処方箋をファクシミリ送信するとその場で引替券をファクシミリ受信できるので、遠隔地での受付作業であっても薬局での作業と同じく簡便かつ的確に遂行されることとなる。したがって、この実施形態によれば、ファクシミリ送信にて患者の待ち時間を削減でき而も何処からでも送信できるうえ引替券も受け取れて便利であり更に薬局にとってもデータ入力の能率が良い処方箋受付装置を実現することができる。
図1〜5に示した実施例1は、上述した解決手段1〜6(出願当初の請求項1〜6)及び第1〜4実施形態を具現化したものであり、図6に示した実施例2は、上述した第5実施形態を具現化したものである。
病院マスターには、やはり後で詳述するが、それぞれの医療機関に対応した処方箋様式のデータが含まれており、病院マスターは画像イメージの分割に用いられる。
ここでは医療機関毎に処方箋様式が一つ規定されているものとして、病院マスターのレコード数もテンプレート情報のレコード数も処方箋様式の種類と同じ数になっている。
すなわち、受付モード下で、受付ルーチンは、処方箋走査部20で処方箋の読取が行われてその画像イメージが処方箋走査部20からデータ処理部30に送られてきたときに加えて、外部のファクシミリで処方箋の読取が行われてその画像イメージが回線接続部40を介してデータ処理部30に送られてきたときも、先ずはその画像イメージを入力するようになっている(ステップS12)。
そして、それを反映した病院マスターには(図3(c)参照)、医療機関ごとに、それに対応した処方箋様式のデータが、すなわち基礎情報と処方箋欄分割情報とが、対応づけて保持されている。
また、処方箋欄分割情報には(図3(c)参照)、上記の各欄に関する配置情報が含められている。配置情報は、例えば、該当欄が長方形の場合、処方箋における該当欄の対角点の位置などで規定されている。配置情報を同じ欄について繰り返し規定するのも許容されていて、複数の長方形に分散した又はそれらを結合させた形状の情報欄にも適合するようになっている。
校正欄対比表示画面で(図4(b)参照)、特定ボタン例えば「処方箋完成」のクリック等がなされると、受付ルーチンは(図1(b)参照)、処方箋データが完成したと判定して(ステップS27の「Yes」)、処方箋の受付処理を終えるようになっている。
他の処方箋様式に対応する画像イメージについての反転等の処理では(ステップS58)、反転位置部分領域と拡張領域との一方または双方の強調表示を行う。これも、対象の様式やイメージが異なるだけで、具体的処理内容は上述したのと同じである。
処方箋受付装置10を例えば薬局に設置する場合(図1(a)参照)、処方箋走査部20は受付カウンタ等に載置し、データ処理部30や回線接続部40はカウンタ内の作業机等に載置し、両者をケーブル接続するとともに、薬局ホストコンピュータ50に繋がっている局内LAN等が有ればそれにもデータ処理部30を接続する。
こうして、指定文字などの初期設定が適切になされる。
それから(図1(a)参照)、薬局を訪れた患者が処方箋をスキャナ22にセットすると、処方箋走査部20によって、その処方箋がカウンタの外側から内側へ取り込まれ、その代わりに引換券が発行される。その際、処方箋に受付番号が印刷されるとともに、処方箋の撮像が行われる。この撮像で得られた画像イメージは、受付番号と共に、処方箋走査部20からデータ処理部30へ送られ、データ処理部30による処方箋データ作成に供される。
さらに、データ処理部30の受付ルーチンの処理が続き、その自動処理では、処方箋欄分割情報が得られると、それに基づいて画像イメージが幾つかの分割イメージに分割され、その分割イメージ単位で、文字認識および変換欄対比表示や(図4(a)参照)、校正欄対比表示が行われる(図4(b)参照)。
データ処理部30では、処方箋の受付処理の最後に、完成した処方箋データが薬局での処方箋管理に供される。例えば、データ処理部30から薬局ホストコンピュータ50へ送出されて、患者毎の薬歴管理や,自動調剤機への配信などに用いられる。
それから、処方箋走査部20で画像イメージを入力したときと同様にして、データ処理部30の受付処方ルーチンの処理によって、処方箋の画像イメージから処方箋データが作成される(図1(b)ステップS21〜S27参照)。
ファクシミリ送信部は、ファクシミリ受信部と同じ回線に接続されていて、処方箋をファクシミリ送信してきた患者へファクシミリにて返信できるようになっていれば良い。上述した回線接続部40が送受信一体形であればその送信部で足り、そうでなければ別個に追加するれば良く、外付けタイプでもコンピュータ内蔵タイプでも良い。
また、ファクシミリ送信した処方箋が薬局の処方箋受付装置10にて受け付けられたときには、やはり直ちに引替券がファクシミリで返信されて、それを患者が自宅のFAX等で受信することができる。薬局へ出向く前に引替券を入手することができるうえ、その引替券には薬局へ行くのに役立つ地図情報等も記されているので、極めて便利である。
上記実施例の処方箋受付装置では、処方箋の画像イメージを入力する入力手段として回線接続部40(ファクシミリ受信部)と処方箋走査部20とが設けられていたが、回線接続部40を省いて薬局受付専用の処方箋受付装置としても良く、処方箋走査部20を省いてファクシミリ受信専用の処方箋受付装置としても良い。
また、上記実施例では、処方箋走査部20とデータ処理部30と回線接続部40とが別体になっていたが、これらは、別体に限られる訳でなく、一体化されていても良い。一体化は、処方箋走査部20とデータ処理部30の部分、処方箋走査部20と回線接続部40の部分、データ処理部30と回線接続部40の部分だけでも良い。
また、上述した文字認識機能に加えてコード変換機能もデータ処理部に付与し、処方箋の画像イメージに二次元コード等のコードが有るときにはそれをデータ処理部が処方箋データに変換し、そのようなコードの無いときだけデータ処理部が画像イメージに文字認識を施して処方箋データへの変換を行うようにしても良い(例えば特願2004−308931参照)。
また、指定文字の検出で(図1(b)ステップS13)処方箋様式が判別できるので、そのテンプレート情報から医療機関を検索して、その医療機関や処方箋様式を医療機関選定や処方箋様式選定(ステップS22〜S24)で確認させるようにしても良い。
20…処方箋走査部、21…引換券発行ユニット、
22…スキャナ(撮像手段)、23…ローカルコントローラ、
24…移送路、25…プリントヘッド、26…操作パネル、
30…データ処理部、31a…画像イメージ全体、31…分割イメージ、
32…欄指定タブ、33…変換欄(文字認識結果)、34…校正欄、
35…処方箋様式入力欄、36…更新項目選択欄、37…基本情報入力欄、
38…指定文字入力欄、39…テンプレート情報表示更新欄、
40…回線接続部(ファクシミリ受信部、ファクシミリ送信部)、
50…薬局ホストコンピュータ
Claims (2)
- 処方箋の画像イメージを入力する入力手段と、前記画像イメージに文字認識処理を施すことにより前記画像イメージから処方箋データを得るデータ処理部とを備えた処方箋受付装置において、前記データ処理部が、処方箋に含まれていることが予め判明している指定文字に係る処方箋内位置データを含んだテンプレート情報を保持しており、前記文字認識処理に際して、前記テンプレート情報に基づいて前記画像イメージの一部領域に前記指定文字の検出処理を施し、その検出結果に基づいて前記画像イメージに位置補正処理を施し、それから前記画像イメージの残部領域を処理するものであって、更に、前記テンプレート情報を更新するに際して、前記画像イメージと前記テンプレート情報と前記指定文字の入力欄とを並べて画面表示し、該入力欄への文字入力に応じて前記指定文字を設定し、前記画像イメージの表示領域における部分領域の指定に応じて前記テンプレート情報の前記処方箋内位置データを設定するものであり、前記データ処理部が、前記テンプレート情報の更新に際し、前記画像イメージに文字認識処理を施して文字データに変換し、その文字データについて前記指定文字を検索し、その検索にて前記指定文字と同じ文字が見いだされた箇所について前記画像イメージの対応箇所を強調表示するようになっており、更に、前記データ処理部が、前記テンプレート情報を画像イメージと共に処方箋様式毎に保持していて、前記テンプレート情報の更新に際し、更新対象の処方箋様式とは異なる他の処方箋様式に対応する画像イメージについても、前記指定文字の検索と対応箇所の強調表示とを行うようになっていることを特徴とする処方箋受付装置。
- 処方箋の画像イメージを入力する入力手段と、前記画像イメージに文字認識処理を施すことにより前記画像イメージから処方箋データを得るデータ処理部とを備えた処方箋受付装置において、前記データ処理部が、処方箋に含まれていることが予め判明している指定文字に係る処方箋内位置データを含んだテンプレート情報を保持しており、前記文字認識処理に際して、前記テンプレート情報に基づいて前記画像イメージの一部領域に前記指定文字の検出処理を施し、その検出結果に基づいて前記画像イメージに位置補正処理を施し、それから前記画像イメージの残部領域を処理するものであって、更に、前記テンプレート情報を更新するに際して、前記画像イメージと前記テンプレート情報と前記指定文字の入力欄とを並べて画面表示し、該入力欄への文字入力に応じて前記指定文字を設定し、前記画像イメージの表示領域における部分領域の指定に応じて前記テンプレート情報の前記処方箋内位置データを設定するものであり、前記データ処理部が、前記文字認識処理に際して、前記指定文字の検出結果に基づき前記画像イメージに対し前記位置補正処理に加えて天地反転処理をも施すものであって、更に、前記テンプレート情報を更新するに際して、前記画像イメージを天地反転させたら前記指定文字に係る前記一部領域へ来ることになる前記画像イメージ中の反転位置部分領域とそれを拡張した拡張領域との何れか一方の領域または双方の領域について強調表示を行うようになっており、更に、前記データ処理部が、前記テンプレート情報を画像イメージと共に処方箋様式毎に保持していて、前記テンプレート情報の更新に際し、更新対象の処方箋様式とは異なる他の処方箋様式に対応する画像イメージについても、前記反転位置部分領域と前記拡張領域との一方または双方の強調表示を行うようになっていることを特徴とする処方箋受付装置。
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