JP4548290B2 - 放電ランプ - Google Patents

放電ランプ

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Description

この発明は、放電ランプに関する。特に、投影装置、光化学反応装置、検査装置の光源として用いられるショートアーク型放電ランプに関する。
放電ランプは、発光物質、電極間距離、発光管内圧力という観点から幾つかのランプに分類でき、このうち発光物質ではキセノンガスを発光物質とするキセノンランプ、水銀を発光物質とする水銀ランプ、水銀以外の希土類金属などを発光物質とするメタルハライドランプなどがある。
また、電極間距離という観点では、ショートアーク型放電ランプやロングアーク型放電ランプがあり、さらに発光管内の蒸気圧という観点では、低圧放電ランプ、高圧放電ランプ、超高圧放電ランプなどが存在する。
このうち、ショートアーク型高圧水銀ランプについて言えば、耐熱温度の高い石英ガラスを発光管として、その内部にタングステン製の電極が2〜20mm程度の間隙をもって配置されており、さらに、発光管内部には発光物質として点灯時蒸気圧が10Pa〜10Paになる水銀やアルゴンなどのガスが封入されている。
このショートアーク型高圧水銀ランプは、電極間距離が短くて高輝度が得られるという利点を有することから、従来からリソグラフィーの露光用光源に広く使用されてきた。
その一方で、近年は、半導体ウエハーのみならず、液晶基板、特に、大面積の液晶ディスプレイに使う液晶基板の露光用光源として注目されており、製造工程におけるスループットを高める観点から光源であるランプとしても大出力化が強く求められている。
放電ランプの大出力化により定格消費電力が大きくなると、放電ランプに流れる電流値は、電流、電圧の設計値にもよるが、大体の場合においては大きくなる。
このため、電極(特に、直流点灯における陽極)は、電子衝突を受ける量が多くなり、容易に昇温して溶融するという問題が生じやすくなる。
また、陽極に限られず、垂直方向に配置する放電ランプにおいては、上側に位置される電極が、発光管内の熱対流などの影響を受けて、アークからの熱を受け易くなり、同様に高温化して溶融するという問題があった。
また、電極、特に、その先端部分が溶融すると、アークが不安定になるばかりでなく、電極を構成する物質が蒸発して発光管の内表面に付着して放射出力が低下するという問題も生じる。
このような現象は、ショートアーク型高圧水銀ランプに限るものではなく、放電ランプを大出力化する場合に、一般的に生ずる問題であって、従来は、放電ランプの電極の表面にタングステンの焼結体よりなる放熱層を設ける技術が提案されており、また、さらに大出力の放電ランプにおいては、電極の内部に密閉空間を形成し、この空間内に金、銀、銅などの伝熱体を封入して、電極の先端部が高温化しても伝熱体の高い熱輸送効果により、電極の軸方向に熱を逃がして電極の溶融を防止する技術が提案されている。
図1を用いて、電極の内部の密閉空間に金、銀、銅などの伝熱体を封入した放電ランプを説明する。
図1は、放電ランプの全体構造を示す概略図である。
発光管10は石英ガラスからなり、略球状の発光部11の両端には封止部12が一体に連設されている。この発光部11には陽極2および陰極3が対向配置している。
そして、発光部11には、水銀、キセノン、アルゴンなどの発光物質や始動用ガスが所定量封入され、外部電源より電力が供給されると、陽極2と陰極3でアーク放電することにより発光する。
図13は、従来の放電ランプの陽極の断面図である。
陽極2は、電極本体20とその内部に伝熱体Mを有する構造をしている。電極本体20はタングステンであり、内部に密閉空間Sが形成される容器形状をしたものであり、伝熱体Mは電極本体20の内部に気密に封入された金、銀、銅などの金属である。
電極本体20の一部には、電極本体20の内部につながるガス導入用貫通孔21が形成されている。このガス導入用貫通孔21は、密閉空間Sに伝熱体を流し込む孔であると共に、密閉空間S内に希ガスを封入するための孔である。
希ガスは電極本体20内に1気圧以上入れる場合と、1気圧以下入れる場合があり、1気圧以上入れる場合は、密閉空間Sの内容積に対して伝熱体Mが50%以上封入されている場合であり、伝熱体Mと密閉空間の内表面との界面において気泡の発生を防止するものであり、気泡による熱輸送のロスを低減するものである。
一方、希ガスを1気圧以下入れる場合は、密閉空間Sの内容積に対して伝熱体Mの封入量が少ない場合であり、この場合、大気圧より低い圧力状態にすることにより伝熱体Mの沸騰を促進させ、これにより沸騰伝達による熱輸送効果を向上させるものである。
そして、密閉空間S内に伝熱体と希ガスを封入した後、ガス導入用貫通孔21内に封止材Tとしてロウ材等の金属あるいは金属合金を用いてガス導入用貫通孔21を封止するものである。
特開2004−006246号
しかしながら、ランプ点灯中、陽極の温度は先端部で2000℃以上、ガス導入用貫通孔のある後端部で1700℃と高温状態になっており、ガス導入用貫通孔21を封止する封止材Tも高温状態となっており、陽極の温度によっては、封止材Tが蒸発して発光部内に不純物として飛散し、発光管を黒化させたり、不必要な発光を起こし発光効率が低下するという問題が発生する恐れがあった。
さらには、封止材Tが蒸発して、ガス導入用貫通孔21が出現した場合、密閉空間S内の伝熱体が発光管内に漏れ出し、ランプとして機能しなくなるという問題が発生する恐れがあった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、電極内部の密閉空間に伝熱体を封入した放電ランプであって、電極の温度上昇を確実に抑制でき、従って、電極が溶融することがなく、発光管が黒化せず放射出力の減衰がない放電ランプを提供することにある。
請求項1に記載の放電ランプは、発光管の内部に一対の電極が対向配置された放電ランプにおいて、少なくとも一方の電極は、内部に密閉空間が形成された電極本体と、この密閉空間に封入された伝熱体とを備えてなり、前記電極本体には、電極本体外部と内部の密閉空間につながるガス導入用貫通孔が形成されており、前記ガス導入用貫通孔の電極本体外部側の先端開口は、溶融により封止されていることを特徴とする。
請求項2に記載の放電ランプは、請求項1に記載の放電ランプであって、特に、前記ガス導入用貫通孔の電極本体外部側の先端開口の周縁は薄肉部となっていることを特徴とする。
請求項3に記載の放電ランプは、請求項1に記載の放電ランプであって、特に、前記電極本体は胴体部と蓋部からなり、前記蓋部は、電極軸が一体に形成され、当該電極軸に前記ガス導入用貫通孔が形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の放電ランプは、請求項2に記載の放電ランプであって、特に、前記薄肉部は、放電加熱、レーザ加熱、電子線加熱のいずれかによって溶融されて前記ガス導入用貫通孔の電極本体外部側の先端開口が封止されていることを特徴とする。
本発明の放電ランプによれば、電極本体の内部に形成された密閉空間につながるガス導入用貫通孔を封止する際に、ガス導入用貫通孔の電極本体外部側の先端開口を溶融して封止する構造であるために、ガス導入用貫通孔を封止するための封止材が不要になり、封止材の蒸発などの問題が起こらない。
ガス導入用貫通孔の電極本体外部側の先端開口の周縁は薄肉部となっており、この薄肉部は、電極本体の一部よりなりものであり、陽極の温度が上がっても薄肉部が溶融した封止部分が溶融することがなく、密閉空間内の伝熱体が電極本体の外部に漏れ出すことがないものである。
この結果、電極本体の密閉空間内の伝熱体によって、電極先端部の熱が軸方向に確実に逃げることになり、電極の温度上昇を抑制し、電極が溶融することがなく、発光管が黒化せず放射出力の減衰がない放電ランプとなる。
本発明の放電ランプを、図1を用いて説明する。
発光管10は石英ガラスからなり、略球状の発光部11の両端には封止部12が一体に連設されている。この発光部11には陽極2および陰極3が対向配置されている。
そして、発光部11には、水銀、キセノン、アルゴンなどの発光物質や始動用ガスが所定量封入され、外部電源より電力が供給されると、陽極2と陰極3でアーク放電することにより発光する。
図2は、本願発明の放電ランプの陽極の断面図である。
陽極2は、電極本体20とその内部に伝熱体Mを有する構造をしている。電極本体20はタングステンであり、内部に密閉空間Sが形成される容器形状をしたものであり、伝熱体Mは電極本体20の内部に気密に封入された金、銀、銅などの金属である。
次に、本願発明の放電ランプの陽極の製造工程を図3を用いて説明する。
図3に示すように、電極本体20は、タングステン製の胴体部20aとタングステン製の蓋部20bからなり、胴体部20aは原材料のタングステン棒から所定の長さを切り出し、切削加工により先端部をテーパー状に加工すると共に穴形成加工により密閉空間Sとなる穴を開けたものである。また、蓋部20bは、先端側が胴体部20aの穴に入り込むように凸状になっており、胴体部20aに所定量の伝熱体Mを入れた後、蓋部20bの先端側の凸状部分を胴体部20aに嵌め込み、蓋部20bの側周面と胴体部20aを接合して電極本体20を構成するものである。
蓋部20bには、電極本体20内部の密閉空間Sと電極本体20の外部につながるガス導入用貫通孔21が形成されている。
このガス導入用貫通孔21は開口直径1mm以下の貫通孔であり、ガス導入用貫通孔21の蓋部20bの外面に形成された電極本体外部側の先端開口を取り囲むように蓋部20bに溝22が形成され、ガス導入用貫通孔21の電極本体外部側の先端開口の周縁は厚さ0.25mmから1mm程度の薄肉部23となっている。
そして、この電極本体20を密閉されたガス容器内に配置し、その密閉されたガス容器内が所定圧力になるように希ガスを封入し、ガス導入用貫通孔21から電極本体20に希ガスが封入され、密閉空間Sとなる内部空間の希ガスの圧力がガス容器内の圧力と等しくなり、電極本体20内が所定のガス圧となる。
さらに、その状態で、蓋部20bの薄肉部23を放電加熱することにより、薄肉部23を瞬時に溶かして、薄肉部23が溶融することにより、ガス導入用貫通孔21が封止され、図2に示すように密閉空間S内に伝熱体Mと所定圧力の希ガスが閉じ込められることになる。
そして、蓋体20bの上部に形成されたリード棒挿入穴Hに、リード棒が嵌め込まれ陽極2が発光部内10内で支えられた構造になっている。
このように、ガス導入用貫通孔21を封止する際に、薄肉部23を溶融すればよく、ガス導入用貫通孔21を封止するための封止材が不要になり、封止材の蒸発などの問題が起こらないものである。さらには、薄肉部23は、電極本体20を構成しているタングステンよりなるものであり、陽極の温度が上がっても薄肉部が溶融した封止部分が溶融することがなく、内部の伝熱体Mが電極本体20の外部に漏れ出すことがないものである。
この結果、電極本体20の密閉空間S内の伝熱体Mによって、電極先端部の熱が軸方向に確実に逃げることになり、電極の温度上昇を抑制し、電極が溶融することがなく、発光管が黒化せず放射出力の減衰がない放電ランプとなる。
次に、本願発明の放電ランプの陽極の他の例を図4〜図6を用いて説明する。
図4に示す陽極は、タングステン製の蓋部20bの上方に、リード棒挿入穴Hが形成されており、リード棒挿入穴Hの底部中心に、ガス導入用貫通孔21の電極本体外部側の先端開口が位置するようガス導入用貫通孔21が形成されている。
また、リード棒挿入穴Hの底部のガス導入用貫通孔21の先端開口を取り囲むように、溝22が形成されて先端開口の周縁が薄肉部23となっている。
そして、予め胴体部20aに所定量の伝熱体Mを入れておき、蓋部20bを胴体部20aに嵌合し、蓋部20bの側周面と胴体部20aを接合した後、ガス容器内に電極本体20を入れてガス容器内で所定ガス圧の希ガスを密閉空間Sとなる電極本体20の内部空間に封入し、薄肉部23を放電加熱することにより、薄肉部23を瞬時に溶かして溶融することにより、ガス導入用貫通孔21が封止され、電極本体20内に所定の圧力の希ガスと伝熱体Mを密閉状態で封入するものである。
図5に示す陽極は、タングステン製の蓋部20bに、リード棒挿入穴Hが形成されており、このリード棒挿入穴H以外の部分であって蓋部20bの上面に、ガス導入用貫通孔21の電極本体外部側の先端開口が位置するようガス導入用貫通孔21が形成されている。
また、ガス導入用貫通孔21の電極本体外部側の先端開口を取り囲むように、蓋部20bの上面に溝22が形成され、先端開口の周縁が薄肉部23となっている。
そして、予め胴体部20aに所定量の伝熱体Mを入れておき、蓋部20bを胴体部20aに嵌合し、蓋部20bの側周面と胴体部20aを接合した後、ガス容器内に電極本体20を入れてガス容器内で所定ガス圧の希ガスを密閉空間Sとなる電極本体20の内部空間に封入し、薄肉部23を放電加熱することにより、薄肉部23を瞬時に溶かして溶融することにより、ガス導入用貫通孔21が封止され、電極本体20内に所定の圧力の希ガスと伝熱体Mを密閉状態で封入するものである。
図6に示す陽極は、タングステン製の蓋部20bにリード棒挿入穴Hが形成され、タングステン製の胴体部20aの側面にガス導入用貫通孔21の電極本体外部側の先端開口が位置するようガス導入用貫通孔21が形成されている。
また、ガス導入用貫通孔21の先端開口を取り囲むように、溝22が形成されて先端開口の周縁が薄肉部23となっている。
そして、予め胴体部20aに所定量の伝熱体Mを入れておき、蓋部20bを胴体部20aに嵌合し、蓋部20bの側周面と胴体部20aを接合した後、ガス容器内に電極本体20を入れてガス容器内で所定ガス圧の希ガスを密閉空間Sとなる電極本体20の内部空間に封入し、薄肉部23を放電加熱することにより、薄肉部23を瞬時に溶かして溶融することにより、ガス導入用貫通孔21が封止され、電極本体20内に所定の圧力の希ガスと伝熱体Mを密閉状態で封入するものである。
更に、本願発明の放電ランプの陽極の他の例を図7〜図11を用いて説明する。
図7に示す陽極2は、タングステン製の蓋部20bに、リード棒挿入穴Hが形成されており、このリード棒挿入穴H以外の部分であって蓋部20bの上面に、ガス導入用貫通孔21の電極本体外部側の先端開口が位置するようガス導入用貫通孔21が形成されている。
また、ガス導入用貫通孔21の電極本体外部側の先端開口部分は、蓋部20bの上面からリング状に突出した状態になっており、先端開口のリング状の周縁が薄肉部23となっている。
ここでいうリング状とは、中心に貫通孔21を有するものであり、貫通孔21の周りの肉厚部分が周縁になり、周縁の外形は、円弧状であったり、四角形状態であっても、リング状の周縁と呼ぶものである。
そして、予め胴体部20aに所定量の伝熱体Mを入れておき、蓋部20bを胴体部20aに嵌合し、蓋部20bと胴体部20aを接合した後、ガス容器内に電極本体20を入れてガス容器内で所定ガス圧の希ガスを密閉空間Sとなる電極本体20の内部空間に封入し、薄肉部23を放電加熱することにより、薄肉部23を瞬時に溶かして溶融することにより、ガス導入用貫通孔21が封止され、電極本体20内に所定の圧力の希ガスと伝熱体Mを密閉状態で封入するものである。
図8に示す陽極2は、タングステン製の蓋部20bにリード棒挿入穴Hが形成され、タングステン製の胴体部20aの側面にガス導入用貫通孔21の電極本体外部側の先端開口が位置するようガス導入用貫通孔21が形成されている。
また、ガス導入用貫通孔21の電極本体外部側の先端開口部分は、胴体部20aの側面からリング状に突出した状態になっており、先端開口のリング状の周縁が薄肉部23となっている。
そして、予め胴体部20aに所定量の伝熱体Mを入れておき、蓋部20bを胴体部20aに嵌合し、蓋部20bと胴体部20aを接合した後、ガス容器内に電極本体20を入れてガス容器内で所定ガス圧の希ガスを密閉空間Sとなる電極本体20の内部空間に封入し、薄肉部23を放電加熱することにより、薄肉部23を瞬時に溶かして溶融することにより、ガス導入用貫通孔21が封止され、電極本体20内に所定の圧力の希ガスと伝熱体Mを密閉状態で封入するものである。
図9に示す陽極2は、タングステン製の蓋部20bに、リード棒と接合される電極軸20b1が一体に形成されており、この電極軸20b1の略中心であって電極軸方向にガス導入用貫通孔21が形成されており、ガス導入用貫通孔21の電極本体外部側の先端開口が電極軸20b1の上面に位置している。
また、ガス導入用貫通孔21の電極本体外部側の先端開口部分は、電極軸20b1の上面からリング状に突出した状態になっており、先端開口のリング状の周縁が薄肉部23となっている。
また、この薄肉部23は、電極軸20b1の軸方向の断面図である図10に示すように、電極軸方向に先端開口に向かって肉厚が薄くなるような外形テーパー状の薄肉部23となっていてもよい。
この場合、肉厚が薄くなった部分で、薄肉部23が確実に溶融し、ガス導入用貫通孔21の封止が確実なものとなる。
そして、予め胴体部20aに所定量の伝熱体Mを入れておき、蓋部20bを胴体部20aに嵌合し、蓋部20bと胴体部20aを接合した後、ガス容器内に電極本体20を入れてガス容器内で所定ガス圧の希ガスを密閉空間Sとなる電極本体20の内部空間に封入し、薄肉部23を放電加熱することにより、薄肉部23を瞬時に溶かして溶融することにより、ガス導入用貫通孔21が封止され、電極本体20内に所定の圧力の希ガスと伝熱体Mを密閉状態で封入するものである。
図11に示す陽極2は、タングステン製の蓋部20bに、リード棒挿入穴Hが形成されており、このリード棒挿入穴H以外の部分であって蓋部20bの上面に、ガス導入用貫通孔21の電極本体外部側の先端開口が位置するようガス導入用貫通孔21が形成されている。
また、ガス導入用貫通孔21の電極本体外部側の先端開口部分は、蓋部20bの上面からリング状に突出した状態になっており、先端開口のリング状の周縁が薄肉部23となっている。
図12は、図11の陽極の上部方向から見た斜視図であり、ガス導入用貫通孔21の製造方法を説明する。
蓋部20bの上方には、旋盤によって切削加工して円弧状の突起部23aを形成する。そして、この突起部23aを2箇所切削加工して切削部23bを形成する。
そして、2箇所の切削部23bの間に位置する短い方の突起部23aに、上方からドリル等によってガス導入用貫通孔21を形成するものである。
この加工によって、蓋部20bの上面に、ガス導入用貫通孔21の電極本体外部側の先端開口が位置するようガス導入用貫通孔21が形成され、突起部23の先端開口がリング状の周縁となり、この周縁が薄肉部23となり、薄肉部23を溶融して封止するものである。
そして、薄肉部23は、溶融されることにより、円弧状の突起部23aの高さに比べ低くなり、リード棒をリード棒挿入穴Hに挿入する際などに、リード棒の先端が溶融した薄肉部23に当たって薄肉部23が破損しないように、円弧状の突起部23aがリード棒などが薄肉部23に当たらないようにガードする役目も果たすものである。
そして、予め胴体部20aに所定量の伝熱体Mを入れておき、蓋部20bを胴体部20aに嵌合し、蓋部20bと胴体部20aを接合した後、ガス容器内に電極本体20を入れてガス容器内で所定ガス圧の希ガスを密閉空間Sとなる電極本体20の内部空間に封入し、薄肉部23を放電加熱することにより、薄肉部23を瞬時に溶かして溶融することにより、ガス導入用貫通孔21が封止され、電極本体20内に所定の圧力の希ガスと伝熱体Mを密閉状態で封入するものである。
つまり、図4〜図12に示す陽極においても、図2に示す陽極と同じく、ガス導入用貫通孔21を封止する際に、薄肉部23を溶融するだけでよく、ガス導入用貫通孔21を封止するための封止材が別途不要になり、封止材の蒸発などの問題が起こらない。さらに、薄肉部23は、電極本体20を構成しているタングステンよりなるものであり、陽極の温度が上がっても薄肉部が溶融した封止部分が溶融することがなく、内部の伝熱体Mが電極本体20の外部に漏れ出すことがないものである。
なお、薄肉部23の溶融は、放電加熱以外に、レーサ加熱、電子線加熱であってもよい。
さらには、ガス導入用貫通孔の電極本体外部側の先端開口に、タングステンの楔部材を挿入し、その楔部材と共に先端開口を溶融して、封止する構造であってもよい。
この結果、電極本体20の密閉空間S内の伝熱体Mによって、電極先端部の熱が軸方向に確実に逃げることになり、電極の温度上昇を抑制し、電極が溶融することがなく、発光管が黒化せず放射出力の減衰がない放電ランプとなる。
放電ランプの説明図である。 本発明の放電ランプの陽極の断面説明図である。 本願発明の放電ランプの陽極の製造工程の説明図である。 本発明の放電ランプの他の陽極の断面説明図である。 本発明の放電ランプの他の陽極の断面説明図である。 本発明の放電ランプの他の陽極の断面説明図である。 本願発明の放電ランプの他の陽極の断面説明図である。 本発明の放電ランプの他の陽極の断面説明図である。 本発明の放電ランプの他の陽極の断面説明図である。 本発明の放電ランプの陽極の薄肉部の他の実施例の断面説明図である。 本発明の放電ランプの他の陽極の断面説明図である。 図11の電極の上方から見た斜視図である。 従来の放電ランプの陽極の断面説明図である。
符号の説明
10 発光管
11 発光部
12 封止部
2 陽極
20 電極本体
20a 胴体部
20b 蓋部
20b1 電極軸
21 ガス導入用貫通孔
22 溝
23 薄肉部
3 陰極
S 密閉空間
M 伝熱体
H リード棒挿入穴

Claims (4)

  1. 発光管の内部に一対の電極が対向配置された放電ランプにおいて、
    少なくとも一方の電極は、内部に密閉空間が形成された電極本体と、この密閉空間に封入された伝熱体とを備えてなり、
    前記電極本体には、電極本体外部と内部の密閉空間につながるガス導入用貫通孔が形成されており、
    前記ガス導入用貫通孔の電極本体外部側の先端開口は、溶融により封止されていることを特徴とする放電ランプ。
  2. 前記ガス導入用貫通孔の電極本体外部側の先端開口の周縁は薄肉部となっていることを特徴とする請求項1に記載の放電ランプ。
  3. 前記電極本体は胴体部と蓋部からなり、
    前記蓋部は、電極軸が一体に形成され、当該電極軸に前記ガス導入用貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の放電ランプ。
  4. 前記薄肉部は、放電加熱、レーザ加熱、電子線加熱のいずれかによって溶融されて前記ガス導入用貫通孔の電極本体外部側の先端開口が封止されていることを特徴とする請求項2に記載の放電ランプ。
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