JP4547549B2 - 電極の位置合わせ用器具 - Google Patents

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Description

本発明は,電解採取に使用する電解槽において,電極を整列させる器具に関するものである。
電解採取は,電解浴と電極との間の電気化学反応を利用して電解液から目的金属カソード上に析出させるものであり,例えば亜鉛の電解採取では,鉛からなるアノードを用い,電解槽内の溶液中にて電気分解を行い,カソード側に純度の高い亜鉛を電着させて採取する。電解槽中には,平板形状をしたアノードとカソードが,一定の間隔をあけて交互に平行に対面させて整列させられる。この場合,電解効率を向上させるには,アノードとカソードが整列方向において各々の縁部まで互いにずれることなく対面するようにして,カソードに均一に電気が流れ,亜鉛が均一に電着されるようにすることが好ましい。また,電解槽の上部両側にはブスバーが設けられており,これらのブスバーに,アノードの上縁に設けられたビームの両端とカソードの上縁に設けられたビームの両端とがそれぞれ載せられ,アノードの平板部とカソードの平板部がブスバーの内側に垂下され,溶液に浸漬されるようになっている。
従来,アノードは,専用のコンベア上で所定間隔を空けて整列させてから,複数枚をまとめてクレーンなどによって運搬し,電解槽に装填するようにしている。また,アノードをコンベア上で正しく整列させるための機構が提案されている(例えば,特許文献1参照)。
特開2003−96589号公報 特開2001−107279号公報
しかしながら,電解槽に設置した後は,アノードやカソードの位置ずれを直すことが難しい問題があった。従来は,例えば円棒等をアノードの側縁に押し付けるなどして,人手により手直ししていたが,アノードは薄く,力を加えると簡単に変形してしまうので,アノードを効率良く移動させることが難しかった。さらに,アノードが変形して隣のカソードに接触し,ショートが起こり,アノードやカソードを補修しなければならないことがあった。
従って本発明の目的は,電解槽に整列させたアノードやカソードの位置ずれを,容易に直すことができる器具を提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明によれば,電解槽の左右に設けられたブスバーに左右の突出部がそれぞれ載せられた電極の位置を修正するための位置修正用器具であって,取っ手の基端側に,ブスバーに掛ける掛部と,前記突出部に当接させる当接板とを設け,前記掛部とブスバーとを接触させた箇所を支点として,前記取っ手を電極側に向かって移動させる際,前記当接板によって前記突出部が押される構成としたことを特徴とする,電極の位置修正用器具が提供される。前記当接板は前記掛部の両側に設けても良い。前記掛部は,取っ手から外側に突出した水平部と,前記水平部から前記取っ手と反対側に突出した下垂部とによって構成されたこととしても良い。
本発明によれば,電解槽に装入されたアノードやカソードの位置ずれを,小さい力で容易に直すことができる。アノードやカソードを変形させることなく位置ずれを直すことができ,アノードとカソードが接触してショートが起こることを防止できる。
以下,本発明の好ましい実施の形態を図面を参照にして説明する。図1に示すように,電極としてのアノード1は,略長方形状をなす平板部2と,平板部2の上縁に沿って取り付けられたビーム3とによって構成されている。ビーム3は,平板部2の左縁及び右縁より外側に突出している。本実施の形態において,突出部は,ビーム3の左端部3a及び右端部3bである。また,電極としてのカソード5は,略長方形状をなす平板部6と,平板部6の上縁に沿って取り付けられたビーム7とによって構成されている。ビーム7の左端部7a及び右端部7bは,平板部6の左縁及び右縁より外側に突出している。
図2に示すように,電解槽10は,槽本体11の上縁部の左右両側に沿ってそれぞれブスバー12A,12Bが設けられた構成となっている。ブスバー12A,12Bの間には,複数枚のアノード1と複数枚のカソード5が,一定の間隔をあけて交互に平行に対面させて整列させられている。各アノード1は,ブスバー12A,12Bの上面にそれぞれビーム3の左端部3a,右端部3bが載せられ,ブスバー12A,12Bの内側から槽本体11内に平板部2が垂下された状態で保持されている。各カソード5は,ブスバー12A,12Bの上面にそれぞれビーム7の左端部7a,右端部7bが載せられ,ブスバー12A,12Bの内側から槽本体11内に平板部6が垂下された状態で保持されている。
図3に示すように,本実施の形態にかかる位置修正用器具20は,作業者が把持する取っ手21の基端側に,ブスバー12A,12Bに掛ける掛部22と,ビーム3の左端部3a又は右端部3bに当接させる当接板23A,23Bが設けられている。取っ手21は,円棒状に形成されている。掛部22は,取っ手21から外側に突出した平板状の水平板22aと,水平板22aから取っ手1と反対側(図3において下方)に向かって突出した下垂板22bとによって構成されている。水平板22aは,取っ手21の基端(図3において下端)から取っ手21に対して略垂直に延設されており,下垂板22bは,水平板22aの下面先端から延設されており,取っ手21に対して略平行に設けられている。即ち,掛部22を側方からみると,略L字形状になっている。当接板23A,23Bは,それぞれ平板状に形成されており,掛部22の両側に配置され,取っ手21の基端側の周面に固着されており,また,それぞれ取っ手21の軸方向と略平行に設けられている。当接板23Aは,掛部22側から見て取っ手21の左方に延びるように設けられており,当接板23Bは,掛部22側から見て取っ手21の右方に延びるように設けられている。
次に,位置修正用器具20の使用方法について説明する。例えば,アノード1とカソード5が所定間隔で並べられた電解槽10において,図4に示すように1枚のアノード1’が他のアノード1及びカソード5よりもブスバー12A側(図4において左側)にずれている場合は,図4及び図5に示すように,ブスバー12Aにおいて,アノード1’の左端部3aと,アノード1’の後方に並んでいるカソード5の左端部7aとの間に,位置修正用器具20の掛部22を配置させる。このとき,取っ手21は,ブスバー12Aの上方に延びるように配置させる。掛部22は,ブスバー12Aの内側(図4及び図5において右側)の角部に合わせるように配置させる。即ち,水平板22aをブスバー12Aの上面に当接させ,下垂板22bをブスバー12Aの内側面(右側面)に当接させて配置させる。当接板23Aは,アノード1’の左端部3aの左側面に近接するように配置させる。
次に,図6に示すように,作業者の手によって取っ手21の先端部を把持して,取っ手21をアノード1’側(右側)に向かって押すように移動させる。このとき,掛部22の下垂板22bの下端をブスバー12Aの内側面に接触させたまま,取っ手21の基端側及び水平版22aをブスバー12Aの上面から上昇させ,下垂板22bの下端とブスバー12Aの内側面とが接触する接触箇所Pを支点として,位置修正用器具20全体を右側に向かって回転させるようにする。すると,当接板23Aによってアノード1’の左端部3aが右側に向かって押され,アノード1’が右側に移動させられる。そして,アノード1’の平板部2の左右両端部が,他のアノード1の平板部2の左右両端部,カソード5の平板部6の左右両端部と揃うまで,位置修正用器具20を移動させる。これにより,アノード1’の位置を正しい位置に修正することができる。この場合,左端部3aに棒などの基端を直接当てて押す場合よりも,左端部3aに大きな力が加えられる。従って,作業者が少ない力で取っ手21の先端部を動かすことで,容易にアノード1’を移動させることができる。
上述した実施形態では,当接板23Aによってアノード1’の左端部3aを押すようにしたが,当接板23Bによってアノード1’の左端部3aを押すこともできる。即ち,位置修正用器具20の掛部22を,アノード1’の左端部3aとアノード1’の前方に並んでいるカソード5の左端部7aとの間に配置させ,当接板23Bをアノード1’の左端部3aに近接させ,取っ手21をアノード1’側に向かって移動させれば良い。
アノード1’が他のアノード1及びカソード5よりもブスバー12B側にずれている場合は,掛部22をブスバー12Bの左側の角部に配置して,取っ手21をアノード1’側(左側)に向かって移動させ,当接板23A又は23Bによって,アノード1’の右端部3bを左側に押すようにすれば良い。
また,アノード1の位置ずれだけでなく,カソード5の位置ずれも同様にして修正することができる。即ち,掛部22とブスバー12A又は12Bとを接触させた箇所を支点として,取っ手21をカソード5側に向かって移動させることにより,当接板23A又は23Bによって,カソード5の突出部としての左端部7a又は右端部7bを押すようにすれば良い。
かかる位置修正用器具20によれば,電解槽10に装入された後でも,アノード1やカソード5の位置ずれを,小さい力で簡単に,迅速かつ確実に直すことができる。アノード1やカソード5を変形させることなく位置ずれを直すことができ,アノード1とカソード5が接触してショートが起こることを防止できる。
以上,本発明の実施の形態の一例を説明したが,本発明はかかるものに限定されない。例えば,本実施の形態では,アノード1,カソード5にはそれぞれビーム3,7が備えられていることとしたが,図7に示すように,平板部25の上端部左右に耳部26A,26Bが突出した形状の電極であっても良い。即ち,突出部である耳部26A,26Bに,当接板23A又は23Bを当接させて移動させるようにしても良い。
アノード及びカソードの概略正面図である。 電解槽にアノード及びカソードを整列させた状態を示す概略斜視図である。 位置修正用器具の斜視図である。 ブスバーに位置修正用器具を当てた状態を示す平面図である。 ブスバーに位置修正用器具を当てた状態を示す正面図である。 ブスバーに当てた位置修正用器具を移動させる状態を示す正面図である。 電極の他の形態を示す正面図である。
符号の説明
1(1’) アノード
3 ビーム
3a 左端部
3b 右端部
5 カソード
7 ビーム
7a 左端部
7b 右端部
12A,12B ブスバー
20 位置修正用器具
21 取っ手
22 掛部
23A,23B 当接板

Claims (3)

  1. 電解槽の左右に設けられたブスバーに左右の突出部がそれぞれ載せられた電極の位置を修正するための位置修正用器具であって,
    取っ手の基端側に,ブスバーに掛ける掛部と,前記突出部に当接させる当接板とを設け,
    前記掛部とブスバーとを接触させた箇所を支点として,前記取っ手を電極側に向かって移動させる際,前記当接板によって前記突出部が押される構成としたことを特徴とする,電極の位置修正用器具。
  2. 前記当接板を前記掛部の両側に設けたことを特徴とする,請求項1に記載の電極の位置修正用器具。
  3. 前記掛部は,取っ手から外側に突出した水平部と,前記水平部から前記取っ手と反対側に突出した下垂部とによって構成されたことを特徴とする,請求項1又は2に記載の電極の位置修正用器具。
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