JP4547013B2 - 電極板搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電極板搬送装置に関し、特に電解槽の上方まで水平移動され、その位置で昇降して多数の電極板を電解槽に出し入れする電極板搬送装置に関する。
従来より、銅、鉛などの非鉄金属の電解精製を行う場合、目的の金属の塩の水溶液が注入された電解槽の中に陽極板と陰極板とを交互に配列し、所定時間通電した後に、陽極板と陰極板(以下、電極板と呼ぶ)を電解槽の中から引き上げる作業を行っていた。この作業を行うための装置として、従前から電極板を搬送する電極板搬送装置が用いられている。この電極板搬送装置は、多数の電極板を吊り下げ支持した状態で水平移動を行うことにより、電極板を電解槽上方まで搬送することが可能であり、また、水平移動後に上下方向(鉛直方向)への移動を行うことにより、電極板を電解槽に対して出し入れすることも可能である。
電極板搬送装置は、互いに平行に配列された複数の保持部材(フック)を有し、当該フックによって各電極板が吊り下げ保持されている。この種の電極板搬送装置は、例えば、特許文献1や特許文献2に開示されている。
上記特許文献1に記載の電極板搬送装置(電極板自動入替装置)は、電解槽の両側に設置されたレールに沿って自動で移動、停止が可能な装置であり、上下動可能な極板懸垂架台を有している。また、特許文献2に記載の電極板搬送装置(陰極板の自動搬送処理装置)は、吊り下げ支持された陰極板挿脱手段がガイドレールに沿って移動する構成を有している。
特公昭55−36277号公報 特許3579802号公報
上記特許文献2のような吊り下げ型の自動搬送処理装置では、特に水平方向への移動から停止状態に移行した際に衝撃が発生し、陰極板(電極板)が大きく振れることがある。このため、特許文献2においては、電極板の振れを防止する振れ止めバーを設けることで、電極板の振れを機械的に阻止するようにしている。
しかしながら、電極板の振れを機械的に阻止する場合、電極板に変形が生じ、ひいては、当該変形により電着不良などが引き起こされるおそれがある。
また、吊り下げをワイヤーなどを用いて行った場合、保持バランスを失い、電極板を保持する部材が水平面内で回転して、電解槽に電極板を挿入するのが困難になるおそれもある。
そこで本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、電極板の振れや姿勢変化を抑制することが可能な電極板搬送装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の電極板搬送装置は、電解槽の上方まで水平移動され、その位置で昇降して多数の電極板を前記電解槽に出し入れする電極板搬送装置であって、鉛直方向上方から吊り下げ支持される固定フレームと、前記電極板を吊り下げ保持する複数の保持部材を有し、前記固定フレームにより前記鉛直方向回りの回転方向に回転可能に保持された旋回部と、前記固定フレームと前記旋回部との間に設けられ、前記鉛直方向に垂直な水平面内の一軸方向に沿った駆動力を前記旋回部に付与して、前記旋回部を前記回転方向に駆動し、前記各保持部材に保持されている前記電極板の、前記電解槽に対する前記回転方向に関する姿勢を変更する駆動機構と、を備えることを特徴とする。
これによれば、電極板を吊り下げ保持する保持部材を有する旋回部が、固定フレームに対して鉛直方向回りに回転可能に保持され、固定フレームと旋回部との間に設けられた駆動機構が、旋回部に対して鉛直方向に垂直な水平面内の一軸方向の駆動力を付与して、旋回部を回転方向に駆動するので、固定フレームに振動が生じた場合であっても、その振動を抑制するように旋回部を回転させることにより、旋回部が吊り下げ保持する電極板の振動を抑制することが可能となる。また、固定フレームが水平面内で回転した場合であっても、その回転を抑制するように旋回部を回転させることにより、電極板の位置、姿勢を修正することが可能となる。また、本発明の電極板搬送装置によると、電極板の振動を抑制し、かつ電極板の電解槽に対する姿勢を修正することができるので、電解槽に対する電極板の出し入れを簡易に行うことが可能となる。
この場合において、前記旋回部は、前記固定フレームの上方に設けられ、前記駆動機構による駆動力を受けて前記鉛直方向回りに回転する旋回フレームと、前記固定フレームの下方に設けられ、前記保持部材が設けられた基底フレームと、前記旋回フレームと前記基底フレームとを連結する連結部材と、を有することができる。かかる場合には、固定フレームに対して回転する旋回フレームが固定フレームの上方に配置され、保持部材が設けられた基底フレームが固定フレームの下方に配置されていることから、固定フレームの重心と旋回部の重心とを一致させることができるなど、固定フレームと旋回部との重量バランスを良好にすることが可能となる。
本発明の電極板搬送装置では、前記駆動機構は、前記固定フレームに設けられた回転モータと、該回転モータの回転軸に設けられた、前記一軸方向に延びるネジ部と、該ネジ部に螺合されたナット部と、前記ネジ部の回転に応じて前記回転軸に沿って移動する前記ナット部の駆動力を、前記旋回部の重心位置から前記水平面内で前記一軸方向に交差する方向に外れた位置に伝達する伝達部材と、を有することができる。かかる場合には、ネジ部に沿った直線的な駆動力を旋回部の重心から、一軸方向に交差する方向に外れた位置に伝達させることにより、旋回部を水平面内で回転させることが可能となる。
この場合において、前記回転モータに一定以上の負荷がかかった場合に、前記回転モータの回転力の前記ネジ部への伝達を遮断する過負荷保護機構を更に備えることとすることができる。かかる場合には、装置への負担を減らし、装置の故障を抑制することが可能となる。
また、前記駆動機構は、前記固定フレームの重心に対して対称な位置に、一対設けられていることとすることができる。かかる場合には、一対の駆動機構に同一の駆動力を発生させることにより、旋回部を、重心回りに回転駆動することが可能となる。
また、前記固定フレームと前記旋回部との間に設けられ、前記旋回部を前記鉛直方向回りの回転方向にガイドするガイド機構を更に備えることができる。かかる場合には、ガイド機構により、旋回部を鉛直方向回りに確実に回転させることが可能となる。この場合において、前記ガイド機構は、前記固定フレームに固定された円弧形状を有するガイド部材と、前記旋回部に固定され、前記ガイド部材に沿ってスライド移動するスライダ部材と、を有することができる。
また、前記ガイド機構は、前記スライダ部材のスライド範囲を規制するストッパ部を有することができる。かかる場合には、旋回部の過剰な回転を抑制することが可能となる。
また、本発明の電極板搬送装置では、前記旋回部と前記電解槽との相対角度を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された前記相対角度に基づいて、前記駆動機構を制御して前記旋回部を前記回転方向に駆動する駆動制御手段と、を更に備えることができる。かかる場合には、電極板の振動の抑制や電極板の電解槽に対する姿勢の修正を自動で行うことが可能となる。
この場合において、前記検出手段は、前記電解槽の角度を示すマーカーと、前記旋回部に設けられ、前記マーカーを撮像する撮像手段と、前記撮像結果に基づいて、前記旋回部と前記電解槽との相対角度を算出する算出手段と、を有することとすることができる。かかる場合には、撮像手段によりマーカーを撮像した結果を用いて相対角度を算出手段が算出することにより、旋回部と電解槽との相対角度を簡易に検出することが可能となる。
本発明の電極板搬送装置は、電極板の振れや姿勢変化を抑制することができるという効果を奏する。
《第1の実施形態》
以下、本発明の電極板搬送装置の第1の実施形態について、図1〜図5に基づいて詳細に説明する。なお、以下においては、説明の便宜上、図1の紙面左右方向をX方向、紙面直交方向をY方向、紙面上下方向(鉛直方向)をZ方向として説明するものとする。
図1に示すように、本実施形態に係る電極板搬送装置100は、天井走行クレーン(不図示)に吊り下げ保持された固定フレーム10と、固定フレーム10に対して鉛直方向(図1のZ軸方向)回りに回転可能に保持された旋回部12と、を備えている。これら固定フレーム10の重心と旋回部12の重心とは、一致している(図2の符号G参照)。
固定フレーム10は、図2に示すように、Y軸方向に延びる一対の第1ビーム14a,14bと、X軸方向に延びる一対の第2ビーム16a,16bとを有し、全体として矩形枠状の形状を有している。第1ビーム14a,14bの各上面には、被吊部13が2つずつ設けられている。これら被吊部13それぞれに天井走行クレーン(不図示)のフック11(図1参照)が掛けられることにより、固定フレーム10が宙吊りされるようになっている。
旋回部12は、図1に示すように、固定フレーム10の上方に設けられた旋回フレーム18と、固定フレーム10の下方に設けられた基底フレーム20と、これら旋回フレーム18及び基底フレーム20を連結する複数の連結部材(鋼材)22と、を有している。
旋回フレーム18は、X軸方向を長手方向とする長方形板状の部材から成り、固定フレーム10に対するZ軸回りの回転が可能な状態で、固定フレーム10により下側から支持されている。
基底フレーム20は、不図示ではあるが、X軸方向に延びる一対の主ビームと、これら一対の主ビームを複数箇所で連結するY軸方向に延びる複数の副ビームとを有している。基底フレーム20の下側には、電極板を吊り下げ保持するためのハンガー26が多数(例えば、50〜60個程度)設けられている。このハンガー26は、ハンガー26を−X側から見た状態を示す図3から分かるように、Y軸方向に延びるフック保持部材28と、フック保持部材28のY軸方向両端部に設けられた一対のアノード極板用吊りフック30と、一対のアノード極板用吊りフック30の内側に設けられた一対のカソード極板用吊りフック32とを有している。一対のアノード極板用吊りフック30は、アノードの電極板Aを吊り下げ保持し、一対のカソード極板用吊りフック32は、カソードの電極板Cを吊り下げ保持することができる。これらフック30,32は、不図示の駆動機構によるZ軸回りの旋回動作が可能となっており、当該旋回動作により、フック30とアノードの電極板Aとを係合状態にしたり非係合状態にしたりすることができ、また、フック32とカソードの電極板Cとを係合状態にしたり非係合状態にしたりすることができる。
図1に戻り、固定フレーム10と、旋回フレーム18との間には、旋回部12を固定フレーム10に対して回転するための回転駆動機構40A、40Bが設けられている。
一方の回転駆動機構40Aは、図4に斜視図にて示すように、固定フレーム10(第1ビーム14a)の+X側面に設けられた直線駆動機構42と、当該直線駆動機構42の駆動力を旋回フレーム18に伝達するための伝達部材44と、旋回フレーム18をZ軸回りの回転方向にガイドするガイド機構46とを備えている。
直線駆動機構42は、駆動モータ50と、駆動モータ50の回転軸に接続された台形ネジから成るネジ部52と、ネジ部52に螺合された台形ナットから成るナット部54と、ナット部54に一体的に固定された+Z方向から見てT字状の移動部56とを有している。
駆動モータ50は、Y軸回りの回転力を発生する回転モータであり、固定フレーム10(第1ビーム14a)にネジ止め固定されている。この駆動モータ50は、不図示の駆動モータ制御手段に接続されている。また、駆動モータ制御手段には入力インタフェース(ジョイスティックなど)が接続されている。駆動モータ制御手段は、入力インタフェースを介して入力されるオペレータからの指示に基づいて、駆動モータ50の回転を制御する。
ネジ部52の一端部及び他端部は、固定フレーム10に溶接固定された一対の保持部材58A、58Bにより保持されている。この場合、保持部材58A,58Bには、ボールベアリングが設けられているため、ネジ部52がボールベアリングの内輪に挿入され、かつ固定されることにより、ネジ部52のY軸回りの回転が許容された状態となっている。ネジ部52は、駆動モータ50の回転力を受けて回転し、ネジ部52に螺合されたナット部54は、ネジ部52の回転方向、回転速度に応じて、+Y方向又は−Y方向に移動可能となっている。すなわち、本実施形態では、ネジ部52とナット部54により送りネジ機構が構成されている。
また、図4に示すように、駆動モータ50とネジ部52との間には、過負荷保護機構(トルクリミッタ)62が設けられている。このトルクリミッタ62は、駆動モータ50に一定以上の負荷がかかった場合に、駆動モータ50の回転力がネジ部52に伝達するのを遮断する機能を有している。
移動部56は、第1板部材56aと第2板部材56bとを有し、そのうちの第2板部材56bが、固定フレーム10に溶接固定された、−Y方向から見て略C字状の形状を有するガイド部材60に係合した状態となっている。第2板部材56bは、無給油スライドプレートから成るため、移動部56は、ガイド部材60に沿って、Y軸方向にスライド移動できるようになっている。
以上のように構成される直線駆動機構42では、駆動モータ制御手段が、駆動モータ50の回転方向、回転速度を調整することにより、移動部56をY軸に沿ってスライド移動することができる。
伝達部材44は、図4に示すように、略π字状の形状を有し、その下半部に形成された凹部44bにおいて移動部56(第1板部材56a)の+X側端部に係合する(図4では、伝達部材44と移動部56とが分離した状態が示されている)。この場合、伝達部材44と第1板部材56aとは固定(締結)されていないため、伝達部材44は、第1板部材56aに対してX軸方向にスライド可能(X軸方向に関する相対位置を変更することが可能)となっている。また、伝達部材44の凹部44bのY方向の幅は、第1板部材56aのY方向の幅よりも若干広めに設定されている。
伝達部材44は、図1に示すように、その上面44aにて、旋回フレーム18の下面にねじ止め等により固定されている。したがって、本実施形態では、図5に示すように、直線駆動機構42において発生したY軸方向の駆動力F1が、伝達部材44を介して、旋回フレーム18の重心Gから+X方向側に外れた位置に伝達するようになっている。
図4に戻り、ガイド機構46は、固定フレーム10の第1ビーム14a上面に固定された円弧形状を有するガイド部材64と、ガイド部材64に沿って移動可能な一対のスライダ部材66a,66bと、を有している。スライダ部材66a,66bの上面は、旋回フレーム18の下面に固定されている。本実施形態では、ガイド機構46により、直線駆動機構42から旋回フレーム18に伝達したY軸方向の駆動力(F1)が、図5に示すように、Z軸回りの回転方向の駆動力(F2)に変換されるようになっている。
他方の回転駆動機構40Bは、図2に示すように、回転駆動機構40Aと上下左右が対称であり、かつ固定フレーム10の重心Gに対して点対称な位置に設けられているが、その構成は回転駆動機構40Aと同一となっている。したがって、以下において回転駆動機構40Bの構成各部を説明する場合には、上述した回転駆動機構40Aの構成各部と同一の符号を用いて説明するものとする。
上記のように構成される回転駆動機構40A,40Bによると、各回転駆動機構40A,40Bを構成する駆動モータ50,50に同一の電流を供給することにより、前述した図5に示す駆動力(F2)が、旋回部12の重心(G)に対して点対称な位置に作用するので、旋回部12(基底フレーム20)を、重心Gを中心としてZ軸回りに微小回転することが可能である。この場合の微小回転の範囲は、固定フレーム10の振動の範囲や、姿勢変化の範囲と同程度に設定され、例えば、左回りに1.5°、右回りに1.5°の合計3°の範囲であることとすることができる。本実施形態では、この微小回転範囲を制限するため、ガイド部材64の近傍に、スライダ部材66a,66bの移動範囲を規制するためのストッパ部材68が設けられている。このストッパ部材68としては、例えば、固定フレーム10(第1ビーム14a,14b)の上面に打ち込み可能なピン状の部材を採用することができる。
以上のように構成される本第1の実施形態の電極板搬送装置100では、例えば、カソードの電極板Cをハンガー26にて吊り下げ保持した状態で、不図示の天井走行クレーンにより、図1に示す電解槽90(電解槽90内部には、アノードの電極板Aが配列されているものとする)の上方に位置決めされる。この位置決めの後、天井走行クレーンは、電極板搬送装置100全体を下降することにより、電解槽90内のアノードの電極板A間に,電極板Cを挿入する。ここで、電極板搬送装置100が電解槽90上方で位置決めされる(停止される)場合、その停止の反力等により、電極板搬送装置100全体がZ軸回りの回転方向に揺動したり、天井走行クレーンによる固定フレーム10の保持バランスのずれにより、固定フレーム10の水平面内の姿勢が変化する場合がある。
このため、本実施形態では、これらの揺動(振れ)や姿勢変化を解消するために、オペレータが、電極板搬送装置100の揺動(振れ)の状態や姿勢を目視し、その電極板搬送装置100の動きや姿勢変化を相殺するように、すなわち、電極板搬送装置100の揺動(振れ)や姿勢変化とは逆方向に、入力インタフェース(ジョイスティックなど)を操作する。これにより、駆動モータ制御手段(不図示)が、オペレータの指示に基づいて、電極板搬送装置100の振れや姿勢変化を抑制するように旋回部12(基底フレーム20)を微小回転させるようになっている。
本発明者の試作及びシミュレーションによると、従来(旋回部12を設けない場合)においては、電極板搬送装置100の位置決め時(停止時)には、電極板の振れ幅が50mm程度になっていたのに対し、本実施形態のように、旋回部12を新たに設けて、当該旋回部12を固定フレーム10に対して微小回転することにより、電極板の振れ幅を10mm以下にすることができることが判明した。すなわち、従来は、人手によって電極板の振れを止めなければ電極板Cを電極板A間に挿入することができなかったのに対し、本実施形態では、電極板搬送装置100の振れを人手によって止めなくても、電極板Cを電極板A間に挿入することができるようになった。また、電極板に水平面内の姿勢変化が生じた場合でも、旋回部12を微小回転することにより電極板の姿勢(方向)を容易に修正することができるので、電極板Cを電極板A間に挿入する作業を容易に行うことができるようになった。
以上、詳細に説明したように、本第1の実施形態によると、電極板Cを吊り下げ保持するハンガー26を有する旋回部12が、固定フレーム10に対して鉛直方向回り(Z軸回り)に微小回転可能に保持され、固定フレーム10と旋回部12との間に設けられた回転駆動機構40A,40B(直線駆動機構42、42)が、旋回部12に対してY軸方向の駆動力を付与して、旋回部12を微小回転させるので、固定フレーム10に振動が生じた場合であっても、その振動を抑制するように旋回部12を微小回転させることで、電極板Cの振動を抑制することができる。また、固定フレーム10の水平面内における姿勢が変化した場合であっても、旋回部12を微小回転させることにより、電極板Cの位置、姿勢を修正することができる。また本実施形態によると、電解槽90への電極板Cの出し入れを簡易に行うことが可能である。
また、本第1の実施形態では、固定フレーム10に対して微小回転する旋回フレーム18が固定フレーム10の上方に配置され、基底フレーム20が固定フレーム10の下方に配置されていることから、固定フレーム10の重心と、旋回フレーム18及び基底フレーム20を含む旋回部12の重心とを一致させることができるなど、固定フレーム10と旋回部12との重量バランスを良好にすることができる。
また、本第1の実施形態では、回転駆動機構40A,40Bによるネジ部52の長手方向(Y軸方向)に沿った直線的な駆動力を、伝達部材44を介して、旋回部12の重心から+X方向側に外れた位置に伝達させるので、簡単な構成で、旋回部12を水平面内(XY面内)で回転させることが可能である。この場合、伝達部材44が、第1板部材56aに対してX軸方向にスライド可能(X軸方向に関する相対位置を変更することが可能)であり、かつ、伝達部材44の凹部44bのY方向の幅は、第1板部材56aのY方向の幅よりも若干広めに設定されているので、伝達部材44と第1板部材56aとの間の係合が旋回部12の回転動作を妨げることはほとんどない。
また、本第1の実施形態では、回転モータ50に一定以上の負荷がかかったときに、回転モータ50の回転力がネジ部52へ伝達するのを遮断するトルクリミッタ62が設けられているので、過負荷による回転駆動機構40A,40Bの故障の発生を抑制することができる。
また、本第1の実施形態では、回転駆動機構40A,40Bが、固定フレーム10の重心に対して対称な位置に、一対設けられているので、両回転駆動機構40A,40Bに同一の駆動力を発生させることにより、旋回部12を、固定フレーム10の重心回りに回転駆動することが可能となる。また、本第1の実施形態では、ガイド機構46が設けられているので、旋回部12をZ軸回りに確実に回転させることができる。
また、本第1の実施形態では、ガイド部材64近傍に、スライダ部材66a,66bのスライド範囲を規制するストッパ部材68が設けられているので、旋回部12の過剰な回転を抑制することができる。
なお、上記第1の実施形態では、一対の回転駆動機構40A,40Bを設ける場合について説明したが、これに限らず、回転駆動機構40A,40Bの一方のみを設けることとしても良い。また、回転駆動機構40A,40Bのうちの一方の直線駆動機構42を省略することとしても良い。また、上記第1の実施形態では、ストッパ部材68をガイド部材64近傍に設けることとしたが、これに限らず、ネジ部52にナット部54の移動範囲を規制するストッパ部材を設けることとしても良い。
《第2の実施形態》
次に、本発明の第2の実施形態について、図6〜図9に基づいて説明する。なお、本第2の実施形態は、旋回部12の回転駆動を自動で行う点が、上述した第1の実施形態と相違している。したがって、以下においては、当該相違点を中心に説明し、第1の実施形態と同一又は同等の構成についての説明は省略するものとする。
図6は、本第2の実施形態における自動制御のための制御系のブロック図である。この図6に示すように、本実施形態の制御系は、一対のカメラ102と、当該カメラ102にて撮像された撮像結果を処理して駆動モータ50を制御する制御部106と、ナット部54のY軸方向に関する移動量を検出するためのリニアエンコーダ108と、を備えている。
一対のカメラ102は、図7(a)に示すように、旋回部12(より具体的には、基底フレーム20)の−X側かつ+Y側の角部近傍と、+X側かつ−Y側の角部近傍にそれぞれ設けられている。また、電解槽90の上面の−X側かつ+Y側の角部近傍と、+X側かつ−Y側の角部近傍には、Y軸方向に延びる直交度マーカー104がそれぞれ設けられている。したがって、本実施形態では、図7(a)に示すように、電極板搬送装置100が電解槽90上方に位置決めされた状態で、カメラ102を用いて直交度マーカー104の撮像を行うことが可能である(図8(a)〜図8(c)には、カメラ102による撮像結果の例が示されている)。
図6に戻り、制御部106は、画像処理手段112と、ズレ角度算出手段114と、修正距離換算手段116と、駆動モータ制御手段118とを有している。
画像処理手段112は、一対のカメラ102において撮像された画像を画像処理する。ズレ角度算出手段114は、画像処理手段112により処理された画像に基づいて、直交度マーカー104がカメラ102の座標系(Y軸)からどれだけの角度ずれているかを算出する。この場合、ズレ角度算出手段114は、カメラ102により撮像された画像(図8(a)〜図8(c)の画像)から、例えば、直交度マーカー104と背景部分(電解槽90の上面部分)との境目(エッジ部分)を検出し、当該エッジ部分とカメラ102の座標系(Y軸)との間の角度を算出する。例えば、図7(a)のように、電極板搬送装置100全体が、電解槽90に対して右回り(時計回り)に回っている場合には、図8(a)に示す、直交度マーカー104のエッジ部分とカメラ102の座標系(Y軸)との間の角度(+θ°)が、ズレ角度算出手段114によって算出され、図7(b)のように、電極板搬送装置100全体が、電解槽90に対して左回り(反時計回り)に回っている場合には、図8(b)に示す、直交度マーカー104のエッジ部分とY軸との間の角度(−θ°)が、ズレ角度算出手段114によって算出される。また、図7(c)のように、電解槽90に対して、正確な角度で位置決めされている場合には、図8(c)に示すように、直交度マーカー104のエッジ部分とY軸とが一致するため、角度0°が、ズレ角度算出手段114によって算出される。
図6に戻り、修正距離換算手段116は、ズレ角度算出手段114により算出された角度に基づいて、修正距離(角度調整のために、ナット部54をY軸方向に移動する距離)を求める。この場合、例えば、ズレ角度算出手段114により算出された角度が+θ°であった場合には、電極板搬送装置100全体が、図9に示すように、基準角度Oから時計回り方向に角度+θ°だけ回転しているので、重心Gからネジ部52までの距離をrとすると、ナット部54の修正距離aは、以下の式(1)より求めることができる。
a=r・(+θ) …(1)
図6に戻り、駆動モータ制御手段118は、ナット部54が、修正距離換算手段116で求められた修正距離a(aの絶対値)だけY軸方向(図9の回転駆動機構40Aでは+Y方向、回転駆動機構40Bでは−Y方向)に移動するように、駆動モータ50の回転を制御する。この場合、駆動モータ制御手段118は、ナット部54の移動距離を図6に示すリニアエンコーダ108によりモニタしながら、駆動モータ50の回転を制御する。このリニアエンコーダ108としては、移動部56に固定された、Y軸方向を長手方向とするリニアスケールと、固定フレーム10に設けられた、リニアスケールに対して検出光を発光する発光部及びリニアスケールを介した検出光を受光する受光部を有するエンコーダ本体と、を有するエンコーダを採用することが可能である。
同様に、ズレ角度算出手段114により算出された角度が−θ°であった場合には、修正距離換算手段116により、修正距離a=r・(−θ)が求められるので、求められた修正距離a(aの絶対値)だけY軸方向(回転駆動機構40Aでは−Y方向、回転駆動機構40Bでは+Y方向)に移動するように、駆動モータ50の回転を制御する。
これまでの説明から分かるように、本第2の実施形態では、撮像手段としてのカメラ102、直交度マーカー104、画像処理手段112、算出手段としてのズレ角度算出手段114により、本発明の検出手段が構成されている。また、修正距離換算手段116、駆動モータ制御手段118、リニアエンコーダ108により、本発明の駆動制御手段が構成されている。
以上説明したように、本第2の実施形態では、一対のカメラ102による直交度マーカー104の撮像結果から、ズレ角度算出手段114がズレ角度を算出し、そのズレ角度から修正距離換算手段116が修正距離aを上述した式(1)に基づいて換算する。そして、駆動モータ制御手段118が、修正距離aとリニアエンコーダ108の出力(ナット部54の移動距離)とに基づいて、駆動モータ50を制御する。このように、本第2の実施形態では、この制御を常時(所定時間間隔で)実行することにより、電極板搬送装置100の揺動(振れ)や姿勢の変化を自動的に相殺することが可能である。したがって、本第2の実施形態では、上記第1の実施形態と同様の動作を、自動により、実現することが可能である。
なお、上記第2の実施形態では、制御部106が、リニアエンコーダ108の値に基づいて、駆動モータ50の動作を制御する場合について説明したが、リニアエンコーダ108に代えて、駆動モータ50の回転を検出するロータリエンコーダを採用することとしても良い。この場合、制御部106に移動距離aを駆動モータ50の回転数に換算する回転数換算手段を設けておき、当該回転数換算手段により換算された回転数とロータリエンコーダの出力とに基づいて、駆動モータ制御手段118が、駆動モータの駆動を制御するようにすれば良い。
また、上記第2の実施形態では、直交度マーカー104がY軸方向を長手方向とする場合について説明したが、これに限らず、直交度マーカー104の長手方向が、X軸方向に設定されていても良い。また、直交度マーカー104がX軸方向を長手方向とするマーカーとY軸方向を長手方向とするマーカーとの組み合わせから成る十字マークであっても良い。
また、上記第2の実施形態では、カメラ102と直交度マーカー104を各一対設ける場合について説明したが、これに限らず、カメラ102と直交度マーカー104は、それぞれ1つずつ設けても良いし、それぞれ3つ以上設けても良い。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
第1の実施形態に係る電極板搬送装置の構成を示す概略図である。 図1の電極板搬送装置の固定フレーム及び回転駆動機構を上方から見た状態を示す図である。 図1のハンガーを−X方向から見た状態を示す図である。 回転駆動機構40Aの構成を示す斜視図である。 図2の状態から旋回部を微小回転させた状態を示す図である。 第2の実施形態に係る制御系の構成を示すブロック図である。 図6のカメラと直交度マーカーの配置を示す図である。 カメラにより撮像された直交度マーカーの画像を、電極板搬送装置と電解槽の相対角度別に示す図である。 修正距離換算手段による修正距離の換算方法を説明するための図である。
符号の説明
10 固定フレーム
12 旋回部
18 旋回フレーム
20 基底フレーム
22 連結部材
26 ハンガー(保持部材)
40A,40B 回転駆動機構(駆動機構)
44 伝達部材
46 ガイド機構
50 回転モータ
52 ネジ部
54 ナット部
62 トルクリミッタ(過負荷保護機構)
64 ガイド部材
66a,66b スライダ部材
68 ストッパ部材(ストッパ部)
90 電解槽
100 電極板搬送装置
102 カメラ(撮像手段、検出手段の一部)
104 直交度マーカー(マーカー、検出手段の一部)
108 リニアエンコーダ(駆動制御手段の一部)
112 画像処理手段(検出手段の一部)
114 ズレ角度算出手段(算出手段、検出手段の一部)
116 修正距離換算手段(駆動制御手段の一部)
118 駆動モータ制御手段(駆動制御手段の一部)
A 電極板
C 電極板

Claims (10)

  1. 電解槽の上方まで水平移動され、その位置で昇降して多数の電極板を前記電解槽に出し入れする電極板搬送装置であって、
    鉛直方向上方から吊り下げ支持される固定フレームと、
    前記電極板を吊り下げ保持する複数の保持部材を有し、前記固定フレームにより前記鉛直方向回りの回転方向に回転可能に保持された旋回部と、
    前記固定フレームと前記旋回部との間に設けられ、前記鉛直方向に垂直な水平面内の一軸方向に沿った駆動力を前記旋回部に付与して、前記旋回部を前記回転方向に駆動し、前記各保持部材に保持されている前記電極板の、前記電解槽に対する前記回転方向に関する姿勢を変更する駆動機構と、を備える電極板搬送装置。
  2. 前記旋回部は、
    前記固定フレームの上方に設けられ、前記駆動機構による駆動力を受けて前記鉛直方向回りに回転する旋回フレームと、
    前記固定フレームの下方に設けられ、前記保持部材が設けられた基底フレームと、
    前記旋回フレームと前記基底フレームとを連結する連結部材と、を有することを特徴とする請求項1に記載の電極板搬送装置。
  3. 前記駆動機構は、
    前記固定フレームに設けられた回転モータと、
    該回転モータの回転軸に設けられた、前記一軸方向に延びるネジ部と、
    該ネジ部に螺合されたナット部と、
    前記ネジ部の回転に応じて前記回転軸に沿って移動する前記ナット部の駆動力を、前記旋回部の重心位置から前記水平面内で前記一軸方向に交差する方向に外れた位置に伝達する伝達部材と、を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の電極板搬送装置。
  4. 前記回転モータに一定以上の負荷がかかった場合に、前記回転モータの回転力の前記ネジ部への伝達を遮断する過負荷保護機構を更に備える請求項3に記載の電極板搬送装置。
  5. 前記駆動機構は、前記固定フレームの重心に対して対称な位置に、一対設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電極板搬送装置。
  6. 前記固定フレームと前記旋回部との間に設けられ、前記旋回部を前記鉛直方向回りの回転方向にガイドするガイド機構を更に備える請求項1〜5のいずれか一項に記載の電極板搬送装置。
  7. 前記ガイド機構は、
    前記固定フレームに固定された円弧形状を有するガイド部材と、
    前記旋回部に固定され、前記ガイド部材に沿ってスライド移動するスライダ部材と、を有することを特徴とする請求項6に記載の電極板搬送装置。
  8. 前記ガイド機構は、前記スライダ部材のスライド範囲を規制するストッパ部を有することを特徴とする請求項7に記載の電極板搬送装置。
  9. 前記旋回部と前記電解槽との相対角度を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された前記相対角度に基づいて前記駆動機構を制御して、前記旋回部を前記回転方向に駆動する駆動制御手段と、を更に備える請求項1〜8のいずれか一項に記載の電極板搬送装置。
  10. 前記検出手段は、
    前記電解槽の角度を示すマーカーと、
    前記旋回部に設けられ、前記マーカーを撮像する撮像手段と、
    前記撮像結果に基づいて、前記旋回部と前記電解槽との相対角度を算出する算出手段と、を有することを特徴とする請求項9に記載の電極板搬送装置。
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