JP3784614B2 - 陰極板自動搬送入替装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、非鉄製錬技術に関し、特に、銅、鉛などの非鉄金属の電解精製又は採取のため陰極板を電解槽に挿入し、引揚げ処理するために用いる陰極板自動搬送入替装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、陰極板を電解槽に挿入し、引揚げ処理するための装置としては、例えば、特公昭55−36277号公報或いは特開平8−175659号公報に記載するものがある。
【0003】
特公昭55−36277号公報に記載する「金属電解における電極板自動入替え装置」は、電解槽の両側にレールを設置し、レール上に自動移動、停止可能な装置と、その装置に上下動可能な極板懸垂架台を取付けた構造とされている。
【0004】
又、特開平8−175659号公報に記載する「陰極板の自動搬送処理装置」は、極板の引上げ、電着物処理手段への移載、電着物処理手段からの移載、極板の挿入を行う構造とされ、所定位置への位置決め機構をも備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特公昭55−36277号公報に記載する「金属電解における電極板自動入替え装置」は、指定電解槽への移動、停止をラック、ピニオンを用いて行う構造とされており、遠い電解槽ほどギアの噛合い隙間(バックラッシュ)が累積され、停止精度を±数mmに保つことが困難である。
【0006】
又、上記特公昭55−36277号公報に記載の装置では、電解槽上を走行する入替装置への給電は、電解槽下に設置したトロリーにより行われており、電解槽洗浄水などで腐食することが考えられ、故障、事故へ繋がる危険性もある。
【0007】
更に、上記特開平8−175659号公報に記載する「陰極板の自動搬送処理装置」は、天井搬送式とされ、位置決め手段は、フレームに取付けられたテーパー付き位置決めピンと、電解槽に設けられた位置決め用ピン孔とにて構成され、最終の位置決めは、このピンとピン孔との嵌め合わせにて機械的に行われている。従って、±数mmの停止精度を維持することは可能ではあるものの、陽極板入れ替え後は極間の修正のため陰極板の位置も修正されるために、自動入替時の挿入ミスとなる恐れがある。又、このように天井搬送式を採用した場合、従来、天井クレーンによる陰極板の入替作業では、搬送中、陰極板に振れを生じさせ、挿入時陽極板間に入らない挿入ミスによって陰極板を変形させ、電着不良などの製品不良を発生させていた。
【0008】
従って、本発明の目的は、停止精度を±数mmの高精度に維持し、しかも、全ての電解槽において同一の停止精度を維持することのできる陰極板自動搬送入替装置を提供することである。
【0009】
本発明の他の目的は、陰極板の入替作業における挿入ミスによって陰極板を変形させ、電着不良などの製品不良を発生させることのない陰極板自動搬送入替装置を提供することである。
【0010】
本発明の更に他の目的は、電解槽洗浄水などで腐食することがなく、故障、事故へ繋がる危険性を回避した給電方式を有する陰極板自動搬送入替装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的は本発明に係る陰極板自動搬送入替装置にて達成される。要約すれば、第1の本発明は、複数の電解槽が並列に配置された電解槽群における指定された電解槽に対し陰極板の搬送入替を行う陰極板自動搬送入替装置において、
前記電解槽群の長手方向に沿って配置された平行な縦レールと、
前記縦レール上を走行自在の陰極板引揚装置と、
前記陰極板引揚装置に設置されて前記縦レールに直交した横方向に移動自在とされ、前記指定された電解槽に対し陰極板を挿入或いは引揚げる引揚機と、
前記陰極板引揚装置の原点からの走行距離を計測する走行距離検出装置と前記走行距離検出装置の計測による累積誤差をキャンセルする累積誤差キャンセル手段とを有し、前記陰極板引揚装置の電解槽群の長手方向に沿った縦方向走行移動量を検知し、前記陰極板引揚装置の位置決めを行う位置決め装置と、
前記縦レールと直交して、前記各電解槽群の一端に隣接して互いに平行に配置された横レールと、
前記横レール上を走行自在のトラバース台車と、
を備え、
前記トラバース台車には、前記縦レール上を走行する前記陰極板引揚装置が移載されるように互いに平行に配置された補助レールを有し、前記トラバース台車に移載された前記陰極板引揚装置を指定された他の電解槽群に対する移載位置へと搬送し、
前記電解槽群を構成する各電解槽を少なくとも2つ以上のボックスに分割し、且つ、前記電解槽群を構成する全ての電解槽のボックスに番地を付すと共に、各ボックス位置へと前記陰極板引揚装置を走行させて停止させたときの前記走行距離検出装置からの出力値を記憶手段に記憶させ、前記ボックスの番地を指定することにより、前記陰極板引揚装置は、自動的に所定の電解槽のボックス位置へと走行し停止することを特徴とする陰極板自動搬送入替装置である。
【0012】
第1の本発明の一実施態様によると、前記走行距離検出装置はロータリエンコーダであり、前記累積誤差キャンセル手段は、各電解槽に対応して配置されたプリセットドグと、前記陰極板引揚装置に設けられ、前記プリセットドグを検知する近接スイッチとを有し、前記近接スイッチがプリセットドグによって作動されることにより、前記ロータリエンコーダの原点よりの測定誤差を補正する。
【0015】
第2の本発明によると、複数の電解槽が並列に配置された電解槽群における指定された電解槽に対し陰極板の搬送入替を行う陰極板自動搬送入替装置において、
前記電解槽群の長手方向に沿って配置された平行な縦レールと、
前記縦レール上を走行自在の陰極板引揚装置と、
前記陰極板引揚装置に設置されて前記縦レールに直交した横方向に移動自在とされ、前記指定された電解槽に対し陰極板を挿入或いは引揚げる引揚機と、
前記陰極板引揚装置の原点からの走行距離を計測する走行距離検出装置と前記走行距離検出装置の計測による累積誤差をキャンセルする累積誤差キャンセル手段とを有し、前記陰極板引揚装置の電解槽群の長手方向に沿った縦方向走行移動量を検知し、前記陰極板引揚装置の位置決めを行う位置決め装置と、
前記陰極板引揚装置に給電するための給電装置と、
を備え、
前記給電装置は、前記縦レール上を走行自在とされる給電台車と、前記給電台車に取付けられた走行給電ハンガーレールと、給電ケーブルを担持して前記走行給電ハンガーレールに走行自在に設けられた複数の滑車とを有することを特徴とする陰極板自動搬送入替装置が提供される。
【0016】
第2の本発明の一実施態様によると、前記給電台車に配線された前記給電ケーブルは、前記電解槽群の長手方向に沿って配置された架空走行給電ハンガーレールに走行自在に設けられた複数の滑車により担持され、電源へと延線されている。
【0017】
第2の本発明の他の実施態様によると、前記電解槽群は、第1、第2及び第3電解槽群より構成され、前記給電台車は、前記第1及び第2電解槽群の長手方向に対し直交する方向に延在し、前記第1及び第2電解槽群の長手方向に沿って配置された前記縦レール上を走行自在とされる。
【0018】
第2の本発明の他の実施態様によると、前記給電装置は、前記給電装置の前記電解槽群の長手方向に沿った走行移動量を検知し、前記給電装置の位置決めを行う位置決め装置を備え、前記位置決め装置は、前記給電装置の原点からの走行距離を計測する走行距離検出装置と、前記走行距離検出装置の計測による累積誤差をキャンセルする累積誤差キャンセル手段と、を有する。ここで、前記走行距離検出装置はロータリエンコーダであり、前記累積誤差キャンセル手段は、各電解槽に対応して配置されたプリセットドグと、前記給電装置に設けられ、前記プリセットドグを検知する近接スイッチとを有し、前記近接スイッチがプリセットドグによって作動されることにより、前記ロータリエンコーダの原点よりの測定誤差を補正する。
【0019】
第2の本発明の他の実施態様によると、前記給電台車は、前記陰極板引揚装置とは独立して駆動走行するが、前記陰極板引揚装置と加減速制御が同調される。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る陰極板自動搬送入替装置の一実施例を図面に則して更に詳しく説明する。本実施例では、銅種板電解設備に本発明に係る陰極板自動搬送入替装置が適用されるものとして説明するが、本発明の陰極板自動搬送入替装置は、銅電解製錬設備に使用されることに限定されるものではない。
【0021】
全体構成
図1及び図2に、複数の電解槽が並列に配置された銅種板電解設備の全体構成を示す。本実施例では、銅種板電解設備は、電解槽100を複数個一列に並べて形成した第1、第2及び第3電解槽群101、102、103を3列備えている。又、本実施例では、図2に示すように、第1及び第2電解槽群101、102は17個の電解槽100から成り、第3電解槽群103は9個の電解槽100を備えている。
【0022】
各電解槽100には、電解液と共に、粗銅(99%銅)により形成した陽極板(図示せず)と、電着銅(99.99%銅)が得られるTi板などにて形成される母板(陰極板)110とが交互に、それぞれ一定の極間間隔を維持して挿入されている。例えば、各電解槽100の中には、陽極板は52枚、陰極板110は51枚配置され、両極心間距離は110mmづつ離隔するように配置される。
【0023】
本実施例の銅種板電解設備は、図1に示すように、本発明の陰極板自動搬送入替装置を構成する陰極板(母板)引揚装置10が各電解槽群101、102、103を構成する電解槽100位置へと移動可能に設けられる。
【0024】
従って、本実施例では、電解槽群101、102の間及び電解槽群102、103の間、並びに電解槽群101及び電解槽群103の外側に、電解槽群の長手方向に沿って互いに平行に且つ等間隔にて縦レール104が配置されている。
【0025】
母板引揚装置10の構造については詳しくは後述するが、母板引揚装置10は、上記縦レール104上を走行するための4個の鍔付き車輪12を有した走行台車11を備え、縦レール104上を走行して電解槽群101、102、103の上を各電解槽群101、102、103の長手方向に沿って移動自在とされる。
【0026】
更に、本実施例の銅電解製錬設備には、図1に示すように、各電解槽群101、102、103の一端、即ち、受入コンベア120、排出コンベア130などが配置された種板剥ぎ取りラインに隣接して、前記縦レール104と直交する態様で、トラバースレール105が平行に設けられている。このトラバース(横)レール105上には、トラバース台車50が走行自在に設置されている。
【0027】
トラバース台車50は、本実施例では、矩形とされるフレームワーク51を備え、フレームワーク51の下面に4個の鍔付き車輪52が取付けられており、各車輪52を駆動モータ53で駆動することによりトラバースレール105上を走行し、いずれかの指定された電解槽群と整列して停止する。
【0028】
トラバース台車50上には、上記電解槽群101、102、103の長手方向に沿って配置された平行縦レール104、104と同じ間隔及び同じ高さ位置にて補助レール106が配置される。従って、上記平行縦レール104、104の上を走行した母板引揚装置10の台車11は、所定位置に停止したトラバース台車50の補助レール106を利用してトラバース台車50上に乗り移ることができる。
【0029】
次いで、トラバース台車50がトラバースレール105上を走行することにより、指定された電解槽群と整列する位置にまで走行して停止する。続いて、母板引揚装置走行台車11を駆動することにより、母板引揚装置10は、電解槽群101、102、103の長手方向に沿って配置された縦レール104へと乗り移り、所定の電解槽100へと移動する。
【0030】
母板引揚装置
図3〜図5をも参照すると、上述したように、母板引揚装置10は、走行台車11を有する。走行台車11は、縦レール104に沿って配置された平行な縦フレーム13と、縦フレーム13とは直交して配置された平行な横フレーム14とを一体に組合せた、概略矩形に形成されたフレームワークを備えている。各縦フレームの下面には鍔付き車輪12が取付けられており、各車輪12は駆動モータ15を駆動することにより、走行台車11は縦レール104上を走行する。横フレーム14の上面にはそれぞれ互いに平行なレール16が設置されている。
【0031】
母板引揚装置10は、縦レール104に直交する方向、即ち、電解槽群を構成する電解槽100の陰極板配列方向に沿って移動可能に設けられた引揚装置横移動架台20を有する。本実施例にて、横移動架台20は、フレームにより箱状に形成されたフレーム枠体21とされ、フレーム枠体21には、前記各横フレーム14の上面に配置されたレール16上を移動可能にコロ22が設けられている。又、横移動架台20は、フレーム枠体21と走行台車11との間に配置された、当業者には周知の親ねじ直線運動機構23によりレール16上を往復走行する。
【0032】
通常、母板引揚装置10は、図4にて理解されるように、電解槽100に装着される全母板110の略半分の数の母板110を同時に担持して搬送するように構成されている。従って、一つの電解槽100にて、図4にて左側半分の電解槽内の母板の装着或いは引揚げを行った後、母板引揚げ装置10は、次回は、図4にて右側半分の電解槽内の母板110を装着、或いは引揚げるべく、横移動架台20は、電解槽に沿って電解槽の略半分のストロークだけ横方向に移動することとなる。本実施例では、電解槽内には51枚の母板110が装着とされており、従って、左側半分の母板数を25枚、右側半分の母板数26枚として、挿入或いは引揚げを行った。
【0033】
上記フレーム枠体21の内部には、引揚機30が配置される。引揚機30は、所定間隔にて整列された陰極板110を懸架して下方向に降下して、上述のように、電解槽100内に陰極板110を挿入設置することもでき、又、電解槽100内から陰極板110を引き揚げることもできる。斯かる引揚機30の構造及び作用は当業者には周知であるのでこれ以上の詳しい説明は省略する。
【0034】
位置決め装置
本発明によれば、上記母板引揚装置10は、縦レール104に沿って電解槽群の長手方向に移動し、所定の電解槽位置に高精度にて停止される。従って、母板引揚装置10の台車11には位置決め装置が設けられる。
【0035】
本実施例では、図6〜図8をも参照するとより良く理解されるように、母板引揚装置台車10には、位置決め装置の検出部を構成する、台車10の走行距離を検出し測定する走行距離検出装置40が設けられる。
【0036】
走行距離検出装置40は、支持板41の一端に回転自在に取付けられた計測車輪42を有する。支持板41は、支点43を中心として揺動自在に台車10の縦フレーム13に取付けられ、他端は引張ばね44に接続されている。引張ばね44の他端は台車の縦フレーム13に固定されており、従って、計測車輪42を縦レール104へと押し付けている。計測車輪42は、縦レール104の上面に係合して台車の移動と共にスリップすることなく連れ回りするように、例えばその表面にウレタンゴムがライニングされたものとされる。
【0037】
計測車輪42には、ロータリエンコーダ45がカップリング46を介して接続されており、車輪42の回転から台車11、即ち、母板引揚装置10の走行距離を計測することができる。
【0038】
母板引揚装置10の移動、停止精度を±数mmの高精度に維持するため、最小0.1mmの精度で検出することが可能なロータリエンコーダ45を用いて移動量を検出する。
【0039】
しかしながら、検出部は、上述のように機械的な接触により構成される走行距離検出装置40とされるため、原点より遠距離の電解槽では累積誤差が生じてくる。
【0040】
従って、本発明によれば、上記検出部による累積誤差をキャンセル(プリセット)するための手段が設けられる。累積誤差キャンセル手段としては、本実施例では、センサードグ(プリセットドグ)を使用し、このプリセットドグを各電解槽に対応して設け、停止精度を高精度に維持した。
【0041】
つまり、本実施例の累積誤差キャンセル手段60によれば、図6に示すように、各電解槽群を構成する各電解槽100に対応して、本実施例では縦レール104に沿って、例えばSUS製の板などとされるプリセットドグ61がドグ受金具62にて取付けられ、一方、母板引揚装置10には、台車11の縦フレーム13に前記プリセットドグ61を検知するための近接スイッチ63が配置される。
【0042】
このような構成によって、各電解槽100は常にプリセットドグ61からの距離でその位置が決定されるため、全ての電解槽100において同一の停止精度が維持できる。従って、停止精度を最大でも±2.5mmに制御することが可能となった。
【0043】
図9を参照して、ロータリエンコーダ45とプリセットドグ61との関係について更に説明する。
【0044】
本実施例では母板引揚装置10の台車11に設置した走行距離検出装置40としてのロータリエンコーダ45で母板引揚装置10の走行距離を実測すると、例えば原点より4100mmで停止させる場合、4108mmなどといったように、距離が長くなればなるほど、誤差を生じ易くなる。
【0045】
そこで、本実施例によれば、プリセットドグ61を基準となる距離、例えば1000mm、2000mm、3000mm、4000mm、・・・・でセットしておき、今、例えば4000mm位置を母板引揚装置10が通過した際、ロータリエンコーダ45で測定していた実際の数値が例えば4006mmであったとしたら、この値を4000mmに変換してしまう。
【0046】
従って、+6mmの誤差がキャンセルされ、目標停止位置が4100mmであるとすれば、あと100mmの短い移動量をロータリエンコーダ45で測定すればよく、誤差量を少なくし、停止精度を高精度で維持することができる。
【0047】
更に、図10に示すように、プリセットドグ61を各電解槽100の両側、即ち、平行縦レール104にそれぞれ配置し、母板引揚装置10の台車11にも対応して近接スイッチ63を配置した場合には、母板引揚装置10が斜行状態で走行していないかを監視することもできる。もし、例えば、左右の移動量が±50mm以上の差が生じた場合には、母板引揚装置10の走行を停止し、調整することができる。
【0048】
母板引揚装置の制御
本実施例では、図2に示すように、第1及び第2電解槽群101、102は17個の電解槽100から成り、第3電解槽群103は9個の電解槽100を備えている。又、上述したように、各電解槽100は、母板引揚装置10の走行態様の観点から見れば、それぞれ二つに分割して考えることができる。そのために、図11に示すように、本実施例では、第1、第2及び第3電解槽群101、102、103を構成する各43個の電解槽100は、それぞれ番地(Xn,Yn)の異なる86個のボックスを有すると考えることができる。
【0049】
次いで、実際に母板引揚装置10を各ボックスへと走行させ、そのときのロータリエンコーダ45の出力値(Xn,Yn)をシーケンサに記憶させる。
【0050】
従って、この記憶されたロータリエンコーダ検出値を利用することで母板引揚装置10の自動運転を行うことができる。即ち、タッチパネルなどを利用して、母板引揚装置10を停止させるべきボックスを指定(番地設定:Xn,Yn)することにより、母板引揚装置は、先に記憶されたロータリエンコーダ検出値に相当する位置へと自動運転される。加えて、入替え電解槽をタッチパネル上で任意に設定できるシステムを採用することにより、1槽毎に入替え順序の指定、変更などができる。
【0051】
上記構成によれば、母板引揚装置10の母板挿入、引揚位置を任意に番地設定(Xn,Yn)できることから、電解槽100における母板110の入替え順序を任意に設定できる。
給電装置
本実施例によれば、図2、図5、図12及び図13に示すように、第1及び第2電解槽群101、102を横断する方向に延在した給電装置70により母板引揚装置10への給電を行った。
【0052】
給電装置70は、給電台車71を備え、給電台車71に設けた車輪72により第1及び第2電解槽群101の長手方向に沿って配置された縦レール104上を走行自在とされる。
【0053】
給電台車71には、本実施例では、3個の支持台73が取付けられており、支持台73の上端アーム74にはI型鋼にて形成された走行給電ハンガーレール75が取付けられている。走行給電ハンガーレール75には、その下辺走行鍔部にU字形アーム76により滑車77が対向配置して取付けられている。滑車77のU字形アーム76には、給電ケーブル78が取付具79にて取付けられる。
【0054】
又、図2及び図12に示すように、第1電解槽群101の長手方向に沿って、給電台車70の場合と同様に、I型鋼にて形成された架空走行給電ハンガーレール75が敷設されており、架空走行給電ハンガーレール75に沿って、走行自在とされる滑車77により給電ケーブル78が取付けられている。この給電ケーブル78の一端は電源装置(図示せず)に接続され、他端は、上記給電装置70へと配線される。給電装置70へと配線された走行給電ハンガーレール給電ケーブル78は、母板引揚装置10の電動モータ、その他の種々の電気機器に給電する。
【0055】
上記構成により、給電ケーブル78は、給電台車71の移動と共に、更には、母板引揚装置10の移動につれて、滑車77が走行給電ハンガーレール75上を移動する。従って、従来の電解槽下に設置したトロリーにより行う給電方式のように電解槽洗浄水などで腐食することはなく、設備の信頼性を向上させることができる。
【0056】
又、給電台車71は、母板引揚装置10とは独立して駆動走行させることができるが、母板引揚装置10と加減速制御を同調させることで、母板引揚装置10を広範囲に移動可能とし得る。
【0057】
更に、図14に示すように、給電台車41にも、母板引揚装置10に設けたと同様の構成の位置決め装置40が配置される。これによって、給電台車71もまた、縦レール104に沿って電解槽群101、102の長手方向に移動し、所定の電解槽位置に高精度にて停止することができる。
【0058】
つまり、本実施例では、給電台車71には、台車71の走行距離を検出し測定する走行距離検出装置40が設けられる。
【0059】
走行距離検出装置40は、支持板41の一端に回転自在に取付けられた計測車輪42を有する。支持板41は、支点43を中心として揺動自在に台車71に取付けられ、他端は引張ばね44に接続されている。引張ばね44の他端は台車71に固定されており、従って、計測車輪42を縦レール104へと押し付けている。計測車輪42は、縦レール104の上面に係合して台車の移動と共にスリップすることなく連れ回りするように、例えばその表面にウレタンゴムがライニングされたものとされる。
【0060】
計測車輪42には、ロータリエンコーダ45がカップリング46を介して接続されており、車輪42の回転から台車71、即ち、給電装置70の走行距離を計測することができる。
【0061】
給電装置70においても母板引揚装置10と同様に、検出部による累積誤差をキャンセルするために累積誤差キャンセル手段が設けられる。累積誤差キャンセル手段としては、上述したと同様に、各電解槽に対応して設けられたセンサードグ(プリセットドグ)61を使用した。
【0062】
つまり、本実施例の累積誤差キャンセル手段60によれば、図14に示すように、各電解槽群を構成する各電解槽に対応して、本実施例では縦レール104に沿った各電解槽の位置に、例えばSUS製の板などとされるプリセットドグ61がドグ受金具62にて取付けられ、一方、給電装置70には、台車71にプリセットドグ61を検知するための近接スイッチ63が配置される。
【0063】
陰極板挿入ミス防止装置
母板引揚装置10には、陰極板110の電解槽100内への挿入ミスをなくすために、陰極板110を両サイドより固定する母板押え機構を設けることができる。これにより、陰極板搬送中に生じる振れを少なくし、更に、挿入時においては陽極板の間に陰極板の先端若しくは数十cm程度入るまで保持することで挿入ミスの発生をなくすことができる。斯かる装置としては、当業者には周知のものを使用し得るので、これ以上の詳しい説明は省略する。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、複数の電解槽が並列に配置された電解槽群における指定された電解槽に対し陰極板の搬送入替を行う陰極板自動搬送入替装置において、電解槽群の長手方向に沿って配置された平行な縦レールと、縦レール上を走行自在の陰極板引揚装置と、陰極板引揚装置に設置されて縦レールに直交した横方向に移動自在とされ、指定された電解槽に対し陰極板を挿入或いは引揚げる引揚機と、陰極板引揚装置の原点からの走行距離を計測する走行距離検出装置と走行距離検出装置の計測による累積誤差をキャンセルする累積誤差キャンセル手段とを有し、陰極板引揚装置の電解槽群の長手方向に沿った縦方向走行移動量を検知し、陰極板引揚装置の位置決めを行う位置決め装置と、縦レールと直交して、各電解槽群の一端に隣接して互いに平行に配置された横レールと、横レール上を走行自在のトラバース台車と、を備え、トラバース台車には、縦レール上を走行する陰極板引揚装置が移載されるように互いに平行に配置された補助レールを有し、トラバース台車に移載された陰極板引揚装置を指定された他の電解槽群に対する移載位置へと搬送し、電解槽群を構成する各電解槽を少なくとも2つ以上のボックスに分割し、且つ、電解槽群を構成する全ての電解槽のボックスに番地を付すと共に、各ボックス位置へと陰極板引揚装置を走行させて停止させたときの走行距離検出装置からの出力値を記憶手段に記憶させ、ボックスの番地を指定することにより、陰極板引揚装置は、自動的に所定の電解槽のボックス位置へと走行し停止する構成とされるので、
(1)停止精度を±数mmの高精度に維持し、しかも、全ての電解槽において同一の停止精度を維持することができる。
(2)陰極板の入替作業における挿入ミスによって陰極板を変形させ、電着不良などの製品不良を発生させることがない。
【0065】
また、本発明は、複数の電解槽が並列に配置された電解槽群における指定された電解槽に対し陰極板の搬送入替を行う陰極板自動搬送入替装置において、電解槽群の長手方向に沿って配置された平行な縦レールと、縦レール上を走行自在の陰極板引揚装置と、陰極板引揚装置に設置されて縦レールに直交した横方向に移動自在とされ、指定された電解槽に対し陰極板を挿入或いは引揚げる引揚機と、陰極板引揚装置の原点からの走行距離を計測する走行距離検出装置と走行距離検出装置の計測による累積誤差をキャンセルする累積誤差キャンセル手段とを有し、陰極板引揚装置の電解槽群の長手方向に沿った縦方向走行移動量を検知し、陰極板引揚装置の位置決めを行う位置決め装置と、陰極板引揚装置に給電するための給電装置と、を備え、給電装置は、縦レール上を走行自在とされる給電台車と、給電台車に取付けられた走行給電ハンガーレールと、給電ケーブルを担持して走行給電ハンガーレールに走行自在に設けられた複数の滑車とを有する構成とされるので、上記(1)、(2)の効果を達成すると共に、更に、給電ケーブルは、給電台車の移動と共に、更には、母板引揚装置の移動につれて、滑車が走行給電ハンガーレール上を移動することにより、電解槽洗浄水などで腐食することがなく、故障、事故へ繋がる危険性を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る陰極板自動搬送入替装置が適用される銅種板電解設備の概略構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例に係る陰極板自動搬送入替装置が適用される銅種板電解設備の概略構成を示す平面図である。
【図3】母板引揚装置の平面図である。
【図4】母板引揚装置の正面図である。
【図5】母板引揚装置の側面図である。
【図6】母板引揚装置の台車の側面図である。
【図7】走行距離測定装置の正面断面図である。
【図8】累積誤差キャンセル手段の構成を示す側面図である。
【図9】累積誤差キャンセル手段の作動原理を説明する累積誤差キャンセル手段の概略構成図である。
【図10】累積誤差キャンセル手段の他の機能を説明するための説明図である。
【図11】走行距離測定装置を利用した母板引揚装置の自動運転を説明するための図である。
【図12】給電装置の概略構成図である。
【図13】給電装置の走行給電ハンガーレールの概略構成図である。
【図14】給電装置の台車の側面図である。
【符号の説明】
10 母板(陰極板)引揚装置
11 母板引揚装置台車
20 横移動架台
30 引揚機
40 走行距離検出装置
42 計測車輪
45 ロータリエンコーダ
60 累積誤差キャンセル手段
61 プリセットドグ
63 近接スイッチ
70 給電装置
71 給電装置台車
75 走行給電ハンガーレール
77 滑車
78 給電ケーブル
Claims (8)
- 複数の電解槽が並列に配置された電解槽群における指定された電解槽に対し陰極板の搬送入替を行う陰極板自動搬送入替装置において、
前記電解槽群の長手方向に沿って配置された平行な縦レールと、
前記縦レール上を走行自在の陰極板引揚装置と、
前記陰極板引揚装置に設置されて前記縦レールに直交した横方向に移動自在とされ、前記指定された電解槽に対し陰極板を挿入或いは引揚げる引揚機と、
前記陰極板引揚装置の原点からの走行距離を計測する走行距離検出装置と前記走行距離検出装置の計測による累積誤差をキャンセルする累積誤差キャンセル手段とを有し、前記陰極板引揚装置の電解槽群の長手方向に沿った縦方向走行移動量を検知し、前記陰極板引揚装置の位置決めを行う位置決め装置と、
前記縦レールと直交して、前記各電解槽群の一端に隣接して互いに平行に配置された横レールと、
前記横レール上を走行自在のトラバース台車と、
を備え、
前記トラバース台車には、前記縦レール上を走行する前記陰極板引揚装置が移載されるように互いに平行に配置された補助レールを有し、前記トラバース台車に移載された前記陰極板引揚装置を指定された他の電解槽群に対する移載位置へと搬送し、
前記電解槽群を構成する各電解槽を少なくとも2つ以上のボックスに分割し、且つ、前記電解槽群を構成する全ての電解槽のボックスに番地を付すと共に、各ボックス位置へと前記陰極板引揚装置を走行させて停止させたときの前記走行距離検出装置からの出力値を記憶手段に記憶させ、前記ボックスの番地を指定することにより、前記陰極板引揚装置は、自動的に所定の電解槽のボックス位置へと走行し停止することを特徴とする陰極板自動搬送入替装置。 - 前記走行距離検出装置はロータリエンコーダであり、前記累積誤差キャンセル手段は、各電解槽に対応して配置されたプリセットドグと、前記陰極板引揚装置に設けられ、前記プリセットドグを検知する近接スイッチとを有し、前記近接スイッチがプリセットドグによって作動されることにより、前記ロータリエンコーダの原点よりの測定誤差を補正するようにしたことを特徴とする請求項1の陰極板自動搬送入替装置。
- 複数の電解槽が並列に配置された電解槽群における指定された電解槽に対し陰極板の搬送入替を行う陰極板自動搬送入替装置において、
前記電解槽群の長手方向に沿って配置された平行な縦レールと、
前記縦レール上を走行自在の陰極板引揚装置と、
前記陰極板引揚装置に設置されて前記縦レールに直交した横方向に移動自在とされ、前記指定された電解槽に対し陰極板を挿入或いは引揚げる引揚機と、
前記陰極板引揚装置の原点からの走行距離を計測する走行距離検出装置と前記走行距離検出装置の計測による累積誤差をキャンセルする累積誤差キャンセル手段とを有し、前記陰極板引揚装置の電解槽群の長手方向に沿った縦方向走行移動量を検知し、前記陰極板引揚装置の位置決めを行う位置決め装置と、
前記陰極板引揚装置に給電するための給電装置と、
を備え、
前記給電装置は、前記縦レール上を走行自在とされる給電台車と、前記給電台車に取付けられた走行給電ハンガーレールと、給電ケーブルを担持して前記走行給電ハンガーレールに走行自在に設けられた複数の滑車とを有することを特徴とする陰極板自動搬送入替装置。 - 前記給電台車に配線された前記給電ケーブルは、前記電解槽群の長手方向に沿って配置された架空走行給電ハンガーレールに走行自在に設けられた複数の滑車により担持され、電源へと延線されていることを特徴とする請求項3の陰極板自動搬送入替装置。
- 前記電解槽群は、第1、第2及び第3電解槽群より構成され、前記給電台車は、前記第1及び第2電解槽群の長手方向に対し直交する方向に延在し、前記第1及び第2電解槽群の長手方向に沿って配置された前記縦レール上を走行自在とされることを特徴とする請求項4の陰極板自動搬送入替装置。
- 前記給電装置は、前記給電装置の前記電解槽群の長手方向に沿った走行移動量を検知し、前記給電装置の位置決めを行う位置決め装置を備え、前記位置決め装置は、前記給電装置の原点からの走行距離を計測する走行距離検出装置と、前記走行距離検出装置の計測による累積誤差をキャンセルする累積誤差キャンセル手段と、を有することを特徴とする請求項3、4又は5の陰極板自動搬送入替装置。
- 前記走行距離検出装置はロータリエンコーダであり、前記累積誤差キャンセル手段は、各電解槽に対応して配置されたプリセットドグと、前記給電装置に設けられ、前記プリセットドグを検知する近接スイッチとを有し、前記近接スイッチがプリセットドグによって作動されることにより、前記ロータリエンコーダの原点よりの測定誤差を補正するようにしたことを特徴とする請求項6の陰極板自動搬送入替装置。
- 前記給電台車は、前記陰極板引揚装置とは独立して駆動走行するが、前記陰極板引揚装置と加減速制御が同調されることを特徴とする請求項3〜7のいずれかの項に記載の陰極板自動搬送入替装置。
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