JP4546821B2 - 車両のリヤサスペンション構造 - Google Patents
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Description
特許文献1においては、ショックアブソーバ(特許文献1の図1及び図2の16)が取り付けられる支持ブラケット(特許文献1の図1及び図2の17)が、サスペンションアームに連結されており、スプリング(特許文献1の図1及び図2の18)が取り付けられる受け部材(特許文献1の図1,2,3の19)が、サスペンションアームに連結されている。
このようにサスペンションアームからショックアブソーバの支持ブラケット及びスプリングの受け部材が、サスペンションアームの下端よりも下方に出るように延ばされると、特許文献1のように、ショックアブソーバの支持ブラケット及びスプリングの受け部材が別々に離れてサスペンションアームに連結されている場合、ショックアブソーバの支持ブラケット及びスプリングの受け部材の剛性の確保と言う面で改善の余地が生じてくる。
(構成)
本発明の第1特徴は、車両のリヤサスペンション構造において次のように構成することにある。
車体の左右方向の軸芯周りに、右及び左のサスペンションアームを上下に揺動自在に支持して、右及び左のサスペンションアームに亘ってトーションビームを連結する。ショックアブソーバが取り付けられる支持ブラケットを、サスペンションアームにおけるトーションビームの連結部分から離れた部分に連結して、支持ブラケットをサスペンションアームの下端よりも下方に出るように車体の内方下方に向けて延出する。スプリングが取り付けられる受け部材を、トーションビームと支持ブラケットとの間で且つサスペンションアームの下端よりも下方に出るように配置する。受け部材の前部又は後部の一方とトーションビームとを連結し、受け部材の前部又は後部の他方と支持ブラケットとを連結する。受け部材の横部とサスペンションアームとを、支持ブラケットの一部を構成するもので且つ支持ブラケットからトーションビーム側に延出された連結部材を介して連結する。
右及び左のサスペンションアームに亘ってトーションビームを連結したリヤサスペンション構造において、ショックアブソーバの支持ブラケット及びスプリングの受け部材を、サスペンションアームの下端よりも下方に出るように配置した場合、本発明の第1特徴によると、スプリングの受け部材の前部及び後部、横部の3箇所がトーションビーム、支持ブラケット及びサスペンションアームに連結される。
これに加えて、ショックアブソーバの支持ブラケットが、スプリングの受け部材及びサスペンションアームに連結されるのであり、スプリングの受け部材を介してトーションビームに連結される。
本発明の第1特徴によると、車両のリヤサスペンション構造において、サスペンションアームからショックアブソーバの支持ブラケット及びスプリングの受け部材が、サスペンションアームの下端よりも下方に出るように構成されても、ショックアブソーバの支持ブラケット及びスプリングの受け部材に不必要な補強を施さずに、又、ショックアブソーバの支持ブラケット及びスプリングの受け部材の板厚を薄くしながら、ショックアブソーバの支持ブラケット及びスプリングの受け部材の剛性を高いものにすることができて、リヤサスペンションの剛性の向上、重量の軽減及び生産コストの低減の面で有利なものとなった。
本発明の第1特徴によると、スプリングの受け部材の位置を車体の左右方向に比較的自由に設定することができ、スプリングの位置も比較的自由に設定することができるようになって、スプリングの近くに位置するシートの配置の自由度を高めることができた。
(作用)
前項[I]の(作用)に記載のように、スプリングの受け部材の位置を車体の左右方向に比較的自由に設定することができることにより、例えばスプリングの受け部材の位置をサスペンションアームから離して車体の内方側に設定する場合、スプリングの受け部材の横部をサスペンションアームに直接に連結するように構成すると、スプリングの受け部材の全体を横長なものに構成する必要があり、スプリングの受け部材の成形及び生産と言う面で困難な点が生じてくることがある。
本発明の第1特徴によると、スプリングの受け部材の横部とサスペンションアームとを連結部材を介して連結するので、スプリングの受け部材の全体を無理に横長なものに構成する必要がなく、スプリングの受け部材の位置を無理なく車体の内方側に設定することができる。
本発明の第1特徴によると、スプリングの受け部材の横部とサスペンションアームとを連結部材を介して連結することにより、スプリングの受け部材の位置を無理なく車体の内方側に設定することができるようになって、リヤサスペンションの生産性の向上と言う面で有利なものとなった。
前述の[発明を実施するための最良の形態]において、第1及び第2部材6,7(ショックアブソーバ4の支持ブラケット5)を別々に構成するのではなく、第1及び第2部材6,7(ショックアブソーバ4の支持ブラケット5)を一枚の板材から一体的にプレス加工して構成するようにしてもよい。
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態]において、スプリング8の受け部材9の前部9bを、トーションビーム3の後部から前部に達するまで延出して、スプリング8の受け部材9の前部9bとトーションビーム3の後部とを溶接によって連結し、スプリング8の受け部材9の前部9bとトーションビーム3の前部とを溶接によって連結するように構成してもよい。このように構成すると、スプリング8の受け部材9の前部9bによって、トーションビーム3(右(左)のサスペンションアーム1とトーションビーム3との連結部分)が補強される。
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態][発明の実施の第2別形態]において、右(左)のサスペンションアーム1の下端よりも下方で、第1及び第2部材6,7(ショックアブソーバ4の支持ブラケット5)の第3及び第2板部6c,7bよりも下方に、スプリング8の受け部材9の受け部9aが出るように構成してもよい。
又、右(左)のサスペンションアーム1の下端よりも下方で、第1及び第2部材6,7(ショックアブソーバ4の支持ブラケット5)の第3及び第2板部6c,7bと、スプリング8の受け部材9の受け部9aとが略同じ高さに位置するように構成してもよい。
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態][発明の実施の第2別形態][発明の実施の第3別形態]において、ショックアブソーバ4の支持ブラケット5を、右(左)のサスペンションアーム1においてトーションビーム3の連結部分から前方に離れた部分に連結することによって、スプリング8の受け部材9をトーションビーム3とショックアブソーバ4の支持ブラケット5との間で、右(左)のサスペンションアーム1の車体の内方側に配置して、スプリング8の受け部材9をトーションビーム3、ショックアブソーバ4の支持ブラケット5、右(左)のサスペンションアーム1に連結するように構成してもよい。
3 トーションビーム
4 ショックアブソーバ
5 支持ブラケット
7c 連結部材
8 スプリング
9 受け部材
Claims (1)
- 車体の左右方向の軸芯周りに、右及び左のサスペンションアームを上下に揺動自在に支持して、前記右及び左のサスペンションアームに亘ってトーションビームを連結し、
ショックアブソーバが取り付けられる支持ブラケットを、前記サスペンションアームにおけるトーションビームの連結部分から離れた部分に連結して、前記支持ブラケットを前記サスペンションアームの下端よりも下方に出るように車体の内方下方に向けて延出すると共に、
スプリングが取り付けられる受け部材を、前記トーションビームと前記支持ブラケットとの間で且つ前記サスペンションアームの下端よりも下方に出るように配置して、
前記受け部材の前部又は後部の一方と前記トーションビームとを連結し、前記受け部材の前部又は後部の他方と前記支持ブラケットとを連結し、
前記受け部材の横部と前記サスペンションアームとを、前記支持ブラケットの一部を構成するもので且つ前記支持ブラケットからトーションビーム側に延出された連結部材を介して連結してある車両のリヤサスペンション構造。
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