JP4546005B2 - 自動二輪車の燃料配管配置構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料配管が他の部品等に干渉するのを防止するとともに、燃料タンクの容量をより大きくし、更に燃料配管の重量等を抑えるのに好適な自動二輪車の燃料配管配置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動二輪車における燃料タンクからエンジン側に燃料を供給する燃料配管の配置構造としては、例えば、特公平7−110630号公報「自動二輪車等車両における燃料系の配置構造」に記載されたものが知られている。
上記公報の第2図には、燃料タンクの上方に配置した燃料供給管23(符号については公報に記載されているものをそのまま使用した。)が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した燃料タンクをメンテナンスのために車体から外す場合、燃料供給管23が燃料タンクの上方に突出しているために、取外し作業中に燃料供給管23が周囲の部品に干渉したり引掛けたりして、燃料供給管23を破損させることが考えられる。
【0004】
また、燃料タンクの上方に燃料供給管23を配置するために、シート4(同公報の第1図参照)の下部と燃料タンクとの間に隙間を設ける必要があり、その隙間の分だけ燃料タンクの上面位置を下げなければならないので、燃料タンクの容量が小さくなる。
【0005】
更に、燃料供給管23としては、エンジン側に燃料を圧送するために大きな耐圧性を有するゴムホースが一般に用いられ、また、燃料供給管と対で設けられる燃料戻り管としても一般にゴムホースが用いられる。これらのゴムホースは、例えば、アルミニウムパイプに比べて重く、直径が大きくなる等、車体設計上不利な面がある。
【0006】
そこで、本発明の目的は、自動二輪車の燃料配管配置構造を改良することで、燃料配管が他の部品等に干渉するのを防止するとともに、燃料タンクの容量をより大きくし、更に燃料配管の重量等を抑えることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、エンジンの後方上方に燃料タンクを配置し、この燃料タンク内に燃料ポンプを設け、この燃料ポンプからエンジン側燃料配管を延ばした自動二輪車において、燃料タンクが、シートカウル内側に設けられ、且つこのシールカウルの前方上方に設けられたタンクカバー内に延びるとともに、燃料タンクの側面でタンクカバー内に凹部を設け、燃料配管が、凹部内に通されることを特徴とする。
【0008】
例えば、燃料タンクを車体から取外してメンテナンスを行う場合、燃料配管を凹部内に配置したことで、燃料タンクを外す際又は外した後で、燃料配管が他の部品等に干渉したり引掛けたりするのを防止することができる。
また、燃料タンクの凹部に隣接する部分にも燃料を蓄えることができるため、燃料タンクの容量を従来に比べてより大きくすることができる。
【0009】
請求項2は、エンジンの後方上方に燃料タンクを配置し、この燃料タンク内に燃料ポンプを設け、この燃料ポンプからエンジン側へ燃料配管を延ばした自動二輪車において、燃料配管を、燃料ポンプからエンジン側へ燃料を供給する供給側パイプと、エンジン側から燃料ポンプへ燃料を戻す戻り側パイプとから構成し、供給側パイプを燃料タンクの後部に配置した燃料ポンプに近接した位置で燃料タンク内に挿入し、戻り側パイプを燃料タンクの前部側面に設けられた凹部内で壁面を外側から貫通して燃料タンク内に挿入したことを特徴とする。
【0010】
戻り側パイプを燃料タンクの前部位置で燃料タンク内に挿入したことで、戻り側パイプの燃料タンク内への挿入部分が燃料タンク外に露出しなくなり、燃料タンクのメンテナンス等を行う場合に、戻り側パイプの燃料タンク内への挿入部分が他の部品等に干渉したり引掛けたりするのを防止することができる。
【0011】
従って、これまで戻り側パイプとして用いていた干渉に有利なゴムホースを挿入部分に使用せずに済み、例えば、市販のアルミニウムパイプを戻り側パイプの挿入部分に採用すれば、戻り側パイプを軽量にすることができるとともに戻り側パイプの外径を小さくすることできる。
【0012】
請求項3は、戻り側パイプが、燃料タンクの外側ではゴムホース、燃料タンクの凹部及び燃料タンク内ではアルミニウムパイプからなることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る燃料配管配置構造を採用した自動二輪車の側面図であり、自動二輪車10は、ヘッドパイプ11から車体後方でやや下方に左右一対のメインフレーム12,12((奥側のメインフレーム12は不図示)を延ばし、これらのメインフレーム12,12の下部にV型5気筒エンジン13を取付けるとともにメインフレーム12,12の後部にピボット軸14を介してスイングアーム15を上下スイング可能に取付け、このスイングアーム15の前部上部にリヤクッションユニット16の上端を取付けるとともにスイングアーム15の後端部に後輪17を取付け、リヤクッションユニット16の下端をリンク装置18を介してメインフレーム12の後部下端部に取付け、エンジン13の前側のシリンダヘッド21から気筒毎に設けた排気管23〜25を後方へ延ばし、これらの排気管23〜25を奥側の右マフラ26に連結し、エンジン13の後側のシリンダヘッド28から気筒毎に設けた排気管31,32を後方へ延ばし、これらの排気管31,32を手前側の左マフラ33に連結し、メインフレーム12,12の上部から後方へシートを兼ねるシートカウル34を延ばし、このシートカウル34の内側に燃料タンク35を取付け、この燃料タンク35内に燃料ポンプ36を配置した車両である。
【0014】
ここで、41はヘッドパイプ11に回転可能に取付けたフロントフォーク、42はフロントフォーク41の下端に取付けた前輪、43は前輪42の上方を覆うフロントフェンダ、44はアッパカウル、45はミドルカウル、46はロアカウル、48はラジエータ、51はタンクカバーである。
【0015】
図2は本発明に係る燃料タンクを説明する要部側面図であり、メインフレーム12に設けたシートカウル取付部55(左右にそれぞれ2ヶ所)にシートカウル34を取付け、このシートカウル34の内側に燃料タンク35を取付けた状態を示す。なお、56は燃料タンク35の前面から突出させた突出部、57はこの突出部56を断面視L字状のL字ラバー61を介して受ける受け部である。
【0016】
図3は本発明に係る燃料タンクの第1斜視図(一部断面図)であり、燃料タンク35は、下部に設けたポンプ収納部63に燃料ポンプ36(図1参照)を収納し、この燃料ポンプ36から車体前方(白抜き矢印(front)の指す向きが車体前方である。以下同様。)のエンジン側へ燃料を供給するための供給側パイプ64を延ばし、また、エンジン側から燃料を戻すための戻り側パイプ65を内部まで延ばしたものである。
【0017】
供給側パイプ64は、燃料ポンプ36からエンジン側へ燃料を圧送する必要があるために燃料圧力に耐えるようにした部材であり、例えば、肉厚を大きくしたゴムホース等が好適である。
戻り側パイプ65は、エンジン側から燃料タンク35内に燃料を戻すだけなので、供給側パイプ64のほど燃料圧力に耐えるようにしなくてもよい。
【0018】
図4は本発明に係る燃料タンクの第2斜視図であり、図3に示した第1斜視図とは別の側面(裏側の側面)から見た図である。
燃料タンク35の供給側パイプ64及び戻り側パイプ65は、車体前方から燃料タンク35の前部の側面に設けた凹部67内を通り、供給側パイプ64は、燃料タンク35の後部上方を通り、燃料タンク35の壁面を貫通して燃料タンク35内の燃料ポンプ36(図1参照)に接続する。戻り側パイプ65は、凹部67内で壁面を貫通して燃料タンク35内に延びる。
【0019】
戻り側パイプ65は、エンジン側に接続したゴムホース65aと、燃料ポンプ36に接続した、例えばアルミニウム合金製のアルミニウムパイプ65bとを燃料タンク35の外側、即ち凹部67の近傍にて、ゴムホース65a側に取付けたジョイント65cとアルミニウムパイプ65b側に取付けたジョイント65dとで連結した部材である。
【0020】
即ち、燃料タンク35の外側でゴムホース65aを用いることで、例えば、ゴムホース65aが他と干渉した場合しても撓むことができ、干渉の影響を受けにくくすることができる。
【0021】
また、燃料タンク35の凹部67内及び燃料タンク35内では、他との干渉を防止することができるために、市販のアルミニウムパイプ65bを用いることができて、戻り側パイプ65を軽量にすることができるとともに、ゴムホースのような外径が大きなものに比べて、本発明では、戻り側パイプ65の外径を小さくすることができ、車体設計上有利となる。
【0022】
図5は図2の5−5線断面図であり、燃料タンク35の後部の断面を示す。
燃料タンク35は、シートカウル34にクッション用のラバー68を介して取付けたものであり、燃料タンク35の左右の壁に段部71,71を設け、断面コ字形にしたシートカウル34の縁部に折曲げ部72,72を設け、段部71,71にラバー68を介して折曲げ部72,72を掛けることでシートカウル34内に燃料タンク35を固定する。
【0023】
図6は図2の6−6線断面図であり、燃料タンク35の前部の断面を示す。
燃料タンク35は、側面に供給側パイプ64及び戻り側パイプ65を通すための凹部67を形成したものであり、この凹部67によって、供給側パイプ64及び戻り側パイプ65が燃料タンク35の側方に突出しなくなるため、運転の邪魔にならず、また、他との干渉を防ぐことができる。
【0024】
ここで、35aは凹部67の上方に位置する上部側部、35bは凹部67の下方に位置する下部側部である。
このように、燃料タンク35の側面に凹部67を形成することで、凹部67の底部67aを単に延長させた燃料タンクとするよりも、上部側部35a及び下部側部35bの部分にも燃料を蓄えることができ、燃料タンク35の容量を大きくすることができる。
【0025】
図7は本発明に係る燃料タンクの下方の配置を説明する側面図であり、燃料タンク35の下部にポンプ収納部63を設け、燃料タンク35の下方にリヤクッションユニット16の上端部16a及び排気管31,32を配置したことを示す。
即ち、側面視では、ポンプ収納部63内に収納した燃料ポンプ36、リヤクッションユニット16及び排気管31,32を一つの直線74上にほぼ重ね、特に車体の後部に配置することが避けられない右マフラ26(不図示)、左マフラ33やスイングアーム15、後輪17(不図示)を除いては、この直線74よりも車体中心側、例えば、前輪42(図1参照)の車軸と後輪17(図1参照)の車軸とを結ぶ直線を二等分する点を通る鉛直線75側に配置したことを示す。なお、76はスイングアーム15にリヤクッションユニット16の上端部16aを取付けるためのブラケットである。
【0026】
図8は本発明に係る燃料タンクの下方の配置を説明する斜視図であり、車体後方よりやや右側にずれた位置から見た図である。
排気管31は、V型エンジンの後側2気筒のうち左側の気筒から後方斜め右方へ延び、更に、スイングアーム15の右方でほぼ真下に延びる。
また、排気管32は、V型エンジンの後側2気筒のうち右側の気筒から後方へ延び、更に、スイングアーム15の右方でほぼ真下に延びる。
【0027】
図9は本発明に係る燃料タンクの下方の配置を説明する背面図であり、燃料タンク35の左側下部からポンプ収納部63を突出させ、燃料タンク35の右側下方に排気管31,32を延ばし、これらのポンプ収納部63と排気管31,32との間にリヤクッションユニット16の上端部16aを配置したことを示す。
【0028】
図10(a)〜(c)は燃料配管配置構造を比較する説明図であり、(a)は本実施の形態(模式図)、(b)及び(c)は比較例を示す。
(a)の本実施の形態においては、燃料タンク35の側面に凹部67を設け、この凹部67内に、燃料配管としての供給側パイプ64及び燃料配管としての戻り側パイプ65を配置した。
ここで、凹部67の幅をW、深さをDとすると、凹部67の断面積は、供給側パイプ64及び戻り側パイプ65の断面積に対して比較的余裕を持たせてある。
【0029】
(b)の第1比較例は、矩形断面形状の燃料タンク100の側方に燃料配管101,102を配置したものである。
この第1比較例では、燃料タンク100の側方に燃料配管101,102が突出するために、例えば、燃料配管101,102を付けたままの燃料タンク100を車体から取外してメンテナンスを行う場合には、燃料配管101,102が他の部品に干渉したり引掛けたりすることが考えられる。
また、燃料タンク100は、想像線で示す部分103,104だけ、(a)に示した本実施の形態の燃料タンク35よりもタンク容量が小さくなる。
【0030】
(c)の第2比較例は、矩形状の燃料タンク100の側方に燃料配管101,102を配置し、これらの燃料タンク100及び燃料配管101,102をカウル105で覆った状態を示す。
このように、燃料配管101,102をカウル105で覆えば、燃料配管101,102への他の部品等の干渉や引掛かりを防止することはできるが、カウル105に突出部106ができて、運転や乗降の邪魔になる。
【0031】
以上の図6で説明したように、本発明は第1に、燃料タンク35内に燃料ポンプ36(図1参照)を設け、この燃料ポンプ36とエンジン側との燃料の流通を行う供給側パイプ64及び戻り側パイプ65を、燃料タンク35の外に且つ燃料タンク35の側面に設けた凹部67内に配置したことを特徴とする。
【0032】
例えば、燃料タンク35を車体から取外してメンテナンスを行う場合、供給側パイプ64及び戻り側パイプ65を凹部67内に配置したことで、燃料タンク35を外す際又は外した後で、供給側パイプ64及び戻り側パイプ65が他の部品等に干渉したり引掛けたりするのを防止することができる。
【0033】
また、燃料タンク35の凹部67に隣接する部分、即ち上部側部35a及び下部側部35bにも燃料を蓄えることができるため、燃料タンク35の容量を従来に比べてより大きくすることができる。
【0034】
更に、凹部67は、供給側パイプ64及び戻り側パイプ65の外径に対して比較的余裕を持って大きく形成してあるため、燃料タンク35とエンジン側との間に供給側パイプ64及び戻り側パイプ65を連結する場合に、容易に連結作業を行うことができる。
【0035】
また更に、供給側パイプ64及び戻り側パイプ65のそれぞれの外径を変更する、例えば外径アップを行う場合でも、凹部67に比較的余裕があるために、燃料タンク35を交換することなしに、外径アップを簡単に行うことができる。
【0036】
本発明は第2に、図1、図3及び図4で説明したように、エンジン13の後方上方に燃料タンク35を配置し、この燃料タンク35内に燃料ポンプ36を設け、この燃料ポンプ36からエンジン13側へ燃料配管を延ばした自動二輪車10において、燃料配管を、燃料ポンプ36からエンジン13側へ燃料を供給する供給側パイプ64と、エンジン13側から燃料ポンプ36へ燃料を戻す戻り側パイプ65とから構成し、供給側パイプ64を燃料タンク35の後部に配置した燃料ポンプ36に近接した位置で燃料タンク35内に挿入し、戻り側パイプ65を燃料タンク35の前部位置、即ち凹部67内で燃料タンク35内に挿入したことを特徴とする。
【0037】
戻り側パイプ65を燃料タンク35の前部位置で燃料タンク35内に挿入したことで、戻り側パイプ65の燃料タンク35への挿入部分であるアルミニウムパイプ65bが燃料タンク35外に露出しなくなり、燃料タンク35のメンテナンス等を行う場合に、アルミニウムパイプ65bが他の部品等に干渉したり引掛けたりするのを防止することができる。
【0038】
従って、これまで戻り側パイプとして用いていた干渉に有利なゴムホースを挿入部分に使用せずに済み、例えば、市販のアルミニウムパイプ65bを戻り側パイプの挿入部分に採用すれば、戻り側パイプ65を軽量にすることができるとともに戻り側パイプ65の外径を小さくすることができる。
【0039】
尚、本発明の実施の形態では、図6において、凹部67の形状を矩形状にしたが、これに限らず、凹部を半円状、半楕円状、三角形状としてもよい。
また、凹部67を燃料タンク35の側面に設けたが、これに限らず、燃料タンク35の下面や上面に設けてもよく、また、燃料タンク35の両側面にそれぞれ凹部を設け、これらの凹部に供給側パイプ64、戻り側パイプ65をそれぞれ別々に配置してもよい。
【0040】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1の自動二輪車の燃料配管配置構造は、燃料タンクが、シートカウル内側に設けられ、且つこのシールカウルの前方上方に設けられたタンクカバー内に延びるとともに、燃料タンクの側面でタンクカバー内に凹部を設け、燃料配管が、凹部内に通されるので、例えば、燃料タンクを車体から取外してメンテナンスを行う場合、燃料配管を凹部内に配置したことで、燃料タンクを外す際又は外した後で、燃料配管が他の部品等に干渉したり引掛けたりするのを防止することができる。
また、燃料タンクの凹部に隣接する部分にも燃料を蓄えることができるため、燃料タンクの容量を従来に比べてより大きくすることができる。
【0041】
請求項2の自動二輪車の燃料配管配置構造は、燃料配管を、燃料ポンプからエンジン側へ燃料を供給する供給側パイプと、エンジン側から燃料ポンプへ燃料を戻す戻り側パイプとから構成し、供給側パイプを燃料ポンプに近接した位置で燃料タンク内に挿入し、戻り側パイプを燃料タンクの前部位置で燃料タンク内に挿入したので、戻り側パイプの燃料タンクへの挿入部分が燃料タンク外に露出しなくなり、燃料タンクのメンテナンス等を行う場合に、戻り側パイプの燃料タンクへの挿入部分が他の部品等に干渉したり引掛けたりするのを防止することができる。
【0042】
従って、これまで戻り側パイプとして用いていた干渉に有利なゴムホースを挿入部分に使用せずに済み、例えば、市販のアルミニウムパイプを戻り側パイプの挿入分に採用すれば、戻り側パイプを軽量にすることができるとともに戻り側パイプの外径を小さくすることができる。
【0043】
請求項3の自動二輪車の燃料配管配置構造は、戻り側パイプが、燃料タンクの外側ではゴムホース、燃料タンクの凹部及び燃料タンク内ではアルミニウムパイプからなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る燃料配管配置構造を採用した自動二輪車の側面図
【図2】 本発明に係る燃料タンクを説明する要部側面図
【図3】 本発明に係る燃料タンクの第1斜視図(一部断面図)
【図4】 本発明に係る燃料タンクの第2斜視図
【図5】 図2の5−5線断面図
【図6】 図2の6−6線断面図
【図7】 本発明に係る燃料タンクの下方の配置を説明する側面図
【図8】 本発明に係る燃料タンクの下方の配置を説明する斜視図
【図9】 本発明に係る燃料タンクの下方の配置を説明する背面図
【図10】 燃料配管配置構造を比較する説明図
【符号の説明】
10…自動二輪車、13…エンジン、34…シートカウル、35…燃料タンク、36…燃料ポンプ、51…タンクカバー、64,65…燃料配管(供給側パイプ、戻り側パイプ)、65a…ゴムホース、65b…アルミニウムパイプ、67…凹部。

Claims (3)

  1. エンジンの後方上方に燃料タンクを配置し、この燃料タンク内に燃料ポンプを設け、この燃料ポンプからエンジン側燃料配管を延ばした自動二輪車において、
    前記燃料タンクは、シートカウル内側に設けられ、且つこのシールカウルの前方上方に設けられたタンクカバー内に延びるとともに、前記燃料タンクの側面で前記タンクカバー内に凹部を設け、前記燃料配管は、前記凹部内に通されることを特徴とする自動二輪車の燃料配管配置構造。
  2. エンジンの後方上方に燃料タンクを配置し、この燃料タンク内に燃料ポンプを設け、この燃料ポンプからエンジン側へ燃料配管を延ばした自動二輪車において、
    前記燃料配管を、前記燃料ポンプから前記エンジン側へ燃料を供給する供給側パイプと、エンジン側から燃料ポンプへ燃料を戻す戻り側パイプとから構成し、前記供給側パイプを燃料タンクの後部に配置した燃料ポンプに近接した位置で燃料タンク内に挿入し、前記戻り側パイプ燃料タンクの前部側面に設けられた凹部内で壁面を外側から貫通して燃料タンク内に挿入したことを特徴とする自動二輪車の燃料配管配置構造。
  3. 前記戻り側パイプは、前記燃料タンクの外側ではゴムホース、前記燃料タンクの凹部及び燃料タンク内ではアルミニウムパイプからなることを特徴とする請求項2記載の自動二輪車の燃料配管配置構造。
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